JP5272837B2 - 制御プログラム、制御システム及びボイラシステム - Google Patents

制御プログラム、制御システム及びボイラシステム Download PDF

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Description

この発明は、複数のボイラから構成され蒸気圧力、水温、蒸気量等を制御対象として制御されるボイラ群の燃焼量を制御する制御プログラム、制御システム及び燃焼制御方法及びボイラシステムに関する。
従来、複数のボイラから構成されるボイラ群を燃焼制御して蒸気又は温水を生成する場合、例えば、制御対象が蒸気の場合では蒸気圧力に基づいて燃焼量を算出し、その算出結果によりボイラの台数を制御するボイラシステムの制御に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなボイラ群の燃焼制御に関して、スチームヘッダの蒸気圧力、燃焼制御させる最大台数等、ボイラシステムの運転に係る設定条件(設定パターンの場合もある)を効率的に切換えるための条件設定装置(又はパターン切換装置)が検討されている。
特開2005−43001号公報
しかしながら、例えば、比例配分制御されるボイラ群の設定条件として設定圧力を変更するような場合、設定条件が変更されることによって設定圧力、設定水温等、制御対象とする物理量の制御範囲が変化して、設定条件を変更する前の設定条件における変更前必要燃焼量と、設定条件を変更した後の設定条件における変更後必要燃焼量との間に大きな差異が生じて、制御対象とする物理量であるスチームヘッダの圧力の急激な増減が発生する場合がある。
例えば、設定条件を変更する際に設定圧力を低く設定すると、スチームヘッダの圧力が変更後の設定圧力よりも高くなり、スチームヘッダの圧力が設定圧力を超過して全缶停止が発生する可能性がある。
また、例えば、設定条件を変更する際に燃焼制御される最大台数を少なく設定すると、設定条件変更後の最大台数に基づいて制御圧力帯を再構築するため、燃焼するボイラの台数が大幅に減少してスチームヘッダの圧力が急激に低下する場合があり、スチームヘッダの圧力が制御圧力帯を下回ったり、ハンチングが発生する可能性がある。
そのため、設定条件等を変更した場合にハンチング等の発生を抑制してボイラ群を安定して燃焼制御することが可能な技術的手段が要請されている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、複数のボイラから構成され要求負荷に基づいて設定条件下で燃焼量が制御されるボイラ群において、設定条件を変更した場合に、制御対象である物理量が設定条件の変化に起因して急激に変化してもハンチング等の発生を抑制することが可能な制御プログラム、制御システム及びボイラシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、複数のボイラから構成され設定条件を変更可能とされたボイラシステムを対象として、要求負荷に基づいて燃焼量を制御する制御プログラムであって、前記燃焼量を補正する燃焼量補正手段を備え、前記燃焼量補正手段は、前記設定条件を変更した場合に、前記設定条件を変更する前の設定条件における変更前必要燃焼量と、前記設定条件を変更した後の設定条件における変更後必要燃焼量との間に所定以上の差異がある場合は、燃焼制御における目標燃焼量を、前記変更前必要燃焼量と前記変更後必要燃焼量の間で、漸次前記変更後必要燃焼量に向かって移行させるように構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、制御システムであって、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御プログラムを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、ボイラシステムであって、請求項5に記載の制御システムを備えることを特徴とする。
この発明に係る制御プログラム、制御システム、ボイラシステムによれば、設定条件が変更されることによって設定圧力、設定水温等、制御対象とする物理量の制御範囲が変化して、設定条件を変更する前の設定条件における変更前必要燃焼量と、設定条件を変更した後の設定条件における変更後必要燃焼量との間に所定以上の差異がある場合は、燃焼制御における目標燃焼量を、変更前必要燃焼量と変更後必要燃焼量の間で、漸次変更後必要燃焼量に向かって移行するように補正するので、例えば、制御対象とする物理量であるスチームヘッダの圧力の急激な増減や全缶停止等の発生を抑制し、安定した燃焼制御を行なうことができる。
