JP4456498B2 - 作業車両の方向指示器取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両の方向指示器取付構造の技術に関し、より詳細には、トラクタ等の作業車両において機体側方に突出して設けられる方向指示器の取付構造に関する。
従来、トラクタ等の作業車両には、前輪あるいは後輪の回転外周域であって機体側方若しくは機体後方に、機体の進行方向を点滅等して表示する方向指示器が取り付けられている。通常、この方向指示器は、機体後方に取り付けると、作業機が連結されたり泥土が付着したりして目視されにくいため、機体後側方に取り付けられる。
このような方向指示器の取付構造として、例えば、特許文献1に開示されるトラクタにおいては、運転席の側方のフェンダに取り付けられたハンドキャッチャーに、機体外側に向けて突出して支持するように方向指示器が取り付けられている(特許文献1参照)。
特開2001−341672号公報
しかし、従来の作業車両の方向指示器は、上記特許文献1に開示されるように、機体側方のフェンダ等から側方に突出され、かつ位置変動不能に固定されて取り付けられていた。そのため、例えば、走行可能幅が狭い果樹園等では、方向指示器が棚や樹木に当たってしまい、方向指示器や棚等が破損したり、枝葉や果実に傷が付いたりしてしまう場合があった。また、方向指示器を機体内側に収納したりして機体側方から充分に突出させないと、作業車両の旋回方向が分かりづらく、他の走行車両の安全な走行が妨げられる。
そこで、本発明においては、作業車両の方向指示器取付構造に関し、前記従来の課題を解決するもので、方向指示器の取り付け方向を、作業状態に応じて変更可能とし、機体本体及び樹木等の両者の損傷を防止して作業性を向上させた構造を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、機体左右両側方に突出して方向指示器(23)を取り付ける作業車両の方向指示器取付構造において、該方向指示器(23)は、フェンダ(40)の外側に配設されたステー(24)に、回動支点部(25)を介して回動自在に枢結されたブラケット(26)と、該ブラケット(26)に配設された指示灯(27)とを備えてなり、該ブラケット(26)が回動操作されて、該指示灯(27)が機体側方に突出した姿勢と、機体内側に収納された姿勢とに切り換え可能とし、前記回動支点部(25)は、機体本体に位置変動不能に固定された支持部材である支点軸(32)に、前記ブラケット(26)に配設されたボス部材(31)が、回動自在に挿嵌され、前記指示灯(27)のハーネス(28)は、前記ブラケット(26)の内部に施設され、機体本体側であって前記ブラケット(26)の回動範囲内に穿設されたステー(24)の連通孔(24b)を介して機体内部にまで延出され、前記ステー(24)の上面には、該ブラケット(26)の最大回動範囲を設定するための前後のストッパー(30・30)が上方に突出形成され、該ストッパー(30・30)は、前記ブラケット(26)が回動支点部(25)を中心に機体前後方向に位置するまで回動された状態で、該ブラケット(26)の側壁が当接する位置に配設したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す如く、機体左右両側方に突出して方向指示器(23)を取り付ける作業車両の方向指示器取付構造において、該方向指示器(23)は、フェンダ(40)の外側に配設されたステー(24)に、回動支点部(25)を介して回動自在に枢結されたブラケット(26)と、該ブラケット(26)に配設された指示灯(27)とを備えてなり、該ブラケット(26)が回動操作されて、該指示灯(27)が機体側方に突出した姿勢と、機体内側に収納された姿勢とに切り換え可能とし、前記回動支点部(25)は、機体本体に位置変動不能に固定された支持部材である支点軸(32)に、前記ブラケット(26)に配設されたボス部材(31)が、回動自在に挿嵌され、前記指示灯(27)のハーネス(28)は、前記ブラケット(26)の内部に施設され、機体本体側であって前記ブラケット(26)の回動範囲内に穿設されたステー(24)の連通孔(24b)を介して機体内部にまで延出され、前記ステー(24)の上面には、該ブラケット(26)の最大回動範囲を設定するための前後のストッパー(30・30)が上方に突出形成され、該ストッパー(30・30)は、前記ブラケット(26)が回動支点部(25)を中心に機体前後方向に位置するまで回動された状態で、該ブラケット(26)の側壁が当接する位置に配設したので、方向指示器の取り付け方向を作業状態に応じて変更させることで作業性を向上できる。
