JPH10182264A - セラミック造粒体 - Google Patents

セラミック造粒体

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Publication number
JPH10182264A
JPH10182264A JP9036663A JP3666397A JPH10182264A JP H10182264 A JPH10182264 A JP H10182264A JP 9036663 A JP9036663 A JP 9036663A JP 3666397 A JP3666397 A JP 3666397A JP H10182264 A JPH10182264 A JP H10182264A
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JP
Japan
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ceramic
spherical
granules
powder
granulated
Prior art date
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Pending
Application number
JP9036663A
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English (en)
Inventor
Shinpei Inamura
眞平 稲村
Mitsuhiro Matsushita
光宏 松下
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Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP9036663A priority Critical patent/JPH10182264A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/12Making granules characterised by structure or composition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】医薬工業製品、肥料製品、食品製品、飼料製
品、農業製品、触媒製品、窯業製品、セラミック製品、
粉末冶金製品、洗剤製品、プラスチック製品、バイオ工
業製品等、例えば触媒、軽量材料、防音材料、マイクロ
カプセル、軽量骨材等として好適に採用される軽量で調
整された粒径の造粒体を提供する。 【解決手段】球状の粉末体固形殻の内部に球状空間10
を有してなる造粒体1。 該造粒体1を構成する粉末体
は、有機質材料又は無機質材料であってよく、無機質材
料としてはセラミック、金属等が好ましく用いられる。
該造粒体は、吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒
子の表面に粉末体を接触させ、乾燥、又は更に焼成する
ことによって製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な造粒体に関
し、特に球状の殻の内部に球状空間(中空部)を有して
なる造粒体に関する。より好ましくは本発明は新規なセ
ラミック造粒体に関し、特に球状の殻の内部に球状空間
を有してなるセラミック造粒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来造
粒体は、医薬工業分野、肥料工業分野、食品工業分野、
飼料工業分野、農業分野、触媒工業分野、色材工業分
野、窯業分野、セラミック工業分野、粉末冶金工業分
野、洗剤工業分野、化粧品工業分野、プラスチック工業
分野、バイオ工業分野等において広く使用されつつあ
る。そして、それら造粒体は、転動造粒法、圧縮型造粒
法、撹拌型造粒法、押出し造粒法、破砕型造粒法、流動
層型造粒法、溶融造粒法、噴霧乾燥造粒法、液相造粒
法、真空凍結造粒法、液中造粒法等によって製造され
る。しかしながら、それら造粒法によっては、中空の造
粒体を得ることは容易でなく、わずかに噴霧乾燥造粒法
等により中空のものが得られている。特に内部に球状空
間を有する造粒体、特にはセラミック造粒体の提供は困
難であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく研究の結果、容易に任意粒径の粉末集合体よ
りなる球状殻の内部に球状空間(中空部)を有してなる
造粒体を製造する方法、特にはセラミック造粒体などを
製造する方法を開発し、本発明の造粒体を提案するに及
んだ。すなわち本発明は、(1)粉末集合体よりなる球
状殻の内部に球状空間を有してなることを特徴とする造
粒体、(2)粉末体が、有機質材料であることを特徴と
する前記(1)記載の造粒体、(3)粉末体が、無機質
材料であることを特徴とする前記(1)記載の造粒体、
(4)粉末体が、結合剤を含むものであることを特徴と
する前記(1)ないし(3)のいずれかに記載の造粒
体、及び(5)無機質材料がセラミック原料であること
を特徴とする前記(3)又は(4)記載の造粒体を提供
する。
【0004】また別の態様では、本発明は、(6)粉末
集合体のセラミックの球状殻の内部に球状空間を有して
なることを特徴とするセラミック造粒体、(7)粉末集
合体のセラミックの球状殻の内部に球状空間を有し、か
つその球状空間内に液体が充填されてなることを特徴と
するセラミック造粒体、(8)セラミックの球状殻の内
部に球状空間を有し、かつその球状空間内にガス体が充
填されてなることを特徴とするセラミック造粒体、
(9)セラミックの球状殻の内部に球状空間を有し、か
つその球状空間内に高温で液体又は気体となる固体が充
填されてなることを特徴とするセラミック造粒体、(1
0)セラミックの球状殻が、焼結されたセラミックであ
ることを特徴とする前記(6)ないし(9)のいずれか
に記載のセラミック造粒体、(11)吸水膨潤した高吸
水性ポリマーの球状粒子をセラミック原料粉末に接触さ
せて、同吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子の全
表面にセラミック原料粉末層を形成させた後、それを乾
燥させ、その後焼成して得られた、セラミックの球状殻
の内部に球状空間を有してなるセラミック造粒体からな
ることを特徴とするセラミック造粒体、(12)球状の
セラミック造粒体の殻が多孔質のものであることを特徴
とする前記(6)ないし(11)のいずれかに記載のセ
ラミック造粒体、(13)球状のセラミック造粒体の原
料粉末体が、結合剤を含むものであることを特徴とする
前記(6)ないし(12)のいずれかに記載のセラミッ
ク造粒体、(14)球状のセラミック造粒体の殻が液体
を含むものであることを特徴とする前記(6)ないし
(13)のいずれかに記載のセラミック造粒体、
【0005】(15)球状のセラミック造粒体の殻が金
属塩溶液を含むものであることを特徴とする前記(6)
ないし(14)のいずれかに記載のセラミック造粒体、
(16)球状のセラミック造粒体の殻が固体微粉末を含
むものであることを特徴とする前記(6)ないし(1
5)のいずれかに記載のセラミック造粒体、(17)セ
ラミック原料又はセラミックが、粘土、粘土鉱物、シャ
モット、珪砂、陶石、長石、アルミナ、マグネシア、ジ
ルコニア、シリカ、ムライト、コーディエライト、高炉
スラグ、アパタイト、シラス、フライアッシュ、フェラ
イト、炭化珪素、窒化アルミニウム及び窒化珪素から選
ばれた1種以上のものであることを特徴とする前記
(6)ないし(16)のいずれかにセラミック造粒体、
及び(18)セラミック原料又はセラミックが、粘土、
粘土鉱物、シャモット、珪砂、陶石、長石、フェライ
ト、アルミナ、マグネシア、ムライト、コーディエライ
ト、ジルコニア、シリカ、アパタイト、高炉スラグ、シ
ラス、フライアッシュ、炭化珪素、窒化アルミニウム及
び窒化珪素から選ばれた1種以上のものと粘結剤との混
合物であることを特徴とする前記(6)ないし(17)
のいずれかに記載のセラミック造粒体を提供する。
【0006】別の態様では、本発明は、(19)セラミ
ック造粒体が、触媒担体であることを特徴とする前記
(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミック造
粒体、(20)セラミック造粒体が、セメントモルタル
用又はコンクリート用混和材料であることを特徴とする
前記(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミッ
ク造粒体、(21)セラミック造粒体が、軽量骨材であ
ることを特徴とする前記(6)ないし(18)のいずれ
かに記載のセラミック造粒体、(22)セラミック造粒
体が、肥料を含有してなる肥料であることを特徴とする
前記(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミッ
ク造粒体、(23)セラミック造粒体が、土壌改良剤を
含有してなる土壌改良材料であることを特徴とする前記
(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミック造
粒体、(24)セラミック造粒体が、発光物質を含有し
てなる発光材料であることを特徴とする前記(6)ない
し(18)のいずれかに記載のセラミック造粒体、(2
5)セラミック造粒体が、燐光発生物質を含有してなる
燐光発生材料であることを特徴とする前記(6)ないし
(18)のいずれかに記載のセラミック造粒体、
【0007】(26)セラミック造粒体が、pH調整物
質を含有してなるpH調整材料であることを特徴とする
前記(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミッ
ク造粒体、(27)セラミック造粒体が、昇華性物質を
含有してなる昇華性物質放出であることを特徴とする前
記(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミック
造粒体、(28)セラミック造粒体が、香料を含有して
なる香料徐放性製品であることを特徴とする前記(6)
ないし(18)のいずれかに記載のセラミック造粒体、
(29)セラミック造粒体が、酵素を含有してなる酵素
含有製品であることを特徴とする前記(6)ないし(1
8)のいずれかに記載のセラミック造粒体、(30)セ
ラミック造粒体が、細菌類を含有してなる細菌類含有製
品であることを特徴とする前記(6)ないし(18)の
いずれかに記載のセラミック造粒体、(31)セラミッ
ク造粒体が、殺菌剤を含有してなる殺菌剤含有製品であ
ることを特徴とする前記(6)ないし(18)のいずれ
かに記載のセラミック造粒体、(32)セラミック造粒
体が、殺虫剤を含有してなる殺虫剤製品であることを特
徴とする前記(6)ないし(18)のいずれかに記載の
セラミック造粒体、
【0008】(33)セラミック造粒体が、色材を含有
してなる色材製品であることを特徴とする前記(6)な
いし(18)のいずれかに記載のセラミック造粒体、
(34)セラミック造粒体が、消化剤を含有してなる消
化剤含有製品であることを特徴とする前記(6)ないし
(18)のいずれかに記載のセラミック造粒体、(3
5)セラミック造粒体が、消火剤を含有してなる消火剤
含有製品であることを特徴とする前記(6)ないし(1
8)のいずれかに記載のセラミック造粒体、(36)セ
ラミック造粒体が、界面活性剤を含有してなる界面活性
剤含有製品であることを特徴とする前記(6)ないし
(18)のいずれかに記載のセラミック造粒体、(3
7)セラミック造粒体が、強磁性体材料を含有してなる
強磁性体材料含有製品であることを特徴とする前記
(6)ないし(30)のいずれかに記載のセラミック造
粒体、(38)セラミック造粒体が、希土類磁石材料を
含有してなる希土類磁石材料含有製品であることを特徴