なお、この明細書において、ボイラ群とは複数のボイラにより構成される群をいい、ボイラシステムとは、ボイラ群と、制御システムとを備えた構成をいう。なお、ボイラを稼動させるために必要な給水タンク等の設備を含んでもよいことはいうまでもない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御プログラムであって、前記燃焼量補正手段は、前記設定条件を変更する前の設定条件における変更前必要燃焼量と、前記設定条件を変更した後の設定条件における変更後必要燃焼量とを比較して、
変更前必要燃焼量>変更後必要燃焼量
である場合に、
燃焼制御における目標燃焼量を前記変更前必要燃焼量よりも小さく前記変更後必要燃焼量よりも大きく設定して燃焼制御することを特徴とする。
この発明に係る制御プログラムによれば、設定条件が変更されることによって制御対象とする物理量の制御範囲の上限を低くした場合に、燃焼制御における目標燃焼量を変更前必要燃焼量よりも小さく変更後必要燃焼量よりも大きく設定(補正)して燃焼量を制御するので、制御対象となる物理量の設定条件変更後の現実の値が設定条件変更後の設定範囲を超えた場合にも、制御対象とする物理量の急激な変化を抑制して安定した燃焼制御を行なうことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の制御プログラムであって、前記燃焼量補正手段は、
前記変更前必要燃焼量と係数K(<1)の積を第1の燃焼量とし、前記第1の燃焼量と、前記変更後必要燃焼量とを比較して、
第1の燃焼量>変更後必要燃焼量
である場合に、前記第1の燃焼量を前記目標燃焼量とする補正をすることを特徴とする。
この発明に係る制御プログラムによれば、設定条件(設定パターン)を変更して燃焼制御する最大台数が減少することにより必要燃焼量が減少した場合においても、必要燃焼量をK(<1)倍した量だけ残すことによりスチームヘッダの圧力等、制御対象とする物理量が急激に変化するのを抑制して全缶停止、ハンチングの発生を容易に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の制御プログラムであって、前記燃焼量補正手段は、前記第1の燃焼量と、前記変更後必要燃焼量とを比較して、
第1の燃焼量>変更後必要燃焼量
である場合に、前記第1の燃焼量に係数Kをかける補正を繰り返すように構成されていることを特徴とする。
この発明に係る制御プログラムによれば、必要燃焼量の補正を繰り返して目標燃焼量を小さくすることで、経過時間とともに目標燃焼量を緩やかに小さくするので変更後の設定条件に基づく燃焼制御に安定的に移行することができる。
この発明に係る制御プログラム、制御システム、ボイラシステムによれば、燃焼制御に係る設定条件を変更した場合に、制御対象とされる物理量が急激に変化してもボイラ群の燃焼制御を安定して行なうことができる。
本発明の一実施形態に係るボイラシステムの概略構成を示す図である。 本発明に係る補正プログラムの一例を示すフロー図である。 本発明に係る補正プログラムの作用を説明する図である。 本発明に係る補正プログラムの作用を説明する図でありボイラ群を構成するボイラの燃焼状態を示す図である。
以下、図1から図4を参照し、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るボイラシステムの一実施形態を示す図であり、符号1はボイラシステムを示している。
ボイラシステム1は、複数のボイラから構成されるボイラ群2と、制御部(制御システム)4と、スチームヘッダ6と、スチームヘッダ6に設けられた圧力センサ7と、設定装置15とを備え、設定装置15で設定された設定条件下でボイラ群2を燃焼制御して蒸気を生成し蒸気使用設備18に供給するようになっている。
この実施形態において、要求負荷は蒸気使用設備18での蒸気消費量であり、この蒸気消費量に対応して生じるスチームヘッダ6内の蒸気圧力の変動を圧力センサ7の検出値に基づいて算出しボイラ群を構成する各ボイラの燃焼量を制御するようになっている。
