JP6292198B2 - 建設機械のフロントガード構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械のフロントガード構造に関するものである。
従来より、運転席の前方に配設されて運転席を保護するフロントガードを備えた建設機械が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、運転席に着座したオペレータが前方を視認可能な透明の保護プレートと、保護プレートの外周縁を囲む保護フレームとを有するフロントガードが記載されている。そして、保護フレームを構成する左側フレームの上部位置に、オペレータが乗降時に把持するための把手が設けられている。
特開2010−37817号公報
ところで、小旋回型の建設機械において、フロントガードの側縁部に把手を別途取り付ける場合には、把手が上部旋回体よりも車幅方向に突出しないように、把手の位置を基準としてフロントガードの幅を狭くする必要がある。そのため、フロントガードの保護面積が小さくなってしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、小旋回型の建設機械であっても、フロントガードの保護面積を十分に確保しつつ手摺りを設けることができるようにすることにある。
本発明は、下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載され、該上部旋回体の運転スペースの車両前方がフロントガードで覆われた建設機械のフロントガード構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記運転スペースの車幅方向に間隔をあけて立設され、前記フロントガードを取り付ける取付座が設けられた一対の支柱を備え、
前記フロントガードの外周部を構成するガード枠は、正面視で前記支柱に重なり合うように配設されて前記取付座に取り付けられ、
前記フロントガードの前記ガード枠における前記運転スペースの乗降側の側縁部には、正面視で前記支柱の一部が露出するように窪むことで、該支柱の露出部分を該運転スペースに乗降する際の手摺りとして利用可能とするための窪み部が設けられていることを特徴とするものである。
第1の発明では、フロントガードのガード枠に窪み部が設けられることで、乗降側の支柱の一部が露出している。これにより、作業者が運転スペースに乗降する際の手摺りとして、支柱の露出部分を利用することができる。そのため、手摺りを別途用意する必要が無く、小旋回型の建設機械であっても、一対の支柱に跨がるようにフロントガードの幅を広く設定して、フロントガードの保護面積を十分に確保することができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記フロントガードは、前記運転スペースの上部位置を覆う上側フロントガードと、該上側フロントガードよりも下方に配設されて該運転スペースの下部位置を覆う下側フロントガードとに分割されており、
前記窪み部は、前記上側フロントガード及び前記下側フロントガードの少なくとも一方に設けられていることを特徴とするものである。
第2の発明では、上側フロントガード又は下側フロントガードの一方に窪み部を設けてもよいし、上側フロントガード及び下側フロントガードの両方に窪み部を設けてもよい。ここで、上側フロントガード及び下側フロントガードの両方に窪み部を設ける場合には、上側フロントガードの乗降側の下側角部を窪ませるとともに下側フロントガードの乗降側の上側角部を窪ませることで、上側フロントガード及び下側フロントガードにわたって連続して窪んだ形状とすればよい。
第3の発明は、第2の発明において、
前記上側フロントガードの下端部と前記下側フロントガードの上端部とを連結する連結部材を備えたことを特徴とするものである。
第3の発明では、上側フロントガードの下端部と下側フロントガードの上端部とが連結部材によって連結されているから、フロントガード全体の強度を確保することができる。また、車体の振動がフロントガードに伝わっても、上側フロントガードと下側フロントガードとの隙間が開いたり閉じたりしないため、振動を抑えることができる。
第4の発明は、第3の発明において、
前記連結部材は、車幅方向に延びて前記上側フロントガードと前記下側フロントガードとの隙間を覆う補強部材と、該補強部材を該上側フロントガード及び該下側フロントガードに締結する締結部材とを有することを特徴とするものである。
