JP3951780B2 - フロントサイドメンバ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフロントコンパートメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置したフロントサイドメンバ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のフロントサイドメンバはフロントコンパートメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置され、閉断面を構成して車体前部の主要骨格を成すととともに、前面衝突時に軸方向に圧壊して衝突エネルギーを吸収する主要なエネルギー吸収部材としての機能を有する。
【0003】
前記フロントサイドメンバは、略直状のフロント側のメンバ本体の後部からダッシュパネルのトーボードの傾斜面に沿って下方に屈曲した傾斜部に続いてフロア下面に廻り込んでエクステンション部を形成した構成となっているため、車両前方からの荷重がフロントサイドメンバに軸方向に入力した場合に、ダッシュパネルの傾斜面に沿った傾斜部が変形すると、ダッシュパネルの後退変形量が大きくなってしまう可能性がある。
【0004】
そこで、前方からの荷重入力時にダッシュパネルが後退するのを抑制するために、フロントサイドメンバの後部を補強することが考えられ、例えば、特開平9−95260号公報には、フロントサイドメンバのメンバ本体の後部から傾斜部に至る領域でそれらの上面を滑らかな湾曲面でつなぐリンフォースメント(補強部材)によって補強する構造が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような補強構造ではフロントサイドメンバの後部全体の変形が抑制されるため、ダッシュパネル前方でのフロントサイドメンバの軸圧潰変形量が減少することになり、衝突荷重が入力した場合には、却ってダッシュパネルのキャビン側への後退変形量が大きくなる可能性があり、そこで、キャビンも補強する必要が生じて、車体重量の増加や車体価格の上昇が余儀なくされてしまう。
【0006】
一方、キャビン変形を抑制するための逆の発想として、フロントサイドメンバを変形させ易くすることが考えられ、この場合のフロントサイドメンバ構造としては、例えば、特開平10−45023号公報に開示された断面矩形状の閉断面部材の外壁コーナー部の板厚を薄肉形成したエネルギー吸収部材を適用することができる。
【0007】
ところが、このように外壁コーナー部を単に薄肉化してフロントサイドメンバを形成した場合は、ダッシュパネルの傾斜面に沿って下方に傾斜した傾斜部のように曲げ入力を受ける部位では、衝突荷重が入力した場合に変形される断面の歪方向を特定することができず、例えば、前記傾斜部の左,右縦壁が断面内方に変形し、上,下壁が断面外方に変形した場合には、この傾斜部の変形方向に対する断面二次モーメントが大きくなってしまう。
【0008】
このため、フロントサイドメンバ後部の変形が抑制されることになって、この場合にあってもダッシュパネルの後退変形量が増大される可能性があり、やはりキャビンの補強を強いられることになる。
【0009】
そこで、本発明は荷重入力時にフロントサイドメンバのメンバ本体と傾斜部との境の屈曲部の縦壁を断面外方に変形させて断面二次モーメントを小さくすることにより、該屈曲部を積極的に変形させて荷重がダッシュパネルに作用するのを抑制することができるフロントサイドメンバ構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、フロントコンパーメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置され、後部にダッシュパネルの傾斜面に沿った傾斜部を介してフロア下面に廻り込んだエクステンション部を形成した閉断面構造のフロントサイドメンバ構造において、前記フロントサイドメンバのフロント側のメンバ本体と傾斜部との境の屈曲部に、該屈曲部の縦壁の断面外方への膨出変形を促す脆弱部を形成するとともに、この屈曲部の前方に軸方向入力荷重に対して前記縦壁の膨出変形を誘発する変形誘発手段を設ける一方、前記傾斜部からエクステンション部に亘って変形抑制手段を設けてあって、このフロントサイドメンバは、軽合金の鋳物によって断面U字状に形成した下側部材と、この下側部材の上方開放部分を覆って結合した軽合金の板材によって形成した上側部材とにより閉断面に構成し、前記下側部材と上側部材とを少なくとも前記屈曲部において溶接して結合し、この溶接部分を脆弱部の一部としたことを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載のフロントサイドメンバ構造において、前記閉断面としたフロントサイドメンバの下壁と縦壁との境の稜線部の肉厚を少なくとも前記屈曲部において薄肉化し、この薄肉の稜線部を脆弱部としたことを特徴としている。