ボイラ群2は、例えば、8台の蒸気ボイラから構成されていて、第1ボイラ21と、第2ボイラ22と、第3ボイラ23と、第4ボイラ24と、第5ボイラ25、第6ボイラ26、第7ボイラ27、第8ボイラ28とを備えている。
第1ボイラ21、・・・、第8ボイラ28は、それぞれ燃焼停止状態、低燃焼状態(第1の燃焼位置)、高燃焼状態(第2の燃焼位置)の3つの段階的な燃焼位置に制御可能な3位置制御ボイラとされ、各ボイラの燃焼能力(第2の燃焼位置の燃焼量)は等しく設定され、また各ボイラの第1の燃焼位置の燃焼量も等しく設定されている。
この実施形態において、第1ボイラ21、・・・、第8ボイラ28はこの順に優先順位が設定され優先順位に従って燃焼が開始されるようになっている。
また、低燃焼状態のボイラがある場合には該ボイラが高燃焼状態に移行した後に新たなボイラの燃焼を開始するようになっている。
スチームヘッダ6は、第1ボイラ21、・・・、第8ボイラ28と蒸気管11により接続されるとともに蒸気使用設備18と蒸気管12により接続されており、各ボイラで発生させた蒸気を集合してボイラ相互間の圧力差及び圧力変動を調整して蒸気使用設備18に供給するようになっている。
設定装置15は、ボイラ群2の燃焼制御に関して、例えば、設定圧力(ボイラ群2において供給する蒸気圧力を制御するための閾値等であり、この実施形態ではスチームヘッダ6の上限圧力)、燃焼制御するボイラの最大台数、優先順位等を変更することができるようになっている。
なお、設定装置15による設定条件の設定、変更を、手動と自動のいずれによって行なうかは、ボイラシステム1の構成等に基づいて任意に選択される事項であり、一部を手動により他を自動による構成としてもよい。
制御部4は、電気信号が入力される入力部4Aと、演算部4Bと、データベース4Dと、出力部4Eとを備え、燃焼量を算出して燃焼制御するボイラ及び燃焼位置を特定し、出力部4Eを介して各ボイラ21、・・・、28に制御信号を出力するようになっている。
入力部4Aは、圧力センサ7と信号線13により接続され圧力センサ7により検出された圧力信号が入力されるとともに、各ボイラ21、・・・、28と信号線16により接続され、例えば燃焼位置等の情報が各ボイラ21、・・・、28から入力されるようになっている。
また、設定装置15からの設定情報に関しても、入力部4Aを介して入力されるようになっている。
演算部4Bは、制御プログラムを読み込み、この制御プログラムを実行して入力部4Aから入力される圧力センサ7からの圧力信号に基づいてスチームヘッダ6内の蒸気圧力Pを算出するとともに、圧力Pをデータベース4Dと対照させて必要燃焼量を算出するようになっている。
出力部4Eは、各ボイラ21、・・・、28と信号線14により接続され、演算部4Bからの制御信号を出力部4E、信号線14を経由して各ボイラ21、・・・、28に出力するようになっている。
制御プログラムは、例えば、図示しない記憶媒体(例えば、ROM)に格納されており、要求負荷に応じて設定条件下でボイラ群2を構成する各ボイラの燃焼を制御するように構成されている。
制御プログラムは、補正プログラム(燃焼量補正手段)を有しており、設定装置15によって設定条件を変更する前の変更前設定条件における必要燃焼量(変更前必要燃焼量)SAと、設定条件を変更した後の変更後設定条件における必要燃焼量(変更後必要燃焼量)SBとを比較して、変更前必要燃焼量SAと変更後必要燃焼量SBの間に所定以上の差異(例えば、差異をGとすると、SA≧SB+G )がある場合に、燃焼制御における目標燃焼量を変更前必要燃焼量SAよりも小さく、変更後必要燃焼量SBよりも大きく設定するようになっており、この実施形態においては、所定の差異Gが(G>0)の場合、
すなわち、
変更前必要燃焼量SA>変更後必要燃焼量SB
である場合に、目標燃焼量を変更前必要燃焼量SAよりも小さく、変更後必要燃焼量SBよりも大きく設定して漸次変更後必要燃焼量に向かって移行するようになっている。
なお、所定の差異Gを、ゼロ以外の任意の数値、関数等を設定してもよい。
具体的には、例えば、図2のフロー図に示す手順に基づいて行なわれる。
図2は、補正プログラムの構成の一例を示すフロー図であり、iは補正回数を示す変数を、Yは補正燃焼量を示す変数を、Xは燃焼量に係る変数(第1の燃焼量)を示している。また、Nは補正回数に係る設定値を、Kは補正係数(0<K<1を満足する定数)を、設定時間Tは補正に係る時間周期を示しており、これらは入力部4Aを介して図示しない記憶部に設定されている。
