JP6682240B2 - 鉄道車両用ブロック結合構造及びそれを用いた鉄道車両用構体 - Google Patents

鉄道車両用ブロック結合構造及びそれを用いた鉄道車両用構体 Download PDF

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本発明は、窓開口部を形成された外板を有する複数の窓ブロックと、外板より板厚が厚い入口フレームによって入口開口部が形成された複数の側入口ブロックと、窓ブロックと側入口ブロックとを結合する結合部材とを有する鉄道車両用ブロック結合構造及びそれを用いた鉄道車両用構体に関する。
鉄道車両は、一対の側構体の上部に屋根構体を接合し、下部に台枠を接合し、前後端部に妻構体を接合することにより、車両が箱形に設けられている。車体は、例えば、車体長が約20m、車体幅が約3m、車体高さが約2.5mと大きい。そのため、側構体は、分割された複数のブロックを結合することにより組み立てられる。
図10に、側構体100の側面図を示す。側構体100は、2組の車端窓ブロック110と中間窓ブロック120、そして各窓ブロック110,120の間に位置する3組の側入口ブロック130によって構成されている。各ブロック110,120,130は、ステンレス製の外板の裏面に骨部材が接合されている。図11に、図10のD−D断面に対応する第1従来例の鉄道車両用ブロック結合構造140の断面図を示す。
例えば、図11に示すように、側入口ブロック130の入口フレーム131は、中間窓ブロック120の外板121の表面に重ねられて接合される。外板121の内側には、縦骨122のほか不図示の横骨が接合されている。縦骨122は、断面がコの字に折り曲げられたチャンネル部122aと、その両側に張り出したフランジ部122bが連続したハット形状をしている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
図11に示すような鉄道車両用ブロック結合構造140は、外板121と入口フレーム131の結合部分に必ず段差150が生じ、入口開口部130a付近の見栄えが良くない。
また、近年、図12に示すように、広告宣伝や路線等を印刷したフィルム170が鉄道車両の側構体に貼られている。転落防止柵160をホームに設置する駅があるので、フィルム170は、転落防止柵160越しに視認できるように、入口開口部130a上方に貼られる。ところが、図11に示す鉄道車両用ブロック結合構造140を備える側構体は、フィルム170を前側車端部から後側車端部まで連続して貼ると、段差150の部分に皺が寄りやすい。そのため、作業者は、段差150にフィルム170を切断して貼着しなければならず、作業性が悪かった。また、鉄道車両を洗車する場合には、洗車ブラシがフィルム170の切断部分170aに当たってフィルム170を捲り挙げてしまい、フィルム170が剥がれやすかった。
この点、例えば特許文献4には、ブロック結合部分の段差を抑制できる鉄道車両用ブロック結合構造が開示されている。そこに開示される第2〜第4従来例の鉄道車両用ブロック結合構造220,230,240の断面図を、図10のD−D断面に対応するように図13〜図15に示す。
図13に示す第2従来例の鉄道車両用ブロック結合構造220では、外板121の端部に縦骨122のフランジ部122bを重ね合わせ、外板121とフランジ部122bを合わせた厚さが入口フレーム131の板厚と同じにする。これにより、外板121と入口フレーム131の表面同士が同じ位置に揃えられるので、フランジ部122bと入口フレーム131の裏側に板状の結合部材221を両板に跨いで接合する。そして、外板121と入口フレーム131との間の隙間に詰部材222を施して平滑化する。
図14に示す第3従来例の鉄道車両用ブロック結合構造230では、フランジ部122bを重ね合わされた外板121と入口フレーム231との表面が揃うように入口フレーム231の端部を凹ませて段差部231aを形成する。そして、入口フレーム231をフランジ部122bの裏側に重ね合わせて接合し、外板121と入口フレーム231の間に形成された隙間に詰部材222を施して平滑化する。
図15に示す第4従来例の鉄道車両用ブロック結合構造240では、外板241と入口フレーム131の肉厚差に応じて外板241に段差部241aを形成する。外板241を入口フレーム131の裏側に重ね合わせると、外板241と入口フレーム131の表面が同じ位置に揃えられるので、外板241と入口フレーム131を接合し、外板241と入口フレーム131の間の隙間を詰部材222で塞いで平滑化する。そして、縦骨242は、フランジ部242a,242bを外板241の裏側に重ね合わせて接合される。
