JP6457994B2 - ロボット手術台 - Google Patents

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Description

この発明は、ロボット手術台に関する。
特許文献1には、ロボットアームによって患者を載置した支持台を移動させるとともに、放射線源に対して患者の位置を位置決めする患者位置決めアセンブリが開示されている。
一方、従来では、手術室において、患者が載置されたテーブルを、周辺機器との干渉を抑制しつつ、容易に移動させることが可能な手術台が望まれている。そこで、上記特許文献1の患者位置決めアセンブリを、手術室における手術台に適用して、患者が載置されたテーブルを移動させることが考えられる。これにより、キャスタを用いて手術台を移動させる場合と異なり、患者が載置されたテーブルを、周辺機器との干渉を抑制しつつ、容易に移動させることが可能となる。
特開2009−131718号公報
しかしながら、上記特許文献1のような患者位置決めアセンブリでは、放射線を照射することから、ロボットアームが周囲に人がいない状態で駆動されるため、周囲の作業者を考慮する必要がなく、大型のロボットアームが用いられている。このため、特許文献1のロボットアームを手術台に適用した場合、手術台周りのスペースが狭くなり、手術を行う際の作業者の妨げとなると考えられる。また、手術台の移動の自由度を確保するためにロボットアームは複数の関節を含むことが好ましい。手術の邪魔にならないように複数の関節を含むロボットアームを小型化した場合、関節の径方向の大きさも小さくなるため、負荷に対する関節の耐性が低下するという問題点がある。特に、大きな体重を有する患者を載置した状態でロボットアームを伸ばした姿勢をとった場合、テーブルを上下に移動させる垂直関節にかかる負荷が大きくなるため手術の邪魔にならないようにロボットアームを小型化することが困難であるという問題点がある。
この発明は、手術が行われる患者が載置されるテーブルを移動させるロボットアームの垂直関節の負荷に対する耐性を確保しつつ、ロボットアームの小型化を図ることが可能なロボット手術台を提供するものである。
この発明の一の局面によるロボット手術台は、患者載置用のテーブルと、一方端が床に固定されたベースに支持され、他方端がテーブルを支持する多関節ロボットアームと、を備え、多関節ロボットアームは、水平方向の回動軸線回りに回動可能な垂直関節を含む複数の関節を含み、垂直関節は、第1モータと、入力回転軸同士が同軸となるように並列に設けられた第1減速機および第2減速機とを含み、第1減速機は、垂直関節の負荷側に接続され、出力した回転を負荷側に伝達するための第1接続部を有しており、第2減速機は、垂直関節の負荷側に接続され、出力した回転を負荷側に伝達するための第2接続部を有する
この発明の一の局面によるロボット手術台では、上記のように、垂直関節に、入力回転軸同士が同一軸上に互いに連結されて並列に設けられた第1減速機および第2減速機を設け、第1減速機および第2減速機のそれぞれの出力回転軸を、垂直関節の水平方向の回動軸線上に配置する。これにより、並列に設けられた第1減速機および第2減速機により負荷を分散させることができるので、垂直関節の負荷に対する耐性を容易に大きくすることができる。これにより、第1減速機および第2減速機よりも直径の大きな減速機を使用することなく垂直関節の負荷に対する耐性を大きくすることができる。その結果、垂直関節が大径化することを抑制することができるので、手術が行われる患者が載置されるテーブルを移動させるロボットアームの垂直関節の負荷に対する耐性を確保しつつ、ロボットアームの小型化を図ることができる。これにより、テーブルを低くした状態でもテーブルの下にロボットアームを収容することが可能になる。
上記一の局面によるロボット手術台において、好ましくは、第1モータは、第1電磁ブレーキを内蔵しており、第1モータの出力回転軸には第2電磁ブレーキが取り付けられている。このように構成すれば、第1電磁ブレーキおよび第2電磁ブレーキの2段階のブレーキにより垂直関節を制動することができるので、電力停止時に一方の電磁ブレーキが故障した場合であってもテーブルが急に下降するのを確実に抑制することができる。
上記一の局面によるロボット手術台において、好ましくは、多関節ロボットアームは、ベースに、鉛直方向の軸線回りに回転可能に支持され、6以上の自由度によりテーブルを移動させるように構成されている。このように構成すれば、6以上の自由度を有する多関節ロボットアームによりテーブルを所望の位置に容易に移動させることができる。
この場合、好ましくは、多関節ロボットアームは、7以上の自由度によりテーブルを移動させるように構成されている。このように構成すれば、7以上の自由度を有する多関節ロボットアームによりテーブルを所望の位置により容易に移動させることができる。
上記一の局面によるロボット手術台において、好ましくは、多関節ロボットアームは、2以上の垂直関節を有し、テーブルを複数の回転自由度によって移動させる垂直多関節アセンブリを含む。このように構成すれば、複数の垂直関節により、上下方向において、テーブルを所望の位置に容易に移動させることができる。
