WO2019176550A1 - 作業車両 - Google Patents

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利崇 小宮
飯田 哲也
晋八 伏見
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ヤンマー株式会社
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Abstract

乗降時の把持操作性の改善と乗降部の間口の視覚的な改善とによって、車体の横側方からの乗降を容易に行なう。運転ステップ30と、運転ステップ30よりも後側で、且つ、左右の後側走行部6間に配設される運転座席17と、運転座席17の前方に配設される運転ハンドル16と、両後側走行部6の上方を覆う左右のフェンダ7と、少なくとも一方のフェンダ7の前方側位置において、運転ステップ30への乗降を可能にする乗降部33と、乗降部33の前方側部位に設けられ、乗降時に運転者が把持可能な握り部50と、を有する作業車両であって、握り部50は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢に構成されている。

Description

作業車両
 本発明は、運転ステップと、前記運転ステップよりも後側で、且つ、左右の後側走行部間に配設される運転座席と、前記運転座席の前方に配設される運転ハンドルと、前記両後側走行部の上方を覆う左右のフェンダと、少なくとも一方の前記フェンダの前方側位置において、前記運転ステップへの乗降を可能にする乗降部と、前記乗降部の前方側部位に設けられ、乗降時に運転者が把持可能な握り部と、を有する作業車両に関する。
 上述の作業車両に備えられる握り部として、例えば、特許文献1に示す作業車の手摺りが存在する。この特許文献1に開示されている手摺りは、ボンネットの後端とダッシュボードの前端との間に配設されるフレーム部に取付けられている。手摺りは、平面視において車体外方側ほど車体後方側に位置する傾斜姿勢で配置される把持体と、把持体の車体外方側の端部に連続する外側脚体と、把持体の車体内方側の端部に連続する内側脚体と、を備えている。手摺りの外側脚体の下端部及び内側脚体の下端部はフレーム部に固着されている。手摺りの把持体は、車体外方側ほど下方に位置する下り傾斜姿勢に構成されている。
 また、別実施形態を示す図9において、手摺りの把持体を車体の左右方向に沿う真横向きの姿勢で配設する形態が開示されている。
特開2017-114328号公報
 手摺りの把持体が、車体外方側ほど車体後方側に位置する傾斜姿勢で配設されている形態では、例えば、車体の乗降部に対して車体横外方位置から左右方向に沿って乗車する場合、車体前方側となる左腕を身体の内側に閉じた状態で手摺りの把持体を把持することになる。そのため、手摺りの把持体に対して把持し難く、且つ、力も掛け難くなり、乗降時の把持操作面で改善の余地がある。特に、フェンダの前方側位置に形成される乗降口としての乗降部の間口が、車体後方側に向かって傾斜する手摺りの把持体によって視覚的に狭く感じられる不都合がある。
 また、手摺りの把持体が、車体外方側ほど下方側に位置する下り傾斜姿勢に構成されている場合では、把持体に力を掛ける際、その把持位置が下方側にずれ易く、この面においても改善の余地がある。
 さらに、手摺りの把持体が、車体の左右方向に沿う真横向き姿勢で配設されている形態においては、手摺りの把持体を把持したときに力を掛け難く、しかも、把持位置が把持体の長手方向に沿って車体外方側にずれ易く、乗降時の把持操作面で改善の余地がある。
 この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、乗降時の把持操作性の改善と乗降部の間口の視覚的な改善とによって、車体の横側方からの乗降を容易に行なうことのできる作業車両を提供する点にある。
 本発明の第1特徴構成は、運転ステップと、前記運転ステップよりも後側で、且つ、左右の後側走行部間に配設される運転座席と、前記運転座席の前方に配設される運転ハンドルと、前記両後側走行部の上方を覆う左右のフェンダと、少なくとも一方の前記フェンダの前方側位置において、前記運転ステップへの乗降を可能にする乗降部と、前記乗降部の前方側部位に設けられ、乗降時に運転者が把持可能な握り部と、を有する作業車両であって、
 前記握り部は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢に構成されている点にある。
 上記構成によれば、握り部は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢にあるので、例えば、車体の乗降部に対して車体横外方位置から左右方向に沿って乗車する場合、車体前方側となる左腕を身体の外側に少し開いた自然な体勢で握り部を容易に把持することができる。しかも、その把持状態では、把持部と左腕とが無理の無い交差角になるので、乗車時において、把持部を把持した左手に負担を掛けることがない。さらに、車体前方側に向かって傾斜する把持部により、フェンダの前方側位置に形成される乗降部の間口が視覚的に広く見える。
