JP6991956B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の後部に配設される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配設される左右のフェンダと、前記運転座席の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する仕切り壁と、を有する作業車両に関する。
上述の作業車両に備えられる仕切り壁として、例えば、特許文献1に示すトラクタの仕切り壁が存在する。この特許文献1に開示されている仕切り壁は、車体の後部に立設される保護フレームの左右の支柱フレーム部間に亘って取付けられている。仕切り壁は、保護フレームの両支柱フレーム部間の全域を覆う長さの多孔板から構成されている。
また、一方のフェンダには、車体に備えられた作業用機器を操作する操作具の一例で、リンク機構を介して作業装置を昇降駆動する作業装置昇降機構の昇降操作レバーが配設されている。他方のフェンダには、作業用機器を操作する操作具の一例で、PTO軸用の変速装置を操作するPTOレバーが配設されている。
また、別実施形態を示す図9、図10において、保護フレームの両支柱フレーム部の下端部前面と左右のフェンダの上面とで形成される入隅部に、運転座席の背凭れ部の下半部の車体外方側を覆う補助仕切り壁が前後方向に沿う姿勢で配設されている。
特開2017-114329号公報
上述の作業車両では、保護フレームの両支柱フレーム部と運転座席の背凭れ部における左右の両側縁部との間の両横側空間が、保護フレームの両支柱フレーム部間に架設した仕切り壁で仕切られているので、作業者の手が運転座席の後方側の車体後側領域から侵入して、両フェンダに配設されている昇降操作レバーやPTOレバー等の操作具に接触する又は操作具が不用意に操作されることを回避することができる。反面、仕切り壁は、保護フレームの両支柱フレーム部間の全域を覆う長さに構成されているため、後方側の視界性が低下する問題があった。
また、保護フレームの両支柱フレーム部の下端部前面と左右のフェンダの上面とで形成される入隅部に補助仕切り壁が配設された形態においては、運転座席の車体後側領域から車体横外方側を迂回した状態の侵入を抑制することを目的としたものであるが、補助仕切り壁が前後方向に沿う姿勢で配設されているため、車体外方側を迂回する距離が短くなり、迂回侵入防止面で改善の余地がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、車体に備えられた作業用機器を操作する操作具の合理的な配置により、作業者の手が運転座席の車体後側領域から侵入することによる操作具の不用意な操作及び接触を回避しながら、後方側の視界性を改善することのできる作業車両を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、車体の後部に配設される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配設される左右のフェンダと、前記運転座席の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する仕切り壁と、を有する作業車両であって、
前記一方のフェンダには、前記車体に備えられた作業用機器を操作する操作具が配設され、前記仕切り壁は、前記運転座席に対して前記操作具の配設側に偏位して設けられている点にある。
上記構成によれば、一方のフェンダに、車体に備えられた作業用機器を操作する操作具を集約配設してあるので、運転座席の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する仕切り壁を設けるにあたっても、仕切り壁を、運転座席に対して操作具の配設側に偏位して設けることができる。これにより、仕切り壁を偏位代の分だけ短く構成しながらも、作業者の手が車体後側領域から運転座席の一方の横側空間を通して侵入することによる操作具の不用意な操作及び接触を回避することができる。
したがって、作業用機器を操作する操作具を一方のフェンダに集約配設するという上述の合理的な配置により、作業者の手が車体後側領域から運転座席の一方の横側空間を通して侵入することによる操作具の不用意な操作及び接触を回避しながら、仕切り壁の短寸化によって後方側の視界性を改善することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記仕切り壁における前記操作具の配設側の外側端縁側には、前記操作具の配設位置よりも車体外方側に張り出す状態で車体前方側に向かって傾斜する側部用仕切り壁が配設されている点にある。
