JP4470607B2 - 車両用フード構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フードアウタパネルと、該フードアウタパネルの裏面に配置されたフードレインフォースメントとを備えた車両用フード構造に関し、特に、前面衝突時の折れ曲がり性の向上に関するものである。
従来より、前面衝突時における歩行者の安全性の向上や車両の衝撃吸収性の向上のために、フードアウタパネルの折れ曲がりが所定位置で確実に行われるようにした車両用フード構造は知られている。
そのような車両用フード構造において、エンジンの補機を搭載するスペース確保のため、フードアウタパネルに上方へ隆起するバルジ部を設けると、このバルジ部の剛性が他のフードアウタパネル部分よりも高くなって容易に変形せず、前面衝突時のフードアウタパネルの所定位置での折れ曲がりを妨げるという問題がある。
そこで、バルジ部をフードアウタパネルと別体に構成し、前面衝突時にバルジ部をフードアウタパネルから離脱させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、フードアウタパネルの裏面側には、碁盤目状のフレーム(フードレインフォースメントに相当する)が配置されており、このフレームの交差部は剛性が高く、歩行者がその部分に衝突すると、ダメージが大きくなる。そこで、例えば、特許文献2のように、近年の歩行者保護のニーズにも対応するため、フードレインフォースメントをフードアウタパネルに対応する外形を有したパネルタイプとすることが行われている。
特開昭63−23028号公報 特開2003−191865号公報
しかしながら、上記従来の車両用フード構造では、フードアウタパネルとバルジ部とを別体に構成しているため、部品点数が増え、コストアップにつながるという問題がある。一方、デザイン上の問題などからバルジ部がフードアウタパネルと一体で形成されるような場合には、バルジ部のみを離脱させることはできない。
また、フードレインフォースメントをパネルタイプとした場合には、フードレインフォースメントとフードアウタパネルとが略均一に接合されるため、前面衝突時に荷重が分散して所定位置で折れ線が形成されにくいという問題がある。
さらに、デザイン上の観点からフードアウタパネル及びフードレインフォースメントの前端部を平面視で車幅方向中央部が突出した曲面状に形成し、フードの前端側の剛性が低くなっている場合、前面衝突時、フード前端側が容易に変形していまい、その荷重がうまく後側へ伝達されず、所定位置で安定した折れ線が形成されないという問題がある。
本発明は、かかる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フードレインフォースメントの構成に工夫を加えることで、フードアウタパネルを所定位置で確実に折り曲げ、前面衝突時における歩行者の安全性の向上や車両の衝撃吸収性の向上を図ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、フードレインフォースメントの折れ曲がり部を適切に配置するようにした。
具体的には、第1の発明では、フードアウタパネルと、該フードアウタパネルの裏面に配置されたパネル状フードレインフォースメントとを備え、該フードレインフォースメントには、前面衝突時に車両前後に折れるように車幅方向に延びる折れ曲がり部が一体に形成された車両用フード構造を対象とする。
そして、上記フードアウタパネルには、上方へ隆起したバルジ部が一体に形成されており、該バルジ部前端と上記折れ曲がり部とが平面視で略接するように、バルジ部と折れ曲がり部とが配設された構成とする。
上記の構成によると、デザイン上の観点などにより、バルジ部がフードアウタパネルに一体に形成されているので、その部分の剛性が向上している一方、バルジ部の前端部は、通常、バルジ部に比べて剛性が低くなっている。このため、車両が前面衝突したときに、フードアウタパネルに掛かった荷重によってバルジ部は容易に変形せず、該バルジ部よりも変形し易いバルジ部前端周辺に荷重が集中し易くなっている。
そして、フードレインフォースメントの折れ曲がり部をバルジ部と平面視で略接するように配置しているため、バルジ部前端に集中した荷重によってフードレインフォースメントの折れ曲がり部の折れ曲がりが助長され、そのことでフードアウタパネルが平面視で折れ曲がり部の線上で容易に折れ曲がる。すなわち、従来のように、バルジ部が折れ曲がり部の折れ曲がりを阻害するのではなく、むしろ折れ曲がりの起点としてバルジ部を積極的に利用してフードアウタパネルの折れ曲がりを所定位置で確実に生じさせる。
