JP6182520B2 - 磁性シリカ粒子、該磁性シリカ粒子を用いた測定対象物質測定方法及び測定対象物質測定用試薬 - Google Patents
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例えば、類似物質は、測定対象物質結合物質が有する測定対象物質との結合部位と結合するものであれば何れでもよい。更に、類似物質は、測定対象物質が有する測定対象物質結合物質との結合部位と同じ部位を有していてもよい。
上記の通り、シェル層(Q)は、シリカ層であり、その表面にシラノール基を有する。また、シェル層(Q)は、磁性シリカ粒子(C)の最外層に位置するので、磁性シリカ粒子(C)の表面にシラノール基があることになる。そのため、多くの測定対象物質、測定対象物質の類似物質、又は測定対象物質結合物質をその表面に固定化することができる。
本発明における磁性シリカ粒子(C)の製造方法は、以下の2工程を少なくとも経る製造方法により製造できる。
(工程1)超常磁性金属酸化物粒子(A)を含有する(アルキル)アルコキシシランの水中油型エマルションを作製して縮合反応を行い、超常磁性金属酸化物粒子(A)がシリカに包含されたコア層(P)を製造する工程。
(工程2)コア層(P)の表面に(アルキル)アルコキシシランを縮合させシェル層(Q)を形成する工程。
以下、上記の工程について説明する。
本発明におけるコア層(P)の製造方法としては、例えば平均粒子径が1〜15nmの超常磁性金属酸化物粒子(A)及び前記超常磁性金属酸化物粒子(A)の重量に基づいて30〜1000重量%の(アルキル)アルコキシシランを含有する分散液(B1)と、水、非イオン性界面活性剤及び(アルキル)アルコキシシランの加水分解用触媒を含有する溶液(B2)とを混合して、水中油型エマルションを作製し、(アルキル)アルコキシシランの加水分解反応及び縮合反応を行い、超常磁性金属酸化物粒子(A)がシリカに包含された粒子を製造する方法が挙げられる。(アルキル)アルコキシシランの加水分解反応及び縮合反応後、遠心分離及び磁石により固液分離することによりコア層(P)が得られる。更に、コア層(P)の合成において、分散剤、水溶性有機溶媒、非水溶性有機溶媒を用いてもよく、これらは2種以上を併用して用いても良い。
上記及び以下において、(アルキル)アルコキシシランとは、アルキルアルコキシシラン又はアルコキシシランを意味する。
炭素数2〜30の脂肪族ポリカルボン酸(シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸、クエン酸及びドデカン二酸等の飽和ポリカルボン酸並びにマレイン酸、フマール酸及びイタコン酸等の不飽和ポリカルボン酸等)、炭素数8〜30の芳香族ポリカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸及びピロメリット酸等)及び炭素数5〜30の脂環式ポリカルボン酸(シクロブテン−1,2−ジカルボン酸、シクロペンテン−1,2−ジカルボン酸、フラン−2,3−ジカルボン酸、ビシクロ[2,2,1]ヘプタ−2−エン−2,3−ジカルボン酸及びビシクロ[2,2,1]ヘプタ−2,5−ジエン−2,3−ジカルボン酸等)等。
炭素数1〜30の脂肪族ポリスルホン酸(メチオン酸、1,1−エタンジスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、1,1−プロパンジスルホン酸、1,3−プロパンジスルホン酸及びポリビニルスルホン酸等)、炭素数6〜30の芳香族ポリスルホン酸(m−ベンゼンジスルホン酸、1,4−ナフタレンスルホン酸、1,5−ナフタレンジスルホン酸、1,6−ナフタレンジスルホン酸、2,6−ナフタレンジスルホン酸、2,7−ナフタレンジスルホン酸及びスルホン化ポリスチレン等)、ビス(フルオロスルホニル)イミド及び炭素数2〜10のビス(パーフルオロアルカンスルホニル)イミド[ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、ビス(ノナフルオロブタンスルホニル)イミド、ペンタフルオロエタンスルホニルトリフルオロメタンスルホニルイミド、トリフルオロメタンスルホニルヘプタフルオロプロパンスルホニルイミド、ノナフルオロブタンスルホニルトリフルオロメタンスルホニルイミド等]等。
炭素数2〜30のスルホカルボン酸(スルホ酢酸及びスルホコハク酸等)及び炭素数7〜30のスルホ芳香族モノ又はポリカルボン酸(o−、m−又はp−スルホ安息香酸、2,4−ジスルホ安息香酸、3−スルホフタル酸、3,5−ジスルホフタル酸、4−スルホイソフタル酸、2−スルホテレフタル酸、2−メチル−4−スルホ安息香酸、2−メチル−3,5−ジスルホ安息香酸、4−プロピル−3−スルホ安息香酸、4−イソプロピル−3−スルホ安息香酸、2,4,6−トリメチル−3−スルホ安息香酸、2−メチル−5−スルホテレフタル酸、5−メチル−4−スルホイソフタル酸、5−スルホサリチル酸及び3−オキシ−4−スルホ安息香酸等)等。
炭素数1〜30の脂肪族飽和モノカルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ベラルゴン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、ステアリン酸及びベヘニン酸等)、炭素数3〜30の脂肪族不飽和モノカルボン酸(アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸、ステアリン酸等)、炭素数3〜30のヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸(グリコール酸、乳酸及び酒石酸等)、炭素数4〜30の脂環式モノカルボン酸(シクロプロパンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸及びシクロヘキサンカルボン酸等)、炭素数7〜30の芳香族モノカルボン酸(安息香酸、ケイ皮酸及びナフトエ酸等)、炭素数7〜20のヒドロキシ芳香族モノカルボン酸(サリチル酸及びマンデル酸等)及び炭素数2〜20のパーフルオロカルボン酸(トリフルオロ酢酸、ウンデカフルオロヘキサン酸、トリデカフルオロヘプタン酸、パーフルオロオクタン酸、ペンタデカフルオロオクタン酸、ペプタデカフルオロノナン酸及びノナデカフルオロデカン酸等)等。
