JP7230682B2 - インダクタ部品 - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタ部品に関する。
従来、インダクタ部品としては、特開2014-13815号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このインダクタ部品は、基板と、基板の両面に設けられたスパイラル配線と、スパイラル配線を覆う磁性層と、磁性層の表面に設けられた外部端子と、スパイラル配線と外部端子を電気的に接続する引出配線とを備える。
特開2014-13815号公報
近年、インダクタ部品の小型化が進んでおり、外部端子の面積に小さくなってきている。前記従来のインダクタ部品を、はんだボールやはんだペーストなどの実装はんだを用いて基板に実装する際、さらなる小型化が進むなどにより外部端子の面積がより小さくなると、実装はんだを外部端子に対して精度の良い位置に設けること、すなわち実装はんだと外部端子が良好に接続された安定した実装が困難となるおそれがある。
そこで、本開示の課題は、安定した実装が容易となるインダクタ部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるインダクタ部品は、
樹脂と前記樹脂に含有された金属磁性粉とを含む磁性層を含む本体部と、
前記本体部内に配置されたインダクタ配線と、
前記本体部から露出する外部端子と、
前記インダクタ配線と前記外部端子を電気的に接続する引出配線とを備え、
前記外部端子の外面は、凹部を有する。
ここで、インダクタ配線とは、電流が流れた場合に磁性層に磁束を発生させることによって、インダクタ部品にインダクタンスを付与させるものであって、その構造、形状、材料などに特に限定はない。
本開示のインダクタ部品によれば、外部端子の外面は凹部を有するので、インダクタ部品を実装する際に、はんだボールやはんだペーストなどの実装はんだが、凹部に流れ込むことでセルフアラインメントされ、安定した実装が容易となる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記外部端子は、前記引出配線上に位置する重複部分と、前記磁性層上に位置する非重複部分とを有し、前記凹部は、前記重複部分の外面に位置する。
前記実施形態によれば、実装はんだは前記引出配線上に位置する重複部分にセルフアラインされるので、電流経路が短縮され、電気抵抗が低減する。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記引出配線は、前記磁性層の主面に直交する方向に前記磁性層を貫通する垂直配線である。
前記実施形態によれば、前記磁性層の主面を実装面とすることにより、実装面からインダクタ配線まで直線状に電流経路を形成でき、電気抵抗が低減する。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記外部端子は、複数の導体層からなる。
前記実施形態によれば、各導体層に別の機能を持たせることができる。例えば、1層目の導体層をCuとして導電層および平坦化層とし、2層目の導体層をNiとして耐はんだ層とし、3層目の導体層をAuやSnとして防腐層および親はんだ層とできる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記外部端子の最外層は、AuまたはSnを含む。
前記実施形態によれば、外部端子の最外層を良好な防腐層および親はんだ層とできる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記外部端子の最下層は、Cuを含む。
前記実施形態によれば、最下層を良好な導電層および平坦化層とできる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記最下層は、95%wt以上のCuおよび1%wt以上5%wt以下のNiを含む。
前記実施形態によれば、Niによる最下層内の応力を開放でき、熱や外力などのストレスの蓄積による、インダクタ部品の破損を低減できる。また、Niは少量であるので、最下層における導電率の低下を抑えることができる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記外部端子の最下層は、NiまたはNiを含む。
前記実施形態によれば、最下層が良好な耐はんだ層となり、本体部の内部がはんだによって浸食されることを抑制できる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記外部端子は、クラックを有する。
