JP6780626B2 - デジタル制御発振回路 - Google Patents

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Description

本開示は、リングオシレータを用いて所望周期のクロックを生成する技術に関する。
下記特許文献1には、複数の遅延素子をリング状に接続したリングオシレータを利用し、所望の時間経過に対応した通過段数に対応する遅延素子の通過タイミングでパルス信号を発生させる技術が記載されている。具体的には、周波数の安定した基準クロックの周期を、リングオシレータにおいてパルス信号が遅延素子を通過した段数(以下、通過段数)を計測する。その計測値を用いて、パルス信号を発生させる周期に対応する時間を、基準クロックの周期に対する倍率で表現する。
そして、倍率の整数部の値に従って基準クロックをカウントすることで、基準クロックの周期を単位時間とする発生タイミングの粗調整を行う。更に、小数点部の値に従って、対応する遅延素子の出力を選択することで、遅延素子での遅延時間を単位時間とする発生タイミングの微調整を行う。これにより、高精度に制御された所望のタイミングでパルス信号を発生させる。
特開2017−22490号公報
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、上記従来技術では、基準クロックの周期を計測する回路と、所望のタイミングでパルス信号を発生させる回路とで、リングオシレータ及びカウンタを共用しているため、両回路の動作の整合をとるための構成が複雑であるという課題が見出された。
本開示の1つの局面は、周期の長さによらず精度の安定したクロックを簡易な構成で生成する技術を提供することにある。
本開示の一態様によるデジタル制御発振回路は、リングオシレータ(2)と、計測部(3)と、生成部(8)と、算出部(6)と、更新部(7)とを備える。
リングオシレータは、複数の遅延素子をリング状に接続した構造を有する。計測部は、リングオシレータを周回するパルス信号である周回信号が遅延素子を通過する段数を通過段数として、外部から入力される基準クロックの周期毎に、該基準クロックの周期を通過段数で表現した周期計測値を生成する。生成部は、通過段数をカウントし、該通過段数が予め設定された設定カウント値に達したタイミングで出力パルス信号を生成する。算出部は、基準クロックの周期に対する実数で表現された倍率である周期設定値を取得し、周期設定値の整数部の値から1以上の整数であるオフセット値Nを減算した繰返数を算出する。また、算出部は、計測部にて周期計測値が生成される毎に、周期設定値の小数点部の値を、周期計測値を用いて通過段数に換算した値に周期計測値のN倍を加算した調整値を算出する。更新部は、周期計測値又は調整値によって設定カウント値を更新する。また、更新部は、周期計測値によって生成されるタイミングである粗調整タイミングでの出力パルス信号の出力が繰返数回繰り返される毎に、調整値によって生成されるタイミングである精密調整タイミングでの出力パルス信号の出力が1回行われるように設定カウント値を更新する。
このような構成によれば、周期設定値に基づいて算出される繰返数および調整値を用い、繰返数から特定される頻度で周期計測値と調整値のいずれかを、生成部の設定カウント値として設定するという簡易な構成にて、精度の安定したクロックを発生させることができる。つまり、基準クロックの周期を計測する回路と、所望のタイミングでパルス信号を発生させる回路とでリングオシレータのみを共有する構成としたことで、両回路を独立に動作させることができ、両回路の動作を整合させるための構成が不要なため、回路構成を簡易化することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態のデジタル制御発振回路の構成を示すブロック図である。 計測部の構成を示すブロック図である。 パルス発生部の構成を示すブロック図である。 生成部の構成を示すブロック図である。 デジタル制御発振回路の動作を示すタイミング図である。 通常値と遅延値との切り替え、調整値の算出に用いる周期計測値等を示す説明図である。 周波数制御データと発振周波数との関係を示すグラフである。 周波数制御データと発振周期の最大変動量との関係を示すグラフである。 周波数制御データと発振周期のばらつき度との関係を示すグラフである。 第2実施形態におけるパルス発生部の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の回路の動作を示すタイミング図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1に示すデジタル制御発振回路1は、リングオシレータ2と、計測部3と、パルス発生部4とを備える。