炭素数1〜30脂肪族モノスルホン酸(メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ブタンスルホン酸、ヘキサンスルホン酸、デカンスルホン酸、ウンデカンスルホン酸及びドデカンスルホン酸等)、炭素数6〜30芳香族モノスルホン酸(ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、o−トルエンスルホン酸、m−トルエンスルホン酸、4−ドデシルベンゼンスルホン酸、4−オクチルベンゼンスルホン酸及びナフタレンスルホン酸等)及び炭素数1〜20のパーフルオロアルカンスルホン酸(トリフルオロメタンスルホン酸等)等。
R1 (4−n)Si(OR2)n (1)
一般式(1)中、R1及びR2は、アミノ基、カルボキシル基、水酸基、メルカプト基又はグリシジルオキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜10の1価の炭化水素基を表す。
(アルキル)アルコキシシランは、1種類を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
なお、これらの中では、炭素数8〜24の高級アルコールのEO1〜20モル付加物が好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルであることがより好ましい。
加水分解用触媒の使用量は、(アルキル)アルコキシシランの重量に対して、1〜1000重量%、特に2〜500重量%が好ましい。
本発明におけるシェル層(Q)の形成方法としては、例えば(工程1)で得られるコア層(P)と、(アルキル)アルコキシシラン、(アルキル)アルコキシシランの加水分解用触媒及び水、要すれば更に水溶性有機溶媒とを混合して、(アルキル)アルコキシシランの加水分解反応及び縮合反応を行い、コア層(P)の表面にシリカを含有するシェル層(Q)を形成する方法が挙げられる。
R1 (4−n)Si(OR2)n (1)
一般式(1)中、R1及びR2は、アミノ基、カルボキシル基、水酸基、メルカプト基又はグリシジルオキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜10の1価の炭化水素基を表す。
(アルキル)アルコキシシランは、1種類を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
加水分解用触媒の使用量は、(アルキル)アルコキシシランの重量に対して、1〜2000重量%、特に2〜1000重量%が好ましい。
本発明の測定対象物質測定方法では、本発明の磁性シリカ粒子(C)の表面に測定対象物質、測定対象物質の類似物質、又は、測定対象物質と特異的に結合する測定対象物質結合物質が固定化された磁性シリカ粒子(D)を用いて試料中の測定対象物質を測定することを特徴とする。
アルデヒド基を有するグルタルアルデヒド及びカルボキシル基を有するビオチンは、磁性シリカ粒子(C)の表面に結合したアミノ基を有するアルキルアルコキシシランと反応させることで、磁性シリカ粒子(C)の表面に結合させることができる。また、アミノ基を有するアルブミン及びストレプトアビジン並びにカルボジイミド基を有するカルボジイミドは、磁性シリカ粒子(C)の表面に結合したカルボキシル基を有するアルキルアルコキシシランと反応させることで、磁性シリカ粒子(C)の表面に結合させることができる。
サンドイッチ法は、例えば、前記磁性シリカ粒子(D)の表面には、前記測定対象物結合物質が固定化されており、前記試料と、前記磁性シリカ粒子(D)と、標識物質により標識された測定対象物質結合物質である標識測定対象物質結合物質とを混合し、前記固定化された測定対象物質結合物質と、前記試料中の測定対象物質と、前記標識測定対象物質結合物質とを接触させて、前記固定化された測定対象物質結合物質と、前記試料中の測定対象物質と、前記標識測定対象物質結合物質との複合体である標識複合体を形成させ、前記標識複合体を担持した前記磁性シリカ粒子(D)をB/F分離して、前記標識複合体中の前記標識物質の量を測定し、前記標識複合体中の前記標識物質の量に基づいて前記試料中の測定対象物質の量を測定することによりなされる。
次に、更に該複合体に、標識測定対象物質結合物質を接触させて、磁性シリカ粒子(D)に固定化された測定対象物質結合物質と試料中の測定対象物質と標識測定対象物質結合物質との複合体(標識複合体)を形成させる。
該標識複合体をB/F分離して、標識複合体中の標識物質の量を測定し、標識複合体中の標識物質の量に基づいて試料中の測定対象物質の量を測定すればよい。
該方法に於いては、試料中の測定対象物質と固定化された測定対象結合物質とを反応させた後、標識測定対象物質結合物質を反応させているが、標識測定対象物質結合物質と試料中の測定対象物質とを反応させた後に固定化された測定対象合結合物質を反応させてもよく、これら3つを同時に反応させても構わない。
すなわち、上記標識複合体と、標識複合体の形成に関与しなかった標識測定対象物質結合物質との分離を意味する。具体的には、磁性シリカ粒子(D)に固定化された測定対象結合物質、磁性シリカ粒子(D)に固定化された測定対象結合物質と試料中の測定対象物質との複合体及び上記の標識複合体と、他の成分(試料中の測定対象物質以外の成分、標識複合体の形成に関与しなかった標識測定対象物質結合物質等)との分離を意味する。
また、B/F分離工程は標識複合体の形成後には必須の工程であるが、その実施時期としては、磁性シリカ粒子(D)表面に固定化された測定対象物質結合物質と測定対象物質との複合体を形成させた後においても実施してもよい。
競合法とは、例えば、測定対象物質と特異的に結合する測定対象物質結合物質に対して測定対象物質及び測定対象物質と同じ物質を競合させる或いは測定対象物質及び測定対象物質と同じ物質の類似物質を競合させる反応を利用して、試料中の測定対象物質の量を測定する方法や、測定対象物質に対して2種の測定対象物質結合物質を競合させる反応を利用して、試料中の測定対象物質の量を測定する方法等のことをいう。
次に、該標識複合体を担持した磁性シリカ粒子(D)をB/F分離して、標識複合体中の標識物質の量を測定し、標識複合体中の標識物質の量に基づいて試料中の測定対象物質の量を測定すればよい。
該方法に於いては、試料中の測定対象物質、標識測定対象物質結合物質、及び、固定化された測定対象物質又はその類似物質を同時に競合反応させているが、試料中の測定対象物質と、固定化された測定対象物質又はその類似物質とを混合した後に、標識測定対象物質結合物質を加えて競合反応させてもよい。更に、試料中の測定対象物質と標識測定対象物質結合物質を接触させた後に、固定化された測定対象物質又はその類似物質が固定化された磁性シリカ粒子(D)を加えて競合反応させてもよい。
