JP5447083B2 - プログラム、制御器及びボイラシステム - Google Patents

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Description

この発明は、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラからなるボイラ群を制御するためのプログラム、制御器及びボイラシステムに関する。
従来、複数のボイラから構成されるボイラ群を燃焼制御する場合に、蒸気圧力に基づいて燃焼量を算出し、その算出結果により燃焼するボイラの台数を決定するボイラ群の制御に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
これらボイラシステムでは、特許文献1(図3、図4)、特許文献2(例えば、図2から図4)に示すように、燃焼するボイラ(燃焼位置)の数が、ヘッダ圧に対応して設定されており、現時点のヘッダ圧に応じて所定数の燃焼位置が優先順位に従って燃焼するようになっている。
かかる制御方法では、例えば、図9(A)に示すように、5台の三位置ボイラ(No.1〜5、各燃焼位置の差分蒸発量は、500(kg/h))から構成されたボイラ群のうち、燃焼移行可能なボイラ4台(No.1〜4)、予備缶1台(No.5)を、設定圧力1.0(MPa)、許容圧力幅0.2(MPa)で運転する場合、各燃焼位置は、0.025(MPa)を分担することとなる。したがって、現時点圧力が、0.87(MPa)の場合には、6つの燃焼位置が燃焼することとなる。なお、図9(A)、(B)、(C)において、ハッチングを施した枠は、燃焼出力がされた燃焼位置を示している。
特開平8−49803号公報 特開2005−43001号公報
しかしながら、例えば、故障等により予備缶が2台(No.4、5)に増加すると、圧力偏差が0.15(MPa)以下のときは、燃焼量を許容圧力幅全体にわたって段階的に制御できるものの、例えば、現時点圧力が0.825(MPa)に下降し、圧力偏差が0.15(MPa)を超えて、0.175(MPa)に到達すると、7つの燃焼位置の燃焼する必要があるが、図9(B)に示すように、燃焼移行可能なボイラは3台であり1つの燃焼位置が不足することとなり、適切な制御が困難となる。(図9(B)で網かけした部分は、不足をしめしている。)
一方、予備缶(No.5ボイラ)が燃焼移行可能なボイラに移行して、燃焼移行可能ボイラが5台に増加した場合、現時点圧力の変動が許容圧力幅0.20(MPa)の範囲内、例えば、圧力偏差が0.15(MPa)にあるとすると、図9(C)に示すように、6つの燃焼位置に燃焼出力がされるにすぎず、No.5ボイラは、現時点圧力の変動が許容圧力幅0.20(MPa)を超えない限り、実質的に予備缶と同じ状態となる。
そのため、No.1〜4ボイラに負荷が集中して、負荷分散することによる効率的な運転が困難である。
そこで、燃焼移行可能(稼働可能)なボイラの台数が変動しても、ボイラ群を効率的に運転させたいとの技術的要請がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、複数のボイラからなるボイラ群の制御において、燃焼移行可能(稼働可能)なボイラの台数が変動した場合に、ボイラ群を効率的に運転することが可能なプログラム、制御器及びボイラシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群を制御するプログラムであって、現時点で燃焼移行可能なボイラの数、燃焼位置数又は総蒸発量を算出し、設定物理量と、現時点物理量との偏差量を算出し、前記偏差量と、前記設定物理量と対応する制御幅との比率を算出し、前記燃焼移行可能なボイラの数、燃焼位置数又は総蒸発量と、前記比率とに基づいて、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するように構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、制御器であって、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラムを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ボイラシステムであって、請求項6に記載の制御器を備えることを特徴とする。
この発明に係るプログラム、制御器、ボイラシステムによれば、現時点で燃焼移行可能なボイラの数、燃焼位置数又は総蒸発量と、設定物理量と現時点物理量から算出される制御幅に対する比率とに基づいて、燃焼させるボイラ、燃焼位置を制御するので、ボイラ群において、燃焼移行可能なボイラの台数に変動が生じた場合であっても、燃焼移行可能なボイラ、燃焼位置全体で、許容制御幅を制御することになる。したがって、ボイラ群を効率的に運転することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、現時点で燃焼移行可能なボイラの数又は燃焼位置数を算出し、設定圧力と、現時点圧力の圧力偏差を算出し、前記圧力偏差を、圧力制御の許容幅で除算して前記圧力制御の許容幅に対する前記圧力偏差の比率を算出し、前記比率と前記燃焼移行可能な燃焼位置数とを乗算することにより、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するように構成されていることを特徴とする。
この発明に係るプログラムによれば、現時点で燃焼移行可能なボイラの数又は燃焼位置数を算出し、設定圧力と現時点圧力の圧力偏差から、圧力制御の許容幅(以下、制御圧力幅という場合がある)に対する圧力偏差の比率を算出し、その結果に基づいて、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するので、制御圧力幅を燃焼移行可能な全てのボイラにより制御することができる。その結果、ボイラ群を効率的に運転することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のプログラムであって、稼動可能なボイラにおいて燃焼指示が出力されている燃焼位置数と、圧力下降時の必要燃焼位置数と、圧力上昇時の必要燃焼位置数と、を算出し、
