JP6550999B2 - ボイラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のボイラからなるボイラ群を備えるボイラシステムに関する。
従来、複数のボイラからなるボイラ群を燃焼させて生成された蒸気を蒸気ヘッダに集合させて、蒸気ヘッダの内部の蒸気圧(以下「ヘッダ圧力」ともいう)であるヘッダ蒸気圧値(以下「ヘッダ圧力値」ともいう)に基づいてボイラ群の燃焼状態を制御する台数制御装置を備えるボイラシステムが知られている。
このようなボイラシステムにおいて、例えば工場停止等によりボイラ全台が停止し、かつヘッダ圧力が無圧状態でボイラ群の燃焼状態を制御する台数制御を始動させた場合、始動時は暖気運転のため、数台の燃焼で十分な蒸気供給が賄える状態であったとしても、ヘッダ圧力が所定の設定圧力を大幅に下回っているため、台数制御装置から全ボイラに対して燃焼指示が行われることがある。
このため、必要以上のボイラが燃焼してしまうことで、ヘッダ圧力がオーバーシュートし、圧力安定性が悪化することがある。また、本来は、燃焼が不要なボイラが燃焼することにより、システム効率も悪化することがある。
例えば、特許文献1には、ボイラシステムの初起動時に運転するボイラの台数を制限するようにしておき、初起動時から設定時間が経過後、若しくは燃焼指令が減少した後に、運転ボイラの台数制限を解除する制御を行う多缶設置ボイラが記載されている。
特開2013−088106号公報
ところで、特許文献1に記載されたボイラシステムでは、ボイラシステムの初起動時に運転するボイラの台数を制限することは記載されているものの、どのような状態を「初起動時」というのか、その具体的な状態については言及されていない。
また、特許文献1に記載されたボイラシステムでは、初起動時から設定時間が経過後、若しくは燃焼指令が減少した後に、運転ボイラの台数制限を解除することが記載されているに過ぎず、それ以外の具体的な条件については何ら言及されていない。
本発明は、予め設定された所定の条件を満たす状態で、ボイラシステムの台数制御を始動させた場合においても、始動時の台数制御を実行することで、必要以上のボイラが燃焼し、ヘッダ圧力がオーバーシュートし、圧力が不安定になることを防ぐとともに、本来は、燃焼が不要なボイラを燃焼させないことにより省力化を図り、システム効率を向上させるボイラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、複数のボイラからなるボイラ群と、前記ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダと、前記蒸気ヘッダの内部の蒸気圧値であるヘッダ圧力値を測定する蒸気圧測定手段と、前記ヘッダ圧力値に基づいて前記ボイラ群の燃焼状態を制御する台数制御部と、を備えるボイラシステムであって、前記台数制御部は、前記ヘッダ圧力値がゼロ又は予め設定された第1圧力値未満の状態において、台数制御を停止した状態又は全ボイラの運転スイッチがオフの状態である第1状態から台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラの運転スイッチがオンの状態である第2状態への変化を検出する台数制御始動検出部と、前記台数制御始動検出部により前記変化が検出された場合、予め設定された第1蒸気量を確保できる最小台数分の前記ボイラ又は予め設定された第1台数分の前記ボイラを燃焼制御対象とする始動時台数制御部と、を備える、ボイラシステムに関する。
また、前記台数制御部は、さらに、前記始動時台数制御部による前記ボイラ群の燃焼状態の制御が開始された後、予め設定された第1時間が経過した第1検出状態を検出する第1検出部と、前記第1検出部により前記第1検出状態が検出された場合に前記始動時台数制御部による制御を終了させる始動時制御停止部と、を備えることが好ましい。
また、前記台数制御部は、さらに、前記始動時台数制御部による前記ボイラ群の燃焼状態の制御が開始された後、前記ヘッダ圧力値が予め設定された台数制御圧力帯域に到達し、その後前記ヘッダ圧力値が前記台数制御圧力帯域の範囲内で予め設定された第2時間継続する第2検出状態を検出する第2検出部と、前記第2検出部により前記第2検出状態が検出された場合に前記始動時台数制御部による制御を終了させる始動時制御停止部と、を備えることができる。
