JP6813556B2 - ハロゲン化ビス−フェニルフェノキシ触媒を使用するポリオレフィンの分子量制御 - Google Patents

ハロゲン化ビス−フェニルフェノキシ触媒を使用するポリオレフィンの分子量制御 Download PDF

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Description

関連出願の参照
本出願は、2013年6月28日に出願した米国特許仮出願第61/840,624号
の利益を主張し、その全体が参照として本明細書に組み込まれる。
本発明は、ポリオレフィンの分子量制御に関する。より詳細には、ポリマーの分子量を
変更することが予測されるビス−フェニルフェノキシ触媒の特定のファミリーを使用する
、エチレンもしくはアルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン/アルファ−オ
レフィンコポリマーの調製に関する。
ポリエチレンポリマー、ポリ(エチレンアルファ−オレフィン)コポリマーであるポリ
オレフィン、及びそのようなポリオレフィンの組み合わせ、またはブレンドは、産業界に
広く使用されているポリオレフィンの種類の例である。これらは、例えば、容器、管類、
包装用のフィルム及びシート、ならびに合成潤滑剤及び他の有用な液体を作製するために
望ましい。遷移金属触媒による、エチレンの重合、ならびにエチレン及びアルファ−オレ
フィンの重量は、一般に、比較的高分子量のポリマー及びコポリマーを生成することが知
られている。頻繁に、そのようなポリマー及びコポリマーは、100,000ダルトン(
Da)を超える、幾つかの実施形態では500,000Daを超える分子量範囲を示す。
しかしこれらの分子量レベルでは、レオロジー挙動は望ましいものではないことがあり、
それは、生成物が望ましいように流動しないことがあり、更に溶液から結晶化する傾向が
あり得るからである。
当業者は、分子量を制御及び/または予想する方法及び手段を探索してきた。出発モノ
マー、触媒、及び加工条件の選択が、調製されるポリマーまたはコポリマーの重量平均分
子量(M)にそれぞれ影響を与えることが認識されている。触媒の選択も、全体的な反
応性プロファイルのような他の別の、または関連する理由のために特別に適合させること
ができる。
例えば、米国特許第6,869,904B2号及び米国特許第7,060,848B2
号は、特定の配位子、金属、及び置換架橋ビス芳香族(bis−aromatic)また
は架橋ビス二芳香族(bis−biaromatic)配位子のアレイを含む触媒を記述
する。
PCT国際特許出願公開第2007/136494A2号は、多価アリールオキシエー
テルのジルコニウム錯体を含む触媒組成物、ならびに改善された加工特性を有するインタ
ーポリマーを調製するためのエチレン、1つ以上のC−C30オレフィン、及び共役ま
たは非共役ジエンの連続溶液重合におけるそれらの使用を記述する。触媒系は、活性化剤
に共有結合している触媒を含有する。
触媒の1つの特定の群が、アルファ−オレフィン及びエチレン/アルファ−オレフィン
を重合するために有効であると米国特許公開第20110282018号に記述されてい
る。これらの金属配位子錯体触媒は、幾つかの可能な実施形態では架橋部分に対してオル
トである式決定位置にハロゲンを含有することも、しないこともあるビス−フェニルフェ
ノキシ化合物と記載されている。
オレフィン生成物のレオロジー挙動を多岐にわたる特定の最終使用用途に適合させる都
合の良い効率的で制御可能な方法の必要性が、当該技術において依然として存在する。
第1の実施形態において、本発明は、オレフィンホモポリマーまたはコポリマーを調製
する方法であり、本方法は、エチレン、アルファ−オレフィン、またはこれらの組み合わ
せと、下記式の触媒量の金属配位子錯体触媒であって、
式中、Mは、チタン、ジルコニウム、またはハフニウムであり、それぞれ独立して、+
2、+3、または+4のホルマール酸化状態であり、nは、0−3の整数であり、nが0
の場合、Xは不在であり、各Xは、独立して、中性、一価アニオン性、もしくは二価アニ
オン性である単座配位配位子であるか、または2つのXは、一緒になって、中性、一価ア
ニオン性、もしくは二価アニオン性である二座配位配位子を形成し、X及びnは、金属配
位子錯体が中性になるように選択され、各Z部分は、独立して、O、S、N(C−C
)ヒドロカルビル、またはP(C−C40)ヒドロカルビルであり、Lは、(C
40)ヒドロカルビレンまたは(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンであるが、Z
部分を連結している2〜8炭素の原子リンカー主鎖を含む部分を有することが条件であり
、そのような2〜8原子のリンカーの各原子は、独立して、炭素原子またはヘテロ原子で
あり、各ヘテロ原子は、独立して、O、S、S(O)、S(O)、Si(R、G
e(R、P(R)、またはN(R)であり、R1a、R1b、またはその両方
は、ハロゲン原子であり、R2a、R3a、R4a、R2b、R3b、R4b、R6c
7c、R8c、R6d、R7d、及びR8dは、独立して、水素原子、(C−C40
)ヒドロカルビル、(C−C40)ヘテロヒドロカルビル、Si(R、Ge(R
、P(R、N(R、OR、SR、NO、CN、FC、F
O、RCS(O)−、RCS(O)−、(RC)C=N−、RCC(O)O−、RC
OC(O)−、RCC(O)N(R)−、(RC)2NC(O)−、またはハロゲン原子
であり、各R5c及びR5dは、独立して、(C−C40)アリールまたは(C−C
40)ヘテロアリールであり、アリール、ヘテロアリール、ヒドロカルビル、ヘテロヒド
ロカルビル、ヒドロカルビレン、及びヘテロヒドロカルビレン基のそれぞれは、独立して
、非置換であるか、または1つ以上の置換基Rで置換されており、各Rは、独立して
、ハロゲン原子、ポリフルオロ置換、ペルフルオロ置換、非置換(C−C18)アルキ
ル、FC−、FCHO−、FHCO−、FCO−、RSi−、RGe−、R
O−、RS−、RS(O)−、RS(O)−、RP−、RN−、RC=N−、N
C−、RC(O)O−、ROC(O)−、RC(O)N(R)−、もしくはRNC(O
)であり、またはRのうちの2つは、一緒になって、非置換(C−C18)アルキレ
ンを形成し、各Rは、独立して非置換(C−C18)アルキルである、金属配位子錯体
触媒とを、エチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン
/アルファ−オレフィンコポリマーが形成されるような条件下で接触させることを含み、
1aもR1bもハロゲン原子ではないこと以外は同一である触媒による同一の条件下で
調製された、それ以外は同一のエチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマ
ー、またはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーと比較したとき、少なくとも20
パーセント低減されている重量平均分子量を有する。
本発明の方法は、驚くべきことに、所定のエチレンもしくはアルファ−オレフィンホモ
ポリマーまたはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーの分子量を大きく低減する利
点を、それ以外は単独重合または共重合の性質を有意に改変することなく提供する。この
分子量の低減は、次に流動挙動の有意な増加を提供することができ、したがってこれらの
生成物を使用する用途の数及び種類を増加することができる。
利点は、米国特許出願第20110282018号に記載されているビス−フェニルフ
ェノキシ化合物の特定のサブセットの触媒としての使用によって得られる。これらは金属
配位子錯体と呼ばれ、遷移金属中心と、式(I)と一致する多種多様なビス−フェニルフ
ェノキシ含有配位子のいずれかとを組み合わせるが、以下の制限が満たされることが条件
である。第1には、Z部分の間の架橋Lは、2原子から8原子の長さである。第2には、
Z部分は、酸素、硫黄、リン(C1−40)ヒドロカルビル、及び窒素(C1−40)ヒ
ドロカルビルから独立して選択され得る。第3には、配位子は、式(I)のR1a及び/
またはR1bの位置のベンゼン環における位置の少なくとも1つに、すなわち架橋Z部分
に対してオルトである位置に位置しているハロゲン原子を有する。用語「ハロゲン原子」
は、フッ素原子基(F)、塩素原子基(Cl)、臭素原子基(Br)、またはヨウ素原子
基(I)を意味する。好ましくは、各ハロゲン原子は、独立して、Br、F、またはCl
基、より好ましくはFまたはCl基である。第4には、金属Mは、好ましくはジルコニウ
ム(Zr)、ハフニウム(Hf)、及びチタン(Ti)から選択され、より好ましくは、
ZrまたはHfのいずれかである。
ホモポリマーまたはコポリマーの重量平均分子量(M)の低減に有用であると定義さ
れる多数の触媒ファミリーは、一般に調製することが容易であり、効率的に、広い熱作動
範囲にわたって作動することができ、幾つかの非限的定実施形態では、200℃を超える
温度に耐えることができる。そのような触媒は、それら自体、事実上任意のMであり得
るが、ある特定の非限定的実施形態では、好ましくは200ダルトン(Da)から5,0
00Daの範囲であり得る。調製は、非限定的実施形態において、適切な配位子構造の構
築、続く、望ましい金属配位子錯化を実施する、所望の遷移金属の塩との反応を含む。追
加的な極めて詳細な調製情報は、本明細書下記に含まれる実施例、ならびに例えば既に参
照されている米国特許出願第20110282018号、2011年12月29に出願し
た米国特許仮出願第61/581,418号(代理人案件番号71731)の優先権を主
張する、2012年11月28日に出願した米国特許出願第PCT/US2012/06
67700号、及び2011年3月25日に出願した米国特許仮出願第61/487,6
27号(代理人案件番号69,428)の優先権を主張する、2011年5月11に出願
した米国特許出願第13/105,018号、公開番号20110282018において
見出すことができる。当業者は、同様の類似した方法を使用して、所定の一般的な定義の
範囲内にある他の有用なビス−フェニルフェノキシ化合物を調製できることを理解する。
そのような適切な触媒は、より特定的であるが、非制限的な実施形態において、一般に
式(I)の金属配位子錯体を含むことができ、
式中、Mは、チタン、ジルコニウム、またはハフニウムであり、それぞれ独立して、+
2、+3、または+4のホルマール酸化状態であり、nは0〜3の整数であり、nが0の
場合、Xは不在であり、各Xは、独立して、中性、一価アニオン性、もしくは二価アニオ
ン性である単座配位配位子であるか、または2つのXは、一緒になって、中性、一価アニ
オン性、もしくは二価アニオン性である二座配位配位子を形成し、X及びnは、金属配位
子錯体が全体的に中性になるように選択され、各Zは、独立して、O、S、N(C−C
40)ヒドロカルビル、またはP(C−C40)ヒドロカルビルであり、Lは、(C