特開2010−012863号公報 特開2005−239029号公報 特開2007−050740号公報 特開2015−020729号公報
しかしながら、上記第2〜第4従来例の鉄道車両用ブロック結合構造220,230,240には、以下の問題があった。
図13に示す第2従来例の鉄道車両用ブロック結合構造220は、結合部材221が平らな板であるため、外板121とフランジ部122bを重ねた厚さが入口フレーム131の厚さと同じになるように、外板121と縦骨122と入口フレーム131の板厚を調整する必要があった。しかし、外板121や縦骨122の板厚は、せん断力等に対する強度を確保するように設定される。また、入口フレーム131の板厚は、開閉扉の支持等に必要な強度を確保するように設定される。よって、外板121と縦骨122の板厚の和が入口フレーム131の板厚と同じになるように各々の板厚を調整するのは、困難であった。
また、図14に示す第3従来例の鉄道車両用ブロック結合構造230は、入口フレーム231が、例えば縦幅約2.5m、横幅約1.5mと大型なので、セギリ加工により段差部231aが形成される。例えば、外板121の板厚が2mm、入口フレーム231の板厚が4mmの場合、外板121と入口フレーム231との間に形成される隙間を極力狭くして見栄えを良くするには、段差部231aの曲げ角を急にしなければならない。しかし、この曲げ角が急な段差部231aをセギリ加工により形成すると、金型に過大な荷重が作用し、金型を破損させる恐れがあった。
また、図15に示す第4従来例の鉄道車両用ブロック結合構造240は、外板241と入口フレーム131を直接接合するので、寸法公差を調整するように入口フレーム131を外板241に対して位置合わせしにくかった。
本願発明は、上記課題を解決すべく、ブロック間の段差を抑制するように簡単にブロック同士を結合できる鉄道車両用ブロック結合構造及びそれを用いた鉄道車両用構体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、窓開口部を形成された外板を有する窓ブロックと、前記外板より板厚が厚い入口フレームによって入口開口部が形成された側入口ブロックと、前記窓ブロックと前記側入口ブロックとを結合する結合部材とを有する鉄道車両用ブロック結合構造において、前記結合部材は、前記外板の構体内側に位置する面に接合される第1接合部と、前記入口フレームの構体内側に位置する面に接合される第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間に、前記外板の板厚と前記入口フレームの板厚との差分と同じ大きさで設けられた段差部とを有し、前記段差部の曲げ角に関係なく前記外板と前記入口フレームとを近づけて隙間を極力小さくすると共に前記外板と前記入口フレームの表面を同じ位置に揃えた状態で前記窓ブロックと前記側入口ブロックとを結合されるので、前記外板と前記入口フレームとが結合する結合部分の見栄えが良いこと、を特徴とする。
窓開口部を形成された外板を有する窓ブロックと、前記外板より板厚が厚い入口フレームによって入口開口部が形成された側入口ブロックと、前記窓ブロックと前記側入口ブロックとを結合する結合部材と、前記外板の構体内側に位置する面に接合する縦骨と、を有する鉄道車両用ブロック結合構造において、前記結合部材は、前記外板の構体内側に位置する面に接合される第1接合部と、前記入口フレームの構体内側に位置する面に接合される第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間に、前記外板の板厚と前記入口フレームの板厚との差分と同じ大きさで設けられた段差部とを有し、前記縦骨は、断面がコの字形に折り曲げられたチャンネル部と、前記チャンネル部の両側に連続して張り出した入口側フランジ部及び窓側フランジ部と、を備えるハット形状をしたものであり、 前記入口側フランジ部が、前記結合部材の前記段差部の段差と、前記第2接合部の板厚とを足した分だけ、前記窓側フランジ部より車体内側にずれて設けられ、前記結合部材は、前記第1接合部が前記外板の構体内側に位置する面に接合され、前記第2接合部が前記入口フレームの構体内側に位置する面に接合されることにより、前記外板と前記入口フレームの表面を同じ位置に揃えた状態で前記窓ブロックと前記側入口ブロックとを結合しており、前記縦骨は、前記入口側フランジ部が前記結合部材の前記第2接合部に重ねて接合され、前記窓側フランジ部が前記外板に重ねて接合されていること、を特徴とする。
