JP6758492B2 - 表示モジュール群、表示装置、及び表示装置の製造方法 - Google Patents

表示モジュール群、表示装置、及び表示装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示モジュール群、表示装置、及び表示装置の製造方法に関する。
特許文献1に開示されるように、各々映像を表示する複数の表示モジュールがマトリクス状に連結されて構成される表示装置が知られている。複数の表示モジュールは、互いに連結されることにより、全体として1つの表示画面を構成する。
特開2009−237511号公報
特許文献1は、表示モジュール同士を連結する技術について開示しているが、連結された表示モジュール同士の間隔を調整する技術については、何ら開示していない。
しかし、隣り合う表示モジュールの間隔が予め設計された適正な値からずれていると、表示画面に映像が表示されているときに、それら表示モジュールの間の境界が目立ってしまう。従って、複数の表示モジュールを連結する過程で、隣り合う表示モジュールの間隔を調整する作業が必要である。
ところが、間隔の調整のために表示モジュールを動かす際には、表示モジュールが勢い余って過剰に動いてしまいがちである。このため、隣り合う表示モジュールの間隔を上記境界が目立たなくなる程度に細かく調整することは難しく、表示モジュール同士の間隔を調整する作業に手間を要していた。
本発明の目的は、隣り合う表示モジュールの間隔を容易に調整することができる表示モジュール群、表示装置、及び表示装置の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示モジュール群は、
マトリクス状に敷き詰められることにより、映像を表示する表示画面を構成する複数の表示モジュールを備える表示モジュール群であって、
前記複数の表示モジュールから選択される少なくとも1つの第1表示モジュールに、前記複数の表示モジュールのうち前記表示画面を構成する際に該第1表示モジュールの隣に配置される第2表示モジュールに押し当てられる第1螺子部材がねじ込まれる第1螺子穴が、形成されており、かつ
前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに貫通穴が形成されている一方で、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの他方の表示モジュールには、軸部の外径が前記貫通穴の内径より小さく、頭部の外径が前記貫通穴の内径より大きく、該他方の表示モジュールに向かって前記貫通穴に挿通される第2螺子部材がねじ込まれる第2螺子穴が、形成され、
前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材を進退させることによって、前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材の進退方向における、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールとの間隔の調整が、行われる
また、上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、
本発明に記載の表示モジュール群と、
前記表示モジュール群がマトリクス状に配列されるフレームと、
マトリクス状に配列された前記表示モジュール群を前記フレームに固定する固定具と、
を備える。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、
各々映像を表示する複数の表示モジュールと、
前記複数の表示モジュールがマトリクス状に配列されるフレームと、
前記フレームにおいて互いに隣り合う前記表示モジュールの間に介在し、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけ前記互いに隣り合う前記表示モジュールの間隔を変化させる間隔調整具と、
前記間隔調整具によって前記互いに隣り合う前記表示モジュールの前記間隔が調整された前記複数の表示モジュールを、前記フレームに固定する固定具と、
を備え、
前記間隔調整具は、
前記複数の表示モジュールから選択される少なくとも1つの第1表示モジュールに形成される第1螺子穴にねじ込まれ、前記複数の表示モジュールのうち表示画面を構成する際に該第1表示モジュールの隣に配置される第2表示モジュールに押し当てられる第1螺子部材と、
軸部の外径が、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに形成された貫通穴の内径より小さく、頭部の外径が前記貫通穴の内径より大きく、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの他方の表示モジュールに向かって前記貫通穴に挿通され、前記他方の表示モジュールに形成された第2螺子穴にねじ込まれる第2螺子部材と、
を有し、
前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材を進退させることによって、前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材の進退方向における、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールとの前記間隔の調整が、行われる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置の製造方法は、
各々映像を表示する複数の表示モジュールを、フレームに対してマトリクス状に敷き詰めることにより、前記複数の表示モジュールによって表示画面を構成する敷き詰め工程を有する、表示装置の製造方法であって、
前記敷き詰め工程が、前記フレームにおいて互いに隣り合う前記表示モジュールの間隔の調整を行う間隔調整工程を含み、
前記間隔調整工程における前記間隔の調整は、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけ前記間隔を変化させる間隔調整具を用いて行い、
前記間隔調整具は、
前記複数の表示モジュールから選択される少なくとも1つの第1表示モジュールに形成される第1螺子穴にねじ込まれ、前記複数の表示モジュールのうち前記表示画面を構成する際に該第1表示モジュールの隣に配置される第2表示モジュールに押し当てられる第1螺子部材と、
軸部の外径が、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに形成された貫通穴の内径より小さく、頭部の外径が前記貫通穴の内径より大きく、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの他方の表示モジュールに向かって前記貫通穴に挿通され、前記他方の表示モジュールに形成された第2螺子穴にねじ込まれる第2螺子部材と、
を有し、
前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材を進退させることによって、前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材の進退方向における、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールとの前記間隔の調整が、行われる。
上記表示モジュール群によれば、第1螺子穴に第1螺子部材をねじ込んだ場合に、第1螺子部材の回転角度に応じた距離だけ、第1表示モジュールと第2表示モジュールの間隔を広げることができる。また、貫通穴を通して第2螺子穴に第2螺子部材をねじ込んだ場合には、第2螺子部材の回転角度に応じた距離だけ、第1表示モジュールと第2表示モジュールの間隔を狭めることができる。このため、隣り合う表示モジュールの間隔を容易に調整することができる。
