JP2022122889A - 外科用ロボットアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】モータとギア装備をロボットアームのリストに収めるために、ロボットアームのジョイント用の改良された駆動装置を提供する。【解決手段】第1の回転軸305を有する第1の回転ジョイントおよび、第1の回転軸に非平行な第2の回転軸306を有する第2の回転ジョイントによって相互に連結されている、第1のアームセグメント310および第2のアームセグメントと、第1の回転軸および第2の回転軸周りで第1のアームセグメントを第2のアームセグメントに対して関節式に連結するジョイント機構30と、を含んで構成されているロボットアーム。【選択図】図3

Description

本発明は、ロボットジョイント用の駆動装置に関するものである。特に、いくつかの実施形態は、ロボット式リスト内の駆動装置に関する。
例えば産業用または外科用ロボットのような、物を巧みに扱うために必要とされるロボットは、多数の可撓性ジョイントによって直列に連結された剛性エレメントからなるアームを有していることが多い。かかるジョイントは任意のタイプのものであってもよいが、一般的には回転ジョイントや、あるいは回転ジョイントと直進ジョイントの組み合わせである。アームは、位置が固定されているあるいは移動可能とされているベースから延び出して、ツールまたはツール用のアタッチメントで終わる。ツールは、例えば、把持する、切断する、照らす、照射するまたは撮像するツールであってもよい。アーム内の最終ジョイントを、リストと呼んでもよい。かかるリストは単一の軸周りのみの運動を可能としてもよいし、あるいは複数の軸周りの回転を可能にする複雑なまたは複合的な関節であってもよい。
外科用ロボットの場合、アームの遠位ジョイントの設計に影響を与える多くの重要な基準が存在する。
1.アーム、特にリストが位置するその遠位部分が小型であることが望ましい。これにより、複数のこのようなロボットアームが近接して動作することが可能になり、それ故、アームが実行することができる外科手術の範囲が広がる。
2.ジョイントが高いトルクを伝達できて、それにより、より重いツールを運搬し、ツール先端に高い加速度を伝達できるのが望ましい。
3.全ての関節部が位置および力/トルクセンサを有し、これにより、制御機構が、センサからデータを取得することができ、それらのセンサが正確な測定値を取得できることが望ましい。
4.ロボットアームのより近位側のジョイントによって及ぼされるべき力を低減させるために、ロボットアームの遠位部分をできるだけ軽くすることが望ましい。
5.ジョイント周りの動きは滑らかであることが望ましい。これは、運動の制御を改善することにつながるものであり、外科手術中のように高度な位置制御が必要な場合に、特に重要になり得る。
6.ロボットアームのより近位側のジョイントによって及ぼされるべき力を低減させるために、ロボットアームの遠位部分をできるだけ軽くすることが望ましい。
多数の重要な基準があるため、全ての要件を最良にバランスさせるアームを設計することが困難になっている。
特に問題となるのは、モータとギア装備をロボットアームのリストに収める方法である。配置はコンパクトでありながら、高い剛性およびトルク伝達を可能にするべきである。多くの既存の設計はこれらの基準の1つを妥協する。
ロボットアームのジョイント用の改良された駆動装置が必要とされている。
本発明の第1の態様は、第1の回転軸を有する第1の回転ジョイントおよび、前記第1の回転軸に非平行な第2の回転軸を有する第2の回転ジョイントによって相互に連結されている、第1のアームセグメントおよび第2のアームセグメントと、該第1の回転軸および前記第2の回転軸周りで前記第1のアームセグメントを前記第2のアームセグメントに対して関節式に連結するジョイント機構と、を含んで構成されているロボットアームであって、前記ジョイント機構が、前記第1の回転軸と一致する車軸であり、前記ロボットアームの該第1のアームセグメントに固定されている車軸周りに配置されている第1の従動ギアと、該ロボットアームの該第2のアームセグメントに固定されて、該第2の回転軸周りに配置され、該第1の回転軸周りで前記第1の従動ギアに固定される第2の従動ギアと、該第1の従動ギアを前記車軸周りで回転させるように構成されている第1の駆動ギアであり、前記第1の従動ギアと係合するように配置された前記第1の駆動ギアと、前記第2の回転軸周りで前記第2の従動ギアを回転させる第2の駆動ギアと、前記第2の駆動ギアと該第2の従動ギアを係合させるように配置されている中間ギア装置で、前記第1の回転軸周りに配置されており、それによって、該第1の回転軸周りの前記第1のアームセグメントに対する前記中間ギア装置の相対回転が駆動され得る該中間ギア装置と、を含んで構成されている。
第1の回転軸は第2の回転軸を横切ってもよい。
第1の回転軸は第2の回転軸と交差してもよい。
第1の駆動ギアは、第1のアームセグメントに沿って延びる第1の駆動シャフトに取り付けられてもよい。
第2の駆動ギアは、第1のアームセグメントに沿って延びる第2の駆動シャフトに取り付けられてもよい。
第1および第2の駆動シャフトは、車軸が存在する平面の一方の側に位置してもよい。
第1の従動ギアはリングギアでもよい。
第1の従動ギアはハイポイドギアでもよい。
中間ギア装置が車軸に取り付けられ、車軸がその各端部において第1のアームセグメントに対して取り付けられていてもよい。
中間ギア装置は、第2の駆動ギアと係合するように配置された第1の中間ギアおよび、第2の従動ギアと係合するように配置された第2の中間ギアを含んでもよい。
第1の中間ギアは第2の中間ギアに固定されてもよい。
第1の従動ギアおよび第1の中間ギアの少なくとも一方はセクターであってもよい。
第1の従動ギアのみがセクターであってもよい。
セクターの動作円弧が50度以下であってもよい。
第1の中間ギアは、リングギアであってもよい。
第1の中間ギアは、ハイポイドギアであってもよい。
第1の駆動ギアおよび第1の従動ギアが第1のハイポイドギアセットを形成して、第2の駆動ギアおよび第1の中間ギアが第2のハイポイドギアセットを形成して、第1と第2のハイポイドギアセットが同じスキューオフセットを有していてもよい。
第2の中間ギアおよび第2の従動ギアはベベルギアであってもよい。
第2の中間ギアおよび第2の従動ギアはマイターギアであってもよい。
ジョイント機構が、第1の回転ジョイントによって第1のアームセグメントに、第2の回転ジョイントによって第2のアームセグメントに取り付けられているキャリアを更に含み、キャリアが第1の従動ギアに固定されていてもよい。
