JP7097806B2 - 電動作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、作業装置の動力源や走行用の動力源として電動モータを使用する電動作業車に関する。
電動作業車の一例である乗用型の電動トラクタにおいて、例えば特許文献1に開示されているように、右及び左の機体フレームの前部に電動モータが支持されたものがある。
特許文献1では、前の支持フレーム及び後の支持フレームが、前後方向に間隔を開けて配置されて、右及び左の機体フレームの前部に亘って連結されている。
電動モータが右及び左の機体フレームの間に配置されて、電動モータの後部が後の支持フレームにボルト連結され、電動モータの前部が前の支持フレームにボルト連結されており、電動モータの右部及び左部が右及び左の機体フレームに接する状態となっている。
特開2017-24710号公報(図4,5,7参照)
電動作業車では、特許文献1に開示されているように、ロータリ耕耘装置等の作業装置が、機体フレームの後部に支持されることがあるので、機体フレームの前部にバランスウェイトを取り付けることにより、電動作業車の前後バランスを整えることがある。
この場合、機体フレームの前部に電動モータが支持されていると、電動モータがバランスウェイトとして機能するので、電動作業車の前後バランスを整えるという面で有利なものとなる。
本発明は、電動作業車において、機体フレームの前部に電動モータが支持される場合、電動モータがバランスウェイトの機能を有効に発揮することができるように構成することを目的としている。
本発明の電動作業車は、前後方向に沿って配置された右及び左の機体フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部に亘って連結された支持フレームとが備えられて、走行装置及び作業装置のうちの少なくとも一方に動力を供給する電動モータが、側面視で、前記機体フレームの前端部から前側に突出するように前記支持フレームに連結されて前記支持フレームを介して右及び左の前記機体フレームに支持され、右及び左の前記機体フレームの前部に連結されて、前側に延出された右及び左の補強フレームと、右及び左の前記補強フレームの前部に亘って連結されて、前記電動モータの前側に配置された前補強フレームとが備えられ、右の前記補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、右の前記補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、左の前記補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、左の前記補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向内側に配置される前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されている。
本発明によると、機体フレームの前部に電動モータが支持される場合、電動モータが機体フレームの前端部から前側に突出するように支持されているので、電動モータのオーバーハングを大きなものに設定することが容易になり、電動作業車の前後バランスを容易に整えることができるようになって、電動作業車の前後バランスを整えるという面で有利なものとなる。
本発明によると、右及び左の機体フレームの前部に亘って支持フレームが連結されて、電動モータが支持フレームに連結されており、電動モータが支持フレームを介して右及び左の機体フレームに支持されている。
これにより、電動モータを右及び左の機体フレームの間の位置に無理なく配置することができ、電動モータを機体フレームの前端部から前側に突出するように無理なく配置することができる。
また、本発明によると、前補強フレーム及び補強フレームが、電動モータを囲むように配置されて、右及び左の機体フレームの前部に連結されるのであり、前補強フレーム及び補強フレームにより、機体フレームの前部や支持フレームの付近が補強されて、電動モータの支持強度の向上を図ることができる。
前述のような前補強フレーム及び補強フレームにおいて、本発明によると、補強フレームと電動モータとが平面視で左右方向に離れている。
これにより、補強フレームと電動モータとの間に空気が流れ易くなり、電動モータの放熱も促進という面で有利なものとなる。
電動モータに接続されるハーネスや冷却用のホースを配置する場合、補強フレームと電動モータとの間を有効に利用することにより、ハーネスや冷却用のホースを無理なく配置することができる。