上記構成では、結合部材の第1及び第2接合部を外板と入口フレームの車体内側に位置する面に接合すると、外板と入口フレームの板厚の差分が結合部材の段差部によって解消され、外板と入口フレームの表面を同じ位置に揃えた状態で窓ブロックと側入口ブロックとを結合できる。そのため、窓ブロックや側入口ブロックを結合部材に関係なく自由に設計できる。また、外板の板厚と入口フレームの板厚との差分が大きい場合でも、セギリ加工により緩やかな曲げ角の段差部を結合部材に無理なく形成し、金型の破損を防止できる。この場合でも、窓ブロックと側入口ブロックは、外板と入口フレームが結合部材の第1及び第2接合部に当接していれば、段差部の曲げ角に関係なく外板と入口フレームとを近づけて隙間を極力小さくすると共に外板と入口フレームの表面を同じ位置に揃えた状態で、結合されるので、結合部分の見栄えが良い。更に、外板及び入口フレームと別の結合部材に段差部を設けるので、窓ブロック及び側入口ブロックの寸法公差を調整するように外板と入口フレームとを位置合わせしやすい。
上記構成を有する鉄道車両用ブロック結合構造において、前記外板は、屋根構体に接合される上底部の車長方向長さが、台枠に接合される下底部の車長方向長さより長い台形形状に設けられていること、が好ましい。
上記構成では、構体に設けるキャンバに合わせて外板の上底部と下底部の車長方向長さを調整し、外板を台形形状に形成すれば、入口フレームと外板との間に形成される隙間を極力小さくして、見栄えを良くできる。
上記構成を有する鉄道車両用ブロック結合構造において、前記入口フレームと前記外板が、ステンレス鋼により形成され、ブレージングにより接合されていることが好ましい。
上記構成では、ステンレス鋼により形成された入口フレームと外板とをブレージングにより結合するので、入口フレーム及び外板と同色のろう材で入口フレームと外板との間の隙間を埋め、入口付近の見栄えを良くできる。また、入口フレームと外板との結合部分に水密シールを施す必要がなくなり、製造コストや維持費を軽減できる。
上記構成を有する鉄道車両用ブロック結合構造において、前記外板は、車体高さ方向に分割され、第1パネルと、前記第1パネルより板厚が厚い第2パネルとを有すること、前記結合部材は、前記第1パネルの板厚と前記入口フレームの板厚との差分と同じ大きさの第1段差部と、前記第2パネルの板厚と前記入口フレームの板厚との差分と同じ大きさの第2段差部とを有すること、が好ましい。
尚、外板の分割数は、2分割に限定されず、3分割以上であっても良い。
上記構成では、例えば、外板が、窓開口部を形成されない第1パネルと、窓開口部を形成された第2パネルとに分割される。第2パネルは、せん断力がかかりやすいため、板厚が第1パネルの板厚より厚くされる。このように、外板を車体高さ方向に分割した第1パネルと第2パネルの板厚を車両走行時に作用するせん断力等に応じて変えることにより、車両軽量化と車体強度確保の要請を実現できる。第1及び第2パネルと入口フレームと別に結合部材を設けているので、寸法公差を調整したりキャンバを設けるように入口フレームと第1及び第2パネルとを位置合わせしやすい。また、結合部材は、第1パネルの板厚と入口フレームの板厚との差分と同じ大きさの第1段差部と、第2パネルの板厚と入口フレームの板厚との差分と同じ大きさの第2段差部を設けられているので、板厚が異なる第1及び第2パネルの表面を入口フレームの表面と同じ位置に揃えやすい。
本発明の他の態様によれば、上記何れかに記載する鉄道車両用ブロック結合構造により、複数に分割されたブロック同士が結合されていることを特徴とする鉄道車両用構体である。
これによれば、複数に分割されたブロック同士を結合する鉄道車両用構体の表面全体が面一になり、見栄えが良い。
