JP2007302137A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】門型状の安全フレームを備える農業用トラクタ等の作業車両において、前記安全フレームを機体から取り外した際、その上下略中間部に配設されている方向指示器を機体側に容易に移設できるようにする。
【解決手段】安全フレーム10を着脱自在に取付ける機体4側のブラケット11L,11Rに設けた安全フレーム10の取付孔H2に、この取付孔H2からブラケット11L,11Rの外縁に臨むスリットS2を設け、該スリットS2を利用して方向指示器25L,25Rの電気配線27を取付孔H2に通すと共に、該取付孔H2に方向指示器25L,25Rの締結ボルト28を挿通することにより、簡単に当該方向指示器25L,25Rをブラケット11L,11Rに装着固定できるように構成した。
【選択図】図6
【解決手段】安全フレーム10を着脱自在に取付ける機体4側のブラケット11L,11Rに設けた安全フレーム10の取付孔H2に、この取付孔H2からブラケット11L,11Rの外縁に臨むスリットS2を設け、該スリットS2を利用して方向指示器25L,25Rの電気配線27を取付孔H2に通すと共に、該取付孔H2に方向指示器25L,25Rの締結ボルト28を挿通することにより、簡単に当該方向指示器25L,25Rをブラケット11L,11Rに装着固定できるように構成した。
【選択図】図6
Description
本発明は、方向指示器を安全フレームに配設した農業用トラクタ等の作業車両に関する。
従来の農業用トラクタにおいては、座席の後方位置にROPSとして門型状の安全フレームを備えており、この安全フレームの基端部を取付ける機体側のブラケットに左右一対の方向指示器を配設したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−324210号公報(第4頁、図2、図8)
そして、近年は安全性を考慮して、方向指示器の取り付け高さを従来よりも高い位置、即ち安全フレームの上下略中間部に左右一対の方向指示器を配設することによって、後続車両に対する当該方向指示器の視認性を高めた農業用トラクタが多くなっている。
ところで、上述の如く安全フレームを備える農業用トラクタを木枠梱包して、トラックや船等で搬送する場合には、機体から大きく突出する安全フレームを取り外して木枠梱包を行なっており、この時、安全フレームの上下略中間部に配設されている方向指示器を一旦取り外して機体側に移設しようとすると、適切な方向指示器の移設場所がないことから、別途方向指示器を別梱包するといった煩わしさが生じたり、前記梱包作業の前後に農業用トラクタを移動させる場合に当該方向指示器を機能させることができなかった。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、座席後方のブラケットに門型状の安全フレームを着脱自在に取付けると共に、この安全フレームに左右一対の方向指示器を配設した作業車両において、前記安全フレームをブラケットから取り外した際、更に安全フレームから取り外した方向指示器を作業車両の機体側に装着可能に構成したことを第1の特徴としている。
そして、前記安全フレームを取付ける左右のブラケットに、取り外した左右の方向指示器を夫々装着できるように構成したことを第2の特徴としている。
更に、前記ブラケットに安全フレームの取付孔を設けると共に、該取付孔からブラケットの外縁に臨むスリットを設けて、取り外した方向指示器の電気配線27を前記スリットを介して取付孔に挿通できるように構成したことを第3の特徴としている。
請求項1の発明によれば、安全フレームをブラケットから取り外した際、作業車両の機体側に安全フレームから取り外した方向指示器を容易に装着することができるので、作業車両を移動走行させる時も方向指示器を機能させて安全な走行が可能になる。
そして、前記安全フレームを取付ける左右のブラケットに、取り外した左右の方向指示器を夫々装着できるように構成したことによって、この方向指示器を装着するための特別な支持部材を機体側に設けなくて済む。
