JP6712121B2 - 静電保護回路を含む半導体装置及びそれの動作方法 - Google Patents

静電保護回路を含む半導体装置及びそれの動作方法 Download PDF

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Description

本発明は半導体装置に係り、より具体的には静電保護回路を含む半導体装置及びそれの動作方法に関する。
モバイル機器や電子装置には多様な半導体集積回路が実装される。半導体集積回路は微細化又は高集積化されることに伴って静電気に対する強化された保護機能が要求されている。半導体チップや回路を静電気から保護するための回路を一般的に静電放電(ElectroStatic Discharge:以下、ESD)回路と称する。ESDは静電気による放電現象を意味する。即ち、ESDは静電気現象によって発生した高電圧が回路の絶縁破壊電圧を越えて放電される現象を言う。ESDが半導体装置で発生される場合、素子の破壊を発生させることがある。入力又は出力回路と連結されている入出力パッドに瞬間的に発生された高電圧の静電気は半導体装置、特にMOSトランジスタのゲート絶縁膜を破壊させる。
一般的にESD回路は半導体装置の入出力パッドに具備されてESDによって発生された過電流を速やかに迂回させることによって半導体装置を保護する。特に、ESD回路には入出力パッド(Pad)を駆動する駆動回路が連結され、駆動回路を保護する保護抵抗が具備される。しかし、この保護抵抗のレベルは多様な性能条件を満足させるために許容される範囲が極めて制限的である。特に、高解像度の映像信号を駆動する半導体装置や、高速のデータ伝送が必要である半導体装置で保護抵抗のレベルが減少すれば、タイミング要求条件を満足させることができる。したがって、保護抵抗のレベル決定においてESD保護のための要求条件とデータ信頼性のための要求条件とが相反する問題が発生する。
米国特許第8,194,369号公報 米国特許第7,859,804号公報 米国特許公開第2013/0083437号明細書 米国特許公開第2010/0149704号明細書 米国特許公開第2009/0067106号明細書
本発明の目的は回路に対する高い保護機能を提供しながら、タイミング条件を満足させることができる静電保護回路及びそれを含む半導体装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明による半導体装置は、駆動信号にしたがってパッド(Pad)を第1電源電圧にプルアップする第1ドライバと、前記駆動信号にしたがって前記パッド(Pad)を第2電源電圧にプルダウンする第2ドライバと、スイッチ制御信号にしたがって前記パッド(Pad)と前記第2ドライバとの間の抵抗値を可変するスイッチ保護抵抗と、前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧のレベルを検出して前記スイッチ制御信号を生成するESD検出器と、を含む。
前記目的を達成するための本発明の半導体装置は、駆動信号にしたがってパッド(Pad)を第1電源電圧又は第2電源電圧に駆動するドライバと、スイッチ制御信号にしたがって前記パッド(Pad)と前記ドライバとの間に保護抵抗を連結するか、或いは前記保護抵抗をバイパスさせるスイッチ保護抵抗と、前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧をモニターリングし、ESDイベントが発生する場合、前記保護抵抗が前記パッド(Pad)と前記ドライバとの間に連結されるように前記スイッチ制御信号を生成するESD検出器と、を含む。
前記目的を達成するためにパッドと、前記パッドを駆動するドライブとを含む半導体装置の静電保護回路の動作方法は、前記半導体装置の電源電圧の交流成分を検出する段階と、前記交流成分が特定レベル以上に上昇する場合、前記交流成分を処理して前記パッドと前記ドライバとの間の電気抵抗値を高くするためのスイッチ制御信号を生成する段階と、前記スイッチ制御信号にしたがって前記パッドと前記ドライブとの間に保護抵抗が連結されるようにスイッチングする段階と、を含む。
以上のような本発明の実施形態によれば、ESDイベントでは駆動回路の保護抵抗として動作しながら、正常動作の時にはタイミング条件を充足できるレベルの抵抗値に調節できる保護抵抗を提供することができる。このような本発明の実施形態によれば、高いESD保護効果を有しながらも信号に対してタイミング要求条件を充足できる半導体装置を提供することができる。その上に、ESD保護回路の設計時に保護抵抗のレベル選択に対する自由度も高くすることができる。
本発明の実施形態による静電保護回路を具備する半導体装置を示すブロック図。 図1のスイッチ保護抵抗の他の実施形態を示す回路図。 図1の半導体装置の静電保護回路を示す回路図。 図3の第1ドライバ210の他の例を示す回路図。 図3の第2ドライバ215の他の例を示す回路図。 図3の回路図に対して正常動作の時とESDイベントの時とに形成される電流経路を示す回路図。 図5の回路で正常動作の時の電源電圧とノードの電圧とを示すタイミング図。 図5の回路でESDイベントの時の電源電圧とノードの電圧とを示すタイミング図。 本発明の第2実施形態の静電保護回路を示す回路図。 本発明の第3実施形態の静電保護回路を示す回路図。 図8の静電保護回路の動作を示す図面。 図8の静電保護回路の動作を示す図面。 本発明の第4実施形態による静電保護回路を示す回路図。 図10に図示された第2ドライバの電流−電圧特性曲線。 本発明の実施形態による半導体装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態によるディスプレイ装置を示すブロック図。 本発明の実施形態が適用された格納装置を示すブロック図。
先の一般的な説明及び次の詳細な説明の全てが例示的なものであり、請求された発明の付加的な説明が提供されるものとして看做される。参照符号が本発明の望ましい実施形態に詳細に表示され、その例が参照図面に示されている。できるだけ、いずれの場合にも、同一の参照番号が同一又は類似な部分を参照するために説明及び図面として使用される。
以下では、半導体装置又は半導体チップが本発明の特徴及び機能を説明するための単位の例として使用される。しかし、この技術分野に熟練された者はここに記載された内容によって本発明の他の長所及び性能を容易に理解できる。本発明は他の実施形態を通じてもさらに具現されるか或いは適用されることができる。その上に、詳細な説明は本発明の範囲、技術的思想、及び他の目的から相当に逸脱せず、観点及び応用によって修正、或いは変更することができる。
図1は本発明の実施形態による静電保護回路を具備する半導体装置を示すブロック図である。図1を参照すれば、半導体装置100はパッド(Pad)に駆動信号を提供するドライバ110、115、スイッチ保護抵抗120、ESD検出器130、クランプ回路140、及び内部回路150を含む。ここで、スイッチ保護抵抗120、ESD検出器130、クランプ回路140、ダイオードD1、D2等は静電保護回路として通称される。
