JP6847768B2 - パネル体 - Google Patents

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本発明は、ビルの外壁等に用いられるカーテンウォール等のパネル体に関する。
従来より、パネルユニットを上下方向及び左右方向に並べて配置したカーテンウォールが知られている。従来、かかるカーテンウォールにおいては、図15に示すように、各パネルユニット90の隅角部4か所に発泡ゴム等で形成したキャッチパン91を取付けておき、上下左右の4つのパネルユニット90,90,90,90のつなぎ目部分においてこれらのキャッチパン91,91,91,91を相互に押し付け合うことで、パネルユニット同士のつなぎ目部分からの雨水の浸入を防いでいる。しかし、パネルユニットの施工誤差等により、4つのキャッチパンを均等に押し潰すことは困難で、キャッチパン間に隙間が生ずることがあり、気密・水密性を確保するのが困難であった。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、パネルユニット同士のつなぎ目部分の気密・水密性の確保が容易なパネル体の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるパネル体は、上下方向及び左右方向に並べて配置した複数のパネルユニットと、気密ブロックとを備え、気密ブロックは、下段の左右のパネルユニットの縦枠間に嵌合して下段の左右のパネルユニットの縦枠の上面に載置して配置してあり、上段の左右のパネルユニットの縦枠の下端と、上段の左右のパネルユニットの縦枠間に設けたウインドバリアの下端が気密ブロックの上面に当接しており、レインバリアの下端が気密ブロックの上面に対向していることを特徴とする。
請求項1記載の発明によるパネル体は、気密ブロックが下段の左右のパネルユニットの縦枠間に嵌合して下段の左右のパネルユニットの縦枠の上面に載置して配置してあり、上段の左右のパネルユニットの縦枠の下端と、上段の左右のパネルユニットの縦枠間に設けたウインドバリアの下端が気密ブロックの上面に当接しており、レインバリアの下端が気密ブロックの上面に対向していることで、パネルユニット同士のつなぎ目部分の気密・水密性の確保が容易である。
図2のA部拡大図である。 図5のA−A断面図である。 図5のB−B断面図である。 図5のC−C断面図である。 本発明のパネル体の一実施形態を示す室外側正面図である。 図5のD−D断面図である。 上下のパネルユニットの縦枠間における気密ブロックの設置状態を示す縦断面図である。 同気密ブロックの斜視図である。 (a)は同気密ブロックの平面図、(b)は同気密ブロックの側面図、(c)は同気密ブロックの正面図である。 下段の左右のパネルユニットと気密ブロックを分離した状態で示す斜視図である。 下段の左右のパネルユニットの縦枠間に嵌合して気密ブロックを取付け、上段の片方のパネルユニットを分離した状態で示す斜視図である。 下段の左右のパネルユニットの縦枠間に嵌合して気密ブロックを取付け、上段の片方のパネルユニットを取付けた状態を示す斜視図である。 さらに上段のもう片方のパネルユニットも取付けた状態を示す斜視図である。 ガスケットの枠に取付ける前の状態の断面図である。 従来のカーテンウォールにおけるキャッチパンの設置状態の例を示す室外側正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜7は、本発明によるパネル体の一実施形態であって、ビルの外壁を成すカーテンウォールに適用した例を示している。本パネル体は、図5に示すように、複数のパネルユニット9,9,…を上下方向及び左右方向に並べて配置して構成される。各パネルユニット9は、アルミ形材よりなる上枠13と下枠14と左右の縦枠11,12を枠組みし、上枠13と下枠14の中間部にアルミ形材よりなる中骨15を架設し、左右の縦枠11,12と中骨15間にアルミ形材よりなる無目16を架設して縦長長方形の田の字形の枠1を形成し、当該枠1の4つの開口部にそれぞれガラス製のパネル2a,2bを取付けて構成したものである。一つのパネルユニット9は、図6に示すように、建物1階分の高さを有し、スパンドレル部17とビジョン部18を一体に有している。すなわち、上枠13と無目16の間の部分がスパンドレル部17となり、無目16と下枠14の間の部分がビジョン部18となっている。各パネルユニット9は、ファスナ19により建物の躯体20に取付けてある。
