JP2011069517A - ボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の段階的な燃焼位置を有するボイラ21、22、23を備えたボイラ群を制御するプログラムであって、前記ボイラ21、22、23において他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
請求項1に記載の発明は、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群を制御するプログラムであって、前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
図1は、本発明に係る制御器の一実施形態を示す図であり、符号1はボイラシステムを示している。
この実施形態において、ボイラ群2は、例えば、第1ボイラ21、第2ボイラ22、第3ボイラ23を備え、3台の蒸気ボイラから構成されている。
出力部46は、各ボイラ21、22、23と信号線14により接続され、演算部43から出力された信号を各ボイラ21、22、23に出力するようになっている。
第1のデータベース45Aは、圧力信号(mV)と圧力(Pa)との関係を示すデータテーブルが数値データとして格納されており、演算部43は、第1のデータベース45Aを参照して、圧力センサ7からの圧力信号(mV)に基づいてスチームヘッダ6内の圧力(Pa)を算出するようになっている。
また、第3のデータベース45Cには、例えば、図3に示すように、各ボイラ21、22、23の各燃焼位置の燃焼効率がデータテーブルの形式で格納されている。
また、移行可能な燃焼位置のなかに同じ燃焼効率の燃焼位置が複数ある場合には、移行後のボイラ群2の燃焼効率を最も高くすることが可能な燃焼位置を選択するようになっている。
η1=(燃焼している燃焼位置の差分蒸発量の合計) / ((燃焼している燃焼位置の差分蒸発量/燃焼している燃焼位置の燃焼効率)の合計)
なお、圧力センサ7の圧力信号に基づく燃焼位置又は燃焼停止位置の移行については、上述のように周知の燃焼位置制御技術によるものとし、説明を省略する。
(1)まず、ボイラ群2の要求負荷と対応する必要蒸発量JN、及びボイラ群2の各ボイラ21、22、23の蒸発量を合計した総蒸発量JRに、それぞれ初期値(=0)を設定する(S1)。
(2)ボイラ群2が運転中かどうかを判断する(S2)。
ボイラ群2が運転中の場合にはS3に移行し、運転が停止している場合にはプログラムを終了する。
(3)演算部43は、入力部41を介して取得した圧力センサ7の圧力信号に基づいて、必要蒸発量JNを算出する(S3)。
(4)演算部43は、S3において算出した必要蒸発量JNを、メモリ42に格納された必要蒸発量JNと比較して、必要蒸発量JNに所定値以上の変動があるかどうかを判断する(S4)。また、S3において算出した必要蒸発量JNをメモリ42に格納する。
必要蒸発量JNに所定以上の変動がある場合はS5に移行し、ない場合はS2に移行する。ここで、必要蒸発量JNに係る所定量は、任意に設定可能であり、例えば、100(kg/h)とされている。
(5)演算部43は、必要蒸発量JNの変動が、増加かどうかを判断する(S5)。
必要蒸発量JNの変動が、増加である場合はS6に移行し、増加ではなく減少である場合はS12に移行する。
(6)演算部43は、必要蒸発量JNとボイラ群2の総蒸発量JRとを比較する(S6)。
必要蒸発量JN>総蒸発量JRである場合はS7に移行し、必蒸発量JN≦総蒸発量JRである場合はS2に移行する。
(7)演算部43は、各ボイラ21、22、23を上位の燃焼位置に移行した場合に、ボイラ群2が、必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足する移行可能な上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)をリストアップする(S7)。
(8)S7において、移行可能な上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)が存在するかどうかを判断する(S8)。
移行可能な上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)が存在する場合はS9に移行し、存在しない場合はS2に移行する。
(9)演算部43は、第3のデータベース45Cを参照して、S7においてリストアップした燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)のなかから、最も燃焼効率が高い燃焼位置を選択する(S9)。
(10)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行するための信号を出力する(S10)。
(11)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行した場合の総蒸発量JRを算出して、メモリ42に格納する(S11)。
S11を実行したら、S2に移行する。
(12)演算部43は、必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足しつつ、燃焼を解除して下位に移行させることが可能な燃焼位置の有無を判断する(S12)。
