JPS5922838Y2

JPS5922838Y2 - 床下収納庫

Info

Publication number: JPS5922838Y2
Application number: JP4634779U
Authority: JP
Inventors: 敏秋庄司; 敏文福井
Original assignee: タキロン株式会社
Priority date: 1979-04-06
Filing date: 1979-04-06
Publication date: 1984-07-07
Also published as: JPS55145633U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は床下収納庫に関し、更に詳しくはその覆蓋を表
裏両面とも使用できるように改良した床下収納庫に関す
る。

近時、台所の床下に収納庫を施設し、これにショウ油ビ
ン、酒ビン、保存食料を初め、種々の台所用品等を収納
するように図った家屋が増えてきた。

このような床下収納庫は、台所の床下空間を有効に利用
でき、台所をより広く使用できる利点があり、今後ます
ます利用度が増加するものと思われる。

ところで、台所以朴の例えば浴室に隣接する脱衣室等に
は、通常、洗濯機などを置く場合が多く、従って斯る脱
衣室の床下にも収納庫を設置して、各種の洗剤や、こま
ごました掃除道具類などを収納すれば、整理整頓が進み
極めて便利なことは云うまでもないが、従来の床下収納
庫は、その覆蓋が、一般的な床材をアルミ製の蓋枠に嵌
め合せたものであるため、覆蓋の耐水性が乏しく、従っ
て脱衣室のように風呂上りの人が濡れた足で歩いたり、
洗濯時に水が飛散したりする水廻り場所に施設するには
、従来の収納庫ではいささか不適当であった。

本考案は、叙上の事情に鑑みてなされたものであって、
収納庫の覆蓋を両面使用できるようになし、台所のみな
らず、脱衣室の如き水廻り場所へも好適に施設できるよ
うに図った床下収納庫を提供せんとするものである。

以下、実施例を図に基づいて本考案床下収納庫を説明す
る。

第１図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第２図は
第１図のＩＩ −ＩＩ線断面図、第３図は第１図のＩ−
Ｉ線断面図、第４図は本考案のもう一つの実施例の要部
断面図である。

即ち、本考案床下収納庫は、第１図に例示の如く、床下
に収納される上端開口のボックス１と、該ボックス１の
覆蓋２とよりなるもので、ボックス１自体は、従来品と
ほぼ同様のものである。

即ち、第１〜２図に例示のボックス１は、床ｆに形成し
た開「−１部に嵌合係止されるアルミ製の床枠１１と、
合成樹脂製のボックス本体１０からなり、該ボックス本
体１０は、その上端の係止周縁部１０１が床枠１１下端
の係合周縁部１１１に係止された状態で、床枠１１から
床下に向って懸吊収納されるよう構成されている。

そして、該ボックス本体１０の両側壁には通気孔１０２
．１０２が設けられ、ボックス内部の通気が図られると
共に、底壁には複数条のリブ１０３・・・が形成されて
補強されており、亦前後壁の内面には、それぞれ２本の
仕切部材案内用の凸条力゛イド１０４．１０４が対向し
て設けられ、該力１１間に仕切部材（不図示）を上から
挿入して取付けられるよう構成されている。

−・方、床枠］１に嵌合され、該床枠１１の当止段部１
１２で支承される覆蓋２は、第１図及び第３図に例示の
如く、各辺の断面が略Ｅ字型とされた方形の蓋枠２１と
、片面側（図例では上面側）に設けられた水切りマツ１
〜３及び該マットを収容する水受はパン４と、反対面側
（図例では下面側）に設けらｌ七たフロア材５よりなる
もので、該水受はパン４は、断面り字型の側周縁４１を
備えており、この側周縁４１を蓋枠２１の上鍔２１１と
中鍔２１２との間に嵌合挟着することによって、該水受
はパン４は蓋枠２１の上面側において該蓋枠２１にて囲
繞された状態で取付けられている。

フロア材５も同様に、周縁部５１を蓋枠２１の中鍔２１
２と下鍔２１３との間に嵌合挟着することによって、蓋
枠２１の下面側において該蓋枠２１にて囲繞された状態
で取付けられている。

水切りマツ１へ３は、例えば図例の如き菱目の網状マツ
Ｉ・又はこれに類する水切り性のよい合成樹脂型マツｌ
−が使用され、斯るマツ１〜３は水受はパン４の内部に
置いであるだけで、別設固定していないが、必要とあら
ば適宜手段で固定するようにしてもよい。

