JP7097806B2 - 電動作業車 - Google Patents
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Description
特許文献1では、前の支持フレーム及び後の支持フレームが、前後方向に間隔を開けて配置されて、右及び左の機体フレームの前部に亘って連結されている。
この場合、機体フレームの前部に電動モータが支持されていると、電動モータがバランスウェイトとして機能するので、電動作業車の前後バランスを整えるという面で有利なものとなる。
これにより、電動モータを右及び左の機体フレームの間の位置に無理なく配置することができ、電動モータを機体フレームの前端部から前側に突出するように無理なく配置することができる。
これにより、補強フレームと電動モータとの間に空気が流れ易くなり、電動モータの放熱も促進という面で有利なものとなる。
右及び左の前記機体フレームの前部の上部に連結されて、前側に延出された右及び左の上補強フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部の下部に連結されて、前側に延出された右及び左の下補強フレームと、右及び左の前記上補強フレームの前部と、右及び左の前記下補強フレームの前部とに亘って連結されて、前記電動モータの前側に配置された前補強フレームとが備えられ、右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、前記上補強フレームと前記下補強フレームとが、側面視で、所定の間隔を開けて配置され、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向内側に配置される前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記上補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されるとともに、前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記下補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されている。
これにより、上補強フレーム及び下補強フレームと電動モータとの間に空気が流れ易くなり、電動モータの放熱の促進という面で有利なものとなる。
電動モータに接続されるハーネスや冷却用のホースを配置する場合、上補強フレーム及び下補強フレームと電動モータとの間を有効に利用することにより、ハーネスや冷却用のホースを無理なく配置することができる。
これにより、上補強フレームと下補強フレームとの間に空気が流れ易くなり、電動モータの放熱の促進という面で有利なものとなる。
電動モータに接続されるハーネスや冷却用のホースを配置する場合、上補強フレームと下補強フレームとの間を有効に利用することにより、ハーネスや冷却用のホースを無理なく配置することができる。
図1及び図2に示すように、右及び左の機体フレーム3が前後方向に沿って配置されており、機体フレーム3の前部に右及び左の前輪1(走行装置に相当)が支持され、機体フレーム3の後部に右及び左の後輪2(走行装置に相当)が支持されている。
以上の構造により、乗用型の電動草刈機が構成されている。
図1及び図2に示すように、機体フレーム3の後部に、ミッションケース8が連結されており、ミッションケース8に右及び左の後輪2が支持されている。走行用の電動モータ9が、後向きに配置されてミッションケース8の前部に連結されており、電動モータ9の動力により後輪2が駆動される。
図1及び図2に示すように、モーア5は、上下方向に軸芯周りに回転駆動される3個のブレード(図示せず)が、左右方向に沿って並べられた型式である。
図3,4,5に示すように、右及び左の機体フレーム3の前部に亘って、平板状の支持フレーム18が連結され、支持フレーム18の前面部のフランジ部18aに、角筒状のサポート部材19が、支持フレーム18から前側に突出するようにボルト連結されている。
支持フレーム18の後側において、平板状の支持フレーム20が、右及び左の機体フレーム3の前部に亘って連結されている。
図1~図4に示すように、右及び左の上補強フレーム40(補強フレームに相当)が、右及び左の機体フレーム3の前部の上部に、ボルト35,37により連結されて、機体フレーム3の前端部から前側に突出するように延出されている。ボルト35により、支持フレーム28及び上補強フレーム40が共締め状態で、機体フレーム3に連結されている。
図3及び図4に示すように、右及び左の前輪1が操向自在に支持された前輪支持フレーム29が備えられており、前輪1を支持する右及び左の前輪支持部30が、前輪支持フレーム29の右部及び左部に操向自在に支持されている。
図3,4,5に示すように、前輪支持フレーム29の左右中央部に、円筒状のボス部29aが連結されている。前伝動軸21における支持フレーム18と支持フレーム20との間の部分に、前輪支持フレーム29のボス部29aが回転自在に外嵌されて、前輪支持フレーム29が前伝動軸21にローリング自在に支持されている。
前輪支持フレーム29が機体フレーム3の切り欠き部3aに下側から入り込むことによって、前輪支持フレーム29のローリング作動が許容されている。前輪支持フレーム29が機体フレーム3の切り欠き部3aの上辺部に当たる位置が、前輪支持フレーム29のローリングの右及び左の限界位置である。
図1及び図2に示すように、モーア5を駆動する電動モータ16が備えられており、電動モータ9,16に電力を供給するバッテリー17が、機体フレーム3の前部の上部に支持され、上補強フレーム40の上部に支持されている。