パッド(Pad)にはドライバ110、115、スイッチ保護抵抗120とダイオードD1、D2とが連結される。第1ダイオードD1はパッド(Pad)と第1電源電圧VDD1とが提供される電源ラインの間に順方向に連結される。第2ダイオードD2はパッド(Pad)と第2電源電圧VDD2とが提供される電源ラインの間に逆方向に連結される。ここで、第1電源電圧VDD1は、例えば、正の電圧である。一方、第2電源電圧VDD2は接地レベルや負の電圧(Negative voltage)として提供される。
パッド(Pad)を通じて大量の正電荷が流れ込む場合、第1ダイオードD1がターンオンすることによって流れ込んだ正電荷は第1電源電圧VDD1が提供される電源ラインに伝達される。そうすると、クランプ回路140のような静電保護回路によって正電荷は第2電源電圧VDD2ラインに放電される。パッド(Pad)を通じて大量の負電荷が流れ込む場合には反対に第2ダイオードD2がターンオンされて静電気による衝撃から内部回路150が保護される。
ドライバ110、115は駆動信号DRVに応答してパッド(Pad)の電圧レベルをプルアップ(Pull−up)又はプルダウン(Pull−down)する構造を提供する。しかし、ドライバ110、115はパッド(Pad)を通じてデータを伝送する方式によって多様な構造に提供される。即ち、半導体装置100の信号方式がシングルレベル信号(CMOS Signal)方式であるか、又は低電圧差分信号LVDSのような差分信号方式(Differential Signal)方式であることによってドライバ110、115の構造は変えられる。
最近の高解像度のモバイルディスプレイを駆動するディスプレイドライバIC(DDI)では信号のレベルが低くなる反面、高い雑音マージンが要求されている。即ち、相対的に低い電圧で信号が伝送されるが、信号の開眼(Eye Opening)は向上されなければならない。したがって、伝達される信号の信頼性を向上するために信号のタイミング条件に該当するスルーレート(Slew Rate)要求条件は厳格になっている。即ち、信号を伝達する時にパッド(Pad)の終端インピーダンスに対する要求条件が厳格になっている。
スイッチ保護抵抗120はパッド(Pad)と第2ドライバ115との間に提供される。スイッチ保護抵抗120は大きくスイッチ素子(Switch Element)と保護抵抗(Protect Resistor)とで構成される。スイッチ素子は、例えば、保護抵抗Rpと並列に連結される高電圧トランジスタ(High Voltage Transistor)である。以下、スイッチ素子をスイッチトランジスタ(Switch Transistor)と称する。例示的に図面ではスイッチトランジスタMN_SはNMOSトランジスタとして説明する。しかし、スイッチトランジスタMN_SはPMOSトランジスタであるか、多様なスイッチング機能を具備する少なくとも1つの素子で構成してもよい。
保護抵抗RpはESDイベントが発生すれば、第2ドライバ115に流れ込む電流量を制御する。例えば、保護抵抗Rpは第2ドライバ115のNMOSトランジスタに流れ込む電流量を制限する。保護抵抗Rpのレベルは第2ドライバ115の電流又は電圧の限界値を参照して決定される。
ESD検出器130はパッド(Pad)を通じて発生するESDイベントを感知してスイッチ保護抵抗120を制御するためのスイッチ制御信号RSWを生成する。正常動作(Normal Operation)の時、ESD検出器130はスイッチ保護抵抗120のスイッチトランジスタMN_Sをターンオン状態に維持する。したがって、正常状態で保護抵抗RpはスイッチトランジスタMN_Sによってバイパス(Bypass)される。しかし、ESD検出器130は静電気による大量の電荷が流れ込む時、第1電源電圧VDD1の電位上昇を感知する。そして、第1電源電圧VDD1の上昇レベルが基準値以上に増加する時点にスイッチ保護抵抗120のスイッチトランジスタMN_Sをターンオフ(Turn−Off)させる。即ち、ESD検出器130はESDイベントが発生すれば、スイッチ制御信号RSWを通じてパッド(Pad)と第2ドライバ115との間には保護抵抗Rpが連結されるようにスイッチトランジスタMN_Sをスイッチングする。
クランプ回路140はESDイベントによって発生する電源電圧VDD1、VDD2端の非正常的な変化を感知して放電経路を形成するか、又は遮断する。クランプ回路140は例えば、電源電圧VDD1、VDD2のレベルが非正常的に高くなるか、或いは低くなる場合、電源電圧ラインの間に提供されるスイッチングをターンオン(Turn−On)する。このようなクランプ回路140の動作によって内部回路150に加える電圧又は電流衝撃をクランプ回路140が迂回させて内部回路150を保護することができる。
内部回路150は実質的に半導体装置100の内部演算を通じてデータを生成するか、或いは、外部から提供されるデータを処理する回路である。即ち、内部回路150は多様な演算を通じて出力されるデータを外部へ伝達するために駆動信号DRVを生成する。しかし、内部回路150の特性と本発明との関連性は少ないので、内部回路150に対する具体的な説明は省略する。
以上で説明したスイッチ保護抵抗を具備する半導体装置100によれば、パッド(Pad)を駆動するための第2ドライバ115に対する保護機能を強化することができる。正常動作の時には、保護抵抗RpはスイッチトランジスタMN_Sによってバイパス(Bypass)される。しかし、ESDイベントの時にはスイッチトランジスタMN_Sが遮断され、保護抵抗Rpがパッド(Pad)と第2ドライバ115との間に連結される。したがって、第2ドライバ115に流れ込む電流量が制限できるので、高い保護性能を提供することができる。
一方、正常動作時には保護抵抗Rpが選択されないので、保護抵抗Rpの大きさは全体的な終端抵抗に影響を及ばない。したがって、保護抵抗Rpの大きさはESD保護機能に着目して十分に大きく製造することができる。
図2は図1のスイッチ保護抵抗の他の実施形態を簡略に示す回路図である。図2を参照すれば、スイッチ保護抵抗120’はトランジスタMN_S、第1保護抵抗Rp_0、及び第2保護抵抗Rp_1を含む。
第1保護抵抗Rp_0は正常動作の時、最適の動作条件を提供するレベルに設定される。即ち、半導体装置100(図1参照)の正常動作の時、スイッチ制御信号RSWは活性化され、スイッチトランジスタMN_Sはターンオンされる。そうすると、実質的にパッド(Pad)と第2ドライバ115との間には第1保護抵抗Rp_0のみが電気的な経路を形成する。第1保護抵抗Rp_0は第2ドライバ115の駆動条件を最適化したレベルで提供される。又は、第1保護抵抗Rp_0はパッド(Pad)の終端抵抗値を最適化する値に提供してもよい。図示しなかったが、パッド(Pad)には終端抵抗値を設定する回路が連結されてもよい。この時、第1保護抵抗Rp_0の大きさは設定された終端抵抗値と組合されて最適の駆動条件を提供するためのレベルに提供される。
