JP2003212631A - 連続した空隙を有する硬化体 - Google Patents

連続した空隙を有する硬化体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に十分な連続空隙を有し、自然の景観と
調和する連続空隙を有する硬化体を提供する。 【解決手段】 硬化体1は、骨材3と、骨材3同士を結
合させるセメント系結合材4とからなり、内部に連続空
隙5を有している。硬化体1は、自然石に類似した丸み
をもつ外形を備えている。このため、公園、道路法面等
の陸域、あるいは河川、湖沼、海浜等の水辺域に設置さ
れたとき、硬化体1の内外部に生物が付着または生息
し、生物に優しい空間を与え、また周囲の景観を良好に
保つことができる。さらに、硬化体1は、バクテリアに
よって生分解される生分解性高分子、例えばポリ乳酸樹
脂等からなる、凹凸のある柱状体または紐状体等の空隙
生成材6を含む。空隙生成材6は、短期間で生分解され
て硬化体外に抜け、その跡に大きな連続空隙が形成さ
れ、さらに大きな生物の生息空間が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨材と、骨材同士
を結合させるセメント系結合材とからなり、内部に十分
に大きい連続空隙を形成させ外形状は自然石のような丸
みをもたせた硬化体に関するものである。より詳しく
は、公園や道路法面等の緑化のみならず、河川、湖沼、
海浜等の水辺域においても、自然環境を修復または創造
することができ、各種動植物の生息空間を提供すること
ができ、さらには良好な景観を創造することができる、
連続空隙を有する硬化体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自然保護の観点から、公園等の
野外施設、道路等の法面、あるいは水辺域(河川、湖
沼、海浜等)の施設(ないしは構築物)などにおいて
は、これらの施設ないしその周辺を動植物等の生息に適
する環境にし、これらの動植物の繁殖ないしは繁茂を促
進することが求められている。
【0003】そこで、近年、各種動植物がその内部に入
り込み、あるいは表面に付着ないし滞留することができ
る、内部に連続空隙を有するセメント硬化体が提案され
ている(例えば、特開平9−221371号公報参
照)。例えば、河川、湖沼、海浜等の水辺域において、
従来は普通のコンクリートで形成されていたブロック等
を、内部に連続空隙を有するセメント硬化体で形成すれ
ば、水中ないしは水辺の動植物がブロック内に入り込む
ことができ、あるいはブロック表面に容易に付着ないし
は滞留することができるので、該動植物の繁殖ないし繁
茂が促進される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うになセメント硬化体で形成されたブロック等の構築物
は、各種動植物の繁殖ないし繁茂を促進することはでき
るものの、あくまでも人工的につくられたものであるの
で、自然の景観とは調和せず、これを見る者に違和感を
抱かせるといった問題がある。また、従来のセメント硬
化体では、内部に形成される連続空隙が比較的小さいの
で、動植物を十分には繁殖ないし繁茂させることができ
ないといった問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、自然の景観と調和する連続空
隙を有する硬化体を提供することを解決すべき課題とす
る。さらには、内部に十分な連続空隙を有する硬化体を
提供することも解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明の第1の態様にかかる硬化体は、骨材
と、骨材同士を結合させるセメント系結合材とからな
り、内部に連続した空隙を有する硬化体であって、自然
石に類似した丸みをもつ外形を備えていることを特徴と
するものである。
【0007】この硬化体は、水辺域(水際域)や陸域に
おいて、植物としては藻類、コケ類、草木類を植生させ
ることができ、また、バクテリア、原生動物、多毛類、
環形動物、昆虫類の幼虫、甲殻類の幼生、魚類の幼生
等、細菌類から小動物群までが生息することができる骨
材と、セメント系結合材(セメントモルタルを含む)及
び空気層からなる、連続空隙を有する硬化体である。そ
して、この硬化体は、水中においては水の流れに対する
