JP6549887B2 - アンカーボルト保持治具及びこれを用いたアンカーボルト支持装置 - Google Patents

アンカーボルト保持治具及びこれを用いたアンカーボルト支持装置 Download PDF

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Description

本発明は、基礎コンクリートに埋設するアンカーボルトを、基礎地盤(捨てコンクリート)上に設置したアンカーボルト支持装置(アンカーボルト設置用架台)に取り付けて固定する際に使用するアンカーボルト保持治具及びこれを用いたアンカーボルト支持装置に関する。
建築物の基礎コンクリート内にアンカーボルト支持装置と共に埋設するアンカーボルトは、基礎コンクリートと、基礎コンクリート上に建てられる建築物とをつなぎ、建築物を基礎コンクリートに固定する重要な役割を果たす。
このアンカーボルトを支持するアンカーボルト支持装置は、複数のアンカーボルトを所定の位置に的確に支持する必要があり、そのために従来から、アンカーボルトの支持用フレームには、強固で重量が大きいものが使用されてきた。
しかし、アンカーボルト支持装置の重心が高くなると、打設したコンクリートの圧力等によって、アンカーボルト上端の設置位置に誤差が生じやすいという問題があった。
そのため、アンカーボルトを強固に保持する保持治具やアンカーボルトの支持装置が求められていた。
特許文献1には、型枠内に打設したコンクリートが硬化する前に、型枠の上部にシース管を圧入して装着しておき、コンクリート固化後に、シース管内にアンカーボルトを挿入し、グラウト材を注入して定着させることで、アンカーボルト支持装置の重心を下げて安定性を確保しつつ、アンカーボルトの振れによるアンカーボルト上端の設置位置に生じる誤差を縮小する発明が開示されている。
この発明によれば、軽量のシース管を用いて複数のアンカーボルトの設置空間を確保するように構成されているので、大幅に軽量化したアンカーボルトの支持装置を提供することができる。
特開2006−22510公報
しかし、特許文献1に係る発明は、支持装置の軽量化を図りつつ、アンカーボルトの振れによるアンカーボルト上端の設置位置に生じる誤差を縮小することを目的としているため、水平方向の設置位置における精度は高いが、鉛直方向の設置位置の精度については全く考慮されていない。
つまり、アンカーボルトの鉛直方向の位置調節を図るには、シース管の高さを調節する必要があり、そのためには、アングル材を組合わせるなどして、高さ調節を図る必要がある。
もともと、シース管相互間の上部間隔を保持する第1テンプレートのほか、各アンカーボルト相互間の上部間隔を保持する第2テンプレートが必要になる等、支持装置を構成する部品点数が増えるうえに、高さ調節を図るためには、さらにアングル材が必要になり、支持装置の設置に要する作業負担が増加する。
また、現場での作業が複雑になれば作業負担が増え、工期が長くなり、工事費が増大する。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、アンカーボルト支持装置を構成する各パーツを予め部品として製作しておき、現場では各パーツをボルトとナットで締結するだけの簡単な作業でアンカーボルト支持装置を組み立てることができ、さらに現場においてアンカーボルトの設置位置の鉛直方向の調節を簡易な作業で行い、精度良くアンカーボルトを設置できるアンカーボルトの保持治具及びこれを使ったアンカーボルトの支持装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、次の技術的手段を講じている。
本発明は、
アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、
アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、
角部がプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、
からなり、
保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することでアンカーボルトを挟持する
ことを特徴とするアンカーボルト保持治具である。
本発明は、板状のプレート材とUボルトとによってアンカーボルトを挟み、Uボルトを締結することでアンカーボルトを保持する際に、アンカーボルトとプレート材との間に隙間が生じることで、アンカーボルトがぐらつき、強固に保持できないという問題に鑑み、アンカーボルトとプレート材との間にL型断面の保持用アングル材を介在させるために、保持用アングル材をプレート材に固着させたものである。
プレート材とUボルトとによってアンカーボルトを挟むと、プレート材が板状の部材であることから、アンカーボルトとプレート材の間には、水平断面で観察すると略楔形の間隙が生じる。
そこで、この略楔形の間隙を埋め、かつ、アンカーボルトとの接触点を増やして、より強固にアンカーボルトを挟持できるように、L型断面のアングル材を用いた。
このアンカーボルトとの接触点を増やすというのは、プレート材がアンカーボルトと1点で接触するのに対し、L型断面のアングル材はアンカーボルトと2点で接触することを意味する。
Uボルトは、アンカーボルトの外周の約半分に接触した状態で、プレート材とによってアンカーボルトを挟む。