とする前記(6)ないし(30)のいずれかに記載のセ
ラミック造粒体、(39)セラミック造粒体が、中性子
吸収材を含有してなる中性子吸収材含有製品であること
を特徴とする前記(6)ないし(18)のいずれかに記
載のセラミック造粒体、(40)セラミック造粒体が、
放射能放射材を含有してなる放射能放射材含有製品であ
ることを特徴とする前記(6)ないし(18)のいずれ
かに記載のセラミック造粒体、(41)セラミック造粒
体が、着色されたものであることを特徴とする前記
(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミック造
粒体、
【0009】(42)セラミック造粒体が、抗生物質を
含有してなる抗生物質含有製品であることを特徴とする
前記(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミッ
ク造粒体、(43)セラミック造粒体が、ホルモン物質
を含有してなるホルモン含有製品であることを特徴とす
る前記(6)ないし(18)のいずれかに記載のセラミ
ック造粒体、(44)セラミック造粒体が、水素吸蔵物
質を含有してなる水素吸蔵物質含有製品であることを特
徴とする前記(6)ないし(18)のいずれかに記載の
セラミック造粒体、(45)セラミック造粒体が、抗菌
物質を含有してなる抗菌物質含有製品であることを特徴
とする前記(6)ないし(18)のいずれかに記載のセ
ラミック造粒体、(46)セラミック造粒体が、高吸水
性ポリマーを含有してなる高吸水性ポリマー含有製品で
あることを特徴とする前記(6)ないし(18)のいず
れかに記載のセラミック造粒体、(47)セラミックの
球状殻が、多層構造のものであることを特徴とする前記
(6)ないし(27)のいずれかに記載のセラミック造
粒体、(48)セラミックの球状殻が、非焼結物である
ことを特徴とする前記(6)ないし(38)のいずれか
に記載のセラミック造粒体、及び(49)吸水膨潤した
高吸水性ポリマーの球状粒子をセラミック原料粉末体に
接触させて、同吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒
子の全表面に同粉末層を形成させた後、それを乾燥させ
て得られた、球状の未焼成セラミック殻の内部に球状空
間を有してなる未焼成セラミック造粒体からなることを
特徴とするセラミック造粒体を提供する。
【0010】さらにまた別の態様では、本発明は、(5
0)吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子をセラミ
ック原料粉末体に接触させて、同吸水膨潤した高吸水性
ポリマーの球状粒子の全表面に同粉末層を形成させた
後、それを乾燥させて得られた、球状の未焼成セラミッ
ク殻の内部に球状空間を有してなる未焼成セラミック造
粒体からなることを特徴とするセラミック造粒体、(5
1)吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子を粉末体
に接触させて、同吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状
粒子の全表面に粉末層を形成させた後、それを乾燥させ
ることにより得られ且つ球状の固形殻の内部に球状空間
を有してなる造粒体であることを特徴とする造粒体、
(52)前記(1)ないし(51)のいずれかに記載の
造粒体を液体中に浸漬し、造粒体の殻に液体を含浸させ
てあることを特徴とする造粒体、(53)液体が、金属
塩溶液であることを特徴とする前記(52)記載の造粒
体、(54)前記(1)ないし(51)のいずれかに記
載の造粒体を固体微粉末の懸濁液に浸漬し、乾燥して、
造粒体の殻に固体微粉末を混在させてあることを特徴と
する造粒体、(55)前記(1)ないし(51)のいず
れかに記載の造粒体を液体中に浸漬し、内部の球状空間
に液体を内蔵することを特徴とする造粒体、(56)前
記(1)ないし(51)のいずれかに記載の造粒体をガ
ス体中に放置し、内部の球状空間にガス体を内蔵するこ
とを特徴とする造粒体、
【0011】(57)粉末体が、〔1〕医薬、〔2〕肥
料、〔3〕食品、〔4〕セメント、〔5〕飼料、〔6〕
色材、〔7〕農薬、〔8〕化粧料、
〔9〕酵素含有物、
〔10〕界面活性剤、〔11〕半導体、〔12〕金属、
〔13〕多重カプセル構成物、〔14〕サーメット、
〔15〕塗料 コーティング材、〔16〕濾過材、〔1
7〕断熱材、〔18〕吸音材、〔19〕電波吸収材、
〔20〕吸光材、〔21〕反射材、〔22〕交通標識表
示材、〔23〕ボールベアリング、〔24〕バイオリア
クター、〔25〕遠赤外線放射材、〔26〕電熱材、
〔27〕軽量骨材、〔28〕球技材、〔29〕除湿材、
〔30〕炉材、〔31〕エンジンルーム壁材、〔32〕
ガスタービンルーム壁材、〔33〕裏貼(ライニング)
材、〔34〕通気口材、〔35〕土壌材、〔36〕生体
材用バイオセラミックス、〔37〕傾斜材、〔38〕ア
パタイト、〔39〕遅効性材料、〔40〕プラスチッ
ク、〔41〕感光材、〔42〕水素吸蔵材、〔43〕楽
器材、〔44〕音響 スピーカ材、〔45〕オゾン分解
材、〔46〕ホウロウ材、〔47〕釉薬材、〔48〕宇
宙飛行材、〔49〕太陽炉材、〔50〕人工歯材、〔5
1〕タイル材、〔52〕顔料、〔53〕充填材料、〔5
4〕接着剤主成分、〔55〕超微粒子材料、〔56〕永
久磁石材料、及び〔57〕形状記憶材料からなる群から
選ばれたものであることを特徴とする前記(1)ないし
(55)のいずれかに記載の造粒体、(58)前記
(1)ないし(57)のいずれかに記載の造粒体の多数
を、集合・結合して塊状体となっていることを特徴とす
る多数の造粒体を結合した塊状体、(59)前記(1)
ないし(57)のいずれかに記載の造粒体の多数を、焼
結して塊状焼結体となすことを特徴とする多数の造粒体
を焼結した塊状焼結体、(60)造粒体の表面に別異の
粉末層をコーティング形成して、球状の多層構造の固形
殻を有することを特徴とする前記(1)ないし(56)
のいずれかに記載の造粒体、(61)前記(60)記載
の造粒体の多数を、集合・結合して塊状体となすことを
特徴とする多数の造粒体を結合した塊状体、(62)前
記(60)記載の造粒体の多数を、焼結して塊状焼結体
となすことを特徴とする多数の造粒体を焼結した塊状焼
結体、及び
【0012】(63)造粒体が、〔1〕医薬、〔2〕肥
料、〔3〕食品、〔4〕セメント、〔5〕飼料、〔6〕
色材、〔7〕農薬、〔8〕化粧料、
〔9〕酵素含有物、
〔10〕界面活性剤、〔11〕半導体、〔12〕金属、
〔13〕多重カプセル構成物、〔14〕サーメット、
〔15〕塗料 コーティング材、〔16〕濾過材、〔1
7〕断熱材、〔18〕吸音材、〔19〕電波吸収材、
〔20〕吸光材、〔21〕反射材、〔22〕交通標識表
示材、〔23〕ボールベアリング、〔24〕バイオリア
クター、〔25〕遠赤外線放射材、〔26〕電熱材、
〔27〕軽量骨材、〔28〕球技材、〔29〕除湿材、
〔30〕炉材、〔31〕エンジンルーム壁材、〔32〕
ガスタービンルーム壁材、〔33〕裏貼(ライニング)
材、〔34〕通気口材、〔35〕土壌材、〔36〕生体
材用バイオセラミックス、〔37〕傾斜材、〔38〕ア
パタイト、〔39〕遅効性材料、〔40〕プラスチッ
ク、〔41〕感光材、〔42〕水素吸蔵材、〔43〕楽
器材、〔44〕音響用スピーカ材、〔45〕オゾン分解
材、〔46〕ホウロウ材料、〔47〕釉薬材料、〔4
8〕宇宙飛行材、〔49〕太陽炉材料、〔50〕人工歯
材料、〔51〕タイル材料、〔52〕顔料、〔53〕充
填材料、〔54〕接着剤主成分、〔55〕超微粒子材
料、〔56〕永久磁石材料、及び〔57〕形状記憶材料
からなる群から選ばれたものであることを特徴とする前
記(1)ないし(62)のいずれかに記載の造粒体を提
供する。さらにまた別の態様では、本発明は、(64)
吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子表面に粘結剤
を被着し、さらにその表面に粉末を被着した後、乾燥し
て得られる粉末集合体よりなる球状殻の内部に球状空間
を有してなることを特徴とする前記(1)ないし(6
3)のいずれかに記載の造粒体、(65)吸水膨潤した
高吸水性ポリマーの球状粒子表面に第1の粉末層を被着
し、次いでその上に1ないし2以上の粉末層を被着した
後、乾燥して得られる球状殻の内部に球状空間を有して
なることを特徴とする前記(1)ないし(64)のいず
れかに記載の造粒体、及び(66)2種以上の異種粉末
からなる混合粉末を、吸水膨潤した高吸水性ポリマーの
球状粒子表面に被着した後、乾燥して得られる球状殻の
内部に球状空間を有してなることを特徴とする前記
(1)ないし(65)のいずれかに記載の造粒体、を提
供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明では、吸水膨潤した高吸水
性ポリマーの球状粒子を粉末体に接触させて、同吸水膨
潤した高吸水性ポリマーの球状粒子の全表面に粉末層を
形成させた後、それを乾燥させることにより、容易に任
意粒径の中空の造粒体、すなわち球状の固形殻の内部に
球状空間を有してなる造粒体を得ることができる。特に
好適には本発明のセラミック造粒体は、セラミックの球
状殻の内部に球状空間を有してなるものであるが、これ
は吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子をセラミッ
ク原料粉末に接触させて、同吸水膨潤した高吸水性ポリ
マーの球状粒子の全表面にセラミック原料粉末層を形成
させた後、それを乾燥させ、その後焼成して得られる。
高吸水性ポリマーは、イオン性を有する基をもつ水溶性
の電解質ポリマーに、軽度の架橋結合を導入した3次元
網目構造のものであって、例えば、ポリアクリル酸塩系
のもの、酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体ケン
化物、でんぷん・アクリル酸グラフト重合体等である。
高吸水性ポリマーとしては、例えば、デンプン−アクリ
ロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、デンプン−
アクリル酸グラフト重合体の中和物、アクリル酸エステ
ル−酢酸ビニル共重合体のケン化物、架橋ポリビニルア
ルコール変性物、部分中和ポリアクリル酸塩架橋体、架
橋イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、無水マレイ
ン酸グラフトポリビニルアルコール架橋体、エチレン−
ビニルアルコール系重合体などが挙げられる。これらの
高吸水性ポリマーは、架橋が均一なものでも、あるいは
表面架橋化処理を施したものでも、いずれも使用でき
る。高吸水性ポリマーとしては、例えば、特公昭49−
43395号公報、特公昭53−46199号公報、特
公昭55−21041号公報、特公昭53−13495
号公報、特公昭55−19243号公報、特公昭60−
25045号公報、特開昭54−20093号公報、特
開昭55−84304号公報、特開昭56−91837
号公報、特開昭56−93716号公報、特開昭56−
161408号公報、特開昭58−71907号公報、
特開昭56−36504号公報、特開昭57−2140
5号公報、特開昭61−87702号公報、特開昭61
−157513号公報、特開昭62−62807号公
報、特開平2−49002号公報などに記載のもの、さ
らには特開昭58−180233号公報、特開昭58−
117222号公報、特開昭58−42602号公報に
開示のように加工処理されたものなどが挙げられる。
【0014】本発明で使用される吸水膨潤した高吸水性
ポリマーは、高吸水性ポリマー対水比が、1:50〜
1:500であることが好ましい。高吸水性ポリマー
が、粉粒体であり、その粒径は0.02〜3.0mmで
あることが好ましく、それらを水中に浸し吸水膨潤した
高吸水性ポリマーは、小球状体であり、その粒径が0.
