JPH06226576A - ワーク搬送用パレット - Google Patents

ワーク搬送用パレット

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JPH06226576A
JPH06226576A JP1182993A JP1182993A JPH06226576A JP H06226576 A JPH06226576 A JP H06226576A JP 1182993 A JP1182993 A JP 1182993A JP 1182993 A JP1182993 A JP 1182993A JP H06226576 A JPH06226576 A JP H06226576A
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JP
Japan
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work
clamp
clamper
pallet
unclamp
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JP1182993A
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English (en)
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Minoru Imai
実 今井
Masaki Sakai
正樹 酒井
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ワーククランプ装置を具備して成
るワーク搬送用パレットに関し、生産ラインにおける構
成や制御の複雑化を招くことなく、ワークのクランプ・
アンクランプ工程を実施し得るワーク搬送用パレットを
提供することを目的とする。 【構成】 本発明では、クランプ位置とアンクランプ位
置との間を上下移動自在に設けられたクランパ20B、
および上記クランパ20Bをクランプ位置からアンクラ
ンプ位置へ付勢する付勢手段としての圧縮バネ20Fを
有し、さらに上下移動自在に設けられたスライドパイプ
20Cと該スライドパイプ20Cの移動に基づいて動作
するロック部材としての鋼球20Dを備え、クランプ位
置に占位したクランパ20Bをロックするとともにスラ
イドパイプ20Cの上下方向への移動に基づいてクラン
パ20Bに対するロックを解除するロック手段20Rを
有するワーククランプ装置20を、ワーク100の載置
されるパレット本体10に設けることによって上記目的
を達成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワーク搬送用パレットに
関し、詳しくはワーククランプ装置を備えて成るワーク
搬送用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動二輪車の生産工場における
エンジンのシリンダヘッド組立てライン等では、ワーク
としてのシリンダヘッドを、ワーク搬送用パレットに載
置固定し、このワーク搬送用パレットを各作業ステーシ
ョンに順次送り込むことによって、上記シリンダヘッド
に対する所定の作業を実施しており、図15に示すよう
に従来のワーク搬送用パレットAでは、パレット本体B
に載置されたワークWを、ネジCを介して押下されるク
ランプブロックDによって固定するよう構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
くネジCによりクランプブロックDを押下してワークW
をクランプする従来のワーク搬送用パレットAでは、ワ
ークWのクランプ・アンクランプ工程毎にネジCを締め
たり緩めたりする煩雑で時間の掛かる作業を必要として
いる。また、上記ネジCを操作するため、従来のワーク
搬送用パレットAを用いた生産ラインでは、ネジCの頭
部Caに嵌合させるナットランナーと、このナットラン
ナーを回転させつつ軸方向に移動させる手段とから成る
機構を設置する必要があり、生産ラインにおいて複雑な
機構や制御を必要とする不都合があった。本発明は上記
実状に鑑みて、生産ラインにおける構成や制御の複雑化
を招くことなく、ワークのクランプ・アンクランプ工程
を実施し得るワーク搬送用パレットを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に関わる
ワーク搬送用パレットでは、クランプ位置とアンクラン
プ位置との間を上下移動自在に設けられたクランパ、お
よび上記クランパをクランプ位置からアンクランプ位置
へ付勢する付勢手段を有し、さらに上下移動自在に設け
られたスライド部材と該スライド部材の移動に基づいて
動作するロック部材を備えクランプ位置に占位したクラ
