JP2008062743A - 農用トラクタのフレーム構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 エンジンボンネット5を、エンジンフレーム14に固定されているサイドボンネット部5Aと、サイドボンネット部5Aの上方に配置され開放自在なアッパーボンネット部5Bとで構成する。エンジンボンネット5とそのエンジンボンネット5の後方に位置するハンドルポスト7との隣接部位の横側方に転倒保護フレーム10を設ける。転倒保護フレーム10を上下向き立ち姿勢と前倒れ姿勢とに切換可能に機体固定部に支持するとともに、前倒れ姿勢で転倒保護フレーム10の上面10dが、サイドボンネット部5Aとアッパーボンネット部5Bとの境界線Aより下方に位置すべく構成してある。
【選択図】 図2
Description
このように、エンジンボンネットとハンドルポストの横側方に位置させて転倒保護フレームを設ける場合に、果樹園等での作業時に、転倒保護フレームを上下向き立ち姿勢に維持することはできず、その場合に転倒保護フレームの姿勢変更を如何に行うかが問題となる。
請求項1に係る発明の特徴構成は、エンジンボンネットを、機体フレームに固定されているサイドボンネット部と、前記サイドボンネット部の上方に配置され開放自在なアッパーボンネット部とで構成し、前記エンジンボンネットとそのエンジンボンネットの後方に位置するハンドルポストとの隣接部位の横側方に転倒保護フレームを設け、前記転倒保護フレームを上下向き立ち姿勢と前倒れ姿勢とに切換可能に機体固定部に支持するとともに、前記前倒れ姿勢で前記転倒保護フレームの上面が、前記サイドボンネット部と前記アッパーボンネット部との境界線と同一高さ位置か又は下方に位置すべく構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
エンジンボンネットとそのエンジンボンネットの後方に位置するハンドルポストとの隣接部位の横側方において、上下向き立ち姿勢にある転倒保護フレームを、前倒れ姿勢に切り換えることとしたので、果樹園での作業において、転倒保護フレームがトラクタの作業移動に支障を来たすことは少なくなった。
そして、前倒れ姿勢において転倒保護フレームの上面が、前記サイドボンネット部と前記アッパーボンネット部との境界線と同一高さ位置か又は下方に位置すべく構成してあるので、転倒保護フレームより横外側方に位置する運転者がアッパーボンネット部とサイドボンネット部との境界線を視認し易く、そのアッパーボンネット部を開放姿勢に切り換える際に転倒保護フレームが邪魔になり難く、操作も容易である。
転倒保護フレームを前倒れ姿勢に設定する際に、アッパーボンネット部とサイドボンネット部との境界線位置との高さ関係に意を配して設定することによって、アッパーボンネット部を開放操作する等の他の操作に影響を与え難い構成のものを提供できるに至った。
つまり、転倒保護フレームの構成として、機体固定部に枢支された左右の立上げ部とその立上げ部同士を連結する横向き繋ぎ部とで構成してあり、前倒れ姿勢において横向き繋ぎ部がエンジンボンネットの前方に位置することとなるので、ここでも、横向き繋ぎ部の高さ位置が問題となる。
そこで、横向き繋ぎ部を前照灯より下方に配置することによって、照明効果を低下させることとならず、作業移動時の前方視認性の低下を未然に回避できる。
左右にフランジ部16A、16Aの下端同士を繋ぎフレーム16Bで連結して、ブラケット16の強化を図っているとともに、上部フレームBを前倒れ姿勢に切り換えた場合に、この繋ぎフレーム16Bで上部フレームBを受止め、繋ぎフレーム16Bにストッパとしての機能を果させている。
上記構成においては、アッパーボンネット部5Bを単独で揺動開放できるように構成したが、アッパーボンネット部5Bとともにフロントボンネット5Cも一体で揺動開放できるようにしてもよい。
(1) 転倒保護フレーム10の上部フレーム10Bを前倒れ姿勢に設定した状態で、上部フレーム10Bの上面が、アッパーボンネット部5Bとサイドボンネット部5Aとの境界線Aより下方に位置するのではなく、境界線Aと同一高さ位置であってもよい。
(2) 転倒保護フレーム10の構成としては、アーチ状の上部フレーム10Bと下部フレーム10Aとを屈折しない状態に一体形成し、下部フレーム10Aの下端部を機体固定部に枢支することによって、アーチ状の上部フレーム10Bと下部フレーム10Aとを一体で前倒れ姿勢に切り換える構成を採ってもよい。
(3) アッパーボンネット部5Bとしては、揺動式に開放するものではなく、単に持上げ開放できるだけのものであってもよい。
5A サイドボンネット部
5B アッパーボンネット部
7 ハンドルポスト
10 転倒保護フレーム
10A 下部フレーム
10B 上部フレーム
10a 立上げ部
10c 横向き繋ぎ部
10d 上面
14 機体フレーム(エンジンフレーム)
18 前照灯
A 境界線
Claims (2)
- エンジンボンネットを、機体フレームに固定されているサイドボンネット部と、前記サイドボンネット部の上方に配置され開放自在なアッパーボンネット部とで構成し、前記エンジンボンネットとそのエンジンボンネットの後方に位置するハンドルポストとの隣接部位の横側方に転倒保護フレームを設け、前記転倒保護フレームを上下向き立ち姿勢と前倒れ姿勢とに切換可能に機体固定部に支持するとともに、前記前倒れ姿勢で前記転倒保護フレームの上面が、前記サイドボンネット部と前記アッパーボンネット部との境界線と同一高さ位置か又は下方に位置すべく構成してある農用トラクタのフレーム構造。
- 前記転倒保護フレームを、前記機体固定部に取り付け固定された下部フレームと、前記下部フレームに揺動可能に取り付けられたアーチ状の上部フレームとで構成し、前記アーチ状の上部フレームを、前記下部フレームに揺動可能に取り付けられた左右の立上げ部と、左右の立上げ部を連結する横向き繋ぎ部とで構成し、前記転倒保護フレームの前記前倒れ姿勢で前記横向き繋ぎ部を、前記エンジンボンネットに設けられている前照灯の下方に位置すべく構成してある請求項1記載の農用トラクタのフレーム構造。
Priority Applications (1)
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JP2006241519A JP2008062743A (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 農用トラクタのフレーム構造 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008062743A true JP2008062743A (ja) | 2008-03-21 |
Family
ID=39285838
Family Applications (1)
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JP2006241519A Pending JP2008062743A (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 農用トラクタのフレーム構造 |
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2006
- 2006-09-06 JP JP2006241519A patent/JP2008062743A/ja active Pending
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