抵抗が少なく安定して設置することができ、かつ景観
上、自然と調和する丸みをもった形状(外形)を有して
いる。
【0008】本発明の第2の態様にかかる硬化体は、骨
材と、骨材同士を結合させるセメント系結合材とからな
り、内部に連続した空隙を有する硬化体であって、水溶
性材料またはバクテリアによって生分解される生分解性
材料を内部に含んでいることを特徴とするものである。
【0009】すなわち、この硬化体は、形状は特定され
ないが、硬化体中に、水に解けるか、あるいはバクテリ
アによって生分解される物質を、混合し、内部に設置
し、あるいは製造時において型枠に挿入したものであ
る。これらの物質が溶解あるいは生分解により硬化体外
に抜け出ると、硬化体中には虫食い状態のさらなる連続
空隙が形成され、これにより十分な量の連続空隙が確保
され、さらに大きな動植物の生息空間を提供する。生分
解性材料としては、例えば、生分解性高分子があげられ
る。なお、生分解性高分子としては、例えば、コラーゲ
ン等のタンパク質、デンプン等の多糖類、脂肪酸ポリエ
ステル(ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリエチレンス
クシナート等)などがあげられる。
【0010】本発明の第1または第2の態様にかかる硬
化体において、セメント系結合材としては、普通ポルト
ランドセメント、早強セメント、中庸熱セメント、ビー
ライトセメント、アルミナセメント、高炉スラグ微粉末
もしくはフライアッシュを混入した混合セメント、また
は上記セメントのいずれか1つに高分子材料が添加され
たものなどを用いることができる。
【0011】上記各硬化体において、骨材としては、砂
利、砕石、各種スラグ、カラミ、シンダーアッシュ、火
山性天然軽量骨材、クリンカーアッシュやフライアッシ
ュを主成分として製造した粒状物、頁岩や廃ガラス等を
含む人工軽量骨材、重量骨材(例えば、鉄鉱石)等の無
機系骨材(例えば、セラミック)、プラスチック等の有
機系骨材(例えば、発泡スチロール、ポリプロピレン、
硬質塩化ビニール)、および木炭のうちの、いずれか1
つの材料または複数の材料を用いることができる。な
お、上記硬化体においては、骨材が上記材料中の1つま
たは複数のものからなり、セメント系結合材中、または
該硬化体もしくはその混合物中に、粒径が0.1〜5m
mの細骨材を含んでいる(混入している)のが好まし
い。
【0012】上記各硬化体において、セメント系結合材
は、混和材として、フライアッシュ、スラグ微粉末、シ
リカヒューム、各種粘土、人工または天然のゼオライト
および木炭粉のうちの少なくとも1つを含んでいるのが
望ましく、また、化学混和剤として、AE剤、減水剤、
遅延剤、AE減水剤、高性能減水剤、AE高性能減水
剤、流動化剤、水中不分離性混和剤、およびアクリル
系、酢酸ビニール系または合成ゴム系のエマルジョンの
うちの少なくとも1つを含んでいるのが望ましい。
【0013】上記各硬化体においては、金属製の短・長
繊維または無機性もしくは有機性の短・長繊維が混入さ
れ、および/または、金属製の網状体または無機性もし
くは有機性の網状体が単層または複層で敷設されている
のが好ましい。上記各硬化体においては、植物に対する
肥料成分、バクテリアまたは小動物類に対する栄養塩類
または餌となる物質が混入されているのが好ましい。ま
た、粘土、シルト、細砂もしくはピートモスの単独物ま
たは複合物、粘性が必要な場合はCMC等の高分子系材
料を添加したものからなるベースに、植物の種子もしく
は胞子、乾燥したコケ類もしくは菌体類または小動物の
受精卵が混入されてなる材料が、硬化体内に注入され、
または硬化体表面に粘結剤とともに吹き付けられている
のも好ましい。
【0014】上記各硬化体は、該硬化体に使用する粒状
体よりも寸法が大きく設定され、空隙を有する非常に軽
い(見掛け比重が小さい)材料を混入または設置するこ
とにより軽量化されていてもよい。また、逆に、上記各
硬化体は、該硬化体に使用する粒状体よりも寸法が大き
く設定された普通コンクリートまたは重量骨材を混入ま
たは設置することにより重量化され、水中における安定
性(配置ないしは姿勢の安定性)が高められていてもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。図1は、本発明にかかる連続空隙を有す
る多数の硬化体1が、川底または水辺域に配置された河
