JP6723402B1 - 抵抗変化型ランダムアクセスメモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】 信頼性を低下させることなく面積効率の良い抵抗変化型のランダムアクセスメモリを提供する。【解決手段】 本発明の抵抗変化型メモリは、可変抵抗素子とアクセス用のトランジスタとを含むメモリセルが行列状に複数配置されたアレイ領域と、行方向のメモリセルに接続された複数のワード線WL1、WL2、…WLnと、アレイ領域の列方向に延在するローカルビット線BL1と、列方向のメモリセルの一方の電極に接続された複数のローカルソース線SL1、SL2、…SLqと、ローカルビット線BL1に接続され、行方向のメモリセルの他方の電極に接続されたシェアードビット線S_BLと、ローカルビット線BL1と複数のローカルソース線を第1の電圧にプリチャージし、選択ワード線に書込み電圧を印加た後、選択ソース線を放電させることで選択メモリセルに書込みパルスを印加する書込み手段とを有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、可変抵抗素子を利用した抵抗変化型ランダムアクセスメモリに関し、特にメモリセルへの書込み動作に関する。
可変抵抗素子を利用した抵抗変化型ランダムアクセスメモリでは、一般に、可変抵抗素子を低抵抗状態に書込みすることをセット(SET)、高抵抗状態に書込みすることをリセット(RESET)という。抵抗変化型メモリには、ユニポーラタイプとバイポーラタイプが存在する。ユニポーラタイプでは、セット時とリセット時に可変抵抗素子に印加する書込み電圧の極性は同じであり、書込み電圧の大きさを変えることでセットまたはリセットを行う。他方、バイポーラタイプでは、セット時とリセット時に可変抵抗素子に印加する書込み電圧の極性を反転させる(特許文献1)。
図1(A)は、バイポーラタイプの抵抗変化型メモリのメモリアレイの構成を示す回路図であり、ここには3行×3列の一部のメモリセル10が例示されている。1つのメモリセルMCは、1つの可変抵抗素子とこれに直列に接続された1つのアクセス用のトランジスタと(1T×1R)から構成される。アクセス用のトランジスタのゲートがワード線WL(n−1)、WL(n)、WL(n+1)に接続され、ドレイン領域が可変抵抗素子の一方の電極に接続され、ソース領域がソース線SL(n−1)、SL(n)、SL(n+1)に接続される。可変抵抗素子の他方の電極がビット線BL(n−1)、BL(n)、BL(n+1)に接続される。
可変抵抗素子は、例えば、酸化ハフニウム(HfOx)等の遷移金属の薄膜酸化物から構成され、書込みパルス電圧の極性および大きさによってセットまたはリセットされる。メモリセルは、ビット単位でランダムにアクセスすることが可能であり、例えば、メモリセルMCをアクセスする場合、行デコーダ20によりワード線WL(n)を選択し、メモリセルMCのアクセス用トランジスタをオンさせ、列デコーダ30によりビット線BL(n)、ソース線SL(n)を選択する。書込み動作の場合には、セットまたはリセットに応じた書込み電圧が選択ビット線BL(n)および選択ソース線SL(n)に印加され、読出し動作の場合には、可変抵抗素子のセットまたはリセットに応じた電圧または電流が選択ビット線BL(n)および選択ソース線SL(n)に表れ、これがセンス回路によって検出される。
また、酸化ハフニウム等の金属酸化物を可変抵抗素子の材料に用いる場合、初期設定として金属酸化物をフォーミングしなければならない。通常、フォーミングは、可変抵抗素子を書込むときよりも幾分大きな電圧Vfを薄膜に印加することにより可変抵抗素子を例えば低抵抗状態、すなわちセットに近い状態にする。図1(B)にフォーミング時、セット時、リセット時のバイアス電圧の一例を示す。「+」は、正の電圧を示す。
特許第5748877号公報
バイポーラタイプの抵抗変化型メモリは、ビット線とソース線との間に双方向の書込み電圧の印加とこれによるセル電流の注入を必要とする。全てのメモリセルへの書込み電圧を均一にすることは、信頼性の高いメモリを得る上で非常に重要である。このため、バイポーラタイプでは、ビット線に対して当該ビット線と同方向に延在する専用のソース線を一対一の関係で設け、ビット線とソース線とが置換可能となるような対称性を有している。