実施形態1に係る表示装置の構成の一部を示す斜視図 実施形態1に係る表示モジュールの正面を示す斜視図 実施形態1に係る表示モジュールの後面を示す斜視図 実施形態1に係る表示装置の一部を示す右側面図 実施形態1に係る第2ブラケットの部分断面平面図 実施形態1に係る表示装置の部分拡大正面図 実施形態1に係るX間隔調整具とY間隔調整具の取り付け態様を示す概念図 実施形態1に係るX間隔調整具を示す部分拡大断面図 実施形態1に係る表示モジュールの右側面図 実施形態1に係る表示モジュールの左側面図 実施形態1に係る表示モジュールの平面図 実施形態1に係る表示モジュールの底面図 実施形態1に係るピンと嵌合穴を示す斜視図 実施形態2に係る搬送時の表示モジュールの斜視図 実施形態2に係る搬送時の複数の表示モジュールの斜視図 実施形態2に係る表示装置の製造方法を示すフローチャート 実施形態3に係る敷き詰め工程を示すフローチャート 実施形態4に係る間隔調整具の要部の構成を示す概念図
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る表示モジュール群、表示装置、及び表示装置の製造方法について説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施形態1]
図1に示すように、本実施形態に係る表示装置600は、各々映像を表示する複数の表示モジュール110を有する表示モジュール群100と、表示モジュール群100を支持するフレーム200とを備える。図1では、フレーム200を明示するために、表示モジュール群100を構成する表示モジュール110のうちの一部のみを示す。すべての表示モジュール110がフレーム200にマトリクス状に配列されることにより、表示モジュール群100が、全体として1つの表示画面SCを構成する。
理解を容易にするために、表示画面SCが地面に垂直に設置された場合を基準として、XYZ直交座標系を定義する。X軸は、表示画面SCを正面からみたときの左右方向と平行で右方向をプラス方向とする。Y軸は、表示画面SCを正面からみたときの上下方向と平行で上方をプラス方向とする。Z軸は、表示装置600の厚さ方向と平行で後面から表示画面SCに向かう方向をプラス方向とする。
上記XYZ直交座標系は、表示装置600の各々の構成要素に対しても固定されているものとする。以下の説明中、表示装置600の構成要素について、上、下、左、右、前、後とは、その構成要素の姿勢によらず、それぞれYプラス方向、Yマイナス方向、Xマイナス方向、Xプラス方向、Zプラス方向、Zマイナス方向を意味するものとする。
図1に示すように、表示モジュール群100を構成する各々の表示モジュール110は、Z軸に平行な正面視において、一辺がX軸に平行な矩形をなす。表示モジュール群100がフレーム200において構成するマトリクスの、行の延在方向はX軸と平行であり、列の延在方向はY軸と平行である。
図2に示すように、1つの表示モジュール110は、マトリクス状に配列された複数の表示ユニット10と、それら複数の表示ユニット10を保持する筐体20とを有する。複数の表示ユニット10が筐体20内で構成するマトリクスの、行の延在方向はX軸と平行であり、列の延在方向はY軸と平行である。
図6に示すように、1つの表示ユニット10は、各々可視光を放射する複数の発光素子11と、発光素子11が実装される回路基板12とを有する。発光素子11は、LED(Light Emitting Diode)チップがパッケージに収容された構成を有する。
図1に戻って説明を続ける。表示モジュール群100がX方向及びY方向にマトリクス状に敷き詰められるフレーム200は、各々X方向に延在する複数の梁210と、各々Y方向に延在する複数の柱構造体220とを有する。梁210の各々は、表示装置600のX方向一端から他端にわたって延在している。柱構造体220の各々は、表示装置600のY方向一端から他端にわたって延在している。
複数の柱構造体220がX方向に間隔をあけて並び、それら柱構造体220の前面において複数の梁210がY方向に間隔をあけて並んでいる。つまり、複数の梁210と複数の柱構造体220とが、Z軸に平行な正面視において格子状に連結されることで、フレーム200が構成されている。
なお、梁210の各々は、図4に示すように、YZ面がC字型をなすリップ溝形鋼よりなる。また、フレーム200は、図4に示すように、溝形鋼よりなる基礎部材230も有する。基礎部材230には、上述した表示モジュール群100が構成するマトリクスの最下段の1行を担う表示モジュール110が載置される。基礎部材230は、表示装置600のX方向一端から他端にわたって延在している。
以上のように構成されたフレーム200に対して、表示モジュール110が取り付けられる。以下、表示モジュール110をフレーム200の梁210に取り付けるための構成について説明する。
図3に示すように、各々の表示モジュール110の、表示画面SCとは反対側の後面には、その表示モジュール110を図1に示す梁210に固定する固定具としての第1ブラケット310及び第2ブラケット320が設けられている。
第1ブラケット310は、表示モジュール110の後面の四隅のうち、上の2つの隅にそれぞれ設けられている。各々の第1ブラケット310は、筐体20に沿ってY方向に延びる基部311と、基部311の上端から後方に突出した突出部312とを有するL型アングル材によって構成されている。
基部311には、Y方向に長尺に延びるY長穴313が形成されている。Y長穴313にボルト314が挿通され、挿通されたボルト314が、筐体20内に配置された図示せぬナットにねじ込まれる。これにより、基部311が、筐体20に固定される。Y長穴313がY方向に長尺に延びているため、筐体20に対して第1ブラケット310を固定する位置を、Y方向に調整することができる。
突出部312には、Z方向に長尺に延びるZ長穴315が形成されている。Z長穴315に挿通されるボルトによって、突出部312が、図1に示す梁210に固定される。
第2ブラケット320は、表示モジュール110の後面の四隅のうち、下の2つの隅にそれぞれ設けられている。各々の第2ブラケット320は、筐体20に沿ってY方向に延びる基部321と、基部321の下端から後方に突出した突出部322とを有するL型アングル材によって構成されている。
基部321には、Y方向に長尺に延びるY長穴323が形成されている。Y長穴323にボルト324が挿通され、挿通されたボルト324が、筐体20内に配置された図示せぬナットにねじ込まれる。これにより、基部321が、筐体20に固定される。Y長穴323がY方向に長尺に延びているため、筐体20に対して第2ブラケット320を固定する位置を、Y方向に調整することができる。
突出部322には、Z方向に長尺に延びるZ長穴325が形成されている。Z長穴325に挿通されるボルトによって、突出部322が、図1に示す梁210に固定される。
以下、第1ブラケット310の突出部312と、第2ブラケット320の突出部322の、図1に示す梁210への取り付け態様について、具体的に説明する。
図4に示すように、第1ブラケット310の突出部312と、第2ブラケット320の突出部322は、各々梁210と面接触している。具体的には、1つの表示モジュール110の第1ブラケット310の突出部312は、梁210の下面と面接触しており、同じ表示モジュール110の第2ブラケット320の突出部322は、下段の梁210の上面と面接触している。
第1ブラケット310の突出部312の、梁210への取り付け態様と、第2ブラケット320の突出部322の、梁210へ取り付け態様は、同様であるため、以下、後者を代表して具体的に説明する。
図5に示すように、梁210の上面の、第2ブラケット320の突出部322と面接触する部分には、X方向に長尺に延びるX長穴211が形成されている。X長穴211は、突出部322に形成された既述のZ長穴325と交差する。その交差する部分に、図示せぬボルトが挿通され、挿通されたボルトが梁210の内側に配置された図示せぬナットにねじ込まれる。これにより、突出部322が、梁210に固定される。
また、図示はしないが、梁210の下面の、図3及び図4に示した第1ブラケット310の突出部312と面接触する部分にも同様に、図3に示すZ長穴315と交差するX長穴211が形成されている。そのZ長穴315とX長穴211とが交差する部分においてボルトとナットとが締結されることで、第1ブラケット310の突出部312が、梁210に固定される。
X長穴211がX方向に長尺に延びているため、梁210に対する表示モジュール110の位置をX方向に調整することができる。また、図3に示すZ長穴315及び325がZ方向に長尺に延びているため、梁210に対する表示モジュール110の位置を、Z方向に調整することもできる。また、図3に示すY長穴313がY方向に長尺に延びているため、梁210に対する表示モジュール110の位置をY方向に調整することもできる。
