JP6805709B2 - ボイラシステム - Google Patents

ボイラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6805709B2
JP6805709B2 JP2016203645A JP2016203645A JP6805709B2 JP 6805709 B2 JP6805709 B2 JP 6805709B2 JP 2016203645 A JP2016203645 A JP 2016203645A JP 2016203645 A JP2016203645 A JP 2016203645A JP 6805709 B2 JP6805709 B2 JP 6805709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
boiler
virtual
priority
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016203645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018066486A (ja
Inventor
山田 和也
和也 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP2016203645A priority Critical patent/JP6805709B2/ja
Priority to PCT/JP2017/036948 priority patent/WO2018074310A1/ja
Publication of JP2018066486A publication Critical patent/JP2018066486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6805709B2 publication Critical patent/JP6805709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B35/00Control systems for steam boilers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

本発明は、複数の段階的な燃焼位置で燃焼可能な段階値制御ボイラを複数有するボイラ群を備えるボイラシステムに関する。
最近、3位置制御ボイラのターンダウン比を大きくする、いわゆる高ターンダウン化の流れが進んでいる。ここで、ターンダウン比とは、最大燃焼量/最少燃焼量を意味するが、従来は、低燃焼位置の燃焼率を50%としていたが、最近は低燃焼位置の燃焼率を、例えば25%にするケースが増えている。
3位置制御のボイラにおいては、ターンダウン比が大きくなるほど、低燃焼と高燃焼間の移行時間が長くなることから、低燃焼から高燃焼、又は高燃焼から低燃焼への移行中に、元の燃焼位置に戻る要求が生じた場合に、短時間で元の燃焼位置に戻ることができるように、移行キャンセル機能が搭載することが知られている(特許文献1)。ただし、燃焼位置の移行期間中は、移行キャンセルは1回だけ行えるように構成されている。
特開2010−266157号公報
このため、仮に要求負荷となる必要蒸気量が頻繁に変動すると、台数制御装置では、同一ボイラに対して低燃焼指示と高燃焼指示とが切り替わる状態となる。高位燃焼位置における蒸気量と低位燃焼位置における蒸気量との差分蒸気量をボイラに仮想した高位燃焼仮想ボイラとすると、台数制御装置は、高位燃焼仮想ボイラ毎に割り当てた燃焼優先順位に従って燃焼量の増減を判断するため、同一ボイラの高位燃焼仮想ボイラに対する燃焼指示と燃焼停止指示を行うことによる。
ここで、仮に、同一ボイラへの低燃焼指示と高燃焼指示が頻繁に入れ替わる状況が発生すると、燃焼位置の移行期間中は移行キャンセルが1回しか行えないため、例えば低燃焼要求に対して一時的に高燃焼を継続したり、高燃焼要求に対して一時的に低燃焼を継続するといった、必要蒸気量の指示量と出力蒸気量とが合致しない状態が発生する。
より具体的には、移行キャンセルができなくなった場合に、低燃焼指示にしたがって燃焼率を高燃焼位置(100%)から途中の燃焼率50%まで下げた状態で高燃焼指示があったとき、移行キャンセルができないために、ボイラは一旦燃焼率を低燃焼位置(25%)に戻してから、燃焼率を再度高燃焼位置(100%)に上げるように動作することになり、高燃焼要求に対して一時的に低燃焼状態を継続する状態が発生する。
逆に、移行キャンセルができなくなった場合に、高燃焼指示にしたがって燃焼率を低燃焼位置(25%)から途中の燃焼率50%まで上げた状態で低燃焼指示があったとき、移行キャンセルができないために、ボイラは一旦燃焼率を高燃焼位置(100%)に上げてから、燃焼率を再度低燃焼位置(25%)に下げるように動作することになり、低燃焼要求に対して一時的に高燃焼状態を継続する状態が発生する。
そうすると、台数制御においては応答遅れとなるため、蒸気ヘッダ内の蒸気圧力であるヘッダ圧力が不安定となり、過剰出力によるオーバーシュート、又は過少出力によるアンダーシュートが発生し、最終的にハンチング現象を生じる可能性がある。
本発明は、ヘッダ圧力の変動に伴う必要蒸気量の指示量(要求量)が頻繁に変動した場合に、仮に移行キャンセルができなくなったときにおいても、必要蒸気量の指示量と出力蒸気量とが合致しない状態が発生する時間を低減させることで、台数制御における圧力安定性を維持することができるボイラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、ベース燃焼位置、及び前記ベース燃焼位置よりも高い燃焼位置である高位燃焼位置を含む複数の段階的な燃焼位置で燃焼可能なボイラを複数備えるボイラ群と、要求負荷に応じて前記ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部と、を備えるボイラシステムであって、前記制御部は、要求負荷の増加に応じて、前記ベース燃焼位置で燃焼するベース燃焼ボイラからなるベース燃焼ボイラ群に含まれるいずれかのベース燃焼ボイラの燃焼位置をベース燃焼位置から高位燃焼位置に変更する場合、前記ベース燃焼ボイラ群の中で最も先にベース燃焼状態となったベース燃焼ボイラの燃焼位置を高位燃焼位置に変更し、要求負荷の減少に応じて、前記高位燃焼位置で燃焼する高位燃焼ボイラからなる高位燃焼ボイラ群に含まれるいずれかの高位燃焼ボイラの燃焼位置を高位燃焼位置からベース燃焼位置に変更する場合、前記高位燃焼ボイラ群の中で最も先に高位燃焼状態となった高位燃焼ボイラの燃焼位置をベース燃焼位置に変更させる、ボイラシステムに関する。