次に、該標識複合体を担持した磁性シリカ粒子(D)をB/F分離して、標識複合体中の標識物質の量を測定し、標識複合体中の標識物質の量に基づいて試料中の測定対象物質を測定すればよい。
該競合法に於いては、試料中の測定対象物質、標識測定対象物質又はその類似物質、及び固定化された測定対象物質結合物質を同時に競合反応させているが、試料中の測定対象物質と固定化された測定対象物質結合物質とを接触させた後に、標識測定対象物質又はその類似物質を加えて競合反応させてもよい。また、試料中の測定対象物質と標識測定対象物質又はその類似物質とを混合した後に、測定対象物質結合物質を固定化した磁性シリカ粒子(D)を加えて競合反応させてもよい。
また、B/F分離工程は標識複合体の形成後には必須の工程であるが、その実施時期としては、試料中の測定対象物質と固定化された測定対象物質結合物質とを接触させた後においても実施してもよい。
例えば、測定対象物質を含む試料と、磁性シリカ粒子(D)の表面に固定化された測定対象物質結合物質(例えば、抗体等の酵素と結合し得る物質)とを接触させて、磁性シリカ粒子(D)表面に酵素と、固定化された測定対象物質結合物質との複合体を形成させ、複合体を担持した磁性シリカ粒子(D)をB/F分離した後、酵素の種類に応じた基質、又は酵素の種類に応じた基質及び発色(光)剤、要すれば更に共役酵素を添加し、その基質の変化又は発色(光)剤の発色(光)結果に基づいて試料中の酵素の量を測定する方法により、測定することができる。尚、基質、発色(光)剤、共役酵素は、公知のものを用いればよく、例えば測定対象物質である酵素がペルオキシダーゼの場合には、基質として過酸化水素と、発光剤としてルミノール発光試薬等を用いればよい。これらの使用量も通常この分野で用いられる範囲の量であればよい。上記方法におけるB/F分離とは、試料中の測定対象物質と測定対象物質結合物質を固定化した磁性シリカ粒子(D)との複合体と、その他の成分(試料中の測定対象物質以外の成分等)との分離を意味する。
これらの内、感度等の観点から、酵素、蛍光性物質が好ましく、更に好ましいのはアルカリホスファターゼ、ペルオキシダーゼ及びグルコースオキシダーゼであり、特に好ましいのはペルオキシダーゼである。
また、測定対象物質結合物質として、抗原又は抗体を用いる場合には、上記緩衝液のpHは、抗原抗体反応を抑制しない範囲であればよく、通常5〜9である。また、このような緩衝液中には、目的の抗原抗体反応を阻害しないものであれば、例えばアルブミン、グロブリン、水溶性ゼラチン、ポリエチレングリコール等の安定化剤、界面活性剤、糖類等を含有させておいてもよい。尚、本明細書においてpHは、JIS K0400−12−10:2000に準拠して測定される(測定温度25℃)数値のことを意味する。
尚、この場合には、試料中のPSA量は、PSA量と1秒間の化学発光積算量と関係を示す検量線を用いることにより容易に算出できる。検量線は、規定PSA含有溶液を試料として用い、上記と同じ操作をすることにより事前に作成することができる。
これらの緩衝液中の緩衝剤の濃度は、1〜500mMが好ましく、更に好ましくは5〜300mM、特に好ましくは10〜200mMである。
上記及び以下において、mMは25℃での濃度(ミリモル/リットル)を表す。
磁性シリカ粒子(D)の量は、特に限定されず、用いられる測定対象物質結合物質又は測定対象物質の類似物質の種類、測定対象物質の種類等により適宜選択できる。
本発明の試薬は、本発明における磁性シリカ粒子(D)が緩衝液に分散された形態であることが好ましい。
これらの内、ルミノール、イソルミノール、N−アミノヘキシル−N−エチルイソルミノール(AHEI)、N−アミノブチル−N−エチルイソルミノール(ABEI)及びこれらの金属塩(アルカリ金属塩等)が好ましく、更に好ましいのはルミノール及びその金属塩、特に好ましいのはルミノールのナトリウム塩である。
これらの内、化学発光増強効果等の観点から、フェノールが好ましく、更に好ましいのはP−ヨードフェノール、4−(シアノメチルチオ)フェノール及び4−シアノメチルチオ−2−クロロフェノール、特に好ましいのは4−(シアノメチルチオ)フェノールである。
これらの内、化学発光増強効果及び保存安定性等の観点から、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液、2−ヒドロキシ−3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸・1水和物/水酸化ナトリウム緩衝液及びピペラジニル−1,4−ビス(2−ヒドロキシ−3−プロパンスルホン酸)・2水和物/水酸化ナトリウム緩衝液が好ましく、更に好ましいのは3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液及び2−ヒドロキシ−3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸・1水和物/水酸化ナトリウム緩衝液、特に好ましいのは3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液である。
これらの緩衝液における緩衝剤の含有量は、化学発光増強効果及び保存安定性等の観点から、1〜500mMが好ましく、更に好ましくは5〜300mM、特に好ましくは10〜200mMである。
これらの内、化学発光増強効果及び保存安定性等の観点から、4配位キレート剤が好ましく、更に好ましいのはエチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びその塩(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二カリウム及びエチレンジアミン四酢酸三カリウム等)並びにトランス−1,2ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸(CyDTA)、特に好ましいのはエチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びその塩である。
これらの内、保存安定性等の観点から、過酸化水素水溶液、過ホウ酸ナトリウム水溶液及び過ホウ酸カリウム水溶液が好ましく、更に好ましいのは過酸化水素水溶液である。
キレート剤としては、上述の第1液に含むことができるキレート剤として例示したものと同様のものが挙げられ、好ましいものも同様である。
キレート剤を含有する場合、その含有量は、化学発光増強効果及び保存安定性の観点から、酸化剤の重量に基づいて、0.2〜100重量%が好ましく、更に好ましくは0.5〜20重量%、特に好ましくは1〜10重量%である。
