JP6777234B2 - 航空機用化粧室ユニットの床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機用化粧室ユニットの床構造に関する。
航空機用化粧室ユニットは、底壁と、底壁から起立する正面壁、背面壁と、一対の側面壁とを有しその内部が化粧室とされる躯体フレームを有している。
そして化粧室内で背面壁寄りの底壁の箇所に便器が配置され、一方の側面壁に沿って洗面台が配置されている。
洗面台は、カウンタテーブルと、カウンタテーブルの上面に設けられた洗面ボウル、水栓などを含んで構成されている。
カウンターテールの下方は、下部収容部となっており、上方は上部収容部となっている。
そして、便器の正面壁側である前方と、下部収容部の他方の側面壁側である側方の底壁の箇所にフロアパンが配置され、このフロアパンが化粧室の床面を構成している。
近年、航空路によっては、便器または洗面台の使用により化粧室の床面が濡れる現象が頻繁に生じている。
WO2014/141701
床面が濡れていると、衛生上、美観上好ましくないため、客室乗務員がペーパータオルなどを用いて床面の水を拭き取る清掃作業を頻繁に行なう必要があり、何らかの改善が求められている。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、床面が濡れにくく、衛生上、美観上好ましい床面の状態を維持する上で有利な航空機用化粧室ユニットの床構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、航空機用化粧室ユニットの躯体フレームの底壁上に配置され化粧室の床面を構成するフロアパンを備える航空機用化粧室ユニットの床構造であって、前記フロアパンは、前記底壁に載置される下底板と、前記下板部の上方に位置し前記化粧室の床面を構成する上底板と、前記下底板または前記上底板の少なくとも一方から突設され前記下底板上で前記上底板を支持する支持壁と、前記支持壁により前記下底板上に形成され前記上底板により隠されると共に開閉される複数の収容室とを備え、前記各収容室に収容取り出し可能に吸水シート製の吸水部材が設けられ、前記上底板に、前記上底板上に飛散した水を前記複数の収容室へ導く水案内部が設けられ、吸水前の前記吸水部材の高さは、前記支持壁の高さよりも小さい寸法で形成されていることを特徴とすることを特徴とする。
また、本発明は、前記複数の収容室は細長状を呈し、その長手方向を平行させて並べられて設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記支持壁は、前記下底板または前記上底板に互いに間隔をおいて突設され互いに平行して延在する複数の凸条部で形成され、前記複数の収容室は、隣り合う前記凸条部の間に細長状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記支持壁は、前記下底板または前記上底板に互いに間隔をおいて突設され互いに平行して延在する列を構成する複数の突起部で形成され、前記複数の収容室は、隣り合う前記列の間に細長状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記支持壁は、前記下底板または前記上底板に延在形成された単一の凸条部で形成され、前記単一の凸条部は、互いに平行する直線部と、それら直線部の端部を接続する接続部とで構成され、前記複数の収容室は、隣り合う前記直線部の間に細長状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記躯体フレームは、前記底壁から起立する複数の壁板を有し、前記複数の壁板のうちの1つの壁板に寄せて洗面台が配置され、前記複数の壁板のうちの他の壁板の幅方向の中間部に寄せて便器が配置され、平面視した場合、前記複数の収容室は、前記洗面台が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に間隔をおいて並べられ前記洗面台が配置された前記壁板に平行して直線状に延在し、あるいは前記便器が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に間隔をおいて並べられ前記便器が配置された前記壁板に平行して直線状に延在していることを特徴とする。
また、本発明は、上底板は、隣り合う複数の収容室毎に分割して複数設けられ、前記複数の上底板は、平面視した場合、前記洗面台が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に並べられ前記洗面台が配置された前記壁板に平行して直線状に延在する細長状を呈し、あるいは前記便器が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に並べられ前記便器が配置された前記壁板に平行して直線状に延在する細長状を呈していることを特徴とする。
また、本発明は、前記複数の上底板の長手方向の端部に、指掛け用の欠部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記吸水部材は、前記各収容室にそれぞれ収容取り出し可能に複数設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記吸水部材は単一で、前記各収容室に前記吸水部材の部分が収容されることを特徴とする。