 したがって、乗降時の把持操作性の改善と乗降部の間口の視覚的な改善とによって、車体横外方位置からの乗車を容易に行なうことができる。
 本発明の第2特徴構成は、前記握り部は、前記乗降部の前方側を覆うフートガードから上方側に延設されている点にある。
 上記構成によれば、乗降部の前方側に配設されるフートガードは、前側走行部からの飛散泥土を防ぐために高さがあり、且つ、車体外方側に張り出した強固な構造体である。このフートガードから上方側に握り部を延設することにより、把持部を把持操作性の高い状態で頑丈に、且つ、簡素な構造で取付けることができる。
 本発明の第3特徴構成は、前記握り部は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に配置される水平把持体と、前記水平把持体の車体外方側の端部に連続する垂直把持体と、を有し、前記垂直把持体が鉛直方向に沿う姿勢で前記フートガードに連結されている点にある。
 上記構成によれば、把持部の主要部位は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に配置される水平把持体から構成されているので、この水平把持体を自然な体勢で略直角に把持することができるばかりでなく、把持位置のずれ動きを抑制することができる。しかも、水平把持体の車体外方側の端部には、乗降時に運転者が把持可能な垂直把持体が連続する。さらに、この垂直把持体は鉛直方向に沿う姿勢でフートガードに連結されているので、運転ステップの高さまでの身体の上下移動を補助することができる。
 本発明の第4特徴構成は、前記握り部の前記垂直把持体の下端部は、前記フートガードの車体外方側の側縁部における前方側部位に設けられている点にある。
 上記構成によれば、握り部の垂直把持体の下端部がフートガードの車体外方側の側縁部よりも前方側に配置される分だけ、フェンダの前方側位置に形成される乗降部の間口が視覚的に広く見え易くなり、しかも、運転ステップに乗降する際に、握り部の垂直把持体の下端部が障害になることを回避することができる。
 本発明の第5特徴構成は、前記運転座席の前方に配設されるステアリングコラムカバー内のコラムフレームには、前記握り部の取付けブラケットに対する取付け座が設けられ、前記ステアリングコラムカバーには、前記取付けブラケットが挿通可能で、且つ、前記取付け座に対する前記取付けブラケットの脱着操作を外部から可能とする開口部が形成されている点にある。
 上記構成によれば、握り部の取付けブラケットを、コラムフレームに設けた取付け座に取付けるので、握り部の取付けブラケットを運転ステップの乗降部側から延出する場合に比較して、運転ステップの乗降用スペースを広く取ることができる。しかも、ステアリングコラムカバーの開口部を通して、コラムフレームの取付け座と握り部の取付けブラケットとの脱着操作を外部から行うことができるので、ステアリングコラムカバーを取り外すことなく、コラムフレームの取付け座に対して握り部を簡単に脱着することができる。
作業車両の一例であるトラクタの全体側面図 トラクタの全体平面図 トラクタの全体背面図 トラクタの乗降把持部構造の後方視からの斜視図 トラクタの乗降把持部構造の前方視からの斜視図 トラクタの乗降把持部構造の側面視からの斜視図 乗降状態の説明図 トラクタの後部仕切り壁構造の後方視の斜視図 トラクタの後部仕切り壁構造の前方視の斜視図 トラクタの後部仕切り壁構造の拡大背面図 別実施形態のトラクタの乗降把持部構造の平面図 別実施形態のトラクタの乗降把持部構造の斜視図 別実施形態のトラクタの乗降把持部構造の内側斜視図 トラクタのボンネットと機体フレームとの隙間部分の後方視からの斜視図 図14におけるバッテリーカットスイッチ設置部分の拡大斜視図 バッテリーカットスイッチ設置用ブラケットの斜視図
 本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
 〔第1実施形態〕
  図1~図3は本実施形態に係る作業車両の一例としてのロプスタイプのトラクタ1を示す。本実施形態の説明に当たっては、便宜上、トラクタ1の側面を示す図1においては、トラクタ1の前進方向である紙面の左側を車体前方側、紙面の右側を車体後方側とする。また、トラクタ1の平面を示す図2においては、紙面の下方側を車体左側、紙面の上方側を車体右側とする。
 トラクタ1は、図1~図3に示すように、前後方向に延伸させて枠組形成した機体フレーム2の前部に、エンジン等を含む原動機部3が配設されている。機体フレーム2の後端部には、トラクタ1の走行速度を変速する図示せぬトランスミッションを内蔵するトランスミッションケース4が配設されている。機体フレーム2の前部には、前側走行部としての左右の前車輪5が配設され、機体フレーム2の後部には、後側走行部としての左右の後車輪6が配設されている。左右の後車輪6をそれぞれ上方、及び車体の左右方向の車体内方側から覆うフェンダ7が設けられている。なお、トラクタ1は、走行部にクローラが用いられる形態で実施してもよい。
