JP6719956B2 - 双腕型作動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、医療機器や産業機器等の高速、高精度の作業を必要とする機器、組立てのような木目細かい作業を必要とする機器、人と共存するロボット等に用いられる双腕型作動装置に関する。
特許文献1、2に、6自由度の多関節ロボット型の作業装置が提案されている。特許文献1は単腕型の構成であり、特許文献2は双腕型の構成である。これらの作業装置は、回転1自由度の機構を6つ組み合わせることで、全体で6自由度の構成としている。
特開2005−329521号公報 特許第4528312号公報
特許文献1の作業装置は、すべて回転1自由度の機構の組合せで構成されているため、以下の課題がある。
・先端に搭載するエンドエフェクタの姿勢を少し変更する場合や直線移動する場合、複数のモータを協調させて駆動する必要があり、木目細かい作業を高速に行うことができない。
・エンドエフェクタの姿勢を少し変更するだけの場合でも、手首関節(エンドエフェクタに近い関節)だけでなく腕(エンドエフェクタから離れた部位)の移動量が大きくなってしまうため、作業装置の一部が周囲のものと接触し易い。接触を完全に避けるためには、大きな囲いを設ける必要があり、専有面積が広くなる。
・エンドエフェクタの1つの姿勢に対して複数の解が存在する場合があり、教示を行う際に各軸を動かしても先端がどのような方向に移動するかイメージし難い。このため、操作を行うには知識や経験が必要である。
・可動範囲が広いため、人や物との接触を想定して安全機能を充実させる必要があり、装置全体が高価になる。
・人や物との接触を避けるために、動作速度を落として作業を行ったり、動作範囲で能力以下に抑えて作業を行ったりする必要があり、能力を十分に発揮できない。
・安全機能が充実されていても、作業者は作業装置と接触することに対して抵抗があり、人と作業装置が共存することが難しい。
特許文献2の作業装置も、特許文献1の作業装置と同様の課題がある。加えて、双腕型である特許文献2の作業装置には、以下の課題がある。
・各アームの可動範囲が広いため、アーム同士が干渉する領域も広い。アーム同士が接触しないように動作を行うには知識や経験が必要である。
・可動範囲が広いアームを2つ有するため、囲いを設ける場合にはさらに専有面積が広くなる。
この発明の目的は、細かい作業を行うときの装置全体の動作量が小さくて済み、動作の安全性が高く、人と共存することができ、人が行う手作業に近い作業を自動で行うことができる作業装置を提供することである。
この発明の他の目的は、人が両手で行うような作業が可能な双腕型の作動装置を提供することである。
この発明の作業装置は、エンドエフェクタを用いて作業を行う6自由度の作業装置であって、3つの直動アクチュエータを組み合わせた3自由度の直動ユニットと、1自由度以上の回転自由度を持つ複数の回転機構を組み合わせた3自由度の回転ユニットとを備え、前記直動ユニットは基部を架台に固定して設置され、前記回転ユニットの基部が前記直動ユニットの出力部に固定して設置され、かつ前記回転ユニットの出力部に前記エンドエフェクタが搭載されることを特徴とする。
この構成によると、主に3自由度の直動ユニットによってエンドエフェクタの位置が決められ、かつ3自由度の回転ユニットによってエンドエフェクタの姿勢が決められる。直動ユニットの各直動アクチュエータおよび回転ユニットの各回転機構が、直交座標系で表現されるエンドエフェクタの位置、姿勢に対応するため、エンドエフェクタの位置、姿勢に対する各直動アクチュエータおよび各回転機構の動作をイメージし易く、姿勢教示作業等の動作パターンの設定が容易である。また、エンドエフェクタの位置、姿勢に対して、各直動アクチュエータの動作位置および各回転機構の動作角度が一意に決まる。つまり、特異点を持たない。これらのことから、熟練した知識や経験が無くても、作業装置の操作を行うことができる。
他に、以下の作用・効果が得られる。
・組立て作業のような木目細かい作業を行う場合、主に回転ユニットだけを動かして作業を行うことができる。そのため、直動ユニットの動作量が小さくて済み、装置全体の可動範囲を小さくでき、安全である。また、囲い等の安全措置を講じる必要のある面積を狭くできる。
・可動範囲に大きく影響する部分に直動アクチュエータを使用しているため、作業内容や周囲の環境に応じて、メカストッパやリミットセンサを用いて容易に動作範囲を制限できる。
・直動ユニットと回転ユニットを別々に設けているため、作業装置を仕様変更する場合にどちらかのユニットのみを変更することが可能である。これにより、仕様が異なる作業装置間での部品の共通化を図れる。
・直動アクチュエータによってエンドエフェクタの位置を決めるので、エンドエフェクタの直線動作を高速かつ正確に行うことができる。
・直方体等の簡単な形状で安全カバー等の囲いを設置することができる。その場合、囲いの内部空間体積と装置の可動部が移動する領域の体積とがほぼ等しい。このため、安全装置を含めてもコンパクトな構成を実現できる。
この発明において、前記直動ユニットの前記各直動アクチュエータは、それぞれの進退部分からなるステージが、前記エンドエフェクタによって作業が行われる作業空間に対して外側を向くように配置されていると良い。
各直動アクチュエータのステージを作業空間に対して外側を向くように配置することで、作業空間を広くするだけでなく、作業空間内に手を入れた場合等の安全性が高まる。
記回転ユニットは前記複数の回転機構のうちの少なくとも1つが2自由度のリンク作動装置であっても良い。このリンク作動装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられた構成とする。
リンク作動装置は、基端側のリンクハブと、先端側のリンクハブと、3組以上のリンク機構とで、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが直交2軸周りに回転自在な2自由度機構を構成する。この2自由度機構は、コンパクトでありながら、先端側のリンクハブの可動範囲を広くとれる。例えば、基端側のリンクハブの中心軸と先端側のリンクハブの中心軸の折れ角の最大値は約±90°であり、基端側のリンクハブに対する先端側のリンクハブの旋回角を0°〜360°の範囲に設定できる。また、折れ角90°、旋回角360°の作動範囲において特異点を持たないスムーズな動作が可能である。
