JP6760166B2 - ニッケル皮膜の形成方法及び当該方法に使用するためのニッケル溶液 - Google Patents

ニッケル皮膜の形成方法及び当該方法に使用するためのニッケル溶液 Download PDF

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Description

本発明は、ニッケル皮膜の形成方法、及び当該方法に使用するためのニッケル溶液に関する。
ニッケルは優れた物理的性質を有するため、様々な基材の表面にニッケル皮膜が形成されている。
例えば、特許文献1は、ステンレス鋼基材上にウッドストライクニッケルメッキを施し、形成されたウッドストライクニッケルメッキ層上にカチオン電着塗装を施すことを含む、塗装ステンレス鋼部材の製造方法を開示している。
特許文献2は、ニッケル皮膜に限定されるものではないが、固体電解質及び金属イオンを含有する固体電解質膜を挟んで配置された陰極基材と陽極基材間に電圧を与えることにより金属イオンを還元して陰極基材上に金属を析出させる工程を含む金属膜形成方法を開示している。
特許文献3は、特許文献2の方法をニッケル溶液を用いて実施した際に生じる問題(即ち、固体電解質膜と基材との間における水素ガスの発生)を解決するために、所定のpHを有するニッケル溶液を用いて特許文献2の方法を実施することを開示している。
特開2013−253306号公報 特開2012−219362号公報 特開2015−92012号公報
例えば特許文献2及び3のように、固体電解質膜を金属基材(特にアルミニウム基材)に接触させた状態で金属基材の表面にニッケル皮膜を形成しようとすると、金属基材に腐食が生じることが判明した。
従って、本発明は、固体電解質膜を金属基材に接触させた状態で、金属基材の腐食を抑制しながら、金属基材の表面にニッケル皮膜を形成することを目的とする。
本発明者等は、金属基材の腐食の原因がニッケル溶液に含まれる塩化物イオンであることを発見した。一方、ニッケル溶液から塩化物イオンを除去すると、ニッケル皮膜の形成速度が著しく低下するということも判明した。そこで、本発明者等が、塩化物イオンの濃度について詳細に検討した結果、ニッケル皮膜の形成速度を維持又は向上させつつ、金属基材の腐食を抑制することのできる塩化物イオンの濃度を見出した。本発明者等が見出した塩化物イオンの濃度は、従来のニッケル皮膜の形成方法における濃度とは大きく異なる範囲であった。
本発明の実施形態として以下のものを挙げることができる。
[1]陽極と、陰極として機能する金属基材と、ニッケルイオンと塩化物イオンとを含む溶液を含む固体電解質膜とを、前記固体電解質膜が前記陽極と前記金属基材との間に位置するように、且つ前記固体電解質膜が前記金属基材の表面に接触するように配置すること、及び
前記陽極と前記金属基材との間に電圧を印加することによって、前記固体電解質膜と接触した前記金属基材の表面にニッケル皮膜を形成すること、
を含む、ニッケル皮膜の形成方法であって、
前記塩化物イオンの濃度が0.002〜0.1 mol/Lである、ニッケル皮膜の形成方法。
[2]前記塩化物イオンの濃度が0.01〜0.06 mol/Lである、[1]に記載のニッケル皮膜の形成方法。
[3]前記溶液のpHが2.5〜4.25である、[1]又は[2]に記載のニッケル皮膜の形成方法。
[4]前記溶液のpHが3〜4である、[3]に記載のニッケル皮膜の形成方法。
[5]前記金属基材がアルミニウム基材である、[1]〜[4]のいずれかに記載のニッケル皮膜の形成方法。
[6]陽極と、陰極として機能する金属基材と、ニッケルイオンと塩化物イオンとを含む溶液を含む固体電解質膜とを、前記固体電解質膜が前記陽極と前記金属基材との間に位置するように、且つ前記固体電解質膜が前記金属基材の表面に接触するように配置すること、及び
前記陽極と前記金属基材との間に電圧を印加することによって、前記固体電解質膜と接触した前記金属基材の表面にニッケル皮膜を形成すること、
