JPH0647629Y2 - 工作機械の扉装置 - Google Patents

工作機械の扉装置

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JPH0647629Y2
JPH0647629Y2 JP9127588U JP9127588U JPH0647629Y2 JP H0647629 Y2 JPH0647629 Y2 JP H0647629Y2 JP 9127588 U JP9127588 U JP 9127588U JP 9127588 U JP9127588 U JP 9127588U JP H0647629 Y2 JPH0647629 Y2 JP H0647629Y2
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明 広瀬
俊幸 竹居
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、工作機械における、切粉や切削液等の外部へ
の飛散を防止するための扉装置に関する。
「従来の技術」 加工領域の手前に段取領域を有し、前記加工領域内にて
一のワークを加工中に、段取領域にて他のワークの段取
作業が可能なパレットチェンジャ等のワーク搬送装置を
備えた、マシニングセンタ等の工作機械では、段取作業
中にも機械を停止させることなく加工を継続できるが、
この時に切粉や切削液が加工領域から段取領域に飛散し
て、作業に支障を来たすため、従来は前記加工領域と段
取領域との間にスライド式の扉装置を設けて、切粉や切
削液が段取領域に飛散するのを防止していた。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記のような従来のスライド式の扉装置
には、ワークを加工領域と段取領域との間で搬入あるい
は搬出する間に、開け、かつ閉じるという2回の動作を
必要とするため、ワーク搬送時間が長くかかること、 少なくともワーク通過の際には、扉を一旦全開状態とせ
ざるを得ず、切粉や切削液の飛散を充分に防止できない
こと等の問題点があった。
そこで本考案は、上記の問題点を解決した工作機械の扉
装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するための、本考案による工作機械の
扉装置は、加工領域の手前に段取領域を有し、前記加工
領域内にて一のワークを加工中に、前記段取領域にて他
のワークの段取作業を可能とし、前記段取領域と前記加
工領域との間にワークを搬入・搬出する開口を設けたカ
バーにより前記段取領域以外の全体を覆うようにした工
作機械において、前記開口を閉じるとともに前記段取領
域の手前側と上側及び両側を覆う扉を設け、該扉の両側
を前記段取領域の両側に立設した支柱により旋回可能に
支持し、該扉を旋回させることにより前記段取領域の手
前側を開放するとともに、該段取領域を覆っていた前記
扉の上側及び手前側とにより、該段取領域の後側及び上
側を覆うようにしたことを特徴とする。
「作用」 上記の構成によれば、扉がワークを搬入搬出する開口を
閉じ段取領域の手前側と上側及び両側を閉じた状態で
は、前記段取領域の後側が開放されていて、加工領域と
の間で前記開口を通じてワークの搬入・搬出が可能とな
る。
また、扉を旋回して段取領域の手前側を開放するにつれ
て、段取領域の上側と後側が閉じられ、その後側により
前記開口が閉じられる。従って、一時的にも全開状態に
なることはなく、加工領域からの切粉や切削液の飛散を
防止するとともに、ワークを加工領域から段取領域へ搬
出後、扉を旋回して手前側を開けるという1回の動作で
段取作業が可能になり、段取作業終了後は、扉を旋回し
て手前側を閉じるという1回の動作でワークを段取領域
から加工領域へ搬入可能になる。
「実施例」 以下、本考案の第1の実施例について、図面に従って具
体的に説明する。
まず、第1図に本考案による工作機械の扉装置を備えん
とする工作機械の右側面を示す。
この工作機械は、主軸ヘッド24を搭載し、所定の範囲内
において移動可能なコラム23と、そのコラム23に対向し
た加工テーブル33とを備えている。その加工テーブル33
上には、左右(第1図のX軸方向)に二箇所の加工領域
を有し、一方の加工領域におけるワークの加工中に、他
方の加工領域において加工されるべきワークの取付けを
行うため、加工領域内に位置する前進位置と加工領域か
ら外れた後退位置との間でそれぞれ独立して進退自在な
左のパレット11と右のパレット12とを備えている。
基台21にコラムベース22が横方向(X軸方向)に摺動自
在に設けられ、コラムベース22上にコラム23が前後方向
(Y軸方向)に摺動自在に、コラム23に主軸ヘッド24が
上下方向(Z軸方向)に摺動自在にそれぞれ搭載されて
いる。コラムベース22はX軸モータ25、コラム23はY軸
モータ26、主軸ヘッド24はZ軸モータ27によりそれぞれ
送り駆動される。主軸ヘッド24には主軸モータ28により
回転駆動される主軸29が設けられ、この主軸29の下端部
には工具30が取付けられている。また主軸ヘッド24に
は、図示しないATC装置が搭載されている。
基台21の前方のテーブル部32には加工テーブル33が固着
されている。加工テーブル33上には左右のパレット11,1
2が横方向(X軸方向)に並んで搭載可能である。主軸2
9は左右のパレット11,12が並んだ加工テーブル33上を移
動可能であり、加工テーブル33上は工作機械の加工領域
をなしている。加工テーブル33の前方に段取りステーシ