 トラクタ1は、図1、図2に示すように、原動機部3を覆うボンネット8の後方に運転部10を備える。具体的には、ボンネット8の後部には、原動機部3と運転部10とを遮蔽する状態で機体フレーム2から熱風遮蔽板11(図2、図5参照)が立設されている。この熱風遮蔽板11にはダッシュボード12が設けられている。ダッシュボード12には、速度や燃料残量等を表示する表示部としての計器パネル13が設けられている。ダッシュボード12の後方には、ステアリングコラム14を覆うステアリングコラムカバー15が設けられている。ステアリングコラムカバー15の上端には、ステアリングコラム14のハンドル支軸(図示省略)に支持された運転ハンドル(ステアリングハンドル)16が突出して設けられている。
 図1、図2に示すように、ステアリングコラムカバー15の後方には所定の距離を隔てて運転座席17が設けられている。運転座席17は、左右のフェンダ7の間に配置されている。図3に示すように、運転座席17の下方に配置されるトランスミッションケース4の後部上面には、ロータリ耕耘装置等の作業装置(図示省略)を昇降するための油圧式の作業装置昇降機構20が取り付けられている。作業装置は、図1~図3に示すように、トラクタ1のトランスミッションケース4の後方に、左右一対のロワーリンク21、及びトップリンク22からなる3点リンク機構を介して連結される。左右のロワーリンク21の前端部は、トランスミッションケース4の後部の左右側面にそれぞれ回動可能に連結されている。トップリンク22の前端部は、作業装置昇降機構20の後部に回動可能に連結されている。トランスミッションケース4の後面には、原動機部3の駆動力を作業装置に伝達するためのPTO軸23が後ろ向きに突設されている。
 運転部10には、図4~図7に示すように、熱風遮蔽板11の直後方位置からトランスミッションケース4の直前方位置までの機体フレーム2上に床面部としての運転ステップ30が形成されている。運転ステップ30は、運転部フロア31と左右のサイドステップ32とを備える。運転部フロア31は、運転ハンドル16と運転座席17との間において車体幅方向の左右中央部に配置される。左右のサイドステップ32は、左右のフェンダ7の前端部と後述する左右のフートガード40との間において運転部フロア31の左右の外方側に連続して配置される。左右のサイドステップ32は、左右のフェンダ7の前端部と左右のフートガード40との間において、運転ステップ30への乗降を可能にする乗降部33を構成する。左右の乗降部33のうち、車体左側に位置する乗降部33は主の乗降口に構成されている。この主の乗降口側のサイドステップ32を支持する機体フレーム2側のフロア枠体34の外側端には、サイドステップ32よりも下方位置において乗降を補助する補助サイドステップ35が側面視においてコの字状に垂設されている。
 図2に示すように、運転部フロア31のうち、運転座席17に着座した運転者の右足が位置する右足元部位には、前進ペダル36と、後進ペダル38と、が配置されている。図1、図2に示すように、運転座席17に着座した運転者の左足が位置する左足元部位には、ブレーキペダル37が配置されている。
 左右のフートガード40の各々は、図4~図6に示すように、前後方向視において略逆「L」字状に折り曲げ形成された角筒状のガード支持部材41と、このガード支持部材41の前面側位置において乗降部33の前方側を覆う透明な防風板42と、を備える。ガード支持部材41は、熱風遮蔽板11(図2参照)の左右の外側端縁の上側部とフロア枠体34の外側端の前部とに亘って左右方向に沿う姿勢で固定連結されている。防風板42は、ガード支持部材41と熱風遮蔽板11の外側端縁とフロア枠体34の前端とに亘って固定連結されている。防風板42は、ガード支持部材41と熱風遮蔽板11の外側端縁とフロア枠体34の前端とで形成される上下方向に細長い縦窓を透視可能な状態で覆う。
 フートガード40の車体外方側の側縁部を構成する鉛直姿勢の縦フレーム部41Aの上部側には、後方確認用のバックミラー45の支持アーム46を取付ける取付け部47が設けられている。
 車体左側の乗降部33の前方側部位に位置するフートガード40の上部には、図4~図7に示すように、乗降時に運転者が車体前方側の手で把持可能な第1握り部50が設けられている。車体左側の乗降部33の後方側部位に位置するフェンダ7の上部には、乗降時に運転者が車体後方側の手で把持可能な第2握り部60が設けられている。車体左側の乗降部33からの乗降を、それの前後に配置された第1握り部50と第2握り部60とを把持することにより安全、容易に行うことができる。
