JPH0527570Y2 - - Google Patents

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JPH0527570Y2
JPH0527570Y2 JP1988163863U JP16386388U JPH0527570Y2 JP H0527570 Y2 JPH0527570 Y2 JP H0527570Y2 JP 1988163863 U JP1988163863 U JP 1988163863U JP 16386388 U JP16386388 U JP 16386388U JP H0527570 Y2 JPH0527570 Y2 JP H0527570Y2
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JP
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urinal
toilet
floor
groove
drip
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JP1988163863U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、便所における床面構造の改良に関
するものである。
(従来技術及びその課題) 従来、小便器で小便を行なう際に小便の滴が床
面に落下して、床面が不衛生となるという問題点
があつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したもの
であつて、清潔感を向上し得る便所の床面構造を
提供せんことを目的とし、その要旨は、壁面に壁
掛け小便器を設置してなる便所において、前記小
便器の使用時に乗るための上面が前傾したステツ
プを床面より立ち上げて敷設するとともに、前記
小便器の設置位置には該ステツプの存在しない床
面と連続する溝部を形成し、該溝部の上方に前記
小便器のタレ受部を張り出し状に配置したことで
ある。
(作用) 小便器の使用者が溝部を跨ぐことにより足の位
置決めを確実にし、小便器のタレ受部が溝部の上
方に張り出しているため、用便時に全ての小便を
確実に小便器のタレ受部内に落下させることがで
き、小便をステツプの上面及び床面には落下させ
ないようにして常に清潔に保持することができ、
又、ステツプは立ち上げ状に設けられているた
め、便所の床面が濡れている時にもステツプ上に
乗り、不快感を生ずることなく小便を行なうこと
ができ、又、床面と連続した溝部を介し掃除を良
好に行なつて、便所内を清潔に保持することがで
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は便所内に設置された小便器の斜視図を
示し、便所1内の側壁面2,2には水平状に突出
したカウンター3が配設され、このカウンター3
の前縁部には垂下状にユニツトパネル4,4,4
が配設されており、このユニツトパネル4,4,
4内に後部を埋設した状態で、前方側に突出し、
所定間隔をおいて複数の小便器5,5,5が設置
されている。又、各小便器5,5,5間はスクリ
ーン7,7,7により仕切られている。又、便所
1の床面8の小便器5側には各スクリーン7の下
方部位に、用便時に人が乗るためのステツプ9,
9,9が配設されている。
次に、上記構成部材の詳細について第2図〜第
5図に基づいて説明を加える。
第2図における半断面平面図と、第3図におけ
る正面要部断面図と、第4図における側面断面図
で示すように、前記各小便器5は、下部部位に前
方側に突出し上方が開口したタレ受部11を有
し、タレ受部11の後面側から上方に立ち上がつ
た後壁面10が形成され、後壁面10の上端部に
は給水管Pが接続される給水部15が形成されて
おり、後面壁10の下端部には垂下状にトラツプ
部14が形成され、この後壁面10と前記タレ受
部11の内壁面により鉢部12が形成され、鉢部
12の後方底面側には前記トラツプ部14に開口
する排水口13が形成されている。又、前記給水
部15からタレ受部11の上面周縁部に渡りリム
16が形成されており、給水部15の下面側に穿
設されている洗浄水口20,20から、給水管P
より給水部15内に導入された洗浄水がリム16
及び後壁面10の内面を通り鉢部12内に流下さ
れる構造となつている。又、第1図に示す各小便
器5の側方側に配設されたセンサ6,6,6によ
り用便者が立ち去つたことを感知して自動的に給
水部15に洗浄水の給水が行なわれ、鉢部12内
が洗浄されるものとなつている。
本例においては、各小便器5は、側壁面2から
Kで示す幅長の空間を経て前面側に配設されたユ
ニツトパネル4内に、前記後壁面10及び鉢部1
2及びトラツプ部14が埋設された状態で配設さ
れ、ユニツトパネル4の前面側には給水部15の
前面側とタレ受部11のみが突出状に露出するよ
うに配置されており、前面側から視認した場合、
タレ受部11と給水部15の露出部の周縁にリム
16が額縁状に形成された極めてスツキリとした
外観形状となつている。
又、各小便器5は床面8から図中Aで示す450
mmの高さ位置に設置されており、さらに、タレ受
部11のユニツトパネル4からの前方側への突出
長さは図中Bで示す350mmの長さとなつている。
又、前記ユニツトパネル4内に埋設される後壁面
10の埋設深さは図中Iで示す130mmの長さとな
つており、ユニツトパネル4から前面側に露出す
る前記給水部15の突出長さHは35mmとなつてい
る。
さらに本例における各小便器5のタレ受部11
は、第2図に示すように先端が突出した形状に形
成され、先端には内側に湾曲した湾曲面11b,
11bを経て前方にDで示す100mm程度突出した
突出部11aが形成され、この突出部11aの幅