更に、前記ブラケットに安全フレームの取付孔を設けると共に、該取付孔からブラケットの外縁に臨むスリットを設けて、取り外した方向指示器の電気配線27を前記スリットを介して取付孔に挿通できるように構成したことによって、当該方向指示器を簡単にブラケットに装着できるようになり作業時間の短縮が図れる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、作業車両の一例である農業用トラクタ1の平面図であって、農業用トラクタ1は、左右の前輪2,2及び後輪3,3を有する機体4にエンジン5をボンネット6で覆った状態で搭載すると共に、その後方にステアリングホイール7及び座席8等からなる操縦部9を設け、更に座席8の後方位置にROPSとして、機体4から上方に突出する正面視で門型状の安全フレーム10を備えている。
そして、安全フレーム10は、図2及び図3に示すように、角パイプ材を逆U字状に屈曲成形してあり、その基端部を機体4に備える左右一対のブラケット11L,11Rに着脱自在に取付ている。このブラケット11L,11Rは、左右のリヤアクスルケース12L,12Rに螺設した取付ブラケット13L,13Rと、油圧ハウジングケース14に螺設した取付ブラケット15に、カラー16A及び防振ゴム16Bを介して支持した下部フレーム17の上部に一体形成されている。
また、ブラケット11L,11Rは、図4に示すように、平面視でコの字状の断面形状を有し、このブラケット11L,11Rに、平面視でコの字状の断面形状に形成した安全フレーム10の基端部10aを外嵌させた状態で、当該安全フレーム10を支点ボルト18とリンチピン19を用いて取付けることができるようになっている。
更に詳しくは、ブラケット11L,11Rの後側には、安全フレーム10の回動支点となる支点ボルト18を挿通するためのボス21を固設してある。一方、安全フレーム10の基端部10aの外側には、リンチピン19を挿通すると共に該リンチピン19のリング19aを係止可能なスリットS1を設けたボス22を固設している。更に、ブラケット11L,11Rには、安全フレーム10の取付孔となる二つの位置決め孔H1,H2が設けてあり、この位置決め孔H1,H2の何れか一方にリンチピン19を選択的に係止させることができる。尚、リンチピン19は、圧縮スプリング23を介して常時位置決め孔H1,H2への係止方向に付勢されている。
したがって、上述した二つの位置決め孔H1,H2うち、下側の位置決め孔H1にリンチピン19を係止させた時は、安全フレーム10は図3に実線で示す起立姿勢Bとなり、また上側の位置決め孔H2にリンチピン19を係止させた時は、安全フレーム10は2点鎖線で示す中間傾倒姿勢Cとなる。即ち、前記リンチピン19を抜き差し操作することにより、支点ボルト18を回動支点として安全フレーム10を上下に回動させ、当該安全フレーム10を容易に姿勢変更できるように構成してあり、車庫等へ農業用トラクタ1を格納する時は、安全フレーム10を低く折畳んで機体上方の格納スペースを広げ、また作業走行時は、安全フレーム10を起立させて機体転倒時におけるオペレータの安全性を確保している。
また、安全フレーム10の上下略中間部の後側には、背面視でL字状の曲げプレート10b,10bが固設してあり、この曲げプレート10b,10bに左右一対の方向指示器25L,25Rを配設(螺設)している。そして、方向指示器25L,25Rの電気配線27は、当該方向指示器25L,25Rに一体に備える締結ボルト28の内筒(不図示)を通過し、安全フレーム10の基端部10aに向けて配線されている。
ところで、安全フレーム10を備える農業用トラクタ1を木枠梱包して、トラックや船等で搬送する場合には、機体4から上方に突出する安全フレーム10をブラケット11L,11Rから取り外して木枠梱包を行なっており、この時、安全フレーム10の上下略中間部に配設されている方向指示器25L,25Rを一旦取り外して機体4側に移設しようとすると、適切な方向指示器25L,25Rの移設場所がないことから、別途方向指示器25L,25Rを別梱包するといった煩わしさが生じたり、上述した梱包作業の途中で農業用トラクタ1を移動させる場合に当該方向指示器25L,25Rを機能させることができなかった。
そこで、本発明では、上述の木枠梱包作業において、機体4から上方に突出する安全フレーム10をブラケット11L,11Rから取り外した際、更に安全フレーム10から取り外した方向指示器25L,25Rを農業用トラクタ1の機体4側に装着できるように構成することで、前記梱包作業の前後に農業用トラクタ1を移動走行させる時も方向指示器を機能させて安全な走行を可能にしている。
