JP2011069517A - ボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステム - Google Patents

ボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステム Download PDF

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Kazuya Yamada
和也 山田
Tetsuji Namoto
哲二 名本
Yoshihide Kubo
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Abstract

【課題】複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群において、燃焼効率を効率的に向上することが可能なボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステムを提供すること。
【解決手段】複数の段階的な燃焼位置を有するボイラ21、22、23を備えたボイラ群を制御するプログラムであって、前記ボイラ21、22、23において他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、複数のボイラからなるボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステムに関する。
従来、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群を制御する場合に、各ボイラに優先順位を設定し、要求負荷に応じて、各ボイラを優先順位に従って制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
文献1に記載されるようなボイラ群の制御において、ボイラの燃焼台数を増減する際に、例えば、三位置ボイラでは、燃焼量を増加させる場合には高燃焼位置のボイラを増加することで燃焼台数を減らして高効率とし、燃焼量を減少させる場合には低燃焼位置のボイラを多くして応答性を向上することが一般的に行なわれている。
特開2002−81604号公報
しかしながら、ボイラ群を構成するボイラの燃焼効率は、個々のボイラや燃焼位置によって異なり一様ではないため、燃焼させるボイラ及びその燃焼位置を優先順位等によって一律に選択すると、燃焼効率を低下させる場合がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群において、燃焼効率を効率的に向上することが可能なボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群を制御するプログラムであって、前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群の制御方法であって、前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、制御器であって、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプログラムを備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、ボイラシステムであって、請求項7に記載の制御器を備えることを特徴とする。
この発明に係るプログラム、制御器、ボイラシステム、ボイラ群の制御方法によれば、ボイラ群において、いずれかのボイラを他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する際に、移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するので、燃焼効率を効率的に向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、前記ボイラ群の蒸発量を増加させる場合に、各ボイラにおいて移行可能な上位の燃焼位置のうち、燃焼効率が最も高い燃焼位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のボイラ群の制御方法であって、前記ボイラ群の蒸発量を増加させる場合に、各ボイラにおいて移行可能な上位の燃焼位置のうち、燃焼効率が最も高い燃焼位置を選択することを特徴とする。
この発明に係るプログラム、ボイラ群の制御方法によれば、ボイラ群の蒸発量を増加させる場合に、各ボイラにおいて移行可能な上位の燃焼位置のなかから、燃焼効率が最も高い燃焼位置を選択して移行するので、燃焼効率を効率的に向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のプログラムであって、前記ボイラ群の蒸発量を減少させる場合に、各ボイラにおいて下位に移行可能な燃焼位置のうち、燃焼効率が最も低い燃焼位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は請求項10に記載のボイラ群の制御方法であって、前記ボイラ群の蒸発量を減少させる場合に、各ボイラにおいて下位に移行可能な燃焼位置のうち、燃焼効率が最も低い燃焼位置を選択することを特徴とする。