つまり、第1ブラケット310と第2ブラケット320の各々は、表示モジュール110を任意の3次元方向の変位を許容した状態で、梁210に支持させる仮留め機能を有する。第1ブラケット310及び第2ブラケット320を梁210と連結する図示せぬボルトとナットは、梁210に対する表示モジュール110の位置を定めた後に締め付ける。これにより、表示モジュール110が梁210に固定される。
以上説明した第1ブラケット310及び第2ブラケット320を用いて、図1に示したように、表示モジュール群100をフレーム200にマトリクス状に敷き詰める。敷き詰めの過程で、上述した第1ブラケット310と第2ブラケット320の仮留め機能を利用して、互いに隣り合う表示モジュール110の間隔を調整する作業が必要である。以下、この理由を、図6を参照して説明する。
図6に、図1に示す表示画面SCにおいて任意の4つの表示モジュール110の角が近接した部分を拡大して示す。各々の表示モジュール110において、発光素子11は、X方向にピッチPXで、かつY方向にピッチPYで、回路基板12上に並んでいる。
仮に、X方向に隣り合う表示モジュール110のX方向の間隔GXが、予め設計された適正値からずれると、一方の表示モジュール110における、他方の表示モジュール110に最も近い発光素子11と、他方の表示モジュール110における、一方の表示モジュール110に最も近い発光素子11との、X方向の間隔PX’が、上記ピッチPXと異なる値になる。
この結果、図1に示す表示画面SCに映像が表示されているときに、それらX方向に隣り合う表示モジュール110の間の境界が目立ってしまう。つまり、間隔PX’のピッチPXからのずれが、ユーザに、Y方向に延びる線状の境界を視認させる原因となる。
同様に、Y方向に隣り合う表示モジュール110のY方向の間隔GYが、予め設計された適正値からずれると、一方の表示モジュール110における、他方の表示モジュール110に最も近い発光素子11と、他方の表示モジュール110における、一方の表示モジュール110に最も近い発光素子11との、Y方向の間隔PY’が、上記ピッチPYと異なる値になる。
この結果、図1に示す表示画面SCに映像が表示されているときに、それらY方向に隣り合う表示モジュール110の間の境界が目立ってしまう。つまり、間隔PY’のピッチPYからのずれが、ユーザに、X方向に延びる線状の境界を視認させる原因となる。
従って、図1に示す表示モジュール群100をマトリクス状に並べる過程で、隣り合う表示モジュール110の間隔を調整する作業が必要である。しかし、各々の表示モジュール110は、X方向の幅が2m以上、Y方向の高さが1.5m以上と大型で、かつ100kg以上の重量を有する。このため、隣り合う表示モジュール110の間隔GX及びGYを、上記境界が目立たなくなる程度に細かく調整することは難しい。間隔GX及びGYの調整のために表示モジュール110を動かす際には、勢い余って表示モジュール110が過剰に動いてしまいがちである。
そこで、本実施形態に係る表示装置600は、隣り合う表示モジュール110の間隔を容易に調整するための構成を備える。以下、その構成について、具体的に説明する。
図7に、図1に示した表示モジュール群100のうち、上記マトリクスの任意の要素(但し、Y方向両端の行及びX方向両端の列を除く。)を担う第1表示モジュールとしての表示モジュール110Sと、この表示モジュール110Sに隣り合う第2表示モジュールとしての表示モジュール110U、110D、110R、及び110Lを拡大して示す。表示モジュール110U及び110Dは、表示モジュール110SとY方向に隣り合う。表示モジュール110R及び110Lは、表示モジュール110SとX方向に隣り合う。
表示装置600は、X方向に隣り合う表示モジュール110の間に介在するX間隔調整具400Xと、Y方向に隣り合う表示モジュール110の間に介在するY間隔調整具400Yとを備える。
X間隔調整具400Xは、X方向に隣り合う表示モジュール110の間において、Y方向に間隔をあけて複数、具体的には上下に2つ設けられている。また、Y間隔調整具400Yは、Y方向に隣り合う表示モジュール110の間において、X方向に間隔をあけて複数、具体的には左右に2つ設けられている。
X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの各々は、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけ、自己が介在する上記間隔を変化させる。X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの構成は同様であるため、以下、1つのX間隔調整具400Xの構成を代表して具体的に説明する。
図8に示すように、X間隔調整具400Xは、各々X方向に進退する第1螺子部材410と第2螺子部材420を有する。第1螺子部材410と第2螺子部材420は、共にボルトによって構成されている。第1螺子部材410と第2螺子部材420は、X方向に関して同じ向き、具体的には右から左に向かって挿通されている。
第1螺子部材410は、表示モジュール110Sに形成された第1螺子穴TH1にねじ込まれ、隣の表示モジュール110Lに先端が押し当てられる。第1螺子部材410が時計回りに回転されると、その回転角度に応じた長さだけ、第1螺子部材410が、第1螺子穴TH1から隣の表示モジュール110Lに向かって繰り出される。このため、第1螺子部材410の回転角度に応じた距離だけ、間隔GXを広げることができる。
なお、第1螺子部材410が反時計回りに回転されると、その回転角度に応じた長さだけ、第1螺子部材410が、隣の表示モジュール110Lから離れる方向に退く。第1螺子部材410の先端と、隣の表示モジュール110Lとに隙間が確保されているとき、その隙間の分だけ、間隔GXを第2螺子部材420によって狭めることができる。
第2螺子部材420は、表示モジュール110Sに形成された貫通穴BHに挿通され、隣の表示モジュール110Lに形成された第2螺子穴TH2にねじ込まれる。第2螺子部材420の軸部の外径は、貫通穴BHの内径より小さく、第2螺子部材420の頭部の外径は、貫通穴BHの内径より大きい。ここで軸部とは、螺子溝が刻まれた棒状の部分を指し、頭部とは、工具で回転される部分を指す。
第2螺子部材420が時計回りに回転されると、その回転角度に応じた距離だけ、第2螺子部材420の頭部が、第2螺子穴TH2に近づく。このため、第2螺子部材420の回転角度に応じた距離だけ、間隔GXを狭めることができる。
なお、第2螺子部材420が反時計回りに回転されると、その回転角度に応じた長さだけ、第2螺子部材420が、隣の表示モジュール110Lから離れる方向に退く。第2螺子部材420の頭部と、表示モジュール110Sとに隙間が確保されているとき、その隙間の分だけ、間隔GXを第1螺子部材410によって広げることができる。
次に、一対の表示モジュール110Sと110Lの、第1螺子部材410と第2螺子部材420が通される部分の構成について説明する。
表示モジュール110Sの筐体20の、図2に示した表示ユニット10を囲む本体部21における第1螺子部材410と第2螺子部材420が通される部分は、第1補強板22で補強されている。第1補強板22は、本体部21の、図2に示した表示ユニット10に面する内面に、局所的に接合されている。
表示モジュール110Lの筐体20の、図2に示した表示ユニット10を囲む本体部21において、第1螺子部材410が押し当てられ、かつ第2螺子部材420が通される部分は、第2補強板23で補強されている。第2補強板23は、本体部21の、図2に示した表示ユニット10に面する内面に、局所的に接合されている。
なお、図8には、表示モジュール110Sの左側面の一部と、表示モジュール110Lの右側面の一部のみを示すが、表示モジュール110Sの図示せぬ右側面は表示モジュール110Lの右側面と同じ構成を有し、表示モジュール110Lの図示せぬ左側面は表示モジュール110Sの左側面と同じ構成を有する。従って、個々の表示モジュール110の筐体20が、本体部21と、第1補強板22と、第2補強板23とを有する。