1〜60.0mmであることかでき、0.2〜10mm
であることが好ましい。粒径はJIS規格の標準フルイ
を用いることによりそのサイズを選別することができる
ので、高吸水性ポリマーとして適切な粒径のものを選ぶ
ことにより、造粒体の球状の固形殻の内部の球状空間を
簡単かつ任意の大きさに調節することができる。吸水膨
潤した高吸水性ポリマーの球状粒子は、粉末体に接触さ
せ、該高吸水性ポリマーの球状粒子の表面に粉末層を形
成させる。本工程は、一般的には粉末体を板上に適当な
厚さにして広げ、その上に適当な大きさの該高吸水性ポ
リマーを投下して、転動して、その高吸水性ポリマーの
表面に粉末体をまんべんなくまぶすことによりなし得る
が、こうした方法に限定されることなく実質的に同等な
処理であれば制限なく採用できる。ここで実質的に同等
な処理とは、該高吸水性ポリマーの表面に粉末層が形成
されるものを意味する。粉末層の厚さは、粉末体の種類
に応じて、また最終造粒体に求められる性状に応じて適
宜選択できる。本工程で用いる粉末体の量は、通常好ま
しくは大量に用いて該高吸水性ポリマーの表面を充分に
被覆し得るようにする。
【0015】乾燥処理は、通常の乾燥処理のうちから選
択して用いることができるが、好ましくは赤外線、マイ
クロ波などを用いることができる。また、高周波誘電加
熱は、周波数2450MHz前後、電力180〜600
W、通電加熱時間10分〜60分間で実施されることが
好ましい。高周波誘電加熱装置は、バッチ式装置、ロー
ラーコンベヤー式装置、減圧式乾燥装置、高電界方式導
波管形乾燥装置などが挙げられる。高周波誘電加熱装置
は、東芝メカトロニクス(株)などから入手でき、赤外
線乾燥加熱装置は、(株)日立製作所、(株)東芝など
から入手できる。さらに、高周波誘電加熱されて乾燥さ
れた球状の中空造粒体を焼成炉内で焼成することによっ
て、焼結体とすることも好ましい。乾燥された球状の中
空造粒体は、低温でさらに乾燥したり、より高温で乾燥
したり、さらには低温で焼成したり、より高温で溶融焼
成することもできる。本発明で使用される粉末体として
は、有機質材料、無機質材料、それらの混合物であるこ
とができる。該粉末体には結合剤が配合されていてよ
い。結合剤としては、該粉末材の種類に応じて選択する
ことができ、当該分野で知られたものから選ぶことがで
きるが、それらに特に限定されない。
【0016】上記〔1〕医薬、〔2〕肥料、〔3〕食
品、〔4〕セメント、〔5〕飼料、〔6〕色材、〔7〕
農薬、〔8〕化粧料、
〔9〕酵素含有物、〔10〕界面
活性剤、〔11〕半導体、〔12〕金属、〔13〕多重
カプセル構成物、〔14〕サーメット、〔15〕塗料
コーティング材、〔16〕濾過材、〔17〕断熱材、
〔18〕吸音材、〔19〕電波吸収材、〔20〕吸光
材、〔21〕反射材、〔22〕交通標識表示材、〔2
3〕ボールベアリング、〔24〕バイオリアクター、
〔25〕遠赤外線放射材、〔26〕電熱材、〔27〕軽
量骨材、〔28〕球技材、〔29〕除湿材、〔30〕炉
材、〔31〕エンジンルーム壁材、〔32〕ガスタービ
ンルーム壁材、〔33〕裏貼(ライニング)材、〔3
4〕通気口材、〔35〕土壌材、〔36〕生体材 バイ
オセラミックス、〔37〕傾斜材、〔38〕アパタイ
ト、〔39〕遅効性材料、〔40〕プラスチック、〔4
1〕感光材、〔42〕水素吸蔵材、〔43〕楽器材、
〔44〕音響用スピーカ材、〔45〕オゾン分解材、
〔46〕ホウロウ材料、〔47〕釉薬材料、〔48〕宇
宙飛行材、〔49〕太陽炉材料、〔50〕人工歯材料、
〔51〕タイル材料、〔52〕顔料、〔53〕充填材
料、〔54〕接着剤主成分、〔55〕超微粒子材料、
〔56〕永久磁石材料、及び〔57〕形状記憶材料から
なる群から選ばれたものとしては、当該分野で公知のも
のあるいはそれらを改良して得られたものであれば特に
限定されないが、例えば、社団法人 日本化学会編、
「化学便覧 応用編(改訂3版)」、丸善株式会社、昭
和55年3月15日発行;社団法人 日本化学会編、
「化学便覧 応用化学編」、丸善株式会社、昭和61
年;社団法人 日本化学会編、「化学便覧 応用化学編
(第5版)」、丸善株式会社、平成7年3月15日発行
(第1分冊及び第2分冊)に記載されたもの、さらには
それらで引用している文献(参考文献)に記載されたも
のであることができる。
【0017】医薬としては、中枢神経系用薬、アレルギ
ー用薬(抗ヒスタミン剤)、循環器官用薬、呼吸器官用
薬、消化器官用薬、ホルモン剤、代謝性医薬品、抗悪性
腫瘍剤、抗生物質製剤、化学療法剤、麻薬などが挙げら
れる。中枢神経系用薬としては、例えば全身麻酔剤、催
眠鎮静剤、抗てんかん剤、解熱鎮痛消炎剤、鎮うん剤、
精神神経用薬、末梢神経系用薬、局所麻酔剤、骨格筋弛
緩剤、自律神経剤、鎮けい剤などがある。循環器官用薬
としては、例えば強心剤、不整脈用剤、利尿剤、血圧降
下剤、血管収縮剤(昇圧剤)、血管拡張剤、動脈硬化用
剤、その他の循環器官用薬(脳代謝改善剤ほか)などが
ある。呼吸器官用薬としては、例えば鎮咳去痰剤、気管
支拡張剤などがある。消化器官用薬としては、例えば消
化性潰瘍用剤、健胃消化剤、制酸剤、利胆剤、整腸剤、
その他の消化器官用薬(鎮吐剤ほか)などがある。ホル
モン剤としては、例えば脳下垂体ホルモン剤、甲状腺ホ
ルモン剤、抗甲状腺剤、タンパク同化ステロイド剤、副
腎皮質ホルモン剤、男性ホルモン剤、女性ホルモン剤
(卵胞ホルモン,黄体ホルモン剤)、その他のホルモン
剤などがある。代謝性医薬品としては、例えばビタミン
剤、血液及び体液用薬、その他の代謝性医薬品(痛風治
療剤、糖尿病用剤)などがある。抗生物質製剤として
は、例えばペニシリン類、セファロスポリン類、アミノ
グリコシド類、マクロライド類、テトラサイクリン類、
クロラムフェニコール類、抗真菌性抗生物質、抗腫瘍性
抗生物質、その他の抗生物質などがある。化学療法剤と
しては、例えばサルファ剤、抗結核剤、抗ウイルス剤、
その他の化学療法剤などがある。
【0018】肥料としては、カリ肥料(例えば、天然カ
リウム塩あるいはカリウム鉱石、塩化カリウム、硫酸カ
リウムなど)、石灰肥料、苦土肥料、苦土石灰肥料、ケ
イ酸石灰肥料、ケイカル肥料、窒素肥料(例えば、塩化
アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、
炭酸アンモニウムなどのアンモニア系肥料、硝酸ナトリ
ウム、硝酸石灰、硝酸カリウム、石灰窒素など)、尿素
肥料(例えば、尿素、ウレアホルム、イソブチリデン二
尿素、クロトニリデン二尿素、ウレアゼット(Urea-
Z)、グリコールウリル(アセチレン尿素)、グアニル
尿素、オキサミド、ジフルフリリデン三尿素、トリアジ
ン系化合物などの緩効性窒素肥料、チオ尿素、ジシアン
ジアミドなどの硝酸化成抑制剤など)、リン酸肥料(例
えば、過リン酸石灰、苦土過リン酸、重過リン酸石灰、
沈殿リン酸石灰、副産リン肥、溶成苦土リン肥などの溶
成リン肥、脱フッ焼成リン酸三石灰などの焼成リン肥、
トーマスリン肥など)、有機質肥料(例えば、魚粕粉
末、骨粉、植物油粕粉末など)、石灰質肥料(例えば、
炭酸カルシウム、消石灰、生石灰など)、ケイ酸質肥料
(例えば、スラグ類(ケイカル肥料)など)、苦土肥料
(例えば、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウムな
ど)、マンガン質肥料(例えば硫酸マンガンなど)、複
合肥料(例えば、普通配合肥料、尿素配合肥料、塩基性
配合肥料などの配合肥料、低度化成肥料、高度化成肥料
などの化成肥料など)、微量要素混合肥料、農薬その他
の物質が混入された肥料、土壌改良剤などが混入された
肥料などが挙げられる。
【0019】食品としては、穀類、イモ及びデンプン
類、砂糖及び甘味類、油脂類、豆類、魚介類、獣鳥鯨肉
類、卵類、野菜類、果実類、キノコ類、藻類、嗜好飲料
類などをあげることができる。油脂としては、植物油脂
と動物油脂が挙げられ、植物油脂としては、大豆油、ナ
タネ油、米ヌカ油、綿実油、ゴマ油、ヒマワリ油、カラ
シ油、サフラワー油、トウモロコシ油、ベニバナ油、オ
リーブ油、ヤシ油、ラッカセイ油などが挙げられ、動物
油脂としては、牛,豚,ニワトリなどから得られる体
脂、牛乳,山羊乳などがら得られる乳脂、ニシン油、イ
ワシ油、サバ油、サンマ油、鯨油などが挙げられる。砂
糖などの糖類としては、ショ糖、ブドウ糖、果糖、麦芽
糖、乳糖、蜂蜜などの天然甘味料、水アメ、粉アメ、精
製ブドウ糖、異性化糖などの工業的に得られるデンプン
糖、マンニトールなどの糖アルコールなどが挙げられ
る。デンプン類としては、例えば、トウモロコシ、ジャ
ガイモ、カンショ、キャッサバ、コムギ、サゴなどから
得られるもの、デキストリン、変性デンプン、アミロー
ス、ペクチン、エステル化デンプン、エーテル化デンプ
ン、架橋デンプン、アルファデンプンなどが挙げられ
る。食品としては、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、
核酸類、タンパク加水分解物、旨味ペプチド、苦味ペプ
チド、甘味ペプチド、香辛料、有機酸、植物性色素、動
物性色素、合成色素なども挙げることができる。食品と
しては、さらに食品添加物、例えば、調味料、甘味料、
香料、着色料、酸化防止剤、着色防止剤、乳化剤、糊
料、保存料、漂白剤なども挙げられる。
【0020】セメントとしては、自硬性セメント、潜在
水硬性セメント、混合セメント、ポリマーセメント、レ
ジンコンクリートなどが挙げられる。自硬性セメントと
しては、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポル
トランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中康
熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメン
ト、白色ポルトランドセメントなどのポルトランドセメ
ント、アルミナセメント、急硬高強度セメント、膨張セ
メント、酸性リン酸塩セメント、コロイドセメント、焼
セッコウなどが挙げられる。潜在水硬性セメントとして
は、例えば石灰スラグセメント、高炉セメント、高硫酸
塩スラグセメント、キーンスセメントなどが挙げられ
る。混合セメントとしては、例えば石灰シリカセメン
ト、シリカセメント、フライアッシュセメントなどの石
灰ケイ酸系混合セメント、ケイ酸ナトリウムやケイ酸カ
リウム系セメント、水ガラス、オキシクロライドセメン
ト、リン酸セメントなどが挙げられる。セメントには、
各種の混和材料が配合されていることができ、こうした
混和材料としては、例えばAE剤、減水促進剤、減水遅
延剤、AE減水剤などの減水剤、高性能減水剤、遅延
剤、促進剤、急結剤、防水剤、起泡剤、発泡剤、増粘
剤、保水剤、防錆剤、水和熱低減剤、界面活性剤などが
挙げられる。遅延剤としては、糖類、オキシカルボン酸
塩、ポリハイドロキシ化合物、リグニンスルホン酸塩、
けいフッ化物などが挙げられる。ポリマーセメントとし
ては、例えばゴムラテックス系(スチレンブタジエンゴ
ム)セメント、熱可塑性樹脂エマルジョン系(エチレン
酢酸ビニル)セメント、アクリル系(ポリアクリル酸エ
ステル)セメントなどが挙げられる。レジンコンクリー