長Cは100mmに形成されている。従つて、用便時
に、用便者が僅かに足を開くことにより、股下内
にタレ受部11の突出部11aが挿入状態とな
り、用便者は湾曲面11b,11bに太股等を当
てた状態で、極めてユニツトパネル4に近付いた
状態で小便を行なうことができ、小便の滴等は確
実にタレ受部11内に落下し、床面8への滴の落
下が極めて少ない状態で小便を行なうことができ
る。
又、本例における小便器5の前記トラツプ部1
4は、第3図に示すように横向き(ユニツトパネ
ル4と平行方向)に形成されており、その排出口
14aに前記タレ受部11の突出方向とは直角方
向となり、トラツプ部14の前後方向の幅長が極
めて狭小な寸法となつている。
即ち、第9図に示すような従来の便器のトラツ
プ部64においては、前後方向に指向してトラツ
プ部が形成されており、排出口64aは後方側に
向けて開口されているため、トラツプ部64の前
後方向寸法が極めて広くなつていたのである。
本例においては、このようにトラツプ部14の
前後方向の幅長を極めて狭小な寸法としたため、
便所1の側壁面2とユニツトパネル4間の空間寸
法K内にコンパクトにトラツプ部14を配置させ
ることができ、空間K内には排水管等が側壁面2
に沿つて配設されるものであるため、このような
配管等の邪魔になることなくトラツプ部14の排
出口14aを接続することができ、側壁面2に沿
つて配設される排水管の流路方向と一致させた方
向に排出口14aを配置させ、空間寸法Kをでき
るかぎり狭く形成し、有効に空間利用が図れるよ
うな構造となつている。
又、前記タレ受部11の上面側周縁に形成され
ているリム16は第5図に示すような断面形状と
なつており、リム16の内側面は鉢部12側に急傾
斜した傾斜面16aとなつており、例えばこの傾
斜面16aは水平面に対し25°以上の傾斜角度で
傾斜したものであり、傾斜面16aに落下した小
便の滴等が良好に鉢部12内に流出される構造と
なつている。又、傾斜面16aを形成したことに
より、リム16内に形成される洗浄水の通水路1
8は三角形の断面形状となつており、その下端部
には洗浄水口19が多数開口されて、通水路18
を流れる洗浄水が洗浄水口19よりタレ受部11
の内面側に流出され鉢部12内が洗浄されるもの
となつている。
尚、このようにリム16に内側に急傾斜する傾
斜面16aを形成したことにより、傾斜面16a
は外側からは見えにくいため、この面に滴等がつ
いても前方側からは汚れが見えにくく、小便器5
の美観を良好に維持することができるものであ
る。
さらに本例においては、前記タレ受部11の底
面側に下方に突出した水切突起17が一体形成さ
れており、この水切突起17は前記ユニツトパネ
ル4から離れた前方位置に形成させておくことに
より、例え小便の滴がタレ受部11の底面側に流
出し、底面側を伝わつてユニツトパネル4側に流
下しようとしても、この水切突起17により遮ら
れ、水切突起17から床面8側に落下することと
なり、小便器5の下部部位に位置するユニツトパ
ネル4の前面側の汚れ等を良好に防止でき、この
部分は掃除が困難である部位のため、掃除の簡略
化等を図ることができる。
尚、この水切突起17に替え、第8図に示すよ
うに段部57を形成しても同様な効果を得ること
ができ、その他、溝状の凹部等を形成しても同様
な効果を得ることができる。
次に、前述した床面8に敷設される各ステツプ
9は、約300mmの正方形状に形成され、前面側の
高さFが30mm、後面側の高さGが25mmとなつてお
り、上面が前方側から後方へ傾斜した傾斜面に形
成されたものである。
このステツプ9は各小便器5のタレ受部11の
真下部の、第3図にEで示す約100mm程度の間隔
内には存在せず、この部位は床面8が露出した溝
部8aとなつており、このような溝部8aを形成
した状態で各ステツプ9は各小便器5の下部部位
に配置されており、第1図で示すように隣接する
各ステツプ9,9は連続したものとなつている。
この各ステツプ9は用便時には必ずこの上に乗
らねば小便が行なえない位置及び高さに設置され
ており、ステツプ9に乗つた状態で、前述した如
く用便者の股下位置にタレ受部11の突出部11
aが挿入状態となるものである。このようにステ
ツプ9,9が敷設されているため、用便時に立つ
位置が必然的に決定されることとなり、自然に用
便者はユニツトパネル4側に近付いた位置に立つ
て小便を行なうこととなり、より良好に床面8へ
の小便の滴の落下が防止され、各ステツプ9上に
は滴等が落下しないためステツプ9は常に清潔に
保持されることとなり、便所1内の美観を向上さ
せることができる。しかも、例えタレ受部11に
小便の滴がついた時にも、溝部8aが形成されて
いるため、この溝部8a内に滴が落下し、ステツ
プ9を常に清潔な状態に保持することができる。
尚、各ステツプ9の上面の傾斜勾配は5/300ない
しは10/300の傾斜勾配としておけば良く、清掃時
等における良好な水切り効果をも得ることができ
る。
次に、各小便器5,5を仕切る各スクリーン7
は上縁部が通常の仕切板よりも高く形成され、小
便時に隣の小便器の使用者の視界から完全に遮蔽
することのできる高さに形成されており、各スク
リーン7,7間は孤立状のブース化されたものと
なつている。そのため横を気にすることなく安ん
じて小便を行なうことができ、用便の快適さが保
障されている。
さらに前述したカウンター3は、平均的身長の
男性の目の位置よりも相当低い位置に設置されて
おり、そのため用便時に側壁面2までの前方空間
が相当広く確保され、ゆつたりとした状態で小便
を行なうことができ、又、用便時における前方空
間が広いため、自ずと用便時には前方側に身体を
移動させ易く、より小便器5に近付いた状態で小
便を行なうことができるものとなつている。
このように本例の便所1においては、自ずと小
