JP2021181265A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】前側安全フレームを強固にして作業車両が転倒しても操縦者が下敷きにならない安全な空間を確保できるようにすることを課題とする【解決手段】走行車体1の前部にエンジンと一体のミッションケース3を搭載し、ミッションケース3の後部上方で走行車体1にステアリングハンドル11と操縦席6を設け、ステアリングハンドル11の上部を囲む前側安全フレーム12を設けた作業車両において、ミッションケース3の左右側取付部3b,3bと後側取付部3a,3aに連結する左右フレーム取付ベース14,14を設け、フレーム取付ベース14,14のフレーム挿入部14c,14cに下部前側安全フレーム12a,12aを差し込んで固定し、下部前側安全フレーム12a,12aの上部に上部前側安全フレーム12bを連結して前側安全フレーム12を走行車体1上に立設した作業車両とする。【選択図】図3
Description
本発明は、トラクタ等の作業車両に設ける安全フレームに関する。
作業車両は、走行車体上に操縦席が設けられているが、キャビンが無い場合は機体が転倒すると操縦者が走行車体の下敷きになり、非常に危険である。
そのために、特許文献1に記載の如く、簡易な安全装置として操縦席の前後に前側安全フレームと後側安全フレームを立設して走行車体が転倒しても安全フレームが走行車体との間に空間を形成して操縦者が走行車体の下敷きにならないようにしている。
前記特許文献1では、前側安全フレームの走行車体への取付構造が明確で無いが、実施例の側面図では、走行車体の左右サイドフレームに前側安全フレームの基部が取り付けられているようである。しかし、このような前側安全フレームの走行車体への取付構成では、走行車体の前側に重量の重いミッションケースが搭載されているので、このミッションケースが転倒の衝撃で走行車体から外れる恐れがあって危険である。
本発明は、走行車体の操縦席前側に前側安全フレームを設ける作業車両において、前側安全フレームを強固にして作業車両が転倒しても操縦者が下敷きにならない安全な空間を確保できるようにすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、走行車体1の前部にエンジンと一体のミッションケース3を搭載し、該ミッションケース3の後部上方で走行車体1にステアリングハンドル11と操縦席6を設け、ステアリングハンドル11の上部を囲む前側安全フレーム12を設けた作業車両において、ミッションケース3の左右の側取付部3b,3bと後側取付部3a,3aに連結する左右のフレーム取付ベース14,14を設け、該フレーム取付ベース14,14のフレーム挿入部14c,14cに下部前側安全フレーム12a,12aを差し込んで固定し、該下部前側安全フレーム12a,12aの上部に上部前側安全フレーム12bを連結して前側安全フレーム12を走行車体1上に立設したことを特徴とする作業車両とする。
請求項2の発明は、フレーム取付ベース14がミッションケース3の側部に配管する油圧パイプ23を覆った形状としていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両とする。
請求項1の発明で、走行車体1の内側に設けるミッションケース3の左右の側取付部3b,3bと後側取付部3a,3aの二か所に直接取り付けたフレーム取付ベース14,14のフレーム挿入部14c,14cに下部前側安全フレーム12a,12aを挿入して連結しているので、ミッションケース3と前側安全フレーム12が一体となって転倒しようとする走行車体1を支えて操縦席6の周りに操縦者を守る空間を形成して操縦者が走行車体1の下敷きになるのを防ぎ、致命的な傷を負わせることがない。
請求項2の発明で、請求項1の効果に加えて、強固な部材であるフレーム取付ベース14が油圧パイプ23を覆うので、走行車体1が転倒した際に油圧パイプ23を破損することがない。
以下、図面に基づいて作業車両である農業用トラクタに本発明を施した実施例について説明する。
まず、図1及び図2に基づき本発明を実施するトラクタの全体構成について説明する。
トラクタは走行車体1の前側にエンジンと一体に連結したミッションケース3を搭載し、ミッションケース3をボンネット2で被覆し、エンジンの回転動力をミッションケース3内の主変速装置及び副変速装置で変速し、左右前輪4,4と左右後輪5,5及びロータリ耕耘装置(図示省略)へ伝達している。
また、ミッションケース3の後側上部で走行車体1には操縦席6を設け、その左右両側に左右後輪5,5を覆う左右フェンダ7,7を設けている。また、走行車体1の後側でミッションケース3にシリンダケース(図示省略)を設け、シリンダケースの後側部にリフトアーム(図示省略)を上下回動自在に設け、3点リンク機構(図示省略)に連結したロータリ耕耘装置を昇降するように構成している。
また、走行車体1上でミッションケース3の後上方には、走行車体1にハンドルフレーム10を立設し、該ハンドルフレーム10の上部にステアリングハンドル11を設けている。ステアリングハンドル11の前上方に正面視で逆U字型に湾曲構成した前側安全フレーム12を立設し、走行車体1の後部で操縦席6の上方を同じく正面視で逆U字型に湾曲構成した後側安全フレーム13を立設している。
前側安全フレーム12は、左右の下部前側安全フレーム12a,12aとU字状に湾曲した上部前側安全フレーム12bとに分割構成している。また、左右の下部前側安全フレーム12a,12aの下部を、ミッションケース3に取り付けた左右のフレーム取付ベース14,14のフレーム挿入部14c,14cに挿入してボルト17とナット18で固着している。
