JP6702648B2 - 組立装置のパレット案内装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組立装置のパレット案内装置に関する。更に詳しくは、多数の組立ステーションを有するレンズユニット組立装置等の組立装置で、パレットを循環式にして組立装置の全長を短くすることを可能にした組立装置のパレット案内装置に関する。
レンズユニット組立装置は、多数のレンズ及び遮光板を鏡筒に組み込むため、多数の組立ステーションが必要となる。組立工程を分割してサイクルタイムを短縮するために、組立ステーションを直線状に配置すると、レンズユニット組立装置の全長が長くなる(例えば、特許文献1参照)。レンズユニット組立装置の全長が長くなると、レンズユニット組立装置を設置可能なスペースを有する工場が限定されるため、好ましくない。
組立パレットにクランプした鏡筒を、組立パレットにクランプしたままで、組立ステーションの間を搬送して部品を鏡筒に組み付ける構造を採用すれば、鏡筒を組立パレットから外して次の組立ステーションに移す作業が不要になる。その結果、組立ステーションでの鏡筒の位置決め精度を一定に保持するのが容易になるため、レンズや遮光板を鏡筒に精度良く組み付けることが容易になり、好ましい。しかし、レンズユニット組立装置の全長が長くなると、組立パレットを案内する案内レールの全長が長くなり、複数の案内レールを平行に、かつ精度良く接続する必要があるため、案内レールの接続作業に多くの工数を必要とする(例えば、特許文献2参照)。
また、レンズユニット組立装置の全長が長くなると、最後尾の組立ステーションで組立作業が終了した組立パレットを先頭の組立ステーションに戻す搬送装置の全長が長くなる。しかし、組立パレットを戻す搬送装置の全長が長くなると、最後尾の組立パレットを先頭の組立ステーションに戻すのに必要な時間が長くなり、レンズユニットを組み立てるのに必要なサイクルタイムが長くなる不具合が生じる。
特開2006−198712号公報 特開2007−270896号公報
本発明は上述のような技術背景のもとになされたものであり、下記目的を達成する。
本発明の目的は、多数の組立ステーションを有する組立装置において、組立パレットの位置決め、及び搬送が簡素な組立装置のパレット案内装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、多数の組立ステーションを有する組立装置で、組立装置の全長を短くすることを可能にした組立装置のパレット案内装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、多数の組立ステーションを有する組立装置において、携帯電話等に使用されているレンズユニットの組立に最適な組立装置のパレット案内装置を提供することにある。
前記課題は以下の手段によって解決される。
すなわち、本発明1の組立装置のパレット案内装置は
所定の工程の組立位置から次の工程の組立位置へ被組立品を搬送するための搬送装置を備えた組立装置のパレット案内装置であって、
前記搬送装置は、
直線状に形成され、転動体を転動するために軸方向の全長に渡って転動体軌道面が形成された直線状の案内レールと、
前記転動体を循環させるための無限循環路が形成され、前記転動体を保持し、かつ前記転動体軌道面に予圧が付与された状態で、前記転動体が前記転動体軌道面上で転動するスライダと、
前記スライダ上に搭載され、かつ前記被組立品を把持する組立治具を搭載し、前記案内レールに沿って前記所定の工程の組立位置から次の工程の組立位置へ前記被組立品を搬送するための組立パレットと、
前記案内レールに沿って所定の工程の組立位置から次の工程の組立位置へ前記組立パレットを順次駆動して搬送するためのパレット搬送装置と、
前記各工程の組立位置で前記組立パレットを前記案内レール上の所定の位置に位置決めする位置決め装置とからなり、
前記案内レール(21,22)は、互いに平行に配置された第1の案内レール(21)と第2の案内レール(22)を有し、
前記パレット搬送装置は、各々前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)に沿って前記各組立位置へ前記組立パレット(23)を順次搬送するものであり、
前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)の軸方向の一端に形成され、前記第1の案内レール(21)から前記第2の案内レール(22)に前記組立パレット(23)を移送する第1のパレット移送装置(3A)と、
前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)の軸方向の他端に形成され、前記第2の案内レール(22)から前記第1の案内レール(21)に前記組立パレット(23)を移送する第2のパレット移送装置(3B)と、
前記組立パレット(23)を前記第1の案内レール(21)から前記第2の案内レール(22)へ搬出入するとき、前記第1のパレット移送装置(3A)に形成され、前記第1の案内レール(21)と一直線上に整列して、前記第1の案内レール(21)から前記組立パレット(23)を搬出するとともに、前記組立パレット(23)を前記第2の案内レール(22)に一直線上に整列して、前記第2の案内レール(22)に搬入するために、第1テーブルに取り付けられた直線状の第1の移送案内レールと、
前記組立パレット(23)を前記第の案内レール(2)から前記第の案内レール(2)へ搬出入するとき、前記第2のパレット移送装置(3B)に形成され、前記第2の案内レール(22)に一直線上に整列して、前記第2の案内レール(22)から前記組立パレット(23)を搬出するとともに、前記組立パレット(23)を前記第1の案内レール(21)に一直線上に整列して、前記第1の案内レール(21)に搬入するために、第2テーブル(332)に取り付けられた直線状の第2の移送案内レール(335)と、