計測部3は、リングオシレータ2を用いて基準クロックSCKの周期を計測し、周期計測値FDを出力する。パルス発生部4は、リングオシレータ2を用いて、周期計測値FD及び周期設定値RDから特定される周期を有するクロック信号POを生成する、つまり計測部3とパルス発生部4とは、リングオシレータ2を共用するように構成されている。なお、周期設定値RDは、基準クロックSCKの周期に対する倍率を実数で表現した値である。
[1−2.リングオシレータ]
リングオシレータ2は、2m−1個の遅延素子を有する。mは1以上の整数であり、本実施形態ではm=5、即ち16個の遅延素子を有するものとして説明する。複数の遅延素子は、直列接続され、かつ、最終段の出力を初段の入力とすることでリング状に接続されている。但し、初段の遅延素子は、2入力のナンドゲートが用いられている。初段以外の遅延素子は、いずれも、直列接続された2つのインバータゲートを有する。ナンドゲートの入力端のうち、リング状の接続に使用されない側の入力端は、外部から起動信号SPを入力するための入力端子に接続されている。以下では、リングオシレータ2に属する各遅延素子の出力をP1−16と表記する。なお、初段の遅延素子の出力がP1、最終段の遅延素子の出力がP16である。
このように構成されたリングオシレータ2では、起動信号SPがロウレベルの時には、初段の遅延素子の出力P1は、最終段の遅延素子の出力P16の信号レベルに関わらず常にハイレベルとなるため、出力P1−16はいずれもハイレベルで停止した状態となる。また、起動信号SPがロウレベルからハイレベルに変化するタイミングを起動タイミングとして、起動タイミングに続けて起動信号SPのハイレベルが保持されると、初段の反転回路の出力P1がハイレベルからロウレベルに変化する。これに従い、各遅延素子の出力が順次ロウレベルに変化する。最終段の遅延素子の出力P16がロウレベルに変化すると、初段の遅延素子の出力P1がロウレベルからハイレベルに変化する。これに従い、各遅延素子の出力が順次ハイレベルに変化する。最終段の遅延素子の出力P16がハイレベルに変化すると初段の遅延素子の出力P1がハイレベルからロウレベルに変化する。以下、同様の動作を繰り返すことによって、信号レベルの反転エッジが周回し続けることになる。
なお、反転エッジは、ロウレベルからハイレベルに変化するエッジと、ハイレベルからロウレベルに変化するエッジとがあり、周回する毎に切り替わる。つまり、各出力Piからは、反転エッジが2周する期間、即ち32段分の遅延素子の遅延時間を周期とし、遅延素子での遅延量ずつ互いの位相が異なるパルス信号が出力される。iは1〜16の整数である。以下では、リングオシレータ2を周回するパルス信号を周回信号という。
[1−3.計測部]
計測部3は、外部から入力される基準クロックSCKの周期を計測して周期計測値FDを生成する。基準クロックSCKは、水晶発振器の出力等から生成される安定性の高いクロックである。基準クロックSCKの周期は、リングオシレータ2に属する各遅延素子の遅延時間の数十〜数百倍程度(例えば100ns程度)に設定される。周期計測値FDは、周回信号が遅延素子を通過した段数(以下、通過段数)を表す。つまり、周期計測値FDは、基準クロックSCKの周期を、遅延素子の遅延時間を単位時間として表現した値となる。但し、遅延素子の遅延時間は、周囲の環境や経年変化などによって変化する。つまり、計測部3は、基準クロックSCKの周期を計測することによって、リングオシレータ2における遅延時間の揺らぎを計測する。
計測部3は、図2に示すように、カウンタ回路31と、ラッチ回路32,33,34と、エンコーダ35と、セレクタ36と、遅延回路37とを備える。なお、計測部3は、例えば、特開平7−183800号公報等に詳述された公知の技術であるが、その概要について説明する。
カウンタ回路31は、リングオシレータ2に属する最終段の遅延素子の出力P16をカウントクロックとして動作するnビットのカウンタである。nは2以上の整数である。カウンタ回路31は、出力P16がロウレベルからハイレベルに変化するタイミングでカウントアップする。従って、カウンタ回路31のカウント値CNTは、周回信号が遅延素子を32段通過する毎に1増加する。また、カウント値CNTが最大値に達した状態でカウントアップされるとカウント値CNTは0に戻り、その後もカウント動作を継続する。