しかしながら、このようなメモリアレイ構造は、例えば各ビット線について専用のソース線を配置するため、高集積度のメモリを形成する場合にメモリアレイのカラム方向の幅を縮小する上でソース線が障害となり得る。また、ビット線とソース線とを同方向に同じ金属層で並列に形成している場合、微細化に伴いビット線/ソース線の線幅が小さくなり、ソース線の低抵抗化を図ることが難しくなる。ソース線の抵抗は、信頼性のある書込み動作のための重要なファクターであり、つまり、書込み動作時にはソース線に電流が流れ、ソース線の抵抗が大きくなると、この電圧降下も大きくなり、無視できなくなる。高い信頼性を得る上で、メモリアレイの各可変抵抗素子には、一定の読出し電圧/書込み電圧が印加されることが望ましいが、ソース線による電圧降下が大きくなると、各可変抵抗素子に印加される電圧のバラツキが大きくなってしまう。それ故、十分な線幅を有するソース線の形成が望まれるが、そうすると、メモリアレイの面積が増加してしまう(ビット線をソース線に入れ替えても同様である)。メモリアレイの面積を縮小するには、十分な太さのビット線(あるいはソース線)を共用化することが考えられる。さらに、ビット線側から書込みを行うときに、ビット線側の負荷容量が大きいと、書込みパルスを印加する際に大きな駆動電流が必要となり、消費電力のピークを抑制することも望まれる。
本発明の目的は、信頼性を低下させることなく面積効率の良い抵抗変化型ランダムアクセスメモリを提供することである。
さらに本発明の目的は、書込み動作時の電力効率を改善する抵抗変化型ランダムアクセスメモリを提供することである。
本発明に係る抵抗変化型メモリは、可逆性かつ不揮発性の可変抵抗素子によりデータを記憶するものであって、前記可変抵抗素子と当該可変抵抗素子に接続されたアクセス用のトランジスタとを含むメモリセルが行列状に複数配置されたアレイ領域と、行方向のメモリセルに接続された複数のワード線と、列方向に延在する少なくとも1つのビット線と、列方向に延在し、列方向のメモリセルの一方の電極に接続された複数のソース線と、前記少なくとも1つのビット線に接続され、かつ行方向に延在し、行方向のメモリセルの他方の電極に接続されたシェアードビット線と、選択されたメモリセルの書込みを行う書込み手段とを有し、前記書込み手段は、選択されたビット線と選択された複数のソース線を第1の電圧にプリチャージし、選択ワード線に書込み電圧を印加した後、選択されたソース線を放電させることで選択されたメモリセルに書込みパルスを印加する。
ある実施態様では、前記第1の電圧にプリチャージするときの傾斜は、放電するときの傾斜よりも緩やかである。ある実施態様では、前記書込み手段は、少なくとも2つの連続する書込みパルスが印加される間、選択ワード線の書込み電圧を保持する。ある実施態様では、前記書込み手段は、ソース線を第1の電圧にプリチャージする駆動回路を含み、当該駆動回路は、プリチャージするときの電流を制限する電流制限回路を含む。ある実施態様では、前記書込み手段は、ソース線を放電する放電回路含み、当該放電回路は、放電するときの電流を制限する電流制限回路を含む。ある実施様態では、前記書込み手段は、前記電流制限回路の電流制限値により選択メモリセルの書込み強度を制御する。ある実施態様では、前記書込み手段は、ソース線を一定電圧にプリチャージする駆動回路を含み、ソース線を放電する回路の電流制限値で書込み強度を制御する。ある実施態様では、前記書込み手段は、可変抵抗素子を低抵抗状態にするSET書込み動作を行う。ある実施態様では、前記アレイ領域のメモリセルがn行×q列で構成されるとき、前記シェアードビット線は、行方向のq個のメモリセルによってシェアーされる。ある実施態様では、前記アレイ領域は、メモリアレイを複数に分割した領域である。
本発明によれば、アレイ領域をシェアードビット線により構成するようにしたので、アレイ領域上を列方向に延在するビット線またはソース線の本数を減らすことで、アレイ領域の面積を縮小するとともに、ビット線またはソース線の線幅を広げることができる。これにより、ビット線またはソース線の低抵抗化を図り、アレイ領域上のメモリセルに印加される電圧の均一化が保持され、信頼性の高い読出しや書込みを行うこと可能になる。
さらに本発明によれば、選択されたビット線および複数のソース線をプリチャージし、その後、選択されたソース線の電圧を放電することで選択メモリセルに書込みパルスを印加するようにしたので、消費電力のピークを抑制することができる。さらに、複数のメモリセルへの連続的な書込みを行う場合に、非選択メモリセルに接続されたソース線はプリチャージされているため、選択メモリセルの書込みのたびにソース線に電圧を印加する必要がなくなり、全体としての消費電力を抑制することができる。さらにプリチャージ電圧を一定として、ソース線の放電電流で書込み強度を制御することにより、プリチャーに伴う書込みディスターブの制御を容易にして、信頼性の高い書込み方式を実現することができる。