前記第1のパレット移送装置(3A)は、
前記第1の案内レール(21)から前記第1の移送案内レール側に前記組立パレット(23)を搬出する第1パレット搬出装置と、
前記第1の移送案内レールから前記第2の案内レール(22)側に前記組立パレット(23)が搭載された前記第1テーブルから前記組立パレット(23)を搬入する第2パレット搬入装置と、
前記第1の案内レール(21)と前記第2の案内レール(22)との間に配置された第1ベースに案内されて前記第1テーブル及び前記第1テーブルに取り付けられている前記第1の移送案内レールを、前記第2パレット搬入装置側に移動するための第1のパレットシフト装置を有し、
前記第2のパレット移送装置(3B)は、
前記第2の案内レール(22)から前記第2の移送案内レール(335)側に前記組立パレット(23)を搬出する第3パレット搬出装置(31)と、
前記第2の移送案内レール(335)から前記第1の案内レール(21)側に前記組立パレット(23)が搭載された前記第2テーブル(332)から前記組立パレット(23)を搬入する第4パレット搬入装置(32)と、
前記第2の案内レール(22)と前記第1の案内レール(21)との間に配置された第2ベース(331)に案内されて前記第2テーブル(332)及び前記第2テーブル(332)に取り付けられている前記第2の移送案内レール(335)を、前記第4パレット搬入装置(32)側に移動するための第2のパレットシフト装置(33)を有し、
前記各工程の組立位置は、前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)に沿って等間隔に配置され、かつ前記パレット搬送装置は同時に前記各工程の前記組立パレッ(23)を搬送することを特徴とする。
本発明のレンズユニット組立方法は、本発明において、前記組立治具は、レンズユニットを構成する鏡筒にレンズ及び遮光板を工程順に組み込んで前記レンズユニットを組み立てるものであることを特徴とする。
本発明のレンズユニット組立方法は、本発明において、前記組立治具上の前記鏡筒内へ小さな押圧力で前記レンズを挿入するレンズ挿入装置と、前記鏡筒内に挿入された前記レンズを前記押圧力より大きな押圧力で押圧して前記鏡筒内の所定位置に前記レンズを押し込むレンズ押し込み装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の組立装置のパレット案内装置は、別途組立ステーションを配置することなく、組立パレットを搬送する案内レール上で部品の組み付けが可能になり、簡素な組立装置を実現できた。また、本発明の組立装置のパレット案内装置は、複数の組立ステーションを有する直線状の第1の案内レールと第2の案内レールを互いに平行に形成し、第1の案内レールと第2の案内レールとの間で組立パレットを循環して移動し、組立パレットを繰り返して使用する。従って、組立装置を従来のように一直線状に配置した場合と比較して、組立装置の全長がほぼ半分になるため、組立装置を設置可能なスペースを有する工場を確保することが容易になる。また、組立パレットを案内する案内レールの全長がほぼ半分で済むため、複数の案内レールを接続することが不要となり、案内レールの接続工数が削減され、案内レールの精度を確保するのが容易となる。
図1は、本発明の実施の形態のパレット案内装置を有するレンズユニット組立装置を示す全体平面図である。 図2は、図1のレンズユニット組立装置の右端部の組立ステーションを示す拡大平面図である。 図3は、図2の左側に隣接する組立ステーションを示す拡大平面図である。 図4は、図2のA−A断面図である。 図5は、図2のB−B断面図である。 図6は、図3のC−C断面図である。 図7は、図2の右端のパレット移送装置の拡大平面図である。 図8(a)は、図7のD−D断面図、図8(b)は図8(a)のE−E断面図である。 図9は、本発明の実施の形態のパレット案内装置を有するレンズユニット組立装置のレンズユニット組立ステップを示す説明図である。
[レンズユニット組立ユニット1]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態のパレット案内装置を有するレンズユニット組立装置1を示す全体平面図である。図1に示すように、本発明の実施の形態のレンズユニット組立装置1は、第1組立ステーション(1ST)から第12組立ステーション(12ST)までの12個の組立ステーションで構成され、溶接構造のベース11(図4から図6参照)上に取り付けられている。第1組立ステーション(1ST)から第6組立ステーション(6ST)までの6個の組立ステーションが、図1の下側の右端から左端まで等間隔に形成されている。また、第7組立ステーション(7ST)から第12組立ステーション(12ST)までの6個の組立ステーションが、図1の上側の左端から右端まで等間隔に形成されている。第1組立ステーション(1ST)から第12組立ステーション(12ST)までの12個の組立ステーションの基本構造は同一であり、細部が若干異なる。
図1に示すように、図1の下側と上側の両方に、直線状の下側案内レール(第1の案内レール)21と上側案内レール(第2の案内レール)22が、図1の右端から左端に掛けて互いに平行に形成されている。下側案内レール21と上側案内レール22上には、各々14個の矩形板状の組立パレット23が等間隔に配置されている。14個の組立パレット23は、下側案内レール21と上側案内レール22に案内されて同時に1ピッチ移動し、所定の工程の組立位置から次の工程の組立位置へ鏡筒を順次搬送する。