上記構成によれば、仕切り壁における操作具の配設側の外側端縁側に配設された側部用仕切り壁は、操作具の配設位置よりも車体外方側に張り出し、且つ、車体前方側に向かって傾斜しているので、運転座席の車体後側領域から車体横外方側を迂回して操作具側に侵入するためには、車体外方側において車体前方側に向かって大きく迂回する必要がある。これにより、作業者の手が車体後側領域から運転座席の一方の横側空間を通して侵入すること、及び作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することを共に抑制することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記車体の後部に立設される保護フレーム内に前記仕切り壁が取付けられ、前記保護フレームにおける前記操作具の配設側の支柱フレーム部には、該支柱フレーム部よりも車体外方側に張り出す状態で前記側部用仕切り壁が取付けられている点にある。
上記構成によれば、側部用仕切り壁が保護フレームの支柱フレーム部よりも車体外方側に張り出す分だけ、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して操作具側に侵入するためには、支柱フレーム部よりも車体外方側に大きく迂回する必要がある。これにより、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することをより抑制することができる。さらに、保護フレームの支柱フレーム部を利用して仕切り壁と側部用仕切り壁を取付けてあるので、支持構成の簡素化、及び支持強度の向上を図ることができる。
本発明の第4特徴構成は、前記仕切り壁及び前記側部用仕切り壁が脱着自在に構成されている点にある。
上記構成によれば、仕切り壁及び側部用仕切り壁のメンテナンスと、仕切り壁及び側部用仕切り壁が配設されている車体側のメンテナンスを共に容易に行うことができる。
本発明の第5特徴構成は、前記側部用仕切り壁における前記一方のフェンダと対面する下端部位には、該フェンダの上面との間の間隙を減じる突出部が設けられている点にある。
上記構成によれば、側部用仕切り壁とフェンダの上面との間に間隙を設けて、振動特性の異なる側部用仕切り壁とフェンダとの接触に起因する騒音発生や変形等を抑制しながらも、側部用仕切り壁の下端部位に設けた突出部によって、側部用仕切り壁の下端部位とフェンダの上面との間の間隙を減じることができる。これにより、作業者の手が車体後側領域から側部用仕切り壁の下方側の隙間を迂回通路として操作部に浸入することを抑制することができる。
本発明の第6特徴構成は、前記仕切り壁及び前記側部用仕切り壁は、前記運転座席に設けられている点にある。
上記構成によれば、運転座席の前後方向での位置調節にかかわらず、運転座席と、これの後方位置に配設される仕切り壁と、車体外方側において車体前方側に向かって斜めに張り出す側部用仕切り壁との配置関係を常に一定に維持することができる。これにより、作業者の手が車体後側領域から運転座席の一方の横側空間を通して侵入すること、及び作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することを共に抑制することができる。
作業車両の一例であるトラクタの全体側面図 トラクタの全体平面図 トラクタの全体背面図 トラクタの乗降把持部構造の後方視からの斜視図 トラクタの乗降把持部構造の前方視からの斜視図 トラクタの乗降把持部構造の側面視からの斜視図 乗降状態の説明図 トラクタの後部仕切り壁構造の後方視の斜視図 トラクタの後部仕切り壁構造の前方視の斜視図 トラクタの後部仕切り壁構造の拡大背面図 別実施形態の運転座席と後部仕切り壁構造の斜視図 運転座席と後部仕切り壁構造とが最後方位置にあるときの平面図 運転座席と後部仕切り壁構造とが最前方位置にあるときの平面図 第2実施例を示すトラクタの運転部における右側部位の斜視図 第2実施例の変形例を示すトラクタの運転部における右側部位の斜視図
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1~図3は本実施形態に係る作業車両の一例としてのロプスタイプのトラクタ1を示す。本実施形態の説明に当たっては、便宜上、トラクタ1の側面を示す図1においては、トラクタ1の前進方向である紙面の左側を車体前方側、紙面の右側を車体後方側とする。また、トラクタ1の平面を示す図2においては、紙面の下方側を車体左側、紙面の上方側を車体右側とする。
トラクタ1は、図1~図3に示すように、前後方向に延伸させて枠組形成した機体フレーム2の前部に、エンジン等を含む原動機部3が配設され、機体フレーム2の後端部には、トラクタ1の走行速度を変速する図示せぬトランスミッションを内蔵するトランスミッションケース4が配設されている。機体フレーム2の前部には、前側走行部としての左右の前車輪5が配設され、機体フレーム2の後部には、後側走行部としての左右の後車輪6が配設されている。左右の後車輪6をそれぞれ上方、及び車体の左右方向の車体内方側から覆うフェンダ7が設けられている。なお、トラクタ1は、走行部にクローラが用いられる形態で実施してもよい。