上記のように、可動範囲が広くスムーズな動作が可能なリンク作動装置を使用することで、高速で木目細かい作業を行うことができる。また、リンク作動装置はコンパクトな構成でありながら可動範囲が広いため、作業装置全体がコンパクトな構成になる。
回転ユニットにリンク作動装置が含まれている場合、前記基端側のリンクハブの中心軸または前記先端側のリンクハブの中心軸と、前記リンク作動装置以外の他の回転機構の回転軸心とが同一線上に位置している。
なお、基端側のリンクハブの中心軸は、前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および前記基端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材の各回転対偶の中心軸がそれぞれ交差する点を基端側の球面リンク中心と称する場合に、この基端側の球面リンク中心を通り前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸と直角に交わる直線のことである。また、先端側のリンクハブの中心軸は、前記先端側のリンクハブと前記先端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および前記先端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材の各回転対偶の中心軸がそれぞれ交差する点を先端側の球面リンク中心と称する場合に、この先端側の球面リンク中心を通り前記先端側のリンクハブと前記先端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸と直角に交わる直線のことである。
リンクハブの中心軸と他の回転機構の回転軸心とを同一線上に位置させると、座標計算が容易となる。また、作業者が作業装置の動作をイメージし易いため、簡単に操作できるようになる。例えば、直動ユニットで決定される3自由度の位置を固定し、かつ回転ユニットで決定される3自由度の角度のうち2自由度の角度を固定し、残りの1自由度の角度(例えば、先端側のリンクハブの中心軸周りの角度)だけを変更してエンドエフェクトの姿勢を変えながら作業を行うことができる。
上記構成において、前記リンク作動装置の前記基端側のリンクハブに前記他の回転機構の回転部分が直接または間接に結合され、前記リンク作動装置の前記先端側のリンクハブに前記エンドエフェクタが搭載されていても良い。
このように、リンク作動装置の基端側に他の回転機構を配置し、かつ先端側にエンドエフェクタを配置した場合、リンク作動装置の姿勢制御用アクチュエータ等のためのケーブルについて考慮する必要があるため、回転角は制限されるが、リンク作動装置の負荷を軽減できるため、リンク作動装置のコンパクト化、軽量化を実現できる。
リンク作動装置は、基端側から先端側へ回転伝達を行う場合に、基端側と先端側は同じ回転角になって等速で回転する等速自在継手の構成であるため、リンク作動装置と他の回転機構との協調制御により、エンドエフェクトの姿勢を前記先端側のリンクハブの中心軸周りの角度だけ変えながら行う作業が容易である。
上記構成において、前記リンク作動装置の前記2つ以上の姿勢制御用アクチュエータはロータリアクチュエータであって、その回転出力軸が前記基端側のリンクハブの中心軸と平行となるように仮想の円周上に配置され、前記回転出力軸の回転駆動力が軸直交型の減速機を介して前記リンク機構に伝達される構成であり、前記各姿勢制御用アクチュエータの並びの中心部に前記他の回転機構が配置されていても良い。
この場合、回転ユニットがコンパクトな構成になる。
上記構成において、前記他の回転機構は、少なくとも回転する部分に軸方向に貫通する配線用孔を有していても良い。
この場合、他の回転機構の配線用孔に配線を通すことにより、リンク機構と干渉させることなくリンク作動装置の内部空間側からエンドエフェクタに配線を繋げることができる。
この発明において、前記直動ユニットの前記出力部に対する前記回転ユニットの前記基部の取付角度が変更可能であっても良い。
この場合、作業内容や周囲の環境に応じて装置構成を容易に変更することができる。
この発明の双腕型作業装置は、前記いずれかの作業装置が、互いに幾何学的に対称となるように2つ並べて配置されている。
作業装置を2つ並べた双腕型とすることで、人が両手で行うような作業が可能となる。これにより、人の代わりとなる作業、特に部品の組立てのような作業を行うことができる。
前記2つの作業装置が門型の架台に設置されていても良い。
この構成であると、作業装置の下を作業対象の部品を通過させることができる。例えば、コンベアライン上に作業装置を設置することができる。また、作業装置の幅方向の可動範囲を架台の幅方向内に制限することができるため、作業装置の占有面積が小さくて済む。さらに、作業装置の可動範囲が制限されるため、作業者が作業装置の横に居ても安心して作業することができる。
この発明の双腕型作業装置は、エンドエフェクタを用いて作業を行う6自由度の作業装置であって、3つの直動アクチュエータを組み合わせた3自由度の直動ユニットと、1自由度以上の回転自由度を持つ複数の回転機構を組み合わせた3自由度の回転ユニットとを備え、前記直動ユニットは基部を架台に固定して設置され、前記回転ユニットの基部が前記直動ユニットの出力部に固定して設置され、かつ前記回転ユニットの出力部に前記エンドエフェクタが搭載され、前記回転ユニットは前記複数の回転機構のうちの少なくとも1つが2自由度のリンク作動装置であり、このリンク作動装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられ、