第2保護抵抗Rp_1はESDイベントの発生の時にスイッチ制御信号RSWによってスイッチトランジスタMN_Sがターンオフされることによって選択される。そうすると、パッド(Pad)と第2ドライバ115との間には第1保護抵抗Rp_0と第2保護抵抗Rp_1とが直列に連結される。したがって、ESDイベントの時に、パッド(Pad)から第2ドライバ115に流れ込む衝撃電流の大きさを大幅に減らすことができる。第2保護抵抗Rp_1の大きさは正常動作での条件を考慮する必要が無い。したがって、第2ドライバ115を構成する素子の保護に着目して第2保護抵抗Rp_1の大きさを設定する。
スイッチ制御信号RSWによってスイッチトランジスタMN_Sは第2保護抵抗Rp_1を選択するか、或いはバイパスさせる。即ち、正常動作の時にはスイッチ制御信号RSWはスイッチトランジスタMN_Sをターンオンさせてパッド(Pad)と第2ドライバ115との間を最適の抵抗値である第1保護抵抗Rp_0が連結されるように設定する。一方、ESDイベントでスイッチ制御信号RSWはスイッチトランジスタMN_Sをターンオフさせてパッド(Pad)と第2ドライバ115との間を合成抵抗値(Rp_0+Rp_1)が連結されるように設定する。
以上ではスイッチ保護抵抗120’の他の実施形態が説明されたが、スイッチ保護抵抗120の構成は図示された回路のみに制限されない。即ち、スイッチ保護抵抗120はスイッチ制御信号RSWにしたがって抵抗値が可変する多様な可変抵抗素子を含む。即ち、スイッチ保護抵抗120はスイッチ制御信号RSWにしたがって理想的にはゼロ抵抗(0Ω)から第2ドライバ115に対する保護機能が保障される十分に大きい抵抗値に可変される多様な構成で提供される。
図3は図1の半導体装置の静電保護回路の構成を具体的に示す回路図である。図3を参照すれば、半導体装置200はパッド(Pad)に駆動信号を提供するドライバ210、215、スイッチ保護抵抗220、及びESD検出器230を含む。パッド(Pad)とダイオードD1、D2とは先に説明した図1のそれと同一である。したがって、これらに対する具体的な説明は省略する。
ドライバ210、215は駆動信号DRVに応答してパッド(Pad)の電圧レベルをプルアップ(Pull−up)又はプルダウン(Pull−down)する高電圧トランジスタ(HighVoltage Transistor)として提供される。第1ドライバ210は駆動信号DRVにしたがって第1電源電圧VDD1にパッド(Pad)をプルアップする。例えば、第1ドライバ210はPMOSタイプで形成されるトランジスタMP1である。第2ドライバ215は駆動信号DRVにしたがって第2電源電圧VDD2にパッド(Pad)をプルダウン(Pull−down)する。例えば、第2ドライバ215はNMOSタイプで形成されるトランジスタMN1である。しかし、第1ドライバ210と第2ドライバ215とのトランジスタタイプは上述した例のみに制限されない。
スイッチ保護抵抗220はパッド(Pad)と第2ドライバ215との間に提供される。スイッチ保護抵抗220は保護抵抗Rpと、保護抵抗Rpに並列に連結される高電圧トランジスタ(NMOS Transistor)を含む。例示的に、図面ではスイッチトランジスタMN_SはNMOSトランジスタとして説明する。しかし、スイッチトランジスタMN_SはPMOSトランジスタであるか、或いは多様なスイッチング機能を具備する構成で提供してもよい。
保護抵抗RpはESDイベントが発生すれば、第2ドライバ215に流れ込む電流量を制御する。例えば、保護抵抗Rpは第2ドライバ215のNMOSトランジスタMN1に流れ込む電流量を制限する。保護抵抗Rpのレベルは第2ドライバ215の電流又は電圧の限界値を参照して決定される。
ESD検出器230はパッド(Pad)を通じて発生するESDイベントを感知してスイッチ保護抵抗220を制御するためのスイッチ制御信号RSWを生成する。ESD検出器230は第1電源電圧VDD1のレベルの上昇の時に、遅延された時点で検出信号/RSWを生成するためのRC回路R1、C1、PMOSトランジスタMP3、第2抵抗R2を含む。そして、ESD検出器230は検出信号/RSWを反転してスイッチ制御信号RSWとして生成するインバータ(Inverter)として動作するトランジスタMP2、MN2を含む。
ESD検出器230は第1電源電圧VDD1の非正常的な電圧上昇を検出してスイッチトランジスタMN_Sを遮断する。このような機能のためにESD検出器230は第1抵抗R1と第1キャパシタC1とが直列に連結されるRC回路を含む。RC回路は第1電源電圧VDD1の急激な電位上昇に対して時定数(τ=R1XC1)に対応する遅延された電位をPMOSトランジスタMP3のゲートに提供する。即ち、RC回路は低域フィルタ(Low Pass Filter)の役割を遂行して、急激な電位上昇に対して遅延効果を提供する。
正常動作の時、ESD検出器230はスイッチトランジスタMN_Sをターンオンさせるスイッチ制御信号RSWを生成する。直流と看做される第1電源電圧VDD1によって第1キャパシタC1は遮断状態にモデリングされる。したがって、PMOSトランジスタMP3はターンオフ状態を維持する。そうすると、PMOSトランジスタMP3のソース端の電圧に対応する検出信号/RSWはローレベルを維持する。検出信号/RSWの反転信号に対応するスイッチ制御信号RSWはハイレベルで提供されることによってスイッチトランジスタMN_Sはターンオン状態を維持する。
ESDイベントの時に第1電源電圧VDD1の急激な電位上昇に対して、PMOSトランジスタMP3は最初一定の区間の間にターンオン状態を維持する。そして、MOSトランジスタMP3はゲートに伝達される電位が一定のレベル以上に増加すれば、ターンオフされる。そうすると、検出信号/RSWは0V又は接地レベルに減少する。
上述したように検出信号/RSWが上昇する区間で反転されたスイッチ制御信号RSWが接地レベルに維持される区間が発生される。この時、スイッチトランジスタMN_Sはターンオフされ、保護抵抗Rpがパッド(Pad)と第2ドライバ215との間に連結される。即ち、ESDイベントが発生し、第1電源電圧VDD1のレベルが急激に上昇する時点でスイッチトランジスタMN_Sがターンオフされて第2ドライバ215に流れ込まれる急激な衝撃電流を制限することができる。このようなESD検出器230及びスイッチトランジスタMN_Sの動作は後述する図5乃至図6で詳細に説明される。
以上で、本発明のESD検出器230はRC回路による遅延区間の間にスイッチトランジスタMN_Sをターンオフさせることができる制御信号RSWを生成する。したがって、第1電源電圧VDD1のレベルが急激に上昇するESDイベントの初期に保護抵抗Rpによる第2ドライバ215の保護が可能である。
図4A及び図4Bは各々図3の第1ドライバ210及び第2ドライバ215の他の例を示す回路図である。
図4Aを参照すれば、他の実施形態による第1ドライバ210’はドレイン−ソース端が直列に連結される複数のPMOSトランジスタMP1_1〜MP1_iで構成される。複数のPMOSトランジスタMP1_1〜MP1_iの各々のゲートは駆動信号DRVと連結される。このような構造はパッド(Pad)に出力されるプルアップ電圧のレベルを制御するために使用される。即ち、第1ドライバ210’は少なくとも2つのPMOSトランジスタで構成できることを示している。