そこで、残り半分の非接触部分を、L型断面のアングル材によって、アンカーボルトを挟むようにした。
これにより、プレート材とUボルトだけで挟持する従来のアンカーボルト保持治具に比べて、より強固にアンカーボルトを挟持し、保持できるようになる。
プレート材と保持用アングル材の固着には、溶接を使うこともできるし、接着剤を使うこともできる。
本発明は、
アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、
アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、
角部がプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、
保持用アングル材の下端側の内角側に固着されたスタッドボルトと、
スタッドボルトに取り付けられたナットと、
からなり、
保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することで、スタッドボルトの上端面に載置したアンカーボルトを挟持したうえで、
ナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、
アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、
アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる
ことを特徴とするアンカーボルト保持治具である。
本発明は、前記のアンカーボルト保持治具の保持用アングル材に、スタッドボルトを固着させたものである。
スタッドボルトには、ナットを取り付けてあり、このナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる。
保持用アングル材にスタッドボルトを固着させたのは、後記するアンカーボルト支持装置の組み立てにおいて、現場で溶接を使うことなくボルトとナットだけで作業ができるようにしたものである。
スタッドボルトと保持用アングル材の固着には、溶接を使うこともできるし、接着剤を使うこともできる。
本発明は、
アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、
アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、
角部がめり込むようにプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、
からなり、
保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することでアンカーボルトを挟持する
ことを特徴とするアンカーボルト保持治具である。
本発明は、前記のスタッドボルトを固着させていないアンカーボルト保持治具の保持用アングル材が、プレート材にめり込むようにプレート材と固着されたアンカーボルト保持治具である。
保持用アングル材は、プレート材に固着させた状態で、アンカーボルトを挟持してUボルトとプレート材とによって保持するが、アンカーボルトは重量があるため鉛直方向に大きな荷重がかかるだけでなく、捨てコンクリートを打設した際には水平方向に大きな荷重がかかるため、保持用アングル材がプレート材から外れてしまう心配がある。
そこで、保持用アングル材を強固にプレート材に固着させるため、プレート材の一部を切り欠き、そこに保持用アングル材を嵌め込み、保持用アングル材がプレート材にめり込むようにプレート材に固着させたものである。
これにより、保持用アングル材をプレート材に当接させた状態で保持用アングル材をプレート材に固着させたアンカーボルト保持治具よりも、強固に固着したアンカーボルト保持治具を製作できる。
プレート材と保持用アングル材の固着には、溶接を使うこともできるし、接着剤を使うこともできる。
本発明は、
アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、
アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、
角部がめり込むようにプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、
保持用アングル材の下端側の内角側に固着されたスタッドボルトと、
スタッドボルトに取り付けられたナットと、
からなり、
保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することで、スタッドボルトの上端面に載置したアンカーボルトを挟持したうえで、
ナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、
アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、
アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる
ことを特徴とするアンカーボルト保持治具である。
本発明は、前記の保持用アングル材をプレート材にめり込むように固着させたアンカーボルト保持治具の保持用アングル材に、スタッドボルトを固着させたものである。
