JPH0796432A - シャルピー試験片加工用マシニングセンタ及び加工装置 - Google Patents

シャルピー試験片加工用マシニングセンタ及び加工装置

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JPH0796432A
JPH0796432A JP5261899A JP26189993A JPH0796432A JP H0796432 A JPH0796432 A JP H0796432A JP 5261899 A JP5261899 A JP 5261899A JP 26189993 A JP26189993 A JP 26189993A JP H0796432 A JPH0796432 A JP H0796432A
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test piece
mounting surface
block material
machining center
machining
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Application number
JP5261899A
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English (en)
Inventor
Masaki Yoshioka
正樹 吉岡
Norio Watanabe
教雄 渡辺
Ryuei Kase
隆栄 嘉瀬
Tomonori Honma
与典 本間
Tadashi Sakai
忠司 酒井
Hirokazu Oikawa
ひろかず 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Tsugami Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Tsugami Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平板状のブロック材から複数のシャルピー試
験片を製造する工程を1台のマシニングセンタによって
実施可能とする。 【構成】 マシニングセンタのワーク用主軸の先端に、
角筒部48を備えたワーク保持治具46を取り付け、そ
の角筒部48の外周に第一取付面48a、第二取付面4
8b、第三取付面48c、第四取付面48dを形成し、
各取付面にブロック3材又は試験片4をそれぞれ所望の
姿勢でクランプするクランプ装置を設けておき、第一取
付面にブロック材を保持させて工具50による一次工程
の加工を行い、次いでそのブロック材を第二取付面に移
して二次工程の加工を行い、次いで第三取付面に移して
三次工程の加工を行い、その後、第四取付面に移して四
次工程の加工を行うという動作によってシャルピー試験
片を製造することができる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鉄所等で生産した鉄
鋼材料の品質試験に用いるシャルピー試験片を製造する
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、製鉄所で製造した鉄鋼材料の
品質保証を行うため、製造した鉄鋼材料から試験片を採
取し、その試験片を用いて機械的性質を材料試験によっ
て計測しており、その試験片の一つとして、シャルピー
試験片が知られている。図5に示すように、このシャル
ピー試験片1は、幅10mm×高さ10mm×長さ55
mmの角柱の1側面の中央にノッチ2を入れたものであ
る。
【0003】通常、シャルピー試験片1を作るには、ま
ず、図6に示す平板状のブロック材3を製造し、次いで
このブロック材3を工作機械によって切削加工し、所定
サイズの且つ所定の仕上げ精度の複数の試験片4を切り
出し、ノッチ加工を施してシャルピー試験片としてい
た。このように、ブロック材3から複数のシャルピー試
験片1を製造するには、ブロック材3の表裏面3a、3
b、両側面3c、3d、両端面3e、3fをそれぞれ所
定サイズに且つ所定の精度に切削加工し、各試験片4間
を切断加工するとともにその切断面を所定の精度に切削
加工し、ノッチ加工を施すという複数の加工工程が必要
であり、従来は、この複数の加工を行うため、複数の工
作機械を用意しておき、それぞれの工作機械で所定の加
工を施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
方法では、複数の工作機械を準備しなければならず、設
備費が大きいという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為
されたもので、1台の工作機械でありながら平板状のブ
ロック材からシャルピー試験片を製造することの可能な
シャルピー試験片加工用マシニングセンタを提供するこ
とを目的とする。
【0006】また、本発明はそのシャルピー試験片加工
用マシニングセンタを用い、シャルピー試験片の製造を
自動的に行うことの可能なシャルピー試験片加工装置を
提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成すべく検討の結果、工作機械としてマシニングセン
タを用いれば種々な加工が可能であり、そのマシニング
センタのワーク用主軸に、ワーク(ブロック材)を複数
の姿勢で保持させる機能を持たせることにより、1台の
マシニングセンタによって、1個の平板状のブロック材
から複数のシャルピー試験片を削り出すことが出来るこ
とに着目し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明のシャルピー試験片加工
用マシニングセンタは、ワーク用主軸に、該ワーク用主