−C40)ヒドロカルビレンまたは(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンであり、(
−C40)ヒドロカルビレンは、Z部分を連結している2〜8原子のリンカー主鎖を
含む部分を有し、(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンは、Z部分を連結している2
〜8原子のリンカー主鎖を含む部分を有し、(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンの
2〜8原子のリンカーの各原子は、独立して、炭素原子またはヘテロ原子であり、各ヘテ
ロ原子は、独立して、O、S、S(O)、S(O)、Si(R、Ge(R
、P(R)、またはN(R)であり、独立して、各Rは、非置換(C−C18
ヒドロカルビルであり、または2つの各Rは、一緒になって、(C−C19)アルキ
レンを形成し、各Rは、非置換(C−C18)ヒドロカルビルであり、各Rは、非
置換(C−C18)ヒドロカルビル、水素原子、または不在であり、R1a、R1b
またはその両方は、ハロゲン原子であり、R2a、R3a、R4a、R2b、R3b、R
4b、R6c、R7c、R8c、R6d、R7d、及びR8dは、独立して、水素原子、
(C−C40)ヒドロカルビル、(C−C40)ヘテロヒドロカルビル、Si(R
、Ge(R、P(R、N(R、OR、SR、NO、CN、
C、FCO、RCS(O)−、RCS(O)−、(RC)C=N−、RCC(
O)O−、RCOC(O)−、RCC(O)N(R)−、(RC)2NC(O)−、また
はハロゲン原子であり、各R5c及びR5dは、独立して、(C−C40)アリールま
たは(C−C40)ヘテロアリールであり、アリール、ヘテロアリール、ヒドロカルビ
ル、ヘテロヒドロカルビル、ヒドロカルビレン、及びヘテロヒドロカルビレン基のそれぞ
れは、独立して、非置換であるか、または1つ以上の置換基Rで置換されており、各R
は、独立して、ハロゲン原子、ポリフルオロ置換、ペルフルオロ置換、非置換(C
18)アルキル、FC−、FCHO−、FHCO−、FCO−、RSi−、
Ge−、RO−、RS−、RS(O)−、RS(O)−、RP−、RN−、R
C=N−、NC−、RC(O)O−、ROC(O)−、RC(O)N(R)−、もしく
はRNC(O)であり、またはRのうちの2つは、一緒になって、非置換(C−C
18)アルキレンを形成し、各Rは、独立して非置換(C−C18)アルキルである。
多種多様な追加の置換が、式(I)の触媒内に含まれる少なくとも4つのフェニル環の
他の全ての炭素に存在することができる、または単に水素を有することができる。好まし
いR5c及びR5d置換基の幾つかの例には、3,5−ジ(第三級−ブチル)フェニル、
3,5−ジフェニルフェニル、1−ナフチル、2−メチル−1−ナフチル、2−ナフチル
、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフサ−5
−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフサ−6−イル、1,2,3,4−テトラヒド
ロアントラセニル、1,2,3,4−テトラヒドロアントラセン−9−イル、1,2,3
,4,5,6,7,8−オクタヒドロアントラセニル、1,2,3,4,5,6,7,8
−オクタヒドロアントラセン−9−イル、フェナントレン−9−イル、1,2,3,4,
5,6,7,8−オクタヒドロフェナントレン−9−イル、2,3−ジヒドロ−1H−イ
ンデン−6−イル、ナフタレン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−
6−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−5−イル、アントラセン−9−イ
ル、1,2,3,4−テトラヒドロアントラセン−9−イル、1,2,3,4,5,6,
7,8−オクタヒドロ−アントラセン−9−イル、2,6−ジメチルフェニル、2,6−
ジエチルフェニル、2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル、2,6−ジフェニル−
フェニル、3,5−ジメチルフェニル、3,5−ビス(トリ−フルオロメチル)フェニル
、3,5−ビス(1−メチルエチル)フェニル、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル
)フェニル、3,5−ジフェニル−フェニル)、2,4,6−トリメチルフェニル、2,
4,6−トリス(1−メチルエチル)フェニル)、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H
−インデン−6−イル、1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−6−イ
ル、1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−5−イル、1,1−ジメ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−5−イル、1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリニル、イソキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、カル
バゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾリル、1,2,3,4,5,6,7,
8−オクタヒドロカルバゾリル、3,6−ジ(第三級−ブチル)−カルバゾリル、3,6
−ジ(第三級−オクチル)−カルバゾリル、3,6−ジフェニルカルバゾリル、3,6−
ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−カルバゾリル、3,6−ジ(第三級−ブチル
)−カルバゾール−9−イル、3,6−ジ(第三級−オクチル)−カルバゾール−9−イ
ル、3,6−ジフェニルカルバゾール−9−イル、3,6−ビス(2,4,6−トリメチ
ルフェニル)−カルバゾール−9−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キ
ノリン−8−イル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル、イソキノリン−
1−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−8−イル
、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル、1H−インドール−1−イル
、1H−インドリン−1−イル、9H−カルバゾール−9−イル、1,2,3,4−テト
ラヒドロカルバゾリル−9−イル、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロカル
バゾリル−9−イル、4.6−ビス(1,1−ジメチルエチル)ピリジン−2−イル、4
,6−ジフェニルピリジン−2−イル、3−フェニル−1H−インドール−1−イル、3
−(1,1−ジメチルエチル)−1H−インドール−1−イル、3,6−ジフェニル−9
H−カルバゾール−9−イル、3,6−ビス[2′,4′,6′−トリス(1,1−ジメ
チルフェニル)]−9H−カルバゾール−9−イル、3,6−ビス(1,1−ジメチル−
エチル)−9H−カルバゾール−9−イルが含まれる。
本発明の方法のある特定のなおより特定的で好ましい実施形態において、金属配位子錯
体は、以下の式のいずれかにより表される化合物から選択することができる。略語により
示されている追加の部分には、Me(メチル)、t−Bu(tert−ブチル)、OMe
(メトキシ)、TMS(トリメチルシリル)、Et(エチル)、及びiPr(イソプロピ
ル)が含まれる。
触媒が購買または調製によって得られると、それは本発明の方法に使用できる状態にあ
る。アルファ−オレフィン単独重合またはエチレン/アルファ−オレフィン共重合が望ま
しい場合、適切なアルファ−オレフィンは、最終コポリマーに望ましい特定に従って選択
される任意のものであり得る。非限定例にすぎないが、アルファ−オレフィンは、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノ
ネン、1−デセン、ウンデセン、1−ドデセン、及びこれらの組み合わせのような、3〜
12個の炭素を有する直鎖アルファ−オレフィンから選択され得る。高い分岐鎖密度の最
終生成物オリゴマーを可能にするため、3〜8個の炭素を有するより小さな直鎖アルファ
−オレフィンが好ましい。分岐鎖アルファ−オレフィンを方法の供給物に用いることもで
き、非限定的実施形態において、最初の置換炭素がビニルに対して「3」以上の位置にあ
る、5〜16個の炭素を有する単一及び複数の分岐鎖アルファ−オレフィンモノマー、な
らびにこれらの組み合わせが含まれ得る。最初の置換が「4」以上の位置にあることが、
一般に好ましい。
本発明のホモポリマーまたはコポリマーを調製するため、エチレン及び/または選択さ
れたアルファ−オレフィンモノマーは、適切な反応器に、バッチ、半連続、または連続生
成で供給され、そこで、そのようなモノマーは触媒と接触する。コポリマーを調製する場
合、エチレン/アルファ−オレフィン反応性比は、任意の所定の触媒によって特有であり
、標的コポリマー組成物を得るために必要なアルファ−オレフィンの量を決定する方法論
を提供することが注目される。反応性比は、周知の理論手法を使用して決定することがで
きる、または実際の重合データからは経験的に導き出すことができる。適切な理論手法は
、例えば、B.G.Kyle,Chemical and Process Therm
odynamics,3rd ed.,Prentice−Hall(Englewoo
d Cliffs,NJ 1999)及びG.Soave,“Redlich−Kwon
g−Soave(RKS)Equation of State,”Chemical
Engineering Science,1972,vol.27,pp1197−1
203に開示されている。市販のソフトウエアプログラムを使用して、実験由来のデータ
から反応性比を導き出す助けにすることができる。そのようなソフトウエアの一例は、A
spen Technology, Inc.,Ten Canal Park,Cam
bridge,Massachusetts 02141−2201,USAのAspe
n Plusである。多くのコポリマー組成物において、含まれるアルファ−オレフィン
の量はエチレンの量よりも少ないことが、多くの場合に好ましく、それは単にモノマーの
相対的な費用が理由である。したがって、コポリマーにおけるアルファ−オレフィンの標
的量は、1〜30モルパーセント(mol%)、より好ましくは1〜25mol%、なお
より好ましくは0〜20mol%であることが多くの場合に好ましいが、必ずしもそうで
あるとは限らない。
式(I)の金属配位子錯体は、活性化助触媒と接触もしくは組み合わせることによって