図3は、フレーム取付ベース14の側取付部14aと後側取付部14bをミッションケース3に取り付ける左の側取付部3bと後側取付部3aを示している。
図4は、左右のフレーム取付ベース14,14を示し、ブロック状フレーム取付ベース14の側取付部14aを前記ミッションケース3の側取付部3bと合わせ、後側取付部14bをミッションケース3の後側取付部3aに合わせて、それぞれ複数のボルト19,20で固定している。また、左右のフレーム取付ベース14,14は、ミッションケース3の側面に取り付けた油圧ポンプ21と油圧モータ22を油圧パイプ23で連結した部分を覆う形状としている。油圧ポンプ21と油圧モータ22と油圧パイプ23は、強固なフレーム取付ベース14でおおわれているので、走行車体1が転倒しても破損することがない。
次に、図1及び図2に基づき前側安全フレーム12を利用した燃料載置台15について説明する。
上部前側安全フレーム12bを正面視で逆U字型に構成し、その左右下端部を左右の下部前側安全フレーム12a,12aの上端部に左右方向の軸回りに回動自在に軸支し、上部前側安全フレーム12bを上方へ突出回動した安全フレーム機能状態、あるいは、前方へ回動した燃料供給状態で固定できるように構成している。
上方突出状態の上部前側安全フレーム12b下側部の後側面には、燃料載置台15の載置面を左右方向に沿わせて取り付けている。この燃料載置台15を長方形状の板体で構成し、上部前側安全フレーム12bの下側部に長手方向に沿わせて長方形状の板体を取り付け、長方形状の板体を正面視で左右フェンダ7,7の幅内に納め、上部前側安全フレーム12bが前方へ突出回動した状態でボンネット2の後側部左右一側に燃料載置台15が略水平状に形成されるように構成している。
しかして、上部前側安全フレーム12bを前方へ突出回動すると、ボンネット2の左右一側に燃料載置台15が形成され、燃料ポリタンク16を載置することにより、ボンネット2の後側部に位置する燃料タンク(図示省略)に燃料を楽に供給することができる。また、前側安全フレーム12を利用して燃料載置台15を構成することができ、コストの低減を図ることができる。また、ボンネット2に直接燃料ポリタンク16を載置することもなく、ボンネット2を傷つけるようなこともなく燃料を楽に給油することができる。
1 走行車体
3 ミッションケース
3a 後側取付部
3b 側取付部
6 操縦席
11 ステアリングハンドル
12 前側安全フレーム
12a 下部前側安全フレーム
12b 上部前側安全フレーム
14 フレーム取付ベース
14c フレーム挿入部
23 油圧パイプ
3 ミッションケース
3a 後側取付部
3b 側取付部
6 操縦席
11 ステアリングハンドル
12 前側安全フレーム
12a 下部前側安全フレーム
12b 上部前側安全フレーム
14 フレーム取付ベース
14c フレーム挿入部
23 油圧パイプ
Claims (2)
- 走行車体(1)の前部にエンジンと一体のミッションケース(3)を搭載し、該ミッションケース(3)の後部上方で走行車体(1)にステアリングハンドル(11)と操縦席(6)を設け、ステアリングハンドル(11)の上部を囲む前側安全フレーム(12)を設けた作業車両において、ミッションケース(3)の左右の側取付部(3b,3b)と後側取付部(3a,3a)に連結する左右のフレーム取付ベース(14,14)を設け、該フレーム取付ベース(14,14)のフレーム挿入部(14c,14c)に下部前側安全フレーム(12a,12a)を差し込んで固定し、該下部前側安全フレーム(12a,12a)の上部に上部前側安全フレーム(12b)を連結して前側安全フレーム(12)を走行車体(1)上に立設したことを特徴とする作業車両。
- フレーム取付ベース(14)がミッションケース(3)の側部に配管する油圧パイプ(23)を覆った形状としていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020087243A JP2021181265A (ja) | 2020-05-19 | 2020-05-19 | 作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020087243A JP2021181265A (ja) | 2020-05-19 | 2020-05-19 | 作業車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021181265A true JP2021181265A (ja) | 2021-11-25 |
Family
ID=78605924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020087243A Pending JP2021181265A (ja) | 2020-05-19 | 2020-05-19 | 作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021181265A (ja) |
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2020
- 2020-05-19 JP JP2020087243A patent/JP2021181265A/ja active Pending
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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