スタッドボルトには、ナットを取り付けてあり、このナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる。
保持用アングル材にスタッドボルトを固着させたのは、後記するアンカーボルト支持装置の組み立てにおいて、現場で溶接を使うことなくボルトとナットだけで作業ができるようにしたものである。
スタッドボルトと保持用アングル材の固着には、溶接を使うこともできるし、接着剤を使うこともできる。
本発明は、
捨てコンクリート上に設置されるアンカーボルト支持装置のベース部に取り付け、ベース部から立設させてアンカーボルト保持治具などと連結させる下端側治具であって、
ベース部との間で締結するボルトを挿通する挿通孔が形成されたL型断面のアングル材と、
アングル材の内角側に固着されたスタッドボルトと、
スタッドボルトに取り付けられたナットと、
からなり、
ナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、
下端側治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、
アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる
ことを特徴とするアンカーボルト支持装置の下端側治具である。
アンカーボルト支持装置は、大きなものであれば運搬や設置の作業は重労働であり、また、配筋する鉄筋の位置との関係から簡単に位置を修正することはできず、さらに、アンカーボルト支持装置上に立設させた状態で連結するポストアングル及びアンカーボルトの位置(高さ)調節も容易ではない。
そこで、本発明は、アンカーボルト支持装置上に立設させた状態で連結するポストアングルやアンカーボルトの位置(高さ)調節を容易にするためのものであり、前記のアンカーボルト保持治具とともに、後記のアンカーボルト支持装置を構成する下端側治具に関する。
下端側治具は、捨てコンクリート上に設置されるアンカーボルト支持装置のベース部に取り付けて、ベース部から立設させた状態でポストアングルを連結するための治具である。
下端側治具は、ベース部との間で締結するボルトを挿通する挿通孔が形成されたL型断面のアングル材と、アングル材の内角側に固着されたスタッドボルトとからなり、スタッドボルトを鉛直上方に向けた状態で、アンカーボルト支持装置のベース部に取り付ける。
スタッドボルトには、ナットを取り付けることができ、このナットは、螺進させることで鉛直方向に上下させることができる。
ポストアングルの下端側治具への取り付けは、ポストアングルを下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナット上に載置した状態で、ポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結して行う。
この状態で、下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを鉛直方向に上下させると、ポストアングルも鉛直方向に上下させることができる。
この方法で、ポストアングルの位置(高さ)調節を行うことができる。
さらに、ポストアングルの位置(高さ)調節を行うことができる結果、ポストアングル上に連結したアンカーボルト保持治具とともに、アンカーボルトの位置(高さ)調節も行うことができる。。
なお、下端側治具は、捨てコンクリート上に設置されるアンカーボルト支持装置のベース部への取り付けも、ポストアングルとの取り付けも、全てボルトとナットによって締結するだけで行うことができ、取り付けも取り外しも簡単にでき、溶接作業を必要としない。
本発明は、
前記のスタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具と、
捨てコンクリート上に設置されるベース部と、
ベース部から立設する前記の下端側治具と、
下端側治具及びアンカーボルト保持治具とそれぞれ連結させるL型断面のポストアングルと、
によって構成され、
ベース部から立設する前記の下端側治具のスタッドボルトをポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結し、下端側治具とポストアングルとを連結するとともに、
前記のスタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具の保持用アングル材とポストアングルとを、それぞれに形成したボルト挿通孔を重ねてボルトで締結して連結し、
下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを、スタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、
下端側治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、
アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる
ことを特徴とするアンカーボルト支持装置である。
本発明は、アンカーボルトを支持した状態で建築物の基礎コンクリート内に埋設するアンカーボルト支持装置である。
本発明に係るアンカーボルト支持装置は、
前記のスタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具と、