ラッチ回路32は、基準クロックSCKの立ち上がりエッジのタイミングで、リングオシレータ2の出力P1−16をラッチする。ラッチ回路33は、同じく基準クロックSCKの立ち上がりエッジのタイミングで、カウンタ回路31のカウント値CNTをラッチする。ラッチ回路34は、基準クロックSCKの立ち上がりエッジのタイミングを、遅延回路37によって遅延させたタイミングで、カウンタ回路31のカウント値CNTをラッチする。但し、遅延回路37は、基準クロックSCKを、その半周期分だけ遅延させる。
エンコーダ35は、ラッチ回路32がラッチした結果から、リングオシレータ2を周回する周回信号の反転エッジの位置を特定し、その反転エッジの位置と、反転エッジの向き(即ち、立ち上がり又は立ち下がり)とに従って、出力P1−P16を、0〜2−1の値を表すmビットの2進数データENCに符号化する。
セレクタ36は、エンコーダ35の出力ENCの最上位ビットの値に従い、最上位ビットの値が1の時にラッチ回路33にラッチされたカウント値を選択し、最上位ビットの値が0の時にラッチ回路34にラッチされたカウント値を選択する。以下では、セレクタ36が選択したカウント値をSCNTと表記する。なお、このように異なるタイミングでラッチされたいずれかのカウント値を選択的に使用するのは、値が不安定な状態でラッチされたカウント値を、後段の処理に供給してしまうことがないようにするためである。
計測部3は、エンコーダ35の出力ENCを下位ビット、セレクタ36の出力SCNTを上位ビットとする合計m+nビットの周期計測値FDを、基準クロックSCKの立ち上がりエッジのタイミング毎にパルス発生部4に供給する。つまり、周期計測値FDは、基準クロックSCKの1周期の間に計測される周回信号の通過段数を表す。
[1−4.パルス発生部]
パルス発生部4は、図3に示すように、選択部5と、算出部6と、更新部7と、生成部8と、マスク部9とを備える。
[1−4−1.選択部]
選択部5は、遅延部51と、セレクタ52とを備える。
遅延部51は、基準クロックSCKの立ち上がりエッジのタイミングで値が更新される周期計測値FDを、その更新タイミングを基準クロックSCKの半周期分だけ遅延させて出力する。以下、周期計測値FDを通常値nFD、遅延部51が出力する遅延させた周期計測値FDを遅延値dFDという。
セレクタ52は、算出部6が出力する選択信号S2に従って、通常値nFD及び遅延値dFDのいずれかを選択し、粗調整タイミングを表す周期値sFDとして出力する。
[1−4−2.算出部]
算出部6は、保持部61と、調整値算出部62と、端数積算部63と、繰返数算出部64とを備える。
保持部61は、外部から入力される周期設定値RDを読み込んで保持する記憶回路である。保持部61は、保持した周期設定値RDを、整数値が示された上位ビットである整数部RUと、小数点以下の値が示された下位ビットである小数点部RLとに分離して出力する。
調整値算出部62は、選択部5が出力する選択値sD、小数点部RLの値であるα、予め設定されたオフセット値Nに基づき、(1)式に従って調整値pDを算出する。Nは0以上の整数である。ここではN=1の場合について説明するが、これに限定されるものではなく、N=0又はN≧2であってもよい。
pD=(N+α)×sFD (1)
端数積算部63は、選択信号S1が入力される毎に、小数点部RLの値αを積算し、その積算値に応じて桁上がり信号K及び選択信号S2を出力する。具体的には、端数積算部63は、まず、積算値が1未満であればK=0を出力し、積算値が1以上であればK=1を出力する。
次に、端数積算部63は、積算値が1以上の場合は積算値から1を減じた値を、積算値が1未満ではそのままの値を、次回の積算に使用する積算値として保持する。つまり、保持される積算値は、0以上1未満の値である。この積算値は、基準クロックSCKの1周期を1としたときの位相を表す。
更に、端数積算部63は、保持された積算値が0以上1/4未満、又は3/4以上1未満である場合は、選択部5に遅延値dFDを選択させ、保持された積算値が1/4以上3/4未満である場合は、選択部5に通常値nFDを選択させる選択信号S2を出力する。ここでは、選択信号S2がロウレベルの時に通常値nFDが選択され、ハイレベルの時に遅延値dFDが選択される。
繰返数算出部64は、設定測定値RDの整数部RUの値β、オフセット値N、桁上がり信号Kに基づき、(2)式に従って繰返数Mを算出する。つまり、(2)式において、オフセット値Nを減じるのは、調整値pDに組み込まれる分を除くためである。
M=β−N+K (2)
[1−4−3.更新部]