 第1握り部50は、図4~図6に示すように、水平把持体51と垂直把持体52と垂直取付け体53と、を有する。水平把持体51は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に配置される。垂直把持体52は、水平把持体51の車体外方側の端部に連続する。垂直取付け体53は、水平把持体51の車体内方側の端部に連続する。第1握り部50の水平把持体51と垂直把持体52と垂直取付け体53とは、丸パイプの折り曲げ加工により連続形成されている。
 垂直把持体52は、水平把持体51の把持長さと略同程度の把持長さを有し、且つ、フートガード40の鉛直姿勢の縦フレーム部41Aに沿って下方に延設されるため、垂直把持体52の全長は水平把持体51の全長よりも長く構成されている。
 第1握り部50の垂直把持体52の下端部には、図4~図6に示すように、前後方向視でL字状に折り曲げ形成された下部取付け部材54の水平板片54aが、車体後方側に突出する状態で固着されている。この下部取付け部材54の水平板片54aに連続する垂直板片54bは、ガード支持部材41の縦フレーム部41Aの外側面にボルト55で脱着自在に固定されている。そのため、図4~図6に示すように、第1握り部50の垂直把持体52の下端部は、ガード支持部材41の縦フレーム部41Aの前方側部位に配置されている。
 第1握り部50の垂直取付け体53の下端部には、水平な板状の上部取付け部材56が固着されている。この上部取付け部材56は、フートガード40の上側縁部を構成する水平姿勢の横フレーム部41Bの上面にボルト55で脱着自在に固定されている。
 そして、第1握り部50は、図4~図6に示すように、ガード支持部材41の縦フレーム部41Aと横フレーム部41Bとを繋ぐ屈曲フレーム部41Cに対して上方側に突出した状態で取付けられている。そのため、ガード支持部材41の屈曲フレーム部41Cと第1握り部50の水平把持体51及び垂直把持体52との間に十分な把持空間を確保することができる。
 しかも、第1握り部50の水平把持体51は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に配置されている。よって、例えば、図7に示すように、車体左側の乗降部33に対して車体横外側方位置から左右方向に沿って直角に乗車する場合、車体前方側となる左腕を身体の外側に少し開いた自然な体勢で第1握り部50の水平把持体51を容易に把持することができる。しかも、その把持状態では、第1握り部50の水平把持体51と左腕とが無理のない交差角になる。よって、乗車時において、第1握り部50の水平把持体51を把持した左手に負担を掛けることがない。さらに、車体前方側に向かって傾斜する第1握り部50の水平把持体51により、車体左側の乗降部33の間口が視覚的に広く見える。上述の乗降時の把持操作性の改善と車体左側の乗降部33の間口の視覚的な改善とによって、車体横外側方の左右方向から乗車を容易に行なうことができる。
 第1握り部50の水平把持体51は水平又は略水平に配置されているので、把持位置のずれ動きを抑制することができる。しかも、第1握り部50の垂直把持体52は鉛直方向に沿う姿勢でフートガード40に連結されているので、運転ステップ30の高さまでの身体の上下移動を補助することができる。
 第2握り部60は、図4~図7に示すように、車体左側のフェンダ7の上部で、且つ、左サイドコラム61の外側部位に、前後方向に沿う姿勢でビス62にて固定されている。第2握り部60は、前脚部60Aと、把持部60Bと、後脚部60Cと、を有する。前脚部60Aは、フェンダ7の前部側に固定される。把持部60Bは、該前脚部60Aの上端からフェンダ7の湾曲上面に沿って後方に延出される。後脚部60Cは、該把持部60Bの後端から下方に延出され、且つ、フェンダ7の後部側に固定される。第2握り部60の前脚部60Aと把持部60Bと後脚部60Cとは樹脂で一体成形されている。
 また、図2、図9に示すように、車体右側のフェンダ7の上部に設けられた右サイドコラム65及びその近傍には、車体に備えられた作業用機器を操作する操作具の一例で、PTO入切スイッチ66と昇降操作レバー67が配設されている。PTO入切スイッチ66は、図示せぬPTOクラッチの動力伝達をON/OFFさせるためのものである。昇降操作レバー67は、作業装置昇降機構20を昇降操作するためのものである。
 さらに、左サイドコラム61には、図4~図6に示すように、走行用変速レバー68が配設されている。
 図3、図8に示すように、機体フレーム2の後部から上方に延設されたベースフレーム69には、機体横転時に運転座席17に着座している運転者を保護する保護フレーム70が立設されている。この保護フレーム70は、ベースフレーム69に固定される下側保護フレーム71と、該下側保護フレーム71に対して折畳み自在に連結される上側保護フレーム72と、を有する。下側保護フレーム71は、ベースフレーム69の上端に固着された左右方向に沿う水平フレーム部71Aと、該水平フレーム部71Aの両端部に上下方向に沿う姿勢でボルト連結される左右の下側支柱フレーム部71Bと、を有する。