化学発光試薬第2液は、酸化剤、水及び必要によりキレート剤を均一混合することにより容易に得られる。
超常磁性金属酸化物粒子(A)の作製:
反応容器に塩化鉄(III)6水和物186部、塩化鉄(II)4水和物68部及び水1288部を仕込んで溶解させて50℃に昇温し、撹拌下温度を50〜55℃の保持しながら、25%アンモニア水280部を1時間かけて滴下し、水中にマグネタイト粒子を得た。得られたマグネタイト粒子に分散剤であるオレイン酸64部を加え、2時間撹拌を継続した。室温に冷却後、デカンテーションにより固液分離して得られたオレイン酸が吸着したマグネタイト粒子を水1000部で洗浄する操作を3回行い、更にアセトン1000部で洗浄する操作を2回行い、40℃で2日間乾燥させることで、超常磁性金属酸化物粒子(A−1)を得た。
超常磁性金属酸化物粒子(A−1)80部をテトラエトキシシラン240部に加えて分散し、分散液(B1)を調製した。次に、反応容器に水5050部、25%アンモニア水溶液3500部、ポリオキシエチレン(付加モル数20モル)アルキルエーテル(製品名「エマルミン200」、三洋化成工業株式会社製)400部を加えてクリアミックス(エムテクニック社製)を用いて混合し溶液(B2)を得た。50℃に昇温後、クリアミックスを回転数6,000rpmで攪拌しながら、上記分散液(B1)を溶液(B2)に1時間かけて滴下後、50℃で1時間反応させた。反応後、2,000rpmで20分間遠心分離して微粒子の存在する上清を除き、コア層(P−1)を得た。
(1)シェル層(Q)の形成
反応容器にコア層(P−1)80部、脱イオン水2500部、25%アンモニア水溶液260部、エタノール2500部、テトラエトキシシラン1200部を加えてクリアミックス(エムテクニック社製)を用いて混合し、クリアミックスの回転数6,000rpmで攪拌しながら2時間反応させた。
(2)分級
(i)反応後、2,000rpmで20分間遠心分離して微粒子の存在する上清を除き、磁石を用いて粒子を集磁し上清を除く操作を10回行った。
(ii)次に、得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて600rpmで10分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行った。
(iii)続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて300rpmで10分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去することで分級を行った。
(3)精製
更に、磁石を用いて粒子を集磁し上清を除く操作を10回行い、目的とする体積平均粒子径の実施例1−1に係る磁性シリカ粒子(C−1)を得た。
1重量%3−アミノプロピルトリエトキシシラン含有水溶液40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に分級後の磁性シリカ粒子(C−1)5mgを加え、25℃で1時間反応させ、磁石で粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去した。次いで脱イオン水40mLを加えて磁性シリカ粒子(C−1)を分散させ、磁石で粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子(C−1)を洗浄した。この洗浄操作を4回行った。次いで、この洗浄後の磁性シリカ粒子(C−1)を0.5重量%無水コハク酸含有エタノール溶液10mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で2時間反応させた。そして、磁石で粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子(C−1)を洗浄した。この洗浄操作を3回行った。次いで、この洗浄後の磁性シリカ粒子(C−1)を0.5重量%塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)および0.5重量%N−ヒドロキシコハク酸イミド(NHS)含有水溶液40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で1時間反応させた。そして、磁石で粒子を集磁後、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子(C−1)を洗浄した。この洗浄操作を3回行った。更にこの洗浄後の磁性シリカ粒子(C−1)を、抗PSAポリクローナル抗体(ダコ・サイトメーション(株)製)を20μg/mLの濃度で含む100mMモルホリノエタンスルホン酸緩衝液(pH5.0)40mLの入った蓋付きポリエチレン瓶に加え、25℃で3時間反応させた。この操作により、抗PSAポリクローナル抗体を磁性シリカ粒子(C−1)の表面に固定化することができる。反応後、磁石で粒子を集磁し、液をアスピレーターで吸引除去して磁性シリカ粒子(C−1)を洗浄した。この洗浄操作を3回行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)を得た。これを0.1%の牛血清アルブミン含有の0.02Mリン酸緩衝液(pH7.2)40mLに浸漬し4℃で保存した。
磁性シリカ粒子(C)の作製の(2)分級(ii)及び(iii)において、水5000部を加えて粒子を分散させて2500rpmで10分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて900rpmで10分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去することで分級を行い、実施例1−2に係る磁性シリカ粒子(C−2)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−2)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−2)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製の(2)分級(ii)及び(iii)において、水5000部を加えて粒子を分散させて200rpmで10分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて100rpmで10分