また、前記制御部は、前記高位燃焼位置における蒸気量と前記ベース燃焼位置における蒸気量との差分蒸気量をボイラに仮想した高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位について、前記ベース燃焼位置で燃焼するベース燃焼ボイラからなるベース燃焼ボイラ群の前記高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位と、前記高位燃焼位置で燃焼する高位燃焼ボイラからなる高位燃焼ボイラ群の前記高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位と、を前記ベース燃焼ボイラ群の中で最も優先順位の低い高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位が前記高位燃焼ボイラ群の中で最も優先順位の高い高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位よりも高くなるように設定する、優先順位設定部と、要求負荷の変動に応じて、前記優先順位設定部により設定された燃焼優先順位に基づいて前記高位置燃焼仮想ボイラに燃焼指示又は燃焼停止指示を行う燃焼制御部と、前記燃焼制御部により前記高位置燃焼仮想ボイラに燃焼指示が行われた場合に、該燃焼指示が行われた前記高位置燃焼仮想ボイラの優先順位を前記高位燃焼ボイラ群の中で最も高くなるように変更する第1優先順位変更部と、前記燃焼制御部により前記高位置燃焼仮想ボイラに燃焼停止指示が行われた場合に、該燃焼停止指示が行われた前記高位置燃焼仮想ボイラの優先順位を前記ベース燃焼ボイラ群の前記高位置燃焼仮想ボイラの中で最も低くなるように変更する第2優先順位変更部と、を含むことが望ましい。
また、前記第1優先順位変更部は、前記高位燃焼ボイラ群に含まれる前記高位置燃焼仮想ボイラを、先に高位置燃焼状態になった順番で管理する第1待ち行列を備え、前記燃焼制御部は、前記第1待ち行列に管理される高位燃焼ボイラ群の中で最も先に高位置燃焼状態になった前記高位置燃焼仮想ボイラを選択して燃焼停止指示を行うことが望ましい。
また、前記第2優先順位変更部は、前記ベース燃焼ボイラ群に含まれる前記高位置燃焼仮想ボイラを、先に高位置燃焼停止状態になった順番で管理する第2待ち行列を備え、前記燃焼制御部は、前記第2待ち行列に管理される前記ベース燃焼ボイラ群の中で最も先に高位置燃焼停止状態になった高位置燃焼仮想ボイラを選択して燃焼指示を行うことが望ましい。
また、前記ボイラは、燃焼停止位置、低燃焼位置、及び高燃焼位置の3位置において燃焼可能に構成され、前記ベース燃焼位置は前記低燃焼位置に対応し、前記高位燃焼位置は前記高燃焼位置に対応することができる。
また、前記ボイラは、燃焼停止位置、低燃焼位置、中燃焼位置、及び高燃焼位置の4位置において燃焼可能に構成され、前記ベース燃焼位置は前記中燃焼位置に対応し、
前記高位燃焼位置は前記高燃焼位置に対応することができる。
本発明によれば、ヘッダ圧力の変動に伴う必要蒸気量の指示量(要求量)が頻繁に変動した場合に、仮に移行キャンセルができなくなったときにおいても、必要蒸気量の指示量と出力蒸気量とが合致しない状態が発生する時間を低減させることで、台数制御における圧力安定性を維持することができる。
本発明の本実施形態のボイラシステムの概略を示す図である。 第1実施形態における台数制御装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態における第1待ち行列及び第2待ち行列の概要図を示す。 ボイラ群が3位置制御ボイラからなる場合のボイラ群の概略を示す図である。 ボイラ群が3位置制御ボイラからなる場合、優先順位設定部により設定される仮想ボイラの燃焼優先順位の一例を示す図である。 第1実施形態のボイラ群が3位置制御ボイラからなる場合の負荷変動が頻繁に発生した場合に対するボイラの燃焼制御状況を示す図である。 第1実施形態のボイラ群が3位置制御ボイラからなる場合の負荷変動が頻繁に発生した場合に対するボイラの燃焼制御状況を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明のボイラシステムの好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、当該実施形態に係るボイラシステム1の全体構成につき、図1を参照しながら説明する。
ボイラシステム1は、図1に示すように、複数(例えば5台)の段階値制御ボイラ20を含むボイラ群2と、これら複数の段階値制御ボイラ20において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダ6と、蒸気ヘッダ6の内部の圧力値(以下「ヘッダ圧力値」ともいう)を測定する蒸気圧センサ7と、ボイラ群2の燃焼状態を制御する制御部4を有する台数制御装置3と、を備える。
ボイラ群2は、負荷機器としての蒸気使用設備18に供給する蒸気を発生する。
複数の段階値制御ボイラ20のそれぞれは、燃焼が行われるボイラ本体21と、段階値制御ボイラ20の燃焼位置を制御するローカル制御部22と、を備える。ボイラ本体21は、水管やバーナを備え、図示せぬ水源(給水タンク)から供給された缶水を水管内で加熱し、蒸気を生成する。
ローカル制御部22は、段階値制御ボイラ20の燃焼位置を変更させる。具体的には、ローカル制御部22は、信号線16を介して台数制御装置3から送信される台数制御信号に基づいて、段階値制御ボイラ20の燃焼位置を制御する。また、ローカル制御部22は、台数制御装置3で用いられる信号を、信号線16を介して台数制御装置3に送信する。台数制御装置3で用いられる信号としては、段階値制御ボイラ20の実際の燃焼位置等が挙げられる。
蒸気ヘッダ6は、蒸気管11を介してボイラ群2を構成する複数の段階値制御ボイラ20に接続されている。蒸気ヘッダ6の下流側は、蒸気管12を介して蒸気使用設備18に接続されている。
蒸気ヘッダ6は、ボイラ群2で生成された蒸気を集合させて貯留する。蒸気ヘッダ6は、燃焼させる1又は複数の段階値制御ボイラ20の相互の圧力差及び圧力変動を調整し、蒸気圧力値が一定に調整された蒸気を蒸気使用設備18に供給する。
蒸気圧センサ7は、信号線13を介して、台数制御装置3に電気的に接続されている。蒸気圧センサ7は、蒸気ヘッダ6の蒸気圧力値であるヘッダ圧力値を測定し、その蒸気圧力値に対応する蒸気圧信号を、信号線13を介して台数制御装置3に送信する。
台数制御装置3は、信号線16を介して、複数の段階値制御ボイラ20と電気的に接続されている。台数制御装置3は、蒸気圧センサ7により測定されるヘッダ圧力値に基づいて要求負荷に応じたボイラ群2の必要蒸気量を算出し、該算出された必要蒸気量に基づいて、段階値制御ボイラ20の燃焼状態(燃焼位置)を制御する。
次に、ボイラシステム1を構成する複数の段階値制御ボイラ20について説明する。
[仮想ボイラ]
一般に、段階値制御ボイラ20の燃焼又はその停止は、仮想ボイラ単位で扱うことができる。仮想ボイラとは、ボイラにおける燃焼位置(燃焼量)の違い(例えば、低燃焼位置、中燃焼位置、高燃焼位置等)をそれぞれ独立したボイラとみなし、それぞれの燃焼位置における燃焼量とその1段階下位の燃焼位置における燃焼量との差分をボイラに仮想したものである。
例えば、段階値制御ボイラ20の燃焼位置が、燃焼停止位置(第1燃焼位置)、低燃焼位置L(第2燃焼位置)、高燃焼位置H(第3燃焼位置)となる3位置制御ボイラの場合、3位置制御ボイラは、低燃焼位置L(第2燃焼位置)における蒸気量をボイラに仮想した低燃仮想ボイラ、高燃焼位置Hにおける蒸気量と低燃焼位置Lにおける蒸気量との差分蒸気量をボイラに仮想した高燃仮想ボイラの2台の仮想ボイラからなるとすることができる。