図4Bを参照すれば、他の実施形態による第2ドライバ215’はドレイン−ソース端が直列に連結される複数のNMOSトランジスタMN1_1〜MN1_jで構成される。複数のNMOSトランジスタMN1_1〜MN1_jの各々のゲートは駆動信号DRVによって制御される。即ち、第2ドライバ215’は少なくとも2つのNMOSトランジスタで構成できることを示している。
ここで、第1ドライバ210’及び第2ドライバ215’を構成する複数のPMOSトランジスタMP1_1〜MP1_i又は複数のNMOSトランジスタMN1_1〜MN1_jは高電圧トランジスタ(High voltage transistor)で構成されてもよい。
図5は図3の回路図に対して正常動作の時とESDイベントの時とに形成される電流経路を示す回路図である。図5を参照すれば、正常動作の時にはスイッチトランジスタMN_Sを経由してパッド(Pad)と第2ドライバ215を構成するNMOSトランジスタMN1とが連結される。そして、ESDイベントが発生すれば、保護抵抗Rpによってパッド(Pad)と第2ドライバ215とを構成するNMOSトランジスタMN1が連結される。
先ず、正常動作の時、電源電圧VDD1、VDD2は一定なレベルに維持される。したがって、ドライバ210、215によってセットアップされるパッド(Pad)の電位は第1電源電圧VDD1より低く、第2電源電圧VDD2よりも高い。このような条件でパッド(Pad)と電源電圧VDD1、VDD2ラインとの間に位置するダイオードD1、D2は逆方向バイアスを維持する。
上述した正常動作条件の下で、ESD検出器230はハイレベル(High Level)のスイッチ制御信号RSWを出力する。さらに詳細に説明すれば、次の通りである。第1電源電圧VDD1の一端に連結される第1抵抗R1と第1キャパシタC1で構成されるRC回路によって第1ノードN1の電圧は第1電源電圧VDD1に維持される。直流バイアス状態で第1キャパシタC1は遮断状態と看做されるためである。したがって、PMOSトランジスタMP3はターンオフ(Turn−off)状態に維持される。結局、PMOSトランジスタMP3のドレイン端に該当する第2ノードN2のレベルは第2電源電圧VDD2と同一のレベルに維持される。
PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2とで構成されるインバータ回路によって第2ノードN2の論理レベルは反転される。そして、反転された論理レベルはスイッチ制御信号RSWとして出力される。結局、スイッチ制御信号RSWは正常動作の時、ハイレベル(High level)を維持する。
スイッチ制御信号RSWがハイレベルに提供されることによって、スイッチトランジスタMN_Sはターンオン状態を維持する。結局、正常動作の時に保護抵抗Rpによる経路は遮断され、スイッチトランジスタMN_Sによる経路のみが活性化される。正常動作の時、パッド(Pad)と第2ドライバ215との間には実質的に抵抗が存在しなくなる。このような正常動作の時に、パッド(Pad)と第2ドライバ215との間の電流経路は参照符号(1)で表示されている。
一方、ESDイベントの時にはパッド(Pad)を通じて流れ込む静電気によってパッド電位が第1電源電圧VDD1より高くなる。したがって、第1ダイオードD1がターンオンされ、急激な電荷がパッド(Pad)から第1電源電圧VDD1ラインに流れ込む。このようなESDイベントの時に発生する流入電流が参照符号(2)に表示されている。したがって、第1電源電圧VDD1のレベルは急激に上昇する。
このようなESDイベントの状況で、第1電源電圧VDD1の電位が急激に上昇する時点でESD検出器230はローレベル(Low Level)のスイッチ制御信号RSWを出力する。即ち、ESD検出器230は急激に上昇する第1電源電圧VDD1のレベルを検出して一定の区間の間にスイッチトランジスタMN_Sをターンオフさせる。さらに詳細に説明すれば、次の通りである。
ESDイベントが発生する時に、サージ(Surge)のような形態で第1電源電圧VDD1が上昇する。この時、第1抵抗R1と第1キャパシタC1とで構成されるRC回路によって第1電源電圧VDD1が一定の時間(例えば、時定数)の間に遅延された形態で第1ノードN1の電圧がセットアップされる。即ち、一定の時間の間に第1ノードN1の電圧はローレベルに維持された後、上昇する。第1ノードN1のローレベル区間の間に、PMOSトランジスタMP3はターンオン状態に維持される。
そうすると、第2ノードN2の電圧はPMOSトランジスタMP3がターンオンされる区間の間に、ハイレベルに上昇する。結局、第2ノードN2の電圧がハイレベルに存在する時間の間にスイッチ制御信号RSWはローレベルに維持される。即ち、ESDイベントのトリガ時点から一定の時間の間にスイッチ制御信号RSWはローレベルに維持され、スイッチトランジスタMN_Sはターンオフされる。そうすると、スイッチ制御信号RSWがローレベルに維持される一定の時間の間に、パッド(Pad)と第2ドライバ215との間には保護抵抗Rpが存在するようになる。したがって、第2ドライバを構成するNMOSトランジスタMN1に流れ込む衝撃電流の量を画期的に減らすことができる。このような衝撃電流が流れる電流経路が参照符号(3)に図示されている。
図6A及び図6Bは各々図5の回路で正常動作の時とESDイベントの時との電源電圧とノードの電圧を示すタイミング図である。
図6Aを参照すれば、正常動作の時に、第1電源電圧VDD1は一定なレベルVDD_maxに維持される。したがって、第1電源電圧VDD1の一端に連結される第1抵抗R1と第1キャパシタC1とで構成されるRC回路によって、第1ノードN1の電圧は第1電源電圧VDD1と同一のレベルVDD_maxに維持される。直流バイアス状態で第1キャパシタC1は遮断状態と看做されるためである。したがって、PMOSトランジスタMP3はターンオフ(Turn−off)状態に維持される。結局、PMOSトランジスタMP3のドレイン端に該当する第2ノードN2のレベルは第2電源電圧VDD2と同一のレベルに維持される。
PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2とで構成されるインバータ回路によって第2ノードN2の論理レベルは反転される。そして、反転された論理レベルはスイッチ制御信号RSWとして出力される。結局、スイッチ制御信号RSWは正常動作の時に第1電源電圧端VDD1に形成される電圧VDD_maxがPMOSトランジスタMP2のドレイン−ソース(Drain−Source)の電圧降下(ΔV)に制限された程度の電位に対応するようになる。結局、スイッチトランジスタMN_Sはターンオン状態を維持する。
図6Bを参照してESDイベントの状況で本発明のESD保護回路の動作が説明される。
T0時点で、パッド(Pad)を通じて大容量の静電荷が半導体装置に流れ込むと仮定する。そうすると、パッド(Pad)と第1電源電圧VDD1ラインとの間に具備される第1ダイオードD1がターンオンされる。そうすると、第1電源電圧VDD1を供給するラインの電位もともに急激に上昇するようになる。このような第1電源電圧VDD1の電位上昇の形態を図示されたタイミング図に示している。第1電源電圧VDD1の上昇にも拘らず第1ノードN1の電位は一定の遅延されたT2時点から上昇する。なぜならば、第1抵抗R1と第1キャパシタC1とで構成されるRC回路によって第1電源電圧VDD1が一定の時間(例えば、時定数τ)の間に遅延されて第1ノードN1の電圧にセットアップされるためである。即ち、一定の時間(時定数τ)の間に第1ノードN1の電圧はローレベルに維持された後、上昇するようになる。