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去することで分級を行い、実施例1−3に係る磁性シリカ粒子(C−3)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−3)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−3)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製の(2)分級(ii)及び(iii)において、水5000部を加えて粒子を分散させて300rpmで1分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて200rpmで1分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去することで分級を行い、実施例1−4に係る磁性シリカ粒子(C−4)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−4)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−4)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製の(2)分級(ii)及び(iii)において、水5000部を加えて粒子を分散させて300rpmで30秒間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて200rpmで30秒間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去することで分級を行い、実施例1−5に係る磁性シリカ粒子(C−5)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−5)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−5)を得た。
超常磁性金属酸化物粒子(A)の作製において、25%アンモニア水280部のかわりに、1%アンモニア水5000部を用いた以外は、実施例1−1と同様の操作を行い、超常磁性金属酸化物粒子(A−2)を得た。コア層(P)の作製において、超常磁性金属酸化物粒子(A−2)を用いた以外は実施例1−1と同様に行い、コア層(P−2)を得た。磁性シリカ粒子(C)の作製において、コア層(P−2)を用いた以外は実施例1−1と同様に行い、実施例1−6に係る磁性シリカ粒子(C−6)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−6)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−6)を得た。
コア層(P)の作成において、テトラエトキシシランを360部用いた以外は、実施例1−1と同様の操作を行い、コア層(P−3)を得た。磁性シリカ粒子(C)の作製において、コア層(P−3)を用いた以外は実施例1−1と同様に行い、実施例1−7に係る磁性シリカ粒子(C−7)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−7)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−7)を得た。
コア層(P)の作成において、テトラエトキシシランを160部用いた以外は、実施例1−1と同様の操作を行い、コア層(P−4)を得た。磁性シリカ粒子(C)の作製において、コア層(P−4)を用いた以外は実施例1−1と同様に行い、実施例1−8に係る磁性シリカ粒子(C−8)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−8)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−8)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製において、25%アンモニア水溶液を30部用いた以外は、実施例1−1と同様の操作を行い、実施例1−9に係る磁性シリカ粒子(C−9)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−9)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−9)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製において、テトラエトキシシランを15部用いた以外は、実施例1−1と同様の操作を行い、実施例1−10に係る磁性シリカ粒子(C−10)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−10)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−10)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製において、脱イオン水5800部、エタノール5800部、テトラエトキシシランを2500部用いた以外は、実施例1−1と同様の操作を行い、実施例1−11に係る磁性シリカ粒子(C−11)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−11)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−11)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製において、脱イオン水58000部、エタノール58000部、テトラエトキシシランを25000部用いた以外は、実施例1−1と同様の操作を行い、実施例1−12に係る磁性シリカ粒子(C−12)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−12)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−12)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製の(1)シェル層(Q)の形成において、脱イオン水58000部、エタノール58000部、テトラエトキシシランを25000部用いたこと、及び、(2)分級において、上記反応後の溶液を2,000rpmで20分間遠心分離して微粒子