すなわち、3位置制御ボイラを低燃焼位置Lで燃焼させる場合、低燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行い、他方高燃仮想ボイラに対しては燃焼停止指示を行っていると制御上扱うことができる。また、3位置制御ボイラを高燃焼位置Hで燃焼させる場合、低燃仮想ボイラ及び高燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行っていると制御上扱うことができる。
また、段階値制御ボイラ20の燃焼位置が、燃焼停止位置(第1燃焼位置)、低燃焼位置L(第2燃焼位置)、中燃焼位置M(第3燃焼位置)、高燃焼位置H(第4燃焼位置)である4位置制御ボイラの場合、4位置制御ボイラは、低燃焼位置L(第2燃焼位置)における蒸気量をボイラに仮想した低燃仮想ボイラ、中燃焼位置Mにおける蒸気量と低燃焼位置Lにおける蒸気量との差分蒸気量をボイラに仮想した中燃仮想ボイラ、高燃焼位置Hにおける蒸気量と中燃焼位置Mにおける蒸気量との差分蒸気量をボイラに仮想した高燃仮想ボイラの3台の仮想ボイラからなるとすることができる。
すなわち、4位置制御ボイラを低燃焼位置Lで燃焼させる場合、低燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行い、他方中燃仮想ボイラ及び高燃仮想ボイラに対しては燃焼停止指示を行っていると制御上扱うことができる。また、4位置制御ボイラを中燃焼位置Mで燃焼させる場合、低燃仮想ボイラ及び中燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行い、他方高燃仮想ボイラに対しては燃焼停止指示を行っていると制御上扱うことができる。また、4位置制御ボイラを高燃焼位置Hで燃焼させる場合、低燃仮想ボイラ、中燃仮想ボイラ、及び高燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行っていると制御上扱うことができる。
段階値制御ボイラ20の燃焼位置がN位置(N≧5)の場合(複数の中燃焼位置を有するN位置制御ボイラの場合)も同様に、N位置制御ボイラの燃焼又はその停止は仮想ボイラ単位で扱うことができる。
以上のように、段階値制御ボイラ20からなるボイラ群に対して、燃焼指示や燃焼停止指示を行うボイラ及びその燃焼位置を選択する場合、仮想ボイラ単位で設定することができる。
[燃焼優先順位]
ボイラ群2の各ボイラ20には、それぞれ各ボイラ20の燃焼位置の燃焼順序となる優先順位を設定することができる。段階値制御ボイラ20に対する優先順位は、段階値制御ボイラ20の燃焼位置毎、すなわち仮想ボイラ毎に設定することができる。以下、ボイラ20の燃焼位置毎、すなわち仮想ボイラ毎に設定される優先順位を「燃焼優先順位」ともいう。
燃焼優先順位は、例えば整数値を用いて、数値が小さいほど優先順位が高くなるように設定することができる。図4Bに仮想ボイラに割り当てられる燃焼優先順位の一例を示す。ここでは、1号機の低燃仮想ボイラから4号機の低燃仮想ボイラの燃焼優先順位をそれぞれ1〜4とし、1号機の高燃仮想ボイラから4号機の高燃仮想ボイラの燃焼優先順位をそれぞれ5〜8に設定している。なお5号機は、予備ボイラとし、低燃仮想ボイラの燃焼優先順位を9、高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を10としている。
台数制御装置3(制御部4)は、燃焼優先順位が高い仮想ボイラから順に燃焼させる。
なお、燃焼を停止する場合は、燃焼優先順位とは関係なく、高い燃焼位置で燃焼しているボイラを優先して、当該高い燃焼位置での燃焼を停止させる。例えば、高燃焼位置で燃焼するボイラと低燃焼位置で燃焼しているボイラがある場合、高燃焼位置で燃焼するボイラを低燃焼位置で燃焼するように制御する。仮想ボイラでいうと、高燃仮想ボイラを停止させる。
また、高燃焼位置Hで燃焼しているボイラが複数ある場合、燃焼優先順位の低い高燃仮想ボイラから順に燃焼を停止する。
以下、第1実施形態では、特に断らない限り、段階値制御ボイラ20は3位置制御ボイラを指すものとする。
次に、台数制御装置3の構成について説明する。台数制御装置3は、図1に示すように、制御手段としての制御部4と、記憶部5と、を備える。
制御部4は、信号線16を介して各ボイラ20に各種の指示を送信したり、各ボイラ20から各種のデータを受信したりして、段階値制御ボイラ20の制御を実行する。より具体的には、制御部4は、ヘッダ圧力値に基づいて算出された必要蒸気量、各ボイラ20の燃焼優先順位に基づいて、各ボイラ20の燃焼位置を制御する。各ボイラ20は、台数制御装置3から燃焼状態の変更指示の信号を受けると、その指示に従って該当するボイラ20の燃焼量を制御する。制御部4の詳細な構成については後述する。
記憶部5は、台数制御装置3(制御部4)の制御により各段階値制御ボイラ20に対して行われた指示の内容や、各段階値制御ボイラ20から受信した燃焼位置等の情報、燃焼優先順位の設定情報、燃焼優先順位の変更に関する設定の情報を記憶する。
記憶部5は、後述する優先順位設定部41、第1優先順位変更部43、及び第2優先順位変更部44により設定又は変更された、ボイラ群2の複数の仮想ボイラの燃焼優先順位の情報を記憶する。
また、記憶部5は、後述する第1待ち行列及び第2待ち行列を記憶してもよい。
制御部4の構成について、詳細に説明する。
以下、簡単のため、低燃焼位置で燃焼するボイラを低燃焼ボイラ、高燃焼位置で燃焼するボイラを高燃焼ボイラという。また、低燃焼ボイラの集合を低燃焼ボイラ群、高燃焼ボイラの集合を高燃焼ボイラ群という。
また、燃焼停止位置にあることを燃焼停止、低燃焼位置で燃焼することを低燃焼、高燃焼位置で燃焼することを高燃焼ともいう。
また、より汎用的に、低燃焼位置をベース燃焼位置、高燃焼位置を高位燃焼位置ということができる。その場合、ベース燃焼位置で燃焼するボイラをベース燃焼ボイラ、高位燃焼位置で燃焼するボイラを高位燃焼ボイラといい、ベース燃焼ボイラの集合をベース燃焼ボイラ群、高位燃焼ボイラの集合を高位燃焼ボイラ群ということができる。また、高位燃焼位置における蒸気量とベース燃焼位置における蒸気量との差分蒸気量をボイラに仮想して高位燃焼仮想ボイラということができる。
制御部4の説明において、ボイラ群2は、ボイラシステム起動後の定常状態において、所定の低燃焼ボイラ群が燃焼するものとする。そして、その後の負荷変動に対して、所定の低燃焼ボイラ群に属するボイラの高燃仮想ボイラを燃焼又は燃焼停止させることにより、負荷変動への追従処理を行うものとする。
制御部4は、低燃焼ボイラが複数存在する場合において、ボイラ群2のボイラ20の燃焼状態の変化に応じて、高燃仮想ボイラの燃焼優先順位をFIFO(First In First Out)で順次入れ替える。
具体的には、制御部4は、あるボイラが低燃焼から高燃焼に変化した場合、当該ボイラの高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を高燃焼ボイラ群の中で最も高い順位にする。また、制御部4は、あるボイラが高燃焼から低燃焼に変化した場合、当該ボイラの高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を低燃焼ボイラ群の中で最も低い順位にする。なお、制御部4は、あるボイラが燃焼停止から低燃焼に変化した場合、当該ボイラの高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を低燃焼ボイラ群の中で最も低い順位にする。
