JP3498027B2 - 電子部品装着方法および電子部品装着システム - Google Patents

電子部品装着方法および電子部品装着システム

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JP3498027B2
JP3498027B2 JP2000003720A JP2000003720A JP3498027B2 JP 3498027 B2 JP3498027 B2 JP 3498027B2 JP 2000003720 A JP2000003720 A JP 2000003720A JP 2000003720 A JP2000003720 A JP 2000003720A JP 3498027 B2 JP3498027 B2 JP 3498027B2
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紘三 松本
邦夫 大江
康雄 武藤
信介 須原
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品装着方法および
装置に関するものであり、特に、受け取りミスの回避お
よび装着位置精度の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品をプリント基板に装着する電子
部品装着システムには電子部品受渡し装置が設けられ
る。電子部品受渡し装置は、一般に、多数の電子部品を
保持する電子部品保持具と、その電子部品保持具から電
子部品を受け取る電子部品受取り装置とを含むように構
成される。電子部品保持具と電子部品受取り装置との相
対移動により、多数の電子部品のうちの所定の電子部品
が電子部品受取り装置によって受け取られるのである。
【0003】上記電子部品保持具は、例えば、それぞれ
多数の電子部品を保持し、予め定められた位置に1個ず
つ供給する複数の部品供給カートリッジが共通のパレッ
トに固定されて成り、部品装着ヘッドに設けられた部品
吸着ノズルが上記予め定められた位置において電子部品
を吸着し、取り出した後、プリント基板に装着する。こ
の場合、プリント基板に基準マークを設け、プリント基
板の位置決め誤差を修正することが行われている。基準
マークを撮像してプリント基板の位置決め誤差を算出
し、部品装着ヘッドの移動距離の修正あるいはプリント
基板の位置修正等により、電子部品がプリント基板の所
定の位置に装着されるようにするのである。
【0004】しかし、位置ずれはプリント基板に限ら
ず、パレットにも生ずる。例えば、パレットがベースに
固定される場合、パレットのベースに対する固定位置に
ずれが生ずることがあり、それによりカートリッジの位
置にもずれが生じ、部品吸着ノズルがカートリッジの電
子部品を供給する位置とはずれた位置へ移動させられ、
電子部品を吸着する位置が悪くなったり、電子部品を吸
着することができないことがあるのである。この場合、
パレット,パレット位置決め部材やベース等を精度高く
加工することにより、パレットの取付位置誤差をなく
し、電子部品の吸着精度を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに精度高く加工を行えば製造コストが高くなることを
避け得ない。本発明は、安価な電子部品受渡し装置によ
り精度高く電子部品の受渡しを行い得、あるいは安価な
電子部品装着システムにより電子部品をプリント基板に
高い位置精度で装着し得るようにすることを課題として
為されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明に係る電子部品装着方法は、(a)
それぞれ多数の電子部品を保持し、予め定められた部品
供給部から1個ずつ供給する複数の部品供給カートリッ
ジに、前記部品供給部に対して一定の相対位置において
カートリッジ基準マークを設け、それら複数の部品供給
カートリッジを位置固定の共通の支持部材に固定する工
程と、(b)読取り手段を移動装置により移動させて、前
記複数の部品供給カートリッジのカートリッジ基準マー
クの各々を読み取らせ、その読み取り結果から、各カー
トリッジ基準マークの各々の、予め定められた正規位置
からの位置ずれを検出し、記憶手段に記憶させる工程
と、(c)部品装着ヘッドを前記移動装置により、予め定
められた正規位置から前記記憶手段に記憶させられた位
置ずれ分だけ修正された修正位置へ移動させ、その修正
位置において部品装着ヘッドに前記部品供給カートリッ
ジから電子部品を受け取らせる工程と、(d)前記部品装
着ヘッドに前記受け取った電子部品をプリント基板に装
着させる工程と、 (e) 前記支持部材に設けられた支持部
材基準マークの予め定められた正規位置からの位置ずれ
を検出し、記憶手段に記憶させる工程と、 (f) 前記支持
部材を前記複数の部品供給カートリッジごと電子部品供
給位置から退避させる工程と、 (g) 一旦退避させた支持
部材を再び電子部品供給位置へ復帰させる工程と、 (h)
その復帰させた支持部材の支持部材基準マークの、前記
退避前における支持部材基準マークの位置に対する相対
位置ずれを検出する工程と、 (i) その検出された相対位
置ずれ分、前記記憶手段に記憶されている前記複数の部
品供給カートリッジの各基準マークの位置ずれのデータ
を修正する工程とを含むものとされる。
【0007】請求項2 の発明に係る電子部品装着方法
は、上記(a)ないし (i)の工程に加えて、(j)前記支持部
材の退避と復帰との間に、前記複数の部品供給カートリ
ッジのうちの一部を交換し、他は交換しない工程と、
(k)前記支持部材の復帰後、前記交換した部品供給カー
トリッジについては前記基準マークの相対位置ずれの検
出を行うが、交換しなかった部品供給カートリッジにつ
いては行わない工程とを含むものとされる。
【0008】請求項3の発明に係る電子部品装着方法
は、前記各カートリッジ基準マークの各々の正規位置か
らの位置ずれを検出して記憶手段に記憶させる工程を、
複数のプリント基板への電子部品の装着作業の開始前に
実施し、装着作業中は実施しないものとされる。
【0009】請求項4の発明に係る電子部品装着システ
ムは、(1)それぞれ多数の電子部品を保持し、予め定め
られた部品供給部から1個ずつ供給するとともに、その
部品供給部に対して一定の相対位置に基準マークが設け
られた複数の部品供給カートリッジが、位置固定の共通
の支持部材に固定された電子部品保持具と、(2)その電
子部品保持具の部品供給カートリッジから電子部品を受
け取る部品装着ヘッドと、(3)Y軸方向に移動するY軸
スライドとそのY軸スライドに対してY軸方向と直交す
るX軸方向に移動するX軸スライドとを備えるととも
に、X軸スライドにより前記部品装着ヘッドを保持して
前記X軸と前記Y軸とで規定されるXY座標面上の任意
の位置へ移動させ、前記電子部品保持具から電子部品を
受け取らせ、前記XY座標面に平行なプリント基板に装
着させる移動装置と、(4)前記X軸スライドに保持され
て前記部品装着ヘッドと共に前記XY座標面上の任意の
位置へ移動させられ、前記複数の部品供給カートリッジ
のカートリッジ基準マークを読み取る読取り手段と、
(5)その読取り手段に各カートリッジ基準マークを読み
取らせ、その読取り結果から各カートリッジ基準マーク
の予め定められた正規位置からの位置ずれを検出するカ
ートリッジ基準マーク位置ずれ検出手段と、(6)前記電
子部品保持具からの電子部品の受け取り時における前記
部品装着ヘッドの移動量を、前記カートリッジ基準マー
ク位置ずれ検出手段により検出された位置ずれ分修正す
るカートリッジ位置ずれ修正手段と、 (7) 前記支持部材
が前記部品供給位置にある状態で、その支持部材に設け
られた支持部材基準マークの予め定められた正規位置か
らの位置ずれを検出し、記憶手段に記憶させる手段と、
(8) 前記部品供給位置から一旦退避させられ、再び電子
部品供給位置へ復帰させられた支持部材の支持部材基準
マークの、前記退避前における支持部材基準マークの位
置に対する相対位置ずれを検出する手段と、 (9) その検
出された相対位置ずれ分、前記記憶手段に記憶されてい
る前記複数の部品供給カートリッジの各基準マークの位
置ずれのデータを修正する手段とを含むものとされる。
【0010】請求項5の発明に係る電子部品装着システ
ムは、上記請求項4の発明に係る電子部品装着システム
の(1)ないし(9)の構成要件に加えて、(10) 前記カートリ
ッジ基準マークを読み取る読取り手段に、プリント基板
に付されたプリント基板基準マークを読み取らせ、その
読取り結果から各プリント基板基準マークの予め定めら
れた正規位置からの位置ずれを検出するプリント基板基
準マーク位置ずれ検出手段、および (11) 前記プリント基
板への電子部品の装着時における前記部品装着ヘッドの
移動量を、前記プリント基板基準マーク位置ずれ検出手
段により検出された位置ずれ分修正する基板位置ずれ修
正手段を含むものとされる。
【0011】
【作用】請求項1の発明に係る電子部品装着方法におい
ては、複数の部品供給カートリッジの各々に、それら部
品供給カートリッジの部品供給部に対して一定の相対位
置において基準マークが設けられ、それら複数の部品供
給カートリッジが共通の支持部材に固定される。そし
て、各基準マークの正規位置からの位置ずれが検出さ
れ、記憶手段に記憶させられる。電子部品の受け取り時