の存在する上清を除き、磁石を用いて粒子を集磁し上清を除く操作を10回行い、その後、水5000部を加えて粒子を分散させて300rpmで1分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて200rpmで1分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去したこと以外は、実施例1−1と同様にして実施例1−13に係る磁性シリカ粒子(C−13)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−13)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−13)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製の(1)シェル層(Q)の形成において、25%アンモニア水溶液を30部使用したこと、及び、(2)分級において、上記反応後の溶液を2,000rpmで20分間遠心分離して微粒子の存在する上清を除き、磁石を用いて粒子を集磁し上清を除く操作を10回行い、その後、水5000部を加えて粒子を分散させて2500rpmで10分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて900rpmで10分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去したこと以外は、実施例1−1と同様にして実施例1−14に係る磁性シリカ粒子(C−14)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−14)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−14)を得た。
磁性シリカ粒子(C)の作製の(1)シェル層(Q)の形成において、25%アンモニア水溶液を30部使用したこと、及び、(2)分級において、上記反応後の溶液を2,000rpmで20分間遠心分離して微粒子の存在する上清を除き、磁石を用いて粒子を集磁し上清を除く操作を10回行い、その後、水5000部を加えて粒子を分散させて300rpmで1分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて200rpmで1分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去したこと以外は、実施例1−1と同様にして実施例1−15に係る磁性シリカ粒子(C−15)を得た。磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに磁性シリカ粒子(C−15)を用いたこと以外の他の操作は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−15)を得た。
磁性シリカ粒子(D)の作製において、抗PSAポリクローナル抗体(ダコ・サイトメーション(株)製)の代わりに抗AFPモノクローナル抗体(ダコ・サイトメーション(株)製)20μg/mLを使用した以外は実施例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(D−16)を得た。
実施例1−1における磁性シリカ粒子(C)の作製の代わりに、コア層(P−1)に水5000部を加えて粒子を分散させて600rpmで10分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて300rpmで10分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去した。更に、磁石を用いて粒子を集磁し上清を除く操作を10回行い、分級後の比較例1−1に係る磁性シリカ粒子(I−1)を得た。抗体担持磁性シリカ粒子(D)の作製において、磁性シリカ粒子(C−1)の代わりに前記磁性シリカ粒子(I−1)を5mg用いた以外は実施例1−1と同様の操作を行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(H−1)を得た。
比較例1−1におけるコア層(P−1)の分級において、水5000部を加えて粒子を分散させて300rpmで1分間遠心分離後、微粒子の存在する上清を除く操作を20回行い、続いて得られた固相に水5000部を加えて粒子を分散させて200rpmで1分間遠心分離することにより、大きな粒子径の粒子を沈降させて除去した。更に、磁石を用いて粒子を集磁し上清を除く操作を10回行い、比較例1−2に係る分級後の磁性シリカ粒子(I−2)を得た。磁性シリカ粒子(D)の作製において、磁性シリカ粒子(I−1)の代わりに前記磁性シリカ粒子(I−2)を5mg用いた以外は比較例1−1と同様の操作を行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(H−2)を得た。
磁性シリカ粒子(D)の作製において、抗PSAポリクローナル抗体(ダコ・サイトメーション(株)製)の代わりに抗AFPモノクローナル抗体(ダコ・サイトメーション(株)製)20μg/mLを使用した以外は比較例1−1と同様に行い、抗体固定化磁性シリカ粒子(H−3)を得た。
走査型電子顕微鏡(型番JSM−7000F、メーカー名日本電子株式会社)を用いて、任意の200個の超常磁性金属酸化物粒子[実施例において、水中のマグネタイト粒子をデカンテーションにより固液分離し、水で洗浄後、乾燥して得られたもの。]を観察して粒子径を測定し、体積平均粒子径を求めた。
走査型電子顕微鏡(型番JSM−7000F、メーカー名日本電子株式会社)を用いて、任意の200個の磁性シリカ粒子(C−1)〜(C−15)、並びに、磁性シリカ粒子(I−1)及び(I−2)を観察して粒子径を測定し、体積平均粒子径を求めた。結果を表1に示す。
磁性シリカ粒子(C−1)〜(C−15)、並びに、磁性シリカ粒子(I−1)及び(I−2)の任意の20個のコア層(P)について、上記走査型電子顕微鏡で観察し、エネルギー分散型X線分光装置(型番INCA Wave/Energy、メーカー名オックスフォード社)により超常磁性金属酸化物粒子(A)の含有量を測定してその平均値を含有量Sとした。また、同測定にてシリカの含有量を測定しその平均値を含有量Tとした。以下の計算式(1)にて、超常磁性金属酸化物粒子(A)の含有率を求めた。結果を表1に示す。
超常磁性金属酸化物粒子(A)の含有率(%)=(S)/(S+T)・・・(1)