そうすることで、制御部4は、高燃仮想ボイラを燃焼させる場合、低燃焼ボイラ群の中で一番先に低燃焼となったボイラの高燃仮想ボイラを最優先で燃焼させる。逆に、制御部4は、高燃仮想ボイラを燃焼停止させる場合、高燃焼ボイラ群の中で一番先に高燃焼となったボイラの高燃仮想ボイラを最優先で燃焼させる。
すなわち、低燃焼−>高燃焼−>低燃焼−>高燃焼というように、低燃焼指示と高燃焼指示が頻繁に入れ替わる状況において、制御部4は、低燃焼から高燃焼となるボイラ、高燃焼から低燃焼となるボイラを順次サイクリックに切り替えることができる。
そうすることで、低燃焼指示と高燃焼指示が頻繁に入れ替わる状況においても、必要蒸気量の指示量と出力蒸気量とが合致しない状態を低減させることで、台数制御における圧力安定性を維持することができる。
このような制御を実現するため、図2に示すように、制御部4は、優先順位設定部41と、燃焼制御部42と、第1優先順位変更部43と、第2優先順位変更部44と、を含んで構成される。
<優先順位設定部41>
優先順位設定部41は、ボイラ群2を低燃焼ボイラ群と高燃焼ボイラ群に大別する。低燃焼ボイラ群に属するボイラ20の高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を割り当て、次に、以下の条件を満たすように高燃焼ボイラ群に属するボイラ20の高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を割り当てる。
条件:
低燃焼ボイラ群の中で最も優先順位の低い高燃仮想ボイラの燃焼優先順位が、高燃焼ボイラ群の中で最も優先順位の高い高燃仮想ボイラの燃焼優先順位よりも高いこと。
なお、優先順位設定部41により設定される、低燃焼ボイラ群に属するボイラ20の高燃仮想ボイラの燃焼優先順位と、高燃焼ボイラ群の中で最も優先順位の高い高燃仮想ボイラの燃焼優先順位は、それぞれ、記憶部5に記憶される。
また、記憶部5に第1待ち行列及び第2待ち行列を設けるように構成してもよい。
第1待ち行列には、高燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを、最も先に高燃焼状態になった順番で記憶管理するように構成し、第2待ち行列には低燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを、最も先に低燃焼状態になった順番で記憶管理するように構成することができる。
図3に第1待ち行列及び第2待ち行列の概要図を示す。図3に示すように、第1待ち行列は高燃焼ボイラ群における高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を、第2待ち行列は低燃焼ボイラ群における高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を管理する。
燃焼停止指示を契機として第1待ち行列から退去すなわち削除される高燃仮想ボイラは、直ちに第2待ち行列の最後尾に到着されるすなわち組み込むように管理される。逆に、燃焼指示を契機として第2待ち行列から退去すなわち削除される高燃仮想ボイラは、直ちに第1待ち行列の最後尾に到着されるすなわち組み込むように管理される。
<燃焼制御部42>
燃焼制御部42は、要求負荷の変動に応じて、優先順位設定部41により設定された燃焼優先順位に基づいて高燃仮想ボイラに燃焼指示又は燃焼停止指示を行う。
第1待ち行列及び第2待ち行列により高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を記憶管理する場合、燃焼制御部42は、次のように高燃仮想ボイラに対して燃焼指示又は燃焼停止指示を行うことができる。
燃焼制御部42は、高燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラに対して燃焼停止指示を行うとき、第1待ち行列の先頭に記憶された高燃仮想ボイラを選択して燃焼停止指示を行う。
また、燃焼制御部42は、低燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行う場合、第2待ち行列の先頭に記憶された高燃仮想ボイラを選択して燃焼指示を行う。
<第1優先順位変更部43>
第1優先順位変更部43は、燃焼制御部42により低燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラに燃焼指示が行われた場合に、該燃焼指示が行われた高燃仮想ボイラの優先順位を高燃焼ボイラ群に属するボイラ20の高燃仮想ボイラの中で最も高くなるように変更する。
第1待ち行列及び第2待ち行列により高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を記憶管理する場合、第1優先順位変更部43は、次のようにして高燃仮想ボイラの優先順位を変更することができる。
第1優先順位変更部43は、第2待ち行列の先頭に記憶された高燃仮想ボイラを第2待ち行列から削除して、第2待ち行列に記憶される残りの高燃仮想ボイラの順番を前方にずらすことで、低燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを、最も先に低燃焼状態になった順番で記憶管理するように第2待ち行列を再構成することができる。
また、第1優先順位変更部43は、該燃焼指示が行われた高燃仮想ボイラを第1待ち行列の最後尾に記憶させることで、高燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを最も先に高燃焼状態になった順番で記憶管理するように第1待ち行列を再構成することができる。
<第2優先順位変更部44>
第2優先順位変更部44は、燃焼制御部42により高燃仮想ボイラに燃焼停止指示が行われた場合に、該燃焼停止指示が行われた高燃仮想ボイラの優先順位を低燃焼ボイラ群に属するボイラ20の高燃仮想ボイラの中で最も低くなるように変更する。
第1待ち行列及び第2待ち行列により高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を記憶管理する場合、第2優先順位変更部44は、次のようにして高燃仮想ボイラの優先順位を変更することができる。
第2優先順位変更部44は、第1待ち行列の先頭に記憶された高燃仮想ボイラを第1待ち行列から削除して、第1待ち行列に記憶される残りの高燃仮想ボイラの順番を前方にずらすことで、高燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを、最も先に高燃焼状態になった順番で記憶管理するように第1待ち行列を再構成することができる。
また、第2優先順位変更部44は、該燃焼停止指示が行われた高燃仮想ボイラを第2待ち行列の最後尾に記憶させることで、低燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを最も先に低燃焼状態になった順番で記憶管理するように第2待ち行列を再構成することができる。
以上のように、第1待ち行列及び第2待ち行列により、高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を管理することで、燃焼制御部42は、負荷が増加して、高燃仮想ボイラに対して燃焼指示する場合に、迅速かつ容易に燃焼指示の対象となる高燃仮想ボイラを低燃焼ボイラ群の中から選択することができる。