前記実施形態によれば、外部端子内の応力が開放され、熱や外力などのストレスの蓄積によるインダクタ部品の破損を低減できる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記凹部以外の外部端子の厚みに対して、前記凹部の深さは5%以上100%未満である。
前記実施形態によれば、前記凹部の深さが5%以上であることにより、実装はんだのセルフアラインメント性がさらに向上する。また前記凹部の深さが100%未満であることにより凹部の段差におけるストレスの蓄積が低減される。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記凹部の深さは、0.5μm以上10μm未満である。
前記実施形態によれば、凹部の深さが0.5μm以上であることにより、実装はんだのセルフアラインメント性がさらに向上する。また、凹部の深さが10μm未満であることにより凹部の段差におけるストレスの蓄積が低減される。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記重複部分の外面の算術平均粗さは、前記非重複部分の外面の算術平均粗さよりも小さい。
前記実施形態によれば、外部端子の重複部分と非重複部分を判別することが可能となり、外部端子と引出配線との接続確認が容易となる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記引出配線は、前記磁性層上に延びている。
前記実施形態によれば、引出配線と磁性層との接触面積が増加し、磁性層と引出配線の密着性を向上できる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記引出配線の表面は、凹溝を有し、前記凹部は、前記凹溝に対応する位置にある。
前記実施形態によれば、実装はんだが前記引出配線上に位置する重複部分にセルフアラインされるので、電流経路が短縮され、電気抵抗が低減する。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記引出配線の表面は、前記磁性層の表面を基準として、前記表面に垂直な方向に対して、+5μmから-10μmの範囲にある。
前記実施形態によれば、引出配線の表面が、磁性層の表面を基準に一定の範囲にあることで、引出配線の表面と磁性層の表面との段差によるストレスの蓄積が低減される。
また、インダクタ部品の一実施形態では、
前記磁性層の表面に設けられた被覆膜をさらに備え、
前記被覆膜は、前記外部端子の外周縁に接触する。
前記実施形態によれば、被覆膜は外部端子の周囲に配置されることで、外部端子間の絶縁性を高めることができる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記外部端子は、前記被覆膜上にも設けられている。
前記実施形態によれば、外部端子の面積を大きくできるので、安定した実装性を提供でき、機械的強度を向上できる。
また、インダクタ部品の一実施形態では、
前記被覆膜は、前記引出配線の表面にも設けられ、
前記引出配線上の被覆膜と、前記磁性層上の前記被覆膜とは、外表面側から所定の波長の光を当てたときの反射スペクトルが異なる。
前記実施形態によれば、引出配線の位置を外観で確認できる。したがって、外部端子と引出配線との接続性の確認が容易となる。ここで、所定の波長の光を当てたときの反射スペクトルが異なるとは、積層体や外部端子の外表面側から入射した当該所定の波長の光の反射スペクトルについて、明度、彩度、色相の少なくとも一つが、目視や装置により識別できる程度の差異を有することをいう。具体的には、例えば、赤外光、可視光、紫外光などのうち、いずれか所定の波長の光をあてたときに、上記により識別できれば、反射スペクトルが異なると言える。
また、インダクタ部品の一実施形態では、前記磁性層は、さらにフェライト粉を含む。
前記実施形態によれば、比透磁率の高いフェライト粉を含むことにより、磁性層の体積当たりの透磁率である実効透磁率を向上できる。
本開示の一態様であるインダクタ部品によれば、安定した実装が容易となる。
第1実施形態に係るインダクタ部品を示す透視平面図である。 第1実施形態に係るインダクタ部品を示す断面図である。 第1外部端子と第1垂直配線の位置関係を示す簡略平面図である。 図2のA-A断面図である。 第2実施形態に係るインダクタ部品における第1外部端子と第1垂直配線の位置関係を示す簡略平面図である。 図4のA-A断面図である。 図4のB-B断面図である。 第1垂直配線の他の形態を示す断面図である。 第2実施形態の実施例を示す画像図である。
以下、本開示の一態様であるインダクタ部品を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(第1実施形態)