更新部7は、セレクタ71と、カウンタ72と、カウンタ制御部73とを備える。
カウンタ72は、生成部8から出力される出力パルス信号PAをクロックとして動作するダウンカウンタである。カウンタ72は、カウンタ制御部73からのロード信号に従って、算出部6にて算出された繰返数Mをカウント値としてロードする。カウンタ72は、ダウンカウント動作によってカウント値が0になると、その後、ロード信号が入力されるまでの間、ハイレベルとなる選択信号S1を出力する。
カウンタ制御部73は、選択信号S1がハイレベルの時に出力パルス信号PAが入力されたタイミングでロード信号を出力する論理回路である。
セレクタ71は、選択信号S1がロウレベルの時は、周期値sFDを選択し、選択信号S1がハイレベルの時は、調整値pDを選択し、設定カウント値CDとして生成部8に供給する。
[1−4−4.生成部]
生成部8は、図4に示すように、加算器81と、ラッチ回路82と、パルスセレクタ83と、ダウンカウンタ84と、タイミング制御部85と、パルス発生器86とを備える。
加算器81は、ラッチ回路82にラッチされた6ビットのデータLDのうち、下位5ビット(以下、選択データ)LD1−5と、設定カウント値CDの下位5ビットDLとを加算し、キャリーアウトも含めた6ビットの加算データADを出力する。
ラッチ回路82は、加算データADを、パルス発生器86が出力する出力パルス信号PAのタイミングでラッチする。ラッチ回路82がラッチしたデータLDのうち、下位5ビットは選択データLD1−5として出力し、最上位ビットは加算器81での加算演算時に生じたキャリーアウトの有無を表す切替データLD6として出力する。
パルスセレクタ83は、ラッチ回路82から供給される選択データLD1−5に従ってリングオシレータ2の出力P1−16のうちいずれか一つを選択し、サンプリングクロックCKとして出力する。選択データLD1−5は0〜31の値をとるため、単に出力P1−16を選択するだけでなく、立ち上がりエッジのタイミングであるか立下りエッジのタイミングであるかも識別して選択する。
ダウンカウンタ84は、出力パルス信号PAのタイミングで設定カウント値CDの下位5ビットDL以外の上位ビットDUがカウント値としてプリセットされる。ダウンカウンタ84は、リングオシレータ2の出力P8の立ち上がりエッジのタイミングでダウンカウント動作を実行し、カウントアウトするとアクティブレベルとなるカウントアウト信号COを出力する。カウントアウト信号COのアクティブレベルは、カウント値がプリセットされるまで維持される。
タイミング制御部85は、切替データLD6が0である場合、カウントアウト信号COをそのまま許可信号ENとして出力し、切替データLD6が1である場合、カウントアウト信号COをリングオシレータ2の出力Piの1周期分遅延させたものを、許可信号ENとして出力する。
パルス発生器86は、許可信号ENがアクティブレベルの時にパルスセレクタ83からのサンプリングクロックCKの立ち上がりエッジのタイミングで、予め設定された一定のパルス幅を有するパルス信号である出力パルス信号PAを出力する。
つまり、生成部8は、リングオシレータ2を周回する周回信号が設定カウント値CDで表される通過段数だけ、遅延素子を通過するのに要する時間を周期とする出力パルス信号PAを生成する。
[1−4−5.マスク部]
図3に戻り、マスク部9は、ゲート部91と、ゲート制御部92とを備える。
ゲート制御部92は、ゲート部91が出力するクロック信号POと、選択信号S1とに従って、出力許可信号OEを生成する。
具体的には、選択信号S1の立下りタイミングから基準クロックSCKの遅延時間d1だけ遅延させたタイミングでハイレベルとなり、クロック信号POの出力タイミング(即ち、立ち上がりタイミング)から遅延時間d2だけ遅延させたタイミングでロウレベルとなる出力許可信号OEを生成する。なお、遅延時間d1,d2は、いずれも基準クロックSCKの1周期未満の長さに設定される。遅延時間d1,d2は、例えば、基準クロックSCKの半周期以上の長さに設定されていてもよい。
ゲート部91は、出力許可信号OEがハイレベルの間、出力パルス信号PAを通過させる。具体的には、生成部8からは、周期値sFDに従った粗調整タイミングで発生するパルス信号と、調整値pDに従った精密調整タイミングで発生するパルス信号とが出力される。これらのパルス信号のうち、マスク部9は、精密調整タイミングで出力されるパルス信号のみを抽出しクロック信号POとして出力する。
[1−5.動作]