前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および前記基端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材の各回転対偶の中心軸がそれぞれ交差する点が基端側の球面リンク中心と称され、この基端側の球面リンク中心を通り前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸と直角に交わる直線が基端側のリンクハブの中心軸と称され、かつ前記先端側のリンクハブと前記先端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および前記先端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材の各回転対偶の中心軸がそれぞれ交差する点が先端側の球面リンク中心と称され、この先端側の球面リンク中心を通り前記先端側のリンクハブと前記先端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸と直角に交わる直線が先端側のリンクハブの中心軸と称される場合、前記基端側のリンクハブの中心軸または前記先端側のリンクハブの中心軸と、前記リンク作動装置以外の他の回転機構の回転軸心とが同一線上に位置する作業装置であり、この作業装置が、互いに幾何学的に対称となるように2つ並べて配置されたため、細かい作業を行うときの装置全体の動作量が小さくて済み、動作の安全性が高く、人と共存することができ、人が行う手作業に近い作業を自動で行うことができる。
の双腕型作業装置は、前記作業装置が、互いに幾何学的に対称となるように2つ並べて配置されているため、人が両手で行うような作業が可能である。

この発明の一実施形態にかかる作業装置の概略構成を示す正面図である。 同作業装置の直動ユニットの(A)正面図、および(B)平面図である。 同作業装置の回転ユニットの(A)正面図、および(B)平面図である。 この発明の他の実施形態にかかる作業装置の概略構成を示す正面図である。 同作業装置の回転ユニットの一部を断面で表した正面図である。 同回転ユニットのリンク作動装置のパラレルリンク機構の斜視図である。 同パラレルリンク機構の異なる状態の斜視図である。 図5のVIII−VIII断面図である。 同リンク作動装置の1つのリンク機構を直線で表現した図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる作業装置の回転ユニットの正面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる作業装置の概略構成を示す図である。 同作業装置の回転ユニットの要部の正面図である。 図12のXIII−XIII断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる作業装置の回転ユニットの要部の正面図である。 この発明の一実施形態にかかる双腕型作業装置の概略構成を示す図である。 同双腕型作業装置の斜視図である。 同双腕型作業装置の直動ユニットの平面図である。 この発明の一実施形態にかかる双腕型作業装置の直動ユニットの平面図である。
以下、図面と共にこの発明の実施形態を説明する。
図1〜図3は、この発明の一実施形態に係る作業装置を示す。図1に概略構成を示すように、この作業装置1は、架台2と、この架台2に基部を固定して設置された直動ユニット3と、この直動ユニット3の出力部に基部を固定して設置された回転ユニット4と、この回転ユニット4の出力部に搭載されたエンドエフェクタ5とを備える。エンドエフェクタ5は、ワーク載置台6の上に載置されたワーク7に対して作業を行う。エンドエフェクタ5は、ワーク7に対して接触して作業を行うものであってもよく、被接触で作業を行うものであってもよい。エンドエフェクタ5によるワーク7に対する作業は、作業空間Sの範囲内で可能である。
直動ユニット3は、3つの直動アクチュエータを組み合わせた3自由度の構成である。回転ユニット4は、1自由度以上の回転自由度を持つ複数の回転機構を組み合わせた3自由度の構成である。よって、この作業装置1は、全体で6自由度の構成である。
図2(A),(B)は直動ユニット3の正面図と平面図である。直動ユニット3は、第1の直動アクチュエータ11と、第2の直動アクチュエータ12と、第3の直動アクチュエータ13とを備える。第1の直動アクチュエータ11は、架台2の水平部2aに設置され、ステージ11aが左右方向(X軸方向)に進退する。第2の直動アクチュエータ12は、第1の直動アクチュエータ11のステージ11aに設置され、ステージ12aが前後方向(Y軸方向)に進退する。第3の直動アクチュエータ13は、第2の直動アクチュエータ12のステージ12aに設置され、ステージ13aが上下方向(Z軸方向)に進退する。各直動アクチュエータ11,12,13は、それぞれモータ11b,12b,13bを駆動源とする電動アクチュエータである。これらの各直動アクチュエータ11,12,13は、それぞれのステージ11a,12a,13aが、前記作業空間Sに対して外側を向くように配置されている。
なお、架台2に固定される前記直動ユニット3の基部は第1の直動アクチュエータ11のうち進退しない部分のことであり、回転ユニット4の基部が固定される前記直動ユニット3の出力部は第3の直動アクチュエータ13のステージ13aのことである。
図3(A),(B)は回転ユニット4の正面図と平面図である。回転ユニット4は、直動ユニット3(図1参照)の出力部に固定された回転ユニット取付部材20と、この回転ユニット取付部材20に取り付けられた第1の回転機構21と、この第1の回転機構21の回転部分21aに取り付けられた第2の回転機構22と、この第2の回転機構22の回転部分22aに取り付けられた第3の回転機構23とを備える。第1、第2、第3の各回転機構21,22,23の回転軸心21b,22b,23bは、互いに直交している。これら各回転機構21,22,23の回転駆動源は、例えばモータ21c,22c,23cである。
なお、直動ユニット3の出力部に固定される前記回転ユニット4の基部は回転ユニット取付部材20のことであり、エンドエフェクタ5が取り付けられる前記回転ユニット4の出力部は第3の回転機構23の回転部分23aのことである。
図2に示すように、直動ユニット3の出力部である第3の直動アクチュエータ13のステージ13aには、回転ユニット取付部材20を固定するためのねじ孔14,15および位置決め孔16が設けられている。ねじ孔14は、回転ユニット取付部材20が固定される箇所の中心部に1つだけ設けられている。ねじ孔15は、前記中心部のねじ孔14を中心とする円周上に複数設けられている。位置決め孔16は、ねじ孔15が設けられている円周よりも半径が小さい同心円周上に、ねじ孔15と同数だけ設けられている。