下枠14は、図1に示すように、室外側見込壁21と見付壁22と室内側見込壁23とで略階段状に形成されている。室外側見込壁21の室外側端部内周側面にはガスケット3が取付けてあり、ガスケット3によりパネル2bの室外側面を保持している。パネル2bの室内側は、見付壁22の室外側面に取付けたガスケット24と、ガスケット24の内周側にパネル2bの室内側面と見付壁22の室外側面との間に充填したシール材25により保持している。
パネル2bの室外側を保持するガスケット3についてより詳しく説明する。下枠14の室外側見込壁21の室外側端部内周側面には、図1に示すように、L字形断面の突条26とT字形断面の突条27とが見込方向に間隔をおいて設けてあり、これら2条の突条26,27間に奥側が入口側よりも幅広となったあり溝4が形成されると共に、あり溝4の室内側に室内側に向けて突出した係止部5が形成されている。あり溝4と係止部5は、パネル2bの端面よりも外周側にあって、下枠14はパネル2bの室外側に重なる部分を有していない。
ガスケット3は、略直角三角形状の断面となっており、外周側面に下枠14のあり溝4に嵌合する嵌合部6と、下枠14の係止部5に係止する被係止部7と、室外側の突条26を被覆する被覆部28を有しており、室内側面に垂直なパネル当接面59と、パネル当接面59の内周側端部に設けたリップ部8を有している。ガスケット3は、嵌合部6をあり溝4に嵌合すると共に被係止部7を係止部5に係止して下枠14の内周側面に取付けてあり、リップ部8がパネル2bの室外側面に圧着している。ガスケット3を下枠14に取付ける前の状態では、図14に示すように、リップ部8はパネル当接面59よりもパネル2b側(室内側)に倒れ込むように内周側に傾斜してのびるフィン状であり、ガスケット3を下枠14に取付けると、図1に示すように、リップ部8はパネル2bの室外側面に沿うように変形し、リップ部8がパネル2bを押圧する。
図1に示すように、上枠13の見込壁29の室外側端部内周側面にも、下枠14と同様にガスケット3が取付けてあり、該ガスケット3によりパネル2aの室外側を保持している。なお、スパンドレル部17のパネル2aは、室内側もガスケット30のみで保持している。
図3に示すように、縦枠11,12の見込壁31の室外側端部内周側面にも、下枠14と同様にガスケット3が取付けてあり、該ガスケット3によりパネル2a,2bの室外側を保持している。
さらに、図2,4に示すように、無目16の見込壁32の室外側端部、中骨15の見込壁33の室外側端部にも、下枠14と同様にガスケット3が取付けてあり、該ガスケット3によりパネル2a,2bの室外側を保持している。
このように本パネル体は、パネル2a,2bの室外側が全て枠1内周側面に取付けたガスケット3により保持され、パネル2a,2bの室外側に重なる押縁やアルミの片を有しないものとなっている。これにより本パネル体は、室外側から見て枠1が目立たず、意匠性に優れたものとなっている。
パネル2a,2bに負圧が作用すると、図1に示すように、ガスケット3に嵌合部6を支点として室外向きのモーメントMがかかるが、枠1はあり溝4の室内側に係止部5を有し、ガスケット3の被係止部7が枠1の係止部5に係止していることで、ガスケット3が前記モーメントMに対して抵抗し、ガスケット3の転びが防がれ、且つリップ部8がパネル2a,2bの室外側に圧着していることで、パネル2a,2bに負圧が作用してもパネル2a,2bを安定して保持できる。一方、パネル2a,2bに正圧が作用すると、パネル2a,2bがガスケット3から離れようとするが、ガスケット3のリップ部8は、パネル当接面59よりもパネル2a,2b側(室内側)に倒れ込むように内周側に傾斜したものなのでパネル2a,2bの移動に追従して変形し、パネル2a,2bを押圧する作用が働くので、パネル2a,2bに正圧が作用してもパネル2a,2bを安定して保持でき、水の浸入を防ぐことができる。
図1,2に示すように、下枠14の室内側見込壁23の下面には、略矩形の中空断面の雄部34が設けてある。上枠13の上面には、室内外方向の中間部と室内側端部とに起立壁35a,35bが設けてあり、これら一対の起立壁35a,35bにより雌部36が形成してある。上下に隣接するパネルユニット9,9は、上段のパネルユニット9の下枠14下面の雄部34を、下段のパネルユニット9の上枠13上面の雌部36に上下方向から嵌合させて連結してある。上枠13の室内外方向中間部の起立壁35aの上端部には、室内側に向けてレインバリアガスケット37が上枠13の長手方向に沿って取付けてあり、レインバリアガスケット37は上段のパネルユニット9の下枠14の雄部34の室外側面に当接している。上枠13の室内側の起立壁35bの上端部には、室外側に向けてウインドバリアガスケット38が上枠13の長手方向に沿って設けてあり、ウインドバリアガスケット38は上段のパネルユニット9の下枠14の雄部34の室内側面に当接している。
