JP6788847B2 - キャパシタ - Google Patents

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Description

本発明は、キャパシタに関する。
半導体集積回路に用いられる代表的なキャパシタ素子として、例えばMIM(Metal Insulator Metal)キャパシタがよく知られている。MIMキャパシタは、誘電体を下部電極と上部電極とで挟んだ平行平板型の構造を有するキャパシタである。
例えば特許文献1には、このようなキャパシタが開示されている。特許文献1に記載のキャパシタは、下地電極と、該下地電極上に形成された誘電体層と、該誘電体層上に形成された上部電極層と、上部電極層に接続された端子電極と、を有する。
特開2015−216246号公報
上記特許文献1に記載された従来のキャパシタでは、上部電極及び下部電極が矩形形状を有しているため、上部電極及び下部電極の低抵抗化のために膜厚を厚くすると、この膜厚に比例して応力が増加するため、素子破壊が発生する頻度が高くなり、キャパシタの信頼性が劣化するという問題が生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、下部電極及び/又は上部電極を起因とする応力を低減させることを目的とする。
本発明の一側面に係るキャパシタによれば、第1主面及び第2主面を有する基板と、前記第1主面上に設けられた下部電極と、前記下部電極上に設けられた誘電膜と、前記誘電膜上に設けられた上部電極とを備え、前記下部電極及び前記上部電極の少なくとも一方は、前記第1主面の平面視において、矩形形状を有する第1領域と、前記第1領域の少なくとも1つの辺から突出した、少なくとも1つの第2領域とを有する。
本発明によれば、下部電極及び/又は上部電極を起因とする応力を低減させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るキャパシタ100の構造を概略的に示す平面図である。 図1のAA´断面を示す図である。 平面視における、下部電極20及び上部電極40の形状を概略的に示す図である。 キャパシタ100の製造方法の一例を示す模式図である。 キャパシタ100の製造方法の一例を示す模式図である。 キャパシタ100の製造方法の一例を示す模式図である。 キャパシタ100の製造方法の一例を示す模式図である。 キャパシタ100の製造方法の一例を示す模式図である。 キャパシタ100の製造方法の一例を示す模式図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。 キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るキャパシタ100の構造を概略的に示す平面図である。また、図2は、図1のAA´断面を示す図である。なお、図1及び図2においては、キャパシタ100の構造における特徴の少なくとも一部を説明するのに必要な構成を抽出して記載しているが、キャパシタ100が不図示の構成を備えることを妨げるものではない。
キャパシタ100は、基板10と、絶縁膜12と、下部電極20と、誘電膜30と、上部電極40とを備えて構成される。また、キャパシタ100は、下部電極20に電気的に接続されたビア電極42と、ビア電極42に電気的に接続された端子電極70と、上部電極40に電気的に接続された端子電極60とを備える。
基板10は、下部電極20が設けられた側の面である表面(第1主面の一例である。)と、基板10における当該表面と反対側の裏面(第2主面の一例である。)とを有する。基板10は、基板10の表面の平面視(すなわち、下部電極20から基板10に向かう方向に基板10を見た平面視(図1)。以下、単に「平面視」ともいう。)において、矩形形状を有する。基板10は、例えばシリコンなどの半導体基板である。基板10の長辺の長さは、例えば、200μm以上600μm以下、短辺の長さは100μm以上300μm以下である。
絶縁膜12は、例えば酸化シリコンなどにより形成される。また、絶縁膜12は、絶縁膜12の下に形成される基板10及び絶縁膜12の上に形成される下部電極20と密着する材料により形成される。絶縁膜12は、異なる材料から形成された複数の層からなる膜であってもよい。絶縁膜12は基板10と下部電極20を電気的に絶縁できればよく、その膜厚は、例えば、0.5μm以上3μm以下程度である。また、基板10は、例えばアルミナなどの絶縁材料により形成されてもよい。この場合、絶縁膜12は、基板10上に形成されなくともよい。
下部電極20は、基板10の上層において、平面視で基板10の周縁の内側の領域に形成される。下部電極20の平面視における形状については後述する。下部電極20の膜厚は、下部電極20の膜厚は、0.3μm以上10μm以下でよく、また、0.5μm以上5μm以下であってもよい。このように、下部電極20が比較的厚い膜厚を有することにより、直列抵抗を下げることができる。