回転ユニット取付部材20には、前記ねじ孔14,15に対応する一直線に並ぶ3つのボルト挿通孔(図示せず)と、前記位置決め孔16に対応する2つの位置決め用突起(図示せず)とが設けられている。
第3の直動アクチュエータ13の出力部であるステージ13aに回転ユニット取付部材20を固定するにあたっては、回転ユニット取付部材20の2つの位置決め用突起を、ステージ13aにおける中央部のねじ孔14を挟んで対峙する2つ位置決め孔16に係合させることで、ステージ13aに対する回転ユニット取付部材20の正面視の角度を決める。その状態で、図1に示すように、回転ユニット取付部材20の3つのボルト挿通孔にそれぞれ取付ボルト24を挿通し、各取付ボルト24をステージ13aの中央部のねじ孔14およびその両側の2つのねじ孔15に螺合させることで、ステージ13aに回転ユニット取付部材20を固定する。回転ユニット取付部材20の2つの位置決め用突起を係合させるステージ13aの2つ位置決め孔16を変更することで、直動ユニット3の出力部に対する回転ユニット4の基部の取付角度が変更可能である。
この作業装置1の作用を説明する。
この構成によると、主に3自由度の直動ユニット3によってエンドエフェクタ5の位置が決められ、かつ3自由度の回転ユニット4によってエンドエフェクタ5の姿勢が決められる。直動ユニット3の各直動アクチュエータ11,12,13および回転ユニット4の各回転機構21,22,23が、直交座標系で表現されるエンドエフェクタ5の位置、姿勢に対応するため、エンドエフェクタ5の位置、姿勢に対する各直動アクチュエータ11,12,13および各回転機構11,12,13の動作をイメージし易く、姿勢教示作業等の動作パターンの設定が容易である。また、エンドエフェクタ5の位置、姿勢に対して、各直動アクチュエータ11,12,13の動作位置および各回転機構21,22,23の動作角度が一意に決まる。つまり、特異点を持たない。これらのことから、教示を行う際に、各軸を動かすと先端がどのような方向に移動するかをイメージしやすい。そのため、熟練した知識や経験が無くても、作業装置1の操作を行うことができる。
エンドエフェクタ5でワーク7に対して組立て作業のような木目細かい作業を行う場合、主に回転ユニット4だけを動かして作業を行うことができる。そのため、直動ユニット3の動作量が小さくて済み、装置全体の可動範囲を小さくでき、安全である。また、囲い等の安全措置を講じる必要のある面積を狭くできる。
直動アクチュエータ11,12,13によってエンドエフェクタ5の位置を決めるので、エンドエフェクタ5の直線動作を高速かつ正確に行うことができる。また、可動範囲に大きく影響する部分に直動アクチュエータ11,12,13が使用されているため、作業内容や周囲の環境に応じて、メカストッパやリミットセンサ等を用いて容易に動作範囲を制限できる。
直動ユニット3の各直動アクチュエータ11,12,13が作業空間Sに対して外側を向くように配置されているため、作業空間Sを広くすることができる。また、作業空間S内に手を入れた場合等の安全性が高まる。
直動ユニット3と回転ユニット4を別々に設けているため、作業装置1を仕様変更する場合にどちらかのユニットのみを変更することが可能である。例えば、回転ユニット4を、図3に示す形態から、後で説明する図5に示す形態、図12に示す形態、図14に示す形態等に変更することができる。これにより、仕様が異なる作業装置1間での部品の共通化を図れる。
また、直動ユニット3の出力部である第3の直動アクチュエータ13のステージ13aに対して、回転ユニット4の基部である回転ユニット取付部材20が、取付ボルト24によって取付角度を変更可能に取り付けられる。このため、作業内容や周囲の環境に応じて装置構成を容易に変更することができる。
以上に説明したように、この作業装置1は、細かい作業を行うときの装置全体の動作量が小さいため、動作の安全性が高く、人と共存することができる。つまり、人が行う手作業に近い作業を自動で行うことができる。また、段取り替え時間や調整時間の短縮が可能で、高速動作ができることから、生産性を向上させることができる。
作業装置1を人と共存させる場合、作業装置1を覆う安全カバー等の囲い(図示せず)を設置することが望ましい。作業装置1の可動範囲は主に直動アクチュエータ11,12,13によって決定されるため、前記囲いは直方体等の簡単な形状とすることができる。その場合、囲いの内部空間体積と装置の可動部が移動する領域の体積とがほぼ等しい。このため、安全装置を含めてもコンパクトな構成を実現できる。
図4〜図9はこの発明の異なる実施形態を示す。図4に示すように、この作業装置1は、回転ユニット4が、1自由度の回転機構である第1の回転機構21と、2自由度のリンク作動装置29からなる第2の回転機構とで構成されている。つまり、図1の実施形態における第2の回転機構22および第3の回転機構23がリンク作動装置29に置き換わっている。これ以外は図1の実施形態と同じである。なお、第1の回転機構21が、請求項で言う「他の回転機構」のことである。
図5に示すように、リンク作動装置29は、パラレルリンク機構30と、このパラレルリンク機構30を作動させる姿勢制御用アクチュエータ31とで構成される。図6および図7は、パラレルリンク機構30だけを取り出して表わした斜視図であり、互いに異なる状態を示している。これら図5〜図7に示すように、パラレルリンク機構30は、基端側のリンクハブ32に対し先端側のリンクハブ33を3組のリンク機構34を介して姿勢変更可能に連結してなる。なお、図5では、1組のリンク機構34のみが示されている。リンク機構34の数は、4組以上であっても良い。
各リンク機構34は、基端側の端部リンク部材35、先端側の端部リンク部材36、および中央リンク部材37で構成され、4つの回転対偶からなる4節連鎖のリンク機構をなす。基端側および先端側の端部リンク部材35,36はL字状をなし、一端がそれぞれ基端側のリンクハブ32および先端側のリンクハブ33に回転自在に連結されている。中央リンク部材37は、両端に基端側および先端側の端部リンク部材35,36の他端がそれぞれ回転自在に連結されている。