 図1~図3に示すように、左右の下側支柱フレーム部71Bの後面には、トラクタ1の後方にいる車や人に対してトラクタ1の減速、停止、後退及び左右回動等を表示する後複合灯78が取付けられている。各後複合灯78は、尾灯と制動灯と後退灯と方向指示灯とで構成されている。左右の下側支柱フレーム部71Bの前面には、トラクタ1の前方にいる車や人に対してトラクタ1の車幅及び左右回動等を表示する前複合灯79が取付けられている。各前複合灯79は方向指示灯と車幅灯とで構成されている。
 上側保護フレーム72は、図3、図8~図10に示すように、前後方向視において門の字状に折り曲げ形成されている。この上側保護フレーム72を構成する左右の上側支柱フレーム部72Aの下端部は、左右の下側支柱フレーム部71Bの上端部に固着されたブラケット74に左右方向に沿う枢支ピン75周りで揺動自在に連結されている。両上側支柱フレーム部72Aの下端部と両下側支柱フレーム部71Bのブラケット74とに亘って、上側保護フレーム72を前方上方に向かって突出する保護姿勢に固定保持する固定ピン76が挿抜自在に設けられている。この固定ピン76を引き抜き操作すると、上側保護フレーム72は枢支ピン75周りで後方側に揺動可能となり、上側保護フレーム72を下側保護フレーム71の後方側に折り畳んだ折畳み姿勢に変更することができる。
 保護フレーム70には、図8~図10に示すように、運転座席17の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する透視可能な仕切り壁80が設けられている。この仕切り壁80は、前後方向視において矩形状に形成された透視性及び通気性を有する仕切り金網81と、該仕切り金網81の四辺を複数の押え片82aで挟持して抜け止め保持する金属製の仕切り保持枠82と、を有する。
 仕切り壁80の左右方向の横幅は、下側保護フレーム71の車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bの車体内方の内側面から運転座席17のヘッド部17Aの左端部の近傍位置まで略及ぶ横幅寸法に構成されている。仕切り壁80の高さは、図3に示すように、下側保護フレーム71の水平フレーム部71Aの上面から運転座席17のヘッド部17Aよりも上方で、かつ、下側支柱フレーム部71Bに取付けられている後複合灯78の上下中間位置にまで略及ぶ高さ寸法に構成されている。
 仕切り壁80は、図8~図10に示すように、運転座席17に対して、作業用機器を操作する操作具の一例であるPTO入切スイッチ66及び作業装置昇降機構20の昇降操作レバー67の配設側に偏位して設けられている。具体的には、仕切り壁80の仕切り保持枠82における車体右側の縦保持枠部82Aの上下二箇所には、L字状に折り曲げ形成された第1取付け部材83が固着されている。更に、仕切り保持枠82の下側保持枠部82Bにおける左端側近傍位置には、L字状に折り曲げ形成された第2取付け部材84が固着されている。仕切り壁80の両第1取付け部材83は、下側保護フレーム71の車体右側の下側支柱フレーム部71Bにボルト85で脱着自在に取付けられている。仕切り壁80の第2取付け部材84は、下側保護フレーム71の水平フレーム部71Aにボルト85で脱着自在に取付けられている。
 上述のように、右側のフェンダ7に、PTO入切スイッチ(操作具の一例)66と、昇降操作レバー(操作具の一例)67を集約配設してある。PTO入切スイッチ6は、図示せぬPTOクラッチ(作業用機器の一例)の動力伝達をON/OFF操作するためのものである。昇降操作レバー67は、作業装置昇降機構(作業用機器の一例)20を昇降操作するためのものである。よって、運転座席17の後方位置において、それの前方側となる車体前側領域と後方側となる車体後側領域に区画する仕切り壁80を設けるにあたっても、仕切り壁80を、運転座席17に対してPTO入切スイッチ66等の配設側に偏位して設けることができる。これにより、仕切り壁80を偏位代の分だけ短く構成しながらも、PTO入切スイッチ66や昇降操作レバー67の不用意な操作及び接触を回避することができる。上記不用意な操作及び接触は、作業者の手が車体後側領域から運転座席17の右側の横側空間を通して侵入する、詳しくは、下側保護フレーム71の車体右側の下側支柱フレーム部71Bと運転座席17の右側端部との間の横側空間を通して作業者の手が侵入することによるものである。
 したがって、PTO入切スイッチ66や昇降操作レバー67を右側のフェンダ7に集約配設するという上述の合理的な配置により、作業者の手が車体後側領域から運転座席17の右側の横側空間を通して侵入することによるPTO入切スイッチ66や昇降操作レバー67の不用意な操作及び接触を回避しながら、仕切り壁80の短寸化によって後方側の視界性を改善することができる。
 図8~図10に示すように、仕切り壁80におけるPTO入切スイッチ66等の配設側の外側端縁側には、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出す状態で車体前方側に向かって傾斜する側部用仕切り壁90が配設されている。この側部用仕切り壁90は、前後方向視において矩形状に形成された側部仕切り金網91と、該側部仕切り金網91の四辺を複数の押え片92aで挟持して抜け止め保持する金属製の側部仕切り保持枠92と、を有する。