には、部品装着ヘッドが、正規の位置から記憶手段に記
憶させられた位置ずれ分だけ修正された修正位置へ移動
させられ、その修正位置において電子部品の受け取りが
行われる。それにより、電子部品が部品装着ヘッドに精
度良く保持され、後のプリント基板への装着精度も高め
られる。
【0012】さらに、各部品供給カートリッジの基準マ
ークのみならず、支持部材に設けられた基準マークの予
め定められた正規位置からの位置ずれも検出され、記憶
手段に記憶させられる。そして、例えば、組み立てるべ
き電子回路が変わる等によって、供給すべき電子部品の
種類が変わった場合には、支持部材が複数の部品供給カ
ートリッジごと電子部品供給位置から退避させられ、予
め準備されていた別の支持部材および部品供給カートリ
ッジが電子部品供給位置に位置決めされて、電子部品の
供給が行われるのであるが、再び前の支持部材および部
品供給カートリッジが必要になれば、これらが電子部品
供給位置へ復帰させられる。この際には、各部品供給カ
ートリッジの基準マークの位置ずれ検出は行われず、支
持部材の基準マークの位置の、退避前における位置に対
する相対位置ずれの検出のみが行われる。そして、その
検出された相対位置ずれ分だけ、記憶手段に記憶されて
いる複数の部品供給カートリッジの各基準マークの位置
ずれのデータが修正される。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明の実施
時に、電子部品供給位置から退避させられた支持部材上
の部品供給カートリッジの一部が別の部品供給カートリ
ッジと交換された場合に実施される。例えば、支持部材
上の複数の部品供給カートリッジの一部において電子部
品がなくなった場合に、支持部材が電子部品供給位置か
ら退避させられ、電子部品がなくなった部品供給カート
リッジが予め準備されている別の部品供給カートリッジ
と交換される。この場合には、支持部材の電子部品供給
位置への復帰後に、交換された部品供給カートリッジの
基準マークの位置ずれ検出が行われる必要があるが、他
の部品供給カートリッジについては行われる必要がな
い。請求項1の発明に従って記憶手段に記憶されている
各基準マークの位置ずれのデータのうち必要のあるもの
のみが修正されればよいのである。請求項3の発明に係
る電子部品装着方法においては、各カートリッジ基準マ
ークの各々の正規位置からの位置ずれの検出および記憶
が、複数のプリント基板への電子部品の装着作業中は実
施されない。
【0014】請求項4の発明に係る電子部品装着システ
ムにおいては、読取り手段によって各部品供給カートリ
ッジの基準マークが読み取られ、その読取りの結果に基
づいて、カートリッジ基準マーク位置ずれ検出手段によ
って各部品供給カートリッジの正規位置からの位置ずれ
が検出され、記憶手段に記憶させられる。そして、装着
ヘッドによる電子部品の受け取り時に、その記憶手段に
記憶されたデータに基づいて、部品装着ヘッドの位置が
位置ずれ修正手段により修正される。各部品供給カート
リッジに位置ずれがあれば、実際のカートリッジ基準マ
ークの位置とあるべき位置(正規位置)とにずれが生
じ、この位置ずれの方向および量が読取り手段によって
読み取られる。したがって、それら方向および量に基づ
いて各部品供給カートリッジと部品装着ヘッドとの相対
位置のずれが位置ずれ修正手段によって修正されること
により、電子部品が部品装着ヘッドにずれ少なく保持さ
れる。その上、各部品供給カートリッジの基準マークの
みならず、支持部材に設けられた基準マークの予め定め
られた正規位置からの位置ずれも検出され、記憶手段に
記憶させられる。そして、例えば、組み立てるべき電子
回路が変わる等によって、供給すべき電子部品の種類が
変わった場合には、支持部材が複数の部品供給カートリ
ッジごと電子部品供給位置から退避させられ、予め準備
されていた別の支持部材および部品供給カートリッジが
電子部品供給位置に位置決めされて、電子部品の供給が
行われるのであるが、再び前の支持部材および部品供給
カートリッジが必要になれば、これらが電子部品供給位
置へ復帰させられる。この際には、各部品供給カートリ
ッジの基準マークの位置ずれ検出は行われず、支持部材
の基準マークの位置の、退避前における位置に対する相
対位置ずれの検出のみが行われる。そして、その検出さ
れた相対位置ずれ分だけ、記憶手段に記憶されている複
数の部品供給カートリッジの各基準マークの位置ずれの
データが修正される。また、請求項5の発明に係る電子
部品装着システムにおいては、部品供給カートリッジの
基準マークを読み取る読取り手段を利用して、プリント
基板に付されたプリント基板基準マークの読み取りが行
われ、その読取り結果からプリント基板基準マーク位置
ずれ検出手段によって各プリント基板基準マークの予め
定められた正規位置からの位置ずれが検出される。そし
て、プリント基板への電子部品の装着時における部品装
着ヘッドの移動量が、基板位置ずれ修正手段によりプリ
ント基板基準マーク位置ずれ検出手段により検出された
位置ずれ分修正される。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、支持部材に固定された複数の部品供
給カートリッジの各々に位置ずれがあっても部品装着ヘ
ッドによる電子部品の受け取りを精度良く行うことがで
きる。部品供給カートリッジに基準マークを設けて位置
ずれを修正するようにすれば、部品供給カートリッジ,
支持部材およびそれらと部品装着ヘッドとの相対位置決
めを行う装置等の製造誤差のすべてが基準マークの位置
に現れるため、基準マークの読取りによってそれら誤差
を一挙に修正することができるのであり、部品供給カー
トリッジ,支持部材等をそれほど精度高く加工しなくて
もよく、安価な電子部品装着システムにより電子部品の
受け取りを精度良く行うことが可能となる。その結果、
部品装着ヘッドによる電子部品の保持位置精度が向上
し、結果的に電子部品のプリント基板への装着位置精度
も向上する。また、部品装着ヘッドによる電子部品の部
品供給カートリッジからの受け取りミスの発生が良好に
回避されるため、受け取りミスの発生に起因する作業能
率の低下や不良電子回路の発生が良好に回避される。
【0016】その上、支持部材が電子部品供給位置から
一旦退避させられても、その支持部材上の部品供給カー
トリッジの交換が行われない限り、その支持部材の電子
部品供給位置への復帰後に、各部品供給カーリッジの基
準マークの位置ずれ検出を行う必要がない。支持部材の
基準マークの位置ずれ検出のみでよいのであり、支持部
材の退避,復帰に伴って必要となる作業の時間が短縮さ
れ、電子部品装着システムの稼働率が向上する効果が得
られる。
【0017】請求項2の発明によれば、電子部品供給位
置から退避させられた支持部材上の部品供給カートリッ
ジの一部が別の部品供給カートリッジと交換された場合
に、支持部材の電子部品供給位置への復帰後に、交換さ
れた部品供給カートリッジのみの基準マークの位置ずれ
検出が行われるため、支持部材の退避、部品供給カート
リッジの交換および支持部材の復帰に伴って必要となる
作業の時間が短縮され、電子部品装着システムの稼働率
が向上する効果が得られる。
【0018】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
の実施に好適な電子部品装着システムが得られる。請求
項5の発明によれば、読取り手段およびそれを移動させ
る移動装置の、カートリッジ基準マークの読み取りと基
板基準マークの読み取りとへの共用によって、安価なシ
ステムにより装着ヘッドによる電子部品の受け取りミス
の回避と、プリント基板への装着位置精度の向上との効
果を得ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例である電子部品装着シ
ステムを図面に基づいて詳細に説明する。図1において
10はベースであり、ベース10上には基板コンベア1
2が設けられ、プリント基板14をX軸方向(図におい
て左右方向)に搬送するようにされている。ベース10
上にはまた、X軸方向と直交するY軸方向において基板
コンベア12に対して隣接する位置に2個の部品供給パ
レット16が設けられており、電子部品受取り装置とし
ての電子部品装着装置18と共に電子部品受渡し装置を
構成している。
【0020】2個の部品供給パレット16はそれぞれ、
ベース10上に設けられた一対ずつのガイドレール20
に嵌合されている。作業者は部品供給パレット16を後
方の退避位置へ引き出した状態で段取り替え作業を行っ
た後、ガイドレール20に沿って電子部品装着装置18
側のストッパに当接する部品供給位置まで前進させ、図
示しないクランプ装置によってベース10上に固定す
る。
【0021】電子部品装着装置18は、ベース10上に
立設された4本のコラム26上に設けられている。コラ
ム26上にはY軸方向に延びる一対のガイドレール28
がX軸方向に距離を隔てて設けられるとともに、それら
ガイドレール28の側面にそれぞれ取り付けられたボー
ルねじ30にY軸スライド32に固定のナットが螺合さ
れ、2本のボールねじ30がそれぞれY軸サーボモータ
34によって回転させられることにより、Y軸スライド
32がガイドレール28に案内されて移動させられる。
これらY軸サーボモータ34は交流サーボモータであっ
て駆動回路を共通にしており、同期して回転させられ
る。これらボールねじ30,Y軸スライド32およびY