下側の組立パレット23は、下側案内レール21の右端の組立位置P1から左端の組立位置P14まで1ピッチずつ移動し、14箇所の組立位置に各々位置決めされる。同様に、上側の組立パレット23は、上側案内レール22の左端の組立位置P15から右端の組立位置P28まで1ピッチずつ移動し、14箇所の組立位置に各々位置決めされる。下側案内レール21と上側案内レール22には、軸方向(図1の左右方向)の全長に渡って転動体軌道面(図8(a)、図8(b)参照)221が形成されている。組立パレット23の下面にはスライダ24(図8(a)、(b)参照))が取り付けられ、スライダ24が下側案内レール21と上側案内レール22に案内されて移動する。スライダ24には、転動体(ボールまたはコロ)241が循環する無限循環路(図示せず)が形成されている。
スライダ24が下側案内レール21と上側案内レール22に案内されて移動すると、下側案内レール21と上側案内レール22の転動体軌道面に沿って、スライダ24内の転動体が転動し、スライダ24が円滑に移動する。転動体軌道面と転動体との間には、小さい予圧が付与されている。従って、スライダ24は、転動体軌道面に対して、バックラッシュが無く案内され、組立パレット23は全ての組立ステーションに高精度に所定の位置に位置決めされる。このために部品の組立時に、転動体軌道面にスライダ24をクランプ機構で固定する必要はない。また、案内レール上で部品を組み付けるために、別途組立ステーションを配置する必要がない。スライダ24が下側案内レール21と上側案内レール22に案内されて移動すると、下側案内レール21と上側案内レール22の転動体軌道面221に沿ってスライダ24の転動体241が転動し、スライダ24が円滑に移動する。転動体軌道面221と転動体241との間には、小さい与圧が付与されている。従って、スライダ24は転動体軌道面221に対してガタ無く案内され、組立パレット23は全ての組立ステーションに高精度に位置決めされる。
レンズユニット組立装置1の左端には、下側案内レール21から上側案内レール22に組立パレット23を移送するパレット移送装置(第1のパレット移送装置)3Aが形成されている。また、レンズユニット組立装置1の右端には、上側案内レール22から下側案内レール21に組立パレット23を移送するパレット移送装置(第2のパレット移送装置)3Bが形成されている。従って、第1組立ステーション(1ST)から第6組立ステーション(6ST)までの6個の組立ステーションでの組立作業が完了した組立パレット23は、パレット移送装置3Aによって下側案内レール21から上側案内レール22に移送される。
上側案内レール22に移送された組立パレット23は、第7組立ステーション(7ST)から第12組立ステーション(12ST)までの6個の組立ステーションで組立作業が行われ、第12組立ステーション(12ST)でレンズユニットの組立が完成する。第12組立ステーション(12ST)でレンズユニットの組立が完成した組立パレット23は、完成したレンズユニットを組立パレット23から取り外す。完成したレンズユニットを取り外した組立パレット23は、パレット移送装置3Bによって上側案内レール22から下側案内レール21側に移送され、第1組立ステーション(1ST)での組立作業が再び開始される。すなわち、組立パレット23は、下側案内レール21と上側案内レール22との間で時計方向回りに循環して移動し、繰り返し使用される。
パレット移送装置3A、3Bは同一構造を有しているので、右端のパレット移送装置(第2のパレット移送装置)3Bについて詳細な構造を説明し、左端のパレット移送装置(第1のパレット移送装置)3Aについての詳細な説明は省略する。図2は図1のレンズユニット組立装置の右端部の組立ステーションを示す拡大平面図、図7は図2の右端のパレット移送装置3Bの拡大平面図、図8(a)は図7のD−D断面図、図8(b)は図8(a)のE−E断面図である。図2、図7、図8に示すように、パレット移送装置3Bは、上側案内レール22の上部に配置されたパレット搬出装置31、下側案内レール21の下部に配置されたパレット搬入装置32、図2の上下方向に長く形成されたパレットシフト装置33で構成されている。パレットシフト装置33は、上側案内レール22と下側案内レール21との間に配置されている。
パレットシフト装置33は、図2の上下方向に延びるベース331、ベース331に案内されて図2の上下方向に移動するテーブル332で構成されている。テーブル332は、サーボモータ333、ボールねじ334、図示しないボールナットによって駆動され、図2の上下方向に移動する。テーブル332には、上側案内レール22及び下側案内レール21に平行に、移送案内レール(第2の移送案内レール)335が取り付けられている。移送案内レール335の断面形状は、上側案内レール22及び下側案内レール21と同一形状で、軸方向の全長に渡って転動体軌道面が形成されている。また、移送案内レール335は、組立パレット23の左右方向の長さよりも若干長く形成されている。
テーブル332が図2の上端位置に位置決めされると、上側案内レール22と移送案内レール335が一直線上に整列し、上側案内レール22から移送案内レール335側に組立パレット23を搬出することが可能となる。また、テーブル332が図2の下端位置に位置決めされると、下側案内レール21と移送案内レール335が一直線上に整列し、移送案内レール335から下側案内レール21側に組立パレット23を搬入することが可能となる。上側案内レール22と移送案内レール335の左右方向の隙間、及び、下側案内レール21と移送案内レール335の左右方向の隙間は小さく設定され、組立パレット23下面のスライダ24が通過することを許容する隙間寸法に設定されている。