すなわち、指示灯を機体側方から左右方向に突出させて旋回走行時の安全性を確保でき、行路の道幅が狭く樹木や棚が密集した果樹園を走行し、作業を行う際には指示灯を機体内側に収納するように切り換えることで、方向指示器が樹木等と接触して両者が損傷するのを防止できる。
また、ブラケット26の最大回動範囲を設定するためのストッパー30・30が上方に突出形成し、該ストッパー30・30は、ブラケット26が回動支点部25を中心に機体前後方向に位置するまで回動された状態で、ブラケット26の側壁が当接する位置に配設したので、ブラケット26は、回動支点部25を中心に前後方向に回動自在とされるが、該位置にストッパー30・30を配設することで、ブラケット26の最大回動域範囲を設定して、ハーネス28が捩じれて切断するようなことがないようにすることが出来たものである。
また、方向指示器を簡易な構成で取り付けることができ、また、機体本体への着脱が容易となり、取り付けやメンテナンス等の作業性を向上できる。
また、ブラケットが回動操作される際に、ブラケットにハーネスが噛み込まれて損傷等するのを防止できる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る方向指示器の取付構造を備えたトラクタの全体的な構成を示した斜視図である。
図2は同じく図1の正面図、図3は方向指示器の取付構造を表す正面図、図4は回動支点部の正面図、図5は図4の回動支点部の底面図である。
図6は方向指示器の取り付け方向を切り換えた状態を表す平面図、図7はボス部材にテーパ部を設けた回動支持部の正面図、図8は図7の回動支持部の底面図、図9は別実施例の方向指示器の取付構造を表す正面図である。
まず、本発明に係る方向指示器取付構造を備えたトラクタの概略構成について、以下に概説する。図1及び図2に示すように、機体前後略中央下部にクローラ式走行装置1が配設され、このクローラ式走行装置1の前部上方にエンジン(図略)が配置され、後部上にミッションケース3が配置されている。エンジンは、左右下方のメインフレーム4・4間に固設され、ボンネット5で覆われている。ボンネット5の後方には、運転部20が構成され、運転部20におけるボンネット5の後部にダッシュボード6が設けられている。このダッシュボード6内に図示せぬステアリングコラムが設けられ、このステアリングコラムに支持されたハンドル軸の上端には、操向操作を行う丸型のステアリングハンドル7や、機体の前後進を切り換えるための図示せぬレバー等が側方から突出するように配設されている。
ステアリングハンドル7の後方にシート8が配設され、該シート8の近傍に主変速レバー9や副変速レバー10やPTO変速レバー11が配設されている。ダッシュボード6とシート8との間の下方にステップ12が配置され、シート8の側方位置であって機体左右両側方にサイドカバー21が設けられている。該サイドカバー21はフェンダ40の外側面に取り付けられており、該フェンダ40はホィール仕様とした場合にも使用できるものであり、クローラ仕様とホィール仕様と共通の部品としてコスト低減化を図っている。また、運転部20の外周がアウタフレーム22によって枠組みされ、機体後端部には、各種作業機を装着するための三点リンク式の装着装置13が設けられている。
クローラ式走行装置1においては、トラックフレーム14の前端部に図示せぬフロントアクスルケースが固設され、このフロントアクスルケースに支持された駆動軸15に駆動スプロケット16が支持されている。一方、トラックフレーム14の後端部には、アイドラ(従動スプロケット)17が回転自在に支持されている。駆動スプロケット16とアイドラ17との間において、トラックフレーム14に転輪18・18・・・が回転自在に支持され、駆動スプロケット16とアイドラ17と転輪18・18・・・との周囲がクローラベルト19で巻回されている。