第4の発明では、上側フロントガードと下側フロントガードとの隙間を補強部材で塞ぐとともに、補強部材を上側フロントガード及び下側フロントガードに締結部材で締結している。これにより、上側フロントガード及び下側フロントガードを補強して、フロントガード全体の強度を確保することができる。
第5の発明は、第4の発明において、
前記上側フロントガードは、上側ガード枠と、該上側ガード枠の枠内に張られた上側網体とを有し、
前記下側フロントガードは、下側ガード枠と、該下側ガード枠の枠内に張られた下側網体とを有し、
前記補強部材は、前記上側ガード枠の下縁部及び前記下側ガード枠の上縁部に沿って車幅方向に延び、その両端部には、該上側ガード枠の側縁部及び該下側ガード枠の側縁部の少なくとも一方に沿って延びる延長部が設けられ、
前記延長部は、前記締結部材によって前記上側ガード枠及び前記下側ガード枠の少なくとも一方に締結されていることを特徴とするものである。
第5の発明では、補強部材の車幅方向の両端部に延長部が設けられる。延長部は、上側ガード枠の側縁部及び下側ガード枠の側縁部の少なくとも一方に沿って延び、締結部材によって締結される。これにより、補強部材を締結部材で締結するのにあたって、延長部を設けた分だけ、締結部材の取付間隔を広げることができる。その結果、上側フロントガード及び下側フロントガードの振動やねじれを抑えることができる。
また、上側フロントガード及び下側フロントガードの振動を抑えることで、上側網体や下側網体が振れにくくなるので、作業者の視界が遮られてしまうことも無い。
第6の発明は、第3の発明において、
前記上側フロントガードの下端部には、前記運転スペース側に張り出す上側フランジ部が設けられ、
前記下側フロントガードの上端部には、前記運転スペース側に張り出す下側フランジ部が設けられ、
前記連結部材は、前記上側フランジ部及び前記下側フランジ部を締結する締結部材を有することを特徴とするものである。
第6の発明では、上側フロントガード及び下側フロントガードにそれぞれ上側フランジ部及び下側フランジ部が設けられ、上側フランジ部及び下側フランジ部が締結部材で締結される。これにより、車体の振動がフロントガードに伝わっても、上側フロントガードと下側フロントガードとの隙間が開いたり閉じたりしないため、振動を抑えることができる。
第7の発明は、下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載され、該上部旋回体の運転スペースの車両前方がフロントガードで覆われた建設機械のフロントガード構造であって、
前記フロントガードは、前記運転スペースの上部位置を覆う上側フロントガードと、該上側フロントガードよりも下方に配設されて該運転スペースの下部位置を覆う下側フロントガードとに分割されており、
前記運転スペースの車幅方向に間隔をあけて立設され、前記フロントガードを取り付ける取付座が設けられた一対の支柱と、
前記上側フロントガードの下端部と前記下側フロントガードの上端部とを連結する連結部材とを備え、
前記フロントガードにおける前記運転スペースの乗降側の側縁部には、正面視で前記支柱の一部が露出するように窪んだ窪み部が設けられ、
前記窪み部は、前記上側フロントガード及び前記下側フロントガードの少なくとも一方に設けられ、
前記上側フロントガードは、上側ガード枠と、該上側ガード枠の枠内に張られた上側網体とを有し、
前記下側フロントガードは、下側ガード枠と、該下側ガード枠の枠内に張られた下側網体とを有し、
前記連結部材は、前記上側網体の網目を通って前記上側ガード枠の内周縁部に係合する上側係合爪と、前記下側網体の網目を通って前記下側ガード枠の内周縁部に係合する下側係合爪と、該上側係合爪及び該下側係合爪を締結する締結部材とを有することを特徴とするものである。
第7の発明では、上側ガード枠の内周縁部には、上側係合爪が係合される。下側ガード枠の内周縁部には、下側係合爪が係合される。上側係合爪及び下側係合爪は、締結部材で締結される。これにより、車体の振動がフロントガードに伝わっても、上側フロントガードと下側フロントガードとの隙間が開いたり閉じたりしないため、振動を抑えることができる。
本発明によれば、フロントガードに窪み部を設けることで、乗降側の支柱の一部を露出させているので、作業者が運転スペースに乗降する際の手摺りとして、支柱の露出部分を利用することができる。