パラレルリンク機構30は、2つの球面リンク機構を組み合わせた構造であって、リンクハブ32,33と端部リンク部材35,36の各回転対偶、および端部リンク部材35,36と中央リンク部材37の各回転対偶の中心軸が、基端側と先端側においてそれぞれの球面リンク中心PA,PB(図5)で交差している。また、基端側と先端側において、リンクハブ32,33と端部リンク部材35,36の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じであり、端部リンク部材35,36と中央リンク部材37の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じである。端部リンク部材35,36と中央リンク部材37との各回転対偶の中心軸は、ある交差角γ(図5)を持っていてもよいし、平行であってもよい。
図8は図5のVIII−VIII断面図であって、同図に、基端側のリンクハブ32と基端側の端部リンク部材35の各回転対偶の中心軸O1と、中央リンク部材37と基端側の端部リンク部材35の各回転対偶の中心軸O2と、基端側の球面リンク中心PAとの関係が示されている。つまり、中心軸O1と中心軸O2とが交差する点が球面リンク中心PAである。先端側のリンクハブ33および先端側の端部リンク部材36の形状ならびに位置関係も図8と同様である(図示せず)。図の例では、リンクハブ32(33)と端部リンク部材35(36)との各回転対偶の中心軸O1と、端部リンク部材35(36)と中央リンク部材37との各回転対偶の中心軸O2とが成す角度αが90°とされているが、前記角度αは90°以外であっても良い。
3組のリンク機構34は、幾何学的に同一形状をなす。幾何学的に同一形状とは、図9に示すように、各リンク部材35,36,37を直線で表現した幾何学モデル、すなわち各回転対偶と、これら回転対偶間を結ぶ直線とで表現したモデルが、中央リンク部材37の中央部に対する基端側部分と先端側部分が対称を成す形状であることを言う。図9は、一組のリンク機構34を直線で表現した図である。この実施形態のパラレルリンク機構30は回転対称タイプで、基端側のリンクハブ32および基端側の端部リンク部材35と、先端側のリンクハブ33および先端側の端部リンク部材36との位置関係が、中央リンク部材37の中心線Cに対して回転対称となる位置構成になっている。各中央リンク部材37の中央部は、共通の軌道円D上に位置している。
基端側のリンクハブ32と先端側のリンクハブ33と3組のリンク機構34とで、基端側のリンクハブ32に対し先端側のリンクハブ33が直交2軸回りに回転自在な2自由度機構が構成される。言い換えると、基端側のリンクハブ32に対して先端側のリンクハブ33を、回転が2自由度で姿勢変更自在な機構である。この2自由度機構は、コンパクトでありながら、基端側のリンクハブ32に対する先端側のリンクハブ33の可動範囲を広くとれる。
例えば、球面リンク中心PA,PBを通り、リンクハブ32,33と端部リンク部材35,36の各回転対偶の中心軸O1(図8)と直角に交わる直線をリンクハブ32,33の中心軸QA,QBとした場合、基端側のリンクハブ32の中心軸QAと先端側のリンクハブ33の中心軸QBとの折れ角θ(図9)の最大値を約±90°とすることができる。また、基端側のリンクハブ32に対する先端側のリンクハブ33の旋回角φ(図9)を0°〜360°の範囲に設定できる。折れ角θは、基端側のリンクハブ32の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ33の中心軸QBが傾斜した垂直角度のことであり、旋回角φは、基端側のリンクハブ32の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ33の中心軸QBが傾斜した水平角度のことである。
基端側のリンクハブ32に対する先端側のリンクハブ33の姿勢変更は、基端側のリンクハブ32の中心軸QAと先端側のリンクハブ33の中心軸QBとの交点Oを回転中心として行われる。図6は、基端側のリンクハブ32の中心軸QAと先端側のリンクハブ33の中心軸QBが同一線上にある状態を示し、図7は、基端側のリンクハブ32の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ33の中心軸QBが或る作動角をとった状態を示す。姿勢が変化しても、基端側と先端側の球面リンク中心PA,PB間の距離L(図9)は変化しない。
各リンク機構34が次の各条件を満たす場合、幾何学的対称性から基端側のリンクハブ32および基端側の端部リンク部材35と、先端側のリンクハブ33および先端側の端部リンク部材36とは同じに動く。よって、パラレルリンク機構30は、基端側から先端側へ回転伝達を行う場合、基端側と先端側は同じ回転角になって等速で回転する等速自在継手として機能する。
条件1:各リンク機構34におけるリンクハブ32,33と端部リンク部材35,36との回転対偶の中心軸O1の角度および長さが互いに等しい。
条件2:リンクハブ32,33と端部リンク部材35,36との回転対偶の中心軸O1および端部リンク部材35,36と中央リンク部材37との回転対偶の中心軸O2が、基端側および先端側において球面リンク中心PA,PBで交差する。
条件3:基端側の端部リンク部材35と先端側の端部リンク部材36の幾何学的形状が等しい。
条件4:中央リンク部材37における基端側部分と先端側部分の幾何学的形状が等しい。
条件5:中央リンク部材37の対称面に対して、中央リンク部材37と端部リンク部材35,36との角度位置関係が基端側と先端側とで同じである。
図5〜図7に示すように、基端側のリンクハブ32は、基端部材40と、この基端部材40と一体に設けられた3個の回転軸連結部材41とで構成される。図8に示すように、基端部材40は中央部に円形の貫通孔40aを有し、この貫通孔40aの周囲に3個の回転軸連結部材41が円周方向に等間隔で配置されている。貫通孔40aの中心は、基端側のリンクハブ32の中心軸QA(図5)上に位置する。各回転軸連結部材41には、軸心が基端側のリンクハブ32の中心軸QAと交差する回転軸42が回転自在に連結されている。この回転軸42に、基端側の端部リンク部材35の一端が連結される。
図8に示すように、回転軸42は、2個の軸受43を介して回転軸連結部材41に回転自在に支持されている。軸受43は、例えば深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受等の玉軸受である。これらの軸受43は、回転軸連結部材41に設けられた内径孔44に嵌合状態で設置され、圧入、接着、加締め等の方法で固定してある。他の回転対偶部に設けられる軸受の種類および設置方法も同様である。