第1および第2の回転ジョイントはロボットアームのリストジョイントであってもよい。
ロボットアームは外科用ロボットアームとすることができる。
ロボットアームは、第1および第2の回転軸の周りで第2のアームセグメントに固定されたツールまたはツールアタッチメントを含むことができる。
ロボットアームが、第2のアームセグメントに隣接し、ジョイント機構に対して第2のアームセグメントの反対側に位置する第3のアームセグメントと、第3のアームセグメントを第2のアームセグメントに取り付ける第3の回転ジョイントとをさらに含み、第3のアームセグメントがツールまたはツールアタッチメントを含んでいてもよい。
ロボットアームは、第1および第2の駆動シャフトを回転させることによって、ロボットアームの運動指令を出すコマンド信号に応答するように構成されているコントロールユニットを更に含み、該コントロールユニットが、ロボットアームに第2軸の周りで関節運動することなく第1軸の周りで関節運動するようにとの指令が出される場合に、第1シャフトを回転させて第1軸回りの関節運動を生じさせ、また、第2シャフトを、第2軸周りの寄生関節運動を打ち消すような方法で回転させるように構成されていてもよい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
外科用ロボットアームの概略図。 外科用ロボットアームのリストをより詳細に示す図。 リストのジョイント機構の一部を遠位位置および片側から見た図。 明瞭にするためにロボットアームの残りの部分を省略したジョイント機構の拡大図。 ジョイント機構の一例の二次元図。 ジョイント機構の別の例の二次元図。 ジョイント機構の更に別の例の二次元図。 近位方向における長手方向平面上の断面におけるジョイント機構を示す図。
図1は、ベース2から延びるアーム1を有する外科用ロボットを示している。アーム1は、多数の剛性アームセグメント、すなわち肢3を含んでいる。肢3は回転ジョイント4によって連結されている。最近位肢3aは、ジョイント4aによってベース2に連結されている。かかる肢3と他の肢3は、さらなるジョイント4によって直列に連結されている。リスト5は、4つの個別の回転ジョイントから構成されている。リスト5は、アーム1の最遠位肢(3c)に対して一つの肢(3b)を連結している。最遠位肢3cは、外科用器具またはツール9用のアタッチメント8を有している。肢3bは「前腕」と呼ばれることがある。アーム1の各ジョイント4は、それぞれのジョイント4で回転運動を生じさせるように操作可能とされた1つ以上のモータ6と、現在のコンフィギュレーションおよび/またはそのジョイントにおける負荷に関する情報を提供する、1つ以上の位置および/またはトルクセンサ7と、を有している。明瞭化のために、モータおよびセンサの一部のみが図1に示されている。ツール用のアタッチメントポイント8は、(i)ツールをアームに対して機械的に取り付けることを可能にする構成と、(ii)ツールとの間で電気的および/または光学的な出力および/またはデータを通信するためのインターフェースと、(iii)ツールの一部の動きを駆動するための機械的駆動装置、の任意の1つ以上のものを適宜含むことができる。一般に、モータは、重量分布を改善するように、駆動するジョイントの近位に配置されていることが好ましい。モータやトルクセンサやエンコーダ用のコントローラは、アームと一緒に配置されていてもよい。コントローラは、通信バスを介して制御ユニット10に接続されている。
制御ユニット10は、プロセッサ11とメモリ12を備えている。メモリ12は、モータ6の動作を制御してアーム1をここに記載されているように動作させる、プロセッサによって実行可能なソフトウェアを非過渡的に記憶している。特に、ソフトウェアは、プロセッサ11を制御して、モータを(例えば、配置されたコントローラを介して)センサ7からの入力および外科医コマンドインターフェース13からの入力に応じて駆動することができる。制御ユニット10は、ソフトウェアの実行により生成された出力に応じてそれらを駆動するために、モータ6に接続されている。制御ユニット10は、センサからの検知された入力を受け取るためにセンサ7に接続されていると共に、コマンドインターフェース13からの入力を受け取るためにコマンドインターフェース13に接続されている。それぞれの接続は、例えば、それぞれが電気ケーブルまたは光ケーブルであってもよいし、無線接続であってもよい。コマンドインターフェース13は、ユーザが所望の方法でアームの動きを要請できる1つ以上の入力装置を備えている。入力装置は、例えば、コントロールハンドルやジョイスティック、光学式ジェスチャーセンサのような非接触入力装置などの、手動で操作可能な機械式入力装置であってもよい。メモリ12に記憶されたソフトウェアは、これらの入力に応答し、それに応じて所定の制御手順に従って、アームのジョイントを移動させるように構成されている。制御手順は、コマンド入力に応答してアームの動きを加減する安全機能を含んでいてもよい。したがって、要約すると、外科医は、コマンドインターフェース13でロボットアーム1を制御して、所望の外科手術を実行するように動かすことができる。制御ユニット10および/またはコマンドインターフェース13は、アーム1から離れていてもよい。
図2には、ロボットのリスト5がより詳細に示されている。リスト5は、4つの回転リストジョイント300、301、302、303とアームセグメント310、311からなる。ジョイントは直列に配置され、アームの剛性部分は各ジョイントから次のジョイントへと延びている。リストの最も近位のジョイント300は、アームセグメント3bをアームセグメント310に接合する。ジョイント300は、“ロール”回転軸304を有し、これはほぼリストの関節の直近の近位側にあるアームの肢3bに沿うように方向づけられている。リストの次に最も遠位のジョイント301は、アームセグメント310をアームセグメント311に接合している。ジョイント301は、ジョイント300および301の全てのコンフィギュレーションにおいて軸304に対して垂直な、“ピッチ”回転軸305を有する。リストの次に最も遠位のジョイント302は、アーム部310をアーム部311に接合する。ジョイント302は、“ヨー”回転軸306を有する。軸305および306は、一般に、ジョイント301および302の全てのコンフィギュレーションにおいて、平行にならない回転軸である。この例では、軸305と306は、ジョイント301と302の全てのコンフィギュレーションにおいて、互いに垂直である。リストのいくつかのコンフィギュレーションでは、軸306は軸304に対してもまた垂直である。リストの次に最も遠位のジョイント303は、アームセグメント311をアームセグメント3cに接合している。したがって、アームセグメント3cは、ジョイント301および302に対してアームセグメント311の反対側に配置されている。ジョイント303は、ジョイント302および303の全てのコンフィギュレーションにおいて軸306に対して垂直な、“ロール”回転軸307を有する。リストのいくつかのコンフィギュレーションでは、軸307も軸305に対して垂直であり、軸304と平行(好ましくは同一線上)である。アームセグメント3cをアームセグメント311に接続する他のジョイントは存在し得ない。したがって、アームセグメント3c(ひいてはツールアタッチメントポイント8)は、アームセグメント311とアタッチメントポイント8との間にこれらの軸の周りの相対運動が起こらないように、軸305および306の周りでアームセグメント311に固定されてもよい。