また、前記台数制御部は、さらに、前記始動時台数制御部による前記ボイラ群の燃焼状態の制御が開始された後、前記ボイラが100%燃焼かつ蒸気を給蒸可能な状態が予め設定された第3時間を経過しても、前記ヘッダ圧力値が予め設定された台数制御圧力帯域に到達しない第3検出状態を検出する第3検出部と、前記第3検出部により前記第3検出状態が検出された場合に前記始動時台数制御部による制御を終了させる始動時制御停止部と、を備えることが好ましい。
本発明のボイラシステムによれば、例えば、工場停止等によりボイラ全台が停止し、かつヘッダ圧力が無圧状態でボイラ群の燃焼状態を制御する台数制御を始動させた場合において、予め設定された第1蒸気量を確保できる最小台数分のボイラ又は予め設定された台数分のボイラを燃焼させることで、ヘッダ圧力がオーバーシュートし、圧力安定性が悪化することを防止できる。また、本発明のボイラシステムによれば、本来は、燃焼が不要なボイラが燃焼することによるシステム効率の悪化についても抑止することができる。
本発明の実施形態に係るボイラシステムの概略を示す図である。 本発明の一実施形態に係るボイラの概略を示す図である。 本発明の一実施形態に係るボイラの概略を示す図である。 本発明の一実施形態に係る台数制御部4の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る台数制御部4の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明非適用時の従来のボイラシステムの台数制御始動時の動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るボイラシステム1の動作を示す図である。
以下、本発明のボイラシステムの好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の一実施形態に係るボイラシステム1の全体構成につき、図1を参照しながら説明する。
[一実施形態]
ボイラシステム1は、複数(6台)のボイラ20を含むボイラ群2と、これら複数のボイラ20において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダ6と、この蒸気ヘッダ6の内部の圧力を測定する蒸気圧センサ7と、ボイラ群2の燃焼状態を制御する台数制御部4を有する台数制御装置3と、を備える。
ボイラ群2は、負荷機器としての蒸気使用設備18に供給する蒸気を生成する。
蒸気ヘッダ6は、蒸気管11を介してボイラ群2を構成する複数のボイラ20に接続されている。この蒸気ヘッダ6の下流側は、蒸気管12を介して蒸気使用設備18に接続されている。
蒸気ヘッダ6は、ボイラ群2で生成された蒸気を集合させて貯留することにより、複数のボイラ20の相互の圧力差及び圧力変動を調整し、圧力が調整された蒸気を蒸気使用設備18に供給する。
蒸気圧センサ7は、信号線13を介して、台数制御装置3に電気的に接続されている。蒸気圧センサ7は、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧値(「ヘッダ圧力値」)を測定し、測定した蒸気圧値に係る信号(蒸気圧信号)を、信号線13を介して台数制御装置3に送信する。
台数制御装置3は、信号線16を介して、複数のボイラ20と電気的に接続されている。この台数制御装置3は、蒸気圧センサ7により測定されるヘッダ圧力値に基づいて、各ボイラ20の燃焼状態を制御する。
以上のボイラシステム1は、ボイラ群2で発生させた蒸気を、蒸気ヘッダ6を介して、蒸気使用設備18に供給可能とされている。
ボイラシステム1において要求される負荷(要求負荷)は、蒸気使用設備18における蒸気消費量である。台数制御装置3は、この蒸気消費量の変動に対応して生じる蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧(「ヘッダ圧力」)の変動を、蒸気圧センサ7が測定するヘッダ圧力値(物理量)に基づいて算出し、ボイラ群2を構成する各ボイラ20の燃焼量を制御する。