また、燃焼制御部42は、負荷が減少して、高燃仮想ボイラに対して燃焼停止指示する場合に、迅速かつ容易に燃焼停止指示の対象となる高燃仮想ボイラを高燃焼ボイラ群の中から選択することができる。
なお、第1優先順位変更部43及び第2優先順位変更部44は、あくまでも高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を変更するものであって、ボイラそのものの起動優先順位を変更するものではない。
次に、第1実施形態のボイラシステム1の動作について説明する。図4A、図4B、図5、及び図6は、ボイラ群2が3位置制御ボイラからなる場合の仮想ボイラの燃焼優先順位、燃焼動作を示す図である。
図4Aに示すように、各段階値制御ボイラ20の低燃焼位置Lにおける燃焼量は200kg/h、高燃焼位置Hにおける燃焼量(最大出力蒸気量)は800kg/hとする。
低燃仮想ボイラの燃焼量は200kg/h、高燃仮想ボイラの燃焼量は600kg/hとなる。
図4Bに示すように、仮想ボイラの燃焼優先順位は、1号機の低燃仮想ボイラから4号機の低燃仮想ボイラの燃焼優先順位をそれぞれ1〜4とし、1号機の高燃仮想ボイラから4号機の高燃仮想ボイラの燃焼優先順位をそれぞれ5〜8に設定されている。なお5号機は、低燃仮想ボイラの燃焼優先順位を9、高燃仮想ボイラの燃焼優先順位を10とし、予備ボイラとしている。
次に、図5を参照して、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台で賄える蒸気量(800kg/h)から低燃仮想ボイラ4台と高燃仮想ボイラ1台で賄える蒸気量(1400kg/h)の範囲内で増減を繰り返している場合の高燃仮想ボイラの燃焼制御動作を説明する。
なお、仮想ボイラ内に記載した数字は仮想ボイラの燃焼優先順位を表す。
まず、図5の(A)に示すように、1号機〜4号機の低燃仮想ボイラ4台が燃焼することで、必要蒸気量を賄っている。
負荷が増加し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台で賄える蒸気量を超える場合、図5の(B)に示すように、燃焼制御部42は、高燃仮想ボイラのうち、燃焼優先順位の高い高燃仮想ボイラ(1号機)に対して燃焼指示を行う。
そうすることで、ボイラ群2は、1号機のみからなる高燃焼ボイラ群と2号機〜4号機からなる低燃焼ボイラ群に大別される。第1優先順位変更部43は、当該高燃仮想ボイラ(1号機)の優先順位を高燃焼ボイラ群の中で最も高い燃焼優先順位であって、低燃ボイラ群に属するボイラ(2号機から4号機)の高燃仮想ボイラのいずれの燃焼優先順位よりも低い値になるように変更する。具体的には、第1優先順位変更部43は、1号機の高燃仮想ボイラの優先順位を8に変更するとともに、2号機〜4号機の高燃仮想ボイラの優先順位をそれぞれ、5〜7に変更する。
次に、負荷が減少し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台で賄える蒸気量となった場合、図5の(C)に示すように、燃焼制御部42は、燃焼中の高燃仮想ボイラのなかで最も優先順位の低い高燃仮想ボイラ(1号機)に対して燃焼停止指示を行う。
そうすることで、高燃焼ボイラ群は空集合となり、ボイラ群2は、1号機から4号機からなる低燃焼ボイラ群のみとなる。第2優先順位変更部44は、燃焼停止指示が行われた高燃仮想ボイラ(1号機)の燃焼優先順位を低燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラのなかで最も低い値になるように変更する。具体的には、高燃仮想ボイラ(1号機)の燃焼優先順位は既に低燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラのなかで最も低い値8であることから、その値のまま継続させる。
次に、ふたたび、負荷が増加し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台で賄える蒸気量を超える場合、図5の(D)に示すように、燃焼制御部42は、高燃仮想ボイラのうち、燃焼優先順位の高い高燃仮想ボイラ(2号機)に対して燃焼指示を行う。
そうすることで、ボイラ群2は、2号機のみからなる高燃焼ボイラ群と1号機、3号機、及び4号機からなる低燃焼ボイラ群に大別される。第1優先順位変更部43は、当該高燃仮想ボイラ(2号機)の優先順位を高燃焼ボイラ群の中で最も高い燃焼優先順位であって、低燃ボイラ群に属するボイラ(1号機、3号機、及び4号機)の高燃仮想ボイラのいずれの燃焼優先順位よりも低い値になるように変更する。具体的には、第1優先順位変更部43は、2号機の高燃仮想ボイラの優先順位を8に変更するとともに、3号機、4号機及び1号機の高燃仮想ボイラの優先順位をそれぞれ、5〜7に変更する。
以下、同様に、負荷減少と負荷増加を繰り返す。
負荷が増加し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台で賄える蒸気量を超える場合、燃焼制御部42は、高燃仮想ボイラのうち、燃焼優先順位の高い高燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行う。その際、第1優先順位変更部43は、燃焼指示を行った高燃仮想ボイラの優先順位を8に変更するとともに、他の号機の高燃仮想ボイラの優先順位をそれぞれ、5〜7に変更する。
以上のように、低燃焼−>高燃焼−>低燃焼−>高燃焼というように、低燃焼指示と高燃焼指示が頻繁に入れ替わる状況において、制御部4は、低燃焼から高燃焼となるボイラ、高燃焼から低燃焼となるボイラを順次サイクリックに切り替えることができる。
そうすることで、低燃焼指示と高燃焼指示が頻繁に入れ替わる状況においても、必要蒸気量の指示量と出力蒸気量とが合致しない状態を低減させることで、台数制御における圧力安定性を維持することができる。
次に、図6を参照して、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台と高燃仮想ボイラ1台で賄える蒸気量(1400kg/h)から低燃仮想ボイラ3台と高燃仮想ボイラ2台で賄える蒸気量(2000kg/h)の範囲内で増減を繰り返している場合の高燃仮想ボイラの燃焼制御動作を説明する。
図5と同様に、仮想ボイラ内に記載した数字は仮想ボイラの燃焼優先順位を表す。
まず、図6の(A)において、1号機〜4号機の低燃仮想ボイラ4台が燃焼することで、必要蒸気量を賄っている。
負荷が増加し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台で賄える蒸気量を超える場合、図6の(B)に示すように、燃焼制御部42は、低燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラのうち、燃焼優先順位の高い高燃仮想ボイラ(1号機)に対して燃焼指示を行う。
そうすることで、ボイラ群2は、1号機のみからなる高燃焼ボイラ群と2号機〜4号機からなる低燃焼ボイラ群に大別される。第1優先順位変更部43は、当該高燃仮想ボイラ(1号機)の優先順位を高燃焼ボイラ群の中で最も高い燃焼優先順位であって、低燃焼ボイラ群に属するボイラ(2号機から4号機)の高燃仮想ボイラのいずれの燃焼優先順位よりも低い値になるように変更する。具体的には、第1優先順位変更部43は、1号機の高燃仮想ボイラの優先順位を8に変更するとともに、2号機〜4号機の高燃仮想ボイラの優先順位をそれぞれ、5〜7に変更する。