回転軸42には、この回転軸42と一体に回転するように、基端側の端部リンク部材35の一端と後記扇形のかさ歯車45とが結合されている。詳しくは、基端側の端部リンク部材35の一端に切欠き部46が形成されており、この切欠き部46の両側部分である内外の回転軸支持部47,48間に回転軸連結部材41が配置される。かさ歯車45は、内側の回転軸支持部47の内側面に当接して配置される。そして、回転軸42を内側から、かさ歯車45に形成された貫通孔、内側の回転軸支持部47に形成された貫通孔、軸受43の内輪、外側の回転軸支持部48に形成された貫通孔の順に挿通し、回転軸42の頭部42aと回転軸42のねじ部42bに螺着したナット50とで、かさ歯車45、内外の回転軸支持部47,48、および軸受43の内輪をそれぞれ挟み込んでこれらを互いに結合する。内外の回転軸支持部47,48と軸受43との間にスペーサ51,52が介在させてあり、ナット50の螺着時に軸受43に予圧を付与する構成である。
基端側の端部リンク部材35の他端には、回転軸55が結合される。回転軸55は、2個の軸受53を介して中央リンク部材37の一端に回転自在に連結されている。詳しくは、基端側の端部リンク部材35の他端に切欠き部56が形成されており、この切欠き部56の両側部分である内外の回転軸支持部57,58間に中央リンク部材37の一端が配置される。そして、回転軸55を外側から、外側の回転軸支持部58に形成された貫通孔、軸受53の内輪、内側の回転軸支持部57に形成された貫通孔の順に挿通し、回転軸55の頭部55aと回転軸55のねじ部55bに螺着したナット60とで、内外の回転軸支持部57,58、および軸受53の内輪をそれぞれ挟み込んでこれらを互いに結合する。内外の回転軸支持部57,58と軸受53との間にスペーサ61,62が介在させてあり、ナット60の螺着時に軸受53に予圧を付与する構成である。
図6、図7に示すように、先端側のリンクハブ33は、先端部材70と、この先端部材70の内面に円周方向等配で設けられた3個の回転軸連結部材71とで構成される。各回転軸連結部材71が配置される円周の中心は、先端側のリンクハブ33の中心軸QB上に位置する。各回転軸連結部材71は、軸心がリンクハブ中心軸QBと交差する回転軸73が回転自在に連結されている。この先端側のリンクハブ33の回転軸73に、先端側の端部リンク部材36の一端が連結される。先端側の端部リンク部材36の他端には、中央リンク部材37の他端に回転自在に連結された回転軸75が連結される。先端側のリンクハブ33の回転軸73および中央リンク部材37の回転軸75は、それぞれ前記回転軸42,55と同じように2個の軸受(図示せず)を介して回転軸連結部材71および中央リンク部材37の他端にそれぞれ回転自在に連結されている。
図5に示すように、パラレルリンク機構30は、基端部材40を複数本のシャフト81を介してベース部材80と連結することで、第1の回転機構21に設置される。基端側のリンクハブ32の中心軸QAと、第1の回転機構21の回転軸心21bとは同一線上に位置する。前記ベース部材80は、第1の回転機構21の回転部分21aに固定された部材である。基端部材40の外周縁とベース部材80の外周縁間にカバー82が取り付けられており、基端部材40とベース部材80との間は外部から遮蔽された遮蔽空間83となっている。
パラレルリンク機構30を作動させる姿勢制御用アクチュエータ31は、前記遮蔽空間83に配置され、前記基端部材40に設置されている。姿勢制御用アクチュエータ31の数は、リンク機構34と同数の3個である。姿勢制御用アクチュエータ31はモータ等のロータリアクチュエータからなり、その回転出力軸31aに取り付けたかさ歯車76と基端側のリンクハブ32の前記回転軸42に取り付けられた前記扇形のかさ歯車45とが噛み合っている。かさ歯車76と扇形のかさ歯車45とで軸直交型の減速機77が構成される。かさ歯車ではない他の機構(例えばウォーム機構)を用いて軸直交型の減速機を構成しても良い。
なお、この例では、リンク機構34と同数の姿勢制御用アクチュエータ31が設けられているが、3組のリンク機構34のうち少なくとも2組に姿勢制御用アクチュエータ31が設けられていれば、基端側のリンクハブ32に対する先端側のリンクハブ33の姿勢を確定することができる。
リンク作動装置29は、各姿勢制御用アクチュエータ31を回転駆動することで、パラレルリンク機構30を作動させる。詳しくは、姿勢制御用アクチュエータ31を回転駆動すると、その回転が軸直交型の減速機77を介して減速して回転軸42に伝達されて、基端側のリンクハブ32に対する基端側の端部リンク部材35の角度が変更する。それにより、基端側のリンクハブ32に対する先端側のリンクハブ33の位置および姿勢が決まる。基端側のリンクハブ32の中心軸QAと第1の回転機構21の回転軸心21bとが同一線上に位置するため、座標計算が容易である。
また、基端側のリンクハブ32の中心軸QAと第1の回転機構21の回転軸心21bとが同一線上に位置すると、作業者が作業装置1の動作をイメージし易いため、簡単に操作できる。例えば、直動ユニット3で決定される3自由度の位置を固定し、かつ回転ユニット4で決定される3自由度の角度のうち2自由度の角度を固定し、残りの1自由度の角度(例えば、先端側のリンクハブ33の中心軸QB周りの角度)だけを変更してエンドエフェクト5の姿勢を変えながら作業を行うことができる。
先に説明したように、リンク作動装置29は可動範囲が広くスムーズな動作が可能であるため、回転ユニット4にリンク作動装置29が含まれていると、高速で木目細かい作業を行うことができる。また、リンク作動装置29はコンパクトな構成でありながら可動範囲が広いため、作業装置1の全体がコンパクトな構成になる。
この実施形態のように、リンク作動装置29の基端側に第1の回転機構21を配置し、先端側のリンクハブ33にエンドエフェクタ5を搭載した構成であると、リンク作動装置29の負荷を軽減できるため、リンク作動装置29のコンパクト化、軽量化を実現できる。リンク作動装置29のパラレルリンク機構30は等速自在継手の構成であるため、リンク作動装置29と第1の回転機構21との協調制御により、エンドエフェクト5の姿勢を、先端側のリンクハブ33の中心軸QB周りの角度のみ変えながら行う作業が容易である。但し、姿勢制御用アクチュエータ31に接続するケーブルについて考慮する必要があるため、回転角は制限される。
