JP6733848B1 - 自動車構造部材 - Google Patents

自動車構造部材 Download PDF

Info

Publication number
JP6733848B1
JP6733848B1 JP2020506378A JP2020506378A JP6733848B1 JP 6733848 B1 JP6733848 B1 JP 6733848B1 JP 2020506378 A JP2020506378 A JP 2020506378A JP 2020506378 A JP2020506378 A JP 2020506378A JP 6733848 B1 JP6733848 B1 JP 6733848B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
reinforcing member
corrugated reinforcing
structural member
automobile structural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020506378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020085385A1 (ja
Inventor
諒 漆畑
諒 漆畑
伊藤 泰弘
泰弘 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6733848B1 publication Critical patent/JP6733848B1/ja
Publication of JPWO2020085385A1 publication Critical patent/JPWO2020085385A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/02Side panels
    • B62D25/025Side sills thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • B60R2019/1806Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing
    • B60R2019/1833Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing made of plastic material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/18Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects characterised by the cross-section; Means within the bumper to absorb impact
    • B60R2019/186Additional energy absorbing means supported on bumber beams, e.g. cellular structures or material
    • B60R2019/1866Cellular structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/02Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted comprising longitudinally or transversely arranged frame members

Abstract

天壁部と、天壁部に対向する底壁部と、天壁部と底壁部を繋ぐ一対の縦壁部と、を有する中空の自動車構造部材において、自動車構造部材の内部に第1の波形補強部材を備え、第1の波形補強部材の底部および頂部は、天壁部から底壁部に向かう方向に延び、第1の波形補強部材の底部は、一対の縦壁部のうちのいずれか一方の縦壁部の内面に接合されている、自動車構造部材。