この場合、好ましくは、垂直多関節アセンブリは、ロール回動関節をさらに有し、ロール回動関節は、第2モータと、入力回転軸同士が同一軸上に互いに連結されて並列に設けられた第3減速機および第4減速機とを含み、第3減速機は、ロール回動関節の負荷側に接続され、出力した回転をロール回動関節の負荷側に伝達するための第3接続部を有しており、第4減速機は、ロール回動関節の負荷側に接続され、出力した回転をロール回動関節の負荷側に伝達するための第4接続部を有する。このように構成すれば、テーブルをロール回動させるロール回動関節が大径化することを抑制することができるので、手術が行われる患者が載置されるテーブルを移動させるロボットアームの小型化を効果的に図ることができる。
上記多関節ロボットアームが垂直多関節アセンブリを含む構成において、好ましくは、多関節ロボットアームは、テーブルを複数の回転自由度によって移動させる水平多関節アセンブリ、または、テーブルを水平な線形の自由度によって移動させる直線移動アセンブリを含む。このように構成すれば、水平多関節アセンブリまたは直線移動アセンブリによりテーブルを水平方向の所望の位置に容易に移動させることができる。
上記一の局面によるロボット手術台において、好ましくは、多関節ロボットアームは、テーブルが所定位置に位置している場合に、テーブルの下の空間である収容空間内に収容された収容姿勢をとるように構成されている。このように構成すれば、手術などの医療行為を行う際に、多関節ロボットアームが執刀医、助手、看護師および医療技師などの医療従事者に干渉するのを抑制することができる。

この場合、好ましくは、多関節ロボットアームは、収容姿勢の状態において、水平面内における第1方向においてテーブルの長さ以下の長さを有するとともに、水平面内における第1方向と直交する第2方向においてテーブルの長さ以下の長さを有する。このように構成すれば、手術などの医療行為を行う際に、多関節ロボットアームがテーブルからはみ出すことがないので、多関節ロボットアームが医療従事者に干渉するのを効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるロボット手術台において、好ましくは、第1減速機および第2減速機は、それぞれ、波動歯車減速機である。このように構成すれば、波動歯車減速機を用いて、第1減速機および第2減速機の小型化を図りながら、効果的に減速を行うことができる。
この場合、好ましくは、波動歯車減速機は、環状の剛性内歯歯車と、剛性内歯歯車の内側に配置された環状の可撓性外歯歯車と、可撓性外歯歯車を撓ませて剛性内歯歯車に対して2箇所で部分的に噛み合わせるとともに、剛性内歯歯車と可撓性外歯歯車との噛み合い位置を周方向に移動させる波動発生器と、を含み、剛性内歯歯車は、固定配置されており、波動発生器は、波動歯車減速機の入力回転軸に同軸状態で取り付けられており、可撓性外歯歯車は、波動歯車減速機の出力回転軸に連結固定されている。このように構成すれば、剛性内歯歯車と、可撓性外歯歯車と、波動発生器とを含む波動歯車減速機により、容易に安定して減速を行うことができる。
上記一の局面によるロボット手術台において、好ましくは、第1減速機および第2減速機は、それぞれ、偏心揺動型遊星歯車減速機である。このように構成すれば、偏心揺動型遊星歯車減速機を用いて、第1減速機および第2減速機の小型化を図りながら、効果的に減速を行うことができる。
この場合、好ましくは、偏心揺動型遊星歯車減速機は、第1段減速部と、第2段減速部と、を含み、第1段減速部は、入力ギアと、入力ギアよりも多い歯数を有するスパーギアと、を有し、第2段減速部は、偏心部を有しスパーギアに連結された回転軸と、内歯歯車と、偏心部に係合して偏心回転し、内歯歯車に内接して噛み合い位置を移動させながら自転する外歯遊星歯車と、を有し、偏心揺動型遊星歯車減速機は、入力ギアに回転が伝達され、出力回転軸が外歯遊星歯車の自転に伴い回転するように構成されている。このように構成すれば、第1段減速部と、第2段減速部とを含む偏心揺動型遊星歯車減速機により、容易に安定して減速を行うことができる。
本発明によれば、手術が行われる患者が載置されるテーブルを移動させるロボットアームの垂直関節の負荷に対する耐性を確保しつつ、ロボットアームの小型化を図ることができる。
第1実施形態によるロボット手術台の概略を示した斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の多関節ロボットアームを示した斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の垂直多関節アセンブリを示した斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の垂直関節の概略を示した図である。 第1実施形態によるロボット手術台の減速機の概略を示した図である。 第1実施形態によるロボット手術台の直線移動アセンブリを示した上面斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の直線移動アセンブリを示した下面斜視図である。 第2実施形態によるロボット手術台の概略を示した斜視図である。 第2実施形態によるロボット手術台の多関節ロボットアームを示した斜視図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(ロボット手術台の構成)
