JP6770801B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダとを備えたトラクタに関する。
上記のようなトラクタとしては、車体の後部に起立姿勢で配置される逆U字状の保護フレームを備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平9−30350号公報(段落番号0015、図1〜2)
上記の構成では、運転座席のシートバックと保護フレームの左右の支柱部との間に空間が形成されている。そのため、他物が、車体の後方から前記空間を通って運転者側の領域に入り込む虞がある。
特に、操作具が運転座席の横外側に配備されている場合には、前記空間を通って運転者側の領域に入り込んだ他物が操作具に接触するなどの不都合を招く虞がある。
つまり、他物が、車体の後方からシートバックの横外側の空間を通って運転者側の領域に入り込む虞を回避することが望まれている。
上記の課題を解決するための手段として、
本発明に係るトラクタは、
外部に開放された状態で車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダと、が備えられ、かつ、作業装置を取り付けて作業を行うトラクタであって、
前記運転座席のシートバックの側方又は後方で、かつ、左右の前記フェンダの後端よりも車体前側の位置に、仕切壁が備えられ、
前記運転座席の前方及び左右両側方が外部に開放されるとともに、前記仕切壁によって前記車体の領域が運転者側領域とその後方領域とに仕切られ、
前記仕切壁は、左右の前記フェンダの外端幅よりも狭く、かつ、前記シートバックよりも広い左右幅を有しており、かつ、前記シートバックの上部に対応する高さから前記シートバックの下部に対応する高さにわたる上下幅を有している
この手段によると、車体後方の他物が、左右のフェンダの外端幅内における運転座席のシートバックの横外側の空間から運転者側領域に入り込む虞を、仕切壁によって回避することができる。
また、別の手段として、
本発明に係るトラクタは、
車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダと、前記車体の領域を運転者側領域とその後方領域とに仕切る仕切壁とを備え、
前記仕切壁は、左右の前記フェンダの外端幅よりも狭く、かつ、前記運転座席のシートバックよりも広い左右幅を有して、前記シートバックの側方又は後方で、かつ、左右の前記フェンダの後端よりも車体前側の位置に配備され、
前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
前記保護フレームは、前記車体に起立姿勢で固定される下側フレーム部と、前記下側フレーム部の上部にヒンジを介して上下揺動可能に連結される上側フレーム部とを備え、
前記仕切壁は、前記ヒンジよりも低い位置に配備されている。
この手段によると、保護フレームの使用状態が、上側フレーム部を下側フレーム部の上側に位置させた状態と、上側フレーム部を下側フレーム部の後側に位置させた状態とにかかわらず、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込む虞を回避することができる。
さらに、別の手段として、
本発明に係るトラクタは、
車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダと、前記車体の領域を運転者側領域とその後方領域とに仕切る仕切壁とを備え、
前記仕切壁は、左右の前記フェンダの外端幅よりも狭く、かつ、前記運転座席のシートバックよりも広い左右幅を有して、前記シートバックの側方又は後方で、かつ、左右の前記フェンダの後端よりも車体前側の位置に配備され、
前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームと、ナンバープレート取り付け用のライセンスステーとを備え、
前記保護フレームは、左右の支柱部材を備え、
前記ライセンスステーは、左右の前記支柱部材の間で、かつ、左右の前記支柱部材の前後幅内における前記仕切壁よりも車体後側に配備されている。
この手段によると、ライセンスステーの背部に取り付けられるナンバープレートの車体後方からの視認が、仕切壁によって妨げられる不都合の発生を回避することができる。
又、ライセンスステーの左右の外端縁を左右の支柱部材にて隠すことができる。これにより、他物が、ライセンスステーにおける左右の外端縁のエッジ部に接触する虞を、専用のガード部材を備えることなく防止することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
前記仕切壁は、左右の前記支柱部材の前後幅内に配備されている。
この手段によると、仕切壁の左右の外端縁を左右の支柱部材にて隠すことができる。これにより、他物が、仕切壁における左右の外端縁のエッジ部に接触する虞を、専用のガード部材を備えることなく回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記車体に備えられた機器を操作する操作具が、前記仕切壁よりも車体前側に配備されている。
この手段によると、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込んで操作具に接触する虞を回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
作業装置を取り付けて作業を行うように構成されており、
前記機器は、前記車体の後部に着脱可能に連結される前記作業装置を駆動する駆動部であり、
前記操作具は、前記駆動部の人為操作を可能にする作業用の操作具であり、
前記駆動部は、前記仕切壁よりも車体後側に配備されている。