(構成)
図1Aは、インダクタ部品の第1実施形態を示す透視平面図である。図1Bは、図1AのX-X断面図である。
インダクタ部品1は、例えば、パソコン、DVDプレーヤー、デジタルカメラ、TV、携帯電話、スマートフォン、カーエレクトロニクスなどの電子機器に搭載され、例えば全体として直方体形状の部品である。ただし、インダクタ部品1の形状は、特に限定されず、円柱状や多角形柱状、円錐台形状、多角形錐台形状であってもよい。
図1Aと図1Bに示すように、インダクタ部品1は、本体部10と、インダクタ配線21と、引出配線の一例としての垂直配線51、52と、外部端子41,42とを備える。
本体部10は、第1磁性層11と、第1磁性層11上に配置された第2磁性層12と、絶縁層15と、絶縁被覆膜50とを含む。第1磁性層11と第2磁性層12は、第1方向Zに積層されており、第1方向Zに直交する主面を有する。本体部10は、磁性層として、第1磁性層11および第2磁性層12の2層を含むが、磁性層は3層以上であってもよく、また、1層だけであってもよい。図中、第1方向Zの順方向を上側、逆方向を下側とする。
第1磁性層11および第2磁性層12は、樹脂と樹脂に含有された金属磁性粉とを含む。したがって、金属磁性粉により高い磁気飽和特性を得ることができ、樹脂により金属磁性粉間が絶縁されるので、高周波での鉄損が低減される。
樹脂は、例えば、エポキシ系、ポリイミド系、フェノール系、ビニルエーテル系の何れかの樹脂を含む。これにより、絶縁信頼性が向上する。より具体的には、樹脂は、エポキシもしくはエポキシとアクリルの混合体もしくはエポキシ、アクリルとその他の混合体である。これにより、金属磁性粉間の絶縁性を担保することで、高周波での鉄損を小さくできる。
金属磁性粉の平均粒径は、例えば0.1μm以上5μm以下である。インダクタ部品1の製造段階においては、金属磁性粉の平均粒径を、レーザ回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%に相当する粒径として算出することができる。金属磁性粉は、例えば、FeSiCrなどのFeSi系合金、FeCo系合金、NiFeなどのFe系合金、または、それらのアモルファス合金である。金属磁性粉の含有率は、好ましくは、磁性層全体に対して、20Vol%以上70Vol%以下である。金属磁性粉の平均粒径が5μm以下である場合、より高い磁気飽和特性を得ることができ、微粉によって高周波での鉄損を低減できる。なお、金属磁性粉でなく、NiZn系やMnZn系などのフェライトの磁性粉を用いてもよい。このように比透磁率の高いフェライト粉を含むことにより、磁性層11,12の体積当たりの透磁率である実効透磁率を向上できる。
インダクタ配線21は、本体部10内に配置されている。インダクタ配線21は、第1磁性層11の上方側、具体的には第1磁性層11の上面の絶縁層15上にのみ形成され、本実施形態においては、第1磁性層11の上面に沿ってスパイラル形状に延びる配線である。インダクタ配線21は、ターン数が1周を超え、約2.5ターンである。インダクタ配線21は、例えば、上側からみて、外周端から内周端に向かって時計回り方向に渦巻状に巻回されている。
なお、上記において、スパイラル形状とは、平面上を延びる曲線(2次元曲線)を意味し、当該曲線が描くターン数は1周を超えていても、1周未満であってもよい。また、スパイラル形状は異なる方向に巻回された曲線を有していてもよいし、一部に直線を有していてもよい。
インダクタ配線21の厚みは、例えば、40μm以上120μm以下であることが好ましい。インダクタ配線21の実施例として、厚みが45μm、配線幅が50μm、配線間スペースが10μmである。配線間スペースは3μm以上20μm以下が好ましい。なお、インダクタ配線21の厚みとは、インダクタ配線21の延びる方向に直交する横断面において、第1方向Zに沿った最大寸法をいう。
インダクタ配線21は、導電性材料からなり、例えばCu、Ag,Au、Feもしくはこれらの化合物などの低電気抵抗な金属材料からなる。これにより、導電率を下げることができて、直流抵抗を下げることができる。本実施形態では、インダクタ部品1は、インダクタ配線21を1層のみ備えており、インダクタ部品1の低背化を実現できる。なお、インダクタ配線21を複数層備えていてもよいし、複数層のインダクタ配線21はビア配線によって電気的に直列に接続されていてもよい。すなわち複数層のインダクタ配線21とビア配線によって弦巻形状(ヘリカル形状)が構成されていてもよい。また当該弦巻形状は、第1方向Zと並行に進行する螺旋形状であってもよいし、第1方向Zと垂直な方向に進行する螺旋形状で合ってもよい。