この発明に係るプログラム、ボイラ群の制御方法によれば、ボイラ群の蒸発量を減少させる場合に、各ボイラにおいて下位に移行可能な燃焼位置のなかから、燃焼効率が最も低い燃焼位置を選択、燃焼解除するので、燃焼効率を効率的に向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラムであって、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した後に、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のボイラ群の制御方法であって、前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した後に、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とする。
この発明に係るプログラム、ボイラ群の制御方法によれば、他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した後におけるボイラ群の燃焼効率を、確実かつ効率的に向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置への移行が一度に複数生じる場合に、前記複数の移行が行なわれた後において、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項9に記載のボイラ群の制御方法であって、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置への移行が一度に複数生じる場合に、前記複数の移行が行なわれた後において、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とする。
この発明に係るプログラム、ボイラ群の制御方法によれば、他の燃焼位置又は燃焼停止位置への移行が一度に複数生じる場合に、複数の移行が行なった後のボイラ群の燃焼効率が、最も高くなるように他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するので、ボイラ群の燃焼効率を効率的に向上することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラムであって、前記ボイラ群における要求負荷と対応する蒸発量を確保するように、次に移行する前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のボイラ群の制御方法であって、前記ボイラ群における要求負荷と対応する蒸発量を確保するように、次に移行する前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とする。
この発明に係るプログラム、ボイラ群の制御方法によれば、ボイラを他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、ボイラ群の要求負荷と対応する蒸発量を確保するので、ボイラ群の負荷追従性を効率的に向上することができる。
この発明に係るプログラム、制御器、ボイラシステム、ボイラ群の制御方法によれば、いずれかのボイラを他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する際に、燃焼効率に基づいて移行するので、ボイラ群の燃焼効率を効率的に向上することができる。
本発明の一実施形態に係るボイラシステムの概略を示す図である。 一実施形態に係るボイラ群を構成するボイラの概略を説明する図である。 一実施形態に係るデータベースの一例を示す図である。 一実施形態に係るプログラムの一例を説明するフロー図である。 一実施形態に係るボイラシステムの動作の一例を説明する概略図である。
以下、図1から図5を参照し、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る制御器の一実施形態を示す図であり、符号1はボイラシステムを示している。
ボイラシステム1は、複数のボイラから構成されるボイラ群2と、制御部(制御器)4と、スチームヘッダ6と、スチームヘッダ6に設けられた圧力センサ7とを備え、ボイラ群2で発生させた蒸気を蒸気使用設備18に供給するようになっている。
この実施形態において、ボイラ群2は、例えば、第1ボイラ21、第2ボイラ22、第3ボイラ23を備え、3台の蒸気ボイラから構成されている。
この実施形態における要求負荷は、圧力センサ7が検出するスチームヘッダ6内の蒸気の圧力(物理量)により代用されており、この圧力に基づいて蒸気使用設備18の消費蒸気量と対応する蒸発量を算出するようになっている。
スチームヘッダ6は、第1ボイラ21、第2ボイラ22、第3ボイラ23と蒸気管11により接続されるとともに、蒸気使用設備18と蒸気管12により接続されており、ボイラ群2で発生させた蒸気を集合し、各ボイラ相互間の圧力差及び圧力変動を調整して蒸気使用設備18に蒸気を供給するようになっている。