この手段によると、例えば、後方領域で駆動部又は作業装置のメンテナンスなどを行う作業者の腕などが、前述した空間から運転者側領域に入り込んで操作具に接触する虞を回避することができる。
つまり、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込んで作業用の操作具に接触する虞を回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記駆動部は、前記作業装置を昇降駆動する昇降装置であり、
前記操作具は、前記昇降装置の人為操作を可能にする昇降レバーである。
この手段によると、例えば、後方領域で昇降装置又は作業装置のメンテナンスなどを行う作業者の腕などが、前述した空間から運転者側領域に入り込んで昇降レバーに接触する虞を回避することができる。
つまり、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込んで昇降レバーに接触する虞を回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記駆動部は、作業装置に動力を出力するPTO軸であり、
前記操作具は、前記PTO軸の伝動に関する人為操作を可能にするPTOレバーである。
この手段によると、例えば、後方領域でPTO軸又は作業装置のメンテナンスなどを行う作業者の腕などが、前述した空間から運転者側領域に入り込んでPTOレバーに接触する虞を回避することができる。
つまり、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込んでPTOレバーに接触する虞を回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記操作具は、前記運転座席の横外側に配備され、
前記仕切壁は、前記操作具における操作部の上下長さよりも長い上下幅を有して、前記操作部と同じ高さ位置に配備されている。
この手段によると、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込んで、運転座席の横外側に配備された操作具の操作部に接触する虞をより確実に回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記操作具は、左右の前記フェンダの上側に配備されている。
この手段によると、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込んで、左右のフェンダの上側に配備された操作具に接触する虞を回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記仕切壁は、左右の前記フェンダの内端同士の離間距離よりも長い左右幅を有している。
この手段によると、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込む虞を、より確実に回避することができる。
特に、車体後方の他物が、前述した空間から運転者側領域に入り込んで、左右のフェンダの上側に配備された操作具に接触する虞をより確実に回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記仕切壁は、前記シートバックの上部に対応する高さから前記シートバックの下部に対応する高さにわたる上下幅を有している。
この手段によると、車体後方の他物が、前述した空間におけるシートバックの上下幅範囲から運転者側領域に入り込む虞を回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
前記仕切壁は、前記保護フレームに支持されている。
この手段によると、仕切壁を支持する専用の支持部材を備える場合に比較して、部品点数の削減による構成の簡素化などを図ることができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
前記仕切壁は、左右の前記支柱部材の横外端からはみ出さない左右幅を有している。
この手段によると、車体後方の他物が、前述した空間のうちの左右の支柱部材とシートバックとの間の空間から運転者側領域に入り込む虞を回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
前記仕切壁は、少なくとも左右の前記支柱部材にわたる左右幅を有している。
この手段によると、車体後方の他物が、前述した空間のうちの左右の支柱部材とシートバックとの間の空間から運転者側領域に入り込む虞を確実に回避することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
前記仕切壁は、左側の前記支柱部材から前記シートバックにわたる左右幅を有する左側壁部と、右側の前記支柱部材から前記シートバックにわたる左右幅を有する右側壁部とを有している。
この手段によると、仕切壁の壁部が左右の支柱部材にわたる長さを有する場合に比較して、車体の軽量化などを図ることができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記仕切壁は透視性を有している。
この手段によると、仕切壁を備えながら、車体後方に対する運転者の視認性を確保することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記仕切壁は、主部材として多孔板を備えている。
この手段によると、仕切壁を備えながら、車体後方に対する運転者の視認性を確保することができる。
又、車体の運転者側領域とその後方領域との間での通気性を確保することができ、運転者側領域での熱気の滞留などを回避することができる。