具体的には、蒸気使用設備18の需要の増大により要求負荷(蒸気消費量)が増加し、蒸気ヘッダ6に供給される蒸気量が不足すれば、蒸気ヘッダ6の内部の蒸気圧が減少することになる。一方、蒸気使用設備18の需要の低下により要求負荷(蒸気消費量)が減少し、蒸気ヘッダ6に供給される蒸気量が過剰になればヘッダ圧力が増加することになる。従って、ボイラシステム1は、蒸気圧センサ7により測定されたヘッダ圧力値の変動に基づいて、要求負荷の変動をモニターすることができる。そして、ボイラシステム1は、ヘッダ圧力値に基づいて、蒸気使用設備18の消費蒸気量(要求負荷)に応じて必要とされる蒸気量である必要蒸気量を算出する。
ここで、本実施形態のボイラシステム1を構成する複数のボイラ20について説明する。
ボイラシステム1を構成する複数のボイラ20は、複数の段階的な燃焼位置を有する段階値制御ボイラ又は連続制御ボイラにより構成することができる。また、ボイラシステム1を構成する複数のボイラ20として、段階値制御ボイラと連続制御ボイラとが混在してもよい。
段階値制御ボイラとは、燃焼を選択的にオン/オフしたり、炎の大きさを調整すること等により燃焼量を制御して、選択された燃焼位置に応じて燃焼量を段階的に増減可能なボイラである。図2においては、ボイラ20を4位置(燃焼停止位置、低燃焼位置、中燃焼位置及び高燃焼位置)制御ボイラとしている。
なお、段階値制御ボイラは、4位置制御に限定されない。段階値制御ボイラは、Nを任意の整数として、N位置制御すなわち、段階値制御ボイラの燃焼量を、燃焼停止状態を含めてN位置に段階的に制御可能なボイラ20とすることができる。例えば、燃焼位置の個数は、2位置(つまり、オン/オフのみ)、3位置(燃焼停止位置、低燃焼位置、及び高燃焼位置)、又は5位置以上でもよい。
また、段階値制御ボイラからなる6台の各ボイラ20においては、それぞれ、燃焼位置の段階数、各燃焼位置における燃焼量及び燃焼能力(高燃焼状態における燃焼量)は、異なることとしてもよい。
なお、段階値制御ボイラの燃焼又はその停止は、仮想ボイラ単位で扱うこともできる。仮想ボイラとは、ボイラにおける燃焼位置(燃焼量)の違い(低燃焼位置、中燃焼位置、高燃焼位置等)をそれぞれ独立したボイラとみなし、それぞれの出力蒸気量をボイラに仮想したものである。例えば、オン/オフボイラ(2位置ボイラ)であれば、仮想ボイラは、1台であり、実際の物理的なボイラ数と一致する。また、3位置ボイラは、物理的に1台であっても、低燃焼量ボイラと、(高燃焼量−低燃焼量)ボイラとの2台であると、仮想的に数えることができる。4位置ボイラは、低燃焼量ボイラ、(中燃焼量−低燃焼量)ボイラ、(高燃焼量−中燃焼量)ボイラの3台であると、仮想的に数えることができる。よって、3位置ボイラが低燃焼状態であれば、その低燃焼量ボイラに対して燃焼指示を行っていると、制御上扱うことができ、一方、その(高燃焼量−低燃焼量)ボイラに対して燃焼停止指示を行っていると、制御上扱うことができる。
また、連続制御ボイラとは、燃焼率を連続的に変更して燃焼可能な連続制御ボイラである。図3に示すように、少なくとも、最小燃焼状態S1(例えば、最大燃焼率の20%の燃焼量における燃焼状態)から最大燃焼状態S2の範囲で、燃焼量が連続的に制御可能とされているボイラである。連続制御ボイラは、例えば、燃料をバーナに供給するバルブや、燃焼用空気を供給するバルブの開度(燃焼比)を制御することにより、燃焼量を調整するようになっている。
連続制御ボイラは、連続制御ボイラの燃焼停止状態S0と最小燃焼状態S1との間の燃焼状態の変更については、連続制御ボイラ(バーナ)の燃焼をオン/オフすることで制御される。そして、最小燃焼状態S1から最大燃焼状態S2の範囲においては、燃焼量が連続的に制御可能となっている。
なお、燃焼量を連続的に制御するとは、後述のローカル制御部における演算や信号がデジタル方式とされて段階的に取り扱われる場合(例えば、連続制御ボイラの出力(燃焼量)が1%刻みで制御される場合)であっても、事実上連続的に出力を制御可能な場合を含む。
より具体的には、連続制御ボイラには、変動可能な蒸気量の単位である単位蒸気量Uが設定されている。これにより、連続制御ボイラは、最小燃焼状態S1から最大燃焼状態S2の範囲においては、単位蒸気量U単位で、蒸気量を変更可能となっている。
