JP6731777B2 - チップコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、チップコンデンサに関する。
特許文献1には、誘電体セラミック層と、当該誘電体セラミック層を挟んで静電容量を形成する複数の内部電極と、各内部電極に接続された外部電極とを備えた積層セラミックコンデンサが開示されている。
特開2006−347782号公報
本願発明者らは、基板の上面にコンデンサが形成された構成を有するチップコンデンサを検討している。チップコンデンサの分野では、外部電極とチップの内部に設けられた内部電極との接続が良好で、長期的に使用可能な信頼性の高いものが要求されているという課題がある。
そこで、本発明は、外部電極と内部電極とを良好に接続でき、優れた信頼性を有するチップコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るチップコンデンサは、上面を有する基板と、前記基板の上面の予め定められた領域に配置された第1導電体膜であって、第1接続領域と、第1コンデンサ形成領域とを含む第1導電体膜と、前記第1導電体膜を被覆するように前記第1導電体膜上および前記基板上に配置された誘電体膜と、前記誘電体膜上に配置された第2導電体膜であって、前記第1導電体膜に対向しない第2接続領域と、前記誘電体膜を挟んで前記第1導電体膜の前記第1コンデンサ形成領域に対向する第2コンデンサ形成領域とを含む第2導電体膜と、前記第1導電体膜の前記第1接続領域に電気的に接続された第1外部電極と、前記第2導電体膜の前記第2接続領域に電気的に接続された第2外部電極とを含む。
本発明の他の局面に係るチップコンデンサは、上面を有する基板と、前記基板の上面の予め定められた領域に配置された第1導電体膜であって、第1接続領域と、第1コンデンサ形成領域とを含む第1導電体膜と、前記第1導電体膜を被覆するように前記第1導電体膜上および前記基板上に配置された誘電体膜と、前記誘電体膜上に配置された第2導電体膜であって、前記第1導電体膜に対向しない第2接続領域と、前記誘電体膜を挟んで前記第1導電体膜の前記第1コンデンサ形成領域に対向する第2コンデンサ形成領域とを含む第2導電体膜と、前記第1導電体膜の前記第1接続領域に対してアンカー構造を有するように、前記第1導電体膜の前記第1接続領域に電気的に接続された第1外部電極と、前記第2導電体膜の前記第2接続領域に対してアンカー構造を有するように、前記第2導電体膜の前記第2接続領域に電気的に接続された第2外部電極とを含む。
本発明の一局面に係るチップコンデンサによれば、第1外部電極と第2外部電極との間の領域に、第1導電体膜の第1コンデンサ形成領域、誘電体膜および第2導電体膜の第2コンデンサ形成領域を含む積層膜によって所定容量のコンデンサ領域が形成されている。その一方で、コンデンサ領域とは別の領域には、第1導電体膜と第2導電体膜とが対向しない領域である第1接続領域と第2接続領域とが設けられている。そして、第1外部電極が第1接続領域に電気的に接続されており、第2外部電極が第2接続領域に電気的に接続されている。
このため、第1外部電極と内部電極である第1導電体膜の第1接続領域とを良好に接続できると共に、第2外部電極と内部電極である第2導電体膜の第2接続領域とを良好に接続できる。これにより、第1導電体膜の第1接続領域に対する第1外部電極の接続強度や、第2導電体膜の第2接続領域に対する第2外部電極の接続強度の向上を図ることが可能となる。その結果、外部電極と内部電極とを良好に接続でき、優れた信頼性を有するチップコンデンサを提供できる。特に、第1外部電極や第2外部電極にアンカー構造を付与することにより、接続強度をより一層向上できるチップコンデンサを提供できる。
本発明の他の局面に係るチップコンデンサによれば、第1外部電極と第2外部電極との間の領域に、第1導電体膜の第1コンデンサ形成領域、誘電体膜および第2導電体膜の第2コンデンサ形成領域を含む積層膜によって所定容量のコンデンサ領域が形成されている。その一方で、コンデンサ領域とは別の領域には、第1導電体膜と第2導電体膜とが対向しない領域である第1接続領域と第2接続領域とが設けられている。そして、第1外部電極が第1接続領域に電気的に接続されており、第2外部電極が第2接続領域に電気的に接続されている。
このため、内部電極である第1導電体膜の第1接続領域と、第1外部電極とを良好に接続できると共に、内部電極である第2導電体膜の第2接続領域と、第2外部電極とを良好に接続できる。これにより、第1導電体膜の第1接続領域に対する第1外部電極の接続強度や、第2導電体膜の第2接続領域に対する第2外部電極の接続強度の向上を図ることが可能となるので、優れた信頼性を有するチップコンデンサを提供できる。
また、本発明の他の局面に係るチップコンデンサによれば、第1外部電極が、第1導電体膜の第1接続領域に対してアンカー構造を有するように第1導電体膜の第1接続領域に電気的に接合されているから、第1導電体膜に対する第1外部電極の接続強度を効果的に高めることができる。同様に、第2外部電極が、第2導電体膜の第2接続領域に対してアンカー構造を有するように第2導電体膜の第2接続領域に電気的に接合されているから、第2導電体膜に対する第2外部電極の接続強度を効果的に高めることができる。これにより、外部電極と内部電極とを良好に接続でき、優れた信頼性を有するチップコンデンサを提供できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るチップコンデンサの一部切欠き斜視図である。 図2は、図1に示されるII-II線に沿う縦断面図である。 図3は、図2に示されるIII-III線に沿う横断面図である。 図4は、図2に示されるIV-IV線に沿う横断面図である。 図5は、第1実施形態の変形例に係るチップコンデンサの一部切欠き斜視図である。 図6は、図5に示されるVI-VI線に沿う縦断面図である。 図7は、図5に示されるVII-VII線に沿う縦断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係るチップコンデンサの一部切欠き斜視図である。 図9は、図8に示されるIX-IX線に沿う縦断面図である。 図10は、図9に示されるX-X線に沿う横断面図である。 図11(a)は、図9に示される破線XIで囲まれた領域の拡大図である。図11(b)は、図11(a)に示される領域の他の形態を示す図である。 図12Aは、図8に示されるチップコンデンサの製造方法の一工程を示す断面図である。 図12Bは、図12Aの次の工程を示す断面図である。 図12Cは、図12Bの次の工程を示す断面図である。 図13は、第2実施形態の変形例に係るチップコンデンサの一部切欠き斜視図である。 図14は、図13に示されるXIV-XIV線に沿う縦断面図である。 図15は、図13に示されるXV-XV線に沿う縦断面図である。 図16は、第3実施形態に係るチップコンデンサの縦断面図である。 図17は、第4実施形態に係るチップコンデンサの縦断面図である。 図18は、図17に示されるXVIII-XVIII線に沿う横断面図である。 図19は、図17に示される破線XIXで囲まれた領域の拡大図である。 図20は、図17に示される破線XXで囲まれた領域の拡大図である。 図21は、図1に示されるチップコンデンサの変形例を示す縦断面図である。