また、本発明は、前記吸水部材は抗菌剤または芳香剤を含んで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、水がフロアパンの上底板の上面に飛散した場合、上底板の上面の水案内部上に飛散した水は、水案内部に導かれて収容室から吸水部材に至り、吸水部材により吸い取られる。
また、隣り合う水案内部の間の上底板の上面の箇所に飛散した水は、相互に付着しある程度の体積を持った水のかたまりとなり水案内部に到達すると、水案内部に導かれて収容室から吸水部材に至り、吸水部材により吸い取られる。
したがって、フロアパンの上底板の上面に飛散した水の大部分が水案内部を介して吸水部材に吸い取られるため、フロアパンの上底板の上面に残存する水は少なく、短時間のうちに上底板の上面から蒸発する。
したがって、手洗いなどによって上底板の上面に水が飛散し濡れたとしても、短時間で濡れた状態が解消するため、衛生上、美観上好ましい状態に化粧室を維持する上で有利となる。
また、客室乗務員がペーパータオルで化粧室の床面の水を拭き取る作業の必要頻度が低減し、清掃作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、水を吸い取った吸水部材を交換する場合は、上底板を開き、あるいは上底板を取り外し、吸水部材を把持して収容室から取り出し、代わりに新しい吸水部材を収容室に挿入する簡単な作業で足り、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、複数の収容室を細長状にすると、吸水部材を細長状に形成することで吸水部材の個数を削減でき、吸水部材の交換を簡単に行なう上で有利となる。
また、複数の収容室を仕切る支持壁は、複数の凸条部で、あるいは、列を構成する複数の突起部で、あるいは、単一の凸条部で簡単に形成することができる。
また、洗面台が寄せて配置される壁板や便器が寄せて配置される壁板に対して、平面視した場合、複数の収容室をそれら壁板に対して離間接近する方向に間隔をおいて並べそれら壁板に平行して直線状に延在させると、飛散する水が落ちる頻度が高い箇所と低い箇所を予測することで、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、上底板を分割して複数設けると、一枚の上底板を開く毎に複数の吸水部材の交換を行なえ、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
その場合に、複数の上底板の長手方向の端部に指掛け用の欠部を設けると、上底板の開閉を簡単に行なえ、化粧室のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、本発明において吸水部材は、収容室毎に複数設けてもよく、単一でもよい。
また、吸水部材を抗菌剤または芳香剤を含んで構成すると、臭いを抑制し、化粧室の衛生を確保する上で有利となる。
第1の実施の形態の説明図で、航空機用化粧室ユニットから一つの側面壁と扉を省いた状態の斜視図である。 複数の吸水部材が配置されたフロアパンの斜視図である。 開閉用操作部の部分の拡大斜視図である。 全ての上底板を取り外した状態のフロアパンの斜視図である。 上底板を取り外した支持壁、収容部、吸水部材部分の拡大斜視図である。 一枚の上底板を取り外した状態のフロアパンの斜視図である。 第2の実施の形態の説明図で、全ての上底板を取り外した状態のフロアパンの斜視図である。 上底板を取り外した支持壁、収容部、吸水部材部分の拡大斜視図である。 第3の実施の形態の説明図で、航空機用化粧室ユニットから一つの側面壁と扉を省いた状態の斜視図である。 全ての上底板を取り外した状態のフロアパンの概略平面図である。 図10の要部を拡大した平面図である。 第4の実施の形態の説明図で、(A)は複数の吸水部材が配置された下底板の上方に、支持壁を有する上底板が位置した図、(B)は支持壁の下端が下底板に載置され、隣り合う支持壁の間の収容室に吸水部材が収容取り出し可能に配置された図である。 第5の実施の形態の説明図で、(A)は単一の吸水部材が配置された下底板の上方に、支持壁を有する上底板が位置した図、(B)は支持壁の下端が吸水部材を介して下底板に載置され、隣り合う支持壁の間の収容室に吸水部材の部分が配置された図である。
次に、図面を参照して本実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、航空機用化粧室ユニット10は、底壁1202と、底壁1202から起立する複数の壁板と、天井1210とを有しその内部が化粧室14とされる躯体フレーム12を備えている。
本実施の形態では、複数の壁板のうちの1つは正面壁1204であり、1つは正面壁1204に対向する背面壁1206であり、残りの二つは、背面壁1206の両側と正面壁1204の両側を接続する一対の側面壁1208であり、したがって壁板は4つ設けられている。
本実施の形態では、正面壁1204に出入口1212が設けられ、背面壁1206の前方に内壁1214が設けられ、便器16は内壁1214を介して底壁1202上に設けられている。
また、一方の側面壁1208に洗面台18が設けられている。