ボイラ群2を構成している各ボイラ21、22、23は、例えば、図2に示すように同一の構成(燃焼位置、差分蒸発量)を有する四位置制御ボイラとされ、それぞれ燃焼停止状態(燃焼停止位置に対応)、低燃焼状態(第1燃焼位置に対応)、中燃焼状態(第2燃焼位置に対応)、高燃焼状態(第3燃焼位置に対応)での燃焼が制御可能とされている。図2に示した各枠は、各ボイラ21、22、23の燃焼位置を示しており、各枠内に記載した数値は、対応する燃焼位置の燃焼効率を示している。
各ボイラ21、22、23は、第1差分蒸発量が500(kg/h)、第2差分蒸発量が1000(kg/h)、第3差分蒸発量が1500(kg/h)に設定され、第3燃焼位置で燃焼した場合の蒸発量、すなわち定格蒸発量は3000(kg/h)とされている。
この実施形態において、差分蒸発量とは、ボイラを一段階上位の燃焼位置に移行した場合に増加する蒸発量、すなわち、移行した後の燃焼位置の蒸発量と移行前の燃焼停止位置(又は燃焼位置)の蒸発量との差をいい、一段階上位に移行して第N燃焼位置(Nは、1以上の整数)となることで増加する蒸発量を、「第N燃焼位置の差分蒸発量」、又は「第N差分蒸発量」といい、例えば、燃焼停止位置から第1燃焼位置に移行した場合に増加する蒸発量を「第1燃焼位置の差分蒸発量」、又は「第1差分蒸発量」と、第1燃焼位置から第2燃焼位置に移行した場合に増加する蒸発量を「第2燃焼位置の差分蒸発量」、又は「第2差分蒸発量」という。
また、各ボイラ21、22、23は、例えば、周知の燃焼位置制御技術により、要求負荷に応じて燃焼位置又は燃焼停止位置を移行させることが可能とされており、例えば、スチームヘッダ6の圧力が高くなった場合には蒸発量を減少させ、圧力が低くなった場合には蒸発量を増加させるようになっている。
制御部4は、入力部41と、メモリ42と、演算部43と、ハードディスク44と、出力部46と、通信線47とを備え、入力部41、メモリ42、演算部43、ハードディスク44、出力部46は通信線47により相互にデータ等を通信可能に接続され、ハードディスク44にはデータベース45が格納されている。
入力部41は、例えば、図示しないキーボード等のデータ入力機器を有していて設定等を演算部43に出力可能とされるとともに、圧力センサ7、各ボイラ21、22、23と信号線13、信号線16により接続され、圧力センサ7から入力された圧力信号及び各ボイラ21、22、23から入力された信号(例えば、燃焼位置等の情報)を演算部43に出力するようになっている。
出力部46は、各ボイラ21、22、23と信号線14により接続され、演算部43から出力された信号を各ボイラ21、22、23に出力するようになっている。
演算部43は、メモリ42の記憶媒体(例えば、ROM)に格納されたプログラムを読み込んで実行し、例えば、要求負荷に対応する蒸発量の算出、入力部41から入力された各ボイラの運転状態に関する情報等に基づいて、各ボイラ21、22、23を他の燃焼位置または燃焼停止位置に移行させる場合に、その要否の判断、要求負荷と対応する必要蒸発量を満足することが可能な総蒸発量を確保するための他の燃焼位置または燃焼停止位置の選択、その結果に基づいて出力部46を介して各ボイラ21、22、23への信号を出力するようになっている。
データベース45は、第1のデータベース45Aと、第2のデータベース45Bと、第3のデータベース45Cとを備えている。
第1のデータベース45Aは、圧力信号(mV)と圧力(Pa)との関係を示すデータテーブルが数値データとして格納されており、演算部43は、第1のデータベース45Aを参照して、圧力センサ7からの圧力信号(mV)に基づいてスチームヘッダ6内の圧力(Pa)を算出するようになっている。
また、第2のデータベース45Bは、例えば、各ボイラ21、22、23の第1差分蒸発量、第2差分蒸発量、第3差分蒸発量がデータテーブルの形式で格納されており、演算部43が、第2のデータベース45Bを参照して、総蒸発量を算出可能とされている。
また、第3のデータベース45Cには、例えば、図3に示すように、各ボイラ21、22、23の各燃焼位置の燃焼効率がデータテーブルの形式で格納されている。
一実施形態に係るプログラムは、圧力センサ7が検出したスチームヘッダ6の圧力に基づいて、要求負荷に応じた必要蒸発量を算出し、ボイラ群2の総蒸発量が必要蒸発量を確保しつつ、次に移行可能な他の燃焼位置又は燃焼停止位置をリストアップし、このリストアップした燃焼位置又は燃焼停止位置のなかから、第3のデータベース45Cを参照して、燃焼効率が最も高い燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するようになっている。
また、移行可能な燃焼位置のなかに同じ燃焼効率の燃焼位置が複数ある場合には、移行後のボイラ群2の燃焼効率を最も高くすることが可能な燃焼位置を選択するようになっている。
なお、燃焼位置を移行する際に、移行する上位の燃焼位置の燃焼効率又は下位に移行する燃焼位置の燃焼効率と関係なく、ボイラ群2の燃焼効率を最高とするように移行する燃焼位置を選択してもよく、その場合、第2のデータベース45B、第3のデータベース45Cを参照して、以下の、ボイラ群2の燃焼効率η1を算出してもよい。
η1=(燃焼している燃焼位置の差分蒸発量の合計) / ((燃焼している燃焼位置の差分蒸発量/燃焼している燃焼位置の燃焼効率)の合計)