さらに、負荷が増加し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台と高燃仮想ボイラ1台で賄える蒸気量(1400kg/h)を超える場合、図6の(C)に示すように、燃焼制御部42は、低燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラのうち、燃焼優先順位の高い高燃仮想ボイラ(2号機)に対して燃焼指示を行う。
そうすることで、ボイラ群2は、1号機及び2号機からなる高燃焼ボイラ群と3号機及び4号機からなる低燃焼ボイラ群に大別される。第1優先順位変更部43は、当該高燃仮想ボイラ(2号機)の優先順位を高燃焼ボイラ群の中で最も高い燃焼優先順位であって、低燃焼ボイラ群に属するボイラ(3号機及び4号機)の高燃仮想ボイラのいずれの燃焼優先順位よりも低い値になるように変更する。具体的には、第1優先順位変更部43は、2号機の高燃仮想ボイラの優先順位を7に変更するとともに、3号機の高燃仮想ボイラの優先順位を5に変更する。4号機の高燃仮想ボイラの優先順位を6に変更する。
次に、負荷が減少し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台と高燃仮想ボイラ1台で賄える蒸気量(1400kg/h)となった場合、図6の(D)に示すように、燃焼制御部42は、燃焼中の高燃仮想ボイラのなかで最も優先順位の低い高燃仮想ボイラ(1号機)に対して燃焼停止指示を行う。
そうすることで、高燃焼ボイラ群は2号機のみとなり、ボイラ群2は、1号機、3号機、及び4号機からなる低燃焼ボイラ群のみとなる。第2優先順位変更部44は、燃焼停止指示が行われた高燃仮想ボイラ(1号機)の燃焼優先順位を低燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラのなかで最も低い値7になるように変更する。また、第2優先順位変更部44は、高燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラ(2号機)の燃焼優先順位を低燃焼ボイラ群のどの高燃仮想ボイラの燃焼優先順位よりも低い値8に変更する。
負荷が増加し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台と高燃仮想ボイラ1台で賄える蒸気量(1400kg/h)を超える場合、図6の(E)に示すように、燃焼制御部42は、低燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラのうち、燃焼優先順位の高い高燃仮想ボイラ(3号機)に対して燃焼指示を行う。
そうすることで、ボイラ群2は、2号機及び3号機のみからなる高燃焼ボイラ群と1号機及び4号機からなる低燃焼ボイラ群に大別される。第1優先順位変更部43は、当該高燃仮想ボイラ(3号機)の優先順位を高燃焼ボイラ群の中で最も高い燃焼優先順位であって、低燃焼ボイラ群に属するボイラ(1号機及び4号機)の高燃仮想ボイラのいずれの燃焼優先順位よりも低い値になるように変更する。具体的には、第1優先順位変更部43は、3号機の高燃仮想ボイラの優先順位を7に変更するとともに、4号機の高燃仮想ボイラの優先順位を5に変更する。1号機の高燃仮想ボイラの優先順位を6に変更する。
次に、負荷が減少し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台と高燃仮想ボイラ1台で賄える蒸気量(1400kg/h)となった場合、図6の(F)に示すように、燃焼制御部42は、燃焼中の高燃仮想ボイラのなかで最も優先順位の低い高燃仮想ボイラ(2号機)に対して燃焼停止指示を行う。
そうすることで、ボイラ群2は、3号機のみからなる高燃焼ボイラ群と、1号機、2号機、及び4号機からなる低燃焼ボイラ群に大別される。第2優先順位変更部44は、燃焼停止指示が行われた高燃仮想ボイラ(2号機)の燃焼優先順位を低燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラのなかで最も低い値7になるように変更する。また、第2優先順位変更部44は、高燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラ(3号機)の燃焼優先順位を低燃焼ボイラ群のどの高燃仮想ボイラの燃焼優先順位よりも低い値8に変更する。
次に、負荷が増加し、必要蒸気量が低燃仮想ボイラ4台と高燃仮想ボイラ1台で賄える蒸気量(1400kg/h)を超える場合、図6の(G)に示すように、燃焼制御部42は、低燃焼ボイラ群の高燃仮想ボイラのうち、燃焼優先順位の高い高燃仮想ボイラ(4号機)に対して燃焼指示を行う。
そうすることで、ボイラ群2は、3号機及び4号機からなる高燃焼ボイラ群と1号機及び2号機からなる低燃焼ボイラ群に大別される。第1優先順位変更部43は、当該高燃仮想ボイラ(4号機)の優先順位を高燃焼ボイラ群の中で最も高い燃焼優先順位であって、低燃焼ボイラ群に属するボイラ(1号機及び2号機)の高燃仮想ボイラのいずれの燃焼優先順位よりも低い値になるように変更する。具体的には、第1優先順位変更部43は、4号機の高燃仮想ボイラの優先順位を7に変更するとともに、1号機の高燃仮想ボイラの優先順位を5に変更する。2号機の高燃仮想ボイラの優先順位を6に変更する。
以上のように、低燃焼−>高燃焼−>高燃焼−>低燃焼−>高燃焼というように、低燃焼指示と高燃焼指示が頻繁に入れ替わる状況において、制御部4は、低燃焼から高燃焼となるボイラ、高燃焼から低燃焼となるボイラを順次サイクリックに切り替えることができる。
そうすることで、低燃焼指示と高燃焼指示が頻繁に入れ替わる状況においても、必要蒸気量の指示量と出力蒸気量とが合致しない状態を低減させることで、台数制御における圧力安定性を維持することができる。
[効果]
第1実施形態に係るボイラシステム1においては、燃焼制御部42により低燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラに燃焼指示が行われた場合に、第1優先順位変更部43は、該燃焼指示が行われた高燃仮想ボイラの優先順位を高燃焼ボイラ群に属するボイラ20の高燃仮想ボイラの中で最も高くなるように変更する。また、燃焼制御部42により高燃仮想ボイラに燃焼停止指示が行われた場合に、第2優先順位変更部44により、該燃焼停止指示が行われた高燃仮想ボイラの優先順位を低燃焼ボイラ群に属するボイラ20の高燃仮想ボイラの中で最も低くなるように変更する。
そうすることで、例えば、3位置制御ボイラの高ターンダウン化に対して、低燃焼から高燃焼、又は高燃焼から低燃焼への移行中に、元の燃焼位置に戻る要求が頻繁に生じた場合であっても、燃焼量を変化させるボイラをサイクリックに切換えることで、移行時の要求量と蒸気出力量との不一致を低減させ、台数制御における圧力安定性を維持することが可能となる。
第1実施形態に係るボイラシステム1においては、第1待ち行列により、高燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを、最も先に高燃焼状態になった順番で記憶管理し、第2待ち行列により低燃焼ボイラ群に含まれる高燃仮想ボイラを、最も先に燃焼停止状態になった順番で記憶管理する。
