JP6713085B1 - ペダル踏み間違いリセット装置 - Google Patents

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【課題】ペダルを踏み間違えても暴走しない装置を提供する。【解決手段】ローターが周回する略三角型の溝を有するスライド板と、スロットルワイヤーを介してスロットルバルブと連結され、前記溝の中に係合したローターと、ローターの逆動を防止するバネとを一体化して備え、スライド板は接続されたアクセルペダルの踏み込み量に応じて下降し、ローターは前記溝に沿って移動してスロットルバルブを開き、アクセルペダルが更に踏み込まれると、ローターはスロットルバルブを全開させ、アクセルペダルが更に踏み込まれると、ローターは前記溝を回動してスロットルバルブを閉じ、アクセルペダルの踏み込みが解除されると、スライド板はアクセルペダルが踏み込まれる前の位置に復帰する。【選択図】図1

Description

ブレーキペダルとアクセルペダルとのペダル踏み間違いによる事故を防止するリセット装置に関するものである。
従来のブレーキ操作、アクセル操作に関する機構を備えた自動車のペダル装置は、アクセルレバーとアクセルアームとの間に、アクセルレバー側に軸芯に対し回動自在に配設した外筒体を介して取り付けられたアクセル差動ローラと、回転軸を介して取り付けられたアクセルアーム側のはみ出した端部に取り付けられた受部材に複数本の棒状またはバー状のアクセルコントロール部材とからなるアクセル調整機構を備えている。(特許文献1)
この特許文献1の公知文献において、アクセル操作位置において急ブレーキを掛けようとしたときに、本能的にそのままブレーキペダルを踏み込めば、アクセルからブレーキへの踏み替えなどの時間遅れや踏み違えがなく、誤操作が解消され、正確且つ速やかにブレーキ操作をするというものである。
特許第5788187号公報
ところで、特許文献1におけるペダル装置は、アクセルレバーとアクセルアームとの間にアクセル調整機構を備え、従来のペダル式のブレーキおよびアクセルに替えて取り付けても、異なるメーカーの各車種および運転者の好みに対応してアクセルの始動や加速調整などが容易に行える。
しかしながら、アクセル操作位置において、アクセルペダルの踏み込み時、どうしても右横方向へ重心がかかってしまう。急ブレーキを掛けようとすると、急に、重心を左下方向に移してブレーキペダルを踏み込まなくてはならなくなる。ストッパー部材が設けられてはいるが、緊急時の急ブレーキ操作では、横滑りしてしまう等の懸念がある。
ペダルの踏み込みによるブレーキ操作が習慣化している現状では、上記操作に慣れるまでの訓練も要するし、慣れない操作に足が疲れるという課題がある。また、上記アクセル操作に慣れてしまうと、従来のペダルを踏み込式の車の運転は難しくなるという課題を有している。
本発明は、ブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違えても、事故を防止するペダル踏み間違いリセット装置を提供することにある。
本発明に関わるペダル踏み間違いリセット装置は、アクセルペダルと接続され、ローターが周回可能な略三角型状である溝を有するスライド板と、スロットルワイヤーを介してスロットルバルブと連結され、前記溝の中に係合したローターと、ローターの逆動を防止する逆動防止バネとを一体化して備え、スライド板は、アクセルペダルの踏み込み量に応じて下降し、ローターは、前記溝に沿って移動してスロットルバルブを開き、アクセルペダルが更に踏み込まれると、ローターはスロットルバルブを全開させ、アクセルペダルが更に踏み込まれると、ローターは前記溝を回動してスロットルバルブを閉じ、アクセルペダルの踏み込みが解除されると、スライド板はアクセルペダルが踏み込まれる前の位置に復帰することを特徴としている。
さらに、本発明に関わるペダル踏み間違いリセット装置は、ブレーキペダルの下端部に固着して、アクセルペダル直下まで延長された補助ブレーキペダルを備え、補助ブレーキペダルはアクセルペダルが踏み込み込まれるとブレーキペダルを押し下げる。
さらに、ローターが移動してマイクロスイッチと接触すると、ペダルを踏み間違えたことを知らせるためのブザーが備えられている、