軸サーボモータ34等がY軸方向移動装置35を構成し
ている。
【0022】Y軸スライド32上にはボールねじ36が
X軸方向に取り付けられるとともにX軸スライド38に
固定のナットが螺合されており、ボールねじ36がX軸
サーボモータ40によって回転させられることにより、
X軸スライド38が移動させられる。X軸サーボモータ
40は交流サーボモータであり、これらボールねじ3
6,X軸スライド38およびX軸サーボモータ40等が
X軸方向移動装置42を構成している。このX軸スライ
ド38には部品装着ヘッド44が取り付けられており、
部品装着ヘッド44は、X軸方向,Y軸方向の各移動装
置42,35により水平面内において任意の位置に移動
させられる。
【0023】部品装着ヘッド44は、図2および図3に
示すようにX軸スライド38に固定の固定軸48を有し
ている。固定軸48は円筒状を成し、上下方向に配設さ
れており、その下端部から順に、円形断面の回転体とし
てのターンテーブル50,押下部材51およびスリーブ
52が取り付けられている。
【0024】ターンテーブル50は、2個の軸受54を
介してZ軸方向(上下方向)に平行な軸線まわりに回転
可能かつ軸方向に移動不能に取り付けられている。ター
ンテーブル50の下端部に設けられた大径部55の外周
面には、ギヤ56が設けられ、そのギヤ56および図示
しない他のギヤ等を介してテーブル回転用サーボモータ
57(図9参照)の回転が伝達され、それらギヤおよび
テーブル回転用サーボモータ57等によって構成される
回転駆動装置によってターンテーブル50が回転させら
れる。
【0025】大径部55には、図4に示すように電子部
品64を吸着保持する12個の部品吸着具66が等角度
間隔にかつZ軸方向に平行に取り付けられている。これ
ら部品吸着具66はターンテーブル50の回転により任
意の位相位置に移動させられて電子部品64を吸着し、
あるいはプリント基板14に装着する。12個の部品吸
着具66の構成はいずれも同じであり、一つについて詳
細に説明する。
【0026】部品吸着具66の吸着具本体67は摺動軸
68の下端に固定のチャック69に着脱可能に取り付け
られている。チャック69は図示を省略する保持機構を
備えており、吸着具本体67を自動交換装置で交換し得
る。摺動軸68の外周面にはスプラインが形成され、タ
ーンテーブル50に設けられたボールスプライン70に
軸方向に摺動可能に嵌合されている。この摺動軸68の
ターンテーブル50から上方へ突出した頭部71と前記
大径部55との間にはスプリング72が配設され、摺動
軸68を上方に付勢している。また、摺動軸68の下端
部は大径部55から下方へ突出させられるとともに、上
記チャック69が固定され、このチャック69が大径部
55に当接することによって摺動軸68の上昇端位置が
規定されている。
【0027】吸着具本体67にはクッション部材65が
軸方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、吸着具本
体67との間に配設されたスプリング75によって吸着
具本体67から抜け出す向き付勢されている。クッショ
ン部材65は、軸方向に延びる一対の長穴76において
吸着具本体67に突設されたピン77に嵌合され、吸着
具本体67からの抜出しを阻止されるとともに回転を阻
止されており、部品吸着具66の下降時にスプリング7
5の圧縮によって余分な下降量が吸収される。
【0028】クッション部材65には吸着管74が嵌合
されており、吸着管74には吸着具本体67内に形成さ
れた通路78,継手部材79およびバキュームホース8
0および前記スリーブ52等を介してバキュームが供給
されるが、この供給経路については後に説明する。クッ
ション部材65にはまた、発光板81が設けられてい
る。発光板81は紫外線を吸収して可視光線を発射する
ものである。
【0029】なお、12個の部品吸着具66の各吸着管
74は径が異なるものとされており、電子部品64の形
状,寸法に適した吸着管74を有する部品吸着具66が
選択して使用され、部品装着ヘッド44は形状,寸法の
異なる多種類の電子部品64を同時に保持することがで
きる。この場合、部品吸着具66によって吸着される電
子部品64の寸法が大きく、隣接する部品吸着具66に
より吸着される電子部品64と干渉する場合には、隣接
する部品吸着具66は電子部品64を吸着しないように
される。また、図示は省略するが、固定軸48内には部
品保持チャックが昇降可能に、スプリングによって上昇
端位置へ付勢されて収容され、大形の電子部品64を保
持するようにされている。本部品装着ヘッド44は最も
多くて13個の電子部品64を1度に保持することがで
きるのである。
【0030】ターンテーブル50には筒状のスプライン
部材82が固定されており、このスプライン部材82の
外側に前記押下部材51が軸方向に摺動可能かつ相対回
転不能に嵌合されている。したがって、押下部材51
は、ターンテーブル50に対して軸方向に相対移動可能
であり、ターンテーブル50と一体的に回転する。押下
部材51の外周面には円環状の溝84が形成され、これ
に1対のローラ86が係合させられている。これらロー
ラ86はヨーク88によってZ軸方向と直角な軸線のま
わりに回転可能に保持されており、ヨーク88が図示を
省略するカム機構を介して昇降用モータ89(図9参
照)により昇降させられることによって、押下部材51
が昇降させられる。
【0031】押下部材51には、12個のエアシリンダ
92が部品吸着具66と同心状にかつ下向きに取り付け
られ、ピストンロッド93は押下部材51から下方に突
出させられている。なお、図示は省略するが、固定軸4
8内には前記押下部材51と共に昇降させられる別の押
下部材が摺動可能に嵌合されており、その押下部材にエ
アシリンダ92と同様なエアシリンダが取り付けられて
いる。
【0032】前記スリーブ52は、図3に示すように、
固定軸48に回転可能に嵌合されるとともに、ターンテ
ーブル50に固定の前記スプライン部材82の押下部材
51から突出した上端部に固定されており、ターンテー
ブル50および押下部材51と一体的に回転する。この
スリーブ52には半径方向通路94が形成されており、
前記吸着管74にバキュームを供給するバキュームホー
ス80が接続されている。バキュームホース80は、押
下部材51に形成された貫通穴95(図2参照)を通っ
て半径方向通路94に接続されており、半径方向通路9
4は固定軸48に形成された円環状通路96に連通させ
られている。円環状通路96は固定軸48内に形成され
た通路97およびバキュームホース98によってバキュ
ーム源に接続されており、バキュームホース98の途中
に設けられたバキューム用電磁方向切換弁100(図9
参照)の切換えにより、吸着管74にバキュームが供給
されて電子部品64を吸着し、あるいは解放する。吸着
管74は円環状通路96を介してバキューム源に接続さ
れているため、電子部品64を吸着した状態でターンテ
ーブル50,押下部材51およびスリーブ52が回転し
てもバキューム源に連通した状態に保たれる。
【0033】また、押下部材51に取り付けられたエア
シリンダ92についても同様に、スリーブ52を介して
エアが供給される。エアシリンダ92は単動シリンダで
あり、エア室はエアホース102によってスリーブ52
に形成された半径方向通路103に接続され、固定軸4
8内に形成された円環状通路104,軸方向通路106
および軸方向通路に接続されたホース108によってエ
ア源に接続されるとともに、ホースの途中に設けられた
エア用電磁方向切換弁118(図9参照)の切換えによ
り、エア室にエアが供給,排出されてピストンロッド9
3が伸縮させられるのである。また、円環状通路104
を介してエア源に接続されることにより、押下部材51
等が回転してもエア室へのエアの供給経路が確保され
る。
【0034】さらに、X軸スライド38上には、図1に
示すようにプリント基板14に付されたプリント基板基
準マークを撮像する読取り手段としてのCCDカメラ1
20(図9参照)が搭載されている。CCDカメラ12
0はX軸スライド38およびY軸スライド32の移動に
より水平面内の任意の位置に移動してプリント基板基準
マークを撮像する。
【0035】前記2個の部品供給パレット16上にはそ
れぞれ、図5に示すように、複数の部品供給カートリッ
ジ130(以下、カートリッジ130と略称する。)が
X軸方向に並んで取り付けられている。部品供給パレッ
ト16が支持部材なのであり、カートリッジ130と共
に電子部品保持具を構成している。部品供給パレット1
6には位置決めピンが設けられており、複数のカートリ
ッジ130はそれぞれ位置決めピンにより位置決めされ
て部品供給パレット16に取り付けられる。以上の説明
から明らかなように、Y軸方向移動装置35およびX軸
方向移動装置42により、部品装着ヘッド44を移動さ
せる移動装置が構成されている。
【0036】上記カートリッジ130において、電子部
品64はテープに保持されてテーピング電子部品とされ
ている。キャリヤテープに等間隔に形成された部品収容
凹部の各々に電子部品が収容され、それら部品収容凹部
の開口がキャリヤテープに貼り付けられたカバーフィル
ムによって塞がれることにより、キャリヤテープ送り時
における電子部品の部品収容凹部からの飛び出しが防止
されているのである。このキャリヤテープがY軸方向に
