JP3754967B2 - 鉄骨柱の目違い矯正治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄骨柱を接続するに際し、その目違いを矯正する目違い矯正治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高層ビル等の建設に際しては、図5の如く、既設の鉄骨柱1(以下、既設柱1という。)の各々の上端部に新設の鉄骨柱2(以下、新設柱2という。)を連結し、かつ、新設柱2の相互間に鉄骨梁3を渡して、既設柱1の上に新設柱2及び鉄骨梁3をボルトによる仮組み・溶接してから、既設柱1及び新設柱2を溶接により接合している。既設柱1及び新設柱2を接合するときには、新設柱2の鉛直性を確保する必要があり、新設柱2の建直しを必ず行っている。
【0003】
従来、新設柱2を建直す際には、例えば図5の如く、既設柱1及び新設柱2を連結しつつ新設柱2の目違い及び傾きを矯正する建直し治具4を使用していた(例えば特許文献1参照)。この建直し治具4は、図6の如く、既設柱1及び新設柱2の各側面に溶接してある下側エレクションピース5及び上側エレクションピース6の各々の挿通孔(図示略)に固定ボルト7,8を挿し通して取付けてある。
【0004】
新設柱2の目違いは、新設柱2をクレーンでもって吊上げた状態で、下側水平押圧ボルト9,10,11及び上側水平押圧ボルト12,13,14でもって下側エレクションピース5及び上側エレクションピース6の側面を押圧して新設柱2を水平移動させることによって矯正する。
【0005】
新設柱2の傾きは、上下のエレクションピース5,6の相互間に嵌り込む油圧ジャッキ装置15でもって新設柱2の一側面(例えば右側面)の上側エレクションピース6を押上げると共に、新設柱2の対向する側面(例えば左側面)の上側エレクションピース6の上面を鉛直押圧ボルト16でもって押下げることによって矯正する。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−047806号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の如く新設柱2の建て入れの際に建直しを行なっても、新設柱2の相互の間隔が所期の間隔になっていないことがあった。このことは、新設柱2の目違い矯正時に上記の各水平押圧ボルト9〜14の締付けが緩いために、既設柱1の上端部に新設柱2を載置するとき又は新設柱2の傾きを矯正するときに新設柱2が僅かにずれること、或いは施工管理の不備などが原因であると考えられる。
【0008】
従来の建直し治具4は、上記の如く水平押圧ボルト9〜14の締付けにより、新設柱2の目違いを矯正するものであるから、矯正対象の新設柱をクレーンで吊上げなければ、その目違いを矯正できない。既設柱1に連結して建直しを終えた新設柱2からは、他の新設柱を他の既設柱に連結するために、クレーンを取外してある。このため、従来の建直し治具4では、全ての新設柱2を建て入れた後に新設柱2の目違いが見つかると、矯正対象の新設柱を再度クレーンで吊上げて目違いの矯正をやり直す手間と時間を要するので、工期が遅延するという問題があった。
【0009】
また、新設柱2及び鉄骨梁3を仮組みした後、或いは新設柱2及び鉄骨梁3を溶接した後に、新設柱2の傾きや目違いが見つかることもあった。このことは、鉄骨製作精度の悪さ、即ち新設柱2及び鉄骨梁3の長さ寸法又は図示外の仮組み用ボルト孔の穿設箇所などの精度誤差や、溶接による鉄骨の収縮が原因であると考えられる。このように新設柱2及び鉄骨梁3の仮組み以降に新設柱2の傾きや目違いが見つかると、従来の建直し治具4では、油圧ジャッキ装置15により新設柱2の傾きを矯正することはできても、新設柱2をクレーンで吊上げることができないので、新設柱2の目違いを矯正することができないという問題があった。
【0010】