第2の発明では、フードアウタパネルと、該フードアウタパネルの裏面に配置されたパネル状フードレインフォースメントとを備え、該フードレインフォースメントには、前面衝突時に車両前後に折れるように車幅方向に延びる折れ曲がり部が一体に形成された車両用フード構造を対象とする。
そして、上記フードアウタパネルには、上方へ隆起したバルジ部が一体に形成されており、前面衝突時にフードアウタパネルに上記折れ曲がり部とバルジ部前端外周とが平面視で連続した折れ曲がり線を形成するように、バルジ部と折れ曲がり部とが配設された構成とする。
上記の構成によると、デザイン上の観点などにより、バルジ部がフードアウタパネルに一体に形成されているので、その部分の剛性が向上している一方、バルジ部の前端部は、通常、バルジ部に比べて剛性が低くなっている。このため、車両が前面衝突したときに、フードアウタパネルに掛かった荷重によってバルジ部は容易に変形せず、該バルジ部よりも変形し易いバルジ部前端周辺に荷重が集中し易くなっている。
そして、フードレインフォースメントの折れ曲がり部がバルジ部と重なる場合であっても、バルジ部前端周辺に集中した荷重によってフードレインフォースメントの折れ曲がり部の折れ曲がりが助長され、そのことでフードアウタパネルが平面視で折れ曲がり部とバルジ部前端外周とが平面視で連続した折れ曲がり線を形成するように折れ曲がる。すなわち、従来のように、バルジ部が折れ曲がり部の折れ曲がりを阻害するのではなく、むしろ折れ曲がりの起点としてバルジ部を積極的に利用してフードアウタパネルの折れ曲がりを所定位置で確実に生じさせる。
第3の発明では、上記フードアウタパネルには、バルジ部前端から車両前方へ所定距離だけ略水平に延びる棚部が形成された構成とする。
上記の構成によると、車両の前面衝突時に前方から加わった荷重は、フードアウタパネルに沿って後方へ伝達されるが、その際、剛性の高いバルジ部のためにバルジ部側は容易に変形せず、バルジ部よりも剛性の低い棚部の前端側が隆起して山折り状となる。このため、荷重が棚部の後端に集中し易くなり、フードレインフォースメントの折れ曲がり部での折れ曲がりがさらに容易となって、フードアウタパネルの変形が助長される。
第4の発明では、上記フードアウタパネル及びフードレインフォースメントの前端部は、平面視で車幅方向中央部が突出した曲面状に形成され、上記フードレインフォースメントの周縁部には、上記フードアウタパネル裏面に向かって窪んだ断面凹形状の補強用枠部が形成されており、上記補強用枠部は、車両前端部から折れ曲がり部までの間の断面が、他の部位の断面よりも大きく形成されているものとする。
上記の構成によると、デザイン上の観点などにより、フードアウタパネル及びフードレインフォースメントの前端部が曲面状に形成されていると、フードの前側部の剛性が弱くなり、容易に変形して前面衝突時の荷重が折れ曲がり部まで伝わり難くなる。しかし、本発明によると、折れ曲がり部よりも前側の補強用枠部の断面が他の部分よりも大きくなっているので、この補強用枠部により、前面衝突時の荷重が確実に折れ曲がり部まで伝達され、折れ曲がり部が容易に折れ曲がる。
第5の発明では、上記補強用枠部に囲まれたフードレインフォースメントには、該フードレインフォースメントからフードアウタパネル裏面に向かって窪んだ略円錐台形状のディンプルが複数形成されているとともに、該ディンプルの周りには開口が複数形成されている構成とする。
上記の構成によると、フードレインフォースメントの補強用枠部の配置された部分は最も剛性が高く、補強用枠部に囲まれた部分は比較的剛性が低くなっている。この補強用枠部に囲まれたフードレインフォースメントに略円錐台形状のディンプルを適切に配置することでディンプル部分の剛性が高くなる一方、ディンプル周辺に開口を適切に配設して剛性を低くすることで、歩行者がフードのどの部分に当たってもその衝撃力が適切に分散される。また、開口を設けることでフードレインフォースメントの質量が軽減される。
以上説明したように、上記第1の発明の車両用フード構造によれば、フードアウタパネルに隆起させたバルジ部前端と、フードレインフォースメントの折れ曲がり部とを平面視で略接するように配設している。このため、剛性の高いバルジ部前端を折れ曲がりの起点として積極的に利用し、フードアウタパネルの折れ曲がりを所定位置で確実に生じさせることで、デザイン性と衝突性能とを両立することができる。