トラクタ1は、図1、図2に示すように、原動機部3を覆うボンネット8の後方に運転部10を備える。具体的には、ボンネット8の後部には、原動機部3と運転部10とを遮蔽する状態で機体フレーム2から熱風遮蔽板11(図2、図5参照)が立設されている。この熱風遮蔽板11にはダッシュボード12が設けられている。ダッシュボード12には、速度や燃料残量等を表示する表示部としての計器パネル13が設けられている。ダッシュボード12の後方には、ステアリングコラム14を覆うステアリングコラムカバー15が設けられている。ステアリングコラムカバー15の上端には、ステアリングコラム14のハンドル支軸(図示省略)に支持された運転ハンドル(ステアリングハンドル)16が突出して設けられている。
図1、図2に示すように、ステアリングコラムカバー15の後方には所定の距離を隔てて運転座席17が設けられている。運転座席17は、左右のフェンダ7の間に配置されている。図3に示すように、運転座席17の下方に配置されるトランスミッションケース4の後部上面には、ロータリ耕耘装置等の作業装置(図示省略)を昇降するための油圧式の作業装置昇降機構20が取り付けられている。作業装置は、図1~図3に示すように、トラクタ1のトランスミッションケース4の後方に、左右一対のロワーリンク21、及びトップリンク22からなる3点リンク機構を介して連結される。左右のロワーリンク21の前端部は、トランスミッションケース4の後部の左右側面にそれぞれ回動可能に連結されている。トップリンク22の前端部は、作業装置昇降機構20の後部に回動可能に連結されている。トランスミッションケース4の後面には、原動機部3の駆動力を作業装置に伝達するためのPTO軸23が後ろ向きに突設されている。
運転部10には、図4~図7に示すように、熱風遮蔽板11の直後方位置からトランスミッションケース4の直前方位置までの機体フレーム2上に床面部としての運転ステップ30が形成されている。運転ステップ30は、運転ハンドル16と運転座席17との間において車体幅方向の左右中央部に配置される運転部フロア31と、左右のフェンダ7の前端部と後述する左右のフートガード40との間において運転部フロア31の左右の外方側に連続して配置される左右のサイドステップ32とを備える。左右のサイドステップ32は、左右のフェンダ7の前端部と左右のフートガード40との間において、運転ステップ30への乗降を可能にする乗降部33を構成する。左右の乗降部33のうち、車体左側に位置する乗降部33は主の乗降口に構成されており、この主の乗降口側のサイドステップ32を支持する機体フレーム2側のフロア枠体34の外側端には、サイドステップ32よりも下方位置において乗降を補助する補助サイドステップ35が側面視においてコの字状に垂設されている。
図2に示すように、運転部フロア31のうち、運転座席17に着座した運転者の右足が位置する右足元部位には、前進ペダル36と、後進ペダル38と、が配置されている。図1、図2に示すように、運転座席17に着座した運転者の左足が位置する左足元部位には、左右の後車輪6のブレーキ装置(図示省略)を制動操作するためのブレーキペダル37が配置されている。
左右のフートガード40の各々は、図4~図6に示すように、前後方向視において略逆「L」字状に折り曲げ形成された角筒状のガード支持部材41と、このガード支持部材41の前面側位置において乗降部33の前方側を覆う透明な防風板42と、を備える。ガード支持部材41は、熱風遮蔽板11(図2参照)の左右の外側端縁の上側部とフロア枠体34の外側端の前部とに亘って左右方向に沿う姿勢で固定連結されている。防風板42は、ガード支持部材41と熱風遮蔽板11の外側端縁とフロア枠体34の前端とに亘って固定連結されている。防風板42は、ガード支持部材41と熱風遮蔽板11の外側端縁とフロア枠体34の前端とで形成される上下方向に細長い縦窓を透視可能な状態で覆う。
フートガード40の車体外方側の側縁部を構成する鉛直姿勢の縦フレーム部41Aの上部側には、後方確認用のバックミラー45の支持アーム46を取付ける取付け部47が設けられている。
車体左側の乗降部33の前方側部位に位置するフートガード40の上部には、図4~図7に示すように、乗降時に運転者が車体前方側の手で把持可能な第1握り部50が設けられている。車体左側の乗降部33の後方側部位に位置するフェンダ7の上部には、乗降時に運転者が車体後方側の手で把持可能な第2握り部60が設けられている。車体左側の乗降部33からの乗降を、それの前後に配置された第1握り部50と第2握り部60とを把持することにより安全、容易に行うことができる。
第1握り部50は、図4~図6に示すように、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に配置される水平把持体51と、水平把持体51の車体外方側の端部に連続する垂直把持体52と、水平把持体51の車体内方側の端部に連続する垂直取付け体53と、を有する。第1握り部50の水平把持体51と垂直把持体52と垂直取付け体53とは、丸パイプの折り曲げ加工により連続形成されている。
垂直把持体52は、水平把持体51の把持長さと略同程度の把持長さを有し、且つ、フートガード40の鉛直姿勢の縦フレーム部41Aに沿って下方に延設されるため、垂直把持体52の全長は水平把持体51の全長よりも長く構成されている。