軸の軸線に平行な第一取付面、第二取付面、第三取付
面、第四取付面を有するワーク保持治具を取り付けたも
のであり、そのワーク保持治具の前記第一取付面には、
前記ワーク用主軸の軸線方向に開閉し、ワークであるブ
ロック材を前記ワーク用主軸の軸線に対して直角に立て
た状態で且つ前記ブロック材の表裏面をはさみ付けて保
持する第一クランプ装置を設け、前記第二取付面には、
前記ワーク用主軸の軸線方向に開閉し、前記ブロック材
を前記ワーク用主軸の軸線に対して平行に且つ前記ブロ
ック材の両側面をはさみ付けて保持する第二クランプ装
置を設け、前記第三取付面には、前記ワーク用主軸の軸
線方向に開閉し、前記ブロック材を前記ワーク用主軸の
軸線に対して平行に且つ前記ブロック材の両端面をはさ
み付けて保持する第三クランプ装置を設け、前記第四取
付面には、前記ワーク用主軸の軸線に直角方向に並べて
配置される、前記ブロック材から切り出された複数の試
験片の両端近傍を押さえ付けて保持する第四クランプ装
置を設けたことを特徴とする。
【0009】また、本発明のシャルピー試験片加工装置
は、上記したシャルピー試験片加工用マシニングセンタ
と、シャルピー試験片を製造するための平板状のブロッ
ク材を多数、ストックしておく素材ストッカと、製造し
たシャルピー試験片をストックする完成品ストッカと、
前記素材ストッカからブロック材を取り出して前記マシ
ニングセンタに供給し、前記マシニングセンタの第一取
付面、第二取付面、第三取付面、第四取付面間でブロッ
ク材の移載を行い、且つ前記マシニングセンタで製造し
たシャルピー試験片を完成品ストッカへ搬出するための
NCローダを有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記した本発明のシャルピー試験片加工用マシ
ニングセンタでは、ワーク保持治具の第一取付面に図7
に示すようにブロック材3を立てた状態で供給すること
により、そのブロック材3を、その表裏面3a、3bを
第一クランプ装置を用いて矢印で示すクランプ方向には
さみ付けて保持でき、この状態でそのブロック材3の両
側面3c、3dを所定の寸法、精度に切削加工し且つ必
要なバリ取り加工を行うことができる(一次工程)。次
に、両側面3c、3dを切削加工した後のブロック材3
をワーク保持治具の第二取付面に図8に示す姿勢で供給
することにより、そのブロック材3を、その両端面3
c、3dを第二クランプ装置を用いて矢印で示すクラン
プ方向にはさみ付けて保持でき、この状態でそのブロッ
ク材3の表面3aと両端面3e、3fを所定の精度に切
削加工し、必要なバリ取り加工を行い、且つ仕上げた端
面3eに所望の文字、記号等5を刻印できる(二次工
程)。
【0011】次に、二次工程を終了したブロック材3を
ワーク保持治具の第三取付面に図9に示す姿勢で供給す
ることにより、そのブロック材3を、裏面3bを上向き
とし且つ両側面3e、3fを第三クランプ装置を用いて
矢印で示すクランプ方向にはさみ付けて保持でき、この
状態でそのブロック材3の裏面3bを所定の精度に切削
加工し、次いでそのブロック材3を切断して複数の試験
片4に分割すると共に各試験片4の側面(切断面)を所
定の精度に切削加工し、必要なバリ取り加工を行うこと
ができる(三次工程)。次に、三次工程で作られた複数
の試験片4を、図10に矢印で示すように90°回転さ
せ且つ密着させた後、図11に示すようにワーク保持治
具の第四取付面に供給することにより、その試験片4を
第四クランプ装置を用いて矢印で示すクランプ方向に締
め付けて保持でき、この状態でその試験片4の上面中央
にノッチ加工を行い、必要に応じバリ取り加工を行い、
シャルピー試験片を形成することができる(四次工
程)。かくして、1台のマシニングセンタを用いてブロ
ック材3から複数のシャルピー試験片1を製造できる。
なお、四次工程のノッチ加工する際の工具の移動方向の
最下流側の試験片4をダミー材としておくと、バリ取り
加工を省略できる。
【0012】上記構成のシャルピー試験片加工装置で
は、NCローダが、素材ストッカからブロック材を取り
出して前記マシニングセンタに供給し、マシニングセン
タによる加工の進展に伴い、マシニングセンタに設けて
いるワーク保持治具の第一取付面、第二取付面、第三取
付面、第四取付面間でブロック材の移載を行い、加工終
了後は、出来上がったシャルピー試験片をマシニングセ
ンタから完成品ストッカへ搬出することができ、シャル
ピー試験片を自動的に製造できる。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図2は本発明の1実施例によるシャルピー試験
片加工装置全体を概略的に示す平面図であり、10はシ
ャルピー試験片加工用マシニングセンタ、12は、シャ
ルピー試験片を製造するための平板状のブロック材を多
数、ストックしておく素材ストッカ、14は、製造した
シャルピー試験片をストックする完成品ストッカ、16
は、素材ストッカ12からブロック材を取り出してマシ
ニングセンタ10に供給し、マシニングセンタ10に設
けているワーク保持治具の第一取付面、第二取付面、第
三取付面、第四取付面間でブロック材の移載を行い、且
つマシニングセンタ10で製造したシャルピー試験片を
完成品ストッカ14へ搬出するためのNCローダ、18
はそのNCローダ16を走行させるよう保持したレール
であり、マシニングセンタ10、素材ストッカ12、完
成品ストッカ14の上方若しくはその近傍に配置されて
いる。
【0014】NCローダ16は、レール18に支持され
て走行する走行台19と、その走行台19に、レール1
8に対してほぼ直角に且つ水平になるように設けられた
支持ガイド20等を備えている。その支持ガイド20に
は、図4に示すように、その支持ガイド20に支持され
て走行するようキャリア21が保持されており、そのキ