下部電極20は、例えば、銅、銀、金、アルミニウム、ニッケル、クロム、チタン等からなる金属又はこれらの金属を含む導電体である。また、下部電極20は、異なる材料から形成された複数の層を有するように形成されてもよい。
誘電膜30は、下部電極20の表面を覆うように形成される。具体的には、誘電膜30は、下部電極20の上面(すなわち、上部電極40と対向する面)及び端面を覆うように形成されるとともに、ビア電極42が形成される位置において、下部電極20が露出した開口を有する。誘電膜30は、例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化ジルコニウム等の酸化物、窒化物などの誘電性ないし絶縁性を有する材料により形成される。誘電膜30の膜厚は、例えば、0.02μm以上2μm以下である。
上部電極40は、誘電膜30上において、平面視で下部電極20の内側に位置する。すなわち、上部電極40は、基板10の表面の平面視において、その全てが下部電極20の少なくとも一部と重なるように、誘電膜30上に位置する。下部電極20の平面視における形状については後述する。上部電極40の膜厚は、例えば、0.3μm以上10μm以下でよく、0.5μm以上5μm以下であってもよい。このように、上部電極40が比較的厚い膜厚を有することにより、直列抵抗を下げることができる。
ビア電極42は、下部電極20に対して電気的に接続された電極である。ビア電極42は、平面視において、下部電極20の上面における、上部電極40が形成される一部の領域以外の領域に位置する。また、ビア電極42は、誘電膜30に形成された開口を充填するように形成される。すなわち、ビア電極42は、当該開口の内部において、下部電極20と接触するように形成される。また、ビア電極42は、当該開口の内部から当該開口の周囲における誘電膜30上に亘って形成されてもよい。
本実施形態において、上部電極40及びビア電極42は、同一の材料で形成される。上部電極40及びビア電極42は、例えば、銅、銀、金、アルミニウム、ニッケル、クロム、チタン等からなる金属又はこれらの金属を含む導電体である。
保護膜50は、上部電極40及びビア電極42を覆うように形成される。また、保護膜50は、端子電極60及び70が形成される位置において、それぞれ、上部電極40及びビア電極42が露出した開口を有する。また、保護膜50は、平面視において、下部電極20の外側の領域において、誘電膜30及び絶縁膜12を覆うように形成され、かつ、基板10の周縁の内側の領域に形成されている。保護膜50は、例えば、ポリイミド樹脂や酸化シリコンなどの絶縁材料により形成される。また、保護膜50の膜厚は、例えば、1μm以上20μm以下である。
端子電極60は、上部電極40及び保護膜50上に形成され、上部電極40と外部とを電気的に接続する端子である。本実施形態において、端子電極60は、上部電極40と直接接続されるように形成されているが、端子電極60と上部電極との間に、他の導電膜が形成されてもよい。
端子電極70は、保護膜50及びビア電極42上に形成され、下部電極20と外部とを電気的に接続する端子である。端子電極60及び端子電極70は、下部電極20及び上部電極40の材料よりも抵抗率の低い材料であってよく、例えば、銅やアルミニウム等からなる金属である。これにより抵抗を下げることが可能となる。また、端子電極70は、その表面にさらに、金やスズなどの金属膜を有してもよい。端子電極60及び端子電極70の膜厚は、例えば、1μm以上10μm以下である。
図3は、平面視における、下部電極20及び上部電極40の形状を概略的に示す図である。本実施形態において、下部電極20は、矩形形状を有する。また、上部電極40は、矩形形状を有する第1領域40−1と、第1領域40−1から連続する2つの第2領域40−2とを有する。具体的には、第1領域40−1は、2つの長辺及び2つの短辺を有しており、2つの第2領域40−2は、2つの長辺のそれぞれの一部において領域40−1から突出するように、領域40−1から連続して設けられている。また、2つの第2領域40−2は、第1領域40−1を挟んで互いに対向するように設けられている。すなわち、本実施形態において、上部電極40は、十字型の形状を有する。なお、2つの第2領域40−2は、第1領域40−1の長辺方向において、互いにずれた位置に設けられてもよい。このように、上部電極40が、第1領域40−1から突出した、少なくとも1つの第2領域40−2を有するので、上部電極40に発生する応力を緩和させることができる。
図4A〜Fは、本実施形態に係るキャパシタ100の製造方法の一例を示す模式図である。以下、図4A〜Fを用いて、キャパシタ100の製造方法について説明する。なお、図4A〜Fでは、1つのキャパシタ100について説明するが、同一の基板10に複数のキャパシタ100を同時に形成することができる。