軸305および306が互いに交差することは、特にコンフィギュレーションをコンパクトにするので、好ましい。ジョイント300および303は、リストのいくつかのコンフィギュレーションにおいて、軸304および307が軸305、306の交点を通過できるように配置されてもよい。
このリストのデザインは、リストが比較的コンパクトな形状で組み立てられることが可能であり、個々のジョイントに過度に高い速度を要求することができる運動範囲の特定の部分に特異点を有していないが、アームセグメント3cの遠位端のアタッチメントポイント8に取り付けられたツールから広範囲の移動を可能にするという点で有利である。
リスト5を実施するための例示的なジョイント機構の様々な図が、図3~6に示されている。図3~6は、図2のジョイント301および302に関連する機構に焦点を合わせている。図3は、明瞭さのために第2のアームセグメント311を省略した、第1のアームセグメント310に対するジョイント機構を示す。図4は、明瞭にするためにアームセグメント310および311を省略した、ジョイント機構の拡大図を示す。図5A~5Cは、ジョイント機構の様々な二次元図を示し、図6は、セグメント310の長さを横切る平面におけるアームセグメント310の遠位端の断面図を示す。
図3および図4を参照すると、ジョイント機構は全体として30で示されている。ジョイント機構30は、アームセグメント310がアームセグメント311(明確にするためにこれらの図では省略されている)に対して、非平行な回転軸305および306の周りで関節運動することを可能にするように構成される。アームセグメント310は、外側ケーシング323を有する。外側ケーシング323は剛性であってもよく、アームセグメント310の外面を画定する。外側ケーシング323は、モータ、センサ(例えば位置センサおよび/またはトルクセンサ)、ケーブルなどのロボットアームの構成要素を収容することができる内部容積を画定する。アームセグメント311はまた、アームの構成要素を収容するための内部容積を同様に画定する外側ケーシングを備えるが、わかりやすくするために図3から省略されている。
アームセグメント310および311(それらに関連する外側ケーシングを含む)は、軸305および306周りで相対移動可能である。軸305および306は一般に非平行軸である。この例では、軸305と306は互いに垂直であり、さらに交差している。
ジョイント機構30は、第1の従動ギア312と、第2の従動ギア313と、第1の駆動ギア314と、第2の駆動ギア315とを備える。第1および第2の駆動ギア314および315は、入力ギアと称されることがあり、第1および第2の従動ギア312および313は、出力ギアと称されることがある。ジョイント機構は、第2の駆動ギア315を第2の従動ギア313に結合する中間ギア装置(全体として316で示す)をさらに含む。
図6を参照すると、第1の従動ギア312がキャリア322を介して第1のアームセグメント310に連結されていることがわかる。キャリア322は、車軸317の周りに配置されているか、またはその上に取り付けられている。車軸317は回転軸305と一致している。車軸317は、アームセグメント310に取り付けられて、固定されている。車軸317(ひいては軸305)周りの、アームセグメント310に対するキャリア322の相対回転を可能にする、横方向に間隔を置いて配置されたベアリング324および325を介して、キャリア322はアームセグメント310に取り付けられる。これにより、回転ジョイント301が画定される。第1の従動ギア312はキャリア322に固定されている。すなわち、ギア312とキャリア322とは互いに固定されている。ギア312はキャリア322に固定的に取り付けられている。ギア312はキャリア322に当接していてもよい。すなわち、キャリア322はギア312に接触させられたり、繋げられたりしてもよい。他の例では、キャリア322は、ギア312に固定されていながら、スペーサ、ワッシャなどの1つ以上の中間構成要素によって物理的に分離されてもよい。この特定の例では、ギア312は、軸305の周りに加えられたトルクを測定するトルクセンサ331を介してキャリア322に連結されている。
キャリア322はまた、第2の従動ギア313を支持する。キャリア322は、ベアリング326を介して第2の従動ギア313に結合されて、回転軸306周りのキャリア322とギア313との相対回転を可能にする。ギア313は、別の方法でキャリア322に固定されて、特に、軸305の周りでギア313とキャリア322との間に相対回転または移動が生じないように、回転軸305の周りでは固定されている。ベアリング326を介して第2の従動ギア313へキャリア322が連結されることにより、回転ジョイント302が画定される。ギア313はアームセグメント311に固定されている。
第1の従動ギア312および第2の従動ギア313を支持するキャリア322の機能ゆえに、キャリア322が、シャーシやハブと呼ばれることもある。
アームは(図示されるように)ジョイント301および302の周りのトルクを測定するためのトルクセンサ331および332をさらに含んでもよい。トルクセンサ331は回転軸305の周りのトルクを測定し、トルクセンサ332は回転軸306の周りのトルクを測定する。センサは、外側ケーシング323によって画定された内部容積内に収容されている。両センサは、スリーブの形態の管状構成要素を含む。トルクセンサ331は車軸317の周りに置かれ、トルクセンサ332は軸306の周りに配置される。両センサ331および332は制御ユニット10に結合され、感知されたトルク読み取り値を制御ユニットに提供するように構成されてもよい。
図4を参照して、ジョイント機構の構造をより詳細に記載する。