本発明において、前記電動モータの上端部が、側面視で、前記機体フレームの前部の上端部よりも低い位置に配置されていると好適である。
本発明によると、機体フレームに対して、電動モータが比較的低い位置に配置されるので、電動作業車の低重心化という面で有利なものとなる。
本発明において、前記電動モータの下端部が、側面視で、前記機体フレームの前部の下端部よりも高い位置に配置されていると好適である。
本発明によると、電動モータが機体フレームの前部の下端部よりも下側に出ないので、電動作業車の最低地上高の確保という面で有利なものとなる。
本発明の電動作業車は前後方向に沿って配置された右及び左の機体フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部に亘って連結された支持フレームとが備えられて、走行装置及び作業装置のうちの少なくとも一方に動力を供給する電動モータが、側面視で、前記機体フレームの前端部から前側に突出するように前記支持フレームに連結されて前記支持フレームを介して右及び左の前記機体フレームに支持され、
右及び左の前記機体フレームの前部の上部に連結されて、前側に延出された右及び左の上補強フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部の下部に連結されて、前側に延出された右及び左の下補強フレームと、右及び左の前記上補強フレームの前部と、右及び左の前記下補強フレームの前部とに亘って連結されて、前記電動モータの前側に配置された前補強フレームとが備えられ右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、前記上補強フレームと前記下補強フレームとが、側面視で、所定の間隔を開けて配置され、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向内側に配置される前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記上補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されるとともに、前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記下補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されている
本発明によると、前補強フレーム、上補強フレーム及び下補強フレームが、電動モータを囲むように配置されて、右及び左の機体フレームの前部に連結されるのであり、前補強フレーム、上補強フレーム及び下補強フレームにより、機体フレームの前部や支持フレームの付近が補強されて、電動モータの支持強度の向上を図ることができる。
前述のような前補強フレーム、上補強フレーム及び下補強フレームにおいて、本発明によると、上補強フレーム及び下補強フレームと電動モータとが、平面視で左右方向に離れている。
これにより、上補強フレーム及び下補強フレームと電動モータとの間に空気が流れ易くなり、電動モータの放熱の促進という面で有利なものとなる。
電動モータに接続されるハーネスや冷却用のホースを配置する場合、上補強フレーム及び下補強フレームと電動モータとの間を有効に利用することにより、ハーネスや冷却用のホースを無理なく配置することができる。
また、本発明によると、上補強フレームと下補強フレームとが、側面視で上下方向に離れている。
これにより、上補強フレームと下補強フレームとの間に空気が流れ易くなり、電動モータの放熱の促進という面で有利なものとなる。
電動モータに接続されるハーネスや冷却用のホースを配置する場合、上補強フレームと下補強フレームとの間を有効に利用することにより、ハーネスや冷却用のホースを無理なく配置することができる。
本発明において、前記電動モータの前部が、前記前補強フレームに連結されていると好適である。
本発明によると、電動モータが支持フレームを介して右及び左の機体フレームに支持されることに加えて、電動モータが前補強フレーム及び補強フレーム(上補強フレーム、下補強フレーム)を介して右及び左の機体フレームに支持されるので、電動モータの支持強度の向上を図ることができる。
電動草刈機の左側面図である。 電動草刈機の内部を示す左側面図である。 機体フレームの前部及び電動モータの付近の左側面図である。 機体フレームの前部及び電動モータの付近の平面図である。 機体フレームの前部及び電動モータの付近の分解横断平面図である。
図1~図5において、電動作業車の一例である乗用型の電動草刈機が示されており、Fは「前方向」を示し、Bは「後方向」を示し、Uは「上方向」を示し、Dは「下方向」を示している。Rは「右方向」を示し、Lは「左方向」を示している。