パレット搬出装置31、パレット搬入装置32には、エアーシリンダによって図2の左右方向と上下方向に移動する二股上のフォーク311、321が各々取り付けられている。テーブル332が図2の上端位置に位置決めされると、フォーク311が下方向に移動して、組立位置P28にある組立パレット23を左右から挟み込み、フォーク311が右方向に移動して、上側案内レール22から移送案内レール335側に組立パレット23を搬出する。サーボモータ333によってボールねじ334を回転し、テーブル332が下方向に移動し、図2の下端位置に位置決めされると、組立パレット23をフォーク321が左右から挟み込む。フォーク321が左方向に移動して、移送案内レール335から下側案内レール21側に組立パレット23を搬入し、組立位置P1に組立パレット23を位置決めする。
同様に、左端のパレット移送装置(第1のパレット移送装置)3Aでは、組立位置P23にある組立パレット23を、下側案内レール21から図示しない移送案内レール(第1の移送案内レール)側に搬出し、移送案内レールから上側案内レール22側に組立パレット23を搬入し、組立位置P15に組立パレット23を位置決めする。
[第1及び第2組立ステーション(1ST)]
第1組立ステーション(1ST)の構造と組立動作について説明する。図2は図1のレンズユニット組立装置の右端部の組立ステーションを示す拡大平面図である。図4は図2のA−A断面図、図5は図2のB−B断面図である。第1組立ステーション(1ST)は、組立位置P2の組立パレット23に鏡筒B(図7(a)参照)を供給する組立ステーションである。図2、図4、図5に示すように、第1組立ステーション(1ST)は、部品トレー供給排出装置4、部品挿入装置5、画像検出装置61、パレット位置決め装置62、パレット搬送装置7で構成されている。
部品トレー供給排出装置4は、部品トレー供給排出装置4の上面に部品トレー41を複数載置し、部品トレー41には多数の鏡筒が等間隔に収納されている。下側4箇所のトレー載置位置T1、T2、T3、T4に、鏡筒が収納された部品トレー41を各々載置する。下側4箇所のトレー載置位置T1、T2、T3、T4から、上側2箇所のトレー載置位置T5、T6に鏡筒が収納された部品トレー41を供給し、空になった部品トレー41を、下側2箇所のトレー載置位置T7、T8に排出する。
部品挿入装置5は、X軸、Y軸、Z軸の直交3軸座標型のロボットで、Z軸回りの回転軸θ軸を有している。すなわち、部品挿入装置5は、X軸移動装置51、Y軸移動装置52、Z軸移動装置53、θ軸回転装置54で構成されている。Y軸移動装置52は、上側案内レール22と下側案内レール21の間に配置されている。Y軸移動装置52は、図2の左右方向に延びるY軸ベース521、Y軸ベース521に案内されて図2の左右方向(Y軸方向)に移動するY軸スライド522で構成されている。Y軸スライド522は、Y軸サーボモータ523、Y軸ボールねじ524、及び、図示しないボールナットによって駆動される。
X軸移動装置51は、Y軸スライド522に固定されて図2の上下方向に延びるX軸ベース511、X軸ベース511に案内されて図2の上下方向(X軸方向)に移動するX軸スライド512で構成されている。X軸スライド512は、X軸サーボモータ513、X軸ボールねじ514、及び、図示しないボールナットによって駆動される。
Z軸移動装置53は、X軸スライド512に固定されて図4の上下方向(Z軸方向)に延びるZ軸ベース531、Z軸ベース531に案内されて図4の上下方向(Z軸方向)に移動するZ軸スライド532で構成されている。Z軸スライド532は、Z軸サーボモータ533、Z軸ボールねじ534、及び、図示しないボールナットによって駆動される。
θ軸回転装置は、Z軸スライド532に回転可能に支承され、図4の上下方向(Z軸方向)に延びる部品挿入軸541を備えている。部品挿入軸541は、θ軸サーボモータ542によって回転駆動される。部品挿入軸541の下端には、鏡筒Bを真空吸着して、部品トレー41から組立パレット23へ搬送する鏡筒吸着ヘッド543が取り付けられている。鏡筒吸着ヘッド543は、黒色の合成樹脂(PEEK)で成形されている。
X軸ベース511はY軸スライド522からのX軸方向のオーバーハング量が大きいため、X軸ベース511の撓みや振動を抑制するための支持構造が採用されている。すなわち、下側案内レール21と上側案内レール22の外側に、各々2個の垂直な支柱55、55、56、56が固定され、支柱55、55、56、56の上端は、水平な梁571、572、573、574で連結されている。下側案内レール21と上側案内レール22に平行な梁571、572の上面には案内レール581、581が各々取り付けられている。スライダ582、582が案内レール581、581に案内されてY軸方向に移動する。スライダ582、582にその上端が取り付けられた垂直な支持板583、583の下端が、X軸ベース511、511に連結され、X軸ベース511、511のオーバーハング部を支持している。従って、X軸ベース511の撓みや振動が抑制され、部品挿入装置5の高精度な位置決めと高速動作が可能になる。