第1の従動ギア312は、リングギアまたはクラウンホイールである。加えて、それはセクターとして形成される。つまり、その歯によって形成される円弧は360度未満である。セクターは、360度未満の動作円弧、つまりそれを駆動することができる回転運動の範囲を有する。セクターの歯の円弧は、その動作円弧よりも大きくてもよい。これは、ピニオン314がギア312と点接触しておらず、それを駆動するためにその歯のサブセットと係合するからである。したがって、ピニオン314は、その歯の円弧に等しい運動範囲にわたってギア312を駆動することはできない。
ギア312は、回転軸305の周りに配置されている。したがって、ギア312はその回転軸として、軸305を有する。具体的には、第1の従動ギア312が、軸305の周りでアームセグメント310に対して回転することができるように、(図5Aおよび図5Cにおいてより明確にわかるように)車軸317に回転可能に取り付けられる。
従動ギア312は、この例ではピニオンである第1の駆動ギア314に係合されている。「係合する」という用語は、本明細書において1対のギアについて使用される場合、一方のギアの歯が他方のギアの歯と噛み合う、すなわち接合することを意味する。
ピニオン314は、(図示されない)アームセグメント310に取り付けられた第1の電気モータによって駆動される第1の駆動シャフト318に固定されている。駆動シャフト318は、(図5Cに最も明確に示されているように)シャフトがその長手方向軸329周りでアームセグメント310に対して相対回転できるように、ベアリング327によってアームセグメント310に取り付けられている。駆動シャフト318は、アームセグメント310に沿って延び、その(遠位)末端でピニオン314に取り付けられている。ピニオン314は、駆動シャフト318に固定されてもよい。駆動シャフト318は、ジョイント301および302の全てのコンフィギュレーションにおいて回転軸305に垂直な方向に延びる。言い換えれば、駆動シャフトの長手方向軸329は、ジョイント301および302の全てのコンフィギュレーションにおいて、回転軸305に対して垂直である。
以下により詳細に説明するように、駆動ギア314は、軸305周りの、従動ギア312の回転を駆動する。
図5Aおよび図5Bに最も明確に示されるように、第1の駆動ギア314の回転軸(軸329)および第1の従動ギア312の回転軸(軸305)は、非平行(特記すると、それらは互いに垂直である)および非交差である。したがって、第1の従動ギア312はスキューギアである。この特定の例では、第1の従動ギア312はハイポイドギアであり、駆動ギア314はハイポイドピニオンである。それらは併せてハイポイドギアセットと称されることがある。スキューオフセット、すなわち軸329と305との間の垂直距離はdで示される。
第2の従動ギア313は、軸306の周りに配置されたベベルギアである。それは回転軸306の周りに配置され、第1のアームセグメント310および第1の従動ギア312に対してこの軸の周りで相対回転させられるように配置されている。第2の従動ギア313はアームセグメント311に固定されている。第2の従動ギア313はアームセグメント311に取り付けられてもよい。従動ギア313およびアームセグメント311は、ギア313がアームセグメント311に当接するように配置されてもよい。第2の従動ギア313もまた、回転軸305の周りにおいて、第1の従動ギア312に固定される。すなわち、ギア312および313は、軸305を中心に相対回転や運動をすることができない。言い換えれば、ギア312および313は、ギア313が軸306を中心にギア312に対して回転することが可能であれば、互いに固定されてもよい。これは、軸305を中心とする第1の従動ギア312の回転が、軸305を中心とする第2の従動ギア313の対応する回転を引き起こすことを意味する。
ギア313,312が(図6に示す)キャリア322へ連結されているために、第2の従動ギア313が、回転軸305の周りで第1の従動ギア312に固定されている。これは、以下の理由による。i)第1の従動ギア312は、キャリア322に固定されている。ii)第2の従動ギア313は、回転軸306を中心としたギア313とキャリアとの相対回転を可能にするように、ベアリング326を介してキャリア322に取り付けられるが、別のやり方でそのキャリアに固定されている。したがって、第2の従動ギア313は、回転軸305の周りで、第1の従動ギア312に固定されている。
別の構成では、回転軸306を中心に2つの従動ギアが相対回転できるように、第2の従動ギア313が、ベアリングを介して第1の従動ギア312に固定されて、取り付けられていてもよい。そのような配置では、第2の従動ギア313がキャリア322に取り付けられていない状態で2つの従動ギアを軸305の周りで互いに固定できる。
第1の従動ギア312は部分円形であるので、第2の従動ギア313は、軸305の周りでギア312と一致する、ギア312の最も外側の部分に等しい半径を有する円と交差するように配置されてもよい。これは図5Aおよび5Bに最も明確に示されている。この構成は、ジョイント機構を小型化するのに特に有用である。
第2の従動ギア313は、第2の駆動ギア315によって駆動され、軸306を中心に回転する。この例では、第2の駆動ギア315はピニオンである。ピニオンは、(図示しない)アームセグメント310内に取り付けられた第2の電気モータによって駆動される第2の駆動シャフト319に固定されている。第2の駆動シャフト319は、アームセグメント310の長さに沿って延びており、その遠位末端で駆動ギア315に取り付けられている。駆動シャフト319は、シャフトがアームセグメント310に対してその長手方向軸330を中心に回転することを可能にするベアリング328によってアームセグメント310に取り付けられている。
駆動シャフト319、ひいてはその長手方向軸330は、ジョイント301および302の全てのコンフィギュレーションにおいて回転軸305に垂直な方向に延びる。したがって、駆動シャフト319は駆動シャフト318に平行である。駆動シャフト319はまた、回転軸306を含みかつ軸305に対して垂直である第1の面に関して駆動シャフト318と対称である(図5Aに最も明瞭に見られる)。したがって、第1の平面は回転軸306とアームセグメント310の中心線とを含む。図5Aからさらに分かるように、両方の駆動シャフト318および319は、車軸317(および回転軸305)を含む第2の平面の同じ側にある。その第2の平面はアーム部310の長手方向または軸に平行である。したがって、第2の平面は、駆動シャフト318および319の各長手方向軸329および330に対して平行である。第2の平面は、ジョイント301および302の少なくとも1つのコンフィギュレーションにおいて、軸306に対して垂直である。図示の構成では、そのコンフィギュレーションは、アーム部310の長手方向軸がアーム部311の長手方向軸と平行であるとき(すなわち、アーム部311がアーム部310に対してピッチまたはヨーでないとき)のものである。
