JP6893904B2 - 偏光板 - Google Patents

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Description

本発明は、偏光板に関する。
近年、画像表示装置、特にモバイル用途の画像表示装置では薄型化が進み、該画像表示装置に用いられる偏光板についても、薄型化の要求が高まっている。偏光板を薄型化する手段としては、偏光子(偏光膜)自体を薄膜化する、偏光子を保護するための保護フィルムを偏光子の片側のみに配置する等の手段が挙げられる(例えば、特許文献1、特許文献2)。片側にのみ保護フィルムが配置された偏光板、すなわち、偏光子と該偏光子の片側に配置された保護フィルムから構成される偏光板(以下、片保護偏光板ともいう)は、偏光子上に直接、粘着剤層を形成して他の部材と積層して用いられる。
一方、画像表示装置の輝度向上を目的として、吸収型偏光板と輝度向上フィルムとして機能する反射型偏光板とを積層して構成される光学積層体の使用が提案されている(例えば、特許文献3)。このような光学積層体においても薄型化を図るために、吸収型偏光板として、片保護偏光板を用いることが考えられる。
特許第4691205号 特許第5048120号 特開2003−149438号公報
上記のような偏光板の場合、片保護偏光板と反射型偏光板等の他の部材とを貼着するための粘着剤層が、水分を吸収し、特に偏光膜が薄い場合(例えば、厚みが15μm以下)には、粘着剤層を経由した水分が偏光膜(偏光子)中のヨウ素−PVA錯体を破壊し、偏光膜を劣化させるということを、本発明者らは見いだした。このような偏光膜の劣化は、偏光膜のコーナー部分で顕著となり、画像表示装置の狭額縁化が求められる近年になって、特に問題となりはじめている。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、光学機能フィルムと偏光膜とを備える偏光板であって、薄型であり、かつ、偏光膜の耐久性に優れた偏光板を提供することにある。
本発明の偏光板は、光学機能フィルムと、粘着剤層と、偏光膜と、保護フィルムとをこの順に備え、該偏光膜の厚みが、15μm以下であり、該粘着剤層の厚みが、15μm以下であり、該光学機能フィルムの透湿度が、200g/m/24h以下であり、該保護フィルムの透湿度が、1000g/m/24h以下である。
1つの実施形態においては、上記粘着剤層の50μm換算透湿度が、1500g/m/24h以下である。
1つの実施形態においては、上記粘着剤層の50μm換算透湿度が、上記光学機能フィルムの50μm換算透湿度以下である。
1つの実施形態においては、上記粘着剤層の厚みが、5μm以下である。
1つの実施形態においては、上記偏光膜がヨウ素系偏光膜である。
1つの実施形態においては、上記光学機能フィルムの厚みが、40μm以下である。
1つの実施形態においては、上記保護フィルムの厚みが、40μm以下である。
1つの実施形態においては、本発明の偏光板は、厚みが150μm以下である。
本発明によれば、光学機能フィルムと、厚みが15μm以下の粘着剤層と、偏光膜と、保護フィルムとをこの順に備えることにより、特にコーナー部分での偏光膜の水分劣化が抑制された偏光板を得ることができる。より詳細には、偏光膜の一方の面に、保護フィルムを備えることにより、該面への水分の進入が遮断され、例えば、保護フィルムの外側に別の粘着剤層を形成しても、偏光膜の水分劣化を抑制することができる。また、偏光膜のもう一方の面に、所定厚み以下の粘着剤層を介して光学機能フィルムを配置することにより、該面および該粘着剤層端部への水分の進入が抑制される。さらに、光学機能フィルムおよび保護フィルムの透湿度を所定値以下とすることにより、偏光膜の水分劣化は顕著に抑制され得る。
また、本発明によれば、厚みの薄い粘着剤層と偏光膜とを有し、保護フィルムを1枚のみ有することにより、薄型の偏光板を得ることができる。
本発明の1つの実施形態による偏光板の概略断面図である。 本発明の偏光板に用いられる直線偏光分離フィルムの一例を示す概略斜視図である。 (a)は実施例8で得られた偏光板のコーナー部分の外観を示す写真図であり、(b)は比較例1で得られた偏光板のコーナー部分の外観を示す写真図である。
A.偏光板の全体構成
図1(a)は、本発明の1つの実施形態による偏光板の概略断面図である。この偏光板100は、光学機能フィルム10と、粘着剤層20と、偏光膜30と、保護フィルム40とをこの順に備える。光学機能フィルム10としては、例えば、直線偏光分離フィルム、位相差フィルム等のフィルムが挙げられる。光学機能フィルム10は、偏光膜30を保護するフィルムとしても機能し得る。粘着剤層20は、厚みが15μm以下である。偏光膜30は、入射する光を直交する2つの偏光成分に分離し、一方の偏光成分を透過させ、他方の偏光成分を吸収させる機能を有する。偏光膜30は、厚みが15μm以下である。保護フィルム40は、偏光膜30を保護する機能を有し、例えば、接着剤層(図示せず)を介して偏光膜に貼着して配置され得る。