捨てコンクリート上に設置されるベース部と、
ベース部から立設する前記の下端側治具と、
下端側治具及びアンカーボルト保持治具とそれぞれ連結させるL型断面のポストアングルと、
によって構成されている。
下端側治具は、捨てコンクリート上に設置されるアンカーボルト支持装置のベース部の4つの角部のアングルにボルトとナットで締結して、ベース部に取り付ける。
ポストアングルは、ベース部から立設した状態でベース部に取り付けられている下端側治具のスタッドボルトを、ポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結することで、下端側治具と連結する。
アンカーボルト保持治具は、保持用アングル材の下端側に、予めボルト挿通用の挿通孔を形成しておき、また、ポストアングルの上端側にも、予めボルト挿通用の挿通孔を形成しておく。
このアンカーボルト保持治具とポストアングルのそれぞれのボルト挿通用の挿通孔を重ね合わせ、両者をボルトとナットで締結する。
アンカーボルト保持治具がアンカーボルトを挟持し保持する作業手順は、前記のとおりである。
このようにして、アンカーボルト支持装置は、溶接を一切使わず、ボルトとナットだけで、組み立てることができる。
そして、下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを螺進させて鉛直方向に上下させることで、下端側治具に連結したポストアングル及びポストアングルに連結したアンカーボルト保持治具、つまりアンカーボルトの鉛直方向の位置(高さ)を調節することができる。
本発明は、
前記のアンカーボルトが固着したアンカーボルト保持治具と、
捨てコンクリート上に設置されるベース部と、
ベース部から立設する前記の下端側治具と、
下端側治具及びアンカーボルト保持治具とそれぞれ連結させるL型断面のポストアングルと、
によって構成され、
ベース部から立設する前記の下端側治具のスタッドボルトをポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結し、下端側治具とポストアングルとを連結するとともに、
前記のアンカーボルトが固着したアンカーボルト保持治具のスタッドボルトをポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結し、アンカーボルト保持治具とポストアングルとを連結し、
下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを、スタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、
下端側治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、
または/及び、
アンカーボルト保持治具のスタッドボルトに取り付けたナットを、スタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、
アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、
アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる
ことを特徴とするアンカーボルト支持装置である。
本発明は、前記のアンカーボルト支持装置において、ポストアングルとアンカーボルト保持治具との連結を、アンカーボルト保持治具に固着したスタッドボルトによって行うようにしたものである。
つまり、本発明に係るアンカーボルト支持装置は、スタッドボルトが固着したアンカーボルト保持治具を用いており、アンカーボルト保持治具とポストアングルとの連結を、アンカーボルト保持治具に固着したスタッドボルトによって行うようにしたものである。
具体的には、ポストアングルの上端側に、予めボルト挿通用の挿通孔を形成しておき、アンカーボルト保持治具から下垂するスタッドボルトを、ポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結することで、ポストアングルとアンカーボルト保持治具とを連結する。
アンカーボルト保持治具がアンカーボルトを挟持し保持する作業手順は、前記のとおりである。
このようにして、アンカーボルト支持装置は、溶接を一切使わず、ボルトとナットだけで、組み立てることができる。
そして、下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを螺進させてスタッドボルト上を鉛直方向に上下させることで、下端側治具に連結したポストアングル及びポストアングルに連結したアンカーボルト保持治具、つまりアンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる。
さらに、アンカーボルト保持治具に固着したスタッドボルトにもナットを取り付けることができ、この場合、アンカーボルト保持治具をポストアングルの上端に載置することができる。
そして、アンカーボルト保持治具に固着したスタッドボルトに取り付けたナットを螺進させて鉛直方向に上下させることで、アンカーボルト保持治具、つまりアンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができる。
本発明では以下の効果を奏する。