図4Aに示すように、まず、基板10を用意し、基板10上に絶縁膜12を形成する。例えば、基板10はシリコン基板であり、絶縁膜12はシリコン基板の表面を酸化した酸化シリコン膜である。基板10の厚さは、例えば、100μm以上300μm以下である。基板10の厚さを100μm以上300μm以下とすると、基板10の機械的強度を保ちつつ、キャパシタ100を実装時にハンドリングし易い形状に保つことができる。なお、基板10は、ガリウムヒ素等の他の半導体基板や、ガラスやアルミナ等の絶縁性基板であってもよい。また、絶縁膜12の膜厚は、例えば、0.1μm以上3μm以下程度である。もっとも、絶縁膜12は、基板10と下部電極20との間の絶縁が保てる厚さであればよい。絶縁膜12は、窒化シリコン、酸化アルミニウム等の絶縁材料により形成されてもよい。
次に、図4Bに示すように、絶縁膜12上に、下部電極20を構成する金属材料からなる金属膜を形成し、当該金属膜をフォトレジストでパターニングし、当該フォトレジストをマスクとして当該金属膜をエッチングすることにより、下部電極20を形成する。金属材料は、例えば、銅、銀、金、アルミニウム等である。また、下部電極20の膜厚は、例えば、0.5μm以上10μm以下であり、また、2μm以上6μm以下であってもよい。下部電極20の膜厚を0.5μm以上10μm以下とすると、下部電極20の抵抗値を、キャパシタ100の高周波特性に影響を与えない程度の値にすることができ、また、下部電極20により発生する応力をキャパシタ100が歪まない程度に抑えることができる。
次に、図4Cに示すように、誘電膜30を形成する。まず、誘電膜30を形成する誘電体材料を、下部電極20の上面及び端面、並びに、絶縁膜12上に堆積させる。誘電体材料は、例えば、シリコン窒化膜で、その膜厚は、例えば、0.1μm以上1.5μm以下である。そして、パターニングされたフォトレジストをマスクとして、下部電極20の上面の一部が露出するように、誘電体材料の一部を除去して、開口32を形成し、誘電膜30を形成する。誘電膜30は、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化タンタル等の他の酸化物や窒化物からなる誘電体材料により形成されてもよい。
次に、図4Dに示すように、上部電極40及びビア電極42を形成する。まず、上部電極40及びビア電極42を形成する金属材料を、誘電膜30、絶縁膜12、及び、誘電膜30の開口32(図4C参照)内に堆積させる。上部電極40及びビア電極42の厚さは、例えば、0.5μm以上10μm以下であり、また、2μm以上6μm以下であってもよい。このように、上部電極40が比較的厚い膜厚を有することにより、直列抵抗を下げることができる。また、金属材料は、例えば、銅、銀、金、アルミニウム等である。そして、パターニングされたフォトレジストをマスクとして、堆積された金属材料をエッチングして、下部電極20の一部の領域に上部電極40を形成するとともに、誘電膜30の開口32にビア電極42を形成する。
なお、本実施形態において、下部電極20は、上部電極40よりも、膜厚が厚く形成される。これにより、平面視において上部電極40が下部電極20よりも内側に形成されたとしても、等価直列抵抗を低く抑えることができる。
次に、図4Eに示すように、保護膜50を形成する。まず、保護膜50を形成する絶縁材料を、上部電極40、ビア電極42、誘電膜30、及び絶縁膜12上に堆積させる。保護膜50は、ポリイミド樹脂や酸化シリコンなどの絶縁材料により形成される。保護膜50の膜厚は、例えば、1μm以上20μm以下である。これにより、保護膜50を挟んで下部電極20と端子電極60との間に形成される容量を、誘電膜30を挟んで下部電極20と上部電極40との間に形成される容量よりも大きくすることができる。また、保護膜50を形成する材料として、高粘度の材料を必ずしも用いる必要がないため、保護膜50の厚さを比較的容易に制御することができる。ひいては、キャパシタ100の容量のばらつきを低減させることができる。
そして、パターニングされたフォトレジストをマスクとして、当該絶縁材料をエッチングして、それぞれ、上部電極40の一部及びビア電極42の一部が露出するように、開口52及び54を形成する。なお、本実施形態において、保護膜50は、下部電極20の側壁部分(側面)を覆うように形成される。これにより、仮に誘電膜30が下部電極20の側壁部分に十分に形成されなかったとしても、下部電極20が露出することを防ぐことができる。ひいては、キャパシタ100の実装時に、下部電極20の側壁部分においてはんだと下部電極20が短絡することを防ぐことができる。
次に、図4Fに示すように、開口52及び54(図4E参照)並びに保護膜50上に、金属材料を堆積させ、これをパターニングされたフォトレジストをマスクとしてエッチングすることにより、端子電極60及び70を形成する。金属材料は、例えば、銅やアルミニウムであり、また、ニッケルと金等の合金であってもよい。なお、金属材料は、スパッタリングやめっきにより堆積される。以上の工程により、本実施形態に係るキャパシタ100を得ることができる。
図5〜12は、ぞれぞれ、キャパシタ100の他の実施形態を示す図である。具体的には、図5〜図12は、それぞれ、平面視における下部電極20及び上部電極40の形状の一例を示している。以下の実施形態では、図1〜4で説明した実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