図1〜図7を参照して、第1実施形態によるロボット手術台100の概要について説明する。
図1に示すように、ロボット手術台100は、患者載置用のテーブル1と、多関節ロボットアーム2と、制御部3(図2参照)とを備えている。図2に示すように、多関節ロボットアーム2は、ベース21と、垂直多関節アセンブリ22と、直線移動アセンブリ23とを備えている。垂直多関節アセンブリ22は、垂直関節221と、ロール回動関節222と、垂直関節223と、ヨー回転関節224とを含んでいる。直線移動アセンブリ23は、ガイド部材231と、スライド部材232と、基板部材233とを含んでいる。なお、垂直関節221、ロール回動関節222、垂直関節223およびヨー回転関節224は、特許請求の範囲の「関節」の一例である。
ロボット手術台100は、たとえば、外科、内科などで行われる手術台として用いられる。ロボット手術台100は、テーブル1に患者10を載置する載置位置に移動するとともに、テーブル1に患者10を載置した状態で、手術位置、検査位置、処置位置、X線撮像位置などに患者10を移動させることが可能である。また、ロボット手術台100は、テーブル1に患者10を載置した状態で、患者10を傾けることが可能である。
テーブル1は、略矩形形状の平板状に形成されている。また、テーブル1の上面は、略平坦に形成されている。テーブル1は、多関節ロボットアーム2により、移動されるように構成されている。具体的には、テーブル1は、水平方向の第1方向(X方向)、第1方向と直交する水平方向の第2方向(Y方向)、および、第1方向および第2方向に直交し、上下方向である第3方向(Z方向)に移動可能に構成されている。また、テーブル1は、X方向の軸線回りに回動(ロール)可能に構成されている。また、テーブル1は、Y方向の軸線回りに回動(ピッチ)可能に構成されている。また、テーブル1は、Z方向の軸線回りに回転(ヨー)可能に構成されている。
多関節ロボットアーム2は、テーブル1を移動させるように構成されている。多関節ロボットアーム2は、一方端が床に固定されたベース21に支持され、他方端がテーブル1を移動可能に支持している。多関節ロボットアーム2は、ベース21に、鉛直方向(Z方向)の軸線回りに回転可能に支持され、6の自由度によりテーブル1を移動させるように構成されている。具体的には、多関節ロボットアーム2は、垂直多関節アセンブリ22により、回動軸線A1回りの回動、回動軸線A2回りの回動、回動軸線A3回りの回動および回動軸線A4回りの回転の4の自由度を有する。また、多関節ロボットアーム2は、直線移動アセンブリ23により、B1方向およびB2方向の直線移動、回動軸線B3回りの回転の2の自由度を有する。
多関節ロボットアーム2は、ベース21にZ方向の回転軸線回りに回転するように支持されている。つまり、基板部材233は、ベース21に対して、鉛直方向(Z方向)の回転軸線B3回りに回転するように構成されている。ガイド部材231は、基板部材233に対してB2方向に直線移動するように構成されている。スライド部材232は、ガイド部材231に対してB1方向に直線移動するように構成されている。
垂直多関節アセンブリ22は、ガイド部材231に接続されている。垂直多関節アセンブリ22の垂直関節221は、ガイド部材231の移動方向(B1方向)に対して略直交する方向の回動軸線A1回りに回動するように構成されている。ロール回動関節222は、垂直関節221の回動軸線と略直交する方向の回動軸線A2回りに回動するように構成されている。垂直関節223は、ロール回動関節222の回動軸線と略直交する方向の回動軸線A3回りに回動するように構成されている。ヨー回転関節224は、垂直関節223の回動軸線と略直交する方向の回動軸線A4回りに回転するように構成されている。つまり、垂直多関節アセンブリ22は、2つの垂直関節221および223を有し、テーブル1を複数の回転自由度によって移動させるように構成されている。
ここで、第1実施形態では、垂直関節221(223)は、水平方向の回動軸線A1(A3)回りに回動可能に構成されている。また、図3および図4に示すように、垂直関節221(223)は、サーボモータである第1モータ4aと、第1モータ4aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6aと、減速機6aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機6bおよび第2減速機6cと、を有している。また、垂直関節221(223)は、図4に示すように、第2電磁ブレーキ5と、ギア部7と、接続部8とを有している。
また、第1実施形態では、図4に示すように、第1モータ4aは、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。また、第1モータ4aの出力回転軸には、第2電磁ブレーキ5が取り付けられている。第1電磁ブレーキ42および第2電磁ブレーキ5は、垂直関節221(223)を制動させるように構成されている。エンコーダ41は、第1モータ4aの駆動量を検知して、検知結果を制御部3に送信するように構成されている。