(電動草刈機の全体構成)
図1及び図2に示すように、右及び左の機体フレーム3が前後方向に沿って配置されており、機体フレーム3の前部に右及び左の前輪1(走行装置に相当)が支持され、機体フレーム3の後部に右及び左の後輪2(走行装置に相当)が支持されている。
機体フレーム3の後部の上部に運転部4が支持され、機体フレーム3において前輪1及び後輪2の間に、モーア5(作業装置に相当)が支持されている。機体フレーム3の後部に、ロプスフレーム6が設けられ、ロプスフレーム6に集草部7が支持されている。
以上の構造により、乗用型の電動草刈機が構成されている。
(電動草刈機の後部の構成)
図1及び図2に示すように、機体フレーム3の後部に、ミッションケース8が連結されており、ミッションケース8に右及び左の後輪2が支持されている。走行用の電動モータ9が、後向きに配置されてミッションケース8の前部に連結されており、電動モータ9の動力により後輪2が駆動される。
ミッションケース8の後部に、ロプスフレーム6が連結されている。運転座席10及び前輪1を操向操作する操縦ハンドル11が、運転部4に設けられている。
(モーアの支持構成)
図1及び図2に示すように、モーア5は、上下方向に軸芯周りに回転駆動される3個のブレード(図示せず)が、左右方向に沿って並べられた型式である。
機体フレーム3の左右方向の軸芯周りに、右及び左の支持リンク12の前部が上下に揺動自在に支持されて、支持リンク12が後向きに延出されており、支持リンク12の後部にモーア5が接続されている。
後述する(機体フレームの前部に連結される前補強フレーム、上補強フレーム及び下補強フレームに関する構成)に記載のように、機体フレーム3の前部に、右及び左の上補強フレーム40が連結されており、右及び左の支持ブラケット45が上補強フレーム40に連結されている。支持ブラケット45の下部に、右及び左の支持リンク46が上下に揺動自在に接続されて後側に延出されており、支持リンク46の後部に、モーア5が接続されている。
上下に揺動自在な右及び左の操作アーム13が備えられ、操作アーム13を揺動操作する昇降シリンダ14が備えられて、操作アーム13と支持リンク12の後部とに亘って、連係リンク15が接続されている。昇降シリンダ14により操作アーム13が上下に揺動操作されて、モーア5が昇降操作される。
(機体フレームの前部の構成)
図3,4,5に示すように、右及び左の機体フレーム3の前部に亘って、平板状の支持フレーム18が連結され、支持フレーム18の前面部のフランジ部18aに、角筒状のサポート部材19が、支持フレーム18から前側に突出するようにボルト連結されている。
支持フレーム18の後側において、平板状の支持フレーム20が、右及び左の機体フレーム3の前部に亘って連結されている。
前伝動軸21が前後方向に沿って配置されており、前伝動軸21の前部がサポート部材19の内部においてベアリング23により回転自在に支持され、前伝動軸21の後部が支持フレーム20にベアリング24により回転自在に支持されている。
モーア5のブレードに動力を伝達する入力ケース22が、モーア5の左右中央部に設けられて、入力ケース22の入力軸22aが前向きに延出されている。前伝動軸21の後端部に、後伝動軸25の前端部が自在継手26を介して接続され、入力ケース22の入力軸22aに、後伝動軸25の後端部が自在継手26を介して接続されている。
右及び左の機体フレーム3の前部(前端部)に亘って、平板状の支持フレーム28が、ボルト34,35,36により連結されている。支持フレーム28の中央部がサポート部材19の前端部に接しており、支持フレーム28の中央部に開口部28aが開口されている。
(機体フレームの前部に連結される前補強フレーム、上補強フレーム及び下補強フレームに関する構成)
図1~図4に示すように、右及び左の上補強フレーム40(補強フレームに相当)が、右及び左の機体フレーム3の前部の上部に、ボルト35,37により連結されて、機体フレーム3の前端部から前側に突出するように延出されている。ボルト35により、支持フレーム28及び上補強フレーム40が共締め状態で、機体フレーム3に連結されている。
右及び左の下補強フレーム41(補強フレームに相当)が、右及び左の機体フレーム3の前部の下部に、ボルト36,38により連結されて、機体フレーム3の前端部から前側に突出するように延出されている。ボルト36により、支持フレーム28及び下補強フレーム41が共締め状態で、機体フレーム3に連結されている。