燃焼指示が出力されている燃焼位置数 < 圧力下降時の必要燃焼位置数 である場合には、
前記稼動可能なボイラのいずれか一の燃焼位置に燃焼信号を出力し、
燃焼指示が出力されている燃焼位置数 > 圧力上昇時の必要燃焼位置数 である場合には、
前記稼動可能なボイラのいずれか一の燃焼位置に待機信号を出力し、
圧力上昇時の必要燃焼位置数 ≧ 燃焼指示が出力されている燃焼位置数 ≧ 圧力下降時の必要燃焼位置数 である揚合には、
現在の燃焼状態を維持するように構成されていることを特徴とする。
この発明に係るプログラムによれば、圧力の上昇、下降を検出することなく、燃焼させる燃焼位置数を容易に算出することができ、また、ボイラ群を効率的に運転することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、現時点で燃焼移行可能な燃焼位置の総蒸発量を算出し、設定圧力と現時点圧力の圧力偏差を算出し、前記圧力偏差を、圧力制御の許容幅で除算して前記圧力制御の許容幅に対する前記圧力偏差の比率を算出し、前記比率と前記総蒸発量とを乗算することにより必要蒸発量を算出し、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するように構成されていることを特徴とする。
この発明に係るプログラムによれば、設定圧力と現時点圧力の圧力偏差から、制御圧力幅に対する圧力偏差の比率を算出し、この比率と総蒸発量とを乗算して必要蒸発量を算出し、その結果に基づいて燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するので、制御圧力幅を燃焼移行可能な全てのボイラにより制御することができる。その結果、ボイラ群を効率的に運転することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のプログラムであって、前記必要蒸発量と、燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計とを比較し、
圧力下降時において、
前記必要蒸発量>前記燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計
で、ある場合は、(前記必要蒸発量−前記燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計)の蒸発量に該当する燃焼位置に燃焼信号を出力し、
圧力上昇時において、
前記必要蒸発量<前記燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計
で、ある場合は、(前記燃焼指示が出力されている前記燃焼位置の蒸発量の合計−前記必要蒸発量)の蒸発量に該当する燃焼位置に待機信号を出力するように構成されていることを特徴とする。
この発明に係るプログラムによれば、差分蒸発量が、(必要蒸発量−現時点蒸発量)に該当する燃焼位置に燃焼信号又は待機信号を出力するので、必要蒸発量に近似する蒸発量を、効率的に確保することができる。その結果、ボイラ群を効率的に運転することができる。
この明細書において、「(前記必要蒸発量−前記燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計)の蒸発量に該当する燃焼位置に燃焼信号を出力」、「(前記燃焼指示が出力されている前記燃焼位置の蒸発量の合計−前記必要蒸発量)の蒸発量に該当する燃焼位置に待機信号を出力」とは、燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量を合計した合計蒸発量を、必要蒸発量に近づけるために燃焼又は待機を指示することをいい、該当する燃焼位置とは、
例えば、燃焼又は待機が指示された結果、
(1)設定範囲の有無を問わず、合計蒸発量が、現時点よりも必要蒸発量に近づくような燃焼位置
(2)合計蒸発量が必要蒸発量の所定範囲内となるような燃焼位置
(3)合計蒸発量≧必要蒸発量が成立し、かつ合計蒸発量が最小限又は所定範囲内となるような燃焼位置
(4)合計蒸発量≦必要蒸発量が成立し、かつ合計蒸発量が最大限又は所定範囲内となるような燃焼位置
等をいう。
この明細書において、差分蒸発量とは、ボイラを一段階上位の燃焼位置に移行した場合に増加する蒸発量、すなわち、移行した後の燃焼位置の蒸発量と移行前の燃焼停止位置(又は燃焼位置)の蒸発量との差をいい、一段階上位に移行して第N燃焼位置(Nは、1以上の整数)となることで増加する蒸発量を、「第N燃焼位置の差分蒸発量」、又は「第N差分蒸発量」といい、例えば、燃焼停止位置から第1燃焼位置に移行した場合に増加する蒸発量を「第1燃焼位置の差分蒸発量」、又は「第1差分蒸発量」と、第1燃焼位置から第2燃焼位置に移行した場合に増加する蒸発量を「第2燃焼位置の差分蒸発量」、又は「第2差分蒸発量」という。
この発明に係るプログラム、制御器、ボイラシステムによれば、複数のボイラからなるボイラ群の制御において、燃焼移行可能台数が変動した場合に、ボイラ群を効率的に運転することができる。
本発明の第1の実施形態に係るボイラシステムの概略を示す図である。 第1の実施形態に係るボイラ群を構成するボイラの概略を説明する図である。 第1の実施形態に係るプログラムの一例を説明するフロー図である。 第1の実施形態に係るボイラシステムの動作の一例を説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態に係るボイラシステムの概略を示す図である。 第2の実施形態に係るボイラ群を構成するボイラの概略を説明する図である。 第2の実施形態に係るプログラムの一例を説明するフロー図である。 第2の実施形態に係るボイラシステムの動作の一例を説明する概略図である。 従来のボイラシステムの概略を説明する図である。
以下、図1から図4を参照し、この発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るボイラシステムの第1の実施形態を示す図であり、符号1はボイラシステムを示している。
ボイラシステム1は、複数のボイラから構成されるボイラ群2と、制御部(制御器)4と、スチームヘッダ6と、スチームヘッダ6に設けられた圧力センサ7とを備え、ボイラ群2で発生させた蒸気を蒸気使用設備18に供給するようになっている。