Description

本発明は、自動車構造部材に関する。
近年、自動車のCO2排出規制の厳格化を受けて、自動車車体の軽量化が推進されている。また、サイドシルやバンパービーム等の構造部材においては、衝突時のエネルギー吸収性能のさらなる向上が求められている。
特許文献1には、自動車用バンパー補強材の内側に補強用のリブが設けられた構造が開示されている。特許文献2には、中空部材の相対する壁間に配置された屈曲部を有する一対の主ステイと、その一対の主ステイの屈曲部間に配置された補強ステイとを有する構造が開示されている。特許文献3には、一対の側壁の間に1つの波形部材が配置された自動車用補強材が開示されている。特許文献4には、ロアメンバの内部に1つの波形部材が配置された構造が開示されている。特許文献5には、サイドシルの内部にX字状を成す合成樹脂製の複数のリブが配置された構造が開示されている。特許文献6には、サイドシルの内部にジグザグに屈曲するCFRP製の衝撃吸収部材が配置された構造が開示されている。特許文献7には、下部部材の縦壁と下壁とに一体化された蛇腹状のリブが設けられた構造が開示されている。特許文献8には、フレームの側面部に、四角形状の凹凸が形成された補強板が取り付けられた構造が開示されている。特許文献9には、ハット形状のクロスメンバの内部に、ハット形状の補強部材が配置された構造が開示されている。特許文献9のクロスメンバ構造においては、補強部材の縦壁に複数の凹部が形成されており、クロスメンバのフランジと補強部材のフランジが互いに接合されている。特許文献10には、ハット部材の縦壁に凹状または凸状のビードが形成された金属製アブソーバが開示されている。特許文献11には、中空部材に、山部と谷部からなる蛇腹状の変形促進手段が設けられた衝撃吸収部材が開示されている。
特開平10−278707号公報 特開平11−255048号公報 実開平4−109683号公報 特開2016−010982号公報 国際公開第2013/153872号 特開2014−091462号公報 特開2003−306171号公報 特開2011−131791号公報 特開平9−024864号公報 特開2008−265738号公報 特開2006−207679号公報
車体の軽量化を目的として構造部材の板厚を薄くするだけでは面剛性の低下を招くことになるため、軽量化を図る上では、特許文献1〜11のように自動車構造部材の構造の改良を行うことで、エネルギー吸収性能の維持または向上を図ることが求められる。しかしながら、特許文献1〜11に開示された構造においては、エネルギー吸収効率(エネルギー吸収性能の重量効率)の観点で改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自動車構造部材におけるエネルギー吸収効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一態様は、天壁部と、前記天壁部に対向する底壁部と、前記天壁部と前記底壁部を繋ぐ一対の縦壁部と、を有する中空の自動車構造部材において、前記自動車構造部材の内部に第1の波形補強部材を備え、前記第1の波形補強部材の底部および頂部は、前記天壁部から前記底壁部に向かう方向に延び、前記第1の波形補強部材の底部は、前記一対の縦壁部のうちのいずれか一方の前記縦壁部の内面に接合され、前記自動車構造部材の内部において、前記第1の波形補強部材が接合された前記縦壁部とは対向する縦壁部に前記底部が接合された他の前記第1の波形補強部材をさらに有し、2つの前記第1の波形補強部材は互いに接しておらず、2つの前記第1の波形補強部材のそれぞれにおいて、複数の底部がなす平面と、複数の頂部がなす平面との間隔は、前記自動車構造部材の2つの前記縦壁部の間隔の8〜40%であることを特徴としている。
前記第1の波形補強部材の前記天壁部側の端面は前記天壁部に接し、かつ、前記第1の波形補強部材の前記底壁部側の端面は前記底壁部に接していてもよい。前記第1の波形補強部材の前記天壁部側の端面が前記天壁部に接合されているか、若しくは、前記第1の波形補強部材の前記底壁部側の端面が前記底壁部に接合されていてもよい。前記第1の波形補強部材の前記天壁部側の端面が前記天壁部に接合されて、かつ、前記第1の波形補強部材の前記底壁部側の端面が前記底壁部に接合されていてもよい。
前記自動車構造部材の長手方向に沿って延びる第2の補強部材をさらに有し、前記第2の補強部材は、前記第1の波形補強部材の頂部に接合されていてもよい。
前記縦壁部と前記第1の波形補強部材とが一体成形されていてもよい。前記天壁部と前記第1の波形補強部材のなす角が略垂直であってもよい。
自動車構造部材は、サイドシル、バンパービーム、センターピラー、ラダーフレームのサイドメンバまたはラダーフレームのクロスメンバであってもよい。
エネルギー吸収効率を向上させることができる。
自動車の車体骨格の一例を示す図である。 ラダーフレームの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車構造部材の概略構成を示す斜視図である。 図3の自動車構造部材の、天壁部に平行な断面を示す図である。 図4中のA−A断面を示す図である。 自動車構造部材の断面形状の一例を示す図である。 自動車構造部材の断面形状の一例を示す図である。 自動車構造部材の断面形状の一例を示す図である。 第1の波形補強部材の一例を示す図である。 第1の波形補強部材の一例を示す図である。 第1の波形補強部材の一例を示す図である。 第1の波形補強部材の一例を示す図である。 第1の波形補強部材の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動車構造部材の概略構成を示す斜視図である。 図14の自動車構造部材の、天壁部に平行な断面を示す図である。 第1の波形補強部材の一例を示す図である。 第1の波形補強部材の一例を示す図である。 曲げ圧壊シミュレーションの条件を示す図である。 シミュレーション(1)における各解析モデルのエネルギー吸収効率を示す図である。 