【0014】
請求項3の発明にあっては、請求項1または2に記載のフロントサイドメンバ構造において、前記変形誘発手段は、前記屈曲部の前部でフロントサイドメンバの閉断面を横断して一体に形成した横リブと、この横リブの横断方向略中央部に結合して車体前方に延び、軸方向入力荷重を該横リブに伝達する縦リブとにより構成したことを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載のフロントサイドメンバ構造において、前記変形抑制手段は、前記傾斜部からエクステンション部に亘ってそれらの対向する縦壁間を連結する複数のリブによって構成したことを特徴としている。
【0016】
請求項5の発明にあっては、請求項1〜4に記載のフロントサイドメンバ構造において、前記脆弱部は、フロントサイドメンバの少なくとも上壁の前記屈曲部に対応する位置に形成した伸び許容部を含むことを特徴としている。
【0017】
請求項6の発明にあっては、フロントコンパーメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置され、後部にダッシュパネルの傾斜面に沿った傾斜部を介してフロア下面に廻り込んだエクステンション部を形成した閉断面構造のフロントサイドメンバ構造において、前記フロントサイドメンバのフロント側のメンバ本体と傾斜部との境の屈曲部に、該屈曲部の縦壁の断面外方への膨出変形を促す脆弱部を形成するとともに、 この屈曲部の前方に軸方向入力荷重に対して前記縦壁の膨出変形を誘発する変形誘発手段を設ける一方、前記傾斜部からエクステンション部に亘って変形抑制手段を設けてあり、前記フロントサイドメンバの少なくとも屈曲部を含むフロント側のメンバ本体を板材で形成し、かつ、前記脆弱部を、前記屈曲部の下壁に縦壁よりも強度を高くするための第1補強部材を設けて構成したことを特徴としている。
【0018】
請求項7の発明にあっては、請求項6に記載のフロントサイドメンバ構造において、前記変形誘発手段を、屈曲部前方の対向する縦壁に断面内方に突出する湾曲部を形成し、この湾曲部の形成部分に沿った形状の第2補強部材を設けるとともに、この第2補強部材を前記湾曲部を跨いでその前後に結合することにより構成したことを特徴としている。
【0019】
請求項8の発明にあっては、請求項6,7に記載のフロントサイドメンバ構造において、前記変形抑制手段を、傾斜部からエクステンション部に亘ってそれらの内周面に沿って嵌合配置した第3補強部材により構成したことを特徴としている。
【0020】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、車両前方からの荷重がフロントサイドメンバに入力すると、このフロントサイドメンバの屈曲部の縦壁は、屈曲部前方の変形誘発手段によって脆弱部を起点にして断面外方に積極的に膨出変形する。
【0021】
このため、前記屈曲部は上下屈曲変形方向に対して扁平となるように断面変形して断面二次モーメントが小さくなるため、屈曲部をその屈曲方向に容易に変形することができるとともに、変形抑制手段によってダッシュパネルに沿った傾斜部分が変形するのを効率良く抑制することができる。
【0022】
従って、前方から入力する荷重がダッシュパネルに作用する前に屈曲部が変形し、この変形する屈曲部によって荷重エネルギーを効果的に吸収することができるため、補強部材の増設等による車体重量の増大を伴うことなくダッシュパネルの変形、ひいてはキャビンの変形を効果的に抑制することができる。
【0023】
しかも、フロントサイドメンバを軽合金の鋳物で形成した下側部材と軽合金の板材からなる上側部材との2部材で構成しているため、部品点数が少なく組付工数を低減することができる。