デジタル制御発振回路1は、基準クロックSCKおよび周期設定値RDが入力された状態で、起動信号SPを入力すると、基準クロックSCKの周期を周期設定値RD倍した周期を有するクロック信号POを出力する。
このとき計測部3は、基準クロックSCKの周期毎に、基準クロックSCKの周期を周回信号の通過段数で表現した周期計測値FDを生成する。
また、パルス発生部4では、選択部5が、出力パルス信号PAの発生タイミングを考慮して、周期計測値FDの通常値nFD及び遅延値dFDのうちいずれかを周期値sFDとして選択する。算出部6は、周期設定値RD及び周期値sFDに基づいて調整値pD及び繰返数Mを算出する。更新部7は、周期値sFD及び調整値pDのうちいずれかを繰返数Mから特定される割合で設定カウント値CDとして選択する。生成部8は、出力パルス信号PAを出力するタイミング(以下、読込タイミング)で設定カウント値CDを読み込み、読み込んだ設定カウント値CDに応じた時間が経過すると出力パルス信号PAを発生させる動作を繰り返す。そして、設定カウント値CDが周期値sFDである場合に、この周期値sFDに基づいて発生する読込タイミングが粗調整タイミングであり、設定カウント値CDが調整値pDである場合に、この調整値pDに基づいて発生する読込タイミングが精密調整タイミングである。マスク部9は、精密調整タイミングで発生する出力パルス信号PAをクロック信号POとして抽出して出力する。
なお、算出部6において、選択信号S2及び調整値pDは、選択信号S1のタイミングで逐次更新される。選択信号S2は、出力パルス信号PAの発生タイミングの推定値であるαの積算値に従って設定される。但し、デジタル制御発振回路1の起動時には、αの積算値が0のときに示すタイミングと、基準クロックSCKの周期の境界を表すタイミングとが一致するように調整される。繰返数M及び調整値pDは、設定周期値RDから特定されるクロック信号POの周期を表すためのパラメータである。繰返数Mには、基準クロックSCKの整数倍で表現される部分の長さが反映され、調整値pDには、基準クロックSCKの整数倍では表現できない部分の長さが反映される。
ここで、図5のタイミング図を用いて、動作の一例について説明する。
上述したとおり、生成部8は、読込タイミング毎に設定カウント値CDを読み込む。このため、設定カウント値CDが周期値sFDである場合、周期値sFDの値が切り替わるタイミングと、出力パルス信号PAの発生タイミングとが接近し過ぎると、周期値sFDは、その値が安定する前に生成部8に読み込まれ、誤作動の原因となるおそれがある。このような事態を抑制するために、セレクタ52は、選択信号S2に従って、周期値sFDの値が切り替わるタイミングと、出力パルス信号PAの発生タイミングとが、常に基準クロックSCKの1/4周期以上離れるように、通常値nFD及び遅延値dFDのいずれかを選択する。
つまり、図5では、時刻t6以前の読込タイミングでは、出力パルス信号PAの発生タイミングが基準クロックSCKの0〜1/4周期の範囲内にあるため、遅延値dFDが周期値sFDとして選択される。時刻t6以降の読込タイミングでは、出力パルス信号PAの発生タイミングが基準クロックSCKの1/4〜3/4周期の範囲内にあるため、通常値nFDが周期値sFDとして選択される。
セレクタ71は、選択信号S1に従って、カウンタ72のカウント値が非零である間は、周期値sFDを選択し、カウント値が零である間は、調整値pDを選択する。
つまり、図5に示すように、時刻t4〜t5の間にある読込タイミング以前は、カウント値が非零であり、選択信号S1がロウレベルであるため、周期値sFDが設定カウント値CDとして選択される。また、時刻t4〜t5の間にある読込タイミングで、カウンタ72のカウント値が零に変化し、これに伴って、選択信号S1がハイレベルに変化する。続く、時刻t5〜t6の間にある読込タイミングでは、選択信号S1がハイレベルであるため、調整値pDが設定カウント値CDとして選択されると共に、カウンタ72に繰返数Mがロードされ、選択信号S1がロウレベルに変化する。このため、時刻t6以降の読込タイミングでは、再び、周期値sFDが設定カウント値CDとして選択される。
ゲート部91は、出力許可信号OEに従って、出力許可信号OEがハイレベルである間に発生する出力パルス信号PAを、クロック信号POとして出力する。
つまり、図5に示すように、出力許可信号OEは、調整値pDが設定カウント値CDとして生成部8に読み込まれる読込タイミング(即ち、時刻t5〜t6の間の読込タイミング)から基準クロックSCKの1周期が経過する前のタイミングでハイレベルに変化し、クロック信号PO(調整値pDに基づく精密調整タイミングで発生する出力パルス信号PA)の次の読込タイミングに達する前のタイミングでロウレベルに変化する。これにより、精密調整タイミングで発生する出力パルス信号PAのみが、クロック信号POとして抽出される。