川2(ないしは水路)と、該河川2の周囲の状況とを示
している。図1に示すように、この硬化体1は、後で詳
しく説明するように、基本的には、骨材と、骨材同士を
結合させるセメント系結合材とからなり、内部に連続空
隙を有している。そして、各硬化体1は、自然石に類似
した丸みをもつ外形、すなわち自然石風の外形を備えて
いる。より詳しくは、各硬化体1は、水中においては水
の流れに対する抵抗が少なく安定して配置することがで
き、かつ景観上、自然と調和する丸みをもった形状(外
形)を有している。
【0016】このように、各硬化体1は、自然石風の外
形を有しているので、これを見る者に人工物であるとは
感じさせず、違和感を抱かせない。このため、河川2な
いしその周囲の景観は非常に良好となる。また、後で説
明するように、硬化体1に付着しているバクテリアや原
生動物が、河川2を流れる水を浄化する。さらに、硬化
体1に付着ないしは植生している藻類や水生植物もこの
水を浄化する。このため、河川2内の水が清澄なものと
なり、該河川2の景観が一層良好となり、また多様性生
物がこの河川2に回帰することができる。なお、硬化体
1が比較的浅い水辺に設置された場合は、該硬化体1の
内部の連続空隙ないしはその表面に雑草が繁茂し、ある
いは小動物類が生息するので、該硬化体1は、一層自然
景観と調和する様相となる。
【0017】前記のとおり、この硬化体1は自然石風の
外形を有しているが、以下この硬化体1の外形的な特徴
を説明する。図2(a)、(b)に示すように、一般
に、石(自然石)の形状ないし性状を規定する因子(以
下、「石形状規定因子」という。)としては、次のもの
があげられる。なお、球相当直径とは、石と同体積の球
の直径を意味する。 (1)長径:a (2)中間径:b (3)短径:c (4)上側短径:c1 (5)下側短径:c2 (6)見掛け比重:ρ (7)重量:w (8)容積:v=w/ρ (9)球相当直径:d (10)細長率:e=a/c (11)方形率:s=a/b (12)薄片率:t=b/c (13)扁平率:f=ab/c (14)球形率:ψ=d/a (15)容積係数:K=v/(abc)
【0018】一般に、薄片率tの逆数1/t(=c/
b)と、方形率sの逆数1/s(=b/a)とをパラメ
ータとして、石の形状を分類すれば、該形状は、次の4
種のものに大別することができる。 球 状: 2/3≦b/a≦1 かつ 2/3≦c/b≦1 円板状: 2/3≦b/a≦1、 かつ 0<c/b<2/3 棒 状: 0<b/a<2/3 かつ 2/3≦c/b≦1 葉 状: 0<b/a<2/3 かつ 0<c/b<2/3 図3、図4及び図5は、それぞれ、比較的厚みのある楕
円の円板状の石、棒状(c1>c2)の石及び葉状の石
の形状の一例を示している。また、図6は、球状の硬化
体(ないしは石)の形状の一例を示している。なお、図
3〜図5に示す石は、等高線でもってその形状があらわ
されている。
【0019】ここで、自然な丸みをもった石としては、
b/aの値が0.3〜1.0(望ましくは0.6〜0.8)
であり、c/aの値が0.1〜1.0(望ましくは0.3
〜0.6)であり、c2/c1の値が0〜1.0(望まし
くは0.4〜0.8)である形状のものがあげられる。な
お、この形状は、球に近いものの、球ではなく、むしろ
ラグビーボールを押圧してやや平たくしたようなもので
ある(図6参照)。したがって、硬化体1において、b
/aの値と、c/aの値と、c2/c1の値とを、それ
ぞれ、上記の範囲内に入るような値に設定すれば、この
硬化体1は、自然石に類似した丸みをもつ外形を備える
ことになる。
【0020】なお、硬化体1を、例えば図3に示すよう
な、b/aの値が0.4〜0.9であり、c/bの値が
0.4〜0.8である、比較的厚みのある楕円の円板状の
形状としても、自然石風の形状をもたせることができ
る。
【0021】図6に、自然石風の球状硬化体1の具体的
な形状の一例を示す。また、この硬化体1の石形状規定
因子(段落[0017]参照)の具体的な数値の一例
を、次に示す。すなわち、 (1)長径:a=60cm (2)中間径:b=40cm (3)短径:c=25cm (4)上側短径:c1=15cm (5)下側短径:c2=10cm (6)見掛け比重:ρ=1.80(空隙率:25%) とすると、 (7)重量:w=56520g=56.52kg (8)容積:v=w/ρ=31400cm (9)球相当直径:d=39.15cm (10)細長率:e=a/c=2.4 (11)方形率:s=a/b=1.5 (12)薄片率:t=b/c=1.6 (13)扁平率:f=ab/c=96 (14)球形率:ψ=d/a=0.65(Waddell式によ