亦、図例の覆蓋２は、大型の収納庫に対して好適に採用
されるよう大・／］・２個の分割タイプのものを示しで
あるが、収納庫容積が小さいものに対しては、一枚蓋を
採用すればよい。

尚、第１図に於て６は両面兼用の取手を示し、第３図に
於て７は補強材を示すものである。

斜上の如く、覆蓋２の片面側を水切マツＩ−３及び水受
はパン４で構成し、反対面側を通常のフロア材５で構成
すると、例えば脱衣室の如き水廻り場所に本考案床下収
納庫を施設する場合、図示のように水切りマット３と水
受はパン４を備えた方を上側にして覆蓋２を使用すれば
、風呂上りの人からしたたり落ちる水や洗濯時の飛敢水
などは、水切りマツ１〜３によって水切りされて水受は
パン４内に溜まるため、覆蓋が従来のように水濡れして
ジュクジュク湿ることがなく、衛生的であり、且つ裏側
のフロア材５が短時間のうちに朽ちる心配もないのです
こぶる好都合である。

尚、水受はパン４内に溜った水は、少量であれは１然に
蒸発してしまうが、多量であれば、時々、覆蓋を取外し
て水を捨てるようにすればよい。

一方、本考案床下収納庫を台所等に施設する場合は、覆
蓋２を裏返してフロア材５を上にして使用すれば、従来
の覆蓋と同様に、床面の一部を構成する美的調和のとれ
た覆蓋となる。

このように、本考案床下収納庫は、覆蓋２を裏返して使
用することにより、台所及び脱衣室の如き水廻り場所の
いずれにも好適に施設できる便利なものである。

第４図は、本考案床下収納庫のもう一つの実施例を示す
要部断面図で、この実施例に於ては、大きい方の覆蓋２
の蓋枠２１の一辺部が、断面り型の上梓部２２と、内側
に段違い状に設けられた断面コ字型の下枠部２３から戒
り、該下枠部２３にフロア材５の一辺縁が嵌着されてい
る。

そして水受はパン４は、その−辺縁に沿って、底なしの
水切り凹溝４２が形成され、該凹溝４２が上枠部２２と
下枠部２３の間から下方に突出している。

該凹溝４２の下方には、ボックス本体１０の前後壁の各
上端にわたって断面Ｕ字型の細長い水溜器８が着脱自在
に橋架配設されており、水受はパン４内の水が水切り凹
溝４２を通って水溜器８内に溜められるように構成され
ている。

その他の構成は第１〜３図に示すＡｉｉ記実施例と同様
であるので゛説明を省略する。

この実施例のものは、覆蓋が大きく且つ重くて持運びし
にくい場合に、覆蓋を開けて水溜器８のみを取外し、そ
の内部に溜った水を容易に捨てることか′できるように
図ったものである。

以上述べた如く、本考案床下収納庫は、その覆蓋を裏返
して使用することによって、水廻り場所及び非水廻り場
所のいずれの床下にも好適に施設でき、亦第４図の如き
実施例の場合には排水作業を容易に行なえる等の実効を
有し、実用性のきわめて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第２図は
第１図のＩＩ−ＩＩ線断面図、第３図は第１図の■−■
線断面図、第４図は本考案のもう一つの実施例の要部断
面図である。図面の簡単な説明、１・・・・・・ボックス、１０・・
・・・・ボックス本体、１０１・・・・・・係止周縁部
、１０２・・・・・・通気孔、１０３・・・・・・リブ
、１０４・・・・・・凸条ガイド、１１・・・・・・床
枠、１１１・・・・・・係合周縁部、１１２・・・・・
・当止段部、２・・・・・・覆蓋、２１・・・・・・蓋
枠、２１１・・・・・・上鍔、２１２・・・・・・中鍔
、２１３・・・・・・下鍔、２２・・・・・・上梓部、
２３・・・・・・下枠部、３・・・・・・水切りマット
、４・・・・・・水受はパン、４１・・・・・・側周縁
、４２・・・・・・底なしの水切り凹溝、５・・・・・
・フロア材、６・・・・・・取手、７・・・・・・補強材、８・・・・・・水溜器。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

床下に収納されるに端開口のボックス１と、該ボックス
１の覆蓋２とからなる床下収納庫であって、上記覆蓋２
が片面側に水切マット３と該マツ１−３を収容する水受
はパン４を備え、且つ反対面側にフロア材５を備えて成
ることを特徴とする床下収納庫。