上記直線偏光分離フィルムは、透過軸と反射軸とを有し、特定の偏光状態(偏光方向)の偏光を透過し、それ以外の偏光状態の光を反射し得、輝度向上フィルムとして機能し得るフィルムである。上記光学機能フィルム10として、直線偏光分離フィルムを用いる場合、直線偏光分離フィルムと偏光膜とは、直線偏光分離フィルムの透過軸と、偏光膜の吸収軸とが実質的に直交するように、積層されることが好ましい。本明細書において「実質的に直交」とは、光学的な2つの軸のなす角度が、90°±2°である場合を包含し、好ましくは90°±1°である。
本発明においては、光学機能フィルムを備えることにより、各種用途に適した偏光板を得ることができる。例えば、光学機能フィルムとして直線偏光分離フィルムを用いれば、画像表示装置に適用した場合に、バックライトからの光の利用効率向上に寄与し得る偏光板を得ることができる。また、光学機能フィルムが偏光膜を保護するため、保護フィルムを1枚のみ有する構成を採用し得る。上記のように薄型の偏光膜(厚み15μm以下)を用い、さらに、光学機能フィルムが偏光膜の保護を担うことにより、各種用途に適した機能を有し、かつ、非常に薄い偏光板を得ることができる。本発明の偏光板の厚みは、好ましくは150μm以下であり、より好ましくは120μm以下であり、さらに好ましくは60μm〜100μmである。
図1(b)は、本発明の別の実施形態による偏光板の概略断面図である。この偏光板100’は、保護フィルム40の偏光膜30とは反対側の面に、別の粘着剤層50が配置される。本発明においては、このように別の粘着剤層50を備える構成であっても、偏光膜30の一方の面(紙面下側の面)に保護フィルム40を配置することにより、該別の粘着剤層50が吸収した水分が、偏光膜30に接触することを防止することができる。その結果、偏光膜30の水分による劣化が防止される。上記別の粘着剤層は、任意の適切な粘着剤により形成される。別の粘着剤層を構成する材料としては、例えば、アクリル系ポリマー、シリコーン系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテル、フッ素系ポリマー、ゴム系ポリマー、イソシアネート系ポリマー、ポリビニルアルコール系ポリマー、ゼラチン系ポリマー、ビニル系ポリマー、ラテックス系ポリマー、水系ポリエステルなどのポリマーをベースポリマーとする材料が挙げられる。なかでも好ましくは、低透湿性の観点からアクリル系ポリマーをベースポリマーとする材料である。別の粘着剤層の厚みは、例えば、1μm〜50μmである。
図1(a)および(b)に示すように、本発明の偏光板は、偏光膜30の一方の面(紙面上側の面)に、厚みが15μm以下の粘着剤層20を介して、光学機能フィルム10を配置することにより、該面および該粘着剤層端部への水分の進入が抑制される。その結果、特にコーナー部分での偏光膜30の水分による劣化が防止される。
本発明においては、上記のように、偏光膜30の両面において、水分の進入が抑制されるため、偏光膜30の水分による劣化が防止される。このような効果を奏する本発明の偏光板は、高温高湿下での使用が想定されるモバイル用途の表示装置に好適に用いられ得る。
1つの実施形態においては、本発明の偏光板は長尺状(例えば、100m以上)に形成され得る。
B.偏光膜
上記偏光膜の厚みは、15μm以下であり、好ましくは7μm以下であり、より好ましくは6μm以下である。このように薄い偏光膜を用いることにより、薄型の偏光板を得ることができる。一方、上記偏光膜の厚みは、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは2μm以上である。
上記偏光膜は、好ましくは、波長380nm〜780nmのいずれかの波長で吸収二色性を示す。偏光膜の単体透過率は、好ましくは40.0%以上、より好ましくは41.0%以上、さらに好ましくは42.0%以上、特に好ましくは43.0%以上である。偏光膜の偏光度は、好ましくは99.8%以上であり、より好ましくは99.9%以上であり、さらに好ましくは99.95%以上である。
好ましくは、上記偏光膜は、ヨウ素系偏光膜である。より詳細には、上記偏光膜は、ヨウ素を含むポリビニルアルコール系樹脂(以下、「PVA系樹脂」と称する)フィルムから構成され得る。
上記PVA系樹脂フィルムを形成するPVA系樹脂としては、任意の適切な樹脂が採用され得る。例えば、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。ポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニルをケン化することにより得られる。エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化することにより得られる。PVA系樹脂のケン化度は、通常85モル%〜100モル%であり、好ましくは95.0モル%〜99.95モル%であり、さらに好ましくは99.0モル%〜99.93モル%である。ケン化度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。このようなケン化度のPVA系樹脂を用いることによって、耐久性に優れた偏光膜が得られ得る。ケン化度が高すぎる場合には、ゲル化してしまうおそれがある。