所定ピッチずつ送られることにより、カバーフルムが剥
がされるとともに電子部品が図5に×印で示す部品供給
位置へ送られる。このカートリッジ130には、部品供
給位置の近傍に丸印で示すカートリッジ基準マーク13
2が付されている。その他の構成は本出願人に係る特願
平4−185966号に記載のカートリッジと同じ構成
であり、詳細な説明は省略する。
【0037】また、部品供給パレット16には2個のパ
レット基準マーク134が設けられ、ベース10に対す
る位置決め誤差がわかるようにされている。これらパレ
ット基準マーク134は部品供給パレット16に固定の
台136の上面に付けられて、カートリッジ130が部
品供給パレット16に取り付けられた際はカートリッジ
基準マーク132と高さが同じで、かつX軸方向におい
てほぼ一直線上に位置するようにされている。
【0038】前記部品供給パレット16と基板コンベア
12との間には、図1に示すように高精度電子部品撮像
装置190および中精度電子部品撮像装置192がY軸
方向に並んで設けられている。これら撮像装置190,
192はいずれも、受光素子がX軸方向に1列に並んで
なるラインセンサ194,196および紫外線照射装置
を有するものである。各紫外線照射装置はそれぞれ、ラ
インセンサ194,196の受光素子が並ぶ方向に長い
ものであり、受光素子に隣接して設けられるとともに、
紫外線のみの透過を許容するフィルタが設けられてい
る。また、ラインセンサ194,196には、紫外線を
吸収し、可視光線の透過を許容するフィルタが設けられ
ている。
【0039】高精度電子部品撮像装置190は集光レン
ズが前記ターンテーブル50の直径のほぼ半分の長さを
有するものとされ、中精度電子部品撮像装置192の集
光レンズはターンテーブル50の直径にほぼ等しい大き
さを有するものとされている。図4に示すように高精度
電子部品撮像装置190の方が視野が狭いのであり、そ
の分、解像度が高く、電子部品64を精度良く撮像する
ことができ、例えば、本体に多数のリード線が取り付け
られて成る電子部品や、それらリード線の間隔が極めて
狭い電子部品64等の撮像に適している。
【0040】さらに、部品供給パレット16にX軸方向
に隣接して、部品供給ボックス200が設置されてい
る。この部品供給ボックス200は、図6に示すよう
に、多数の棚202がフレーム204に組み付けられて
成る。各棚202のY軸に平行な一対の内側面にはそれ
ぞれ、Y軸方向に延びる複数段のガイドレール206が
設けられ、各段毎にそれぞれ部品収容トレイ208が収
容されている。部品収容トレイ208も電子部品保持具
なのである。なお、棚202のY軸方向の寸法は、部品
収容トレイ208のY軸方向の寸法の2倍より大きいも
のとされ、ガイドレール206は棚202のY軸方向一
杯に取り付けられている。
【0041】部品収容トレイ208は、図7に示すよう
に、平板状の本体210に電子部品64を収容する部品
収容凹部212が複数列、複数行に形成されたものであ
り、本体210には2個のトレイ基準マーク216(図
には1個のみ示されている)が付されている。この部品
収容凹部212に収容された電子部品64は図1に示す
電子部品受取り装置としての部品取出しロボット220
によって部品収容凹部212から取り出される。
【0042】部品取出しロボット220は、前記電子部
品装着装置18に類似した構造のものであり、ガイドレ
ール222に案内されつつ2組のボールねじ224およ
びY軸サーボモータ226によりY軸方向に移動させら
れるY軸スライド228と、ガイドレール230に案内
されつつボールねじ232およびX軸サーボモータ23
4によりX軸方向に移動させられるX軸スライド236
とを備えている。X軸スライド236にはZ軸方向に垂
下した案内部が設けられており、この案内部に設けられ
たガイドレールにZ軸スライド238が嵌合されてい
る。このZ軸スライド238はボールねじとZ軸サーボ
モータ240により昇降させられる。
【0043】したがって、Z軸スライド238は部品供
給ボックス200の手前側をX軸,Y軸およびZ軸の3
方向に移動可能であるが、このZ軸スライド238から
水平に部品供給ボックス200側へアーム242が延び
出させられている。アーム242は部品供給ボックス2
00の任意の棚202内に侵入可能なのであり、このア
ーム242の先端部に電子部品64を吸着する部品吸着
ヘッド244が取り付けられて、所望の部品収容凹部2
14内の電子部品64を吸着して取り出し得るようにさ
れている。部品吸着ヘッド244へのバキュームの供給
はバキューム用電磁方向切換弁246(図9参照)によ
り制御される。アーム242にはまた、前記トレイ基準
マーク216を撮像するための読取り手段としてのCC
Dカメラ248が取り付けられている。
【0044】部品供給ボックス200の前側の下方位置
には部品コンベア250が設けられており、部品取出し
ロボット220により取り出された電子部品64は部品
コンベア250上に載置され、電子部品装着装置18に
供給される。部品コンベア250は、部品取出しロボッ
ト220が一定の載置位置において1個の電子部品64
を載置する毎に一定ピッチずつ間欠的に移動するもので
あり、部品コンベア250上には種々の電子部品64が
装着順に並べられ、順次電子部品装着装置18に供給さ
れる供給位置へ搬送される。
【0045】さらに、前記基板コンベア12と前記部品
供給パレット16との間であって、撮像装置190,1
92に対して部品コンベア250とは反対側の位置に
は、部品吸着具保持装置252が設けられている。部品
吸着具保持装置252は多数の保持部に多種類の部品吸
着具66を保持しており、装着すべき電子部品64の種
類が変わった場合には部品装着ヘッド44が部品吸着具
保持装置252の位置へ移動し、自動交換装置254
(図9参照)が両者の間で部品吸着具66の自動交換を
行う。
【0046】本電子部品装着システムは、図9に示す制
御装置260によって制御される。この制御装置260
はコンピュータを主体とするものであり、前記CCDカ
メラ120,248の検出結果および高精度電子部品撮
像装置190と中精度電子部品撮像装置192との各撮
像結果等が供給される。また、駆動回路262〜286
を介して基板コンベア12と、電子部品装着装置18の
X軸サーボモータ40,Y軸サーボモータ34,テーブ
ル回転用サーボモータ57,昇降用モータ89,バキュ
ーム用電磁方向切弁100およびエア用電磁方向切換弁
118と、部品取出しロボット220のX軸サーボモー
タ234,Y軸サーボモータ226,Z軸サーボモータ
240およびバキューム用電磁方向切弁246と、部品
コンベア250と、自動交換装置254とを制御する。
【0047】次に作動を説明する。まず、カートリッジ
130によって電子部品64が供給される場合について
説明する。プリント基板14への電子部品64の装着に
先立ってCCDカメラ120が移動させられ、全部のカ
ートリッジ130の各カートリッジ基準マーク132を
撮像する。CCDカメラ120はカートリッジ基準マー
ク132の本来あるべき位置へ移動させられて撮像する
のであるが、図10に示すようにカートリッジ基準マー
ク132が×印で示す位置へずれていれば、カートリッ
ジ基準マーク132毎にそれぞれX軸方向およびY軸方
向の取付位置誤差ΔXCnおよびΔYCnが算出されてコン
ピュータのRAMに格納される。制御装置260のこれ
ら取付位置誤差ΔXCnおよびΔYCnを算出する部分が、
マーク位置ずれ検出手段を構成しているのである。な
お、これら取付位置誤差ΔXCnおよびΔYCnは、カート
リッジ基準マーク132のあるべき位置に対してX軸方
向およびY軸方向においてそれぞれいずれの側にあるか
によって、正負の符号を付して格納される。電子部品吸
着時には、この取付位置誤差ΔXCnおよびΔYCnに基づ
いて部品装着ヘッド44の移動距離を修正することによ
り、部品吸着具66を精度良くカートリッジ130の部
品供給位置上へ移動させることができる。X軸方向移動
装置42およびY軸方向移動装置35が位置ずれ修正手
段を構成しているのである。
【0048】また、部品供給パレット16の2個のパレ
ット基準マーク134もCCDカメラ120により撮像
され、カートリッジ基準マーク132の場合と同様にX
軸方向およびY軸方向の固定位置誤差ΔXQ1,ΔYQ1,
ΔXQ2,ΔYQ2がRAMに格納される。この理由は後に
説明する。
【0049】以上のようにして各カートリッジ基準マー
ク132の固定の取付位置誤差ΔXCnおよびΔYCn、お
よび各パレット基準マーク134の固定位置誤差ΔXQ
1,ΔYQ1,ΔXQ2,ΔYQ2の検出が行われた後、プリ
ント基板14への電子部品64の装着が行われる。ま
ず、部品装着ヘッド44がX軸方向およびY軸方向に移
動させられ、部品吸着位置に移動させられた部品吸着具
66に電子部品64が吸着される。ターンテーブル50
の回転位置のうちY軸方向において部品供給パレット1
6に最も近い位置が部品吸着位置であり、ターンテーブ
ル50の回転により12個の部品吸着具66が順次部品
吸着位置へ移動させられて各カートリッジ130から電
子部品64を取り出す。なお、ターンテーブル50の回
転により部品吸着具66を部品吸着位置に移動させるこ
とは不可欠ではなく、部品吸着具66をX軸方向および
Y軸方向の移動のみによって目指すカートリッジ130
の部品供給位置上へ移動させてもよい。