そして、走行中に仕切壁にかかる抵抗を低減することができる。これは、走行速度の速い路上走行時に特に有効である。
しかも、作業走行中に泥が仕切壁に向けて跳ね上がったとしても、仕切壁への泥の付着を抑制することができる。又、寒冷地においては、降雪時における仕切壁への雪の付着堆積を抑制することができる。これにより、仕切壁から泥又は雪などを落とす手間を要することなく、車体後方に対する運転者の視認性を常に良好に保つことができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
ナンバープレート取り付け用のライセンスステーを備え、
前記ライセンスステーは、前記仕切壁よりも車体後側に配備されている。
この手段によると、ライセンスステーの背部に取り付けられるナンバープレートの車体後方からの視認が、仕切壁によって妨げられる不都合の発生を回避することができる。
トラクタの左側面図である。 トラクタの平面図である。 トラクタの背面図である。 仕切壁の構成及び配置などを示す要部の縦断左側面図である。 仕切壁の構成及び配置などを示す要部の横断平面図である。 左右のサイドブレーキペダルの連結具における右側の露出端縁に対する他物の接触を防止するガード部材の構成及び形状などを示す要部の斜視図である。 仕切壁が左右の支柱部材から運転座席のシートバックにわたる左右の側壁部を備える別実施形態での仕切壁の構成を示す要部の背面図である。 仕切壁が、運転座席のシートバックの横側方においてシートバックの近くから保護フレーム8の左右の支柱部材にわたる左右の側壁部と、保護フレームの左右の支柱部材の横側方において左右の支柱部材の近くから左右のフェンダの外端にわたる左右の側壁部との少なくともいずれか一方を備える別実施形態での仕切壁の構成を示す要部の背面図である。 左右の補助仕切壁を備える別実施形態でのトラクタの左側面図である。 左右の補助仕切壁を備える別実施形態でのトラクタの一部横断平面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例を図面に基づいて説明する。
尚、図1に記載した符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Uの矢印が指し示す方向がトラクタの上側である。
又、図2に記載した符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Lの矢印が指し示す方向がトラクタの左側である。
図1〜3に示すように、本実施形態で例示するトラクタは、車体の前部に配置されるエンジン(機器Aの一例)1、エンジン1の背部に連接される主クラッチ(機器Aの一例)2、車体の後部に配置される変速ユニット3と搭乗式の運転部4、操舵可能でエンジン1からの動力で駆動される左右の前輪5、エンジン1からの動力で駆動される左右の後輪6、左右の後輪6を上方から覆う左右のフェンダ7、車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレーム8、及び、車体の後部への耕耘装置などの作業装置(図示せず)の着脱を可能にするリンク機構9、などを備えている。
変速ユニット3は、そのケーシング3Aが車体の後部フレームを兼ねている。ケーシング3Aは、その後端部に、保護フレーム8を支持する支持フレーム10、及び、作業装置に動力を出力するPTO軸(機器A及び駆動部Bの一例)11、などを備えている。ケーシング3Aは、その上端部に、リンク機構9を介して作業装置を昇降駆動する油圧式の昇降装置(機器A及び駆動部Bの一例)12を備えている。
図示は省略するが、変速ユニット3は、走行用の主変速装置(機器Aの一例)、走行用の副変速装置(機器Aの一例)、後輪用の左右のサイドブレーキ(機器Aの一例)、及び、PTO軸用の変速装置(機器Aの一例)、などを備えている。
図1〜3に示すように、運転部4は、車体の後部に配置される運転座席13、前輪操舵用のステアリングホイール14、エンジン回転数の人為操作を可能にするアクセルペダル(操作具Cの一例)15、主クラッチの人為操作を可能にするクラッチペダル(操作具Cの一例)16、左右のサイドブレーキの人為操作を可能にする左右のサイドブレーキペダル(操作具Cの一例)17、主変速装置の人為操作を可能にする主変速レバー(操作具Cの一例)18、副変速装置の人為操作を可能にする副変速レバー(操作具Cの一例)19、PTO軸用の変速装置の人為操作を可能にするPTOレバー(操作具Cの一例)20、及び、昇降装置の人為操作を可能にする昇降レバー(操作具Cの一例)21、などを備えている。
アクセルペダル15及び左右のサイドブレーキペダル17は、運転部4における運転者の右足元部位に配備されている。クラッチペダル16は、運転部4における運転者の左足元部位に配備されている。主変速レバー18及び昇降レバー21は、運転座席13の右外側に配備されている。副変速レバー19及びPTOレバー20は、運転座席13の左外側に配備されている。主変速レバー18及び昇降レバー21は、それらの操作部18A,21Aが、運転座席13の右外側に配備された右側のフェンダ7の上側に配備されている。副変速レバー19及びPTOレバー20は、それらの操作部19A,20Aが、運転座席13の左外側に配備された左側のフェンダ7の上側に配備されている。
図1〜4に示すように、このトラクタは、車体の領域を運転者側領域22とその後方領域23とに仕切る仕切壁24を備えている。仕切壁24は、左右のフェンダ7の外端幅W1よりも狭く、かつ、運転座席13のシートバック13Aよりも広い左右幅W2を有して、シートバック13Aの後方で、かつ、左右のフェンダ7の後端よりも車体前側の位置に配備されている。