減速機6aは、波動歯車減速機により構成されている。また、第1減速機6bおよび第2減速機6cは、波動歯車減速機により構成されている。また、減速機6aと、第1減速機6bおよび第2減速機6cとは、直列に接続されている。つまり、減速機6aと、第1減速機6bおよび第2減速機6cとにより2段階に減速される。また、第1減速機6bと第2減速機6cとは、並列に接続されている。つまり、第1減速機6bと第2減速機6cとにより、垂直関節221(223)を介して受ける負荷が分散されて支持される。
波動歯車減速機は、図5に示すように、環状の剛性内歯歯車63と、剛性内歯歯車63の内側に配置された環状の可撓性外歯歯車62と、可撓性外歯歯車62を撓ませて剛性内歯歯車63に対して2箇所で部分的に噛み合わせるとともに、剛性内歯歯車63と可撓性外歯歯車62との噛み合い位置を周方向に移動させる波動発生器61と、を含んでいる。剛性内歯歯車63は、固定配置されている。波動発生器61は、波動歯車減速機の入力回転軸C1に同軸状態で取り付けられている。可撓性外歯歯車62は、波動歯車減速機の出力回転軸C2に連結固定されている。つまり、波動歯車減速機では、波動発生器61に回転が入力されて、減速された回転が、可撓性外歯歯車62から出力される。
減速機6aでは、第1モータ4aの回転が入力回転軸64を介して波動発生器61に入力される。そして、可撓性外歯歯車62から軸を介して減速された回転がギア部7に出力される。
ここで、第1実施形態では、第1減速機6bおよび第2減速機6cは、入力回転軸64同士が同一軸上に互いに連結されて並列に設けられている。また、第1減速機6bおよび第2減速機6cは、それぞれの出力回転軸が、垂直関節221(223)の水平方向の回動軸線上に配置されている。具体的には、第1減速機6bおよび第2減速機6cは、波動発生器61同士が内側に対向するように配置される。そして、共通の入力回転軸64が各々の波動発生器61に接続されて回転が伝達される。そして、外側の各々の可撓性外歯歯車62から減速された回転が出力される。出力された回転は、接続部8を介して負荷側に伝達される。これにより、垂直関節221(223)が駆動される。
第1減速機6bおよび第2減速機6cは、略同じ減速比を有するとともに、出力回転軸を、垂直関節221および223の水平方向の回動軸線上に配置されている。第1減速機6bおよび第2減速機6cは、均等に荷重が加えられるように位相が同期されて取り付けられている。具体的には、第1減速機6bおよび第2減速機6cは、各々の波動発生器61、可撓性外歯歯車62および剛性内歯歯車63の噛み合わせ位相が同期されている。これにより、第1減速機6bおよび第2減速機6cのトルク/ねじれ角の関係が同等となる。これにより、第1減速機6bおよび第2減速機6cから出力される回転が同期されて接続部8により力を分散して伝達することが可能となる。
減速機6a、第1減速機6bおよび第2減速機6cによるトータルの減速比は、1000以上20000以下となることが好ましい。なお、減速比は、Nの場合、入力した回転数を1/Nの回転数にして出力する。たとえば、減速比が1000の場合、入力された回転数が1/1000の回転数に減速されて出力される。さらに好ましくは、減速機6a、第1減速機6bおよび第2減速機6cによるトータルの減速比は、3000以上10000以下である。
ロール回動関節222は、図3に示すように、サーボモータである第2モータ4bと、第2モータ4bの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6dと、減速機6dにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第3減速機6eおよび第4減速機6fと、減速機6dにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6gと、減速機6gにより減速された回転が伝達される第2電磁ブレーキ5と、を有している。また、第2モータ4bは、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。
減速機6dは、波動歯車減速機により構成されている。また、第3減速機6eおよび第4減速機6fは、波動歯車減速機により構成されている。また、減速機6gは、波動歯車減速機により構成されている。また、減速機6dと、第3減速機6eおよび第4減速機6fとは、直列に接続されている。つまり、減速機6dと、第3減速機6eおよび第4減速機6fとにより2段階に減速される。また、第3減速機6eと第4減速機6fとは、並列に接続されている。つまり、第3減速機6eと第4減速機6fとにより、ロール回動関節222を介して受ける負荷が分散されて支持される。
ヨー回転関節224は、図3に示すように、サーボモータであるモータ4cと、モータ4cの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6hと、減速機6hにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6iと、減速機6hにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6jと、減速機6jにより減速された回転が伝達される第2電磁ブレーキ5と、を有している。また、モータ4cは、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。