磁性シリカ粒子(C−1)〜(C−15)、並びに、磁性シリカ粒子(I−1)及び(I−2)をエポキシ樹脂に包埋してミクロトームで切断した断面を透過型電子顕微鏡([型番「H−7100」、(株)日立製作所製])で観察し、各磁性シリカ粒子の膜厚が最も厚い部分と最も薄い部分の平均値から膜厚を求めた。任意の100個の各磁性シリカ粒子について上記と同様にして膜厚を求め、その平均値を平均膜厚とした。結果を表1に示す。
抗PSAポリクローナル抗体(ダコ・サイトメーション(株)製)、西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ(東洋紡製、以下PODと略記する)を用い、文献(エス・ヨシタケ、エム・イマガワ、イー・イシカワ、エトール;ジェイ.バイオケム,Vol.92,1982,1413−1424)に記載の方法でPOD標識抗体PSAポリクローナル抗体を調製した。上記と同様にして、抗AFPポリクローナル抗体(ダコ・サイトメーション(株)製)を用いて、POD標識抗AFPモノクローナル抗体を調製した。これらを1%の牛血清アルブミン含有の0.02Mリン酸緩衝液(pH7.0)で、POD標識抗体濃度として200nMの濃度に希釈し、標識試薬を調製し、冷蔵(2〜10℃)で保存した。
ルミノールのナトリウム塩[シグマ アルドリッチ ジャパン(株)製]0.7g及び4−(シアノメチルチオ)フェノール0.1gを1,000mLメスフラスコに仕込んだ。3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸/水酸化ナトリウム緩衝液(10mM、pH8.6)を溶液の容量が1,000mLになるように仕込み、25℃で均一混合して化学発光試薬第1液を調製した。測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。
1,000mL及び過酸化水素[和光純薬工業(株)製、試薬特級、濃度30重量%]6.6gを1,000mLメスフラスコに仕込んだ。脱イオン水を溶液の容量が1,000mLになるように仕込み、25℃で均一混合して化学発光試薬第2液を調製した。測定に用いるまで冷蔵(2〜10℃)保存した。
免疫測定法:
抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)を25μg含有する上記牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液中の粒子を磁石で集磁後、牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液をアスピレーターで除去し、生理食塩水0.5mLを加えて粒子を集磁後、生理食塩水をアスピレーターで除去する洗浄操作を3回行った後、該抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)と、1重量%の牛血清アルブミンを含有したリン酸緩衝液で調製した抗原濃度が0.1ng/mLの標準PSA抗原液0.025mLと免疫反応用緩衝液[0.1%の牛血清アルブミン、0.85%の塩化ナトリウム及び0.5%のポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(界面活性剤)を含有する0.02Mリン酸緩衝液(pH7.2)]0.025mLとを試験管に入れ、試験管中で37℃で3分間反応させ、抗PSAポリクローナル抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)/PSA複合体を形成させた。反応後、試験管の外側から磁石で粒子を10秒間集め、試験管中の液をアスピレーターで除き、生理食塩水0.5mLを加えて粒子を分散させて集磁後、アスピレーターで液を除く洗浄操作を3回行った。
最後に、発光試薬[0.18g/Lのルミノールと0.1g/Lの4−(シアノメチルチオ)フェノールとを含有する0.1Mトリス/塩酸緩衝液(pH9.0)]0.07mLと0.01%過酸化水素水0.07mLとを同時に加え、37℃で43秒間発光反応させ、発光試薬を添加後43〜45秒の平均発光量を発光検出器[BLR−201(アロカ社製):光電子倍増管を使用]で測定した。尚、PSA濃度が0.1ng/mLの標準PSA液の代わりにPSA濃度が0ng/mLの標準PSA液を使用して上記と同様の操作を行いバックグラウンドとして用いた。
抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)を抗体固定化磁性シリカ粒子(D−2)〜(D−15)に代える以外は実施例2−1と同様にして行った。
磁性シリカ粒子(D−1)の代わりに磁性シリカ粒子(D−16)を使用し、抗原濃度が0.1ng/mLの標準PSA抗原液の代わりに抗原濃度が2.0ng/mLの標準AFP抗原液を用いて抗AFPモノクローナル抗体固定化磁性シリカ粒子(D−16)/AFP複合体を形成させた。POD標識抗PSAポリクローナル抗体の代わりにPOD標識抗AFPモノクローナル抗体を使用して抗AFPモノクローナル抗体固定化磁性シリカ粒子(D−16)/AFP/POD標識抗AFPモノクローナル抗体複合体を形成させた。更に、バックグラウンドとしてPSA濃度が0ng/mLの標準PSA液の代わりにAFP濃度が0ng/mLの標準AFP液を使用した。その他は実施例2−1と同様の操作を行った。
抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)を抗体固定化磁性シリカ粒子(H−1)及び(H−2)に代える以外は実施例2−1と同様にして行った。
抗体固定化磁性シリカ粒子(D−16)を抗体固定化磁性シリカ粒子(H−3)に代える以外は実施例2−16と同様にして行った。
実施例2−1〜2−15及び比較例2−1〜2−2について、PSA濃度が0.1ng/mLの標準PSA液を使用した場合の平均発光量をM、PSA濃度が0ng/mLの標準PSA液を使用した場合の平均発光量をNとし、以下の計算式(2)にて発光量比を求めた。実施例2−16および比較例2−3については、AFP濃度が2.0ng/mLの標準AFP液を使用した場合の平均発光量をM、AFP濃度が0ng/mLの標準AFP液を使用した場合の平均発光量をNとし、以下の計算式(2)にて発光量比を求めた。結果を表2に示す。
発光量比=M/N・・・(2)