本体部21、第1補強板22、及び第2補強板23は、いずれも金属板、具体的には鉄板によって構成されている。第1補強板22と第2補強板23は、本体部21より厚く形成されている。第1補強板22と第2補強板23の厚さは、本体部21の厚さの2倍以上である。具体的には、本体部21の厚さは2mm以下であり、第1補強板22と第2補強板23の厚さは4mm以上である。
上述した第1螺子穴TH1は、第1補強板22に形成されている。本体部21の、第1螺子穴TH1と連通する箇所には、貫通穴21Aが形成されている。貫通穴21Aの内径は、第1螺子部材410の軸部の外径より大きい。
上述した貫通穴BHは、第1補強板22に形成された貫通穴22Aと、本体部21に形成された貫通穴21Bとが連通したものである。
上述した第2螺子穴TH2は、第2補強板23に形成されている。第2補強板23は、本体部21の、第1螺子部材410が押し当てられる被押し当て領域PAの内側にも及んでいる。本体部21の、第2螺子穴TH2と連通する箇所には、貫通穴21Cが形成されている。貫通穴21Cの内径は、第2螺子部材420の軸部の外径より大きい。
以上、X間隔調整具400Xについて説明した。図7に示すY間隔調整具400Yも同様に構成されている。つまり、Y間隔調整具400Yは、図7に示すように、Y方向に隣り合う表示モジュール110の間において、各々Y方向に進退する第1螺子部材410と第2螺子部材420を有する。
Y間隔調整具400Yを構成する第1螺子部材410と第2螺子部材420は、共に下方から上方に向かって挿通される。従って、個々の表示モジュール110における筐体20の上面は、図8に示す表示モジュール110Lの右側面と同様の構成を有し、下面は、図8に示す表示モジュール110Sの左側面と同様の構成を有する。
以下、図9Aから図9Dを参照し、個々の表示モジュール110においてX間隔調整具400XとY間隔調整具400Yが設けられる部分の外観について具体的に説明する。
図9Aに示すように、1つの表示モジュール110の右側面には、X間隔調整具400Xの第2螺子部材420がねじ込まれる第2螺子穴TH2が、上下に2つ開口している。各々の第2螺子穴TH2の下方に位置する2点鎖線で囲んだ被押し当て領域PAに、X間隔調整具400Xの第1螺子部材410の先端が押し当てられる。
図9Bに示すように、1つの表示モジュール110の左側面には、X間隔調整具400Xの第2螺子部材420が挿通される貫通穴BHと、X間隔調整具400Xの第1螺子部材410がねじ込まれる第1螺子穴TH1との組が、上下に2組開口している。なお、図3には、表示モジュール110の左側面から突出した第1螺子部材410と第2螺子部材420が示されている。
図9Cに示すように、1つの表示モジュール110の上面には、Y間隔調整具400Yの第2螺子部材420が挿通される貫通穴BHと、Y間隔調整具400Yの第1螺子部材410がねじ込まれる第1螺子穴TH1との組が、左右に2組開口している。なお、図3には、表示モジュール110の上面から突出した第1螺子部材410と第2螺子部材420が示されている。
図9Dに示すように、1つの表示モジュール110の下面には、Y間隔調整具400Yの第2螺子部材420がねじ込まれる第2螺子穴TH2が、左右に2つ開口している。各々の第2螺子穴TH2の側方に位置する2点鎖線で囲んだ被押し当て領域PAに、Y間隔調整具400Yの第1螺子部材410の先端が押し当てられる。
また、本実施形態に係る表示モジュール110は、図1に示すフレーム200に先に置かれた表示モジュール110の上方に載せる際の位置決めを容易にする構成も備える。以下、その構成について説明する。
図10に示すように、各々の表示モジュール110の上面には、ピン510が設けられている。ピン510は、それが設けられている表示モジュール110の上方に積まれる表示モジュール110に向かって突出している。
ピン510は、図3にも示すように、先端に向かって先細りとなった円錐状をなしている。ピン510は、図9Cに示すように、1つの表示モジュール110の上面の複数の個所、具体的には、左右に2つ配置されている。
一方、図10に示すように、各々の表示モジュール110の底面には、下方に配置される表示モジュール110のピン510が嵌まる嵌合穴520が形成されている。1つの表示モジュール110の上面においてピン510が左右に合計2つ設けられていることに対応して、嵌合穴520も、図9Dに示すように、1つの表示モジュール110の底面において、左右に合計2つ形成されている。
ピン510が、先端に向かって先細りとなった形状を有しているので、先に固定した表示モジュール110の上方に、別の表示モジュール110を載せる際、上方の表示モジュール110のXZ面内の位置が、下方の表示モジュール110のXZ面内の位置と多少ずれていても、嵌合穴520の内面がピン510の外面によって案内されながら、嵌合穴520とピン510とが嵌る。このため、上方の表示モジュール110が、下方の表示モジュール110に対して大まかに位置決めされる。
但し、嵌合穴520の開口径は、それに嵌るピン510の根元の外径より大きい。このため、嵌合穴520が下方の表示モジュール110のピン510に嵌った状態の上方の表示モジュール110は、下方の表示モジュール110に対して、Y方向のみならず、X方向にも相対変位が可能である。
このため、上述した第1ブラケット310と第2ブラケット320の仮留め機能を利用しつつ、上述したX間隔調整具400X及びY間隔調整具400Yによって、上方の表示モジュール110をX方向及びY方向に相対変位させることができる。
以下、上述した表示装置600の製造方法について説明する。前提として、図1に示すフレーム200は既に組まれているものとし、フレーム200に表示モジュール群100をマトリクス状に敷き詰める敷き詰め工程について具体的に説明する。
まず、表示モジュール群100が構成するマトリクスの、最下段の1行を構成する表示モジュール110のうちの1つを、図4に示す基礎部材230上に載置する。そして、その表示モジュール100を、図4に示す第1ブラケット310及び第2ブラケット320によって、梁210に固定する。
次に、基礎部材230上における、その固定した表示モジュール110のX方向の隣に、次の表示モジュール110を載置する。そして、その載置した表示モジュール110を、第1ブラケット310と第2ブラケット320によって、梁210に仮留めする。仮留めとは、既述のように、表示モジュール110を、変位を許容した状態で梁210に取り付けることをいう。
次に、その仮留めされた表示モジュール110と、その隣の先に固定した表示モジュール110との間に、図7に示すX間隔調整具400Xを介在させる。即ち、その仮留めされた表示モジュール110と、先に固定した表示モジュール110との一方から他方に、図8に示す第1螺子部材410と第2螺子部材420を通す。
次に、その仮留めされた表示モジュール110と、先に固定した表示モジュール110とのX方向の間隔を、X間隔調整具400Xによって調整する。X間隔調整具400Xを回転させることで、仮留めされた表示モジュール110が、先に固定した表示モジュール110に対してX方向に変位する。
次に、X方向の間隔の調整が完了すると、仮留めしていた表示モジュール110を梁210に固定する。即ち、第1ブラケット310及び第2ブラケット320と梁210とを連結するボルト及びナットを、表示モジュール110の変位が制限される程度のトルクで締め付ける。
そして、その固定した表示モジュール110のX方向の隣に、再び次の表示モジュール110を載置し、以降同様の作業を繰り返す。このようにして、マトリクスの最下段の1行を構成するすべての表示モジュール110をフレーム200に敷き詰める。なお、最下段の1行を敷き詰めた後は、図4に示す基礎部材230は取り除いてもよい。
次に、最下段の直上の段にあたる、最下段から数えて2行目を構成する表示モジュール110のうちの1つを、既に固定した最下段の表示モジュール110の上に積む。積む過程で、表示モジュール110の図10に示す嵌合穴520が、最下段の表示モジュール110の図10に示すピン510に嵌る。このため、積まれた表示モジュール110が、大まかに位置決めされた状態となる。
次に、その大まかに位置決めされた表示モジュール110を、第1ブラケット310と第2ブラケット320によって梁210に仮留めする。そして、その仮留めされた表示モジュール110と、その下の既に固定された表示モジュール110との間に、図7に示すY間隔調整具400Yを介在させる。