トとしては、例えば熱硬化性不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、フラン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル酸
エステル、メタアクリル酸エステルなどからなるものが
挙げられる。
【0021】飼料としては、家畜などの飼料、ペットな
どの飼料(例えば、犬用、猫用などの他、観賞魚、小
鳥、競争馬、動物園動物などのためのもの、養殖魚類な
どの飼料が挙げられる。飼料に用いられる原料として
は、例えば穀類、マメ類、イモ類、油粕類、ヌカ類、製
造粕類、動物質のもの(例えば魚粉、ホワイトフィッシ
ュミール、フィッシュソリュブル、肉粉、肉骨粉、フェ
ザーミール、蚕よう油粕、脱脂粉乳、乾燥ホエー、動物
性油脂など)、ビール酵母、トルラ酵母、スクリーニン
グペレット、アルファルファミール、ミカン皮、炭酸カ
ルシウム、塩化ナトリウム、リン酸二石灰、リン酸三石
灰などが挙げられる。飼料としては、さらに各種ビタミ
ン類、各種アミノ酸、ミネラル、抗生物質、抗菌物質、
酵素、防カビ剤、抗酸化剤、色素強化剤、甘味料、香
料、ホルモンなどを添加することができる。飼料として
は、鶏用配合飼料(例えば、ヒナ用飼料、ブロイラー用
飼料、成鶏用飼料、肉用種鶏用飼料など)、豚用飼料
(例えば、子豚育成用飼料、肉豚肥育用飼料、種豚育成
用飼料など)、牛用飼料(例えば、乳牛用飼料、若齢牛
育成用飼料、肉用牛肥育用飼料など)、七面鳥用飼料、
ウズラ用飼料、例えばウナギ、コイ、ニジマス、アユ、
マダイ、ハマチなどの養殖魚用飼料、実験動物用飼育な
どが挙げられる。
【0022】農薬としては、殺菌剤、殺虫剤、殺菌殺虫
剤、殺鼠剤、除草剤、植物生長調節剤、誘引剤、忌避
剤、化学不妊剤、補助剤などが挙げられる。農薬として
は、無機化合物、例えば銅剤、水銀剤、亜鉛剤、鉄剤、
硫黄剤、ヒ素剤、フッ素剤、リン剤、塩素剤、カルシウ
ム剤、アルカリ剤など;有機化合物、例えばニコチン
剤、ピレトリン剤、ロテノン剤、マシン油剤、有機硫黄
剤、有機水銀剤、有機塩素剤、有機リン剤、有機ヒ素
剤、ニトロ系剤、フェノール系剤、トリアジン系剤、キ
ノン系剤、抗生物質など;微生物又はその産生毒素など
が挙げられる。殺虫剤としては、ピレトリン類(天然ピ
レトリン、合成ピレスロイド及びその誘導体)、ロテノ
ン類、ニコチン、ノルニコチン、ネライヌトキシン、パ
ラチオン、マラチオン、ダイアジノン、トリクロルフォ
ン、フェニトロチオン、テップ、アセフェート、クロル
ピリホス、サリチオン、ジクロルボス、フエンチオン、
フェントエート、メチダチオン、EPN、ジスルホト
ン、メチルパラチオンなどの有機リン系殺虫剤、MIP
C、MTMC、MPMC、カーバリール、BPMC、プ
ロポキサーなどのカルバメート系殺虫剤、DDT、BH
C、アルドリン、ディルドリン、ヘプタクロール、エン
ドリン、クロールデンなどの有機塩素系殺虫剤、ジニト
ロフェノール系殺ダニ剤、クロロフェニル系殺ダニ剤
(例えば、クロロベンジレート、CPCBS、ジコホ
ル、ブロモプロピレートなど)、その他の殺ダニ剤、ヒ
素剤、殺線虫剤などが挙げられる。殺菌剤としては、例
えば抗生物質、重金属系殺菌剤(例えば、ボルドーなど
の含銅剤、有機水銀剤、有機スズ剤、有機ヒ素化合物な
ど)、硫黄系殺菌剤(例えば、無機硫黄剤、ジチオカル
バメート系殺菌剤、有機硫黄系殺菌剤など)、有機リン
系殺菌剤、芳香族系殺菌剤(例えば、PCP、DDC、
PCNB、ジクロン、TPNなど)、複素環式化合物殺
菌剤(例えば、キャプタン、トリアジン、キノメチオネ
ート、ベノミル、フサライド、フェナジン、ヒドロキシ
イソキサゾールなど)が挙げられる。除草剤としては、
例えばフェノキシ系除草剤、フェノール系除草剤、ジフ
ェニルエーテル系除草剤、アニリン系除草剤、尿素系除
草剤、カルバメート系除草剤、アミド系除草剤、ニトリ
ル系除草剤、ビピリジリウム系除草剤、トリアジン系除
草剤、脂肪酸系除草剤、ジアジン系除草剤などが挙げら
れる。
【0023】化粧料としては、基礎化粧品用物、メイク
アップ化粧品用物、薬用化粧品用物、毛髪用化粧品用
物、口腔用化粧品用物、浴用化粧品用物、芳香品、香料
などが挙げられる。基礎化粧品としては、例えばクリー
ム、乳液、化粧水などが挙げられ、メイクアップ化粧品
としては、例えば白粉、口紅、ネイルエナメル、マスカ
ラ、アイシャドウなどのアイメイクアップ類などが挙げ
られ、薬用化粧品としては、日焼け止め製品、サンタン
製品、防臭化粧品などが挙げられる。毛髪用化粧品とし
ては、例えばシャンプー、コールドウェーブローショ
ン、染毛料、ポマード、ヘアーリキッドなどが挙げら
れ、口腔用化粧品としては、歯みがき、口腔清浄剤、消
臭剤などが挙げられる。
【0024】界面活性剤としては、陰イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界
面活性剤などが挙げられる。陰イオン界面活性剤として
は、例えば、セッケン、ロート油、硫酸エステル塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、N−アシルアミノ酸塩、Z−スルホコハク酸ジア
ルキル塩、N−(Z−スルホ)エチル−N−メチルアル
カンアミド塩などが挙げられる。陽イオン界面活性剤と
しては、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、アルキ
ルピリジニウムブロミド、アルキルベンジルジメチルア
ンモニウムクロリドなどが挙げられる。非イオン界面活
性剤としては、例えば、アルキルポリオキシエチレンエ
ーテル、アルキルフェニルポリオキシエチレンエーテ
ル、アルキルカルボニルオキシポリオキシエチレン、
N,N−ジ(ポリオキシエチレン)アルカンアミド、脂
肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸多価アルコールポ
リオキシエチレンエーテル、脂肪酸ショ糖エステル、
N,N−ジ(アルカノール)アルカンアミド、ポリオキ
シアルキレンブロックコポリマーなどが挙げられる。界
面活性剤は、洗浄剤、湿潤剤、浸透剤、分散剤、凝集
剤、乳化剤、乳化破壊剤、可溶化剤、起泡剤、消泡剤、
平滑剤、減摩剤、柔軟剤、帯電防止剤、撥水剤、殺菌
剤、防錆剤などに用いられていることから、造粒体も同
様な用途が期待できる。
【0025】塗料としては、合成樹脂塗料、油性塗料、
酒精塗料、無機質塗料などが挙げられる。合成樹脂塗料
などに用いられる合成樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂などが挙げられ、熱可塑性樹脂としては、例
えば、熱可塑性アクリル樹脂のようなアクリル系樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、フッ化ビニリデ
ン樹脂のようなハロゲン化ビニル系樹脂、塩素化ポリプ
ロピレンのようなポリオレフィン系樹脂、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルアセタール・ブチラールのような
ポリビニルアルコール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチ
レンブタジエン系樹脂のようなエマルジョン系樹脂、高
分子ポリエステル、ナイロンなどが挙げられる。熱硬化
性樹脂としては、例えば、アルキド、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル、熱硬化性アクリル樹脂、メラニン樹
脂、尿素樹脂、ウレタンプレポリマー、シリコン中間
体、フェノール樹脂、キシレン樹脂、マレイン樹脂、ポ
リブタジエン、石油樹脂などが挙げられる。
【0026】半導体としては、公知のものあるいはそれ
を改良したものなど特に限定されないが、例えば単体半
導体、2種の元素を組み合わせた2元合金化合物半導
体、3種以上の元素(例えば、II−IV−V族、III 、
V、VII 族など)を組み合わせた多元合金化合物半導体
などが挙げられ、Si、Ge、SnなどのIV族元素、S
iCなどのIV−IV族元素の組み合わせ、Se、Teなど
のVI族元素、III −V族元素の組み合わせ(例えば、B
P、AlP、AlAs、AlSb、GaN、GaP、G
aAs、GaSb、InP、InAs、InSbな
ど)、II−VI族元素の組み合わせ(例えば、ZnO、Z
nS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdT
e、HgS、HgSe、HgTeなど)、IV−VI族元素
の組み合わせ(例えば、PbS、PbSe、PbTe、
SnTeなど)からなるものが挙げられる。半導体は拡
散法、イオン注入法、エピタキシャル成長法など、ドー
ピングなどにより必要に応じ不純物などが添加されてい
ることができる。
【0027】サーメットとしては、酸化物サーメット、
炭化物サーメット、ホウ化物サーメット、窒化物サーメ
ットなどが挙げられる。サーメットのセラミックス成分
としては、例えばTiC、WC、Cr32 、Al2
3 、SiO2 などを挙げることができるが、これには限
定されないで、セラミックスとして知られたもののうち
から用いることができる。サーミットに用いる金属とし
ては、特に限定されないが、例えば、Ni、Mo、F
e、Cr、Co、Ag、Cu、Snなどが挙げられ、さ
らにはCdO、ZnO、SnO2 などの各種の金属酸化
物なども挙げることができる。
【0028】本発明では好ましくはセラミック造粒体が
得られる。セラミック原料粉末としては、粒径数μm〜
数100μmのものが好ましい。セラミック原料粉末と
しては、高温で焼結されるものであればよく、例えば粘
土、粘土鉱物、シャモット、珪砂、陶石、長石、アルミ
ナ、マグネシア、ジルコニア、シリカ、ムライト、コー
ディエライト、高炉スラグ、シラス、フライアッシュ、
フェライト、アパタイト、炭化珪素、窒化アルミニウ
ム、窒化珪素等があり、通常1000〜2000℃で焼
結されるものである。
【0029】セラミック原料粉末には、成形時、乾燥時
及び焼成時の形状維持及び強度保持ために、低温時にお
ける形状・強度維持のためのカルボキシメチルセルロー
ズ、澱粉、水ガラス等の低温バインダ及び/又は焼成時
の形状・強度維持のための釉薬フリット、フッ化カルシ
ウム、ガラスフリット等の高温バインダを混合すること
が好ましい。なお、バインダは必ずしも必要でなく、バ
インダ無しでセラミック原料粉末のみを焼結することも
できる。焼結は、焼結適温であることが好ましく、それ
により粒子同志が点接触で接合されるため、焼結された
球状のセラミック殻は多孔質、すなわち連通細孔の多孔
質殻壁となり、その球状の多孔質殻壁を介して内部の球
状空間と外部との間に気体、液体の流通が実現される。
この流通性は、通常連通性細孔を通して徐々に流通され
るため種々の機能効果を発揮させるものであり、種々の
用途製品の提供を可能とする。例えば、内部の球状空間
に充填された気体、例えば殺菌性ガスの塩素、反応性ガ
ス等が徐々に流通・流出する。また、内部の球状空間に
充填された液体、例えば香料、アルカリ液、酸液等のp
H調整剤、殺菌剤液、金属塩溶液、有機溶剤等が、徐々