ンパをロックするとともにスライド部材の上下方向への
移動に基づいてクランパに対するロックを解除するロッ
ク手段を有するワーククランプ装置を、ワークの載置さ
れるパレット本体に設けることによって上記目的を達成
している。
【0005】
【作用】上記構成によれば、本発明に関わるワーク搬送
用パレットを採用した生産ラインにおいては、上記ワー
ククランブ装置のクランパおよびスライド部材を上下動
作させるための簡易な機構を設けることによって、ワー
クに対するクランプ・アンクランプ工程を実施すること
が可能となる。
【0006】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて、本発明
を詳細に説明する。図1ないし図9に、本発明に関わる
ワーク搬送用パレットを、自動二輪車生産工場のシリン
ダヘッド自動組立ラインにおいて使用されるワーク搬送
用パレットに適用した例を示す。
【0007】上記ワーク搬送用パレット1は、図1およ
び図2から明らかなようにパレット本体10を具備して
おり、このパレット本体10の上面にはワーク(シリン
ダヘッド)100を支持する複数個の載置ブロック1
1,11,…が設けられているとともに、左右一対のガ
イドプレート12,12が固設されており、さらに上記
パレット本体10の上面における左右端部には、上記ガ
イドプレート12,12に対する外方側に、ワーククラ
ンプ装置20がそれぞれ設けられている。
【0008】上記ワーククランプ装置20は、図3ない
し図5に示す如くパレット本体10に設けられたガイド
パイプ20Aと、このガイドパイプ20Aに案内されて
上下移動するクランパ20Bと、同じくガイドパイプ2
0Aに案内されて上下移動するスライドパイプ(スライ
ド部材)20Cとを有している。
【0009】上記ガイドパイプ20Aは、上下方向に延
びる態様でパレット本体10に立設されており、上記ガ
イドパイプ20Aにおける上方部の周壁には、ロック部
材としてのロック用鋼球20Dを収容する丸孔21が形
成されている一方、上記ガイドパイプ20Aにおける中
央部の周壁には、のちに詳述するガイド長孔22が形成
されており、さらに上記ガイドパイプ20Aにおける上
端部の外周には、ストッパリング23が嵌着している。
【0010】一方、上記クランパ20Bは、ガイドパイ
プ20Aの内部に遊嵌するクランプロッド24を有して
おり、上記ガイドパイプ20Aを介して図3に示すアン
クランプ位置と、図4および図5に示すクランプ位置と
の間を上下移動自在に支承されている。
【0011】クランプロッド24の上端部には、板材料
から成るクランプアーム25の基端部が固設されている
一方、上記クランプロッド24の略中央域における外周
面には、全周に亘ってV字形状のロック溝20Eが形成
されている。
【0012】また、上記クランプロッド24の下方域に
おける外周面には、のちに詳述するガイド溝26が形成
されており、このガイド溝26と上記ガイドパイプ20
Aに形成されたガイド長孔22との間には、ガイド用鋼
球27が介装されている。
【0013】さらに、上記クランパ20Bのクランプロ
ッド24とパレット本体10との間には、上記クランパ
20Bを上方へ、言い換えればクランパ20Bをクラン
プ位置からアンクランプ位置へ向けて付勢するための圧
縮バネ(付勢手段)20Fが介装されている。
【0014】一方、上記スライドパイプ20Cは、ガイ
ドパイプ20Aの外周側に上下移動自在に遊嵌してお
り、該スライドパイプ20Cにおける上端部内周面に
は、上述したロック用鋼球20Dを受け入れる環状のア
ンロック溝20Gが全周に亘って形成され、さらに上記
スライドパイプ20Cとパレット本体10との間には、
該スライドパイプ20Cを上方へ付勢する圧縮バネ20
Hが介装されている。
【0015】上述したクランパ20Bのロック溝20
E、スライドパイプ20Cおよび該スライドパイプ20
Cのアンロック溝20G、ロック用鋼球20D、および
圧縮バネ20Fと20H等によって、上記クランパ20
Bをクランプ位置にロックするとともに、該ロックを解
除するロック手段20Rが構成されている。
【0016】一方、図6および図7に示すように、シリ
ンダヘッド自動組立ライン50は、ワーク搬送用パレッ
ト1にワーク100を搬入させてクランプするワーク搬
入ステーション50Aと、該ワーク搬入ステーション5
0Aに続く複数の作業ステーション50Bと、上記各作
業ステーション50Bにおいて作業の施されたワークを
ワーク搬送用パレット1から搬出するためのワーク搬出
ステーション50Zとを有している。
【0017】上記ワーク搬入ステーション50Aは、ワ
ーク搬送用パレット1に搬入されたワーク100を、上
述したワーククランプ装置20によってクランプさせる
ために、上記ワーククランプ装置20のクランパ20B
をクランプ位置へ押下するロック用押下装置としてのエ