この実施形態において、ボイラ群2は、例えば、5台の蒸気ボイラから構成され、第1ボイラ21、第2ボイラ22、第3ボイラ23、第4ボイラ24、第5ボイラ25を備えている。
この実施形態における要求負荷は、圧力センサ7が検出するスチームヘッダ6内の蒸気の圧力(物理量)により代用されており、この圧力に基づいて蒸気使用設備18の消費蒸気量と対応する蒸発量を算出するようになっている。
スチームヘッダ6は、第1ボイラ21、・・・、第5ボイラ25と蒸気管11により接続されるとともに、蒸気使用設備18と蒸気管12により接続されており、ボイラ群2で発生させた蒸気を集合し、各ボイラ相互間の圧力差及び圧力変動を調整して蒸気使用設備18に蒸気を供給するようになっている。
ボイラ群2を構成している各ボイラ21、・・・、25は、図2に示すように、例えば、三位置制御ボイラとされ、それぞれ燃焼停止状態(燃焼停止位置に対応)、最下位燃焼位置である低燃焼状態(第1燃焼位置に対応)、高燃焼状態(第2燃焼位置に対応)での燃焼が制御可能とされている。
また、各ボイラ21、・・・、25は、第1差分蒸発量が500(kg/h)、第2差分蒸発量が500(kg/h)とされ、定格蒸発量が、1000(kg/h)とされている。
また、各ボイラ21、・・・、25は、それぞれの燃焼位置が、燃焼移行可能であるかどうかを制御部4に出力するようになっている。
また、各ボイラ21、・・・、25は、要求負荷に応じて、各燃焼位置又は燃焼停止位置を制御可能とされており、例えば、スチームヘッダ6の圧力が高くなった場合には蒸発量を減少させ、圧力が低くなった場合には蒸発量を増加させるようになっている。
制御部4は、入力部41と、メモリ42と、演算部43と、ハードディスク44と、出力部46と、通信線47とを備え、入力部41、メモリ42、演算部43、ハードディスク44、出力部46は通信線47により相互にデータ等を通信可能に接続され、ハードディスク44にはデータベース45が格納されている。
入力部41は、例えば、図示しないキーボード等のデータ入力機器を有していて設定等を演算部43に出力可能とされるとともに、圧力センサ7、各ボイラ21、・・・、25と信号線13、信号線16により接続され、圧力センサ7から入力された圧力信号及び各ボイラ21、・・・、25から入力された信号(例えば、燃焼位置等の情報)を演算部43に出力するようになっている。
出力部46は、各ボイラ21、・・・、25と信号線14により接続され、演算部43から出力された制御信号を各ボイラ21、・・・、25に出力するようになっている。
演算部43は、メモリ42の記憶媒体(例えば、ROM)に格納されたプログラムを読み込んで実行し、例えば、要求負荷に対応する蒸発量の算出、入力部41から入力された各ボイラの運転状態に関する情報等に基づいて、各ボイラ21、・・・、25に関して、燃焼位置又は燃焼停止位置の移行の要否判断、燃焼位置又は燃焼停止位置の選択、給蒸移行過程への移行の要否判断、その結果に基づいて出力部46を介して各ボイラ21、・・・、25への信号を出力するようになっている。
データベース45は、第1のデータベース45Aを備えており、第1のデータベース45Aは、圧力信号(mV)と圧力(MPa)との関係を示すデータテーブルが数値データとして格納されており、演算部43は、第1のデータベース45Aを参照して、圧力センサ7からの圧力信号(mV)に基づいてスチームヘッダ6内の圧力(MPa)を算出するようになっている。
第1の実施形態に係るプログラムは、現時点で稼働可能(燃焼移行可能)なボイラ、燃焼位置の数を算出し、現時点圧力PNの圧力偏差PD1(=Pmax−PN)を算出し、この圧力偏差PD1を制御圧力幅(圧力制御の許容幅)P1((=Pmax−圧力の最低許容値)であり、ボイラの運転台数に関わらず同一とする。)で除算して、制御圧力幅P1に対する圧力偏差PD1の比率PR1を算出し、この比率PR1と、稼動可能な燃焼位置と対応する数(この実施形態においては、総燃焼位置数+1を用いている)とを乗算して、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出し、対象の燃焼位置に燃焼信号、待機信号(燃焼停止信号)を出力するようになっている。また、この実施形態において、燃焼信号、待機信号を出力する燃焼位置は、予め設定された優先順位に従うようになっている。
また、燃焼させるボイラ及び燃焼位置の算出は、例えば、以下のように行なわれる。
稼動可能なボイラにおいて燃焼指示が出力されている燃焼位置数Aと、圧力下降時の必要燃焼位置数Bと、圧力上昇時の必要燃焼位置数Cとを、以下のように算出し、
圧力下降時の必要燃焼位置数B
={(制御圧力幅における最大圧力Pmax−現時点圧力PN−K)/(制御圧力幅P1
−K)}×(2×現時点で稼働可能なボイラ数n+1) ・・・数式(1)
次に、
圧力上昇時の必要燃焼位置数C
=〔{(制御圧力幅における最大圧力Pmax−現時点圧力PN)/(制御圧力幅P1−K)}×(2×現時点で稼働可能なボイラ数n+1)〕+1 ・・・数式(2)
ここで、
各ボイラ21、・・・、25は、三位置ボイラであり、それぞれ2つの燃焼位置を有しており、
数式(1)、(2)における、燃焼位置数(=2)×現時点で稼働可能なボイラ数nは、稼動可能な燃焼位置の総数を表している。数式(1)、(2)において、圧力下降時の必要燃焼位置数B、圧力上昇時の必要燃焼位置数Cが、整数とならない場合、小数点以下は切り捨てとする。
なお、数式(1)、(2)におけるKは圧力に係るゼロ以上の定数であり、数式(1)、(2)に、定数Kを代入することにより、圧力上昇時と圧力下降時の切換圧力のデファレンシャルを設けることが可能とされている。
次いで、
燃焼指示が出力されている燃焼位置数A< 圧力下降時の必要燃焼位置数B
・・・数式(3)
が成立する場合には、稼動可能なボイラのいずれか一の燃焼位置に燃焼信号を出力し、
燃焼指示が出力されている燃焼位置数A > 圧力上昇時の必要燃焼位置数C
・・・数式(4)
が成立する場合には、稼動可能なボイラのいずれか一の燃焼位置に待機信号を出力し、
数式(3)、(4)がともに成立しない場合、
すなわち、
燃焼指示が出力されている燃焼位置数A ≧ 圧力下降時の必要燃焼位置数B