以下では、本発明の複数の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るチップコンデンサ1の一部切欠き斜視図である。図2は、図1に示されるII-II線に沿う縦断面図である。図3および図4は、それぞれ図2に示されるIII-III線およびIV-IV線に沿う横断面図である。
図1および図2に示されるように、チップコンデンサ1は、いわゆる0603(0.6mm×0.3mm)チップ、0402(0.4mm×0.2mm)チップ、03015(0.3mm×0.15mm)チップ等と称される微小なチップ部品であり、チップ本体を構成する基板2を含む。基板2は、平面視長方形状の上面3と、上面3の反対側に位置し、上面3と略同一形状の下面4と、上面3および下面4を接続する4つの側面5とを含む。以下では、4つの側面5のうち、長手方向に沿う側面5を長手側面5aといい、短手方向に沿う側面5を短手側面5bという。
基板2の長手側面5aの長さLは、たとえば0.3mm以上0.6mm以下である。基板2の短手側面5bの長さDは、たとえば0.15mm以上0.3mm以下である。基板2の厚さTは、たとえば0.1mm以上0.2mm以下である。基板2の各コーナー部6は、平面視で面取りされたラウンド形状であってもよい。ラウンド形状であれば、その周方向に沿って外力を分散させることができるから、コーナー部6のクラックの発生を抑制できる。
基板2の一端部2a側における上面3上には、第1外部電極7が配置されており、基板2の他端部2b側における上面3上には、第2外部電極8が配置されている。第1外部電極7および第2外部電極8は、いずれも、基板2の短手側面5bに沿って、平面視長方形状に形成されている。
図2〜図4に示されるように、本実施形態に係るチップコンデンサ1の特徴は、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域に所定容量のコンデンサ領域Cが形成されている一方で、第2外部電極8の下方(直下)の領域にコンデンサ領域が形成されていないことである。本実施形態は、係る構成を具備することにより、第1外部電極7と内部電極とを良好に接合でき、かつ、第2外部電極8と内部電極とを良好に接合できるチップコンデンサ1を提供しようとするものである。以下、図2〜図4を参照して、チップコンデンサ1の具体的な構成を説明する。
基板2の上面3には、当該基板2の上面3全域を被覆するように絶縁膜9が配置されている。絶縁膜9は、SiO膜やSiN膜であってもよい。絶縁膜9上には、第1導電体膜10が配置されている。
図2および図3に示されるように、第1導電体膜10は、絶縁膜9の予め定められた領域に配置されている。第1導電体膜10は、基板2の一端部2a側から他端部2b側に向けて延びる平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されており、基板2の一端部2a側に配置された第1接続領域10aと、基板2の内方領域側に配置された第1コンデンサ形成領域10bとを一体的に含む。
第1導電体膜10の第1接続領域10aは、第1外部電極7の直下の領域に配置されており、基板2の短手方向に沿う平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されている。第1導電体膜10の第1コンデンサ形成領域10bは、第1導電体膜10の第1接続領域10aから第2外部電極8側に向かって引き出されており、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域を被覆している。第1コンデンサ形成領域10bの第2外部電極8側の端部は、平面視において、第2外部電極8外の領域に配置されている。第1導電体膜10上には、誘電体膜11が配置されている。
図2に示されるように、誘電体膜11は、第1導電体膜10の全域を被覆するように、第1導電体膜10上および絶縁膜9上に配置されている。誘電体膜11は、SiO膜やSiN膜であってもよい。誘電体膜11は、基板2側からこの順に形成された酸化膜(SiO膜)/窒化膜(SiN膜)/酸化膜(SiO膜)を含むONO膜であってもよい。誘電体膜11上には、第2導電体膜12とパッド膜13とが配置されている。
図2および図4に示されるように、第2導電体膜12は、基板2の他端部2b側から一端部2a側に向けて延びる平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されており、基板2の他端部2b側に配置された第2接続領域12aと、基板2の内方領域側に配置された第2コンデンサ形成領域12bとを一体的に含む。
第2導電体膜12の第2接続領域12aは、第2外部電極8の直下の領域において誘電体膜11に接するように当該誘電体膜11上に配置されており、基板2の短手方向に沿う平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されている。第2接続領域12aは、誘電体膜11を挟んで絶縁膜9に対向している。第2導電体膜12の第2コンデンサ形成領域12bは、第2導電体膜12の第2接続領域12aから第1外部電極7側に向かって引き出されており、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域を被覆している。これにより、第2コンデンサ形成領域12bは、誘電体膜11を挟んで第1コンデンサ形成領域10bに対向している。第2コンデンサ形成領域12bの第1外部電極7側の端部は、平面視において、第1外部電極7外の領域に配置されている。
パッド膜13は、第2導電体膜12から電気的に絶縁されるように当該第2導電体膜12から一定の間隔を空けて誘電体膜11上に配置されている。パッド膜13は、基板2の一端部2a側において第1外部電極7の直下の領域に配置されており、基板2の短手側面5bに沿って平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されている。パッド膜13は、第1導電体膜10の第1接続領域10aを選択的に露出させるように誘電体膜11に形成されたビアホール14を介して、第1導電体膜10に電気的に接続されている。
第1導電体膜10、第2導電体膜12およびパッド膜13の材料について補足する。第1導電体膜10、第2導電体膜12およびパッド膜13は、CuやAlを含む導電材料、たとえばCu,Al,AlSiまたはAlCuからなっていてもよい。