第1握り部50の垂直把持体52の下端部には、図4~図6に示すように、前後方向視でL字状に折り曲げ形成された下部取付け部材54の水平板片54aが、車体後方側に突出する状態で固着されている。この下部取付け部材54の水平板片54aに連続する垂直板片54bは、ガード支持部材41の縦フレーム部41Aの外側面にボルト55で脱着自在に固定されている。そのため、図4~図6に示すように、第1握り部50の垂直把持体52の下端部は、ガード支持部材41の縦フレーム部41Aの前方側部位に配置されている。
第1握り部50の垂直取付け体53の下端部には、水平な板状の上部取付け部材56が固着されている。この上部取付け部材56は、フートガード40の上側縁部を構成する水平姿勢の横フレーム部41Bの上面にボルト55で脱着自在に固定されている。
そして、第1握り部50は、図4~図6に示すように、ガード支持部材41の縦フレーム部41Aと横フレーム部41Bとを繋ぐ屈曲フレーム部41Cに対して上方側に突出した状態で取付けられているため、ガード支持部材41の屈曲フレーム部41Cと第1握り部50の水平把持体51及び垂直把持体52との間に十分な把持空間を確保することができる。
しかも、第1握り部50の水平把持体51は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に配置されているので、例えば、図7に示すように、車体左側の乗降部33に対して車体横外側方位置から左右方向に沿って直角に乗車する場合、車体前方側となる左腕を身体の外側に少し開いた自然な体勢で第1握り部50の水平把持体51を容易に把持することができる。しかも、その把持状態では、第1握り部50の水平把持体51と左腕とが無理のない交差角になるので、乗車時において、第1握り部50の水平把持体51を把持した左手に負担を掛けることがない。さらに、車体前方側に向かって傾斜する第1握り部50の水平把持体51により、車体左側の乗降部33の間口が視覚的に広く見える。上述の乗降時の把持操作性の改善と車体左側の乗降部33の間口の視覚的な改善とによって、車体横外側方の左右方向から乗車を容易に行なうことができる。
第1握り部50の水平把持体51は水平又は略水平に配置されているので、把持位置のずれ動きを抑制することができる。しかも、第1握り部50の垂直把持体52は鉛直方向に沿う姿勢でフートガード40に連結されているので、運転ステップ30の高さまでの身体の上下移動を補助することができる。
第2握り部60は、図4~図7に示すように、車体左側のフェンダ7の上部で、且つ、左サイドコラム61の外側部位に、前後方向に沿う姿勢でビス62にて固定されている。第2握り部60は、フェンダ7の前部側に固定される前脚部60Aと、該前脚部60Aの上端からフェンダ7の湾曲上面に沿って後方に延出される把持部60Bと、該把持部60Bの後端から下方に延出され、且つ、フェンダ7の後部側に固定される後脚部60Cと、を有する。第2握り部60の前脚部60Aと把持部60Bと後脚部60Cとは樹脂で一体成形されている。
また、図2、図9に示すように、車体右側のフェンダ7の上部に設けられた右サイドコラム65及びその近傍には、車体に備えられた作業用機器を操作する操作具の一例で、図示せぬPTOクラッチの動力伝達をON/OFFさせるためのPTO入切スイッチ66と、作業装置昇降機構20を昇降操作する昇降操作レバー67が配設されている。
運転座席17の右側部と車体右側のフェンダ7との間には、図2に示すように、左右の後車輪6のブレーキ装置(図示省略)の夫々を制動状態と非制動状態とに切替操作するための駐車ブレーキレバー63が配設されている。
さらに、左サイドコラム61には、図4~図6に示すように、走行用変速レバー68が配設されている。
図3、図8に示すように、機体フレーム2の後部から上方に延設されたベースフレーム69には、機体横転時に運転座席17に着座している運転者を保護する保護フレーム70が立設されている。この保護フレーム70は、ベースフレーム69に固定される下側保護フレーム71と、該下側保護フレーム71に対して折畳み自在に連結される上側保護フレーム72と、を有する。下側保護フレーム71は、ベースフレーム69の上端に固着された左右方向に沿う水平フレーム部71Aと、該水平フレーム部71Aの両端部に上下方向に沿う姿勢でボルト連結される左右の下側支柱フレーム部71Bと、を有する。
図1~図3に示すように、左右の下側支柱フレーム部71Bの後面には、トラクタ1の後方にいる車や人に対してトラクタ1の減速、停止、後退及び左右回動等を表示する後複合灯78が取付けられている。各後複合灯78は、尾灯と制動灯と後退灯と方向指示灯とで構成されている。左右の下側支柱フレーム部71Bの前面には、トラクタ1の前方にいる車や人に対してトラクタ1の車幅及び左右回動等を表示する前複合灯79が取付けられている。各前複合灯79は方向指示灯と車幅灯とで構成されている。
また、上側保護フレーム72を構成する水平フレーム部72Bには、ビーコンランプ(低速車両表示灯)73が取付けられている。