なお、一方の側面壁1208に洗面台18が設けられ、他方の側面壁1208に出入口1212が設けられる場合や、一方の側面壁1208に出入口1212が設けられ、正面壁1204に洗面台18が設けられる場合などもあり、化粧室14内のレイアウトは、図1の構造に限定されず、また、平面視した場合の化粧室14の形状も様々であり、壁板の数は4つに限定されない。
洗面台18は、カウンタテーブル1802と、カウンタテーブル1802に設けられた洗面ボウル1804、水栓1806などを含んで構成され、洗面台18は、便器16の側方で一方の側面壁1208に沿って延在している。
洗面台18の下方は、消火機能付きのごみ箱装置や化粧室14の備品などが収容される下部収納部20となっており、下部収納部20は複数の扉2002、2004により開閉可能であり、図1において、符号2006はごみ投入口を示している。
洗面台18の上方は、ティッシュペーパーなどの化粧室14の備品が収容される上部収納部22となっており、上部収納部22は鏡付きの複数の扉2202、2204により開閉される。
そして、便器16の前方(正面壁1204側)と、下部収納部20の側方(他方の側面壁1208側)の底壁1202の箇所にフロアパン24Aが配置され、このフロアパン24Aが化粧室14の床面1402を構成している。
図1〜図6に示すように、フロアパン24Aは、フロアパン本体26を備え、吸水部材28がフロアパン本体26に配置されている。
フロアパン本体26は、下底板2602と、一対の側面板2604A、2604Bと、背面板2606と、正面板2608と、上底板2610と、支持壁2612と、収容室2614とを有し、下底板2602、一対の側面板2604A、2604B、背面板2606、正面板2608、支持壁2612は一体成形され、上底板2610は別部材で形成されている。
なお、躯体フレーム12とフロアパン本体26は共に合成樹脂製であるが、フロアパン本体26を軽量で剛性を有する金属製にするなど任意である。
下底板2602は、躯体フレーム12の底壁1202に載置される箇所である。
一対の側面板2604A、2604Bは、躯体フレーム12の一対の側面壁1208寄りの下底板2602の縁から起立している。
背面板2606は、躯体フレーム12の内壁1214寄りの下底板2602の縁から起立し、背面板2606の延在方向の中央部に便器16の下部の部分を収容する収容室2606Aが設けられている。
正面板2608は、躯体フレーム12の出入口1212寄りの下底板2602の縁から起立している。
正面板2608は出入口1212寄りの縁から起立しているものの、躯体フレーム12の出入口1212の輪郭に沿って正面板2608の大半は切り欠かれ、正面板2608は出入口1212の幅方向の端部にのみ位置している。
なお、図1に示すように、背面壁1206寄りのカウンタテーブル1802の箇所よりも洗面ボウル1804が設けられたカウンタテーブル1802の箇所が化粧室14内に突出しており、これに対応して背面壁1206寄りの下部収納部20の箇所20Aよりも洗面ボウル1804の下方の下部収納部20の箇所20Bが化粧室14内に突出している。
このため、フロアパン本体26の下部収納部20側の箇所は、このような下部収納部20の輪郭に合致した形状で形成されている。
詳細には、一対の側面板2604A、2604Bを結ぶ方向をフロアパン本体26の幅方向とすると、フロアパン24Aを平面視した場合、洗面ボウル1804の下方の下部収納部20の箇所20Bでは幅方向の寸法が小さい幅狭部2620となっており、洗面ボウル1804の下方の下部収納部20よりも背面壁1206寄りの箇所20Aでは幅方向の寸法が大きい幅広部2622となっている。
フロアパン24Aを平面視した場合、洗面台18と反対側の側面壁1208寄りの下底板2602の縁と、洗面台18と反対側の側面板2604Aは直線状に延在し、洗面台18側の側面壁1208寄りの下底板2602の縁と、洗面台18側の側面板2604Bは、幅狭部2620と幅広部2622との境の箇所で湾曲している。
また、図1に示すように、幅狭部2620の幅方向の端部の上方に洗面ボウル1804が位置し、内壁1214寄りの下底板2602の縁と出入口1212寄りの下底板2602の縁とを結ぶ方向をフロアパン本体26の長手方向とすると、フロアパン本体26の長手方向の端部の上方に便器16が位置している。
図3、図4に示すように、支持壁2612は、下底板2602に互いに間隔をおいて突設され互いに平行して延在する複数の凸条部30で形成されている。
それら凸条部30は、平面視した場合、洗面台18が設けられる側の躯体フレーム12の側面壁1208に離間接近する方向に間隔をおき側面壁1208に平行して直線状に延在している。
各凸条部30は断面が矩形状を呈し、一定の幅、一定の高さで形成され、図4、図6に示すように、幅広部2622の端部では凸条部30、後述する収容室2614および吸水部材28の長さは他の箇所に比べて短く形成されている。
なお、凸条部30の幅や複数の凸条部30間の間隔は、それら凸条部30の上に上底板2610が載置されその上に利用者が乗った場合に、上底板2610を変形させることなく上底板2610を支持できる寸法で形成されている。
複数の収容室2614は、下底板2602上で隣り合う凸条部30の間に細長状にかつ直線状に延在形成され、上部は開放されている。詳細には、一対の側面板2604A、2604B寄りの箇所では、それら一対の側面板2604A、2604Bと、それら一対の側面板2604A、2604Bに対向する凸条部30との間に収容室2614が形成されている。
