JP2024006313A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】灯火装置の破損を防止できる作業車両を提供する。【解決手段】機体2の左右に立設される左右フレーム部31L,31Rと、左右フレーム部31L,31Rを連結した上フレーム部32とからなり、転倒時に空間を確保し運転者を保護する安全フレーム30を備えた作業車両において、前記左右フレーム部31L,31Rにそれぞれ灯火装置35L,35Rを、灯火装置35L,35Rの上端は左右フレーム部31L,31Rよりも下方とし、左右外端部は左右フレーム部31L,31Rよりも内方に設けた。【選択図】図3
Description
本発明は、作業車両に関する。
作業車両としてのトラクタでは、転倒時に運転者を保護する安全フレームの外側にウインカーやテールランプを取り付けて視認性を確保した構成が公知である(特許文献1)。
また、折畳み可能な安全フレームの折畳み位置よりも下方で、安全フレームの左右連結パイプにウインカーやテールランプを取り付けることで保護空間を有効利用しつつ、安全フレームの折畳み回動を妨げない構成がある(特許文献2)。
特許文献1に示されたトラクタによると、視認性は確保できるものの、樹木枝が多く茂っている果樹園作業においては樹木枝がウインカーやテールランプ等の灯火装置に接触して破損する恐れがある。
また、特許文献2によると、破損の恐れは減少するものの視認性に難がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、果樹園のように樹木枝が繁茂している中を走行しても灯火装置の破損を防止できる作業車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、機体2の左右に立設される左右フレーム部31L,31Rと、左右フレーム部31L,31Rを連結した上フレーム部32とからなり、転倒時に空間を確保し運転者を保護する安全フレーム30を備えた作業車両において、前記左右フレーム部31L,31Rにそれぞれ灯火装置35L,35Rを、灯火装置35L,35Rの上端は左右フレーム部31L,31Rよりも下方とし、左右外端部は左右フレーム部31L,31Rよりも内方に設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、灯火装置35L,35Rの前面は側面視で左右フレーム部31L,31Rの前面よりも後方にあって、後面は側面視で左右フレーム部31L,31Rの後面よりも前方に設けてなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、灯火装置35L,35Rは左右フレーム部31L,31Rに対して上下方向の回動軸芯P回りに前後回動可能に設けてなる。
請求項1記載の発明によれば、灯火装置35L,35Rの外側端が左右フレーム部31L,31Rよりも内方に設けられることとなるから、転倒時に保護空間を確保する強度を備えた安全フレーム30で構成された空間の内部に灯火装置35L,35Rを設けることとなって、果樹園などの走行に際しても安全フレーム30が樹木枝の当接から灯火装置35L,35Rを保護し破損防止できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、機体走行中左右側から樹木枝が伸びていても左右フレーム部31L,31Rの外側に当たって灯火装置35L,35Rを保護し、破損の恐れが少ない。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の効果に加え、灯火装置35L,35Rは回動軸芯P回りに回動可能に設けられているから、機体前進または後退走行中に例え樹木の伸長枝が灯火装置35L,35Rに当たっても前後に回動して退避し衝撃を緩和でき、灯火装置35L,35Rの破損を防止できる。
以下に、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
トラクタ1は、図1、図2に示すように、操舵用の車輪として設けられる前輪4と、駆動用の車輪として設けられる後輪5とを有した機体2などを備えている。後輪5には、機体2前部のボンネット6内に搭載されるエンジン7(図1)で発生した動力が、図示しない主変速装置及び副変速装置で適宜減速して伝達され、後輪5は、この動力によって駆動される。