本発明に関わるペダル踏み間違いリセット装置は、現状の自動車のペダル踏込式の操作により、つまり本リセット装置を意識した運転や操作のための特段の練習は全く必要とせずに、普段通りの運転により、ブレーキペダルとアクセルペダルとのペダル踏み間違いによる事故を防止できるという効果を奏する。
本発明のペダル踏み間違いリセット装置1の概略図である。 リセットインナー装置2の構成を示す構成図である。 収納ボックス3の構成を示す構成図である。 図1における縦軸K1−K1線と横軸K2−K2線からの正面図である。(A)三角型溝7の位置BをラインY1へ投影した図である。(B)逆動防止バネ9によるローター6の逆動防止を説明する説明図である。 (A)〜(D)は本装置のペダル踏み間違い時の運転の行程図である。
次に、本発明を具体的な一実施の形態に基づいて詳しく説明する。
以下、本発明に関わるペダル踏み間違いリセット装置1を図1乃至図5を用いて説明する。
図1のペダル踏み間違いリセット装置1は、リセットインナー装置2と、収納ボックス3からなる概略図である。
図2は、リセットインナー装置2の構成を示す構成図である。
リセットインナー装置2は、後述する図2を用いて、収納ボックス3は、後述する図3を用いて詳細に説明する。
図2において、リセットインナー装置2は、スライド板5と、連結ワイヤー13と、スプリング12と、アクセルペダル18と、スロットルワイヤー10と、スロットルバルブ11を備える。
スライド板5は、三角型溝7と、ローター6と、支柱ピン6aと、逆動防止バネ9と、軸受け15と、軸受けロット16を備える。スライド板5は、上端部は凸状形、下端部は逆さ凸状形をした直方体であり、中央部分に三角型溝7を有している。
スライド板5は、連結ワイヤー13を介してアクセルペダル18と接続され、アクセルペダル18が踏み込まれるとその踏み込み加減に応じて、後述する図3の収納ボックス3内を上下にスライドする。
三角型溝7は、三辺の溝で構成された三角形状をした溝であり、ローター6がこの溝に沿って周回する。三角型溝7は、逆動防止バネ9を備えている。
三角型溝7は、図2に示しているように、三ヵ所あるコーナーの一ヵ所から角のように直線に伸びた溝が設けられていてもよいし、図示していないが、三辺の溝のみで構成された三角形状の溝であってもよい。
三角型溝7はこのように構成されているので、運転者がペダルを踏み間違えても、ローター6はこの溝に沿って円滑に周回し、迅速に初期位置に戻ることができる。
連結ワイヤー13は、アクセルペダル18が踏み込まれると、その踏み込み加減に応じて、スライド板5が上下にスライドするために設けられている。
連結ワイヤー13は、ワイヤーの長さが調整できる、ネジ付きのワイヤーであり、上部先端はスライド板5の下端部に、下部先端はアクセルペダル18に接続されている。
連結ワイヤー13は、このように構成されているので、アクセルペダル18の遊びの部分の調整が出来る。また、連結ワイヤー13は、例えば、ロットで構成されてもよい。
スプリング12は、引っ張りコイルバネである。スライド板5が下降した後、スライド板5を上昇させ、定常位置へ戻すために備えている。
スプリング12は、上端部は、後述する図3のボックス上蓋4aの上端部に穴をあけて引っ掛け、下端部は、スライド板5の上端部に穴をあけて引っ掛けて装着されている。
ローター6は、三角型溝7の中に係合して、スロットルワイヤー10を介してスロットルバルブ11と接続され、スロットルバルブ11を開閉するために設けられている。なお、ローター6は、三角型溝7の最も左側の最下部のコーナーのポイントが初期位置である。ローター6は、アクセルペダル18が踏み込まれると、スライド板5の下降に応じて、三角型溝7に沿って例えば左回り(逆時計回り)に周回する。
ローター6は、ベアリングの内径部に、支柱ピン6aが挿入されたものである。
支柱ピン6aは、ローター6が有するベアリングの回転を滑らかにするために設けられた支柱ピンである。
このように構成されているので、アクセルペダル18の踏み込み量に応じて、ローター6は三角型溝7の中を円滑に周回することができる。
逆動防止バネ9は、三角型溝7の中に設けられ、ローター6が三角型溝7のコーナーを回動した後の、逆回りを防止するための逆動防止バネである。