減速機6h、6iおよび6jは、波動歯車減速機により構成されている。また、減速機6hと、減速機6iとは、直列に接続されている。つまり、減速機6hと、減速機6iとにより2段階に減速される。
直線移動アセンブリ23は、図6に示すように、ガイド部材231に対してスライド部材232を直線移動させるために、サーボモータであるモータ4と、第2電磁ブレーキ5と、モータ4の回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6と、減速機6により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して直線運動として出力するボールネジ軸9とを有している。スライド部材232は、ボールネジ軸9に螺合されており、ボールネジ軸9の回転により、ガイド部材231に沿って移動されるように構成されている。また、モータ4は、エンコーダと、内蔵の第1電磁ブレーキとを有している。
また、直線移動アセンブリ23は、図7に示すように、ベース21に対してガイド部材231を直線移動させるために、サーボモータであるモータ4と、第2電磁ブレーキ5と、モータ4の回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6と、減速機6により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して直線運動として出力するボールネジ軸9とを有している。ベース21は、ボールネジ軸9に螺合されており、ボールネジ軸9の回転により、ガイド部材231がベース21に対して直線移動されるように構成されている。また、モータ4は、エンコーダと、内蔵の第1電磁ブレーキとを有している。
また、多関節ロボットアーム2は、テーブル1が手術位置に位置している場合に、テーブル1の下の空間である収容空間内に収容された収容姿勢をとるように構成されている。つまり、多関節ロボットアーム2は、テーブル1に載置された患者10に対して手術や処置を行う位置にテーブル1を移動させた場合に、折り畳まれて、平面視において(Z方向に見て)、テーブル1の下方に完全に隠れるように構成されている。
具体的には、図1に示すように、多関節ロボットアーム2は、収容姿勢の状態において、水平面内における第1方向(X方向)においてテーブル1の長さL1以下の長さL3を有するとともに、水平面内における第1方向と直交する第2方向(Y方向)においてテーブル1の長さL2以下の長さL4を有するように構成されている。
制御部3は、ベース21内に設置され、多関節ロボットアーム2によるテーブル1の移動を制御するように構成されている。具体的には、制御部3は、医師、看護師および医療技師などの医療従事者(操作者)による操作に基づいて、多関節ロボットアーム2の駆動を制御して、テーブル1を移動させるように構成されている。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、垂直関節221および223に、入力回転軸同士が同一軸上に互いに連結されて並列に設けられた第1減速機6bおよび第2減速機6cを設け、第1減速機6bおよび第2減速機6cのそれぞれの出力回転軸を、垂直関節221および223の水平方向の回動軸線上に配置する。これにより、並列に設けられた第1減速機6bおよび第2減速機6cにより負荷を分散して支持することができるので、垂直関節221および223の負荷に対する耐性を容易に大きくすることができる。これにより、第1減速機6bおよび第2減速機6cよりも直径の大きな減速機を使用することなく垂直関節221および223の負荷に対する耐性を大きくすることができる。その結果、垂直関節221および223が大径化することを抑制できるので、手術が行われる患者10が載置されるテーブル1を移動させる多関節ロボットアーム2の垂直関節221および223の負荷に対する耐性を確保しつつ、多関節ロボットアーム2の小型化を図ることができる。これにより、テーブル1を低くした状態でもテーブル1の下に多関節ロボットアーム2を収容することが可能になる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1モータ4aに、第1電磁ブレーキ42を内蔵し、第1モータ4aの出力回転軸に第2電磁ブレーキ5を設ける。これにより、第1電磁ブレーキ42および第2電磁ブレーキ5の2段階のブレーキにより垂直関節221および223を制動することができるので、電力停止時に一方の電磁ブレーキが故障した場合であってもテーブル1が急に下降するのを確実に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2を、ベース21に、鉛直方向(Z方向)の軸線回りに回転可能に支持し、6以上の自由度によりテーブル1を移動させるように構成する。これにより、6以上の自由度を有する多関節ロボットアーム2によりテーブル1を所望の位置に容易に移動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2に、2以上の垂直関節221および223を有し、テーブル1を複数の回転自由度によって移動させる垂直多関節アセンブリ22を設ける。