算出部6は、選択信号S1がロウベルに変化するタイミング(即ち、時刻t5)にて、αの積算値を更新し、その更新された積算値、即ち、精密調整タイミング以降の読込タイミングの推定値に従って選択信号S2の信号レベルを設定する。
図6は、精密調整タイミングで、読込タイミングが変化する様子を示す。出力パルス信号PAの下に示した記号は、通常値A〜D、遅延値dX,dA〜dDのいずれを選択したかを示す。また、基準クロックの1周期のうち、0〜1/4の期間を前遅延期間、1/4〜3/4を通常期間、3/4〜1未満の期間を後遅延期間という。図6では、読込タイミングが、上記三つの期間の間で移動がある場合についてのみ示した。
パターン1,2,5に示す場合、即ち、読込タイミングが、通常期間から前遅延期間又は後遅延期間に移動する場合、及び後遅延期間から前遅延期間に移動する場合には、基準クロックSCKの各周期の周期計測値FD(即ち、A,B,C,D)が、抜けなく順番に使用される。
上記以外のパターン3,4,6に示す場合、即ち、読込タイミングが、前遅延期間から通常期間又は後遅延期間に移動する場合、及び後遅延期間から通常期間に移動する場合には、使用されない周期計測値FD(即ち、パターン3,4ではB、パターン6ではC)が発生する。
[1−6.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)本実施形態では、リングオシレータ2と共に既存のDCOを形成する生成部8を利用し、生成部8に読み込ませる設定カウント値CDを、計測部3にて生成される周期計測値FD及び外部から入力される周期設定値RDに基づいて制御している。従って、デジタル制御発振回路1によれば、簡易な構成にて、精度の安定したクロックを発生させることができる。
つまり、本実施形態では、計測部3とパルス発生部4とでリングオシレータ2のみを共有する。このため、リングオシレータ2だけでなく、リングオシレータ2での周回信号の周回数をカウントするカウンタも共有する従来技術と比較して、計測部3及びパルス発生部4の動作を整合させるための構成が不要となり、より簡易な構成で、従来技術と同様の機能が得られる。
(1b)本実施形態では、粗調整タイミングを生成する周期値sFDとして、計測部3にて直前に生成された周期計測値FDをそのまま使用し、M回に対して1回だけ、精密調整タイミングを生成する調整値pDとして、計測部3にて直前に生成された周期計測値FDから算出した値を用いている。
このように、粗調整タイミングでは、基準クロックSCKの一周期毎の計測結果をそのまま用いるため、ずれが蓄積されたとしても、そのずれが遅延素子の1段分の時間を超える毎に、自然に補正される。従って、本実施形態によれば、粗調整タイミングの繰返数Mの大きさによらず、誤差の蓄積を抑制することができる。つまり、クロック信号POにおける周期の誤差は、その周期の長さに関わらず、粗調整タイミングで発生する遅延素子の1段分程度の誤差と、精密調整タイミングで生じる遅延素子の1段分程度の誤差とを合計した程度となり、周期の精度に優れたクロック信号POを発生させることができる。
図7〜図9に、デジタル制御発振回路1が生成するクロック信号POの周期を測定した結果を示す。以下でいう周波数制御データは、周期計測値FDに周期設定値RDを乗じた値に相当し、値が大きくなるほど、クロック信号POの周期(以下、発振周期)が長くなる。また、周波数制御データの測定ポイント毎に、クロック信号POの周期を2000回ずつ測定した。
図7は、周波数制御データと、発振周期との関係を示すグラフである。図8は、周波数制御データと、発振周期の最大値と最小値との差(即ち、絶対的なばらつきの大きさ)との関係を示すグラフである。図9は、周波数制御データと、発振周期の分散σとの関係を示したグラフである。
図7に示すように、デジタル制御発振回路1では、周波数制御データに対して発振周期がリニアに変化する特性が得られることがわかる。また、図8及び図9に示すように、従来技術では、周波数制御データが大きくなるほど、ひいては発振周期が大きくなるほど、ばらつきの大きさや分散σが増加する傾向にあり、周期840.5μsでは、ばらつきの大きさが160ns、分散σが25ns程度に達している。これに対して、デジタル制御発振回路1では、周波数制御データの大きさに関わらず、ばらつきの大きさが3.35ns程度、分散σが540ps程度となる。つまり、発振周期の安定性を格段に向上させることができ、その改善効果は、発振周期が長くなるほど大きなものとなる。