本実施形態1に係る建設機械の構成を示す側面図である。 フロントガードを取り外した状態の上部旋回体の構成を示す斜視図である。 フロントガードを取り付けた状態の上部旋回体の構成を示す斜視図である。 フロントガード構造を示す正面図である。 フロントガード構造を示す背面図である。 本実施形態2に係るフロントガード構造を示す側面断面図である。 本実施形態3に係るフロントガード構造を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図には、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
《実施形態1》
図1に示すように、建設機械10は、クローラ式の下部走行体11と、下部走行体11上に旋回自在に搭載された上部旋回体12とを備えている。なお、本実施形態の建設機械10は小旋回型であり、旋回半径が小さくなるように、上部旋回体12は相対的に小さく構成され、上部旋回体12の後部の外郭線は、平面視で円弧状に形成されている。
上部旋回体12の前側には、アタッチメント13が設置されている。アタッチメント13は、ブーム14、アーム15、及びバケット16等で構成されている。ブーム14等のそれぞれは、油圧制御された油圧シリンダ17の伸縮に連動して動作し、掘削等の作業を行う。
ブーム14は、リアブーム14aと、フロントブーム14bと、アッパーブーム14cとを有する。フロントブーム14bは、図示しないオフセットシリンダを伸縮させることによって左右方向に回動する。これにより、アッパーブーム14cは、リアブーム14aに対して左右方向にオフセットした位置に移動する。
図2にも示すように、上部旋回体12には、運転シート21や操作レバー22等を配置するための運転スペースSが設けられている。運転シート21の右方には、図示しない油圧機器やタンク類を収納するための機械室が設けられ、機械室カバー25によって覆われている。また、運転シート21の後方には、図示しないエンジンを収納するためのエンジン室が設けられ、エンジンカバー26によって覆われている。運転スペースSの左側前方は、作業者が運転シート21に乗降するための乗降口として開放されている。
運転シート21の左右両側には、操作レバー22が設けられている。操作レバー22を操作することにより、油圧シリンダ17を伸縮動作させてアタッチメント13を駆動させることができる。
運転シート21の前方には、上部旋回体12のフロア面Fから上方に延びる走行レバー23が設けられている。走行レバー23を操作することにより、下部走行体11を前進又は後退させることができる。
運転シート21の前方の足元には、オフセットペダル24が設けられている。ここで、作業者がオフセットペダル24を左右に傾けるように踏み込むと、図示しないオフセットシリンダが伸縮して、フロントブーム14bが左右方向に回動する。これにより、バケット16を左右方向にオフセットした位置に移動させることができる。
運転シート21の前方には、運転スペースSのフロア面Fから上方に延びる左右一対の前側支柱31が設けられている。運転シート21の後方には、エンジンカバー26の上面から上方に延びる左右一対の後側支柱35が設けられている。
右側の前側支柱31の上端部と、右側の後側支柱35の上端部とは、ルーフ梁36によって連結されている。ルーフ梁36は、運転スペースSの上方を囲むように左方に張り出している。ルーフ梁36には、運転スペースSの上方を覆うルーフパネル37が取り付けられている。
左側の前側支柱31は、ルーフ梁36の左側前部を支持している。左側の後側支柱35は、ルーフ梁36の左側後部を支持している。
前側支柱31には、上下方向に間隔をあけて複数の取付座33が設けられている。取付座33は、後述するフロントガード40を取り付けるためのものであり、締結ボルト55を締結させるネジ孔が形成されている。
以下、運転スペースSの前側を覆うフロントガード構造について説明する。図3〜図5に示すように、運転シート21の前方には、走行レバー23の可動範囲よりも前側にフロントガード40が配設されている。
フロントガード40は、運転スペースSの上部位置を覆う上側フロントガード41と、上側フロントガード41よりも下方に配設されて運転スペースSの下部位置を覆う下側フロントガード45とに分割されている。
上側フロントガード41は、上側ガード枠42と、上側ガード枠42の枠内に張られた上側網体43とを有する。上側網体43は、例えば、金網等で形成されており、作業者が上側網体43の網目を通して前方を視認可能となっている。上側網体43の外周縁部は、上側ガード枠42の内周縁部に接合されている。