図2に示されるように、誘電体膜11上には、第2導電体膜12とパッド膜13とを被覆するように、第1パッシベーション膜16が配置されている。第1パッシベーション膜16は、SiO膜またはSiN膜であってもよい。第1パッシベーション膜16上には、樹脂膜17が配置されている。樹脂膜17は、ポリイミドであってもよい。第1パッシベーション膜16および樹脂膜17には、パッド膜13の縁部を除く領域を第1パッド領域18として露出させる第1パッド開口19と、第2導電体膜12の第2接続領域12aの縁部を除く領域を第2パッド領域20として選択的に露出させる第2パッド開口21とが形成されている。
第1パッド開口19内には、第1外部電極7が配置されている。第1外部電極7は、第1パッド開口19内において第1パッド領域18に電気的に接続されている。これにより、第1外部電極7は、パッド膜13を介して第1導電体膜10に電気的に接続されている。第2パッド開口21内には、第2外部電極8が配置されている。第2外部電極8は、第2パッド開口21内において第2パッド領域20に電気的に接続されている。これにより、第2外部電極8は、第2導電体膜12に電気的に接続されている。
第1外部電極7は、樹脂膜17から突出するように形成されており、当該樹脂膜17を被覆する被覆部7aを有している。同様に、第2外部電極8は、樹脂膜17から突出するように形成されており、当該樹脂膜17を被覆する被覆部8aを有している。第1外部電極7および第2外部電極8は、いずれも基板2側から順に積層されたNi膜と、Pd膜と、Au膜とを含むNi/Pd/Au積層膜であってもよい。
図1〜図4に示されるように、基板2の側面5には、当該側面5全域を被覆するように第2パッシベーション膜22が配置されている。第2パッシベーション膜22は、SiO膜またはSiN膜であってもよい。
以上のように、本実施形態では、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域に設けられた第1コンデンサ形成領域10b、誘電体膜11および第2コンデンサ形成領域12bの積層膜によりコンデンサ領域Cが形成されている。その一方で、コンデンサ領域Cとは別の領域に、第1導電体膜10と第2導電体膜12とが対向しない領域である、第1接続領域10aと第2接続領域12aとが設けられている。第1接続領域10aには、パッド膜13を介して第1外部電極7が接合されており、第2接続領域12aには、第2外部電極8が接合されている。これにより、第1外部電極7と第1接続領域10aとを良好に接合できると共に、第2外部電極8と第2接続領域12aとを良好に接合できる。
特に、本実施形態に係るチップコンデンサ1は、第1導電体膜10と第2導電体膜12とが対向しない第2接続領域12aに第2外部電極8が接合されている。したがって、第2外部電極8の直下の領域に配置された誘電体膜11にクラック等の不具合が生じたとしても、当該第2外部電極8の直下の領域には、第1導電体膜10および第2導電体膜12が存在しないので、当該クラックを介して第1導電体膜10と第2導電体膜12とが接触するのを回避できる。これにより、接続不良の発生を抑制でき、優れた信頼性を有するチップコンデンサ1を提供できる。
<第1実施形態の変形例>
図5は、第1実施形態の変形例に係るチップコンデンサ31の一部切欠き斜視図である。図6および図7は、それぞれ図5に示されるVI-VI線およびVII-VII線に沿う縦断面図である。図5〜図7において、前述の第1実施形態において述べた構成と同様の構成については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図5〜図7に示されるように、前述の基板2の一端部2a側における上面3には、第1外部電極32が配置されており、基板2の他端部2b側における上面3には、第2外部電極33が配置されている。第1外部電極32および第2外部電極33は、いずれも、基板2の短手側面5bに沿って、平面視長方形状に形成されている。第1外部電極32は、基板2の上面3上から長手側面5aおよび短手側面5bに回り込み、基板2の三方の側面5を被覆する被覆部32aを有している。同様に、第2外部電極33は、基板2の上面3上から長手側面5aおよび短手側面5bに回り込み、基板2の三方の側面5を被覆する被覆部33aを有している。
誘電体膜11上には、前述の第1パッシベーション膜16と樹脂膜17とが形成されている。第1パッシベーション膜16および樹脂膜17には、第1切欠部35と、第2切欠部37とが形成されている。
第1切欠部35は、パッド膜13の第2外部電極33側の縁部を除く領域を第1パッド領域34として選択的に露出させている。第2切欠部37は、第2導電体膜12の第2接続領域12aにおける第1外部電極32側の縁部を除く領域を第2パッド領域36として選択的に露出させている。これら第1切欠部35および第2切欠部37により、基板2の内方側の領域のみが第1パッシベーション膜16および樹脂膜17により被覆された構成とされている。
第1切欠部35から露出する第1パッド領域34上には、当該第1パッド領域34に電気的に接続されるように第1外部電極32が配置されている。これにより、第1外部電極32は、パッド膜13を介して第1導電体膜10に電気的に接続されている。第2切欠部37から露出する第2パッド領域36上には、当該第2パッド領域36に電気的に接続されるように第2外部電極33が配置されている。これにより、第2外部電極33は、第2導電体膜12に電気的に接続されている。
第1外部電極32は、樹脂膜17から突出するように形成されており、当該樹脂膜17を被覆する被覆部32bを有している。同様に、第2外部電極33は、樹脂膜17から突出するように形成されており、当該樹脂膜17を被覆する被覆部33bを有している。第1外部電極32および第2外部電極33は、基板2側から順に積層されたNi膜と、Pd膜と、Au膜とを含むNi/Pd/Au積層膜であってもよい。
以上、チップコンデンサ31は、基板2の側面5に回り込むように形成された第1外部電極32と、基板2の側面5に回り込むように形成された第2外部電極33とを含む。これにより、第1外部電極32および第2外部電極33に対する導電性接合材(たとえば半田)の接着面積を増加させることができるから、実装状態におけるチップコンデンサ31の接続強度を高めることができる。さらに、実装状態では、基板2の3つの側面5を被覆する第1外部電極32および第2外部電極33によって、三方向からチップコンデンサ31を保持することが可能となるから、チップコンデンサ31の実装形状を一層安定化させることができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係るチップコンデンサ41の一部切欠き斜視図である。図9は、図8に示されるIX-IX線に沿う縦断面図である。図8および図9において、前述の第1実施形態において述べた構成と同様の構成については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図8〜図9に示されるように、チップコンデンサ41は、いわゆる0603チップ、0402チップ、03015チップ等と称される微小なチップ部品であり、前述の基板2を含む。基板2の一端部2a側における上面3には、前述の第1外部電極7が配置されており、基板2の他端部2b側における上面3には、前述の第2外部電極8が配置されている。