に流通・流出する。さらに、内部の球状空間に充填され
た固体、例えば樟脳、固形香料、蝋材、肥料等が徐々に
放出される。土壌中に埋設された本発明のセラミック造
粒体中の肥料等は、雨水等の侵入により、徐々に土壌中
へ溶出し、長期持続性の肥料となる。 なお、内部の球
状空間に液体、気体等を導入する方法としては、例えば
真空チャンバー内に本発明の造粒体を入れ、内部の球状
空間を真空とした後、その造粒体の周囲を液体又は気体
で包囲し、常圧に戻すことで容易に実施することができ
る。固体の導入は、真空チャンバー内に入れた本発明の
造粒体の周囲を高温加熱により液状化した蝋、アルミニ
ウム、錫等の金属で包囲し、常圧に戻すことで容易に導
入することができる。
【0030】また、球状のセラミック造粒体の殻が固体
微粉末を含むものも好ましい。例えば、触媒物質として
の酸化バナジウム、プラチナ、酸化マンガン、銀、酸化
チタン等を担持させ、自動車排気ガスの分解用の触媒と
することも好ましい。また、高性能減水剤、防錆剤等の
セメントモルタル用又はコンクリート用混和材料を充填
したものとすることも好ましい。セラミック造粒体は、
軽量骨材、土壌改良材料、球状空間又は/及び殻に発光
物質を含有してなる発光材料、燐光発生物質を含有して
なる燐光発生材料、ヨウ素、水銀、樟脳等の昇華性物質
を含有してなる昇華性物質放出材、香料を含有してなる
香料徐放性製品、蛋白分解酵素、澱粉分解酵素等の酵素
含有製品、各種バクテリア、細菌類を含有してなる細菌
類含有製品、殺菌剤を含有してなる殺菌剤含有製品、殺
虫剤を含有してなる殺虫剤製品、抗菌剤を含有してなる
抗菌剤含有製品であることも好ましい。さらに、色材を
含有してなる色材製品であるセラミック造粒体も好まし
い。そしてまた、濾過材料としても利用でき、例えば該
セラミック造粒体を網製容器内に充填して、濾過材層と
し、その層を介して被濾過材料気体、液体、固体懸濁液
体等を濾過処理することも好ましい。その際、触媒を担
持したセラミック造粒体を濾過材料として用いれば、S
Ox,NOx等の公害ガス及びタバコ煙霧等の微細粉を
含む気体を清浄化することができる。
【0031】アルミナ、トリア、マグネシア、ジルコニ
アなどを主な材料として耐熱性に優れたセラミック造粒
体は、耐熱構造材などとして有用である。炭素、炭化ケ
イ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、サイアロン、ム
ライト、コーディエライト、チタン酸アルミニウムなど
を主な材料として耐食性に優れたセラミック造粒体は、
構造体、電子部品材料として有用である。チタン酸カリ
ウム繊維、多孔質ケイ酸カルシウム、ムライト質繊維、
アルミナ繊維などを主な材料として断熱性に優れたセラ
ミック造粒体は、耐熱材、不燃材などとして有用であ
る。ベリリア、ダイヤモンド、炭化ケイ素、窒化アルミ
ニウム、窒化ホウ素などを主な材料として伝熱性に優れ
たセラミック造粒体は、放熱材料などとして有用であ
る。
【0032】アルミナ、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ
素、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタン、炭化
ケイ素、窒化チタン、ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウ
ムなどを主な材料として硬質:耐摩性に優れたセラミッ
ク造粒体は、研磨材、研削材、切削材、耐摩耗材などと
して有用である。炭化ケイ素、窒化ケイ素、PSZ、ア
ルミナなどを主な材料として高強度性に優れたセラミッ
ク造粒体は、構造材料などとして有用である。強化ガラ
ス、黒鉛繊維、ウィスカーなどを主な材料として耐食性
に優れたセラミック造粒体は、機械部品などとして有用
である。Al23 、BeO、ダイヤモンド、Mg2
iO4 、MgSiO3 、コーディエライト、SiC、B
N、AlN、ムライト、SiO2 などを主な材料として
高絶縁性に優れたセラミック造粒体は、碍子点火栓、I
C基板パッケージ材などとして有用である。
【0033】チタン酸バリウム、チタン酸塩(Ba2
920)、(Zr,Sn)Ti4、Pb(Mg,N
b)O3 、Ba(Zn,Nb)O3 などを主な材料とし
て強誘電性に優れたセラミック造粒体は、コンデンサ
ー、レゾネーターなどとして有用である。PZT、水
晶、LiTaO3 、LiNbO3 、ZnO、Bi12Ge
20、PbTiO3 系、KTNなどを主な材料として圧
電性に優れたセラミック造粒体は、振動子、共振子フィ
ルター、遅延素子、着火素子、圧電トランスなどとして
有用である。
【0034】PZT、LiTaO3 、PbTiO3 など
を主な材料として焦電性に優れたセラミック造粒体は、
赤外線検出素子などとして有用である。PLZT、AD
P、KDP、LiTaO3 、LiNbO3 、KTP、B
aB24 などを主な材料として電気偏光特性に優れた
セラミック造粒体は、画像記憶素子、電気光学偏光素子
などとして有用である。SiC、LaCrO3 、MoS
2 、ZrO2 、炭素などを主な材料として抵抗発熱特
性に優れたセラミック造粒体は、抵抗発熱体などとして
有用である。マンガン−ニッケル−コバルト系酸化物、
ZrO2 、TiO2 、チタン酸バリウム固溶体、バナジ
ウム:チタン酸化物系などを主な材料として抵抗温度特
性に優れたセラミック造粒体は、サーミスター(NT
C)、加熱素子(PTC)、温度素子(CTR)などと
して有用である。
【0035】酸化亜鉛−ビスマス系、SiCなどを主な
材料として非線形抵抗特性に優れたセラミック造粒体
は、電圧安定素子、バリスターなどとして有用である。
SnO2 、ZnO、TiO2 、ZrO2 などを主な材料
として抵抗ガス性に優れたセラミック造粒体は、ガスセ
ンターなどとして有用である。MgCr24 −TiO
2 系、ZnO−Li2 O−V25 系、Li2 O−Fe
23 系などを主な材料として抵抗湿度特性に優れたセ
ラミック造粒体は、湿度センサーなどとして有用であ
る。B−P系、B−Y系などを主な材料として熱電能性
に優れたセラミック造粒体は、熱電能素子などとして有
用である。β−アルミナ、ジルコニア、NASICO
N、リチウム含有ガラスなどを主な材料としてイオン導
電性に優れたセラミック造粒体は、電池用固体電解質、
センサーなどとして有用である。
【0036】BaPb1x Bix3 、LiTi2
4 、Pbx Mo67 、(La,Ba)2 CuO4 、B
2 YCu37 、Bi2 Sr2 Ca2 Cu38 など
を主な材料として超伝導性に優れたセラミック造粒体
は、素子、ケーブル、マグネットなどとして有用であ
る。BaTiO3 、ZnTiO3 などを主な材料として
熱電子放射性に優れたセラミック造粒体は、二次電子放
射素子などとして有用である。LaB6 、TiCなどを
主な材料として二次電子放射性に優れたセラミック造粒
体は、熱陰極などとして有用である。γ−Fe23
Fe34 、Ba(Fe,Co,Ti)1219、Mn−
Znフェライト、Ni−Znフェライト、Niフェライ
トなどを主な材料として軟磁性に優れたセラミック造粒
体は、磁気テープ、磁性流体、磁心、磁気ヘッド、記憶
演算素子、磁歪振動子などとして有用である。SrO・
6F23 、BaO・6Fe23 などを主な材料とし
て硬磁性に優れたセラミック造粒体は、磁石類などとし
て有用である。各種フェライトなどを主な材料として電
波吸収性に優れたセラミック造粒体は、電波吸収体など
として有用である。
【0037】Al23 、MgO、Y23 などを主な
材料として透光性に優れたセラミック造粒体は、耐熱耐
食透光材などとして有用である。シリカ、フッ化物ガラ
スなどを主な材料として導光性に優れたセラミック造粒
体は、導光材などとして有用である。SnO2 、In2
3 、TiNなどを主な材料として光反射性に優れたセ
ラミック造粒体は、赤外線反射窓ガラス塗布材、耐熱光
反射太陽熱集光器などとして有用である。 CaWO4 、CsI、NaI、LiF、Ca10(PO
46 (F,Cl)2 、Y23 、BaMg2 Al16
27、CeMgAl1119、LaF3 :Yb、Er、Y2
2 S、ZnO、ZnS、Zn2 SiO4 、Zn3 (P
42 、Gd22 Sなどを主な材料として蛍光性に
優れたセラミック造粒体は、X線・紫外線励起蛍光体、
赤外線励起蛍光体、電力励起蛍光体などとして有用であ
る。
【0038】CdS、PbS、InSb、HgCdTe
などを主な材料として光導電性、光起電力性に優れたセ
ラミック造粒体は、受光素子などとして有用である。 Al23 :Cr、YAG:Nd、ガラス:Nd、Be
Al24 、GaAs、GaP、GaAsP、GaAl
P、GaAlAsなどを主な材料として発光性に優れた
セラミック造粒体は、レーザーなどとして有用である。
GaAlAs、GaInAsP、GaAlAsSb、G
aInAs、GaInAsP、GaN、SiC、ZnS
などを主な材料として発光性に優れたセラミック造粒体
は、発光ダイオードなどとして有用である。BGO(B
4 Ge312)、NaIなどを主な材料として発光性
に優れたセラミック造粒体は、放射線検出用材料などと
して有用である。ZnS、CaS、SrS、ZnSeな
どを主な材料として発光性に優れたセラミック造粒体
は、エレクトロルミネッセンス材料などとして有用であ
る。BaTiO3 、SrTiO3 、WO3 、MoO3
TiO2 などを主な材料として着色性に優れたセラミッ
ク造粒体は、エレクトロクロミック材料などとして有用
である。
【0039】LiTaO3 、LiNbO3 、PLZT、
BSO(Bi12SiO20)、KTNなどを主な材料とし
て電気光学性に優れたセラミック造粒体は、電気光学変
調素子などとして有用である。LiTaO3 、LiNb
3 、PbMoO4 、TeO2 などを主な材料として音
響光学性に優れたセラミック造粒体は、音響光学偏向素
子などとして有用である。Y3 Fe512、Gd2 Bi
Fe512などを主な材料として磁気光学性に優れたセ
ラミック造粒体は、光磁気記録材料などとして有用であ
る。水晶、CaCO3 、TiO2 、雲母、セッコウ、C
dS、Gd2 (MoO4 3 などを主な材料として複屈
折性に優れたセラミック造粒体は、偏光材料などとして
有用である。アパタイト、アルミナ、炭素などを主な材
料として生体適合性に優れたセラミック造粒体は、人工
骨、人工歯などとして有用である。シリカ、アルミナ、
ゼオライトなどを主な材料として吸着性に優れたセラミ
ック造粒体は、固定化酵素担体などとして有用である。
【0040】アルミナ、コーディエライト、チタニア、
シリカ、ゼオライト、チタン酸カリウム、酸化バナジウ
ムなどを主な材料として触媒,担体性に優れたセラミッ
ク造粒体は、触媒担体、触媒などとして有用である。ア
ルミナ、ジルコニア、炭化ケイ素、炭化ホウ素、窒化ホ
ウ素、窒化ケイ素、窒化チタンなどを主な材料として耐
食性に優れたセラミック造粒体は、耐食材料などとして
有用である。酸化ウラン、炭化ウランなどを主な材料と
して核特性に優れたセラミック造粒体は、核燃料などと
して有用である。黒鉛、炭化ケイ素などを主な材料とし
て核特性に優れたセラミック造粒体は、核燃料被覆材な