ャリア21には垂直な支持軸22を介して把持具23
が、上下動可能に且つ垂直な軸線を中心として回転可能
に保持されている。この把持具23はその下面に、ワー
クを掴む一対の把持爪24を備えている。かくして、把
持具23を下降させて、下方に置かれているブロック材
3を一対の把持爪24でつかんで持上げ、所望の位置に
運んで降ろすことができ、また、その際把持具23を回
転させることにより、ブロック材3の向きを変えること
もできる。
【0015】図2において、シャルピー試験片加工用マ
シニングセンタ10に近接した位置には、把持具23に
保持したブロック材を持ち替えるために、ブロック材を
一時的に乗せるための持ち替え用置台26と、水平に置
かれたブロック材の上下を反転させる反転台27と、把
持具23に間隔をあけて平行に保持された複数の試験片
を受け取り、各試験片を90°回転させ且つ互いに密着
させる試験片回転台28が配置されている。
【0016】図3はシャルピー試験片加工用マシニング
センタ10の概略構成を示す斜視図である。図3におい
て、31は垂直に設けられたベッド、32は工具を保持
して回転する工具用主軸、33はその工具用主軸32を
水平に保持した主軸台である。この主軸台33はベッド
31の側面に、工具用主軸32の軸線方向(即ちZ軸方
向)に移動可能に設けられており、サーボモータ(図示
せず)によってZ軸方向に往復動させられる構成となっ
ている。35は主軸台33の上方に設けられた自動工具
交換装置、36は工具交換アームである。この自動工具
交換装置35は、その上方に設けられている工具マガジ
ン(図示せず)と工具用主軸32との間で交互交換を行
うものであり、これにより、所望の工具を工具用主軸3
2に取り付けることができる。
【0017】38は、水平に且つ工具用主軸32に直角
に配置されたワーク用主軸、39はそのワーク用主軸3
8を回転可能に且つ軸線方向(Y軸方向)に移動可能に
保持したX軸スライドである。このX軸スライド39は
ベッド31の側面に垂直方向(X軸方向)に移動可能に
設けられており、且つX軸サーボモータ40によって上
下動させられる構成となっている。前記したワーク用主
軸38には、そのワーク用主軸38をY軸方向に往復動
させるサーボモータ(図示せず)及び割出し回転させる
割出用サーボモータ42が連結されている。ワーク用主
軸38の先端にはパレット44が取り付けられている。
かくして、このパレット44に加工すべきワークを取り
付けることにより、そのワークをワーク用主軸38で割
出し回転させ且つX軸及びY軸方向に移動させることが
でき、また、工具用主軸32に取り付けた工具を回転さ
せ且つZ軸方向に移動させることができ、ワークに対す
る各種の加工を行うことができる。なお、マシニングセ
ンタ10の図3に示した部分の構成は従来公知であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0018】従来のマシニングセンタでは図3に示した
パレット44に直接ワークを取り付けて加工を行ってい
るが、本実施例のシャルピー試験片加工用マシニングセ
ンタ10では、そのパレット44にワーク保持治具(図
3では図示せず)を固定し、そのワーク保持治具に加工
すべきワークを取り付ける構成としている。以下、その
ワーク保持治具を詳細に説明する。
【0019】図1はワーク用主軸に取り付けているパレ
ット44に取り付けたワーク保持治具46及びそのワー
ク保持治具46に設けている各部品を概略的に示す正面
図である。ワーク保持治具46は、パレット44に取り
付けるためのフランジ部47とそのフランジ部47に直
角に形成された角筒部48を有している。この角筒部4
8の外面には、ワーク用主軸の軸線(Y軸)に平行な第
一取付面48a、第二取付面48b、第三取付面48
c、第四取付面48dが形成され、各取付面にはそれぞ
れワークを保持するためのクランプ装置が設けられてい
る。なお、50は工具用主軸(図示せず)に取り付けら
れた正面フライス等の工具である。
【0020】図12はワーク保持治具46の第一取付面
48a及びそれに取り付けている部品を上面から見た概
略平面図、図13はその概略断面図である。なお、図1
2においてワーク保持治具46の他の取付面に取り付け
ている部品は図示を省略している。この第一取付面48
aはブロック材3を図7に示す状態で保持し、一次加工
を施すためのものであり、角筒部48の先端に固定して
設けられたストッパ52と、それにブロック材3を押し
付けるように設けられたプッシャ53及び油圧又は空圧
シリンダ機構54と、ブロック材3の下端を支持するベ
ース板55を備えている。このストッパ52、プッシャ
53、シリンダ機構54等は、ワーク用主軸の軸線方向
(Y軸方向)に開閉し、ブロック材3をワーク用主軸の
軸線に対して直角に立てた状態で且つブロック材の表裏
面3a、3bをはさみ付けて保持する第一クランプ装置
を構成する。
【0021】ここで、図12から良く分かるように、ブ
ロック材3をはさみ付けるストッパ52及びプッシャ5
3の幅は、ブロック材3の幅(両側面3c、3d間)よ
りも小さくなっており、従って、図14(a)に示すよ
うに、そのブロック材3の側面3dを工具50によって
切削加工することができ、また、ブロック材3を保持し
た角筒部48をパレット44と共に180°回転させ、
図14(b)に示すようにブロック材3を下向きとする
ことにより、そのブロック材3の側面3cを工具50に
よって切削加工することができる。
【0022】図15は、ワーク保持治具46を第二取付
面48bが上向きとなる位置に回転させた状態で、その
第二取付面48b及びそれに取り付けている部品を上面
から見た概略平面図、図16はその概略断面図である。
なお、図15においてもワーク保持治具46の他の取付