【0024】
また、下側部材と上側部材とを少なくとも前記屈曲部において溶接して結合し、この溶接部分を脆弱部の一部としてあるので、脆弱部を容易に構成できて屈曲部の変形を確実に行わせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、フロントサイドメンバの下壁と縦壁との境の稜線部の肉厚を少なくとも前記屈曲部において薄肉化し、この薄肉の稜線部を脆弱部としてあるので、請求項1の発明と同様に脆弱部を容易に構成することができる。
【0025】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2の発明の効果に加えて、フロントサイドメンバの前端に入力した軸方向荷重を、縦リブと横リブとによって屈曲部の縦壁の外方への変形荷重として良好に伝達できて、屈曲部の略扁平な断面変形をより積極的に誘発することができる。
【0026】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加えて、変形抑制手段をリブ構造によって容易に構成することができる。
【0027】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の発明の効果に加えて、屈曲部の上壁が脆弱部によって伸び変形するため、屈曲部の上下方向の屈曲変形をよりスムーズに行わせることができる。
【0028】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1の発明と同様の衝突時におけるキャビン変形抑制の効果が得られるとともに、フロントサイドメンバの板材構成によって重量の増大化を回避することができる。
【0029】
請求項7に記載の発明によれば、請求項6の発明の効果に加えて、湾曲部の形成により軸方向荷重を屈曲部の縦壁に外方への変形荷重として良好に伝達できて、屈曲部の略扁平な断面変形をより積極的に誘発することができる。
【0030】
請求項8に記載の発明によれば、請求項6,7の発明の効果に加えて、変形抑制手段を第3補強部材の嵌合配置によって容易に構成することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0032】
図1から図7は本発明にかかるフロントサイドメンバ構造の第1実施形態を示し、図1はフロントサイドメンバの取り付け状態を示す側面図、図2はフロントサイドメンバの分解斜視図、図3は図1中A−A線に沿った拡大断面図、図4は図1中B−B線に沿った拡大断面図、図5は図1中C−C線に沿った拡大断面図、図6は図1中D−D線に沿った拡大断面図、図7は屈曲部の変形状態を示す図4に対応する拡大断面図である。
【0033】
この第1実施形態のフロントサイドメンバ1は、図1に示すようにフロントコンパートメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置され、フロント側の略直状のメンバ本体1Aと、その後部に屈曲部1Bを境にダッシュパネル10のトーボード部の傾斜面に沿って下方に傾斜した傾斜部1Cと、該傾斜部1Cに続いて、フロア11の下面に廻り込んだエクステンション部1Dとを備えた閉断面構造として構成されている。
【0034】
前記フロントサイドメンバ1は、メンバ本体1Aの部分で前後に2分割されて、前部を構成する前方部材2と、後部を構成する下側部材3および上側部材4とによって概略構成される。
【0035】
前記前方部材2はアルミ合金の押出し成形により断面矩形状の直状閉断面に形成され、その前端には図外のバンパーレインフォースを取り付けるためのブラケット2aが結合され、この前方部材2は、前方からの衝突荷重が入力された場合に軸方向に圧潰して衝突エネルギーを吸収できるようになっている。
【0036】
前記下側部材3は、軽合金としてのアルミ合金の鋳物によって断面U字状に形成される一方、前記上側部材4は同様にアルミ合金を素材とする板材によって形成され、下側部材3の上方開放部分3aを覆うようにして上側部材4を結合することにより閉断面構造に形成される。
【0037】
上側部材4の両側には下側部材3の両縦壁3b,3cの外側に嵌合する折曲部4a,4bが形成され、図3〜図5に示すようにこの折曲部4a,4bを下側部材3の両縦壁3b,3cの上端部に嵌合した状態で、これら折曲部4a,4bと縦壁3b,3cとを溶接Wすることにより下側部材3と上側部材4とを一体化してある。