また、トラクタ1は、エンジン7で発生しかつ主変速装置及び副変速装置で減速した動力を、前輪増速切換機構(図示せず)を介して、前輪4にも伝達可能になっている。トラクタ1は、前輪増速切換機構が動力を伝達すると、エンジン7から伝達されてくる動力によって前輪4と後輪5との四輪が駆動され、前輪増速切換機構が動力の伝達を遮断すると、エンジン7から伝達されてくる動力によって後輪5のみの二輪が駆動される。即ち、トラクタ1は、二輪駆動と四輪駆動との切り換えが可能になっている。また、トラクタ1の機体2後部には、ロータリ(図示省略)等の作業機を装着可能に構成し、この作業機を駆動するPTO出力軸3が配設されている。
機体2は、主変速装置、副変速装置、前輪増速切換機構、PTO出力軸3に駆動力を伝達するPTO伝導部などを収容したミッションケース8と、ミッションケース8の前部に取り付けられる前部フレーム9などで構成されている。機体2は、前部フレーム9の後部側にエンジン7を搭載し、前部フレーム9の前部側には前輪4への伝動機構を収容する前車軸ケース15を架設している。そして、エンジン7をボンネット6にて被覆し、ミッションケース8を機体2の後部に亘って設ける。また、ミッションケース8の後部上方に運転席10を設け、運転席10の左右両側方に泥除け用のフェンダ11を設けている。
泥除け用のフェンダ11は、後輪5の上方から前方にかけた位置に設けられ、後輪5を覆うことにより後輪5で巻き上げた泥土の飛散を抑制するものである。即ち、トラクタ1は、機体2を構成するミッションケース8と、ミッションケース8の後部上方に設けられた運転席10と、運転席10の左右両側方に設けられた泥除け用のフェンダ11と、を備えている。
運転席10は、運転者がトラクタ1を操縦する際に座るものであって、左右の泥除け用のフェンダ11間に設けられている。また、運転席10の前方には、図1及び図2に示すように、前輪4の操舵に用いるステアリングハンドル13が設けられている。ステアリングハンドル13は、当該ステアリングハンドル13を回転可能に支持するハンドルポスト14の上端側に配設されている。また、ハンドルポスト14の下方側、即ち、運転席10に運転者が座った場合における運転者の足元付近には、クラッチペダル20、後輪5をペダル操作に応じて制動するためのブレーキペダル(図示せず)、アクセルペダル(図示せず)が設置されている。
また、運転席10の右側には、トラクタ1の後部に装着したロータリ(図示せず)等の作業機を上下に昇降操作する作業機昇降レバー27が配設され、運転席10の左側には、トラクタ1の走行時における主変速装置の変速に関する操作を行う主変速レバー25、副変速装置の副変速レバー26が配設されている。主変速レバー25は、主変速装置の変速である主変速の操作を行うことができ、主変速を自動的に行う自動変速と、運転者の任意で行う手動変速と、を切り換え可能になっている。主変速レバー25は、手動変速では、主変速装置の減速比を8段のいずれかに切り換える。副変速レバー26は、副変速装置を操作し、走行速度を、超低速、低速、中速、高速及び中立に切り換え可能である。
車体の転倒時、前記運転席10に座乗する運転者を保護する安全フレーム30を設けている。安全フレーム30は、後輪軸等を内装するリヤアクスルケース(図示せず)に基部を連結させた左右一対の左右フレーム部31L,31Rと、左右フレーム部31L,31Rの上部を連結した逆U状の上フレーム部32とからなり、門型を呈する。
左右フレーム部31L,31Rにはそれぞれブラケット部33を設け、連結ピンの差し替えによって上フレーム部32を起立姿勢と倒伏姿勢の2位置に姿勢変更して固定できる構成としている。
左右フレーム部31L,31Rの内側に、灯火装置35L,35Rを取り付けている。なおここで、灯火装置35L,35Rは、方向指示器、テールランプ、ブレーキランプ等を一体化させたコンビネーションランプとしている。
灯火装置35L,35Rの取付構成の詳細について、図3により左側の灯火装置35Lを例に説明する。左フレーム部31Lの機体内側上部に保持部36を構成し、この保持部36に灯火装置35L本体がその上端は左右フレーム部31L,31Rよりも下方とし回動軸芯(縦軸芯)P回りに前後に回動可能に保持される。すなわち、左フレーム部31Lの内側の適宜高さにブラケット部材36aを介して縦軸芯Pを有した円筒状保持部本体36bを固定し保持部36を構成する。灯火装置35L本体は、回動軸37aの上部にコ型取付プレート37bと2本の締結ボルト37cをもって一体的に保持されていて、回動軸37aを上記円筒状保持部本体36bに上下方向に挿通することによって、縦軸芯P回りに回動可能に前記保持部36に保持される構成である。