逆動防止バネ9については、(図4(B))を用いて詳細に後述する。
軸受け15は、スライド板5の上下運動を円滑にするために設けられた軸受けである。
軸受け15は、軸受けロット16の両端のそれぞれに2ヶ所に挿入され、また、軸受け15の直径は、スライド板5の厚み寸法よりも僅かに大きく設定されている。
さらに、軸受け15は、スライド板5の上端部と下端部に、軸受けロット16を固定して装着されてもよいし、後述する軸受け溝15aをスライド板5の左右側面部(点線円で示した部分)に設け、軸受け15を差し込むようにして装着されてもよい。
軸受けロット16は、軸受けロット16の両端に備えた軸受け15を保持するための軸受けロットであり、スライド板5の上下運動を円滑にするために設けられた軸受けロットである。
軸受けロット16は、円柱形状であって、長さはスライド板5の横幅と同じであり、スライド板5の上端部と下端部のそれぞれ2ヶ所に固定さていれる。
軸受け溝15aは、軸受け15と軸受けロット16との構成とは異なる方法で、スライド板5の上下運動を円滑にするために設ける軸受け溝である。
軸受け溝15aは、スライド板の左右の上辺部と下辺部の計4箇所に、円柱形の穴を設けて、軸受け15を差し込むようにして装着する。軸受け溝15aの直径と奥行は、軸受け15の直径と長さより僅かに大きく、軸受け溝15aの直径は、スライド板5の厚み寸法よりも僅かに大きく設定されている。
図3は、収納ボックス3の構成を示す構成図である。
図3において、収納ボックス3は、ボックス本体4と、ローター誘導板8と、ワイヤー固定板14と、ボックス上蓋4aと、ボックス下蓋4bと、緩衝材17と、緩衝材貼付用板17aを備える。
ボックス本体4は、直方体の形状であり、ボックス本体4は、その内部でリセットインナー装置2が上下にスライドする。
ローター誘導板8は、誘導板溝8aとマイクロスイッチ22を有している。ローター誘導板8は、誘導板溝8aの箇所から、支柱ピン6aの先端部が外に出ており、支柱ピン6aの先端部と、スロットルワイヤー10は接続されている。
誘導板溝8aは、ボックス本体4の下端部より、図2のスライド板5に示す寸法H分だけ上方向に上がった位置の、ボックス本体4の前面に固定される。ローター誘導板8はこのように構成されているので、スライド板5の上下の運動を、ローター6の左右の運動へ導き、ローター6の搖動を抑えるように動作する。
誘導板溝8aは、ローター誘導板8の中央に設けられた細長形状の溝であり、ローター6を、右方向あるいは左方向へと円滑に導くように設けられている。誘誘導板溝8aは、ローター6の運動を左右に誘導することでスロットルバルブ11の開閉を円滑にしている。
誘導板溝8aの溝幅は、支柱ピン6aの直径より僅かに広く、誘導板溝8aの長さは、ローターの初期位置(スロットルワイヤー10の初期位置)から、スロットルワイヤー10が最も伸びた位置までの長さと、同じ長さである。
マイクロスイッチ22は、ペダルの踏み間違いが生じるとブザーを鳴らし、ペダルを踏み間違えたことを音で知らせるために備えられるマイクロスイッチである。
マイクロスイッチ22は、ローター6が誘導板溝8aの位置Aから移動して、スロットルバルブ11が全開する位置Baに達すると、マイクロスイッチ22がONになりブザーを鳴らして、ペダルを踏み間違えたことを知らせるために設けられる。ブザーは市販品で良い。
マイクロスイッチ22は板状のバネを有し、誘導板溝8aの最も右側の位置でマイクロスイッチがONになるように配慮して、ローター誘導板8に装着される。
ワイヤー固定板14は上辺部にU字溝を有し、前記U字溝にスロットルワイヤー10を固定し、スロットルワイヤー10の動作が円滑に行われるために設けられている。
前記U字溝は、ワイヤー固定板14の上辺部と、誘導板溝8aの溝の延長線上とが交わった個所に設けられる。ワイヤー固定板14は直方形の形状であって、ボックス本体4の左側面の、詳細には、ボックス本体4の下端部より、図2のスライド板5に示す寸法H分だけ上方向の位置に固定される。
ボックス上蓋4aは、ボックス本体4の上部を覆った蓋であって、スプリング12を引っ掛けるための穴が設けられている。
ボックス下蓋4bは、ボックス本体4の下部を覆った蓋であって、連結ワイヤー13を通
すためのU字溝が設けられている。