【0038】
車幅方向外方に位置する前記折曲部4bの前部は、図2に示すように上方に折曲されて上方折曲部4bfを形成するとともに、図3,図4に示すように下側部材3の前端部から前記屈曲部1Bに亘って車幅方向外方の縦壁3cが内方の縦壁3bよりも高く形成され、この高い縦壁3cの内側に前記上方折曲部4bfが嵌合されて上方に突出し、この突出部分をストラットハウジング12にスポット溶接するようになっている。
【0039】
ストラットハウジング12は図外のサスペンションのストラット(ショックアブソーバ)を支持し、図1に示すようにこのストラットハウジング12の上端部がフードリッジメンバ13に結合されている。
【0040】
そして、閉断面構造として互いに溶接Wした下側部材3と上側部材4との前端部には、図6に示すように前記前方部材2の後端部を差し込み、ボルト14,ナット14aを介して固定することにより前記フロントサイドメンバ1を構成しており、このようにして構成されたフロントサイドメンバ1の後端部のエクステンション部1Dは、図2に示すように車幅方向外方に折曲して、フロア11の左右両側に前後方向に延設したサイドシル15の前端部に直接結合してある。
【0041】
尚、前記エクステンション部1Dの後端部を直状にした場合は、この後端部と前記サイドシル15の前端部との間に車幅方向に図外のアウトリガーが介在し、このアウトリガーを介して間接的に結合されることになる。
【0042】
ここで、本実施形態ではフロントサイドメンバ1の屈曲部1Bに、この屈曲部1Bの縦壁3b,3cを断面外方への膨出変形を促す脆弱部20を形成するとともに、この屈曲部1Bの前方に後方への荷重入力に対して前記縦壁3b,3cの膨出変形を誘発する変形誘発手段30を設ける一方、前記傾斜部1Cからエクステンション部1Dに亘って変形抑制手段40を設けてある。
【0043】
前記脆弱部20は、図4に示すように下側部材3と上側部材4とを結合する溶接W部分と、閉断面となったフロントサイドメンバ1の左右縦壁3b,3cと下壁3dとの境の下部稜線部3e,3fの肉厚を前記屈曲部1Bにおいて薄肉化した薄肉稜線部21,22と、フロントサイドメンバ1の少なくとも上壁4cの前記屈曲部1Bに対応する位置に形成した伸び許容部としてのエンボス部23と、の3つの構成要素によって構成している。
【0044】
即ち、脆弱部20を構成する1つの構成要素である溶接W部分は、溶接熱による影響で他部よりも強度が低下された部分であり、この溶接Wを施した部位が下側部材3の左右縦壁3b,3cの上端部であるため、フロントサイドメンバ1の上部稜線部3g,3hの近傍の強度が局部的に低下されることになる。
【0045】
また、脆弱部20を構成する他の1つの構成要素である薄肉稜線部21,22は、下部稜線部3e,3fの薄肉化によって強度を局部的に低下している。
【0046】
更に、脆弱部20を構成する残りの構成要素であるエンボス部23は、上側部材4の上壁4cが前記屈曲部1Bに対応する部位に略楕円形状に形成されて、この上壁4cを下方に陥没加工し、屈曲部1Bの縦壁3b,3cが変形する際に前記エンボス部23で伸び変形を許容させて、縦壁3b,3cの変形を積極的に行わせるようになっている。
【0047】
従って、車両前方からの衝突荷重Fがフロントサイドメンバ1の前方から入力した際に、図4中2点鎖線に示すように屈曲部1Bの左右縦壁3b,3cは前記脆弱部20によって積極的に断面外方に膨出変形される。
【0048】
前記変形誘発手段30は、図2,図6に示すように前記屈曲部1Bの直前部に位置してフロントサイドメンバ1の閉断面を横断して一体に形成した横リブ31と、この横リブ31の横断方向略中央部に結合して車体前方に延びる縦リブ32とによって構成してある。
【0049】
尚、前記横リブ31および前記縦リブ32の形成部分には、横リブ31の前方に向かって所定間隔をもって平行に他の副横リブ31a,31bが2条設けられ、縦リブ32は最前方の副横リブ31bと前記変形誘発手段30として用いた横リブ31とに亘って設けられる。
【0050】
また、前記副横リブ31bの前面には、下側部材3と上側部材4との前部に差し込まれた前記前方部材2の後端が当接して、この前方部材2に入力した前方からの衝突荷重Fが、前記副横リブ31bおよび前記縦リブ32を介して前記横リブ31に作用するようになっている。