鏡筒吸着ヘッド543で部品トレー41から取り出した鏡筒Bは、CCDカメラ等の画像検出装置61で鏡筒Bの画像を検出し、鏡筒Bの回転方向の位相を検出する。その後、θ軸サーボモータ542によって部品挿入軸541を回転駆動し、鏡筒Bを所定の回転方向の位相に位置決めした後、組立パレット23へ搬入する。組立パレット23にはクランプ治具が載置されており、ばね力で鏡筒Bをクランプ治具231に固定する。鏡筒Bをパレット23上の治具に固定する方法は、バネ力で常時押圧されている2枚の固定板で挟んで行う(図示せず)。鏡筒Bを治具に挿入固定するときは、エアーシリンダを駆動して、バネの押圧を解除する。エアーシリンダの駆動を解除すると、治具は鏡筒Bを固定する。図7(a)が、鏡筒Bを組立パレット23のクランプ治具231に固定した状態を示す。
図2、図5、図7に示すように、パレット搬送装置7は、パレット係合装置71とパレットピッチ送り装置72で構成されている。パレット係合装置71は、エアーシリンダ711によって図5の上下方向に移動可能で、上方向に移動して組立パレット23に係合する。図5に示すように、パレット搬送装置7は、複数の組立パレット23を同時に一斉に次工程に送るための機構であり、パレット係合装置71とパレットピッチ送り装置72で構成されている。パレット係合装置71は、エアーシリンダ711によって図5の上下方向に移動可能で、上方向に移動して組立パレット23に係合する。パレット位置決め装置62、62は、組立時に組立パレット23をパレット係合装置71と共に下側案内レール21上の所定位置に位置決めするものであり、エアーシリンダ621によって図5の上下方向に移動可能で、下方向に移動して組立パレット23、23から離脱する。エアーシリンダ621のピストンロッドの先端には、軸受622が設けてあり、この軸受622が組立パレット23の切欠きに挿入されて、組立パレット23を位置決めする。
パレット係合装置71のエアーシリンダ711のロッドの上端部には、回転自在に配置された円筒の軸受712を有している。エアーシリンダ711が上方に動作すると、この軸受が組立パレット23に形成された半円筒(軸受712とほぼ同径)状の切欠きに挿入、又は離脱される。このパレット係合装置71は、組立パレット23、23の搬送のための係脱と、組立時の位置決めの両方が同時に可能である。部品の組立時に、パレット位置決め装置62とパレット係合装置71の両方の動作で、組立パレッド23を位置決めするだけで、組立パレッド23は下側案内レール21上にクランプする必要はない。この理由は、前述したように、下側案内レール21、又は上側案内レール22の転動体軌道面221に沿ってスライダ24の転動体241が転動し、スライダ24が円滑に移動する。転動体軌道面221と転動体241との間には、小さい与圧が付与されているためである(図8参照)。
パレットピッチ送り装置72は、サーボモータ721、ボールねじ722、図示しないボールナットによって、図5の紙面に直交する方向の奥側にパレット係合装置71、71を1ピッチだけ移動する。その結果、組立位置P1の組立パレット23を組立位置P2に移動し、組立位置P2の組立パレット23を組立位置P3に移動する。同時に、組立位置P3の組立パレット23を、第2組立ステーション(2ST)の組立位置P4に移動する。パレット位置決め装置62、62は、エアーシリンダによって図5の上方向に移動して組立パレット23、23に係合し、組立位置P2、P3に組立パレット23、23を位置決めする。従って、第1組立ステーション(1ST)の組立位置P2で、部品挿入装置5で鏡筒Bを搬入した組立パレット23は、次の工程の組立位置P3に移動する。第1組立ステーション(1ST)の組立位置P3では、鏡筒Bの押し込み作業は不要なため、押し込み作業は行わない。
第2組立ステーション(2ST)の構造と組立動作について説明する。図3は図2の左側に隣接する第2組立ステーション(2ST)と第3組立ステーション(3ST)を示す拡大平面図である。第2組立ステーション(2ST)は、組立位置P4の組立パレット23の鏡筒BにレンズL1(図7(b)参照)を挿入するとともに、次の組立位置P5で組立パレット23のレンズL1(図7(c)参照)を押し込む組立ステーションである。図3、図4、図5、図6に示すように、第2組立ステーション(2ST)は、部品トレー供給排出装置4、部品挿入装置5、画像検出装置61、パレット位置決め装置62、パレット搬送装置7、レンズ押し込み装置8で構成されている。第2組立ステーション(2ST)と第1組立ステーション(1ST)の構造上の大きな相違点は、第2組立ステーション(2ST)にはレンズ押し込み装置8が付加されていることである。従って、以下の説明では、第1組立ステーション(1ST)と同一部分については、詳細な説明を省略する。
部品トレー供給排出装置4の部品トレー41には多数のレンズL1が等間隔に収納されている。部品挿入装置5は、X軸、Y軸、Z軸の直交3軸座標型のロボットで、Z軸回りの回転軸θ軸を有している。θ軸回転装置の部品挿入軸541は、θ軸サーボモータ542によって回転駆動される。部品挿入軸541の下端には、レンズL1を真空吸着して、部品トレー41から組立パレット23へレンズL1を搬送するレンズ吸着ヘッド544が取り付けられている。レンズ吸着ヘッド544は、レンズL1の画像を高精度に検出するために、黒色の合成樹脂(PEEK)で成形されている。
レンズ吸着ヘッド544で部品トレー41から取り出したレンズL1は、CCDカメラ等の画像検出装置61でレンズL1の画像を検出し、レンズL1の回転方向の位相を検出する。その後、θ軸サーボモータ542によって部品挿入軸541を回転駆動し、レンズL1を所定の回転方向の位相に位置決めした後、組立位置P4の組立パレット23へレンズL1を搬入し、Z軸サーボモータ533のトルクを制御して、鏡筒B内へレンズL1を小さな押圧力で挿入する。図7(b)が、レンズL1を鏡筒Bに小さな押圧力で挿入した状態を示す。レンズL1は鏡筒BのレンズL1装着孔B1の入口に軽く置いた状態になる。レンズL1を鏡筒Bに小さな押圧力で挿入するため、合成樹脂製のレンズ吸着ヘッド544が潰れて変形することが無いため、レンズL1が傾いて組立精度が低下する不具合を回避することができる。