次に、その仮留めされた表示モジュール110と、下方の表示モジュール110とのY方向の間隔を、Y間隔調整具400Yによって調整し、調整が完了すると、その仮留めされていた表示モジュール110を梁210に固定する。
次に、その固定した表示モジュール110のX方向の隣に、次の表示モジュール110を仮留めする。そして、その仮留めした表示モジュール110と、そのX方向の隣の先に固定した表示モジュール110との間にX間隔調整具400Xを介在させると共に、その仮留めした表示モジュール110と、下方の既に固定された表示モジュール110との間にY間隔調整具400Yを介在させる。
次に、その仮留めした表示モジュール110と、下方の表示モジュール110とのY方向の間隔、及びその仮留めした表示モジュール110とX方向に隣り合う表示モジュール110とのX方向の間隔を、それぞれY間隔調整具400Y、X間隔調整具400Xによって調整する。調整が完了すると、その仮留めしていた表示モジュール110を梁210に固定する。
以降、同様の作業を繰り返し、最下段から数えて2行目を構成するすべての表示モジュール110を敷き詰める。その後、同様にして、最下段から数えて3行目を構成するすべての表示モジュール110を敷き詰める。
このようにして、敷き詰め工程では、既にフレーム200に固定した表示モジュール110の隣に、次の表示モジュール110を仮留めし、両者の間隔の調整を行う間隔調整工程と、間隔が調整された次の表示モジュール110をフレーム200に固定する固定工程とを繰り返すことにより、表示モジュール群100を下段から上段に向かって、マトリクス状に敷き詰める。
なお、マトリクスの各行を敷き詰める際、その行における両端を除く中間部分を担う表示モジュール110を、最初に梁210に固定するのが好ましい。これにより、その最初に固定した表示モジュール110の左右両方向に並行して、表示モジュール110を敷き詰めてゆくことができるので、その行を効率的に敷き詰めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、X間隔調整具400Xを回転させることにより、その回転角度に応じた距離だけ、X方向に隣り合う表示モジュール110の間隔GXを変化させることができる。また、Y間隔調整具400Yを回転させることにより、その回転角度に応じた距離だけ、Y方向に隣り合う表示モジュール110の間隔GYを変化させることもできる。X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yとを回転させることにより、表示モジュール110を動かすので、勢い余って表示モジュール110を過剰に動かしてしまうことを抑制でき、隣り合う表示モジュール110の間隔を容易に調整することができる。
また、図7に示したように、X方向に隣り合う一対の表示モジュール110間に、X間隔調整具400XがY方向に間隔をあけて2つ設けられ、Y方向に隣り合う一対の表示モジュール110間に、Y間隔調整具400YがX方向に間隔をあけて2つ設けられる。つまり、隣り合う一対の表示モジュール110において、第1螺子穴TH1、第2螺子穴TH2、及び貫通穴BHの組が、表示画面SCに対する正面視において、それら一対の表示モジュール110が向かい合う方向と直交する方向に間隔をあけて、2組形成されている。このため、各々の表示モジュール110の、XY面内での回転も調整できる。
[実施形態2]
上述した第1螺子部材410、第2螺子部材420、第1螺子穴TH1、第2螺子穴TH2、及び貫通穴BHのうち少なくともいずれかは、表示モジュール110の搬送のための搬送用治具を、表示モジュール110に取り付ける用途を兼ねてもよい。本明細書において、搬送用治具とは、搬送を容易にさせる部材を意味する。以下、その具体例について説明する。
図11に示すように、本実施形態では、各々の表示モジュール110に、その表示モジュール110を立てた姿勢に保持する搬送用治具としてのスタンド710が取り付けられる。スタンド710は、上述した第1螺子部材410及び第2螺子部材420によって、表示モジュール110の左右両側面の下端部に取り付けられる。
第1螺子部材410は、スタンド710を貫通して、図9Bに示す下方の第1螺子穴TH1に、Xプラス方向にねじ込まれている。第2螺子部材420は、スタンド710及び図9Bに示す下方の貫通穴BHを貫通して、筐体20内に配置された図示せぬナットにXプラス方向にねじ込まれている。
スタンド710を表示モジュール110に取り付けたので、表示モジュール110の搬送の過程で、表示モジュール110を所望の場所に仮置きできる。スタンド710は、表示モジュール110を立てた姿勢で保持するので、仮置きの際に、表示モジュール110の、図6に示す発光素子11が設けられた正面を、床や地面に接触させずに済む。
また、表示モジュール110の上面には、表示モジュール110を吊り上げるための搬送用治具としてのアイボルト720が取り付けられる。アイボルト720は、表示モジュール110の上面の左右両端部に取り付けられる。各々のアイボルト720は、図9Cに示す第1螺子穴TH1に、Yマイナス方向にねじ込まれている。
吊り金具として機能するアイボルト720を表示モジュール110に取り付けたので、例えば、荷積みの際や、図1に示すフレーム200に表示モジュールを載置する際等に、表示モジュール110をクレーンで吊って搬送することができる。
図12に示すように、複数の表示モジュール110を、連結具730で連結させてもよい。これにより、その連結された複数の表示モジュール110を一括して運ぶことができる。連結具730も、搬送を容易にする搬送用治具の概念に含まれる。
この場合、各表示モジュール110の上面において、アイボルト720を、連結具730を通して表示モジュール110にねじ込む。これにより、アイボルト720が、連結具730を取り付ける機能を兼ねる。また、連結具730は、複数のスタンド710にも跨って設けられ、それらスタンド710を連結している。
連結された3つの表示モジュール110の、図6に示す発光素子11が設けられた正面は、互いに平行に並んでいる。表示モジュール110が並べられる方向に関して両端の表示モジュール110の上記正面は、内方を向いている。つまり、両端の表示モジュール110は、後面を外方に向けている。これにより、搬送の過程で、上記正面が他の部材と接触することを回避できる。
図13に示すように、本実施形態では、まず、表示モジュール群100を構成する表示モジュール110の各々に、表示モジュール110の搬送のための搬送用治具として、スタンド710及びアイボルト720を取り付ける。また、複数の表示モジュール110を連結具730で連結させる。この工程を、搬送用治具取り付け工程と呼ぶ(ステップS10)。
次に、それら搬送用治具としてのスタンド710、アイボルト720、及び連結具730が取り付けられた複数の表示モジュール110を、図1に示すフレーム200が設置される設置現場に搬送する。この工程を、搬送工程と呼ぶ(ステップS20)。
次に、設置現場において、搬送用治具としてのスタンド710、アイボルト720、及び連結具730を表示モジュール110から取り外す。このとき、スタンド710の取り付けに用いられた第1螺子部材410及び第2螺子部材420も取り外される。この工程を、搬送用治具取り外し工程と呼ぶ(ステップS30)。なお、アイボルト720については、表示モジュール110をフレーム200に載せた後に取り外してもよい。
次に、実施形態1で説明した要領で、隣り合う表示モジュール110の間隔を調整しながら、表示モジュール群100をフレーム200に対してマトリクス状に敷き詰める。これにより、表示モジュール群100によって表示画面SCを構成する。この工程を、敷き詰め工程と呼ぶ(ステップS40)。
本実施形態によれば、スタンド710、アイボルト720、及び連結具730を表示モジュール110に取り付けるので、表示モジュール110の搬送が容易になる。
スタンド710の取り付けに、第1螺子部材410と第2螺子部材420を利用するので、搬送を容易化するために要する部品の点数を削減できる。なお、アイボルト720を、Y間隔調整具400Yを構成する第1螺子部材410として利用してもよい。これにより、さらなる部品点数の削減が図られる。
また、第1螺子部材410と第2螺子部材420のみならず、第1螺子穴TH1も、表示モジュール110へのスタンド710及びアイボルト720の取り付けに利用される。このため、筐体20の構成の簡素化が図られる。