面に取り付けている部品は図示を省略している。この第
二取付面48bは、ブロック材3の両側面3c、3dを
所定サイズ、所定精度に加工した後、そのブロック材3
を図8に示す状態で保持し、二次加工を施すためのもの
であり、角筒部48の先端に固定して設けられたストッ
パ57と、それにブロック材3を押し付けるように設け
られたプッシャ58及び油圧又は空圧シリンダ機構59
と、ブロック材3の裏面3bを支持するベース60を備
えている。このストッパ57、プッシャ58、シリンダ
機構59等は、ワーク用主軸の軸線方向(Y軸方向)に
開閉し、ブロック材3をワーク用主軸の軸線に対して平
行に且つブロック材3の両側面3c、3dをはさみ付け
て保持する第二クランプ装置を構成する。
【0023】ここで、図15から良く分かるように、ブ
ロック材3をはさみ付けるストッパ57及びプッシャ5
8の幅は、ブロック材3の幅(両端面3e、3f間)よ
りも小さくなっており、図17(a)、(c)に示すよ
うにそのブロック材3の両端面3e、3fのいずれをも
工具50によって切削加工することができ、且つその加
工後の端面に必要な刻印を行うことができる。また、図
16から良く分かるように、ストッパ57及びプッシャ
58は、ブロック材3の表面3aよりも低い位置をはさ
み付けており、このため、図17(b)に示すようにそ
のブロック材3の表面3aを工具50によって切削加工
することができる。なお、第二取付面48bには2組の
ストッパ57及びプッシャ58を設けているが、本発明
はこの構成に限らず、1組のみとしてもよい。
【0024】図18は、ワーク保持治具46を第三取付
面48cが上向きとなる位置に回転させた状態で、その
第三取付面48c及びそれに取り付けている部品を上面
から見た概略平面図、図19はその概略断面図である。
なお、図18においてもワーク保持治具46の他の取付
面に取り付けている部品は図示を省略している。この第
三取付面48cは、ブロック材3の表面3a、両側面3
c、3d、両端面3e、3fを所定サイズ、所定精度に
加工し、端面に刻印を施した後、そのブロック材3を図
9(a)に示す状態で保持し、三次加工を施すためのも
のであり、角筒部48の先端に固定して設けられたスト
ッパ63と、それにブロック材3を押し付けるように設
けられたプッシャ64及び油圧又は空圧シリンダ機構6
5と、ブロック材3の表面3aを支持するベース66を
備えている。このストッパ63、プッシャ64、シリン
ダ機構65等は、ワーク用主軸の軸線方向(Y軸方向)
に開閉し、ブロック材3をワーク用主軸の軸線に対して
平行に且つブロック材3の両端面3e、3fをはさみ付
けて保持する第三クランプ装置を構成する。
【0025】ここで、図19から良く分かるように、ス
トッパ63及びプッシャ64は、ブロック材3の裏面3
bよりも低い位置をはさみ付けており、このため、図2
0(b)に示すようにそのブロック材3の裏面3bを工
具50によって切削加工することができる。また、図1
8〜図20から良く分かるように、ストッパ63及びプ
ッシャ64の、ブロック材3の切断すべき部分に対応す
る位置には、それぞれ溝67、68が形成されており、
またベース66にも溝69が形成されている。かくし
て、これらの溝67〜69を利用して、図20(c)に
示すように、エンドミル等の工具50をブロック材3に
切込み、ブロック材3を切断して複数の試験片4(図9
参照)に切り離し、且つその切断面を所定のサイズ、精
度に切削加工することができる。
【0026】図21は、ワーク保持治具46を第四取付
面48dが上向きとなる位置に回転させた状態で、その
第四取付面48d及びそれに取り付けている部品を上面
から見た概略平面図、図22はその概略断面図、図23
は図21の装置でノッチ加工を行う状態を、図21の矢
印D−D方向に見た概略断面図である。なお、図21に
おいてもワーク保持治具46の他の取付面に取り付けて
いる部品は図示を省略している。この第四取付面48d
は、複数の試験片4を密着させた状態で、図11(a)
に示す状態で保持し、四次加工を施すためのものであ
り、角筒部48の先端に固定して設けられたストッパ7
1と、複数の試験片4を支持するベース72と、試験片
4をストッパ71に軽く押し付け、複数の試験片間を密
着状態に保つように設けられたプッシャ73及び油圧又
は空圧シリンダ機構74と、ベース72の両側に設けら
れ試験片4の両端位置を規制するガイド75と、複数の
試験片の両端近傍を押さえ付けて保持する第四クランプ
装置77等を有している。
【0027】この第四クランプ装置77は、回転軸78
に取り付けられたクランプ爪79と、その回転軸78及
びクランプ爪79を回転及び昇降させる油圧或いは空圧
式の駆動機構80を備えており、クランプ爪79を図2
1、図22に示す待機位置と、図23に示す作動位置に
移動可能としている。従って、クランプ爪79を図2
1、図22に示す待機位置とした状態で、複数の試験片
4をベース72の上に乗せ、プッシャ73でストッパ7
1に押し付けた後、クランプ爪79を90°回転させて
その先端を試験片4の端部上方に移動させ、次いでその
クランプ爪79を下降させることにより、図23に示す
ように、そのクランプ爪79の先端で複数の試験片4の
両端近傍を押さえ付けて保持することができ、その逆の
手順で試験片4を解放できる。また、図23に示すよう
に複数の試験片4を保持した状態で、その上面に、ノッ
チ加工用の回転刃である工具50を切り込ませることに
より、ノッチ加工を行うことができる。
【0028】図24は、マシニングセンタ10(図2参
照)の近接位置に配置された反転台27の動作を説明す
る概略側面図である。この反転台27は、適当な間隔を
開けて配置された支持板83と、その支持板83に対し
て支点84を中心として回転可能な回転板85と、その