る) (15)容積係数:K=v/(abc)=0.523(藤
井式による) のようになる(1991年に朝倉書店により出版され
た、岡田、六車編集「コンクリート工学ハンドブック」
参照)。
【0022】次に、硬化体1の内部構造ないしは材料的
な特徴を説明する。図7(a)〜(c)に示すように、
硬化体1は、基本的には、骨材3と、骨材3同士を結合
させるセメント系結合材4(バインダー)とからなり、
内部に連続空隙5を有している。さらに、硬化体1は、
バクテリアによって生分解される生分解性高分子(生分
解性ポリマー)、例えばポリ乳酸樹脂等からなる、凹凸
のある柱状体もしくは紐状体、または中空部に空気、紙
等が充填された筒状体の空隙生成材6を含んでいる。な
お、空隙生成材6は、凹凸のある柱状の水溶性材料、あ
るいは凹凸のある柱状または紐状の紙及びオイル(また
は表面防水紙)であってもよい。
【0023】ここで、骨材3は、水辺域や陸域におい
て、藻類、コケ類、草木類を植生させることができ、ま
た、バクテリア、原生動物、多毛類、環形動物、昆虫類
の幼虫、甲殻類の幼生、魚類の幼生等、細菌類から小動
物群までが生息することができる材料で形成されてい
る。具体的には、骨材3としては、砂利、砕石、各種ス
ラグ、カラミ、シンダーアッシュ、火山性天然軽量骨
材、クリンカーアッシュやフライアッシュを主成分とし
て製造した粒状物、頁岩や廃ガラス等を含む人工軽量骨
材、鉄鉱石等の重量骨材、セラミック等の無機系骨材、
プラスチック等の有機系骨材(例えば、発泡スチロー
ル、ポリプロピレン、硬質塩化ビニール)、木炭等を単
独で用い、または複数のものを組み合わせて用いること
ができる。また、骨材3が、上記材料中の1つまたは複
数のものからなり、セメント系結合材中、または該硬化
体1もしくはその混合物中に、粒径が0.1〜5mmの
細骨材を含んでいてもよい。この場合、細骨材は、結合
材中においてモルタルとして作用する。
【0024】セメント系結合材4としては、普通ポルト
ランドセメント、早強セメント、中庸熱セメント、ビー
ライトセメント、アルミナセメント、高炉スラグ微粉末
もしくはフライアッシュを混入した混合セメント等を用
いることができる。なお、セメント系結合材は、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂等の高分子材料が添加されている
のが好ましい。
【0025】セメント系結合材4は、フライアッシュ、
スラグ微粉末、シリカヒューム、各種粘土、人工または
天然のゼオライト、木炭粉等の混和材料を含んでいるの
が好ましい。また、AE剤、減水剤、遅延剤、AE減水
剤、高性能減水剤、AE高性能減水剤、流動化剤、水中
不分離性混和剤、アクリル系、酢酸ビニール系または合
成ゴム系のエマルジョン等の化学混和剤を含んでいるの
が、より好ましい。
【0026】硬化体1が河川2等の所定の位置に配置さ
れたときには、空隙生成材6は、比較的短期間で、バク
テリアによって生分解され、生分解(加水分解)によっ
て生成された水、二酸化炭素、メタン等は硬化体外に抜
け出る。そして、硬化体1内の空隙生成材6が存在して
いた部分は、虫食い状態の比較的大きい連続空隙ないし
はランダムな空洞となる。かくして、もともと存在した
連続空隙5に加えて、空隙生成材6によって生成された
さらに大きな連続空隙が形成され、硬化体1には十分な
量の連続空隙が確保される。なお、空隙生成材6が水溶
性材料からなる場合は、硬化体1が水中ないしは水辺に
設置された後、比較的短期間で空隙生成材6が水中に溶
出し、生分解性高分子の場合と同様の作用・効果を奏す
る。なお、生分解性高分子としては、ポリ乳酸樹脂のほ
か、コラーゲン等のタンパク質、デンプン等の多糖類、
ポリグリコール酸樹脂あるいはポリエチレンスクシナー
ト樹脂等の脂肪酸ポリエステル樹脂などを用いることが
できる。
【0027】硬化体1においては、金属製の短・長繊維
または無機性もしくは有機性の短・長繊維が混入されて
いてもよい。また、金属製の網状体または無機性もしく
は有機性の網状体が単層または複層で敷設されていても