これにより、車体後方の他物が、左右のフェンダ7の外端幅W1内における運転座席13のシートバック13Aの横外側の空間25から運転者側領域22に入り込む虞を、仕切壁24によって回避することができる。
図1〜3に示すように、前述したアクセルペダル15及び昇降レバー21などの各操作具Cは、仕切壁24よりも車体前側の運転者側領域22に配備されている。
これにより、車体後方の他物が、前述した空間25から運転者側領域に入り込んで各操作具Cに接触する虞を回避することができる。
そして、前述した機器AのうちのPTO軸11及び昇降装置12は、作業装置を駆動する駆動部Bであり、車体の後部に配備されている。又、前述した各操作具CのうちのPTOレバー20及び昇降レバー21は、駆動部Bの人為操作を可能にする作業用の操作具である。
これにより、例えば、後方領域23で駆動部B又は作業装置のメンテナンスなどを行う作業者の腕などが、前述した空間25から運転者側領域22に入り込んでPTOレバー20又は昇降レバー21などに接触する虞を回避することができる。
図2及び図3に示すように、仕切壁24は、左右のフェンダ7の内端同士の離間距離Lよりも長い左右幅W2を有している。
これにより、車体後方の他物が、前述した空間25から運転者側領域22に入り込む虞を、より確実に回避することができる。
特に、車体後方の他物が、前述した空間25から運転者側領域22に入り込んで、左右のフェンダ7の上側に配備された各レバー18〜21の操作部18A〜21Aに接触する虞をより確実に回避することができる。
図1、図3及び図4に示すように、仕切壁24は、運転座席13におけるシートバック13Aの上部に対応する高さからシートバック13Aの下部に対応する高さにわたる上下幅Hを有している。
これにより、車体後方の他物が、前述した空間25におけるシートバック13Aの上下幅範囲から運転者側領域22に入り込む虞を回避することができる。
図3〜5に示すように、仕切壁24は保護フレーム8に支持されている。
これにより、仕切壁24を支持する専用の支持部材を備える場合に比較して、部品点数の削減による構成の簡素化などを図ることができる。
図1〜5に示すように、仕切壁24は、その主部材として、透視性などを有するエキスパンドメタル(多孔板の一例)26を備えている。
これにより、仕切壁24を備えながら、車体後方に対する運転者の視認性を確保することができる。
又、車体の運転者側領域22とその後方領域23との間での通気性を確保することができ、運転者側領域22での熱気の滞留などを回避することができる。
そして、走行中に仕切壁24にかかる抵抗を低減することができる。これは、走行速度の速い路上走行時に特に有効である。
しかも、作業走行中に泥が仕切壁24に向けて跳ね上がったとしても、仕切壁24への泥の付着を抑制することができる。又、寒冷地においては、降雪時における仕切壁24への雪の付着堆積を抑制することができる。これにより、仕切壁24から泥又は雪などを落とす手間を要することなく、車体後方に対する運転者の視認性を常に良好に保つことができる。
図2〜5に示すように、仕切壁24は、鋼板製の上下の補強部材27,28を備えている。上側の補強部材27は、エキスパンドメタル26の左右両端にわたる左右長さを有して、エキスパンドメタル26の上縁部を補強している。下側の補強部材28は、エキスパンドメタル26の左右両端にわたる左右長さを有して、エキスパンドメタル26の下縁部を補強している。
これにより、仕切壁24の保形性を高めることができる。
図3〜5に示すように、上下の補強部材27,28は、それらの左右両端部27A,28Aが、保護フレーム8に対する仕切壁24のボルト連結を可能にする連結部を兼ねている。
これにより、専用部材からなる連結部を備える場合に比較して、部品点数の削減による構成の簡素化などを図ることができる。
図1〜5に示すように、保護フレーム8は、車体に起立姿勢で固定される下側フレーム部8A、及び、下側フレーム部8Aの上部にヒンジ8Bを介して上下揺動可能に連結される上側フレーム部8C、を備えている。
これにより、保護フレーム8は、その使用状態を、上側フレーム部8Cを下側フレーム部8Aの上側に位置させた第1状態と、上側フレーム部8Cを下側フレーム部8Aの後側に位置させた第2状態とに切り替え可能になっている。
その結果、このトラクタを果樹園などで使用する場合には、運転者は、保護フレーム8を第2状態に切り替えておくことにより、トラクタの走行中に上側フレーム部8Cが果樹の枝などに接触する不都合を生じ難くすることができる。
仕切壁24は、左右のヒンジ8Bよりも低い位置に配備されている。
これにより、保護フレーム8の使用状態が第1状態と第2状態とにかかわらず、車体後方の他物が、前述した空間25から運転者側領域22に入り込む虞を回避することができる。
下側フレーム部8Aは、支持フレーム10の左右の側部から上向きに延びる左右の支柱部材29を備えている。上側フレーム部8Cは、前後方向視で、左右の支柱部材29にわたる左右幅を有する下向きU字状に屈曲形成されている。左右の支柱部材29は、それらの下部側が、支持フレーム10の左右の側部から左右のフェンダ7の後部が位置する車体の横外側上方に向けて延びている。左右の支柱部材29は、それらの上部側が、左右のフェンダ7の後部に形成された開口7Aを通って、左右のフェンダ7の上方に延びている。
保護フレーム8は、左右の支柱部材29の上端部と、上側フレーム部8Cの両端部との間に、左右のヒンジ8Bを備えている。保護フレーム8は、左右のヒンジ8Bに対する取り付け位置の変更が可能な左右のロックピン8Dを備えている。左右のロックピン8Dは、保護フレーム8の第1状態において、左右のヒンジ8Bの第1取り付け位置に取り付けられることにより、保護フレーム8を第1状態にて固定保持する。左右のロックピン8Dは、保護フレーム8の第2状態において、左右のヒンジ8Bの第2取り付け位置に取り付けられることにより、保護フレーム8を第2状態にて固定保持する。