以下、図2を参照して、補正プログラムについて説明する。
1)演算部4Bの補正プログラムは、設定装置15により設定条件が変更されたことを受けて開始する。
2)補正回数iの初期値(=0)を設定する(S1)。
3)入力部4Aからの入力に基づいて変更前必要燃焼量SA、変更後必要燃焼量SBを設定する(S2)。
4)変更前必要燃焼量SAと変更後必要燃焼量SBとを比較する(S3)。
具体的には、 変更前必要燃焼量SA>変更後必要燃焼量SB であるかどうかを実行して、その結果が「No」である場合、すなわち、変更後必要燃焼量SBが変更前必要燃焼量SA以上である場合には「S4」に移行し、比較結果が「Yes」である場合、すなわち、変更後必要燃焼量SBが変更前必要燃焼量SA未満の場合には「S5」に移行する。
5)変更後必要燃焼量SBに基づいて燃焼制御に係る補正信号を出力する(S4)。
「S4」を実行したら、「END」に移行して補正プログラムの実行を終了する。
6)補正回数iに1を加算する(S5)。
7)変更前必要燃焼量SAと定数Kの積を算出して変数Xを得る(S6)。
変数Xは、図示しないメモリに格納する。
8)変数Xと変更後必要燃焼量SBとを比較する(S7)。
具体的には、 変数X>変更後必要燃焼量SB であるかどうかを実行して、その結果が「No」である場合、すなわち、変更後必要燃焼量SBが変数X以上である場合には「S4」に移行し、比較結果が「Yes」である場合、すなわち、変更後必要燃焼量SBが変数X未満の場合には「S8」に移行する。
9)補正回数iと、予め設定した補正に係る設定値Nに到達したかを判定する。(S8)
補正回数iとN(=6)との比較は、例えば、補正回数i≧Nにより行なわれ、その結果が「Yes」である場合には「S4」に移行し、「No」の場合には「S9」に移行する。
10)変数Xを補正燃焼量Yとして設定する(S9)。
11)「S9」で算出した補正燃焼量Yに基づいて燃焼制御に係る補正信号を出力する(S10)。
12)カウンタCTRにより、「S10」を開始してからの経過時間をカウントする(S11)。
「S11」においては、例えば、数ms程度の時間をカウントして「S12」に移行する。
13)カウンタCTRによる経過時間が補正周期に係る設定時間T(例えば、10sec)に到達したかどうかを判断する(S12)。
「S12」における判断が「No」の場合には設定時間Tを経過していないので「S11」に戻り、「Yes」の場合には設定時間Tを経過しているので「S13」に移行する。
14)変更前必要燃焼量SAに補正燃焼量Yを代入して「S2」に移行する(S13)。
この補正プログラムの実行されている間ボイラ群2の燃焼制御は補正状態にあり、補正プログラムの実行が終了した場合、変更後設定条件に基づく燃焼制御を行なう。
次に、図3、図4を参照して補正プログラムを用いたボイラシステム1の作用について説明する。
図3は、横軸を経過時間t、縦軸を圧力Pとした場合のスチームヘッダ6内の蒸気圧力P(t)の一例を示す図であり、左縦軸の数値は変更前設定条件における制御圧力帯に対応する仮想ボイラの基数を示しており、右縦軸の数値は変更後設定条件における制御圧力帯に対応する仮想ボイラの基数を示している。なお、便宜のため、制御圧力帯に係るデファレンシャルを考慮しておらず、左右それぞれの縦軸に表示した基数の仮想ボイラが燃焼するものとする。
図4は、図3に対応してボイラ群2を制御プログラムにより燃焼制御する場合の各ボイラの燃焼状態を示す概略図であり、横軸は各ボイラ21、・・・、28を、縦軸に示したL、Hはそれぞれ低燃焼状態、高燃焼状態に係る燃焼位置を、網かけは各燃焼位置が燃焼中であることを示している。また、図4の(A)、(B)、(C)、(D)は、図3における横軸の(A)、(B)、(C)、(D)に対応している。
また、便宜のため、図4に示す各ボイラの低燃焼状態の燃焼量と、低燃焼状態から高燃焼状態に移行したときに増加する燃焼量とは等しいものとする。すなわち、それぞれの燃焼位置に対応する仮想ボイラの燃焼量は等しいものとして説明する。
この明細書において、仮想ボイラとは、ボイラ群又は1台のボイラにおける一の燃焼位置の燃焼量から一つ下の燃焼位置の燃焼量を引いた燃焼量を発生する2位置ボイラ(燃焼停止状態と一の燃焼状態から構成されたON−OFF制御により1段階の燃焼量を発生可能とされるボイラ)に相当する。