よって、本発明によれば、ブロック間の段差を抑制するように簡単にブロック同士を結合できる鉄道車両用ブロック結合構造及びそれを用いた鉄道車両用構体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。 車体の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る側構体の分解図である。 本発明の第2実施形態に係る側構体の一部を示す図である。 図4のA−A断面に対応する第2実施形態の鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る側構体の側面図である。 図6に示す側構体の分解図である。 図6のB−B断面に対応する第3実施形態の鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。 図6のC−C断面に対応する第3実施形態の鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。 側構体の側面図である。 図10のD−D断面に対応する第1従来例の鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。 閉じた状態の転落防止柵から見た側構体を示す図である。 図10のD−D断面に対応する第2従来例の鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。 図10のD−D断面に対応する第3従来例の鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。 図10のD−D断面に対応する第4従来例の鉄道車両用ブロック結合構造の断面図である。
次に、本発明に係る鉄道車両用ブロック結合構造及びそれを用いた鉄道車両用構体の実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。
<第1実施形態>
図2に、車体1の外観斜視図を示す。鉄道車両の車体1は、一対の側構体2(鉄道車両用構体の一例)の上部に屋根構体3を連結し、下部に台枠4を連結し、前後端部に妻構体5を連結することにより、箱形に形成される。車体1は、各構体2〜5が耐腐食性があって強度が高いステンレス鋼で形成されている。車体1の側構体2は、車端窓6と中間窓7が窓開口部2bに取り付けられ、開閉扉8が入口開口部2aに開閉可能に取り付けられている。側構体2は、入口開口部2aの上部に、広告宣伝や路線等を示すフィルム9を貼着されている。
図3に、側構体2の分解図を示す。側構体2は、車長方向に分割した複数のブロックで構成される。すなわち、側構体2は、窓開口部2bを形成された車端窓ブロック21,21と中間窓ブロック22,22が各2組と、そして各窓ブロック21,22の間に位置する3組の側入口ブロック23によって構成されている。各ブロックは、外板の車体内側に位置する面(裏面)に縦骨を接合したものである。各窓ブロック21,22と側入口ブロック23は結合部材31を介して結合される。ここで、図1は、図10と同じ位置(図10のD−D断面)で示した断面図であり、本発明の第1実施形態の鉄道車両用ブロック結合構造30(以下「ブロック結合構造30」と略記する。)を示す。
側入口ブロック23は、入口開口部2a周縁に断面が略L字形の入口フレーム32が設けられている。側入口ブロック23は、入口フレーム32が中間窓ブロック22の外板33に対して直接接合するのではなく、結合部材31を介して接合されている。すなわち、結合部材31が入口フレーム32と外板33の車体内側(裏側)にあって両板を跨いで裏面32b,33bに接合されている。結合部材31と入口フレーム32と外板33は、耐腐食性があって強度が高いステンレス鋼で設けられている。
入口フレーム32の板厚W1は外板33の板厚W2より厚く設けられている。結合部材31は、所定幅のリボン形状をした板材にセギリ加工や機械加工などを施して、長手方向に沿って段差部31aを設けた段付板状部材である。結合部材31は、段差部31aが入口フレーム32の板厚W1と外板33の板厚W2との差分W3と同じ大きさに設けられている。そのため、結合部材31は、入口フレーム32に接合する入口側端部31b(第2接合部の一例)と、外板33に接合する窓側端部31c(第1接合部の一例)とが、板厚方向に差分W3だけずれて設けられ、入口フレーム32と外板33の表面32a,33aを同じ位置に揃えることができる。接合にはスポット溶接やアーク溶接の他、レーザ溶接などがある。ただ、外板33と入口フレーム32は、その間に形成される隙間35を極めて狭くするように配置されるため、溶接時の誤差が少ないレーザ溶接を使用することが好ましい。