図1(A)は、従来の抵抗変化型ランダムアクセスメモリのアレイ構成を示す図である。図1(B)は、動作時のバイアス条件を示す表である。 本発明の実施例に係る抵抗変化型ランダムアクセスメモリの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るシェアードビット線により構成されたメモリアレイの一部の回路図である。 本発明の実施例に係る抵抗変化型ランダムメモリにおける読出し動作を説明する図である。 本発明の実施例に係る抵抗変化型ランダムメモリにおけるSET(セット)書込み動作を説明する図である。 図6(A)は、図5に示す選択グループG1の一部を抜粋した回路図であり、図6(B)は、メモリセルMC1、MC2、MC3、MC4に連続的にSET書込み動作を行うときのタイミングチャートである。 本発明の好ましい実施態様によるSET書込み動作を行うときのタイミングチャートである。 本発明の実施例に係る抵抗変化型ランダムメモリにおけるRESET(リセット)書込み動作を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態では、抵抗変化型メモリは、複数のメモリセルにビット線がシェアー(共有)されるシェアードビット線のアレイ構成を有する。
図2は、本発明の実施例に係る抵抗変化型ランダムアクセスメモリの概略構成を示すブロック図である。本実施例の抵抗変化型メモリ100は、可変抵抗素子およびアクセス用トランジスタを含むメモリセルが行列状に複数配列されたメモリアレイ110と、行アドレスX−Addに基づきワード線WLの選択および駆動を行う行デコーダおよび駆動回路(X−DEC)120と、列アドレスY−Addに基づきグローバルビット線GBLおよびグローバルソース線GSLを選択するための選択信号SSL/SBLを生成する列デコーダおよび駆動回路(Y−DEC)130と、選択信号SSL/SBLに基づきグローバルビット線GBLとビット線BL間の接続、およびグローバルソース線GSLとソース線SL間の接続をそれぞれ選択する列選択回路(YMUX)140と、外部から受け取ったコマンド、アドレス、データ等に基づき各部を制御する制御回路150と、GBL/BLを介してメモリセルの読み出されたデータをセンスするセンスアンプ160と、GBL/BLを介して読出し動作時のバイアス電圧を印加したり、書込み動作時のセット、リセットに応じた電圧を印加する書込みドライバ・読出しバイアス回路170とを含んで構成される。
メモリアレイ110は、m個に分割されたサブアレイ110−1、110−2、・・・、10−mを含み、m個のサブアレイ110−1、110−2、…110−mに対応してm個の列選択回路(YMUX)140が接続される。m個の列選択回路(YMUX)140には、センスアンプ160および書込みドライバ・読出しバイアス回路170がそれぞれ接続される。各センスアンプ160は、内部データバスDОを介して制御回路150に接続され、センスアンプ160でセンスされた結果は、内部データバスDОを介して制御回路150へ出力される。また、各書込みドライバ・読出しバイアス回路170は、内部データバスDIを介して制御回路150に接続され、各書込みドライバ・読出しバイアス回路170は、内部データバスDIを介して書込みデータを受け取る。
本実施例では、メモリアレイ110がシェアードビット線のアレイ構成を有する。以下の説明において、列選択回路140からメモリアレイ110に向けてワード線WLと直交する方向に延在するビット線およびソース線を、それぞれローカルビット線BLおよびローカルソース線SLと称し、ローカルビット線BLからワード線WLに平行に延在するビット線をシェアードビット線S_BLと称す。
図3に、本実施例によるシェアードビット線のアレイ構成の回路図を示す。同図には、メモリアレイ110のk番目の1つのサブアレイ110_kのみが例示されているが、他のサブアレイも同様に構成されることに留意すべきである。
サブアレイ110_kは、行方向にp個のグループG1、G2、…、Gpに分割され、1つのグループは、n行×q列のメモリセルを有する。1つのメモリセルは、1つのアクセストランジスタと、アクセストランジスタに直列に接続された可変抵抗素子とを有する。可変抵抗素子は、例えば、遷移金属酸化物(TMO:transition metal oxide)から構成される。列方向のメモリセルは、一対のメモリセルの互いの可変抵抗素子が直列に接続されるように接続され、シェアードビット線S_BLは、一対の可変抵抗素子間のノードが行方向に短絡されるように行方向に延在する。