例えば、仮想ボイラにより、燃焼停止状態、低燃焼状態、高燃焼状態で制御される3位置ボイラを表すと、低燃焼状態の燃焼量を発生させる第1の仮想ボイラと、低燃焼状態から高燃焼状態に移行する際に増加する燃焼量(=高燃焼状態の燃焼量−低燃焼状態の燃焼量)を発生させる第2の仮想ボイラとから構成されることとなり、第1の仮想ボイラを燃焼させると低燃焼状態の燃焼量が発生し、第2の仮想ボイラを燃焼させると第1の仮想ボイラと第2の仮想ボイラの燃焼量とを合計した上記3位置ボイラの高燃焼状態の燃焼量が発生することとなる。
1)図3の(A)で示す範囲は、設定装置15による設定が変更前の状態を示しており、圧力P(t)は、図3(A1)で示す仮想ボイラ15基相当の制御圧力帯から(A2)で示す仮想ボイラ14基相当の制御圧力帯となり、その後、(A3)で示す仮想ボイラ15基相当の制御圧力帯へと変化し、時間t0における制御圧力帯は仮想ボイラ15基相当であるものとしている。
図4(A)は、図3の時間t0における燃焼状態を示しており、仮想ボイラ15基相当が燃焼制御されていて、例えば、第1ボイラ21から第7ボイラ27が高燃焼状態とされ第8ボイラ28が低燃焼状態である。
2)次に、図3で示すように時間t0にて、設定装置15が操作されて設定条件が、変更後設定条件における圧力P(t)の制御圧力帯が低燃焼状態のボイラ1台(仮想ボイラ1基相当)に変更されるとしている。
〔1回目の補正〕
3)この場合、変更前必要燃焼量SAと変更後必要燃焼量SBとを比較(S3)すると、変更前必要燃焼量(仮想ボイラ15基相当)SA>変更後必要燃焼量(仮想ボイラ1基相当)SBであるため、変更前必要燃焼量(仮想ボイラ15基相当)とK(=(1/2))との積を算出して1回目補正に係る変数Xを得る(S6)。この場合の変数Xは仮想ボイラ7.5基相当である。
4)変数X(=仮想ボイラ7.5基相当)を変更後必要燃焼量SB(=仮想ボイラ1基相当)と比較(S7)すると変数X>変更後必要燃焼量SBを満足し、(S8)で判定する補正回数i(=1)は補正に係る設定回数N(=6)未満であるので、例えば、補正燃焼量Yを仮想ボイラ7.5基を四捨五入した仮想ボイラ8基として補正信号を出力(S10)する。
その結果、図4の(B)に示すような、仮想ボイラ8基による燃焼制御、すなわちボイラ4台を高燃焼状態にして燃焼制御が行なわれる。
5)次いで、所定の時間周期T(例えば、10秒)が経過して時間t1に到達(S12)したら、補正燃焼量Yに変更前必要燃焼量SA(仮想ボイラ8基相当)を代入(S13)して「S2」に移行する。
〔2回目の補正〕
6)新たな変更前必要燃焼量SA(=仮想ボイラ8基相当)と変更後必要燃焼量SB(=t1において仮想ボイラ2基相当)を設定(S2)して、変更前必要燃焼量SAと変更後必要燃焼量SBとを比較(S3)する。
変更前必要燃焼量SA(=仮想ボイラ8基相当)>変更後必要燃焼量SB(=t1において仮想ボイラ2基相当)であるため、変更前必要燃焼量(仮想ボイラ8基相当)とK(=(1/2))との積を算出して2回目補正に係る変数Xを得る(S6)。この場合の変数Xは仮想ボイラ4基相当である。
7)変数X(=仮想ボイラ4基相当)を変更後必要燃焼量SB(=仮想ボイラ2基相当)と比較(S7)すると、変数X>変更後必要燃焼量SBを満足し、(S8)で判定する補正回数i(=2)は補正に係る設定回数N(=6)未満であるので、補正燃焼量Yを仮想ボイラ4基として補正信号を出力(S10)する。
その結果、図4の(C)に示すような、仮想ボイラ4基による燃焼制御、すなわちボイラ2台を高燃焼状態にして燃焼制御が行なわれる。
〔3回目の補正〕
7)次いで、所定の時間周期T(例えば、10秒)が経過して時間t2に到達(S12)したら新たな変更前必要燃焼量SA(=仮想ボイラ4基相当)と変更後必要燃焼量SB(=t2において仮想ボイラ2基相当)を設定(S2)して、変更前必要燃焼量SAと変更後必要燃焼量SBとを比較(S3)する。
変更前必要燃焼量SA(=仮想ボイラ4基相当)>変更後必要燃焼量SB(=t2において仮想ボイラ2基相当)であるため、変更前必要燃焼量(仮想ボイラ4基相当)とK(=(1/2))との積を算出して3回目補正に係る変数Xを得る(S6)。この場合の変数Xは仮想ボイラ2基相当である。
8)変数X(=仮想ボイラ2基相当)を変更後必要燃焼量SB(=仮想ボイラ2基相当)と比較(S7)すると変数X>変更後必要燃焼量SBを満足しないので、3回目の補正を実施せずに変更後必要燃焼量SB(=仮想ボイラ2基相当)に基づいて燃焼制御に係る補正信号を出力(S4)し、図4の(D)に示すような仮想ボイラ2基、すなわちボイラ1台を高燃焼状態に燃焼制御して燃焼制御における補正を終了する。