本発明はかかる課題に鑑み創案するに至ったものであって、その目的は、クレーンを使用せずに新設柱の目違いを矯正可能な目違い矯正治具を提供することにより、新設柱の目違いを迅速に矯正して工期短縮を図ると共に、新設柱の鉛直性をより一層向上させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る鉄骨柱の目違い矯正治具は、既設の鉄骨柱の上端に新設の鉄骨柱を連結した状態で新設の鉄骨柱の目違いを矯正する目違い矯正治具であって、既設の鉄骨柱の側面に設けた下側エレクションピースの一方の面に沿って延設する第1鉛直部と、下側エレクションピースの他方の面に沿って延設する前記第1鉛直部よりも長い第2鉛直部と、前記第1鉛直部及び第2鉛直部間に形成され前記下側エレクションピースの上部に嵌合する溝とを備えた基台部と、新設の鉄骨柱の側面に設けた上側エレクションピースの側方に向かって前記第2鉛直部側の基台部から延在するアーム部とを備えた治具本体と、前記第1鉛直部の下端部の下方に位置する平板状の押え板と、前記押え板と第2鉛直部とを下側エレクションピースに形成された挿通孔に挿通して固定する取付ボルトと、前記アーム部と前記上側エレクションピースとの間に設置されたジャッキ装置とを備えたことを特徴としている。本発明の目違い矯正治具は、上記の建直し具等により既設の鉄骨柱及び新設の鉄骨柱を連結した状態で、前記治具本体を既設の鉄骨柱の下側エレクションピースに取付けて前記ジャッキ装置を作動させると、前記治具本体のアーム部と前記新設の鉄骨柱の上側エレクションピースとが離間して前記新設の鉄骨柱が水平移動する。このように本発明は、ジャッキ装置によって前記新設の鉄骨柱を水平移動させるようにしたから、前記新設の鉄骨柱をクレーンで吊上げなくても目違いの矯正を行なえる。
【0012】
また、本発明に係る鉄骨柱の目違い矯正治具は、前記治具本体のアーム部から前記上側エレクションピースに向けてジャッキ取付部を設けたことを特徴としている。治具本体に設けたジャッキ取付部にジャッキ装置を取付けると、新設の鉄骨柱の上側エレクションピースに対するジャッキ装置の作用点が所定の位置に定まるから、新設の鉄骨柱の移動方向の精度を高めることができる。
【0013】
また、本発明に係る鉄骨柱の目違い矯正治具は、前記ジャッキ取付部の位置を前記治具本体のアーム部に沿って上下方向に変更可能に構成したことを特徴としている。このようにジャッキ取付部の位置を変更可能に構成すると、新設の鉄骨柱の上側エレクションピースに対するジャッキ装置の作用点を所期の位置に変更することができる。これにより既設の鉄骨柱及び新設の鉄骨柱に設けた上下のエレクションピースの間隔が一定である所定の建直し治具のみならず、前記上下のエレクションピースの間隔が相違する他の建直し治具にも、本発明の目違い矯正治具を適用することができる。
【0014】
また、本発明に係る鉄骨柱の目違い矯正治具は、前記治具本体のアーム部から前記上側エレクションピースに向けて前記ジャッキ装置の水平位置を変更する水平位置決め手段を設けたことを特徴としている。この水平位置決め手段は、その先端部を前記治具本体のアーム部から前記上側エレクションピースに向けて突出させ、該先端部と上側エレクションピースとの間隔を変更可能に構成したものである。このような水平位置決め手段を治具本体に設けることにより、長さの異なるジャッキ装置を使用しても、その性能を十分に発揮させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る目違い矯正治具の実施形態について説明する。
【0016】
本発明の目違い矯正治具は、図1及び図2の如く、既設柱1及び新設柱2を建直し治具4等の連結具によって連結した状態で、新設柱2の目違いを矯正するものであって、治具本体21、押え板22及びジャッキ装置23を備えている。
【0017】