中間窓ブロック22の縦骨34は、結合部材31と外板33に接合されている。縦骨34は、断面がコの字に折り曲げられたチャンネル部34aと、その両側に連続して張り出して設けられた入口側フランジ部34b及び窓側フランジ部34cとを備えるハット形状をしたものである。縦骨34は、入口側フランジ部34bが、結合部材31の段差部31aの段差(差分W3)と入口側端部31bの板厚W4を足した分だけ、窓側フランジ部34cよりずれて設けられている。縦骨34は、入口側フランジ部34bが結合部材31の入口側端部31bに重ねられて接合され、窓側フランジ部34cが外板33に重ねられて接合されている。そのため、縦骨34に寸法公差があっても、その寸法公差が結合部材31を介して結合される入口フレーム32と外板33の配置に影響しない。
本実施形態では、入口フレーム32の板厚W1が4mm、外板33の板厚W2が2mmである。結合部材31は、長方形状に形成された厚さ4mmのステンレス鋼板の長手方向一端部(窓側端部31cになる端部)をセギリ加工の金型にセットし、金型に所定の荷重を板厚方向に加えると、金型に挟まれた部分の材料を延ばしながらステンレス鋼板が変形し、入口フレーム32の板厚W1と外板33の板厚W2との差分W3と同じ2mmの大きさで段差部31aが設けられる。このように製作された結合部材31は、入口側端部31bがセギリ加工時に金型に加圧されないので、入口側端部31bの厚みを管理しやすい。そのため、入口フレーム32と外板33とを結合部材31を介して接合した後に縦骨34を入口フレーム32と外板33に適切に接合できる。
結合部材31に接合する入口フレーム32と外板33は、表面32a,33a同士が同じ位置に揃えられている。外板33と入口フレーム32との間には隙間35が溝状に形成される。その隙間35は、樹脂を充填されて水密シールを施されると共に、表面を入口フレーム32と外板33の両表面32a,33aに合わせて平滑にされ、平滑部材36が配置される。尚、平滑部材36は、ブレージングにより配置しても良い。
<ブロック結合方法>
中間窓ブロック22と側入口ブロック23との結合を例に挙げて、ブロック結合方法を説明する。
中間窓ブロック22を製作する場合に、中間窓ブロック22の外板33のうち車長方向端部の裏面33bに結合部材31の窓側端部31cを重ねて接合する。これにより、結合部材31は、ブロック同士を結合する作業の前に中間窓ブロック22に取り付けられる。
中間窓ブロック22と側入口ブロック23を結合する場合には、中間窓ブロック22の外板33に接合された結合部材31の入口側端部31bを入口フレーム32の裏面32bに重ねると共に、外板33と入口フレーム32を寸法公差を解消するように近づけて隙間35を極力小さくした状態で、入口側端部31bと入口フレーム32とを接合する。先に結合部材31を外板33に取り付けてあるため、ブロック結合時には、入口側端部31bと入口フレーム32だけを接合すれば良く、接合作業が簡素化される。
その後、入口フレーム32と外板33との間の隙間35に平滑部材36を配置し、平滑部材36の表面を入口フレーム32及び外板33の表面32a,33aの位置に合わせて平滑化する。
<作用効果>
以上説明した第1実施形態のブロック結合構造30では、結合部材31の窓側端部31cと入口側端部31bを外板33と入口フレーム32の車体内側に位置する面(裏面)33b,32bに接合すると、外板33と入口フレーム32の板厚の差分W3が結合部材31の段差部31aによって解消され、外板33と入口フレーム32の表面33a,32aを同じ位置に揃えた状態で中間窓ブロック22(又は車端窓ブロック21)と側入口ブロック23とを結合できる。そのため、窓ブロック22や側入口ブロック23を結合部材31に関係なく自由に設計できる。また、外板33の板厚W2と入口フレーム32の板厚W1との差分W3が大きい場合でも、セギリ加工により緩やかな曲げ角の段差部31aを結合部材31に無理なく形成し、金型の破損を防止できる。この場合でも、窓ブロック22と側入口ブロック23は、外板33と入口フレーム32が結合部材31の窓側端部31cと入口側端部31bに当接していれば、段差部31aの曲げ角に関係なく外板33と入口フレーム32とを近づけて隙間35を極力小さくすると共に外板33と入口フレーム32の表面33a,32aを同じ位置に揃えた状態で、結合されるので、結合部分の見栄えが良い。更に、外板33及び入口フレーム32と別の結合部材31に段差部31aを設けるので、窓ブロック22及び側入口ブロック23の寸法公差を調整するように外板33と入口フレーム32とを位置合わせしやすい。