本実施形態に係るチップコンデンサ41の一つの特徴は、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域に所定容量のコンデンサ領域Cが形成されている一方で、第2外部電極8の下方(直下)の領域にコンデンサ領域が形成されていないことである。本実施形態は、係る構成を具備することにより、第1外部電極7と内部電極とを良好に接合でき、かつ、第2外部電極8と内部電極とを良好に接合できるチップコンデンサ41を提供しようとするものである。以下、チップコンデンサ41の具体的な構成を説明する。
基板2には、当該基板2の上面3全域を被覆するように前述の絶縁膜9が配置されている。絶縁膜9上には、第1導電体膜42が配置されている。
第1導電体膜42は、絶縁膜9の予め定められた領域に配置されている。第1導電体膜42は、基板2の一端部2a側から他端部2b側に向けて延びる平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されており、基板2の一端部2a側に配置された第1接続領域42aと、基板2の内方領域側に配置された第1コンデンサ形成領域42bとを一体的に含む。
第1導電体膜42の第1接続領域42aは、第1外部電極7の直下の領域に配置されており、基板2の短手方向に沿う平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されている。第1導電体膜42の第1コンデンサ形成領域42bは、第1導電体膜42の第1接続領域42aから第2外部電極8側に向かって引き出されており、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域を被覆している。第1コンデンサ形成領域42bの第2外部電極8側の端部は、平面視において、第2外部電極8外の領域に配置されている。第1導電体膜42上には、誘電体膜11が配置されている。
誘電体膜44は、第2外部電極8の下方の領域に位置する絶縁膜9を露出させ、かつ、第1導電体膜42の全域を被覆するように絶縁膜9上に選択的に配置されている。これにより、第2外部電極8の下方の領域に誘電体膜44が設けられていない構成とされている。誘電体膜44は、SiO膜やSiN膜であってもよい。誘電体膜44は、基板2側からこの順に形成された酸化膜(SiO膜)/窒化膜(SiN膜)/酸化膜(SiO膜)を含むONO膜であってもよい。誘電体膜44上には、第2導電体膜45が配置されている。
第2導電体膜45は、基板2の他端部2b側から一端部2a側に向けて延びる平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されており、基板2の他端部2b側に配置された第2接続領域45aと、基板2の内方領域側に配置された第2コンデンサ形成領域45bとを一体的に含む。第2導電体膜45の第2接続領域45aは、第2外部電極8の直下の領域において誘電体膜44に接するように当該誘電体膜44上に配置されており、基板2の短手方向に沿う平面視矩形状(本実施形態では長方形状)に形成されている。第2接続領域45aは、絶縁膜9に接するように当該絶縁膜9上に配置されている。
第2導電体膜45の第2コンデンサ形成領域45bは、第2導電体膜45の第2接続領域45aから第1外部電極7側に向かって引き出されており、第1外部電極7と第2外部電極8との間の領域を被覆している。これにより、第2コンデンサ形成領域45bは、誘電体膜44を挟んで第1コンデンサ形成領域42bに対向している。第2コンデンサ形成領域45bの第1外部電極7側の端部は、平面視において、第1外部電極7外の領域に配置されている。
第1導電体膜42および第2導電体膜45の材料について補足する。第1導電体膜42および第2導電体膜45は、CuやAlを含む導電材料、たとえばCu,Al,AlSiまたはAlCuからなっていてもよい。
本実施形態に係るチップコンデンサ41のもう一つの特徴は、図9に示されるように、第1外部電極7が、アンカー構造を有するように第1導電体膜42の第1接続領域42aに接合され、第2外部電極8が、アンカー構造を有するように第2導電体膜45の第2接続領域45aに接合されていることである。本実施形態では、アンカー構造を有する第1外部電極7の一態様として、第1外部電極7の下面に第1突起51を含む凹凸が形成され、アンカー構造を有する第2外部電極8の一態様として、第2外部電極8の下面に第2突起52を含む凹凸が形成された例について説明する。
本実施形態は、係る構成を具備することにより、第1導電体膜42に対する第1外部電極7の接続強度および第2導電体膜45に対する第2外部電極8の接続強度を高めて、接続不良の発生を抑制できるチップコンデンサ41を提供しようとするものである。以下、図10および図11を併せて参照しつつ、第1突起51および第2突起52ならびにその周辺の構成について具体的に説明する。
図10は、図9に示されるX-X線に沿う横断面図である。図11(a)は、図9に示される破線XIで囲まれた領域の拡大図である。図11(b)は、図11(a)に示される領域の他の形態を示す図である。なお、第2外部電極8側の構成は、第1外部電極7側の構成と略同一であるので、図11(a)および図11(b)では、第1外部電極7側の構成のみを示している。
図9および図10に示されるように、絶縁膜9における第1外部電極7の下方に位置する領域には、基板2の上面3側に向かって窪んだ複数の第1下地凹部53が形成されている。複数の第1下地凹部53は、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されており、いずれも平面視矩形状(本実施形態では、平面視正方形状)に形成されている。
一方、絶縁膜9における第2外部電極8の下方に位置する領域には、基板2の上面3側に向かって窪んだ複数の第2下地凹部54が形成されている。複数の第2下地凹部54は、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されており、いずれも平面視矩形状(本実施形態では、平面視正方形状)に形成されている。
なお、第1下地凹部53および第2下地凹部54は、平面視円形状に形成されていてもよい。また、第1下地凹部53の底部および第2下地凹部54の底部は、図11(a)に示されるように、絶縁膜9の厚さ方向途中部に位置していてもよいし、図11(b)に示されるように、絶縁膜9を貫通して基板2内に位置していてもよい。
