JP6102365B2 - ボイラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のボイラからなるボイラ群を備えるボイラシステムに関する。
従来、複数のボイラからなるボイラ群と、要求される負荷(要求負荷)に応じてボイラ群の燃焼状態を制御する制御部と、を備え、負荷機器に対して要求負荷に応じた量の蒸気を供給するボイラシステムが提案されている。このようなボイラシステムでは、要求負荷に応じて必要な台数のボイラを燃焼させて蒸気を生成している。より詳細には、複数のボイラには、優先順位が設定されている。そして、要求負荷が増加して燃焼させるボイラの台数を増加させる場合には、優先順位の高いボイラから順に燃焼を開始させ、要求負荷が減少して燃焼させるボイラの台数を減少させる場合には、優先順位の低いボイラから順に燃焼を停止させる。
このような場合、優先順位の高いボイラの稼動時間が長くなり、優先順位の低いボイラの稼動時間が短くなるため、複数のボイラの稼動状態に偏りが生じてしまう。
そのため、ボイラシステムにおいては、優先順位を定期的に(例えば、24時間毎に)変更して、複数のボイラの稼動状態の均一化を図っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−228983号公報
ところで、ボイラシステムが蒸気を供給する負荷機器の稼動状態によっては、一時的に一部のボイラの運転スイッチをオフにして(運転を停止させて)少ない台数のボイラによりボイラシステムを稼動させる場合がある。このような場合には、運転スイッチがオンとなっているボイラの優先順位に基いて蒸気を供給するボイラが決定される。
そして、運転スイッチをオフにしていたボイラの運転スイッチをオンにした場合には、この運転スイッチをオンにしたボイラの優先順位も含めて蒸気を供給するボイラが決定される。そのため、運転スイッチをオンにしたボイラの優先順位が高かった場合には、運転スイッチをオンにしたボイラが蒸気を供給するボイラとして選択される。
しかしながら、このような場合には、運転スイッチをオンにしたボイラは、速やかに蒸気供給(給蒸)を開始できないので、ボイラ群における蒸気の出力量(出力蒸気量)が不足し、負荷機器に安定的に蒸気を供給できなくなる。
従って、本発明は、複数のボイラのうちの一部のボイラの運転が一時的に停止された後に、当該運転を停止したボイラの運転が再開された場合に、蒸気を安定的に供給できるボイラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、複数のボイラを備え、該複数のボイラに優先順位が設定されたボイラ群と、要求負荷に応じて前記ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部と、を備えるボイラシステムであって、前記制御部は、前記複数のボイラのうち、運転不可状態にあるボイラを給蒸不可ボイラとして選択する給蒸不可ボイラ選択部と、前記給蒸不可ボイラの優先順位を繰り下げる優先順位補正部と、前記給蒸不可ボイラが運転可能状態となった場合に該運転可能状態となったボイラを給蒸準備状態に移行させる移行指示部と、前記移行指示部により給蒸準備状態に移行させた給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了したかを判定する判定部と、前記判定部により前記給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了したと判定された場合に、該給蒸準備が完了した給蒸不可ボイラの優先順位を繰り下げ前の順位に復帰させる優先順位復帰部と、を備えるボイラシステムに関する。
本発明のボイラシステムによれば、複数のボイラのうちの一部のボイラの運転が一時的に停止された後に、当該運転を停止したボイラの運転が再開された場合に、蒸気を安定的に供給できる。
本発明の第1実施形態に係るボイラシステムの概略を示す図である。 第1実施形態に係るボイラシステムの動作の具体例を示す図である。 第1実施形態に係るボイラシステムの動作の具体例を示す図である。
以下、本発明のボイラシステムの好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態のボイラシステム1は、図1に示すように、複数(5台)のボイラ20を含むボイラ群2と、ボイラ20において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダ6と、蒸気ヘッダ6の内部の圧力を測定する圧力センサ7と、ボイラ群2の燃焼状態を制御する台数制御装置4と、を備える。