治具本体21は、図2の如く、既設柱1の側面に設けた下側エレクションピース5に取付ける基台部24の右端部から上方へアーム部25を延設した鉄鋼等の剛性素材からなる部材である。基台部24は、水平部26の左端部及び中間部から下方へ第1鉛直部27及び第2鉛直部28を延設し、かつ、水平部26の右端部及び第2鉛直部28の下端部の間に補強部29を設けてある。第1鉛直部27は、第2鉛直部28よりも短く形成してある。第2鉛直部28の左側面には、第1鉛直部27の下端部よりも下方に、押え板22の取付ボルト30を螺挿するボルト孔31を設けてある。アーム部25は、新設柱2の側面に設けた上側エレクションピース6の側方に延在する如く形成してあり、その左側面からは治具本体21の左端部に向けて水平部26と平行にジャッキ取付部32を延設してある。
【0018】
押え板22は、取付ボルト30の挿通孔33を有する鉄鋼等の剛性素材からなる厚肉平板状の部材で、治具本体21の第1鉛直部27の下端部から下方へ延在する如く、第2鉛直部28に取付ボルト30によって脱着可能に取付けてある。
【0019】
ジャッキ装置23は、油圧油ホース34の先端に図示外の操作部を有する分離式油圧ジャッキ装置で、治具本体21のジャッキ取付部32の上面部に載置して取付バンド35によって固定してある。
【0020】
次に、本発明の目違い矯正治具を用いて新設柱2の目違いを矯正する工程について説明する。
【0021】
まず、図6の如く、新設柱2の建て入れ時に、適宜の建直し治具(例えば従来例の建直し治具4)を使用して、既設柱1及び新設柱2を連結すると共に新設柱2を建直す。各既設柱1の上部にそれぞれ新設柱2を立設した段階、新設柱2の相互間に鉄骨梁3(図5参照)を仮組みした段階、新設柱2及び鉄骨梁3を溶接した段階の各々で、各新設柱2の位置及び向きを計測する。これら各段階で新設柱2の目違いが見つかると、本目違い矯正治具を既設柱1の下側エレクションピース5に取付けて新設柱2の目違いを矯正する。
【0022】
本目違い矯正治具は、次のようにして取付ける。まず、治具本体21から押え板22を取外した状態で、図6に示す建直し治具4と既設柱1及び新設柱2との間で、かつ、上下のエレクションピース5,6の相互間に形成された隙間17に、治具本体21の左端側(第1鉛直部27側)から挿入する。図2の如く、第1鉛直部27及び第2鉛直部28間の溝36に下側エレクションピース5の上部を嵌入させ、下側エレクションピース5の左側面に押え板22を当接させると共に、押え板22の挿通孔33及び下側エレクションピース5の挿通孔5aに取付ボルト30を挿し通して第2鉛直部28のボルト孔31に螺挿する。これにより治具本体21が、図1及び図2の如く、既設柱1の下側エレクションピース5に固定される。このとき、ジャッキ装置23は、治具本体21のジャッキ取付部32に取付けてあってもよいし、取外しておいてもよい。
【0023】
治具本体21を既設柱1の下側エレクションピース5に取付けて、ジャッキ装置23を治具本体21のアーム部25及び新設柱2の上側エレクションピース6の間に設置した後、ジャッキ装置23の水平位置を定める。すなわち、ジャッキ装置23の後端部をアーム部25に当接させて、ジャッキ装置23の押圧ピストン37と新設柱2の上側エレクションピース6との間の隙間が広いならば、ジャッキ装置23及びアーム部25の間に図示外の板片を挟み込んで、ジャッキ装置23の水平位置合わせを行なう。
【0024】
上記の如く、本目違い矯正治具を既設柱1の下側エレクションピース5に取付けた状態で、ジャッキ装置23を作動させると、ジャッキ装置23の押圧ピストン37が伸び出て治具本体21のアーム部25及び新設柱2の上側エレクションピース6が離間する。このとき、治具本体21を既設柱1の下側エレクションピース5に固定してあるので、アーム部25の位置は変化せず、上側エレクションピース6を押圧された新設柱2が水平移動する。これにより新設柱2の目違いを矯正することができる。
【0025】