図11(a)に示されるように、第1導電体膜42の第1接続領域42aは、その上面および下面が絶縁膜9の上面および複数の第1下地凹部53の内壁面に沿って形成されている。第1導電体膜42の第1接続領域42aにおける各第1下地凹部53の直上に位置する部分には、第1下地凹部53側に向かって窪んだ第1凹部55が形成されている。
同様に、第2導電体膜45の第2接続領域45aは、その上面および下面が絶縁膜9の上面および複数の第2下地凹部54の内壁面に沿って形成されている。第2導電体膜45の第2接続領域45aにおける各第2下地凹部54の直上に位置する部分には、第2下地凹部54側に向かって窪んだ第2凹部56が形成されている。
第1外部電極7の電極材料は、第1導電体膜42の第1接続領域42aに形成された第1凹部55に入り込んでいる。これにより、第1外部電極7の下面に第1接続領域42aに食い込む複数の第1突起51が形成されている。複数の第1突起51は、絶縁膜9に形成された複数の第1下地凹部53の上方に位置しており、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されている。
同様に、第2外部電極8の電極材料は、第2導電体膜45の第2接続領域45aに形成された第2凹部56に入り込んでいる。これにより、第2外部電極8の下面に第2接続領域45aに食い込む複数の第2突起52が形成されている。複数の第2突起52は、絶縁膜9に形成された複数の第2下地凹部54の上方に位置しており、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されている。
さらに、図8および図9に示されるように、第1外部電極7の上面には、基板2の上面3側に向かって窪んだ複数の第1上面凹部57が形成されている。複数の第1上面凹部57は、第1導電体膜42の第1凹部55に、第1外部電極7の電極材料が入り込むことにより形成されており、第1外部電極7の下面に形成された複数の第1突起51の上方に位置している。これにより、複数の第1上面凹部57が、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されている。
同様に、第2外部電極8の上面には、基板2の上面3側に向かって窪んだ複数の第2上面凹部58が形成されている。複数の第2上面凹部58は、第2導電体膜45の第2凹部56に、第2外部電極8の電極材料が入り込むことにより形成されており、第2外部電極8の下面に形成された複数の第2突起52の上方に位置している。これにより、複数の第2上面凹部58が、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されている。
複数の第1上面凹部57がその上面に形成された第1外部電極7、および、複数の第2上面凹部58がその上面に形成された第2外部電極8によれば、複数の第1上面凹部57により、第1外部電極7の表面積を増加させることができ、複数の第2上面凹部58により、第2外部電極8の表面積を増加させることができる。これにより、チップコンデンサ41を実装基板に実装する際に、第1外部電極7および第2外部電極8に対する導電性接合材(たとえば半田)の接続面積を増加させることができる。よって、チップコンデンサ41を実装基板に良好に実装できる。
このように、第1外部電極7の下面に第1導電体膜42に食い込む第1突起51が形成されているので、接続面積の増加およびアンカー効果により、第1導電体膜42に対する第1外部電極7の接続強度を高めることができる。また、第2外部電極8の下面に第2導電体膜45に食い込む第2突起52が形成されているので、接続面積の増加およびアンカー効果により、第2導電体膜45に対する第2外部電極8の接続強度を高めることができる。
図9に示されるように、誘電体膜44上には、第2導電体膜45を被覆するように、前述の第1パッシベーション膜16と樹脂膜17とが配置されている。また、基板2の側面5には、前述の第2パッシベーション膜22が配置されている。第1パッシベーション膜16および樹脂膜17には、第1導電体膜42の第1接続領域42aを第1パッド領域46として露出させる第1パッド開口47と、第2導電体膜45の第2接続領域45aを第2パッド領域48として選択的に露出させる第2パッド開口49とが形成されている。
第1パッド開口47内には、第1外部電極7が配置されている。第1外部電極7は、第1パッド開口47内において第1パッド領域46に電気的に接続されている。これにより、第1外部電極7は、第1導電体膜42に電気的に接続されている。第2パッド開口49内には、第2外部電極8が配置されている。第2外部電極8は、第2パッド開口49内において第2パッド領域48に電気的に接続されている。これにより、第2外部電極8は、第2導電体膜45に電気的に接続されている。
以上、チップコンデンサ41によれば、内部電極である第1導電体膜42の第1接続領域42aに食い込むように第1外部電極7の下面に形成された第1突起51によって、第1外部電極7が、アンカー構造を有するように第1接続領域42aに接合されている。これにより、第1導電体膜42に対する第1外部電極7の接続強度を高めることができる。よって、第1外部電極7と第1導電体膜42とを良好に電気的に接続させることが可能となる。
同様に、第2導電体膜45の第2接続領域45aに食い込むように第2外部電極8の下面に形成された第2突起52によって、第2外部電極8が、アンカー構造を有するように第2導電体膜45の第2接続領域45aに接合されている。これにより、第2導電体膜45に対する第2外部電極8の接続強度を効果的に高めることができる。よって、第2外部電極8と第2導電体膜45とを良好に電気的に接続させることが可能となる。
また、チップコンデンサ41によれば、第1導電体膜42が、絶縁膜9に形成された第1下地凹部53に埋め込まれているから、接続面積の増加およびアンカー効果により、絶縁膜9に対する第1導電体膜42の接続強度を高めることができる。同様に、第2導電体膜45が、絶縁膜9に形成された第2下地凹部54に埋め込まれているから、接続面積の増加およびアンカー効果により、絶縁膜9に対する第2導電体膜45の接続強度を高めることができる。
このように、本実施形態の構成によれば、外部電極と内部電極とを良好に接続でき、優れた信頼性を有するチップコンデンサ41を提供できる。
なお、本実施形態では、第1突起51、第1下地凹部53、第1凹部55および第1上面凹部57が平面視において行列状に配列された例について説明した。しかし、チップコンデンサ41は、第1突起51、第1下地凹部53、第1凹部55および第1上面凹部57が平面視においてランダムなドッド状、千鳥状、基板2の長手方向に沿うストライプ状、基板2の短手方向に沿うストライプ状または格子状に配列される構成とされてもよい。
また、本実施形態では、第2突起52、第2下地凹部54、第2凹部56および第2上面凹部58が平面視において行列状に配列された例について説明した。しかし、チップコンデンサ41は、第2突起52、第2下地凹部54、第2凹部56および第2上面凹部58が平面視においてランダムなドッド状、千鳥状、基板2の長手方向に沿うストライプ状、基板2の短手方向に沿うストライプ状または格子状に配列される構成とされてもよい。