緩衝材17は、スライド板5が下降して、ボックス本体4の下部に到達した時の衝撃を吸収するためと、スライド板5が上昇して、緩衝材貼付用板17aの下面に到達した時の衝撃を吸収するために備えられた緩衝材である。
緩衝材17は、緩衝材貼付用板17aの下面と、ボックス下蓋4bの上面のそれぞれ2ヶ所に貼られている。
緩衝材貼付用板17aは、緩衝材17を貼るための緩衝材貼付用板であり、ボックス本体4の内部背面の上部に固着されている。
上記のように、収納ボックス3と、リセットインナー装置2は構成されている。収納ボックス3は、リセットインナー装置2を収納して用いられるので、収納ボックス3は、アクセルペダル1の踏み込み加減に応じて上下するリセットインナー装置2の運動を受容する。
図4は、図1に示すペダル踏み間違いリセット装置1に図示した、縦軸K1−K1線と横軸K2−K2線で分割した位置から矢印の方向を見た正面図である。
図4は、三角型溝7のコーナーの各位置を説明する図である。
図4において、リセットインナー装置2は、三角型溝7を有するスライド板5と、ローター6と、逆動防止バネ9と、スロットルワイヤー10と、スロットルバルブ11と、スプリング12と、連結ワイヤー13と、軸受け15と、軸受けロット16と、緩衝材17と、緩衝材貼付用板17aと、アクセルペダル18を備える。
三角型溝7を有するスライド板5と、ローター6と、逆動防止バネ9と、スロットルワイヤー10と、スロットルバルブ11と、スプリング12と、連結ワイヤー13と、軸受け15と、軸受けロット16と、緩衝材17と、緩衝材貼付用板17aと、アクセルペダル18については、図1〜図3と同一の符号を付し、その説明は省略する。
次に、図4に付したラインY1と位置A〜Dについて説明する。
ラインY1は、三角型溝7の後述する位置Aと同じ高さを示したラインである。
スライド板5が上下にスライドすることで、三角型溝7の中で係合しているローター6は三角型溝7を往複、あるいは周回する。ローター6が三角型溝7のどの位置にあっても、ローター誘導板8と誘導板溝8aの導きにより、ローター6は、常に、ラインY1の線上での左右の動きとなる。
また、ラインY1は、ローター誘導板8と誘導板溝8aの中央の横軸のラインである。
図4に示すように、スライド板5は、三角型溝7の一辺が垂直になるように配置され、コーナーAが最下点になり、コーナーCが最上点になっている。コーナーBは、図4ではコーナーAの右上に配置されており、ローター6は、三角型溝7をコーナーA→コーナーB→コーナーCと周回する。位置A〜Cは、コーナーA〜Cの位置を示している。
また、位置Dは、コーナーCから垂直に延びた溝の最上ポイントを指す。
図4(A)の位置Baは、位置BをラインY1へ投影した位置(Y1座標上の位置)であって、位置Bは、スライド板5がラインY1の線上まで下降した際には位置Baと重なる。
図4(B)は、逆動防止バネ9によるローター6の逆動防止を説明する説明図である。
逆動防止バネ9は、ローター6が、一定方向へ向かって運動することを支えるために設けられた逆動防止バネである。逆動防止バネ9は、ローター6の運動を妨げないように三角型溝7の壁面に収納される。逆動防止バネ9は、ローター6が図に示す矢印の方向から移動して逆動防止バネ9を押すと、三角型溝7の壁面(点線で図示)に押し込まれる。ローター6が回動すると、逆動防止バネ9は、バネの復元力により元の位置に戻り、ローター6が逆動するのを防止する。
逆動防止バネ9は、三角型溝7の壁面に収納されていると説明したが、三角型溝7の底部に装着するようにしてもよい。
図5は、ペダル踏み間違い時の運転の行程を説明する説明図である。
図5を用いてペダル踏み間違い時の運転の行程を説明する前に、以下の説明で使用している「通常運転」、「ペダル踏み間違い」について、概要を説明する。
「通常運転」は、アクセルペダルを踏んだ状態で、スロットルバルブを開き、車が発進あるいは加速するように動作している状況での運転。
「ペダル踏み間違い」は、「通常運転」の状態から、アクセルペダルが更に踏み込まれ、車が暴走するような状況になる状態。
これは、普段の運転では考えられず、ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏み込んでいるものと想定される状況であるので、ここでは 「ペダル踏み間違い」と表現している。