図5〜7に示す例において、下部電極20は矩形形状を有する。また、これらの例において、上部電極40は、矩形形状を有する第1領域40−1と、第1領域40−1から突出する、1つ以上の第2領域40−2とを有する。各例に示すとおり、第2領域40−2は、第1領域40−1のいずれの辺から突出して設けられてもよく、また、その位置も、当該辺のいずれの位置(例えば、中央部、端部等)であってもよい。また、図7に示すように、第1領域40−1の1つの辺において、第1領域40−1及び第2領域40−2が凹部を形成する等、第1領域40−1の1つの辺から突出する第2領域40−2の数が複数であってよい。
図8〜11に示す例において、下部電極20は、矩形形状を有する第1領域20−1と、第1領域20−1から連続する、少なくとも1つの第2領域20−2とを有する。他方で、上部電極40は、矩形形状を有する。各例に示すとおり、下部電極20の第2領域20−2は、第1領域20−1のいずれの辺から突出して設けられてもよく、また、その位置も、当該辺のいずれの位置(例えば、中央部、端部等)であってもよい。また、第1領域20−1の1つの辺から突出する第2領域20−2の数も複数であってよい。
図8及び9に示す例において、上部電極40は、下部電極20の第1領域20−1の内側に位置している。また、図10及び11に示す例において、上部電極40は、下部電極20の第2領域20−2の内側に位置する(すなわち、上部電極40が、複数個に分割されている。)。特に、上部電極40が、下部電極20の第2領域20−2の内側に位置することにより、端子電極60及び70と下部電極20との間で発生する寄生容量を低減させることができる。
図12に示す例においては、下部電極20及び上部電極40の双方が、第1領域20−1及び40−1を有し、また、これらの少なくとも1つの辺から突出した、少なくとも1つの第2領域20−2及び40−2を有する。上部電極40は、図12に示すように、下部電極20の第1領域20−1から第2領域20−2に亘って設けられてもよく、また、下部電極20の第1領域20−1の内側に位置するように設けられてもよい。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。
本発明の一実施形態に係るキャパシタ100は、表面及び裏面を有する基板10と、表面上に設けられた下部電極20と、下部電極20上に設けられた誘電膜30と、誘電膜30上に設けられた上部電極40と、を備え、下部電極20及び上部電極40の少なくとも一方は、基板10の表面の平面視において、矩形形状を有する第1領域20−1及び/又は40−1と、第1領域20−1及び/又は40−1の少なくとも1つの辺から突出した、少なくとも1つの第2領域20−2及び/又は40−2とを有する。これにより、下部電極20及び/又は上部電極40と保護膜50や誘電膜30との間に生じる、下部電極20及び/又は上部電極40を起因とする応力を低減させることができる。ひいては、下部電極20及び/又は上部電極40の膜厚を厚くしたとしても、応力を原因とする素子破壊を低減させることができ、キャパシタ100の信頼性の低下を抑えることができる。なお、第2領域20−2及び/又は40−2は、矩形形状であってよく、また、三角形状、扇形状など、下部電極20及び/又は上部電極40によって発生する応力を低減できる形状であればよい。
また、上部電極40は、平面視において、下部電極20の内側に位置してもよい。また、下部電極20は、第1領域20−1及び第2領域20−2を有し、上部電極40は、平面視において、第2領域20−2の内側に位置してもよい。これにより、下部電極20と端子電極60との間に発生する容量を低減させることができる。
なお、以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10…基板、12…絶縁膜、20…下部電極、20−1…第1領域、20−2…第2領域、30…誘電膜、40…上部電極、40−1…第1領域、40−2…第2領域、42…ビア電極、50…保護膜、60…端子電極、70…端子電極、100…キャパシタ。

Claims (4)

  1. 第1主面及び第2主面を有する基板と、
    前記第1主面上に設けられた下部電極と、
    前記下部電極上に設けられた誘電膜と、
    前記誘電膜上に設けられた上部電極と
    を備え、
    記上部電極は、前記第1主面の平面視において、矩形形状を有する第1領域と、前記第1領域の少なくとも1つの辺から突出した、少なくとも1つの第2領域とを有する、キャパシタ。
  2. 前記第2領域は、矩形形状を有する、請求項1に記載のキャパシタ。
  3. 前記上部電極は、前記第1主面の平面視において、前記下部電極の内側に位置する、請求項1又は2に記載のキャパシタ。
  4. 前記下部電極は、前記第1領域及び前記第2領域を有し、
    前記上部電極は、前記第1主面の平面視において、前記第2領域の内側に位置する、請求項1又は2に記載のキャパシタ。
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