【0051】
前記縦リブ32と前記副横リブ31aとの交差部には、中心孔33aを形成したボス部33を形成してある。
【0052】
前記変形抑制手段40は、図2に示すように前記傾斜部1Cからエクステンション部1Dに亘って、それらの対向する縦壁3b,3c間を連結する複数のリブ41,41…によって構成してある。
【0053】
即ち、前記リブ41,41…は、鋳物によって下側部材3を形成する際に同時に形成されて、この下側部材3の縦壁3b,3cと下壁3dとに一体化され、下側部材3の傾斜部1Cからエクステンション部1Dの区間に亘って複数のリブ41,41…が蛇腹状若しくは変則的な蛇腹状に立設配置され、前方からの荷重Fに対して傾斜部1Cの剛性を確保して容易に変形しないようになっている。
【0054】
以上の構成により第1実施形態のフロントサイドメンバ構造にあっては、前面衝突により前方から衝突荷重Fがフロントサイドメンバ1に入力し、前方部材2の軸圧潰が略終了して後部への伝達荷重Fが大きくなると、まず、この荷重Fが屈曲部1Bの前方に設けた変形誘発手段30の縦リブ32に入力して、図6中2点鎖線に示すように横リブ31の中央部を後方に変形させるため、屈曲部1Bの縦壁3b,3cの前側部分を断面外方に押し拡げようとするモーメントMが発生する。
【0055】
このとき、前記屈曲部1Bには、上部稜線部3g,3hの近傍に施した溶接Wと、下部稜線部3e,3fの薄肉稜線部21,22と、上側部材4の上壁4cに形成したエンボス部23と、からなる脆弱部20を設けてあるので、屈曲部1Bは前記モーメントMにより変形が誘発されて縦壁3b,3cは断面外方に膨出変形することになり、屈曲部1Bは図1中2点鎖線に示す変形方向(屈曲部1Bの屈曲方向)に対して、図4,図7中2点鎖線に示すように扁平となる方向に断面変形するため、この屈曲部1Bの断面二次モーメントは小さくなる。
【0056】
このように屈曲部1Bの断面二次モーメントが小さくなることによりこの屈曲部1Bの屈曲方向の曲げ変形が積極的に行われ、これによってフロントサイドメンバ1の後部に伝達される衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。
【0057】
ところで、本実施形態では前記脆弱部20を溶接W、薄肉稜線部21,22およびエンボス部23の3つの構成要素を設けて構成したので、それぞれの構成要素が屈曲部1Bの縦壁3b,3cの膨出変形をより確実かつ容易に行わせることができるが、このように全ての構成要素によって脆弱部20を構成することなく、各構成要素の少なくとも1つで脆弱部20を構成することもできる。
【0058】
また、このように屈曲部1Bが積極的に変形して衝突エネルギーを吸収できることと相俟って、フロントサイドメンバ1の傾斜部1Cにはリブ41,41…を設けて変形抑制手段40を構成してあるので、前記衝突荷重Fによって傾斜部1Cが変形するのを抑制し、ひいては、ダッシュパネル10の車体後方への変形を防止若しくは抑制できるため、キャビン変形を効果的に防止することができる。
【0059】
更に、本実施形態ではこのように前面衝突時のキャビン変形を防止できるため、フロントサイドメンバ1やダッシュパネル10あるいはフロア11に多くの補強部材を設ける必要が無くなるため、車体重量の増加を抑制することができる。
【0060】
図8〜図13は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0061】
図8はフロントサイドメンバの取り付け状態を示す側面図、図9はフロントサイドメンバの分解斜視図、図10は図8中E−E線に沿った拡大断面図、図11は図8中F−F線に沿った拡大断面図、図12は図8中G−G線に沿った拡大断面図、図13は図8中H−H線に沿った拡大断面図である。
【0062】
この第2実施形態のフロントサイドメンバ100は、前記第1実施形態と同様に図8に示すように、フロントコンパートメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置され、フロント側の略直状のメンバ本体100Aと、その後部に屈曲部100Bを境にダッシュパネル10のトーボード部の傾斜に沿って下方に傾斜した傾斜部100Cと、該傾斜部100Cに続いてフロア11の下面に廻り込んだエクステンション部100Dを備えた閉断面構造として構成されている。