また、第1実施形態の側構体2は、複数に分割されたブロック21,22,23同士をブロック結合構造30により結合するので、表面全体が面一になり、見栄えが良い。また、側構体2は、図2に示すように、入口開口部2aの上部にフィルム9を前側端部から後側端部まで皺が寄らないように連続して貼着でき、フィルム貼着作業を効率良く行える。また、ブロック結合部分でフィルム9が切断されていないので、洗車時にフィルム9が洗車ブラシによって捲り上げられにくく、フィルム9の良好な貼着状態を長期間維持できる。
よって、第1実施形態によれば、ブロック間の段差を抑制するように簡単にブロック同士を結合できるブロック結合構造30及びそれを用いた側構体2を提供できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図4に、本発明の第2実施形態に係る側構体41(鉄道車両用構体の一例)の一部を示す。図5に、図4のA−A断面に対応する第2実施形態の鉄道車両用ブロック結合構造40(以下「ブロック結合構造40」と略記する。)を示す。
第2実施形態のブロック結合構造40及び側構体41は、外板43の形状を除き、第1実施形態のブロック結合構造30及び側構体2と同様に構成されている。ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、第1実施形態と共通する点は図面と説明に第1実施形態と同じ符号を使用し、適宜説明を省略する。尚、以下の説明では、中間窓ブロック42と側入口ブロック23とを結合する場合を例に挙げて説明するが、車端窓ブロックと側入口ブロックとの結合も同様であることは言うまでもない。
中間窓ブロック42の外板43は、屋根構体3に接合する上底部43cと台枠4に接合する下底部43dとが平行で、上底部43cの車長方向長さL1が下底部43dの車長方向長さL2より長い台形形状をなす。外板43は、下底部43dの両端の底角が等しくなるように、車長方向両端部に位置する脚部43e,43fが設けられている。尚、下底部43dの両端に位置する底角は、キャンバの設定に応じて任意に調整できる。また、例えば、下底部の両端に位置する底角は異なっていても良い。
図5に示すように、結合部材31は、入口フレーム32と外板43との板厚の差分と同じ大きさで段差部31aが設けられている。よって、側入口ブロック23と中間窓ブロック42は、結合部材31の入口側端部31bと窓側端部31cを入口フレーム32と外板43の裏面32b,43bに重ねて接合すると、入口フレーム32と外板43の表面32a,43aが同じ位置に揃えられた状態で結合される。
ここで、外板43は、結合部材31が、段差部31aを脚部43eに沿わせるように位置合わせされて接合される。また、外板43は、脚部43f側についても同様に結合部材31が位置合わせされる。よって、図4に示すように、中間窓ブロック42は、その両側に側入口ブロック23が所定のキャンバを有するように結合される。この場合、キャンバを設けるようにブロック42,23を結合しても、図5に示すように、外板43と入口フレーム32との間の隙間35は、極小になる。そこで、外板43と入口フレーム32とをブレージングにより結合し、そのブレージング部分の表面を外板43と入口フレーム32の表面43a,32aの位置に合わせて平滑化し、外板43と入口フレーム32との間に平滑部材44を設ける。
以上説明した第2実施形態のブロック結合構造40は、第1実施形態のブロック結合構造30の作用効果に加え、側構体41に設けるキャンバに合わせて外板43の上底部43cと下底部43dの車長方向長さL1,L2を調整し、外板43を台形形状に形成すれば、入口フレーム32と外板43との間に形成される隙間35を極力小さくして、見栄えを良くできる。
また、ステンレス鋼により形成された入口フレーム32と外板43とをブレージングにより結合するので、入口フレーム32及び外板43と同色のろう材で入口フレーム32と外板43との間を埋め、入口付近の見栄えを良くできる。また、入口フレーム32と外板43との結合部分に水密シールを施す必要がなくなり、製造コストや維持費を軽減できる。
また、第2実施形態の側構体41は、第1実施形態の側構体2の作用効果に加え、中間窓ブロック42の底角によりキャンバが調整されるので、作業者が側構体41の組立時にキャンバを調整してブロック同士を位置決めする手間を省くことができ、組立作業効率が良い。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図6に、本発明の第3実施形態に係る側構体50(鉄道車両用構体の一例)の側面図を示す。図7に、図6に示す側構体50の分解図を示す。図8に、図6のB−B断面に対応する第3実施形態の鉄道車両用ブロック結合構造65(以下「ブロック結合構造65」と略記する。)の断面図を示す。図9に、図6のC−C断面に対応する第3実施形態のブロック結合構造65の断面図を示す。