便器5に身体を近付けた状態で小便が行なわれる
こととなり、そのため小便の滴等の床面8への落
下が減少され、便所1内を清潔に保持することが
できる。しかも後壁面10等がユニツトパネル4
内へ埋設状に設置されているため、小便器5が極
めてスツキリとした外観形状を呈し、便所1内の
美観が極めて向上される。又、スクリーン7の遮
蔽効果が大であるため、快適に用便を行ない得る
ものとなつている。
尚、第6図及び第7図には小便器の変形例を示
す。
即ち、第6図に示す小便器25においては、タ
レ受部31の形状が更に前方側に突出したものと
なつており、先端の突出部31aはユニツトパネ
ル4からBで示す420mmの位置まで突出されてお
り、突出部31aの幅長Cは100mmとなつている。
このように突出部31aが極めて前方側に突出さ
れたものであるため、用便時には足を広げること
により、股下内に完全に突出部31aが挿入され
た状態となり、小便の滴等をタレ受部31にて完
全に受け止めることができ、床面8への滴の落下
をより良好に防止することができるものである。
さらに第7図の小便器45においては、タレ受
部51の先端の突出部51aを、湾曲部51bの
湾曲を大にして極端に前方側に突出したものとし
たため、この突出部51aを跨ぐようにして良好
に小便を行なうことができるものである。
その他、タレ受部の前端の突出部は用便時に良
好に股下位置等に挿入状となるような形状とする
ことができ、小便の滴等を良好に受け止めること
ができる。
(考案の効果) 本考案は、壁面に壁掛け小便器を設置してなる
便所において、前記小便器の使用時に乗るための
上面が前傾したステツプを床面より立ち上げて敷
設するとともに、前記小便器の設置位置には該ス
テツプの存在しない床面と連続する溝部を形成
し、該溝部の上方に前記小便器のタレ受部を張り
出し状に配置したことにより、小便器の使用者が
溝部を跨ぐことにより足の位置決めを確実にし、
小便器のタレ受部が溝部の上方に張り出している
ため、用便時に全ての小便を確実に小便器のタレ
受部内に落下させることができ、小便をステツプ
の上面及び床面には落下させないようにして常に
清潔に保持することができ、又、ステツプは立ち
上げ状に設けられいるため、便所の床面が濡れて
いる時にもステツプ上に乗り、不快感を生ずるこ
となく小便を行なうことができ、又、床面と連続
した溝部を介し掃除を良好に行なつて、便所内を
清潔に保持することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は便所内に
配設された小便器の斜視構成図、第2図は小便器
の設置状態の半断面平面図、第3図は第2図の正
面要部断面図、第4図は第2図の側面断面図、第
5図はリム形状を示す拡大断面要部斜視図、第6
図はタレ受部の変形例を示す小便器の平面図、第
7図は更に異なる変形例を示す小便器の平面図、
第8図は変形例における小便器の側面図、第9図
は従来の小便器のトラツプ部構造を示す側断面図
である。 1……便所、2……側壁面、3……カウンタ
ー、4……ユニツトパネル、5……小便器、7…
…スクリーン、8……床面、8a……溝部、9…
…ステツプ、10……後壁面、11……タレ受
部、11a……突出部、12……鉢部、14……
トラツプ部、14a……排出口、15……給水
部、16……リム、17……水切突起、25,4
5……小便器、31,51……タレ受部、31
a,51a……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁面に壁掛け小便器を設置してなる便所におい
    て、前記小便器の使用時に乗るための上面が前傾
    したステツプを床面より立ち上げて敷設するとと
    もに、前記小便器の設置位置には該ステツプの存
    在しない床面と連続する溝部を形成し、該溝部の
    上方に前記小便器のタレ受部を張り出し状に配置
    したことを特徴とする便所。
JP1988163863U 1988-12-17 1988-12-17 Expired - Lifetime JPH0527570Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988163863U JPH0527570Y2 (ja) 1988-12-17 1988-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988163863U JPH0527570Y2 (ja) 1988-12-17 1988-12-17

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Publication Number Publication Date
JPH0284597U JPH0284597U (ja) 1990-06-29
JPH0527570Y2 true JPH0527570Y2 (ja) 1993-07-14

Family

ID=31448973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988163863U Expired - Lifetime JPH0527570Y2 (ja) 1988-12-17 1988-12-17

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52112244U (ja) * 1976-02-21 1977-08-25

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JPH0284597U (ja) 1990-06-29

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