パレット搬送装置7を作動させて、組立位置P3の組立パレット23を組立位置P4に移動し、組立位置P4の組立パレット23を組立位置P5に移動する。同時に、組立位置P5の組立パレット23を、第3組立ステーション(3ST)の組立位置P6に移動する。従って、第2組立ステーション(2ST)の組立位置P4で、部品挿入装置5で鏡筒BにレンズL1を挿入した組立パレット23は、第2組立ステーション(2ST)の組立位置P5に移動する。組立位置P5には、レンズ押し込み装置8が配置されている。図4、図6に示すように、レンズ押し込み装置8は、ベース11の上面に水平に取り付けられた矩形平板状のベースプレート81、ベースプレート81の上面に取り付けられた垂直なコラム82、コラム82の垂直面に垂直方向に移動可能に軸支された部品押し込み軸83、部品押し込み軸83を垂直方向に移動するエアーシリンダ84で構成されている。このレンズ押し込み装置8は、本例ではエアーシリンダ84を用いたが、これに換えて、ステッピングモーター、ACサーボモータ、DCサーボモータ等のサーボモータを用いても良い。
部品押し込み軸83の下端には、レンズL1を押し込むレンズ押圧ヘッド85が取り付けられている。レンズ押圧ヘッド85は、硬い金属で成形され、研磨加工して表面を磨いている。エアーシリンダ84の圧力を制御して、組立位置P5の組立パレット23のレンズL1を大きな押圧力で押圧し、鏡筒BのレンズL1装着孔B1の底面にレンズL1を密着させる。図7(C)が、鏡筒BのレンズL1装着孔B1の底面にレンズL1を密着させた状態を示す。レンズL1を鏡筒Bに大きな押圧力で押圧するレンズ押圧ヘッド85は、レンズL1を吸着してレンズL1の画像を検出する必要が無いため、表面を磨いた硬い金属を使用することができる。従って、速い押圧速度で、かつ、大きな押圧力で押圧しても、レンズ押圧ヘッド85が潰れて変形することが無いため、レンズL1の組立精度が安定する。また、レンズL1を押圧する速度を速くすることが可能となるため、レンズユニットの組立時間を短縮することが可能となる。
[第3ないし第12組立ステーション(1ST)]
第3組立ステーション(3ST)の構造と組立動作について説明する。第3組立ステーション(3ST)は、組立位置P6の組立パレット23の鏡筒Bに遮光板S1(図7(d)参照)を挿入する組立ステーションである。図1、図3、図6に示すように、第3組立ステーション(3ST)は第1組立ステーション(1ST)と全く同一の構造で、部品トレー供給排出装置4、部品挿入装置5、画像検出装置61、パレット位置決め装置62、パレット搬送装置7で構成されている。従って、以下の説明では、第1組立ステーション(1ST)と同一部分については、詳細な説明を省略する。
部品トレー供給排出装置4の部品トレー41には多数の遮光板S1が等間隔に収納されている。部品挿入装置5は、X軸、Y軸、Z軸の直交3軸座標型のロボットである。遮光板S1の形状は回転方向に対称形状なので、部品挿入装置5には、Z軸回りの回転軸θ軸は無い。部品挿入軸545(図6参照)の下端には、遮光板S1を真空吸着して、部品トレー41から組立パレット23へ搬送する遮光板吸着ヘッド546が取り付けられている。遮光板吸着ヘッド546は、黒色の合成樹脂(PEEK)で成形されている。
遮光板吸着ヘッド546で部品トレー41から取り出した遮光板S1は、組立位置P6の組立パレット23へ搬入し、Z軸サーボモータ533のトルクを制御して、鏡筒B内へ遮光板S1を小さな押圧力で挿入する。図7(d)が、遮光板S1を鏡筒Bに小さな押圧力で挿入した状態を示す。遮光板S1は鏡筒Bの内径に対して遮光板S1外径を少し小さくし、すきまばめにしている。従って、第3組立ステーション(3ST)の組立位置P7では、遮光板S1の押し込み作業は不要なため、押し込み作業は行わない。
第4組立ステーション(4ST)から第12組立ステーション(12ST)の構造と組立動作は、上記した第2組立ステーション(2ST)から第3組立ステーション(3ST)と同一なので、組立動作の要点についてのみ簡単に説明する。すなわち、第4組立ステーション(4ST)は、組立位置P8の組立パレット23の鏡筒BにレンズL2を挿入するとともに、次の組立位置P9で、組立パレット23のレンズL2を押し込む組立ステーションである。第5組立ステーション(5ST)は、組立位置P10の組立パレット23の鏡筒Bに遮光板S2を挿入するとともに、次の組立位置P11の組立パレット23には組立作業は行わない組立ステーションである。
第6組立ステーション(6ST)は、組立位置P12の組立パレット23の鏡筒BにレンズL3を挿入するとともに、次の組立位置P13で、組立パレット23のレンズL3を押し込む組立ステーションである。第6組立ステーション(6ST)での組立作業が完了した組立パレット23は、パレット搬送装置7で左端の組立位置P14に搬送した後、パレット移送装置(第1のパレット移送装置)3Aによって下側案内レール21から上側案内レール22に移送される。第7組立ステーション(7ST)は、パレット搬送装置7で左端の組立位置P15から組立位置P16を経由して、組立位置P17に組立パレット23を搬送する。その後、第7組立ステーション(7ST)は、組立位置P17の組立パレット23の鏡筒Bに遮光板S3を挿入するとともに、次の組立位置P18の組立パレット23には組立作業は行わない組立ステーションである。