かつ
燃焼指示が出力されている燃焼位置数A ≦ 圧力上昇時の必要燃焼位置数C
である場合、換言すると、
圧力上昇時の必要燃焼位置数C ≧ 燃焼指示が出力されている燃焼位置数A ≧ 圧力下降時の必要燃焼位置数B ・・・数式(5)
である場合は、現在の燃焼状態を維持するようになっている。
この実施形態では、説明の簡便のため、Kにゼロを設定するものとする。
以下、図3のフロー図を参照して、第1の実施形態に係るプログラムの一例について説明する。なお、図3のフロー図においては、数式(1)、(2)(K=0)を用いるものとし、圧力センサ7の圧力信号に基づく燃焼位置又は燃焼停止位置の移行については、周知の燃焼位置制御技術が応用可能であり、周知技術については説明を省略する。また、各ボイラ21、・・・、25には、燃焼に係る優先順位が予め設定されているものとする。
(1)まず、設定圧力Pmax、制御圧力幅P1を設定するとともに、出力されている燃焼位置数A、燃焼移行可能な燃焼位置数n、現時点圧力PNに、それぞれ初期値(=0)を設定する(S1)。
(2)ボイラ群2が運転中かどうかを判断する(S2)。
ボイラ群2が運転中の場合にはS3に移行し、運転が停止している場合にはプログラムを終了する。
(3)演算部43は、例えば、メモリ42に格納されたデータにより、燃焼信号が出力されている燃焼位置数Aを算出する(S3)。
(4)演算部43は、各ボイラ21、・・・、25から出力され、入力部41を介して入力された信号に基づいて、稼動可能なボイラ台数nを算出する(S4)。
(5)演算部43は、圧力センサ7から入力部41を介して現時点圧力PNを取得し、最大圧力Pmax−減じて圧力PNを演算して、圧力偏差PD1を算出する(S5)。
(6)演算部43は、S5で算出した圧力偏差PD1を制御圧力幅P1で除算し、制御圧力幅P1に対する圧力偏差PD1の比率PR1を算出する(S6)。
(7)演算部43は、数式(1)により、圧力下降時の必要燃焼位置数Bを算出する(S7)。
(8)演算部43は、数式(2)により、圧力上昇時の必要燃焼位置数Cを算出する(S8)。
(9)演算部43は、A<Bが成立するかどうかを実行することにより、燃焼量を増加させるかどうかを判断する(S9)。
A<Bが成立する場合には、S10に移行し、A<Bが成立しない場合にはS12に移行する。
(10)演算部43は、優先順位にしたがい、燃焼させる燃焼位置を選択する(S10)
(11)演算部43は、S10において選択した燃焼位置に、燃焼信号を出力する(S11)。
(12)演算部43は、A>Cが成立するかどうかを実行することにより、燃焼量を減少させるかどうかを判断する(S12)。
A>Cである場合には、S13に移行し、A>Cが成立しない場合にはS2に移行する。
(13)演算部43は、優先順位にしたがい、待機させる燃焼位置を選択する(S13)
(14)演算部43は、S13において選択した燃焼位置に、待機信号を出力する(S14)。
上記(2)から(14)を、例えば、1秒に1回、繰り返して実行する。
次に、図4を参照して、ボイラシステム1の作用について説明する。
図4は、プログラムを用いてボイラ群2を制御する場合に、以下の現時点圧力で各ボイラ21、・・・、25が安定する際の各燃焼位置の状態を示す図であり、四角枠は各ボイラ21、・・・、25の第1燃焼位置、第2燃焼位置の燃焼状態を、左欄に示した数値は、第1差分蒸発量及び第2差分蒸発量を、各枠の上部に示した数値は、各ボイラの定格蒸発量を示している。
また、図4において、ハッチングを施した燃焼位置は燃焼出力がされた燃焼位置を表し、「(予備缶)」と記載されたボイラは、運転対象外ボイラを表している。
また、便宜上、図4(A)、(B)、(C)における稼働可能ボイラ、予備缶、設定圧力Pmax、制御圧力幅P1、現時点圧力PN等の条件は、図9(A)、(B)、(C)の場合と同一とし、第1ボイラ21、第2ボイラ22、第3ボイラ23、第4ボイラ24が稼働可能ボイラ、第5ボイラ25が予備缶である場合を例に説明する。また、各ボイラ21、・・・、25の優先順位は、この順番に設定され、各ボイラ21、・・・、25の第1燃焼位置が燃焼していて第2燃焼位置が燃焼していない場合には、次優先ボイラに移行する前に、第2燃焼位置に燃焼信号を出力するようになっている。
(1)まず、図9(A)の場合と同様に、設定圧力Pmax;1.0(MPa)、制御圧力幅P1;0.2(MPa)に対して、現時点圧力PN;0.87(MPa)である場合について説明する。
この場合、図4(A)に示すような燃焼状態で安定する。なお、(S3)に示す数値は、予め数式(1)、(2)により算出した。
出力された燃焼位置数A=5 (S3)
稼動可能なボイラ台数n=4 (S4)
圧力偏差PD1;0.13(MPa) (S5)
制御圧力幅に対する圧力偏差の比率PR1;0.65(=(0.13)/(0.2)) (S6)
圧力下降時の必要燃焼位置数B=5(小数点以下は、切り捨て) (S7)
圧力上昇時の必要燃焼位置数C=6(小数点以下は、切り捨て) (S8)
S9における 出力された燃焼位置数A<圧力下降時の必要燃焼位置数B が成立するかどうかの判断は、出力された燃焼位置数A=圧力下降時の必要燃焼位置数B(A=5、B=5)であるため「No」となり、S12に移行することとなる。
また、S12における 出力された燃焼位置数A>圧力上昇時の必要燃焼位置数C
が成立するかの判断は、出力された燃焼位置数A(=5)<圧力上昇時の必要燃焼位置数C(=6)であるため「No」となり、S2に移行することとなる。
したがって、圧力上昇時の必要燃焼位置数C ≧ 燃焼指示が出力されている燃焼位置数A ≧ 圧力下降時の必要燃焼位置数B が成立する。
その結果、燃焼信号、待機信号が出力されることはなく、図4(A)に示すように、燃焼位置数5つが維持される。
(2)次に、第4ボイラ24が予備缶となり、設定圧力Pmax;1.0(MPa)、制御圧力幅P1;0.2(MPa)、現時点圧力PN;0.825(MPa)である場合について説明する。
この場合、図8(C)に示すような燃焼状態で安定する。なお、(S3)に示す数値は、予め数式(1)、(2)により算出した。
出力された燃焼位置数A=6 (S3)
稼動可能なボイラ台数n=3 (S4)
圧力偏差PD1;0.175(MPa) (S5)