<チップコンデンサ41の製造方法>
次に、図12A〜図12Cを参照して、チップコンデンサ41の製造方法の一例について説明する。図12A〜図12Cは、図11(a)に対応する部分の拡大断面図であり、図8に示されるチップコンデンサ41の製造方法の一工程を示す断面図である。以下では、必要に応じて前述の図9も参照する。
図12Aに示されるように、複数のチップコンデンサ41に個片化される前の基板2が用意される。次に、基板2の上面3に絶縁膜9が形成される。絶縁膜9は、熱酸化処理により基板2の上面3を酸化させることにより形成されてもよいし、CVD法により基板2の上面3に絶縁材料を堆積させることにより形成されてもよい。
次に、図12Bに示されるように、絶縁膜9上に複数の第1下地凹部53および複数の第2下地凹部54を形成すべき領域に選択的に開口59aを有するレジストマスク59が形成される。次に、たとえばレジストマスク59を介するドライエッチングにより絶縁膜9の不要な部分が除去される。これにより、絶縁膜9に第1下地凹部53および第2下地凹部54が形成される。その後、レジストマスク59は除去される。
次に、図12Cに示されるように、絶縁膜9上に導電体膜が形成されて、所定形状にパターニングされる。これにより、第1導電体膜42が形成される(図9も併せて参照)。次に、第1導電体膜42上に誘電体膜が形成されて、所定形状にパターニングされる。これにより、誘電体膜44が形成される(図9も併せて参照)。次に、誘電体膜44上に導電体膜が形成されて、所定形状にパターニングされる。これにより、第2導電体膜45が形成される(図9も併せて参照)。
第1導電体膜42を形成する工程では、第1導電体膜42の第1接続領域42aにおける各第1下地凹部53の直上に位置する部分に、第1下地凹部53側に向かって窪んだ第1凹部55が形成される。第2導電体膜45を形成する工程では、第2導電体膜45の第2接続領域45aにおける各第2下地凹部54の直上に位置する部分に、第2下地凹部54側に向かって窪んだ第2凹部56が形成される。
次に、第2導電体膜45を被覆するように第1パッシベーション膜16と樹脂膜17とが誘電体膜44上に形成される(図9も併せて参照)。次に、第1パッシベーション膜16と樹脂膜17とがパターニングされて、第1導電体膜42の第1接続領域42aを第1パッド領域46として選択的に露出させる第1パッド開口47と、第2導電体膜45の第2接続領域45aを第2パッド領域48として選択的に露出させる第2パッド開口49とが形成される。
次に、図12Cを再度参照して、たとえばめっき処理によって、第1パッド開口47から露出する第1導電体膜42上および第2パッド開口49から露出する第2導電体膜45上に、基板2側からNi膜と、Pd膜と、Au膜とが順に形成される。これにより、Ni/Pd/Au積層膜からなる第1外部電極7および第2外部電極8が形成される。
この工程において、第1外部電極7の電極材料が第1導電体膜42の第1凹部55に入り込む。これにより、第1外部電極7の下面に複数の第1突起51が形成されると共に、第1外部電極7の上面における複数の第1突起51に対応する位置に複数の第1上面凹部57が形成される。
また、この工程において、第2外部電極8の電極材料が第2導電体膜45の第2凹部56に入り込む。これにより、第2外部電極8の下面に複数の第2突起52が形成されると共に、第2外部電極8の上面における複数の第2突起52に対応する位置に複数の第2上面凹部58が形成される。
その後、基板2が選択的に切断されて、複数のチップコンデンサ41に個片化される。このようにして、チップコンデンサ41が製造される。
<第2実施形態の変形例>
図13は、第2実施形態の変形例に係るチップコンデンサ61の一部切欠き斜視図である。図14は、図13に示されるXIV-XIV線に沿う縦断面図である。図15は、図13に示されるXV-XV線に沿う縦断面図である。図13〜図15において、前述の第2実施形態において述べた構成と同様の構成については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図13〜図15に示されるように、前述の基板2の一端部2a側に位置する上面3には、第1外部電極62が配置されており、基板2の上面3における他端部2b側には、第2外部電極63が配置されている。第1外部電極62および第2外部電極63は、いずれも、基板2の短手側面5bに沿って、平面視長方形状に形成されている。第1外部電極62は、基板2の上面3上から長手側面5aおよび短手側面5bに回り込み、基板2の三方の側面5を被覆する被覆部62aを有している。同様に、第2外部電極63は、基板2の上面3上から長手側面5aおよび短手側面5bに回り込み、基板2の三方の側面5を被覆する被覆部63aを有している。
誘電体膜44上には、前述の第1パッシベーション膜16と樹脂膜17とが形成されている。また、基板2の側面5には、前述の第2パッシベーション膜22が配置されている。第1パッシベーション膜16および樹脂膜17には、第1切欠部65と、第2切欠部67とが形成されている。
第1切欠部65は、第1導電体膜42の第1接続領域42aにおける第2外部電極63側の縁部を除く領域を第1パッド領域64として選択的に露出させている。第2切欠部67は、第2導電体膜45の第2接続領域45aにおける第1外部電極62側の縁部を除く領域を第2パッド領域66として選択的に露出させている。これら第1切欠部65および第2切欠部67により、基板2の内方側の領域のみが第1パッシベーション膜16および樹脂膜17により被覆された構成とされている。
第1切欠部65から露出する第1パッド領域64上には、当該第1パッド領域64に電気的に接続されるように第1外部電極62が配置されている。これにより、第1外部電極62は、第1導電体膜42に電気的に接続されている。第2切欠部67から露出する第2パッド領域66上には、当該第2パッド領域66に電気的に接続されるように第2外部電極63が配置されている。これにより、第2外部電極63は、第2導電体膜45に電気的に接続されている。
第1外部電極62は、樹脂膜17から突出するように形成されており、当該樹脂膜17を被覆する被覆部62bを有している。同様に、第2外部電極63は、樹脂膜17から突出するように形成されており、当該樹脂膜17を被覆する被覆部63bを有している。第1外部電極62および第2外部電極63は、基板2側から順に積層されたNi膜と、Pd膜と、Au膜とを含むNi/Pd/Au積層膜であってもよい。
以上、チップコンデンサ61は、基板2の側面5に回り込むように形成された第1外部電極62と、基板2の側面5に回り込むように形成された第2外部電極63とを含む。これにより、第1外部電極62および第2外部電極63に対する導電性接合材(たとえば半田)の接着面積を増加させることができるから、実装状態におけるチップコンデンサ61の接続強度を高めることができる。さらに、実装状態では、基板2の3つの側面5を被覆する第1外部電極62および第2外部電極63によって、三方向からチップコンデンサ61を保持することが可能となるから、チップコンデンサ61の実装形状を一層安定化させることができる。