第8組立ステーション(8ST)は、組立位置P19の組立パレット23の鏡筒BにレンズL4を挿入するとともに、次の組立位置P20の組立パレット23のレンズL4を押し込む組立ステーションである。第9組立ステーション(9ST)は、組立位置P21の組立パレット23の鏡筒Bに遮光板S4を挿入するとともに、次の組立位置P22の組立パレット23には組立作業は行わない組立ステーションである。
第10組立ステーション(10ST)は、組立位置P23の組立パレット23の鏡筒BにレンズL5を挿入するとともに、次の組立位置P24の組立パレット23のレンズL5を押し込む組立ステーションである。第11組立ステーション(11ST)は、組立位置P25の組立パレット23の鏡筒Bに、ストッパーリング吸着ヘッド547(図7(e)参照)で吸着したストッパーリングSRを挿入する。ストッパーリングSRは、鏡筒Bに組み付けたレンズ及び遮光板が鏡筒Bから抜け出すのを防止する部品である。また、次の組立位置P26の組立パレット23では、完成したレンズユニットの高さを検出する。図7(e)が、鏡筒Bに全ての部品を組み付けた完成品のレンズユニットを示す。図7(d)と図7(e)の間の組立ステップを示す説明図は省略する。第12組立ステーション(12ST)は、組立位置P27の組立パレット23から良品のレンズユニットを取り外して、部品トレー供給排出装置4の良品用の部品トレー41に搬出するとともに、不良品のレンズユニットを取り外して、不良品用の部品トレー41に搬出する組立ステーションである。
第12組立ステーション(12ST)で完成したレンズユニットを組立パレット23から取り外した後、パレット搬送装置7で組立位置P27の組立パレット23を組立位置P28に移動した後、パレット移送装置(第2のパレット移送装置)3Bによって上側案内レール22から下側案内レール21側に移送され、第1組立ステーション(1ST)での組立作業が再び開始され、組立作業の最初のステップに戻る。上記した循環式パレット案内装置を有するレンズユニット組立装置によれば、複数の組立ステーションを有する直線状の第1の案内レールと第2の案内レールを互いに平行に形成し、第1の案内レールと第2の案内レールとの間で組立パレットを循環して移動し、組立パレットを繰り返して使用する。
従って、組立装置を従来のように一直線状に配置した場合と比較して、組立装置の全長がほぼ半分になるため、組立装置を設置可能なスペースを有する工場を確保することが容易になる。また、組立パレットを案内する案内レールの全長がほぼ半分で済むため、複数の案内レールを接続することが不要となり、案内レールの接続工数が削減され、案内レールの精度を確保するのが容易となる。さらに、第1の案内レールと第2の案内レールとの間で組立パレットを循環する第1のパレット移送装置及び第2のパレット移送装置の長さが短くて済むため、組立パレットを循環するのに必要な時間が短くなり、サイクルタイムを短縮することが可能となる。
[他の実施の形態]
前述した下側案内レール21と上側案内レール22は、1本のものであった。しかしながら、組立製品の大きいものであるときは、組立パレット23が大きくなるので、平行な2本のレールで構成しても良い。また、パレット移送装置によって上側案内レール22から下側案内レール21側、又は下側案内レール21側から上側案内レール22側に組立パレットを移送するものであった。しかしながら、この移送を垂直多関節ロボット、スカラー型ロボット等の各種ロボットで行っても良い。また、組立パレットを搬送するためのパレット搬送装置は、トランスファーマシンのように、一斉に同時に複数の組立パレットを送るものであったが、ランダムに送るもの、いわゆるフリフロータイプの搬送装置であっても良い。この場合、所定の組立位置で組立パレットを位置決めするためのストッパー機構が必要となる。
1…レンズユニット組立装置
11…ベース
21…下側案内レール(第1の案内レール)
22…上側案内レール(第2の案内レール)
221…転動体軌道面
23…組立パレット
231…クランプ治具
24…スライダ
241…転動体(ボールまたはコロ)
3A…パレット移送装置(第1のパレット移送装置)
3B…パレット移送装置(第2のパレット移送装置)
31…パレット搬出装置
311…フォーク
32…パレット搬入装置
321…フォーク
33…パレットシフト装置
331…ベース
332…テーブル
333…サーボモータ
334…ボールねじ
335…移送案内レール(第2の移送案内レール)
4…部品トレー供給排出装置
41…部品トレー
5…部品挿入装置
51…X軸移動装置
511…X軸ベース
512…X軸スライド
513…X軸サーボモータ
514…X軸ボールねじ
52…Y軸移動装置
521…Y軸ベース
522…Y軸スライド
523…Y軸サーボモータ
524…Y軸ボールねじ
53…Z軸移動装置
531…Z軸ベース
532…Z軸スライド
533…Z軸サーボモータ
534…Z軸ボールねじ
54…θ軸回転装置
541…部品挿入軸
542…θ軸サーボモータ
543…鏡筒吸着ヘッド
544…レンズ吸着ヘッド
545…部品挿入軸
546…遮光板吸着ヘッド
547…ストッパーリング吸着ヘッド
55、56…支柱
571、572、573、574…梁
581…案内レール
582…スライダ
583…支持板
61…画像検出装置
62…パレット位置決め装置
7…パレット搬送装置
71…パレット係合装置
72…パレットピッチ送り装置
721…サーボモータ
722…ボールねじ
8…レンズ押し込み装置
81…ベースプレート
82…コラム
83…部品押し込み軸
84…エアーシリンダ
85…レンズ押圧ヘッド
B…鏡筒
B1…レンズL1装着孔
L1、L2、L3、L4、L5…レンズ
S1、S2、S3、S4…遮光板
SR…ストッパーリング

Claims (3)

  1. 所定の工程の組立位置から次の工程の組立位置へ被組立品を搬送するための搬送装置を備えた組立装置のパレット案内装置であって、