制御圧力幅に対する圧力偏差の比率PR1;0.875(=(0.175)/(0.2)) (S6)
圧力下降時の必要燃焼位置数B=6(小数点以下は、切り捨て) (S7)
圧力上昇時の必要燃焼位置数C=7(小数点以下は、切り捨て) (S8)
S9における 出力された燃焼位置数A<圧力下降時の必要燃焼位置数B が成立するかどうかの判断は、出力された燃焼位置数A=圧力下降時の必要燃焼位置数B(A=6、B=6)であるため「No」となり、S12に移行することとなる。
また、S12における 出力された燃焼位置数A>圧力上昇時の必要燃焼位置数C
が成立するかの判断は、出力された燃焼位置数A(=6)<圧力上昇時の必要燃焼位置数C(=7)であるため「No」となり、S2に移行することとなる。
したがって、圧力上昇時の必要燃焼位置数C ≧ 燃焼指示が出力されている燃焼位置数A ≧ 圧力下降時の必要燃焼位置数B が成立する。
その結果、燃焼信号、待機信号が出力されることはなく、図4(B)に示すように、燃焼位置数6つが維持される。
(3)次いで、第4ボイラ24、第5ボイラ25が、稼働可能となり、設定圧力Pmax;1.0(MPa)、制御圧力幅P1;0.2(MPa)、現時点圧力PN;0.85(MPa)である場合について説明する。
この場合、図8(C)に示すような燃焼状態で安定する。なお、(S3)に示す数値は、予め数式(1)、(2)により算出した。
出力された燃焼位置数A=8 (S3)
稼動可能なボイラ台数n=5 (S4)
圧力偏差PD1;0.15(MPa) (S5)
制御圧力幅に対する圧力偏差の比率PR1;0.75(=(0.15)/(0.2)) (S6)
圧力下降時の必要燃焼位置数B=8(小数点以下は、切り捨て) (S7)
圧力上昇時の必要燃焼位置数C=9(小数点以下は、切り捨て) (S8)
S9における 出力された燃焼位置数A<圧力下降時の必要燃焼位置数B が成立するかどうかの判断は、出力された燃焼位置数A=圧力下降時の必要燃焼位置数B(A=8、B=8)であるため「No」となり、S12に移行することとなる。
また、S12における 出力された燃焼位置数A>圧力上昇時の必要燃焼位置数C
が成立するかの判断は、出力された燃焼位置数A(=8)<圧力上昇時の必要燃焼位置数C(=9)であるため「No」となり、S2に移行することとなる。
したがって、圧力上昇時の必要燃焼位置数C ≧ 燃焼指示が出力されている燃焼位置数A ≧ 圧力下降時の必要燃焼位置数B が成立する。
その結果、燃焼信号、待機信号が出力されることはなく、図4(C)に示すように、燃焼位置数8つが維持される。
ボイラシステム1によれば、稼働可能なボイラ、燃焼位置全体で、制御圧力幅P1の全範囲を制御するので、ボイラ群2を効率的に運転することができる。
その結果、稼動可能な各ボイラ(燃焼位置)が適切な圧力幅を分担して、適切な制御を行なうことができる。
また、ボイラ群2を効率的に運転することができる。
また、圧力の上昇、下降を検出することなく、燃焼させる燃焼位置数を容易に算出することができる。
また、燃焼させるボイラ、燃焼位置をパターン等により制御するのに比較して、設定が容易であり、制御装置の記憶容量を小さくすることができる。
なお、第1の実施形態に関し、圧力上昇時と圧力下降時の切換圧力にデファレンシャルを設けない構成として、
例えば、
数式(1)、(2)に代えて、
圧力下降時の必要燃焼位置数B
={(制御圧力幅における最大圧力Pmax−現時点圧力PN)/(制御圧力幅P1
)}×(2×現時点で稼働可能なボイラ数n) ・・・数式(1A)
圧力上昇時の必要燃焼位置数C
=〔{(制御圧力幅における最大圧力Pmax−現時点圧力PN)/(制御圧力幅P1)}×(2×現時点で稼働可能なボイラ数n)〕 ・・・数式(2A)
を用いてもよい。
以下、図5から図8を参照し、この発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、符号1Aは、第2の実施形態に係るボイラシステムを示している。
ボイラシステム1Aが、ボイラシステム1と異なるのは、ボイラ群2、制御部4に代えて、ボイラ群2A、制御部4Aを備えている点である。その他は、第1の実施形態と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
ボイラ群2Aは、例えば、5台の蒸気ボイラから構成され、第1ボイラ21A、第2ボイラ22A、第3ボイラ23A、第4ボイラ24A、第5ボイラ25Aを備えている。
ボイラ群2Aを構成している各ボイラ21A、・・・、25Aは、図6に示すように、例えば、四位置制御ボイラとされ、それぞれ燃焼停止状態(燃焼停止位置に対応)、最下位燃焼位置である低燃焼状態(第1燃焼位置に対応)、中燃焼状態(第2燃焼位置に対応)、高燃焼状態(第3燃焼位置に対応)での燃焼が制御可能とされ、それぞれ第1差分蒸発量が200(kg/h)、第2差分蒸発量が300(kg/h)と、第3差分蒸発量が500(kg/h)とされ、定格蒸発量が1000(kg/h)とされている。
各ボイラ21A、・・・、25Aは、それぞれ各ボイラ及び各燃焼位置が、燃焼移行可能であるかどうかを制御部4Aに出力するようになっている。
制御部4Aでは、ハードディスク44に格納されたデータベース45は、第1のデータベース45Aと、第2のデータベース45Bとを備え、第1のデータベース45Aは、第1の実施形態と同様の構成を有し、第2のデータベース45Bには、例えば、各ボイラ21A、・・・、25Aの第1差分蒸発量、第2差分蒸発量、第3差分蒸発量、定格蒸発量がデータテーブルの形式で格納されており、演算部43が第2のデータベース45Bを参照して、燃焼信号が出力された燃焼位置の合計蒸発量(以下、合計蒸発量という)JT、現時点で稼働可能(燃焼移行可能)燃焼位置の総蒸発量(以下、総蒸発量という)JGを算出することができるようになっている。
第2の実施形態に係るプログラムは、総蒸発量JG、合計蒸発量JTを算出し、現時点圧力PNの圧力偏差PD2(Pmax−PN)を算出し、この圧力偏差PD2を制御圧力幅P2で除算して、制御圧力幅P2に対する圧力偏差PD2の比率PR2を算出するようになっている。