第1ノードN1のレベルがローレベルに維持されるT0時点からT2時点までは結局PMOSトランジスタMP3はターンオン状態に維持される。したがって、第2ノードN2の電位はT0時点から上昇する。しかし、第2ノードN2の電位はT1時点に到達してハイレベルとして看做されるものと仮定する。即ち、インバータのPMOSトランジスタMP2はゲート電圧がV2以上でターンオフされるものと仮定する。そうすると、T0時点からT1時点まではPMOSトランジスタMP3、MP2が同時にターンオンされ、結果的にスイッチトランジスタMN_Sもターンオンされる。しかし、T0時点からT1時点までの過度状態の間に、スイッチ制御信号RSWのレベルが十分にセットアップされないので、スイッチトランジスタMN_Sはターンオフ状態に維持されることもある。このような動作条件はRC回路の時定数の大きさにしたがって調整される。
T1時点で、第2ノードN2のレベルがPMOSトランジスタMP2を遮断可能であるレベルV2に到達する。そうすると、PMOSトランジスタMP2がターンオフされ、スイッチ制御信号RSWはローレベルに維持される。スイッチ制御信号RSWがローレベルに維持される区間はPMOSトランジスタMP2が遮断状態に維持されるT3時点までである。PMOSトランジスタMP2がターンオフされる区間T1〜T3の間に、スイッチトランジスタMN_Sもターンオフ状態に維持される。したがって、T1時点からT3時点まで、保護抵抗Rpがパッド(Pad)と第2ドライバ215との間に連結される。結局、パッド(Pad)に流れ込む静電気による大電流は保護抵抗Rpによってある程度制限される。したがって、第2ドライバ215を構成するNMOSトランジスタMN1の保護機能が活性化される。
T2時点から第1ノードN1の電位が上昇する。そして、第1ノードN1の電位はT3時点でPMOSトランジスタMP3をターンオフさせることができるレベルV1に到達する。ここで、電圧のレベルV1、V2は同一のレベルであってもよく、異なるレベルであってもよい。PMOSトランジスタMP3がターンオフされれば、第2ノードN2の電位は接地レベルに下降する。そうすると、再びスイッチ制御信号RSWのレベルは上昇し、スイッチトランジスタMN_Sはターンオンされる。しかし、この時点からはクランプ回路140(図1参照)のような保護装置が活性化されてパッド(Pad)を通じて流れ込んだ電荷に対する放電が開始される。
以上で正常動作の時及びESDイベントの時の、本発明のESD検出器230及びスイッチトランジスタMN_Sの動作を簡略に説明した。
図7は本発明の第2実施形態による静電保護回路を示す回路図である。図7を参照すれば、静電保護回路300は図3の静電保護回路200とスイッチ保護抵抗220との位置を除ければ、同一である。即ち、静電保護回路300のスイッチ保護抵抗220は図示したようにパッド(Pad)とドライバ310、315との間に位置してもよい。
正常動作の時、ESD検出器330によってスイッチ制御信号RSWはハイレベルに出力される。ESD検出器330の動作は先に説明された図3のESD検出器230の動作と同一である。したがって、正常動作の時にはスイッチトランジスタMN_Sはターンオンされる。一方、パッド(Pad)を通じて静電気が流れ込むESDイベントの時に、スイッチトランジスタMN_Sはターンオフされる。したがって、パッド(Pad)の電位が急激に上昇する時点で保護抵抗Rpによって第2ドライバ315に流れ込む電流は制限される。
図8は本発明の第3実施形態による静電保護回路を示す回路図である。図8を参照すれば、本発明の静電保護回路400は高域フィルタ(High Pass Filter)の形態にRC回路が構成されるESD検出器430を含む。
ここで、ドライバ410、415、スイッチ保護抵抗420、パッド(Pad)、及びダイオードD1、D2の構成は図3のそれと実質的に同一である。したがって、これらに対する説明は省略する。
ESD検出器430は高域フィルタとして動作するRC回路を含む。RC回路の第1抵抗R1は第2電源電圧VDD2側に連結され、第1キャパシタC1は第1電源電圧VDD1側に連結される。したがって、第3ノードN3側には第1電源電圧VDD1の交流成分が提供されると看做される。即ち、ESD検出器430は第1電源電圧VDD1の交流成分を第3ノードN3に伝達してNMOSトランジスタMN3を制御する。
正常動作の時に、第3ノードN3の電圧は第2電源電圧VDD2のレベルに維持される。なぜならば、正常動作の時に、一定なレベルに維持される第1電源電圧VDD1は第1キャパシタC1によって第3ノードN3への伝達は遮断されると看做されるためである。したがって、正常動作の時に、NMOSトランジスタMN3がターンオフ状態を維持する。結果的に、第1電源電圧VDD1は第2抵抗R2を経由してハイレベルのスイッチ制御信号RSWとして提供される。スイッチトランジスタMN_Sは正常動作モードで常にターンオン状態を維持する。正常動作の時に、保護抵抗Rpは電流経路を形成できなくなる。正常動作の時に、パッド(Pad)と第2ドライバ415との間には実質的に抵抗が存在しなくなる。
一方、ESDイベントの時にESD検出器430は第1電源電圧VDD1の急激な上昇を感知する。そして、第1電源電圧VDD1の交流成分をフィルタリングしてNMOSトランジスタMN3をターンオンさせる。NMOSトランジスタMN3がターンオンされれば、スイッチ制御信号RSWはローレベルに設定される。結局、スイッチトランジスタMN_SはESDイベントが発生する時点でターンオフされる。したがって、ESDイベント時点で、パッド(Pad)と第2ドライバ415との間には保護抵抗Rpによる電流経路のみが形成される。
上述した第3実施形態によれば、ESD検出器430は高域フィルタで構成される。したがって、急激に増加する第1電源電圧VDD1にしたがってローレベルに生成されるスイッチ制御信号RSWによってスイッチトランジスタMN_Sが遮断される。したがって、ESDイベントの時にパッド(Pad)に流れ込む静電気による衝撃電流から第2ドライバ415を保護することができる。
図9A及び図9Bは各々図8の静電保護回路400の動作を簡略に示す図である。図9Aは正常動作の時に、静電保護回路400の各ノードの電圧を示し、図9BはESDイベントの時の電源電圧とノードの電圧とを示すタイミング図である。
図9Aを参照すれば、正常動作の時に、第1電源電圧VDD1は一定なレベルVDD_maxに維持される。第3ノードN3のレベルは第2電源電圧VDD2であるレベルVDD_minに維持される。したがって、ローレベルの第3ノードN3の電位によってNMOSトランジスタMN3はターンオフされる。結局、スイッチ制御信号RSWは第1電源電圧に提供される。このような条件で正常動作の時に、スイッチトランジスタMN_Sは常にターンオン状態を維持する。
図9Bを参照してESDイベントの状況で本発明の静電保護回路400の動作が説明される。
