JP6102504B2 - ボイラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ボイラ群を構成する複数のボイラに対する燃焼の優先順位を設定するボイラシステムに関する。
従来、複数のボイラからなるボイラ群と、要求される負荷(要求負荷)に応じてボイラ群の燃焼状態を制御する制御部とを備え、要求負荷に応じた量の蒸気を供給するボイラシステムが提案されている。
複数のボイラを備えるボイラシステムでは、特許文献1に記載のように、複数のボイラに対して優先順位を設定しておき、この優先順位に基づいてボイラ群の燃焼状態を制御することで、要求負荷に応じた蒸気を生成している(特許文献1の段落0023参照)。
より詳細には、要求負荷が増加して燃焼させるボイラの台数を増加させる場合には、優先順位の高いボイラから順に燃焼を開始させ、要求負荷が減少して燃焼させるボイラの台数を減少させる場合には、優先順位の低いボイラから順に燃焼を停止させる。
特開2013−072609号公報
ところで、従来のボイラシステムでは、特性が同一又は類似する複数のボイラによりボイラ群を構成することとしていたが、近年では、特性が異なる複数のボイラによりボイラ群を構成するボイラシステムも知られている。このようなボイラシステムでは、個々のボイラで特性が異なるため、従来のように複数のボイラに対して一律に優先順位を設定することは必ずしも好ましくなく、更なる改善が求められていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、特性が異なる複数のボイラにより構成されるボイラ群に対して優先順位を適切に設定可能なボイラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、複数の異種ボイラグループにより構成されるボイラ群と、前記ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部と、を備えるボイラシステムであって、前記異種ボイラグループは、ボイラの特性が類似する複数のボイラにより構成される第1ボイラグループと、ボイラの特性が類似する複数のボイラであって、当該類似する特性が前記第1ボイラグループとは異なる複数のボイラにより構成される第2ボイラグループと、を含み、前記制御部は、要求負荷に応じて燃焼率を変更するボイラの順序を示す優先順位を前記ボイラグループの種類に応じて前記ボイラに対して設定する優先順位設定部と、前記優先順位に従いボイラの燃焼量を変更することで、前記ボイラ群から出力する蒸気量を制御する出力制御部と、を備えるボイラシステムに関する。
また、ボイラグループを分ける前記ボイラの特性は、ボイラの出力特性であり、前記第1ボイラグループは、燃焼量の変更に伴い前記ボイラ群全体における燃焼率を第1割合変更する複数のボイラにより構成され、前記第2ボイラグループは、燃焼量の変更に伴いボイラ群全体における燃焼率を前記第1割合よりも低い第2割合変更する複数のボイラにより構成されることとしてもよい。
このとき、前記異種ボイラグループは、ボイラ容量に基づいて設定され、前記第1ボイラグループに属するボイラは、大容量ボイラであり、前記第2ボイラグループに属するボイラは、小容量ボイラであることとしてもよい。
また、前記異種ボイラグループは、ボイラの燃焼状態の制御方法に基づいて設定され、前記第1ボイラグループに属するボイラは、燃焼率を段階的に変更する段階値制御ボイラであり、前記第2ボイラグループに属するボイラは、燃焼率を連続的に変更する比例制御ボイラであることとしてもよい。
また、ボイラグループを分ける前記ボイラの特性は、ボイラの効率特性であり、前記第1ボイラグループは、第1範囲内の燃焼率で燃焼することでボイラ効率が所定閾値よりも高くなる複数のボイラにより構成され、前記第2ボイラグループは、前記第1範囲とは異なる第2範囲内の燃焼率で燃焼することでボイラ効率が前記所定閾値よりも高くなる複数のボイラにより構成されることとしてもよい。