シミュレーション(2)における各解析モデルのエネルギー吸収効率を示す図である。 シミュレーション(3)における各解析モデルのエネルギー吸収効率を示す図である。 シミュレーション(4)における各解析モデルのエネルギー吸収効率を示す図である。 シミュレーション(5)における各解析モデルのエネルギー吸収効率を示す図である。 シミュレーション(6)における各解析モデルのエネルギー吸収効率を示す図である。 シミュレーション(7)における各解析モデルのエネルギー吸収効率を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、自動車の車体骨格の一例を示す図である。本実施形態の自動車構造部材は、例えばサイドシル、バンパービームまたはセンターピラーとして適用され得る。また、自動車構造部材は、図2に示されるようにラダーフレームのサイドメンバまたはラダーフレームのクロスメンバとして適用され得る。
<第1の実施形態>
図3〜図5に示すように本実施形態の自動車構造部材1は、角筒状の中空部10を有しており、中空部10は、4つの壁部で構成されている。詳述すると、中空部10は、天壁部11と、天壁部11に対向する底壁部12と、天壁部11と底壁部12を繋ぐ一対の縦壁部13である第1の縦壁部13aおよび第2の縦壁部13bと、からなる4つの壁部を有している。天壁部11と、底壁部12と、一対の縦壁部13の素材は特に限定されず、例えば鋼材やアルミニウム合金部材、マグネシウム合金部材、繊維強化樹脂等の種々の樹脂素材等が採用され得る。
本実施形態の中空部10は、天壁部11と底壁部12とが平行であり、第1の縦壁部13aと第2の縦壁部13bとが平行となっている。また、第1の縦壁部13aおよび第2の縦壁部13bは、それぞれ天壁部11と底壁部12に対して略垂直になっている。なお、平行関係にある壁部同士は厳密に平行でなくてもよい。例えば、2つの縦壁部13a、13bが傾斜した台形などの断面形状であってもよい。また、中空部10を構成する各壁部においては、部分的にビードや穴等が設けられてもよい。中空部10を構成する各壁部の板厚は例えば1〜5mmである。自動車構造部材1の長さは例えば300〜3000mmであり、部材長手方向に垂直な断面のサイズは例えば50〜200mm角である。
自動車構造部材1が例えばサイドシルまたは図2のようなラダーフレームのサイドメンバである場合、X方向は車長方向、Y方向は車高方向、Z方向は車幅方向である。自動車構造部材1が、例えばバンパービームまたは図2のようなラダーフレームのクロスメンバである場合、X方向は車幅方向、Y方向は車高方向、Z方向は車長方向である。自動車構造部材1が、例えばセンターピラーである場合、X方向は車高方向、Y方向は車長方向、Z方向は車幅方向である。なお、X方向、Y方向、およびZ方向は互いに垂直な方向である。
天壁部11は、中空部10の車外側に位置する壁部と車内側に位置する壁部のうち、車外側に位置する壁部のことである。自動車構造部材1が、例えばサイドシルやセンターピラー、ラダーフレームのサイドメンバである場合には、車幅方向における車外側の壁部が本発明に係る天壁部であり、車内側の壁部が本発明に係る底壁部である。自動車構造部材1が、例えばフロントバンパービームまたはラダーフレームのフロント側のクロスメンバである場合には、車長方向における前側の壁部が本発明に係る天壁部であり、車長方向における後側の壁部が本発明に係る底壁部である。自動車構造部材1が、例えばリアバンパービームまたはラダーフレームのリア側のクロスメンバである場合には、車長方向における後側の壁部が本発明に係る天壁部であり、車長方向における前側の壁部が本発明に係る底壁部である。つまり、衝撃荷重などに耐えられるよう補強すべき方向が、Z方向となる。
天壁部11と、底壁部12と、第1の縦壁部13aと、第2の縦壁部13bは、例えば押出成形のような一体成形で製造されていてもよいし、アウターパネルとインナーパネルとが互いに接合されることで製造されていてもよい。また、中空部10は、例えば図6に示されるようにハット形状に成形されたアウターパネル15と、ハット形状に成形されたインナーパネル16で構成されていてもよい。図6の例においては、アウターパネル15は、天壁部15aと、縦壁部15bと、フランジ部15cとを有し、インナーパネル16は、天壁部16aと、縦壁部16bと、フランジ部16cとを有している。そして、アウターパネル15のフランジ部15cとインナーパネル16のフランジ部16cとが互いに接合されることで中空部10が構成されている。図6の場合においても、前述の天壁部11、底壁部12、一対の縦壁部13を有している。詳述すると、図6の例では、アウターパネル15の天壁部15aが中空部10の天壁部11に相当し、インナーパネル16の天壁部16aが中空部10の底壁部12に相当する。また、アウターパネル15の縦壁部15bとインナーパネル16の縦壁部16bによって中空部10の一対の縦壁部13a、13bが構成される。
中空部10は、図7のようにハット形状のパネル17のフランジ部17cとプレート18が互いに接合されることで構成されていてもよい。図7の例では、パネル17の天壁部17aが中空部10の天壁部11に相当し、パネル17の一対の縦壁部17bが中空部10の一対の縦壁部13a、13bに相当し、プレート18が中空部10の底壁部12に相当する。また、縦壁部13は、図8に示されるハット形状のパネル17のように天壁部11に対して垂直でなくてもよい。
図4は自動車構造部材1の、天壁部11に平行な断面を示す図である。中空の自動車構造部材1は、内部に第1の波形補強部材20を有している。本実施形態においては第1の波形補強部材20が2つ設けられており、第1の波形補強部材20aは第1の縦壁部13aの内面に接合され、第1の波形補強部材20bは第2の縦壁部13bの内面に接合されている。なお、2つの第1の波形補強部材20a、20bは互いに接していない。つまり、2つの第1の波形補強部材20a、20bとの間には、間隙がある。また、第1の波形補強部材20aと第1の波形補強部材20bは互いに同一形状でなくてもよい。