このように本パネル体は、上下に隣接するパネルユニット9,9の下枠14と上枠13を雄部34と雌部36で嵌合すると共に、嵌合部39にガスケット(レインバリアガスケット37、ウインドバリアガスケット38)を室外側と室内側に二重に介在させたことで、上下に隣接するパネルユニット9,9の下枠14と上枠13の間からの雨風の浸入を防ぐことができる。
さらに本パネル体は、前記嵌合部39よりも室外側で下枠14下面に取付けたヒレ状のスプラッシュバリアガスケット40を、室外側に湾曲した状態で上枠13上面に当接しており、これにより雨水の浸入を防いでいる。また、本パネルユニットは、図2に示すように、上段のパネルユニット9の下枠14と下段のパネルユニット9の上枠13の間を通り、室内に外気を導入する外気導入経路41を備えている。
図3に示すように、隣接する縦枠11,12のうち室外側から見て左側の縦枠11は、室内側の外周側面に一対の突条42a,42bよりなる雄部43を有しており、室外側から見て右側の縦枠12は、室内側の外周側面に一対の突条44a,44bよりなる雌部45を有しており、この雄部43を雌部45に挿入することで左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12を左右方向から嵌合させている。雌部45の室外側の突条44aには、室内側に向けてレインバリアガスケット46が縦枠12の長手方向に沿って取付けてあり、レインバリアガスケット46は雄部43の室外側の突条42aの室外側面に当接している。雌部45の室内側の突条44bには、室外側に向けてウインドバリアガスケット47が縦枠12の長手方向に沿って取付けてあり、ウインドバリアガスケット47は雄部43の室内側の突条42bの室内側面に当接している。
このように本パネル体は、左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12を雄部43と雌部45で嵌合すると共に、嵌合部48にガスケット(レインバリアガスケット46、ウインドバリアガスケット47)を室外側と室内側に二重に介在させたことで、左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12間からの雨水の浸入を防ぐことができる。
室外側から見て左側の縦枠11は、雄部43の室内側の突条42bの室内側にさらに突条49を有し、その突条49の先端部に室外側に向けてガスケット50が取付けてあり、該ガスケット50を雌部45の室内側の突条44bの室内側面に当接することで、水密性・気密性を一層向上させている。
さらに本パネル体は、雄部43と雌部45とによる嵌合部48の室外側に、左右の縦枠11,12から互い違いに突出する突条51a,51b,51c,51dを有していると共に、室外側から見て左側の縦枠11の室外側端部に、左右の縦枠11,12間の隙間を隠す目地部52を有しており、これにより嵌合部48まで雨水が到達しにくくなっている。
上段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12の下端部と、下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12の上端部との間には、図3,7に示すように、一つの気密ブロック10が設けてある。気密ブロック10は、発泡シリコーン等で一体成形されたブロック状のもので、図8,9に示すように、平らな上面53と下面54を有し、下面54には略矩形断面の柱状の突部55を有している。上面53の室外側寄りの位置には凹部56が形成してあり、凹部56の底面57は室外側に向かって下向きに傾斜している。凹部56の底面57の室外側端部には排水孔60が設けてある。気密ブロック10の室外側端部には、垂下片61と延出片62とからなる隙間塞ぎ部63を有している。延出片62の下面には、下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12に係止する係止部64a,64bが設けてある。
本気密ブロック10は、図3,7に示すように、下段の左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12の雄部43と雌部45による嵌合部48に突部55を上方から嵌合して配置され、気密ブロック10の上面53に上段の左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12の下端面が圧接し、気密ブロック10の下面54に下段の左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12の上端面が圧接しており、これにより気密ブロック10は上下方向に6mm程度押し潰され、上下のパネルユニット9,9,9,9の縦枠11,12間の隙間を塞いでいる。