この実施形態に係るプログラムは、例えば、図4に示すフロー図のような概略構成とされている。
なお、圧力センサ7の圧力信号に基づく燃焼位置又は燃焼停止位置の移行については、上述のように周知の燃焼位置制御技術によるものとし、説明を省略する。
以下、図4を参照して、プログラムの一例に係るフロー図について説明する。
(1)まず、ボイラ群2の要求負荷と対応する必要蒸発量JN、及びボイラ群2の各ボイラ21、22、23の蒸発量を合計した総蒸発量JRに、それぞれ初期値(=0)を設定する(S1)。
(2)ボイラ群2が運転中かどうかを判断する(S2)。
ボイラ群2が運転中の場合にはS3に移行し、運転が停止している場合にはプログラムを終了する。
(3)演算部43は、入力部41を介して取得した圧力センサ7の圧力信号に基づいて、必要蒸発量JNを算出する(S3)。
(4)演算部43は、S3において算出した必要蒸発量JNを、メモリ42に格納された必要蒸発量JNと比較して、必要蒸発量JNに所定値以上の変動があるかどうかを判断する(S4)。また、S3において算出した必要蒸発量JNをメモリ42に格納する。
必要蒸発量JNに所定以上の変動がある場合はS5に移行し、ない場合はS2に移行する。ここで、必要蒸発量JNに係る所定量は、任意に設定可能であり、例えば、100(kg/h)とされている。
(5)演算部43は、必要蒸発量JNの変動が、増加かどうかを判断する(S5)。
必要蒸発量JNの変動が、増加である場合はS6に移行し、増加ではなく減少である場合はS12に移行する。
(6)演算部43は、必要蒸発量JNとボイラ群2の総蒸発量JRとを比較する(S6)。
必要蒸発量JN>総蒸発量JRである場合はS7に移行し、必蒸発量JN≦総蒸発量JRである場合はS2に移行する。
(7)演算部43は、各ボイラ21、22、23を上位の燃焼位置に移行した場合に、ボイラ群2が、必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足する移行可能な上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)をリストアップする(S7)。
(8)S7において、移行可能な上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)が存在するかどうかを判断する(S8)。
移行可能な上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)が存在する場合はS9に移行し、存在しない場合はS2に移行する。
(9)演算部43は、第3のデータベース45Cを参照して、S7においてリストアップした燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)のなかから、最も燃焼効率が高い燃焼位置を選択する(S9)。
(10)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行するための信号を出力する(S10)。
(11)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行した場合の総蒸発量JRを算出して、メモリ42に格納する(S11)。
S11を実行したら、S2に移行する。
(12)演算部43は、必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足しつつ、燃焼を解除して下位に移行させることが可能な燃焼位置の有無を判断する(S12)。
必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足しつつ、燃焼を解除して下位に移行させることが可能な燃焼位置がある場合にはS13に移行し、存在しない場合はS2に移行する。
(13)演算部43は、各ボイラ21、22、23を下位に移行させることが可能な燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)をリストアップする(S13)。
(14)演算部43は、S13においてリストアップした下位に移行可能な燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)のなかから、最も燃焼効率が低い燃焼位置を選択する(S14)。
(15)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行するための信号を出力する(S15)。
(16)演算部43は、選択した燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)に移行した場合の総蒸発量JRを算出して、メモリ42に格納する(S16)。
S16を実行したら、S2に移行する。
上記(2)から(16)を繰り返して実行する。
次に、図5を参照して、ボイラシステム1の作用について説明する。
図5は、プログラムを用いてボイラ群2を制御する場合の各ボイラ21、22、23の状態を示す概略図であり、四角枠は各ボイラ21、22、23を、四角枠を仕切って示した枠は、第1燃焼位置、第2燃焼位置、第3燃焼位置の燃焼状態を、左側に示した数値500、1000、及び1500は第1差分蒸発量、第2差分蒸発量及び第3差分蒸発量を示している。