“波形補強部材”とは、自動車構造部材1の部材長手方向(X方向)に沿って凸部と凹部とが交互に設けられた部材である。本明細書では、第1の波形補強部材20の、縦壁部13に接合される側の部分を“底部22”と称し、縦壁部13の接合側と反対側の部分を“頂部21”と称す。第1の波形補強部材20は、頂部21と底部22が自動車構造部材1の天壁部11から底壁部12に向かう方向に延びている。つまり、第1の波形補強部材20の自動車構造部材1の天壁部11から底壁部12に向かう方向(Z方向)に垂直な断面形状は略同一であり、第1の波形補強部材20のそれぞれの頂部21が連なる方向及び第1の波形補強部材20のそれぞれの底部22が連なる方向は、Z方向となっている。エネルギー吸収効率向上の観点においては、頂部21と底部22は、第1の波形補強部材20の、天壁部11側の端面23(図5)から底壁部12側の端面24(図5)まで延びていることが好ましい。第1の波形補強部材20の板厚は、例えば中空部10を構成する壁部の板厚の0.5〜1.2倍であることが好ましい。その下限を壁部の板厚の0.6倍又は0.7倍としてもよく、その上限を壁部の板厚の1.0倍又は0.8倍としてもよい。
図4に示されるように本実施形態の第1の波形補強部材20は、自動車構造部材1の天壁部11に平行な断面がハット形矢板のような形状であり、頂部21および底部22は縦壁部13に平行な平面状となっている。図4に示される第1の波形補強部材20は、頂部21と、頂部21と底部22の間にある側面部25のなす角θ1が150度の例であるが、角θ1は、例えば図9〜図11のように異なる角度であってもよく、特に限定されない。効果的にエネルギー吸収効率を向上させるという観点においては、角θ1は60〜150度であることが好ましい。角θ1は70度以上であることがより好ましく、80度以上であることがさらに好ましい。また、角θ1は120度以下であることがより好ましく、110度以下であることがさらに好ましい。
エネルギー吸収効率向上の観点においては、図5〜図8のように自動車構造部材1の天壁部11と第1の波形補強部材20の頂部21のなす角θ2は略垂直であることが好ましい。例えば角θ2は、85〜95度であることが好ましい。特に、図8のように第1の波形補強部材20の底部22が、自動車構造部材1の縦壁部13に追従した形状であることによって天壁部11に対して略垂直でない場合であっても、エネルギー吸収効率向上の観点においては、天壁部11と頂部21のなす角θ2は85〜95度であることが好ましい。
第1の波形補強部材20の複数の底部22がなす(仮想)平面P2と、複数の頂部21がなす(仮想)平面P1との間隔d1は、2つの縦壁部13a、13bの(最小)間隔D1の8〜40%の長さであることが好ましい。間隔d1がこの数値範囲内にある場合には、エネルギー吸収効率を効果的に向上させることができる。間隔d1が間隔D1の30%以下の長さであることがより好ましく、25%以下又は20%以下の長さであることがさらに好ましい。間隔d1の下限が間隔D1の10%以上又は12%以上の長さであってもよい。この間隔d1は、第1の波形補強部材のY方向の幅とみなすことができる。ここで、Y方向とは、中空の自動車部材の長手方向と天壁部11から底壁部12に向かう方向に、垂直な方向である。
第1の波形補強部材20のZ方向の一端部は天壁部11近傍に位置し、他端部は底壁部12近傍に位置していることが好ましい。例えば図12のように自動車構造部材1の天壁部11と、第1の波形補強部材20の、天壁部11側の端面23との間隔d2は、天壁部11と底壁部12の間隔D2の20%以下の長さであることが好ましく、10%以下又は5%以下の長さであることがより好ましい。また、自動車構造部材1の天壁部11と、第1の波形補強部材20の、底壁部12側の端面24との間隔d2’は、天壁部11と底壁部12の間隔D2の20%以下の長さであることが好ましく、10%以下又は5%以下の長さであることがより好ましい。エネルギー吸収効率向上の観点においては、第1の波形補強部材20は、天壁部11側の端面23が自動車構造部材1の天壁部11に接しているか、若しくは、底壁部12側の端面24が自動車構造部材1の底壁部12に接していることがより好ましい。また、天壁部11側の端面23が天壁部11に接し、かつ、底壁部12側の端面24が底壁部12に接していることがさらに好ましい。エネルギー吸収効率のさらなる向上の観点においては、第1の波形補強部材20の天壁部11側の端面23が自動車構造部材1の天壁部11に接合されているか、若しくは、第1の波形補強部材20の底壁部12側の端面24が自動車構造部材1の底壁部12に接合されていることが好ましい。また、天壁部11側の端面23が天壁部11に接合され、かつ、底壁部12側の端面24が底壁部12に接合されていることがさらに好ましい。
本実施形態の第1の波形補強部材20は、自動車構造部材1のX方向の全域にわたって設けられているが、自動車構造部材1の形状や補強すべき箇所等に応じ、自動車構造部材1のX方向において部分的に設けられていてもよい。第1の波形補強部材20の素材は特に限定されず、例えば鋼材やアルミニウム合金部材、マグネシウム合金部材、繊維強化樹脂等の種々の樹脂素材等が採用され得る。
第1の波形補強部材20の底部22は、縦壁部13の内面に接合されている。このように第1の波形補強部材20の底部22が縦壁部13の内面に接合されることによって、自動車構造部材1は、図4のような天壁部11に平行な断面において、縦壁部13と第1の波形補強部材20により形成された閉断面S1を有している。閉断面S1は、自動車構造部材1のX方向に沿って間隔をおいて複数形成されている。