よい。さらには、両方が混入ないし敷設されていてもよ
い。なお、硬化体1を道路法面や公園に使用する場合、
乾燥に対応するために、有機性の短・長繊維に保水性を
有する材料を使用することもできる。
【0028】また、硬化体1においては、植物に対する
肥料成分、バクテリアまたは小動物類に対する栄養塩類
または餌となる物質が混入されているのが好ましい。こ
のようにすれば、硬化体1あるいはその周辺での動植物
の繁殖ないし繁茂が促進され、自然環境の回復ないしは
創造をより有効に促進することができる。また、硬化体
1内に、粘土、シルト、細砂もしくはピートモス等の単
独物または複合物、粘性が必要な場合はCMC等の高分
子系材料を添加したものからなるベースに、植物の種子
もしくは胞子、乾燥したコケ類もしくは菌体類または小
動物の受精卵が混入されてなる材料が注入されていても
よい。あるいは、この材料が硬化体1の表面に粘結剤と
ともに吹き付けられていてもよい。このようにすれば、
硬化体1あるいはその周辺での動植物の繁殖ないし繁茂
がより効果的に促進される。また、所望の種類の動植物
を生息させることができる。
【0029】硬化体1は、粒状であっても、またこれよ
り大きい寸法のもの、例えば河川に存在する、両手で抱
えることができる程度の比較的大きい自然石と同程度の
寸法のものであってもよい。また、さらに大きい岩程度
の寸法のものであってもよい。硬化体1が大きい場合
は、硬化体1内に、空隙を有する非常に軽量な(比重が
小さい)材料、例えば発泡スチロール、空き缶、ペット
ボトル、中空プラスチック部材等を混入または設置する
ことにより、軽量化するのが好ましい。このようにすれ
ば、硬化体1の運搬ないしは持ち運びが容易となる。ま
た、逆に、硬化体1を水中で使用する場合等において
は、その配置の安定化を図るため、内部に普通コンクリ
ート、自然石、鉄鉱石等を挿入または設置することもで
きる。
【0030】なお、この実施の形態では、硬化体1は河
川2内に設置されているが、設置が可能な場所は水辺域
に限られるわけではなく、公園や道路の法面等の陸域に
も硬化体1を支障なく設置することができるのはもちろ
んである。
【0031】以下、硬化体1の具体的な構成ないしは製
造方法の一例を説明する。前記の図7(a)〜(c)に
示すように、硬化体1は、砂利または砕石からなる骨材
3と、セメントモルタルからなるセメント系結合材4
と、ポリ乳酸樹脂からなる空隙生成材6とからなり、硬
化体1内には本来的な連続空隙5が形成されている。そ
の嵩比重は、普通コンクリートの嵩比重よりも低い値
(1.95)となる。なお、セメント系結合材6には、
例えば粒径が0.001〜30mm程度の粉粒状肥料又
は肥料成分を含浸させた肥料含浸粉体または粒状体が、
セメントに対して0.1〜30重量%含まれている。な
お、骨材として、砂利ないしは砕石のほかに、スラグ等
の前記の各種骨材を用いても、またこれらの混合物を用
いてもよい。硬化体1の嵩比重は、これらの骨材3を所
定の割合で混合することによって調整することができ
る。
【0032】この硬化体1は、例えば、次のような手順
で製造される。すなわち、まず、高炉セメントB種(比
重:3.02)と、水道水と、高性能減水剤(比重1.0
2)とが、次の式1〜式3を満たすように配合される
(重量部)。 W/Cb=25(%)………………………………………………式1 F/Cb=10(%)………………………………………………式2 Ad/Cb=0.45(%) ………………………………………式3 Cb:高炉セメントB種の量 W :水道水の量 Ad:高性能減水剤の量 F :粒状総合肥料の量(特殊なポリマーまたは特殊セ
メント等で表面をシールしたもの) そして、粒径が0.001〜30mmの粉粒状肥料又は
肥料成分を含浸させた肥料含浸粉粒体が、高炉セメント
B種の量に対して0.1〜30重量%添加される。
【0033】この配合により、JIS R 5201の
フロー値が195〜205mmとなるセメントペースト
(結合材)が調製される。次に、このセメントペースト
が、粒径13〜20mmの骨材(比重:2.70、空隙
率:42%)の空隙に充填される。ここで、空隙へのセ
メントペーストの充填割合は、次の式4を満たすように
設定される。 B/V=40(%)…………………………………………………式4 V:骨材の空隙の体積 B:空隙に充填されるセメントペーストの体積 さらに、ポリ乳酸樹脂からなる所望の量の空隙生成材が