平板状の前補強フレーム42が、右及び左の上補強フレーム40の前部と、右及び左の下補強フレーム41の前部とに亘って、ボルト39により連結されている。前述の(モーアの支持構成)に記載のように、上補強フレーム40に支持ブラケット45が連結されている。
(前輪の支持構成)
図3及び図4に示すように、右及び左の前輪1が操向自在に支持された前輪支持フレーム29が備えられており、前輪1を支持する右及び左の前輪支持部30が、前輪支持フレーム29の右部及び左部に操向自在に支持されている。
操縦ハンドル11により前後方向に沿って操作されるステアリングロッド31が、左の前輪支持部30のナックルアーム30aに接続され、右及び左の前輪支持部30に亘ってタイロッド32が接続されている。タイロッド32は、機体フレーム3の開口部3bを通っており、前伝動軸21と後伝動軸25とを接続する自在継手26の下側を通っている。
以上の構造により、操縦ハンドル11が操作されると、ステアリングロッド31が前後方向に操作されて、左の前輪支持部30のナックルアーム30a及びタイロッド32により、前輪1(前輪支持部30)が操向操作される。
(前輪支持フレームのローリング支持構成)
図3,4,5に示すように、前輪支持フレーム29の左右中央部に、円筒状のボス部29aが連結されている。前伝動軸21における支持フレーム18と支持フレーム20との間の部分に、前輪支持フレーム29のボス部29aが回転自在に外嵌されて、前輪支持フレーム29が前伝動軸21にローリング自在に支持されている。
右及び左の機体フレーム3に、下向きに開放された切り欠き部3aが設けられている。
前輪支持フレーム29が機体フレーム3の切り欠き部3aに下側から入り込むことによって、前輪支持フレーム29のローリング作動が許容されている。前輪支持フレーム29が機体フレーム3の切り欠き部3aの上辺部に当たる位置が、前輪支持フレーム29のローリングの右及び左の限界位置である。
機体フレーム3における切り欠き部3aの前側の近傍の部分に、支持フレーム18が、機体フレーム3の切り欠き部3aに沿うように上下方向に沿って連結されている。機体フレーム3における切り欠き部3aの後側の近傍の部分に、支持フレーム20が、機体フレーム3の切り欠き部3aに沿うように上下方向に沿って連結されている。
(モーアを駆動する電動モータ)
図1及び図2に示すように、モーア5を駆動する電動モータ16が備えられており、電動モータ9,16に電力を供給するバッテリー17が、機体フレーム3の前部の上部に支持され、上補強フレーム40の上部に支持されている。
(モーアを駆動する電動モータの支持工程)
電動モータ16を機体フレーム3に支持する場合、図5に示すように、前補強フレーム42及びボルト39を、上補強フレーム40及び下補強フレーム41から取り外し、図1及び図2に示す支持リンク46を取り外した状態とする。
前述の状態において図5に示すように、電動モータ16の出力軸16aが後向きとなるようにして、電動モータ16を、右及び左の上補強フレーム40の間、右及び左の下補強フレーム41の間に挿入する。
電動モータ16の出力軸16aを、支持フレーム28の開口部28aからサポート部材19の内部に挿入すると、サポート部材19の内部において、前伝動軸21におけるサポート部材19(ベアリング23)に支持された部分に、電動モータ16の出力軸16aが接続される。電動モータ16の出力軸16aと前伝動軸21とは、スプライン構造により接続される。
前述のように、電動モータ16の出力軸16aがサポート部材19に挿入されて前伝動軸21に接続されると、電動モータ16の出力軸16a側の部分が、支持フレーム28に接触するので、ボルト27により、電動モータ16の出力軸16a側の部分と、支持フレーム28及びサポート部材19のフランジ部19aとを連結する。
これにより、電動モータ16の出力軸16a側の部分が、支持フレーム28(サポート部材19のフランジ部19a)に連結された状態となり、電動モータ16が支持フレーム28、サポート部材19及び支持フレーム18を介して、右及び左の機体フレーム3に支持された状態となる。
この後、前補強フレーム42を、ボルト39により、上補強フレーム40及び下補強フレーム41に連結することによって、前補強フレーム42が電動モータ16の前側に配置される。支持リンク46を、図1及び図2に示すように、支持ブラケット45とモーア5とに亘って取り付ける。
電動モータ16の動力が、電動モータ16の出力軸16aから前伝動軸21及び後伝動軸25を介して、入力ケース22の入力軸22aに伝達されて、モーア5のブレードが回転駆動される。図1及び図2に示すように、モーア5によって刈り取られた草は、電動モータ9の横側及びミッションケース8の上側に配置されたダクト33を通って、集草部7に供給される。