左右の支柱部材29は、それらの上部側と下部側とのそれぞれに、左右の支柱部材29に対する仕切壁24のボルト連結を可能にする連結部29Aを備えている。
図3〜5に示すように、仕切壁24は、車体前後方向でのエキスパンドメタル26の四隅の位置が、左右の支柱部材29における各連結部29Aの車体前後方向での位置と同じになる状態で、上下の補強部材27,28の左右両端部27A,28Aが、左右の支柱部材29の各連結部29Aにボルト連結されている。
これにより、車体前後方向でのエキスパンドメタル26の四隅の位置が、左右の支柱部材29における各連結部29Aの車体前後方向での位置と異なる状態で、上下の補強部材27,28の左右両端部27A,28Aが、左右の支柱部材29の各連結部29Aにボルト連結される場合に比較して、仕切壁24を左右の支柱部材29に取り付けた状態での、仕切壁24の各連結部29Aからの車体前後方向での突出量を少なくすることができる。
エキスパンドメタル26は、その四隅において、保護フレーム側の連結部29Aとの接触を回避するための面取り処理が施されていることにより、前後方向視での形状が略矩形状に形成されている。
これにより、仕切壁24を左右の支柱部材29に取り付けた状態においては、仕切壁24の各連結部29Aからの車体前後方向での突出量を少なくしながら、エキスパンドメタル26の左右の端縁部を左右の支柱部材29に接触させた状態又はそれに近い状態を得ることができる(図3参照)。
図2及び図3に示すように、保護フレーム8は、左右のフェンダ7の上側において、左右の支柱部材29が、運転座席13のシートバック13Aの左右両端よりも車体横外側に配置されている。仕切壁24は、左右の支柱部材29の横外端からはみ出さない左右幅W2の一例として、左右の支柱部材29にわたる左右幅W2を有している。
これにより、車体後方の他物が、前述した空間25のうちの左右の支柱部材29と13Aシートバックとの間の空間部分25Aから運転者側領域22に入り込む虞を確実に回避することができる。
図1、図4及び図5に示すように、仕切壁24は、左右の支柱部材29の前後幅W3内に配備されている。
これにより、仕切壁24の左右の外端縁を左右の支柱部材29にて隠すことができる。これにより、他物が、仕切壁24における左右の外端縁のエッジ部に接触する虞を、専用のガード部材を備えることなく回避することができる。
図1及び図3〜5に示すように、このトラクタは、ナンバープレート取り付け用のライセンスステー30を備えている。ライセンスステー30は、仕切壁24よりも車体後側に配備されている。
これにより、ライセンスステー30の背部に取り付けられるナンバープレート(図示せず)の車体後方からの視認が、仕切壁24によって妨げられる不都合の発生を回避することができる。
ライセンスステー30は、左右の支柱部材29の間で、かつ、左右の支柱部材29の前後幅W3内に配備されている。
これにより、ライセンスステー30の左右の外端縁を左右の支柱部材29にて隠すことができる。これにより、他物が、ライセンスステー30における左右の外端縁のエッジ部に接触する虞を、専用のガード部材を備えることなく防止することができる。
ライセンスステー30は、左側のフェンダ7に連結される連結部材31、及び、ナンバープレートを支持する支持部材32、を備えている。連結部材31は、その前部の上部側に凹部31Aを有する側面視L字状に形成されている。仕切壁24は、その左側の下端側が連結部材31の凹部31Aに入り込んでいる。
これにより、左右の支柱部材29の前後幅W3を不必要に広くすることなく、仕切壁24とライセンスステー30とを左右の支柱部材29の前後幅W3内に配備することができる。
図6に示すように、左右のサイドブレーキペダル17は、それぞれ、バネ(図示せず)により踏み込み解除位置に復帰付勢されている。左右のサイドブレーキペダル17は、それらを一体揺動可能に連結する連結具33を備えている。連結具33は、左右のサイドブレーキペダル17のうち、車体の内側に位置する左側のサイドブレーキペダル17に左右方向に揺動可能に備えられる揺動片33A、及び、車体の外側に位置する右側のサイドブレーキペダル17に固定された固定片33B、を備えている。連結具33は、揺動片33Aが右側の連結位置に人為操作されて固定片33Bに連係されることにより、左右のサイドブレーキペダル17の一体揺動を可能にする。連結具33は、揺動片33Aが左側の解除位置に人為操作されて固定片33Bとの連係が解除されることにより、左右のサイドブレーキペダル17の個別揺動を可能にする。
右側のサイドブレーキペダル17は、他物が連結具33における右側の露出端縁のエッジ部に接触する虞を防止するガード部材34を備えている。ガード部材34は、丸棒鋼材製で、右側のサイドブレーキペダル17におけるペダル部17Aの裏面から裏面に対する垂直姿勢で延びる第1延出部34A、第1延出部34Aの延出端から直角に曲がって車体前側に延びる第2延出部34B、第2延出部34Bの延出端から直角に曲がって車体左側に延びる第3延出部34C、及び、第3延出部34Cの延出端から直角に曲がって右側のサイドブレーキペダル17のアーム部17Bに向けてアーム部17Bに対する垂直姿勢で延びる第4延出部34D、を有する形状に屈曲形成されている。第1延出部34A及び第2延出部34Bは、右側の連結位置に位置する揺動片33Aの右端部、及び、固定片33Bの右端部よりも車体右側に位置している。第2延出部34B〜第4延出部34Dは、右側の連結位置に位置する揺動片33Aの前端部、及び、固定片33Bの前端部よりも車体前側に位置している。第3延出部34Cは、右側の連結位置に位置する揺動片33Aの上端部、及び、固定片33Bの上端部よりも車体上側に位置している。