ボイラ群2は、複数(5台)のボイラ20を含んで構成され、負荷機器としての蒸気使用設備18に供給する蒸気を生成する。
ボイラ20は、負荷率を連続的に変更して燃焼可能な比例制御ボイラ、又は負荷率を段階的に変更して燃焼可能な多位置制御ボイラからなる。比例制御ボイラとは、少なくとも、最小燃焼状態(例えば、最大燃焼量の20%の燃焼量における燃焼状態)から最大燃焼状態の範囲で、燃焼量が連続的に制御可能とされているボイラである。また、多位置制御ボイラとは、複数の燃焼位置(燃焼停止位置、低燃焼位置、中燃焼位置及び高燃焼位置等)を備え、燃焼位置を切り換えることで、燃焼量が段階的に制御可能とされているボイラである。
複数のボイラ20は、図1に示すように、燃焼が行われるボイラ本体21と、ボイラ20の内部の圧力を測定するローカル圧力センサ22と、ボイラ20の燃焼状態を制御するローカル制御部23と、を備える。
ローカル圧力センサ22は、ボイラ20の内部の蒸気圧力である缶内圧力を測定する。
ローカル制御部23は、要求負荷に応じてボイラ20の燃焼状態を変更させる。具体的には、ローカル制御部23は、信号線14を介して台数制御装置4から送信される制御信号に基づいて、ボイラ20の燃焼状態を制御する。また、ローカル制御部23は、台数制御装置4で用いられる信号を、信号線14を介して台数制御装置4に送信する。台数制御装置4で用いられる信号としては、ボイラ20の実際の燃焼状態、ローカル圧力センサ22が測定した缶内圧力に係る信号(缶内圧力信号)、及びその他のデータが挙げられる。
複数のボイラ20には、それぞれ優先順位が設定されている。優先順位は、燃焼指示や燃焼停止指示を行うボイラを選択するために用いられる。優先順位は、例えば整数値を用いて、数値が小さいほど優先順位が高くなるよう設定することができる。図1に示すように、ボイラ20の1号機〜5号機のそれぞれに「1」〜「5」の優先順位が割り当てられている場合、1号機の優先順位が最も高く、5号機の優先順位が最も低い。この優先順位は、台数制御装置4の制御により、所定の時間間隔(例えば、24時間間隔)で変更される。
蒸気ヘッダ6は、蒸気管11を介してボイラ群2を構成する複数のボイラ20に接続されている。この蒸気ヘッダ6の下流側は、蒸気管12を介して蒸気使用設備18に接続されている。
蒸気ヘッダ6は、ボイラ群2で生成された蒸気を集合させて貯留することにより、複数のボイラ20の相互の圧力差及び圧力変動を調整し、圧力が調整された蒸気を蒸気使用設備18に供給する。
圧力センサ7は、信号線13を介して、台数制御装置4に電気的に接続されている。圧力センサ7は、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力(ボイラ群2で発生した蒸気の圧力)を測定し、測定した蒸気圧力に係る信号(蒸気圧力信号)を、信号線13を介して台数制御装置4に送信する。
台数制御装置4は、信号線14を介して、複数のボイラ20と電気的に接続されている。この台数制御装置4は、圧力センサ7により測定される蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力に基づいて、各ボイラ20の燃焼状態を制御する。
台数制御装置4は、記憶部4Bと、制御部4Aと、を備える。
記憶部4Bは、台数制御装置4(制御部4A)の制御により各ボイラ20に対して行われた指示の内容や、各ボイラ20から受信した燃焼状態等の情報、複数のボイラ20の優先順位の設定の情報、優先順位の変更(ローテーション)に関する設定の情報、ボイラシステム1に設定された各種閾値に関する情報等を記憶する。
制御部4Aは、信号線14を介して各ボイラ20に各種の指示を行ったり、信号線14を介して各ボイラ20から各種のデータを受信したりして、複数のボイラ20の燃焼状態を制御する。各ボイラ20は、台数制御装置4から燃焼状態の変更指示の信号を受けると、その指示に従って当該ボイラ20を制御する。
台数制御装置4による制御の詳細については、後述する。
以上のボイラシステム1は、ボイラ群2で発生させた蒸気を、蒸気ヘッダ6を介して、蒸気使用設備18に供給可能とされている。