【0050】部品吸着具66の電子部品64を取り出す
べきカートリッジ130はコンピュータのROMに格納
された電子部品装着データによって設定されており、そ
のデータに基づいて部品装着ヘッド44のX軸,Y軸両
方向における移動距離が算出される。そして、その算出
された移動距離が、各カートリッジ130の前記取付位
置誤差ΔXCnおよびΔYCnだけ修正される。
【0051】部品吸着具66により電子部品64を取り
出す際には、電子部品64を取り出す部品吸着具66に
対応して設けられたエアシリンダ92が作動させられ、
ピストンロッド93が摺動軸68の頭部71に対して微
小な隙間を隔てた位置まで伸長させられる。その状態で
押下部材51が下降させられることにより、部品吸着位
置に位置決めされた部品吸着具66のみが下降させられ
てそれの吸着管74が電子部品64に当接する。この
際、押下部材51の下降速度は滑らかに増大させられて
一定値に達し、部品吸着具66が電子部品64に当接す
る少し前から滑らかに減速されるため、吸着管74は電
子部品64にゆっくり当接する。そして、吸着管74当
接後の部品吸着具66の余分な下降はスプリング75の
圧縮による吸着管74と吸着具本体67との相対移動に
よって吸収される。
【0052】吸着管74へのバキュームの供給により電
子部品64を吸着した後、押下部材51が上昇させられ
る。なお、エアシリンダ92のピストンロッド93は押
下部材51の下降後、バキュームの供給と並行して収縮
させられ、更に押下部材51がピストンロッド93の収
縮と並行して上昇させられ、それらが相前後して収縮,
上昇させられる場合に比較してサイクルタイムが短くて
済む。
【0053】エアシリンダ92が12個の部品吸着具6
6のうち電子部品64を吸着する部品吸着具66を選択
する選択手段を構成し、押下部材51および昇降用モー
タ89を駆動源とする昇降装置が選択された部品吸着具
66に吸着動作を行わせる吸着具駆動装置を構成してい
るのである。
【0054】なお、固定軸48内に配設される部品保持
チャックも部品吸着具66と同様にして昇降させられ、
電子部品64を保持する。
【0055】全部の部品吸着具66が電子部品64を吸
着したならば、部品装着ヘッド44はプリント基板14
上へ移動して電子部品64を装着するが、移動の途中で
高精度,中精度の各電子部品撮像装置190,192に
よって電子部品64が撮像される。部品装着ヘッド44
は電子部品撮像装置190,192上をY軸方向に移動
して電子部品64が撮像されるのであり、この際、ター
ンテーブル50は、12個の部品吸着具66のうち、高
精度電子部品撮像装置190によって撮像される電子部
品64を有する部品吸着具66が高精度電子部品撮像装
置190の視野の範囲内に位置するように回転させられ
る。
【0056】電子部品64が電子部品撮像装置190,
192を通過するとき、高精度,中精度の各電子部品撮
像装置190,192の紫外線照射装置が紫外線を照射
し、部品吸着具66の発光板81がその紫外線を吸収し
て可視光線を発射し、電子部品64の投影像を形成す
る。高精度,中精度の各電子部品撮像装置190,19
2のラインセンサ194,196が投影像を形成する光
をライン状に受光し、電子部品64の画像がコンピュー
タの画像メモリに取り込まれる。制御装置260がライ
ンセンサ194,196から画像信号を読み出し、1ラ
イン分のデータを得るのである。
【0057】電子部品64の画像は、部品装着ヘッド4
4が単位距離移動する毎に取り込まれ、部品装着ヘッド
44が電子部品撮像装置190,192上を通過し終わ
ったとき、部品装着ヘッド44に保持された全部の電子
部品64のデータが画像メモリに記憶される。電子部品
撮像装置190,192と部品装着ヘッド44との1回
の相対移動によって全部の電子部品64の二次元像が一
挙に得られるのであり、制御装置260が像データ取得
手段を構成している。
【0058】そして、現に部品装着ヘッド44に保持さ
れている電子部品64の種類を表すデータおよびそれら
電子部品64を保持している部品吸着具66および電子
部品保持チャックがどの回転位置にあるかを示すデータ
(これらのデータは電子部品装着データから作成され
る)と、ROMに格納されている各電子部品64の基準
データとから、各電子部品64が各位置の部品吸着具に
正規の位置で保持された場合の正規像データが作成さ
れ、この正規像データと撮像により得られた全部の電子
部品64の像データとが比較され、各電子部品64の回
転位置誤差(部品吸着具66の軸線を回転軸線とする回
転角度誤差)Δθと中心位置誤差ΔXE およびΔYE が
演算される。
【0059】なお、上記の現に部品装着ヘッド44に保
持されている電子部品64の種類を表すデータと、それ
ら電子部品を保持している部品吸着具66がどの位置に
あるかを示すデータと、撮像により得られた全部の電子
部品64の像データとから、各電子部品64を保持して
いる部品吸着具66等を予め定められている一定の回転
位置へ回転させた場合の像データが作成され、この像デ
ータとROMに格納されている基準データとの比較によ
って回転位置誤差Δθと中心位置誤差ΔXE およびΔY
E が演算されるようにすることも可能である。
【0060】いずれにしても、演算された中心位置誤差
ΔXE およびΔYE は部品装着ヘッド44のX軸方向お
よびY軸方向の移動距離の修正によって修正される。ま
た、回転位置誤差Δθは、ターンテーブル50の回転に
よって修正される。この場合、ターンテーブル50の回
転により電子部品64のX軸方向およびY軸方向の位置
にずれΔxおよびΔyが生ずる。そのため、部品装着ヘ
ッド44のX軸方向およびY軸方向の移動距離は、これ
らずれΔxおよびΔyをなくすようにも修正される。タ
ーンテーブル50を回転させる回転駆動装置およびX軸
方向,Y軸方向の各移動装置42,35が電子部品64
の回転位置誤差修正装置を構成しているのである。
【0061】部品装着ヘッド44の移動距離は更に、プ
リント基板14の位置決め誤差をなくすようにも修正さ
れる。プリント基板14のX軸方向およびY軸方向にお
ける位置決め誤差はプリント基板14に設けられたプリ
ント基板基準マークからわかり、プリント基板14の位
置決め後、電子部品64の装着前に撮像されて算出され
ており、このような部品吸着具66による電子部品64
の保持姿勢の修正ならびにプリント基板14の位置修正
により、電子部品64は適正な姿勢でプリント基板14
の適正な位置に装着される。
【0062】装着時には、吸着時と同様に、電子部品6
4を装着する部品吸着具66に対応するエアシリンダ9
2が作動させられてピストンロッド93が摺動軸68の
頭部71に対向する位置へ下降させられ、その状態で押
下部材51が下降させられて電子部品64がプリント基
板14に載置される。載置後、部品吸着具66へのバキ
ュームの供給が断たれ、吸着時と同様にエアシリンダ9
2が収縮させられるとともに押下部材51が上昇させら
れて部品吸着具66が上昇する。装着後、次に電子部品
64をプリント基板14に装着する部品吸着具66が移
動距離を修正されて装着位置へ移動し、電子部品64を
プリント基板14に装着する。部品装着ヘッド44によ
り保持された全部の電子部品64のプリント基板12へ
の装着が終了すれば、部品装着ヘッド44は新たな電子
部品64を保持するために部品供給パレット16へ移動
する。
【0063】以上のようにして、所定量の電子部品64
のプリント基板12への装着が行われた後、プリント基
板12の種類が変わり、あるいはいずれかのカートリッ
ジ130内の電子部品64がなくなるなどした場合に
は、それまで電子部品64を供給していた部品供給パレ
ット16が退避位置へ後退させられ、予め準備されてい
たもう一方の部品供給パレット16が部品供給位置へ前
進させられて固定される。この部品供給パレット16
が、これへのカートリッジ130の取付け後始めて部品
供給位置に固定された場合には、前述の場合と同様に、
全カートリッジ130のカートリッジ基準マーク132
の撮像からの作動が繰り返されるが、既に1度でも部品
供給位置に固定されたことがあるのであれば、以下のよ
うにして今回の取付位置誤差ΔXCn′およびΔYCn′が
求められた後、電子部品64の装着が行われる。
【0064】一旦ベース10上の部品供給位置に固定さ
れて電子部品64を供給していた部品供給パレット16
が、カートリッジ130への部品補給等のため退避位置
へ後退させられ、再度部品供給位置へ前進させられて固
定されたとき、部品供給パレット16の固定位置は、す
べてのカートリッジ130が部品供給パレット16に取
り付けられた後、その部品供給パレット16が部品供給
位置に固定されたときの固定位置(当初の固定位置と称
する)からずれるのが普通である。したがって、まず、
CCDカメラ120が本来パレット基準マーク134が
あるべき位置へ移動させられて、パレット基準マーク1
34が撮像され、今回のパレット基準マーク134の固
定位置誤差(本来あるべき位置からのずれ量)ΔXP1,
ΔYP1,ΔXP2,ΔYP2が、図11(a)に示すように
求められるのである。
【0065】そして、これら今回の固定位置誤差ΔXP
1,ΔYP1,ΔXP2,ΔYP2と、当初の固定位置誤差Δ
XQ1,ΔYQ1,ΔXQ2,ΔYQ2との差が、部品供給パレ
ット16の当初の固定位置と今回の固定位置とのずれを