また、図5において網かけを施した部分は燃焼している燃焼位置を、無地に「T」を示した枠は、蒸発量を増加する際に燃焼させる燃焼位置の候補を、網かけに「Q」を施した枠は、燃焼を解除して下位に移行する燃焼位置の候補を示している。
また、便宜のため、図5(A)に示すように、ボイラ群2が、第1ボイラ21が第1燃焼位置に、第2ボイラ22が第2燃焼位置に、第3ボイラ23が燃焼停止位置にある場合を例に説明する。
(1)上述のように、ボイラ群2は、図5(A)に示すように、第1ボイラ21が第1燃焼位置に、第2ボイラ22が第2燃焼位置に、第3ボイラ23が燃焼停止位置にある。
ここで、便宜のため、必要蒸発量JNは2000(kg/h)、総蒸発量JRは2000(kg/h)とし、必要蒸発量JNと総蒸発量JRは等しいものとする。
(2)次に、ボイラ群2の要求負荷が増加し、例えば、必要蒸発量JNが500(kg/h)増加したものとする。
演算部43は、S2を経由して、必要蒸発量JNを算出する(S3)。
(3)演算部43は、S3において算出した必要蒸発量JN(=2500(kg/h))を、メモリ42に格納された必要蒸発量JN(=2000(kg/h))と比較する。その結果、必要蒸発量JNに所定値以上の変動があると判断(S4)されるのでS5に移行する。
(4)演算部43は、必要蒸発量JNの変動が、増加であると判断(S5)してS6に移行する。
(5)演算部43は、必要蒸発量JN(2500(kg/h))を、ボイラ群2の総蒸発量JR(=2000(kg/h))と比較して、必要蒸発量JN>総蒸発量JRであると判断する(S6)。
(6)演算部43は、各ボイラ21、22、23の少なくとも1台を上位の燃焼位置に移行することにより、(必要蒸発量JN≦総蒸発量JR)を満足する上位の燃焼位置(又は移行可能な複数の燃焼位置の組合せ)をリストアップする(S7)。
具体的には、例えば、以下の手順でリストアップする。
まず、入力部41を介して入力される各ボイラ21、22、23のそれぞれの状態に基づき、データベースを参照して、各ボイラ21、22、23を上位の燃焼位置に移行した場合の差分蒸発量とその燃焼位置の燃焼効率、ボイラ群2の燃焼効率を算出する。
ここで、第1ボイラ21を第2燃焼位置に移行すると、蒸発量が1000(kg/h)増加して総蒸発量JRは3000(kg/h)となり、第2ボイラ21を第3燃焼位置に移行すると、蒸発量が1500(kg/h)増加して総蒸発量JRは3500(kg/h)となり、第3ボイラ23を第2燃焼位置に移行すると蒸発量が500(kg/h)増加して2500(kg/h)となる。
また、図3に示すように、第1ボイラ21の第2燃焼位置の燃焼効率は、94.0%、第2ボイラ22の第3燃焼位置の燃焼効率は、98.4%、第3ボイラ23の第1燃焼位置の燃焼効率は、96.0%である。
以上のことから、ボイラ群2の総蒸発量JRが、必要蒸発量JN2500(kg/h)を満足し、移行可能な燃焼位置として、
1)第1ボイラ21の第1燃焼位置を第2燃焼位置に移行 (燃焼位置の燃焼効率 94.0%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.0%)
2)第2ボイラ22の第2燃焼位置を第3燃焼位置に移行 (燃焼位置の燃焼効率 98.4%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.1%)
3)第3ボイラ23の燃焼停止位置を第1燃焼位置に移行 (燃焼位置の燃焼効率 96.0%、ボイラ群2の燃焼効率η1 97.6%)
を、リストアップする(S7)。
また、演算部43は、このリストアップの過程で、上記1)、2)、3)のいずれかを実施した場合、総蒸発量JR≧必要蒸発量JNを満足するので、複数の燃焼位置を上位に移行する必要がないと判断する。
(7)演算部43は、移行可能な上位の燃焼位置が存在すると判断する(S8)。
(8)S7においてリストアップした候補のうち、燃焼位置の燃焼効率が最も高い燃焼位置として、2)第2ボイラ22の第2燃焼位置を第3燃焼位置に移行、を選択する(S9)。
(9)次いで、S9において選択した、第2ボイラ22の第2燃焼位置を第3燃焼位置に移行する信号を出力する(S10)。
その結果、図5(B)に示すように、第2ボイラ22が第3燃焼位置に移行する。
(10)次いで、演算部43は、第2ボイラ22が第3燃焼位置に移行した後の総蒸発量JR(=3500(kg/h))を算出(S11)してメモリ42に格納して、S2に移行する。
このとき、
必要蒸発量JNは、2500(kg/h)
総蒸発量JRは、3500(kg/h)
である。
(11)次に、ボイラ群2の要求負荷が減少し、例えば、必要蒸発量JNが600(kg/h)減少したものとする。
演算部43は、S2を経由して、必要蒸発量JNを算出する(S3)。
(12)演算部43は、S3において算出した必要蒸発量JN(=1900(kg/h))を、メモリ42に格納された必要蒸発量JN(=2500(kg/h)と比較して、必要蒸発量JNに所定値以上の変動があると判断(S4)してS5に移行する。
(13)演算部43は、必要蒸発量JNの変動が、減少であると判断(S5)してS12に移行する。