上記実施の形態に係る制御プログラム、制御システム、ボイラシステム1によれば、制御パターンを変更することにより設定圧力が低下して、スチームヘッダ6の圧力が設定された制御圧力帯から外れて全缶停止の要件を満たす状態になった場合であっても全缶停止及び急激なスチームヘッダの圧力低下を抑制することができる。
また、制御パターンを変更することにより最大燃焼台数が減少して必要な燃焼量が1/2以下に減少した場合においても必要燃焼量を1/2ほど残すことにより急激なスチームヘッダ6の圧力の低下を抑制することができる。
また、必要燃焼量補正に際しての遅延時間及び補正回数の制限を設けることにより、スチームヘッダ6の圧力がすぐに下降しない場合にも、所定時間が経過するごとに燃焼量を削減することにより変更後の制御パターンによる制御に緩やかに移行することが可能となる。
また、補正回数にN=6の制限を設けることにより変更後の制御パターンへの移行が過度に延長されることを抑制することができる。
また、ボイラ群2を構成するボイラは燃焼する台数を漸次減らすことが可能となり、変更後設定条件による燃焼制御に緩やかに移行することができ、その結果、ハンチング等の発生が抑制されて安定した燃焼制御を行なうことができる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、燃焼量補正手段が、変更前必要燃焼量>変更後必要燃焼量、である場合に、変更前必要燃焼量と係数K(=1/2)の積を第1の燃焼量とし、かつ第1の燃焼量>変更後必要燃焼量である場合に第1の燃焼量を前記目標燃焼量とする補正をする場合について説明したが、1/2以外(<1)の任意の数値を係数Kに適用してもよく、安定した燃焼制御には、例えば、1/4から3/4の範囲の数値が好適である。
また、一定の数値Kに代えて、例えば、圧力P等、種々のパラメータ又はそれらを組み合わせた関数等を用いて補正を行なってもよい。
また、上記実施の形態においては、変更前必要燃焼量>変更後必要燃焼量とされ、設定を変更した後の燃焼量が小さくなる場合について説明したが、変更後必要燃焼量が変更前必要燃焼量より大きく、例えば、変更前必要燃焼量<変更後必要燃焼量 であり、燃焼量が急増するような場合に、燃焼制御における目標燃焼量を変更前必要燃焼量と変更後必要燃焼量の間で、漸次変更後必要燃焼量に向かって移行させるように構成してもよく、かかる場合の燃焼量補正手段の構成、係数等を、上記一実施形態に記載したプログラムの場合同様に構成することができる。
また、上記実施の形態においては、スチームヘッダ6内の圧力Pに基づいて燃焼量を制御する場合について説明したが、例えば、スチームヘッダ6の圧力、蒸気使用設備18における蒸気の使用量等、制御対象をこれら以外の物理量としてもよい。
また、上記実施の形態においては、補正を6回繰り返して行なう場合について説明したが、補正回数については任意に設定可能である。
また、燃焼制御における燃焼量の補正に関しては、燃焼させるボイラの台数を減少させてもよいし、燃焼位置を低くすることにより燃焼量を減少させてもよい。
上記実施の形態においては、条件設定装置が制御部4を介してボイラ群2を制御する場合について説明したが、例えば、ボイラ群2を構成する各ボイラの設定条件を直接変更可能な構成としてもよいし、また、制御部4内に組み込まれた構成であってもよい。
また、上記実施の形態においては、ボイラシステム1を構成するボイラ群2が、8台のボイラにより構成される場合について説明したが、2台以上の任意の台数のボイラによりボイラ群2を構成してもよいし、ボイラ群2を構成する5台のボイラ21、・・・、28のうち一部が、例えば故障、修理等により計画停止されている場合に稼動可能な一部のボイラを対象として燃焼制御してもよい。
また、上記実施の形態においては、ボイラ群2において必要とされる不足燃焼量をデータベース4Dに対応づけて算出する場合について説明したが、燃焼量を演算により算出する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、ボイラ群2を構成しているボイラの燃焼位置等が同一である場合について説明したが、ボイラ群2を構成するボイラの一部又は全部の最大燃焼量、各燃焼位置における燃焼量を異なる設定としてもよい。