アシリンダアクチュエータ60、60を備えており、こ
れらエアシリンダアクチュエータ60は、ワーク搬入ス
テーション50A上に位置したワーク搬送用パレット1
のワーククランプ装置20、詳しくはクランプロッド2
4の直上域に位置するとともに作動軸を上下方向に延在
させた態様で配設されている。
【0018】一方、上記ワーク搬出ステーション50Z
は、ワーククランプ装置20によってワーク搬送用パレ
ット1にクランプされたワーク100を解放させるべ
く、上記ワーククランプ装置20のクランパ20Bをア
ンクランプ位置へ復帰させるためのロック解除用押下装
置70,70を備えている。
【0019】上記ロック解除用押下装置70は、図8お
よび図9に示すように、エアシリンダアクチュエータ7
1と、該アクチュエータ71の作動ロッド71aに支軸
72を介して揺動自在に支承された押下プレート73と
を具備しており、上記押下プレート73の一方端部(図
中左端部)には、上記ワーククランプ装置20に臨んで
スライドパイプ20Cの上部端面20Caと当接する凹
部73aが形成されている。
【0020】上記シリンダアクチュエータ71は、作動
軸を上下方向に延在させた態様で配設されており、上記
アクチュエータ71の作動ロッド71aが、図8に実線
で示す常態位置からアンクランプストロークSaだけ伸
張することにより、押下プレート73は二点鎖線で示し
たロック解除位置へ下降する一方、作動ロッド71aが
エスケープストロークSbだけ縮退することにより、上
記押下プレート73は三点鎖線で示す如く自身の重量バ
ランスにより傾動した退避位置に占位する。
【0021】上述したシリンダヘッド自動組立ライン5
0の稼働時、先ずワーク搬入ステーション50Aにワー
ク搬送用パレット1が搬入され、このワーク搬送用パレ
ット1上の所定位置にワーク100が水平方向から搬入
される。
【0022】このとき、上記ワーク搬送用パレット1に
おけるワーククランプ装置20のクランパ20Bは、図
3に示すアンクランプ位置に占位しており、この状態に
おいてロック用鋼球20Dはスライドパイプ20Cのア
ンロック溝20Gに入り込んでいるとともに、ガイド用
鋼球27はガイド長孔22の上縁部とガイド溝26の下
縁部とに挟まれて上記クランパ20Bを位置決めしてい
る。
【0023】上記ワーク搬送用パレット1上の所定位置
にワーク100が搬入された後、上記ワーク搬入ステー
ション50Aに設けられたエアシリンダアクチュエータ
60の伸張動作によって、上記ワーククランプ装置20
におけるクランパ20Bが押下される。
【0024】クランパ20Bが下降することによって、
クランプロッド24のロック溝20Eとガイドパイプ2
0Aの丸孔21とが一致すると、スライドパイプ20C
におけるアンロック溝20Gの底部に形成されたテーパ
面と圧縮バネ20Hとの協働作用により、ロック用鋼球
20Dがクランプロッド24のロック溝20Eに入り込
むとともに、上記スライドパイプ20Cがストッパーリ
ング23に当接する位置まで上動することによって、上
記クランパ20Bが図4に示すクランプ位置にロックさ
れる。
【0025】ここで、ガイドパイプ20Aのガイド長孔
22、およびクランプロッド24のガイド溝26は、図
10に示すように上下方向に沿って延びる垂直部22a
および垂直部26aと、斜め方向に延びる傾斜部22b
および傾斜部26bとを各々有しており、上記ガイド長
孔22における傾斜部22bの上端と、ガイド溝26に
おける傾斜部26bの下端との間には、ワーククランプ
装置20を上方から見て90°の中心角が設定されてい
る。なお、図10におけるガイド長孔22とガイド溝2
6との位置関係は、クランパ20Bが図4に示すクラン
プ位置に占位しているときの状態である。
【0026】上述した如きガイド長孔22とガイド溝2
6との形状により、クランパ20Bがアンクランプ位置
からクランプ位置へ下降する際、上記クランパ20Bの
クランプアーム25は、図11に示すようにアンクラン
プ位置(実線)から、クランプロッド24の軸線O−O
を中心として矢印のように90°回動したのち、クラン
プ位置(鎖線)まで垂直に移動することとなる。
【0027】アンクランプ位置から90°回動し、クラ
ンプ位置において図4に示すようにワーク100の上面
を押圧するクランプアーム25によって、上記ワーク1
00はワーク搬送用パレット1のパレット本体10にク
ランプされることとなる。
【0028】ワーク搬入ステーション50Aにおいてワ
ーク100をクランプした上記ワーク搬送用パレット1
は、こののち複数の作業ステーションBに順次送り込ま
れ、各作業ステーションBでのワーク100に対する所
定の作業が実施されたのち、ワーク搬出ステーション5
0Zに送り込まれる。
【0029】ワーク搬出ステーション50Zにワーク搬
送用パレット1が搬入されると、ロック解除用押下装置
70におけるエアシリンダアクチュエータ71の伸張動