本実施の形態では、平面視した場合、複数の収容室2614は、洗面台18が設けられる側面壁1208に対して離間接近する方向に間隔をおいて並べられ側面壁1208に平行して直線状に延在している。
図2、図3、図5、図6に示すように、複数の吸水部材28は、細長状の各収容室2614に収容取り出し可能に細長状に設けられている。
吸水部材28は、収容室2614の断面に対応した断面で形成され、したがって、断面は矩形で細長状に形成されている。
本実施の形態では、吸水前の吸水部材28は、その高さが支持壁2612の高さよりも十分に小さい寸法で形成され、吸水部材28による吸水量が大きく確保されている。
吸水部材28として、例えば、吸水性高分子などの従来公知の様々な高い吸水性を有する吸水シートなどが使用可能である。
また、吸水部材28として、抗菌剤が配合された抗菌性吸水シート、あるいは、除菌剤が配合された除菌性吸水シートを用いると、吸収した水に雑菌が繁殖することを抑制できるため、臭いを抑制し、化粧室14の衛生を確保する上で有利となり、より衛生的な機能を付与することができる。
また、吸水部材28として、芳香剤が配合された芳香性吸水シートを用いると、臭いを抑制し、化粧室14の衛生を確保する上で有利となり、より衛生的な機能を付与することができる。
図2、図3、図6に示すように、上底板2610は、支持壁2612の上に載置されることで、下底板2602の上方に離れた箇所に位置し、化粧室14の床面1402を構成する。
すなわち、上底板2610は複数の支持壁2612、収容室2614、吸水部材28を隠して化粧室14の床面1402を構成する。
上底板2610のほぼ全域には、上底板2610上に飛散した水を収容室2614へ導く複数の水案内部32が設けられている。
水案内部32は、本実施の形態では、上底板2610の貫通形成された円形の孔3202で構成されている。
支持壁2612に載置される上底板2610の底面に位置する孔3202の開口は、平面視した場合、収容室2614の内側の輪郭内に入るように設けられ、上底板2610上に飛散した水が吸水部材28に円滑に吸水されるように図られている。
なお、水案内部32の形状は孔3202に限定されず、溝等であってもよく、要するに、上底板2610上に飛散した水を収容室2614へ導くことができる構造であればよい。
上底板2610は、収容室2614に対して開閉可能に支持壁2612に載置され、客室乗務員による吸水部材28の交換が簡単に行なえるように図られている。
本実施の形態では、上底板2610は隣り合う複数の収容室2614毎に分割してそれぞれ開閉可能に設けられ、各上底板2610を開くと、各上底板2610で隠されていた複数の収容室2614の全域と複数の吸水部材28の全体が露出し、吸水部材28の交換がさらに簡単に行なえるように図られている。
詳細には、平面視した場合、洗面台18が設けられる側の躯体フレーム12の側面壁1208に平行して直線状に延在する細長の4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dが、側面壁1208に離間接近する方向に並べられて設けられている。
4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dの長手方向の端部に開閉用操作部34が設けられ、4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dの開閉が円滑になされるように図られている。
本実施の形態では、開閉用操作部34は指掛け用の欠部として形成されているが、リング状の把手で形成するなど開閉用操作部34の構造には、従来公知の様々な構造が採用可能である。
また、本実施の形態では、4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dの出入口1212側の縁に開閉用操作部34が設けられ、目立たない箇所に開閉用操作部34を配置することで化粧室14の美観を確保するようにしているが、開閉用操作部34が設けられる箇所は上底板2610の長手方向の端部に限定されない。
なお、例えば、背面板2606側の各上底板2610の長手方向の端部をヒンジを介して下底板2602や支持壁2612に対して揺動可能に設けるようにしてもよいが、本実施の形態では、構造の簡素化を図るため、各上底板2610を取り外し可能に設けている。
次に作用効果について説明する。
利用者が化粧室14に入り床面1402に立っても、上底板2610は支持壁2612で支持され上底板2610が利用者の体重により凹むことがないので、利用者が不快感を感じることは無く、吸水部材28が潰されることもない。
また、複数の収容室2614と複数の吸水部材28が上底板2610により隠されているので、化粧室14の美観を損なうこともない。
そして、利用者が洗面台18の洗面ボウル1804で手を洗うことで、水がフロアパン24Aの上底板2610の上面に飛散する。
あるいは、利用者が便器16の蓋を開け、便座に座って用を足す場合、あるいは、便座を上げて立ったまま用を足す場合に、尿がこぼれて尿がフロアパン24Aの上底板2610の上面に飛散する。