また、前記優先順位設定部は、要求負荷の高低に応じて、前記優先順位が上位になるボイラグループの種類を異ならせることが好ましい。
具体的には、前記優先順位設定部は、要求負荷が高い高負荷時には、前記第1ボイラグループに属する所定数のボイラを前記優先順位の上位に設定し、要求負荷が低い低負荷時には、前記第2ボイラグループに属する所定数のボイラを前記優先順位の上位に設定することとしてもよい。
また、前記優先順位設定部は、ボイラグループ毎に、当該ボイラグループに属するボイラの前記優先順位を変更することとしてもよい。
本発明によれば、特性が異なる複数のボイラにより構成されるボイラ群に対して適切に優先順位を設定することができる。
本発明の第1実施形態のボイラシステムの概略を示す図である。 上記実施形態のボイラ群の概略を示す図である。 上記実施形態のボイラ群の概略を示す図である。 上記実施形態の制御部の構成を示す機能ブロック図である。 上記実施形態の優先順位設定部による優先順位の設定方法を示す図である。 第2実施形態の優先順位設定部による優先順位の設定方法を示す図である。 第3実施形態の出力制御部によるボイラの燃焼制御方法を示す図である。
以下、本発明のボイラシステムの好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、第1実施形態に係るボイラシステム1の全体構成につき、図1を参照しながら説明する。ボイラシステム1は、複数(5台)のボイラ20を含むボイラ群2と、これら複数のボイラ20において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダ6と、この蒸気ヘッダ6の内部の圧力を測定する蒸気圧センサ7と、ボイラ群2の燃焼状態を制御する制御部4を有する台数制御装置3と、を備える。
ボイラ群2は、蒸気使用設備18に供給する蒸気を生成する。
蒸気ヘッダ6は、蒸気管11を介してボイラ群2を構成する複数のボイラ20に接続されている。この蒸気ヘッダ6の下流側は、蒸気管12を介して蒸気使用設備18に接続されている。
蒸気ヘッダ6は、ボイラ群2で生成された蒸気を集合させて貯留することにより、複数のボイラ20の相互の圧力差及び圧力変動を調整し、圧力が調整された蒸気を蒸気使用設備18に供給する。
蒸気圧センサ7は、信号線13を介して、台数制御装置3に電気的に接続されている。蒸気圧センサ7は、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧(ボイラ群2で発生した蒸気の圧力)を測定し、測定した蒸気圧に係る信号(蒸気圧信号)を、信号線13を介して台数制御装置3に送信する。
台数制御装置3は、信号線16を介して、複数のボイラ20と電気的に接続されている。この台数制御装置3は、蒸気圧センサ7により測定される蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧に基づいて、各ボイラ20の燃焼状態を制御する。
以上のボイラシステム1は、ボイラ群2で発生させた蒸気を、蒸気ヘッダ6を介して、蒸気使用設備18に供給可能とされている。
ボイラシステム1において要求される負荷(要求負荷)は、蒸気使用設備18における蒸気消費量である。台数制御装置3は、この蒸気消費量の変動に対応して生じる蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧の変動を、蒸気圧センサ7が測定する蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧(物理量)に基づいて算出し、ボイラ群2を構成する各ボイラ20の燃焼状態を制御する。
具体的には、蒸気使用設備18の需要の増大により要求負荷(蒸気消費量)が増加し、蒸気ヘッダ6に供給される蒸気量(後述の出力蒸気量)が不足すれば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧が減少することになる。一方、蒸気使用設備18の需要の低下により要求負荷(蒸気消費量)が減少し、蒸気ヘッダ6に供給される蒸気量が過剰になれば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧が増加することになる。従って、ボイラシステム1は、蒸気圧センサ7により測定された蒸気圧の変動に基づいて、要求負荷の変動をモニターすることができる。そして、ボイラシステム1は、蒸気ヘッダ6の蒸気圧に基づいて、蒸気使用設備18の消費蒸気量(要求負荷)に応じて必要とされる蒸気量である必要蒸気量を算出する。