次に、本発明に係る方向指示器23の取付構造について、以下に説明する。図1乃至図3に示すように、運転部20後端部であってアウタフレーム22の接続端部近傍から後端部左右両側方に突出するようにして方向指示器23・23が取り付けられている。この方向指示器23は、運転部20の後端部に配設された左右のステー24に回動自在に取り付けられ、回動支点部25によってステー24に枢結されたブラケット26と、このブラケット26に配設された指示灯27等とで構成されている。なお、本実施例における左右の方向指示器23・23は、左右対称に略同一に構成され、以下、機体左方に取り付けられる方向指示器23について説明する。
ステー24は、運転部20の後端部のフェンダ40の外側に配設され、上面にブラケット26が枢結され、機体後側の左右両縁部に停止指示灯29が形成される(図6参照)。本実施例では、このステー24に方向指示器23が取り付けられるが、方向指示器23の取付位置はこれに限定するものではなく、シート8の外側に配設されアームレストやフェンダ等に取り付けてもよい。
ステー24の上面には、ブラケット26の最大回動範囲を設定するためのストッパー30・30が上方に突出して形成されている。ストッパー30・30は、ブラケット26が回動支点部25を中心に機体前後方向に位置するまで回動された状態で、ブラケット26の側壁が当接する位置に配設される(図6参照)。ブラケット26は、回動支点部25を中心に前後方向に回動自在とされるため、かかる位置にストッパー30・30を配設することで、ブラケット26の最大回動域範囲を設定して、ハーネス28が捩じれて切断するようなことがないようにしている。但し、このストッパー30・30の配置や形状等は、これに限定するものではない。
ブラケット26は、平面視略矩型に形成され、一端部に回動支点部25が上下に挿通され、この回動支点部25を中心に回動可能にステー24に枢結されている。ブラケット26の他端部には、左右の旋回方向を示す表示部としての指示灯27が固設される。ブラケット26の内部には、指示灯27のハーネス28が配線されて保護されている。
図3に示すように、ハーネス28は、ブラケット26内部をブラケット26の形状に沿って長手方向に延設され、ステー24上面の回動支点部25の近傍であってブラケット26の回動範囲内に穿設された連通孔24bを介してステー24の内部にまで延設され、図示せぬバッテリーや指示灯レバースイッチ等に接続されている(図6参照)。この連通孔24bには、ゴムブッシュ46が挿着されてハーネス28が連通孔24bの縁部と摩擦して損傷するのを防止している。このようにハーネス28を取り回すことで、ステー24の上面であってブラケット26の回動範囲内に穿設された連通孔24bからステー24内部に延出されるため、ブラケット26が回動操作される際に、ブラケット26にハーネス28が噛み込まれて損傷等するのを防止できる。
図3及び図4に示すように、回動支点部25は、ブラケット26をステー24に対して回動可能に軸支し、この回動支点部25によって、方向指示器23は、指示灯27の機体本体に対する姿勢が、機体側方に突出された姿勢と機体内側に収納された姿勢とに切り換え可能となるように取り付けられる。回動支点部25は、ブラケット26に溶接等により固定されるボス部材31と、このボス部材31を回動自在に挿通して下部をステー24に固定支持する支持部材としての支点軸32と、支点軸32の上部に外嵌されるばね受ホルダ36と、支点軸32外周上で該ばね受ホルダ36とボス部材31の上端部との間に配置されて、ブラケット26をステー24方向(下方向)に付勢するばね部材35等とで構成されている。
ボス部材31は、ブラケット26に穿設された孔26aに下方から挿着されて固定される。このボス部材31には、軸心位置に上下方向に挿通孔31aが貫設され、この挿通孔31aを支点軸32に相対回動自在かつ上下摺動自在に挿通されている。挿通孔31aの内壁面は、支点軸32の外周面と密接嵌合されており、方向指示器23が回動される際にブラケット26がぶれたりがたついたりするのを防止している。また、ボス部材31は、上端部がブラケット26の上方に突出され、半径方向に小さくなるように形成され、ばね受ホルダ36の下内縁部と上下摺動可能に密接嵌合される。