あるいは、礼拝の前に体の一部を洗う清めの行為として、利用者が便器16の蓋を開け、便座上で足を洗うことなどで、水がフロアパン24Aの上底板2610の上面に飛散する。
そして、上底板2610の上面の水案内部32上に飛散した水や尿(以下単に水という)は、上底板2610の上面よりも水案内部32の内部は低い箇所に位置することから、上底板2610の上面から水案内部32に導かれ、収容室2614から吸水部材28に至り、吸水部材28により吸い取られる。
また、隣り合う水案内部32の間の上底板2610の上面の箇所に飛散した水は、相互に付着しある程度の体積を持った水のかたまりとなり水案内部32に到達すると、上底板2610の上面よりも水案内部32の内部は低い箇所に位置することから、上底板2610の上面から水案内部32に導かれ、収容室2614から吸水部材28に至り、吸水部材28により吸い取られる。
したがって、フロアパン24Aの上底板2610の上面に飛散した水の大部分が水案内部32を介して吸水部材28に吸い取られるため、フロアパン24Aの上底板2610の上面に残存する水は少なく、短時間のうちに上底板2610の上面から蒸発する。
したがって、手洗いなどによって上底板2610の上面に水が飛散し濡れたとしても、短時間で濡れた状態が解消するため、衛生上、美観上好ましい状態に化粧室14を維持する上で有利となる。
また、客室乗務員がペーパータオルで化粧室14の床面1402の水を拭き取る作業の必要頻度が低減し、清掃作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、水を吸い取った吸水部材28を交換する場合は、開閉用操作部34に指を掛けて上底板2610を開き、あるいは上底板2610を取り外し、吸水部材28を把持して収容室2614から取り出し、代わりに新しい吸水部材28を収容室2614に挿入する簡単な作業で足り、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
本実施の形態では、複数の収容室2614が細長状を呈しているので、吸水部材28を細長状に形成することで吸水部材28の個数を削減でき、吸水部材28の交換を簡単に行なう上で有利となる。
また、上底板2610は1枚で構成してもよいが、本実施の形態では、上底板2610が複数に分割されているので、一枚の上底板2610を開く毎に複数の吸水部材28の交換を行なえ、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、一枚の上底板2610を開いた際に、吸水能力の限界まで水を吸い取った吸水部材28のみを交換し、吸水能力が残っている吸水部材28をそのまま存置させるなどの細かい対応をとることができ、吸水部材28の廃棄個数を減少させコストダウンを図る上で有利となる。
また、一枚の上底板2610を開き、露出する複数の吸水部材28が全て吸水能力を有している場合には、吸水部材28を交換することなくそのまま上底板2610を閉じればよく、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、躯体フレーム12の側面壁1208に平行して直線状に延在する細長の4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dが、側面壁1208に離間接近する方向に並べられて設けられているので、洗面台18側に位置する2枚の上底板2610C、2610Dは、洗面台18から飛散する水が落ちる頻度が高く、洗面台18から離れた2枚の上底板2610A、2610Bは、洗面台18から飛散する水が落ちる頻度が低いことが考えられる。
したがって、客室乗務員は、洗面台18側に位置する2枚の上底板2610C、2010Dを開いて吸水部材28の交換を行ない、洗面台18から離れた2枚の上底板2610A、2610Bについては、吸水部材28に吸水能力が残っていることを確認するために上底板2610A、2610Bを開閉する作業で足りるため、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
すなわち、飛散する水が落ちる頻度が高い箇所と低い箇所を予測することで、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、フロアパン24Aの上底板2610の上面を疎水性を有する疎水面として水を弾きやすい状態にしておくと、上底板2610の上面に飛散した水は上面の疎水面で弾かれて水案内部32に導かれやすくなる。
また、水案内部32の表面を親水性を有する親水面として水に濡れやすい状態にしておくと、上底板2610の上面から水案内部32に導かれた水が水案内部32に沿って広がりやすくなり、水案内部32から収容室2614へ水が導かれやすくなる。
このように上底板2610の上面を疎水面とすると共に、水案内部32の表面を親水面とすると、上底板2610の上面に飛散した水が効率的に水案内部32を介して吸水部材28に吸い取られ、フロアパン24Aの上底板2610の上面に残存する水をより少なくし、より短時間のうちに上底板2610の上面から蒸発させる上でより有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図7、図8を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し異なった箇所を重点的に説明する。