電動モータ16を取り外す場合、図3及び図4に示す状態から、前補強フレーム42及びボルト39を、上補強フレーム40及び下補強フレーム41から取り外し、ボルト27を取り外す。図1及び図2に示す支持リンク46を取り外す。
この後、電動モータ16を前側に引き出すことにより、電動モータ16の出力軸16aを前伝動軸21から引き抜き、右及び左の上補強フレーム40の間、右及び左の下補強フレーム41の間から、電動モータ16を前側に引き出す。
(電動モータと各部との位置関係)
図3及び図4に示すように、電動モータ16が支持フレーム28に連結された状態において、電動モータ16と各部との位置関係は、以下の説明のような状態となっている。
電動モータ16が、側面視で、機体フレーム3の前端部から前側に突出しており、前輪1の前側に位置している。
電動モータ16の上端部16bが、側面視で、機体フレーム3の前部の上端部3cよりも低い位置に配置されている。電動モータ16の下端部16cが、側面視で、機体フレーム3の前部の下端部3dよりも高い位置に配置されている。
右の上補強フレーム40及び右の下補強フレーム41と電動モータ16とが、平面視で、右の上補強フレーム40及び右の下補強フレーム41が外側に位置するように、所定の間隔W1を開けて配置されている。
左の上補強フレーム40及び左の下補強フレーム41と電動モータ16とが、平面視で、左の上補強フレーム40及び左の下補強フレーム41が外側に位置するように、所定の間隔W2を開けて配置されている。
上補強フレーム40と下補強フレーム41とが、側面視で、機体フレーム3の前部の上下幅に相当する所定の間隔W3を開けて配置されている。
電動モータ16にバッテリー17の電力を供給するハーネス43や、電動モータ16に冷却水を給排する冷却用のホース44が配置される場合、右の上補強フレーム40及び右の下補強フレーム41と電動モータ16との間(間隔W1)や、左の上補強フレーム40及び左の下補強フレーム41と電動モータ16との間(間隔W2)、上補強フレーム40と下補強フレーム41との間(間隔W3)が有効に利用されて、ハーネス43や冷却用のホース44が配置される。
この場合、上補強フレーム40と下補強フレーム41との間(間隔W3)に、取り付け及び取り外し自在な板金製又は合成樹脂製の蓋部材(図示せず)を設けてもよい。この構成において、ハーネス43や冷却用のホース44を通すための開口部を、蓋部材に設ければよい。
前補強フレーム42と電動モータ16とが、平面視で、前補強フレーム42が前側に位置するように、所定の間隔W4を開けて配置されている。
前補強フレーム42は、電動草刈機の前側のバンパーとして機能し、電動モータ16の前部を保護するプロテクタとして機能するのであり、電動モータ16の前部に設けられる角度センサー(図示せず)が、前補強フレーム42により保護される。
(発明の実施の第1別形態)
図4に示す右の上補強フレーム40及び右の下補強フレーム41と電動モータ16との間隔W1と、左の上補強フレーム40及び左の下補強フレーム41と電動モータ16との間隔W2とにおいて、間隔W1と間隔W2とを同じ値に設定するばかりではなく、間隔W1を間隔W2よりも大きな値に設定したり、間隔W2を間隔W1よりも大きな値に設定してもよい。
右の上補強フレーム40と電動モータ16との間隔W1と、右の下補強フレーム41と電動モータ16との間隔W1とにおいて、互いに同じ値に設定したり、一方の間隔W1を大きな値とし、他方の間隔W1を小さな値に設定してもよい。
左の上補強フレーム40と電動モータ16との間隔W2と、左の下補強フレーム41と電動モータ16との間隔W2とにおいて、互いに同じ値に設定したり、一方の間隔W2を大きな値とし、他方の間隔W2を小さな値に設定してもよい。
(発明の実施の第2別形態)
上補強フレーム40及び下補強フレーム41のうち、例えば下補強フレーム41を廃止して、右及び左の上補強フレーム40を補強フレームとしてもよい。この場合、上補強フレーム40を、機体フレーム3の前部の上下中間部付近に連結すればよい。
上補強フレーム40及び下補強フレーム41のうち、例えば上補強フレーム40を廃止して、右及び左の下補強フレーム41を補強フレームとしてもよい。この場合、下補強フレーム41を、機体フレーム3の前部の上下中間部付近に連結すればよい。
以上の構成において、右の補強フレームと電動モータ16との間隔W1と、左の補強フレームと電動モータ16との間隔W2とにおいて、間隔W1と間隔W2とを同じ値に設定するばかりではなく、間隔W1を間隔W2よりも大きな値に設定したり、間隔W2を間隔W1よりも大きな値に設定してもよい。
(発明の実施の第3別形態)