[実施形態3]
上記実施形態1及び2では、表示モジュール110をフレーム200に固定した後もX間隔調整具400XとY間隔調整具400Yを、隣り合う表示モジュール110の間に残した。表示モジュール110をフレーム200に固定した後は、X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yを取り除いてもよい。以下、その具体例について説明する。
図14に示すように、本実施形態では、図13のステップS40の敷き詰め工程の途中に、X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yを取り去る工程(ステップS45)を有する。以下、具体的に説明する。
敷き詰め工程では、まず、1つ目の表示モジュール110をフレーム200に固定する(ステップS41)。次に、既にフレーム200に固定した表示モジュール110の隣に、次の表示モジュール110を仮留めし(ステップS42)、X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの少なくとも一方を用いて、両者の間隔を調整する(ステップS43)。次に、仮留めしていた表示モジュール110をフレーム200に固定する(ステップS44)。ここまでは、実施形態1で説明した通りである。
次に、本実施形態では、間隔調整具を取り去る(ステップS45)。ここでいう間隔調整具とは、ステップS43での間隔の調整に用いたものを指す。つまり、ステップS43でX間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの両方を用いた場合は、ステップS45ではそれら両方を取り去る。また、ステップS43でX間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの一方のみを用いた場合は、その一方のみを取り去ればよい。
次に、すべての表示モジュール110の、フレーム200への敷き詰めが完了していなければ(ステップS46のNO)、再びステップS42に戻り、完了していれば(ステップS46のYES)、敷き詰め工程を終了する。
本実施形態によれば、X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yを取り去るので、表示装置600が熱変形した場合に、隣り合う表示モジュール110が、フレーム200に固定されたままの状態で、互いに近づく方向にも互いに離れる方向にも変位できる。このため、例えば、表示装置600の電源をONした直後や、表示装置600が設置される環境の温度が急変した場合等に、表示装置600の各部に応力が生じにくい。
なお、本実施形態では、表示モジュール群100を敷き詰めながら、間隔を調整する役割を終えたX間隔調整具400XとY間隔調整具400Yを取り去ったが、すべての表示モジュール110を敷き詰めた後に、すべてのX間隔調整具400XとY間隔調整具400Yを取り去っても同様の効果が得られる。即ち、敷き詰め工程と並行して、又は敷き詰め工程の後に、隣り合う表示モジュール110の間隔の調整に用いた間隔調整具を取り去る工程を有していればよい。
[実施形態4]
上記実施形態1では、図8に示したように、隣り合う表示モジュール110を引き離す第1螺子部材410が、それら表示モジュール110が向かい合う方向に進退したが、それら表示モジュール110が向かい合う方向と交差する方向に進退する螺子部材によっても、それら表示モジュール110を引き離すことができる。以下、その具体例について説明する。
図15に示すように、本実施形態に係るX間隔調整具430は、隣り合う表示モジュール110が向かい合うX方向と直交するY方向に進退する螺子部材440と、この螺子部材440がねじ込まれた螺子穴TH3が形成されているスライダ450とを有する。
螺子部材440は、螺子溝が切られた軸部の、頭部とは反対側の端部に設けられたくさび部441を有する。くさび部441は、先端に向かうに従って先細りとなった円錐状をなしている。くさび部441は、隣り合う表示モジュール110の間に進入する。なお、隣り合う表示モジュール110の、くさび部441が当たる部分は面取りされていることが好ましい。
スライダ450は、図1に示したフレーム200に沿ってX方向にスライドさせることができ、X方向の所望の位置で、フレーム200に固定することができる。スライダ450がフレーム200に固定されたとき、スライダ450のY方向の変位が規制される。フレーム200へのスライダ450の固定には、図示せぬボルト及びナットが用いられる。
以下、X間隔調整具430の使用方法について説明する。まず、くさび部441の先端が、隣り合う表示モジュール110の境界に位置するように、スライダ450を位置決めする。そして、スライダ450をフレーム200に固定する。
次に、螺子部材440を回転させると、くさび部441が、X方向に隣り合う表示モジュール110の間隔GXを押し広げながら、Yプラス方向に進む。このため、間隔GXを広げることができる。
本実施形態に係るX間隔調整具430も、図8に示すX間隔調整具400Xと同様に、フレーム200において互いに隣り合う表示モジュール110Sと110Lの間に介在し、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけ互いに隣り合う表示モジュール110Sと110Lの間隔GXを変化させるものである。
なお、スライダ450がY方向にスライドし、螺子部材440がX方向に進退する向きに、それらスライダ450及び螺子部材440をフレーム200に取り付けることもできる。この場合は、それらスライダ450及び螺子部材440によって、Y方向に隣り合う表示モジュール110の間隔GYを押し広げるY間隔調整具が構成される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限られない。以下に述べる変形も可能である。
上記実施形態では、表示モジュール110同士の間隔をX間隔調整具400XとY間隔調整具400Yで調整したが、表示モジュール群100が構成するマトリクスの、列の延在方向両端の行及び行の延在方向両端の列を担う表示モジュール110については、フレーム200との間隔を、X間隔調整具400X又はY間隔調整具400Yで調整してもよい。この場合は、フレーム200を構成する柱構造体220や基礎部材230に、第1螺子穴TH1、第2螺子穴TH2、貫通穴BH、及び被押し当て領域PAから選ばれる少なくとも1つが形成される。
特に、表示画面SCに対する正面視において、上記マトリクスの最下段の1行を構成する表示モジュール110には、その表示モジュール110が載置される基礎部材230に押し当てられる第1螺子部材410がねじ込まれる第1螺子穴TH1が形成されていてもよい。あるいは、表示モジュール110には、基礎部材230に形成された第1螺子穴TH1にねじ込まれた第1螺子部材410が押し当てられる被押し当て領域PAが設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、第1螺子部材410と第2螺子部材420をXY平面に平行な方向に進退させたが、Z方向に進退する向きに通した第1螺子部材410と第2螺子部材420の少なくとも一方を用いて、表示モジュール110の、フレーム200に対するZ方向の位置を調整してもよい。この場合も、フレーム200を構成する柱構造体220や基礎部材230に、第1螺子穴TH1、第2螺子穴TH2、貫通穴BH、及び被押し当て領域PAから選ばれる少なくとも1つが形成される。
以上のように、表示装置600は、フレーム200と表示モジュール110との間に介在し、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけフレーム200と表示モジュール110との間隔を変化させる図示せぬフレーム間隔調整具をさらに備えてもよい。このフレーム間隔調整具は、フレーム200と表示モジュール110とのX方向の間隔を調整するものであってもよいし、Y方向の間隔を調整するものであってもよいし、Z方向の間隔を調整するものであってもよい。Z方向の間隔を調整するフレーム間隔調整具を、1つの表示モジュール110とフレーム200との間に複数配置することにより、その表示モジュール110の、XY平面に対する傾斜角を容易に調整することができる。