、または金属に基づいたオレフィン重量反応を使用する当該技術において既知であるよう
な活性化技術を使用することによって、触媒的に活性にされる。本明細書に使用される適
切な活性化助触媒には、アルキルアルミニウム、ポリマーまたはオリゴマーアルモキサン
(アルミノキサンとしても知られている)、中性ルイス酸、及び非ポリマー性非配位イオ
ン形成化合物が含まれ、酸化条件下でのそのような化合物の使用が含まれるが、これらに
限定されない。適切な活性化技術は、バルク電解であり得る。1つ以上の前述の活性化助
触媒及び/または技術の組み合わせも、考慮される。用語「アルキルアルミニウム」は、
モノアルキルアルミニウム二水素化物もしくはモノアルキルアルミニウム二ハロゲン化物
、ジアルキルアルミニウム水素化物もしくはジアルキルアルミニウムハロゲン化物、また
はトリアルキルアルミニウムを意味する。アルモキサン及びこれらの調製は、追加的な理
解について米国特許第6,103,657号に記載されている。好ましいポリマーまたは
オリゴマーアルモキサンの例は、メチルアルモキサン、トリイソブチルアルモキサン改質
メチルアルモキサン、及びイソブチルアルモキサンである。式(I)の1つ以上の金属配
位子錯体の総モル数と活性化助触媒の総モル数との比が、好ましくは1:10,000〜
100:1であるようなものを用いることができる。
多様な単独重合または共重合条件、及びこれらの組み合わせを、出発材料、反応の性質
(バッチ、半連続、または連続)、装置設定、所望の生成物などに従って用いることがで
きる。しかし、一般に、本発明のポリマーまたはコポリマーは、1つ以上の特定の触媒選
択肢を、摂氏20度(℃)から220℃、好ましくは100℃〜200℃の範囲の温度で
、好ましくは10分間から300分間の範囲の時間にわたって使用することにより生成す
ることができる。圧力のような他のパラメーターを、当業者に既知の範囲内に制御するこ
とができ、一般に本発明の実施とって重要であると考慮されず、実施者の希望及び要求に
よって変わり得る。本方法は、少なくとも1つの連続撹拌槽反応器(CSTR)または他
の適切な容器の使用による連続方法として実施することが、通常、好ましい。
本発明の特定の利点は、比較ホモポリマーまたはコポリマーが、本発明の方法が、定義
された、すなわちR1a及び/またはR1b置換基として定義されたZ部分に対してオル
トである位置に位置する少なくとも1つのハロゲンを有する確定された触媒のうちの1つ
を使用し、比較方法が、ハロゲンをこれらの位置のいずれにも有さないが、それ以外は同
一である触媒を使用する、同一の条件下及び同一の出発材料を使用して調製される場合に
明らかとなる。驚くべきことに、本発明の方法により生成されたホモポリマーまたはコポ
リマーは、R1aもR1bもハロゲン原子ではない、それ以外は同一である触媒を使用し
て生成されたホモポリマーまたはコポリマーと比較したとき、少なくとも20%、好まし
くは少なくとも30%、より好ましくは少なくとも40%、最も好ましくは少なくとも8
0%低減しているMを有し得ることが見出された。
さらにより驚くべきことに、R1a及びR1b置換基の両方がハロゲン原子である触媒
を使用する本発明の方法により生成されたホモポリマーまたはコポリマーは、1つのハロ
ゲンだけをR1aまたはR1b位置のいずれかに有する触媒を用い、それ以外は同一であ
る本発明の方法により生成されたホモポリマーまたはコポリマーと比較したとき、少なく
とも20%、好ましくは少なくとも30%、より好ましくは少なくとも40%、最も好ま
しくは少なくとも80%低減しているMを有し得ることが見出された。
したがって、ある特定の実施形態において、オルト位置に1つの戦略的に位置されたハ
ロゲンを含む触媒の使用は、驚くべきことに、いずれのオルト位置にもハロゲンを有さな
い、それ以外は同一である触媒を使用して生成されたものの5分の1の低さである分子量
を有するホモポリマーまたはコポリマーを生成することができ、一方、これらのオルト位
置に2つのハロゲンを含む触媒の使用は、驚くべきことに、いずれのオルト位置にもハロ
ゲンを有さない、それ以外は同一である触媒を使用して生成されたものの10分の1の低
さの分子量を有するホモポリマーまたはコポリマーを生成することができる。この点を考
慮すると、本発明の方法は、生成されるホモポリマーまたはコポリマーの重量平均分子量
(M)を予想通りに低減する方法を可能にし、このことは、レオロジー挙動が改変され
、ホモポリマーまたはコポリマーの加工性及び適用も、望まれ得る方法で改変され得るこ
とを意味する。同時に、得られたホモポリマーまたはコポリマーの大部分の他の特性は比
較的影響を受けないが、エチレン/アルファ−オレフィンコポリマーが調製される場合、
アルファ−オレフィンの組み込み量は、幾つかの場合において、R1a、R1b、または
その両方の位置におけるハロゲン原子の存在により多少低減されることがある。
実施例1〜6及び比較例A〜D
本明細書下記に示される化学名及び式構造を有する一連の触媒を使用して、エチレン/
1−オクテン共重合を実施する。
触媒1は、(2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(3−(
3,6−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−5′−フルオロ−5
−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)ジメチル−
ハフニウムである。比較例(CEx.)Aに使用される。
触媒2は、2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))−1−(3,6
−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−5′−フルオロ−5−(2
,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)−3−(3,6−
ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′,5′−ジフルオロ−5
−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)ジメチル−
ハフニウムである。実施例(Ex.)1に使用される。
触媒3は、(2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(3−(
3,6−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′,5′−ジフル
オロ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)ジ
メチル−ハフニウムである。Ex.2に使用される。
触媒4は、(2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(3−(
2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−5′−フルオロ−5
−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)ジメチル−
ハフニウムである。CEx.Bに使用される。
触媒5は、2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))−1−(2,7
−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−5′−フルオロ−5−(2
,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)−3−(2,7−
ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′,5′−ジフルオロ−5
−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)ジメチル−
ハフニウムである。EEx.3に使用される。
触媒6は、2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))−1−(2,7
−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−5′−フルオロ−5−(2
,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)−3−(2,7−
ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′−メチル−5′−フルオ
ロ−5−(2,4,4−トリメチル−ペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)ジ
メチル−ハフニウムである。CEx.Cに使用される。
触媒7は、2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))−1−(2,7
−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′−5′−ジフルオロ−
5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)−3−(
2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′−メチル−5′
−フルオロ−5−(2,4,4−トリメチル−ペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オ
ール)ジメチル−ハフニウムである。Ex.4に使用される。
触媒8は、(2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(3−(
2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′−メチル−5′
−フルオロ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オー
ル)ジメチル−ジルコニウムである。CEx.Dに使用される。
触媒9は、(2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(3−(
2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′−5′−ジクロ
ロ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)ジメ
チル−ジルコニウムである。EEx.5に使用される。
触媒10は、(2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(3−
(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′−5′−ジフ