<第3実施形態>
図16は、第3実施形態に係るチップコンデンサ71の縦断面図である。チップコンデンサ71が前述の第2実施形態に係るチップコンデンサ41と異なる点は、第1導電体膜42と誘電体膜44との間に、バリアメタル膜72が形成されている点である。チップコンデンサ71におけるその他の構成は、前述の第2実施形態に係るチップコンデンサ41の構成と同様であるので、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
バリアメタル膜72は、第1導電体膜42の平面形状に整合する平面形状を有しており、第1導電体膜42の全域を被覆している。バリアメタル膜72の厚さは、第1導電体膜42の厚さよりも小さい。バリアメタル膜72の厚さは、たとえば第1導電体膜42の厚さの0.01倍〜0.1倍程度である。第1導電体膜42の厚さは、たとえば1000Å以上30000Å以下であり、バリアメタル膜72の厚さは、たとえば100Å以上3000Å以下である。バリアメタル膜72の材料としては、Ti,TiN,W,TiW等を例示できる。
なお、本実施形態では、第1外部電極7の第1突起51は、バリアメタル膜72を介して第1導電体膜42に食い込むように形成されている例を示している。しかし、第1導電体膜42上のバリアメタル膜72が除去されることにより、第1外部電極7の第1突起51が、直接第1導電体膜42に食い込むように形成されていてもよい。
第1導電体膜42の上面には、しばしばヒロック(hillock)と称される微細な凹凸が形成されることがある。本実施形態のチップコンデンサ71によれば、バリアメタル膜72によって第1導電体膜42の上面におけるヒロックを埋めて、第1導電体膜42の上面上において平坦面を形成できる。これにより、第1導電体膜42上の構成の平坦性をより一層向上できる。
また、これと同時に、第1導電体膜42の上面に形成されるヒロックに誘電体膜44が入り込むのを抑制できる。これにより、ヒロックに起因する不所望かつ局所的な電界集中を抑制できるから、ブレイクダウン電圧および静電破壊耐量を向上させることが可能となる。このように、本実施形態では、第1外部電極7および第2外部電極8の接続強度を高めつつ、高耐圧化を図ることが可能となるチップコンデンサ71を提供できる。
なお、導電体膜と誘電体膜との間にバリアメタル膜72が形成された本実施形態の構成は、前述の各実施形態および各変形例に係るチップコンデンサ1,31,61にも適用できる。
<第4実施形態>
図17は、第4実施形態に係るチップコンデンサ81の縦断面図である。図18は、図17に示されるXVIII-XVIII線に沿う横断面図である。図19および図20は、それぞれ図17に示される破線XIXおよび破線XXで囲まれた領域の拡大図である。
第4実施形態に係るチップコンデンサ81は、前述の第1実施形態に係るチップコンデンサ1の構成に、前述の第2実施形態に係るチップコンデンサ41の構成が組み合わされたものである。図17〜図20において、前述の第1実施形態および第2実施形態において述べた構成と同様の構成については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図17に示されるように、チップコンデンサ81は、アンカー構造を有するように第1導電体膜10の第1接続領域10aに電気的に接続された第1外部電極7と、アンカー構造を有するように第2導電体膜12の第2接続領域12aに電気的に接続された第2外部電極8とを有している。本実施形態では、アンカー構造を有する第1外部電極7の一態様として、第1外部電極7の下面に第1突起51を含む凹凸が形成され、アンカー構造を有する第2外部電極8の一態様として、第2外部電極8の下面に第2突起52を含む凹凸が形成された例について説明する。
本実施形態は、係る構成を具備することにより、内部電極に対する第1外部電極7の接続強度および内部電極に対する第2外部電極8の接続強度を高めて、接続不良の発生を抑制できるチップコンデンサ81を提供しようとするものである。以下、第1突起51および第2突起52ならびにその周辺の構成について具体的に説明する。
図17および図18に示されるように、誘電体膜11における第1外部電極7の下方に位置する領域には、第1導電体膜10の第1接続領域10aを選択的に露出させる複数の貫通孔82が形成されている。複数の貫通孔82は、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されており、いずれも平面視矩形状(本実施形態では、平面視正方形状)に形成されている。貫通孔82は、平面視円形状に形成されていてもよい。なお、貫通孔82は、誘電体膜11の厚さと略同一の深さに形成されていてもよいし、誘電体膜11を貫通することにより、その底部が、第1接続領域10a内に位置していてもよい。
一方、誘電体膜11における第2外部電極8の下方に位置する領域には、基板2の上面3側に向かって窪んだ複数の下地凹部83が形成されている。複数の下地凹部83は、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されており、いずれも平面視矩形状(本実施形態では、平面視正方形状)に形成されている。下地凹部83は、平面視円形状に形成されていてもよい。なお、下地凹部83の底部は、誘電体膜11の上面と、基板2の上面との間に位置していてもよい。したがって、下地凹部83の底部は、誘電体膜11内に位置していてもよいし、絶縁膜9内に位置していてもよい。
図20に示されるように、パッド膜13は、その上面および下面が誘電体膜11の上面および複数の貫通孔82の内壁面に沿って形成されている。パッド膜13における各貫通孔82の直上に位置する部分には、貫通孔82側に向かって窪んだ第1凹部55が形成されている。パッド膜13は、複数の貫通孔82内において、第1導電体膜10の第1接続領域10aに電気的に接続されている。
同様に、第2導電体膜12の第2接続領域12aは、その上面および下面が誘電体膜11の上面および複数の下地凹部83の内壁面に沿って形成されている。第2導電体膜12の第2接続領域12aにおける各下地凹部83の直上に位置する部分には、下地凹部83側に向かって窪んだ第2凹部56が形成されている。
第1外部電極7の電極材料は、パッド膜13に形成された第1凹部55に入り込んでいる。これにより、第1外部電極7の下面にパッド膜13に食い込む複数の第1突起51が形成されている。複数の第1突起51は、誘電体膜11に形成された複数の貫通孔82の上方に位置しており、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されている。