前補強フレーム42と電動モータ16の前部とを連結することにより、電動モータ16が支持フレーム28を介して右及び左の機体フレーム3に支持され、且つ、電動モータ16が前補強フレーム42、上補強フレーム40及び下補強フレーム41を介して右及び左の機体フレーム3に支持されるように構成してもよい。
(発明の実施の第4別形態)
上補強フレーム40及び下補強フレーム41、前補強フレーム42を廃止して、電動モータ16が支持フレーム28(サポート部材19及び支持フレーム18)を介して、右及び左の機体フレーム3に支持されるように構成してもよい。
(発明の実施の第5別形態)
電動モータ16を廃止して、電動モータ9が機体フレーム3の前部に配置され、電動モータ9の動力がミッションケース8に伝達されて、ミッションケース8に伝達された動力が、後輪2及びモーア5(入力ケース22)に伝達されるように構成してもよい。
以上の構成において、図1~図5に示す構成が、電動モータ9に採用されるようにすればよい。
モーア5に代えて、圃場を耕耘するロータリ耕耘装置(図示せず)や、圃場に薬剤を散布する薬剤散布装置(図示せず)を、作業装置として装備してもよい。前輪1及び後輪2に代えて、クローラ型式の走行装置を装備してもよい。
動力を必要としない作業装置を装備した電動作業車において、前述の電動モータ9の動力が前輪1及び後輪2に伝達されるように構成してもよい。
本発明は、電動草刈機ばかりではなく、乗用型の電動トラクタ等の電動作業車にも適用できる。
1 前輪(走行装置)
2 後輪(走行装置)
3 機体フレーム
3c 機体フレームの前部の上端部
3d 機体フレームの前部の下端部
5 モーア(作業装置)
16 電動モータ
16b 電動モータの上端部
16c 電動モータの下端部
28 支持フレーム
40 上補強フレーム(補強フレーム)
41 下補強フレーム(補強フレーム)
42 前補強フレーム
W1 間隔
W2 間隔
W3 間隔

Claims (4)

  1. 前後方向に沿って配置された右及び左の機体フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部に亘って連結された支持フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部の上部に連結されて、前側に延出された右及び左の上補強フレームと、右及び左の前記機体フレームの前部の下部に連結されて、前側に延出された右及び左の下補強フレームと、右及び左の前記上補強フレームの前部と、右及び左の前記下補強フレームの前部とに亘って連結されて、前記電動モータの前側に配置された前補強フレームとが備えられて、
    走行装置及び作業装置のうちの少なくとも一方に動力を供給する電動モータが、側面視で、前記機体フレームの前端部から前側に突出するように前記支持フレームに連結されて前記支持フレームを介して右及び左の前記機体フレームに支持され、
    右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、右の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、
    左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームと前記電動モータとが、平面視で、左の前記上補強フレーム及び前記下補強フレームが外側に位置するように、所定の間隔を開けて配置され、
    前記上補強フレームと前記下補強フレームとが、側面視で、所定の間隔を開けて配置され、
    右及び左の前記機体フレームよりも左右方向内側に配置される前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記上補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されるとともに、
    前記支持フレームと、右及び左の前記機体フレームよりも左右方向外側に配置される右及び左の前記下補強フレームとが、ボルトにより共締め状態で、前記機体フレームに連結されている電動作業車。
  2. 前記電動モータの上端部が、側面視で、前記機体フレームの前部の上端部よりも低い位置に配置されている請求項に記載の電動作業車。
  3. 前記電動モータの下端部が、側面視で、前記機体フレームの前部の下端部よりも高い位置に配置されている請求項1又は2に記載の電動作業車。
  4. 前記電動モータの前部が、前記前補強フレームに連結されている請求項1~のうちのいずれか一項に記載の電動作業車。
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