また、この比率PR2と総蒸発量JGとを乗算し、必要蒸発量JNを算出し、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を選択し、選択した燃焼位置に燃焼信号、待機信号を出力するようになっている。また、この実施形態において、燃焼信号、待機信号を出力する燃焼位置は、予め設定された優先順位に従うようになっている。
また、燃焼させるボイラ及び燃焼位置の算出は、例えば、以下のように行なわれる。
必要蒸発量JNと、合計蒸発量JTとを比較し、
圧力下降時において、
必要蒸発量JN>合計蒸発量JT ・・・数式(11)
である場合は、(必要蒸発量JN−合計蒸発量JT)の蒸発量に該当する燃焼位置に燃焼信号を出力し、
圧力上昇時において、
必要蒸発量JN<合計蒸発量JT ・・・数式(12)
で、ある場合は、(合計蒸発量JT−必要蒸発量JN)の蒸発量に該当する燃焼位置に待機信号を出力する算出するようになっている。
以下、図7のフロー図を参照して、第2の実施形態に係るプログラムの一例について説明する。なお、図7のフロー図においては、数式(11)、(12)を用いるものとし、圧力センサ7の圧力信号に基づく燃焼位置又は燃焼停止位置の移行については、周知の燃焼位置制御技術が応用可能であり、周知技術については説明を省略する。また、各ボイラ21A、・・・、25Aには、燃焼に係る優先順位が予め設定されているものとし、説明の便宜上、デファレンシャルは設けないものとしている。
(1)まず、設定圧力Pmax、圧力制御の許容幅Pを設定するとともに、現時点圧力PN、必要蒸発量JN、出力されている燃焼位置の合計蒸発量JT、燃焼移行可能な燃焼位置の総蒸発量JGにそれぞれ初期値(=0)を設定する(S21)。
(2)ボイラ群2が運転中かどうかを判断する(S22)。
ボイラ群2が運転中の場合にはS23に移行し、運転が停止している場合にはプログラムを終了する。
(3)演算部43は、例えば、メモリ42に可能されたデータにより、合計蒸発量JTを算出する(S23)。
(4)演算部43は、各ボイラ21、・・・、25から出力され、入力部41を介して入力された信号に基づいて、総蒸発量JGを算出する(S24)。
(5)演算部43は、圧力センサ7から入力部41を介して現時点圧力PNを取得し、Pmax−PNを演算することにより、圧力偏差PD2を算出する(S25)。
(6)演算部43は、S25で算出した圧力偏差PD2を制御圧力幅P2で除算し、制御圧力幅P2に対する圧力偏差PD2の比率PR2を算出する(S26)。
(7)演算部43は、必要蒸発量JNを算出する(S27)。
(8)演算部43は、メモリ42に格納された前回計測した現時点圧力と今回計測した現時点圧力PNとを比較して、現時点圧力PNが増加しているかどうかを判断する(S28)。
現時点圧力PNが増加していない場合には、S29に移行し、現時点圧力PNが増加している場合には、S32に移行する。
(9)演算部43は、現時点圧力PNが下降していて、必要蒸発量JN > 合計蒸発量JT であるかどうかを判断する(S29)。
必要蒸発量JN > 合計蒸発量JT である場合には、燃焼量不足と判断してS30に移行し、必要蒸発量JN > 合計蒸発量JT が成立しない場合にはS22に移行する。
(10)演算部43は、燃焼移行可能な燃焼位置の中から、必要蒸発量JN−合計蒸発量JT と最も近く、移行後に、必要蒸発量JN ≦ 合計蒸発量JT を満足する燃焼位置を選択する(S30)。
燃焼移行可能、かつ差分蒸発量の合計が等しい燃焼位置が複数存在する場合には、優先順位にしたがい、燃焼させる燃焼位置を選択する。
(11)演算部43は、S30において選択した燃焼位置に、燃焼信号を出力する(S31)。燃焼信号を出力したら、S22に移行する。
(12)演算部43は、現時点圧力PNが上昇していて、必要蒸発量JN < 出力されている燃焼位置の合計蒸発量JT であるかどうかを判断する(S32)。
必要蒸発量JN < 合計蒸発量JT である場合には、S33に移行し、必要蒸発量JN < 出力されている燃焼位置の合計蒸発量JT が成立しない場合にはS22に移行する。
(13)演算部43は、待機状態に移行可能な燃焼位置の中から、合計蒸発量JT−必要蒸発量JN と最も近く、移行後に、必要蒸発量JN ≧ 合計蒸発量JT を満足する燃焼位置を選択する。待機状態に移行可能で、かつ差分蒸発量の合計が等しい燃焼位置が複数存在する場合には、優先順位にしたがい、待機させる燃焼位置を選択する(S33)
(14)演算部43は、S33において選択した燃焼位置に、待機信号を出力する(S34)。
上記(2)から(14)を、例えば、1〜3秒に1回、繰り返して実行する。
次に、図8を参照して、ボイラシステム1Aの作用について説明する。
図8は、第2の実施形態に係るプログラムを用いてボイラ群2を制御する場合に、以下の現時点圧力で各ボイラ21A、・・・、25Aが安定する際の各燃焼位置の状態を示す図であり、四角枠は各ボイラ21A、・・・、25Aの第1燃焼位置〜第3燃焼位置の燃焼状態を、左欄に示した数値は、第1差分蒸発量〜第3差分蒸発量を、各枠の上部に示した数値は、各ボイラの定格蒸発量を示している。
また、図8において、ハッチングを施した燃焼位置は燃焼出力がされた燃焼位置を表し、「(予備缶)」と記載されたボイラは、運転対象外ボイラであることを表している。また、網かけを施した燃焼位置は、現時点圧力PNが上昇時と下降時のいずれであるかに基づいて、燃焼出力の有無が選択される燃焼位置を示している。
また、便宜上、図8(A)、(B)、(C)における稼働可能ボイラ、予備缶、設定圧力Pmax、制御圧力幅P1、現時点圧力PN等の条件は、図9(A)、(B)、(C)の場合と同一とし、第1ボイラ21A、第2ボイラ22A、第3ボイラ23A、第4ボイラ24Aが、稼働可能ボイラ、第5ボイラ25Aが予備缶である場合を例に説明する。また、ボイラ群2Aを構成する各ボイラ21A、・・・、25Aの燃焼移行可能な燃焼位置のうち、差分蒸発量が必要蒸発量に最も近い燃焼位置を優先的に燃焼移行するものとし、該当する燃焼位置が複数ある場合には、各ボイラ21A、・・・、25Aに、この順で設定された優先順位に基づくものとする。
(1)まず、図9(A)の場合と同様に、設定圧力Pmax;1.0、制御圧力幅PD2;0.2(MPa)に対して、現時点圧力PN;0.87(MPa)である場合について説明する。
この場合、図8(A)に示すような燃焼状態で安定する。