ルオロ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ビフェニル−2−オール)
ジメチル−ジルコニウムである。Ex.6に使用される。
調製された触媒をそれぞれ使用して、以下の手順によりエチレン/オクテンコポリマー
を調製する。2リットル(L)のParr反応器を重合に使用する。全ての供給物を、反
応器に導入する前に、アルミナ及びQ−5(商標)触媒(Engelhard Chem
icals Inc.から入手可能)のカラムに通過させる。触媒及び助触媒(活性化剤
)溶液を、グローブボックスの中で取り扱う。撹拌した2Lの反応器に、約605グラム
(g)の混合アルカン溶媒及び300gの1−オクテンコモノマーを投入する。反応器の
内容物を重合温度の140℃に加熱し、288ポンド毎平方インチゲージ圧(psig、
約1.99メガパスカル、MPa)でエチレンにより飽和する。触媒及び助触媒をトルエ
ン中の希釈溶液として混合し、触媒添加槽に移し、反応器の中に注入する。重合条件を、
エチレンを必要に応じて添加することによって、10分間維持する。内部冷却コイルを介
して、反応容器から熱を連続的に除去する。反応溶液を反応器から取り出し、イソプロピ
ルアルコールで停止させ、およそ67ミリグラム(mg)のヒンダードフェノール酸化防
止剤(Ciba Geigy CorporationからのIrganox(商標)1
010)及び133mgのリン酸安定剤(Ciba Geigy Corporatio
nからのIrgafos(商標)168)を含有する10ミリリットル(mL)のトルエ
ン溶液の添加により安定化する。重合実施の間には、850gの混合アルカンを反応器に
添加する、及び反応器を150℃に加熱する、の洗浄サイクルを実施する。次に反応器か
ら、新たな重合を開始する直前に、加熱溶媒を出す。最終設定点が140℃の温度傾斜真
空オーブンにおいて約12時間乾燥することにより、ポリマーを回収する。
次にポリマーの特徴決定を実施する。ポリマーの溶解及び結晶化温度を、示差走査熱量
測定(DSC2910、TA Instruments,Inc.)により測定する。試
料を、最初に、10℃/分の傾斜率で室温から180℃に加熱する。この温度で2〜4分
間保持した後、試料を10℃/分で−40℃に冷却し、2〜4分間保持し、次に160℃
に加熱する。分子量分布(M、M)の情報は、ロボティクス支援希釈高温ゲル浸透ク
ロマトグラフィー(RAD−GPC)による分析によって決定される。ポリマー試料を、
蓋をしたバイアル中の、百万分の300部(ppm)のブチル化ヒドロキシトルエン(B
HT)で安定化した1,2,4−トリクロロベンゼン(TCB)に、30mg/mLの濃
度により160℃で約90分間、撹拌しながら溶解する。次に、400マイクロリットル
(μL)のアリコートの試料を注入する直前に、これらを1mg/mLに希釈する。GP
Cは、2つのPOLYMER LABS(商標)PLgel(商標)10μm MIXE
D−Bカラム(300ミリメートル(mm)×10mm)を2.0mL/分の流速により
150℃で利用する。試料検出は、POLYMER CHAR(商標)IR4検出器を濃
縮モードで使用して実施する。厳密ポリスチレン(PS)基準の慣用較正を利用し、見掛
け単位をホモ−ポリエチレン(PE)に、この温度で1,2,3−トリクロロベンゼン(
TCB)中のPS及びPEの既知のMark−Houwink係数を使用して調整する。
絶対Mの情報は、多分散性指数(PDI)固定低角度光散乱検出器を使用して計算する
。オクテン組み込みを決定するため、14μLの各ポリマー溶液をシリコンウエハに付着
させ、TCBが蒸発するまで140℃で加熱し、AUTOPRO(商標)自動試料採取機
を備えた、7.1バージョンソフトウエアを有するNicolet Nexus 670
フーリエ変換赤外(FTIR)分光装置を使用して分析する。結果を表1に示す。
単一ハロゲン化触媒(触媒2、5、及び7)、または二重ハロゲン化触媒(触媒3、9
、及び10[オルト位置])の使用による分子量の低減も、非ハロゲン化[オルト位置]
触媒(触媒1、4、6、及び8)を使用して調製されたコポリマーと比較したとき、コポ
リマーへのオクテン組み込みを比例して低減することが、注目される。更に、フッ素原子
によるハロゲン化は、塩素原子によるハロゲン化よりも、これらの実施例においてより有
効であると思われる。
実施例7
この実施例7は、試料触媒の調製を例示する。当業者は、同様及び類似した方法を実施
して、本発明の使用に適した他の触媒を調製できることを理解する。各生成物の確認には
H NMR及び19F NMRを実施する。
(a)ステップ1:2−(3−ブロモプロポキシ)−1,5−ジフルオロ−3−ヨード
ベンゼンの調製
2−ヨード−4,6−ジフルオロフェノール(10.00g、38.28ミリモル(m
mol))[国際公報第2012/027448号に従って調製]、1,3−ジブロモプ
ロパン(155g、765mmol)、炭酸カリウム(10.582g、76.566m
mol)、及びアセトン(250mL)の混合物を、1時間加熱環流する。混合物を室温
に冷まし、濃縮する。残渣を50/50の塩化メチレン/水混合物に分配し、塩化メチレ
ンで抽出する。合わせた有機相を2N NaOH(300mL)、ブライン(300mL
)、水(300mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、シリカゲルパッドで濾過し、濃縮
する。得られた油状物を、ヘキサン:酢酸エチルの勾配を使用するカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、12.5g(86.8%)の生成物を僅かに黄色の油状物としても
たらす。本明細書で使用されるとき、「ヘキサン」は、市販のヘキサン異性体混合物を指
す。
(b)ステップ2:1,5−ジフルオロ−2−(3−(4−フルオロ−2−ヨードフェ
ノキシ)プロポキシ)−3−ヨードベンゼンの調製
2−(3−ブロモプロポキシ)−1,5−ジフルオロ−3−ヨードベンゼン(4.00
g、10.6mmol)、2−ヨード−4−フルオロフェノール(2.525g、10.
61mmol)[国際公開第2012/027448号に従って調製]、炭酸カリウム(
3.094g、22.39mmol)、及びアセトン(80mL)の混合物を加熱環流し
、一晩撹拌する。混合物を室温に冷却し、濾過する。ケーキをアセトンで洗浄する。濾液
を濃縮して、粗物質を暗褐色の油状物としてもたらし、それを、ヘキサン中5%酢酸エチ
ルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、3.69g(65.1%)の生
成物を無色の油状物としてもたらす。
(c)ステップ3:3−(3,6−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−
イル)−2′−(3−((3′−(3,6−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール
−9−イル)−5−フルオロ−2′−ヒドロキシ−5′−(2,4,4−トリメチルペン
タン−2−イル)−[1,1′−ビフェニル]−2−イル)オキシ)プロポキシ)−3′
,5′−ジフルオロ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)−[1,1′
−ビフェニル]−2−オールの調製
1,2−ジメトキシエタン(69mL)、3,6−ジ−tert−ブチル−9−(2−
((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラ
メチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペ
ンタン−2−イル)フェニル)−9H−カルバ−ゾール(4.00g、5.71mmol
)[米国特許出願第2011/0282018号に従って調製]、1,5−ジフルオロ−
2−(3−(4−フルオロ−2−ヨードフェノキシ)プロポキシ)−3−ヨードベンゼン
(1.524g、2.711mmol)、水(16mL)中のNaOH(0.6849g
、17.12mmol)の溶液、及びテトラヒドロフラン(THF)(40mL)の混合
物に窒素(N)を15分間パージし、次にPd(PPh((Ph=フェニル、0
.1318g、0.1142mmol)を加え、85℃で一晩加熱する。混合物を室温に
冷まし、濃縮する。残渣を塩化メチレン(200mL)に取り、ブライン(200mL)
で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、シリカゲルパッドで濾過し、濃縮して、粗保護配位
子をもたらす。粗物質に、THF(50mL)、メタノール(MeOH、50mL)、及
びおよそ100mgのp−トルエンスルホン酸一水和物(PTSA)を加える。溶液を6
0℃で一晩加熱し、次に冷却し、濃縮する。粗配位子に、塩化メチレン(200mL)を
加え、ブライン(200mL)で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、シリカゲルパッドで
濾過し、濃縮して、褐色の結晶性粉末をもたらす。固体を、塩化メチレン:ヘキサンの勾
配を使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.77g(52.4%)の生
成物を白色の固体としてもたらす。
(d)ステップ4:金属配位子錯体の形成
トルエン(43mL)に懸濁したHfCl(0.117g、0.37mmol)及び
配位子(0.4573g、0.37mmol)の混合物に、ジエチルエーテル中の3M
MeMgBr(Me=メチル、0.52mL、1.56mmol)を加える。室温で1時
間撹拌した後、ヘキサン(10mL)を加え、懸濁液を濾過して、無色の溶液を得る。溶
媒を減圧下で除去して、0.4125g(77.4%)の生成物金属配位子錯体を得る。
実施例8
触媒4を以下のようにして調製する。
(a)ステップ1:2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−((テトラヒドロ−2
H−ピラン−2−イル)オキシ)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)
フェニル)−9H−カルバゾールの調製
2−(2−ヨード−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノキシ)
テトラヒドロ−2H−ピラン(21.74g、52.22mmol)[国際公開第201
2/027448号に従って調製]、ジ−tert−ブチルカルバゾール(8.03g、
28.73mmol)[Synthesis 1979,49−50(完全な引用が求め
られる)に従って調製]、KPO(23.40g、110.24mmol)、無水C
uI(0.22g、1.16mmol)、無水トルエン(85mL)、及びN,N′−ジ
メチルエチレンジアミン(0.45mL、4.18mmol)の混合物を125℃に加熱
する。24時間後、追加の、無水トルエン(0.9mL)及びN,N′−ジメチルエチレ