ここで、単位蒸気量Uは、連続制御ボイラの最大燃焼状態S2における蒸気量(最大蒸気量)に応じて適宜設定できるが、ボイラシステムにおける出力蒸気量の必要蒸気量に対する追従性を向上させる観点から、連続制御ボイラの最大蒸気量の0.1%〜20%に設定されることが好ましく、1%〜10%に設定されることがより好ましい。
なお、連続制御ボイラからなる6台の各ボイラ20においては、すべて同一のボイラ容量としてもよいが、ボイラ20毎にその最小燃焼量、単位蒸気量、最大燃焼量としての燃焼能力が異なってもよい
複数のボイラ20のそれぞれは、信号線16を介して台数制御装置3と電気的に接続され、台数制御装置3の制御により燃焼状態(燃焼量)が制御される。
以上説明したボイラ20は、図1に示すように、燃焼が行われるボイラ本体21と、ボイラ20の燃焼状態を制御するローカル制御部22と、を備える。
ローカル制御部22は、蒸気消費量に応じてボイラ20の燃焼状態を変更させる。具体的には、ローカル制御部22は、信号線16を介して台数制御装置3から送信される制御信号又は運転者の手動操作により入力された制御信号に基づいて、ボイラ20の燃焼状態を制御する。また、ローカル制御部22は、台数制御装置3で用いられる信号を、信号線16を介して台数制御装置3に送信する。台数制御装置3で用いられる信号としては、ボイラ20の実際の燃焼状態、及びその他のデータ等が挙げられる。
以上のように構成されたボイラシステム1では、ボイラ群2で発生させた蒸気が、蒸気ヘッダ6を介して蒸気使用設備18に供給される。
次に、台数制御装置3の詳細について説明する。
台数制御装置3は、蒸気圧センサ7からの蒸気圧信号に基づいて、要求負荷に応じたボイラ群2の必要燃焼量、及び必要燃焼量に対応する各ボイラ20の燃焼状態を算出し、各ボイラ20(ローカル制御部22)に台数制御信号を送信する。この台数制御装置3は、図1に示すように、記憶部5と、台数制御部4と、を備える。
記憶部5は、台数制御装置3(台数制御部4)の制御により各ボイラ20に対して行われた指示の内容や、各ボイラ20から受信した燃焼状態等の情報、後述する第1圧力値、第1台数又は第1蒸気量、台数制御圧力帯域、第1時間、第2時間、第3時間等を記憶する。
台数制御部4は、信号線16を介して各ボイラ20に各種の指示を行ったり、各ボイラ20から各種のデータを受信したりして、6台のボイラ20の燃焼状態や優先順位を制御する。各ボイラ20は、台数制御装置3から燃焼状態の変更指示の信号を受けると、その指示に従って当該ボイラ20を制御する。
本実施形態では、台数制御部4は、ヘッダ圧力値がゼロ又は予め設定された所定の圧力値未満の状態で、台数制御を停止した状態又は全ボイラ20の運転スイッチがオフの状態である第1状態から、台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラ20の運転スイッチがオンの状態である第2状態に変化した場合に、ボイラ群2に対して、始動時の台数制御を実行することで、必要以上のボイラ20が燃焼し、ヘッダ圧力がオーバーシュートし、圧力が不安定になることを防ぐものである。
このため、台数制御部4は、図4に示すように、台数制御始動検出部41と、始動時台数制御部42と、第1検出部43と、第2検出部44と、第3検出部45と、始動時制御停止部46と、を備える。
[台数制御始動検出部41]
台数制御始動検出部41は、ヘッダ圧力値がゼロ又は予め設定された第1圧力値未満の状態において、台数制御を停止した状態又は全ボイラ20の運転スイッチがオフの状態である第1状態から、台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラ20の運転スイッチがオンの状態である第2状態に変化したことを検出する。
[始動時台数制御部42]
始動時台数制御部42は、台数制御始動検出部41により、ボイラシステムの状態が第1状態から第2状態に変化したことが検出された場合、予め設定された第1蒸気量を確保できる最小台数分のボイラ20又は予め設定された第1台数分のボイラ20を燃焼制御対象ボイラとする。