ここで、図2及び図3を参照して、本実施形態のボイラシステム1を構成するボイラ群2について説明する。図2及び図3は、本実施形態に係るボイラ群2の概略を示す図である。
本実施形態のボイラ群2は、ボイラ特性の異なる複数のボイラ20からなり、これらボイラ特性の異なる複数のボイラ20のうち同一又は類似する特性のボイラ20はボイラグループを構成する。即ち、本実施形態のボイラ群2は、ボイラ特性の異なる2以上の複数のボイラグループにより構成される。なお、本実施形態では、説明の都合上、2つのボイラグループによりボイラ群2を構成することとしているが、ボイラ群2を構成するボイラグループの数は2つに限られず、2以上の複数であればよい。
ここで、ボイラ特性とは、ボイラ20から出力する蒸気量に関する出力特性、及びボイラ20の燃焼効率に関する効率特性を含む。図2は、出力特性の異なるボイラ20が属するボイラグループA,Bにより構成されるボイラ群2を示し、図3は、効率特性の異なる複数のボイラ20が属するボイラグループA,Bにより構成されるボイラ群2を示す。
図2を参照して、出力特性は、ボイラ容量又はボイラ20の燃焼制御方法に応じて異なることになる。なお、ボイラ容量とは、ボイラ20が出力可能な最大蒸気量を示し、燃焼制御方法とは、比例制御又は段階値制御を示す。ここで、比例制御とは、少なくとも、最小燃焼状態から最大燃焼状態の範囲で、燃焼量を連続的(例えば、1%毎)に制御することをいう。また、段階値制御とは、複数の燃焼位置(燃焼停止位置、低燃焼位置、中燃焼位置及び高燃焼位置等)を切り換えることで、燃焼量を段階的に制御することをいう。
ボイラ群2全体における燃焼率の変更の割合は、ボイラ容量に応じて異なる。即ち、ボイラ20の燃焼量が10%変更した場合であっても、ボイラ容量の小さいボイラ20ではボイラ群2全体における影響は相対的に小さく、ボイラ容量の大きいボイラ20ではボイラ群2全体における影響は相対的に大きい。そのため、ボイラ容量に応じてボイラグループを規定することで出力特性に応じたグループ分けをすることができる。
同様に、ボイラ群2全体における燃焼率の変更の割合は、ボイラ20の燃焼制御方法に応じて異なる。一例として、燃焼率を1%毎に変更可能な比例制御ボイラと、低燃焼位置、中燃焼位置及び高燃焼位置の燃焼比が20:45:100の段階値制御ボイラとを比較する。比例制御ボイラが燃焼量を1単位分(1%)変更すると、ボイラ群2全体における燃焼率は0.002%(1/500)変更される。他方、段階値制御ボイラが燃焼量を1単位分変更すると、ボイラ群2における燃焼率は0.04%、0.05%、0.11%変更される。そのため、比例制御ボイラにおける燃焼量の変更は、ボイラ群2全体における影響が相対的に小さく、段階値制御ボイラにおける燃焼量の変更は、ボイラ群2全体における影響が相対的に大きい。よって、ボイラ20の燃焼制御方法に応じてボイラグループを規定することで出力特性に応じたグループ分けをすることができる。
図2(A)を参照して、ボイラ容量に応じてボイラグループを規定する場合、ボイラ20から出力可能な最大蒸気量(ボイラ容量)の大小に応じてグループ分けを行う。図2(A)では、ボイラ容量が4000kg/h以下であるか否かによりグループ分けを行っており、ボイラ容量が6000kg/hの1号機及び2号機ボイラはボイラグループAに属し、ボイラ容量が4000kg/hの3号機ボイラ、ボイラ容量が2000kg/hの4号機及び5号機ボイラはボイラグループBに属している。