同様に、第2外部電極8の電極材料は、第2導電体膜12の第2接続領域12aに形成された第2凹部56に入り込んでいる。これにより、第2外部電極8の下面に第2接続領域12aに食い込む複数の第2突起52が形成されている。複数の第2突起52は、誘電体膜11に形成された複数の下地凹部83の上方に位置しており、基板2の長手方向および短手方向に沿って行列状に配列されている。
図17に示されるように、第1外部電極7の上面には、前述の複数の第1上面凹部57が形成されており、第2外部電極8の上面には、前述の複数の第2上面凹部58が形成されている。
以上、チップコンデンサ81では、内部電極であるパッド膜13に食い込むように第1外部電極7の下面に形成された第1突起51によって、第1外部電極7が、アンカー構造を有するようにパッド膜13に接合されている。このパッド膜13を介することにより、第1導電体膜10に対する第1外部電極7の接続強度を高めることができる。特に、パッド膜13は、誘電体膜11に形成された貫通孔82に埋め込まれているから、接続面積の増加およびアンカー効果により、誘電体膜11に対するパッド膜13の接続強度が高められている。これにより、第1導電体膜10に対する第1外部電極7の接続強度をより一層高めることができる。よって、第1外部電極7と第1導電体膜10とを良好に電気的に接続させることが可能となる。
また、チップコンデンサ81では、内部電極である第2導電体膜12の第2接続領域12aに食い込むように第2外部電極8の下面に形成された第2突起52によって、第2外部電極8が、アンカー構造を有するように第2接続領域12aに接合されている。これにより、第2導電体膜12に対する第2外部電極8の接続強度を高めることができる。よって、第2外部電極8と第2導電体膜12とを良好に電気的に接続させることが可能となる。
このように、本実施形態の構成によれば、外部電極と内部電極とを良好に接続でき、優れた信頼性を有するチップコンデンサ81を提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の各実施形態および各変形例において、基板2は、半導体基板(シリコン基板)であってもよいし、ガラス(SiO)や樹脂(たとえばエポキシ樹脂)からなる絶縁性基板であってもよい。基板2が絶縁性基板からなる場合、前述の第1実施形態に係るチップコンデンサ1の変形例を示す図21のように、第1導電体膜10が、基板2の上面3に接するように当該基板2上に配置されていてもよい。むろん、第1実施形態以外の各実施形態および各変形例においても、第1導電体膜10,42が基板2の上面3に接するように当該基板2上に配置された構成が採用されてもよい。
また、前述の各実施形態の構成および各変形例の構成は、それらの間で適宜組み合わされてもよい。
前述のチップコンデンサ1,31,41,61,71,81は、たとえば、電源回路用、高周波回路用、デジタル回路用等の回路素子として、電子機器、携帯電子機器等のモバイル端末に組み込むことができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1,31,41,61,71,81…チップコンデンサ、2…基板、3…基板の上面、5…基板の側面、7,31,62…第1外部電極、8,32,63…第2外部電極、9…絶縁膜、10,42…第1導電体膜、10a,42a…第1接続領域、10b,42b…第1コンデンサ形成領域、11,44…誘電体膜、12,45…第2導電体膜、12a,45a…第2接続領域、12b,45b…第2コンデンサ形成領域、13…パッド膜、51…第1突起、52…第2突起、53…第1下地凹部、54…第2下地凹部、55…第1凹部、56…第2凹部

Claims (7)

  1. 上面を有する基板と、
    前記基板の上面に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜の上面の予め定められた領域に配置された第1導電体膜であって、第1接続領域と、第1コンデンサ形成領域とを含む第1導電体膜と、
    前記第1導電体膜の前記第1コンデンサ形成領域上に配置された誘電体膜と、
    前記絶縁膜および前記誘電体膜上に配置された第2導電体膜であって、前記第1導電体膜に対向しない第2接続領域と、前記誘電体膜を挟んで前記第1導電体膜の前記第1コンデンサ形成領域に対向する第2コンデンサ形成領域とを含む第2導電体膜と、
    前記第1導電体膜の前記第1接続領域に電気的に接続された第1外部電極と、
    前記第2導電体膜の前記第2接続領域に電気的に接続された第2外部電極とを含み、
    前記第1接続領域の下面側には、前記絶縁膜を貫通して前記基板の上面から内側へ凹む第1下地凹部が形成されており、前記第1接続領域は、その下面が前記第1下地凹部に入り込み、かつ、下面に対応する上面に凹部が形成されており、
    前記第1外部電極は、前記第1接続領域の上面に形成された凹部を利用してアンカー構造を有するように、前記第1導電体膜の前記第1接続領域に電気的に接続されている、チップコンデンサ。
  2. 前記第2接続領域の下面側には、前記絶縁膜を貫通して前記基板の上面から内側へ凹む第2下地凹部が形成されており、前記第2接続領域は、その下面が前記第2下地凹部に入り込み、かつ、下面に対応する上面に凹部が形成されており、
    前記第2外部電極は、前記第2接続領域の上面に形成された凹部を利用してアンカー構造を有するように、前記第2導電体膜の前記第2接続領域に電気的に接続されている、請求項1に記載のチップコンデンサ。
  3. 前記第1導電体膜の前記第1接続領域に電気的に接続されるように、前記第1導電体膜の前記第1接続領域上に配置されたパッド膜をさらに含み、
    前記第1外部電極は、前記パッド膜を介して前記第1導電体膜の前記第1接続領域に電気的に接続されている、請求項1または2に記載のチップコンデンサ。
  4. 前記第1下地凹部は、複数形成されており、前記基板の長手方向および短手方向に沿って行列状に配置されている請求項1に記載のチップコンデンサ。
  5. 前記第2下地凹部は、複数形成されており、前記基板の長手方向および短手方向に沿って行列状に配置されている請求項2に記載のチップコンデンサ。
  6. 前記第1外部電極は、前記基板の上面側から側面側に回り込むように形成されており、
    前記第2外部電極は、前記基板の上面側から側面側に回り込むように形成されている、請求項1〜のいずれか一項に記載のチップコンデンサ。
  7. 前記基板は平面視において矩形状であり、
    前記第1外部電極は、前記基板の端部において前記基板の三方の側面を被覆するように形成されており、
    前記第2外部電極は、前記基板における前記第1外部電極が配置された端部とは反対側の端部において前記基板の三方の側面を被覆するように形成されている、請求項に記載のチップコンデンサ。
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