上側ガード枠42には、取付座33のネジ孔に対応して貫通孔42aが形成されている。具体的に、上側ガード枠42の左側縁部には、上下方向に間隔をあけて3つの貫通孔42aが形成されている。上側ガード枠42の右側縁部には、上下方向に間隔をあけて3つの貫通孔42aが形成されている。
上側フロントガード41は、締結ボルト55を貫通孔42aに差し込んで取付座33にネジ止めすることで、前側支柱31に取り付けられている。
下側フロントガード45は、下側ガード枠46と、下側ガード枠46の枠内に張られた下側網体47とを有する。下側網体47は、例えば、金網等で形成されており、作業者が下側網体47の網目を通して前方を視認可能となっている。下側網体47の外周縁部は、下側ガード枠46の内周縁部に接合されている。
下側ガード枠46には、その枠内を左右方向に横切って延びる横梁部48が一体形成されている。横梁部48の運転スペースS側の面には、走行レバー23を挟んで左右に配設された一対の足置部材60が設けられている。
下側ガード枠46には、取付座33のネジ孔に対応して貫通孔46aが形成されている。具体的に、下側ガード枠46の左側縁部には、上下方向に間隔をあけて3つの貫通孔46aが形成されている。ここで、左側の前側支柱31は、下端部が右方に折り曲げられた形状となっているため、下側ガード枠46の左側縁部の一番下の貫通孔46aは、前側支柱31の折り曲げ形状に対応して、他の貫通孔46aよりも右側にシフトした位置に形成されている。下側ガード枠46の右側縁部には、上下方向に間隔をあけて2つの貫通孔46aが形成されている。
下側フロントガード45は、締結ボルト55を貫通孔46aに差し込んで取付座33にネジ止めすることで、前側支柱31に取り付けられている。
上側フロントガード41の下端部と下側フロントガード45の上端部とは、連結部材50によって連結されている。具体的に、連結部材50は、左右方向に延びて上側フロントガード41と下側フロントガード45との隙間を覆う補強部材としての補強プレート51と、補強プレート51を上側フロントガード41及び下側フロントガード45に締結する締結部材としての締結ボルト55及び締結ナット56とを有する。
補強プレート51は、上側ガード枠42の下縁部及び下側ガード枠46の上縁部に沿って左右方向に延び、その両端部には、下側ガード枠46の側縁部に沿って下方に延びる延長部52が設けられている。
補強プレート51の上端側には、左右方向に間隔をあけて3つの貫通孔51aが形成されている。補強プレート51の下端側には、左右方向の中央位置に貫通孔51aが形成されている。延長部52には、下方に開口する切欠き孔52aが形成されている。
上側ガード枠42の下縁部及び下側ガード枠46の上縁部における運転スペースS側の面には、補強プレート51の貫通孔51a及び延長部52の切欠き孔52aに対応する位置に締結ナット56が溶接されている。
補強プレート51は、貫通孔51a及び切欠き孔52aに締結ボルト55を差し込んで締結ナット56にネジ止めすることで、上側フロントガード41及び下側フロントガード45に取り付けられている。
このような構成とすれば、上側フロントガード41の下端部と下側フロントガード45上端部とが補強プレート51によって連結されるから、フロントガード40全体の強度を確保することができる。また、上部旋回体12の振動がフロントガード40に伝わっても、上側フロントガード41と下側フロントガード45との隙間が開いたり閉じたりしないため、振動を抑えることができる。
上側フロントガード41及び下側フロントガード45における運転スペースSの乗降側の側縁部には、正面視で前側支柱31の一部が露出するように窪んだ窪み部42b,46bが設けられている。
具体的に、上側ガード枠42には、左下の角部を窪ませることで窪み部42bが設けられている。下側ガード枠46には、左上の角部を窪ませることで窪み部46bが形成されている。これにより、窪み部42b,46bは、上側ガード枠42及び下側ガード枠46にわたって連続して窪んだ形状となる。
このような構成とすれば、作業者が運転スペースSに乗降する際の手摺りとして、前側支柱31の露出部分を利用することができる。そのため、手摺りを別途用意する必要が無く、小旋回型の建設機械10においてフロントガード40の保護面積を広く確保することができる。
《実施形態2》
図6は、本実施形態2に係るフロントガード構造を示す側面断面図である。以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図6に示すように、上側フロントガード41は、上側ガード枠42と、上側ガード枠42の枠内に張られた上側網体43とを有する。上側ガード枠42の下端部には、運転スペースS側に張り出す上側フランジ部44が設けられている。上側フランジ部44には、貫通孔44aが形成されている。