PVA系樹脂の平均重合度は、目的に応じて適切に選択され得る。平均重合度は、通常1000〜10000であり、好ましくは1200〜5000であり、さらに好ましくは1500〜4500である。なお、平均重合度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。
上記偏光膜の製造方法としては、例えば、PVA系樹脂フィルム単体を延伸、染色する方法(I)、樹脂基材とポリビニルアルコール系樹脂層とを有する積層体(i)を延伸、染色する方法(II)等が挙げられる。方法(I)は、当業界で周知慣用の方法であるため、詳細な説明は省略する。上記製造方法(II)は、好ましくは、樹脂基材と該樹脂基材の少なくとも片側に形成されたポリビニルアルコール系樹脂層とを有する積層体(i)を延伸、染色して、該樹脂基材上に偏光膜を作製する工程を含む。積層体(i)は、樹脂基材上にポリビニルアルコール系樹脂を含む塗布液を塗布・乾燥して形成され得る。また、積層体(i)は、ポリビニルアルコール系樹脂膜を樹脂基材上に転写して形成されてもよい。上記製造方法(II)の詳細は、例えば、特開2012−73580号公報に記載されており、この公報は、本明細書に参考として援用される。
C.保護フィルム
上記保護フィルムとしては、任意の適切な樹脂フィルムが採用され得る。保護フィルムの形成材料としては、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、ノルボルネン系樹脂等のシクロオレフィン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂等が挙げられる。なお、「(メタ)アクリル系樹脂」とは、アクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂をいう。
上記保護フィルムの厚みは、好ましくは40μm以下であり、より好ましくは5μm〜35μmであり、さらに好ましくは10μm〜30μmである。なお、上記保護フィルムには、各種表面処理が施されていてもよい。
上記保護フィルムの透湿度は、1000g/m/24h以下であり、好ましくは140g/m/24h以下であり、より好ましくは100g/m/24h以下であり、さらに好ましくは90g/m/24h以下である。このような範囲であれば、偏光膜の水分による劣化を防止することができる。保護フィルムの透湿度の下限は、例えば、1g/m/24hである。なお、「透湿度」は、JIS Z0208の透湿度試験(カップ法)に準拠して、温度40℃、湿度92%RHの雰囲気中、面積1mの試料を24時間に通過する水蒸気量(g)を測定して求められる値である。
1つの実施形態においては、上記保護フィルムは、位相差フィルムとしても機能し得る。例えば、本発明の偏光板が、IPSモードの液晶表示装置に適用される場合、屈折率楕円体がnx>ny>nzである位相差フィルム、屈折率楕円体がnz>nx>nyである位相差フィルム、またはこれら位相差フィルムの積層フィルムが、保護フィルムとして用いられ得る。なお、「nx」はフィルム面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」はフィルム面内で遅相軸と直交する方向の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
D.光学機能フィルム
上記光学機能フィルムとしては、任意の適切なフィルムが用いられる。例えば、輝度向上フィルムとして機能し得る直線偏光分離フィルム、位相差フィルム等が挙げられる。位相差フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂等から構成されるフィルムが挙げられる。位相差フィルムは、延伸フィルムであってもよい。また、1つの実施形態においては、位相差フィルムは、λ/4板として機能し得る。
上記光学機能フィルムの透湿度は、200g/m/24h以下であり、好ましくは100g/m/24h以下であり、より好ましくは80g/m/24h以下であり、さらに好ましくは50g/m/24h以下である。このような範囲であれば、偏光膜の水分による劣化を防止することができる。1つの実施形態においては、光学機能フィルムの透湿度は、4g/m/24h以上である。別の実施形態においては、光学機能フィルムの透湿度は、20g/m/24h以上である。
上記光学機能フィルムの厚みは、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは40μm以下であり、さらに好ましくは10μm〜40μmであり、さらに好ましくは20μm〜40μmである。このような範囲であれば、水分透過性の低い光学機能フィルムの形成と、偏光板の薄型化とを両立させることができる。