図10は第1の回転機構21とリンク作動装置29の並びとを図5の構成とは逆にした回転ユニット4を示す。この場合、リンク作動装置29の先端側のリンクハブ33の中心軸QBと、第1の回転機構21の回転軸心21bとが同一線上に位置している。他は、図5の構成と同じである。
この回転ユニット4の構成であると、姿勢制御用アクチュエータ31に接続されるケーブルの配線が容易であり、回転角の制限を受け難い。反面、リンク作動装置29の負荷が増大するという欠点がある。他は、図5の構成と同じ作用・効果が得られる。
図11〜図13はこの発明のさらに異なる実施形態を示す。図11に示すように、この作業装置1も、図4の実施形態と同様に、回転ユニット4が、1自由度の回転機構である第1の回転機構21と、2自由度の回転機構であるリンク作動装置29とで構成されている。この作業装置1が図4の実施形態と異なる点は、リンク作動装置29の各姿勢制御用アクチュエータ31の中心部に第1の回転機構21が配置されていることである。
図12に示すように、第1の回転機構21は、ベース部材80に固定された固定部分90と、リンク作動装置29の基端部材40に固定された回転部分91と、固定部分90に対して回転部分91を回転自在に支持する2つの軸受92と、固定部分90に設置された駆動源であるモータ93と、このモータ93の回転を回転部分91に伝達する一対の平歯車94,95とを備える。
前記ベース部材80は、回転ユニット取付部材20に固定されている。前記固定部分90は、ベース部材80に固定された断面馬蹄形の第1取付部材96と、この第1取付部材96に底部97aで固定され底部97aの外周縁から筒状部97bが図12の上方に延びた第2取付部材97とでなる。前記回転部分91は、その回転軸心91aが基端側のリンクハブ32の中心軸QAと同軸上に位置するように、基端側のリンクハブ32の基端部材40に固定されている。前記2つの軸受92は、第2取付部材97の筒状部97bの内周に配置されている。
前記モータ93は、断面馬蹄形をした第1取付部材96の凹部96aに配置され、第2取付部材97の底部97aに固定されている。モータ93の出力軸93aは第2取付部材97に底部97aを貫通して上方へ延び、その上端に駆動側の平歯車94が取り付けられている。駆動側の平歯車94は、回転部分91に取り付けられた従動側の平歯車95と噛み合っている。従動側の平歯車95は、回転部分91の外周に嵌合し、回転部分91の下端に設けられたねじ部に螺合したナット98によって締付け固定される。
第2取付部材97の底部97a、回転部分91、および基端部材40には、回転部分91の回転軸心91aに沿って貫通する配線用孔100,101,102がそれぞれ設けられている。基端部材40の外周縁には、ベース部材80の外周縁近傍にかけて延びるカバー82が取り付けられている。カバー82とベース部材80とは結合されていない。
図5の構成と同様に、リンク作動装置29の3つの姿勢制御用アクチュエータ31は、基端部材40における仮想の円周上に配置されており、各姿勢制御用アクチュエータ31の回転出力軸31aの回転駆動力が軸直交型の減速機77を介してリンク機構34に伝達される構成である。姿勢制御用アクチュエータ31が上記配置である場合、この実施形態のように、各姿勢制御用アクチュータ31の並びの中心部に第1の回転機構21を配置することができる。これにより、回転ユニット4がコンパクトな構成になる。
モータ93を駆動すると、回転部分91と共にリンク作動装置29の全体およびカバー82が回転する。前記配線用孔100,101,102に配線を通すことで、リンク機構34と干渉させることなくリンク作動装置29の内部空間の側からエンドエフェクタ5に配線を繋げることができる。このため、姿勢制御用アクチュエータ31に接続されるケーブル等の配索に関する制約が少なくなる。なお、リンク作動装置29の内部空間は、基端側のリンクハブ32と先端側のリンクハブ33と、各リンク機構34で囲まれた空間を指す。
図14は、この発明のさらに他の実施形態にかかる作業装置の回転ユニットの要部の正面図である。この回転ユニット4は、リンク作動装置29の各姿勢制御用アクチュエータ31の中心部に第1の回転機構21が配置されている。この点は図12に示す構成と同じであるが、第1の回転機構21の駆動源が中空軸モータ110である点が図12に示す構成と異なっている。
前記中空軸モータ110は、モータ本体110aがモータ取付部材111を介してベース部材80に固定され、出力軸110bに基端側のリンクハブ32の基端部材40が固定される。中空軸モータ110は、モータ本体110aおよび出力軸110bを軸方向に貫通する配線用孔112を有する。また、基端側のリンクハブ32の基端部材40にも、前記配線用孔112と同軸上に配線用孔113が設けられている。これ以外は図12に示す構成と同じであり、図12に示す構成と同様の作用・効果が得られる。
図15〜図17は、この発明の一実施形態にかかる双腕型作業装置の概略構成を示す。図15の正面図、図16の斜視図に示すように、この双腕型作業装置120は、図11に示す作業装置1を互いに幾何学的に対称となるように2つ並べて配置してある。各作業装置1の架台2,2はそれぞれの水平部2a,2aの先端同士が繋がっていて、全体で門形の架台2Aとなっている。この実施形態は、図11に示す実施形態の作業装置1を使用しているが、他の実施形態の作業装置を使用しても良い。
このように、作業装置1を2つ並べた双腕型とすることで、人が両手で行うような作業が可能となる。これにより、人の代わりとなる作業、特に部品の組立てのような作業を行うことができる。
2つの作業装置1,1が門型の架台2Aに設置されていると、作業装置1,1の下を作業対象のワーク7を通過させることができる。例えば、ワーク載置台6を図15における紙面と直交する方向にワーク7を搬送可能なコンベア装置とし、そのコンベアライン上に作業装置1,1を設置することができる。また、作業装置1,1の幅方向の可動範囲を架台2Aの幅方向内に制限することができるため、作業装置1,1の占有面積が小さくて済む。さらに、作業装置1,1の可動範囲が制限されるため、作業者が作業装置1,1の横に居ても安心して作業することができる。