これにより、複数の垂直関節221および223により、上下方向において、テーブル1を所望の位置に容易に移動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、垂直多関節アセンブリ22に、ロール回動関節222を設け、ロール回動関節222に、第2モータ4bと、入力回転軸同士が同一軸上に互いに連結されて並列に設けられた第3減速機6eおよび第4減速機6fとを設け、第3減速機6eおよび第4減速機6fのそれぞれの出力回転軸を、ロール回動関節222の回動軸線上に配置する。これにより、テーブル1をロール回動させるロール回動関節222が大径化することを抑制することができるので、手術が行われる患者10が載置されるテーブル1を移動させる多関節ロボットアーム2の小型化を効果的に図ることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2に、テーブル1を水平な線形の自由度によって移動させる直線移動アセンブリ23を設ける。これにより、直線移動アセンブリ23によりテーブル1を水平方向の所望の位置に容易に移動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2を、テーブル1が手術位置に位置している場合に、テーブル1の下の空間である収容空間内に収容された収容姿勢をとるように構成する。これにより、手術などの医療行為を行う際に、多関節ロボットアーム2が執刀医、助手、看護師および医療技師などの医療従事者に干渉するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2を、収容姿勢の状態において、水平面内における第1方向(X方向)においてテーブル1の長さ以下の長さを有するとともに、水平面内における第1方向と直交する第2方向(Y方向)においてテーブル1の長さ以下の長さを有するように構成する。これにより、手術どの医療行為を行う際に、多関節ロボットアーム2がテーブル1からはみ出すことがないので、多関節ロボットアーム2が医療従事者に干渉するのを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1減速機6bおよび第2減速機6cを、それぞれ、波動歯車減速機により構成する。これにより、波動歯車減速機を用いて、第1減速機6bおよび第2減速機6cの小型化を図りながら、効果的に減速を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、波動歯車減速機は、環状の剛性内歯歯車63と、剛性内歯歯車63の内側に配置された環状の可撓性外歯歯車62と、可撓性外歯歯車62を撓ませて剛性内歯歯車63に対して2箇所で部分的に噛み合わせるとともに、剛性内歯歯車63と可撓性外歯歯車62との噛み合い位置を周方向に移動させる波動発生器61と、を含み、剛性内歯歯車63は、固定配置されており、波動発生器61は、波動歯車減速機の入力回転軸に同軸状態で取り付けられており、可撓性外歯歯車62は、波動歯車減速機の出力回転軸に連結固定されている。これにより、剛性内歯歯車63と、可撓性外歯歯車62と、波動発生器61とを含む波動歯車減速機により、容易に安定して減速を行うことができる。
[第2実施形態]
次に、図8および図9を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、多関節ロボットアームが直線移動アセンブリを含む上記第1実施形態とは異なり、多関節ロボットアームが水平多関節アセンブリを含む構成の例について説明する。なお、第1実施形態と同様の箇所には同様の符号を付している。
(ロボット手術台の構成)
図8に示すように、ロボット手術台200は、患者載置用のテーブル1と、多関節ロボットアーム201と、制御部3(図9参照)とを備えている。図9に示すように、多関節ロボットアーム201は、ベース21と、垂直多関節アセンブリ202と、水平多関節アセンブリ203とを備えている。垂直多関節アセンブリ202は、垂直関節202aおよび202bと、ロール回動関節202cと、ヨー回転関節202dとを含んでいる。水平多関節アセンブリ203は、水平関節203a、203bおよび203cとを含んでいる。なお、垂直関節202a、202b、ロール回動関節202c、ヨー回転関節202d、水平関節203a、203bおよび203cは、特許請求の範囲の「関節」の一例である。
多関節ロボットアーム201は、テーブル1を移動させるように構成されている。多関節ロボットアーム201は、一方端が床に固定されたベース21に支持され、他方端がテーブル1を移動可能に支持している。多関節ロボットアーム2は、7の自由度によりテーブル1を移動させるように構成されている。具体的には、多関節ロボットアーム2は、垂直多関節アセンブリ22により、回動軸線D1回りの回動、回動軸線D2回りの回動、回動軸線D3回りの回動および回動軸線D4回りの回転の4の自由度を有する。また、多関節ロボットアーム2は、水平多関節アセンブリ203により、回動軸線E1回りの回転、回動軸線E2回りの回転および回動軸線E3回りの回転の3の自由度を有する。