そうすることで、燃焼制御部42は、高燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラに対して燃焼停止指示を行うときは、第1待ち行列の先頭に記憶された高燃仮想ボイラを選択して燃焼停止指示を行い、低燃焼ボイラ群に属する高燃仮想ボイラに対して燃焼指示を行う場合、第2待ち行列の先頭に記憶された高燃仮想ボイラを選択して燃焼指示を行うことができる。このため、燃焼制御部42は、燃焼指示又は燃焼停止指示の対象となる高燃仮想ボイラを迅速かつ容易に選択することができる。
[変形例1]
以上、第1実施形態において、段階値制御ボイラ20を3位置制御ボイラとしたが、3位置制御ボイラに限定されない。例えば、4位置制御ボイラにも適用できる。
特に、4位置制御ボイラの最大燃焼量と中燃焼量との比率が大きい場合には有効であり、3位置制御ボイラの場合と同様な効果が奏される。
3位置制御ボイラの場合、低燃焼位置をベース燃焼位置とし、高燃焼位置を高位燃焼位置とした。これに対して、4位置制御ボイラの場合には、中燃焼位置をベース燃焼位置、高燃焼位置を高位燃焼位置とすることができる。
以下、中燃焼位置で燃焼するボイラを中燃焼ボイラ、高燃焼位置で燃焼するボイラを高燃焼ボイラという。また、中燃焼ボイラの集合を中燃焼ボイラ群、高燃焼ボイラの集合を高燃焼ボイラ群という。
ボイラ群2は、ボイラシステム起動後の定常状態において、所定の中燃焼ボイラ群が燃焼するものとする。そして、その後の負荷変動に対して、所定の中燃焼ボイラ群に属するボイラの高燃仮想ボイラを燃焼又は燃焼停止させることにより、負荷変動への追従処理を行うものとする。
4位置制御ボイラの場合においても、制御部4は、中燃焼ボイラが複数存在する場合において、ボイラ群2のボイラ20の燃焼状態の変化に応じて、高燃仮想ボイラの燃焼優先順位をFIFO(First In First Out)で順次入れ替える。
4位置制御ボイラ20の場合は、3位置制御ボイラ20における低燃焼位置に換えて4位置制御ボイラ20の中燃焼位置をベース燃焼位置に、3位置制御ボイラ20における高燃焼位置に換えて4位置制御ボイラ20の高燃焼位置を高位燃焼位置として読み替えることで、説明することができる。
[変形例2]
同様に、段階値制御ボイラ20がN位置制御ボイラ(N≧5)の場合(複数の中燃焼位置を有するN位置制御ボイラの場合)にも適用できることは言うまでもない。任意のN位置制御ボイラにも、例えば、(N−1)燃焼位置をベース燃焼位置とし、N位置を高位燃焼位置とすることで、任意のN位置制御ボイラにも適用することができる。
[変形例3]
本実施形態では、ボイラ群2は5台の段階値制御ボイラ20を含むとしたが、これに限定されない。段階値制御ボイラ20の台数は、適宜設定することができる。
[変形例4]
本実施形態では、ボイラ群2に含まれる3位置制御ボイラ20のボイラ容量、及び各燃焼位置における燃焼率等を同じとしたが、各3位置制御ボイラ20のそれぞれで異なることとしてもよい。
[変形例5]
本実施形態では、段階値制御ボイラ20を、5台ともに3位置制御ボイラとしたが、これに限定されない。すなわち、本発明のボイラ群に含まれる各段階値制御ボイラ20のボイラ容量、燃焼位置の段階数、及び各燃焼位置における燃焼率等が、各段階値制御ボイラ20のそれぞれで異なることとしてもよい。
1 ボイラシステム
2 ボイラ群
20 段階値制御ボイラ
3 台数制御装置
4 制御部
41 優先順位設定部
42 燃焼制御部
43 第1優先順位変更部
44 第2優先順位変更部
5 記憶部

Claims (6)

  1. ベース燃焼位置、及び前記ベース燃焼位置よりも高い燃焼位置である高位燃焼位置を含む複数の段階的な燃焼位置で燃焼可能なボイラを複数備えるボイラ群と、
    前記ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダと、
    前記蒸気ヘッダの内部の圧力値であるヘッダ圧力値を測定する蒸気圧センサと、
    前記ヘッダ圧力値に基づいて要求負荷に応じて前記ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部を有する台数制御装置と、
    を備えるボイラシステムであって、
    前記制御部は、
    要求負荷の増加に応じて、前記ベース燃焼位置で燃焼するベース燃焼ボイラからなるベース燃焼ボイラ群に含まれるいずれかのベース燃焼ボイラの燃焼位置をベース燃焼位置から高位燃焼位置に変更する場合、前記ベース燃焼ボイラ群の中で最も先にベース燃焼状態となったベース燃焼ボイラの燃焼位置を高位燃焼位置に変更し、
    要求負荷の減少に応じて、前記高位燃焼位置で燃焼する高位燃焼ボイラからなる高位燃焼ボイラ群に含まれるいずれかの高位燃焼ボイラの燃焼位置を高位燃焼位置からベース燃焼位置に変更する場合、前記高位燃焼ボイラ群の中で最も先に高位燃焼状態となった高位燃焼ボイラの燃焼位置をベース燃焼位置に変更させることで、
    燃焼位置をベース燃焼位置に変更する燃焼指示と、燃焼位置を高位燃焼位置に変更する燃焼指示と、が頻繁に入れ替わる状況においても、ベース燃焼状態から高位燃焼状態となるボイラ、高位燃焼状態からベース燃焼状態となるボイラを順次サイクリックに切り替える、ボイラシステム。
  2. 前記制御部は、
    前記高位燃焼位置における蒸気量と前記ベース燃焼位置における蒸気量との差分蒸気量をボイラに仮想した高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位について、前記ベース燃焼位置で燃焼するベース燃焼ボイラからなるベース燃焼ボイラ群の前記高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位と、前記高位燃焼位置で燃焼する高位燃焼ボイラからなる高位燃焼ボイラ群の前記高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位と、を前記ベース燃焼ボイラ群の中で最も優先順位の低い高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位が前記高位燃焼ボイラ群の中で最も優先順位の高い高位置燃焼仮想ボイラの燃焼優先順位よりも高くなるように設定する、優先順位設定部と、
    要求負荷の変動に応じて、前記優先順位設定部により設定された燃焼優先順位に基づいて前記高位置燃焼仮想ボイラに燃焼指示又は燃焼停止指示を行う燃焼制御部と、
    前記燃焼制御部により前記高位置燃焼仮想ボイラに燃焼指示が行われた場合に、該燃焼指示が行われた前記高位置燃焼仮想ボイラの優先順位を前記高位燃焼ボイラ群の中で最も高くなるように変更する第1優先順位変更部と
    前記燃焼制御部により前記高位置燃焼仮想ボイラに燃焼停止指示が行われた場合に、該燃焼停止指示が行われた前記高位置燃焼仮想ボイラの優先順位を前記ベース燃焼ボイラ群の前記高位置燃焼仮想ボイラの中で最も低くなるように変更する第2優先順位変更部と、を含む、請求項1に記載のボイラシステム。
  3. 前記第1優先順位変更部は、
    前記高位燃焼ボイラ群に含まれる前記高位置燃焼仮想ボイラを、先に高位置燃焼状態になった順番で管理する第1待ち行列を備え、