支点軸32は、ステー24に位置変動不能に固定される支持部材であって、上端と下端に軸径を細くしてネジ部が形成されている。この支点軸32は、支点軸32の下端に形成したネジ部がステー24に開口した孔24aに上方より挿入され、下方からナット37bが螺装されてステー24に固定される。
ばね部材35は、支点軸32の上部において、ボス部材31の上縁部とばね受ホルダ36の下面とに当接されている。回動支点部25は、ボス部材31が支点軸32に対して上下方向に摺動可能とされるため、ばね部材35によってボス部材31が常時下方向に付勢される。なお、ボス部材31を付勢するばね部材としては、本実施例に示す構成に限定されるものではない。
ばね受ホルダ36は、下方に開口した断面略コ字型に形成され、下縁部がばね部材35の外周を覆うようにして前記ボス部材31の上端部に嵌合されている。このばね受ホルダ36は、上面に孔36aが穿設され、孔36aに支点軸32上端に形成されたネジ部が挿通され、このネジ部にナット37a・37aが螺装されて支点軸32に固定される。このように、ばね受ホルダ36を形成することで、ボス部材31、支点軸32、及びばね受ホルダ36によって囲繞された閉空間にばね部材35を配置することができ、ボス部材31や支点軸32との接触部に雨水や異物が混入することに起因する動作不良を効果的に防止できる。
以上のように、方向指示器23は、支点軸32にブラケット26と一体とされたボス部材31が挿嵌されて機体本体に回動自在に取り付けられるため、簡易な構造で方向指示器23を取り付けることができるとともに、機体本体への着脱が容易となり、取り付けやメンテナンスの作業性を向上できる。特に、支点軸32がブラケット26の支持部材として構成されるため、下側のナット37bを弛めることで支点軸32を含めた方向指示器23を一体としてステー24から取り外すことができるとともに、上側のナット37a・37aを弛めることで支点軸32からブラケット25(ボス部材31)を取り外すことができるため、例えば、錆付き等による回動不良時に支点軸32を容易に交換でき、バネ力の調節もできる。また、回動支点部25の組み立てや分解が容易となる。
図3乃至図5に示すように、本実施例における回動支点部25には、ボス部材31及び支点軸32との間に、ブラケット26の回動位置を規制して停止させるブラケット26の位置決め機構が構成されている。具体的には、ボス部材31の下縁部に形成された切欠部31b・31bが、支点軸32の下部に軸心に対して直角方向に嵌挿した位置決めピン34に係止して、ブラケット26の回動が規制されて所定位置で停止されるように構成されている。
位置決めピン34は、前記ばね部材35によって下方向に付勢されたボス部材31の下縁部と当接される。ボス部材31の下縁部には、上方に鋭角若しくは鈍角に凹設された切欠部31b・31b・・・が円周に沿って略等間隔に複数箇所に形成される。そして、所定の切欠部31b・31bが位置決めピン34に係止されることで、ブラケット26の左右方向の回動が規制されて停止される。
具体的には、ボス部材31には、ブラケット26が機体側方に突出した状態で、機体前面及び後面側に切欠部31b・31b・・・が円周方向に沿って等間隔に4箇所形成される。つまり、本実施例では90度毎に切欠部31bが形成されている。支点軸32には、機体前後方向に位置決めピン34が突出され、切欠部31b・31bが位置決めピン34に係止され、ブラケット26が所定位置で停止されている。ブラケット26が回動されるにつれて、ばね部材35の付勢力に抗してボス部材31が上方に摺動され、切欠部31b・31bと位置決めピン34との係止が解消される。ブラケット26が略90度後方に回動されて、隣接する切欠部31b’・31b’が位置決めピン34の位置まで到達すると、ばね部材35の付勢力によってボス部材31が下方に摺動されながら切欠部31b’・31b’が位置決めピン34に係止される。