下側フロントガード45は、下側ガード枠46と、下側ガード枠46の枠内に張られた下側網体47とを有する。下側ガード枠46の上端部には、運転スペースS側に張り出す下側フランジ部49が設けられている。下側フランジ部49には、貫通孔49aが形成されている。
上側フロントガード41の下端部と下側フロントガード45の上端部とは、連結部材50によって連結されている。具体的に、連結部材50は、締結部材としての締結ボルト55及び締結ナット56である。そして、上側フランジ部44と下側フランジ部49とを当接させた状態で、締結ボルト55を貫通孔44a,49aに差し込んで締結ナット56に締結させることで、上側フランジ部44と下側フランジ部49が共締めされる。
これにより、上側フロントガード41と下側フロントガード45との隙間が開くのを抑えることができる。
《実施形態3》
図7は、本実施形態3に係るフロントガード構造を示す側面断面図である。以下、前記実施形態2と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図7に示すように、上側フロントガード41は、上側ガード枠42と、上側ガード枠42の枠内に張られた上側網体43とを有する。上側ガード枠42の下端部には、運転スペースS側に張り出す上側フランジ部44が設けられている。
下側フロントガード45は、下側ガード枠46と、下側ガード枠46の枠内に張られた下側網体47とを有する。下側ガード枠46の上端部には、運転スペースS側に張り出す下側フランジ部49が設けられている。
上側フロントガード41の下端部と下側フロントガード45の上端部とは、連結部材50によって連結されている。具体的に、連結部材50は、上側係合爪57と、下側係合爪58と、上側係合爪57及び下側係合爪58を締結する締結部材としての締結ボルト55及び締結ナット56とを有する。
上側係合爪57は、上側網体43の網目を通って上側ガード枠42の内周縁部に係合する上側爪部57aと、上側爪部57aから後方に張り出す上側張出部57bとを有する。上側張出部57bには、貫通孔57cが形成されている。
下側係合爪58は、下側網体47の網目を通って下側ガード枠46の内周縁部に係合する下側爪部58aと、下側爪部58aから後方に張り出す下側張出部58bとを有する。下側張出部58bには、貫通孔58cが形成されている。
そして、上側係合爪57を上側ガード枠42の内周縁部に係合させるとともに、下側係合爪58を下側ガード枠46の内周縁部に係合させた状態で、締結ボルト55を貫通孔57c,58cに差し込んで締結ナット56に締結させることで、上側係合爪57及び下側係合爪58が共締めされる。
これにより、上側フロントガード41と下側フロントガード45との隙間が開くのを抑えることができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、上側フロントガード41及び下側フロントガード45の両方に窪み部42b,46bを設けた構成について説明したが、何れか一方にのみ設けても構わない。
また、本実施形態では、補強プレート51の延長部52を、下側ガード枠46の側縁部に沿って下方に延ばすようにしたが、この形態に限定するものではない。例えば、延長部52を上側ガード枠42の側縁部に沿って上方に延ばすようにしてもよいし、上側ガード枠42の側縁部及び下側ガード枠46の側縁部に沿って上下方向に延ばすようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、小旋回型の建設機械であっても、フロントガードの保護面積を十分に確保しつつ手摺りを設けることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 建設機械
11 下部走行体
12 上部旋回体
31 前側支柱
33 取付座
40 フロントガード
41 上側フロントガード
42 上側ガード枠
42b 窪み部
43 上側網体
44 上側フランジ部
45 下側フロントガード
46 下側ガード枠
46b 窪み部
47 下側網体
49 下側フランジ部
50 連結部材
51 補強プレート(補強部材)
52 延長部
55 締結ボルト(締結部材)
56 締結ナット(締結部材)
57 上側係合爪
58 下側係合爪
S 運転スペース

Claims (7)