回転板85を回転させる回転装置(図示せず)とを有し
ており、図24(a)に示すように回転板85の上にブ
ロック材3を乗せた後、回転板85を図24(b)、
(c)に示すように回転させることによって、そのブロ
ック材3の上下を反転させることができるものである。
【0029】図25は、マシニングセンタ10(図2参
照)の近接位置に配置された試験片回転台28の動作を
説明する概略側面図、図26は図25(b)に示す状態
の試験片回転台28の概略平面図である。この試験片回
転台28は、水平な支持面90aとそれに直角なストッ
パ90bを備えた支持板90と、上面に鋸刃状の支持面
91aを備えた昇降板91及びその駆動装置(図示せ
ず)と、支持板90に支持された試験片4をストッパ9
0bに押し付けるプッシャ92及びその駆動装置(図示
せず)等を備えている。
【0030】この構成の試験片回転台28の動作は次の
ように行われる。すなわち、図25(a)に示すよう
に、NCローダの一対の把持爪24で互いに間隔をあけ
た状態で保持して運んで来た複数の試験片4を、水平な
支持面90aよりも上方に位置した鋸刃状の支持面91
aに降ろすと、その試験片4は図25(b)に示すよう
に45°よりも大きい角度回転した状態に保持される。
次いで、昇降板91が図25(c)に示す位置に降下
し、試験片4は水平の支持面90a上に保持される。こ
の際、試験片4が回転し、把持爪24で保持された状態
から90°回転した状態となる。その後、図25(d)
に示すようにプッシャ92が前進することにより、複数
の試験片4をストッパ90bに押し付け、試験片4同志
を密着させることができる。
【0031】次に、上記構成のシャルピー試験片加工装
置全体及びシャルピー試験片加工用マシニングセンタ1
0の動作を説明する。なお、図示は省略しているが、こ
のシャルピー試験片加工装置には制御装置が設けられて
おり、以下に示す動作を自動制御する構成となってい
る。
【0032】図2において、素材ストッカ12には予め
多数のブロック材3(図6参照)が立てた状態で保管さ
れている。先ず、NCローダ16が素材ストッカ12の
上方に移動し、把持具23の把持爪24(図4参照)で
一つのブロック材3の上端をつかんで取り出し、その
後、そのNCローダ16がマシニングセンタ10の上方
に移動する。この時、マシニングセンタ10のワーク用
主軸38に取り付けられているワーク保持治具46(図
1、図12、図13参照)は第一取付面48aを上側と
し、且つプッシャ53を引っ込めた状態で待機してお
り、NCローダ16はブロック材3をその第一取付面4
8aのプッシャ53とストッパ52の間に供給する。そ
の後、プッシャ53が前進し、ストッパ52と協働して
ブロック材3の表裏面3a、3bをはさみ付けて固定す
る。従って、ブロック材3は図7に示すように表裏面3
a、3bをクランプされて保持される。
【0033】その後、マシニングセンタ10は第一取付
面48aに保持しているブロック材3に対して一次工程
の加工を行う。すなわち、図14(a)に示すように、
第一取付面48aを上向きとした状態で、ブロック材3
の側面3dを工具50によって所定のサイズ、精度に切
削加工し(必要に応じ、工具を変えて粗加工、仕上げ加
工を行い)、必要に応じバリ取り加工を行う。次いで、
ワーク用主軸を180°回転させて、図14(b)に示
すように、第一取付面48aを下向きとし、その状態
で、ブロック材3の反対側の側面3cを工具50によっ
て所定のサイズ、精度に切削加工し、必要に応じバリ取
り加工を行う。以上により一次工程が終了し、図7にお
いてブロック材3の両側面3c、3dの二点鎖線で示す
部分が除去され、両側面3c、3dが所定サイズ、所定
精度に加工される。
【0034】一次工程終了後、ワーク用主軸が回転して
再び第一取付面48aを上向きとし、その第一取付面4
8aからNCローダ16が一次工程終了後のブロック材
3を取り出し、マシニングセンタ10の近傍に設けてい
る持ち替え用置台26に、水平に且つ裏面3bが下にな
るように乗せる。次いで、そのブロック材3を水平に保
った状態でNCローダ16で持上げ、再びマシニングセ
ンタ10に運ぶ。この時までに、ワーク保持治具46は
第二取付面48bが上向きとなるように回転しており、
NCローダ16は保持しているブロック材3を第二取付
面48bに、図15に示す姿勢で供給し、プッシャ58
とストッパ57はそのブロック材3の両側面3c、3d
をはさみ付けて固定する。従って、ブロック材3は図8
(a)に示すように両側面3c、3dをクランプされて
保持される。
【0035】その後、マシニングセンタ10は第二取付
面48bに保持しているブロック材3に対して二次工程
の加工を行う。すなわち、図17(a)に示すように、
第二取付面48bを上向きとした状態で、ブロック材3
の端面3fを工具50によって所定のサイズ、精度に切
削加工し(必要に応じ、工具を変えて粗加工、仕上げ加
工を行い)、必要に応じバリ取り加工を行う。次いで、
ワーク用主軸を90°回転させて、図17(b)に示す
ように、第二取付面48bを横向きとし、その状態で、
ブロック材3の表面3aを工具50によって所定のサイ
ズ、精度に折角加工し、必要に応じバリ取り加工を行
う。次いで、ワーク用主軸を更に90°回転させて、図
17(c)に示すように、第二取付面48bを下向きと
し、他の端面3eを工具50によって所定のサイズ、精
度に切削加工し、必要に応じバリ取り加工を行う。その
後、その端面3eの所定位置に所望の文字、記号等5を
刻印する。以上により二次工程が終了し、図8(b)に
おいてブロック材3の上面3a、両端面3e、3fの二
点鎖線で示す部分が除去され、これらの面が所定サイ
ズ、所定精度に加工される。
【0036】二次工程終了後、ワーク用主軸が回転して
再び第二取付面48bを上向きとし、その第二取付面4