図5に示すペダル踏み間違いリセット装置1は、補助ブレーキペダル20をさらに備える。補助ブレーキペダル20は、事故抑止力を補完するためのブレーキペダルである。
このように、ペダル踏み間違いリセット装置1は、車の暴走抑止の性能をさらに向上させるために補助ブレーキペダル20を備えるようにし、車を確実に停止させるように構成してもよい。これにより、事故を未然に防止することができる。
次に、図5に付した、ラインS1〜S3について説明する。
ラインS1〜S3は、スライド板5が下降、または上昇する位置を示すラインである。
ラインS1は、スライド板5の位置を示すラインであり、ここをスライド板5の初期位置として以下説明している。
ラインS2は、ローター6が位置Aから位置Bまで移動した際に、スライド板5が下降した位置を示すラインである。
ラインS3は、ローター6が位置Bから位置Dまで移動した際に、スライド板5が下降した位置を示すラインである。
さらに、図5に付した、ラインP1〜P3について説明する。
ラインP1〜P3は、アクセルペダル18とブレーキペダル19が踏み込まれたり、戻ったりする位置を示すラインである。
ラインP1は、アクセルペダル18とブレーキペダル19の位置を示すラインであり、ここを、アクセルペダル18とブレーキペダル19の初期位置として以下説明している。
ラインP2は、スライド板5がラインS1からラインS2まで下降した際に、アクセルペダル18が踏み込まれた位置を示すラインである。
また、ラインP2は、アクセルペダル18がラインP1からラインP2まで踏み込まれた際に、補助ブレーキペダル20と接触する位置を示すラインである。
また、ラインP2は、アクセルペダル18がラインP2からラインP3まで踏み込まれた際に、ブレーキペダル19が押し下げられた位置を示すラインである。
ラインP3は、スライド板5がラインS2からラインS3まで下降した際に、アクセルペダル18が踏み込まれた位置を示すラインである。
また、ラインP3は、アクセルペダル18がラインP2からラインP3まで踏み込まれた際に、補助ブレーキペダル20が押し下げられた位置を示すラインである。
図5は、本装置のペダル踏み間違い時の運転の行程図である。
図5(A)〜(D)を用いて、ペダルを踏み間違えても車が確実に停止するまでの過程について説明をする。
図5(A)は、エンジンの始動状態の説明図であって、スロットルバルブ11が閉じ、ブレーキが制動されている。
図5(A) において、ローター6は位置Aの初期位置、スライド板5はラインS1の初期位置、アクセルペダル18はラインP1の初期位置である。スロットルバルブ11は閉じている。また、ブレーキペダル19はラインP1からラインP2まで踏み込まれてブレーキが制動されている。
図5(B)は、スロットルワイヤー10が最も伸びてスロットルバルブ11が全開している状態の説明図であって、アクセルペダル18と補助ブレーキペダル20が接触している。
図5(B)において、アクセルペダル18の踏み込み量に応じて、スライド板5がラインS1からラインS2まで下降しローター6が位置Aから位置Bまで移動すると、スロットルワイヤー10が最も伸びてスロットルバルブ11が全開する。
また、アクセルペダル18がラインP1からラインP2まで踏み込まれると、アクセルペダル18と、ラインP2が初期位置である補助ブレーキペダル20が接触する。
図5(C)は、スロットルワイヤー10が初期位置に戻りスロットルバルブ11が閉じた状態の説明図であって、ブレーキが制動されている。
図5(C)おいて、アクセルペダル18の踏み込み量に応じて、スライド板5がラインS2からS3まで下降し、ローター6が位置Bから位置Cを経て位置Dまで移動すると、スロットルワイヤー10が初期位置に戻りスロットルバルブ11は閉じる。
また、アクセルペダル18が、更にラインP2からラインP3まで踏み込まれると、補助ブレーキペダル20を介してブレーキペダル19がラインP1からラインP2まで押し下げられ、ブレーキが制動される。
図5(D)は、アクセルペダル18の踏み込みが解除された状態の説明図であって、スライド板5は元の位置に復帰し、ローター6は本来の初期位置に戻る。