ここで、第2実施形態では、垂直関節202a(202b)は、水平方向の回動軸線D1(D3)回りに回動可能に構成されている。また、図4に示すように、垂直関節202a(202b)は、第1モータ4aと、第1モータ4aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6aと、減速機6aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機6bおよび第2減速機6cと、を有している。また、垂直関節202a(202b)は、第2電磁ブレーキ5と、ギア部7と、接続部8とを有している。また、第1減速機6bおよび第2減速機6cは、入力回転軸64同士が同一軸上に互いに連結されて並列に設けられている。また、第1減速機6bおよび第2減速機6cは、それぞれの出力回転軸が、垂直関節202a(202b)の水平方向の回動軸線上に配置されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記のように、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、垂直関節202aおよび202bに、入力回転軸同士が同一軸上に互いに連結されて並列に設けられた第1減速機6bおよび第2減速機6cを設け、第1減速機6bおよび第2減速機6cのそれぞれの出力回転軸を、垂直関節202aおよび202bの水平方向の回動軸線上に配置する。これにより、手術が行われる患者10が載置されるテーブル1を移動させる多関節ロボットアーム201の小型化を図ることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム201を、7以上の自由度によりテーブル1を移動させるように構成する。これにより、7以上の自由度を有する多関節ロボットアーム201によりテーブル1を所望の位置により容易に移動させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム201に、テーブル1を複数の回転自由度によって移動させる水平多関節アセンブリ203を設ける。これにより、水平多関節アセンブリ203によりテーブル1を水平方向の所望の位置に容易に移動させることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、第1減速機および第2減速機を波動歯車減速機により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、第1減速機および第2減速機を、それぞれ、偏心揺動型遊星歯車減速機により構成してもよい。この場合、偏心揺動型遊星歯車減速機は、第1段減速部と、第2段減速部と、を含み、第1段減速部は、入力ギアと、入力ギアよりも多い歯数を有するスパーギアと、を有し、第2段減速部は、偏心部を有しスパーギアに連結された回転軸と、内歯歯車と、偏心部に係合して偏心回転し、内歯歯車に内接して噛み合い位置を移動させながら自転する外歯遊星歯車と、を有し、偏心揺動型遊星歯車減速機は、入力ギアに回転が伝達され、出力回転軸が外歯遊星歯車の自転に伴い回転するように構成してもよい。これにより、第1段減速部と、第2段減速部とを含む偏心揺動型遊星歯車減速機により、容易に安定して減速を行うことができる。
また、上記第1実施形態では、多関節ロボットアームが6の自由度を有する構成の例を示し、上記第2実施形態では、多関節ロボットアームが7の自由度を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ロボットアームが5以下の自由度を有していてもよいし、8以上の自由度を有していてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、多関節ロボットアームが2つの垂直関節を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、多関節ロボットアームが3つ以上の垂直関節を有していてもよいし、1つの垂直関節を有していてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、1つの関節について2つの減速機(第1減速機および第2減速機)が並列に設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つの関節について3つ以上の減速機が並列に設けられていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ベースが床の上に固定されている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ベースが床に埋設されて固定されていてもよい。
1:テーブル、2、201:多関節ロボットアーム、4a:第1モータ(モータ)、4b:第2モータ、5:第2電磁ブレーキ、6b:第1減速機、6c:第2減速機、6e:第3減速機、6f:第4減速機、21:ベース、22、202:垂直多関節アセンブリ、23:直線移動アセンブリ、42:第1電磁ブレーキ、61:波動発生器、62:可撓性外歯歯車、63:剛性内歯歯車、100、200:ロボット手術台、203:水平多関節アセンブリ、203a、203b、203c:関節、221、223、202a、202b:垂直関節(関節)、222、202c:ロール回動関節(関節)、224、202d:ヨー回転関節(関節)