T0時点で、パッド(Pad)を通じて大容量の静電荷が半導体装置に流れ込む。そうすると、パッド(Pad)と第1電源電圧VDD1ラインとの間に具備される第1ダイオードD1がターンオンされる。この時、第1電源電圧VDD1を供給するラインの電位もともに急激に上昇するようになる。このような第1電源電圧VDD1の電位上昇の形態が図示されたタイミング図に示されている。第1電源電圧VDD1の上昇にも拘らず、第3ノードN3の電位は一定の遅延されたT1時点から上昇する。なぜならば、第1抵抗R1と第1キャパシタC1とで構成されるRC回路によって第1電源電圧VDD1が一定の時間(例えば、時定数τ)の間に遅延されて第3ノードN3の電圧にセットアップされるためである。即ち、一定の時間(時定数τ)の間に第3ノードN3の電圧はローレベルに維持された後、上昇する。
第3ノードN3のレベルがローレベルに維持されるT0時点からT1時点までは結局、NMOSトランジスタMN3はターンオフ状態に維持される。したがって、スイッチ制御信号RSWは第1電源電圧VDD1のレベル上昇とともにハイレベルに上昇する。したがって、T0時点からT1時点まではスイッチトランジスタMN_Sはターンオンされる。
T1時点で、第3ノードN3の電圧レベルが増加する。そうすると、NMOSトランジスタMN3がターンオンされる。NMOSトランジスタMN3のターンオン時点と共に、スイッチトランジスタMN_Sはターンオフされる。したがって、保護抵抗Rpがパッド(Pad)と第2ドライバ415との間に連結される。結局、パッド(Pad)に流れ込む静電気による大電流は保護抵抗Rpによってある程度制限される。したがって、第2ドライバ415を構成するNMOSトランジスタMN1の保護機能が活性化される。
以上で正常動作の時及びESDイベントの時に、本発明のESD検出器430及びスイッチトランジスタMN_Sの動作を簡略に説明した。
図10は本発明の第4実施形態による静電保護回路を示す回路図である。図10を参照すれば、静電保護回路500は図8の静電保護回路400とスイッチ保護抵抗520の位置を除ければ、同一である。即ち、静電保護回路500のスイッチ保護抵抗520は図示したようにパッド(Pad)とドライバ510、515との間に位置してもよい。
正常動作の時に、ESD検出器530によってスイッチ制御信号RSWはハイレベルに出力される。ESD検出器530の動作は先に説明された図8のESD検出器430の動作と同一である。したがって、正常動作の時にはスイッチトランジスタMN_Sはターンオンされる。一方、パッド(Pad)を通じて静電気が流れ込むESDイベントの時に、スイッチトランジスタMN_Sはターンオフされる。したがって、パッド(Pad)の電位が急激に上昇する時点で保護抵抗Rpによって第2ドライバ515に流れ込む電流は制限される。
図11は図10の第2ドライバの特性を簡略に示す電流−電圧特性曲線である。図11を参照すれば、第2ドライバ515を構成するNMOSトランジスタMN1はパッド(Pad)に加えられるESD電圧によって強いスナップバック(Strong Snapback)特性を有する。したがって、NMOSトランジスタMN1はESDイベントの時に保護抵抗が無ければ、劣化されるか、或いは破壊される。
保護抵抗がない状況でパッド(Pad)を通じてESD電圧が印加されれば、NMOSトランジスタMN1のドレイン−ソース端の電圧V及び電流Iは増加し始める。しかし、NMOSトランジスタMN1のドレイン−ソース電圧Vがトリガ電圧VTに到達すれば、電流Iは若干増加するが、電圧Vは減少する。このような現象をスナップバック(Snapback)現象と称する。そして、スナップバック現象が発生した後に、ドレイン−ソース端の電圧Vがホールド電圧VHまで減少すれば、ラッチアップ(Latch−up)が発生して電流Iは急激に増加する。このような現象を曲線C1に示している。この時、パッド(Pad)に印加されたESD電圧がホールド電圧VHより高ければ、急激な衝撃電流によってNMOSトランジスタMN1に損傷が発生する。
しかし、ESDイベントの時にパッド(Pad)とNMOSトランジスタMN1のドレイン端との間に相対的に大きい保護抵抗Rpが挿入されれば、相対的に低い電圧がNMOSトランジスタMN1に印加される。さらに、NMOSトランジスタMN1のチャンネルに流れる衝撃電流も減少する。このような本発明の実施形態による保護抵抗Rpのスイッチングによって電流Iが減少される効果は曲線C2に示されている。
図12は本発明の実施形態による半導体装置の構成を簡略に示すブロック図である。図12を参照すれば、半導体装置1000はパッド(Pad)とESD電流を放電するためのダイオードD1、D2、ESD回路1200、及び内部回路1100を含む。
正常動作の時に、内部回路1100は多様な演算の結果を出力するために出力パッド(Pad)をプルアップ又はプルダウンするための駆動信号DRVを出力する。この時、ESD保護回路1200に含まれる駆動回路(Driver)は駆動信号DRVに応答してパッド(Pad)をプルアップ又はプルダウンする。
ESD回路1200はESDイベントを検出するESD検出器1220及びスイッチ保護抵抗1240を含む。スイッチ保護抵抗1240はスイッチ素子と保護抵抗Rpとを含む。スイッチ保護抵抗1240はESD検出器1220の制御にしたがってパッド(Pad)と駆動回路(Driver)との間に保護抵抗Rpを挿入するか、或いはバイパスさせる。正常動作の時に、ESD検出器1220は第1電源電圧VDD1又は第2電源電圧VDD2のレベルを検出して保護抵抗Rpがバイパスされるようにスイッチ保護抵抗1240を制御する。ESDイベントの時に、ESD検出器1220は第1電源電圧VDD1又は第2電源電圧VDD2のレベルを検出してパッド(Pad)と駆動回路(Driver)との間に保護抵抗Rpが連結されるようにスイッチ保護抵抗1240を制御する。
図13は本発明の実施形態によるディスプレイ装置を簡略に示すブロック図である。図13を参照すれば、ディスプレイ装置2000はディスプレイ駆動IC2100とディスプレイパネル2200とを含む。
ディスプレイ駆動IC2100は映像データ(IMG Data)を受信して、パネルのゲートドライバやソースドライバを駆動するための駆動信号を生成する。しかし、サイズの大型化及び高解像度の画質の具現であるというモバイルトレンドにしたがってパネルの駆動信号に対するタイミング条件が段々厳格になる。特に、スルーレート(Slew rate)に対する要求条件が厳格になることによって、出力パッド(Pad)の終端インピーダンス調整が難しくなる。特に、ディスプレイパネル2200のゲートドライバを駆動するためのゲート駆動信号GDRVは高電圧が使用されなければならない。したがって、出力パッド(Pad)をプルアップ又はプルダウンするためのドライバは高電圧トランジスタを使うしかなく、保護抵抗無しではESD電圧に対する保護機能を具備できなくなる。