図2(B)を参照して、ボイラ20の燃焼制御方法に応じてボイラグループを規定する場合、ボイラ20が比例制御ボイラであるか段階値制御ボイラであるかに応じてグループ分けを行う。図2(B)では、段階値制御ボイラである1号機及び2号機ボイラはボイラグループAに属し、比例制御ボイラである3号機〜5号機ボイラはボイラグループBに属している。
図3を参照して、効率特性に基づくグループ分けとして、本実施形態では、ボイラ20のエコ運転ゾーン又はボイラ20の最大燃焼効率に応じてボイラグループを規定する。なお、エコ運転ゾーンとは、ボイラ効率(ボイラ20の熱効率)が所定値(例えば、97%)よりも高くなる燃焼率の範囲であり、ボイラ20を燃焼させる上で最も好ましい燃焼率の範囲である。また、最大燃焼効率とは、ボイラ効率が最も高くなる燃焼率である。
図3(A)を参照して、エコ運転ゾーンに応じてボイラグループを規定する場合、エコ運転ゾーンの位置に基づいてグループ分けを行う。一例として、図3(A)では、エコ運転ゾーンが高燃焼領域(例えば、燃焼率60%以上)にあるか否かによりボイラ20をグループ分けしている。即ち、エコ運転ゾーンが高燃焼領域にある1号機及び2号機ボイラは、ボイラグループAに属し、エコ運転ゾーンが中燃焼領域にある3号機〜5号機ボイラは、ボイラグループBに属している。
なお、図示は省略しているものの、エコ運転ゾーンの位置ではなく、エコ運転ゾーンの範囲の広さに基づいてグループ分けを行うこととしてもよい。即ち、エコ運転ゾーンの範囲が所定以上の広さであるか否かにより、ボイラ20をグループ分けすることとしてもよい。
図3(B)を参照して、最大燃焼効率に応じてボイラグループを規定する場合、ボイラ20の最大燃焼効率の大小に応じてグループ分けを行う。図3(B)では、最大燃焼効率が98%以上であるか否かによりグループ分けを行っており、最大燃焼効率が98%の1号機及び2号機ボイラはボイラグループAに属し、最大燃焼効率が96%の3号機ボイラ、97%の4号機及び5号機ボイラはボイラグループBに属している。
このようにボイラ特性に応じてグループ分けされるボイラ20には、それぞれ優先順位が設定される。ここで、優先順位は、要求負荷に応じて燃焼率を変更するボイラ20の順序を示し、燃焼指示や燃焼停止指示を行うボイラ20を選択するために用いられる。本実施形態では、ボイラ群2から出力する蒸気量を増加する場合には優先順位の高いボイラ20から順に燃焼率を上昇し、ボイラ群2から出力する蒸気量を減少する場合には優先順位の低いボイラ20から順に燃焼率を低下する。
なお、ボイラ20に対する優先順位の設定方法の詳細については、後述する。
図1に戻り、ボイラ20は、燃焼が行われるボイラ本体21と、ボイラ20の燃焼状態を制御するローカル制御部22と、を備える。
ローカル制御部22は、要求負荷に応じてボイラ20の燃焼状態を変更させる。具体的には、ローカル制御部22は、信号線16を介して台数制御装置3から送信される台数制御信号に基づいて、ボイラ20の燃焼状態を制御する。また、ローカル制御部22は、台数制御装置3で用いられる信号を、信号線16を介して台数制御装置3に送信する。台数制御装置3で用いられる信号としては、ボイラ20の実際の燃焼状態、及びその他のデータが挙げられる。
次に、台数制御装置3の詳細について説明する。
台数制御装置3は、蒸気圧センサ7からの蒸気圧信号に基づいて要求負荷に応じたボイラ群2の必要燃焼量、及び必要燃焼量に対応する各ボイラ20の燃焼状態を算出し、各ボイラ20に設定された優先順位に基づき燃焼状態を制御するための台数制御信号を各ボイラ20(ローカル制御部22)に送信する。
この台数制御装置3は、図1に示すように、記憶部5と、制御部4と、を備える。
記憶部5は、台数制御装置3(制御部4)の制御により各ボイラ20に対して行われた指示の内容や、各ボイラ20から受信した燃焼状態等の情報、複数のボイラ20の優先順位の設定の情報、優先順位の変更(ローテーション)に関する設定の情報等を記憶する。
制御部4は、信号線16を介して各ボイラ20に各種の指示を行ったり、各ボイラ20から各種のデータを受信したりして、5台のボイラ20の燃焼状態や優先順位を制御する。各ボイラ20(ローカル制御部22)は、台数制御装置3から燃焼状態の変更指示の信号を受けると、その指示に従って当該ボイラ20を制御する。