ンジアミン(0.45mL、4.18mmol)中の無水CuI(0.2g、1.05m
mol)スラリーを加え、撹拌を125℃で更に72時間続ける。96時間後、反応を室
温に冷まし、小シリカプラグで濾過し、THFで洗浄し、濃縮して、粗生成物を暗褐色の
油状物として得る。粗物質を高温ヘキサン(50mL)から結晶化して、13.48g(
90.9%)の生成物をオフホワイトの粉末としてもたらす。
(b)ステップ2:2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−((テトラヒドロ−2
H−ピラン−2−イル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−
ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フ
ェニル)−9H−カルバゾールの調製
2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ル)オキシ)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−9H−
カルバゾール(7.70g、13.56mmol)及び無水THF(90mL)のN
囲気下の溶液を、0〜10℃に冷却し(氷水浴)、ヘキサン(14.0mL、35.0m
mol)中の2.5モル(M)n−BuLi(Bu=ブチル)をゆっくりと加える。4時
間後、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン(7.0mL、34.3mmol)をゆっくりと加える。混合物を、反応を室温に温
める前に、0〜10℃で1時間撹拌し、次に更に18時間撹拌する。反応混合物に、冷飽
和重炭酸ナトリウム水溶液(75mL)を加え、次に混合物を4つの50mL部分の塩化
メチレンで抽出する。組み合わせた有機相を冷飽和重炭酸ナトリウム水溶液(200mL
)、ブライン(200mL)で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、粗
物質を金色の泡状物として得る。この粗物質をアセトニトリル(75mL)でスラリー化
し、室温で1時間放置する。固体を単離し、少量の冷アセトニトリルで洗浄し、高真空下
で乾燥して、8.12g(86.3%)の生成物を白色の粉末としてもたらす。
(c)ステップ3:6′,6″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(
3−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−3′−フルオ
ロ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)−[1,1′−ビフェニル]−
2−オール)の調製
2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−9H−カ
ルバゾール(4.00g、5.24mmol 高速液体クロマトグラフィーHPLCによ
る90.9%の純度に基づいて調整)、1,2−ジメトキシエタン(65mL)、水(1
9mL)中のNaOH(0.67g、17.25mmol)の溶液、THF(22mL)
、及び1,3−ビス(4−フルオロ−2−ヨードフェノキシ)プロパン(1.28g、2
.49mmol)[国際公開第2012/027448号に従って調製]の混合物に、N
をおよそ15分間パージする。次に、Pd(PPh(202mg、0.18mm
ol)を加え、加熱還流する。48時間後、反応混合物を室温に冷ます。沈殿物を単離し
、高真空下で約1時間乾燥して、粗保護配位子をもたらす。粗物質をTHF(100mL
)及びMeOH(100mL)の混合物に溶解し、60℃に加熱する。溶液にPTSAを
、溶液が酸性(pH紙により測定)になるまで加え、次に60℃で8時間撹拌し、次に冷
ます。沈殿物を真空濾過により単離し、冷アセトニトリル(25mL)ですすぎ、乾燥し
て、約1gの配位子をもたらす。その間に濾液が沈殿物を発生し、それを単離し、高真空
下で乾燥して、およそ1gの更なる配位子もたらす。採取物をクロロホルム(50mL)
の使用により合わせ、濃縮して、2.37g(77.6%)の配位子を白色の粉末として
もたらす。
(d)ステップ4:金属配位子錯体の形成
配位子(0.545g、0.44mmol)及びHfCl(0.142g、0.44
mmol)の冷(−30℃)トルエン溶液(40mL)に、ジエチルエーテル(0.64
mL、1.92mmol)中の3M MeMgBrを加える。2時間撹拌した後、黒色の
懸濁液を、中型ガラスフリットを使用して濾過して、無色の溶液を得る。溶媒を減圧下で
除去して、0.589g(92.5%)の生成物を得る。
実施例9
(a)ステップ1:3−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−
イル)−2′−(3−((3′−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール
−9−イル)−5−フルオロ−2′−ヒドロキシ−5′−(2,4,4−トリメチルペン
タン−2−イル)−[1,1′−ビフェニル]−2−イル)オキシ)プロポキシ)−3′
,5′−ジフルオロ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)−[1,1′
−ビフェニル]−2−オールの調製
1,2−ジメトキシエタン(69mL)、2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−
((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラ
メチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペ
ンタン−2−イル)フェニル)−9H−カルバ−ゾール(4.00g、5.708mmo
l)、1,5−ジフルオロ−2−(3−(4−フルオロ−2−ヨードフェノキシ)プロポ
キシ)−3−ヨードベンゼン(1.524g、2.711mmol)、水(16mL)中
のNaOH(0.6849g,17.12mmol)の溶液、及びTHF(40mL)の
混合物にNを15分間パージし、次にPd(PPh(0.1318g、0.11
42mmol)を加え、85℃で一晩加熱し、次に冷却する。残渣に塩化メチレン(20
0mL)を加え、次にブライン(200mL)で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、シリ
カゲルパッドで濾過し、濃縮して、粗保護配位子をもたらす。粗物質に、THF(50m
L)、MeOH(50mL)、及びおよそ100mgのPTSAを、pH紙により酸性溶
液になるまで加える。溶液を60℃で一晩加熱し、次に冷却し、濃縮する。粗混合物に、
塩化メチレン(200mL)を加え、ブライン(200mL)で洗浄し、無水MgSO
で乾燥し、シリカゲルパッドで濾過し、濃縮して、褐色の結晶性粉末をもたらす。粗物質
を、塩化メチレン:ヘキサンの勾配で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して
、2.63g(81.2%)の配位子を白色の固体としてもたらす。
(b)ステップ2:金属配位子錯体の形成
トルエン(20mL)中のHfCl(0.1038g、0.3241mmol)の冷
(−25℃)スラリーに、ジエチルエーテル(0.45mL、1.35mmol)中の3
.0M MeMgBrを加え、2分間激しく撹拌する。混合物に、固体の配位子(0.4
022g、0.3229mmol)を、トルエン(3.0mL)を使用してすすぎながら
加える。褐色の混合物を室温で2時間撹拌し、次にヘキサン(20mL)を加え、混合物
を濾過する。無色の溶液である濾液を、高真空下で濃縮する。固体に、ヘキサン(10m
L)を加え、約10分間撹拌する。オフホワイトの固体を濾過により収集し、高真空下で
乾燥して、0.4112g(87.7%)の生成物をもたらす。
実施例10
(a)ステップ1:1−(3−ブロモプロポキシ)−4−フルオロ−2−ヨードベンゼ
ンの調製
4−フルオロ−2−ヨードフェノール(7.0020g、29.420mmol)、炭
酸カリウム(8.2954g、60,020mmol)、1,3−ジブロモプロパン(5
9.00mL、581.262mmol)、及びアセトン(200mL)の混合物を、一
晩撹拌還流する。16.5時間後、反応を室温に冷まし、真空濾過により濾過する。固体
をアセトン(2×20mL)で洗浄し、また濾過する。濾液を濃縮し、残った黄色の溶液
を真空下で蒸溜して、残留1,3−ジブロモプロパンを除去する。褐色の粗油状物を少量
のヘキサンに溶解し、ヘキサン中0〜5%の酢酸エチルの勾配を使用するカラムクロマト
グラフィーにより精製して、8.99g(85.1%)の生成物を黄色の油状物としても
たらす。
(b)ステップ2:5−フルオロ−2−(3−(4−フルオロ−2−ヨードフェノキシ
)プロポキシ)−1−ヨード−3−メチルベンゼンの調製
1−(3−ブロモプロポキシ)−4−フルオロ−2−ヨードベンゼン(8.9856g
、25.032mmol)、4−フルオロ−2−ヨード−6−メチルフェノール(6.3
096g、25.036mmol)、炭酸カリウム(7.400g、53.542mmo
l)、及びアセトン(165mL)の混合物を、一晩撹拌還流する。16時間後、反応混
合物を室温に冷まし、真空濾過により濾過する。固体をアセトン(2×20mL)で洗浄
し、また濾過する。濾液を濃縮して、粗生成物を暗褐色の油状物としてもたらす。油状物
を少量のヘキサンに溶解し、ヘキサン中0〜5%の酢酸エチルの勾配を使用するカラムク
ロマトグラフィーにより精製して、11.55g(87.1%)の生成物を黄色の固体と
してもたらす。
(c)ステップ3:3−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−
イル)−2′−(3−((3′−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール
−9−イル)−5−フルオロ−2′−ヒドロキシ−5′−(2,4,4−トリメチルペン
タン−2−イル)−[1,1′−ビフェニル]−2−イル)オキシ)プロポキシ)−5′
−フルオロ−3′−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)−[
1,1′−ビフェニル]−2−オールの調製
2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−9H−カ
ルバゾール(9.4182g、13.575mmol)、1,2−DME(170mL)
、水(49mL)中のNaOH(1.8145g,45.438mmol)の溶液、TH
F(57mL)、及び5−フルオロ−2−(3−(4−フルオロ−2−ヨードフェノキシ
)プロポキシ)−1−ヨード−3−メチルベンゼン(3.4233g、6.458mmo
l)の混合物を撹拌し、Nでおよそ15分間パージし、次にPd(PPh(0.