 側部用仕切り壁90の左右方向の横幅は、下側保護フレーム71の車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bの車体外方の外側面から右側のフェンダ7の外側端近傍位置にまで略及ぶ又はそれよりも少し小なる横幅寸法に構成されている。そのため、側部用仕切り壁90が車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bに取付けられた状態では、この下側支柱フレーム部71Bの外側面から右側のフェンダ7の外側端近傍位置にまで車体外方側に大きく張り出すことになる。
 また、側部用仕切り壁90の高さは、右側のフェンダ7の上面と右側の下側支柱フレーム部71Bに取付けられている後複合灯78の下端との間の間隔よりも少し小なる高さ寸法に構成されている。そのため、側部用仕切り壁90が車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bに取付けられた状態では、側部用仕切り壁90の上端が後複合灯78の下端に近接して、両者間の隙間が小さくなる。これにより、作業者の手が車体後側領域から側部用仕切り壁90の上端と後複合灯78の下端との間の間隙を通してPTO入切スイッチ66等に侵入することを抑制することができる。
 図8、図10に示すように、右側のフェンダ7の上面では、幅方向の中央で、且つ、下側保護フレーム71における車体右側の下側支柱フレーム部71Bの外側脇において上方に隆起する突条7Aの上面7aが最も高い位置にある。また、突条7Aの車体外方側に位置する外側フェンダ部7Bの上面7bは、突条7Aの上面7aよりも一段下がった位置にある。そのため、側部仕切り保持枠92の下側保持枠部92Bと右側のフェンダ7における外側フェンダ部7Bの上面7bとの間の隙間が大きくなる。そのため、作業者の手が車体後側領域から前記隙間を通してPTO入切スイッチ66等に侵入する可能性がある。
 この侵入を防止すべく、本発明では、図8~図10に示すように、側部仕切り保持枠92の下側保持枠部92Bに、右側のフェンダ7における外側フェンダ部7Bの上面7bとの間の隙間を減じる突出部95が設けられている。この突出部95は、背面視において偏平な「U」の字状に折り曲げ形成された棒状又はパイプ状の仕切り枠から構成されている。
 上述のように、側部用仕切り壁90と右側のフェンダ7の上面との間に間隙を設けて、振動特性の異なる側部用仕切り壁90とフェンダ7との接触に起因する騒音発生や変形等を抑制する。それでいて、側部用仕切り壁90の下端部位に設けた突出部95によって、側部用仕切り壁90における側部仕切り保持枠92の下側保持枠部92Bと右側のフェンダ7における外側フェンダ部7Bの上面7bとの間の隙間を減じる。これにより、側部用仕切り壁90の下方側の隙間を迂回通路とするPTO入切スイッチ66等への浸入を抑制することができる。
 図8~図10に示すように、側部用仕切り壁90の側部仕切り保持枠92における車体内方側の縦保持枠部92Aの上部には、平面視において略「V」の字状に(図9参照)折り曲げ形成された第3取付け部材93が固着されている。この第3取付け部材93は、側部用仕切り壁90が車体前方外方に向かって傾斜する角度分だけ鈍角に折り曲げ形成されている。
 側部用仕切り壁90の第3取付け部材93は、下側保護フレーム71の車体右側に配設される下側支柱フレーム部71Bの車体外方の外側面にボルト85で脱着自在に取付けられている。この側部用仕切り壁90の第3取付け部材93と仕切り壁80の下部側の第1取付け部材83とはボルト85で共締め固定されている。また、仕切り壁80の上部側の第1取付け部材83は、後複合灯78とボルト85で共締め固定されている。
 上述のように、仕切り壁80におけるPTO入切スイッチ66等の配設側の外側端縁側に配設された側部用仕切り壁90は、PTO入切スイッチ66等の配設位置よりも車体外方側に張り出し、且つ、車体前方側に向かって傾斜している。よって、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回してPTO入切スイッチ66等側に侵入するためには、作業者の手は車体前方外方側に向かって大きく迂回する必要がある。これにより、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することを効果的に抑制することができる。
 特に、側部用仕切り壁90が下側保護フレーム71の下側支柱フレーム部71Bよりも車体外方側に張り出す。作業者の手が運転座席17の車体後側領域から車体横外方側を迂回してPTO入切スイッチ66等側に侵入するためには、側部用仕切り壁90が張り出す分だけ、下側支柱フレーム部71Bよりも車体前方外方側により大きく迂回する必要がある。これにより、作業者の手が車体後側領域から車体横外方側を迂回して侵入することをより効果的に抑制することができる。