8bからNCローダ16が二次工程終了後のブロック材
3を取り出し、マシニングセンタ10の近傍に設けてい
る反転台27に乗せる。反転台27では図24(a)、
(b)、(c)に示す工程により、ブロック材3を18
0°回転させ、表面3aを下向きとする。次いで、その
ブロック材3をNCローダ16が持上げ、ブロック材3
を水平面内で90°回転させ、再びマシニングセンタ1
0に運ぶ。この時までに、ワーク保持治具46は第三取
付面48cが上向きとなるように回転しており、NCロ
ーダ16は保持しているブロック材3を第三取付面48
cに、図18に示す姿勢で供給し、プッシャ64とスト
ッパ63はそのブロック材3の両端面3e、3fをはさ
み付けて固定する。従って、ブロック材3は図9(a)
に示すように両端面3e、3fをクランプされて保持さ
れる。
【0037】その後、マシニングセンタ10は第三取付
面48cに保持しているブロック材3に対して三次工程
の加工を行う。すなわち、図20(b)に示すように、
第三取付面48cを横向きとした状態で、ブロック材3
の裏面3bを工具50によって所定のサイズ、精度に切
削加工し(必要に応じ、工具を変えて粗加工、仕上げ加
工を行い)、必要に応じバリ取り加工を行う。これによ
り、図9(b)に示すように、ブロック材3の裏面3b
の二点鎖線で示す部分が除去され、この裏面が所定サイ
ズ、所定精度に加工され、結局、ブロック材3の6面全
部が加工されたこととなる。次いで、図20(c)に示
すように、工具50としてエンドミルを使用し、この工
具50をブロック材3に切込み、且つブロック材3をY
軸方向に送ることにより、ブロック材3を切断して複数
の試験片4〔図9(c)参照〕に分離し、次いで、その
切断面を再度仕上げ切削して所定のサイズ、精度に加工
し、必要に応じバリ取り加工を行う。以上により三次工
程が終了し、所定サイズ、所定精度の4本の試験片4が
形成される。
【0038】三次工程終了後、ワーク用主軸が回転して
再び第三取付面48cを上向きとし、その第三取付面4
8cからNCローダ16が三次工程によって形成された
4本の試験片4を、その両端面をはさみ付けて保持し、
従って間隔をあけた状態で保持して取り出す。次いで、
NCローダ16はその試験片4をマシニングセンタ10
の近傍に設けている試験片回転台28に乗せる。試験片
回転台28では、図25(a)に示すように、NCロー
ダの一対の把持爪24で互いに間隔をあけた状態で保持
して運んで来た複数の試験片4が、水平な支持面90a
よりも上方に位置した鋸刃状の支持面91aに降ろされ
ると、図25(b)に示すようにその支持面91aが試
験片4を或る角度回転した状態で支持し、次いで昇降板
91が図25(c)に示す位置に降下し、試験片4を水
平の支持面90a上に乗せる。これにより、試験片4が
把持爪24で保持された状態から90°回転した状態と
なる(図10参照)。その後、図25(d)に示すよう
にプッシャ92が前進して、複数の試験片4をストッパ
90bに押し付け、試験片4同志を密着させる。
【0039】次いで、互いに密着させた状態の試験片4
をNCローダ16が持上げ、再びマシニングセンタ10
に運ぶ。この時までに、ワーク保持治具46は第四取付
面48dが上向きとなるように回転しており、NCロー
ダ16は保持している試験片4を第四取付面48dに、
図21に示す姿勢で供給し、プッシャ73とストッパ7
1はその試験片4を密着した状態に保つ。次いで、第四
クランプ装置77が作動し、クランプ爪79を90°回
転させてその先端を試験片4の端部上方に移動させ、次
いでそのクランプ爪79を下降させて、図23に示すよ
うに、そのクランプ爪79の先端で複数の試験片4の両
端近傍を押さえ付けて保持する。従って、試験片4は図
11(a)に示すように、その両端近傍の上面をクラン
プされて保持される。
【0040】その後、マシニングセンタ10は第四取付
面48dに保持している試験片4に対して四次工程の加
工を行う。すなわち、図23に示すように、試験片4の
上面中央にノッチ加工用の回転刃である工具50を切り
込ませ、試験片4をY軸方向に送ることにより、試験片
4の上面にノッチ5〔図11(b)参照〕を形成し、必
要に応じバリ取り加工を行う。以上で四次工程が終了
し、4個のシャルピー試験片が製造される。なお、四次
工程のノッチ加工する際の工具50の移動方向の最下流
側の試験片4をダミー材としておくと、バリ取り加工は
省略可能である。但し、その場合、得られるシャルピー
試験片は3個となる。
【0041】四次工程終了後、その位置にて、その第四
取付面48dからNCローダ16が四次工程によって形
成された4本のシャルピー試験片を取り出し、次いで、
そのシャルピー試験片を完成品ストッカ14(図2参
照)に排出する。以上により、ブロック材3からシャル
ピー試験片1を製造する1サイクルが終了する。
【0042】なお、上記実施例では、マシニングセンタ
10のワーク用主軸38にパレット44を取り付け、そ
のパレット44にワーク保持治具46を取り付ける構成
としている。しかしながら、本発明はこの構成に限ら
ず、ワーク保持治具46を直接ワーク用主軸38に取り
付ける構成としてもよい。また、上記実施例のマシニン
グセンタ10では、ワーク用主軸38がX軸方向、Y軸
方向に移動し、工具用主軸32がZ軸方向に移動するこ
とにより、ワークと工具とを相対的に3次元方向に移動
させる構成としているが、本発明はこの構成に限らず、
ワークと工具とが相対的に3次元方向に移動できれば、
ワーク用主軸38と工具用主軸32の移動方向を適宜変
更させてもよい。例えば、ワーク用主軸38はY軸方向
にのみ移動させ、工具用主軸32をX軸方向、Z軸方向
に移動させる構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のシャル