図示の構成では、駆動ギア314および315はまた、軸305を含み、アーム部310の長手方向軸に対して垂直な第3の平面の同じ側にある(図5Bおよび5Cに最も明確に示されている)。第3の平面は、ジョイント301および302の少なくとも1つのコンフィギュレーションにおいて、両方の軸305および306を含む。そのコンフィギュレーションは、アーム部310の長手方向軸がアーム部311の長手方向軸と平行であるとき(すなわち、アーム部311がアーム部310に対してピッチまたはヨーでないとき)のものである。
第2の駆動ギア315および第2の従動ギア313は、駆動ギア315の回転を従動ギア313に伝達するために、中間ギア装置316によって結合されている。具体的には、中間ギア装置316は、駆動ギア315と従動ギア313の両方と係合する。この例における中間ギア装置は、駆動ギア315と係合する第1の中間ギア320と、従動ギア313と係合する第2の中間ギア321とを含む。第1および第2の中間ギアは互いに固定されている。図5Aおよび図5Cにより明確に示されるように、中間ギア320および321は互いに固定され、取り付けられている。特に、ギア320はギア321と当接する。
第1の中間ギア320は、リングギア、またはクラウンホイールである。第2の中間ギア321はベベルギアである。両方のギアは、第1の従動ギア312と同じ車軸317に回転可能に取り付けられているので、軸305の周りに配置されている。従って、中間ギア装置316は軸305の周りに配置されている。すなわち、中間ギア装置はその回転軸として軸305を有する。中間ギア装置316は、軸305の周りでアームセグメント310に対して相対回転することができるように、車軸317の周りで回転可能である。図5Aに見られるように、中間ギア装置316および第1の従動ギア312は、それらが回転軸306の反対側にあるように車軸317上に配置されている。したがって、中間ギア装置316および第1の従動ギア312は、軸306を含みかつ軸305に対して垂直である平面の両側にある。したがって、中間ギア装置は、回転軸305に沿った方向において第1の従動ギア312の片側に配置されている。
第2の駆動ギア315の回転軸(軸330)および中間ギア320の回転軸(軸305)は、非平行かつ非交差である。したがって、第1の従動ギア312と同様に、第1の中間ギア320はスキューギアである。この例では、第1の中間ギア320はハイポイドギアであり、駆動ギア315はハイポイドピニオンである。したがって、駆動ギア315および第1の中間ギア320は、ハイポイドギアセットを形成する。
第1の中間ギア320および第1の従動ギア312は、同じ半径および歯密度(すなわち、単位円周の歯数)を有する。それらはまた同じ歯形を有してもよい。この構成では(図5Aおよび図5Cに示すように)断面図で見たときギア320および312は異なる幅を有するが、他の構成ではギア320および312はギア312がセクターであることを除いて同一であり得る。第1の中間ギア320および第1の従動ギア312はまた、等しいスキューオフセットを有する。すなわち、駆動ギア314の回転軸329と従動ギア312の回転軸305との間のオフセットdは、駆動ギア315の回転軸330とギア320の回転軸305との間のオフセットdに等しい。これは図5Aおよび5Bに最も明確に示されている。したがって、ギア312および320は、ギア312がセクターであることを除いて、同一のハイポイドギアである。同様に、駆動ギア314は駆動ギア315と同一である。
第2の中間ギア321と第2の従動ギア313は、歯数が等しく、駆動比が1:1である。したがって、ギア321および313はマイターギアである。マイターギアは、直歯または螺旋歯であり得る。
次に、ジョイント機構30の働きについて説明する。
軸305を中心に運動させるために、第1のモータが動かされて駆動シャフト318が駆動され、長手方向軸329周りでアームセグメント310に対して相対回転する。駆動シャフト318が回転すると、従動ギア314が軸329周りで回転する。駆動ギア314の歯が従動ギア312の歯と噛み合っているので、駆動ギア314が回転すると従動ギア312もアームセグメント310に対してその回転軸305周りで回転する。これにより、ジョイント301を介して、アームセグメント310に対して、軸305を中心とする第2の従動ギア313(ひいてはアームセグメント311)の回転が駆動される。図6を簡単に参照すると、軸305を中心とした第1の従動ギア312の回転が、その軸を中心とした(ギア312に固定されている)キャリア322の回転をどのように引き起こすかがわかる。これにより、(軸305の周りでキャリア312に固定されている)第2の従動ギア313も同様に軸305の周りで回転する。
第1の従動ギア312は、軸305を中心としていずれの角度方向にも回転することができる。軸305を中心とした回転方向は、駆動ギア314の回転方向に依存する。すなわち、駆動シャフト318の長手方向軸329を中心とする第1の方向への駆動ギア314の回転は、軸305を中心とする第1の方向へのアームセグメント310に対するアームセグメント311の回転を引き起こす。第1の方向とは反対の第2の方向へ、軸329を中心として駆動ギア314が回転すると、第1の方向とは反対の、軸305を中心とする第2の方向へ、アームセグメント310に対してアームセグメント311が回転する。
駆動シャフト319が静止したままで、軸305を中心として第2の従動ギア313が回転すると、第2の従動ギア313は第1の従動ギア312(ひいてはキャリア322およびアームセグメント310)に対しても軸306周りで相対回転する。これにより、軸306を中心としたアームセグメント310に対するアームセグメント311の寄生運動が生じる。軸305の周りの孤立した回転が望ましい場合、軸305の周りの回転を軸306の周りの回転から隔離するために、制御システム10は、駆動シャフト319を駆動シャフト318と直列に駆動するように働いてもよい。図示の構成では、駆動シャフト319は駆動シャフト318と同じ角度方向に駆動されて、軸305の周りの回転を分離する。したがって、制御システム10は、ギア313が回転軸306を中心にギア312に対して回転するのを防止するように駆動シャフト318が駆動されるときに、駆動シャフト319を駆動するように構成されてもよい。