縦壁部13と第1の波形補強部材20との接合方法は特に限定されず、自動車構造部材1の形状や第1の波形補強部材20の形状等に応じて適宜変更される。例えば縦壁部13とハット形矢板のような部材とがアーク溶接等によるT字隅肉溶接、スポット溶接、レーザー溶接、または接着剤を用いた接着等により接合されていてもよい。また、縦壁部13と第1の波形補強部材20が例えば押出成形により一体成形されることで、縦壁部13と第1の波形補強部材20とが接合されていてもよい。縦壁部13と第1の波形補強部材20とが一体成形される場合、自動車構造部材1は、例えば一体成形された縦壁部13と第1の波形補強部材20に、天壁部11と底壁部12が溶接等により接合されることで製造され得る。なお、前記の天壁部11側の端面23と天壁部11との接合方法及び底壁部12側の端面24と底壁部12との接合方法も、アーク溶接等によるT字隅肉溶接、スポット溶接、レーザー溶接、または接着剤を用いた接着等であってもよい。
本実施形態の自動車構造部材1は以上のように構成されている。縦壁部13の内面に第1の波形補強部材20の底部22が接合されて、縦壁部13と第1の波形補強部材20により閉断面S1が形成された自動車構造部材1においては、天壁部11の面剛性が向上する。これにより、エネルギー吸収性能を向上させることができる。また、後述の実施例で示すように、本実施形態のような自動車構造部材1は、エネルギー吸収効率にも優れているため、軽量化とエネルギー吸収性能の両立を図ることができる。
なお、図4の自動車構造部材1においては、第1の縦壁部13aと第2の縦壁部13bの各々に対して第1の波形補強部材20が設けられていたが、図13のように一対の縦壁部13のうちのいずれか一方の縦壁部13に対してのみ第1の波形補強部材20が設けられていてもよい。自動車構造部材1の内部に図13のように第1の波形補強部材20が設けられる場合、第1の波形補強部材20は、一対の縦壁部13のうちの両方の縦壁部13には接合されず、いずれか一方の縦壁部13に接合される。
<第2の実施形態>
図14および図15に示すように、第2の実施形態の自動車構造部材1においては、第1の波形補強部材20に加え、さらに第2の補強部材30を有している。第2の補強部材30は、第1の波形補強部材20の頂部21に接合されている。これにより、第1の波形補強部材20と第2の補強部材30とによる閉断面S2が形成される。すなわち、第2の実施形態の自動車構造部材1は、中空部10の縦壁部13と第1の波形補強部材20で形成された第1の閉断面S1と、第1の波形補強部材20と第2の補強部材30で形成された第2の閉断面S2と、を有している。
第2の補強部材は、第1の波形補強部材20に接合されていることに加え、中空部10の天壁部11および底壁部12の少なくともいずれか一方の壁部にさらに接合されていてもよい。第1の波形補強部材20と第2の補強部材30の接合方法は特に限定されず、例えばアーク溶接等によるT字隅肉溶接、スポット溶接、レーザー溶接、または接着剤を用いた接着等による接合方法であってもよい。また、第1の波形補強部材20と第2の補強部材30とが例えば押出成形により一体成形されていてもよい。第2の補強部材30の素材は特に限定されず、例えば鋼材やアルミニウム合金部材、マグネシウム合金部材、繊維強化樹脂等の種々の樹脂素材等が採用され得る。また、第2の補強部材30は、部分的にビードや穴等が設けられてもよい。
第2の実施形態の自動車構造部材1によれば、天壁部11の面剛性がさらに高まり、エネルギー吸収性能を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記の第1〜第2の実施形態では、第1の波形補強部材20がハット形矢板のような形状であったが、天壁部11に平行な断面における第1の波形補強部材20の形状は特に限定されない。例えば第1の波形補強部材20は、図16のように天壁部11に平行な断面において、頂部21および底部22が曲面状であってもよいし、図17のように天壁部11に平行な断面において、頂部21および底部22が尖っていてもよい。
自動車構造部材の曲げ圧壊シミュレーションを実施した。図18はシミュレーション条件を示す図であり、自動車構造部材1の底壁部12の外側には剛体プレート50が設けられている。シミュレーションは、図18の自動車構造部材1の内部に2つの第1の波形補強部材が設けられた解析モデルにおいて、天壁部11にφ254のインパクタ51が押し込まれることで実施されている。自動車構造部材1は、角筒状の鋼材であり、自動車構造部材1の部材長手方向(X方向)の長さは1000mm、板厚は1.0mmである。自動車構造部材1のX方向に垂直な断面の形状は正方形であり、断面寸法は100mm角である。第1の波形補強部材の素材は鋼材であり、板厚は1.0mmである。本シミュレーションにおいて、自動車構造部材1のX方向の両端面は完全拘束されている。
[シミュレーション(1)]
第1の波形補強部材20の頂部21と側面部25のなす角θ1(図4)と、自動車構造部材1の各壁部に対する波形補強部材の接触箇所が異なる複数の解析モデルでシミュレーションを実施した。本シミュレーションの結果を下記表1および図19に示す。なお、表1および図19中の構造Aは、第1の波形補強部材が自動車構造部材の縦壁部と、底壁部と、天壁部に接合された構造である。構造Bは、第1の波形補強部材が自動車構造部材の縦壁部と、底壁部に接合された構造である(ただし、第1の波形補強部材と天壁部は接合されていないが、接している。)。構造Cは、第1の波形補強部材が自動車構造部材の縦壁部と、天壁部に接合された構造である(ただし、第1の波形補強部材と底壁部は接合されていないが、接している。)。構造Dは、第1の波形補強部材が自動車構造部材の縦壁部にのみ接合されたし構造である(ただし、第1の波形補強部材と底壁部及び第1の波形補強部材と天壁部は接合されていないが、接している。)。また、表1および図19中の“EA効率”は、インパクタのストローク50mm時における各解析モデルのエネルギー吸収効率である。なお、第1の波形補強部材20の複数の底部22がなす面P2と、複数の頂部21がなす面P1との間隔d1を、20mm(d1/D1=0.20)とした。
Figure 0006733848
図19に示されるように、いずれの解析モデルにおいても、波形補強部材が設けられていない解析モデルと比較してEA効率が向上した。効果的にEA効率を向上させるという観点においては、角θ1は150度以下であることが好ましく、120度以下であることがより好ましい。