以上のような構成とすることで、本実施例における方向指示器23は、指示灯27の取り付け姿勢を、作業車両の作業状態に応じて容易に切り換えることができる。通常は、ブラケット26が機体前後方向軸に対して略直交する位置まで回動されて、切欠部31b・31bが位置決めピン34に係止され、指示灯27が機体側方に突出した姿勢で停止されるように取り付けられる(図6(a)参照)。そして、回動支点部25を中心としてブラケット26が回動されることで取り付け方向が切り換えられ、ブラケット26が機体前後方向軸に対して略平行となる位置まで回動されて、切欠部31b’・31b’が位置決めピン34に係止されて、指示灯27が機体内側に収納された状態で停止される(図6(b)参照)。
すなわち、作業車両が通常の圃場を走行して作業等を行う場合には、指示灯27を機体側方から左右方向に充分に突出させて、作業時の安全性を確保しながら、一方で、作業車両が走行路の道幅が狭く樹木や棚が密集した果樹園を走行し作業を行う場合には、指示灯27が機体側方に突出しないようにブラケット26を機体本体側に回動させれば、方向指示器23が樹木等と接触して両者が損傷するのを防止できる。特に、本実施例における方向指示器23は、運転部20の後側方に取り付けられるため、運転部20のシート8に座って作業車両を運転するオペレータが容易に手動でブラケット26を回動操作できる。
図7及び図8に示すように、回動支点部25に構成されるブラケット26の位置決め機構としては、ボス部材31の下縁部に、切欠部31b・31bから隣接する切欠部31b’・31b’に至るまで円周方向に沿ってテーパ部31c・31cが形成されてもよい。テーパ部31c・31cは、ボス部材31に4箇所形成された切欠部31bの内、一方の切欠部31bと隣接する一方の切欠部31b’との間の縁側と、他方の切欠部31bと隣接する他方の切欠部31b’との縁側とが、それぞれ側面視において切欠部31bから隣接する切欠部31b’に到るまで緩やかに上方するように面取りされて形成されている(図8参照)。
指示灯27が機体内側に収納された姿勢となるまで回動された状態(図7(b)参照)で、ブラケット26を開放すると、ボス部材31がばね部材35によって下方向に押圧され、テーパ部31c・31cと位置決めピン34とが摺接しながら、切欠部31b・31bが位置決めピン34に係止されるまで回動されて停止される(図7(a)参照)。このように、ボス部材31の下縁部にテーパ部31c・31cを形成することによって、回動操作されたブラケット26を、ばね部材35による付勢力で、指示灯27が機体側方に突出した姿勢まで復帰させることができる。方向指示器23が障害物に接触する可能性のある場合に、オペレータがブラケット26を回動させ、その後接触が回避された際にブラケット26を手放せば、ブラケット26が自動的に元位置まで復帰させることができ、作業性がより向上される。また、もしオペレータが収納する操作を忘れても、当接時にブラケット26が回動し、当接が解除されると自動的に元の位置に戻るのである。なお、切欠部31b’に凹部を構成して、収納状態に一時的に係止する構成とすることもできる。
方向指示器23の取付構造の別実施例としては、図9に示すように、ブラケット126をモータ等の駆動装置(駆動モータ138)によって回転駆動させて、方向指示器123の取り付け方向を指示灯127が機体側方に突出した姿勢と機体内側に収納された姿勢とに切り換えるように構成してもよい。具体的には、回動支点部125が、ブラケット126に取り付けられたボス部材131と、該ボス部材131を回動自在に軸支する支持部材としての支点軸132等とで構成されるとともに、ボス部材131が機体本体側に配設された駆動モータ138及びギア139・駆動ギア140等からなる駆動手段と接続され、駆動モータ138によってボス部材131が回転駆動されるように構成される。
ボス部材131は、ステー124に穿設された孔124aを介して上下方向に貫通され、下端がステー124内部に略水平となるように突設された支持ステー141に当接される。支点軸132は、ボス部材131の挿通孔131aに上下方向に挿通され、ボス部材131の両端部に形成された軸受け144・144と当接されて、ボス部材131が回動自在に軸支される。この支点軸132は、ボス部材131の上方から挿通されて、支持ステー141の下方に突出され、ボス部材131の上方と支持ステー141の下方とにそれぞれナット137・137・・・が螺挿される。このようにして、ブラケット126がステー124に軸支される。