稼動可能な燃焼位置の総蒸発量JG =4000(kg/h) (S24)
圧力偏差PD2;0.13(MPa) (S25)
制御圧力幅に対する圧力偏差の比率PR2;0.65(=(0.13)/(0.2))
(S26)
必要蒸発量JN=JG(=4000)×圧力偏差の比率PR2(=0.65)
=2600(kg/h) (S27)
である場合に、S23において算出された燃焼状態が安定する際の、合計蒸発量JTは、
現時点圧力PNの下降時には、必要蒸発量JN(=2600(kg/h)) ≦ 合計蒸発量JTを満足するまで燃焼信号が出力され、現時点圧力PNの上昇時には、必要蒸発量JN(=2600(kg/h)) ≧ 合計蒸発量JT を満足するまで待機信号が出力される。
したがって、現時点圧力PNの下降時には、合計蒸発量JTが、必要蒸発量JN(=2600(kg/h)以上となる、図8(A)においてハッチングと網かけで示した燃焼位置(合計蒸発量JTが2700(kg/h))となる燃焼位置に燃焼信号が出力され、現時点圧力PNの上昇時には、合計蒸発量JTが必要蒸発量JN(=2600(kg/h)以下となる、図8(A)においてハッチングで示した燃焼位置(合計蒸発量JTが2500(kg/h))に燃焼信号が出力される。
(2)次に、第4ボイラ24Aが予備缶となり、設定圧力Pmax;1.0、制御圧力幅;0.2(MPa)、現時点圧力PN;0.825(MPa)である場合に説明する。
この場合、図8(B)に示すような燃焼状態で安定する。
稼動可能な燃焼位置の総蒸発量JG =3000(kg/h) (S24)
圧力偏差PD2;0.175(MPa) (S25)
制御圧力幅に対する圧力偏差の比率PR2;=0.875(=(0.175)/(0.2))
(S26)
必要蒸発量JN=JG(=3000)×圧力偏差の比率PR2(=0.875)
=2625(kg/h) (S27)
である場合に、S23において算出された燃焼状態が安定する際の、合計蒸発量JTは、
現時点圧力PNの下降時には、必要蒸発量JN(=2625(kg/h)) ≦ 合計蒸発量JTを満足するまで燃焼信号が出力され、現時点圧力PNの上昇時には、必要蒸発量JN(=2625(kg/h)) ≧ 合計蒸発量JT を満足するまで待機信号が出力される。
したがって、現時点圧力PNの下降時には、合計蒸発量JTが、必要蒸発量JN(=2625(kg/h)以上となる、図8(B)においてハッチングと網かけで示した燃焼位置(合計蒸発量JTが3000(kg/h))となる燃焼位置に燃焼信号が出力され、現時点圧力PNの上昇時には、合計蒸発量JTが必要蒸発量JN(=2625(kg/h)以下となる、図8(B)においてハッチングで示した燃焼位置(合計蒸発量JTが2500(kg/h))に燃焼信号が出力される。
(3)次に、第4ボイラ24A、第5ボイラ25Aが稼働可能となり、設定圧力Pmax;1.0、制御圧力幅P2;0.2(MPa)、現時点圧力PN;0.85(MPa)である場合について説明する。
この場合、図8(C)に示すような燃焼状態で安定する。
稼動可能な燃焼位置の総蒸発量JG =5000(kg/h) (S24)
圧力偏差PD2;0.15(MPa) (S25)
制御圧力幅に対する圧力偏差の比率PR2;0.75(=(0.15)/(0.2))
(S26)
必要蒸発量JN=JG(=5000)×圧力偏差の比率(=0.75)
=3750(kg/h) (S27)
である場合に、S23において算出された燃焼状態が安定する際の、合計蒸発量JTは、
現時点圧力PNの下降時には、必要蒸発量JN(=3750(kg/h)) ≦ 合計蒸発量JTを満足するまで燃焼信号が出力され、現時点圧力PNの上昇時には、必要蒸発量JN(=3750(kg/h)) ≧ 合計蒸発量JT を満足するまで待機信号が出力される。
したがって、現時点圧力PNの下降時には、合計蒸発量JTが、必要蒸発量JN(=3750(kg/h)以上となる、図8(C)においてハッチングと網かけで示した燃焼位置(合計蒸発量JTが4000(kg/h))となる燃焼位置に燃焼信号が出力され、現時点圧力PNの上昇時には、合計蒸発量JTが必要蒸発量JN(=3750(kg/h)以下となる、図8(C)においてハッチングで示した燃焼位置(合計蒸発量JTが3700(kg/h))に燃焼信号が出力される。
ボイラシステム1Aによれば、制御圧力幅を稼動可能な全てのボイラにより制御することができる。その結果、ボイラ群2Aを効率的に運転することができる。
また、ボイラシステム1Aによれば、差分蒸発量が、(必要蒸発量JN−現時点の合計蒸発量JT)に該当する燃焼位置に燃焼信号又は待機信号を出力するので、必要蒸発量JNを容易に確保することができる。その結果、ボイラ群2Aを効率的に運転することができる。
その結果、各燃焼位置の差分蒸発量が異なるボイラ、例えば、第1差分蒸発量:第2差分蒸発量=1:1でないボイラにおいても効率的、かつ適切な運転を行なうことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、ボイラ群2が5台の三位置制御ボイラから構成され、ボイラ群2Aが5台の四位置制御ボイラから構成される場合について説明したが、ボイラ群2、2Aを形成するボイラの構成、及びボイラの台数は任意に設定可能である。例えば、四位置以上のボイラを用いてもよいし、燃焼位置数や、蒸発量等の構成が異なるボイラを組み合わせてもよい。
また、上記実施の形態においては、物理量が圧力である場合について説明したが、圧力に代えて、例えば、水温等の温度、蒸気流量等、他の物理量に基づいて、ボイラ群2、2Aを制御してもよい。
また、上記実施の形態においては、ボイラ群2、2Aが、所定の不等号を満足し、又は満足しない場合に、燃焼信号、待機信号を出力する場合について説明したが、他の算出方法を用いてもよいし、燃焼又は待機信号を出力するボイラ、燃焼位置を選択する場合に、所定範囲内を設定して燃焼移行又は待機状態に移行するボイラ、燃焼位置を選択するように構成してもよい。また、稼動可能なボイラ数又は燃焼位置数と乗算することに限らず、数式(1)、(2)の場合のように補正値、または、補正関数を用いることも可能である。
また、上記第2の実施形態においては、圧力上昇時と圧力下降時の制御圧力帯にデファレンシャルを設けない場合について説明したが、圧力上昇時と圧力下降時の制御圧力帯にデファレンシャルを設ける構成としてもよい。