[シミュレーション(2)]
第1の波形補強部材20の複数の底部22がなす面P2と、複数の頂部21がなす面P1との間隔d1を20mm(d1/D1=0.20)とし、図10のような角θ1が90度となる形状において、EA効率に及ぼす縦壁部との接合有無の影響についてシミュレーションを行った。本シミュレーションの結果を図20に示す。図20に示されるように、第1の波形補強部材は縦壁部に接合された場合に最もEA効率が高かった。なお、本シミュレーションにおいて縦壁部のみ溶接した条件のもの(図20の右端参照)は、シミュレーション(1)の中の角θ1が90度の構造Dと同一である。
[シミュレーション(3)]
第1の波形補強部材20の複数の底部22がなす平面P2と、複数の頂部21がなす平面P1との間隔d1(図4)と2つの縦壁部13a、13bの間隔D1(図4)の比d1/D1の比が異なる解析モデルで、図10のような角θ1が90度となる形状においてシミュレーションを実施した。本シミュレーションの結果を図21に示す。なお、図21における比較例1の解析モデルは、1つのみ設けられた第1の波形補強部材の頂部が、2つの縦壁部のうちの一方の縦壁部の内面に接合され、第1の波形補強部材の底部が他方の補強部材の内面に接合された構造である。比較例2の解析モデルは、各縦壁部に1つずつ波形補強部材が接合され、かつ、各波形補強部材の頂部同士が互いに接合された構造である。
図21に示されるように、一対の縦壁部に1つの波形補強部材が接合された構造(比較例1)や、2つの波形補強部材の頂部同士が接合された構造(比較例2)は、EA効率が劣ることがわかる。
[シミュレーション(4)]
天壁部11と第1の波形補強部材20の間隔d2(図15)、および、底壁部12と第1の波形補強部材20の間隔d2’が異なる複数の解析モデルでシミュレーションを実施した。各解析モデルにおける自動車構造部材の構造は、間隔d2および間隔d2’が異なること以外はシミュレーション(1)の構造D(θ1=90°)と同一の構造である。また、各解析モデルでは、間隔d2と間隔d2’が互いに同一の間隔となっている。
本シミュレーションの結果を図22に示す。なお、図22の横軸は、間隔d2と、天壁部11と底壁部12の間隔D2の比d2/D2で表されている。図22では、d2/D2の値のみ記載されているが、前述の通り、本シミュレーションでは間隔d2と間隔d2’が同一の間隔であるため、例えばd2/D2が0.05の解析モデルにおいてはd2’/D2も0.05である。図22に示されるように、いずれの解析モデルにおいても、波形補強部材が設けられていない解析モデルと比較してEA効率が向上した。特に、d2/D2=0かつd2’/D2=0の構造、すなわち第1の波形補強部材20が天壁部11と底壁部12に接している構造においては、最もEA効率が高くなり、本構造が好ましい構造であることがわかる。
[シミュレーション(5)]
図13のような一対の縦壁部のうちの片側に第1の波形補強部材が設けられた解析モデル、および図4のような一対の縦壁部のうちの両側に第1の波形補強部材が設けられた解析モデルでシミュレーションを実施した。各解析モデルにおける第1の波形補強部材と自動車構造部材の接合箇所は縦壁部のみであり、角θ1は120度である。図23は、インパクタのストローク50mm時における各解析モデルのエネルギー吸収効率(EA効率)を示す図である。図23に示されるように、第1の波形補強部材が一対の縦壁部のうちの片側に設けられた解析モデルにおいても、補強部材が設けられていない解析モデルと比較してEA効率が向上した。
[シミュレーション(6)]
図15のような第2の補強部材が設けられた解析モデルでシミュレーションを実施した。解析モデルは、第1の波形補強部材が設けられずに第2の補強部材のみが設けられたモデルと、図4、図9〜図11のような角θ1が異なる第1の波形補強部材に第2の補強部材が接合されたモデルである。図24は、インパクタのストローク50mm時における各解析モデルのエネルギー吸収効率(EA効率)を示す図である。図24に示されるように、第1の波形補強部材と第2の補強部材とが組み合わされることで、補強部材が設けられていない解析モデルと比較してEA効率が向上した。
[シミュレーション(7)]
図16の第1の波形補強部材を有する解析モデルと、図17の第1の波形補強部材を有する解析モデルでシミュレーションを実施した。図25は、インパクタのストローク50mm時における各解析モデルのエネルギー吸収効率(EA効率)を示す図である。図25に示されるように、いずれの解析モデルにおいても、補強部材が設けられていない解析モデルと比較してEA効率が向上した。
本発明は、例えばサイドシル、バンパービーム、センターピラー、ラダーフレームのサイドメンバまたはラダーフレームのクロスメンバとして利用することができる。
1 自動車構造部材
10 中空部
11 天壁部
12 底壁部
13 縦壁部
13a 第1の縦壁部
13b 第2の縦壁部
15 アウターパネル
15a 天壁部
15b 縦壁部
15c フランジ部
16 インナーパネル
16a 天壁部
16b 縦壁部
16c フランジ部
17 パネル
17a 天壁部
17b 縦壁部
17c フランジ部
18 プレート
20 第1の波形補強部材
21 頂部
22 底部
23 天壁部側端面
24 底壁部側端面
25 側面部
30 第2の補強部材
50 剛体プレート
51 インパクタ
1 縦壁部の間隔
1 第1の波形補強部材の複数の底部がなす平面と複数の頂部がなす平面の間隔
2 天壁部と底壁部の間隔
2 自動車構造部材の天壁部と第1の波形補強部材の天壁部側端面の間隔
2’ 自動車構造部材の底壁部と第1の波形補強部材の底壁部側端面の間隔
1 第1の波形補強部材の複数の頂部がなす平面
2 第1の波形補強部材の複数の底部がなす平面
1 第1の閉断面
2 第2の閉断面
θ1 第1の波形補強部材の頂部と側面部のなす角
θ2 第1の波形補強部材の頂部と自動車構造部材の天壁部のなす角