即ち、安全フレーム10を着脱自在に取付ける左右一対のブラケット11L,11Rに設けた上側の位置決め孔H2には、図5に示すように、該位置決め孔H2ブラケットの11L,11Rの外縁に臨むスリットS2が設けてあり、安全フレーム10をブラケット11L,11Rから取り外す時は、先ず安全フレーム10に配設されている方向指示器25L,25Rを取り外し、次いで安全フレーム10をブラケット11L,11Rから取り外した後、図6に示すように、上述したスリットS2を利用して、方向指示器25L,25Rの締結ボルト28の内筒を通過する電気配線27を位置決め孔H2に通し、しかる後にこの位置決め孔H2に挿通した締結ボルト28をワッシャ31及びナット32を用いて固定することによって、方向指示器25L,25Rの電気配線27を取り外すことなく、当該方向指示器25L,25Rをブラケット11L,11Rに簡単に装着することができるように構成している。したがって、方向指示器25L,25Rを装着するための特別な支持部材を機体4側に設けなくて済む。
尚、安全フレーム10をブラケット11L,11Rから取り外す際は、リンチピン19を圧縮スプリング23に抗して手前に引き、リンチピン19と二つの位置決め孔H1,H2との係止を解除して、当該安全フレーム10を後側に完全に傾倒させた状態で支点ボルト18を取り外せば作業性がよい。また、図6に示す符号33,33は、方向指示器25L,25Rの電気配線27を、コの字状の断面形状を有するブラケット11L,11Rの内側にとりまとめて収容するために用いるクランプである。
4 機体
8 座席
10 安全フレーム
11L ブラケット(左側)
11R ブラケット(右側)
25L 方向指示器(左側)
25R 方向指示器(右側)
27 電気配線
H2 取付孔(位置決め孔)
S2 スリット
8 座席
10 安全フレーム
11L ブラケット(左側)
11R ブラケット(右側)
25L 方向指示器(左側)
25R 方向指示器(右側)
27 電気配線
H2 取付孔(位置決め孔)
S2 スリット
Claims (3)
- 座席(8)後方のブラケット(11L,11R)に門型状の安全フレーム(10)を着脱自在に取付けると共に、この安全フレーム(10)に左右一対の方向指示器(25L,25R)を配設した作業車両において、前記安全フレーム(10)をブラケット(11L,11R)から取り外した際、更に安全フレーム(10)から取り外した方向指示器(25L,25R)を作業車両の機体(4)側に装着可能に構成したことを特徴とする作業車両。
- 前記安全フレーム(10)を取付ける左右のブラケット(11L,11R)に、取り外した左右の方向指示器(25L,25R)を夫々装着できるように構成した請求項1に記載の作業車両。
- 前記ブラケット(11L,11R)に安全フレーム(10)の取付孔(H2)を設けると共に、該取付孔(H2)からブラケット(11L,11R)の外縁に臨むスリット(S2)を設けて、取り外した方向指示器(25L,25R)の電気配線27を前記スリット(S2)を介して取付孔(H2)に挿通できるように構成した請求項1または請求項2に記載の作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006133527A JP2007302137A (ja) | 2006-05-12 | 2006-05-12 | 作業車両 |
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JP2006133527A JP2007302137A (ja) | 2006-05-12 | 2006-05-12 | 作業車両 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010174972A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Iseki & Co Ltd | トラクタ |
JP2017007605A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車両 |
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2006
- 2006-05-12 JP JP2006133527A patent/JP2007302137A/ja active Pending
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