上側保護フレーム72は、図3、図8~図10に示すように、前後方向視において門の字状に折り曲げ形成されている。この上側保護フレーム72を構成する左右の上側支柱フレーム部72Aの下端部は、左右の下側支柱フレーム部71Bの上端部に固着されたブラケット74に左右方向に沿う枢支ピン75周りで揺動自在に連結されている。両上側支柱フレーム部72Aの下端部と両下側支柱フレーム部71Bのブラケット74とに亘って、上側保護フレーム72を前方上方に向かって突出する保護姿勢に固定保持する固定ピン76が挿抜自在に設けられている。この固定ピン76を引き抜き操作すると、上側保護フレーム72は枢支ピン75周りで後方側に揺動可能となり、上側保護フレーム72を下側保護フレーム71の後方側に折り畳んだ折畳み姿勢に変更することができる。
保護フレーム70には、図8~図10に示すように、運転座席17の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する透視可能な仕切り壁80が設けられている。この仕切り壁80は、前後方向視において矩形状に形成された透視性及び通気性を有する仕切り金網81と、該仕切り金網81の四辺を複数の押え片82aで挟持して抜け止め保持する金属製の仕切り保持枠82と、を有する。
仕切り壁80の左右方向の横幅は、下側保護フレーム71の車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bの車体内方の内側面から運転座席17のヘッド部17Aの左端部の近傍位置まで略及ぶ横幅寸法に構成されている。仕切り壁80の高さは、図3に示すように、下側保護フレーム71の水平フレーム部71Aの上面から運転座席17のヘッド部17Aよりも上方で、かつ、下側支柱フレーム部71Bに取付けられている後複合灯78の上下中間位置にまで略及ぶ高さ寸法に構成されている。
仕切り壁80は、図8~図10に示すように、運転座席17に対して、作業用機器を操作する操作具の一例であるPTO入切スイッチ66及び作業装置昇降機構20の昇降操作レバー67の配設側に偏位して設けられている。具体的には、仕切り壁80の仕切り保持枠82における車体右側の縦保持枠部82Aの上下二箇所には、L字状に折り曲げ形成された第1取付け部材83が固着され、仕切り保持枠82の下側保持枠部82Bにおける左端側近傍位置には、L字状に折り曲げ形成された第2取付け部材84が固着されている。仕切り壁80の両第1取付け部材83は、下側保護フレーム71の車体右側の下側支柱フレーム部71Bにボルト85で脱着自在に取付けられている。仕切り壁80の第2取付け部材84は、下側保護フレーム71の水平フレーム部71Aにボルト85で脱着自在に取付けられている。
上述のように、右側のフェンダ7に、図示せぬPTOクラッチ(作業用機器の一例)の動力伝達をON/OFF操作するPTO入切スイッチ(操作具の一例)66と、作業装置昇降機構(作業用機器の一例)20を昇降操作する昇降操作レバー(操作具の一例)67を集約配設してあるので、運転座席17の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する仕切り壁80を設けるにあたっても、仕切り壁80を、運転座席17に対してPTO入切スイッチ66等の配設側に偏位して設けることができる。これにより、仕切り壁80を偏位代の分だけ短く構成しながらも、作業者の手が車体後側領域から運転座席17の右側の横側空間を通して侵入する、詳しくは、下側保護フレーム71の車体右側の下側支柱フレーム部71Bと運転座席17の右側端部との間の横側空間を通して作業者の手が侵入することによるPTO入切スイッチ66や昇降操作レバー67の不用意な操作及び接触を回避することができる。
したがって、PTO入切スイッチ66や昇降操作レバー67を右側のフェンダ7に集約配設するという上述の合理的な配置により、作業者の手が車体後側領域から運転座席17の右側の横側空間を通して侵入することによるPTO入切スイッチ66や昇降操作レバー67の不用意な操作及び接触を回避しながら、仕切り壁80の短寸化によって後方側の視界性を改善することができる。
図8~図10に示すように、仕切り壁80におけるPTO入切スイッチ66等の配設側の外側端縁側には、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出す状態で車体前方側に向かって傾斜する側部用仕切り壁90が配設されている。この側部用仕切り壁90は、前後方向視において矩形状に形成された側部仕切り金網91と、該側部仕切り金網91の四辺を複数の押え片92aで挟持して抜け止め保持する金属製の側部仕切り保持枠92と、を有する。
側部用仕切り壁90の左右方向の横幅は、下側保護フレーム71の車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bの車体外方の外側面から右側のフェンダ7の外側端近傍位置にまで略及ぶ又はそれよりも小なる横幅寸法に構成されている。そのため、側部用仕切り壁90が車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bに取付けられた状態では、この下側支柱フレーム部71Bの外側面から右側のフェンダ7の外側端近傍位置にまで車体外方側に大きく張り出すことになる。