作によって押下プレート73がロック解除位置へ下降
し、ワーククランプ装置20におけるスライドパイプ2
0Cが上記押下プレート73によって押下される。
【0030】スライドパイプ20Cが下降することによ
って、図5に示すようにアンロック溝20Gとガイドパ
イプ20Aの丸孔21とが一致すると、クランプロッド
24におけるロック溝20Eのテーパ面と圧縮バネ20
Fとの協働作用により、ロック用鋼球20Dが上記ロッ
ク溝20Eから押し出されてアンロック溝20に入り込
む。
【0031】この結果、ロック用鋼球20Dによるクラ
ンパ20Bへのロック状態が解放されて、クランパ20
Bが圧縮バネ20Fの付勢力によってアンクランプ位置
へ上動するとともに、上記スライドパイプ20Cはアン
ロック溝20に入り込んだロック用鋼球20Dによって
図4に示す初期位置にロックされることとなる。
【0032】上記ロック解除用押下装置70におけるエ
アシリンダアクチュエータ71は、押下プレート73を
ロック解除位置へ下降させてクランパ20Bのロックを
解除したのち、直ちに縮退動作して押下プレート73を
退避位置に移動させる。
【0033】一方、クランパ20Bがクランプ位置から
アンクランプ位置へ移動する際、上記クランパ20Bの
クランプアーム25は、図11の矢印で示すようにクラ
ンプ位置(鎖線)から垂直に上昇したのち、クランプロ
ッド24の軸線O−Oを中心としてに90°回動しつつ
アンクランプ位置(実線)、詳しくは図1において鎖線
で示す如く、パレット本体10に載置されているワーク
100の上方域から退避した位置へと移動する。
【0034】このとき、ロック解除用押下装置70の押
下プレート73は、上述したように退避位置に移動する
ために、クランパ20Bのクランプアーム25と干渉す
ることはない。
【0035】上記クランパ20Bがアンクランプ位置に
移動することによって、上記ワーク100はワーク搬送
用パレット1のパレット本体10から解放され、図示し
ていないローダ等の手段によってワーク搬送用パレット
1から水平方向に沿って搬出される。
【0036】ところで、上述したシリンダヘッド自動組
立ライン50では、ワーク搬入ステーション50Aにワ
ーク100が搬入される際、およびワーク搬出ステーシ
ョン50Zからワーク100が搬出される際に、ワーク
搬送用パレット1におけるワーククランプ装置20のク
ランパ20Bが、図1に鎖線で示したアンロック位置に
回動しているので、ワーク搬送用パレット1に対する上
方側からワークの搬入・搬出作業を実施することもで
き、極めて良好な作業性を得ることができる。
【0037】一方、上記ワーク搬送用パレット1に対し
て、水平方向からのみワークの搬入・搬出作業を実施す
るのであれば、昇降動作時においてクランパ20Bを上
下軸回りに回動させる必要はなく、このような場合には
図12に示すように、ワーククランプ装置20における
ガイドパイプ20A′のガイド長孔22′と、クランパ
20B′のガイド溝26′とを、それぞれ上下方向に沿
って直線状に形成することにより、図13に示すクラン
パ20′は、パレット本体10′に搬入されたワークの
上方域においてクランプアーム25′を回動させること
なく、クランプ位置とアンクランプ位置との間を昇降動
作することとなる。
【0038】また、上述したようにワーククランプ装置
20のクランパ20B′を上下軸回りに回動させること
なく昇降動作させるよう構成した場合には、図13およ
び図14に示すように、クランプアーム25′の昇降範
囲に亘って上下に延びる開口81aを有する筒状部材8
1と、この筒状部材81を昇降動作させるアクチュエー
タ(図示せず)とによってロック解除用押下装置80を
構成することも可能であり、上述のロック解除用押下装
置80によれば、図8および図9に示したロック解除用
押下装置70に比べ、構成を極めて簡易なものとするこ
とができる。
【0039】なお、上述した実施例では、ワーク搬入ス
テーション50Aにおけるロック用押下装置、およびワ
ーク搬出ステーション50Zにおけるロック解除用押下
装置に、エアシリンダアクチュエータを採用している
が、ワーククランプ装置のクランパおよびスライドパイ
プを上下方向に沿って移動させ得るものであれば、油圧
シリンダアクチュエータや、あるいは回転モータとピニ
オン・ラックとの組み合わせ等から成る機械的手段をも
採用し得ることは言うまでもない。
【0040】また、本発明に関わるワーク搬送用パレッ
トは、実施例に示した自動二輪車生産工場のシリンダヘ
ッド自動組立ラインにおいてのみ採用されるものではな
く、各種製品の生産ラインにおけるワーク搬送用パレッ
トとしても有効に適用し得ることは勿論であり、さらに
本発明に関わるワーク搬送用パレットは、様々な分野に
おいて各種ワークを所定の姿勢で支持するためのワーク