(14)演算部43は、必要蒸発量JN(1900(kg/h))、ボイラ群2の総蒸発量JR(=3500(kg/h))と、第1ボイラ21の第1差分蒸発量500(kg/h)、第2ボイラ22の第3差分蒸発量1500(kg/h)に基づいて、燃焼を解除して下位に移行させた場合に、必要蒸発量JN(=1900(kg/h)≦総蒸発量JRを満足する燃焼位置として、第1ボイラ21の第1燃焼位置、第2ボイラ22の第3燃焼位置が存在すると判断する(S12)。
必要蒸発量JN≦総蒸発量JRを満足しつつ燃焼を解除して下位に移行させることが可能な燃焼位置が存在するため、S13に移行する。
(15)演算部43は、下位に移行させることが可能な燃焼位置として、第1ボイラ21の第1燃焼位置、第2ボイラ22の第3燃焼位置をリストアップする(S13)。
具体的には、例えば、以下の手順でリストアップされる。
まず、入力部41を介して入力される各ボイラ21、22、23の状態に基づき、第1ボイラ21、第2ボイラ22、第3ボイラ23を、第2のデータベース45B、第3のデータベース45Cを参照して、下位の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した場合の総蒸発量JRと移行先の燃焼位置の燃焼効率、ボイラ群2の燃焼効率を算出する。
ここで、図5(B)における各ボイラ21、22、23の状態は、以下の通りである。
第1ボイラ21は第1燃焼位置にあるため、第1ボイラ21を第1燃焼位置から燃焼停止位置に移行すると、総蒸発量JRは3000(kg/h)となり、第2ボイラ22は第3燃焼位置にあるため、第2ボイラ22を第3燃焼位置から第2燃焼位置に移行すると、総蒸発量JRは2000(kg/h)となり、第3ボイラ23は燃焼停止位置にあるため下位に移行することはできない。
また、図3に示すように、第1ボイラ21の第1燃焼位置の燃焼効率は、99.0%、第2ボイラ22の第3燃焼位置の燃焼効率は、98.4%である。
以上のことから、ボイラ群2の総蒸発量JRが、必要蒸発量JN1900(kg/h)を満足し、下位に移行可能な燃焼位置として、
1)第1ボイラ21の第1燃焼位置を燃焼停止位置に移行 (燃焼解除対象の燃焼位置の燃焼効率 99.0%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.0%)
2)第2ボイラ22の第3燃焼位置を第2燃焼位置に移行 (燃焼解除対象の燃焼位置の燃焼効率 98.4%、ボイラ群2の燃焼効率η1 98.0%)
をリストアップする(S13)。
また、演算部43は、このリストアップをする過程で、上記1)、2)に加えていずれかの燃焼位置を下位に移行した場合、総蒸発量JR≧必要蒸発量JNを満足することができなくなるので、1)、2)に加えて、1)、2)以外の燃焼位置を下位に移行する燃焼位置として選択できないと判断する。なお、例えば、1)、2)に加えて他の燃焼位置の燃焼を解除して下位の燃焼位置に移行しても、総蒸発量JR≧必要蒸発量JNを満足する場合には、他の燃焼位置を含めて複数の燃焼位置の燃焼を解除して下位の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する。
(16)S13においてリストアップした候補のうち、燃焼位置の燃焼効率が最も低い燃焼位置として、2)第2ボイラ22の第2燃焼位置を、下位に移行する燃焼位置として選択する(S14)。
(17)次いで、S14で選択した、第2ボイラ22を第2燃焼位置に移行する信号を出力する(S15)。
その結果、図5(C)に示すように、第2ボイラ22が第2燃焼位置に移行する。
(18)演算部43は、第2ボイラ22を第2燃焼位置に移行した後の総蒸発量JR(=2000(kg/h))を算出(S16)してメモリ42に格納し、S2に移行する。
このとき、
必要蒸発量JNは、1900(kg/h)
総蒸発量JRは、2000(kg/h)
である。
上記実施形態に係るボイラシステム1によれば、ボイラ群2において、いずれかのボイラを他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する際に、移行先とする上位の燃焼位置の燃焼効率、又は下位の燃焼位置若しくは燃焼停止位置に移行する際に燃焼解除する燃焼位置の燃焼効率に基づいて、他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するので、ボイラ群2の燃焼効率を効率的に向上することができる。
すなわち、ボイラ群2の蒸発量を増加させる場合に、各ボイラ21、22、23の移行可能な上位の燃焼位置のなかから、最も燃焼効率が高い燃焼位置を選択し、ボイラ群2の蒸発量を減少させる場合に、各ボイラ21、22、23の下位に移行可能な燃焼位置のなかから最も燃焼効率が低い燃焼位置を選択、燃焼解除するので、ボイラ群2の燃焼効率を効率的に向上させることができる。
また、移行した後のボイラ群2の燃焼効率を最高とするように、他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した場合、ボイラ群2の燃焼効率を確実かつ効率的に向上することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、ボイラシステム1を構成するボイラ群2が、3台の四位置制御ボイラから構成される場合について説明したが、ボイラ群2を形成するボイラの構成、及びボイラの台数は任意に設定可能であり、例えば、三位置制御ボイラや、五位置以上の燃焼位置を有するボイラを用いてもよいし、燃焼位置数や、蒸発量等の構成が異なるボイラを組み合わせてボイラ群を構成してもよいことはいうまでもない。