表すことになる。このように、部品供給パレット16の
固定位置がずれれば、それに支持されているカートリッ
ジ130のベース10に対する位置にもずれが生ずる
が、一旦部品供給パレット16に取り付けられたカート
リッジ130が部品供給パレット16に取り付けられた
ままである限り、カートリッジ基準マーク132とパレ
ット基準マーク134との位置関係は変わらないため、
2個のパレット基準マーク134の撮像により得られる
固定位置のずれ量に基づいて各カートリッジ130の当
初の固定位置誤差を修正することにより、各カートリッ
ジ130の今回の取付位置誤差(本来あるべき位置から
のずれ量)を求めることができる。
【0066】部品供給パレット16が再度ベース10上
の部品供給位置に固定されたときに、あらためて全部の
カートリッジ基準マーク132を撮像すれば、カートリ
ッジ130の位置誤差を求めることができるが、撮像に
時間がかかる。それに対し、パレット基準マーク134
の固定位置誤差の差に基づいてカートリッジ130の取
付位置誤差を修正する場合には、2個のパレット基準マ
ーク134を撮像するのみでよく、多数のカートリッジ
130の取付位置誤差を迅速に修正することができるの
である。
【0067】具体的には、2個のパレット基準マーク1
34の各X軸方向の今回の固定位置誤差ΔXP1,ΔXP2
の平均値(ΔXP1+ΔXP2)/2から前記当初の固定位
置誤差ΔXQ1,ΔXQ2の平均値(ΔXQ1+ΔXQ2)/2
が差し引かれて、部品供給パレット16の今回の固定位
置の当初の固定位置からのずれ量が、X軸方向修正量Δ
XD として演算される。X軸方向に関しては全てのカー
トリッジ基準マーク132に対する修正量が一律なので
あり、RAMに格納されている各カートリッジ基準マー
ク132のX軸方向の取付位置誤差ΔXCnがこの修正量
だけ修正されたものが今回の各カートリッジ基準マーク
132のX軸方向の取付位置誤差ΔXCn´としてRAM
に格納される。なお、次にまた部品供給パレット16が
退避位置へ後退させられた場合にも同様にして新しい取
付位置誤差が演算されるので、当初の取付位置誤差ΔX
CnはRAMに残される。
【0068】上記のように、X軸方向の修正量は全ての
カートリッジ基準マーク132に対して一律であるのに
対し、Y軸方向に関しては各カートリッジ基準マーク1
32に対する修正量が相異なる。これらの修正量は次の
ようにして求められる。図11(b)に示すように、当
初○印の位置にあった2個のパレット基準マーク134
が今回は×印の位置へ移動したとすれば、各カートリッ
ジ基準マーク132のY軸方向の修正量は一次式y=
{(ΔYD2−ΔYD1)/L}・x+ΔYD1から求められ
る。ただし、ΔYD1=ΔYP1−ΔYQ1,ΔYD2=ΔYP2
−ΔYQ2であり、Lは2個のパレット基準マーク134
のX軸方向における距離である。この一次式は、パレッ
ト基準マーク134のY軸方向のずれのない位置を原点
とし、一方のパレット基準マーク134をX軸方向の原
点として求められる。
【0069】各カートリッジ基準マーク132のY軸方
向における修正量はこの一次式を満足するはずであり、
一方のパレット基準マーク134からの距離Dn をこの
一次式に代入することにより各カートリッジ基準マーク
132のY軸方向における修正量{(ΔYD2−ΔYD1)
/L}・Dn +ΔYD1が算出される。そして、カートリ
ッジ基準マーク132毎にRAMに格納されているY軸
方向の当初の取付位置誤差ΔYCnが上記修正量だけそれ
ぞれ修正されることにより今回の各カートリッジ基準マ
ーク132のY軸方向の取付位置誤差ΔYCn′が求めら
れ、RAMに格納される。
【0070】これら取付位置誤差ΔXCn′,ΔYCn′が
求められた後、ROMに格納されている電子部品装着デ
ータに基づいて部品装着ヘッド44のX軸,Y軸両方向
における移動距離が算出される。そして、その算出され
た移動距離が取付位置誤差ΔXCn′,ΔYCn′だけ修正
されて、電子部品64の各カートリッジ130からの取
出しが行われる。これ以外の作動は前記作動と同様であ
る。
【0071】以上は、部品供給パレット16が退避位置
へ後退させられたがカートリッジ130の交換は行われ
なかった場合の説明であるが、多数のカートリッジ13
0のうちの一部のものが交換された場合には、それら交
換されたカートリッジ130の取付位置誤差の検出が以
下のようにして行われる。カートリッジ130の一部を
交換した場合には、作業者はそれら交換したカートリッ
ジ130の番号を図示を省略する入力装置から入力して
おく。すると、次の部品供給パレット16が部品供給位
置へ前進させられて固定された場合に、前述のようにパ
レット基準マーク134の撮像が行われた後に、上記番
号が入力されているカートリッジ130のカートリッジ
基準マーク132の撮像も行われる。
【0072】そして、交換されなかったカートリッジ1
30については前述のようにして今回の取付位置誤差が
求められるが、交換されたカートリッジ130について
は上記カートリッジ基準マーク132の撮像の結果から
今回の取付位置誤差が求められる。また、パレット基準
マーク134の当初の固定位置誤差と今回の固定位置誤
差との差に基づいて、交換された各カートリッジ130
のカートリッジ基準マーク132の位置における当初の
位置と今回の位置との各ずれ量が計算され、それらずれ
量に基づいて、交換された各カートリッジ130が当初
から部品供給パレット16に取り付けられていたと仮定
した場合の取付位置誤差(当初の取付位置誤差)が逆算
され、それまでRAMに格納されていた当初の取付位置
誤差と置換される。これによって、以後、交換された各
カートリッジ130を当初から取り付けられていた他の
カートリッジ130と同様に扱うことが可能になる。
【0073】以上、電子部品64が部品供給パレット1
6に取り付けられたカートリッジ130によって供給さ
れる場合について説明したが、部品供給ボックス200
によって供給される場合もある。この場合には、部品取
出しロボット220が部品収容トレイ208の部品収容
凹部212から電子部品64を取り出して部品コンベア
250上に位置決めした状態で載せ、部品装着ヘッド4
4は部品コンベア250上に位置決めされた電子部品6
4を吸着してプリント基板14に装着する。
【0074】この際、部品収容トレイ208に付された
トレイ基準マーク216をCCDカメラ248により撮
像して部品収容トレイ208の位置誤差を検出し、部品
取出しロボット220のX軸,Y軸方向の移動距離を修
正することにより電子部品64を確実に取り出すことが
できる。部品取出しロボット220をX軸,Y軸方向に
移動させるボールねじ224,232,Y軸サーボモー
タ226,X軸サーボモータ234,Y軸スライド22
8およびX軸スライド236等が位置ずれ修正手段を構
成しているのである。また、部品コンベア250にもコ
ンベア基準マークを設けて部品コンベア250の停止位
置誤差がわかるようにすれば、部品装着ヘッド44によ
る電子部品64の吸着を確実に行うことができる。
【0075】なお、部品収容トレイ208に収容された
全部の電子部品64が取り出されたならば、その部品収
容トレイ208は部品取出しロボット220のアーム2
42によって後方へ押し出され、次の段の部品収容トレ
イ208から電子部品64を取り出し得るようにされ
る。部品供給ボックス200の棚202に設けられたガ
イドレール206はY軸方向において部品収容トレイ2
08の寸法の2倍より長いものとされているため、電子
部品64のなくなった部品収容トレイ208を後方へ退
避させることができるのである。また、以上の説明にお
いては、部品供給パレット16からの電子部品64の供
給と部品供給ボックス200からの供給とを別々に説明
したが、これらから供給される電子部品64を混合して
部品装着ヘッド44に保持させ、プリント基板12の装
着させることも勿論可能である。
【0076】このように本実施例によれば、電子部品装
着装置18による部品供給パレット16からの電子部品
64の吸着およびプリント基板14への装着も、部品取
出しロボット220による部品供給ボックス200から
の吸着も、基準マークの撮像に基づく位置修正を伴って
行われるため、装置の構成部材の加工精度や組立精度を
低くすることができ、装置の製造コストを著しく低減す
ることができる。カートリッジ130と部品吸着具66
との相対位置誤差および部品収容トレイ208と部品吸
着ヘッド244との相対位置誤差は、極めて多くの構成
部材の加工誤差,組立誤差の累積である。したがって、
これらの相対位置精度を高めるためには、それら多くの
構成部材全ての加工精度および組立精度を高めることが
必要であり、製造コストが非常に高くなることを避け得
ないのでるが、本実施例におけるように、基準マークの
撮像によりこれらの累積誤差を修正すれば、これら構成
部材の加工精度および組立精度を高める必要がなくな
り、製造コストを著しく低減させ得るのである。
【0077】また、本実施例においては、電子部品64
が部品供給パレット16と部品供給ボックス200との
両方から供給され、これらはそれぞれ大きく性質を異に
する電子部品64の供給に適している。また、部品供給
ボックス200は、多数の棚202がフレーム204に
組み付けられて成るものであり、棚202の組み合わせ
を変えることにより、部品供給ボックス200によって
供給し得る電子部品の種類や数を変えることができる。