を含む、ニッケル皮膜の形成方法に使用するための、ニッケルイオンと塩化物イオンとを含む溶液であって、
前記塩化物イオンの濃度が0.002〜0.1 mol/Lである、溶液。
[7]前記塩化物イオンの濃度が0.01〜0.06 mol/Lである、[6]に記載の溶液。
[8]前記溶液のpHが2.5〜4.25である、[6]又は[7]に記載の溶液。
[9]前記溶液のpHが3〜4である、[8]に記載の溶液。
[10]前記金属基材がアルミニウム基材である、[6]〜[9]のいずれかに記載の溶液。
本発明によれば、固体電解質膜を金属基材に接触させた状態で、金属基材の腐食を抑制しながら、金属基材の表面にニッケル皮膜を形成することができる。
図1Aは、成膜装置1Aの模式的断面図を示す。 図1Bは、図1Aの成膜装置1Aを用いて、金属基材の表面にニッケル皮膜を形成する工程を示す。 比較例1において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を示す。 比較例2において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を示す。 実施例1において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を示す。 実施例2において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を示す。 実施例3において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を示す。 実施例4において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を示す。 実施例5において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を示す。 ニッケル溶液の塩化物イオン濃度と正常なニッケル皮膜の面積率との関係を示す。 ニッケル溶液のpHとニッケルの析出電流効率との関係を示す。 比較例1及び実施例3において得られたニッケル皮膜の残留応力の結果を示す。
本発明の一実施形態は、陽極と、陰極として機能する金属基材と、ニッケルイオン(Ni2+)と塩化物イオン(Cl-)とを含む溶液(以下「ニッケル溶液」ともいう。)を含む固体電解質膜とを、前記固体電解質膜が前記陽極と前記金属基材との間に位置するように、且つ前記固体電解質膜が前記金属基材の表面に接触するように配置すること;及び前記陽極と前記金属基材との間に電圧を印加することによって、前記固体電解質膜と接触した前記金属基材の表面にニッケル皮膜を形成すること;を含む、ニッケル皮膜を形成する方法、並びに当該方法に使用するためのニッケル溶液に関する。本実施形態において、ニッケル溶液に含まれる塩化物イオンの濃度は、0.002〜0.1 mol/Lである。
本実施形態では、陽極と金属基材(陰極)との間に電圧を印加することによって、固体電解質膜に含まれるニッケルイオンが、固体電解質膜と接触した金属基材の表面において還元される。その結果、金属基材の表面にニッケルが析出し、ニッケル皮膜が形成される。その際、塩化物イオンの濃度を0.002〜0.1 mol/Lに設定することによって、金属基材の腐食を抑制することができる。
なお、ニッケル皮膜を形成するために慣用されてきたワット浴には、塩化物イオンが1 mol/L程度含まれている。しかしながら、従来、ワット浴を使用してニッケル皮膜を形成しても、金属基材に腐食が生じることはなかった。一方、本実施形態のように、固体電解質膜を金属基材に接触させた状態でニッケル皮膜を形成しようとすると、金属基材に腐食が生じてしまう。そのため、この腐食現象は、固体電解質膜を金属基材に接触させる方法に特有の現象であると想定される。また、この腐食現象の原因としては、金属基材に固体電解質膜が接触することによって、金属基材の表面が活性化すること等が想定される。
本実施形態では、陽極として、例えば、ニッケル陽極、硫黄添加ニッケル陽極、炭素添加ニッケル陽極、デポラライズドニッケル陽極を挙げることができる。陽極は、溶解性陽極であってもよいし、不溶性陽極であってもよい。