[第1検出部43]
第1検出部43は、第1検出状態を検出する。
ここで、第1検出状態とは、始動時台数制御部42によるボイラ20の燃焼が開始された後、予め設定された第1時間が経過した状態をいう。
[第2検出部44]
第2検出部44は、第2検出状態を検出する。
ここで、第2検出状態とは、始動時台数制御部42によるボイラ20の燃焼が開始された後、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達し、その後ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域の範囲内で予め設定された第2時間継続する状態をいう。
[第3検出部45]
第3検出部45は、第3検出状態を検出する。
ここで、第3検出状態とは、始動時台数制御部42によるボイラ20の燃焼が開始された後、ボイラ20が100%燃焼かつ蒸気を給蒸可能な状態が予め設定された第3時間を経過しても、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達しない状態をいう。
[始動時制御停止部46]
始動時制御停止部46は、第1検出部43が第1検出状態を検出した場合、又は第2検出部44が第2検出状態を検出した場合、又は第3検出部45が第3検出状態を検出した場合、始動時台数制御部42による制御を終了させる。そうすることで、台数制御部40は、通常の台数制御に戻る。
次に、本実施形態のボイラシステム1の動作を実現するための処理の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、ボイラシステム1の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ボイラシステム1のヘッダ圧力値は、ゼロ又は予め設定された第1圧力値未満の状態であって、台数制御を停止した状態又は全ボイラ20の運転スイッチがオフの状態である第1状態にあるとする。
ST1において、台数制御始動検出部41は、第1状態から、台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラ20の運転スイッチがオンの状態である第2状態に変化したか否かを検出する。第2状態に変化したことを検出した場合(Yes)、ST2に進む。第2状態に変化したことを検出しない場合(No)、ST1に戻る。
ST2において、始動時台数制御部42は、第1蒸気量を確保できる最小台数分のボイラ20又は第1台数分のボイラ20を燃焼制御対象ボイラとして、台数制御運転を開始する
ST3において、第1検出部43は、始動時台数制御部42による台数制御運転を開始してから、第1時間が経過したか否かを検出する。第1時間を経過した場合(Yes)、ST6に進む。第1時間を経過していない場合(No)、ST4に進む。
ST4において、第2検出部44は、始動時台数制御部42による台数制御運転を開始してから、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達し、その後ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域の範囲内で第2時間継続したか否かを検出する。ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域の範囲内で第2時間継続した場合(Yes)、ST6に進む。第2時間を継続していない場合(No)、ST5に進む。
ST5において、第3検出部45は、始動時台数制御部42による台数制御運転を開始してから、ボイラ20が100%燃焼かつ蒸気を給蒸可能な状態が第3時間を経過しても、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達していないか、どうかを検出する。第3時間を経過しても、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達していない場合(Yes)、ST6に進む。ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達している場合(No)、ST3に戻る。