D−1.直線偏光分離フィルム
1つの実施形態においては、上記のとおり、光学機能フィルムとして、直線偏光分離フィルムが用いられる。図2は、直線偏光分離フィルムの一例を示す概略斜視図である。好ましくは、直線偏光分離フィルム10は、複屈折性を有する層Aと複屈折性を実質的に有さない層Bとが交互に積層された多層積層体である。例えば、図示例では、A層のX軸方向の屈折率n(X)がY軸方向の屈折率n(Y)より大きく、B層のX軸方向の屈折率n(X)とY軸方向の屈折率n(Y)とは実質的に同一である。したがって、A層とB層との屈折率差は、X軸方向において大きく、Y軸方向においては実質的にゼロである。その結果、X軸方向が反射軸となり、Y軸方向が透過軸となる。A層とB層とのX軸方向における屈折率差は、好ましくは0.2〜0.3である。
上記A層は、好ましくは、延伸により複屈折性を発現する材料で構成される。このような材料の代表例としては、ナフタレンジカルボン酸ポリエステル(例えば、ポリエチレンナフタレート)、ポリカーボネートおよびアクリル系樹脂(例えば、ポリメチルメタクリレート)が挙げられる。なかでも、低透湿性の点から、ポリエチレンナフタレートまたはポリカーボネートが好ましい。上記B層は、好ましくは、延伸しても複屈折性を実質的に発現しない材料で構成される。このような材料の代表例としては、ナフタレンジカルボン酸とテレフタル酸とのコポリエステルが挙げられる。
上記直線偏光分離フィルムは、A層とB層との界面において、第1の偏光方向を有する光(例えば、p波)を透過し、第1の偏光方向とは直交する第2の偏光方向を有する光(例えば、s波)を反射する。反射した光は、A層とB層との界面において、一部が第1の偏光方向を有する光として透過し、一部が第2の偏光方向を有する光として反射する。直線偏光分離フィルムの内部において、このような反射および透過が多数繰り返されることにより、光の利用効率を高めることができる。
好ましくは、直線偏光分離フィルムは、図2に示すように、偏光膜11と反対側の最外層として反射層Rを含む。反射層Rを設けることにより、最終的に利用されずに直線偏光分離フィルムの最外部に戻ってきた光をさらに利用することができるので、光の利用効率をさらに高めることができる。反射層Rは、代表的には、ポリエステル樹脂層の多層構造により反射機能を発現する。
上記直線偏光分離フィルムの全体厚みは、目的、直線偏光分離フィルムに含まれる層の合計数等に応じて適切に設定され得る。直線偏光分離フィルムの全体厚みは、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは40μm以下であり、さらに好ましくは10μm〜40μmであり、さらに好ましくは20μm〜40μmである。このような範囲であれば、水分透過性の低い直線偏光分離フィルムの形成と、偏光板の薄型化とを両立させることができる。
上記直線偏光分離フィルムとしては、例えば、特表平9−507308号公報に記載のものが使用され得る。
上記直線偏光分離フィルムは、市販品をそのまま用いてもよく、市販品を2次加工(例えば、延伸)して用いてもよい。市販品としては、例えば、3M社製の商品名DBEF、3M社製の商品名APFが挙げられる。
E.粘着剤層
上記偏光膜と光学機能フィルムとは、粘着剤層を介して、積層される。
上記粘着剤層の厚みは、15μm以下である。このように薄い粘着剤層を介して、光学機能フィルムを配置することにより、偏光膜の水分による劣化が防止される。粘着剤層の厚みは、好ましくは10μm以下であり、より好ましくは5μm以下である。粘着剤層の厚みの下限値は、例えば、1μmである。
上記粘着剤層の50μm換算透湿度は、1500g/m/24h以下であり、好ましくは1200g/m/24h以下であり、より好ましくは1000g/m/24h以下であり、さらに好ましくは500g/m/24h以下であり、特に好ましくは100g/m/24h以下であり、最も好ましくは50g/m/24h以下である。このような範囲であれば、コーナー部分においても偏光膜の水分による劣化を防止することができる。粘着剤層の50μm換算透湿度の下限値は、例えば、1g/m/24hである。なお、本明細書において、「50μm換算透湿度」は、C項で説明した方法により測定された透湿度に、(粘着剤層の厚み(μm)/50μm)を乗じて算出される。
1つの実施形態においては、上記粘着剤層の50μm換算透湿度は、上記光学機能フィルムの50μm換算透湿度以下である。このような粘着剤層は、水分による偏光膜の劣化を防止する機能を有し得、該粘着剤層を有する偏光板においては、偏光膜の耐久性向上効果が顕著となる。粘着剤層の50μm換算透湿度と、光学機能フィルムの50μm換算透湿度との差(光学機能フィルムの50μm換算透湿度−粘着剤層の50μm換算透湿度)は、好ましくは10g/m/24以上であり、より好ましくは50g/m/24以上であり、さらに好ましくは100g/m/24以上1400g/m/24未満である。