ボイラシステム1において要求される負荷(要求負荷)は、蒸気使用設備18における蒸気消費量である。台数制御装置4は、この蒸気消費量の変動に対応して生じる蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力の変動を、圧力センサ7が測定する蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力(物理量)に基づいて算出し、ボイラ群2を構成する各ボイラ20の燃焼量を制御する。
具体的には、蒸気使用設備18の需要の増大により要求負荷(蒸気消費量)が増加し、蒸気ヘッダ6に供給される蒸気量(出力蒸気量)が不足すれば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力が減少することになる。一方、蒸気使用設備18の需要の低下により要求負荷(蒸気消費量)が減少し、蒸気ヘッダ6に供給される蒸気量が過剰になれば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力が増加することになる。従って、ボイラシステム1は、圧力センサ7により測定された蒸気圧力の変動に基づいて、要求負荷の変動をモニターすることができる。そして、ボイラシステム1は、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力に基づいて、蒸気使用設備18の消費蒸気量(要求負荷)に応じて必要とされる蒸気量である必要蒸気量を算出し、この必要蒸気量分の蒸気量を供給するように各ボイラ20の燃焼量を制御する。
次に、本実施形態に係る台数制御装置4の制御の詳細について説明する。
本実施形態では、台数制御装置4は、複数のボイラ20の中に運転不可状態にあるボイラ20があった場合に、当該運転不可状態にあるボイラ20を給蒸不可ボイラに選択し、この給蒸不可ボイラの優先順位を一端繰り下げる。そして、この給蒸不可ボイラが給蒸可能な状態になったときに、一端繰り下げた優先順位を元の優先順位に復帰させる。
以上の機能を実現するために、制御部4Aは、図1に示すように、給蒸不可ボイラ選択部41と、優先順位補正部42と、移行指示部43と、判定部44と、優先順位復帰部45と、を含んで構成される。
尚、本実施形態において、運転不可状態にあるボイラ20とは、運転スイッチをオフにした状態のボイラ20、及びボイラ20に不具合等が発生した場合に、ローカル制御部23又は制御部4Aの制御により運転が一時的に停止されたボイラ20等の、台数制御装置4の制御対象から一時的に除外されたボイラ20を表す。
給蒸不可ボイラ選択部41は、運転不可状態にあるボイラ20を給蒸不可ボイラとして選択する。具体的には、制御部4Aは、複数のボイラ20の運転スイッチのオンオフに関する情報や、複数のボイラ20の燃焼状態の情報を取得している。そして、給蒸不可ボイラ選択部41は、運転スイッチがオフの状態のボイラ20があった場合、又は運転を一時的に停止しているボイラ20があった場合、当該ボイラ20を給蒸不可ボイラとして選択する。
優先順位補正部42は、給蒸不可ボイラ選択部41により選択された給蒸不可ボイラの優先順位を繰り下げる。具体的には、優先順位補正部42は、給蒸不可ボイラの優先順位を、給蒸不可ボイラとして選択されなかったボイラよりも下位に繰り下げる。これにより、給蒸不可ボイラとして選択されなかったボイラの優先順位は繰り上がる。ここで、給蒸不可ボイラが複数台選択された場合には、優先順位補正部42は、選択された複数の給蒸不可ボイラの優先順位の順序を変えることなく優先順位を繰り下げる(例えば、優先順位が2位のボイラ及び3位のボイラを4位及び5位に繰り下げる場合には、2位のボイラを4位に、3位のボイラを5位に繰り下げる。)。
移行指示部43は、給蒸不可ボイラが運転可能状態になった場合に、この運転可能状態になったボイラ20を給蒸準備状態に移行させる。ここで、給蒸準備状態とは、ボイラ20に燃焼指示が出された場合に、速やかに蒸気の供給(給蒸)を開始可能な状態を表す。
具体的には、本実施形態では、給蒸準備状態とは、給蒸は行っていないがボイラ20の内部の圧力を保持し、燃焼指示を受けた場合に、速やかに給蒸を開始可能とされる状態を表す。
また、ボイラ20が運転可能状態になるとは、運転スイッチがオフの状態のボイラ20の運転スイッチがオンとなった場合や、不具合等により一時的に運転を停止していたボイラ20の不具合等が解消されボイラ20の運転が再開された場合等、台数制御装置4の制御対象となったボイラ20を表す。