インダクタ配線21は、第1方向Zに直交する平面上に(第1磁性層11の主面に平行な方向に)配置され互いに接続された、スパイラル部200、パッド部201,202および引出部203を有する。つまり、インダクタ配線21は、平面上に延伸する。スパイラル部200の内周端には、第1パッド部201が設けられ、スパイラル部200の外周端には、第2パッド部202が設けられている。スパイラル部200は、第1パッド部201と第2パッド部202の間において、渦巻状に巻回されている。第1パッド部201は、第1垂直配線51に接続され、第2パッド部202は、第2垂直配線52に接続される。引出部203は、第2パッド部202から本体部10の第1方向Zに平行な第1側面10aに引き出され、本体部10の第1側面10aから外部に露出している。
絶縁層15は、第1磁性層11の上面に形成された膜状の層であり、インダクタ配線21を被覆している。インダクタ配線21は、絶縁層15に覆われているため、絶縁信頼性を向上できる。具体的に述べると、絶縁層15は、インダクタ配線21の底面及び側面のすべてを覆い、インダクタ配線21の上面については、パッド部201,202のうち、ビア導体25との接続部分を除いた部分を覆っている。絶縁層15は、インダクタ配線21のパッド部201,202に対応した位置に孔部を有する。孔部は、例えば、フォトリソグラフィやレーザ開口により形成することができる。第1磁性層11とインダクタ配線21の底面との間の絶縁層15の厚みは、例えば、10μm以下である。
絶縁層15は、磁性体を含有しない非磁性の絶縁性材料からなり、例えばエポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ポリイミド系樹脂などの樹脂材料からなる。なお、絶縁層15は、シリカなどの非磁性体のフィラーを含んでいてもよく、この場合は、絶縁層15の強度や加工性、電気的特性の向上が可能である。なお、絶縁層15は必須の構成ではなく、インダクタ配線21は第1磁性層11および第2磁性層12と直接接触していてもよい。また、絶縁層15が、インダクタ配線21の底面や側面、上面など一部のみ覆っていてもよい。
垂直配線51,52は、導電性材料からなり、インダクタ配線21のパッド部201,202から第1方向Zに延び、第2磁性層12の内部を貫通してインダクタ配線21と外部端子41,42に接続されている。垂直配線51,52は、第2磁性層12を貫通するので、外部端子41,42とインダクタ配線21を接続させるために余計な引き回しを避けることができる。つまり、第2磁性層12の主面を実装面とすることにより、実装面からインダクタ配線21まで直線状に電流経路を形成でき、電気抵抗が低減する。垂直配線51,52は、インダクタ配線21のパッド部201,202から第1方向Zに延び、絶縁層15の内部を貫通するビア導体25と、ビア導体25から第1方向Zに延び、第2磁性層12の内部を貫通する柱状配線31,32とを含む。柱状配線31,32は、第2磁性層12の上面から露出している。
第1垂直配線51は、インダクタ配線21の第1パッド部201の上面から上側に延在するビア導体25と、該ビア導体25から上側に延在し、第1磁性層11の内部を貫通する第1柱状配線31とを含む。第2垂直配線52は、インダクタ配線21の第2パッド部202の上面から上側に延在するビア導体25と、該ビア導体25から上側に延在し、第1磁性層11の内部を貫通する第2柱状配線32とを含む。垂直配線51,52は、インダクタ配線21と同様の材料からなる。
外部端子41,42は、導電性材料からなる。第1外部端子41は、第1柱状配線31上から第2磁性層12上にかけて設けられ、本体部10の上面から露出する。これにより、第1外部端子41は、インダクタ配線21の第1パッド部201に電気的に接続される。第2外部端子42は、第2柱状配線32上から第2磁性層12上にかけて設けられ、本体部10の上面から露出する。これにより、第2外部端子42は、インダクタ配線21の第2パッド部202に電気的に接続される。
好ましくは、外部端子41,42は、複数の導体層からなる。これによれば、各導体層に別の機能を持たせることができる。例えば、1層目の導体層をCuとして導電層および平坦化層とし、2層目の導体層をNiとして耐はんだ層とし、3層目の導体層をAuやSnとして防腐層および親はんだ層とできる。
好ましくは、外部端子41,42の最外層は、AuまたはSnを含む。これによれば、外部端子41,42の最外層を良好な防腐層および親はんだ層とできる。
好ましくは、外部端子41,42の1層目の第1の導体層(最下層)は、Cuを含む。これによれば、第1の導体層を良好な導電層および平坦化層とできる。つまり、第1の導体層に導電率の低い材料を使うことで、直流抵抗を下げることができる。