添加される。このほかに、硬化体を軽量化するために、
発泡スチロール、ペットボトル等を添加してもよく、ま
たは大型のものは打設時に設置してもよい。なお、上記
混合物は、全ての材料を一度に混合して調製してもよ
い。
【0034】そして、このセメントペーストと骨材と空
隙生成材とからなる混合物(多孔質セメント組成物)を
用いて、自然石に類似した丸みをもつ外形を備えている
成形体が製作される。この成形体は、固化後、その空隙
率が24.6%となり、連続空隙を有するとともに、空
隙生成材を含む硬化体となる。この空隙生成材は、水辺
域等に設置されたときには、バクテリアによって比較的
短期間で生分解され、より大きい連続空隙を生成するこ
とになるのは、前記のとおりである。
【0035】このように、この硬化体1によれば、公園
や道路法面等の陸域の緑化のみならず、河川、湖沼、海
浜等の水辺域においても、自然環境の修復と創造とを促
進することができる。そして、各種動植物の生息空間を
提供してその周囲の自然環境を保護することができる。
さらに、形状が自然石に類似した丸みを有するので、良
好な景観を創造することができる。また、硬化体1を、
各種水辺域に設置した場合、硬化体1内の空隙内に、環
境を浄化する各種バクテリア類が付着ないしは生息し、
水を浄化することができる。さらに、硬化体1に小動物
や植物類が付着ないし生息し、多様性生物を回帰させる
生物生息床としての効力も発揮する。
【0036】以上、本発明によれば、内部に十分な連続
空隙を有し、かつ自然の景観と調和する連続空隙を有す
る硬化体を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる連続空隙を有する硬化体が設
置された河川およびその周囲の斜視図である。
【図2】 (a)は石(ないしは硬化体)の形状を示す
三面図であり、(b)は球状、円板状、棒状および葉状
の石の寸法範囲を示す図である。
【図3】 円板状の石(ないしは硬化体)の形状を示す
三面図である。
【図4】 棒状の石の形状を示す三面図である。
【図5】 葉状の石の形状を示す三面図である。
【図6】 本発明にかかる球状の硬化体(ないしは石)
の具体的な形状を示す三面図である。
【図7】 (a)は本発明にかかる硬化体の斜視図であ
り、(b)は(a)に示す硬化体の一部断面図であり、
(c)は(a)に示す硬化体の骨材とセメント系結合材
と連続空隙とを拡大して示した断面図である。
【符号の説明】
1…硬化体 2…河川(水路) 3…骨材 4…セメント系結合材(バインダー) 5…連続空隙 6…空隙生成材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C04B 28/02 C04B 28/02 24:14 24:14 24:10 24:10 24:38 24:38 Z 24:28 24:28 Z 14:06 14:06 Z 18:14 18:14 14:16 14:16 18:08 18:08 Z 14:22 14:22 22:06 22:06 A 14:04 14:04 A 14:10 14:10 18:04 18:04 18:10 18:10 B 14:48 14:48 16:06 16:06 16:08) 16:08 111:40 111:40 (72)発明者 玉井 元治 大阪府富田林市楠風台1−5−12 Fターム(参考) 2D018 EA11 2D044 DB51 4G012 PA02 PA04 PA05 PA06 PA07 PA19 PA23 PA24 PA25 PA26 PA27 PA29 PB04 PB19 PB21 PB33 PB39 PB40 PC01 PC11 4G019 AA06 LA02 LC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材と、骨材同士を結合させるセメント
    系結合材とからなり、内部に連続した空隙を有する硬化
    体であって、 自然石に類似した丸みをもつ外形を備えていることを特
    徴とする連続した空隙を有する硬化体。
  2. 【請求項2】 骨材と、骨材同士を結合させるセメント
    系結合材とからなり、内部に連続した空隙を有する硬化
    体であって、 水溶性材料またはバクテリアによって生分解される生分
    解性材料を内部に含んでいることを特徴とする連続した