ピー試験片加工用マシニングセンタは、ワーク用主軸
に、第一取付面、第二取付面、第三取付面、第四取付面
を備えたワーク保持治具を取り付け、その第一〜第四取
付面にそれぞれ、ブロック材、試験片等のワークをそれ
ぞれ異なる姿勢で保持可能としたことにより、第一取付
面にブロック材を保持させて一次工程の加工を行い、次
いでそのブロック材を第二取付面に保持させて二次工程
の加工を行い、そのブロック材を第三取付面に保持させ
て三次工程の加工を行って複数の試験片とし、最後にそ
の試験片を第四取付面に保持させて四次工程の加工を行
うことが可能となり、1台のマシニングセンタによっ
て、平板状のブロック材から複数のシャルピー試験片を
製造でき、従来のように複数の工作機械を用いる場合に
比べて、設備の設置スペースを小さくすると共に設備費
を削減できるという効果を有している。
【0044】また、本発明のシャルピー試験片加工装置
は、シャルピー試験片加工用マシニングセンタに加え
て、素材ストッカ、完成品ストッカを設け、且つこれら
の間でワーク(ブロック材、試験片等)を搬送するNC
ローダを設けたことにより、そのNCローダで、素材ス
トッカからブロック材を取り出してシャルピー試験片加
工用マシニングセンタに供給し、マシニングセンタによ
る加工の進展に伴い、マシニングセンタに設けているワ
ーク保持治具の第一取付面、第二取付面、第三取付面、
第四取付面間でブロック材の移載を行い、加工終了後
は、出来上がったシャルピー試験片をマシニングセンタ
から完成品ストッカへ搬出することができ、シャルピー
試験片の加工工程を自動化できるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるシャルピー試験片加工用
マシニングセンタのワーク用主軸に取り付けたワーク保
持治具の概略正面図
【図2】本発明の1実施例によるシャルピー試験片加工
装置全体の概略平面図
【図3】上記実施例のシャルピー試験片加工用マシニン
グセンタの要部の概略斜視図
【図4】NCローダの要部の概略側面図
【図5】シャルピー試験片の概略斜視図
【図6】シャルピー試験片を製造するための素材である
ブロック材の概略斜視図
【図7】ブロック材への加工の一次工程におけるクラン
プ方向及び切削領域を示すブロック材の概略斜視図
【図8】(a)はブロック材への加工の二次工程におけ
るクランプ方向を示すブロック材の概略斜視図 (b)はブロック材への加工の二次工程における切削領
域を示すブロック材の概略斜視図
【図9】(a)はブロック材への加工の三次工程におけ
るクランプ方向を示すブロック材の概略斜視図 (b)はブロック材への加工の三次工程の前期における
切削領域を示すブロック材の概略斜視図 (c)はブロック材への加工の三次工程の後期における
切削領域を示すブロック材の概略斜視図
【図10】三次工程によって製造した複数の試験片を、
次の工程のために回転させる状態を示す概略斜視図
【図11】(a)は試験片への加工の四次工程における
クランプ方向を示す試験片の概略斜視図 (b)は試験片への加工の四次工程における切削領域を
示す試験片の概略斜視図
【図12】上記実施例におけるワーク保持治具46の第
一取付面48a及びそれに取り付けている部品を上面か
ら見た概略平面図
【図13】図12に示す部分の概略断面図
【図14】(a)は図13のA−A矢視概略断面図 (b)はワーク保持治具46を上記(a)に示す位置よ
り180°回転させた状態で示す(a)と同様な概略断
面図
【図15】上記実施例におけるワーク保持治具46を第
二取付面48bが上向きとなる位置に回転させた状態
で、その第二取付面48b及びそれに取り付けている部
品を上面から見た概略平面図
【図16】図15に示す部分の概略断面図
【図17】(a)は図16のB−B矢視概略断面図 (b)はワーク保持治具46を上記(a)に示す位置よ
り90°回転させた状態で示す(a)と同様な概略断面
図 (c)はワーク保持治具46を上記(a)に示す位置よ
り180°回転させた状態で示す(a)と同様な概略断
面図
【図18】上記実施例におけるワーク保持治具46を第
三取付面48cが上向きとなる位置に回転させた状態
で、その第三取付面48c及びそれに取り付けている部
品を上面から見た概略平面図
【図19】図18に示す部分の概略断面図
【図20】(a)は図19のC−C矢視概略断面図 (b)はワーク保持治具46を上記(a)に示す位置よ
り90°回転させた状態で示す(a)と同様な概略断面
図 (c)はブロック材3を切断加工する状態を示す上記
(b)と同様な概略断面図
【図21】上記実施例におけるワーク保持治具46を第
四取付面48dが上向きとなる位置に回転させた状態
で、その第四取付面48d及びそれに取り付けている部
品を上面から見た概略平面図
【図22】図21に示す部分の概略断面図
【図23】図21、図22に示す装置を、試験片4をク
ランプし且つノッチ加工する状態で、且つ図21の矢印
D−D方向に見て示す概略断面図
【図24】(a)、(b)、(c)は、反転台27の動
作を説明する概略側面図
【図25】(a)、(b)、(c)、(d)は、試験片
回転台28の動作を説明する概略側面図
【図26】図25(b)に示す状態の試験片回転台28
の概略平面図
【符号の説明】