本発明のディスプレイ駆動IC2100はESD検出器2120及びスイッチ保護抵抗2140を含む。ESD検出器2120は先に説明された図3又は図8のESD検出器230、430と同様に構成されてもよい。即ち、正常動作の時に、ESD検出器2120の制御にしたがってスイッチ保護抵抗2140はパッド(Pad)とドライバとの間の電気抵抗を概ね0に近く維持することができる。そして、ESDイベントの時にはESD検出器2120の制御にしたがってスイッチ保護抵抗2140はパッド(Pad)とドライバとの間の保護抵抗Rpが連結されるように制御される。したがって、正常動作の時には保護抵抗Rpの大きさを考慮する必要がないので、保護能力を極大化できるレベルに保護抵抗Rpを設定することができる。さらに、正常動作の時にパッド(Pad)の終端インピーダンスは最小化されるので、本発明のディスプレイ駆動IC2100は高い信頼度のゲート駆動信号GDRVを出力することができる。
図14は本発明の実施形態が適用されるデータ格納装置3000を示す。図14を参照すれば、データ格納装置3000はメモリコントローラ3100とメモリ装置3300及び信号ラインで構成されるチャンネル3210、3220、3330を含む。
メモリコントローラ3100はホスト(Host)の読出し/書込み要請に応答してデータを書込み又は読み出すようにメモリ装置3300を制御する。メモリコントローラ3100はメモリ装置3300とのデータの交換の時に高速のデータを伝送するためにストロボ信号DQSを使用することができる。
メモリ装置3300は揮発性又は不揮発性格納装置を含む。メモリ装置3300はメモリコントローラ3100とストロボ信号(以下、DQS信号)及び入出力データ(I/O Data)を交換することができる。DQS信号はDQSチャンネル3220を通じて、入出力データはデータチャンネル3330を通じてメモリ装置3300とメモリコントローラ3100との間で交換される。DQS信号は入出力データ(I/O data)の論理値を決定するための基準時点を提供するための信号である。高速のデータを交換する時に、入出力データ(I/O Data)の正確な判別時点をDQS信号を通じて提供することができる。
本発明のデータ格納装置3000でも高速のデータを伝送するためにストロボ信号DQSを使用する。そして、このような信号のタイミング要求条件が段々厳格になっている。即ち、メモリコントローラ3100の出力パッド(Pad)に保護抵抗の大きさを減少させる必要性が高くなる。
本発明のメモリコントローラ3100はESD検出器3120とスイッチ保護抵抗3140とを含む。ESD検出器3120は先に説明された図3又は図8のESD検出器230、430と同様に構成してもよい。即ち、正常動作の時に、ESD検出器3120の制御にしたがってスイッチ保護抵抗3140はパッド(Pad)とドライバとの間の電気抵抗を概ね0に近く維持することができる。そして、ESDイベントの時にはESD検出器3120の制御にしたがってスイッチ保護抵抗3140はパッド(Pad)とドライバとの間の保護抵抗Rpが連結されるように制御される。したがって、正常動作の時には保護抵抗Rpの大きさを考慮する必要がないので、保護能力を極大化できるレベルに保護抵抗Rpを設定することができる。一方、正常動作の時にパッド(Pad)の終端インピーダンスは最小化されるので、本発明のメモリコントローラ3100は高い信頼度の信号を出力することができる。
ESD検出器3120とスイッチ保護抵抗3140とを含むメモリコントローラ3100によってチャンネル3210、3220、3330への信号のローディング(Loading)が明確になる。したがって、データ伝送に要求されるスルーレート(Slew rate)のようなタイミング要求を充足させることができる。
本発明による半導体装置は多様な形態のパッケージを利用して実装される。例えば、本発明による半導体装置はPoP(Package on Package)、BGAs(Ball grid arrays)、CSPs(Chip scale packages)、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)、PDIP(Plastic Dual In−Line Package)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、COB(Chip On Board)、CERDIP(Ceramic Dual In−Line Package)、MQFP(Plastic Metric Quad Flat Pack)、TQFP(Thin Quad Flatpack)、SOIC(Small Outline Integrated Circuit)、SSOP(Shrink Small Outline Package)、TSOP(Thin Small Outline)、TQFP(Thin Quad Flatpack)、SIP(System In Package)、MCP(Multi Chip Package)、WFP(Wafer−level Fabricated Package)、WSP(Wafer−Level Processed Stack Package)等のようなパッケージを利用して実装することができる。
以上のように図面と明細書で最適の実施形態が開示された。ここで、特定な用語が使用されたが、これは単なる本発明を説明するための目的で使用されたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。したがって、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が具現できるという点を理解できる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定めなければならない。
100 半導体装置
110、210、310、410、510 第1ドライバ
115、215、315、415、515 第2ドライバ
120、220、320、420、520 スイッチ保護抵抗
130、230、330、430、530 ESD検出器
140 クランプ回路
150 内部回路
200、300、400、500 静電保護回路
1100 内部回路
1200 ESD回路
1220 ESD検出器
1240 スイッチ保護抵抗
2000 ディスプレイ装置
2100 ディスプレイ駆動IC
2120 ESD検出器
2140 スイッチ保護抵抗
2200 ディスプレイパネル
3000 データ格納装置
3100 メモリコントローラ
3120 ESD検出器
3140 スイッチ保護抵抗
3200 モリ装置

Claims (23)

  1. 駆動信号に従ってパッド(Pad)を第1電源電圧にプルアップする第1ドライバと、
    前記駆動信号に従って前記パッド(Pad)を第2電源電圧にプルダウンする第2ドライバと、
    スイッチ制御信号に従って前記パッド(Pad)と前記第2ドライバとの間の抵抗値を可変するスイッチ保護抵抗と、
    前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧の交流成分のレベルを検出して前記スイッチ制御信号を生成するESD検出器と、
    アノードが前記パッド(Pad)に連結され、カソードが前記第1電源電圧を提供する電源ラインに連結される第1ダイオードと、