  1. 下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載され、該上部旋回体の運転スペースの車両前方がフロントガードで覆われた建設機械のフロントガード構造であって、
    前記運転スペースの車幅方向に間隔をあけて立設され、前記フロントガードを取り付ける取付座が設けられた一対の支柱を備え、
    前記フロントガードの外周部を構成するガード枠は、正面視で前記支柱に重なり合うように配設されて前記取付座に取り付けられ、
    前記フロントガードの前記ガード枠における前記運転スペースの乗降側の側縁部には、正面視で前記支柱の一部が露出するように窪むことで、該支柱の露出部分を該運転スペースに乗降する際の手摺りとして利用可能とするための窪み部が設けられていることを特徴とする建設機械のフロントガード構造。
  2. 請求項1において、
    前記フロントガードは、前記運転スペースの上部位置を覆う上側フロントガードと、該上側フロントガードよりも下方に配設されて該運転スペースの下部位置を覆う下側フロントガードとに分割されており、
    前記窪み部は、前記上側フロントガード及び前記下側フロントガードの少なくとも一方に設けられていることを特徴とする建設機械のフロントガード構造。
  3. 請求項2において、
    前記上側フロントガードの下端部と前記下側フロントガードの上端部とを連結する連結部材を備えたことを特徴とする建設機械のフロントガード構造。
  4. 請求項3において、
    前記連結部材は、車幅方向に延びて前記上側フロントガードと前記下側フロントガードとの隙間を覆う補強部材と、該補強部材を該上側フロントガード及び該下側フロントガードに締結する締結部材とを有することを特徴とする建設機械のフロントガード構造。
  5. 請求項4において、
    前記上側フロントガードは、上側ガード枠と、該上側ガード枠の枠内に張られた上側網体とを有し、
    前記下側フロントガードは、下側ガード枠と、該下側ガード枠の枠内に張られた下側網体とを有し、
    前記補強部材は、前記上側ガード枠の下縁部及び前記下側ガード枠の上縁部に沿って車幅方向に延び、その両端部には、該上側ガード枠の側縁部及び該下側ガード枠の側縁部の少なくとも一方に沿って延びる延長部が設けられ、
    前記延長部は、前記締結部材によって前記上側ガード枠及び前記下側ガード枠の少なくとも一方に締結されていることを特徴とする建設機械のフロントガード構造。
  6. 請求項3において、
    前記上側フロントガードの下端部には、前記運転スペース側に張り出す上側フランジ部が設けられ、
    前記下側フロントガードの上端部には、前記運転スペース側に張り出す下側フランジ部が設けられ、
    前記連結部材は、前記上側フランジ部及び前記下側フランジ部を締結する締結部材を有することを特徴とする建設機械のフロントガード構造。
  7. 下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載され、該上部旋回体の運転スペースの車両前方がフロントガードで覆われた建設機械のフロントガード構造であって、
    前記フロントガードは、前記運転スペースの上部位置を覆う上側フロントガードと、該上側フロントガードよりも下方に配設されて該運転スペースの下部位置を覆う下側フロントガードとに分割されており、
    前記運転スペースの車幅方向に間隔をあけて立設され、前記フロントガードを取り付ける取付座が設けられた一対の支柱と、
    前記上側フロントガードの下端部と前記下側フロントガードの上端部とを連結する連結部材とを備え、
    前記フロントガードにおける前記運転スペースの乗降側の側縁部には、正面視で前記支柱の一部が露出するように窪んだ窪み部が設けられ、
    前記窪み部は、前記上側フロントガード及び前記下側フロントガードの少なくとも一方に設けられ、
    前記上側フロントガードは、上側ガード枠と、該上側ガード枠の枠内に張られた上側網体とを有し、
    前記下側フロントガードは、下側ガード枠と、該下側ガード枠の枠内に張られた下側網体とを有し、
    前記連結部材は、前記上側網体の網目を通って前記上側ガード枠の内周縁部に係合する上側係合爪と、前記下側網体の網目を通って前記下側ガード枠の内周縁部に係合する下側係合爪と、該上側係合爪及び該下側係合爪を締結する締結部材とを有することを特徴とする建設機械のフロントガード構造。
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