各ワード線WL1〜WLnは、行方向に延在し、各グループG1〜Gpの行方向のメモリセルのアクセストランジスタのゲートに共通に接続される。ローカルビット線BLおよびローカルソース線SLは、列方向に延在し、1つのグループには、1つのローカルビット線BLが割り当てられる。つまり、各グループG1〜Gpには、それぞれローカルビット線BL1、BL2、…、BLPが割り当てられる。さらに1つのローカルビット線BLには、ワード線と並行に延在する複数のシェアードビット線S_BLが接続され、各シェアードビット線S_BLは、図3に示すように、行方向に延在し、行方向のq個の一対の可変抵抗素子のノード間を共通に接続し、短絡する。この場合、1つのグループ内のワード線がn本であれば、1つのグループ内には、n/2本のシェアードビット線S_BLが形成される。また、図3では、1つのシェアードビット線S_BLが、列方向の一対のメモリセルに共通であるが、必ずしもこれに限らず、他の態様では、2つのシェアードビット線S_BLが列方向の一対のメモリセルにそれぞれ用意されてもよい。つまり、図3に示す行方向の1本のシェアードビット線S_BLが、2本のシェアードビット線となる。この場合、1つのグループ内には、n本のシェアードビット線S_BLが形成されるため、n/2本のシェアードビット線の場合と比較して、アレイの寄生容量を削減することができる。ローカルソース線SLは、列方向のメモリセルのアクセストランジスタに共通に接続される。なお、本例では、メモリセルの可変抵抗素子側に接続されるカラム線をビット線とし、その反対側のアクセストランジスタに接続されるカラム線をソース線とする。
次に、本実施例の抵抗変化型メモリの動作について説明する。先ず始めに、読出し動作について説明する。図4は、読出しモード時の選択グループおよび非選択グループの各部のバイアス条件と印加される電圧波形のタイミングチャートを示している。ここでは、グループG1が選択され、グループG1のワード線WL1、ローカルビット線BL1、ローカルソース線SL1によってメモリセルMC1が選択されるものとする。
列デコーダおよび駆動回路130は、列アドレスY−Addに基づき、グローバルビット線GBLおよびグローバルソース線GSLを選択するための選択信号SBL/SSLを列選択回路140に出力する。選択信号SBL/SSLに応答して1つの列選択回路140がイネーブルされ、残りの列選択回路140がディスエーブルされる。イネーブルされた列選択回路140は、メモリアレイ110の中から1つのサブアレイを選択し、さらに選択されたサブアレイの中から1つのグループ内のグローバルビット線GBLとローカルビット線BLとの接続、グローバルソース線GSLとローカルソース線SLとの接続を選択する。また、行デコーダおよび駆動回路120は、行アドレスX−Addに基づきワード線WL1を選択する。
図4(A)に示すように、選択グループG1において、書込みドライバ・読出しバイアス回路170は、ローカルビット線BL1にGND(0V)を印加し、ローカルソース線SL1に読出し電圧VSLを印加し、それ以外のローカルソース線SL2〜SLqにGNDを印加する。非選択グループG2〜Gpのローカルビット線BL2〜BLp、ローカルソース線SL1〜SLqの全てにGNDが印加される。また、行デコータおよび駆動回路120は、選択ワード線WL1に読出し電圧Vreadを印加し、非選択ワード線にGNDを印加する。
図4(B)に示すように、選択ワード線WL1に読出し電圧Vreadが印加され、選択ローカルソース線SL1に読出し電圧VSLが印加され、選択ローカルビット線BL1にGNDが印加される。このとき、選択ローカルビット線BL1に接続されたシェアードビット線S_BLもGNDレベルである。こうして、選択メモリセルMC1のアクセストランジスタがオンし、可変抵抗素子が低抵抗状態(セット)であれば、グローバルソース線GSL/ローカルソース線SL1からシェアードビット線S_BL、ローカルビット線BL1、グローバルビット線GBLに大きな電流が流れ、他方、可変抵抗素子が高抵抗状態(リセット)であれば、グローバルビット線GBLに電流は殆んど流れない。センスアンプ160は、グローバルビット線GBLの電圧または電流をセンスし、センス結果に応じたデータ「0」、「1」が読出しデータとしてDQから出力される。また、選択メモリセルMC1と同じ行のメモリセルのアクセストランジスタがオン状態になるが、非選択ローカルソース線SL2〜SLqの電圧とシェアードビット線S_BLの電圧とが同じGNDレベルであるため、非選択ローカルソース線SL2〜SLqと選択ローカルビット線BL1との間に電流は流れない。また、ローカルソース線からの読み出し方式では、ローカルソース線SLの寄生容量が、シェアードビット線S_BLを接続するローカルビット線BLに比べて十分に小さいために、ローカルビット線BLから読み出しをする場合に比べて高速かつ低消費電流の読出しが実行できる。
また、選択ワード線WL1に接続された複数のメモリセルを連続して読み出す場合には、図4(C)に示すように、選択ワード線WL1に読出し電圧Vreadが印加された状態で、ローカルソース線SL1、SL2、・・・、SL4に順次読出し電圧VSLが印加される。