また、第1、第2の実施形態においては、ボイラ群2の必要蒸発量JNを満足する総蒸発量JRを確保するように、各ボイラ21、・・・、25(各ボイラ21A、・・・、25A)の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択し、燃焼又は待機信号を出力する場合について説明したが、例えば、総蒸発量JRが、必要蒸発量JNを下廻るようにし、又は必要蒸発量JNの所定範囲内となるように、燃焼位置又は燃焼停止位置を選択してもよい。
また、必要蒸発量JNを単一の数式により算出するか、圧力上昇時と圧力下降時に対応する複数の数式を用いて算出するかは、任意に設定可能である。
また、この発明に係るプログラムの概略構成の一例を、図3、図7にフロー図として示したが、上記フロー図以外の方法(アルゴリズム)を用いてプログラムを構成してもよいことはいうまでもない。
また、上記実施の形態においては、プログラムを格納するための記憶媒体がROMである場合について説明したが、ROM以外にも、例えば、EP−ROM、 ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いてもよい。また、演算部が読出したプログラムを実行することにより上記実施形態の作用が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、演算部で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施形態の作用が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読出されたプログラムが、演算部に挿入された機能拡張ボードや演算部に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の作用が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
燃焼移行可能なボイラ数、燃焼位置数に対応して、各燃焼位置に燃焼、待機信号を出力する際の制御幅が変化することにより、ボイラ群を効率的に運転することが可能となるので、産業上利用可能である。
1、1A ボイラシステム
2、2A ボイラ群
4、4A 制御部(制御器)
21、22、23、24、25 ボイラ
21A、22A、23A、24A、25A ボイラ

Claims (7)

  1. 複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群を制御するプログラムであって、
    現時点で燃焼移行可能なボイラの数、燃焼位置数又は総蒸発量を算出し、
    設定物理量と、現時点物理量との偏差量を算出し、
    前記偏差量と、前記設定物理量と対応する制御幅との比率を算出し、
    前記燃焼移行可能なボイラの数、燃焼位置数又は総蒸発量と、前記比率とに基づいて、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、
    現時点で燃焼移行可能なボイラの数又は燃焼位置数を算出し、
    設定圧力と、現時点圧力の圧力偏差を算出し、
    前記圧力偏差を、圧力制御の許容幅で除算して前記圧力制御の許容幅に対する前記圧力偏差の比率を算出し、
    前記比率と前記燃焼移行可能な燃焼位置数とを乗算することにより、燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  3. 請求項2に記載のプログラムであって、
    稼動可能なボイラにおいて燃焼指示が出力されている燃焼位置数と、圧力下降時の必要燃焼位置数と、圧力上昇時の必要燃焼位置数と、を算出し、
    燃焼指示が出力されている燃焼位置数 < 圧力下降時の必要燃焼位置数 である場合には、
    前記稼動可能なボイラのいずれか一の燃焼位置に燃焼信号を出力し、
    燃焼指示が出力されている燃焼位置数 > 圧力上昇時の必要燃焼位置数 である場合には、
    前記稼動可能なボイラのいずれか一の燃焼位置に待機信号を出力し、
    圧力上昇時の必要燃焼位置数 ≧ 燃焼指示が出力されている燃焼位置数 ≧ 圧力下降時の必要燃焼位置数 である揚合には、
    現在の燃焼状態を維持するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1に記載のプログラムであって、
    現時点で燃焼移行可能な燃焼位置の総蒸発量を算出し、
    設定圧力と現時点圧力の圧力偏差を算出し、
    前記圧力偏差を、圧力制御の許容幅で除算して前記圧力制御の許容幅に対する前記圧力偏差の比率を算出し、
    前記比率と前記総蒸発量とを乗算することにより必要蒸発量を算出し、
    燃焼させるボイラ及び燃焼位置を算出するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムであって、
    前記必要蒸発量と、燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計とを比較し、
    圧力下降時において、
    前記必要蒸発量>前記燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計
    で、ある場合は、(前記必要蒸発量−前記燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計)の蒸発量に該当する燃焼位置に燃焼信号を出力し、
    圧力上昇時において、
    前記必要蒸発量<前記燃焼指示が出力されている燃焼位置の蒸発量の合計
    で、ある場合は、(前記燃焼指示が出力されている前記燃焼位置の蒸発量の合計−前記必要蒸発量)の蒸発量に該当する燃焼位置に待機信号を出力するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラムを備えることを特徴とする制御器。
  7. 請求項6に記載の制御器を備えることを特徴とするボイラシステム。
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