    前記搬送装置は、
    直線状に形成され、転動体を転動するために軸方向の全長に渡って転動体軌道面が形成された直線状の案内レールと、
    前記転動体を循環させるための無限循環路が形成され、前記転動体を保持し、かつ前記転動体軌道面に予圧が付与された状態で、前記転動体が前記転動体軌道面上で転動するスライダと、
    前記スライダ上に搭載され、かつ前記被組立品を把持する組立治具を搭載し、前記案内レールに沿って前記所定の工程の組立位置から次の工程の組立位置へ前記被組立品を搬送するための組立パレットと、
    前記案内レールに沿って所定の工程の組立位置から次の工程の組立位置へ前記組立パレットを順次駆動して搬送するためのパレット搬送装置と、
    前記各工程の組立位置で前記組立パレットを前記案内レール上の所定の位置に位置決めする位置決め装置とからなり、
    前記案内レール(21,22)は、互いに平行に配置された第1の案内レール(21)と第2の案内レール(22)を有し、
    前記パレット搬送装置は、各々前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)に沿って前記各組立位置へ前記組立パレット(23)を順次搬送するものであり、
    前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)の軸方向の一端に形成され、前記第1の案内レール(21)から前記第2の案内レール(22)に前記組立パレット(23)を移送する第1のパレット移送装置(3A)と、
    前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)の軸方向の他端に形成され、前記第2の案内レール(22)から前記第1の案内レール(21)に前記組立パレット(23)を移送する第2のパレット移送装置(3B)と、
    前記組立パレット(23)を前記第1の案内レール(21)から前記第2の案内レール(22)へ搬出入するとき、前記第1のパレット移送装置(3A)に形成され、前記第1の案内レール(21)と一直線上に整列して、前記第1の案内レール(21)から前記組立パレット(23)を搬出するとともに、前記組立パレット(23)を前記第2の案内レール(22)に一直線上に整列して、前記第2の案内レール(22)に搬入するために、第1テーブルに取り付けられた直線状の第1の移送案内レールと、
    前記組立パレット(23)を前記第の案内レール(2)から前記第の案内レール(2)へ搬出入するとき、前記第2のパレット移送装置(3B)に形成され、前記第2の案内レール(22)に一直線上に整列して、前記第2の案内レール(22)から前記組立パレット(23)を搬出するとともに、前記組立パレット(23)を前記第1の案内レール(21)に一直線上に整列して、前記第1の案内レール(21)に搬入するために、第2テーブル(332)に取り付けられた直線状の第2の移送案内レール(335)と、
    前記第1のパレット移送装置(3A)は、
    前記第1の案内レール(21)から前記第1の移送案内レール側に前記組立パレット(23)を搬出する第1パレット搬出装置と、
    前記第1の移送案内レールから前記第2の案内レール(22)側に前記組立パレット(23)が搭載された前記第1テーブルから前記組立パレット(23)を搬入する第2パレット搬入装置と、
    前記第1の案内レール(21)と前記第2の案内レール(22)との間に配置された第1ベースに案内されて前記第1テーブル及び前記第1テーブルに取り付けられている前記第1の移送案内レールを、前記第2パレット搬入装置側に移動するための第1のパレットシフト装置を有し、
    前記第2のパレット移送装置(3B)は、
    前記第2の案内レール(22)から前記第2の移送案内レール(335)側に前記組立パレット(23)を搬出する第3パレット搬出装置(31)と、
    前記第2の移送案内レール(335)から前記第1の案内レール(21)側に前記組立パレット(23)が搭載された前記第2テーブル(332)から前記組立パレット(23)を搬入する第4パレット搬入装置(32)と、
    前記第2の案内レール(22)と前記第1の案内レール(21)との間に配置された第2ベース(331)に案内されて前記第2テーブル(332)及び前記第2テーブル(332)に取り付けられている前記第2の移送案内レール(335)を、前記第4パレット搬入装置(32)側に移動するための第2のパレットシフト装置(33)を有し、
    前記各工程の組立位置は、前記第1の案内レール(21)及び前記第2の案内レール(22)に沿って等間隔に配置され、かつ前記パレット搬送装置は同時に前記各工程の前記組立パレッ(23)を搬送する
    ことを特徴とする組立装置のパレット案内装置。
  2. 請求項1に記載の組立装置のパレット案内装置において、
    前記組立治具は、レンズユニットを構成する鏡筒にレンズ及び遮光板を工程順に組み込んで前記レンズユニットを組み立てる
    ものであることを特徴とする組立装置のパレット案内装置。
  3. 請求項2に記載の組立装置のパレット案内装置において、
    前記組立治具上の前記鏡筒内へ小さな押圧力で前記レンズを挿入するレンズ挿入装置と、
    前記鏡筒内に挿入された前記レンズを前記押圧力より大きな押圧力で押圧して前記鏡筒内の所定位置に前記レンズを押し込むレンズ押し込み装置と
    を備えたことを特徴とする組立装置のパレット案内装置。
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