本実施形態では、金属基材(陰極)としては、例えば、卑金属基材を挙げることができる。卑金属としては、例えば、アルミニウム、亜鉛、鉄を挙げることができる。本実施形態では、特に限定するものではないが、アルミニウム基材を対象とする。アルミニウム基材を使用した場合、腐食現象が特に顕著に生じるためである。なお、卑金属基材は、少なくともその表面に卑金属を有していればよい。
本実施形態では、固体電解質膜として、例えば、デュポン社製のナフィオン(登録商標)等のフッ素系樹脂;炭化水素系樹脂;ポリアミック酸樹脂;旭硝子社製のセレミオン(CMV、CMD、CMFシリーズ)等の陽イオン交換機能を有する樹脂を挙げることができる。
本実施形態では、固体電解質膜の厚さとして、例えば、50〜400μm、100〜200μmを挙げることができる。
本実施形態では、固体電解質膜はニッケルイオンと塩化物イオンとを含むニッケル溶液を含む。
本実施形態では、ニッケル溶液に含まれるニッケルイオンの濃度として、例えば、0.1〜8 mol/L、0.3〜4 mol/L、0.5〜2 mol/Lを挙げることができる。ニッケルイオン源としては、例えば、ニッケル塩(例えば、塩化ニッケル、硫酸ニッケル、酢酸ニッケル)を挙げることができる。また、ニッケル陽極が溶解して生じたニッケルイオンを利用してもよい。
本実施形態では、ニッケル溶液に含まれる塩化物イオンの濃度は0.002〜0.1 mol/Lであるが、好ましくは0.01〜0.06 mol/Lである。このような濃度に設定することによって、正常に形成されるニッケル皮膜の領域を拡大することができる。塩化物イオン源としては、例えば、塩化ニッケル、塩酸、塩化ナトリウム、塩化カリウムを挙げることができる。
本実施形態では、ニッケル溶液のpHは、好ましくは2.5〜4.25であり、特に好ましくは3〜4である。このようなpHに設定することによって、ニッケルの析出電流効率を向上させることができる。
本実施形態では、ニッケル溶液は、ニッケルイオン及び塩化物イオンに加えて、任意の他の成分を含んでいてもよい。ニッケル溶液は、例えば、溶媒、pH緩衝剤を含んでいてもよい。溶媒としては、例えば、水、エタノールを挙げることができる。pH緩衝剤としては、例えば、酢酸−酢酸ニッケル、コハク酸−コハク酸ニッケルを挙げることができる。
固体電解質膜を金属基材(陰極)に接触させた状態で、陽極と金属基材との間に電圧を印加することによって、金属基材の表面に金属皮膜を形成する方法及び装置は既に報告されている。例えば、特開2012−219362号公報、特開2015−92012号公報、特開2014−051701号公報に開示された方法及び装置を利用して、本実施形態に係る方法を実施することができる。
また、図1A及び図1Bに示す装置を利用して本実施形態に係る方法を実施することもできる。
図1Aは、成膜装置1Aの模式的断面図である。成膜装置1Aは、陽極11と、陰極として機能する金属基材Bと、陽極11と金属基材Bとの間に配置された固体電解質膜13と、陽極11と金属基材Bとの間に電圧を印加する電源部16とを備えている。
成膜装置1Aは、ハウジング20を更に備えている。ハウジング20には、陽極11と固体電解質膜13との間にニッケル溶液Lが配置されるように、ニッケル溶液Lを収容する第1収容室21が形成されている。第1収容室21に収容されたニッケル溶液Lは、固体電解質膜13と陽極11に接触している。
第1収容室21には、金属基材Bの表面Baの大きさよりも大きい第1開口部22が形成されている。第1開口部22は、固体電解質膜13で覆われており、ニッケル溶液Lは、第1収容室21内に流動可能な状態で封止されている。
成膜装置1Aは、金属基材Bを載置する載置台40を更に備えている。載置台40には、表面Baと反対側に位置する裏面Bbに、薄膜43を介して流体45が配置されるように、流体45を収容する第2収容室41が形成されている。