第2の実施の形態のフロアパン24Bでは、支持壁2612の構造が第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、第2の実施の形態では、支持壁2612は、下底板2602に互いに間隔をおいて突設され互いに平行して延在する列36を構成する複数の突起部38で形成されている。
複数の突起部38は同形同大で断面が円形を呈しているが、断面は円形に限定されず、従来公知の様々な形が採用可能である。
そして、複数の収容室2614は、隣り合う列36の間に細長状に形成され、吸水部材28は、細長状の各収容室2614に収容取り出し可能に細長状に形成されている。なお、幅広部2622の端部では列36、収容室2614、吸水部材28の長さは他の箇所に比べて短く形成されている。
それら列3612は、平面視した場合、洗面台18が設けられる側の躯体フレーム12の側面壁1208に離間接近する方向に間隔をおき側面壁1208に平行して直線状に延在している。
なお、突起部38の断面形状や隣り合う列36の間の間隔は、それら突起部38の上に上底板2610が載置されその上に利用者が乗った場合に、上底板2610を変形させることなく上底板2610を支持できる寸法で形成されている。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について図9〜図11を参照して説明する。
第3の実施の形態のフロアパン24Cでは、第2の実施の形態と同様に支持壁2612の構造が第1の実施の形態と異なっている。
図10、図11に示すように、支持壁2612は、下底板2602に延在形成された単一の凸条部40で形成されている。
単一の凸条部40は、互いに平行する直線部4002と、それら直線部4002の端部を接続する接続部4004とで構成されている。
それら直線部4002は、平面視した場合、便器16が位置する側である背面板2606に離間接近する方向に間隔をおき背面板2606に平行して直線状に延在している。
図10、図11に示すように、複数の収容室2614は、下底板2602上で隣り合う直線部4002の間に細長状に形成され、複数の吸水部材28は、細長状の各収容室2614に収容取り出し可能に細長状に形成されている。
したがって、複数の収容室2614、複数の吸水部材28も背面板2606に離間接近する方向に間隔をおき背面板2606に平行して直線状に延在している。
図9に示すように、上底板2610は隣り合う複数の収容室2614毎に分割してそれぞれ開閉可能に設けられ、各上底板2610を開くと、各上底板2610で隠されていた複数の収容部の全域と複数の吸水部材28の全体が露出し、吸水部材28の交換が簡単に行なえるように図られている。
詳細には、平面視した場合、背面板2606に平行して直線状に延在する細長の4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dが、背面板2606に離間接近する方向に並べられて設けられている。
4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dの長手方向の端部に開閉用操作部34が設けられ、4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dの開閉が円滑になされるように図られ、本実施の形態では、4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dの洗面台18側の縁に、開閉用操作部34として指掛け用の欠部が設けられている。
このような第3の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
すなわち、利用者が化粧室14に入り床面1402に立っても、上底板2610は支持壁2612で支持され上底板2610が利用者の体重により凹むことがないので、利用者が不快感を感じることは無く、吸水部材28が潰されることもない。
また、複数の収容室2614と複数の吸水部材28が上底板2610により隠されているので、化粧室14の美観を損なうこともない。
そして、利用者が便器16の蓋を開け、便座上で足を洗うことなどで、水がフロアパン24Aの上底板2610の上面に飛散した場合、上底板2610の上面の水案内部32上に飛散した水は、第1の実施の形態と同様に、大部分が水案内部32を介して吸水部材28に吸い取られるため、フロアパン24Aの上底板2610の上面に残存する水は少なく、短時間のうちに上底板2610の上面から蒸発する。
したがって、上底板2610の上面に水が飛散し濡れたとしても、短時間で濡れた状態が解消するため、衛生上、美観上好ましい状態に化粧室14を維持する上で有利となる。