5432g、0.470mmol)を加える。混合物を19時間加熱環流し、室温に冷ま
す。相を分離し、有機相を無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、泡状で金色を帯
びた橙色の固体を粗保護配位子としてもたらす。粗物質をTHF(250mL)及びMe
OH(250mL)の混合物に溶解し、60℃に加熱する。溶液に、PTSA(3.03
80g、15.971mmol)を、溶液が酸性になるまで加える。反応を60℃で一晩
撹拌し、次に室温に冷まし、濃縮して、褐色の粘着性固体をもたらす。粗生成物をクロロ
ホルムに溶解し、シリカゲルを加える。スラリーを濃縮して、乾燥粉末混合物をもたらし
、それを、ヘキサン中2〜5%の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラムクロマト
グラフィーにより精製して、生成物を明黄色の結晶性固体としてもたらす。微量の酢酸エ
チルを除去するため、固体をジクロロメタンに溶解し、濃縮して、明黄色の結晶性固体を
もたらす(2回繰り返す)。固体を高真空下で乾燥して、6.17g(77.0%)をも
たらす。
(d)ステップ3:金属配位子錯体の形成
HfCl(0.1033g、0.3225mmol)及びトルエン(20mL)の冷
(−25℃)スラリーに、ジエチルエーテル(0.45mL、1.35mmol)中の3
.0M MeMgBrを加え、2分間激しく撹拌する。混合物に、固体の配位子(0.4
000g、0.3221mmol)を、トルエン(2.0mL)によりすすぎながら加え
る。1.5時間撹拌した後、反応混合物を、中型フリット漏斗を使用して濾過する。ケー
キを2つの10mL部分のトルエンで洗浄する。無色の濾液に、ヘキサン(5mL)を加
え、真空下で濃縮して、白色の固体をもたらす。固体に、トルエン(30mL)を加え、
ほぼ全ての固体が溶液になるまで撹拌する。次にヘキサン(25mL)を加える。黄色を
帯びた曇った溶液を濾過し(シリンジフィルター)、高真空下で濃縮して、0.4317
mgの生成物を黄褐色の固体としてもたらす。
実施例11
(a)ステップ1:2−(3−(2,4−ジフルオロ−6−ヨードフェノキシ)プロポ
キシ)−5−フルオロ−1−ヨード−3−メチルベンゼンの調製
2−(3−ブロモプロポキシ)−1,5−ジフルオロ−3−ヨードベンゼン(4.00
g、10.61mmol)、4−フルオロ−2−ヨード−6−メチルフェノール(2.6
74g、10.61mmol)[米国特許出願第2011/0282018号に従って調
製]、炭酸カリウム(3.094g、22.39mmol)、及びアセトン(80mL)
の混合物を加熱環流し、一晩撹拌する。反応を室温に冷却し、濾過し、固体をアセトンで
洗浄し、濃縮して、暗褐色の油状物をもたらす。油状物をアセトニトリルと混合し、冷凍
庫で結晶化させる。フィルターで濾過した後、褐色の固体を真空乾燥して、4.47g(
76.9%)の生成物をもたらす。
(b)ステップ2:3−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−
イル)−2′−(3−((3′−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール
−9−イル)−3,5−ジヒドロ−2′−ヒドロキシ−5′−(2,4,4−トリメチル
ペンタン−2−イル)−[1,1′−ビフェニル]−2−イル)オキシ)プロポキシ)−
5′−フルオロ−3′−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)
−[1,1′−ビフェニル]−2−オールの調製
1,2−ジメトキシエタン(60mL)を、2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2
−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テト
ラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,4,4−トリメチル
ペンタン−2−イル)フェニル)−9H−カルバ−ゾール(3.50g、4.69mmo
l)、2−(3−(2,4−ジフルオロ−6−ヨードフェノキシ)プロポキシ)−5−フ
ルオロ−1−ヨード−3−メチルベンゼン(1.246g、2.228mmol)、水(
14mL)中のNaOH(0.563g、14.08mmol)の溶液、及びTHF(3
5mL)に加えた混合物に、Nを15分間パージし、次にPd(PPh(0.1
083g、0.0983mmol)を加え、85℃で一晩加熱する。混合物を冷まし、塩
化メチレン(200mL)を加え、次にブライン(200mL)で洗浄し、無水MgSO
で乾燥し、シリカゲルパッドで濾過し、濃縮して、粗保護配位子をもたらす。粗物質に
、THF(50mL)、MeOH(50mL)、及び約100mgのPTSAを、溶液が
pH紙により酸性になるまで加える。溶液を60℃で一晩加熱し、次に冷却し、濃縮する
。次に粗物質に、塩化メチレン(200mL)を加え、ブライン(200mL)で洗浄し
、無水MgSOで乾燥し、シリカゲルパッドで濾過し、濃縮して、褐色の結晶性粉末を
もたらす。固体を、第1のカラムではヘキサン:酢酸エチルの勾配、第2のカラムでは塩
化メチレン:ヘキサンの勾配を用いる2本のフラッシュカラムクロマトグラフィー溶出に
より精製して、1.42g(50.6%)の配位子を白色の結晶としてもたらす。
(c)ステップ3:金属配位子錯体の形成
HfCl(0.1031g、0.3129mmol)及びトルエン(20mL)の冷
(−25℃)スラリーに、ジエチルエーテル(0.45mL、1.35mmol)中の3
.0M MeMgBrを加える。混合物を2分間激しく撹拌し、固体の配位子(0.40
12g、0.3185mmol)を、トルエン(3.0mL)によりすすぎながら加える
。反応混合物を室温で2時間撹拌する。黄色を帯びた混合物に、ヘキサン(20mL)の
混合物を加え、濾過する。無色の溶液である濾液を、高真空下で濃縮する。固体に、ヘキ
サン(10mL)の混合物を加え、約10分間撹拌する。固体を濾過により収集し、乾燥
して、所望の生成物と、不十分なアルキル化に起因する微量の成分との混合物をもたらす
。濾液を濃縮し、固体と再び合わせる。混合物をトルエン(15mL)に溶解し、3.0
M MeMgBr(0.10mL、0.30mmol)を加える。混合物を1時間撹拌し
、濾過し、濃縮する。褐色の固体をトルエン(15mL)に溶解し、ヘキサン(25mL
)を加える。曇った溶液を濾過し、濃縮して、黄褐色の固体を得る。固体に、ヘキサン(
30mL)の混合物を加え、約1時間激しく撹拌する。白色の固体を収集し、高真空下で
乾燥して、0.2228g(47.7%)の生成物をもたらす。
実施例12
(a)ステップ1:2′,2″−(プロパン−1,3−ジイルビス(オキシ))ビス(
3−(2,7−ジ−tert−ブチル−9H−カルバゾール−9−イル)−5′−フルオ
ロ−3′−メチル−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)−[1,1′−
ビフェニル]−2−オール)の調製
2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−9H−カ
ルバゾール(7.52g、9.89mmol HPLCによる91.2%の純度に基づい
て調整)、1,2−ジメトキシエタン(120mL)、水(35mL)中のNaOH(1
.30g、32.5mmol)の溶液、THF(60mL)、及び1,3−ビス(4−フ
ルオロ−2−ヨード−6−メチルフェノキシ)プロパン(2.56g、4.70mmol
)[米国特許出願第2011/0282018号に従って調製]の混合物に、Nをおよ
そ15分間パージし、Pd(PPh(303mg、0.26mmol)を加える。
混合物を48時間加熱環流し、次に室温に冷ます。冷めると、沈殿物が形成され、それを
単離し、高真空下で1時間乾燥して、6.10gの粗保護配位子をもたらす。粗物質に1
:1のMeOH/THFの混合物(200mL)及びおよそ100mgのPTSAを加え
る。溶液を60℃で8時間加熱し、次に冷まし、濃縮する。残渣に、塩化メチレン(25
0mL)を加え、ブライン(250mL)で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、シリカゲ
ルパッドで濾過し、次に濃縮して、4.92gの粗配位子をもたらす。この粗物質を、ヘ
キサン中2%の酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4
.23g(71.7%)の生成物を白色の粉末としてもたらす。
(b)ステップ2:金属配位子錯体の形成
配位子及びZrClの冷(−30℃)トルエン溶液に、ジエチルエーテル(4.1m
L、12.3mmol)中の3M MeMgBrを加える。撹拌した後、黒色の懸濁液を
、中型ガラスフリットを使用して濾過して、無色の溶液を得る。溶媒を減圧下で除去して
、0.456g(61.7%)の生成物を白色の固体として得る。
実施例13
(a)ステップ1:配位子の調製
2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−9H−カ
ルバゾール(3.50g、5.16mmol)、1,2−ジメトキシエタン(200mL
)、水(60mL)中のNaOH(0.62g、15.47mmol)の溶液、THF(
60mL)、及び1,3−ビス(2,4−ジクロロ−6−ヨードフェノキシ)プロパン(
1.51g、2.45mmol)[米国特許出願第2011/0282018号に従って
調製]の混合物に、Nをおよそ15分間パージし、Pd(PPh(0.12g、
0.10mmol)を加える。混合物を48時間加熱環流し、次に冷まし、濃縮する。残
渣に塩化メチレン(200mL)を加え、ブライン(200mL)で洗浄し、無水MgS
で乾燥し、シリカパッドで濾過し、濃縮して、粗保護配位子をもたらす。粗物質をT
HF(100mL)とMeOH(100mL)の混合物に溶解し、60℃に加熱し、PT
SAを、溶液が酸性(pH紙)になるまで加える。混合物を60℃で8時間撹拌し、次に
室温に冷まし、濃縮する。残渣に塩化メチレン(200mL)を加え、ブライン(200
mL)で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、シリカゲルパッドで濾過し、濃縮して、粗保
護配位子を得る。粗物質を、ヘキサン中40%の塩化メチレンで溶出するフラッシュクロ