実施例2−1〜2−15及び比較例2−1〜2−2について、0.1%の牛血清アルブミン含有の0.02Mリン酸緩衝液(pH7.2)40mLに浸漬し4℃で2週間保存した抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)〜(D−15)並びに抗体固定化磁性シリカ粒子(H−1)及び(H−2)を用いて、PSA濃度が0.1ng/mLの標準PSA液を使用した時の平均発光量をX、31℃で2週間保存した抗体固定化磁性シリカ粒子(D−1)〜(D−15)並びに抗体固定化磁性シリカ粒子(H−1)及び(H−2)を用いた場合の、PSA濃度が0.1ng/mLの標準PSA液を使用した時の平均発光量をYとし、以下の計算式(3)にて保存安定性を求めた。
実施例2−16および比較例2−3については、0.1%の牛血清アルブミン含有の0.02Mリン酸緩衝液(pH7.2)40mLに浸漬し4℃で2週間保存した抗体固定化磁性シリカ粒子(D−16)及び抗体固定化磁性シリカ粒子(H−3)を用いて、AFP濃度が2.0ng/mLの標準AFP液を使用した時の平均発光量をV、31℃で2週間保存した抗体固定化磁性シリカ粒子(D−16)及び抗体固定化磁性シリカ粒子(H−3)を用いた場合の、AFP濃度が2.0ng/mLの標準AFP液を使用した時の平均発光量をWとし、以下の計算式(4)にて保存安定性を求めた。結果を表2に示す。
保存安定性(%)=Y/X×100・・・(3)
保存安定性(%)=W/V×100・・・(4)
Claims (13)
- 平均粒子径が1〜15nmの超常磁性金属酸化物粒子(A)を60〜95重量%含有するシリカ粒子であるコア層(P)と、
前記コア層(P)の表面上に形成された平均厚みが50〜3000nmのシリカ層であるシェル層(Q)とから構成されるコア−シェル型状の粒子である磁性シリカ粒子(C)。 - 前記磁性シリカ粒子(C)の平均粒子径が0.5〜20μmである、請求項1に記載の磁性シリカ粒子(C)。
- 前記超常磁性金属酸化物粒子(A)に含有される超常磁性金属酸化物が酸化鉄である請求項1または2に記載の磁性シリカ粒子(C)。
- 前記酸化鉄が、マグネタイト、γ−ヘマタイト、マグネタイト−α−ヘマタイト中間酸化鉄及びγ−ヘマタイト−α−ヘマタイト中間酸化鉄からなる群から選ばれる少なくとも1種の酸化鉄である請求項3に記載の磁性シリカ粒子(C)。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁性シリカ粒子(C)の表面に測定対象物質、測定対象物質の類似物質、又は、測定対象物質と特異的に結合する測定対象物質結合物質が固定化された磁性シリカ粒子(D)を用いて試料中の測定対象物質を測定することを特徴とする、測定対象物質測定方法。
- 前記磁性シリカ粒子(D)の表面には、前記測定対象物結合物質が固定化されており、
前記試料と、前記磁性シリカ粒子(D)と、標識物質により標識された測定対象物質結合物質である標識測定対象物質結合物質とを混合し、
前記固定化された測定対象物質結合物質と、前記試料中の測定対象物質と、前記標識測定対象物質結合物質とを接触させて、前記固定化された測定対象物質結合物質と、前記試料中の測定対象物質と、前記標識測定対象物質結合物質との複合体である標識複合体を形成させ、
前記標識複合体を担持した前記磁性シリカ粒子(D)をB/F分離して、前記標識複合体中の前記標識物質の量を測定し、
前記標識複合体中の前記標識物質の量に基づいて前記試料中の測定対象物質の量を測定する、請求項5に記載の測定対象物質測定方法。 - 前記磁性シリカ粒子(D)の表面には、測定対象物質又はその類似物質が固定化されており、
前記試料と、前記磁性シリカ粒子(D)と、標識物質により標識された測定対象物質結合物質である標識測定対象物質結合物質とを混合し、
前記試料中の測定対象物質と、前記固定化された測定対象物質又はその類似物質とを競合させて前記標識測定対象物質結合物質に接触させて、前記固定化された測定対象物質又はその類似物質と、前記標識測定対象物質結合物質とを含む複合体である標識複合体を形成させ、
前記標識複合体を担持した前記磁性シリカ粒子(D)をB/F分離して、前記標識複合体中の前記標識物質の量を測定し、
前記標識複合体中の前記標識物質の量に基づいて前記試料中の測定対象物質の量を測定する、請求項5に記載の測定対象物質測定方法。 - 前記磁性シリカ粒子(D)の表面には、前記測定対象物質結合物質が固定化されており、
前記試料と、前記磁性シリカ粒子(D)と、標識物質により標識された測定対象物質又はその類似物質である標識測定対象物質又はその類似物質とを混合し、
前記試料中の測定対象物質と、前記標識測定対象物質又はその類似物質とを競合させて前記固定化された測定対象物質結合物質に接触させて、前記固定化された測定対象物質結合物質と前記標識測定対象物質又はその類似物質とを含む複合体である標識複合体を形成させ、
前記標識複合体を担持した前記磁性シリカ粒子(D)をB/F分離して、前記標識複合体中の前記標識物質の量を測定し、
前記標識複合体中の前記標識物質の量に基づいて前記試料中の測定対象物質を測定する、請求項5に記載の測定対象物質測定方法。 - 前記B/F分離が、前記磁性シリカ粒子(D)の磁性を利用してなされるものである、請求項6〜8のいずれか1項に記載の測定対象物質測定方法。
- 前記測定対象物質、前記測定対象物質の類似物質、又は、前記測定対象物質結合物質が固定化される前の前記磁性シリカ粒子(C)の表面にグルタルアルデヒド、アルブミン、カルボジイミド、ストレプトアビジン、ビオチン及び官能基を有するアルキルアルコキシシランからなる群から選ばれる少なくとも1種の有機化合物を結合させてなる、請求項5〜9のいずれか1項に記載の測定対象物質測定方法。
- 前記アルキルアルコキシシランが有する官能基が、アミノ基、カルボキシル基、水酸基、メルカプト基、グリシジルオキシ基及び炭素数が1〜18の炭化水素基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基である、請求項10に記載の測定対象物質測定方法。
- 前記測定対象物質結合物質が、前記測定対象物質若しくはその類似物質に対する抗体、前記測定対象物質若しくはその類似物質が結合する抗原、又は、前記測定対象物質若しくはその類似物質に結合するタンパク質である、請求項5〜11のいずれか1項に記載の測定対象物質測定方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁性シリカ粒子(C)の表面に測定対象物質、測定対象物質の類似物質、又は、測定対象物質と特異的に結合する測定対象物質結合物質が固定化された磁性シリカ粒子(D)を含有することを特徴とする、測定対象物質測定用試薬。
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