1)極めて簡便な治具のみによって構成されたアンカーボルト支持装置であるため、扱いが極めて容易で、現場において、溶接を一切使わず、ボルトとナットのみでアンカーボルト支持装置を組み立てることができる。
2)アンカーボルト支持装置を構成する治具または部品は、全て組み立てと分解が容易な構造になっているため、現場への運搬はもちろん、現場への搬入も極めて容易に行うことができる。
3)ボルトとナットによる締結のみによって組み立てることができるため、アンカーボルトを設置したあとでも、位置修正が容易である。
4)アンカーボルト保持治具のL型断面のアングル材によってアンカーボルトとの隙間を少なくして強固にアンカーボルトを保持できるため、アンカーボルト7の振れによるアンカーボルト7上端の設置位置に生じる誤差を縮小させることができる結果、水平方向の設置位置の精度が極めて高い。
5)下端側治具またはアンカーボルト保持治具に固着したスタッドボルトに取り付けたナットを螺進させるだけの極めて簡単な作業で、アンカーボルトの鉛直方向の設置位置の修正を容易に行うことができる。
6)捨てコンクリート上に設置されるベース部とベース部から立設する下端側治具とが別々の部品からなることで、搬入、搬出が容易にできるほか、ベース部の設置位置(水平位置)を決めてから、鉄筋に干渉しないように下端側治具を取り付けることができ、施工が容易で作業効率の向上が期待できる。
スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具の一実施例の正面図 図1の背面図 図1の右側面図 図1の左側面図 図1の平面図 図1の底面図 図1のA−A’線断面図 スタッドボルトが固着したアンカーボルト保持治具の一実施例の正面図 図8の背面図 図8の右側面図 図8の左側面図 図8の平面図 図8の底面図 スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具の別の実施例の正面図 保持用アングル材がプレート材にめり込むようにプレート材に固着した、スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具の正面図 図15の背面図 図15の右側面図 図15の平面図 図15の底面図 図15のB−B’線断面図 保持用アングル材がプレート材にめり込むようにプレート材に固着した、スタッドボルトが固着したアンカーボルト保持治具の正面図 図21の背面図 図21の右側面図 図21の平面図 図21の底面図 保持用アングル材がプレート材にめり込むようにプレート材に固着した、スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具の別の実施例の正面図 図26の背面図 図26の右側面図 図26の平面図 図26の底面図 図26のC−C’線断面図 保持用アングル材がプレート材にめり込むようにプレート材に固着した、スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具の別の実施例の正面図 図32の背面図 図32の右側面図 図32の平面図 図32の底面図 図32のD−D’線断面図 下端側治具の正面図 下端側治具の右側面図 下端側治具にポストアングルを連結した実施例の正面図 下端側治具にポストアングルを連結した実施例の右側面図 スタッドボルトが固着したアンカーボルト保持治具をポストアングルと連結した実施例の側面図 スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具をポストアングルと連結した実施例の側面図 スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具をポストアングルと連結した別の実施例の側面図 スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具と下端治具をポストアングルによって連結した実施例の側面図 アンカーボルト支持装置の構成の概略を示す側面図 図46のE−E’線切断面付近の構成の概略を示す断面図 図46のF−F’線断面図
図1乃至7は、スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具を表した図である。
アンカーボルト保持治具は、保持用アングル材1とプレート材2とからなる。
保持用アングル材1は、L型断面のアングル材であり、内角側でUボルトとによってアンカーボルトを挟持して保持する。
保持用アングル材1の側端部には、Uボルトが嵌るように切欠溝3が形成されている。
切欠溝3にUボルトが嵌るようにUボルトを締結させることで、アンカーボルトとプレート材2との間に介在させた保持用アングル材1とUボルトとによってアンカーボルトを強固に挟持できる。
保持用アングル材1は、その角部においてプレート材2と固着されている。
固着の手段は、溶接でも接着でも可能である。
プレート材2は、保持用アングル材1の切欠溝3に嵌るようにアンカーボルトを締結するUボルトの先端が挿し込まれる位置に挿通孔4が形成されている。
Uボルトは、プレート材2の挿通孔4を挿通した状態で、プレート材2の背面側でナットによって締結する。