ョン34が基台21に固定され装着されている。段取りステ
ーション34上は工作機械の段取領域をなし、加工テーブ
ル33と連絡する左右2組のガイドレール35,36が設けら
れ、各組のガイドレール35,36にはそれぞれ1台のパレ
ット11,12が搭載されている。左右のパレット11,12はガ
イドレール35,36に案内され、段取りステーション34上
の後退位置と加工テーブル33上の前進位置との間で図示
しないシリンダにより往復移動自在であり、この第1図
では、左のパレット11は加工テーブル33上に、右のパレ
ット12は段取りステーション34上にある状態を示してい
る。加工テーブル33及び段取りステーション34には左右
のパレット11,12に対応して図示しないクランプ装置が
設けられており、左右のパレット11,12に設けられた図
示しない嵌合孔に位置決めピンを嵌挿して加工テーブル
33又は段取りステーション34上に移動した左右のパレッ
ト11,12の前後方向(Y軸方向)及び横方向(X軸方
向)の位置を規制し、次いで左右のパレット11,12を挟
持して、左右のパレット11,12が移動しないように固定
する。
次に、第2図は本考案の第1の実施例による工作機械の
扉装置を構成する左右の扉1,2を示す。
左の扉1は左側に、右の扉2は右側に、それぞれ略扇形
の側板4を有し、この側板4の扇形の一部を構成する円
弧の曲率に合わせたカバー部3と接合され、下側および
後側の二面が開放され、手前側と上側および左右の各一
側が覆われている。左右の側板4には支持金具8と、回
転自在のローラ9とが取付けられている。支持金具8は
溝部8gを有する。カバー部3の手前側には把手7が取付
けられている。
第3図,第4図は、左右の扉1,2を工作機械に取付け、
左の扉1は段取りステーション34上の手前側を閉じ、右
の扉2は段取りステーション34上の手前側を開放した状
態をそれぞれ示している。
段取りステーション34の左右両端部上面には、ローラ9
の外径に合わせた略コ字状のローラガイド44が、開放側
を段取りステーション34の中央に向けて固着され、ロー
ラ9が前後方向(Y軸方向)に摺動自在となっている。
段取りステーション34の左右両側面には、支持金具8の
第2図図示の溝部8gの溝幅に合わせた板厚を有する支柱
38が固着されている。この支柱38の上部には、支持金具
8の溝部8gの外径に合わせた幅を有する上下方向(Z軸
方向)の長穴39が設けられ、支持金具8は回転および摺
動自在となっている。
また工作機械の主軸ヘッド24は、移動範囲24a内を移動
する。
そして、工作機械は左右の扉1,2の作動範囲に抵触しな
いような開口部41aを有する全体カバー41により前記段
取りステーション34を除いて覆われて、外部への切粉や
切削液の飛散を防止している。また、開口部41aには図
示しない薄いゴム等による補助カバーが取付けられて、
加工テーブル33と段取りステーション34との間でワーク
の搬入・搬出を可能にするとともに、、左右の扉1,2の
作動時におけるクリヤランスの変化に対処している。
「作動」 次に上記構成による本考案の第1の実施例に係る工作機
械の扉装置の作動について説明する。
第3図および第4図は、左の扉1により段取りステーシ
ョン34の手前側を閉じ、右の扉2により段取りステーシ
ョン34の手前側を開けた状態を示している。
まず、第3図を参照して、閉じている左の扉を開いてゆ
く場合の作動について説明する。
左の扉1の把手7を上方手前へ引きあげると、支持金具
8の溝部8gが支柱38の長穴39に案内されて上方へ向かう
とともに、ローラ9は段取りステーション34上に固着さ
れたローラガイド44内を手前側へ進み、左の扉1は略時
計方向に旋回して第3図中の一点鎖線にて示す中間位置
に達する。そして、把手をやや加工テーブル33側に向け
て押し出すようにすれば、支持金具8は長穴39に案内さ
れて下降するとともに、ローラ9はローラガイド44内を
さらに手前側に進んで、左の扉1はさらに旋回して右の
扉2と同様の開いた状態になる。
このように、扉は段取りステーション34上の手前側を開
放するにつれて、段取りステーション34の上側と後側が
閉じられ、その後側により前記開口部41aが閉じられる
ので、一時的にも全開状態になることがない。
また、左右の扉1,2の旋回支点が上下に移動可能である
ため、左右の扉1,2の旋回端が固定支点の場合と比較し
て手前側にくるので、加工テーブル33上の移動物との干
渉を避けることができる。
次に、本考案に係る扉装置を備えた工作機械の作動につ
いて第1図,第4図を参照して説明する。
最初は、左右のパレット11,12はいずれも段取りステー
ション34上に置かれており、左右の扉1,2はいずれも段
取りステーション34上の手前側を開放されている。
まず、段取りステーション34上において左のパレット11
にワーク51を取付ける段取作業をする。ワーク51を取付
けた後、左の扉1を閉じ、図示しない左の段取完了スイ
ッチを押下すると、左のパレット11は固定テーブル33上
に送り出され、図示しないクランプ装置により固定され
た後、主軸ヘッド24の主軸29に取付けられた工具30によ
るワーク51の加工が開始される。第4図はこの段階にお
ける各構成要素の位置関係を示している。
次に、右のパレット12にワーク52を取付けた後、右の扉
2を閉じ、図示しない右の段取完了スイッチを押下する
と、右のパレット12は固定テーブル33上に送り出され、
クランプされる。この状態で左のパレット11上のワーク
51の加工が終了するのを待つ。
左のパレット11上のワーク51の加工が終了すると、右の
