JP6847768B2 - パネル体 - Google Patents
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ガスケット3は、略直角三角形状の断面となっており、外周側面に下枠14のあり溝4に嵌合する嵌合部6と、下枠14の係止部5に係止する被係止部7と、室外側の突条26を被覆する被覆部28を有しており、室内側面に垂直なパネル当接面59と、パネル当接面59の内周側端部に設けたリップ部8を有している。ガスケット3は、嵌合部6をあり溝4に嵌合すると共に被係止部7を係止部5に係止して下枠14の内周側面に取付けてあり、リップ部8がパネル2bの室外側面に圧着している。ガスケット3を下枠14に取付ける前の状態では、図14に示すように、リップ部8はパネル当接面59よりもパネル2b側(室内側)に倒れ込むように内周側に傾斜してのびるフィン状であり、ガスケット3を下枠14に取付けると、図1に示すように、リップ部8はパネル2bの室外側面に沿うように変形し、リップ部8がパネル2bを押圧する。
図3に示すように、縦枠11,12の見込壁31の室外側端部内周側面にも、下枠14と同様にガスケット3が取付けてあり、該ガスケット3によりパネル2a,2bの室外側を保持している。
さらに、図2,4に示すように、無目16の見込壁32の室外側端部、中骨15の見込壁33の室外側端部にも、下枠14と同様にガスケット3が取付けてあり、該ガスケット3によりパネル2a,2bの室外側を保持している。
パネル2a,2bに負圧が作用すると、図1に示すように、ガスケット3に嵌合部6を支点として室外向きのモーメントMがかかるが、枠1はあり溝4の室内側に係止部5を有し、ガスケット3の被係止部7が枠1の係止部5に係止していることで、ガスケット3が前記モーメントMに対して抵抗し、ガスケット3の転びが防がれ、且つリップ部8がパネル2a,2bの室外側に圧着していることで、パネル2a,2bに負圧が作用してもパネル2a,2bを安定して保持できる。一方、パネル2a,2bに正圧が作用すると、パネル2a,2bがガスケット3から離れようとするが、ガスケット3のリップ部8は、パネル当接面59よりもパネル2a,2b側(室内側)に倒れ込むように内周側に傾斜したものなのでパネル2a,2bの移動に追従して変形し、パネル2a,2bを押圧する作用が働くので、パネル2a,2bに正圧が作用してもパネル2a,2bを安定して保持でき、水の浸入を防ぐことができる。
このように本パネル体は、上下に隣接するパネルユニット9,9の下枠14と上枠13を雄部34と雌部36で嵌合すると共に、嵌合部39にガスケット(レインバリアガスケット37、ウインドバリアガスケット38)を室外側と室内側に二重に介在させたことで、上下に隣接するパネルユニット9,9の下枠14と上枠13の間からの雨風の浸入を防ぐことができる。
さらに本パネル体は、前記嵌合部39よりも室外側で下枠14下面に取付けたヒレ状のスプラッシュバリアガスケット40を、室外側に湾曲した状態で上枠13上面に当接しており、これにより雨水の浸入を防いでいる。また、本パネルユニットは、図2に示すように、上段のパネルユニット9の下枠14と下段のパネルユニット9の上枠13の間を通り、室内に外気を導入する外気導入経路41を備えている。
このように本パネル体は、左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12を雄部43と雌部45で嵌合すると共に、嵌合部48にガスケット(レインバリアガスケット46、ウインドバリアガスケット47)を室外側と室内側に二重に介在させたことで、左右に隣接するパネルユニット9,9の縦枠11,12間からの雨水の浸入を防ぐことができる。
室外側から見て左側の縦枠11は、雄部43の室内側の突条42bの室内側にさらに突条49を有し、その突条49の先端部に室外側に向けてガスケット50が取付けてあり、該ガスケット50を雌部45の室内側の突条44bの室内側面に当接することで、水密性・気密性を一層向上させている。
さらに本パネル体は、雄部43と雌部45とによる嵌合部48の室外側に、左右の縦枠11,12から互い違いに突出する突条51a,51b,51c,51dを有していると共に、室外側から見て左側の縦枠11の室外側端部に、左右の縦枠11,12間の隙間を隠す目地部52を有しており、これにより嵌合部48まで雨水が到達しにくくなっている。
気密ブロック10の左右の側面58,58には、図7,11に示すように、上段のパネルユニット9,9の下枠14の雄部34の左右端面が当接している。また、下段の左右のパネルユニット9,9の上枠13のレインバリアガスケット37及びウインドバリアガスケット38の左右端が気密ブロック10の側面58に当接している。