マトグラフィーにより精製して、2.57g(78.9%)の配位子を白色の粉末として
もたらす。
(b)ステップ2:金属配位子錯体の形成
ZrCl(0.105g、0.45mmol)を含有する冷トルエン(20mL)に
、ジエチルエーテル(0.63mL、1.90mmol)中の3.0M MeMgBrを
加える。3分間撹拌した後、配位子(0.60g、0.45mmol)を固体で加える。
2時間撹拌した後、ヘキサン(20mL)を加え、黒色の懸濁液を濾過する。溶媒を減圧
下で除去して、オフホワイトの固体を得る。この固体に、ヘキサン(20mL)を加え、
10分間撹拌する。生成物をフリットで収集し、ヘキサン(5mL)で洗浄し、減圧下で
乾燥して、(0.5032g、77%)の白色の固体を得る。
実施例14
触媒9のフルオロ類縁体の調製:
(a)ステップ1:配位子の調製
1,2−ジメトキシエタン(50mL)、2,7−ジ−tert−ブチル−9−(2−
((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−3−(4,4,5,5−テトラ
メチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,4,4−トリメチルペ
ンタン−2−イル)フェニル)−9H−カルバ−ゾール(3.068g、4.17mmo
l)、1,3−ビス(2,4−ジフルオロ−6−ヨードフェノキシ)プロパン(1.05
g、1.98mmol)[米国特許出願第2011/0282018号に従って調製]、
水(14mL)中のNaOH(0.56g、14.0mmol)の溶液、及びTHF(1
4mL)の混合物に、Nを15分間パージし、次にPd(PPh(145mg、
0.13mmol)を加える。反応混合物を85℃で36時間加熱し、次に冷却する。冷
却されると、沈殿物が形成され、それを単離し、高真空下で2時間乾燥して、粗保護配位
子をもたらす。粗物質にTHF:MeOHの1:1混合物(50mL)及びおよそ100
mgのPTSAを加える。溶液を60℃で8時間加熱し、次に冷却し、濃縮する。残渣に
塩化メチレン(200mL)を加え、ブライン(200mL)で洗浄し、無水MgSO
で乾燥し、シリカゲルパッドで濾過し、濃縮する。残渣をヘキサンに溶解し、ヘキサン中
2〜5%の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製
して、1.80g(72.0%)の生成物を白色の粉末としてもたらす。
(b)ステップ2:金属配位子錯体の形成
ZrCl(0.055g、0.24mmol)を含有する冷トルエン(30mL)に、ジエチルエーテル(0.33mL、1.0mmol)中の3.0M MeMgBrを加える。5分間撹拌した後、配位子(0.300g、0.24mmol)を固体で加える。1時間撹拌した後、ヘキサンの量(15mL)を加え、黒色の懸濁液を濾過する。溶媒を減圧下で除去して、0.312g(85.6%)の生成物を白色の固体として得る。

本発明は、以下の態様を含む。
[1]
オレフィンホモポリマーまたはコポリマーを調製する方法であって、前記方法は、
エチレン、アルファ−オレフィン、またはこれらの組み合わせと、下記式の触媒量の金属配位子錯体触媒であって、

式中、Mは、チタン、ジルコニウム、またはハフニウムであり、それぞれ独立して、+2、+3、または+4のホルマール酸化状態であり、
nは、0〜3の整数であり、nが0の場合、Xは不在であり、
各Xは、独立して、中性、一価アニオン性、もしくは二価アニオン性である単座配位配位子であるか、または2つのXは、一緒になって、中性、一価アニオン性、もしくは二価アニオン性である二座配位配位子を形成し、
X及びnは、金属配位子錯体が中性になるように選択され、
各Z部分は、独立して、O、S、N(C −C 40 )ヒドロカルビル、またはP(C −C 40 )ヒドロカルビルであり、
Lは、(C −C 40 )ヒドロカルビレンまたは(C −C 40 )ヘテロヒドロカルビレンであるが、Z部分を連結している2〜8炭素原子のリンカー主鎖を含む部分を有することが条件であり、そのような2〜8原子のリンカーの各原子は、独立して、炭素原子またはヘテロ原子であり、各ヘテロ原子は、独立して、O、S、S(O)、S(O) 、Si(R 、Ge(R 、P(R )、またはN(R )であり、
1a 、R 1b 、またはその両方は、ハロゲン原子であり、
2a 、R 3a 、R 4a 、R 2b 、R 3b 、R 4b 、R 6c 、R 7c 、R 8c 、R 6d 、R 7d 、及びR 8d は、独立して、水素原子、(C −C 40 )ヒドロカルビル、(C −C 40 )ヘテロヒドロカルビル、Si(R 、Ge(R 、P(R 、N(R 、OR 、SR 、NO 、CN、F C、F CO、RCS(O)−、RCS(O) −、(RC) C=N−、RCC(O)O−、RCOC(O)−、RCC(O)N(R)−、(RC)2NC(O)−、またはハロゲン原子であり、各R 5c 及びR 5d は、独立して、(C −C 40 )アリールまたは(C −C 40 )ヘテロアリールであり、アリール、ヘテロアリール、ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビル、ヒドロカルビレン、及びヘテロヒドロカルビレン基のそれぞれは、独立して、非置換であるか、または1つ以上の置換基R で置換されており、各R は、独立して、ハロゲン原子、ポリフルオロ置換、ペルフルオロ置換、非置換(C −C 18 )アルキル、F C−、FCH O−、F HCO−、F CO−、R Si−、R Ge−、RO−、RS−、RS(O)−、RS(O) −、R P−、R N−、R C=N−、NC−、RC(O)O−、ROC(O)−、RC(O)N(R)−、もしくはR NC(O)−であり、またはR のうちの2つは、一緒になって、非置換(C −C 18 )アルキレンを形成し、各Rは、独立して非置換(C −C 18 )アルキルである、金属配位子錯体触媒とを、
エチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーが形成されるような条件下で接触させることを含み、
1a もR 1b もハロゲン原子ではないこと以外は同一である触媒による同一の条件下で調製された、それ以外は同一のエチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーと比較したとき、少なくとも20パーセント低減されている重量平均分子量を有する、前記方法。
[2]
1a 、R 1b 、またはその両方が、フッ素、塩素、ヨウ素、及びこれらの組み合わせから選択されるハロゲン原子である、[1]に記載の前記方法。
[3]
5c 及びR 5d が、独立して、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、アントラセニル、1,2,3,4−テトラヒドロアントラセニル、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロアントラセニル、フェナントレニル、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロフェナントレニル、2,6−ジメチルフェニル、2,6−ジイソプロピルフェニル、3,5−ジ(第三級−ブチル)フェニル、3,5−ジフェニルフェニル、1−ナフチル、2−メチル−1−ナフチル、2−ナフチル、1,2,3,4−テトラ−ヒドロナフサ−5−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフサ−6−イル、アントラセン−9−イル、1,2,3,4−テトラヒドロアントラセン−9−イル、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロアントラセン−9−イル、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロフェナントレン−9−イル、インドリル、インドリニル、キノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、カルバゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾリル、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロカルバゾリル、3,6−ジ(第三級−ブチル)−カルバゾール−9−イル、3,6−ジ(第三級−オクチル)−カルバゾール−9−イル、3,6−ジフェニルカルバゾール−9−イル、3,6−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−カルバゾール−9−イル、2,7−ジ(第三級−ブチル)−カルバゾール−9−イル、2,7−ジ(第三級−オクチル)−カルバゾール−9−イル、2,7−ジフェニルカルバゾール−9−イル、及び2,7−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−カルバゾール−9−イルから独立して選択される、[1]または[2]に記載の前記方法。
[4]
前記アルファ−オレフィンが、3〜12個の炭素を有する直鎖アルファオレフィン、5〜16個の炭素を有する分岐鎖アルファ−オレフィン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、[1]〜[3]のいずれかに記載の前記方法。
[5]
前記重量平均分子量が少なくとも20パーセント低減される、[1]〜[4]のいずれかに記載の前記方法。

Claims (11)

  1. オレフィンホモポリマーまたはコポリマーを調製する方法であって、前記方法は、
    エチレン、アルファ−オレフィン、またはこれらの組み合わせと、下記式(I)の触媒量の金属配位子錯体触媒であって、

    式中、Mは、チタン、ジルコニウム、またはハフニウムであり、+2、+3、または+4のホルマール酸化状態を有し、
    nは、0、1または2であり、
    nが1の場合、Xは単座配位配位子であるか、または二座配位配位子であり、
    nが2の場合、各Xは独立して選択される単座配位子であり、
    金属配位子錯体は全体的に電荷が中性であり、
    各Zは、独立して、−O−、−S−、N(C−C40)ヒドロカルビル、またはP(C−C40)ヒドロカルビルから選択され、