必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足しつつ、燃焼を解除して下位に移行させることが可能な燃焼位置がある場合にはS13に移行し、存在しない場合はS2に移行する。
(13)演算部43は、各ボイラ21、22、23を下位に移行させることが可能な燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)をリストアップする(S13)。
(14)演算部43は、S13においてリストアップした下位に移行可能な燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)のなかから、最も燃焼効率が低い燃焼位置を選択する(S14)。
(15)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行するための信号を出力する(S15)。
(16)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行した場合の総蒸発量JRを算出して、メモリ42に格納する(S16)。
S16を実行したら、S2に移行する。
上記(2)から(16)を繰り返して実行する。
図5は、プログラムを用いてボイラ群2を制御する場合の各ボイラ21、22、23の状態を示す概略図であり、四角枠は各ボイラ21、22、23を、四角枠を仕切って示した枠は、第1燃焼位置、第2燃焼位置、第3燃焼位置の燃焼状態を、左側に示した数値500、1000、及び1500は第1差分蒸発量、第2差分蒸発量及び第3差分蒸発量を示している。
また、図5において網かけを施した部分は燃焼している燃焼位置を、無地に「T」を示した枠は、蒸発量を増加する際に燃焼させる燃焼位置の候補を、網かけに「Q」を施した枠は、燃焼を解除して下位に移行する燃焼位置の候補を示している。
ここで、便宜のため、必要蒸発量JNは2000(kg/h)、総蒸発量JRは2000(kg/h)とし、必要蒸発量JNと総蒸発量JRは等しいものとする。
(2)次に、ボイラ群2の要求負荷が増加し、例えば、必要蒸発量JNが500(kg/h)増加したものとする。
演算部43は、S2を経由して、必要蒸発量JNを算出する(S3)。
(3)演算部43は、S3において算出した必要蒸発量JN(=2500(kg/h))を、メモリ42に格納された必要蒸発量JN(=2000(kg/h))と比較する。その結果、必要蒸発量JNに所定値以上の変動があると判断(S4)されるのでS5に移行する。
(4)演算部43は、必要蒸発量JNの変動が、増加であると判断(S5)してS6に移行する。
(5)演算部43は、必要蒸発量JN(2500(kg/h))を、ボイラ群2の総蒸発量JR(=2000(kg/h))と比較して、必要蒸発量JN>総蒸発量JRであると判断する(S6)。
(6)演算部43は、各ボイラ21、22、23の少なくとも1台を上位の燃焼位置に移行することにより、(必要蒸発量JN≦総蒸発量JR)を満足する上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)をリストアップする(S7)。
具体的には、例えば、以下の手順でリストアップする。
まず、入力部41を介して入力される各ボイラ21、22、23のそれぞれの状態に基づき、データベースを参照して、各ボイラ21、22、23を上位の燃焼位置に移行した場合の差分蒸発量とその燃焼位置の燃焼効率、ボイラ群2の燃焼効率を算出する。
ここで、第1ボイラ21を第2燃焼位置に移行すると、蒸発量が1000(kg/h)増加して総蒸発量JRは3000(kg/h)となり、第2ボイラ21を第3燃焼位置に移行すると、蒸発量が1500(kg/h)増加して総蒸発量JRは3500(kg/h)となり、第3ボイラ23を第2燃焼位置に移行すると蒸発量が500(kg/h)増加して2500(kg/h)となる。
また、図3に示すように、第1ボイラ21の第2燃焼位置の燃焼効率は、94.0%、第2ボイラ22の第3燃焼位置の燃焼効率は、98.4%、第3ボイラ23の第1燃焼位置の燃焼効率は、96.0%である。
以上のことから、ボイラ群2の総蒸発量JRが、必要蒸発量JN2500(kg/h)を満足し、移行可能な燃焼位置として、
1)第1ボイラ21の第1燃焼位置を第2燃焼位置に移行 (燃焼位置の燃焼効率 94.0%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.0%)
2)第2ボイラ22の第2燃焼位置を第3燃焼位置に移行 (燃焼位置の燃焼効率 98.4%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.1%)
3)第3ボイラ23の燃焼停止位置を第1燃焼位置に移行 (燃焼位置の燃焼効率 96.0%、ボイラ群2の燃焼効率η1 97.6%)
を、リストアップする(S7)。
また、演算部43は、このリストアップの過程で、上記1)、2)、3)のいずれかを実施した場合、総蒸発量JR≧必要蒸発量JNを満足するので、複数の燃焼位置を上位に移行する必要がないと判断する。
(7)演算部43は、移行可能な上位の燃焼位置が存在すると判断する(S8)。