これにより、ガード部材34は、他物が連結具33における右側の露出端縁のエッジ部に接触する虞を防止することができる。
図示は省略するが、左右のサイドブレーキペダル17は、それらのペダル部17Aの表面及び周縁を覆う状態で、ゴム製の滑り止め部材が備えられている。
〔別実施形態〕
本発明は、上記の実施形態で例示した構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
〔1〕仕切壁24の上下幅Hは、車体後方の他物が前述した空間25から運転者側領域22に入り込む虞を回避できる長さであれば種々の変更が可能である。
例えば、仕切壁24は、運転座席13のシートバック13Aの上部に対応する高さから左右のフェンダ7の上面にわたる上下幅Hを有していてもよい。
例えば、仕切壁24は、保護フレーム8における左右のヒンジ8Bの下側付近から左右のフェンダ7の上面にわたる上下幅Hを有していてもよい。
〔2〕仕切壁24の左右幅W2は、車体後方の他物が前述した空間25から運転者側領域22に入り込む虞を回避できる長さであれば種々の変更が可能である。
例えば、仕切壁24は、左右のフェンダ7の外端幅W1と略同じ左右幅W2を有していてもよい。
例えば、仕切壁24は、保護フレーム8における左右の支柱部材29の左右の外端同士にわたる左右幅W2を有していてもよい。
例えば、仕切壁24は、保護フレーム8における左右の支柱部材29の左右の内端同士にわたる長さよりも少し短い左右幅W2を有していてもよい。
〔3〕図7に示すように、仕切壁24は、左側の支柱部材29から運転座席13のシートバック13Aにわたる左右幅W4を有する左側壁部24Aと、右側の支柱部材29からシートバック13Aにわたる左右幅W5を有する右側壁部24Bとを備えていてもよい。
この構成によると、仕切壁24の壁部(主部材26)が左右の支柱部材29にわたる長さを有する場合に比較して、車体の軽量化などを図ることができる。
〔4〕図8に示すように、仕切壁24は、運転座席13のシートバック13Aの横側方において、シートバック13Aの近くから保護フレーム8の左右の支柱部材29にわたる左右幅W6を有する左右の側壁部24Cを備えていてもよい。
この構成によると、車体後方の他物が、運転座席13のシートバック13Aと左右の支柱部材29との間の空間から運転者側領域22に入り込む虞を、左右の側壁部24Cによって回避することができる。
〔5〕図8に示すように、仕切壁24は、保護フレーム8の左右の支柱部材29の横側方において、左右の支柱部材29の近くから左右のフェンダ7の外端にわたる左右幅W7を有する左右の側壁部24Dを備えていてもよい。
この構成によると、車体後方の他物が、左右の支柱部材29と左右のフェンダ7の外端との間の空間から運転者側領域22に入り込む虞を、左右の側壁部24Dによって回避することができる。
〔6〕図8に示すように、仕切壁24は、運転座席13のシートバック13Aの横側方において、シートバック13Aの近くから保護フレーム8の左右の支柱部材29にわたる左右幅W6を有する左右の側壁部24C、及び、保護フレーム8の左右の支柱部材29の横側方において、左右の支柱部材29の近くから左右のフェンダ7の外端にわたる左右幅W7を有する左右の側壁部24D、の双方を備えていてもよい。
この構成によると、車体後方の他物が、運転座席13のシートバック13Aと左右の支柱部材29との間の空間から運転者側領域22に入り込む虞を、左右の側壁部24Cによって回避することができる。又、車体後方の他物が、左右の支柱部材29と左右のフェンダ7の外端との間の空間から運転者側領域22に入り込む虞を、左右の側壁部24Dによって回避することができる。
〔7〕図8に示すように、仕切壁24は、左右のフェンダ7の上方に配備される主変速レバー18の操作部18A、副変速レバー19の操作部19A、PTOレバー20の操作部20A、及び、昇降レバー21の操作部21A、などの上下長さよりも長い上下幅Hを有して、それらの操作部18A,19A,20A,21Aと同じ高さ位置に配備されていてもよい。
この構成によると、車体後方の他物が、前述した空間25から運転者側領域22に入り込んで、左右のフェンダ7の上方に配備された主変速レバー18の操作部18Aなどに接触する虞をより確実に回避することができる。
〔8〕図8に示すように、仕切壁24は柵状に形成されていてもよい。
〔9〕仕切壁24は、保護フレーム8の左右の支柱部材29よりも車体後側に配備されていてもよい。仕切壁24は、運転座席13のシートバック13Aと保護フレーム8の左右の支柱部材29との間に配備されていてもよい。
〔10〕仕切壁24は、保護フレーム8の下側フレーム部8Aに支持される下側壁部と、保護フレーム8の上側フレーム部8Cに支持される上側壁部とを備えていてもよい。
〔11〕仕切壁24は、主部材26として透視性及び通気性を有するパンチングメタル又は金網などを有していてもよい。
〔12〕仕切壁24は、主部材26として透視性を有するアクリル樹脂板などを有していてもよい。
〔13〕仕切壁24は、主部材26が保護フレーム8又は左右のフェンダ7に連結されていてもよい。
〔14〕仕切壁24は、上下の補強部材27,28を有していなくてもよい。
〔15〕仕切壁24は、左右のフェンダ7に支持されていてもよい。仕切壁24は、専用の支持部材に支持されていてもよい。
〔16〕トラクタは、機器Aとして、前後進切替装置又は前輪変速装置などを備え、操作具Cとして、前後進切替レバー又は前輪変速レバーなどを備えていてもよい。
〔17〕トラクタは、操作具Cとして、スイッチ又は回転式のポテンショメータなどを備えていてもよい。
〔18〕トラクタは、駆動部Bとして、作業装置をローリング駆動するローリング装置を備え、操作具Cとして、作業装置のローリング角度を設定する角度設定器を備えていてもよい。