また、ボイラ群2を構成するボイラのうちの一部が、故障、修理等により計画停止されている場合に稼動可能な一部のボイラを対象として燃焼制御してもよい。
また、上記実施の形態においては、他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、ボイラ群2の燃焼効率として、燃焼効率η1を算出する場合について説明したが、ボイラ群2の燃焼効率として、燃焼効率η1に代えて、必要蒸発量JNに対する投入エネルギーの比率に基づく燃焼効率η2=(必要蒸発量JN) / ((燃焼している燃焼位置の差分蒸発量/燃焼している燃焼位置の燃焼効率)の合計)に基づいて選択することにより、必要蒸発量JNに対する余剰の蒸発量を考慮した算出をしてもよい。
また、上記実施の形態においては、蒸発量を増加する場合に、候補とされる燃焼位置のうち燃焼位置の燃焼効率が最も高い燃焼位置に移行し、蒸発量を減少する場合に、候補とされる燃焼位置のうち燃焼位置の燃焼効率が最も低い燃焼位置を燃焼解除して下位の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合について説明したが、各燃焼位置を、各燃焼位置の燃焼効率に基づく複数のランク(例えば、燃焼効率が95%を超える燃焼位置をAランク、燃焼効率が90%を超え95%以下をBランク、・・・)に分けて、候補とされる燃焼位置のなかから、燃焼効率が高いAランクに属する燃焼位置を選択可能な場合にはAランクの燃焼位置を選択し、Aランクの燃焼位置が存在しなくなったらBランクの燃焼位置を選択するというように、燃焼効率が高いランクに属する燃焼位置を優先的に選択、移行する構成してもよい。
また、かかる場合に、所定の範囲の燃焼効率に属する燃焼位置のみをランク分けし、残りの燃焼位置については燃焼効率に基づいて選択するように構成してもよい。
また、各燃焼位置の燃焼効率又は各燃焼位置が属するランクに基づいて移行するのに代えて、移行した後にボイラ群2の燃焼効率が最も高くなるように燃焼位置を選択、移行してもよい。
また、例えば、燃焼位置間で移行する場合には移行する燃焼位置の燃焼効率により選択し、蒸発量を減少させる状況で移行先の候補に燃焼停止位置が含まれる場合にボイラ群2の燃焼効率に基づいて選択する等、燃焼位置の燃焼効率(又は燃焼効率のランク)と、ボイラ群2の燃焼効率のいずれかを、所定条件のもと選択する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、燃焼位置を移行する場合に、総蒸発量JRが必要蒸発量JNを確保するように、移行する他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択する場合について説明したが、総蒸発量JRが必要蒸発量JNを確保する構成とするかどうかは、任意に設定することができる。
また、上記実施の形態においては、ボイラ群2の総蒸発量JRが、必要蒸発量JNを確保するように、他の燃焼位置又は燃焼停止位置をリストアップ、選択する場合について説明したが、必要蒸発量JNを確保するのに代えて、必要蒸発量JNの所定の範囲を確保するように他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択してもよい。
また、上記実施の形態においては、蒸発量と対応する物理量としてスチームヘッダ6内の蒸気の圧力及び目標圧力を用いて蒸発量を制御する場合について説明したが、圧力に代えて蒸気使用設備18における蒸気の使用量等、蒸発量又は蒸発量と対応する他の物理量を用いて蒸発量を制御してもよい。
また、この発明に係るプログラムの概略構成の一例を、図4にフロー図として示したが、上記フロー図以外の方法(アルゴリズム)を用いてプログラムを構成してもよいことはいうまでもない。
また、上記実施の形態においては、本発明に係る制御をプログラムによって行なう場合について説明したが、プログラムによらずオペアンプ等を用いたアナログ制御によって行なってもよいことは当然である。
また、上記ボイラ群の制御方法の実行に際して、例えば、調圧器等の機械的な手段を一部又は全部に用いてもよい。
また、上記実施の形態においては、プログラムを格納するための記憶媒体がROMである場合について説明したが、ROM以外にも、例えば、EP−ROM、 ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いてもよい。また、演算部が読出したプログラムを実行することにより上記実施形態の作用が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、演算部で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施形態の作用が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読出されたプログラムが、演算部に挿入された機能拡張ボードや演算部に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の作用が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