(1c)本実施形態では、周期設定値RDの小数点部RLの値αの積算値から出力パルス信号PAの発生タイミングを推定し、その推定結果に従って、通常値nFDと遅延値dFDとのいずれかを周期値sFDとして選択することで、周期値sFDが変化するタイミングと読込タイミングとが十分に離れるようにしている。このため、本実施形態によれば、周期値sFDの値が不安定な状態で生成部8に読み込まれることによる誤作動の発生を抑制することができる。
(1d)本実施形態では、基準クロックSCKの1周期に満たない端数に基準クロックSCKの1周期分のオフセット値を加えた結果を調整値pDとして用いている。従って、本実施形態では、精密調整タイミングと粗調整タイミングとを基準クロックSCKの1周期以上離すことができ、両タイミングで発生する出力パルス信号PAを個別に分離することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、パルス発生部4は、精密調整タイミングで一つの出力パルス信号PAを発生させる。これに対し、第2実施形態では、精密調整タイミングで複数の出力パルス信号PAを発生させる点で、第1実施形態と相違する。
図10に示すように、パルス発生部4aは、選択部5と、算出部6aと、更新部7aと、生成部8と、マスク部9とを備える。
算出部6aは、保持部61と、調整値算出部62aと、端数積算部63と、繰返数算出部64とを備える。つまり、算出部6とは、調整値算出部62aが異なる。
調整値算出部62aは、調整値pDを算出して出力後、クロック信号POが入力されると、連続幅値wDを出力し、Q個目のクロック信号POが入力されると、余剰幅値yDを出力する。但し、連続幅値wDは(3)式を満たすように設定され、余剰幅値yDは、(4)式に従って算出される。(3)式は、出力許可信号OEがハイレベルである間にQ個のクロック信号POの出力を終了させるための条件である。(4)は、精密調整タイミングの次の粗調整タイミングまでの期間が、sFDに応じた長さにするための条件である。
(Q−1)×wD<d2 (3)
yD=sFD−(Q−1)×wD (4)
更新部7aは、セレクタ71と、カウンタ72と、カウンタ制御部73と、信号制御部74と、フィルタ75とを備える。つまり、更新部7に対して信号制御部74及びフィルタ75が追加されている。
信号制御部74は、選択信号S1と出力許可信号OEとに従って、選択信号S11を生成する。セレクタ71は、選択信号S1の代わりに選択信号S11に従って動作を切り替える。選択信号S11は、選択信号S1の立ち上がりタイミングから出力許可信号OEの立下りタイミングまでの間だけハイレベルとなる信号である。つまり、選択信号S1と比較して、ハイレベルが終了する期間が延長されている。
フィルタ75は、出力パルス信号PAが、連続幅値wDが表す期間より大きな値に設定された間隔閾値に満たない周期で連続している場合、これらを一つのパルスとして認識されるように変換する。つまり、フィルタ75は、精密調整タイミングで出力されるQ個の出力パルス信号が、カウンタ72では一つの出力パルス信号として扱われるようにする。
[2−2.動作]
図11に示すように、選択信号S11は、選択信号S1の立ち上がりタイミングでハイレベルに変化し、出力許可信号OEの立下りタイミングでロウレベルに変化する。この選択信号S11に従って、カウンタ71が動作するため、第1実施形態の場合と比較して、セレクタ71にて、調整値算出部62aの出力が選択される期間が延長される。
この延長された期間では、まず、時刻t5〜t6の間にある読込タイミングで調整値pDが選択される。その後、精密調整タイミングを含むQ−1個の読込タイミングでは連続幅値wDが選択される。更に次の読込タイミングでは余剰幅値yDが選択される。
これにより、精密調整タイミングでは、連続幅値wDに応じた間隔でQ個の出力パルス信号PAが連続して出力され、そのQ個の出力パルス信号PAのすべてが、クロック信号POとして出力される。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(2a)本実施形態では、精密調整タイミングで連続するQ個の出力パルス信号PAを発生させ、これをクロック信号POとして出力することができる。このため、例えば、発生させるパルス信号の個数Qを変化させることで、クロック信号POのパルス幅を変化させることと同等の効果が得られ、当該装置の用途を拡張することができる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3a)上記実施形態では、リングオシレータ2に属する遅延素子の数やオフセット値N等の具体的な値を例示しているが、これらに限定されるものではない。