【0063】
前記フロントサイドメンバ100は、板材を折曲加工して互いに結合することにより構成されており、その主たる構成部材としては断面コ字状のサイド部材101と、このサイド部材101の開放部分101aを閉止する帯状平板の閉止部材102と、断面U字状の後方傾斜部材103とを備えている。
【0064】
前記サイド部材101は、図9に示すように車幅方向外方(図中右方)が開放される断面コ字状に形成され、このサイド部材101の開放部分101aの上下端部を上下外方に折曲形成して、前記閉止部材102を結合するためのフランジ101b,101cを設けてある。
【0065】
そして、それらフランジ101b,101cに平板帯状の閉止部材102の上下端部をスポット溶接することにより、サイド部材101と閉止部材102との結合体が閉断面を構成するようにしている。
【0066】
前記サイド部材101と前記閉止部材102は、前方(図中手前側)から入力する衝突荷重によって積極的に軸圧潰される前部Frと、前記後方傾斜部材103に結合される後部Rrとを一体に形成してあり、それぞれの前部Frに薄肉板材を用いるとともに、後部Rrに厚肉板材を用いて、それぞれの薄肉板材と厚肉板材をレーザー溶接などにより接合したブランク材をプレス成形して前記サイド部材101および前記閉止部材102が形成される。
【0067】
前記後方傾斜部材103は上方が開放部分103aとなる断面U字状に形成され、この後方傾斜部材103の前半部分を、図10に示すように閉断面に結合した前記サイド部材101と前記閉止部材102の後部Rrの下側にスポット溶接して結合してある。
【0068】
このとき、サイド部材101の側壁と閉止部材102が屈曲部100Bの両縦壁101d,102aとなる(図11参照)。
【0069】
また、前記後方傾斜部材103は、その開放部分103aの両側部分に設けたフランジ103b,103cを、図12に示すようにダッシュパネル10にスポット溶接することにより閉断面構造として構成される。
【0070】
この第2実施形態にあってもフロントサイドメンバ100のダッシュパネル10の傾斜面に沿った屈曲部100Bに、この屈曲部100Bの前記縦壁101d,102aの断面外方への膨出変形を許容する脆弱部110を形成するとともに、この屈曲部100Bの前方にこの屈曲部100Bの縦壁101d,102aの膨出変形を誘発する変形誘発手段120を設ける一方、前記傾斜部100Cからエクステンション部100Dに亘って変形抑制手段130を設けてある。
【0071】
前記脆弱部110は、図9,図11に示すように前記屈曲部100Bの下壁103dに、前記縦壁101d,102aよりも強度を高くするための第1補強部材としての第1レインフォース111を設けて構成してある。
【0072】
この第1レインフォース111は、後述する第3レインフォース131と一体に形成されており、その詳細は第3レインフォース131の説明と併せて後述するものとする。
【0073】
前記変形誘発手段120は、図9,図10に示すように屈曲部100Bの前方の対向する縦壁101d,102aにそれぞれ断面内方に突出する湾曲部121,121aを形成する一方、これら湾曲部121,121aの形成部分の内面形状に沿った形状の第2補強部材としての第2レインフォース122を設けるとともに、この第2レインフォース122を前記湾曲部121,121aを跨いでそれらの前後にスポット溶接により結合することにより構成してある。
【0074】
即ち、前記第2レインフォース122は、サイド部材101の内側に沿った略U字状に折曲形成され、その片壁122aの中央部に前記湾曲部121形状に沿った逃げ部123を形成するとともに、上,下壁122b,122cの先端部を折曲形成したフランジ122d,122eの中央部に、前記湾曲部121a形状に沿った逃げ部123aを形成してある。
【0075】
そして、図13に示すようにそれぞれの逃げ部123,123aを湾曲部121,121aに重ねて、第2レインフォース122をサイド部材101と閉止部材102にスポット溶接して結合している。
【0076】
このとき、図10に示すように第2レインフォース122の上方のフランジ122dは、サイド部材101の上方のフランジ101bと閉止部材102との間に挟んでスポット溶接されており、下方のフランジ122eは後方傾斜部材103の片方の縦壁103eの内側にスポット溶接されている。