Claims (8)

  1. 天壁部と、前記天壁部に対向する底壁部と、前記天壁部と前記底壁部を繋ぐ一対の縦壁部と、を有する中空の自動車構造部材において、
    前記自動車構造部材の内部に第1の波形補強部材を備え、
    前記第1の波形補強部材の底部および頂部は、前記天壁部から前記底壁部に向かう方向に延び、
    前記第1の波形補強部材の底部は、前記一対の縦壁部のうちのいずれか一方の前記縦壁部の内面に接合され、
    前記自動車構造部材の内部において、前記第1の波形補強部材が接合された前記縦壁部とは対向する縦壁部に前記底部が接合された他の前記第1の波形補強部材をさらに有し、
    2つの前記第1の波形補強部材は互いに接しておらず、
    2つの前記第1の波形補強部材のそれぞれにおいて、複数の底部がなす平面と、複数の頂部がなす平面との間隔は、前記自動車構造部材の2つの前記縦壁部の間隔の8〜40%である、自動車構造部材。
  2. 前記第1の波形補強部材の前記天壁部側の端面は前記天壁部に接し、かつ、前記第1の波形補強部材の前記底壁部側の端面は前記底壁部に接している、請求項1に記載の自動車構造部材。
  3. 前記第1の波形補強部材の前記天壁部側の端面が前記天壁部に接合されているか、若しくは、前記第1の波形補強部材の前記底壁部側の端面が前記底壁部に接合されている、請求項2に記載の自動車構造部材。
  4. 前記第1の波形補強部材の前記天壁部側の端面が前記天壁部に接合されて、かつ、前記第1の波形補強部材の前記底壁部側の端面が前記底壁部に接合されている、請求項3に記載の自動車構造部材。
  5. 前記自動車構造部材の長手方向に沿って延びる第2の補強部材をさらに有し、
    前記第2の補強部材は、前記第1の波形補強部材の頂部に接合されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動車構造部材。
  6. 前記縦壁部と前記第1の波形補強部材とが一体成形されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動車構造部材。
  7. 前記天壁部と前記第1の波形補強部材の頂部のなす角が略垂直である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動車構造部材。
  8. サイドシル、バンパービーム、センターピラー、ラダーフレームのサイドメンバまたはラダーフレームのクロスメンバである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の自動車構造部材。
JP2020506378A 2018-10-24 2019-10-23 自動車構造部材 Active JP6733848B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018199829 2018-10-24
JP2018199829 2018-10-24
PCT/JP2019/041533 WO2020085385A1 (ja) 2018-10-24 2019-10-23 自動車構造部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6733848B1 true JP6733848B1 (ja) 2020-08-05
JPWO2020085385A1 JPWO2020085385A1 (ja) 2021-02-15