(3b)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(3c)上述したデジタル制御発振回路1の他、当該デジタル制御発振回路1を構成要素とするシステムなど、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…デジタル制御発振回路、2…リングオシレータ、3…計測部、4…パルス発生部、5…選択部、6…算出部、7…更新部、8…生成部、9…マスク部、51…遅延部、52…セレクタ、61…保持部、62…調整値算出部、63…端数積算部、64…繰返数算出部、71…セレクタ、72…カウンタ、73…カウンタ制御部、74…信号制御部、75…フィルタ、91…ゲート部、92…ゲート制御部。

Claims (5)

  1. 複数の遅延素子をリング状に接続した構造を有するリングオシレータ(2)と、
    前記リングオシレータを周回するパルス信号である周回信号が前記遅延素子を通過する段数を通過段数として、外部から入力される基準クロックの周期毎に、該基準クロックの周期を前記通過段数で表現した周期計測値を生成するように構成された計測部(3)と、
    前記通過段数をカウントし、該通過段数が予め設定された設定カウント値に達したタイミングで出力パルス信号を生成するように構成された生成部(8)と、
    前記基準クロックの周期に対する実数で表現された倍率である周期設定値を取得し、前記周期設定値の整数部の値から1以上の整数であるオフセット値Nを減算した繰返数を算出すると共に、前記計測部にて前記周期計測値が生成される毎に、前記周期設定値の少数点部の値を、前記周期計測値を用いて前記通過段数に換算した値に前記周期計測値のN倍を加算した調整値を算出するように構成された算出部(6)と、
    前記周期計測値又は前記調整値によって前記設定カウント値を更新するように構成された更新部(7)と、
    を備え、
    前記更新部は、前記周期計測値によって生成されるタイミングである粗調整タイミングでの前記出力パルス信号の出力が前記繰返数回繰り返される毎に、前記調整値によって生成されるタイミングである精密調整タイミングでの前記出力パルス信号の出力が1回行われるように前記設定カウント値を更新するように構成された
    デジタル制御発振回路。
  2. 請求項1に記載のデジタル制御発振回路であって、
    前記更新部は、前記精密調整タイミングでは前記基準クロックの周期より短く設定された期間の間に、前記生成部が複数の前記出力パルス信号を出力するように前記設定カウント値を更新するように構成された
    デジタル制御発振回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデジタル制御発振回路であって、
    前記周期計測値の更新タイミングを、前記基準クロックの半周期だけ遅延させた遅延値を生成する遅延部(51)と、
    前記少数点部の値を積算することで、前記基準クロックの周期内における前記出力パルス信号のタイミングを推定する推定部(63)と、
    前記推定部にて推定された推定タイミングと前記周期計測値又は前記遅延値の更新タイミングとのタイミング差が、前記基準クロックの1/4周期以上離れるように、前記周期計測値及び前記遅延値のいずれかを選択して、前記設定カウント値の更新に用いるように構成された選択部(52)と、
    を更に備える
    デジタル制御発振回路。
  4. 請求項3に記載のデジタル制御発振回路であって、
    前記推定部は、前記少数点部の値の積算値が1を超えると前記積算値から1を減算するように構成され、
    前記算出部は、前記積算値が1を超えた場合に前記繰返数に1を加算するように構成された、
    デジタル制御発振回路。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のデジタル制御発振回路であって、
    前記出力パルス信号のうち、前記精密調整タイミングで出力される前記出力パルス信号を抽出して出力するように構成されたマスク部(9)
    を更に備えるデジタル制御発振回路。
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