ボス部材131の下端部であってステー124の下方には、ギア139が相対回動不能に嵌合され、このギア139が駆動モータ138の出力軸143に同じく嵌合された駆動ギア140と噛合される。出力軸143は、駆動モータ138からボス部材131と略平行となるようにして突出される。駆動モータ138には、減速装置138aが接続され、また、出力軸143には、駆動ギア140が相対回動不能に嵌合されるとともに、図示せぬクラッチ機構が構成されて、この出力軸143(駆動ギア140)の回転駆動が規制されるように構成されている。この駆動モータ138は、回動支点部125に配設された図示せぬ回動センサ等によってブラケット126の回動角度が検出され、ブラケット126が所定角度回動されると停止するように制御される。そして、該駆動モータ138は運転部20に設けたスイッチ等の操作部材(図示せず)と接続される。
以上のように構成することで、駆動モータ138を駆動することで、ギア139及び駆動ギア140を介してボス部材131が支点軸132を中心に回動され、すなわち、ブラケット126が回動操作されて、方向指示器23の取り付け方向を切り換えることができる。そのため、オペレータは、運転部20に座りながら運転部20に設けたスイッチ等を操作して駆動モータ138の駆動・停止を操作して、指示灯127が機体側方に突出した姿勢と機体内側に収納された姿勢とに自動で切り換えることができ、作業性が向上される。
なお、本実施例における方向指示器123の取付構造において、ブラケット126を駆動装置(駆動モータ138)によって回転駆動させる構成は、駆動手段として、駆動モータ138からボス部材131へと駆動を伝達する公知の構成を採用でき、具体的には、チェーン式やベルト式等であってもよく、また、駆動装置はモータに限定するものではなくシリンダやソレノイド等を用いることも可能である。さらにまた、ギア139及び駆動ギア140は、ステー124の外側に配設されてもよく、回動支点部125においてブラケット136をその他の公知の構成によって軸支するように構成してもよい。
本発明の一実施例に係る方向指示器の取付構造を備えたトラクタの全体的な構成を示した斜視図。 同じく図1の正面図。 方向指示器の取付構造を表す正面図。 回動支点部の正面図。 図4の回動支点部の底面図。 方向指示器の取り付け方向を切り換えた状態を表す平面図。 ボス部材にテーパ部を設けた回動支持部の正面図。 図7の回動支持部の底面図。 別実施例の方向指示器の取付構造を表す正面図。
23 方向指示器
24 ステー
25 回動支点部
26 ブラケット
27 指示灯
28 ハーネス
31 ボス部材
32 支点軸(支持部材)

Claims (1)

  1. 機体左右両側方に突出して方向指示器(23)を取り付ける作業車両の方向指示器取付構造において、該方向指示器(23)は、フェンダ(40)の外側に配設されたステー(24)に、回動支点部(25)を介して回動自在に枢結されたブラケット(26)と、該ブラケット(26)に配設された指示灯(27)とを備えてなり、該ブラケット(26)が回動操作されて、該指示灯(27)が機体側方に突出した姿勢と、機体内側に収納された姿勢とに切り換え可能とし、前記回動支点部(25)は、機体本体に位置変動不能に固定された支持部材である支点軸(32)に、前記ブラケット(26)に配設されたボス部材(31)が、回動自在に挿嵌され、前記指示灯(27)のハーネス(28)は、前記ブラケット(26)の内部に施設され、機体本体側であって前記ブラケット(26)の回動範囲内に穿設されたステー(24)の連通孔(24b)を介して機体内部にまで延出され、前記ステー(24)の上面には、該ブラケット(26)の最大回動範囲を設定するための前後のストッパー(30・30)が上方に突出形成され、該ストッパー(30・30)は、前記ブラケット(26)が回動支点部(25)を中心に機体前後方向に位置するまで回動された状態で、該ブラケット(26)の側壁が当接する位置に配設したことを特徴とする作業車両の方向指示器取付構造。
JP2005033307A 2005-02-09 2005-02-09 作業車両の方向指示器取付構造 Expired - Fee Related JP4456498B2 (ja)

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