 さらに、上述のように、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90が脱着自在に構成されている。よって、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90自体のメンテナンスと、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90が配設されている車体側のメンテナンスを共に容易に行うことができる。
 上述の実施形態では、仕切り壁80及び側部用仕切り壁90を金網から構成したが、エキスパンドメタル等の多孔板や透明なアクリル板等の樹脂板等で構成してもよい。
 〔第2実施形態〕
 図11~図13に示す作業車両の一例であるトラクタ1では、運転座席17の前方に配設されるステアリングコラムカバー15の左右の両側部に、乗降時に運転者が車体前方側の手で把持可能な第1握り部50、及び後方確認用のバックミラー45が配設されている。図示はしないが、左右の乗降部33の後方側部位に位置する両フェンダ7の上部には、乗降時に運転者が車体後方側の手で把持可能な第2握り部が設けられている。
 このトラクタ1には、上述の第1実施形態で説明した左右のフートガード40は設けられていない。
 左右の第1握り部50の各々は、図11~図13に示すように、基端側支持体101と、第2水平把持体102と、先端側支持体103と、を有する。基端側支持体101は、鉛直方向に沿って上方に延出される。第2水平把持体102は、該基端側支持体101の上端部から平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に延出される。先端側支持体103は、該第2水平把持体102の先端から車体内方側に向かう傾斜姿勢で下方に延出される。各第1握り部50の基端側支持体101と第2水平把持体102と先端側支持体103とは丸パイプの折り曲げ加工により連続形成されている。
 図12、図13に示すように、各第1握り部50の基端側支持体101の下端部には、ステアリングコラムカバー15内のコラムフレーム104に設けられた取付け座105にボルト106で脱着自在に固定連結される取付けブラケット107が固着されている。ステアリングコラムカバー15の左右の両側部には、各第1握り部50の取付けブラケット107が左右方向から挿通可能な開口部108が形成されている。この開口部108には、コラムフレーム104の取付け座105及び第1握り部50の取付けブラケット107のボルト挿通孔が外部に露出する状態で配置されている。そのため、コラムフレーム104の取付け座105に対する第1握り部50の取付けブラケット107の締め付け固定及び固定解除のためのボルト操作を開口部108の外部から容易に行うことができる。
 図11~図13に示すように、車体左側に位置する第1握り部50の基端側支持体101には、正面視において略「コ」の字状に折り曲げ形成された補助把持部110が、左右方向に沿う姿勢で車体外方側に向かって突設されている。各第1握り部50の先端側支持体103には、バックミラー45の支持アーム111を取付ける取付け部112が設けられている。
 上述のように、第1握り部50の取付けブラケット107を、コラムフレーム104に設けた取付け座105に取付ける。よって、第1握り部50の取付けブラケットを運転ステップ30の乗降部33側から延出する場合に比較して、運転ステップ30の乗降用スペースを広く取ることができる。しかも、ステアリングコラムカバー15に形成された開口部108を通して、コラムフレーム104の取付け座105と第1握り部50の取付けブラケット107との脱着操作を外部から行うことができる。よって、ステアリングコラムカバー15を取り外すことなく、コラムフレーム104の取付け座105に対して第1握り部50を簡単に脱着することができる。さらに、コラムフレーム104に取付けられる頑丈な第1握り部50を、バックミラー45の取付けステーに兼用することができるので、第1握り部50及びバックミラー45の取付け構造の簡素化を図ることができる。
 尚、第1実施形態で説明した構成と同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
 図14及び図15に示すように、トラクタ1には、バッテリーからの給電を手動で遮断操作可能なバッテリーカットスイッチ120が設置されている。これは、ボンネット8の内部に設置されたバッテリー(図示省略)の自然放電防止やメンテナンス時の電源遮断などを目的とするものである。
 このバッテリーカットスイッチ120は、車体右側前方において、機体フレーム2とその上方にあるボンネット8との間に形成された隙間部Aを適度にガードする姿勢とされている。バッテリーカットスイッチ120は、そのような姿勢で、隙間部Aの下方に配置された機体フレーム2の上面に取付用ブラケット121を介して固定されている。取付用ブラケット121は、機体フレーム2の上面に沿うベースプレート部121aと、当該ベースプレート部121aの外方縁部から上向きに屈曲して上方に延びる取付プレート部121bとを有している。そして、上記ベースプレート部121aが機体フレーム2の上面にボルト123により固定され、取付プレート部121bにバッテリーカットスイッチ120がボルト124により固定されている。