上記実施形態では、X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yが、隣り合う表示モジュール110を引き離す機能と引き寄せる機能の双方を有していたが、これらのうちの一方の機能のみを有していてもよい。X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの各々が、隣り合う表示モジュール110を引き離す機能のみを有する場合でも、隣り合う表示モジュール110を一旦充分に寄せておき、両者の間隔をX間隔調整具400X又はY間隔調整具400Yで徐々に広げることで、両者の間隔を適正な値に近づけることができる。また、X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの各々が、隣り合う表示モジュール110を引き寄せる機能のみを有する場合でも、隣り合う表示モジュール110を一旦充分に離しておき、両者の間隔をX間隔調整具400X又はY間隔調整具400Yで徐々に狭めることで、両者の間隔を適正な値に近づけることができる。
上記実施形態では、隣り合う表示モジュール110の間隔を調整する間隔調整具として、X間隔調整具400XとY間隔調整具400Yの双方を用いたが、X方向又はY方向の間隔を調整する必要がない場合は、これらのうちの一方のみを用いてもよい。
上記実施形態では、図8に示したように、第1螺子穴TH1が形成された第1補強板22を本体部21に貼り付け、第2螺子穴TH2が形成された第2補強板22を本体部21に貼り付けた構成を例示したが、表示モジュール110に第1螺子穴TH1と第2螺子穴TH2を形成する手法はこれらに制限されない。第1螺子穴TH1と第2螺子穴TH2を本体部21に直接タッピングしてもよい。また、第1螺子穴TH1が形成されたナット、及び第2螺子穴TH2が形成されたナットを、本体部21に溶接してもよい。
上記実施形態では、表示モジュール110の上面に上方に突出したピン510を設けたが、表示モジュール110の側面に左右方向に突出したピンを設け、その表示モジュール110と左右方向に隣り合う表示モジュール110に、そのピンが嵌る嵌合穴を形成してもよい。
上記実施形態では、敷き詰め工程において、既にフレーム200に固定した表示モジュール110の隣に、次の表示モジュール110を仮留めし、両者の間隔の調整を行う間隔調整工程と、間隔が調整された次の表示モジュール110をフレーム200に固定する固定工程とを繰り返したが、一旦すべての表示モジュール110をフレーム200に仮留めした後に、隣り合う表示モジュール110の間隔を調整してもよい。また、すべての隣り合う表示モジュール110の間隔の調整を終えた後に、すべての表示モジュール110を固定してもよい。
上記実施形態では、敷き詰め工程において、表示モジュール群100を下段から上段に向かって敷き詰めたが、上段から下段に向かって敷き詰めてもよい。表示モジュール110の敷き詰めを進行させる方向は、任意である。
上記実施形態では、搬送用治具として、スタンド710、アイボルト720、及び連結具730を例示したが、搬送用治具はこれらに限定されない。搬送用治具として、表示モジュール110のハンドリングのための把手を表示モジュール110に取り付けてもよい。また、明細書において、表示モジュール110の各々に搬送用治具を取り付けるとは、複数の表示モジュールを1セットとして、その1セットにおいて共通して使用される搬送用治具を取り付けることも含む概念とする。
本発明は、その広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされる。上記実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。請求の範囲内及びそれと同等の範囲内で施される変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、映像を表示する表示装置に利用することができる。本発明によれば、各々の表示モジュールがたとえ大型で重量が嵩むものであっても、表示モジュールの間隔を容易に調整することができるので、本発明は、家庭用の表示装置よりも大型の表示装置に特に適する。大型の表示装置は、例えば、競技場、イベント会場、繁華街、広場、建物の壁面等に設置されうる。
10…表示ユニット、11…発光素子、12…回路基板、20…筐体、21…本体部、21A,21B,21C…貫通穴、22…第1補強板、22A…貫通穴、23…第2補強板、100…表示モジュール群、110…表示モジュール、110S…表示モジュール(第1表示モジュール)、110U,110D,110R,110L…表示モジュール(第2表示モジュール)、200…フレーム、210…梁、211…X長穴、220…柱構造体、230…基礎部材、310…第1ブラケット、311…基部、312…突出部、313…Y長穴、314…ボルト、315…Z長穴、320…第2ブラケット、321…基部、322…突出部、323…Y長穴、324…ボルト、325…Z長穴、400X…X間隔調整具(間隔調整具)、400Y…Y間隔調整具(間隔調整具)、410…第1螺子部材(螺子部材)、420…第2螺子部材(螺子部材)、430…X間隔調整具(間隔調整具)、440…螺子部材、441…くさび部、450…スライダ、510…ピン、520…嵌合穴、600…表示装置、710…スタンド(搬送用治具)、720…アイボルト(搬送用治具)、730…連結具(搬送用治具)、SC…表示画面、TH1…第1螺子穴、TH2…第2螺子穴、TH3…螺子穴BH…貫通穴、PA…被押し当て領域、PX,PY…ピッチ、GX,PX’…X方向の間隔、GY,PY’…Y方向の間隔。

Claims (11)

  1. マトリクス状に敷き詰められることにより、映像を表示する表示画面を構成する複数の表示モジュールを備える表示モジュール群であって、
    前記複数の表示モジュールから選択される少なくとも1つの第1表示モジュールに、前記複数の表示モジュールのうち前記表示画面を構成する際に該第1表示モジュールの隣に配置される第2表示モジュールに押し当てられる第1螺子部材がねじ込まれる第1螺子穴が、形成されており、かつ、
    前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに貫通穴が形成されている一方で、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの他方の表示モジュールには、軸部の外径が前記貫通穴の内径より小さく、頭部の外径が前記貫通穴の内径より大きく、該他方の表示モジュールに向かって前記貫通穴に挿通される第2螺子部材がねじ込まれる第2螺子穴が、形成され、
    前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材を進退させることによって、前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材の進退方向における、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールとの間隔の調整が、行われる、
    表示モジュール群。
  2. 一対の前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールにおいて、前記第1螺子穴、前記第2螺子穴、及び前記貫通穴の組が、前記表示画面に対する正面視において前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールとが向かい合う方向と交差する方向に間隔をあけて、複数組形成されている、
    請求項1に記載の表示モジュール群。
  3. 前記第2表示モジュールには、
    前記複数の表示モジュールが前記表示画面において構成するマトリクスの行の延在方向に関して前記第1表示モジュールに隣り合う前記表示モジュールと、
    前記マトリクスの列の延在方向に関して前記第1表示モジュールに隣り合う前記表示モジュールと、
    が含まれる、請求項1又は2に記載の表示モジュール群。
  4. 前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに、他方の表示モジュールに向かって突出し、かつ先端に向かって先細りとなった形状を有するピンが設けられており、