Family

ID=70331015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020506378A Active JP6733848B1 (ja) 2018-10-24 2019-10-23 自動車構造部材

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11465687B2 (ja)
EP (1) EP3848273B1 (ja)
JP (1) JP6733848B1 (ja)
CN (1) CN112867664B (ja)
WO (1) WO2020085385A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230087083A1 (en) * 2020-07-08 2023-03-23 Nippon Steel Corporation Automotive structural member
JP7436934B2 (ja) 2020-12-01 2024-02-22 日本製鉄株式会社 自動車の車体下部構造

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3086625A (en) * 1959-03-19 1963-04-23 Triar Inc Cellular core and method of making same
JPH04109683U (ja) 1991-03-08 1992-09-22 株式会社ヨロズ 自動車用補強材
CN1063673C (zh) * 1994-07-12 2001-03-28 日铁矿业株式会社 加强过滤元件
US5632126A (en) * 1995-03-22 1997-05-27 Agsten; Carl F. Wall system involving corrugated panels for making confinement cells
JPH0924864A (ja) 1995-07-12 1997-01-28 Nissan Motor Co Ltd クロスメンバ構造
JPH10278707A (ja) 1997-04-03 1998-10-20 Nippon Steel Corp 自動車用バンパー補強材
JPH11255048A (ja) 1998-03-10 1999-09-21 Nippon Steel Corp 補強構造を有する構造部材
JP3321110B2 (ja) * 1999-04-08 2002-09-03 ダイハツ工業株式会社 自動車の車体フレームの補強構造
FR2796021B1 (fr) * 1999-07-05 2001-10-19 Peugeot Citroen Automobiles Sa Poutre de pare-chocs pour vehicules automobiles
JP3951780B2 (ja) 2002-04-12 2007-08-01 日産自動車株式会社 フロントサイドメンバ構造
JP2006207679A (ja) 2005-01-27 2006-08-10 Honda Motor Co Ltd 衝撃吸収部材の製造方法
JP2006282106A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Toyota Motor Corp 車体骨格の補強構造
JP4840072B2 (ja) * 2006-10-17 2011-12-21 トヨタ自動車株式会社 車体側部構造
JP4330652B2 (ja) 2007-03-28 2009-09-16 ユニプレス株式会社 車両用金属製アブソーバ、車両用バンパシステム、自動車バンパ用アブソーバ及び自動車バンパシステム
JP5358200B2 (ja) * 2009-01-26 2013-12-04 本田技研工業株式会社 車体構造
US8317258B2 (en) 2009-07-08 2012-11-27 Mazda Motor Corporation Frame structure for vehicle
JP2011127278A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Takenaka Komuten Co Ltd 鋼製耐震壁、及び当該鋼製耐震壁を有する建物
JP5440156B2 (ja) 2009-12-25 2014-03-12 マツダ株式会社 車両用フレーム構造
US9302638B2 (en) * 2010-10-29 2016-04-05 Sabic Global Technologies B.V. Unitary energy absorbing assembly and method of making the same
WO2013153872A1 (ja) 2012-04-09 2013-10-17 本田技研工業株式会社 自動車のcfrp製キャビン、自動車のcfrp製キャビンの製造方法および自動車の前部車体構造
JP5896289B2 (ja) * 2012-06-08 2016-03-30 本田技研工業株式会社 自動車のキャビン構造
JP2016010982A (ja) 2012-09-13 2016-01-21 本田技研工業株式会社 自動車の車体前部構造
JP5916127B2 (ja) 2012-11-06 2016-05-11 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造
CN103437429B (zh) * 2013-07-18 2016-04-20 浙江中隧桥波形钢腹板有限公司 波形钢板与平钢板栓接构件及制造工艺
JP6057294B2 (ja) 2013-09-25 2017-01-11 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造
JP5983583B2 (ja) * 2013-11-01 2016-08-31 トヨタ自動車株式会社 車両の骨格構造
CN104074129B (zh) * 2014-06-05 2016-06-08 邢台路桥建设总公司 一种拼装式波形钢腹板箱梁及其制造方法
CN205087027U (zh) * 2015-11-04 2016-03-16 梁山华鲁专用汽车制造有限公司 多腹板结构的半挂车纵梁
KR102072663B1 (ko) * 2016-02-05 2020-02-03 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 차량 전방부 구조

Also Published As

Publication number Publication date
CN112867664A (zh) 2021-05-28
WO2020085385A1 (ja) 2020-04-30
EP3848273A1 (en) 2021-07-14
EP3848273B1 (en) 2024-03-13
US11465687B2 (en) 2022-10-11
US20210339801A1 (en) 2021-11-04
CN112867664B (zh) 2023-08-18
EP3848273A4 (en) 2022-05-11
JPWO2020085385A1 (ja) 2021-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6733848B1 (ja) 自動車構造部材
JP2015080998A (ja) クラッシュボックス
JP6958722B2 (ja) フロア構造
JP7024878B2 (ja) 自動車構造部材
JP6292278B1 (ja) 車両の衝撃吸収構造
JP5686586B2 (ja) 自動車用車体骨格における補強構造
JP2018075910A (ja) 車両の衝撃吸収構造
JP6703322B1 (ja) 自動車骨格部材および電気自動車
CN112689594B (zh) 面板构件
WO2020085384A1 (ja) 自動車構造部材
JP6687179B1 (ja) 自動車骨格部材および電気自動車
JP7376797B2 (ja) 自動車骨格部材および電気自動車
WO2022149504A1 (ja) 構造部材
WO2022118897A1 (ja) 自動車の車体下部構造
JP7006771B2 (ja) フロア構造
JP2010144744A (ja) 自動車用エネルギ吸収部材
KR102529386B1 (ko) 차량의 측방 하부차체구조
JP2018052280A (ja) 車両用構造体
WO2020085383A1 (ja) 自動車骨格部材および電気自動車
JP2022129444A (ja) 衝撃吸収部材
JP2005119511A (ja) 車体客室壁構造
JP2009241724A (ja) 車両用バンパビーム
JP2018075906A (ja) 車両の衝撃吸収構造
JP2012188092A (ja) レインフォースメントおよびバンパー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200205

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200205

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200622

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6733848

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151