 このような構成により、作業者の手などが隙間部Aからボンネット8の内部に侵入してボンネット8の内部に設けられたラジエターファン9等に触れることが好適に防止されている。これは、当該隙間部Aをカバーする姿勢で設けられたバッテリーカットスイッチ120及び取付用ブラケット121によるものである。
 また、このバッテリーカットスイッチ120の取付構造は、ボンネット8の開閉状態や仕様等に影響を受けることなく、機体フレーム2に対してバッテリーカットスイッチ120を装着可能な構成を有している。このことで、部品交換のメンテナンス作業を容易に行うことができる上に、複数種のトラクタにおいて部品の共通化を図ることができる。
 更に、図16に示すように、上記取付用ブラケット121には、取付プレート部121bの後方縁部から内向きに屈曲してボンネット8の内部側に延びるガードプレート部121cを設けることができる。このように取付用ブラケット121にガードプレート部121cを設けることにより、隙間部Aにおける多くの範囲を好適にガードして、当該隙間部Aからボンネット8の内部への作業者の手などの侵入を一層防止することができる。また、このガードプレート部121cには、空気が通過可能なスリット口Sが形成されている。このことにより、ラジエターファン9により発生する当該隙間部Aを通過する空気流が良好なものに維持されている。
 尚、本実施形態では、バッテリーカットスイッチ120や取付用ブラケット121により、ボンネット8と機体フレーム2との隙間部Aを適度にガードして作業者の手などの侵入を防止した。しかし、バッテリーカットスイッチ120を別の箇所に設置するなどして、別の部材により隙間部Aをガードするように構成しても構わない。
 〔その他の実施形態〕
 (1)上述の各実施形態では、左右のフェンダ7の前方側位置にそれぞれ、運転ステップ30への乗降を可能にする乗降部33を形成してが、一方のフェンダ7の前方側位置にのみ乗降部33を形成して実施してもよい。
 (2)上述の第1実施形態では、第1握り部50の水平把持体51の両端に連続する垂直把持体52の下端部及び垂直取付け体53の下端部をフートガード40に固定した。しかし、垂直把持体52の下端部又は垂直取付け体53の下端部にみをフートガード40に固定して実施してもよい。
 本発明は、車体の横側方からの乗降を行なうことのできる各種の作業車両に好適に利用できる。
 6    後側走行部(後車輪)
 7    フェンダ
 15   ステアリングコラムカバー
 16   運転ハンドル
 17   運転座席
 30   運転ステップ
 33   乗降部
 40   フートガード
 45   バックミラー
 50   握り部(第1握り部)
 51   水平把持体
 52   垂直把持体
 102  第2水平把持体
 104  コラムフレーム
 105  取付け座
 107  取付けブラケット
 108  開口部
 112  取付け部

 

Claims (5)

  1.  運転ステップと、運転ステップよりも後側で、且つ、左右の後側走行部間に配設される運転座席と、運転座席の前方に配設される運転ハンドルと、両後側走行部の上方を覆う左右のフェンダと、少なくとも一方のフェンダの前方側位置において、運転ステップへの乗降を可能にする乗降部と、前記乗降部の前方側部位に設けられ、乗降時に運転者が把持可能な握り部と、を有する作業車両であって、握り部は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢に構成されている作業車両。
  2.  前記握り部は、前記乗降部の前方側を覆うフートガードから上方側に延設されている請求項1記載の作業車両。
  3.  前記握り部は、平面視において車体外方側ほど前方側に位置する傾斜姿勢で水平又は略水平に配置される水平把持体と、前記水平把持体の車体外方側の端部に連続する垂直把持体と、を有し、前記垂直把持体が鉛直方向に沿う姿勢で前記フートガードに連結されている請求項2記載の作業車両。
  4.  前記握り部の前記垂直把持体の下端部は、前記フートガードの車体外方側の側縁部における前方側部位に設けられている請求項3記載の作業車両。
  5.  前記運転座席の前方に配設されるステアリングコラムカバー内のコラムフレームには、前記握り部の取付けブラケットに対する取付け座が設けられ、前記ステアリングコラムカバーには、前記取付けブラケットが挿通可能で、且つ、前記取付け座に対する前記取付けブラケットの脱着操作を外部から可能とする開口部が形成されている請求項1記載の作業車両。

     
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