ボイラ群において、ボイラを他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、燃焼効率に基づいて移行するので、燃焼効率を効率的に向上することができ、産業上利用可能である。
1 ボイラシステム
2 ボイラ群
4 制御部(制御器)
21、22、23 ボイラ

Claims (14)

  1. 複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群を制御するプログラムであって、
    前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、
    前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記ボイラ群の蒸発量を増加させる場合に、
    各ボイラにおいて移行可能な上位の燃焼位置のうち、燃焼効率が最も高い燃焼位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプログラムであって、
    前記ボイラ群の蒸発量を減少させる場合に、
    各ボイラにおいて下位に移行可能な燃焼位置のうち、燃焼効率が最も低い燃焼位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラムであって、
    前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した後に、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置への移行が一度に複数生じる場合に、
    前記複数の移行が行なわれた後において、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラムであって、
    前記ボイラ群における要求負荷と対応する蒸発量を確保するように、次に移行する前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択するように構成されていることを特徴とするプログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプログラムを備えることを特徴とする制御器。
  8. 請求項7に記載の制御器を備えることを特徴とするボイラシステム。
  9. 複数の段階的な燃焼位置を有するボイラを備えたボイラ群の制御方法であって、
    前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、
    前記移行後の燃焼効率に基づいて、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。
  10. 請求項9に記載のボイラ群の制御方法であって、
    前記ボイラ群の蒸発量を増加させる場合に、
    各ボイラにおいて移行可能な上位の燃焼位置のうち、燃焼効率が最も高い燃焼位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。
  11. 請求項9又は請求項10に記載のボイラ群の制御方法であって、
    前記ボイラ群の蒸発量を減少させる場合に、
    各ボイラにおいて下位に移行可能な燃焼位置のうち、燃焼効率が最も低い燃焼位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のボイラ群の制御方法であって、
    前記ボイラにおいて他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行する場合に、
    前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置に移行した後に、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。
  13. 請求項9に記載のボイラ群の制御方法であって、
    前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置への移行が一度に複数生じる場合に、
    前記複数の移行が行なわれた後において、前記ボイラ群の燃焼効率が最も高くなるように、前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。
  14. 請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のボイラ群の制御方法であって、
    前記ボイラ群における要求負荷と対応する蒸発量を確保するように、次に移行する前記他の燃焼位置又は燃焼停止位置を選択することを特徴とするボイラ群の制御方法。
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