また、側部用仕切り壁90の高さは、右側のフェンダ7の上面と右側の下側支柱フレーム部71Bに取付けられている後複合灯78の下端との間の間隔よりも少し小なる高さ寸法に構成されている。そのため、側部用仕切り壁90が車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bに取付けられた状態では、側部用仕切り壁90の上端が後複合灯78の下端に近接して、両者間の隙間が小さくなる。これにより、作業者の手が車体後側領域から側部用仕切り壁90の上端と後複合灯78の下端との間の間隙を通してPTO入切スイッチ66等に侵入することを抑制することができる。
図8、図10に示すように、右側のフェンダ7の上面は、幅方向の中央で、且つ、下側保護フレーム71における車体右側の下側支柱フレーム部71Bの外側脇において上方に隆起する突条7Aの上面7aが最も高く、突条7Aの車体外方側に位置する外側フェンダ部7Bの上面7bは、突条7Aの上面7aよりも一段下がった位置にある。そのため、側部仕切り保持枠92の下側保持枠部92Bと右側のフェンダ7における外側フェンダ部7Bの上面7bとの間の隙間が大きくなる。そのため、作業者の手が車体後側領域から前記隙間を通してPTO入切スイッチ66等に侵入する可能性がある。
この侵入を防止すべく、本発明では、図8~図10に示すように、側部仕切り保持枠92の下側保持枠部92Bに、右側のフェンダ7における外側フェンダ部7Bの上面7bとの間の隙間を減じる突出部95が設けられている。この突出部95は、背面視において偏平な「U」の字状に折り曲げ形成された棒状又はパイプ状の仕切り枠から構成されている。
上述のように、側部用仕切り壁90と右側のフェンダ7の上面との間に間隙を設けて、振動特性の異なる側部用仕切り壁90とフェンダ7との接触に起因する騒音発生や変形等を抑制する。それでいて、側部用仕切り壁90の下端部位に設けた突出部95によって、側部用仕切り壁90における側部仕切り保持枠92の下側保持枠部92Bと右側のフェンダ7における外側フェンダ部7Bの上面7bとの間の隙間を減じる。これにより、側部用仕切り壁90の下方側の隙間を迂回通路とするPTO入切スイッチ66等への浸入を抑制することができる。
図8~図10に示すように、側部用仕切り壁90の側部仕切り保持枠92における車体内方側の縦保持枠部92Aの上部には、平面視において略「V」の字状に(図9参照)折り曲げ形成された第3取付け部材93が固着されている。この第3取付け部材93は、側部用仕切り壁90が車体前方外方に向かって傾斜する角度分だけ鈍角に折り曲げ形成されている。
側部用仕切り壁90の第3取付け部材93は、下側保護フレーム71の車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bの車体外方の外側面にボルト85で脱着自在に取付けられている。この側部用仕切り壁90の第3取付け部材93と仕切り壁80の下部側の第1取付け部材83とはボルト85で共締め固定されている。また、仕切り壁80の上部側の第1取付け部材83は、後複合灯78とボルト85で共締め固定されている。
上述のように、仕切り壁80におけるPTO入切スイッチ66等の配設側の外側端縁側に配設された側部用仕切り壁90は、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出し、且つ、車体前方側に向かって傾斜しているので、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回してPTO入切スイッチ66等側に侵入するためには、作業者の手は車体前方外方側に向かって大きく迂回する必要がある。これにより、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することを効果的に抑制することができる。
特に、側部用仕切り壁90が下側保護フレーム71の下側支柱フレーム部71Bよりも車体外方側に張り出す分だけ、作業者の手が運転座席17の車体後側領域から車体横外方側を迂回してPTO入切スイッチ66等側に侵入するためには、下側支柱フレーム部71Bよりも車体前方外方側により大きく迂回する必要がある。これにより、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することをより効果的に抑制することができる。
さらに、上述のように、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90が脱着自在に構成されているので、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90自体のメンテナンスと、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90が配設されている車体側のメンテナンスを共に容易に行うことができる。
上述の実施形態では、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90を金網から構成したが、エキスパンドメタル等の多孔板や透明なアクリル板等の樹脂板等で構成してもよい。