どとして有用である。黒鉛、炭化ホウ素などを主な材料
として核特性に優れたセラミック造粒体は、減速材、反
射材などとして有用である。炭化ホウ素などを主な材料
として核特性に優れたセラミック造粒体は、制御材など
として有用である。黒鉛、炭化ケイ素、炭化ホウ素、窒
化ケイ素などを主な材料として核特性に優れたセラミッ
ク造粒体は、核融合炉材などとして有用である。固体リ
チウム化合物などを主な材料として核特性に優れたセラ
ミック造粒体は、核融合用トリチウム親物質などとして
有用である。
【0041】本発明の上記各セラミック造粒体は、以下
のようにして製造できる。 (1)吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子をセラ
ミック原料粉末体に接触させて、同吸水膨潤した高吸水
性ポリマーの球状粒子の全表面にセラミック原料粉末層
を形成させた後、それを乾燥させ、その後焼成して球状
のセラミック殻の内部に球状空間を有してなるセラミッ
ク造粒体を得ることを特徴とするセラミック造粒体の製
造方法。 (2)吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子をセラ
ミック原料粉末体に接触させて、同吸水膨潤した高吸水
性ポリマーの球状粒子の全表面にセラミック原料粉末層
を形成させた後、それを乾燥させ、球状の固形殻の内部
に球状空間を有してなる未焼成セラミック造粒体を得る
ことを特徴とするセラミック造粒体の製造方法。 (3)粉末体が、接着性材料等の例えばメチルセルロー
ズ等の常温結合剤、例えば、フッ化カルシウム、ガラス
フリット等の高温結合剤等の結合剤を含むものであるこ
とを特徴とする前記(1)項又は(2)項に記載のセラ
ミック造粒体の製造方法、 (4)乾燥又は焼成方法が、高周波誘電発熱式加熱装置
内で誘電加熱することによるものであることを特徴とす
る前記(1)項ないし(3)項のいずれかに記載のセラ
ミック造粒体の製造方法。 (5)前記(1)項ないし(4)項のいずれかに記載の
方法により得られたセラミック造粒体を液体中に浸漬
し、セラミック造粒体の殻に液体を含浸させることを特
徴とするセラミック造粒体の製造方法。 (6)液体が、金属塩溶液であることを特徴とする
(6)項記載のセラミック造粒体の製造方法。
【0042】(7)前記(1)項ないし(4)項のいず
れかに記載の方法により得られたセラミック造粒体を触
媒物質等の固体微粉末の懸濁液に浸漬し、乾燥して、セ
ラミック造粒体の殻に固体微粉末を混在させたセラミッ
ク造粒体を得ることを特徴とするセラミック造粒体の製
造方法。 (8)前記(1)項ないし(7)項のいずれかに記載の
方法により得られたセラミック造粒体を液体中に浸漬
し、内部の球状空間に液体を内蔵するセラミック造粒体
(マイクロカプセル)を得ることを特徴とするセラミッ
ク造粒体の製造方法。 (9)前記(1)項ないし(7)項のいずれかに記載の
方法により得られたセラミック造粒体をガス体中に放置
し、内部の球状空間にガス体を内蔵するセラミック造粒
体を得ることを特徴とするセラミック造粒体の製造方
法。 (10)高吸水性ポリマーが、粉粒体であり、その粒径
が0.02〜3.0mmであることを特徴とする(1)
項ないし(9)項のいずれかに記載のセラミック造粒体
の製造方法。 (11)吸水膨潤した高吸水性ポリマーが、小球状体で
あり、その粒径が0.2〜60.0mmであることを特
徴とする(1)項ないし(10)項のいずれかにセラミ
ック造粒体の製造方法。 (12)吸水膨潤した高吸水性ポリマーが、高吸水性ポ
リマー対水比が、1:50〜1:500であることを特
徴とする(1)項ないし(10)項のいずれかに記載の
セラミック造粒体の製造方法。
【0043】また、高周波誘電加熱は、周波数2450
MHz前後、電力180〜600W、通電加熱時間10
分〜60分間で実施されることが好ましい。さらに、高
周波誘電加熱されて乾燥された球状の中空未焼成セラミ
ック造粒体を焼成炉内で焼成することによって、焼結体
とすることが好ましい。なお、セラミック原料は、粘土
であること、粘土鉱物、シャモット、珪砂、陶石、長
石、アルミナ、マグネシア、ムライト、ジルコニア、シ
リカ、アパタイト、高炉スラグ、シラス、フライアッシ
ュ、炭化珪素、及び窒化珪素から選ばれた1種以上のも
のと粘結剤との混合物であることも好ましい。さらに、
上記方法によって得られた未焼成セラミック造粒体は、
雪だるま形成法(snow−ball法)等を採用し
て、その表面に同一物質又は他物質を被覆して、複層未
焼成セラミック造粒体となし、更に高温焼成して複層セ
ラミック造粒体とすこともできる。本発明で得られた球
状の中空を有する造粒体は、多孔質体として形成するこ
とが可能であり、該造粒体を液体中に浸漬し、造粒体の
殻に液体を含浸させることができるし、該造粒体を固体
微粉末の懸濁液に浸漬し、乾燥して、造粒体の殻に固体
微粉末を混在させた造粒体を得ることもできるし、該造
粒体を液体中に浸漬し、内部の球状空間に液体を内蔵す
る造粒体を得ることもできるし、該造粒体をガス体中に
放置し、内部の球状空間にガス体を内蔵する造粒体を得
ることもできる。該造粒体に含浸された成分や該造粒体
に内蔵された成分は、それを徐々に放出するようにする
ことが可能である。好ましい場合、該造粒体を浸漬せし
める液体としては、金属塩溶液などが挙げられる。本発
明で得られた球状の中空部を有する造粒体は、より高温
で焼結する、例えば、溶融焼結するなどして、その一部
あるいは全部をガラス質にまで変性させ、無孔質体とし
て形成することも可能である。
【0044】さらに、上記方法によって得られた造粒体
は、雪だるま形成法(snow−ball法)を採用し
て、その表面に同一物質又は他物質を積層してもよい。
さらに造粒体の表面に別異の粉末層をコーティング形成
して、球状の多層構造の固形殻を有する造粒体となすこ
ともできる。本発明の造粒体は、その多数を、集合・結
合して塊状体となすことができ、こうして多数の造粒体
を結合した塊状体も提供される。さらに該造粒体の多数
を、焼結して塊状焼結体となして、多数の造粒体を焼結
した塊状焼結体を製造することもできる。本発明では、
吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子表面に粘結剤
を被着し、さらにその表面に粉末を被着した後、乾燥し
て球状壁を有する中空球体を製造することもできる。ま
た吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子表面に第1
の粉末を被着し、次いでその上に第2又は第3・・・の
粉末を被着した後、乾燥して球状壁を有する中空球体を
製造することもできる。さらには2種以上の異種粉末か
らなる混合粉末を、吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球
状粒子表面に被着した後、乾燥して、異種粉末の結合体
からなる球状壁を有する中空球体を製造することもでき
る。図1には本発明で得られた球状造粒体1の外観を示
してある。図2には図1で示された球状造粒体1の断面
が示されている。本図に示された例では、球状造粒体1
には多数の粉末が点接触状態で凝結していることに起因
する無数の連通孔があることがわかる。例えば、セラミ
ック原料などを粉末体として用いて球状造粒体1を構成
すると、多孔質体として図2に示されるような造粒体を
得ることができる。したがって、図2の中心部の球状の
空間部10には液体やガス体を内蔵させることができる
し、球状造粒体の部分に様々なものを含浸させることも
できることがわかる。図3には、図1及び図2で示され
た球状造粒体1の複数(図示例では3個)を集合・結合
して塊状体とした場合の代表的な形態が示してある。図
3では球状造粒体1は点接合3で互いに結合して、塊状
体を形成していることがわかる。こうした塊状体にはこ
れまた点接合に起因して形成される大きな空隙部が大き
な連通孔として多数存在する構造となることが理解でき
る。図4では、本発明で得られた複層構造を有する球状
造粒体1の断面構造が示されている。原理的には11,
12の2層のみでなく、必要に応じて複数の層を形成で
きる。形成される層はそれぞれ異なる材料からなるもの
であってもよいし、同一の材料からなるものであっても
よいし、部分的に異なる材料からなるものであってもよ
い。図5では、本発明の球状造粒体1を多数を結合せし
めて構成された集合体構造体2が示してある。また図6
には、該構造体2の一部を拡大して示してある。本図で
は多数の造粒体1・・が集合・結合して、それらの間に
連通性の空隙部4が多数存在する構造となっていること
がわかる。なお、図中、1は球状造粒体、2は塊状体、
3は点接合部、4は空隙部、10は球状空間(中空
部)、11は球状の多孔質壁、12は第2の多孔質壁を
各々示している。
【0045】
【実施例】次に本発明のより具体的な実施の形態を実施
例によって説明するが、本発明はこれに限定されること
なく、当業者には様々な実施の形態があることが理解さ
れよう。 実施例1:粘土乾燥粉末50gを板上に厚さ5mmに広
げ、その上から下記粒径8mmの吸水膨潤した高吸水性
ポリマーの球状粒子30個を投下し、転動して、表面に
粘土粉末を満遍なくまぶし、殻が厚み1.5mmの含水
粘土粉末層を有する造粒体を得た。[吸水膨潤高吸水性
ポリマーの球状粒子の製法]:粒径1.5mmのポリア
クリル酸塩系高吸水性ポリマーを150倍量の水に浸漬
し、粒径8mmの吸水膨潤した高吸水性ポリマーを得
る。次に前記内部が吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球
状粒子でその表面殻が含水粘土粉末層からなる該造粒体
を乾燥炉に入れて110℃で3時間乾燥した結果、粒径
6mm、殻厚1mm、中空内径4mmの未焼成セラミッ
ク造粒体を取得した。その後、該乾燥未焼成セラミック
造粒体を焼成炉に入れ、1100℃で2時間焼成したと
ころ、内部が中空の強固な多孔質セラミック製造粒体が
得られた。その嵩比重は0.78であり、吸水率は33
%であった。
【0046】実施例2:粘土乾燥粉末100gを板上に
厚さ5mmに広げ、その上から実施例1で用いた粒径8
mmの吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子50個
を投下し、転動して、表面に粘土粉末を満遍なくまぶ
し、殻が厚み1.5mmの含水粘土粉末層を有する造粒
体を得た。次に該造粒体を誘電加熱装置(高周波出力:
180〜600W、2450MHzの電子レンジ)内に
移し、20分間通電加熱した。この通電加熱段階におい
て、吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子中の水分
が急速に蒸散すると共に、粘土粉末層殻が乾燥されて固
形化し、図1に示すような外観の造粒体が得られた。該
造粒体の断面は、図2に示すような構造である。その
後、該乾燥未焼成セラミック造粒体を、電気炉に入れ1
150℃で、2時間焼成した。焼成の結果得られた多孔
質セラミック造粒体は、図1に示すものと殆ど同様の外
観・断面形状であり、内部が中空で、硬度及び強度も高
い、軽量セラミック造粒体であった。その嵩比重は0.