ここで、複数の給蒸不可ボイラが運転可能状態になった場合、移行指示部43は、運転可能状態となったボイラ20を、優先順位の高い順に一台ずつ給蒸準備状態に移行させてもよい。また、移行指示部43は、複数のボイラ20を一度に給蒸準備状態に移行させてもよい。更に、移行指示部43は、複数のボイラ20を、時間差(例えば、1〜60秒)を設けて、順に給蒸準備状態に移行させてもよい。
判定部44は、移行指示部43により給蒸準備状態に移行させた給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了したかを判定する。具体的には、判定部44は、ローカル圧力センサ22により測定された給蒸不可ボイラの缶内圧力が第1閾値(例えば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力−0.05MPa)以上となった場合に、当該給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了したと判定する。
優先順位復帰部45は、判定部44により給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了したと判定された場合に、この給蒸準備が完了した給蒸不可ボイラの優先順位を、繰り下げ前の順位に復帰させる。尚、優先順位復帰部45により、給蒸不可ボイラの優先順位を復帰させる場合、復帰させる順位に位置するボイラ20以下のボイラ20であって復帰させる給蒸不可ボイラよりも上位のボイラ20の優先順位をそれぞれ繰り下げる。
次に、本実施形態のボイラシステム1の動作の具体例につき、図2及び図3を参照しながら説明する。
ここでは、図2(a)に示すように、ボイラ群2が1号機〜5号機の5台のボイラ20により構成されており、1号機〜5号機のそれぞれに「1位」〜「5位」の優先順位が設定された状態において、図2(b)に示すように、1号機のボイラ20及び2号機のボイラ20の運転が一時的に停止された場合のボイラシステム1の動作について説明する。
また、ここでは、ボイラ20の運転停止前においては、1号機〜3号機の3台のボイラが給蒸中のボイラとなっている。
尚、図2及び図3においては、斜線が付されると共にボイラの号数が太字で記載されたボイラが給蒸中のボイラを示し、斜線は付されているがボイラの号数が細字で記載されたボイラ(図2(a)等参照)が給蒸準備が完了したボイラ(給蒸可能なボイラ)を示し、無印のボイラが給蒸不可ボイラを示す。
この場合、まず、制御部4Aにより、1号機及び2号機のボイラ20の運転が停止されたことが検出されると、給蒸不可ボイラ選択部41は、図2(b)に示すように、1号機〜5号機のボイラ20のうち、運転不可状態にある1号機及び2号機のボイラ20を給蒸不可ボイラとして選択する。
次いで、優先順位補正部42は、給蒸不可ボイラ選択部41により選択された給蒸不可ボイラの優先順位を繰り下げる。ここでは、図2(b)及び図2(c)に示すように、優先順位補正部42は、給蒸不可ボイラとして選択した1号機及び2号機のボイラ20の優先順位(「1位」及び「2位」)を下位に繰り下げ(「4位」及び「5位」)、3号機〜5号機のボイラ20の優先順位をそれぞれ繰り上げる(「1位」〜「3位」)。そして、制御部4Aは、繰り上げ後の優先順位が1位〜3位の3号機〜5号機のボイラ20による給蒸を開始させる。
次いで、制御部4Aにより、給蒸不可ボイラである1号機及び2号機のボイラ20が運転可能状態になったことが検出されると、移行指示部43は、給蒸不可ボイラを給蒸準備状態に移行させる。ここでは、移行指示部43は、まず、給蒸不可ボイラのうち優先順位の高い1号機のボイラ20を給蒸準備状態に移行させる(図2(c)の矢印参照)。
次いで、判定部44は、給蒸準備状態に移行させた1号機のボイラ20の給蒸準備が完了したかを判定する。具体的には、判定部44は、1号機のボイラ20のローカル圧力センサ22により測定された缶内圧力が蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力−0.05MPa以上となった場合に、1号機のボイラ20の給蒸準備が完了したと判定する。
次いで、優先順位復帰部45は、給蒸準備が完了した1号機のボイラ20の優先順位を、繰り下げ前の順位に復帰させる。ここでは、優先順位復帰部45は、図3(a)及び図3(b)に示すように、1号機のボイラ20の優先順位を4位から1位に復帰させる。また、優先順位復帰部45は、3号機〜5号機のボイラ20の優先順位を、それぞれ2位〜4位に繰り下げる。
また、ここで、制御部4Aは、優先順位が1位に復帰した1号機のボイラ20による給蒸を開始させ、給蒸を行っていた5号機のボイラ20の給蒸を停止させる。