〔19〕操作具Cは、運転座席13のシートバック13Aと左右のフェンダ7との間に配備されていてもよい。
〔20〕保護フレーム8は、下側フレーム部8Aの上部に上側フレーム部8Cが揺動不能に固定されていてもよい。保護フレーム8は、下側フレーム部8Aの上部に上側フレーム部8Cが着脱可能に連結されていてもよい。
〔21〕図9及び図10に示すように、仕切壁24に加えて、仕切壁24の左右の端部側から車体前側に延びる左右の補助仕切壁35を備えていてもよい。
この構成によると、車体後方の他物が、仕切壁24の横外側を通って仕切壁24の前側の領域に入り込む虞を、左右の補助仕切壁35によって回避することができる。
特に、例えば、作業者が後方領域23における駆動部B又は作業装置の左右に位置して駆動部B又は作業装置のメンテナンスなどを行う場合に、作業者の腕などが、仕切壁24の横外側から運転者側領域22に入り込む虞を回避することができる。
尚、図9及び図10にて例示する左右の補助仕切壁35は、左右のフェンダ7及び保護フレーム8に支持されているが、これ以外に、例えば、左右の補助仕切壁35は、左右のフェンダ7及び仕切壁24に支持されていてもよい。
又、図9及び図10にて例示する左右の補助仕切壁35は、上記の実施形態で例示した仕切壁24と同様に、補助仕切壁35の主部材として、透視性などを有するエキスパンドメタル(多孔板の一例)26を備えているが、左右の補助仕切壁35に採用する主部材などは、仕切壁24と同様に種々の変更が可能である。
〔22〕左右の補助仕切壁35を備える構成においては、左右の補助仕切壁35が、運転座席13の横外側に配備される操作具Cである主変速レバー18の操作部18A、副変速レバー19の操作部19A、PTOレバー20の操作部20A、及び、昇降レバー21の操作部21A、などの上下長さよりも長い上下幅Hを有して、それらの操作部18A,19A,20A,21Aと同じ高さ位置に配備されていてもよい。
この構成によると、車体後方の他物が、仕切壁24の横外側を通って仕切壁24の前側の領域に入り込んでPTOレバー20の操作部20A又は昇降レバー21の操作部21Aなどに接触する虞を、左右の補助仕切壁35によって回避することができる。
特に、例えば、作業者が後方領域23における駆動部B又は作業装置の左右に位置して駆動部B又は作業装置のメンテナンスなどを行う場合に、作業者の腕などが、仕切壁24の横外側から運転者側領域22に入り込んでPTOレバー20の操作部20A又は昇降レバー21の操作部21Aなどに接触する虞を回避することができる。
〔23〕左右の補助仕切壁35を備える構成においては、左右の補助仕切壁35の上端位置が仕切壁24の上端位置と同じ高さ又は略同じ高さになるように、左右の補助仕切壁35の上下幅Hを設定してもよい。
この構成によると、車体後方の他物が、仕切壁24の横外側を通って仕切壁24の前側の領域に入り込んでPTOレバー20の操作部20A又は昇降レバー21の操作部21Aなどに接触する虞を、左右の補助仕切壁35によって、より確実に回避することができる。
特に、例えば、作業者が後方領域23における駆動部B又は作業装置の左右に位置して駆動部B又は作業装置のメンテナンスなどを行う場合に、作業者の腕などが、仕切壁24の横外側から運転者側領域22に入り込んでPTOレバー20の操作部20A又は昇降レバー21の操作部21Aなどに接触する虞を、より確実に回避することができる。
〔24〕左右の補助仕切壁35を備える構成においては、左右の補助仕切壁35の車体前側への延出長さは、操作具Cの配置などに応じて種々の変更が可能である。
本発明は、車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダとを備えたトラクタに適用することができる。
7 フェンダ
8 保護フレーム
8A 下側フレーム部
8B ヒンジ
8C 上側フレーム部
11 PTO軸
12 昇降装置
13 運転座席
13A シートバック
18A 主変速レバーの操作部
19A 副変速レバーの操作部
20 PTOレバー
20A PTOレバーの操作部
21 昇降レバー
21A 昇降レバーの操作部
22 運転者側領域
23 後方領域
24 仕切壁
24A 左側壁部
24B 右側壁部
26 主部材
29 支柱部材
30 ライセンスステー
A 機器
B 駆動部
C 操作具
H 仕切壁の上下幅
L 左右のフェンダの内端同士の離間距離
W1 左右のフェンダの外端幅
W2 仕切壁の左右幅
W3 支柱部材の前後幅
W4 左側壁部の左右幅
W5 右側壁部の左右幅

Claims (19)

  1. 外部に開放された状態で車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダと、が備えられ、かつ、作業装置を取り付けて作業を行うトラクタであって、
    前記運転座席のシートバックの側方又は後方で、かつ、左右の前記フェンダの後端よりも車体前側の位置に、仕切壁が備えられ、
    前記運転座席の前方及び左右両側方が外部に開放されるとともに、前記仕切壁によって前記車体の領域が運転者側領域とその後方領域とに仕切られ、
    前記仕切壁は、左右の前記フェンダの外端幅よりも狭く、かつ、前記シートバックよりも広い左右幅を有しており、かつ、前記シートバックの上部に対応する高さから前記シートバックの下部に対応する高さにわたる上下幅を有しているトラクタ。
  2. 車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダと、前記車体の領域を運転者側領域とその後方領域とに仕切る仕切壁とを備え、