6、耐熱温度は1,300℃であった。
【0047】実施例3:粘土粉末50gに代えて、シャ
モット粉末25gと粘土25gの混合物を使用したほか
は、実施例1と同様にして乾燥し、得られた乾燥造粒体
をガス焼成炉内で1300℃で、2時間焼成した。焼成
の結果得られた球状多孔質セラミック造粒体は、内部が
中空で殻が多孔質のセラミック造粒体で、硬度及び強度
も高く、軽量骨材としても使用できるものとなった。そ
の嵩比重は0.5、耐熱温度は1,400℃であった。
【0048】実施例4:CuOとTiO2との混合焼結
剤3%含有のアルミナ仮焼物粉末50gを板上に厚さ5
mmに広げ、その上から前記実施例1で用意したものと
同じ粒径8mmの吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状
粒子50個を投下し、転動して、表面に前記アルミナ仮
焼物粉末を満遍なくまぶし、殻が厚み1.5mmの含水
アルミナ仮焼物粉末層を有する造粒体を得た。次に、前
記内部が吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子でそ
の表面殻が含水のアルミナ仮焼物粉末層からなる該造粒
体を乾燥炉に入れて110℃で2時間乾燥した結果、粒
径6mm、殻厚1mm、中空内径4mmの乾燥造粒体を
取得した。その後、該乾燥造粒体を焼成炉に入れ、15
00℃で2時間焼成したところ、内部が中空の強固なア
ルミナ質の多孔質セラミック製造粒体が得られた。焼成
の結果得られたアルミナ質の多孔質セラミック造粒体
は、高い耐熱温度を有し、硬度及び強度も高い、軽量セ
ラミック造粒体であった。
【0049】実施例5:MgO焼結剤3%含有のジルコ
ニア仮焼物粉末50gを板上に厚さ5mmに広げ、その
上から前記実施例1で用意したものと同じ粒径8mmの
吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子50個を投下
し、転動して、表面に前記ジルコニア仮焼物粉末を満遍
なくまぶし、殻が厚み1.5mmの含水ジルコニア仮焼
物粉末層を有する造粒体を得た。次に、前記内部が吸水
膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子でその表面殻が含
水のジルコニア仮焼物粉末層からなる該造粒体を乾燥炉
に入れて110℃で2時間乾燥した結果、粒径6mm、
殻厚1mm、中空内径4mmの乾燥造粒体を取得した。
その後、該乾燥造粒体を焼成炉に入れ、1650℃で
2時間焼成したところ、内部が中空の強固なジルコニア
質の多孔質セラミック製造粒体が得られた。焼成の結果
得られたジルコニア質の多孔質セラミック造粒体は、高
い耐熱温度を有し、硬度及び強度も高く、かつ靭性のあ
る軽量セラミック造粒体であった。
【0050】実施例6:Y2O3とCaOとの混合焼結
剤5%含有の窒化アルミニウム仮焼物粉末50gを板上
に厚さ5mmに広げ、その上から前記実施例1で用意し
たものと同じ粒径8mmの吸水膨潤した高吸水性ポリマ
ーの球状粒子50個を投下し、転動して、表面に前記窒
化アルミニウム仮焼物粉末を満遍なくまぶし、殻が厚み
1.5mmの含水窒化アルミニウム仮焼物粉末層を有す
る造粒体を得た。次に、前記内部が吸水膨潤した高吸水
性ポリマーの球状粒子でその表面殻が含水の窒化アルミ
ニウム仮焼物粉末層からなる該造粒体を乾燥炉に入れて
110℃で2時間乾燥した結果、粒径6mm、殻厚1m
m、中空内径4mmの乾燥造粒体を取得した。その後、
該乾燥造粒体を非酸化雰囲気焼成炉に入れ、1820℃
で2時間焼成したところ、内部が中空の強固な窒化アル
ミニウム質の多孔質セラミック製造粒体が得られた。焼
成の結果得られた窒化アルミニウム質の多孔質セラミッ
ク造粒体は、高い耐熱温度を有し、硬度及び強度も高
く、かつ熱伝導率が高い軽量セラミック造粒体であっ
た。
【0051】実施例7:実施例1で得られた球状セラミ
ック造粒体1000mlを、同種粘土を水に添加懸濁し
て得られた泥漿(粘土15%、水85%)1500ml
に1分間浸漬してから取り出し、次いでそれをサヤ(内
容積:15cm×15cm×15cm)に投入した後、
乾燥し、1100で2時間焼成した。焼成の結果、15
cm×15cm×4cmの多孔質セラミック板が得られ
た。該多孔質セラミック板は、実施例1で得られたもの
と同じ球状セラミック造粒体の多数が粒子同士が各接触
部において泥漿由来の薄い粘土焼結層を介して焼結され
て塊状体となったものであった。該多孔質セラミック板
は、各造粒体粒子間に形成された空隙部による通気性
と、各造粒体自身の多孔質の殻による通気性とを有して
いるため、通気性の良好な軽量セラミック板となった。
この板の嵩比重は0.89と実測された。該セラミック
板は、フィルタ、遮音板、断熱板等として好適に使用で
きるものであった。
【0052】実施例8:実施例1と同様にして、粘土乾
燥粉末50gを板上に厚さ5mmに広げ、その上から下
記粒径8mmの吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒
子30個を投下し、転動して、表面に粘土粉末を満遍な
くまぶし、殻が厚み1.5mmの含水粘土粉末層を有す
る造粒体を得た。次に前記内部が吸水膨潤した高吸水性
ポリマーの球状粒子でその表面殻が含水粘土粉末層から
なる該造粒体を乾燥炉に入れて110℃で3時間乾燥し
た結果、粒径6mm、殻厚1mm、中空内径4mmの未
焼成セラミック造粒体を取得した。該未焼成セラミック
造粒体を100×100×100容量のアルミナ磁器製
のサヤに厚み50mmに充填し、焼成炉に入れて、12
50℃で2時間焼成したところ、内部が中空の強固な殻
の多孔質セラミック製造粒体が点接合で焼結した通気性
の板状ブロックが得られた。該板状ブロックは、通気・
通液性が良好なもので、濾過板、吸音板として優れたも
のであった。
【0053】
【発明の効果】本発明の粉末集合体よりなる球状殻の内
部に球状空間を有してなる新規な造粒体は、優れた医薬
工業製品、肥料製品、食品製品、飼料製品、農業製品、
触媒製品、窯業製品、セラミック製品、粉末冶金製品、
洗剤製品、プラスチック製品、バイオ工業製品等とし
て、例えば触媒、軽量材料、防音材料、マイクロカプセ
ル、軽量骨材等として使用できる。特には本発明の球状
殻の内部に球状空間を有してなる新規なセラミック造粒
体は、優れた触媒製品、窯業製品、セラミック製品、バ
イオ工業製品等として使用できる。特に、造粒体の殻が
多孔質壁で構成された造粒体は、内部の球状空間と外部
との間を気体、液体が徐々に流通するため、内部に充填
された気体、液体が徐々に外部へ放出されるため、種々
の有用な用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例で得られた球状造粒体の外観を示
す。
【図2】本発明実施例で得られた球状造粒体の断面構造
を示す。
【図3】本発明実施例で得られた球状造粒体が点接合で
互いに結合している塊状体の断面構造を示す。
【図4】本発明で得られた複層構造を有する球状造粒体
の断面構造を示す。
【図5】本発明実施例で得られた球状造粒体の多数を結
合せしめて集合・結合体としてある構造体の外観を示
す。
【図6】図5で示した構造体の一部の拡大図を示す。
【符号の説明】
1:球状造粒体, 2:塊状体, 3:点接合, 4:空隙部, 10:球状空間(中空部), 11:球状の多孔質殻壁, 12:第2の多孔質殻壁

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末集合体よりなる球状殻の内部に球状空
    間を有してなることを特徴とする造粒体。
  2. 【請求項2】粉末が、有機質材料であることを特徴とす
    る請求項1記載の造粒体。
  3. 【請求項3】粉末が、無機質材料であることを特徴とす
    る請求項1記載の造粒体。
  4. 【請求項4】粉末が、結合剤を含むものであることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の造粒体。
  5. 【請求項5】無機質材料がセラミック原料であることを
    特徴とする請求項3又は4記載の造粒体。
  6. 【請求項6】粉末集合体のセラミックの球状殻の内部に
    球状空間を有してなることを特徴とするセラミック造粒
    体。
  7. 【請求項7】粉末集合体のセラミックの球状殻の内部に
    球状空間を有し、かつその球状空間内に〔A〕液体、
    〔B〕ガス体及び〔C〕高温で液体又は気体となる固体
    からなる群から選ばれたものが充填されてなることを特
    徴とするセラミック造粒体。
  8. 【請求項8】セラミックの球状殻が、焼結されたセラミ
    ックであることを特徴とする請求項6又は7に記載のセ
    ラミック造粒体。
  9. 【請求項9】吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒子
    をセラミック原料粉末に接触させて、同吸水膨潤した高
    吸水性ポリマーの球状粒子の全表面にセラミック原料粉
    末層を形成させた後、それを乾燥させ、その後焼成して
    得られた、セラミックの球状殻の内部に球状空間を有し
    てなるセラミック造粒体からなることを特徴とするセラ
    ミック造粒体。
  10. 【請求項10】球状のセラミック造粒体の殻が多孔質の
    ものであることを特徴とする請求項6ないし9のいずれ
    かに記載のセラミック造粒体。
  11. 【請求項11】球状のセラミック造粒体の原料粉末体
    が、結合剤を含むものであることを特徴とする請求項6
    ないし10のいずれかに記載のセラミック造粒体。
  12. 【請求項12】球状のセラミック造粒体の殻が〔a〕液
    体、〔b〕金属塩溶液及び〔c〕固体微粉末からなる群