軸306を中心にして運動を駆動するために、第2のモータが動かされて、駆動シャフト319は、長手方向軸330を中心にアームセグメント310に対して回転させられる。駆動シャフト319が回転すると、取り付けられた第2の駆動ギア315もまた、アームセグメント310に対して軸330の周りで相対回転する。第2の駆動ギア315の歯が第1の中間ギア320の歯と噛み合っているので、第2の駆動ギア315の回転は、回転軸305を中心とした第1の中間ギア320の回転を駆動する。第1の中間ギア320は第2の中間ギア321に固定されており、したがって第2の駆動ギア315の回転によって、第2の中間ギア321も、その回転軸305の周りで回転する。第2の中間ギア321は第2の従動ギア313と係合しているので、ギア321が回転すると、その回転軸306を中心としてギア313が回転する。したがって、(この例では一対のマイターギアを形成する)第2の中間ギア321および第2の従動ギア313は、中間ギア装置の回転軸305を中心とした回転を、第2の従動ギア313の軸306を中心とした回転に伝達するように働く。したがって、中間ギア装置316は、その固定された駆動シャフト319の長手方向軸330の周りの、第2の駆動ギア315の回転を、非交差軸306の周りの回転に伝達するように働く。
中間ギア装置316は軸305を中心にしていずれかの角度方向に回転することができ、第2の従動ギア313は軸306を中心にしていずれかの角度方向に回転することができる。軸305を中心とした中間ギア装置316の回転方向―ひいては軸306を中心とした第2の従動ギア313の回転方向―は、駆動シャフト319の長手方向軸330を中心とした、第2の駆動ギア315の回転方向に依存する。すなわち、軸330を中心とする第1の方向に第2の駆動ギア315が回転すると、軸306を中心とする第1の方向に、アームセグメント310に対してアームセグメント311が回転する。第2の駆動ギア315が第1の方向とは反対側の軸330を中心とする第2の方向に回転すると、アームセグメント310に対してアームセグメント311が第1の方向とは反対側の、軸306を中心とする第2の方向に回転する。
中間ギア装置316は、第1の従動ギア312と同じ車軸317に取り付けられているが、それに固定されてはいない。例えば、図5Aおよび図5Cにおいて、中間ギア装置316と第1の従動ギア312とが車軸317上に横方向に間隔を置いて配置されていることがわかる。結果として、中間ギア装置316および従動ギア312は、軸305を中心にして互いに対して回転することができる。これは、(第2の従動ギア313を軸306の周りで回転させる)駆動シャフト319の回転が、軸305の周りにギア313の寄生運動を引き起こさないことを意味する。したがって、ジョイント機構30は、駆動シャフト318の補償運動を必要とせずに、軸306を中心にした、アームセグメント310に対する第2の従動ギア313(ひいてはアームセグメント311)の独立した回転を可能にする。
ジョイント機構30はまた、軸305および306の両方の周りでアームセグメント310に対するアームセグメント311の複合運動を駆動することができる。両方の軸を中心に回転を同時に駆動する1つの方法は、上述のように、駆動シャフト319を固定したまま駆動シャフト318を駆動することである。特定の状況では、軸305を中心とする第2の従動ギア313の、結果として生じる回転が望まれるが、寄生的ではない可能性がある。他の状況では、両方の駆動シャフト318および319を直列に駆動することによって、両方のジョイント301および302の複合関節運動を達成することができる。制御ユニット10は、それらに関連する電気モータを制御することによって各駆動シャフト318および319の回転速度および方向を独立して制御することができる。このようにして、制御ユニット10は、それぞれ軸305と306の周りの回転方向と、軸306に対する軸305周りの回転速度の比(またはその逆)を制御することができる。軸305、306の周りの回転速度の比率は、それぞれ駆動ギア314、315の回転速度の比率に依存し得る。例えば、第2の駆動ギア315に対する第1の駆動ギア314の回転速度が高くなると、駆動ギア315に対する駆動ギア314の回転速度が遅い場合と比べて、軸306に対する軸305の周りの回転量が比較的大きくなる。
上述の例示的なジョイント機構30の様々な態様は、1つのロボットアームセグメントを他のロボットアームセグメントに対して関節式に連結させるための有利な機構を提供することに寄与し得る。
機構30により、運動を行うためにいずれかのアームセグメントにおいてユニバーサルジョイントを必要とすることなく、2つの平行でない交差回転軸を有する一対のジョイントによって、1つのロボットアームセグメントを別の1つのロボットアームセグメントに対して関節式に連結させることが可能になる。結果として、関節運動中にユニバーサルジョイントまたはそれらの動きのための空間を収容する必要がないので、アームセグメントの長さを縮めることができる。また、運動を行うためのユニバーサルジョイントを回避することによって、ジョイントの動きがより滑らかになり得る。
この機構は、(図5に示すように)両方の駆動ギア314および315ならびにそれらの関連する駆動シャフト318および319が、軸305を含む平面の一方の側にあるように都合よく配置することができる。これにより、電気ケーブル、センサなどのロボットアームの他の構成要素を収容するために外側ケーシングの内部容積内の空間を解放することによって、アームセグメント310の外側ケーシング323内に効率的なパッキング配置を提供する。
中間ギア装置316の設計および、それが単一の回転軸305を有していることにより、中間ギア装置316を第1の従動ギアと同じ車軸317に取り付けられる。両方の終端部において固定された単一の車軸を、中間ギア装置316と第1の従動ギア312の両方を支持するために使用することによって、車軸の曲がりを低減できる見込みのある、剛性のある配置を実現する。車軸の曲がりを減少させることは、その車軸の周りのトルクを測定するトルクセンサ331からの読み取り値の精度を向上させるのに役立ち得る。
また、中間ギア装置316と第1の従動ギア312の両方を共通の車軸317に取り付けると、センサをジョイントの外側から所定の位置に挿入できるようになり、それによって、トルクセンサ332の設置および/または保守を簡略化できる。