上記粘着剤層は、任意の適切な粘着剤により形成される。粘着剤層を構成する材料としては、例えば、アクリル系ポリマー、シリコーン系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテル、フッ素系ポリマー、ゴム系ポリマー、イソシアネート系ポリマー、ポリビニルアルコール系ポリマー、ゼラチン系ポリマー、ビニル系ポリマー、ラテックス系ポリマー、水系ポリエステルなどのポリマーをベースポリマーとする材料が挙げられる。なかでも好ましくは、低透湿性の観点からアクリル系ポリマーおよび/またはゴム系ポリマーをベースポリマーとする材料であり、より好ましくはゴム系ポリマーをベースポリマーとする材料である。
好ましくは、非水溶性の粘着剤が用いられる。非水溶性の粘着剤を用いれば、透湿性の低い粘着剤層を形成することができ、偏光膜の水分による劣化を防止することができる。
F.偏光板の製造方法
上記偏光板は、任意の適切な製造方法により製造され得る。上記偏光板の製造方法は、例えば、偏光膜と保護フィルムとを積層して積層体Iを形成する工程a、光学機能フィルム上に粘着剤層を形成して積層体IIを得る工程b、および該積層体Iの偏光膜と積層体IIの光学機能フィルムとを該粘着剤層を介して貼り合わせる工程cを含む。上記偏光板が、保護フィルムの偏光膜とは反対側の面に、別の粘着剤層を有する場合、偏光板の製造方法は、工程aに代えて、偏光膜と保護フィルムと別の粘着剤層とを積層する工程a’を含み得る。また、偏光膜を形成する際の樹脂基材を保護フィルムとする場合、すなわち、樹脂基材付偏光膜を偏光板の製造方法に供する場合には、偏光膜と保護フィルムとを積層する工程は省略される。
1つの実施形態においては、工程aまたは工程a’において、偏光膜と保護フィルムとの積層は、ロールツーロールプロセスにより行われる。好ましくは、B−1項で説明する偏光膜の製造方法において、MD延伸工程を経て得られ、長手方向に吸収軸を有する長尺状の偏光膜と、長尺状の保護フィルムとを、接着剤を介して、積層することにより、積層体Iを得る。
好ましくは、工程aは、加熱下で行われる。加熱温度は、後述のように、接着剤が水系接着剤または溶剤系接着剤である場合には接着剤が乾燥する温度であり、接着剤が活性エネルギー線硬化型接着剤である場合には接着剤が硬化する温度である。加熱温度は、好ましくは50℃以上であり、より好ましくは55℃以上であり、さらに好ましくは60℃以上である。一方、加熱温度は、好ましくは80℃以下である。なお、保護フィルムの積層の際に行う加熱は、上記積層体の乾燥処理と兼ねてもよい。
上記保護フィルムと偏光膜との積層に用いられる接着剤としては、任意の適切な接着剤が採用され得る。具体的には、接着剤としては、水系接着剤であってもよく溶剤系接着剤であってもよく活性エネルギー線硬化型接着剤であってもよい。
上記活性エネルギー線硬化型接着剤としては、活性エネルギー線の照射によって硬化し得る接着剤であれば、任意の適切な接着剤が用いられ得る。活性エネルギー線硬化型接着剤としては、例えば、紫外線硬化型接着剤、電子線硬化型接着剤等が挙げられる。活性エネルギー線硬化型接着剤の硬化型の具体例としては、ラジカル硬化型、カチオン硬化型、アニオン硬化型、これらの組み合わせ(例えば、ラジカル硬化型とカチオン硬化型のハイブリッド)が挙げられる。
上記活性エネルギー線硬化型接着剤としては、例えば、硬化成分として(メタ)アクリレート基や(メタ)アクリルアミド基などのラジカル重合性基を有する化合物(例えば、モノマーおよび/またはオリゴマー)を含有する接着剤が挙げられる。
上記活性エネルギー線硬化型接着剤およびその硬化方法の具体例は、例えば、特開2012−144690号公報に記載されている。当該記載は、本明細書に参考として援用される。
上記水系接着剤としては、任意の適切な水系接着剤が採用され得る。好ましくは、PVA系樹脂を含む水系接着剤が用いられる。水系接着剤に含まれるPVA系樹脂の平均重合度は、接着性の点から、好ましくは100〜5500程度、さらに好ましくは1000〜4500である。平均ケン化度は、接着性の点から、好ましくは85モル%〜100モル%程度であり、さらに好ましくは90モル%〜100モル%である。
上記水系接着剤に含まれるPVA系樹脂は、好ましくは、アセトアセチル基を含有する。PVA系樹脂層と保護フィルムとの密着性に優れ、耐久性に優れ得るからである。アセトアセチル基含有PVA系樹脂は、例えば、PVA系樹脂とジケテンとを任意の方法で反応させることにより得られる。アセトアセチル基含有PVA系樹脂のアセトアセチル基変性度は、代表的には0.1モル%以上であり、好ましくは0.1モル%〜40モル%程度であり、さらに好ましくは1モル%〜20モル%であり、より好ましくは1モル%〜7モル%である。なお、アセトアセチル基変性度はNMRにより測定した値である。