    前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの前記他方の表示モジュールには、前記ピンが嵌まる嵌合穴が形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の表示モジュール群。
  5. マトリクス状に敷き詰められることにより、映像を表示する表示画面を構成する複数の表示モジュール
    前記複数の表示モジュールから選択される少なくとも1つの第1表示モジュールに形成される第1螺子穴にねじ込まれ、前記複数の表示モジュールのうち前記表示画面を構成する際に該第1表示モジュールの隣に配置される第2表示モジュールに押し当てられる第1螺子部材と
    軸部の外径が、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに形成された貫通穴の内径より小さく、頭部の外径が前記貫通穴の内径より大きく、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの他方の表示モジュールに向かって前記貫通穴に挿通され、前記他方の表示モジュールに形成された第2螺子穴にねじ込まれる第2螺子部材と
    前記複数の表示モジュールの各々に対して、前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材によって取り付けられ、該表示モジュールを立てた姿勢に保持するスタンドと、
    を備える、表示モジュール群。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の表示モジュール群と、
    前記表示モジュール群がマトリクス状に配列されるフレームと、
    マトリクス状に配列された前記表示モジュール群を前記フレームに固定する固定具と、
    を備える表示装置。
  7. 前記固定具が、前記表示モジュール群から選択される一対の前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールを、両者の間隔が変化する相対変位が許容された状態で、前記フレームに支持させる仮留め機能を有する、
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 各々映像を表示する複数の表示モジュールと、
    前記複数の表示モジュールがマトリクス状に配列されるフレームと、
    前記フレームにおいて互いに隣り合う前記表示モジュールの間に介在し、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけ前記互いに隣り合う前記表示モジュールの間隔を変化させる間隔調整具と、
    前記間隔調整具によって前記互いに隣り合う前記表示モジュールの前記間隔が調整された前記複数の表示モジュールを、前記フレームに固定する固定具と、
    を備え、
    前記間隔調整具は、
    前記複数の表示モジュールから選択される少なくとも1つの第1表示モジュールに形成される第1螺子穴にねじ込まれ、前記複数の表示モジュールのうち表示画面を構成する際に該第1表示モジュールの隣に配置される第2表示モジュールに押し当てられる第1螺子部材と、
    軸部の外径が、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに形成された貫通穴の内径より小さく、頭部の外径が前記貫通穴の内径より大きく、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの他方の表示モジュールに向かって前記貫通穴に挿通され、前記他方の表示モジュールに形成された第2螺子穴にねじ込まれる第2螺子部材と、
    を有し、
    前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材を進退させることによって、前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材の進退方向における、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールとの前記間隔の調整が、行われる、
    表示装置。
  9. 各々映像を表示する複数の表示モジュールを、フレームに対してマトリクス状に敷き詰めることにより、前記複数の表示モジュールによって表示画面を構成する敷き詰め工程を有する、表示装置の製造方法であって、
    前記敷き詰め工程が、前記フレームにおいて互いに隣り合う前記表示モジュールの間隔の調整を行う間隔調整工程を含み、
    前記間隔調整工程における前記間隔の調整は、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけ前記間隔を変化させる間隔調整具を用いて行い、
    前記間隔調整具は、
    前記複数の表示モジュールから選択される少なくとも1つの第1表示モジュールに形成される第1螺子穴にねじ込まれ、前記複数の表示モジュールのうち前記表示画面を構成する際に該第1表示モジュールの隣に配置される第2表示モジュールに押し当てられる第1螺子部材と、
    軸部の外径が、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの一方の表示モジュールに形成された貫通穴の内径より小さく、頭部の外径が前記貫通穴の内径より大きく、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールのうちの他方の表示モジュールに向かって前記貫通穴に挿通され、前記他方の表示モジュールに形成された第2螺子穴にねじ込まれる第2螺子部材と、
    を有し、
    前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材を進退させることによって、前記第1螺子部材及び前記第2螺子部材の進退方向における、前記第1表示モジュールと前記第2表示モジュールとの前記間隔の調整が、行われる、
    表示装置の製造方法。
  10. 前記敷き詰め工程の前に、
    前記複数の表示モジュールの各々に、該表示モジュールの搬送のための搬送用治具を取り付ける搬送用治具取り付け工程と、
    前記搬送用治具が取り付けられた前記複数の表示モジュールを、前記フレームが設置される設置現場に搬送する搬送工程と、
    前記設置現場において、前記搬送用治具を前記表示モジュールから取り外す搬送用治具取り外し工程と、をさらに有し、
    前記第1螺子部材、前記第2螺子部材、前記第1螺子穴、及び前記第2螺子穴のうち少なくともいずれかは、前記表示モジュールへの前記搬送用治具の取り付けにも利用される、
    請求項に記載の表示装置の製造方法。
  11. 各々映像を表示する複数の表示モジュールを、フレームに対してマトリクス状に敷き詰めることにより、前記複数の表示モジュールによって表示画面を構成する敷き詰め工程を有する、表示装置の製造方法であって、
    前記敷き詰め工程が、前記フレームにおいて互いに隣り合う前記表示モジュールの間隔の調整を行う間隔調整工程を含み、
    前記間隔調整工程における前記間隔の調整は、回転されることにより、その回転角度に応じた距離だけ前記間隔を変化させる間隔調整具を用いて行
    前記間隔調整具が、
    前記互いに隣り合う前記表示モジュールのうちの一方に形成された螺子穴にねじ込まれ、前記互いに隣り合う前記表示モジュールが向かい合う方向に進退する螺子部材、
    を有し、
    前記敷き詰め工程の前に、
    前記複数の表示モジュールの各々に、該表示モジュールの搬送のための搬送用治具を取り付ける搬送用治具取り付け工程と、
    前記搬送用治具が取り付けられた前記複数の表示モジュールを、前記フレームが設置される設置現場に搬送する搬送工程と、
    前記設置現場において、前記搬送用治具を前記表示モジュールから取り外す搬送用治具取り外し工程と、を有し、
    前記螺子部材と前記螺子穴の少なくとも一方が、前記表示モジュールへの前記搬送用治具の取り付けにも利用される、
    表示装置の製造方法。
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