〔第2実施形態〕
図11~図13に示す作業車両の一例であるトラクタ1では、運転座席17の背凭れ部17Bの背凭れフレーム(図示省略)に、運転座席17の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域とに区画する仕切り壁80と、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出す状態で車体前方側に向かって傾斜する側部用仕切り壁90とが取付けられている。
仕切り壁80は、運転座席17の背凭れ部17Bの背面の右端側部位に左右方向に沿って取付けられる取付け基部80Aと、該取付け基部80Aの右端から車体外方側の車体後方に向かって斜めに延出される傾斜仕切り壁部80Bと、傾斜仕切り壁部80Bの右端から左右方向に沿って車体外方側に延出される横向き仕切り壁部80Cと、を有する。仕切り壁80の取付け基部80Aと傾斜仕切り壁部80Bと横向き仕切り壁部80Cとは、金網や多孔板等の通気性、透視性を備えた材料で一体形成されている。
仕切り壁80の横向き仕切り壁部80Cの右端は、図12に示すように、保護フレーム70における車体右端側の外側面70a又はその近傍に配設される。そのため、仕切り壁80の横向き仕切り壁部80Cの右端縁側に一体形成されている側部用仕切り壁90は、保護フレーム70の車体右端側の外側面70aよりも車体外方側の車体前方側に向かって大きく突出配置される。
仕切り壁80及び側部用仕切り壁90は、前後方向に位置調節される運転座席17と一体的に移動する。また、側部用仕切り壁90は、仕切り壁80と同様に、金網や多孔板等の通気性、透視性を備えた材料で構成されている。
図12は、運転座席17が座席位置調節範囲の最後端位置にある状態を示す。この状態では、仕切り壁80の横向き仕切り壁部80Cは、平面視において保護フレーム70の前面に近接した位置にある。
図13は、運転座席17が座席位置調節範囲の最前端位置にある状態を示す。この状態では、仕切り壁80の傾斜仕切り壁部80B及び車体右端側の外側面は、作業用機器を操作する操作具の一例であるPTO入切スイッチ66及び作業装置昇降機構20の昇降操作レバー67の車体後方側を仕切り、側部用仕切り壁90は、PTO入切スイッチ66及び昇降操作レバー67の配設位置の車体外方側の車体後方側を仕切る。
運転座席17の前後方向での位置調節にかかわらず、運転座席17と、これの後方位置に配設される仕切り壁80と、車体外方側において車体前方側に向かって斜めに張り出す側部用仕切り壁90の配置関係を常に一定に維持することができる。これにより、作業者の手が車体後側領域から運転座席17の右側の横側空間を通して侵入すること、及び作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することを共に効果的に抑制することができる。
〔上述の第1実施形態又は第2実施形態における第2実施例〕
図14は、左右の乗降部33(図2参照)のうち、車体右側に位置する乗降部33を主の乗降口に構成されているトラクタ1の運転部10の右側部位を示す。トラクタ1には、駐車ブレーキレバー63を制動状態に操作するのを忘れて運転座席17から離れたとき(例えば、降車したとき)に作動する駐車ブレーキ警報装置100が装備されている。この駐車ブレーキ警報装置100は、操縦者の運転座席17への着座状態と非着座状態とを検出するための着座センサ101と、駐車ブレーキレバー63の制動状態と制動解除状態とを検出するための駐車ブレーキセンサ102と、非着座状態で駐車ブレーキレバー63が制動解除状態にあるときに作動する駐車ブレーキ警報ランプ103及び駐車ブレーキ警報ブザー104と、を備えている。駐車ブレーキ警報ランプ103は、駐車ブレーキレバー63と同じ車体側部位に設けられている。
着座センサ101の信号及び駐車ブレーキセンサ102の信号は、トラクタ1に装備されている各種の装置を制御する制御部105に入力されている。この制御部105では、着座センサ101の信号に基づいて操縦者が運転座席17から離れた非着座状態にあると判別し、且つ、駐車ブレーキセンサ102の信号に基づいて駐車ブレーキレバー63が制動解除状態にあると判別したとき、駐車ブレーキ警報ランプ103を点滅点灯させると同時に、駐車ブレーキ警報ブザー104を鳴動させる制御信号を出力する。
また、ステアリングコラム14の右側の側面に形成された凹部14aには、配線を覆う箱形の配線化粧カバー106が配設されている。この配線化粧カバー106の後部側のカバー面106aは、運転座席17側に対面する状態で上端側ほど車体前方側に位置する傾斜姿勢にある。この傾斜姿勢のカバー面106aの上下両側部には、オプション灯火器(例えばビーコンランプ73)を点灯するスイッチ107と、駐車ブレーキ警報ランプ103と、が配設されている。駐車ブレーキ警報ランプ103が取付けられている配線化粧カバー106のカバー面106aは、トラクタ1の運転部10の右外側脇の降車位置において容易に視認できる位置にあり、点滅点灯する駐車ブレーキ警報ランプ103を確実に視認確認することができる。