また、客室乗務員がペーパータオルで化粧室14の床面1402の水を拭き取る作業の必要頻度が低減し、清掃作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、水を吸い取った吸水部材28を交換する場合は、開閉用操作部34に指を掛けて上底板2610を開き、あるいは上底板2610を取り外し、吸水部材28を把持して収容室2614から取り出し、代わりに新しい吸水部材28を収容室2614に挿入する簡単な作業で足り、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、上底板2610が複数に分割されているので、一枚の上底板2610を開く毎に複数の吸水部材28の交換を行なえ、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となり、一枚の上底板2610を開いた際に、吸水能力の限界まで水を吸い取った吸水部材28のみを交換し、吸水能力が残っている吸水部材28をそのまま存置させるなどの細かい対応をとることができ、吸水部材28の交換頻度を減少させコストダウンを図る上で有利となる。
また、一枚の上底板2610を開き、露出する複数の吸水部材28が全て吸水能力を有している場合には、吸水部材28を交換することなくそのまま上底板2610を閉じればよく、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、背面板2606に平行して直線状に延在する細長の4枚の上底板2610A、2610B、2610C、2610Dが、背面板2606に離間接近する方向に並べられて設けられているので、便器16側に位置する2枚の上底板2610A、2610Bは、便器16から飛散する水が落ちる頻度が高く、便器16から離れた2枚の上底板2610C、2610Dは、便器16から飛散する水が落ちる頻度が低いことが考えられる。
したがって、客室乗務員は、便器16側に位置する2枚の上底板2610A、2610Bを開いて吸水部材28の交換を行ない、便器16から離れた2枚の上底板2610C、2610Dについては、吸水部材28に吸水能力が残っていることを確認するために上底板2610C、2610Dを開閉する作業で足りるため、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
すなわち、飛散する水が落ちる頻度が高い箇所と低い箇所を予測することで、化粧室14のメンテナンス作業の簡素化を図る上で有利となる。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について図12を参照して説明する。
第4の実施の形態は第1の実施の形態の変形例であり、第1の実施の形態では、支持壁2612が下底板2602の上面に設けられていたのに対して、第4の実施の形態では、図12(A)に示すように、支持壁2612が上底板2610の下面に設けられている点が第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、第4の実施の形態では、支持壁2612は、上底板2610の下面に互いに間隔をおいて突設され互いに平行して延在する複数の凸条部30で形成され、下底板2602の上面は平坦面で形成されている。
図12(B)に示すように、複数の吸水部材28が並べられた下底板2602の上に支持壁2612の下端が載置され、下底板2602の上方に上底板2610が位置した状態で、複数の収容室2614は隣り合う凸条部30の間に細長状にかつ直線状に延在形成され、複数の吸水部材28は、細長状の各収容室2614に収容取り出し可能に配置される。
なお、上底板2610は第1の実施の形態と同様に1枚で構成してもよく、あるいは、複数の収容室毎に複数に分割して設けてもよい。
また、水を吸い取った吸水部材28を交換する場合は、開閉用操作部34に指を掛けて上底板2610を開き、あるいは取り外し、吸水部材28を把持して取り出し、代わりに新しい吸水部材28を収容室2614に対応する下底板2602の上面に載置することで行なう。
このような第4の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏され、この第4の実施の形態の上底板2610に支持壁2612を設ける構成は、第1〜第3の実施の形態にも適用可能である。
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について図13を参照して説明する。
第5の実施の形態は、第4の実施の形態の変形例であり、第4の実施の形態では複数の吸水部材28を用いていたのに対して、第5の実施の形態では単一の吸水部材28を用いた点が第2の実施の形態と異なっている。
第5の実施の形態では、図13(A)に示すように、下底板2602の上に下底板2602の上面に対応した大きさの単一の吸水部材28が載置され、その上から図13(B)に示すように、支持壁2612を有する上底板2610が載置され、支持壁2612により吸水部材28の部分が押しつぶされる。すなわち、支持壁2612の下端が吸水部材28を介して下底板2602上に載置され、下底板2602の上方に上底板2610が位置した状態で、隣り合う凸条部30の間に収容室2614が細長状にかつ直線状に延在形成され、各収容室2614に吸水部材28の部分28Aがそれぞれ収容されることになる。
また、吸水部材28を交換する場合は、上底板2610を開き、あるいは取り外し、吸水部材28を把持して取り出し、代わりに新しい吸水部材28を下底板2602の上に載置することで行なう。
このような第5の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏され、この第5の実施の形態の単一の吸水部材28を用いる構成は、第1〜第4の実施の形態にも適用可能である。
10 航空機用化粧室ユニット
12 躯体フレーム