好ましくは、第1の導体層は、95%wt以上のCuおよび1%wt以上5%wt以下のNiを含む。これによれば、Niによる最下層内の応力を開放でき、熱や外力などのストレスの蓄積による、インダクタ部品1の破損を低減できる。また、Niは少量であるので、最下層における導電率の低下を抑えることができる。また、第1の導体層は、Niを含むので、無電解めっきCuにより形成できる。
好ましくは、外部端子41,42の第1の導体層は、NiまたはNiを含む。これによれば、第1の導体層が良好な耐はんだ層となり、本体部10の内部がはんだによって浸食されることを抑制できる。具体的に述べると、Niの合金層は、例えば、Pが2%wt~10%wt含まれるNiPの合金である。このとき、下地(磁性層と柱状配線)とNi層の間には、Pdなどの触媒層が存在する。なお、触媒層は、外部端子41,42を構成する層でないものとする。
絶縁被覆膜50は、磁性体を含有しない非磁性の絶縁性材料からなり、第2磁性層12の外表面である上面に設けられ、外部端子41,42の上面を露出させている。被覆膜50によって、インダクタ部品1の表面の絶縁性を確保することができる。また、被覆膜50を設けることで、第1外部端子41と第2外部端子42の間の絶縁性を高め、信頼性を向上することができる。なお、被覆膜50が第1磁性層11の下面側に形成されていてもよい。
絶縁被覆膜50は、外部端子41,42の外周縁に接触する。このように、被覆膜50は、外部端子41,42の周囲に配置されることで、外部端子41,42間の絶縁性を高めることができる。外部端子41,42は、好ましくは、被覆膜50の表面上にも設けられている。これによれば、外部端子41,42の面積を大きくできるので、安定した実装性を提供でき、機械的強度を向上できる。
図2は、第1方向Zからみた第1外部端子41と第1垂直配線51(引出配線)の位置関係を示す簡略平面図である。図3は、図2のA-A断面図である。以下、第1外部端子41と第1垂直配線51について説明するが、第2外部端子42と第2垂直配線52についても同様の構成であり、その説明を省略する。
図2と図3に示すように、第1外部端子41は、第1垂直配線51(第1柱状配線31)上に位置する重複部分41aと、第1垂直配線51(第1柱状配線31)と重ならず第2磁性層12上に位置する非重複部分41bとを有する。図2において、重複部分41aは、網掛けのハッチングで示し、非重複部分41bは、通常のハッチングで示す。第1垂直配線51の大きさは、第1外部端子41の大きさよりも小さく、第1垂直配線51の全ては、第1外部端子41の一部に重なる。
第1外部端子41の外面(上面)は、凹部410を有する。凹部410は、重複部分41aの外面(上面)に位置する。凹部410の底面は、第1外部端子41の非重複部分41bの上面よりも低い位置にある。なお、凹部410は、非重複部分41bの上面に位置してもよく、このとき、凹部410の底面は、第1外部端子41の重複部分41aの上面よりも低い位置にある。
凹部410の形成方法の一例を説明する。本体部10内に第1柱状配線31を形成した後、ソフトエッチングを行うと、第1柱状配線31がエッチングされて、第1柱状配線31の上面が、第2磁性層12の上面よりも低くなる。その後、第1柱状配線31および第2磁性層12の上に第1外部端子41を無電解めっきにより形成することで、第1外部端子41の第1柱状配線31上の部分は、第1外部端子41の第2磁性層12上の部分に比べて低い位置に形成される。このようにして、第1外部端子41の第1柱状配線31上の重複部分41aには、凹部410が形成される。エッチングの時間を制御することで、凹部410の深さdを制御することができる。なお、第1柱状配線31をエッチングする代わりに、アルカリ性のエッチング液などで第2磁性層12の樹脂をエッチングすれば、第1柱状配線31の上面が、第2磁性層12の上面よりも高くなり、非重複部分41bの上面に凹部410を形成できる。
したがって、第1外部端子41の外面は凹部410を有するので、インダクタ部品1を実装する際に、はんだボールやはんだペーストなどの実装はんだが、凹部410に流れ込むことでセルフアラインメントされ、安定した実装が容易となる。また、実装はんだは重複部分41aにセルフアラインされるので、電流経路が短縮され、電気抵抗が低減する。
好ましくは、第1外部端子41は、図3の仮想線に示すクラック415を有する。クラック415は、凹部410の底面から第1柱状配線31側に向けて形成される。これによれば、第1外部端子41内の応力が開放され、熱や外力などのストレスの蓄積によるインダクタ部品1の破損を低減できる。