    Lは、(C−C40)ヒドロカルビレンまたは(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンであるが、Lが(C−C40)ヒドロカルビレンである場合、Z部分を連結している2〜8炭素原子のリンカー主鎖を含む部分があることが条件であり、そのようなLが(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンである場合、Z部分を連結している2〜8原子のリンカー主鎖を含む部分があることが条件であり、前記(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンの前記部分の各原子は、独立して、C、O、S、S(O)、S(O)、Si(R、Ge(R、P(R)、またはN(R)であり、
    各Rは独立して、非置換(C−C18)ヒドロカルビルであるか、または2つのRが一緒になって、(C−C)アルキレンを形成し、各Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルであり、各Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルまたは水素原子であり、
    1aとR1bは独立してハロゲン原子または水素原子であるが、ただし、R1aとR1bの少なくとも一方はハロゲン原子であり、
    2a、R3a、R4a、R2b、R3b、R4b、R6c、R7c、R8c、R6d、R7d、及びR8dは、独立して、水素原子、(C−C40)ヒドロカルビル、(C−C40)ヘテロヒドロカルビル、Si(R、Ge(R、P(R、N(R、OR、SR、NO、CN、FC、FCO、またはハロゲン原子であり、Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルであり、各Rは、非置換(C−C18)ヒドロカルビルまたは水素原子であり、各Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルであり、
    5c及びR5dは、独立して、フェナントレン−9−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−6−イル、ナフタレン−2−イル、2,6−ジエチルフェニル、2,6−ジフェニル−フェニル、3,5−ジメチルフェニル、3,5−ビス(トリ−フルオロメチル)フェニル、3,5−ビス(1−メチルエチル)フェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2,4,6−トリス(1−メチルエチル)フェニル)、1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−6−イル、1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−6−イル、1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−5−イル、1,1−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−5−イル、3,6−ジ(第三級−オクチル)−カルバゾリル、3,6−ジ(第三級−オクチル)−カルバゾール−9−イル、3,6−ジフェニルカルバゾール−9−イル、3,6−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−カルバゾール−9−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−8−イル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−8−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル、1H−インドール−1−イル、1H−インドリン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾリル−9−イル、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロカルバゾリル−9−イル、4,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)ピリジン−2−イル、4,6−ジフェニルピリジン−2−イル、3−フェニル−1H−インドール−1−イル、3−(1,1−ジメチルエチル)−1H−インドール−1−イル、3,6−ジフェニル−9H−カルバゾール−9−イル、3,6−ジメチル−9H−カルバゾール−9−イル、3,6−ビス[2′,4′,6′−トリス(1,1−ジメチルフェニル)]−9H−カルバゾール−9−イル、3,6−ジ(第三級−ブチル)−カルバゾール−9−イルから選択され、ただし、R5c及びR5dが3,6−ジ(第三級−ブチル)−カルバゾール−9−イルである場合はR1aまたはR1bは−Hである、金属配位子錯体触媒とを、
    エチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーが形成されるような条件下で接触させることを含み、
    1aもR1bもハロゲン原子ではないこと以外は同一である触媒による同一の条件下で調製された、それ以外は同一のエチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーと比較したとき、少なくとも20パーセント低減されている重量平均分子量を有する、前記方法。
  2. 1aまたはR1bが、独立してフッ素、塩素またはヨウ素から選択される、請求項1に記載の前記方法。
  3. 前記アルファ−オレフィンが、(A)3〜12個の炭素を有する直鎖アルファオレフィン、(B)5〜16個の炭素を有する分岐鎖アルファ−オレフィン、ならびに(A)および(B)の両方から選択される、請求項1に記載の前記方法。
  4. 2a、R2b、R3a、R3b、R4a、R4bが水素原子である、請求項1に記載の方法。
  5. オレフィンホモポリマーまたはコポリマーを調製する方法であって、前記方法は、
    エチレン、アルファ−オレフィン、またはこれらの組み合わせと、下記式(I)の触媒量の金属配位子錯体触媒であって、

    式中、Mは、チタン、ジルコニウム、またはハフニウムであり、+2、+3、または+4のホルマール酸化状態を有し、
    nは、0、1または2であり、
    nが1の場合、Xは単座配位配位子であるか、または二座配位配位子であり、
    nが2の場合、各Xは独立して選択される単座配位子であり、
    金属配位子錯体は全体的に電荷が中性であり、
    各Zは、独立して、−O−、−S−、N(C−C40)ヒドロカルビル、またはP(C−C40)ヒドロカルビルから選択され、
    Lは、(C−C40)ヒドロカルビレンまたは(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンであるが、Lが(C−C40)ヒドロカルビレンである場合、Z部分を連結している2〜8炭素原子のリンカー主鎖を含む部分があることが条件であり、Lが(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンである場合、Z部分を連結している2〜8原子のリンカー主鎖を含む部分があることが条件であり、前記(C−C40)ヘテロヒドロカルビレンの前記部分の各原子は、独立して、C、O、S、S(O)、S(O)、Si(R、Ge(R、P(R)、またはN(R)であり、
    各Rは独立して、非置換(C−C18)ヒドロカルビルであるか、または2つのRが一緒になって、(C−C)アルキレンを形成し、各Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルであり、各Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルまたは水素原子であり、
    1aとR1bのうちの一方はハロゲン原子であり、もう一方はメチルまたは水素原子であり、
    2a、R3a、R4a、R2b、R3b、R4b、R6c、R7c、R8c、R6d、R7d、及びR8dは、独立して、水素原子、(C−C40)ヒドロカルビル、(C−C40)ヘテロヒドロカルビル、Si(R、Ge(R、P(R、N(R、OR、SR、NO、CN、FC、FCOまたはハロゲン原子であり、Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルであり、各Rは、非置換(C−C18)ヒドロカルビルまたは水素原子であり、各Rは非置換(C−C18)ヒドロカルビルであり、
    5c及びR5dは、独立して、(C−C40)アリールまたは(C−C40)ヘテロアリールであり、アリール、ヘテロアリール、ヒドロカルビル、ヒドロカルビレン、及びヘテロヒドロカルビレン基のそれぞれは、独立して、非置換であるか、または1つ以上の置換基Rで置換されており、各Rは、独立して、ハロゲン原子、ポリフルオロ置換、ペルフルオロ置換、非置換(C−C18)アルキル、FC−、FCHO−、FHCO−である、金属配位子錯体触媒とを、
    エチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーが形成されるような条件下で接触させることを含み、
    1aもR1bもハロゲン原子ではないこと以外は同一である触媒による同一の条件下で調製された、それ以外は同一のエチレンホモポリマー、アルファ−オレフィンホモポリマー、またはエチレン/アルファ−オレフィンコポリマーと比較したとき、少なくとも20パーセント低減されている重量平均分子量を有する、前記方法。
  6. 1aまたはR1bが、フッ素、塩素またはヨウ素から選択されるハロゲン原子である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記アルファ−オレフィンが、(A)3〜12個の炭素を有する直鎖アルファオレフィン、(B)5〜16個の炭素を有する分岐鎖アルファ−オレフィン、ならびに(A)および(B)の両方から選択される、請求項5に記載の前記方法。
  8. 2a、R2b、R3a、R3b、R4a、R4bが水素原子である、請求項5に記載の方法。
  9. 式(I)の金属配位子錯体触媒が

    である、請求項5に記載の方法。
  10. 式(I)の金属配位子錯体触媒が

    である、請求項5に記載の方法。
  11. 式(I)の金属配位子錯体触媒が

    である、請求項5に記載の方法。
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