【0077】
また、前記後方傾斜部材103前部の両縦壁103f,103eには前記湾曲部121,121aに沿うように湾曲部124,124aが形成されている。
【0078】
前記変形抑制手段130は、図9,図12に示すように傾斜部100Cの上,下壁となるダッシュパネル10と後方傾斜部材103の下壁103dを連結する第3補強部材としての第3レインフォース131を設けて構成してある。
【0079】
第3レインフォース131は、後方傾斜部材103の傾斜部100Cの全領域の内側に沿うように断面U字状に形成され、その開放部分131aの両側に折曲形成したフランジ131b,131cを、図12に示すように後方傾斜部材103のフランジ103b,103cとダッシュパネル10との間に挟んでスポット溶接してある。
【0080】
また、前記第3レインフォース131の下壁131dは前方(図9中手前側)に延設し、その延設部分で前記第1レインフォース111を構成し、この第1レインフォース111を図11に示すように屈曲部100Bの下壁103dにスポット溶接している。
【0081】
従って、前記屈曲部100Bは第1レインフォース111によって下壁103dの強度が増大されるため、前方からの衝突荷重Fに対して縦壁101d,102aの変形が優先して変形するようになっている。
【0082】
以上の構成により第2実施形態のフロントサイドメンバ構造にあっては、前面衝突により前方から衝突荷重Fがフロントサイドメンバ100に入力し、閉断面に構成したサイド部材101と閉止部材102との前部Frの軸圧潰が略終了して後部Rrへの伝達荷重Fが大きくなると、図13に示すように第2レインフォース122を取り付けた変形誘発手段120の湾曲部121,121aや逃げ部123,123aに生ずる変形力F1によって、第2レインフォース122の後方部分、つまり屈曲部100Bの前端部の縦壁101d,102aを断面外方に押し開こうとするモーメントMが発生する。
【0083】
すると、屈曲部100Bは第1レインフォース111を設けた脆弱部110によって、下壁103dよりも縦壁101d,102aの強度が低下しているため、図13中2点鎖線に示すように、これら縦壁101d,102aは断面外方に膨出変形して、屈曲部100Bの屈曲方向に対する断面二次モーメントが小さくなる。
【0084】
このため、屈曲部100Bの屈曲方向の曲げ変形が積極的に行われ、これによってフロントサイドメンバ100の後部に伝達される衝突エネルギーを効果的に吸収することができるとともに、フロントサイドメンバ100の傾斜部100Cには第3レインフォース131を設けた変形抑制手段130を構成してあるので、この傾斜部100Cの変形を抑制してダッシュパネル10の車体後方への変形を防止若しくは抑制できるため、キャビン変形を効果的に防止することができる。
【0085】
ところで、本発明のフロントサイドメンバ構造は前記第1,第2実施形態に例を取って説明したが、勿論これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種実施形態を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるフロントサイドメンバの取り付け状態を示す側面図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるフロントサイドメンバの分解斜視図。
【図3】図1中A−A線に沿った拡大断面図。
【図4】図1中B−B線に沿った拡大断面図。
【図5】図1中C−C線に沿った拡大断面図。
【図6】図1中D−D線に沿った拡大断面図。
【図7】本発明の第1実施形態における屈曲部の変形状態を示す図4に対応する拡大断面図。
【図8】本発明の第2実施形態におけるフロントサイドメンバの取り付け状態を示す側面図。
【図9】本発明の第2実施形態におけるフロントサイドメンバの分解斜視図。
【図10】図8中E−E線に沿った拡大断面図。
【図11】図8中F−F線に沿った拡大断面図。
【図12】図8中G−G線に沿った拡大断面図。
【図13】図8中H−H線に沿った拡大断面図。
【符号の説明】
1,100 フロントサイドメンバ
1A,100A メンバ本体
1B,100B 屈曲部
1C,100C 傾斜部