ジョイント機構30の配置により、多数の同様の構成要素を使用できるようになる。例えば、第1の従動ギア312および第1の中間ギア320は、同一の半径および歯形を有してもよく、つまり、それらは共通の設備を使用して製造され得る。言い換えると、駆動ギア314が駆動ギア315と等しい歯形を有することができて、それらも共通の設備を使用して製造することができる。また、関連する駆動シャフト318および319も同一であり得る。さらに、第2の中間ギア321および第2の従動ギア313は、等しい歯数ならびに等しいピッチおよび圧力角を有する一対のマイターギアを形成することができる。さらにマイターギアが直歯である場合、ギア321および313は同一であり得る。機械的に区別可能な部品の削減は、機構の設計・製造の試行錯誤およびコストを低減させる可能性がある。
上記の開示は、図3~図6に示された特定の例を参照して行われたが、ジョイント機構に対して様々な改良がなされてもよいことが理解されるであろう。
例えば、上述の実施形態では、第1の従動ギア312がセクターであるが、他の例では、第1の中間ギア320がセクターであり、第1の従動ギア312はセクターではなくてもよい(すなわち、第1の従動ギア312が360度の動作円弧を有してもよい)。あるいは、第1の従動ギア312と第1の中間ギア320の両方がセクターであってもよい。両方のギアをセクターとして有することは、ジョイントの動作角度を小さくすることのみが要求される特定の実施形態では許容可能であり、ジョイント機構を軽量にし、潜在的に小型にすることを可能にする。
セクターの動作円弧は、ジョイント機構30の機械的実施態様に応じて変化し得る。動作円弧は、例えば、270°未満、または180°未満または90°未満、または60°未満であり得る。図3~図6に示されるジョイント機構30の具体的な実施形態(すなわちロボットアームのリスト内)では、セクター312の動作円弧は、機構が軸305を中心とした±25°の回転を提供するように、50°まで小さくされてもよい。これは、ジョイント300、301、302、303(すなわち、間にピッチおよびヨージョイントを有する一対のロールジョイント)の配置が、ある程度の機械的冗長性を提供するためである。換言すると、軸305を中心とした運動の範囲が制限されていても、ロボットアームの遠位端の位置範囲を広くできる。セクター312の動作円弧を50°にまで小さくすることは、ジョイント機構のさらなる小型化および軽量化につながる可能性がある。例えば、±25°の回転運動範囲を得るためには、セクターが90°にわたる円弧を画定する歯を有していればよい。
上記の例では、第1の従動ギア312および第1の中間ギア320をハイポイドギアとして説明した。ハイポイドギアを使用することにより、比較的コンパクトな形態で比較的高いトルク容量を実現できる。しかしながら、これらのギアは、一般に、任意の適切な種類のリングギアであり得る。例えば、第1の従動ギア312および第1の中間ギア320の一方または両方は、Spiroid(登録商標)ギア、またはウォームギアなどの他のタイプのスキュー軸ギアであってもよい。したがって、駆動ギア314および315の一方または両方は、必要に応じて、スピロイドピニオンまたはウォームであり得る。別の例として、第1の従動ギア312および第1の中間ギア320の一方または両方は、関連する駆動ギア314および315の回転軸が回転軸305と交差するようなベベルギアであってもよい。ベベルギアは、直歯または螺旋歯であってもよい。
第2の中間ギア321および第2の従動ギア313は、上記の例のようにマイターギアである必要はなく、一般的にはベベルギアであってもよい。すなわち、ギア321とギア313の駆動比は1:1である必要はなく、ギアの歯数が同じである必要もない。
中間ギア装置316および第1の従動ギアは、共通の車軸317に取り付けられていると説明した。別の配置では、中間ギア装置316および第1の従動ギア312をそれぞれの片持ち車軸に取り付けることができる。そのような配置は、ギア装置と従動ギアとの間に、センサや電子機器等のロボットアームの他の構成要素を収容するために使用され得る容積を提供するために有用であり得る。
上述の実施例では、ジョイント機構30は、2つの回転軸305と306が直交するように配置されている。しかしながら、軸305および306は直交する必要はなく、一般に2つの平行でない交差軸である。それらは実質的に互いに直交していてもよい。軸305と306との間の角度は、第2の中間ギア321と第2の従動ギア313の配置によって設定することができる。すなわち、第2の従動ギア313および第2の中間ギア321は、第2の従動ギア313の回転軸(軸306)が第2の中間ギア321の回転軸(軸305)に対して垂直にならないように配置されてもよい。加えて、軸305はアーム部310の長手方向に対して垂直である必要はない。例えば、ジョイント機構は、軸305がアームセグメント310の長手方向軸に対して傾斜するように配置されてもよい。
中間ギア装置316は、2つの中間ギア320および321を含んでいるとして説明されてきた。しかしながら、中間ギア装置は、軸305の周りに配置されたただ1つのギアを含むものであってもよい。例えば、中間ギア装置316は、駆動ギア315と第2の従動ギア313の両方と係合する単一のベベルギアを含むことができる。あるいは、中間ギア装置は、それぞれ軸305の周りに配置された3つ以上の中間ギアを含むことができる。第1の中間ギアが駆動ギア315と係合し、第2の中間ギアが従動ギア313と係合してもよい。残りの中間ギアは、ロボットアームのさらなる構成要素を駆動するために、または駆動ギア315と従動ギア313との間のギアボックストランスミッションの一部を形成するために使用され得る。
ジョイント機構は、ロボットアームのリストに実装されるものとして説明されてきた。しかしながら、この機構は、ロボットアームの1つのアームセグメントをロボットアームの別の1つのアームセグメントに連結する任意の適切なジョイントにおいて実装できることが理解されるだろう。ジョイントは、ロボットアームのより近位端にある別のジョイント、例えば肘ジョイントまたは運動連鎖の近位端にある他のジョイントとすることができる。さらに、ジョイント機構は外科用ロボットに実装される必要はないが、産業用ロボットなどの他の種類のロボットに実装されてもよい。
出願人はこれによって、ここに記載の各個別の特徴および2つ以上のそのような特徴の任意の組み合わせを別々に開示しており、そのような特徴または特徴の組み合わせが当業者の共通の一般的な知識に照らして全体として本明細書に基づいて実施されることが可能な程度に開示している。なお、そのような特徴または特徴の組み合わせが本明細書に開示される問題を解決するかどうかは関係がなく、またかかる具体的記載が特許請求の範囲を限定するものでもない。出願人は、本発明の態様は、このような個々の特徴または特徴の組み合わせから成ってもよいことを示している。以上の説明に鑑みて、種々の改変が本発明の範囲内でなされ得ることは当業者にとって明らかであろう。