また、燃焼開始及び燃焼位置を高くする場合の優先順位が第1ボイラ21、・・・、第8ボイラ28の順である場合について説明したが、かかる優先順位は任意に設定してもよいし、例えば、予め設定された優先順位を任意に変更可能な構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、ボイラが蒸気圧力に基づいて燃焼量を制御する蒸気ボイラである場合について説明したが、例えば、温水ボイラを対象としてもよい。
また、制御プログラムを格納するための記憶媒体として、ROMを用いる場合について説明したが、ROM以外にも、例えば、EP−ROM、 ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いることができる。また、演算部が読出したプログラムを実行することにより上記実施形態の作用が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、演算部で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施形態の作用が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読出されたプログラムが、演算部に挿入された機能拡張ボードや演算部に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の作用が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
この発明によれば、設定条件が変更されて、制御対象となる物理量の設定条件変更後の現実の値が設定条件変更後の設定範囲を外れても安定した燃焼制御を行なうことができるので産業上利用可のである。
1 ボイラシステム
2 ボイラ群
4 制御部(制御システム)
21、22、23、24、25、26、27、28 ボイラ

Claims (6)

  1. 複数のボイラから構成され設定条件を変更可能とされたボイラシステムを対象として、
    要求負荷に基づいて燃焼量を制御する制御プログラムであって、
    前記燃焼量を補正する燃焼量補正手段を備え、
    前記燃焼量補正手段は、
    前記設定条件を変更した場合に、
    前記設定条件を変更する前の設定条件における変更前必要燃焼量と、前記設定条件を変更した後の設定条件における変更後必要燃焼量との間に所定以上の差異がある場合は、
    燃焼制御における目標燃焼量を、前記変更前必要燃焼量と前記変更後必要燃焼量の間で、漸次前記変更後必要燃焼量に向かって移行させるように構成されていることを特徴とする制御プログラム。
  2. 請求項1に記載の制御プログラムであって、
    前記燃焼量補正手段は、
    前記設定条件を変更する前の設定条件における変更前必要燃焼量と、前記設定条件を変更した後の設定条件における変更後必要燃焼量とを比較して、
    変更前必要燃焼量>変更後必要燃焼量
    である場合に、
    燃焼制御における目標燃焼量を前記変更前必要燃焼量よりも小さく前記変更後必要燃焼量よりも大きく設定して燃焼制御することを特徴とする制御プログラム。
  3. 請求項2に記載の制御プログラムであって、
    前記燃焼量補正手段は、
    前記変更前必要燃焼量と係数K(<1)の積を第1の燃焼量とし、
    前記第1の燃焼量と、前記変更後必要燃焼量とを比較して、
    第1の燃焼量>変更後必要燃焼量
    である場合に、
    前記第1の燃焼量を前記目標燃焼量とする補正をすることを特徴とする制御プログラム。
  4. 請求項3に記載の制御プログラムであって、
    前記燃焼量補正手段は、
    前記第1の燃焼量と、前記変更後必要燃焼量とを比較して、
    第1の燃焼量>変更後必要燃焼量
    である場合に、
    前記第1の燃焼量に係数Kをかける補正を繰り返すように構成されていることを特徴とする制御プログラム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御プログラムを備えることを特徴とする制御システム。
  6. 請求項5に記載の制御システムを備えることを特徴とするボイラシステム。
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