好ましくは、凹部410以外の第1外部端子41の厚みTに対して、凹部410の深さdは5%以上100%未満である。これによれば、凹部410の深さdが5%以上であることにより、実装はんだのセルフアラインメント性がさらに向上する。また、凹部410の深さdが100%未満であることにより凹部410の段差におけるストレスの蓄積が低減される。
ここで、第1外部端子41の厚みTは、第1外部端子41の本体部10と接触する部分(非重複部分41b)の厚みとし、例えば、第1外部端子41の非重複部分41bの断面幅方向の中央部の厚みとする。ここで、第1外部端子41が、無電解めっきCuからなる第1の導体層411と、電解めっきCuからなる第2の導体層412と、無電解めっきAuからなる第3の導体層413とから構成され、第1柱状配線31が、電解めっきCuから構成される場合、第1の導体層411と第1柱状配線31の界面は、判別し難くい。このため、第1外部端子41の第1柱状配線31と接触する部分(重複部分41a)で厚みを測定することは困難となる。そこで、第1外部端子41の本体部10と接触する部分(非重複部分41b)で厚みを測定することで、第1外部端子41の厚みを容易に測定することができる。
好ましくは、凹部410の深さdは、0.5μm以上10μm未満である。これによれば、凹部410の深さdが0.5μm以上であることにより、実装はんだのセルフアラインメント性がさらに向上する。また、凹部410の深さdが10μm未満であることにより凹部410の段差におけるストレスの蓄積が低減される。
好ましくは、重複部分41aの外面の算術平均粗さは、非重複部分41bの外面の算術平均粗さよりも小さい。これによれば、重複部分41aと非重複部分41bを判別することが可能となり、第1外部端子41と第1垂直配線51との接続確認が容易となる。非重複部分41bの表面粗さRaは、例えば、重複部分41aの表面粗さRaの1.5倍以上2.5倍以下である。
このように、重複部分41aの表面粗さRaと非重複部分41bの表面粗さRaが異なるのは、重複部分41aは第1垂直配線51の上面に形成され、非重複部分41bは第2磁性層12の上面に形成されているためである。つまり、第1垂直配線51は金属から構成されているため、第1垂直配線51の上面は滑らかとなる。一方、第2磁性層12は樹脂と金属磁性粉を含むコンポジット体から構成されているため、第2磁性層12の上面は粗くなる。そして、重複部分41aは第1垂直配線51の上面に形成されることで、重複部分41aには第1垂直配線51の上面の形状が転写される。一方、非重複部分41bは第2磁性層12の上面に形成されることで、非重複部分41bには第2磁性層12の上面の形状が転写される。このため、非重複部分41bの表面は重複部分41aの表面よりも粗くなる。そして、非重複部分41bの表面は重複部分41aの表面よりも粗いため、重複部分41aと非重複部分41bは、外表面側から所定の波長の光(例えば白色光)を当てたときの反射スペクトルが異なる。
好ましくは、第1柱状配線31(引出配線)の表面は、第2磁性層12の表面を基準として、表面に垂直な方向に対して、+5μmから-10μmの範囲にある。正の方向は、第1方向Zの順方向とする。負の範囲では、第1柱状配線31の上面が、第2磁性層12の上面よりも低く、凹部410は、重複部分41aの上面に形成される。正の範囲では、第1柱状配線31の上面が、第2磁性層12の上面よりも高くなり、凹部410は、非重複部分41bの上面に形成される。これによれば、第1柱状配線31の表面が、第2磁性層12の表面を基準に一定の範囲にあることで、第1柱状配線31の表面と第2磁性層12の表面との段差によるストレスの蓄積が低減される。
(第2実施形態)
図4は、インダクタ部品の第2実施形態を示す簡略平面図である。図5Aは、図4のA-A断面図である。図5Bは、図4のB-B断面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、外部端子と垂直配線(引出配線)の位置および大きさが相違する。以下、第1外部端子41と第1垂直配線51について説明するが、第2外部端子42と第2垂直配線52についても同様の構成であり、その説明を省略する。
図4と図5Aと図5Bに示すように、第2実施形態のインダクタ部品1Aでは、第1方向Zからみて、第1外部端子41の一部は、第1垂直配線51(第1柱状配線31)の一部に重なっている。第1外部端子41は、第1垂直配線51上に位置する重複部分41aと、第1垂直配線51と重ならず第2磁性層12上に位置する非重複部分41bとを有する。第1垂直配線51は、第1外部端子41と重なる重複部分51aと、第1外部端子41と重ならず被覆膜50に重なる非重複部分51bとを有する。重複部分41a,51aは、網掛けのハッチングで示し、非重複部分51b,51bは、通常のハッチングで示す。