上記第2の発明によれば、前面衝突時に、フードアウタパネルにバルジ部前端外周と折れ曲がり部とによって平面視で連続した折れ曲がり線を形成するようにしている。このため、バルジ部前端周辺を折れ曲がりの起点として積極的に利用し、フードアウタパネルの折れ曲がりを所定位置で確実に生じさせることで、デザイン性と衝突性能とを両立することができる。
上記第3の発明によれば、フードアウタパネルにバルジ部前端から車両前方へ所定距離だけ略水平に延ばして棚部を形成している。このため、前面衝突時の荷重が棚部の後端に集中し易くなり、フードアウタパネルが折れ曲がり部でさらに容易に折れ曲がる。
上記第4の発明によれば、平面視で曲面状のフードにおけるフードレインフォースメントの周縁部に形成した補強用枠部の断面を車両前端部から折れ曲がり部までの間において他の部位の断面よりも大きく形成している。このため、前面衝突時の荷重が確実に折れ曲がり部まで伝達され、折れ曲がり部が容易に折れ曲がる。
上記第5の発明では、補強用枠部に囲まれたフードレインフォースメントに略円錐台形状のディンプルと開口とを複数に配設している。このため、ディンプル及び開口部分で歩行者の衝撃力を分散でき、かつ、開口によってフードレインフォースメントの質量を軽減できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用フード構造としてのフード1を示し、このフード1は、外板を形成するフードアウタパネル3と、該フードアウタパネル3に対応した外形を有し、その裏面に接着剤10などで接合されたフードレインフォースメント5とを備えている。なお、図1においては、フードレインフォースメント5を可視化するため、フードアウタパネル3を一部破断している。
デザイン上の観点から、上記フード1(フードアウタパネル3及びフードレインフォースメント5)の前端部は、平面視で車幅方向中央部が突出した曲面状に形成され、車両前方が丸みを帯びた形状となっている。
図2及び図3に示すように、上記フードアウタパネル3とフードレインフォースメント5とは略一定の間隔を保ち、フードレインフォースメント5の前側部のみ車両下側に膨らんでフードアウタパネル3との間隔が広くなっている。
図1、図4及び図5に示すように、上記フードレインフォースメント5の周縁部には、フードアウタパネル3裏面に向かって窪んだ断面凹形状の補強用枠部7が形成され、剛性の向上が図られている。フードレインフォースメント5を断面凹形状に折り曲げた部分を前側を除く左右側方及び後方に配置することで、補強用枠部7が平面視でコ字状に形成されている。
上記補強用枠部7に囲まれたフードレインフォースメント5には、該フードレインフォースメント5からフードアウタパネル3裏面に向かって窪んだ略円錐台形状のディンプル9が複数形成されている。各ディンプル9の周辺には、複数の開口11が設けられており、ディンプル9と開口11とは規則的な配列を取っている。各ディンプル9の底部9aは接着剤10によりフードアウタパネル3裏面に接合されている。
上記フードアウタパネル3の車幅方向中央部には、デザイン上の観点から上方へ隆起したバルジ部13が一体に形成されている。すなわち、このバルジ部13周辺には、その前端から車両前方へ所定距離だけ略水平に延びるように棚部15が形成され、結果として棚部15が周囲よりも一段低くなっている。その棚部15から上記バルジ部13が隆起したように形成されている。
上記フードレインフォースメント5には、車幅方向に延びる断面略山形の折れ曲がり部17が形成されている。該折れ曲がり部17とバルジ部13とは、バルジ部13の前端と折れ曲がり部17の底部(フードアウタパネル3裏面側端部)とが平面視で略接するように配設されている。この折れ曲がり部17は、周囲の部分よりも強度的に脆弱に形成されている。このため、前面衝突時に、該折れ曲がり部17が上方へ突出するように車両前後に折れ曲がり、フードアウタパネル3側に車幅方向に延びる折れ曲がり線19(図6に示す)が形成されるようになっている。
上記車両前端部から折れ曲がり部17までの間の補強用枠部7の断面(図4に示す)は、他の部位の補強用枠部7の断面(例えば、図5に示す)よりも大きくなっている(L1>L2)。補強用枠部7の前端はフードレインフォースメント5に接続されている。