    空隙を有する硬化体。
  3. 【請求項3】 上記セメント系結合材が、普通ポルトラ
    ンドセメント、早強セメント、中庸熱セメント、ビーラ
    イトセメント、アルミナセメント、高炉スラグ微粉末も
    しくはフライアッシュを混入した混合セメント、または
    上記セメントのいずれか1つに高分子材料が添加された
    ものであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    連続した空隙を有する硬化体。
  4. 【請求項4】 上記骨材が、砂利、砕石、スラグ、カラ
    ミ、シンダーアッシュ、火山性天然軽量骨材、クリンカ
    ーアッシュやフライアッシュを主成分とする粒状物、頁
    岩や廃ガラスを含む人工軽量骨材、重量骨材等の無機系
    骨材、プラスチック等の有機系骨材、および木炭のうち
    の少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1つに記載の連続した空隙を有する硬
    化体。
  5. 【請求項5】 上記セメント系結合材中、または該硬化
    体もしくはその混合物中に、粒径が0.1〜5mmの細
    骨材が含まれていることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1つに記載の連続した空隙を有する硬化体。
  6. 【請求項6】 望ましくは、上記セメント系結合材が、
    混和材として、フライアッシュ、スラグ微粉末、シリカ
    ヒューム、粘土、人工または天然のゼオライトおよび木
    炭粉のうちの少なくとも1つを含み、 また、望ましくは、化学混和剤として、AE剤、減水
    剤、遅延剤、AE減水剤、高性能減水剤、AE高性能減
    水剤、流動化剤、水中不分離性混和剤、およびアクリル
    系、酢酸ビニール系または合成ゴム系のエマルジョンの
    うちの少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1つに記載の連続した空隙を有す
    る硬化体。
  7. 【請求項7】 金属製の短・長繊維または無機性もしく
    は有機性の短・長繊維が混入され、および/または、金
    属製の網状体または無機性もしくは有機性の網状体が単
    層または複層で敷設されていることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1つに記載の連続した空隙を有する硬
    化体。
  8. 【請求項8】 植物に対する肥料成分、バクテリアまた
    は小動物類に対する栄養塩類または餌となる物質が混入
    されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    つに記載の連続した空隙を有する硬化体。
  9. 【請求項9】 粘土、シルト、細砂もしくはピートモス
    の単独物または複合物、粘性が必要な場合はCMC等の
    高分子系材料を添加したものからなるベースに、植物の
    種子もしくは胞子、乾燥したコケ類もしくは菌体類また
    は小動物の受精卵が混入されてなる材料が、硬化体内に
    注入され、または硬化体表面に粘結剤とともに吹き付け
    られていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    つに記載の連続した空隙を有する硬化体。
  10. 【請求項10】 硬化体に使用する粒状体よりも寸法が
    大きく設定され、空隙を有する材料を混入または設置す
    ることにより軽量化されていることを特徴とする請求項
    1〜9のいずれか1つに記載の連続した空隙を有する硬
    化体。
  11. 【請求項11】 硬化体に使用する粒状体よりも寸法が
    大きく設定された普通コンクリートまたは重量骨材を混
    入または設置することにより重量化され、水中における
    安定性が高められていることを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1つに記載の連続した空隙を有する硬化体。
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