アンカーボルト保持治具と、アンカーボルト保持治具の下方に連結する部材との連結手段は、例えば、アンカーボルト保持治具の下端側に予めボルトを挿通する挿通孔を形成しておき、アンカーボルト保持治具の下端側で、L型断面のアングル材と挿通孔を重ね合わせてボルトとナットで締結したり、スタッドボルトをUボルトで挟持してナットで締結する方法が挙げられる。
図8乃至13は、スタッドボルトが固着したアンカーボルト保持治具を表した図である。
スタッドボルト5は、保持用アングル材1の下端側の内角側に固着している。
固着の手段は、溶接を使うこともできるし、接着剤を使うこともできる。
スタッドボルト5にはナットを取り付けることができ、このナットを螺進させて鉛直方向に上下させることで、アンカーボルト保持治具の下方に連結する部材との間で高さ調節を行うことができる。
アンカーボルト保持治具の下方に連結する部材は、例えば、捨てコンクリート上に設置されるアンカーボルト支持装置のベース部から立設するポストアングルが挙げられるが、これに限らない。
アンカーボルト保持治具と、アンカーボルト保持治具の下方に連結する部材との連結手段は、アンカーボルト保持治具から下垂するスタッドボルトをポストアングルなどのアングル材の内角側で挟持し、Uボルトとナットで締結する方法が挙げられる。
図14は、スタッドボルトが固着していない保持用アングル材1の側端部に、Uボルトが嵌るように切欠溝3が形成された実施例を表した図である。
図15乃至37は、保持用アングル材がプレート材にめり込むようにプレート材に固着したアンカーボルト保持治具の実施例を表した図である。
特に、図15乃至20は、スタッドボルトが保持用アングル材に固着していない実施例を、図21乃至25は、スタッドボルトが保持用アングル材に固着した実施例を、それぞれ表した図である。
保持用アングル材1は、プレート材2にめり込むようにプレート材2に固着されている。
保持用アングル材は、プレート材に固着させた状態で、アンカーボルトを挟持してUボルトとプレート材とによって保持するが、アンカーボルトは重量があるため鉛直方向に大きな荷重がかかるだけでなく、捨てコンクリートを打設した際には水平方向に大きな荷重がかかるため、保持用アングル材がプレート材から外れてしまう心配がある。
そこで、保持用アングル材1を強固にプレート材2に固着させるため、プレート材2の一部を切り欠き、そこに保持用アングル材1を嵌め込み、保持用アングル材1がプレート材2にめり込むようにプレート材2に固着させたものである。
これにより、保持用アングル材1をプレート材2に当接させた状態で保持用アングル材1をプレート材2に固着させたアンカーボルト保持治具よりも、強固に固着したアンカーボルト保持治具を製作できる。
プレート材2と保持用アングル材1の固着には、溶接を使うこともできるし、接着剤を使うこともできる。
スタッドボルト5については、前述したとおりである。
また、図26乃至31、及び、図32乃至37は、スタッドボルトが保持用アングル材に固着していないアンカーボルト保持治具の別の実施例をそれぞれ表した図であり、図26乃至31の実施例では、保持用アングル材1の下端側にUボルトの挿通孔4が、図32乃至37の実施例では、保持用アングル材1の下端側にUボルトが嵌るように切欠溝3が、それぞれ形成されている。
この切欠溝3または挿通孔4によって、アンカーボルト保持治具の下方に連結する部材との連結手段に、Uボルトを用いることができ、溶接を一切使用せず、現場においてボルトとナットを使って各部材を組み立てるだけで設置できる。
図38及び39は、下端側治具を表した図である。
下端側治具は、捨てコンクリート上に設置されるアンカーボルト支持装置のベース部に取り付けて、ベース部から立設させた状態でポストアングルを連結させる治具である。
下端側治具は、ベース部との間で締結するボルトを挿通する挿通孔4が形成されたL型断面のアングル材6と、アングル材6の内角側に固着されたスタッドボルト5とからなる。
スタッドボルト5を鉛直上方に向けた状態で、アンカーボルト支持装置のベース部に取り付ける。
下端側治具のスタッドボルト5には、ナット7を取り付けることができ、このナット7は、螺進させることで鉛直方向に上下させることができる。
図40及び41は、下端側治具にポストアングルを連結した実施例を表した図である。
ポストアングル8は、下端側治具のスタッドボルト5に取り付けたナット7に載置した状態で、下端側治具と連結する。
ナット7は、螺進させることで鉛直方向に上下させることができるため、このナット7の上下移動によって、ポストアングル8の高さを調節する。
下端側治具のスタッドボルト5は、ポストアングル8の下端側に形成された挿通孔4にUボルトを挿し込むようにしてUボルトで挟持して締結し、固定できる。
図42乃至44は、アンカーボルト保持治具とポストアングルとを連結した実施例を表した図である。
図42は、保持用アングル材にスタッドボルトを固着させたアンカーボルト保持治具を用いてポストアングルと連結した実施例である。
保持用アングル材1にはスタッドボルト5が固着されており、アンカーボルト10は、このスタッドボルト5の上面に載置した状態で、Uボルト9によってアンカーボルト10を挟持し、保持する。
スタッドボルト5には、ナット7が取り付けられており、このナット7をポストアングル8上に載置した状態で、ポストアングル8にアンカーボルト保持治具を連結する。
ナット7は、螺進させることで鉛直方向に上下させることができるため、ナット7の上下移動によって、ポストアングル8上に連結したアンカーボルト保持治具の高さを自由に調節できる。