次に、SET書込み動作について説明する。SET書込みは、可変抵抗素子に低抵抗状態を書込む動作モードである。図5に示すように、選択メモリセルMC1にSET書込みを行うとき、書込みドライバ・読出しバイアス回路170は、選択グループG1のローカルビット線BL1、非選択のローカルソース線SL2〜SLqに書込み電圧Vsを印加し、選択されたローカルソース線SL1に、Vsの振幅を有する書込みパルスを印加する。選択ワード線WL1には、書込み電圧Vsetが印加され(Vset>Vs)、非選択ワード線にはGNDが印加される。また、非選択グループGのローカルビット線およびローカルソース線の全てはGNDあるいは同電位である。
また、本実施例の書込みドライバ・読出しバイアス回路170は、選択ワード線に印加される書込み電圧Vsetの電圧を変えることによって書込み強度を制御することができる。ここで、書込み強度とは、書込みパルスVsあたりの抵抗変化量である。可変抵抗素子の抵抗値を所望の値に収束設定するときは、書込みパルスの回数とそのときの抵抗値を読み出し、読み出した抵抗値をリファレンス抵抗と比較し、その繰り返しにおいて、書込み強度を制御することが行われる。
こうして、選択メモリセルMC1には、ローカルビット線BL1側からバイアス電圧が印加され、ローカルビット線BL1からローカルソース線SL1にSET書込みのための電流が流れる。このとき、選択ワード線WL1に接続された行方向の非選択メモリセルには、シェアードビット線S_BLを介して書込み電圧Vsが印加されるが、ローカルソース線SL2〜SLqにも書込み電圧Vsが印加されているため、非選択メモリセルにはバイアス電圧が印加されず、SET書込みのための電流は流れない。また、ローカルソース線SL1に接続された列方向の選択メモリセルは、非選択ワード線WL2〜WLnがGNDであるため、バイアスは印加されない。
図6(A)は、図5の選択グループG1の一部を示し、ここでは、シェアードビット線S_BLが4つのメモリセルMC1、MC2、MC3、MC4に共通に接続されていると仮定する。また、図6(B)は、メモリセルMC1、MC2、MC3、MC4に連続的にSET書込み動作するときに印加される電圧波形のタイミングチャートを示す。
選択ワード線WL1には、時刻t1から時刻t10までの間、書込み電圧Vsetが印加される。時刻t2〜t3において、ローカルビット線BL1に書込み電圧Vsが印加され、選択されたローカルソース線SL1にGNDが印加され、非選択のローカルソース線SL2、SL3、SL4に書込み電圧Vsと同じレベルの電圧Vsが印加され、選択メモリセルMC1へのSET書込みが行われる。他方、非選択メモリセルMC2、MC3、MC4には、ローカルソース線SL2、SL3、SL4を介して電圧Vsが印加されるため、非選択メモリセルMC2、MC3、MC4には、SET書込みのための電流は流れない。
時刻t3〜t4の間、ローカルビット線BL1、ローカルソース線SL1、SL2、SL3、SL4の全てにGNDが印加され、次の時刻t4〜t5において、選択メモリセルMC2のSET書込みが行われる。この場合、ローカルソース線SL2のみにGNDに印加され、ローカルソース線SL1、SL3、SL4には、書込み電圧Vsと同じ電圧Vsが印加される。次の時刻t6〜t7において、選択メモリセルMC3のSET書込みが行われる。この場合、ローカルソース線SL3のみにGNDが印加され、ローカルソース線SL1、SL2、SL4には、書込み電圧Vsと同じ電圧Vsが印加される。次の時刻t8〜t9において、選択メモリセルMC4のSET書込みが行われる。この場合、ローカルソース線SL4のみにGNDが印加され、ローカルソース線SL1、SL2、SL3には、書込み電圧Vsと同じ電圧Vsが印加される。こうして、メモリセルMC1〜MC4に順次SET書込みが行われる。
上記のSET書込み方式では、ローカルビット線側から書込みを行うが、1つのローカルビット線には複数のシェアードビット線が接続されているため、1つのローカルビット線の容量は、1つのローカルソース線よりも容量が大きく、SET書込み電圧を印加するには大きな駆動電流が必要となる。また、選択メモリセルへの書込みを行うとき、非選択メモリセルへの書込みを禁止するために非選択ローカルソース線に書込み電圧Vsと同等の書込み禁止電圧を印加しなければならない。特に、図6に示すように複数のメモリセルへの連続したSET書込みを行う場合、時刻t2〜t3で非選択ローカルソース線SL2、SL3、SL4に書込み禁止電圧を印加し、時刻t4〜t5で非選択ローカルソース線SL1、SL3、SL4に書込み禁止電圧を印加し、時刻t6〜t7で非選択ローカルソース線SL1、SL2、SL4に書込み禁止電圧を印加し、時刻t8〜t9で非選択ローカルソース線SL1、SL2、SL3に書込み禁止電圧を印加しなければならない。それ故、選択メモリセルへの書込み電圧Vsを印加するたびに、非選択の複数のローカルソース線に書込み禁止電圧を印加することになるため書込み禁止電圧の供給源は高いピーク電流が必要となる。また、非選択ローカルソース線に印加された書込み禁止電圧は、その後に放電されるため、無駄な電力消費となってしまう。