制御部4の具体的な構成を図4に示す。図4は、制御部4の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、制御部4は、優先順位設定部41と、出力制御部42と、を含んで構成される。
優先順位設定部41は、複数のボイラ20に対して優先順位を設定する。このとき、優先順位設定部41は、ボイラ20が属するボイラグループの種類に応じて、ボイラ20に対して優先順位を設定する。
ここで、図5を参照して、優先順位設定部41による優先順位の設定方法を具体的に説明する。図5は、優先順位の設定方法の説明図である。
上述のように、複数のボイラ20は、ボイラ特性に応じてボイラグループにグループ分けされる。
優先順位設定部41は、このボイラグループに対して優先順位を設定する。図5(A)では、ボイラグループAに対して優先順位1位及び4位が設定され、ボイラグループBに対して優先順位2位、3位及び5位が設定されている。
また、優先順位設定部41は、同一のボイラグループに属する複数のボイラ20に対して、ボイラグループ内のグループ内順位を設定する。図5(B)では、ボイラグループA内のグループ内順位として、1号機ボイラにグループ内順位1位が設定され、2号機ボイラにグループ内順位2位が設定されている。また、ボイラグループB内のグループ内順位として、5号機ボイラにグループ内順位1位が設定され、3号機ボイラにグループ内順位2位が設定され、4号機ボイラにグループ内順位3位が設定されている。
優先順位設定部41は、このようにボイラグループに対して設定した優先順位(図5(A))及びボイラグループ内のグループ内順位(図5(B))に基づいて、複数のボイラ20に対して優先順位を設定する。即ち、図5(A)に示すように優先順位1位にボイラグループAが設定されており、図5(B)に示すようにこのボイラグループA内において1号機ボイラがグループ内順位1位として設定されているため、優先順位設定部41は、1号機ボイラを複数のボイラ20のうちの優先順位1位として設定する。
これにより、図5(C)に示すように、優先順位1位にボイラグループAに属する1号機ボイラ、優先順位2位にボイラグループBに属する5号機ボイラ、優先順位3位にボイラグループBに属する3号機ボイラ、優先順位4位にボイラグループAに属する2号機ボイラ、優先順位5位にボイラグループBに属する4号機ボイラが設定される。
また、優先順位設定部41は、ボイラグループ内におけるグループ内順位(図5(B))を、所定の時間間隔(例えば、24時間間隔)で変更する(ローテーション)。このようなグループ内順位の変更に伴い、複数のボイラ20の優先順位が変更される。一例として、ボイラグループA内のグループ内順位が変更された場合、ボイラグループAに属する1号機及び2号機ボイラの優先順位が入れ替わり、1号機ボイラの優先順位が4位に変更され、2号機ボイラの優先順位が1位に変更される。
これにより、ボイラ20の稼働状態の偏りを平準化することができる。
図4に戻り、出力制御部42は、設定された優先順位に従いボイラ20の燃焼量を制御することで、ボイラ群2から出力する蒸気量を制御する。本実施形態において、出力制御部42は、要求負荷が増大した場合には、優先順位の高いボイラ20から順に燃焼率を上昇しボイラ群2から出力する蒸気量を増加し、要求負荷が低下した場合には、優先順位の低いボイラ20から順に燃焼率を低下しボイラ群2から出力する蒸気量を減少する。
以上、第1実施形態に係るボイラシステム1について説明した。続いて、第2実施形態に係るボイラシステム1について説明する。第2実施形態に係るボイラシステム1は、基本的には第1実施形態に係るボイラシステム1と同一の構成を備えるが、優先順位設定部41による優先順位の設定方法において第1実施形態に係るボイラシステム1と異なる。
具体的には、グループ毎の優先順位の設定において、第1実施形態に係るボイラシステム1では単にボイラグループ毎に行うこととしていたものを(図5(A)参照)、第2実施形態に係るボイラシステム1では要求負荷に応じて優先順位が上位になるボイラグループの種類を異ならせる点で異なる。