本実施形態のブロック結合構造65及び側構体50は、車端窓ブロック59の外板51と中間窓ブロック60の外板55と結合部材61を分割している点が、第1実施形態と相違する。ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、第1実施形態と共通する点については図面と説明に第1実施形態と同じ符号を使用し、説明を適宜省略する。
図6に示すように、側構体50は、中間窓ブロック60の外板55が、車体高さ方向に分割され、窓開口部2bを形成された吹寄パネル57(第2パネルの一例)と、吹寄パネル57の上部と屋根構体3に接合される幕板パネル56(第1パネルの一例)と、吹寄パネル57の下部と台枠4に接合される腰板パネル58とを備える。これと同様に、車端窓ブロック59の外板51も、幕板パネル52と吹寄パネル53と腰板パネル54に分割されている。鉄道車両は、側構体50の吹寄部にせん断力がかかりやすい。そこで、側構体50は、吹寄パネル53,57の板厚W22を、幕板パネル52,56及び腰板パネル54,58の板厚W21より厚くしている。
図7に示すように、結合部材61は、車端窓ブロック59と中間窓ブロック60の分割に対応して分割されている。すなわち、結合部材61は、幕板パネル52,56に接合される上部結合部材62と、吹寄パネル53,57に接合される中間結合部材63と、腰板パネル54,58に接合される下部結合部材64とに3分割されている。上部結合部材62と中間結合部材63と下部結合部材64は、ブロック表面の位置を揃えるために必要な大きさで上部段差部62a(第1段差部の一例)と中間段差部63a(第2段差部の一例)と下部段差部(図示せず)がそれぞれ設けられている。
すなわち、図8に示すように、上部結合部材62は、幕板パネル56の板厚W21と入口フレーム32の板厚W1との差分W31と同じ大きさの上部段差部62aが設けられている。また、図9に示すように、中間結合部材63には、吹寄パネル57の板厚W22と入口フレーム32の板厚W1との差分W32と同じ大きさの中間段差部63aが設けられている。更に、下部結合部材64には、腰板パネル58の板厚と入口フレーム32の板厚との差分と同じ大きさの下部段差部(図示せず)が設けられている。
本実施形態では、入口フレーム32の板厚を4mm、吹寄パネル53,57の板厚W22を3mm、幕板パネル52,56及び腰板パネル54,58の板厚W21を1.5mmとしている。そのため、中間段差部63aは、入口フレーム32の板厚W1と吹寄パネル53,57の板厚W22との差分W32と同じ1mmの大きさで設けられる。また、上部段差部62a及び下部段差部(図示せず)は、入口フレーム32の板厚W1と幕板パネル52,56及び腰板パネル54,58の板厚W21との差分W31と同じ2.5mmの大きさで設けられている。
図8に示すように、上部結合部材62は、入口側端部62b(第2接合部の一例)と窓側端部62c(第1接合部の一例)が入口フレーム32と幕板パネル56の裏面32b,56bに重ねて接合されている。入口フレーム32と幕板パネル56は、それらの板厚W1,W21の差分W31が、上部結合部材62の上部段差部62aによって解消され、表面32a,56aが同じ位置に揃えられた状態で結合されている。入口フレーム32と幕板パネル56との間の隙間35は平滑部材36を配置されて平滑化されている。これと同様に、図9に示すように、入口フレーム32と吹寄パネル57も面一に結合される。更に、入口フレーム32と腰板パネル58も面一に結合される。よって、外板55は、3分割されていても、入口フレーム32に対して表面が面一になるように結合される。各パネル56,57,58と入口フレーム32との間に形成される隙間35には、平滑部材36が配置され、ブロック結合部分が面一にされている。