(8)S7においてリストアップした候補のうち、燃焼位置の燃焼効率が最も高い燃焼位置として、2)第2ボイラ22の第2燃焼位置を第3燃焼位置に移行、を選択する(S9)。
(9)次いで、S9において選択した、第2ボイラ22の第2燃焼位置を第3燃焼位置に移行する信号を出力する(S10)。
その結果、図5(B)に示すように、第2ボイラ22が第3燃焼位置に移行する。
(10)次いで、演算部43は、第2ボイラ22が第3燃焼位置に移行した後の総蒸発量JR(=3500(kg/h))を算出(S11)してメモリ42に格納して、S2に移行する。
このとき、
必要蒸発量JNは、2500(kg/h)
総蒸発量JRは、3500(kg/h)
である。
演算部43は、S2を経由して、必要蒸発量JNを算出する(S3)。
(12)演算部43は、S3において算出した必要蒸発量JN(=1900(kg/h))を、メモリ42に格納された必要蒸発量JN(=2500(kg/h)と比較して、必要蒸発量JNに所定値以上の変動があると判断(S4)してS5に移行する。
(13)演算部43は、必要蒸発量JNの変動が、減少であると判断(S5)してS12に移行する。
(14)演算部43は、必要蒸発量JN(1900(kg/h))、ボイラ群2の総蒸発量JR(=3500(kg/h))と、第1ボイラ21の第1差分蒸発量500(kg/h)、第2ボイラ22の第3差分蒸発量1500(kg/h)に基づいて、燃焼を解除して下位に移行させた場合に、必要蒸発量JN(=1900(kg/h)≦総蒸発量JRを満足する燃焼位置として、第1ボイラ21の第1燃焼位置、第2ボイラ22の第3燃焼位置が存在すると判断する(S12)。
必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足しつつ燃焼を解除して下位に移行させることが可能な燃焼位置が存在するため、S13に移行する。
(15)演算部43は、下位に移行させることが可能な燃焼位置として、第1ボイラ21の第1燃焼位置、第2ボイラ22の第3燃焼位置をリストアップする(S13)。
具体的には、例えば、以下の手順でリストアップされる。
まず、入力部41を介して入力される各ボイラ21、22、23の状態に基づき、第1ボイラ21、第2ボイラ22、第3ボイラ23を、第2のデータベース45B、第3のデータベース45Cを参照して、下位の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した場合の総蒸発量JRと移行先の燃焼位置の燃焼効率、ボイラ群2の燃焼効率を算出する。
ここで、図5(B)における各ボイラ21、22、23の状態は、以下の通りである。
第1ボイラ21は第1燃焼位置にあるため、第1ボイラ21を第1燃焼位置から燃焼停止位置に移行すると、総蒸発量JRは3000(kg/h)となり、第2ボイラ22は第3燃焼位置にあるため、第2ボイラ22を第3燃焼位置から第2燃焼位置に移行すると、総蒸発量JRは2000(kg/h)となり、第3ボイラ23は燃焼停止位置にあるため下位に移行することはできない。
また、図3に示すように、第1ボイラ21の第1燃焼位置の燃焼効率は、99.0%、第2ボイラ22の第3燃焼位置の燃焼効率は、98.4%である。
以上のことから、ボイラ群2の総蒸発量JRが、必要蒸発量JN1900(kg/h)を満足し、下位に移行可能な燃焼位置として、
1)第1ボイラ21の第1燃焼位置を燃焼停止位置に移行 (燃焼解除対象の燃焼位置の燃焼効率 99.0%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.0%)
2)第2ボイラ22の第3燃焼位置を第2燃焼位置に移行 (燃焼解除対象の燃焼位置の燃焼効率 98.4%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.0%)
をリストアップする(S13)。
また、演算部43は、このリストアップをする過程で、上記1)、2)に加えていずれかの燃焼位置を下位に移行した場合、総蒸発量JR≧必要蒸発量JNを満足することができなくなるので、1)、2)に加えて、1)、2)以外の燃焼位置を下位に移行する燃焼位置として選択できないと判断する。なお、例えば、1)、2)に加えて他の燃焼位置の燃焼を解除して下位の燃焼位置に移行しても、総蒸発量JR≧必要蒸発量JNを満足する場合には、他の燃焼位置を含めて複数の燃焼位置の燃焼を解除して下位の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する。
(16)S13においてリストアップした候補のうち、燃焼位置の燃焼効率が最も低い燃焼位置として、2)第2ボイラ22の第2燃焼位置を、下位に移行する燃焼位置として選択する(S14)。
(17)次いで、S14で選択した、第2ボイラ22を第2燃焼位置に移行する信号を出力する(S15)。
その結果、図5(C)に示すように、第2ボイラ22が第2燃焼位置に移行する。
(18)演算部43は、第2ボイラ22を第2燃焼位置に移行した後の総蒸発量JR(=2000(kg/h))を算出(S16)してメモリ42に格納し、S2に移行する。
このとき、
必要蒸発量JNは、1900(kg/h)
総蒸発量JRは、2000(kg/h)
である。