以下、第2実施形態に係るボイラシステム1について説明する。なお、第1実施形態に係るボイラシステム1と同一の部分については、説明を省略する。
ボイラシステム1では、ボイラ特性に応じて複数のボイラ20をボイラグループにグループ分けする。このようなボイラ特性に応じたグループ分けにより、燃焼量の細かい調整が可能なボイラ20が属するボイラグループと、燃焼量の細かい調整が困難なボイラ20が属するボイラグループが存在することになる。例えば、ボイラの出力特性によりグループ分けする場合、小容量ボイラや比例制御ボイラは、燃焼量の細かい調整が可能である一方、大容量ボイラや段階値制御ボイラは、燃焼量の細かい調整が相対的に困難である。
第2実施形態のボイラシステム1では、このようなボイラグループの特徴に着目し、燃焼量の細かい調整が可能であるボイラグループを負荷調整用とし、負荷調整用のボイラグループに比べ燃焼量の細かい調整が相対的に困難なボイラグループをベース用としてグループ毎の優先順位を設定する。
図6は、第2実施形態に係るボイラシステム1の優先順位設定部41による優先順位の設定方法の説明図である。
図6(A)を参照して、優先順位設定部41は、蒸気使用設備18の要求負荷が低い低負荷には、燃焼量の細かい調整が可能である負荷調整用のボイラグループを優先順位の上位に設定する。他方、図6(B)を参照して、優先順位設定部41は、蒸気使用設備18の要求負荷が高い高負荷時には、燃焼量の細かい調整が相対的に困難なベース用のボイラグループを優先順位の上位に設定する。即ち、優先順位設定部41は、蒸気使用設備18の要求負荷に応じてベース用のボイラグループが占める優先順位上位の数が異なるように(低負荷時は優先順位上位にベース用が少なく、高負荷時は優先順位上位にベース用が多い)、グループ毎の優先順位を設定する。
なお、出力特性でグループ化する場合には、小容量ボイラや比例制御ボイラが属するボイラグループが負荷調整用のボイラグループに相当し、大容量ボイラや段階値制御ボイラが属するボイラグループがベース用のボイラグループに相当する。また、効率特性でグループ化する場合には、一例として、エコ運転ゾーンの範囲が広いボイラ20が属するボイラグループが負荷調整用のボイラグループに相当し、エコ運転ゾーンの範囲が狭いボイラ20が属するボイラグループがベース用のボイラグループに相当する。
続いて、第3実施形態に係るボイラシステム1について説明する。第3実施形態に係るボイラシステム1は、第2実施形態に係るボイラシステム1のように要求負荷に応じて負荷調整用及びベース用のボイラグループに対して優先順位を設定することに加え、負荷調整用とベース用とで異なる燃焼制御を行うこととしている。
以下、第3実施形態に係るボイラシステム1について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態に係るボイラシステム1と同一の部分については、説明を省略する。
図7は、第3実施形態に係るボイラシステム1の出力制御部42によるボイラ20の燃焼制御についての説明図である。
図7(A)を参照して、優先順位1位〜4位までのボイラ20が燃焼しており、優先順位5位のボイラ20が燃焼を停止している。このとき、燃焼状態にあるボイラ20のうち、優先順位1位のボイラ20はベース用のボイラグループAに属し、優先順位2位〜4位のボイラ20は負荷調整用のボイラグループBに属している。
その後、蒸気使用設備18の要求負荷が変動すると、出力制御部42は、優先順位に従いボイラ20の燃焼量を制御することで、要求負荷に応じた蒸気をボイラ群2から発生させる。
このとき、第3実施形態の出力制御部42は、ベース用のボイラグループに属するボイラ20と、負荷調整用のボイラグループに属するボイラ20とを異なる態様で燃焼制御する。異なる態様の燃焼制御としては、ボイラシステム1の状況に応じて任意に調整することができる。この点、図7(B)では、理解が容易なように、出力制御部42は、ベース用のボイラグループに属するボイラ20の燃焼量を固定したまま、負荷調整用のボイラグループに属するボイラ20の燃焼量を調整することで、両者を異なる態様で燃焼制御している。