ST6において、始動時制御停止部46は、始動時台数制御部42による制御を終了させる。
ST7において、台数制御部40は、通常の台数制御に復帰する。
以上のフローチャートにしたがって、ボイラシステム1による処理が実行される。
次に、本発明適用時の台数制御始動検出時の台数制御始動時の動作について、本発明非適用時の台数制御始動時の動作と比較して説明する。
図6及び図7に示すように、6台のボイラ20からなるボイラ群を備え、各ボイラ20の最大出力蒸気量(最大出力)が2000kg/h、また、第1台数を2台又は第1蒸気量を4000kg/hとして予め設定された、ボイラシステム1をモデルとしている。
図6は、本発明非適用時の従来のボイラシステムの台数制御始動時の動作を表す。
最初に、図6を参照して、本発明非適用時の従来のボイラシステムの台数制御始動時の動作を説明する。
図6に示すように、時間T1において、ヘッダ圧力値がゼロの状態において、台数制御を停止した状態である第1状態から、台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラ20の運転スイッチがオンの状態である第2状態に変化した。
そうすると、図6に示すように、時間T1において、ヘッダ圧力が所定の設定圧力を大幅に下回っているため、この段階で、蒸気使用量が3000kg/h(すなわち、1.5台相当)であっても、台数制御装置から全ボイラ20に対して燃焼指示が行われる。その結果、全ボイラ20が燃焼状態となる。
その後、蒸気使用量が依然として3000kg/hであることから、ヘッダ圧力値が上昇する。そして、蒸気ヘッダ6に供給される蒸気量が過剰となると、時間T2において、台数制御装置から、3号機〜6号機を待機状態とする指示が行われる。
その後、蒸気使用量が3000kg/h(1.5台相当)から7000kg/h(3.5台相当)と増加すると、時間T3において、台数制御装置から、3号機及び4号機に対して燃焼指示が行われ、1号機〜4号機が燃焼状態に、5号機、6号機は、依然として待機状態のままとなる。
このように、本発明非適用時の台数制御始動時においては、本来は、燃焼が不要なボイラである5号機、6号機も燃焼することになる。このため、5号機、6号機は無駄に燃焼することとなり、システム効率が悪化する。
図7は、本発明適用時のボイラシステム1の台数制御始動検出時の台数制御始動時の動作を示す図である。
次に、図7を参照して、本発明適用時の台数制御始動検出時の台数制御始動時の動作を説明する。
図7に示すように、台数制御始動検出部41は、時間T1において、ヘッダ圧力値がゼロの状態において、台数制御が停止された状態である第1状態から、台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラ20の運転スイッチがオンの状態である第2状態に変化したことを検出する。
そうすると、図7に示すように、時間T1において、始動時台数制御部42が起動され、始動時台数制御部42から、予め設定されている第1台数分の2台のボイラ20(1号機、2号機)に対して燃焼指示が行われる。
この段階で、蒸気使用量は3000kg/h(すなわち、1.5台相当)であることから、ヘッダ圧力値は上昇することとなる。
その後、蒸気使用量が依然として3000kg/hであることから、ヘッダ圧力値は上昇を続け、時間T2においてヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達する。
その後、ヘッダ圧力値は台数制御圧力帯域の範囲内で変動し、時間T3において、第2検出部44は、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達した時間T2から予め設定された第2時間を経過したことを検出する。
そうすると、図7に示すように、時間T3において、始動時制御停止部46は、始動時台数制御部42を停止することで、台数制御部40は、通常の台数制御に復帰する。
その後、時間T4において、蒸気使用量が3000kg/h(1.5台相当)から7000kg/h(3.5台相当)に増加すると、台数制御装置から、3号機及び4号機に対して燃焼指示が行われ、1号機〜4号機が燃焼状態になる。なお、5号機、6号機は、依然として待機状態のままとなる。