1202 底壁
1206 背面壁
1208 一対の側面壁
14 化粧室
1402 床面
16 便器
18 洗面台
24A、24B、24C フロアパン
2602 下底板
2610 上底板
2610A、2610B、2610C、2610D 上底板
2612 支持壁
2614 収容室
28 吸水部材
30 凸条部
32 水案内部
36 列
38 突起部
40 単一の凸条部
4002 直線部
4004 接続部

Claims (11)

  1. 航空機用化粧室ユニットの躯体フレームの底壁上に配置され化粧室の床面を構成するフロアパンを備える航空機用化粧室ユニットの床構造であって、
    前記フロアパンは、前記底壁に載置される下底板と、前記下板部の上方に位置し前記化粧室の床面を構成する上底板と、前記下底板または前記上底板の少なくとも一方から突設され前記下底板上で前記上底板を支持する支持壁と、前記支持壁により前記下底板上に形成され前記上底板により隠されると共に開閉される複数の収容室とを備え、
    前記各収容室に収容取り出し可能に吸水シート製の吸水部材が設けられ、
    前記上底板に、前記上底板上に飛散した水を前記複数の収容室へ導く水案内部が設けられ、
    吸水前の前記吸水部材の高さは、前記支持壁の高さよりも小さい寸法で形成されている、
    ことを特徴とする航空機用化粧室ユニットの床構造。
  2. 前記複数の収容室は細長状を呈し、その長手方向を平行させて並べられて設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  3. 前記支持壁は、前記下底板または前記上底板に互いに間隔をおいて突設され互いに平行して延在する複数の凸条部で形成され、
    前記複数の収容室は、隣り合う前記凸条部の間に細長状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  4. 前記支持壁は、前記下底板または前記上底板に互いに間隔をおいて突設され互いに平行して延在する列を構成する複数の突起部で形成され、
    前記複数の収容室は、隣り合う前記列の間に細長状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  5. 前記支持壁は、前記下底板または前記上底板に延在形成された単一の凸条部で形成され、
    前記単一の凸条部は、互いに平行する直線部と、それら直線部の端部を接続する接続部とで構成され、
    前記複数の収容室は、隣り合う前記直線部の間に細長状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  6. 前記躯体フレームは、前記底壁から起立する複数の壁板を有し、
    前記複数の壁板のうちの1つの壁板に寄せて洗面台が配置され、前記複数の壁板のうちの他の壁板の幅方向の中間部に寄せて便器が配置され、
    平面視した場合、前記複数の収容室は、前記洗面台が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に間隔をおいて並べられ前記洗面台が配置された前記壁板に平行して直線状に延在し、あるいは前記便器が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に間隔をおいて並べられ前記便器が配置された前記壁板に平行して直線状に延在している、
    ことを特徴とする請求項2〜5の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  7. 上底板は、隣り合う複数の収容室毎に分割して複数設けられ、
    前記複数の上底板は、平面視した場合、前記洗面台が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に並べられ前記洗面台が配置された前記壁板に平行して直線状に延在する細長状を呈し、あるいは前記便器が配置された前記壁板に対して離間接近する方向に並べられ前記便器が配置された前記壁板に平行して直線状に延在する細長状を呈している、
    ことを特徴とする請求項6記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  8. 前記複数の上底板の長手方向の端部に、指掛け用の欠部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項7記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  9. 前記吸水部材は、前記各収容室にそれぞれ収容取り出し可能に複数設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  10. 前記吸水部材は単一で、前記各収容室に前記吸水部材の部分が収容される、
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
  11. 前記吸水部材は抗菌剤または芳香剤を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項記載の航空機用化粧室ユニットの床構造。
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