そこで、このようなピーク電力を抑制し、かつ消費電力の低減を図る、改善されたSET書込み方式について説明する。図7は、図6に示すようなメモリセルMC1〜MC4に連続的にSET書込みを行うときの電圧波形のタイミングチャートである。
書込み動作前の時刻t1において、ローカルビット線BL1、ローカルソース線SL1、SL2、SL3、SL4が一斉に電圧Vsにプリチャージされ、時刻t2において、選択ワード線WL1がGNDから書込み電圧Vsetにプリチャージ上昇される。時刻t3〜t4において、選択メモリセルMC1のSET書込みが行われる。すなわち、選択メモリセルMC1に接続された選択ローカルソース線SL1の電圧VsをGNDに放電することで書込み電圧パルスが印加される。これにより、選択メモリセルMC1にバイアスが印加され、ローカルビット線BL1からローカルソース線SL1にSET書込み電流が流れる。他方、非選択メモリセルMC2、MC3、MC4には、シェアードビット線S_BLを介してプリチャージされた電圧Vsが印加され、かつ非選択ローカルソース線SL2、SL3、SL4もプリチャージされた電圧Vsであるため、非選択メモリセルMC2、MC3、MC4にはバイアスが印加されず、SET書込み電流は流れない。
選択メモリセルMC1へのSET書込みが終了するや否や、時刻t4でローカルソース線SL1がGNDから電圧Vsに再び昇圧される。次の時刻t5〜t6において、選択メモリセルMC2のSET書込みを行うため、選択ローカルソース線SL2が電圧VsからGNDに放電され、これにより、選択メモリセルMC2にはローカルビット線BL1からローカルソース線SL2にSET書込み電流が流れる。非選択メモリセルMC1、MC3、MC4には、非選択ローカルソース線SL1、SL3、SL4の電圧Vsが印加されているため、非選択メモリセルMC1、MC3、MC4へのSET書込みは行われない。選択メモリセルMC2へのSET書込みが終了するや否や、時刻t6でローカルソース線SL2がGNDから電圧Vsに再び昇圧される。
以後、同様に、時刻t7〜t8において、選択メモリセルMC3のSET書込みが行われるとき、選択ローカルソース線SL3のみが電圧VsからGNDに放電され、時刻t9〜t10において、選択メモリセルMC4のSET書込みが行われるとき、選択ローカルソース線SL4のみが電圧VsからGNDに放電される。
本実施例の改善された書込み方式によれば、ビット線側からSET書込みを行う場合、書込み動作前にローカルビット線およびローカルソース線をプリチャージし、その後、書込みを行うときに選択ワード線に書込み電圧を印加し、選択ローカルソース線のプリチャージされた電圧を放電させることで選択メモリセルに書込みパルスを印加するようにしたので、非選択メモリセルに書込み禁止用の電圧を印加する必要がなくなり、選択メモリセルにSET書込みを行うときのピーク電流を削減することができる。
また、ローカルビット線には複数のシェアードビット線S_BLが接続されているため、ローカルビット線の容量負荷は大きく、それ故、ローカルビット線を書込み電圧Vsまで昇圧させるためには一定の時間を要するが、改善されたSET書込み方式では、メモリセルへの書込みの都度、ローカルビット線を昇圧させる必要がなく、しかもローカルソース線を昇圧させるときよりも放電させるときの傾きが急峻になるので、事実上、SET書込みに要する時間を短縮させることができる。
また、ある実施態様では、書込みドライバ・読出しバイアス回路170は、上記書込み方式を実現するために、ローカルソース線をプリチャージするための駆動回路やローカルソース線を放電するための放電回路を含むが、これらの駆動回路や放電回路は、プリチャージまたは放電の際に一定以上の電流が流れないようにするための電流制限回路(例えば、抵抗素子)を含むことが望ましい。ローカルソース線の配線ピッチが微細になると、隣接するローカルソース線の容量結合比が上昇し、プリチャージや放電の際に書込みディスターブが生じるおそれがある。例えば、選択メモリセルMC1への書込みを行うとき、ローカルソース線SL1の放電が急峻であると、隣接するローカルソース線SL2の電圧も容量結合により降下し、これにより、選択メモリセルMC2にもバイアスが生じ、SET書込み電流が流れてしまう。これを抑制するため、放電するときの電流を一定以下に制限することでローカルソース線SL1の急激な電圧降下を緩和させ、隣接するローカルソース線の電圧低下を抑える。