次いで、移行指示部43は、残っている給蒸不可ボイラである2号機のボイラ20を給蒸準備状態に移行させる(図3(b)の矢印参照)。
次いで、判定部44は、給蒸準備状態に移行させた2号機のボイラ20の給蒸準備が完了したかを判定する。具体的には、判定部44は、2号機のボイラ20の缶内圧力が蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧力−0.05MPa以上となった場合に、2号機のボイラ20の給蒸準備が完了したと判定する。
次いで、優先順位復帰部45は、給蒸準備が完了した2号機のボイラ20の優先順位を繰り下げ前の順位に復帰させる。ここでは、優先順位復帰部45は、図3(c)及び図3(d)に示すように、2号機のボイラ20の優先順位を5位から2位に復帰させる。また、優先順位復帰部45は、3号機〜5号機のボイラ20の優先順位を、それぞれ3位〜5位に繰り下げる。
また、ここで、制御部4Aは、優先順位が2位に復帰した2号機のボイラ20による給蒸を開始させ、給蒸を行っていた4号機のボイラ20の給蒸を停止させる。
これにより、ボイラシステム1による優先順位の変更は完了する。
以上説明した本実施形態のボイラシステム1によれば、以下のような効果を奏する。
制御部4Aを、運転不可状態にあるボイラを給蒸不可ボイラを選択する給蒸不可ボイラ選択部41と、給蒸不可ボイラの優先順位を繰り下げる優先順位補正部42と、給蒸不可ボイラが運転可能状態になった場合に当該運転可能になったボイラを給蒸準備状態に移行させる移行指示部43と、給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了した場合に、優先順位を繰り下げ前の順位に復帰させる優先順位復帰部45と、を含んで構成した。これにより、優先順位の高いボイラ20が運転不可状態になった場合には、一端、優先順位を繰り下げ、その後、この優先順位が繰り下げられたボイラ20が運転可能状態になった場合には、当該運転可能状態になったボイラ20を、給蒸可能とした後に元の優先順位に復帰させられる。よって、複数のボイラ20のうちの一部のボイラ20の運転が一時的に停止された後に、当該運転を停止したボイラ20の運転が再開された場合に、蒸気を安定的に供給させられる。
以上、本発明のボイラシステム1の好ましい一実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、本発明を、5台のボイラ20からなるボイラ群2を備えるボイラシステム1に適用したが、これに限らない。即ち、本発明を、6台以上のボイラからなるボイラ群を備えるボイラシステムに適用してもよく、また、3台以下のボイラからなるボイラ群を備えるボイラシステムに適用してもよい。
1 ボイラシステム
2 ボイラ群
20 ボイラ
4 台数制御装置
4A 制御部
41 給蒸不可ボイラ選択部
42 優先順位補正部
43 移行指示部
44 判定部
45 優先順位復帰部

Claims (1)

  1. 複数のボイラを備え、該複数のボイラに優先順位が設定されたボイラ群と、要求負荷に応じて前記ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部と、を備えるボイラシステムであって、
    前記優先順位は、燃焼指示を行うボイラを選択する際に当該優先順位の高いボイラを優先し、燃焼停止指示を行うボイラを選択する際に当該優先順位の低いボイラを優先するために用いられ、
    前記制御部は、
    前記複数のボイラのうち、運転不可状態にあるボイラを給蒸不可ボイラとして選択する給蒸不可ボイラ選択部と、
    前記給蒸不可ボイラの優先順位を繰り下げる優先順位補正部と、
    前記給蒸不可ボイラが運転可能状態となった場合に該運転可能状態となったボイラを給蒸準備状態に移行させる移行指示部と、
    前記移行指示部により給蒸準備状態に移行させた給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了したかを判定する判定部と、
    前記判定部により前記給蒸不可ボイラの給蒸準備が完了したと判定された場合に、該給蒸準備が完了した給蒸不可ボイラの優先順位を繰り下げ前の順位に復帰させる優先順位復帰部と、を備えるボイラシステム。
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