    から選ばれたものを含むものであることを特徴とする請
    求項6ないし11のいずれかに記載のセラミック造粒
    体。
  13. 【請求項13】セラミック原料又はセラミックが、粘
    土、粘土鉱物、シャモット、珪砂、陶石、長石、アルミ
    ナ、マグネシア、ジルコニア、シリカ、ムライト、コー
    ディエライト、アパタイト、高炉スラグ、シラス、フラ
    イアッシュ、フェライト、炭化珪素、窒化アルミニウム
    及び窒化珪素から選ばれた1種以上のものであることを
    特徴とする請求項6ないし12のいずれかに記載のセラ
    ミック造粒体。
  14. 【請求項14】セラミック原料又はセラミックが、粘
    土、粘土鉱物、シャモット、珪砂、陶石、長石、フェラ
    イト、アルミナ、マグネシア、ムライト、コーディエラ
    イト、アパタイト、ジルコニア、シリカ、高炉スラグ、
    シラス、フライアッシュ、炭化珪素、窒化アルミニウム
    及び窒化珪素から選ばれた1種以上のものと粘結剤との
    混合物であることを特徴とする請求項6ないし12のい
    ずれかに記載のセラミック造粒体。
  15. 【請求項15】セラミック造粒体が、〔1〕触媒担体、
    〔2〕セメントモルタル用又はコンクリート用混和材
    料、〔3〕軽量骨材、〔4〕肥料を含有してなる肥料、
    〔5〕土壌改良剤を含有してなる土壌改良材料、〔6〕
    発光物質を含有してなる発光材料、〔7〕燐光発生物質
    を含有してなる燐光発生材料、〔8〕pH調整物質を含
    有してなるpH調整材料、〔9〕昇華性物質を含有して
    なる昇華性物質放出、〔10〕香料を含有してなる香料
    徐放性製品で、〔11〕酵素を含有してなる酵素含有製
    品、〔12〕細菌類を含有してなる細菌類含有製品、
    〔13〕殺菌剤を含有してなる殺菌剤含有製品、〔1
    4〕殺虫剤を含有してなる殺虫剤製品、〔15〕色材を
    含有してなる色材製品、〔16〕消化剤を含有してなる
    消化剤含有製品、〔17〕消火剤を含有してなる消火剤
    含有製品、〔18〕界面活性剤を含有してなる界面活性
    剤含有製品、〔19〕強磁性体材料を含有してなる強磁
    性体材料含有製品、〔20〕希土類磁石材料を含有して
    なる希土類磁石材料含有製品、〔21〕中性子吸収材を
    含有してなる中性子吸収材含有製品、〔22〕放射能放
    射材を含有してなる放射能放射材含有製品、〔23〕着
    色されたもの、〔24〕抗生物質を含有してなる抗生物
    質含有製品、〔25〕ホルモン物質を含有してなるホル
    モン含有製品、〔26〕水素吸蔵物質を含有してなる水
    素吸蔵物質含有製品、及び〔27〕高吸水性ポリマーを
    含有してなる高吸水性ポリマー含有製品からなる群から
    選ばれたいずれかのものであることを特徴とする請求項
    6ないし14のいずれかに記載のセラミック造粒体。
  16. 【請求項16】セラミックの球状殻が、多層構造のもの
    であることを特徴とする請求項6ないし15のいずれか
    に記載のセラミック造粒体。
  17. 【請求項17】セラミックの球状殻が、非焼結物である
    ことを特徴とする請求項6ないし16のいずれかに記載
    のセラミック造粒体。
  18. 【請求項18】吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒
    子をセラミック原料粉末体に接触させて、同吸水膨潤し
    た高吸水性ポリマーの球状粒子の全表面に同粉末層を形
    成させた後、それを乾燥させて得られた、球状の未焼成
    セラミック殻の内部に球状空間を有してなる未焼成セラ
    ミック造粒体からなることを特徴とするセラミック造粒
    体。
  19. 【請求項19】吸水膨潤した高吸水性ポリマーの球状粒
    子を粉末体に接触させて、同吸水膨潤した高吸水性ポリ
    マーの球状粒子の全表面に粉末層を形成させた後、それ
    を乾燥させることにより得られた、粉末集合体よりなる
    球状殻の内部に球状空間を有してなる造粒体であること
    を特徴とする造粒体。
  20. 【請求項20】請求項1ないし19のいずれかに記載の
    造粒体を液体中に浸漬し、造粒体の殻に液体を含浸させ
    てあることを特徴とする造粒体。
  21. 【請求項21】液体が、金属塩溶液であることを特徴と
    する請求項20記載の造粒体。
  22. 【請求項22】請求項1ないし19のいずれかに記載の
    造粒体を固体微粉末の懸濁液に浸漬し、乾燥して、造粒
    体の殻に固体微粉末を混在させてあることを特徴とする
    造粒体。
  23. 【請求項23】請求項1ないし19のいずれかに記載の
    造粒体を液体中に浸漬し、内部の球状空間に液体を内蔵
    してなることを特徴とする造粒体。
  24. 【請求項24】請求項1ないし19のいずれかに記載の
    造粒体をガス体中に放置し、内部の球状空間にガス体を
    内蔵してなることを特徴とする造粒体。
  25. 【請求項25】粉末体が、〔1〕医薬、〔2〕肥料、
    〔3〕食品、〔4〕セメント、〔5〕飼料、〔6〕色
    材、〔7〕農薬、〔8〕化粧料、〔9〕酵素含有物、
    〔10〕界面活性剤、〔11〕半導体、〔12〕金属、
    〔13〕多重カプセル構成物、〔14〕サーメット材、
    〔15〕塗料 コーティング材、〔16〕濾過材、〔1
    7〕断熱材、〔18〕吸音材、〔19〕電波吸収材、
    〔20〕吸光材、〔21〕反射材、〔22〕交通標識表
    示材、〔23〕ボールベアリング、〔24〕バイオリア
    クター、〔25〕遠赤外線放射材、〔26〕電熱材、
    〔27〕軽量骨材、〔28〕球技材、〔29〕除湿材、
    〔30〕炉材、〔31〕エンジンルーム壁材、〔32〕
    ガスタービンルーム壁材、〔33〕裏貼(ライニング)
    材、〔34〕通気口材、〔35〕土壌材、〔36〕生体
    材 バイオセラミックス、〔37〕傾斜材、〔38〕ア
    パタイト、〔39〕遅効性材料、〔40〕プラスチッ
    ク、〔41〕感光材、〔42〕水素吸蔵材、〔43〕楽
    器材、〔44〕音響 スピーカ材、〔45〕オゾン分解
    材、〔46〕ホウロウ材、〔47〕釉薬材、〔48〕宇
    宙飛行材、〔49〕太陽炉材、〔50〕人工歯材、〔5
    1〕タイル材、〔52〕顔料、〔53〕充填材料、〔5
    4〕接着剤主成分、〔55〕超微粒子材料、〔56〕永
    久磁石材料、及び〔57〕形状記憶材料からなる群から
    選ばれたいずれかのものであることを特徴とする請求項
    1ないし24のいずれかに記載の造粒体。
  26. 【請求項26】請求項1ないし25のいずれかに記載の
    造粒体の多数を、集合・結合して塊状体となっているこ
    とを特徴とする多数の造粒体を結合した塊状体。
  27. 【請求項27】請求項1ないし25のいずれかに記載の
    造粒体の多数を、焼結して塊状焼結体としたことを特徴
    とする多数の造粒体を焼結してなる塊状焼結体。
  28. 【請求項28】造粒体の表面に別異の粉末層を複層にコ
    ーティング形成してなり、球状の多層構造の固形殻を有
    することを特徴とする請求項1ないし25のいずれかに
    記載の造粒体。
  29. 【請求項29】請求項28記載の造粒体の多数を、集合
    ・結合して塊状体となしたことを特徴とする多数の造粒
    体を結合した塊状体。
  30. 【請求項30】請求項28記載の造粒体の多数を、焼結
    して塊状焼結体となすことを特徴とする多数の造粒体を
    焼結した塊状焼結体。
  31. 【請求項31】造粒体が、〔1〕医薬、〔2〕肥料、
    〔3〕食品、〔4〕セメント、〔5〕飼料、〔6〕色
    材、〔7〕農薬、〔8〕化粧料、〔9〕酵素含有物、
    〔10〕界面活性剤、〔11〕半導体、〔12〕金属、
    〔13〕多重カプセル構成物、〔14〕サーメット材
    料、〔15〕塗料コーティング材、〔16〕濾過材、
    〔17〕断熱材、〔18〕吸音材、〔19〕電波吸収
    材、〔20〕吸光材、〔21〕反射材、〔22〕交通標
    識表示材、〔23〕ボールベアリング、〔24〕バイオ
    リアクター、〔25〕遠赤外線放射材、〔26〕電熱
    材、〔27〕軽量骨材、〔28〕球技材、〔29〕除湿
    材、〔30〕炉材、〔31〕エンジンルーム壁材、〔3
    2〕ガスタービンルーム壁材、〔33〕裏貼(ライニン
    グ)材、〔34〕通気口材、〔35〕土壌材、〔36〕
    生体材用バイオセラミックス、〔37〕傾斜材、〔3
    8〕アパタイト、〔39〕遅効性材料、〔40〕プラス
    チック材料、〔41〕感光材、〔42〕水素吸蔵材、
    〔43〕楽器材、〔44〕音響用スピーカ材、〔45〕
    オゾン分解材、〔46〕ホウロウ材料、〔47〕釉薬材
    料、〔48〕宇宙飛行材、〔49〕太陽炉材料、〔5
    0〕人工歯材料、〔51〕タイル材料、〔52〕顔料、
    〔53〕充填材料、〔54〕接着剤主成分、〔55〕超
    微粒子材料、〔56〕永久磁石材料、及び〔57〕形状
    記憶材料からなる群から選ばれたいずれかのものである
    ことを特徴とする請求項1ないし24のいずれか、又は
    請求項28に記載の造粒体。
  32. 【請求項32】請求項31記載の造粒体の多数を、集合
    ・結合して塊状体となしたことを特徴とする多数の造粒
    体を結合した塊状体。
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