第2収容室41には、裏面Bbの大きさよりも大きい第2開口部42が形成されている。第2開口部42は、薄膜43で覆われており、流体45は、第2収容室41内に流動可能な状態で封止されている。
成膜装置1Aは、ハウジング20の上部に押圧部30Aを更に備えている。
図1Bは、図1Aの成膜装置1Aを用いて、金属基材Bの表面Baにニッケル皮膜Fを形成する工程を説明するものである。
図1Bに示す通り、金属基材Bを載置台40に載置した状態で、載置台40とハウジング20とを相対的に移動させて、固体電解質膜13と薄膜43との間に金属基材Bを挟み込み、固体電解質膜13を介してニッケル溶液Lを金属基材Bの表面Baに配置する。
次に、電源部16によって、陽極11と金属基材Bとの間に電圧を印加し、固体電解質膜13に含まれるニッケルイオンを金属基材Bの表面Baで還元し、表面Baにニッケルを析出させて、ニッケル皮膜Fを形成する。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
<ニッケル皮膜の形成>
図1A及び1Bに示す製膜装置を用いてニッケル皮膜を形成した。製膜条件は表1に示す通りである。
各実施例及び各比較例において使用したニッケル溶液の詳細は表2及び表3に示す通りである。
<ニッケル皮膜の評価方法1>
正常なニッケル皮膜の面積率を、以下の式に基づき決定した。
「異常なニッケル皮膜の面積」とは、以下の(1)〜(4)等のニッケル皮膜が正常に形成されていない領域の合計面積を意味する。
(1)ニッケル皮膜と密着して固体電解質膜が離れない領域(以下「密着領域」という。)。
(2)水酸化物等の異常析出によって変色している領域(以下「変色領域」という。)。
(3)ニッケル皮膜が形成(析出)していない領域(以下「未析出領域」という。)。
(4)金属基材が腐食している領域(以下「腐食領域」という。)。
ニッケルの析出電流効率を、以下の式に基づき決定した。
実析出重量は、析出したニッケル皮膜を硝酸に全て溶解し、誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析装置によって、硝酸溶液中のニッケル濃度を測定し、重量に換算した。
理論析出重量は、以下の式(ファラデーの電気分解の公式)から算出した。
<評価結果1>
比較例1及び2並びに実施例1〜5において得られたニッケル皮膜の写真及び状態図を図2A〜図2Gに示す。
比較例1(塩化物イオン濃度:1.9 mol/L)では、図2Aに示す通り、腐食領域、密着領域、及び変色領域が広く、ニッケル皮膜を正常に形成することは困難であった。
比較例2(塩化物イオン濃度:1 mol/L)では、図2Bに示す通り、腐食領域が大幅に増加し、ニッケル皮膜を正常に形成することは困難であった。
実施例1(塩化物イオン濃度:0.1 mol/L)では、図2Cに示す通り、腐食領域、及び密着領域が存在するものの、正常に形成されたニッケル皮膜の面積が増加した。
実施例2(塩化物イオン濃度:0.06 mol/L)、実施例3(塩化物イオン濃度:0.02 mol/L)、及び実施例4(塩化物イオン濃度:0.01 mol/L)では、それぞれ図2D〜図2Fに示す通り、正常に形成されたニッケル皮膜の面積が大幅に増加した。
実施例5(塩化物イオン濃度:0.002 mol/L)では、図2Gに示す通り、変色領域の割合が増加した。変色領域は、塩化物イオン濃度の低下により、陽極(純ニッケル箔)の溶解が不十分となったことが推定される。
ニッケル溶液の塩化物イオン濃度と正常なニッケル皮膜の面積率との関係を図3に示す。図3に示す通り、ニッケル溶液の塩化物イオン濃度が0.002〜0.1 mol/L、特に0.01〜0.06 mol/Lであると、正常に形成されるニッケル皮膜の面積が増加する。
ニッケル溶液のpHとニッケルの析出電流効率との関係を図4に示す。図4に示す通り、ニッケル溶液のpHが2.5〜4.25、特に3〜4であると、ニッケルの析出電流効率が向上する。
<ニッケル皮膜の評価方法2>
ニッケル皮膜の残留応力を、日本接着学会誌, Vol. 39, No. 1, pp. 24-29 (2003)に記載された方法に従い、以下の式に基づき決定した。