なお、書込み強度の制御(抵抗値の制御)として、選択ワード線に印加するVset(あるいはVreset)の書込み電圧の制御のほかに、ビット線側あるいはソース線側にカレントミラー等による電流制限回路を挿入し、書込み強度を電流制限値で制御することが望ましい。つまり、電流制限回路は、選択されたローカルソース線のプリチャージ電位が放電されるときの放電電流を制限するものであり、その放電電流を変えることで、書込み強度を制御する。例えば、比較的大きな電流を放電させることで、パルス当たりの抵抗変化量を大きくしたり、その反対に比較的小さな電流を放電させることで、パルス当たりの抵抗変化量を小さくする。例えば、書込みドライバ・読出しバイアス回路170は、書込み動作時のベリファイ動作として、センスアンプ160で読み出された電流または電圧に基づき合格または不合格を判定し、不合格と判定された場合には、電流制限回路の電流制限値を前回よりも小さくしたり、あるいは大きくしたり可変することができる。
このように電流制限回路の電流制限値を変えることで書込み強度を制御するため、選択ワード線に印加するVset(あるいはVreset)のプリチャージ電圧を一定にすることができ、これにより、プリチャージ時における書込みディスターブの制御が容易になるとともに書込み電圧Vset(あるいはVreset)の電圧源の設計も容易にすることができるといった格別の効果を得ることができる。
また、選択メモリセルMC1の書込み終了時にローカルソース線SL1を電圧Vsに再び昇圧させるとき、その勾配が急峻であると、隣接するローカルソース線SL2の電圧が容量結合により上昇し、その結果、非選択メモリセルMC2に対して、ローカルソース線側から逆バイアスが印加され、非選択メモリセルMC2に不所望の逆方向の書込み電流が流れてしまう。この書込み電流は、RESET書込み時の電流に他ならない。これを抑制するため、電圧Vsに再び昇圧させるときの電流を一定以下に制限することでローカルソース線SL1の急激な電圧上昇を緩和させ、隣接するローカルソース線の電圧上昇を抑える。但し、プリチャージするときの傾斜は、放電するときの傾斜よりも緩やかになるように電流制限回路を調整することが望ましい。
なお、上記実施例では、4ビットのメモリセルへの連続書込みの例を示したが、これは一例であり、連続書込みするビット数は任意に設定することが可能であり、例えば、2ビット、8ビット、16ビットあるいは32ビットであってもよい。連続して書込みを行う期間中、選択ワード線は、書込み電圧Vsを保持し続ける。さらに、上記実施例では1ビット毎の書込みの例でもあるが、2ビット以上のメモリセルを同時に書き込んで、これを連続書き込みしても同様の効果が得られることは言うまでもない。
次に、RESET書込みについて説明する。RESET書込みは、可変抵抗素子に高抵抗状態を書込む動作モードである。REST書込みでは、書込みドライバ・読出しバイアス回路170が、選択グループG1のローカルビット線BL1、非選択のローカルソース線SL2〜SLqにGNDを印加し、選択されたローカルソース線SL1に書込み電圧Vrを印加する。選択ワード線WL1には、書込み電圧Vresetが印加され(Vreset>Vr)、非選択ワード線にはGNDが印加される。また、非選択グループGのローカルビット線およびローカルソース線の全てはGNDである。
図8(A)、(B)に示すように、選択ワード線WL1にRESET書込み電圧Vresetが印加され、その後、選択ローカルソース線SL1に書込み電圧Vrが印加され、選択ローカルビット線BL1にGNDが印加される。このとき、シェアードビット線SBLは、ローカルビット線BL1と同電位である。選択ワード線WL1に書込み電圧Vresetが印加されたことで、選択ワード線WL1に接続された行方向のアクセストランジスタがオン状態になり、選択メモリセルの可変抵抗素子にRESET書込みのためのバイアスが印加される。他方、非選択ローカルソース線SL2〜SLqはGNDであるため、非選択メモリセルの可変抵抗素子には、RESET書込みのためのバイアスは印加されない。
また、選択ワード線WL1に接続された複数のメモリセルを連続してREST書込みする場合には、図8(C)に示すように、選択ワード線WL1に書込み電圧Vresetが印加された状態で、ローカルソース線SL1、SL2、・・・、SL4に順次読出し電圧Vrが印加される。
本実施例によれば、メモリアレイをシェアードビット線にすることで、1つのローカルビット線を複数のメモリセルによって共有することが可能となり、従来のように一対一の関係でビット線を配置する場合と比較して、メモリアレイの面積効率を改善することが可能になる。また、メモリアレイを複数のグループに分割し、選択されたグループに接続されたセンスアンプ160や書込みドライバ・読出しバイアス回路170を動作させ、それ以外の回路を非動作にすることで消費電力の低減を図ることができる。さらに、SET書込み動作では、選択されたグループのローカルビット線およびローカルソース線をプリチャージし、その後の書込み動作時に、選択されたローカルソース線を放電させることで選択メモリセルにSET書込みバイアスを印加するようにしたので、ピーク電流を抑制し、電力効率を改善することができる。