図43及び44は、保持用アングル材にスタッドボルトを固着させていないアンカーボルト保持治具を用いてポストアングルと連結した実施例である。
スタッドボルト5上に載置し、Uボルト9によってアンカーボルト10を挟持し、保持したアンカーボルト保持治具は、保持用アングル材1にスタッドボルト5が固着されていない。
そのため、図42と違う点は、保持用アングル材1とスタッドボルト5とを固定する必要があるという点である。
この固定手段は、図43のように、保持用アングル材1の下端側でL字型のボルト等によってスタッドボルト5を挟持することで固定することもできるし、図44のように、スタッドボルト5の上端側にボルトの挿通孔4を形成したL型断面のアングル材11を固着し、このアングル材11と保持用アングル材1とを重ね合わせ、それぞれの挿通孔4にボルトを通すことで固定することもできる。
この実施例においても、スタッドボルト5には、ナット7が取り付けられており、ナット7を螺進させることで、ポストアングル8上に載置したナット7の上下移動によって、ポストアングル8上に連結したアンカーボルト保持治具の高さを自由に調節できる。
図45は、アンカーボルト保持治具、ポストアングル、下端側治具を連結した実施例を表した図である。
アンカーボルト保持治具とポストアングルの連結は、予め挿通孔4を形成した保持用アングル材1と、予め挿通孔4を形成したポストアングル8の各挿通孔4を重ね合わせ、ボルトで締結している。
ポストアングルと下端側治具の連結は、下端側治具のスタッドボルト5に取り付けたナット7上にポストアングル8を載置し、ポストアングル8の内角側でスタッドボルト5をL字型のボルト等で挟持して締結している。
図46乃至48は、スタッドボルトが固着していないアンカーボルト保持治具、及び、下端側治具を使ったアンカーボルト支持装置である。
下端側治具は、そのアングル材6をベース部12に取り付け、ポストアングル8は、下端側治具のスタッドボルト5に取り付けたナット7上に載置するようにして下端側治具と連結している。
ポストアングル8は、アンカーボルト保持治具の保持用アングル材1と、予め形成した挿通孔4にボルトを挿通して連結している。
本実施例に係るアンカーボルト支持装置によれば、下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを螺進させて鉛直方向に上下させることで、下端側治具に連結したポストアングル及びポストアングルに連結したアンカーボルト保持治具の鉛直方向の位置を調節することができる。
さらに、アンカーボルト保持治具の保持用アングル材にスタッドボルトを固着し、このスタッドボルトにもナットを取り付ければ、アンカーボルト保持治具をポストアングルの上端に載置して、ナットを螺進させて鉛直方向に上下させることで、アンカーボルト保持治具の鉛直方向の位置を調節することができる。
アンカーボルト保持治具は、スタッドボルトを固着させなくても、保持用アングル材の任意の位置に挿通孔を形成することで、ポストアングルと所望の位置(高さ)でポストアングルと連結することができるし、下端側治具のナットの高さを変えることで、アンカーボルト保持治具の高さを調節できる。
以上の実施形態からなるアンカーボルト支持装置によれば、アンカーボルトを強固に保持するため、打設した基礎コンクリートの圧力等によってもアンカーボルト上端の設置位置に誤差が生じることがなく、精度良くアンカーボルトを設置できる。
また、保持用アングル材は、アンカーボルトとの隙間が少なくなるようにL型の断面をなしており、Uボルトとによって挟持したときに、アンカーボルトを強固に保持し、垂直力、特に引き抜き力に対する支持力を増強させることができる。
特に、下端側治具は、ナットを螺進させるだけの極めて簡単な作業で、アンカーボルトの鉛直方向の設置位置の修正を容易に行うことができ、アンカーボルトを設置したあとでも、位置修正が容易にできる。
このように、本発明に係るアンカーボルト支持装置は、極めて簡便な治具のみによって構成されており、全て組み立てと分解が容易な構造になっているため、現場への運搬はもちろん、現場への搬入も極めて容易に行うことができる。
さらに、治具または装置の取り扱いが極めて容易で、現場において、溶接を一切使わず、ボルトとナットのみでアンカーボルト支持装置を組み立てることができるため、熟練の技術を必要とせず、施工が容易で作業効率の向上が期待できる。
1 保持用アングル材
2 プレート材
3 切欠溝
4 挿通孔
5 スタッドボルト
6 アングル材(下端側治具)
7 ナット
8 ポストアングル
9 Uボルト
10 アンカーボルト
11 アングル材(スタッドボルト固定)
12 ベース部

Claims (7)

  1. アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、角部がプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、からなり、保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することでアンカーボルトを挟持することを特徴とするアンカーボルト保持治具。