上記水系接着剤の樹脂濃度は、好ましくは0.1重量%〜15重量%であり、さらに好ましくは0.5重量%〜10重量%である。
上記接着剤の塗布時の厚みは、任意の適切な値に設定され得る。例えば、硬化後または加熱(乾燥)後に、所望の厚みを有する接着剤層が得られるように設定する。接着剤層の厚みは、好ましくは0.01μm〜7μmであり、より好ましくは0.01μm〜5μmであり、さらに好ましくは0.01μm〜2μmであり、最も好ましくは0.01μm〜1μmである。
上記工程bにおいては、光学機能フィルムに粘着剤を塗工して、光学機能フィルム上に粘着剤層を形成する。本発明の偏光板は、光学機能フィルムと偏光膜との間に粘着剤層を配置するという構成であることにより、該偏光板製造時に、粘着剤層付きの光学機能フィルム(積層体I)をロールの形態で準備することができる。積層体Iをロールの形態で準備すれば、積層体Iと積層体IIとの貼り合わせ(工程c)をロールツーロールプロセスにて行うことができる。
本発明の偏光板は、上記のとおり、積層体I(保護フィルム/偏光膜)の作製、積層体II(粘着剤層/光学機能フィルム)および/または積層体Iと積層体IIとの貼り合わせをロールツーロールプロセスにて行うことができ、生産性に優れる。本発明によれば、粘着剤層を備えることにより、生産性に優れ、かつ、粘着剤層を備えながらも偏光膜の水分による劣化が防止された偏光板を得ることができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。なお、各特性の測定方法は以下の通りである。
1.厚み
デジタルマイクロメーター(アンリツ社製、製品名「KC−351C」)を用いて測定した。
2.透湿度
JIS Z0208の透湿度試験(カップ法)に準拠して、温度40℃、湿度92%RHの雰囲気中、面積1mの試料を24時間に通過する水蒸気量(g)を測定した。
なお、粘着剤層の50μm換算透湿度は、上記測定により得られた測定値に、(50μm/粘着剤層の厚み(μm))を乗じることにより、算出した。
3.耐久性(コーナー部分の色抜け)
得られた偏光板の耐久性を以下のようにして評価した。セパレータを剥離した後、偏光板の最外側に形成した粘着剤層(別の粘着剤層)を介して、偏光板と無アルカリガラスを貼り合わせて評価用試料を作製した。この評価用試料を、50℃、5atm、15分間のオートクレーブ処理を行った後、65℃、90%RHの恒温恒湿機に投入し、500時間放置した。500時間経過後の評価用試料について、偏光膜のヨウ素脱色の多少を光学顕微鏡にて観察した。偏光膜のコーナー部に生じたヨウ素脱色部分において、該ヨウ素脱色部の内側端部と偏光膜の該コーナー部分との距離から、ヨウ素脱色の多少、すなわち、偏光板の耐久性を評価した。なお、該距離が短いほど、ヨウ素脱色が少なく、耐久性に優れる。
[実施例1]
<積層体I(偏光膜/保護フィルム)の製造>
非晶性PET基材に9μm厚のポリビニルアルコール(PVA)層が製膜された積層体を、空中で補助延伸して(延伸温度:130℃)、延伸積層体を生成した。次に、延伸積層体を、水100重量部に対して、ヨウ素0.1重量部、ヨウ化カリウム0.7重量部を含有する染色液に60秒間浸漬して、着色積層体を生成した。さらに、着色積層体を、ホウ酸水中で延伸(延伸温度:65℃)した。延伸処理の総延伸倍率は5.94倍とした。上記操作により、非晶性PET基材と一体に延伸された4μm厚のPVA層とを含む積層体(基材/偏光膜)を得た。さらに、当該光学フィルム積層体の偏光膜の表面にPVA系接着剤を塗布しながら、20μm厚の保護フィルム(アクリル樹脂フィルム、透湿度:140g/m/24h)を貼合せた後、非晶性PET基材を剥離して、薄型のヨウ素系偏光膜と、該偏光膜の片側に配置された保護フィルムとを有する積層体Iを得た。
<積層体I’(偏光膜/保護フィルム/別の粘着剤層(/セパレータ))の製造>
冷却管、窒素導入管、温度計および撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル99重量部、アクリル酸4−ヒドロキシブチル1重量部、および、開始剤としてのAIBNをモノマー(固形分)100重量部に対して1重量部を、酢酸エチルと共に加えて窒素ガス気流下、60℃で7時間反応させた後、その反応液に酢酸エチルを加えて、重量平均分子量160万のアクリル系ポリマーを含有する溶液を得た(固形分濃度30重量%)。該溶液に、架橋剤として、上記アクリル系ポリマー溶液の固形分100重量部あたり0.1重量部のトリメチロールプロパンキシリレンジイソシアネート(三井化学社製、商品名「タケネートD110N」)と、ジベンゾイルパーオキサイド0.3重量部と、γ−グリシドキシプロピルメトキシシラン(信越化学工業製、商品名「KBM−403」)0.1重量部とを配合して、粘着剤溶液aを得た。