また、図7,12に示すように、上段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に設けたウインドバリアガスケット47の下端が気密ブロック10の上面53に当接し、レインバリアガスケット46の下端が気密ブロック10の上面(本実施形態では凹部56の底面57)に対向している。また、下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に設けたレインバリアガスケット46及びウインドバリアガスケット47の上端が気密ブロック10の下面54に当接している。また、気密ブロック10の隙間塞ぎ部63が下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12の上端の小口に当接し、縦枠11,12間の隙間を塞いでいる。
気密ブロック10の左右の側面58,58には、図7,11に示すように、上段のパネルユニット9,9の下枠14の雄部34の左右端面が当接している。また、下段の左右のパネルユニット9,9の上枠13のレインバリアガスケット37及びウインドバリアガスケット38の左右端が気密ブロック10の側面58に当接している。
このように気密ブロック10を設けたことで、上下左右のパネルユニット9,9,9,9のつなぎ目部分からの雨水の浸入を確実に防ぐことができる。また、左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12同士の嵌合部48に雨水が浸入したとしても、図7中の矢印65に示すように、気密ブロック10の上面53の凹部56の傾斜した底面57と排水孔60を通じて、雨水をレインバリアガスケット46よりも室外側に排水できる。上段のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に設けたウインドバリアガスケット47の下端が気密ブロック10の上面に当接していることで、ウインドバリアガスケット47よりも室内側に風雨が吹き込むのを防止できる。
次に、本パネル体の施工手順を説明する。まず、各パネルユニット9を予め組み立てる。パネルユニット9の組立ては、上下枠13,14と縦枠11,12と中骨15と無目16とで枠1を形成した後、枠1の各開口部に室外側からパネル2a,2bを嵌め込み、枠1の室外側にガスケット3を取付けてパネル2a,2bを固定する。次に、組み立てたパネルユニット9,9,…を建物の内部に搬入する。次に、建物の内部側からフォークリフト等を使用してパネルユニット9を一枚ずつ持ち上げて所定の位置に配置し、躯体20にファスナ19で順次取付ける。パネルユニット9の取付けは、下段の左右方向の一方側から行い、取付けるパネルユニット9を所定の高さに保持した後、先に取付けたパネルユニット9側に横にスライドして、縦枠11,12の雄部43と雌部45を嵌合させる。その後、図10,11に示すように、縦枠11,12の雄部43と雌部45との嵌合部48に突部55を嵌合させて気密ブロック10を上方から取付ける。その後、図12,13に示すように、上段のパネルユニット9を、縦枠11,12同士を雄部43と雌部45で嵌合させながら、下枠14の雄部34を下段のパネルユニット9の上枠13の雌部36に上方から嵌合させて取付ける。このとき、気密ブロック10が上下のパネルユニット9,9,9,9の縦枠11,12間に上下から挟み込まれ、上下方向に押し潰され、上下のパネルユニット9,9,9,9の縦枠11,12間の隙間を塞ぐ。
以上に述べたように本パネル体は、枠1の内周側面に取付けたガスケット3でパネル2a,2bの室外側を保持したので、室外側から見た枠1の見付寸法を小さくでき、意匠性が良く、且つパネル2a,2bを取付ける際の作業性も良い。枠1は、内周側面にあり溝4と、あり溝4よりも室内側に設けた係止部5を有し、ガスケット3は、嵌合部6を枠1のあり溝4に嵌合すると共に被係止部7を係止部5に係止して枠1の内周側面に取付けてあり、リップ部8がパネル2a,2bの室外側面に圧着していることで、パネル2a,2bに負圧が作用してもガスケット3でパネル2a,2bを安定して保持できる。一方、パネル2a,2bに正圧が作用すると、パネル2a,2bがガスケット3から離れようとするが、ガスケット3のリップ部8は、パネル当接面59よりもパネル2a,2b側(室内側)に倒れ込むように内周側に傾斜したものなのでパネル2a,2bの移動に追従して変形し、パネル2a,2bを押圧する作用が働くので、パネル2a,2bに正圧が作用してもパネル2a,2bを安定して保持でき、水の浸入を防ぐことができる。