上記実施例では、1つのサブアレイを複数のグループに分割する例を示したが、本発明は、必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、1つのサブアレイが1つのグループに相当するものであってもよい。この場合、抵抗変化型メモリ100は、サブアレイ単位でメモリセルをアクセスし、選択されていないサブアレイおよびこれに関連するセンスアンプ等の回路が事実上非動作にすることができる。
さらに上記実施例では、1つのグループに1つのローカルビット線を割り当て、第2の実施例では、1つのグループに1つのローカルソース線を割り当てる例を示したが、これは一例であり、複数のローカルビット線または複数のローカルソース線を割り当てるようにしてもよい。例えば、図3に示す例において、グループG1の最も左側と最も右側の左右に2本のローカルビット線を割り当てるようにしてもよい。この場合、左側のローカルビット線に第1のシェアードローカルビット線が接続され、右側のローカルビット線に第2のシェアードビット線が接続され、第1のシェアードビット線が行方向のq/2個のメモリセルによってシェアーされ、第2のシェアードビット線が行方向のq/2個のメモリセルによってシェアーされる。これにより、1つのシェアードビット線が行方向のq個のメモリセルによってシェアーされる場合と比較して、その負荷容量を低減することができる。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100:抵抗変化型メモリ
110:メモリアレイ
120:行デコーダおよび駆動回路(X−DEC)
130:列デコーダおよび駆動回路(Y−DEC)
140:列選択回路(YMUX)
150:制御回路
160:センスアンプ
170:書込みドライバ・読出しバイアス回路170

Claims (10)

  1. 可逆性かつ不揮発性の可変抵抗素子によりデータを記憶する抵抗変化型メモリであって、
    前記可変抵抗素子と当該可変抵抗素子に接続されたアクセス用のトランジスタとを含むメモリセルが行列状に複数配置されたアレイ領域と、
    行方向のメモリセルに接続された複数のワード線と、
    列方向に延在する少なくとも1つのビット線と、
    列方向に延在し、列方向のメモリセルの一方の電極に接続された複数のソース線と、
    前記少なくとも1つのビット線に接続され、かつ行方向に延在し、行方向のメモリセルの他方の電極に接続されたシェアードビット線と、
    選択されたメモリセルの書込みを行う書込み手段とを有し、
    前記書込み手段は、選択されたビット線と選択された複数のソース線を第1の電圧にプリチャージし、選択ワード線に書込み電圧を印加した後、選択されたソース線を放電させることで選択されたメモリセルに書込みパルスを印加する、抵抗変化型メモリ。
  2. 前記第1の電圧にプリチャージするときの傾斜は、放電するときの傾斜よりも緩やかである、請求項1に記載の抵抗変化型メモリ。
  3. 前記書込み手段は、少なくとも2つの連続する書込みパルスが印加される間、選択ワード線の書込み電圧を保持する、請求項1に記載の抵抗変化型メモリ。
  4. 前記書込み手段は、ソース線を第1の電圧にプリチャージする駆動回路を含み、当該駆動回路は、プリチャージするときの電流を制限する電流制限回路を含む、請求項1に記載の抵抗変化型メモリ。
  5. 前記書込み手段は、ソース線を放電する放電回路含み、当該放電回路は、放電するときの電流を制限する電流制限回路を含む、請求項1に記載の抵抗変化型メモリ。
  6. 前記書込み手段は、前記電流制限回路の電流制限値により選択メモリセルの書込み強度を制御する、請求項5に記載の抵抗変化型メモリ。
  7. 前記書込み手段は、ソース線を一定電圧にプリチャージする駆動回路を含む、請求項6に記載の抵抗変化型メモリ。
  8. 前記書込み手段は、可変抵抗素子を低抵抗状態にするSET書込み動作を行う、請求項1ないし7いずれか1つに記載の抵抗変化型メモリ。
  9. 前記アレイ領域のメモリセルがn行×q列で構成されるとき、前記シェアードビット線は、行方向のq個のメモリセルによってシェアーされる、請求項1ないし8いずれか1つに記載の抵抗変化型メモリ。
  10. 前記アレイ領域は、メモリアレイを複数に分割した領域である、請求項1に記載の抵抗変化型メモリ。
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