その上、部品装着ヘッド44も多種類の部品吸着具66
を自動交換して使用し得、かつ大形の部品を保持する部
品保持チャックも備えているため、極めて広範囲の電子
部品64を装着することができる。
【0078】さらに、部品装着ヘッド44の全部の部品
吸着具66および部品保持チャックによって吸着,保持
された電子部品64の像データを一斉に取得することが
でき、電子部品64の像を1個ずつ取得する場合に比較
して迅速に取得し得るとともに、電子部品64を迅速に
プリント基板に装着することができる。
【0079】また、本実施例においては電子部品撮像装
置が高精度用,中精度用の2種類設けられており、電子
部品64の種類に応じて精度良く撮像することができ
る。
【0080】さらに、本実施例においては、部品吸着具
66自身は回転せず、ターンテーブル50の回転によっ
て電子部品64の回転位置誤差Δθが修正されるように
なっているため、部品吸着具66を自身の軸心まわりに
回転させて回転位置誤差Δθを修正する場合のように専
用のノズル回転装置を必要とせず、装置コストを低減す
ることができる。
【0081】また、12個の部品吸着具66は、電子部
品64の吸着,装着を行う部品吸着具66のみが下降さ
せられるようになっているが、そのためのエアシリンダ
92は全部の部品吸着具66の各々に対応して設けられ
るとともに、エアシリンダ92,押下部材51および押
下部材51の昇降装置が部品装着ヘッド44に設けられ
て部品吸着具66と共に移動するようにされており、部
品吸着具66がX軸方向,Y軸方向のいずれの位置にあ
ってもエアシリンダ92および押下部材51の作動によ
って吸着,装着動作を行わせることができる。
【0082】さらに、本実施例において電子部品装着装
置18のY軸スライド32と部品取出しロボット220
のY軸スライド228とは、それぞれ2個のY軸サーボ
モータ34,226によって移動させられるようになっ
ているため、こじりや振動を生ずることなく迅速に移動
させることができる。長手形状のY軸スライド32,2
28を、一方の端部のみを長手方向と直角な方向に駆動
することにより移動させる場合には、Y軸スライド3
2,228とそれに支持されているX軸スライド38,
236等の慣性に基づくこじりや振動が生じ易く、高速
で移動させることができないのであるが、本実施例にお
けるように両端部を駆動すれば高速で移動させてもこじ
りや振動が生じることがないのである。
【0083】なお、上記実施例においては部品供給パレ
ット16とカートリッジ130との両方に基準マーク1
34,132が設けられていたが、1個の部品供給パレ
ット16に取り付けられている多数のカートリッジ13
0のうちの代表的な2個(例えば、両端の2個)のカー
トリッジ基準マーク132をパレット基準マーク134
の代わりとして利用することも可能である。これら代表
的なカートリッジ130が交換されない限り、これらの
カートリッジ基準マーク132が部品供給パレット13
4に対して相対移動することがないので、これらのカー
トリッジ基準マーク132を部品供給パレット16に固
定して設けられたパレット基準マーク134とみなすこ
とができるのである。これら代表的な2個のカートリッ
ジ130のいずれかが交換された場合には、もう一度全
てのカートリッジ基準マーク132の撮像から行えばよ
い。
【0103】なお、基準マークは、カートリッジ130
や部品供給パレット16に限らず、部品吸着具保持装置
252にも基準マークを設け、部品吸着具66の交換時
の位置決め精度を向上させるようにしてもよい。
【0105】また、上記実施例においては、ラインセン
サによって撮像された全部のデータが画像メモリに格納
され、電子部品64以外の部分のデータも記憶されるよ
うになっていたが、部品吸着具66および部品保持チャ
ックを中心とする一定の領域のデータのみが画像メモリ
に格納されるようにすることも可能であり、それによっ
て画像メモリの所要記憶容量を小さくすることができ
る。
【0106】さらに、上記実施例において撮像精度の異
なる2種類の電子部品撮像装置が設けられていたが、2
種類設けることは不可欠ではなく、1種類のみでもよ
い。
【0107】また、上記実施例において、部品吸着具6
6は部品装着ヘッド44にターンテーブル50の回転軸
線を中心とする一円周上に設けられていたが、例えば、
X軸方向あるいはY軸方向のみに1列に並ぶように設け
られる場合、X軸方向およびY軸方向にそれぞれ複数列
ずつ並んで設けられる場合等、部品吸着具が任意の配列
で設けられた部品装着ヘッドにより保持された電子部品
を撮像する装置にも本発明を適用することができる。
【0108】さらにまた、上記実施例において移動装置
35,42を構成するY軸サーボモータ34,X軸サー
ボモータ40はいずれも交流サーボモータとされていた
が、パルスモータを使用してもよい。
【0109】上記実施例において電子部品64はライン
センサを有する撮像装置によって撮像されていたが、図
12に示すようにCCDカメラ300を有する撮像装置
302によって撮像してもよい。この撮像装置302
は、前記高精度電子部品撮像装置190および中精度電
子部品撮像装置192と同様に紫外線を照射する紫外線
照射装置および2種類のフィルタを有しており、部品吸
着具の発光板が紫外線を吸収して可視光線を照射するこ
とにより電子部品の投影像が形成される。CCDカメラ
300は部品装着ヘッド44に保持された全部の電子部
品64を撮像するのに十分な撮像面を有しており、部品
装着ヘッド44は電子部品64の吸着後、カメラ300
上へ移動した状態で停止し、全部の電子部品64が一挙
に撮像され、その撮像結果に基づいて回転位置誤差およ
び中心位置誤差が算出される。
【0110】また、上記各実施例において部品供給パレ
ット16は前進,後退のみ可能とされていたが、移動の
態様を変更することも可能である。例えば、図13に示
すように、2個あるいは3個の部品供給パレット306
を含む部品供給パレット群を2群設け(図13に示す部
品供給パレット群については1群について部品供給パレ
ットが2個ずつ設けられている)、各群内において部品
供給パレット306をそれぞれ、移動装置によって矢印
で示すように一方向に循環式に移動させるのである。こ
のようにすれば、各群1個ずつ、計2個の部品供給パレ
ット306から電子部品を供給しつつ、他の部品供給パ
レット306に対する段取り替え作業を行うことができ
る。
【0111】また、図14に示すように、基板コンベア
12の一方の側に部品供給パレット310を2個設け、
それら部品供給パレット310をX軸方向に移動可能と
する一方、基板コンベア12の他方の側に部品供給パレ
ット312を位置を固定して設けてもよい。この場合に
は部品供給パレット312と基板コンベア12との間に
も高精度電子部品撮像装置314および中精度電子部品
撮像装置316を設ける。このように基板コンベア12
の両側に部品供給パレットを設ければ、供給し得る電子
部品64の種類を増やすことができる。
【0112】さらに、基板コンベアの両側に部品供給パ
レットを設ける場合、図15に示すように2個の基板コ
ンベア320を並行に設けてもよい。このようにすれ
ば、一方の基板コンベア320によってプリント基板1
4が搬送される間に他方の基板コンベア320により位
置決め支持されたプリント基板14に電子部品を装着す
ることができ、あるいは2枚のプリント基板14に同時
に電子部品を装着することができ、装着能率を向上させ
ることができる。また、この場合、一方の基板コンベア
320側にX軸方向に移動する部品供給パレット322
および循環式の部品供給パレット324が設けられ、他
方の基板コンベア320の側にX軸方向に移動する部品
供給パレット326が設けられている。
【0113】この場合、部品装着ヘッドを2個設け、各
部品装着ヘッドがそれぞれ部品供給パレット322,3
24,326から電子部品を受け取り、2個の基板コン
ベア320によりそれぞれ搬送される2枚のプリント基
板に並行して電子部品64を装着するようにしてもよ
い。
【0114】さらにまた、図16に示すように、基板コ
ンベア330を2個設けるとともに、一方の基板コンベ
ア330に隣接して循環式の部品供給パレット332を
2群設け、他方の基板コンベア330に隣接してX軸方
向のみに移動する部品供給パレット334を1対設けて
もよい。
【0115】また、図17に示すように、基板コンベア
340の一方の側に固定の部品供給パレット342と、
循環式の部品供給パレット344とを設け、他方の側に
固定の部品供給パレット346を設けるとともに、部品
供給パレット342,344にY軸方向に隣接して部品
供給ボックス348を設けてもよい。
【0116】これらの他にも、基板コンベア,位置固定
の部品供給パレット,循環式の部品供給パレット,一方
向のみに移動する部品供給パレットおよび部品供給ボッ
クスの数および配置は、目的に応じて種々に組み合わせ
ることが可能である。そして、図13ないし図17の電
子部品受渡し装置を含む多種類の電子部品受渡し装置
は、複数種類の単位ブロックを量産し、それらを適宜組
み合わせて構成することが可能であり、それによって、
多様な要求に答え得る、自由度に富んだ電子部品受渡し
装置シリーズを得ることができる。
【0117】さらに、上記各実施例において電子部品撮
像時の照明は、部品吸着具に設けた発光板が紫外線を吸