    前記仕切壁は、左右の前記フェンダの外端幅よりも狭く、かつ、前記運転座席のシートバックよりも広い左右幅を有して、前記シートバックの側方又は後方で、かつ、左右の前記フェンダの後端よりも車体前側の位置に配備され、
    前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
    前記保護フレームは、前記車体に起立姿勢で固定される下側フレーム部と、前記下側フレーム部の上部にヒンジを介して上下揺動可能に連結される上側フレーム部とを備え、
    前記仕切壁は、前記ヒンジよりも低い位置に配備されているトラクタ。
  3. 車体の後部に配置される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配置される左右のフェンダと、前記車体の領域を運転者側領域とその後方領域とに仕切る仕切壁とを備え、
    前記仕切壁は、左右の前記フェンダの外端幅よりも狭く、かつ、前記運転座席のシートバックよりも広い左右幅を有して、前記シートバックの側方又は後方で、かつ、左右の前記フェンダの後端よりも車体前側の位置に配備され、
    前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームと、ナンバープレート取り付け用のライセンスステーとを備え、
    前記保護フレームは、左右の支柱部材を備え、
    前記ライセンスステーは、左右の前記支柱部材の間で、かつ、左右の前記支柱部材の前後幅内における前記仕切壁よりも車体後側に配備されているトラクタ。
  4. 前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
    前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
    前記仕切壁は、左右の前記支柱部材の前後幅内に配備されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のトラクタ。
  5. 前記車体に備えられた機器を操作する操作具が、前記仕切壁よりも車体前側に配備されている請求項1〜4のいずれか一つに記載のトラクタ。
  6. 作業装置を取り付けて作業を行うように構成されており、
    前記機器は、前記車体の後部に着脱可能に連結される前記作業装置を駆動する駆動部であり、
    前記操作具は、前記駆動部の人為操作を可能にする作業用の操作具であり、
    前記駆動部は、前記仕切壁よりも車体後側に配備されている請求項5に記載のトラクタ。
  7. 前記駆動部は、前記作業装置を昇降駆動する昇降装置であり、
    前記操作具は、前記昇降装置の人為操作を可能にする昇降レバーである請求項6に記載のトラクタ。
  8. 前記駆動部は、前記作業装置に動力を出力するPTO軸であり、
    前記操作具は、前記PTO軸の伝動に関する人為操作を可能にするPTOレバーである請求項6に記載のトラクタ。
  9. 前記操作具は、前記運転座席の横外側に配備され、
    前記仕切壁は、前記操作具における操作部の上下長さよりも長い上下幅を有して、前記操作部と同じ高さ位置に配備されている請求項5〜8のいずれか一つに記載のトラクタ。
  10. 前記操作具は、左右の前記フェンダの上側に配備されている請求項5〜9のいずれか一つに記載のトラクタ。
  11. 前記仕切壁は、左右の前記フェンダの内端同士の離間距離よりも長い左右幅を有している請求項1〜10のいずれか一つに記載のトラクタ。
  12. 前記仕切壁は、前記シートバックの上部に対応する高さから前記シートバックの下部に対応する高さにわたる上下幅を有している請求項〜11のいずれか一つに記載のトラクタ。
  13. 前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
    前記仕切壁は、前記保護フレームに支持されている請求項1〜12のいずれか一つに記載のトラクタ。
  14. 前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
    前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
    前記仕切壁は、左右の前記支柱部材の横外端からはみ出さない左右幅を有している請求項1〜13のいずれか一つに記載のトラクタ。
  15. 前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
    前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
    前記仕切壁は、少なくとも左右の前記支柱部材にわたる左右幅を有している請求項1〜14のいずれか一つに記載のトラクタ。
  16. 前記車体の後部に起立姿勢で配置される保護フレームを備え、
    前記保護フレームは、前記シートバックの左右両端よりも車体横外側に配置される左右の支柱部材を備え、
    前記仕切壁は、左側の前記支柱部材から前記シートバックにわたる左右幅を有する左側壁部と、右側の前記支柱部材から前記シートバックにわたる左右幅を有する右側壁部とを有している請求項1〜15のいずれか一つに記載のトラクタ。
  17. 前記仕切壁は透視性を有している請求項1〜16のいずれか一つに記載のトラクタ。
  18. 前記仕切壁は、主部材として多孔板を備えている請求項1〜17のいずれか一つに記載のトラクタ。
  19. ナンバープレート取り付け用のライセンスステーを備え、
    前記ライセンスステーは、前記仕切壁よりも車体後側に配備されている請求項1〜18のいずれか一つに記載のトラクタ。
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