  2. アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、角部がプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、保持用アングル材の下端側の内角側に固着されたスタッドボルトと、スタッドボルトに取り付けられたナットと、からなり、保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することで、スタッドボルトの上端面に載置したアンカーボルトを挟持したうえで、ナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができることを特徴とするアンカーボルト保持治具。
  3. アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、角部がめり込むようにプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、からなり、保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することでアンカーボルトを挟持することを特徴とするアンカーボルト保持治具。
  4. アンカーボルトの下端側に取り付け、アンカーボルトを保持する保持治具であって、アンカーボルトを挟持するUボルトの先端を挿通する挿通孔が形成された板状のプレート材と、角部がめり込むようにプレート材に固着され、アンカーボルトを挟持するUボルトが嵌るように切欠溝が形成されたL型断面の保持用アングル材と、保持用アングル材の下端側の内角側に固着されたスタッドボルトと、スタッドボルトに取り付けられたナットと、からなり、保持用アングル材の内角側にアンカーボルトを沿えて、保持用アングル材の内角側からプレート材に挿通したUボルトをプレート材の背面側でナットで締結することで、スタッドボルトの上端面に載置したアンカーボルトを挟持したうえで、ナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができることを特徴とするアンカーボルト保持治具。
  5. アンカーボルト支持装置のベース部に取り付け、ベース部から立設させてアンカーボルト保持治具と連結させる下端側治具であって、ベース部との間で締結するボルトを挿通する挿通孔が形成されたL型断面のアングル材と、アングル材の内角側に固着されたスタッドボルトと、スタッドボルトに取り付けられたナットと、からなり、ナットをスタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、下端側治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができることを特徴とするアンカーボルト支持装置の下端側治具。
  6. 請求項1または3記載のアンカーボルト保持治具と、捨てコンクリート上に設置されるベース部と、ベース部から立設する請求項5記載の下端側治具と、下端側治具及びアンカーボルト保持治具とそれぞれ連結させるL型断面のポストアングルと、によって構成され、ベース部から立設する請求項5記載の下端側治具のスタッドボルトをポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結し、下端側治具とポストアングルとを連結するとともに、請求項1または3記載のアンカーボルト保持治具の保持用アングル材とポストアングルとを、それぞれに形成したボルト挿通孔を重ねてボルトで締結して連結し、下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを、スタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、下端側治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができることを特徴とするアンカーボルト支持装置。
  7. 請求項2または4記載のアンカーボルト保持治具と、捨てコンクリート上に設置されるベース部と、ベース部から立設する請求項5記載の下端側治具と、下端側治具及びアンカーボルト保持治具とそれぞれ連結させるL型断面のポストアングルと、によって構成され、ベース部から立設する請求項5記載の下端側治具のスタッドボルトをポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結し、下端側治具とポストアングルとを連結するとともに、請求項2または4記載のアンカーボルト保持治具のスタッドボルトをポストアングルの内角側でUボルトによって挟持して締結し、アンカーボルト保持治具とポストアングルとを連結し、下端側治具のスタッドボルトに取り付けたナットを、スタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、下端側治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、または/及び、アンカーボルト保持治具のスタッドボルトに取り付けたナットを、スタッドボルト上で螺進させて鉛直方向に上下させ、アンカーボルト保持治具と連結するポストアングルとの連結位置を変えることで、アンカーボルトの鉛直方向の位置を調節することができることを特徴とするアンカーボルト支持装置。
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