このように、本発明適用時の台数制御始動時においては、例えば、工場停止等によりボイラ全台が停止し、かつヘッダ圧力が無圧状態でボイラ群2の燃焼状態を制御する台数制御を始動させた場合において、予め設定された台数分のボイラを燃焼させることで、ヘッダ圧力がオーバーシュートし、圧力安定性が悪化することを防止できる。また、本来は、燃焼が不要なボイラが燃焼することによるシステム効率の悪化についても抑止することが可能となる。
なお、図7においては、ヘッダ圧力値がゼロの状態において、台数制御始動検出部41が第1状態から第2状態への変化を検出した以降のボイラシステム1の動作を説明したが、ヘッダ圧力値が予め設定された第1圧力値未満の状態において、台数制御始動検出部41が第1状態から第2状態への変化を検出した以降のボイラシステム1の動作についても同様に説明される。
以上説明した、本実施形態のボイラシステム1によれば、以下のような効果を奏する。
台数制御部4は、ヘッダ圧力値がゼロ又は予め設定された第1圧力値未満の状態において、台数制御を停止した状態又は全ボイラの運転スイッチがオフの状態である第1状態から、台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラの運転スイッチがオンの状態である第2状態に変化したことを検出する台数制御始動検出部41と、台数制御始動検出部41により変化が検出された場合、予め設定された第1蒸気量を確保できる最小台数分のボイラ又は予め設定された台数分のボイラを燃焼制御対象とする始動時台数制御部42と、を備える。
これにより、例えば、工場停止等によりボイラ全台が停止し、かつヘッダ圧力が無圧状態でボイラ群の燃焼状態を制御する台数制御を始動させた場合において、予め設定された第1蒸気量を確保できる最小台数分のボイラ又は予め設定された台数分のボイラを燃焼させることで、ヘッダ圧力がオーバーシュートし、圧力安定性が悪化することを防止できるとともに、本来は、燃焼が不要なボイラが燃焼することによるシステム効率の悪化についても抑止することができる。
また、台数制御部4は、始動時台数制御部42による、ボイラ群2の制御運転を開始した後、予め設定された第1時間が経過した第1検出状態を検出する第1検出部43と、第1検出部43により第1検出状態が検出された場合に、始動時台数制御部42による制御を終了させる始動時制御停止部46と、を備える。
また、台数制御部4は、始動時台数制御部42による、ボイラ群2の制御運転を開始した後、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達し、その後ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域の範囲内で予め設定された第2時間継続する第2検出状態を検出する第2検出部44と、第2検出部44により第2検出状態が検出された場合に始動時台数制御部42による制御を終了させる始動時制御停止部46と、を備える。
また、台数制御部4は、始動時台数制御部42による、ボイラ群2の制御運転を開始した後、ボイラ20が100%燃焼しかつ蒸気を給蒸可能な状態が予め設定された第3時間を経過しても、ヘッダ圧力値が台数制御圧力帯域に到達しない第3検出状態を検出する第3検出部45と、第3検出部45により第3検出状態が検出された場合に始動時台数制御部42による制御を終了させる始動時制御停止部46と、を備える。
これにより、始動時台数制御部42による、ボイラ群2の制御運転を開始した後、所定の時間が経過した後に、又はヘッダ圧力が台数制御圧力帯域に到達した後に台数制御圧力帯域内に所定の時間継続する場合に、若しくは、ボイラを100%燃焼させて所定の時間経過しても、ヘッダ圧力が台数制御圧力帯域に到達しない場合に、通常運転に復帰させることができる。そうすることで、最小台数のボイラ群の燃焼から、必要な台数のボイラ群の燃焼へと移行することが可能となる。そして、燃焼が不要なボイラについては、通常運転移行後においても、待機のまま維持可能となるため、システム効率の向上を可能となる。
また、ヘッダ圧力を安定したまま、通常運転に移行することが可能となる。