なお、新設柱2の移動方向は、本発明の目違い矯正治具の取付箇所及び上側エレクションピース6の押圧方向により、適宜変更することができる。例えば新設柱2を軸周りに回転させる場合には、図3(A)の如く、既設柱1の各側面に設けた下側エレクションピース5の左右一側面に、或いは既設柱1の前後側面又は左右側面に設けた下側エレクションピース5の左右一側面に、本発明の目違い矯正治具を取付ける。新設柱2をその一側面の法線方向に水平移動させる場合は、同図(B)の如く、既設柱1の表裏一対の側面(前後側面又は左右側面)のうち、表側面に設けた下側エレクションピース5の左右一側面及び裏側面に設けた下側エレクションピース5の他側面に、本発明の目違い矯正治具を取付ける。新設柱2をその対角線方向に水平移動させる場合は、図(C)の如く、既設柱1の隣合う一対の側面のうち、一方の側面に設けた下側エレクションピース5の左右一側面及び他方の側面に設けた下側エレクションピース5の他側面に、本発明の目違い矯正治具を取付ける。図示は省略するが、既設柱1の一側面に設けた下側エレクションピース5のみに本発明の目違い矯正治具を取付けて目違いの矯正を行なうことも可能である。
【0026】
また、上記の目違い矯正工程は、各既設柱1の上部にそれぞれ新設柱2を立設した段階では、目違いの矯正が必要な新設柱2に対して個別に行なっていくことができる。新設柱2の相互間に鉄骨梁3(図5参照)を仮組みした段階や、新設柱2及び鉄骨梁3を溶接した段階では、1本又は複数本の主要な新設柱2の目違いを矯正することで、他の新設柱2の目違いを同時に矯正することもできる。したがって、本発明の目違い矯正治具は、所定の新設柱2の目違いを矯正した後、他の新設柱2の目違いの矯正に使用することができるので、従来例で説明した建直し治具4の如く、新設柱2の本数の4倍に相当する個数を用意しておく必要はない。
【0027】
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えばジャッキ取付部32の位置を上下方向に変更可能に構成することや、ジャッキ装置23の水平位置を調整する水平位置決め手段を設けることも可能である。具体的には、図4の如く、ジャッキ取付部32を取付ボルト38によってアーム部25に脱着可能に取付けると共にその取付箇所、即ち取付ボルト38の挿通孔39をアーム部25の上下方向に複数箇所設けてある。また、アーム部25の左右方向に複数のボルト孔40を設け、該ボルト孔40にジャッキ装置23の水平位置決め手段としての水平位置調整ボルト41を螺挿してある。なお、ジャッキ取付部32の位置を上下方向に変更しない場合には、水平位置調整ボルト41のボルト孔40は1つでも構わない。
【0028】
このようにジャッキ取付部32の位置を変更可能に構成すると、新設柱2の上側エレクションピース6に対するジャッキ装置23の作用点を所期の位置に変更することができる。これにより既設柱1及び新設柱2に設けた上下のエレクションピース5,6の間隔が異なる建直し治具4等の連結具にも本目違い矯正治具を適用でき、本目違い矯正治具の汎用性が向上する。
【0029】
また、アーム部25にジャッキ装置23の水平位置を調整する水平位置決め手段を設けておくと、ジャッキ装置23の水平位置を調整するためにジャッキ装置23及びアーム部25の間に挟み込む前記板片がなくても、ジャッキ装置23の水平位置を自在に変更することができ、しかもジャッキ装置23の水平位置を微調整することができる。これによりジャッキ装置23の出力又はその製造メーカの違いにより長さの異なる種々のジャッキ装置23を使用しても、その性能を十分に発揮させることができる。
【0030】
なお、上記実施形態では、既設柱1及び新設柱2の各側面にそれぞれ1個のエレクションピース5,6を設けた場合について説明したが、本発明は、既設柱1及び新設柱2の各側面に複数個のエレクションピース5,6を設けた場合であっても適用できる。
【0031】