Claims (13)

  1. 患者載置用のテーブルと、
    一方端が床に固定されたベースに支持され、他方端が前記テーブルを支持する多関節ロボットアームと、を備え、
    前記多関節ロボットアームは、水平方向の回動軸線回りに回動可能な垂直関節を含む複数の関節を含み、
    前記垂直関節は、第1モータと、入力回転軸同士が同軸となるように並列に設けられた第1減速機および第2減速機とを含み、
    前記第1減速機は、前記垂直関節の負荷側に接続され、出力した回転を前記負荷側に伝達するための第1接続部を有しており、
    前記第2減速機は、前記垂直関節の負荷側に接続され、出力した回転を前記負荷側に伝達するための第2接続部を有する、ロボット手術台。
  2. 前記第1モータは、第1電磁ブレーキを内蔵しており、前記第1モータの出力回転軸には第2電磁ブレーキが取り付けられている、請求項1に記載のロボット手術台。
  3. 前記多関節ロボットアームは、前記ベースに、鉛直方向の軸線回りに回転可能に支持され、6以上の自由度により前記テーブルを移動させるように構成されている、請求項1または2に記載のロボット手術台。
  4. 前記多関節ロボットアームは、7以上の自由度により前記テーブルを移動させるように構成されている、請求項3に記載のロボット手術台。
  5. 前記多関節ロボットアームは、2以上の前記垂直関節を有し、前記テーブルを複数の回転自由度によって移動させる垂直多関節アセンブリを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロボット手術台。
  6. 前記垂直多関節アセンブリは、ロール回動関節をさらに有し、
    前記ロール回動関節は、第2モータと、入力回転軸同士が同軸となるように並列に設けられた第3減速機および第4減速機とを含み、
    前記第3減速機は、前記ロール回動関節の負荷側に接続され、出力した回転を前記ロール回動関節の負荷側に伝達するための第3接続部を有しており、
    前記第4減速機は、前記ロール回動関節の負荷側に接続され、出力した回転を前記ロール回動関節の負荷側に伝達するための第4接続部を有する、請求項5に記載のロボット手術台。
  7. 前記多関節ロボットアームは、前記テーブルを複数の回転自由度によって移動させる水平多関節アセンブリ、または、前記テーブルを水平な線形の自由度によって移動させる直線移動アセンブリを含む、請求項5または6に記載のロボット手術台。
  8. 前記多関節ロボットアームは、前記テーブルが所定位置に位置している場合に、前記テーブルの下の空間である収容空間内に収容された収容姿勢をとるように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のロボット手術台。
  9. 前記多関節ロボットアームは、前記収容姿勢の状態において、水平面内における第1方向において前記テーブルの長さ以下の長さを有するとともに、水平面内における前記第1方向と直交する第2方向において前記テーブルの長さ以下の長さを有する、請求項8に記載のロボット手術台。
  10. 前記第1減速機および前記第2減速機は、それぞれ、波動歯車減速機である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のロボット手術台。
  11. 前記波動歯車減速機は、環状の剛性内歯歯車と、前記剛性内歯歯車の内側に配置された環状の可撓性外歯歯車と、前記可撓性外歯歯車を撓ませて前記剛性内歯歯車に対して2箇所で部分的に噛み合わせるとともに、前記剛性内歯歯車と前記可撓性外歯歯車との噛み合い位置を周方向に移動させる波動発生器と、を含み、
    前記剛性内歯歯車は、固定配置されており、
    前記波動発生器は、前記波動歯車減速機の入力回転軸に同軸状態で取り付けられており、
    前記可撓性外歯歯車は、前記波動歯車減速機の出力回転軸に連結固定されている、請求項10に記載のロボット手術台。
  12. 前記第1減速機および前記第2減速機は、それぞれ、偏心揺動型遊星歯車減速機である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のロボット手術台。
  13. 前記偏心揺動型遊星歯車減速機は、第1段減速部と、第2段減速部と、を含み、
    前記第1段減速部は、入力ギアと、前記入力ギアよりも多い歯数を有するスパーギアと、を有し、
    前記第2段減速部は、偏心部を有し前記スパーギアに連結された回転軸と、内歯歯車と、前記偏心部に係合して偏心回転し、前記内歯歯車に内接して噛み合い位置を移動させながら自転する外歯遊星歯車と、を有し、
    前記偏心揺動型遊星歯車減速機は、前記入力ギアに前記第1モータの回転が伝達され、出力回転軸が前記外歯遊星歯車の自転に伴い回転するように構成されている、請求項12に記載のロボット手術台。
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