σrは、残留応力を示し、
Esds/12・F(m,n)/n(n+1)は、皮膜/基材の剛性比を示し、
1/Ra-1/Rbは、曲率半径を示す。
<評価結果2>
比較例1及び実施例3において得られたニッケル皮膜の残留応力の結果を図5に示す。
なお、熱応力は、製膜時の温度と室温との温度差(55℃)と、ニッケル皮膜の線膨張係数と金属基材の線膨張係数との差とから算出した。図5に示す通り、比較例1(塩化物イオン濃度:1.9 mol/L)では、残留応力が296 MPaであったのに対し、実施例3(塩化物イオン濃度:0.02 mol/L)では、残留応力が169 MPaであった。ニッケル溶液の塩化物イオン濃度を低くすることによって、残留応力を減少させることが可能である。
1A:成膜装置、11:陽極、13:固体電解質膜、16:電源部、20:ハウジング、21:第1収容室、22:第1開口部、30A:押圧部、40:載置台、41:第2収容室、42:第2開口部、43:薄膜、45:流体、L:ニッケル溶液、B:金属基材(陰極)、Ba:金属基材の表面、Bb:金属基材の裏面、F:ニッケル皮膜、

Claims (10)

  1. 陽極と、陰極として機能する金属基材と、ニッケルイオンと塩化物イオンとを含む溶液を含む固体電解質膜とを、前記固体電解質膜が前記陽極と前記金属基材との間に位置するように、且つ前記固体電解質膜が前記金属基材の表面に接触するように配置すること、及び
    前記陽極と前記金属基材との間に電圧を印加することによって、前記固体電解質膜と接触した前記金属基材の表面にニッケル皮膜を形成すること、
    を含む、ニッケル皮膜の形成方法であって、
    前記溶液は、ニッケル源としての少なくとも1つのニッケル塩、溶媒、及び場合によりpH緩衝剤を含み、
    前記少なくとも1つのニッケル塩が、塩化ニッケル、硫酸ニッケル及び酢酸ニッケルからなる群から選択され、
    前記塩化物イオンの濃度が0.002〜0.1 mol/Lである、ニッケル皮膜の形成方法。
  2. 前記塩化物イオンの濃度が0.01〜0.06 mol/Lである、請求項1に記載のニッケル皮膜の形成方法。
  3. 前記溶液のpHが2.5〜4.25である、請求項1又は2に記載のニッケル皮膜の形成方法。
  4. 前記溶液のpHが3〜4である、請求項3に記載のニッケル皮膜の形成方法。
  5. 前記金属基材がアルミニウム基材である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のニッケル皮膜の形成方法。
  6. 陽極と、陰極として機能する金属基材と、ニッケルイオンと塩化物イオンとを含む溶液を含む固体電解質膜とを、前記固体電解質膜が前記陽極と前記金属基材との間に位置するように、且つ前記固体電解質膜が前記金属基材の表面に接触するように配置すること、及び
    前記陽極と前記金属基材との間に電圧を印加することによって、前記固体電解質膜と接触した前記金属基材の表面にニッケル皮膜を形成すること、
    を含む、ニッケル皮膜の形成方法に使用するための、ニッケルイオンと塩化物イオンとを含む溶液であって、
    前記溶液は、ニッケル源としての少なくとも1つのニッケル塩、溶媒、及び場合によりpH緩衝剤を含み、
    前記少なくとも1つのニッケル塩が、塩化ニッケル、硫酸ニッケル及び酢酸ニッケルからなる群から選択され、
    前記塩化物イオンの濃度が0.002〜0.1 mol/Lである、溶液。
  7. 前記塩化物イオンの濃度が0.01〜0.06 mol/Lである、請求項6に記載の溶液。
  8. 前記溶液のpHが2.5〜4.25である、請求項6又は7に記載の溶液。
  9. 前記溶液のpHが3〜4である、請求項8に記載の溶液。
  10. 前記金属基材がアルミニウム基材である、請求項6〜9のいずれか一項に記載の溶液。
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