電動モータ16を機体フレーム3に支持する場合、図5に示すように、前補強フレーム42及びボルト39を、上補強フレーム40及び下補強フレーム41から取り外し、図1及び図2に示す支持リンク46を取り外した状態とする。
図3及び図4に示すように、電動モータ16が支持フレーム28に連結された状態において、電動モータ16と各部との位置関係は、以下の説明のような状態となっている。
電動モータ16の上端部16bが、側面視で、機体フレーム3の前部の上端部3cよりも低い位置に配置されている。電動モータ16の下端部16cが、側面視で、機体フレーム3の前部の下端部3dよりも高い位置に配置されている。
上補強フレーム40と下補強フレーム41とが、側面視で、機体フレーム3の前部の上下幅に相当する所定の間隔W3を開けて配置されている。
前補強フレーム42は、電動草刈機の前側のバンパーとして機能し、電動モータ16の前部を保護するプロテクタとして機能するのであり、電動モータ16の前部に設けられる角度センサー(図示せず)が、前補強フレーム42により保護される。
図4に示す右の上補強フレーム40及び右の下補強フレーム41と電動モータ16との間隔W1と、左の上補強フレーム40及び左の下補強フレーム41と電動モータ16との間隔W2とにおいて、間隔W1と間隔W2とを同じ値に設定するばかりではなく、間隔W1を間隔W2よりも大きな値に設定したり、間隔W2を間隔W1よりも大きな値に設定してもよい。
上補強フレーム40及び下補強フレーム41のうち、例えば下補強フレーム41を廃止して、右及び左の上補強フレーム40を補強フレームとしてもよい。この場合、上補強フレーム40を、機体フレーム3の前部の上下中間部付近に連結すればよい。
前補強フレーム42と電動モータ16の前部とを連結することにより、電動モータ16が支持フレーム28を介して右及び左の機体フレーム3に支持され、且つ、電動モータ16が前補強フレーム42、上補強フレーム40及び下補強フレーム41を介して右及び左の機体フレーム3に支持されるように構成してもよい。
上補強フレーム40及び下補強フレーム41、前補強フレーム42を廃止して、電動モータ16が支持フレーム28(サポート部材19及び支持フレーム18)を介して、右及び左の機体フレーム3に支持されるように構成してもよい。
電動モータ16を廃止して、電動モータ9が機体フレーム3の前部に配置され、電動モータ9の動力がミッションケース8に伝達されて、ミッションケース8に伝達された動力が、後輪2及びモーア5(入力ケース22)に伝達されるように構成してもよい。
以上の構成において、図1~図5に示す構成が、電動モータ9に採用されるようにすればよい。
動力を必要としない作業装置を装備した電動作業車において、前述の電動モータ9の動力が前輪1及び後輪2に伝達されるように構成してもよい。
2 後輪(走行装置)
3 機体フレーム
3c 機体フレームの前部の上端部
3d 機体フレームの前部の下端部
5 モーア(作業装置)
16 電動モータ
16b 電動モータの上端部
16c 電動モータの下端部
28 支持フレーム
40 上補強フレーム(補強フレーム)
41 下補強フレーム(補強フレーム)
42 前補強フレーム
W1 間隔
W2 間隔
W3 間隔
Claims (4)
- 前後方向に沿って配置された右及び左の機体フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部に亘って連結された支持フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部の上部に連結されて、前側に延出された右及び左の上補強フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部の下部に連結されて、前側に延出された右及び左の下補強フレームと、右及び左の前記上補強フレームの前部と、右及び左の前記下補強フレームの前部とに亘って連結されて、前記電動モータの前側に配置された前補強フレームとが備えられて、
走行装置及び作業装置のうちの少なくとも一方に動力を供給する電動モータが、側面視で、前記機体フレームの前端部から前側に突出するように前記支持フレームに連結されて前記支持フレームを介して右及び左の前記機体フレームに支持され、
右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、
左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、
前記上補強フレームと前記下補強フレームとが、側面視で、所定の間隔を開けて配置され、
右及び左の前記機体フレームよりも左右方向内側に配置される前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記上補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されるとともに、
前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記下補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されている電動作業車。 - 前記電動モータの上端部が、側面視で、前記機体フレームの前部の上端部よりも低い位置に配置されている請求項1に記載の電動作業車。
- 前記電動モータの下端部が、側面視で、前記機体フレームの前部の下端部よりも高い位置に配置されている請求項1又は2に記載の電動作業車。
- 前記電動モータの前部が、前記前補強フレームに連結されている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の電動作業車。
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