第1垂直配線51の表面は、凹溝310を有し、第1外部端子41の凹部410は、凹溝310に対応する位置にある。これによれば、実装はんだが第1外部端子41の重複部分41aにセルフアラインされるので、電流経路が短縮され、電気抵抗が低減する。
凹溝310は、第1垂直配線51の重複部分51aに位置する。これは、本体部10上に被覆膜50を設けてエッチングするとき、第1垂直配線51のうちの被覆膜50により覆われていない部分は、エッチングされず、第1垂直配線51のうちの被覆膜50により覆われている部分は、エッチングされて、第1垂直配線51の重複部分51aに凹溝310が形成されるためである。
被覆膜50は、第1垂直配線51の表面にも設けられ、第1垂直配線51上の被覆膜50(第1部分50a)と、第2磁性層12上の被覆膜50(第2部分50b)とは、外表面側から所定の波長の光(例えば白色光)を当てたときの反射スペクトルが異なる。
これは、第1実施形態で説明したように、第1垂直配線51の上面は滑らかとなり、第2磁性層12の上面は粗くなる。第1部分50aは第1垂直配線51の上面に形成されることで、第1部分50aには第1垂直配線51の上面の形状が転写される。一方、第2部分50bは第2磁性層12の上面に形成されることで、第2部分50bには第2磁性層12の上面の形状が転写される。このため、第2部分50bの表面は第1部分50aの表面よりも粗くなる。そして、第2部分50bの表面は第1部分50aの表面よりも粗いため、第1部分50aと第2部分50bの明度、彩度、色相の少なくとも一つを容易に異ならせることができる。
したがって、第1垂直配線51の位置を外観で確認できて、第1外部端子41と第1垂直配線51との接続性の確認が容易となる。
図6に示すように、第1垂直配線51は、第2磁性層12上に延びていてもよい。第1垂直配線51は、第2磁性層12上に位置する延在部510を有する。延在部510は、例えば、第1垂直配線51の上面を研削することで形成することができる。これによれば、第1垂直配線51と第2磁性層12の接触面積が増加し、第1垂直配線51と第2磁性層12の密着性を向上できる。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1と第2実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
前記実施形態では、インダクタ配線21は、スパイラル形状であったが、前述のとおり、インダクタ配線21の形状に限定はなく、公知の様々な形状を用いることができる。
前記実施形態では、第1外部端子および第2外部端子がそれぞれの実施形態の特徴を有しているが、第1外部端子および第2外部端子のうちの少なくとも第1外部端子がその特徴を有していればよい。
前記実施形態では、引出配線としてビア導体および柱状配線を有する垂直配線を用いているが、絶縁層を除去した構成により、柱状配線のみの垂直配線を引出配線としてもよい。また、前記実施形態では、引出配線は第1方向に延在する垂直配線を用いているが、引出配線は、第1方向と直交する方向に延在し、磁性層の側面に引き出された水平配線であってもよい。
(実施例)
図7は、第2実施形態(図4)の実施例を示す。図7に示すように、第1外部端子41において、重複部分41aと非重複部分41bは、反射スペクトルが異なる。具体的に述べると、非重複部分41bの算術平均粗さは、重複部分41aの算術平均粗さよりも大きい。このため、重複部分41aと非重複部分41bは、明度および色相が異なり、重複部分41aは、非重複部分41bよりも暗くなり、目視により重複部分41aと非重複部分41bを識別できる。このように、目視で識別できると選別が容易となる。
また、被覆膜50において、第1部分50aと第2部分50bは、反射スペクトルが異なる。具体的に述べると、第1部分50aと第2部分50bは、明度が異なり、第2部分50bは、第1部分50aよりも暗くなり、目視により第1部分50aと第2部分50bを識別できる。
1,1A インダクタ部品
10 本体部
10a 第1側面
11 第1磁性層
12 第2磁性層
15 絶縁層
21 インダクタ配線
25 ビア導体
31 第1柱状配線
310 凹溝
32 第2柱状配線
41 第1外部端子
41a 重複部分
41b 非重複部分
410 凹部
415 クラック
42 第2外部端子
50 被覆膜
50a 第1部分
50b 第2部分
51 第1垂直配線(引出配線)
51a 重複部分
51b 非重複部分
510 延在部
52 第2垂直配線(引出配線)
200 スパイラル部
201 第1パッド部
202 第2パッド部
203 引出部
Z 第1方向
T 外部端子の厚み
d 凹部の深さ

Claims (20)