さらに、ガスケット3の断面形状が三角形状であることで、ガスケット3の傾斜面による水切りの効果、ガスケット3が外観上目立ち難い効果、ガスケット3の材料費が抑えられ無駄がないといった効果がある。
さらに本パネル体は、枠1のあり溝4と係止部5がパネル2a,2bの端面よりも外周側にあることで、枠1に対してパネル2a,2bを取付けやすい。
本パネル体は、枠1の見付寸法を小さくできることで、意匠性を向上できると共に、材料費を削減できる。ガスケット3を黒色、枠1をシルバー色にすることで、ガスケット3が目立たずすっきりとした意匠を実現できる。本パネル体は、アルミ(枠1)がガラス(パネル2a,2b)にかかっていないため、ガスケット3を大きくしなくてもよい。
気密ブロック10は、下段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12の雄部43と雌部45による嵌合部48に嵌合して配置することで、気密ブロック10の位置決めが容易である。
さらに、上段のパネルユニット9,9の下枠14と下段のパネルユニット9,9の上枠13との間に設けた気密材(ウインドバリアガスケット38)の端部が気密ブロック10の側面58に当接していることで、上下方向だけでなく左右方向の気密・水密性も確保できる。
また、気密ブロック10には上段の左右のパネルユニット9,9の縦枠11,12間に浸入した雨水をレインバリアガスケット46よりも室外側に排水する排水経路65を有しているので、縦枠11,12間に浸入した雨水を効率的に排水することができる。
本実施形態は、縦枠11,12間のレインバリアガスケット46の下端が気密ブロック10の上面に当接しないものであるが、上記のように気密ブロック10に排水経路65を有していることで、レインバリアガスケット46の下端が気密ブロック10の上面に当接する・しないにかかわらず、縦枠11,12間に浸入した雨水は、気密ブロック10の上面に落ちた後、排水経路65を通じて速やかに排水される。
2a,2b パネル
3 ガスケット
4 あり溝
5 係止部
6 嵌合部
7 被係止部
8 リップ部
9 パネルユニット
10 気密ブロック
11,12 縦枠
46 レインバリアガスケット(レインバリア)
47 ウインドバリアガスケット(ウインドバリア)
Claims (1)
- 上下方向及び左右方向に並べて配置した複数のパネルユニットと、気密ブロックとを備え、気密ブロックは、下段の左右のパネルユニットの縦枠間に嵌合して下段の左右のパネルユニットの縦枠の上面に載置して配置してあり、上段の左右のパネルユニットの縦枠の下端と、上段の左右のパネルユニットの縦枠間に設けたウインドバリアの下端が気密ブロックの上面に当接しており、レインバリアの下端が気密ブロックの上面に対向していることを特徴とするパネル体。
Priority Applications (1)
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JP2017108597A JP6847768B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | パネル体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017108597A JP6847768B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | パネル体 |
Publications (2)
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JP2018204232A JP2018204232A (ja) | 2018-12-27 |
JP6847768B2 true JP6847768B2 (ja) | 2021-03-24 |
Family
ID=64955307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017108597A Active JP6847768B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | パネル体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
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- 2017-05-31 JP JP2017108597A patent/JP6847768B2/ja active Active
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