1 シャルピー試験片 2 ノッチ 3 ブロック材 4 試験片 10 シャルピー試験片加工用マシニングセンタ 12 素材ストッカ 14 完成品ストッカ 16 NCローダ 18 レール 23 把持具 24 把持爪 26 持ち替え用置台 27 反転台 28 試験片回転台 31 ベッド 32 工具用主軸 38 ワーク用主軸 44 パレット 46 ワーク保持治具 47 フランジ部 48 角筒部 48a 第一取付面 48b 第二取付面 48c 第三取付面 48d 第四取付面 50 工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嘉瀬 隆栄 新潟県長岡市東蔵王1丁目1番1号 株式 会社ツガミ長岡工場内 (72)発明者 本間 与典 新潟県長岡市東蔵王1丁目1番1号 株式 会社ツガミ長岡工場内 (72)発明者 酒井 忠司 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友金 属工業株式会社鹿島製鉄所内 (72)発明者 及川 ひろかず 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友金 属工業株式会社鹿島製鉄所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の平板状のブロック材から複数のシ
    ャルピー試験片を削り出すためのマシニングセンタであ
    って、工具用主軸と、該工具用主軸に直角方向に配置さ
    れたワーク用主軸と、該ワーク用主軸に取り付けられた
    ワーク保持治具を備え、該ワーク保持治具が、ワーク用
    主軸の軸線に平行な第一取付面、第二取付面、第三取付
    面、第四取付面を有しており、前記第一取付面には、前
    記ワーク用主軸の軸線方向に開閉し、ワークであるブロ
    ック材を前記ワーク用主軸の軸線に対して直角に立てた
    状態で且つ前記ブロック材の表裏面をはさみ付けて保持
    する第一クランプ装置が設けられ、前記第二取付面に
    は、前記ワーク用主軸の軸線方向に開閉し、前記ブロッ
    ク材を前記ワーク用主軸の軸線に対して平行に且つ前記
    ブロック材の両側面をはさみ付けて保持する第二クラン
    プ装置が設けられ、前記第三取付面には、前記ワーク用
    主軸の軸線方向に開閉し、前記ブロック材を前記ワーク
    用主軸の軸線に対して平行に且つ前記ブロック材の両端
    面をはさみ付けて保持する第三クランプ装置が設けら
    れ、前記第四取付面には、前記ワーク用主軸の軸線に直
    角方向に並べて配置される、前記ブロック材から切り出
    された複数の試験片の両端近傍を押さえ付けて保持する
    第四クランプ装置が設けられていることを特徴とするシ
    ャルピー試験片加工用マシニングセンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシャルピー試験片加工
    用マシニングセンタと、シャルピー試験片を製造するた
    めの平板状のブロック材を多数、ストックしておく素材
    ストッカと、製造したシャルピー試験片をストックする
    完成品ストッカと、前記素材ストッカからブロック材を
    取り出して前記マシニングセンタに供給し、前記マシニ
    ングセンタの第一取付面、第二取付面、第三取付面、第
    四取付面間でブロック材の移載を行い、且つ前記マシニ
    ングセンタで製造したシャルピー試験片を完成品ストッ
    カへ搬出するためのNCローダを有することを特徴とす
    るシャルピー試験片加工装置。
  3. 【請求項3】 前記NCローダが、前記マシニングセン
    タ、素材ストッカ、完成品ストッカの上方若しくはその
    近傍に配置されたレールに支持されて走行する走行台
    と、該走行台に、前記レールに対してほぼ直角に且つ水
    平になるように設けられた支持ガイドと、該支持ガイド
    に支持されて走行するキャリアと、該キャリアに上下動
    可能に且つ垂直な軸線を中心として回転可能に保持さ
    れ、ワークを掴む一対の把持爪を備えた把持具とを有す
    ることを特徴とする請求項2記載のシャルピー試験片加
    工装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記シャルピー試験片加工用マシ
    ニングセンタに近接した位置に、前記把持具に保持した
    ブロック材を持ち替えるために、ブロック材を一時的に
    乗せるための持ち替え用置台と、水平に置かれたブロッ
    ク材の上下を反転させる反転台と、前記把持具に間隔を
    あけて平行に保持された複数の試験片を受け取り、各試
    験片を90°回転させ且つ互いに密着させる試験片回転
    台とを配置していることを特徴とする請求項3記載のシ
    ャルピー試験片加工装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001018527A1 (fr) * 1999-09-07 2001-03-15 Japan As Represented By Director General Of National Agriculture Research Center,Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries Procede et dispositif de traitement de matieres
KR101015068B1 (ko) * 2008-12-29 2011-02-16 김휘승 충격시험용 충격시편 가공기
KR101356061B1 (ko) * 2011-10-04 2014-01-28 주식회사 포스코 충격시험편용 가공편 자동 제조장치
CN113732633A (zh) * 2021-09-22 2021-12-03 牧野机床(中国)有限公司 一种组合件的加工方法
CN114589550A (zh) * 2022-03-01 2022-06-07 中航金属材料理化检测科技有限公司 用于夏比冲击试验的试样u型缺口的加工方法

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