    前記燃焼制御部は、
    前記第1待ち行列に管理される高位燃焼ボイラ群の中で最も先に高位置燃焼状態になった前記高位置燃焼仮想ボイラを選択して燃焼停止指示を行う、請求項2に記載のボイラシステム。
  4. 前記第2優先順位変更部は、
    前記ベース燃焼ボイラ群に含まれる前記高位置燃焼仮想ボイラを、先に高位置燃焼停止状態になった順番で管理する第2待ち行列を備え、
    前記燃焼制御部は、
    前記第2待ち行列に管理される前記ベース燃焼ボイラ群の中で最も先に高位置燃焼停止状態になった高位置燃焼仮想ボイラを選択して燃焼指示を行う、請求項2又は請求項3に記載のボイラシステム。
  5. 前記ボイラは、燃焼停止位置、低燃焼位置、及び高燃焼位置の3位置において燃焼可能に構成され、
    前記ベース燃焼位置は前記低燃焼位置に対応し、
    前記高位燃焼位置は前記高燃焼位置に対応する、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のボイラシステム。
  6. 前記ボイラは、燃焼停止位置、低燃焼位置、中燃焼位置、及び高燃焼位置の4位置において燃焼可能に構成され、
    前記ベース燃焼位置は前記中燃焼位置に対応し、
    前記高位燃焼位置は前記高燃焼位置に対応する、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のボイラシステム。
JP2016203645A 2016-10-17 2016-10-17 ボイラシステム Active JP6805709B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016203645A JP6805709B2 (ja) 2016-10-17 2016-10-17 ボイラシステム
PCT/JP2017/036948 WO2018074310A1 (ja) 2016-10-17 2017-10-12 ボイラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016203645A JP6805709B2 (ja) 2016-10-17 2016-10-17 ボイラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018066486A JP2018066486A (ja) 2018-04-26
JP6805709B2 true JP6805709B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=62019100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016203645A Active JP6805709B2 (ja) 2016-10-17 2016-10-17 ボイラシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6805709B2 (ja)
WO (1) WO2018074310A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3820621B2 (ja) * 1996-02-21 2006-09-13 三浦工業株式会社 熱源システムの制御装置
JPH10103606A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Miura Co Ltd 流体加熱機の自動台数制御方法
JP3998812B2 (ja) * 1998-05-28 2007-10-31 株式会社サムソン 多缶設置ボイラの台数制御方法
JP2002215203A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Miura Co Ltd 機器の制御方法
JP2005055014A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Miura Co Ltd ボイラの台数制御方法
JP5593895B2 (ja) * 2010-07-09 2014-09-24 三浦工業株式会社 プログラム、制御器及びボイラシステム
JP5838886B2 (ja) * 2012-03-28 2016-01-06 三浦工業株式会社 ボイラシステム
JP2014228180A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 三浦工業株式会社 ボイラシステム
JP6220256B2 (ja) * 2013-12-16 2017-10-25 株式会社サムソン 多缶設置ボイラ
JP6467904B2 (ja) * 2014-12-17 2019-02-13 三浦工業株式会社 ボイラシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018066486A (ja) 2018-04-26
WO2018074310A1 (ja) 2018-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5200752B2 (ja) ボイラの制御方法及びこの制御方法を用いたボイラシステム
KR101778123B1 (ko) 제어기 및 보일러 시스템
JP2010048462A (ja) 制御システム、制御システム用プログラム、燃焼制御方法及びボイラシステム
JP5447083B2 (ja) プログラム、制御器及びボイラシステム
KR20160043933A (ko) 보일러 시스템
JP6805709B2 (ja) ボイラシステム
JP5343935B2 (ja) ボイラシステム
JP5277849B2 (ja) 制御プログラム、制御システム、ボイラシステム及び制御方法
JP6597341B2 (ja) ボイラシステム
JP5598139B2 (ja) プログラム、制御器及びボイラシステム
JP5668807B2 (ja) ボイラシステム
JP6528495B2 (ja) ボイラシステム
JP5678614B2 (ja) プログラム、制御器、ボイラ及びボイラシステム
JP5729242B2 (ja) 制御装置及びボイラシステム
JP6102365B2 (ja) ボイラシステム
JP5440607B2 (ja) プログラム、制御器及びボイラシステム
JP6102504B2 (ja) ボイラシステム
JP6119274B2 (ja) ボイラシステム
JP6044314B2 (ja) ボイラシステム
JP6303543B2 (ja) ボイラシステム
JP5534089B1 (ja) ボイラシステム
JP2021032469A (ja) ボイラシステム
JP2011069517A (ja) ボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステム
JP6314502B2 (ja) ボイラシステム
CN117193205A (zh) 基于负荷爬升率的火电机组运行控制方法、系统及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6805709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250