  1. 樹脂と前記樹脂に含有された金属磁性粉とを含む磁性層を含む本体部と、
    前記本体部内に配置されたインダクタ配線と、
    前記本体部から露出する外部端子と、
    前記インダクタ配線と前記外部端子を電気的に接続する引出配線と、
    前記磁性層の表面に設けられた被覆膜と
    を備え、
    前記外部端子の外面は、凹部を有し、
    前記引出配線は、前記磁性層上に延びた延在部を有し、
    前記延在部は、前記被覆膜に覆われ、
    前記磁性層の表面に直交する第1方向において、前記延在部は、前記外部端子に重ならず、前記外部端子は、前記被覆膜に重ならない、インダクタ部品。
  2. 樹脂と前記樹脂に含有された金属磁性粉とを含む磁性層を含む本体部と、
    前記本体部内に配置されたインダクタ配線と、
    前記本体部から露出する外部端子と、
    前記インダクタ配線と前記外部端子を電気的に接続する引出配線と、
    前記磁性層の表面に設けられた被覆膜と
    を備え、
    前記外部端子の外面は、凹部を有し、
    前記引出配線の表面は、凹溝を有し、前記凹部は、前記凹溝に対応する位置にあり、
    前記引出配線は、前記外部端子と重なる重複部分と、前記外部端子と重ならず前記被覆膜に重なる第1および第2非重複部分とを有し、
    前記磁性層の表面に直交する第1方向からみて、一方向に沿って、前記引出配線の前記第1非重複部分と、前記引出配線の前記重複部分と、前記引出配線の前記第2非重複部分とが、配置され、
    前記凹溝は、前記引出配線の前記重複部分に位置し、
    前記外部端子の前記一方向の全ては、前記凹溝に嵌まり込み、前記第1非重複部分と前記第2非重複部分とに挟まれている、インダクタ部品。
  3. 前記外部端子は、前記引出配線上に位置する重複部分と、前記磁性層上に位置する非重複部分とを有し、前記凹部は、前記重複部分の外面に位置する、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
  4. 前記引出配線は、前記磁性層の主面に直交する方向に前記磁性層を貫通する垂直配線である、請求項1からの何れか一つに記載のインダクタ部品。
  5. 前記外部端子は、複数の導体層からなる、請求項1からの何れか一つに記載のインダクタ部品。
  6. 前記外部端子の最外層は、AuまたはSnを含む、請求項に記載のインダクタ部品。
  7. 前記外部端子の最下層は、Cuを含む、請求項またはに記載のインダクタ部品。
  8. 前記最下層は、95%wt以上のCuおよび1%wt以上5%wt以下のNiを含む、請求項に記載のインダクタ部品。
  9. 前記外部端子の最下層は、Niであり、またはNiを含む、請求項またはに記載のインダクタ部品。
  10. 前記外部端子は、クラックを有する、請求項1からの何れか一つに記載のインダクタ部品。
  11. 前記凹部以外の外部端子の厚みに対して、前記凹部の深さは5%以上100%未満である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
  12. 前記凹部の深さは、0.5μm以上10μm未満である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
  13. 前記外部端子の前記重複部分の外面の算術平均粗さは、前記外部端子の前記非重複部分の外面の算術平均粗さよりも小さい、請求項に記載のインダクタ部品。
  14. 前記引出配線は、前記磁性層上に延びている、請求項1に記載のインダクタ部品。
  15. 前記引出配線の表面は、凹溝を有し、前記凹部は、前記凹溝に対応する位置にある、請求項1に記載のインダクタ部品。
  16. 前記引出配線の表面は、前記磁性層の表面を基準として、前記表面に垂直な方向に対して、+5μmから-10μmの範囲にある、請求項1から15の何れか一つに記載のインダクタ部品。
  17. 前記磁性層の表面に設けられた被覆膜をさらに備え、
    前記被覆膜は、前記外部端子の外周縁に接触する、請求項1から16の何れか一つに記載のインダクタ部品。
  18. 前記外部端子は、前記被覆膜上にも設けられている、請求項17に記載のインダクタ部品。
  19. 前記被覆膜は、前記引出配線の表面にも設けられ、
    前記引出配線上の被覆膜と、前記磁性層上の前記被覆膜とは、外表面側から所定の波長の光を当てたときの反射スペクトルが異なる、請求項17または18に記載のインダクタ部品。
  20. 前記磁性層は、さらにフェライト粉を含む、請求項1から19の何れか一つに記載のインダクタ部品。
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