    カソードが前記パッド(Pad)に連結され、アノードが前記第2電源電圧を提供する電源ラインに連結される第2ダイオードと、を備える半導体装置。
  2. 前記スイッチ保護抵抗は、
    前記パッド(Pad)と前記第2ドライバとの間に連結される保護抵抗と、
    前記保護抵抗に並列に連結され、前記スイッチ制御信号にしたがって前記保護抵抗をバイパスさせるスイッチトランジスタと、を含む請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記スイッチトランジスタは、NMOS形態の高電圧トランジスタを含む請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記ESD検出器は、前記第1電源電圧の交流成分のレベルが基準値以上に増加する時点で前記スイッチトランジスタを遮断するように前記スイッチ制御信号を生成する請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記ESD検出器は、前記第1電源電圧の交流成分のレベルが許容された基準電圧内である場合には、前記スイッチトランジスタをターンオンさせるように前記スイッチ制御信号を生成する請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記ESD検出器は、前記第1電源電圧の交流成分に応答して前記スイッチ制御信号を生成する高域フィルタを含む請求項2に記載の半導体装置。
  7. 前記ESD検出器は、
    前記第1電源電圧の交流成分を通過させるRC回路と、
    前記交流成分のレベルによって前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧を前記スイッチ制御信号に伝達するNMOSトランジスタと、を含む請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記ESD検出器は、前記第1電源電圧の直流成分に応答して前記スイッチ制御信号を生成する低域フィルタを含む請求項2に記載の半導体装置。
  9. 前記ESD検出器は、
    前記第1電源電圧の交流成分を特定時間遅延させるRC回路と、
    前記遅延された特定時間の間に前記スイッチトランジスタをターンオフさせるスイッチ制御信号を生成するPMOSトランジスタ及びインバータを含む請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1ドライバは、前記駆動信号に応答して前記第1電源電圧に前記パッド(Pad)をプルアップさせる少なくとも1つのPMOSトランジスタを含み、
    前記第2ドライバは、前記駆動信号に応答して前記第2電源電圧に前記パッド(Pad)をプルダウンさせる少なくとも1つのPMOSトランジスタを含む請求項1に記載の半導体装置。
  11. 前記スイッチ保護抵抗は、
    前記第1ドライバのPMOSトランジスタと前記第2ドライバのNMOSトランジスタの共通ドレインと前記パッドとの間に連結される保護抵抗と、
    前記保護抵抗に並列に連結され、前記スイッチ制御信号にしたがって前記保護抵抗をバイパスさせるスイッチトランジスタと、を含む請求項1に記載の半導体装置。
  12. 前記スイッチ保護抵抗は、
    前記パッドに連結される第1保護抵抗と、
    前記第1保護抵抗と前記第1ドライバとの間に連結される第2保護抵抗と、
    前記第1保護抵抗に並列に連結され、前記スイッチ制御信号にしたがって前記第1保護抵抗をバイパスさせるスイッチトランジスタと、を含む請求項1に記載の半導体装置。
  13. 前記スイッチ保護抵抗は、前記スイッチ制御信号に応答して前記保護抵抗の抵抗値が可変される請求項1に記載の半導体装置。
  14. 駆動信号に従ってパッド(Pad)を第1電源電圧又は第2電源電圧に駆動するドライバと、
    スイッチ制御信号に従って前記パッド(Pad)と前記ドライバとの間に保護抵抗を連結するか、或いは前記保護抵抗をバイパスさせるスイッチ保護抵抗と、
    前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧をモニターリングし、ESDイベントが発生する、前記保護抵抗が前記パッド(Pad)と前記ドライバとの間に連結されるように前記スイッチ制御信号を生成するESD検出器と、
    アノードが前記パッド(Pad)に連結され、カソードが前記第1電源電圧を提供する電源ラインに連結される第1ダイオードと、
    カソードが前記パッド(Pad)に連結され、アノードが前記第2電源電圧を提供する電源ラインに連結される第2ダイオードと、備える半導体装置。
  15. 前記ESD検出器は、前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧の交流成分が一定のレベル以下に維持される正常動作のモードの時には前記保護抵抗がバイパスされるように前記スイッチ制御信号を生成する請求項14に記載の半導体装置。
  16. 前記スイッチ保護抵抗は、
    前記パッド(Pad)と前記ドライバとの間に連結される保護抵抗と、
    前記保護抵抗に並列に連結され、前記スイッチ制御信号にしたがって前記保護抵抗をバイパスさせるスイッチトランジスタと、を含む請求項14に記載の半導体装置。
  17. 前記ドライバは、前記駆動信号に応答して前記第2電源電圧に前記パッド(Pad)をプルダウンさせるNMOSトランジスタを含む請求項14に記載の半導体装置。
  18. 前記ESD検出器は、前記第1電源電圧の交流成分をフィルタリングして前記スイッチ制御信号に提供する高域フィルタを含む請求項14に記載の半導体装置。
  19. 前記ESD検出器は、前記第1電源電圧の直流成分をフィルタリングし、フィルタリングされた直流成分を反転して前記スイッチ制御信号に提供する低域フィルタを含む請求項14に記載の半導体装置。
  20. 前記第2電源電圧は、接地電圧や負の電圧に提供される請求項14に記載の半導体装置。
  21. パッドと、前記パッドを駆動するドライと、アノードが前記パッドに連結されてカソードが第1電源電圧を提供する電源ラインに連結される第1ダイオードと、カソードが前記パッドに連結されてアノードが第2電源電圧を提供する電源ラインに連結される第2ダイオードと、を備える半導体装置の静電保護回路の動作方法であって、
    前記半導体装置の前記電源ラインの交流成分を検出する段階と、
    前記交流成分が特定レベル以上に上昇すると、前記交流成分を処理して前記パッドと前記ドライとの間の電気抵抗値を高くするためのスイッチ制御信号を生成する段階と、
    前記スイッチ制御信号に従って前記パッドと前記ドライとの間に保護抵抗が連結されるようにスイッチングする段階と、を含む動作方法。
  22. 前記交流成分が基準値未満である場合、前記パッドと前記ドライとの間には前記電気抵抗値が基準値より低いか、或いは短絡状態に維持される請求項21に記載の動作方法。
  23. 前記ドライバは、NMOSトランジスタに形成される請求項21に記載の動作方法。
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