収して可視光線を発射することにより行われていたが、
これ以外の態様で照明してもよい。例えば、部品吸着具
に発光ダイオードを有して発光する発光板およびその光
を拡散する拡散板を設けて電子部品に光を当てるのであ
る。
【0118】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子部品装着システム
を示す平面図である。
【図2】上記電子部品装着システムにおいて電子部品受
渡し装置を構成する電子部品装着装置の部品装着ヘッド
を示す正面断面図である。
【図3】上記部品装着ヘッドの部品吸着具にバキューム
を供給するホースの配管を示す図である。
【図4】上記部品装着ヘッドにおける部品吸着具の配置
を示す平面図である。
【図5】上記電子部品受渡し装置を構成する部品供給パ
レットを示す平面図である。
【図6】上記電子部品装着システムの部品供給ボックス
を示す斜視図である。
【図7】上記部品供給ボックスを構成する棚に収容され
る部品供給トレイの一部を示す斜視図である。
【図8】上記棚の一部を示す正面図である。
【図9】上記電子部品装着システムを制御する制御装置
を示すブロック図である。
【図10】上記部品供給パレット自体の固定位置誤差お
よびその部品供給パレットへのカートリッジの取付位置
誤差の検出を説明する図である。
【図11】上記部品供給パレットの固定位置誤差の変化
に応じたカートリッジの取付位置誤差の修正量の算出を
説明する図である。
【図12】電子部品撮像装置がCCDカメラにより構成
された電子部品装着システムを示す平面図である。
【図13】本発明の実施形態である電子部品装着システ
ムにおける電子部品受渡し装置の別の態様を示す図であ
る。
【図14】電子部品受渡し装置のさらに別の態様を示す
図である。
【図15】電子部品受渡し装置のさらに別の態様を示す
図である。
【図16】電子部品受渡し装置のさらに別の態様を示す
図である。
【図17】電子部品受渡し装置のさらに別の態様を示す
図である。
【符号の説明】
16 部品供給パレット 18 電子部品装着装置 35 Y軸方向移動装置 42 X軸方向移動装置 44 部品装着ヘッド 64 電子部品 66 部品吸着具 120 CCDカメラ 130 部品供給カートリッジ 132 カートリッジ基準マーク 134 パレット基準マーク 200 部品供給ボックス 208 部品収容トレイ 216 トレイ基準マーク 220 部品取出しロボット 224 ボールねじ 226 Y軸サーボモータ 228 Y軸スライド 232 ボールねじ 234 X軸サーボモータ 236 X軸スライド 248 CCDカメラ 260 制御装置 306,310,312,322,324,326,3
32,334,342,344,346 部品供給パレ
ット 348 部品供給ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 康雄 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機 械製造株式会社内 (72)発明者 須原 信介 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機 械製造株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−64998(JP,A) 特開 平4−78198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ多数の電子部品を保持し、予め
    定められた部品供給部から1個ずつ供給する複数の部品
    供給カートリッジに、前記部品供給部に対して一定の相
    対位置においてカートリッジ基準マークを設け、それら
    複数の部品供給カートリッジを位置固定の共通の支持部
    材に固定する工程と、 読取り手段を移動装置により移動させて、前記複数の部
    品供給カートリッジのカートリッジ基準マークの各々を
    読み取らせ、その読み取り結果から、各カートリッジ基
    準マークの各々の、予め定められた正規位置からの位置
    ずれを検出し、記憶手段に記憶させる工程と、 部品装着ヘッドを前記移動装置により、予め定められた
    正規位置から前記記憶手段に記憶させられた位置ずれ分
    だけ修正された修正位置へ移動させ、その修正位置にお
    いて部品装着ヘッドに前記部品供給カートリッジから電
    子部品を受け取らせる工程と、 前記部品装着ヘッドに前記受け取った電子部品をプリン
    ト基板に装着させる工程と、 前記支持部材に設けられた支持部材基準マークの予め定
    められた正規位置からの位置ずれを検出し、記憶手段に
    記憶させる工程と、 前記支持部材を前記複数の部品供給カートリッジごと電
    子部品供給位置から退避させる工程と、 一旦退避させた支持部材を再び電子部品供給位置へ復帰
    させる工程と、 その復帰させた支持部材の支持部材基準マークの、前記
    退避前における支持部材基準マークの位置に対する相対
    位置ずれを検出する工程と、 その検出された相対位置ずれ分、前記記憶手段に記憶さ
    れている前記複数の部品供給カートリッジの各基準マー
    クの位置ずれのデータを修正する工程と を含むことを特
    徴とする電子部品装着方法。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の退避と復帰との間に、前
    記複数の部品供給カートリッジのうちの一部を交換し、
    他は交換しない工程と、 前記支持部材の復帰後、前記交換した部品供給カートリ
    ッジについては前記基準マークの位置ずれの検出を行う
    が、交換しなかった部品供給カートリッジについては行
    わない工程とを含む請求項1に記載の電子部品装着方
    法。
  3. 【請求項3】 前記各カートリッジ基準マークの各々の
    正規位置からの位置ずれを検出して記憶手段に記憶させ
    る工程を、複数のプリント基板への電子部品の装着作業
    の開始前に実施し、装着作業中は実施しない請求項1ま
    たは2に記載の電子部品装着方法。
  4. 【請求項4】 それぞれ多数の電子部品を保持し、予め
    定められた部品供給部から1個ずつ供給するとともに、
    その部品供給部に対して一定の相対位置に基準マークが
    設けられた複数の部品供給カートリッジが、位置固定の
    共通の支持部材に固定され、その支持部材が前記複数の
    部品供給カートリッジごと電子部品供給位置から退避可
    能な電子部品保持具と、 その電子部品保持具の部品供給カートリッジから電子部
    品を受け取る部品装着ヘッドと、 Y軸方向に移動するY軸スライドとそのY軸スライドに
    対してY軸方向と直交するX軸方向に移動するX軸スラ
    イドとを備えるとともに、X軸スライドにより前記部品
    装着ヘッドを保持して前記X軸と前記Y軸とで規定され
    るXY座標面上の任意の位置へ移動させ、前記電子部品
    保持具から電子部品を受け取らせ、前記XY座標面に平
    行なプリント基板に装着させる移動装置と、 前記X軸スライドに保持されて前記部品装着ヘッドと共
    に前記XY座標面上の任意の位置へ移動させられ、前記
    複数の部品供給カートリッジのカートリッジ基準マーク
    を読み取る読取り手段と、 その読取り手段に各カートリッジ基準マークを読み取ら
    せ、その読取り結果から各カートリッジ基準マークの予
    め定められた正規位置からの位置ずれを検出するカート
    リッジ基準マーク位置ずれ検出手段と、 前記電子部品保持具からの電子部品の受け取り時におけ
    る前記部品装着ヘッドの移動量を、前記カートリッジ基
    準マーク位置ずれ検出手段により検出された位置ずれ分
    修正するカートリッジ位置ずれ修正手段と、 前記支持部材が前記部品供給位置にある状態で、その支
    持部材に設けられた支持部材基準マークの予め定められ
    た正規位置からの位置ずれを検出し、記憶手段に記憶さ
    せる手段と、 前記部品供給位置から一旦退避させられ、再び電子部品
    供給位置へ復帰させられた支持部材の支持部材基準マー
    クの、前記退避前における支持部材基準マークの位置に
    対する相対位置ずれを検出する手段と、 その検出された相対位置ずれ分、前記記憶手段に記憶さ
    れている前記複数の部品供給カートリッジの各基準マー
    クの位置ずれのデータを修正する手段と を含むことを特
    徴とする電子部品装着システム。
  5. 【請求項5】 前記カートリッジ基準マークを読み取る
    読取り手段に、プリント基板に付されたプリント基板基
    準マークを読み取らせ、その読取り結果から各プリント
    基板基準マークの予め定められた正規位置からの位置ず
    れを検出するプリント基板基準マーク位置ずれ検出手段
    と、 前記プリント基板への電子部品の装着時における前記部
    品装着ヘッドの移動量を、前記プリント基板基準マーク
    位置ずれ検出手段により検出された位置ずれ分修正する
    基板位置ずれ修正手段とを含む請求項4に記載の電子部
    品装着システム。
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