パレット12上のワーク52の加工に移り、左のパレット11
は段取りステーション34上に後退し、左の扉1を開け
て、この位置で加工済のワーク51を取外して次のワーク
と交換する。
このようにして、左右について上述の動作を繰り返すこ
とにより、左右のパレット11,12のうちのいずれか一方
のパレット上のワークを加工中に、他方のパレット上の
ワークを交換し、工作機械を停止させることなく加工を
行う。
「他の実施例」 次に、本考案の第2の実施例について図面に従って説明
する。この第2の実施例は、第1の実施例に対し、扉の
側面形状および支持方法を変更したものである。第5図
(a)に左右の扉1,2について段取りステーション34上
の手前側を閉じた状態の、第5図(b)に左右の扉1,2
について段取りステーション34上の手前側を開放した状
態の、いずれも工作機械の段取りステーション34附近の
右側面を示す。
左右の扉1,2の側板4には第1の実施例と同様の支持金
具8が取付けられており、その側板4の外周の一部をな
す曲線部は、支持金具8を中心とした円弧によって構成
され、第5図(a)における加工テーブル側下方には、
旋回時に段取りステーション34と干渉するのを避けるた
めの面取り部4aを有する。
段取りステーション34の左右両側面に固着された支柱38
の上部には丸穴40が設けられ、左右の扉1,2の支持金具
8が回転自在に支持されている。
上記構成によれば、左右の扉1,2を開閉する際に全体カ
バー41の開口部41aとのクリヤランスを最小の寸法で一
定にすることができる。
また左右の扉1,2は支柱38のみによって支持され、第1
の実施例のようなローラ9およびローラガイド44は使用
していないので部品点数を少なくできる。
「考案の効果」 以上述べたように、本考案による工作機械の扉装置は、
扉がワークを搬入搬出する開口を閉じ段取領域の手前側
と上側及び両側を閉じた状態では、前記段取領域の後側
が開放されていて、加工領域との間で前記開口を通じて
ワークの搬入・搬出が可能となり、扉を旋回して段取領
域の手前側を開放するにつれて、段取領域の上側と後側
が閉じられ、その後側により前記開口が閉じられる。従
って、一時的にも加工領域が全開状態になることはな
く、加工領域からの切粉や切削液の飛散を防止するとと
もに、ワークを加工領域から段取領域へ搬出後、扉を旋
回して手前側を開けるという1回の動作で段取作業が可
能になり、段取作業終了後は、扉を旋回して手前側を閉
じるという1回の動作でワークを段取領域から加工領域
へ搬入可能になって、ワーク搬送時間が短縮されるとと
もに、扉を扱う回数が従来の半分ですむという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による工作機械の扉装置を備える工作機
械の、前記扉装置をはずした状態を示す側面図、第2図
は本考案の第1の実施例による工作機械の扉装置を構成
する左右の扉を示す斜視図、第3図は前記扉装置を備え
た工作機械を示す側面図、第4図は上記工作機械の平面
図、第5図は本考案の第2の実施例による工作機械の扉
装置を備えた工作機械を示す側面図である。 1,2……扉、33……加工テーブル(加工領域)、34……
段取りステーション(段取領域)、38……支柱、41……
全体カバー、41a……開口部(開口)、51,52……ワー
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工領域の手前に段取領域を有し、前記加
    工領域内にて一のワークを加工中に、前記段取領域にて
    他のワークの段取作業を可能とし、前記段取領域と前記
    加工領域との間にワークを搬入・搬出する開口を設けた
    カバーにより前記段取領域以外の全体を覆うようにした
    工作機械において、 前記開口を閉じるとともに前記段取領域の手前側と上側
    及び両側を覆う扉を設け、該扉の両側を前記段取領域の
    両側に立設した支柱により旋回可能に支持し、該扉を旋
    回させることにより前記段取領域の手前側を開放すると
    ともに、該段取領域を覆っていた前記扉の上側及び手前
    側とにより、該段取領域の後側及び上側を覆うようにし
    たことを特徴とする工作機械の扉装置。
JP9127588U 1988-07-08 1988-07-08 工作機械の扉装置 Expired - Lifetime JPH0647629Y2 (ja)

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JP9127588U JPH0647629Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 工作機械の扉装置

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JP9127588U JPH0647629Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 工作機械の扉装置

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JPH0215246U JPH0215246U (ja) 1990-01-30
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JPH0215246U (ja) 1990-01-30

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