Claims (16)

  1. 第1の回転軸を有する第1の回転ジョイントおよび、前記第1の回転軸に非平行な第2の回転軸を有する第2の回転ジョイントによって相互に連結されている、第1の長手方向軸を有する第1のアームセグメントおよび第2の長手方向軸を有する第2のアームセグメントと、
    前記第1の回転軸が前記第1の長手方向軸に対して垂直であり、前記第2の回転軸が前記第2の長手方向軸に対して垂直に交差しており、該第1の回転軸および前記第2の回転軸周りで前記第1のアームセグメントを前記第2のアームセグメントに対して関節式に連結するジョイント機構と、を含んで構成されているロボットアームであって、
    前記ジョイント機構が、
    前記第1の回転軸と一致する車軸であり、前記ロボットアームの該第1のアームセグメントに固定されている車軸周りに配置されている第1の従動ギアと、
    該ロボットアームの該第2のアームセグメントに固定されて、該第2の回転軸周りに配置され、該第1の回転軸周りで前記第1の従動ギアに固定される第2の従動ギアと、
    該第1の従動ギアを前記車軸周りで回転させるように構成されている第1の駆動ギアであり、前記第1の従動ギアと係合するように配置された前記第1の駆動ギアと、
    前記第2の回転軸周りで前記第2の従動ギアを回転させる第2の駆動ギアと、
    前記第2の駆動ギアと該第2の従動ギアを係合させるように配置されている中間ギア装置で、前記第1の回転軸周りに配置されており、それによって、該第1の回転軸周りの前記第1のアームセグメントに対する前記中間ギア装置の相対回転が駆動され得る該中間ギア装置で、該第2の駆動ギアと係合するように配置された第1の中間ギアと、前記第2の従動ギアと係合するように配置された第2の中間ギアと、を含んで構成されている前記中間ギア装置と、を含んで構成されており、
    該第1の従動ギアと前記第1の中間ギアの少なくとも一方がセクターであることを特徴とする外科用ロボットアーム。
  2. 前記第1の回転軸が前記第2の回転軸を横切っている請求項1に記載されている外科用ロボットアーム。
  3. 前記第1の駆動ギアが、前記第1のアームセグメントに沿って延びる第1の駆動シャフトに取り付けられており、前記第2の駆動ギアが、該第1のアームセグメントに沿って延びる第2の駆動シャフトに取り付けられている請求項1または2に記載されている外科用ロボットアーム。
  4. 前記第1および第2の駆動シャフトが、前記車軸が存在する平面の一方の側に存在する請求項3に記載されている外科用ロボットアーム。
  5. 前記第1の従動ギアがリングギアまたはハイポイドギアである請求項1~4の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  6. 前記中間ギア装置が前記車軸に取り付けられ、該車軸がその各端部において前記第1のアームセグメントに対して取り付けられている請求項1~5の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  7. 前記第1の中間ギアが前記第2の中間ギアに固定されている請求項1~6の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  8. 前記第1の従動ギアのみがセクターギアである請求項1~7の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  9. 前記セクターギアの動作円弧が50度以下である請求項1~8の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  10. 前記第1の中間ギアがリングギアまたはハイポイドギアである請求項1~9の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  11. 前記第1の駆動ギアおよび前記第1の従動ギアが第1のハイポイドギアセットを形成し、前記第2の駆動ギアおよび前記第1の中間ギアが第2のハイポイドギアセットを形成し、前記第1と第2のハイポイドギアセットが同じスキューオフセットを有している請求項1~10の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  12. 前記第2の中間ギアと前記第2の従動ギアがベベルギアまたはマイターギアである請求項1~11の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  13. 前記ジョイント機構が、前記第1の回転ジョイントによって前記第1のアームセグメントに、前記第2の回転ジョイントによって前記第2のアームセグメントに取り付けられているキャリアを更に含み、前記キャリアが前記第1の従動ギアに固定されている請求項1~12の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  14. 前記第1および第2の駆動シャフトを回転させることによって、前記ロボットアームの運動指令を出すコマンド信号に応答するように構成されているコントロールユニットを更に含み、前記コントロールユニットが、該ロボットアームに前記第2軸の周りで関節運動することなく前記第1軸の周りで関節運動するようにとの指令が出される場合に、前記第1シャフトを回転させて該第1軸回りの関節運動を生じさせ、また、前記第2シャフトを、該第2軸周りの寄生関節運動を取り消すような方法で回転させるように構成されている請求項1~13の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  15. 前記第2のアームセグメントに隣接し、前記ジョイント機構に対して前記第2のアームセグメントの反対側に位置する第3のアームセグメントと、前記第3のアームセグメントを前記第2のアームセグメントに取り付ける第3の回転ジョイントとをさらに含み、
    前記第3のアームセグメントは、ツールまたはツールアタッチメントと、前記第2の長手方向軸と同一直線上にある第3の長手方向軸をさらに含んでおり、該第3の長手方向軸周りに前記第2のアームセグメントに対して回転可能である請求項1~14の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
  16. アームの直線状態において、前記第1の長手方向軸と前記第2の長手方向軸が同一直線上にある請求項1~15の何れか1項に記載されている外科用ロボットアーム。
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