そして、前記円筒状保持部本体36bの上面には前記回動軸37aの途中部に貫通させた位置決めピン37dの受座としての凹部36cを設け、一方、前記回動軸37aの下部に設けるバネ受座37eと円筒状保持部本体36bの下面との間にバネ37fを介在し、バネ付勢力によって位置決めピン37dを凹部36cに圧接させて回動を規制し、灯火装置35L本体を所定に姿勢維持できる構成としている。
なお、前記位置決めピン37dの受座としての凹部36cは、位置決めピン37dが所定位置(角度0度)とこの所定位置から前後に(角度±90度)姿勢変更した位置の3個所で姿勢維持できるように平面視において十字状に設けている(図4)。
灯火装置35Lの前面35fは側面視で左フレーム部31Lの前面31fよりも後方又は面一にあって、その後面35rは側面視で左フレーム部31Lの後面31rよりも前方又は面一に設けられている。
前記の構成は右側の灯火装置35Rについても対称的に右フレーム部31Rに対して設けられている。
このように構成すると、灯火装置35L,35Rは、それぞれ左フレーム部31L,31Rの内側に位置して、つまりそれぞれ灯火装置35L,35Rの外側端が左右フレーム部31L,31Rよりも内方に設けられることとなるから、転倒時に保護空間を確保する強度を備えた安全フレーム30で構成された空間の内部に灯火装置35L,35Rを設けることとなって、果樹園などの走行に際しても安全フレーム30が樹木枝の当接から灯火装置35L,35Rを保護し破損防止となる。
また、灯火装置35Lの前面35fは側面視で左フレーム部31Lの前面31fよりも後方又は面一にあって、その後面35rは側面視で左フレーム部31Lの後面31rよりも前方又は面一に設けるものであるから、機体走行中左右側から樹木枝が伸びていても左右フレーム部31L,31Rの外側に当たって灯火装置35L,35Rを保護し、破損の恐れが少ない。なお、図5に示すように、灯火装置35Lを前後方向後方に変位するよう前記コ型取付プレート37bに代替して広幅の取付プレート37b´とすることにより、左フレーム部31Lの真横側から後方に変位した位置に配置される。前進作業中心の場合に有効である。
また、灯火装置35L,35R本体部はこれを一体支持する回動軸37aの回動軸芯P回りに回動可能に設けられているから、機体前進または後退走行中に例え樹木の伸長枝が灯火装置35L,35Rに当たっても回動して退避し衝撃を緩和でき、灯火装置35L,35Rの破損を防止できる。
図6、図7は灯火装置35L,35R支持の別例を示す。図3から図5に示す構成では、回動軸37aは片持ち支持構成であるが、図6においては両支持構成として前後退避回動の円滑化を図っている。左フレーム部31Lに、上下に長いブラケット部40を設け、このブラケット部40下部側に保持部41の円筒部41aを固着し、ブラケット部40の上部側に短寸法の支持軸41bを固定している。灯火装置35Lのコ型取付プレート42aに回動軸42bを一体的に設けると共に、コ型取付プレート42aの上部には前記支持軸41bに貫通しうる貫通孔42cを設ける。これによって灯火装置35L本体は、貫通孔42cへの支持軸41b貫通と、円筒部41aへの回動軸42b挿通とによって上下両持ち支持の構成としている。回動軸42b側には前記図3と同様の位置決めピン42f、凹部42d、バネ42eを備えて、灯火装置35L本体を所定に姿勢維持できる構成としている。
2 機体
30 安全フレーム
31L 左フレーム部
31R 右フレーム部
32 上フレーム部
35L 灯火装置
35R 灯火装置
P 回動軸芯
30 安全フレーム
31L 左フレーム部
31R 右フレーム部
32 上フレーム部
35L 灯火装置
35R 灯火装置
P 回動軸芯
Claims (3)
- 機体(2)の左右に立設される左右フレーム部(31L,31R)と、左右フレーム部(31L,31R)を連結した上フレーム部(32)とからなり、転倒時に空間を確保し運転者を保護する安全フレーム(30)を備えた作業車両において、前記左右フレーム部(31L,31R)にそれぞれ灯火装置(35L,35R)を、灯火装置(35L,35R)の上端は左右フレーム部(31L,31R)よりも下方とし、左右外端部は左右フレーム部(31L,31R)よりも内方に設けたことを特徴とする作業車両。
- 灯火装置(35L,35R)の前面は側面視で左右フレーム部(31L,31R)の前面よりも後方にあって、後面は側面視で左右フレーム部(31L,31R)の後面よりも前方に設けてなる請求項1に記載の作業車両。
- 灯火装置(35L,35R)は左右フレーム部(31L,31R)に対して上下方向の回動軸芯(P)回りに前後回動可能に設けてなる請求項1又は請求項2に記載の作業車両。
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