図5(D)において、アクセルペダル18の踏み込みが解除されると、スライド板5はスプリング12の引っ張り力によりラインS3からラインS1まで上昇し、ローター6は位置Dから位置Aまで移動して本来の初期位置へ戻る。スロットルバルブ11は閉じている。
また、アクセルペダル18の踏み込みが解除されると、ブレーキペダル19の踏み込みも解除されるので、ブレーキペダル19はラインP2からラインP1の初期位置へ戻る。
さらに、アクセルペダル18の踏み込みを解除した直後、直ぐにブレーキペダル19に踏み替えて、ブレーキペダル19をラインP1からラインP2まで踏み込むと、ブレーキが制動されて車は確実に停止する。つまり、行程図は元の図5(A)の状態に回帰する。
上記のようにペダル踏み間違いリセット装置は、ペダルを踏み間違えてアクセルペダル18が一気に踏み込まれると、スライド板5が急下降して、ローター6がスロットルワイヤー10を最大に引き伸ばしスロットルバルブ11は全開の状態となる。さらに、ローター6が位置Bのコーナーを回動して、スロットルワイヤー10を初期位置まで引き戻すとスロットルバルブ11が閉じて、車の急発進を防止し暴走事故を回避できる。
ペダル踏み間違いリセット装置は、ペダルを踏み間違えても車は発進せず、また、ペダルを踏み間違えたことをブザーで知らせてくれるので運転者はパニックにならず、普段どおりにブレーキペダル19を踏めば車は確実に停止するが、さらに、補助ブレーキペダル20を備えることで、補助ブレーキペダル20と一体化したブレーキペダル19が押し下げられブレーキが制動されて車は確実に停止し、事故を未然に防止できる。
よって、ペダル踏み間違いリセット装置は、高齢者等に見られるペダルの踏み間違いによる事故防止のための装置として有効である。
さらに、ペダル踏み間違いリセット装置は、スロットルバルブとアクセルペダルとに、ロット又はワイヤーを用いて連結することが可能であれば、スロットルバルブの開閉が、電子式であっても、機械式であっても本発明を適用できる。
1 ペダル踏み間違いリセット装置
2 リセットインナー装置
3 収納ボックス
4 ボックス本体
4a ボックス上蓋
4b ボックス下蓋
5 スライド板
6 ローター
6a 支柱ピン
7 三角型溝
8 ローター誘導板
8 a 誘導板溝
9 逆動防止バネ
10 スロットルワイヤー
11 スロットルバルブ
12 スプリング
13 連結ワイヤー
14 ワイヤー固定板
15 軸受け
15 a 軸受け溝
16 軸受けロット
17 緩衝材
17a 緩衝材貼付用板
18 アクセルペダル
19 ブレーキペダル
20 補助ブレーキペダル
21 アクセルロット
22 マイクロスイッチ

Claims (3)

  1. アクセルペダルと接続され、ローターが周回可能な略三角型状である溝を有するスライド板と、スロットルワイヤーを介してスロットルバルブと連結され、前記溝の中に係合した前記ローターと、
    前記ローターの逆動を防止する逆動防止バネと、を一体化して備え、
    前記スライド板は、前記アクセルペダルの踏み込み量に応じて下降し、
    前記ローターは、前記溝に沿って移動して前記スロットルバルブを開き、
    前記アクセルペダルが更に踏み込まれると、前記ローターは前記スロットルバルブを全開させ、
    前記アクセルペダルが更に踏み込まれると、前記ローターは前記溝を回動して前記スロットルバルブをアイドリング状態に戻し、
    前記アクセルペダルの踏み込みが解除されると、前記スライド板は、前記アクセルペダルが踏み込まれる前の位置に復帰する、
    ことを特徴とするペダル踏み間違いリセット装置。
  2. さらに、ブレーキペダルの下端部に、前記アクセルペダル直下まで延長された補助ブレーキペダルを備え、
    前記補助ブレーキペダルは、前記アクセルペダルが踏み込まれると前記ブレーキペダルを押し下げる、
    ことを特徴とする請求項1記載のペダル踏み間違いリセット装置。
  3. ローターが移動してマイクロスイッチと接触すると、ペダルを踏み間違えたことを知らせるブザーを備える、
    ことを特徴とする請求項1、請求項2記載のペダル踏み間違いリセット装置。
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