また、上記の変形例の如く、ジャッキ取付部32の位置を上下方向に変更することは、ジャッキ取付部32を着脱自在に構成してその取付箇所を変更することに限らず、ジャッキ取付部32をアーム部25にスライド自在に取付けると共に任意の位置で固定可能に構成することでも実現できる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は前述の如く、既設の鉄骨柱の下側エレクションピースに治具本体を取付けて、新設の鉄骨柱の側面に設けた上側エレクションピースの側方にアーム部を延在させると共に、前記アーム部及び前記上側エレクションピースとの相互間に設置したジャッキ装置でもって、新設の鉄骨柱の上側エレクションピースの一側面を押圧するように構成したので、前記新設の鉄骨柱をクレーンで吊上げなくてもその目違いの矯正を行なうことができる。
【0033】
また、前記治具本体のアーム部から前記上側エレクションピースに向けてジャッキ取付部を設けたので、新設の鉄骨柱の上側エレクションピースに対するジャッキ装置の作用点が所定の位置に定まるから、新設の鉄骨柱の移動方向の精度を高めることができる。
【0034】
また、前記ジャッキ取付部の位置を前記治具本体のアーム部に沿って上下方向に変更可能に構成したので、新設の鉄骨柱の上側エレクションピースに対するジャッキ装置の作用点を所期の位置に変更することができる。
【0035】
また、前記治具本体のアーム部から前記上側エレクションピースに向けて前記ジャッキ装置の水平位置を変更する水平位置決め手段を設けたので、前記ジャッキ装置の水平位置を微調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目違い矯正治具を既設の鉄骨柱の下側エレクションピースに取付けた状態を示す全体図である。
【図2】図1のA−A線断面図で、本目違い矯正治具を既設の鉄骨柱の下側エレクションピースに取付けた状態を示す正面図である。
【図3】(A)〜(C)は、それぞれ本発明に係る目違い矯正治具による新設の鉄骨柱の移動方向を示す平面図である。
【図4】本発明に係る目違い矯正治具の変形例を示す正面図である。
【図5】既設の鉄骨柱及び新設の鉄骨柱の接合工程の説明図である。
【図6】従来技術による新設の鉄骨柱の建直し工程の説明図である。
【符号の説明】
1 既設の鉄骨柱
2 新設の鉄骨柱
4 建直し治具
5 下側エレクションピース
6 上側エレクションピース
21 治具本体
22 押え板
23 ジャッキ装置
24 基台部
25 アーム部
32 ジャッキ取付部
41 水平位置決め手段

Claims (4)

  1. 既設の鉄骨柱の上端に新設の鉄骨柱を連結した状態で新設の鉄骨柱の目違いを矯正する目違い矯正治具であって、
    既設の鉄骨柱の側面に設けた下側エレクションピースの一方の面に沿って延設する第1鉛直部と、下側エレクションピースの他方の面に沿って延設する前記第1鉛直部よりも長い第2鉛直部と、前記第1鉛直部及び第2鉛直部間に形成され前記下側エレクションピースの上部に嵌合する溝とを備えた基台部と、新設の鉄骨柱の側面に設けた上側エレクションピースの側方に向かって前記第2鉛直部側の基台部から延在するアーム部とを備えた治具本体と、
    前記第1鉛直部の下端部の下方に位置する平板状の押え板と、
    前記押え板と第2鉛直部とを下側エレクションピースに形成された挿通孔に挿通して固定する取付ボルトと、
    記アーム部と前記上側エレクションピースとの間に設置されたジャッキ装置と
    を備えた目違い矯正治具。
  2. 前記治具本体のアーム部から前記上側エレクションピースに向けてジャッキ取付部を設けた請求項1に記載の目違い矯正治具。
  3. 前記ジャッキ取付部の位置を前記治具本体のアーム部に沿って上下方向に変更可能に構成した請求項2に記載の目違い矯正治具。
  4. 前記治具本体のアーム部から前記上側エレクションピースに向けて前記ジャッキ装置の水平位置を変更する水平位置決め手段を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の目違い矯正治具。
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