制御部105には、ステアリングコラム14の右側位置に配設されているキースイッチ108のON/OFF状態の信号が入力されている。制御部105では、着座センサ101の信号に基づいて操縦者が運転座席17から離れた非着座状態にあると判別し、且つ、駐車ブレーキセンサ102の信号に基づいて駐車ブレーキレバー63が制動解除状態にあると判別している条件下において、キースイッチ108のONからOFFへの操作によって操縦者のエンジン停止操作を認識したとき、キースイッチ108のOFF操作時から設定時間(例えば、30秒)が経過するまで、駐車ブレーキ警報ランプ103の点滅点灯及び駐車ブレーキ警報ブザー104の鳴動を維持する。
図15は、上述の第2実施例の変形例を示す。この変形例では、ステアリングコラム14の右側の側面に、駐車ブレーキ警報ランプ103が外部に露出するランプ装着孔110を形成し、このランプ装着孔110に駐車ブレーキ警報ランプ103を取付けてある。
上述の変形例では、第2実施例で説明した配線化粧カバー106が存在しないため、部品点数の削減と足回り操作スペースの増大を図ることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、側部用仕切り壁90の上端を後複合灯78の下端に近接配置する関係で、側部用仕切り壁90の高さを仕切り壁80よりも低く構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、側部用仕切り壁90の高さを、仕切り壁80と同じ高さに構成して、側部用仕切り壁90に、後複合灯78を取付けるための切欠き部を形成して実施してもよい。
(2)上述の各実施形態では、側部用仕切り壁90を、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出す状態で車体前方側に向かって傾斜姿勢で配置したが、この構成に限定されるものではない。例えば、側部用仕切り壁90を、左右方向に沿う姿勢で車体外方側に張り出し配置してもよい。さらに、側部用仕切り壁90を、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出す状態で車体後方側に向かって傾斜姿勢で延出してもよい。
(3)上述の各実施形態では、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出す側部用仕切り壁90を設けたが、この側部用仕切り壁90を設けずに仕切り壁80のみで実施してもよい。
(4)上述の第2実施形態では、運転座席17に仕切り壁80及び側部用仕切り壁90を一体移動状態で取付けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、運転座席17の周囲のフレーム部に、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90を前後方向に移動自在に取付け、この仕切り壁80及び側部用仕切り壁90を、運転座席17の位置調節に連動して前後方向に移動させる連動機構を設けて実施してもよい。
7 フェンダ
17 運転座席
20 作業用機器(作業装置昇降機構)
66 操作具(PTO入切スイッチ)
67 操作具(昇降操作レバー)
70 保護フレーム
71B 支柱フレーム部(下側支柱フレーム部)
80 仕切り壁
90 側部用仕切り壁
95 突出部

Claims (6)

  1. 車体の後部に配設される運転座席と、前記運転座席の左右の横外側に配設される左右のフェンダと、前記運転座席の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する仕切り壁と、を有する作業車両であって、
    前記一方のフェンダには、前記車体に備えられた作業用機器を操作する操作具が配設され、前記仕切り壁は、前記運転座席に対して前記操作具の配設側に偏位して設けられている作業車両。
  2. 前記仕切り壁における前記操作具の配設側の外側端縁側には、前記操作具の配設位置よりも車体外方側に張り出す状態で車体前方側に向かって傾斜する側部用仕切り壁が配設されている請求項1記載の作業車両。
  3. 前記車体の後部に立設される保護フレーム内に前記仕切り壁が取付けられ、前記保護フレームにおける前記操作具の配設側の支柱フレーム部には、該支柱フレーム部よりも車体外方側に張り出す状態で前記側部用仕切り壁が取付けられている請求項2記載の作業車両。
  4. 前記仕切り壁及び前記側部用仕切り壁が脱着自在に構成されている請求項2又は3記載の作業車両。
  5. 前記側部用仕切り壁における前記一方のフェンダと対面する部位には、該フェンダの上面との間の間隙を減じる突出部が設けられている請求項2~4のいずれか1項に記載の作業車両。
  6. 前記仕切り壁及び前記側部用仕切り壁は、前記運転座席に設けられている請求項2記載の作業車両。

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