1D,100D エクステンション部
3b,3c,101d,102a 屈曲部の縦壁
20,110 脆弱部
21,22 薄肉稜線部
23 エンボス部(伸び許容部)
30,120 変形誘発手段
31 横リブ
32 縦リブ
40,130 変形抑制手段
41 リブ
111 第1レインフォース(第1補強部材)
121,121a 湾曲部
122 第2レインフォース(第2補強部材)
131 第3レインフォース(第3補強部材)
W 溶接

Claims (8)

  1. フロントコンパーメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置され、後部にダッシュパネルの傾斜面に沿った傾斜部を介してフロア下面に廻り込んだエクステンション部を形成した閉断面構造のフロントサイドメンバ構造において、
    前記フロントサイドメンバのフロント側のメンバ本体と傾斜部との境の屈曲部に、該屈曲部の縦壁の断面外方への膨出変形を促す脆弱部を形成するとともに、 この屈曲部の前方に軸方向入力荷重に対して前記縦壁の膨出変形を誘発する変形誘発手段を設ける一方、
    前記傾斜部からエクステンション部に亘って変形抑制手段を設けてあって
    このフロントサイドメンバは、軽合金の鋳物によって断面U字状に形成した下側部材と、この下側部材の上方開放部分を覆って結合した軽合金の板材によって形成した上側部材とにより閉断面に構成し、
    下側部材と上側部材とを少なくとも前記屈曲部において溶接して結合し、この溶接部分を脆弱部の一部としたことを特徴とするフロントサイドメンバ構造。
  2. 閉断面としたフロントサイドメンバの下壁と縦壁との境の稜線部の肉厚を少なくとも前記屈曲部において薄肉化し、この薄肉の稜線部を脆弱部としたことを特徴とする請求項1に記載のフロントサイドメンバ構造。
  3. 変形誘発手段は、前記屈曲部の前部でフロントサイドメンバの閉断面を横断して一体に形成した横リブと、この横リブの横断方向略中央部に結合して車体前方に延び、軸方向入力荷重を該横リブに伝達する縦リブとにより構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のフロントサイドメンバ構造。
  4. 変形抑制手段は、前記傾斜部からエクステンション部に亘ってそれらの対向する縦壁間を連結する複数のリブによって構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のフロントサイドメンバ構造。
  5. 脆弱部は、フロントサイドメンバの少なくとも上壁の前記屈曲部に対応する位置に形成した伸び許容部を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフロントサイドメンバ構造。
  6. フロントコンパーメントの車幅方向両側部に車体前後方向に延在配置され、後部にダッシュパネルの傾斜面に沿った傾斜部を介してフロア下面に廻り込んだエクステンション部を形成した閉断面構造のフロントサイドメンバ構造において、
    前記フロントサイドメンバのフロント側のメンバ本体と傾斜部との境の屈曲部に、該屈曲部の縦壁の断面外方への膨出変形を促す脆弱部を形成するとともに、 この屈曲部の前方に軸方向入力荷重に対して前記縦壁の膨出変形を誘発する変形誘発手段を設ける一方、
    前記傾斜部からエクステンション部に亘って変形抑制手段を設けてあり、
    前記フロントサイドメンバは、その少なくとも屈曲部を含むフロント側のメンバ本体を板材で形成し、かつ、前記脆弱部を、前記屈曲部の下壁に縦壁よりも強度を高くするための第1補強部材を設けて構成したことを特徴とするフロントサイドメンバ構造。
  7. 変形誘発手段を、屈曲部前方の対向する縦壁に断面内方に突出する湾曲部を形成し、この湾曲部の形成部分に沿った形状の第2補強部材を設けるとともに、この第2補強部材を前記湾曲部を跨いでその前後に結合することにより構成したことを特徴とする請求項6に記載のフロントサイドメンバ構造。
  8. 変形抑制手段を、傾斜部からエクステンション部に亘ってそれらの内周面に沿って嵌合配置した第3補強部材により構成したことを特徴とする請求項6または7に記載のフロントサイドメンバ構造。
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