このように、第3実施形態のボイラシステム1では、第2実施形態のボイラシステム1と同様に要求負荷に応じて負荷調整用及びベース用のボイラグループに対して優先順位を設定するとともに、負荷調整用及びベース用のボイラグループで燃焼制御を異ならせる。これにより、蒸気使用設備18の定常状態における要求負荷をベース用のボイラグループに属するボイラ20で対応しつつ、定常状態からの要求負荷の変動を負荷調整用のボイラグループに属するボイラ20で対応することができるため、要求負荷に対する追従性を高めることができる。
なお、ベース用のボイラグループに属するボイラ20の燃焼量を固定したまま燃焼させる場合には、出力制御部42は、ベース用のボイラグループに属するボイラ20が最も効率よく燃焼する燃焼率に固定して燃焼させることが好ましい。
以上説明した本実施形態のボイラシステム1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)本実施形態のボイラシステム1においては、複数のボイラ20をボイラ特性に応じてグループ分けしておき、優先順位設定部41は、このグループの種類に応じてボイラ20に対して優先順位を設定する。これにより、複数のボイラ20に対して一律に優先順位を設定することを防止できる。即ち、ボイラ特性から優先順位の上位に好ましくないボイラ20に対して優先順位の上位を設定してしまうことを防止できる。その結果、特性が異なる複数のボイラ20により構成されるボイラ群2に対して、適切に優先順位を設定することができる。
(2)なお、グループ分けに用いるボイラ特性として、ボイラ20の出力特性を用いることとしてもよく、出力特性を用いる場合には、燃焼量の変更に伴いボイラ群2全体における燃焼率を変更する割合によりグループ分けを行う。
(3)このとき、ボイラ20の容量に基づいてグループ分けを行うこととしてもよく、(4)ボイラ20の燃焼制御方法に基づいてグループ分けを行うこととしてもよい。
これにより、ボイラグループをベース用のボイラグループと負荷調整用のボイラグループとに分けることができ、ボイラ群2全体における燃焼量の調整が容易になり、圧力安定性を向上することができる。
(5)また、グループ分けに用いるボイラ特性として、ボイラ20の効率特性を用いることとしてもよく、効率特性を用いる場合には、エコ運転ゾーンの範囲や最大燃焼効率等に基づいてグループ分けを行う。
これにより、ボイラグループ毎に効率よくボイラ20を燃焼させることができ、ボイラ群2全体における燃焼効率を高めることができる。
(6)また、グループ毎の優先順位は、要求負荷の高低に応じて設定することとしてもよい。(7)具体的には、高負荷時には燃焼量の変更に伴いボイラ群2全体における燃焼率を大きく変更するボイラグループを優先順位の上位に設定し、低負荷時には燃焼量の変更に伴いボイラ群2全体における燃焼率をあまり変更しないボイラグループを優先順位の上位に設定する。
これにより、要求負荷の高低に応じてベース用のボイラグループに属するボイラ20の台数を調整することができる。そして、ベース用のボイラグループに属するボイラ20を固定的な燃焼率で燃焼させる一方で、要求負荷の変動に応じて負荷調整用のボイラグループに属するボイラ20の燃焼量を調整することで、ボイラ群2全体における燃焼率の変動を抑えることができ、結果、要求負荷に対する追従性を向上することができる。
(8)また、グループ内におけるグループ内順位は、所定の時間間隔(例えば、24時間間隔)で変更される。これにより、ボイラ20の稼働状態の偏りを平準化することができる。この場合においても、ボイラグループの種類に応じて優先順位が設定されているため、ローテーションの前後において、ボイラ群2全体における制御状態を変更することがなく、ボイラシステム1を安定的に運用することができる。