図17は、図15、図16に示す双腕型作業装置120の直動ユニット3,3の平面図である。これらの直動ユニット3,3は、図1、図4、図11に示す各作業装置1の直動ユニット3と同様に、第1の直動アクチュエータ11および第2の直動アクチュータ12の各モータ11b,12bが、直動アクチュエータ11,12の中心軸上に配置されている。
図18は、直動ユニット3,3の別の形態を示す平面図である。これらの直動ユニット3,3は、第1の直動アクチュエータ11および第2の直動アクチュータ12の各モータ11b,12bが直動アクチュエータ11,12の中心軸からずらして配置されており、モータ11b,12bの回転がチェーン等の動力伝達手段121を介して直動アクチュエータ11,12の駆動部へ伝達されるようになっている。
双腕型作業装置120の仕様に応じて、直動ユニット3を図17の形態または図18の形態に変更することが可能である。直動ユニット3と回転ユニット4が別々に設けられているため、上記の形態の変更が容易である。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…作業装置
2…架台
2A…門形の架台
3…直動ユニット
4…回転ユニット
5…エンドエフェクタ
11…第1の直動アクチュエータ
11a…ステージ
12…第2の直動アクチュエータ
12a…ステージ
13…第3の直動アクチュエータ
13a…ステージ(直動ユニットの出力部)
20…回転ユニット取付部材(回転ユニットの基部)
21…第1の回転機構
22…第2の回転機構
23…第3の回転機構
23a…ステージ(回転ユニットの出力部)
29…リンク作動装置
31…姿勢制御用アクチュエータ
32…基端側のリンクハブ
33…先端側のリンクハブ
34…リンク機構
35…基端側の端部リンク部材
36…先端側の端部リンク部材
37…中央リンク部材
100,101,102,112,113…配線用孔
120…双腕型作業装置
O1…リンクハブと端部リンク部材の回転対偶の中心軸
O2…端部リンク部材と中央リンク部材の回転対偶の中心軸
PA,PB…球面リンク中心
QA,QB…リンクハブの中心軸
S…作業空間

Claims (7)

  1. エンドエフェクタを用いて作業を行う6自由度の作業装置であって、3つの直動アクチュエータを組み合わせた3自由度の直動ユニットと、1自由度以上の回転自由度を持つ複数の回転機構を組み合わせた3自由度の回転ユニットとを備え、前記直動ユニットは基部を架台に固定して設置され、前記回転ユニットの基部が前記直動ユニットの出力部に固定して設置され、かつ前記回転ユニットの出力部に前記エンドエフェクタが搭載され、
    前記回転ユニットは前記複数の回転機構のうちの少なくとも1つが2自由度のリンク作動装置であり、このリンク作動装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられ、
    前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および前記基端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材の各回転対偶の中心軸がそれぞれ交差する点が基端側の球面リンク中心と称され、この基端側の球面リンク中心を通り前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸と直角に交わる直線が基端側のリンクハブの中心軸と称され、かつ前記先端側のリンクハブと前記先端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および前記先端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材の各回転対偶の中心軸がそれぞれ交差する点が先端側の球面リンク中心と称され、この先端側の球面リンク中心を通り前記先端側のリンクハブと前記先端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸と直角に交わる直線が先端側のリンクハブの中心軸と称される場合、前記基端側のリンクハブの中心軸または前記先端側のリンクハブの中心軸と、前記リンク作動装置以外の他の回転機構の回転軸心とが同一線上に位置する作業装置であり、この作業装置が、互いに幾何学的に対称となるように2つ並べて配置された双腕型作業装置。
  2. 請求項1に記載の双腕型作業装置において、前記直動ユニットの前記各直動アクチュエータは、それぞれの進退部分からなるステージが、前記エンドエフェクタによって作業が行われる作業空間に対して外側を向くように配置されている双腕型作業装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の双腕型作業装置において、前記リンク作動装置の前記基端側のリンクハブに前記他の回転機構の回転部分が直接または間接に結合され、前記リンク作動装置の前記先端側のリンクハブに前記エンドエフェクタが搭載される双腕型作業装置。
  4. 請求項3に記載の双腕型作業装置において、前記リンク作動装置の前記2つ以上の姿勢制御用アクチュエータはロータリアクチュエータであって、その回転出力軸が前記基端側のリンクハブの中心軸と平行となるように仮想の円周上に配置され、前記回転出力軸の回転駆動力が軸直交型の減速機を介して前記リンク機構に伝達される構成であり、前記各姿勢制御用アクチュエータの並びの中心部に前記他の回転機構が配置された双腕型作業装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の双腕型作業装置において、前記他の回転機構は、少なくとも回転する部分に軸方向に貫通する配線用孔を有する双腕型作業装置。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の双腕型作業装置において、前記直動ユニットの前記出力部に対する前記回転ユニットの前記基部の取付角度が変更可能である双腕型作業装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の双腕型作業装置において、前記2つの作業装置が門型の架台に設置された双腕型作業装置。
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