例えば、上記実施の形態においては、ボイラシステム1を構成するボイラ群2が、3台の四位置制御ボイラから構成される場合について説明したが、ボイラ群2を形成するボイラの構成、及びボイラの台数は任意に設定可能であり、例えば、三位置制御ボイラや、五位置以上の燃焼位置を有するボイラを用いてもよいし、燃焼位置数や、蒸発量等の構成が異なるボイラを組み合わせてボイラ群を構成してもよいことはいうまでもない。
また、ボイラ群2を構成するボイラのうちの一部が、故障、修理等により計画停止されている場合に稼動可能な一部のボイラを対象として燃焼制御してもよい。
また、かかる場合に、所定の範囲の燃焼効率に属する燃焼位置のみをランク分けし、残りの燃焼位置については燃焼効率に基づいて選択するように構成してもよい。
また、上記ボイラ群の制御方法の実行に際して、例えば、調圧器等の機械的な手段を一部又は全部に用いてもよい。
2 ボイラ群
4 制御部(制御器)
21、22、23 ボイラ
Claims (14)
- 複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群を制御するプログラムであって、
前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、
前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。 - 請求項1に記載のプログラムであって、
前記ボイラ群の蒸発量を増加させる場合に、
各ボイラにおいて移行可能な上位の燃焼位置のうち、燃焼効率が最も高い燃焼位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。 - 請求項1又は請求項2に記載のプログラムであって、
前記ボイラ群の蒸発量を減少させる場合に、
各ボイラにおいて下位に移行可能な燃焼位置のうち、燃焼効率が最も低い燃焼位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した後に、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。 - 請求項1に記載のプログラムであって、
前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置への移行が一度に複数生じる場合に、
前記複数の移行が行なわれた後において、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記ボイラ群における要求負荷と対応する蒸発量を確保するように、次に移行する前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプログラムを備えることを特徴とする制御器。
- 請求項7に記載の制御器を備えることを特徴とするボイラシステム。
- 複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群の制御方法であって、
前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、
前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。 - 請求項9に記載のボイラ群の制御方法であって、
前記ボイラ群の蒸発量を増加させる場合に、
各ボイラにおいて移行可能な上位の燃焼位置のうち、燃焼効率が最も高い燃焼位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。 - 請求項9又は請求項10に記載のボイラ群の制御方法であって、
前記ボイラ群の蒸発量を減少させる場合に、
各ボイラにおいて下位に移行可能な燃焼位置のうち、燃焼効率が最も低い燃焼位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。 - 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のボイラ群の制御方法であって、
前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、
前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した後に、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。 - 請求項9に記載のボイラ群の制御方法であって、
前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置への移行が一度に複数生じる場合に、
前記複数の移行が行なわれた後において、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。 - 請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のボイラ群の制御方法であって、
前記ボイラ群における要求負荷と対応する蒸発量を確保するように、次に移行する前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。
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