粘着剤溶液aを、シリコーン系剥離剤で処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレータ)の表面に、ファウンテンコータで均一に塗工し、155℃の空気循環式恒温オーブンで2分間乾燥し、セパレータの表面に厚さ20μmの粘着剤層(別の粘着剤層)を形成した。次いで、上記積層体Iの保護フィルム側に、セパレータ付の粘着剤層(別の粘着剤層)を貼着し、積層体I’(偏光膜/保護フィルム/別の粘着剤層/セパレータ)を得た。
<積層体II(粘着剤層/直線偏光分離フィルム)の製造>
冷却管、窒素導入管、温度計および撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル100重量部、アクリル酸5重量部、アクリル酸ヒドロキシエチル0.075重量部、および、開始剤としてのAIBNをモノマー(固形分)100重量部に対して1重量部を、酢酸エチルと共に加えて窒素ガス気流下、60℃で7時間反応させた後、その反応液に酢酸エチルを加えて、重量平均分子量220万のアクリル系ポリマーを含有する溶液を得た(固形分濃度30重量%)。該溶液に、上記アクリル系ポリマー溶液の固形分100重量部あたり0.6重量部の架橋剤(トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとのアダクト体、日本ポリウレタン工業社製、商品名「コロネートL」)と、γ−グリシドキシプロピルメトキシシラン(信越化学工業社製、「KBM−403」)0.075重量部とを配合して、粘着剤溶液bを得た。
粘着剤溶液bを、シリコーン系剥離剤で処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレータ)の表面に、ファウンテンコータで均一に塗工し、155℃の空気循環式恒温オーブンで2分間乾燥し、セパレータの表面に厚さ5μmの粘着剤層(50μm換算透湿度:1400g/m/24h)を形成した。次いで、20μmの直線偏光分離フィルム(3M社製、商品名「DBEF」、透湿度:45g/m/24h)に、セパレータ付き粘着剤層を貼り合わせ、セパレータ付きの積層体II(粘着剤層/直線偏光分離フィルム)を得た。
<偏光板の作製>
上記積層体IIのセパレータを剥離し、積層体IIの粘着剤層と上記積層体I’の偏光膜とを貼り合わせて、偏光板(直線偏光分離フィルム(20μm)/粘着剤層(5μm)/偏光膜(4μm)/保護フィルム(20μm)/別の粘着剤層(/セパレータ))を得た。なお、積層体I’と積層体IIとは、偏光膜の透過軸と直線偏光分離フィルムの透過軸とが平行となるようにして、積層した。
得られた偏光板を上記評価3(耐久性評価)に供した。結果を表1に示す。
[実施例2]
積層体IIにおける粘着剤層の厚みを12μmとした以外は、実施例1と同様にして偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
[実施例3]
直線偏光分離フィルムに代えて、ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み:5μm、透湿度:140g/m/24h)を用いた以外は、実施例1と同様にして、偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
[実施例4]
20μm厚の保護フィルム(アクリル樹脂フィルム、透湿度:140g/m/24h)に代えて、13μm厚の保護フィルム(シクロオレフィン系樹脂フィルム、透湿度:12g/m/24h)を用いた以外は、実施例1と同様にして、偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
[実施例5]
粘着剤溶液bに代えて、下記粘着剤溶液cを用いた以外は、実施例1と同様にして、偏光板を得た。粘着剤溶液cにより形成された粘着剤層は、厚みが5μm、50μm換算透湿度が50g/m/24hであった。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
(粘着剤溶液cの調製)
スチレン・エチレン−プロピレン共重合体・スチレンのブロックポリマー(クラレ社製、商品名「セプトン2063」、スチレン含有量:13重量%)100重量部に対して、ポリブテン(JX日鉱日石エネルギー社製、商品名「日石ポリブテンHV−300」)10重量部、テルペンフェノール粘着付与剤(ヤスハラケミカル社製、商品名「YSポリスターTH130」)40重量部、および芳香族粘着付与剤(イーストマンケミカル社製、商品名「ピコラスチックA5」)を配合したトルエン溶液(粘着剤溶液)を固形分が30重量%になるように調整し、粘着剤溶液cを得た。
[実施例6]
粘着剤層の厚みを12μmとした以外は、実施例5と同様にして、偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
[実施例7]
20μm厚の保護フィルム(アクリル樹脂フィルム、透湿度:140g/m/24h)に代えて13μm厚の保護フィルム(シクロオレフィン系樹脂フィルム、透湿度:12g/m/24h)を用い、粘着剤溶液bに代えて上記粘着剤溶液cを用い、かつ、粘着剤層の厚みを12μmとした以外は、実施例1と同様にして偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