以上、本発明のボイラシステム1の好ましい実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
[変形例1]
本実施形態では、優先順位について触れなかったが、複数のボイラ20に、それぞれ優先順位を設定するように構成することができる。ここで、優先順位は、台数制御装置3が、それぞれ、燃焼指示や燃焼停止指示を行うボイラ20を選択するために用いられる。優先順位は、例えば整数値を用いて、数値が小さいほど優先順位が高くなるよう設定することができる。各ボイラに設定される優先順位は、記憶部5に記憶される。
優先順位が設定される場合、始動時台数制御部42は、優先順位にしたがって、予め設定された第1蒸気量を確保できる最小台数分のボイラ20又は予め設定された第1台数分のボイラ20を選択するように構成することができる。
[変形例2]
本実施形態では、本発明を、6台のボイラ20からなるボイラ群2を備え、暖気運転に必要な最小限の台数を2台とするボイラシステム1に適用したが、これに限らない。すなわち、本発明を、2台〜5台、又は7台以上のボイラからなるボイラ群を備えるボイラシステムに適用してもよい。
1 ボイラシステム
2 ボイラ群
20 ボイラ
3 台数制御装置
4 台数制御部
41 台数制御始動検出部
42 始動時台数制御部
43 第1検出部
44 第2検出部
45 第3検出部
46 始動時制御停止部
5 記憶部
6 蒸気ヘッダ
7 蒸気圧センサ

Claims (4)

  1. 複数のボイラからなるボイラ群と、
    前記ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダと、
    前記蒸気ヘッダの内部の蒸気圧値であるヘッダ圧力値を測定する蒸気圧測定手段と、
    前記ヘッダ圧力値に基づいて前記ボイラ群の燃焼状態を制御する台数制御部と、
    を備えるボイラシステムであって、
    前記台数制御部は、
    前記ヘッダ圧力値がゼロ又は予め設定された第1圧力値未満の状態において、台数制御を停止した状態又は全ボイラの運転スイッチがオフの状態である第1状態から台数制御が停止しておらずかつ少なくとも1台のボイラの運転スイッチがオンの状態である第2状態への変化を検出する台数制御始動検出部と、
    前記台数制御始動検出部により前記変化が検出された場合、予め設定された第1蒸気量を確保できる最小台数分の前記ボイラ又は予め設定された第1台数分の前記ボイラをそれぞれ燃焼制御対象として、最大燃焼状態を含む、任意の燃焼状態を制御する始動時台数制御部と、
    を備える、ボイラシステム。
  2. 前記台数制御部は、さらに、
    前記始動時台数制御部による前記ボイラ群の燃焼状態の制御が開始された後、予め設定された第1時間が経過した第1検出状態を検出する第1検出部と、
    前記第1検出部により前記第1検出状態が検出された場合に前記始動時台数制御部による制御を終了させる始動時制御停止部と、を備える請求項1に記載のボイラシステム。
  3. 前記台数制御部は、さらに、
    前記始動時台数制御部による前記ボイラ群の燃焼状態の制御が開始された後、前記ヘッダ圧力値が予め設定された台数制御圧力帯域に到達し、その後前記ヘッダ圧力値が前記台数制御圧力帯域の範囲内で予め設定された第2時間継続する第2検出状態を検出する第2検出部と、
    前記第2検出部により前記第2検出状態が検出された場合に前記始動時台数制御部による制御を終了させる始動時制御停止部と、を備える請求項1に記載のボイラシステム。
  4. 前記台数制御部は、さらに、
    前記始動時台数制御部による前記ボイラ群の燃焼状態の制御が開始された後、前記ボイラが100%燃焼かつ蒸気を給蒸可能な状態が予め設定された第3時間を経過しても、前記ヘッダ圧力値が予め設定された台数制御圧力帯域に到達しない第3検出状態を検出する第3検出部と、
    前記第3検出部により前記第3検出状態が検出された場合に前記始動時台数制御部による制御を終了させる始動時制御停止部と、を備える請求項1に記載のボイラシステム。
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