以上、本発明のボイラシステム1の好ましい一実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ボイラ群2を2つのボイラグループA,Bに分けることとしているが、ボイラ群2を3以上の任意の数のボイラグループに分けることとしてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、本発明を、5台のボイラ20からなるボイラ群2を備えるボイラシステムに適用したが、これに限らない。即ち、本発明を、6台以上のボイラからなるボイラ群を備えるボイラシステムに適用してもよく、また、2台のボイラからなるボイラ群を備えるボイラシステムに適用してもよい。
1 ボイラシステム
2 ボイラ群
20 ボイラ
3 台数制御装置
4 制御部
41 優先順位設定部
42 出力制御部

Claims (8)

  1. 複数の異種ボイラグループにより構成されるボイラ群と、前記ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部と、を備えるボイラシステムであって、
    前記異種ボイラグループは、
    ボイラの特性が類似する複数のボイラにより構成される第1ボイラグループと、
    ボイラの特性が類似する複数のボイラであって、当該類似する特性が前記第1ボイラグループとは異なる複数のボイラにより構成される第2ボイラグループと、を含み、
    前記制御部は、
    要求負荷に応じて燃焼率を変更するボイラの順序を示す優先順位を前記ボイラグループの種類に応じて前記ボイラに対して設定する優先順位設定部と、
    前記優先順位に従いボイラの燃焼量を変更することで、前記ボイラ群から出力する蒸気量を制御する出力制御部と、
    を備えるボイラシステム。
  2. ボイラグループを分ける前記ボイラの特性は、ボイラの出力特性であり、
    前記第1ボイラグループは、燃焼量の変更に伴い前記ボイラ群全体における燃焼率を第1割合変更する複数のボイラにより構成され、
    前記第2ボイラグループは、燃焼量の変更に伴いボイラ群全体における燃焼率を前記第1割合よりも低い第2割合変更する複数のボイラにより構成される、請求項1に記載のボイラシステム。
  3. 前記異種ボイラグループは、ボイラ容量に基づいて設定され、
    前記第1ボイラグループに属するボイラは、大容量ボイラであり、
    前記第2ボイラグループに属するボイラは、小容量ボイラである、
    請求項2に記載のボイラシステム。
  4. 前記異種ボイラグループは、ボイラの燃焼状態の制御方法に基づいて設定され、
    前記第1ボイラグループに属するボイラは、燃焼率を段階的に変更する段階値制御ボイラであり、
    前記第2ボイラグループに属するボイラは、燃焼率を連続的に変更する比例制御ボイラである、
    請求項2に記載のボイラシステム。
  5. ボイラグループを分ける前記ボイラの特性は、ボイラの効率特性であり、
    前記第1ボイラグループは、第1範囲内の燃焼率で燃焼することでボイラ効率が所定閾値よりも高くなる複数のボイラにより構成され、
    前記第2ボイラグループは、前記第1範囲とは異なる第2範囲内の燃焼率で燃焼することでボイラ効率が前記所定閾値よりも高くなる複数のボイラにより構成される、請求項1に記載のボイラシステム。
  6. 前記優先順位設定部は、要求負荷の高低に応じて、前記優先順位が上位になるボイラグループの種類を異ならせる、請求項1から5の何れかに記載のボイラシステム。
  7. 前記優先順位設定部は、
    要求負荷が高い高負荷時には、前記第1ボイラグループに属する所定数のボイラを前記優先順位の上位に設定し、
    要求負荷が低い低負荷時には、前記第2ボイラグループに属する所定数のボイラを前記優先順位の上位に設定する、
    請求項6に記載のボイラシステム。
  8. 前記優先順位設定部は、ボイラグループ毎に、当該ボイラグループに属するボイラの前記優先順位を変更する、請求項1から7の何れかに記載のボイラシステム。
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