[実施例8]
粘着剤溶液bに代えて、下記粘着剤溶液dを用い、粘着剤層の厚みを12μmとした以外は、実施例1と同様にして、偏光板を得た。粘着剤溶液dにより形成された粘着剤層は、50μm換算透湿度が10g/m/24hであった。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。また、得られた偏光板のコーナーの外観を顕微鏡にて観察した。得られた顕微鏡写真を図3(a)に示す。
(粘着剤溶液dの調製)
ポリイソブチレン(BASF社製、商品名「Oppanol B80」)100重量部に対して、水添テルペンフェノール粘着付与剤(ヤスハラケミカル社製、YSポリスターUH115)10重量部を配合したトルエン溶液(粘着剤溶液)を固形分が20重量%になるように調整し、粘着剤溶液dを得た。
[比較例1]
実施例1と同様にして、積層体Iを得た。
実施例1と同様にして、粘着剤溶液aを得た。粘着剤溶液aを、シリコーン系剥離剤で処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレータ)の表面に、ファウンテンコータで均一に塗工し、155℃の空気循環式恒温オーブンで2分間乾燥し、セパレータの表面に厚さ20μmの粘着剤層(別の粘着剤層)を形成した。次いで、上記積層体Iの偏光膜側に、セパレータ付の粘着剤層(別の粘着剤層)を貼着し、積層体C(保護フィルム/偏光膜/別の粘着剤層/セパレータ)を得た。
実施例1と同様にして、積層体II(粘着剤層/直線偏光分離フィルム)を得た。
上記積層体Cのセパレータを剥離し、積層体IIの粘着剤層と上記積層体Cの保護フィルムとを貼り合わせて、偏光板(直線偏光分離フィルム(20μm)/粘着剤層(5μm)/保護フィルム(20μm)/偏光膜(4μm)/別の粘着剤層(/セパレータ))を得た。なお、積層体Cと積層体IIとは、偏光膜の透過軸と直線偏光分離フィルムの透過軸とが平行となるようにして、積層した。
得られた偏光板を上記評価3(耐久性評価)に供した。結果を表1に示す。
また、得られた偏光板のコーナーの外観を顕微鏡(実施例8と等倍)にて観察した。得られた顕微鏡写真を図3(b)に示す。
[比較例2]
積層体IIにおける粘着剤層の厚みを20μmとした以外は、実施例1と同様にして偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
[比較例3]
積層体IIを形成する際に、粘着剤溶液bに代えて粘着剤溶液a(実施例1において、積層体I’製造時に用いた粘着剤溶液、50μm換算透湿度:1400g/m/24h)を用い、粘着剤層の厚みを20μmとした以外は、実施例1と同様にして偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
Figure 0006893904
本発明の偏光板は、液晶テレビ、液晶ディスプレイ、携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯ゲーム機、カーナビゲーション、コピー機、プリンター、ファックス、時計、電子レンジ等の液晶パネル、有機ELデバイスの反射防止板として好適に用いられる。
10 光学機能フィルム
20 粘着剤層
30 偏光膜
40 保護フィルム
100 偏光板

Claims (8)

  1. 光学機能フィルムと、粘着剤層と、偏光膜と、保護フィルムとをこの順に備え、
    該粘着剤層が該偏光膜上に直接積層され、
    該偏光膜の厚みが、15μm以下であり、
    該粘着剤層の厚みが、15μm以下であり、
    該粘着剤層の50μm換算透湿度が、1500g/m/24h以下であり、
    該光学機能フィルムの透湿度が、200g/m/24h以下であり、
    該保護フィルムの透湿度が、1000g/m/24h以下であり、
    該粘着剤層の50μm換算透湿度が、該光学機能フィルムの50μm換算透湿度以下である、
    偏光板。
  2. 前記光学機能フィルムが、直線偏光分離フィルムである、請求項1に記載の偏光板。
  3. 前記直線偏光分離フィルムの透過軸と前記偏光膜の吸収軸とのなす角度が、90°±2°である、請求項に記載の偏光板。
  4. 前記粘着剤層の厚みが、5μm以下である、請求項1からのいずれかに記載の偏光板。
  5. 前記偏光膜がヨウ素系偏光膜である、請求項1からのいずれかに記載の偏光板。
  6. 前記光学機能フィルムの厚みが、40μm以下である、請求項1からのいずれかに記載の偏光板。
  7. 前記保護フィルムの厚みが、40μm以下である、請求項1からのいずれかに記載の偏光板。
  8. 厚みが150μm以下である、請求項1からのいずれかに記載の偏光板。
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