治具としても有効に利用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に関わる
ワーク搬送用パレットでは、クランプ位置とアンクラン
プ位置との間を上下移動自在に設けられたクランパ、お
よび上記クランパをクランプ位置からアンクランプ位置
へ付勢する付勢手段を有し、さらに上下移動自在に設け
られたスライド部材と該スライド部材の移動に基づいて
動作するロック部材を備えクランプ位置に占位したクラ
ンパをロックするとともにスライド部材の上下方向への
移動に基づいてクランパに対するロックを解除するロッ
ク手段を有するワーククランプ装置を、ワークの載置さ
れるパレット本体に設けることによって上記目的を達成
している。ワークの載置されるパレット本体に設けてい
る。この結果、本発明に関わるワーク搬送用パレットを
採用した生産ラインでは、上記ワーククランブ装置のク
ランパおよびスライド部材を上下動作させるための簡易
な機構を設けることによって、ワークに対するクランプ
・アンクランプ工程を実施することができる。すなわ
ち、本発明に関わるワーク搬送用パレットによれば、生
産ラインにおける構成および制御の複雑化を招来するこ
となく、ワークに対するクランプ・アンクランプ工程を
実施することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるワーク搬送用パレットを概念的
に示す全体平面図。
【図2】本発明に関わるワーク搬送用パレットを、図1
のa−a線において破断して示す全体側面断面図。
【図3】本発明に関わるワーク搬送用パレットのワーク
クランプ装置を示す要部断面側面図。
【図4】本発明に関わるワーク搬送用パレットのワーク
クランプ装置を示す要部断面側面図。
【図5】本発明に関わるワーク搬送用パレットのワーク
クランプ装置を示す要部断面側面図。
【図6】本発明に関わるワーク搬送用パレットを採用し
た生産ラインの概念的全体平面図。
【図7】本発明に関わるワーク搬送用パレットを採用し
た生産ラインの概念的全体側面図。
【図8】ロック解除装置を示す要部断面側面図。
【図9】図8のb−b線断面図。
【図10】本発明に関わるワーククランプ装置のガイド
長孔およびガイド溝を示すガイドパイプおよびクランプ
ロッドの要部展開図。
【図11】本発明に関わるワーククランプ装置における
クランパの動作態様を概念的に示す要部斜視図。
【図12】本発明に関わるワーククランプ装置のガイド
長孔およびガイド溝の他の実施例を示すガイドパイプお
よびクランプロッドの要部展開図。
【図13】ロック解除装置の他の実施例を示す要部断面
側面。
【図14】図13のc−c線断面図。
【図15】従来のワーク搬送用パレットを示す要部断面
全体側面図。
【符号の説明】
1…ワーク搬送用パレット、 10…パレット本体、 20…ワーククランプ装置、 20A…ガイドパイプ、 20B…クランパ、 20C…スライドパイプ(スライド部材)、 20D…ロック用鋼球(ロック部材)、 20E…ロック溝、 20F…圧縮バネ(付勢手段)、 20G…アンロック溝、 20H…圧縮バネ、 20R…ロック手段、 50…シリンダヘッド自動組立ライン、 50A…ワーク搬入ステーション、 50Z…ワーク搬出ステーション、 60…エアシリンダアクチュエータ(ロック用押下装
置)、 70…ロック解除用押下装置、 100…ワーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの載置されるパレット本体
    と、 上記パレット本体に設けられ、クランプ位置とアンクラ
    ンプ位置との間を上下移動自在に設けられたクランパ、
    および上記クランパをクランプ位置からアンクランプ位
    置へ付勢する付勢手段を有し、さらに上下移動自在に設
    けられたスライド部材と上記スライド部材の移動に基づ
    いて動作するロック部材を備えクランプ位置に占位した
    上記クランパをロックするとともに上記スライド部材の
    上下方向への移動に基づいて上記クランパに対するロッ
    クを解除するロック手段を有するワーククランプ装置
    と、 を具備して成ることを特徴とするワーク搬送用パレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 ワーククランプ装置におけるクラン
    パを、クランプ位置から上記アンクランプ位置への移動
    に伴い、パレット本体に載置されているワークの上方域
    から退避させる態様で移動させるよう構成したことを特
    徴とする請求項1記載のワーク搬送用パレット。
JP1182993A 1993-01-27 1993-01-27 ワーク搬送用パレット Pending JPH06226576A (ja)

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