さらに、ガスケット3の断面形状が三角形状であることで、ガスケット3の傾斜面による水切りの効果、ガスケット3が外観上目立ち難い効果、ガスケット3の材料費が抑えられ無駄がないといった効果がある。
さらに本パネル体は、枠1のあり溝4と係止部5がパネル2a,2bの端面よりも外周側にあることで、枠1に対してパネル2a,2bを取付けやすい。
本パネル体は、枠1の見付寸法を小さくできることで、意匠性を向上できると共に、材料費を削減できる。ガスケット3を黒色、枠1をシルバー色にすることで、ガスケット3が目立たずすっきりとした意匠を実現できる。本パネル体は、アルミ(枠1)がガラス(パネル2a,2b)にかかっていないため、ガスケット3を大きくしなくてもよい。
また、本パネル体は、気密ブロック10が下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に嵌合して配置してあり、上段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12の下端と、上段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に設けたウインドバリアガスケット47の下端が気密ブロック10の上面53に当接しており、レインバリアガスケット46の下端が気密ブロック10の上面(本実施形態では凹部56の底面57)に対向していることで、パネルユニット9,9,9,9同士のつなぎ目部分の気密・水密性の確保が容易である。すなわち本パネル体は、従来、パネルユニットの角部4か所にキャッチパンをそれぞれ接着等で取付けていたことに代わり、下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に嵌合させて一つの気密ブロック10を配置するだけでよく、施工性が格段に向上し、また、単一の気密ブロック10を用いることで、部品点数が削減できるとともに、従来のキャッチパン同士の隙間からの漏水の心配がなくなるので、水密性も向上する。
気密ブロック10は、下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12の雄部43と雌部45による嵌合部48に嵌合して配置することで、気密ブロック10の位置決めが容易である。
さらに、上段のパネルユニット9,9の下枠14と下段のパネルユニット9,9の上枠13との間に設けた気密材(ウインドバリアガスケット38)の端部が気密ブロック10の側面58に当接していることで、上下方向だけでなく左右方向の気密・水密性も確保できる。
また、気密ブロック10には上段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に浸入した雨水をレインバリアガスケット46よりも室外側に排水する排水経路65を有しているので、縦枠11,12間に浸入した雨水を効率的に排水することができる。
本実施形態は、縦枠11,12間のレインバリアガスケット46の下端が気密ブロック10の上面に当接しないものであるが、上記のように気密ブロック10に排水経路65を有していることで、レインバリアガスケット46の下端が気密ブロック10の上面に当接する・しないにかかわらず、縦枠11,12間に浸入した雨水は、気密ブロック10の上面に落ちた後、排水経路65を通じて速やかに排水される。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。枠の構成、パネルの材質等は問わない。気密ブロックの形状、材質は、適宜変更することができる。上段の左右のパネルユニットの縦枠間に設けたレインバリアの下端は、気密ブロックの上面に当接していてもよい。本発明は、カーテンウォールに限らず、パネルユニットを上下方向及び左右方向に並べて配置して構成されるパネル体全般に広く用いることができる。
1 枠
2a,2b パネル
3 ガスケット
4 あり溝
5 係止部
6 嵌合部
7 被係止部
8 リップ部
9 パネルユニット
10 気密ブロック
11,12 縦枠
46 レインバリアガスケット(レインバリア)
47 ウインドバリアガスケット(ウインドバリア)

Claims (1)

  1. 上下方向及び左右方向に並べて配置した複数のパネルユニットと、気密ブロックとを備え、気密ブロックは、下段の左右のパネルユニットの縦枠間に嵌合して下段の左右のパネルユニットの縦枠の上面に載置して配置してあり、上段の左右のパネルユニットの縦枠の下端と、上段の左右のパネルユニットの縦枠間に設けたウインドバリアの下端が気密ブロックの上面に当接しており、レインバリアの下端が気密ブロックの上面に対向していることを特徴とするパネル体。
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