−作用−
次に本実施形態に係る車両用フード構造の作用について説明する。
図6に示すように、車両が前方から障害物と衝突すると、フード1先端部が変形し、先端部に掛かった荷重は、補強用枠部7により後方へ伝達される。同時に補強用枠部7に囲まれたフードレインフォースメント5及びフードアウタパネル3も後方へ向かって変形する。
次いで、上記変形がフードアウタパネル3の棚部15に達すると、剛性の高いバルジ部13のためにバルジ部13前端近傍の応力が増大し、剛性の低い棚部15の前端が隆起して山折り状となる。同時にフードレインフォースメント5の折れ曲がり部17にも前面衝突時の荷重が伝達される。
次に、バルジ部13前端の棚部15後端に荷重が集中すると共に、フードレインフォースメント5の折れ曲がり部17の底部側に荷重が集中して、折れ曲がり部17を中心にフードアウタパネル3及びフードレインフォースメント5が、車幅方向に延びる折れ曲がり線19を形成しながら前後に折れ曲がる。
また、歩行者の頭部が上方からフード1に衝突した際には、フードアウタパネル3に加わった荷重は、ディンプル9によってフードレインフォースメント5側に伝達されると共に、開口11によって反発力を弱められるので、歩行者の頭部が保護される。
−実施形態1の効果−
したがって、本発明の実施形態1に係る車両用フード構造によると、フードアウタパネル3に隆起させたバルジ部13前端と、フードレインフォースメント5の折れ曲がり部17とを平面視で略接するように配設している。このため、剛性の高いバルジ部13前端を折れ曲がりの起点として積極的に利用し、フードアウタパネル3の折れ曲がりを所定位置で確実に生じさせることで、デザイン性と衝突性能とを両立することができる。
また、フードアウタパネル3にバルジ部13前端から車両前方へ所定距離だけ略水平に延ばして棚部15を形成している。このため、前面衝突時の荷重が棚部15の後端に集中し易くなり、フードアウタパネル3が折れ曲がり部17でさらに容易に折れ曲がる。
また、フード1を平面視で曲面状に形成し、そのフードレインフォースメント5の周縁部に形成した補強用枠部7の断面を車両前端部から折れ曲がり部17までの間において、他の部位よりも大きく形成している。このため、前面衝突時の荷重が確実に折れ曲がり部17まで伝達され、折れ曲がり部17が容易に折れ曲がる。
さらに、補強用枠部7に囲まれたフードレインフォースメント5に略円錐台形状のディンプル9と開口11とを複数に配設している。このため、ディンプル9及び開口11部分で歩行者の衝撃力を分散でき、かつ、開口11によってフードレインフォースメント5の質量を軽減できる。
(実施形態2)
図7乃至図9は本発明の実施形態2を示し、フードレインフォースメント5の折れ曲がり部17とバルジ部13との位置関係が異なる点で上記実施形態1と異なる。なお、図1乃至図6と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、上記実施形態1と異なり、平面視でフードレインフォースメント5の折れ曲がり部17がバルジ部13前端と若干交差している。前面衝突時に折れ曲がり部17がバルジ部13前端外周と連続した折れ曲がり線19を形成するように、上記バルジ部13と折れ曲がり部17とが配設されている。
本実施形態に係る車両用フード構造の前面衝突時の作用についても、上記実施形態1と同様に行われる。図10に示すように、フードアウタパネル3が、折れ曲がり部17とバルジ部13前端外周とで平面視で連続した折れ曲がり線19を形成するように、前後に折れ曲がる点で上記実施形態1と異なる。
したがって、本発明の実施形態2に係る車両用フード構造によると、前面衝突時に、平面視でフードアウタパネル3にバルジ部13前端外周と折れ曲がり部17とによって連続した折れ曲がり線19を形成するようにしている。このため、バルジ部13前端周辺を折れ曲がりの起点として積極的に利用し、フードアウタパネル3の折れ曲がりを所定位置で確実に生じさせることで、デザイン性と衝突性能とを両立することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態1及び2について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記各実施形態では、フード1にバルジ部13を形成したが、バルジ部13がない場合であっても、本発明は適用可能である。すなわち、平面視で曲面状のフード1におけるフードレインフォースメント5の周縁部に形成した補強用枠部7の車両前端部から折れ曲がり部17までの間の断面を他の部位よりも大きく形成するとよい。このことで、前面衝突時の荷重を確実に折れ曲がり部17まで伝達させて折れ曲がり部17を確実に折れ曲げることができるので、デザイン性と衝突性能とが両立できる。
以上説明したように、本発明は、フードアウタパネルと、該フードアウタパネルの裏面に配置されたパネル状のフードレインフォースメントとを備えた車両用フード構造について有用である。
本発明の実施形態1に係る車両用フード構造を一部破断して示す平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2を一部拡大して示す断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 本発明の実施形態1に係る車両用フード構造の変形する様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る車両用フード構造を一部破断して示す平面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 図8を一部拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る車両用フード構造の変形する様子を示す斜視図である。
1 フード(車両用フード構造)
3 フードアウタパネル
5 フードレインフォースメント
7 補強用枠部
9 ディンプル
11 開口
13 バルジ部
15 棚部
17 折れ曲がり部
19 折れ曲がり線

Claims (5)

  1. フードアウタパネルと、該フードアウタパネルの裏面に配置されたパネル状フードレインフォースメントとを備え、該フードレインフォースメントには、前面衝突時に車両前後に折れるように車幅方向に延びる折れ曲がり部が一体に形成された車両用フード構造において、
    上記フードアウタパネルには、上方へ隆起したバルジ部が一体に形成されており、該バルジ部前端と上記折れ曲がり部とが平面視で略接するように、バルジ部と折れ曲がり部とが配設されていることを特徴とする車両用フード構造。
  2. フードアウタパネルと、該フードアウタパネルの裏面に配置されたパネル状フードレインフォースメントとを備え、該フードレインフォースメントには、前面衝突時に車両前後に折れるように車幅方向に延びる折れ曲がり部が一体に形成された車両用フード構造において、
    上記フードアウタパネルには、上方へ隆起したバルジ部が一体に形成されており、前面衝突時にフードアウタパネルに上記折れ曲がり部とバルジ部前端外周とが平面視で連続した折れ曲がり線を形成するように、バルジ部と折れ曲がり部とが配設されていることを特徴とする車両用フード構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用フード構造において、
    上記フードアウタパネルには、バルジ部前端から車両前方へ所定距離だけ略水平に延びる棚部が形成されていることを特徴とする車両用フード構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の車両用フード構造において、
    上記フードアウタパネル及びフードレインフォースメントの前端部は、平面視で車幅方向中央部が突出した曲面状に形成され、
    上記フードレインフォースメントの周縁部には、上記フードアウタパネル裏面に向かって窪んだ断面凹形状の補強用枠部が形成されており、
    上記補強用枠部は、車両前端部から折れ曲がり部までの間の断面が、他の部位の断面よりも大きく形成されていることを特徴とする車両用フード構造。
  5. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の車両用フード構造において、
    上記補強用枠部に囲まれたフードレインフォースメントには、該フードレインフォースメントからフードアウタパネル裏面に向かって窪んだ略円錐台形状のディンプルが複数形成されているとともに、該ディンプルの周りには開口が複数形成されていることを特徴とする車両用フード構造。
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