以上説明した第3実施形態のブロック結合構造65では、例えば、窓開口部2bを形成されない幕板パネル56及び腰板パネル58と、窓開口部2bを形成された吹寄パネル57とに分割される。吹寄パネル57は、せん断力がかかりやすいため、板厚W22が幕板パネル56及び腰板パネル58の板厚W21より厚くされる。このように、外板55を車体高さ方向に分割したパネル56,57,58の板厚W21,W22を車両走行時に作用するせん断力等に応じて変えることにより、車両軽量化と車体強度確保の要請を実現できる。分割されたパネル56,57,58と入口フレーム32と別に結合部材61を設けているので、寸法公差を調整したりキャンバを設けるように入口フレーム32と分割されたパネル56,57,58とを位置合わせしやすい。また、結合部材61は、吹寄パネル57の板厚W22と入口フレーム32の板厚W1との差分W32と同じ大きさの中間段差部63aと、幕板パネル56及び腰板パネル58の板厚W21と入口フレーム32の板厚W1との差分W31と同じ大きさの上部段差部62a及び下部段差部を設けられているので、板厚が異なるパネル56,57,58の表面56a,57aを入口フレーム32の表面32aと同じ位置に揃えやすい。
また、結合部材61がパネル56,57,58の分割位置に合わせて、上部結合部材62と中間結合部材63と下部結合部材64に分割されているので、結合部材61をパネル56,57,58に取り付けやすい。また、分割した結合部材62,63,64にそれぞれに適した段差部を形成しやすい。
以上、本発明に係る鉄道車両用ブロック結合構造及びそれを用いた鉄道車両用構体の実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されることなく様々な変更が可能である。
前記各実施形態では、車体表面を平滑にするため外板と入口フレームとの表面の位置を合わせるように構成されている。しかし、外板と入口フレームとの表面の位置を寸分違わぬように形成することは出来ないので、結合部材に設ける段差部の変形量は多少の誤差を許容するものである。
前記実施形態では、縦骨として断面がハット形のものを示して説明したが、断面がいわゆるZ形をした骨部材などであってもよい。
前記実施形態では、結合部材31の段差部31aをセギリ加工により設けたが、厚みの厚い板に切削等の機械加工を施すことにより結合部材31の段差部31aを設けても良い。
前記実施形態では、側構体を構成するブロックについて説明したが、屋根構体と側構体とを一体的に分割したブロックについても、上記実施形態の鉄道車両用ブロック結合構造を適用できる。
前記第3実施形態では、結合部材61を分割しているが、結合部材を分割せずに、上部段差部62aと中間段差部63aと下部段差部を切削等の機械加工等により設けてもよい。これによれば、分割したパネルを接合して外板を構成した後、1回の接合処理で結合部材を外板に取り付けることができ、作業性が良い。
前記第3実施形態では、中間窓ブロックの外板を3分割したが、例えば、窓開口部を形成された第2パネルと窓開口部を形成されていない第1パネルに、外板を2分割しても良い。この場合、第2パネルの板厚を第1パネルの板厚より厚くすると良い。
前記第3実施形態では、幕板パネル52,56と腰板パネル54,58を同じ板厚にしたが、幕板パネル52,56と吹寄パネル53,57と腰板パネル54,58を全て異なる板厚にしても良い。この場合、上部結合部材62と中間結合部材63と下部結合部材64は、各パネル52〜54、56〜58の板厚との差に応じて上部段差部62aと中間段差部63aと下部段差部の大きさを設定すれば、各パネル52〜54、56〜58と入口フレーム32との間に生じる段差を簡単に抑制できる。
2a 入口開口部
2b 窓開口部
23 側入口ブロック
31 結合部材
31a 段差部
31b 入口側端部(第2接合部の一例)
31c 窓側端部(第1接合部の一例)
32 入口フレーム
43c 上底部
43d 下底部
56 幕板パネル(第1パネルの一例)
57 吹寄パネル(第2パネルの一例)
61 結合部材
62a 上部段差部(第1段差部の一例)
63a 中間段差部(第2段差部の一例)
2,41,50 側構体(鉄道車両用構体の一例)
22,42、60 中間窓ブロック(窓ブロックの一例)
30,40,65 鉄道車両用ブロック結合構造
33,43,55 外板
L1,L2 車長方向長さ
W3、W31,W32 差分
W1,W2、W21,W22 板厚

Claims (5)

  1. 窓開口部を形成された外板を有する窓ブロックと、前記外板より板厚が厚い入口フレームによって入口開口部が形成された側入口ブロックと、前記窓ブロックと前記側入口ブロックとを結合する結合部材と、前記外板の構体内側に位置する面に接合する縦骨と、を有する鉄道車両用ブロック結合構造において、
    前記結合部材は、
    前記外板の構体内側に位置する面に接合される第1接合部と、
    前記入口フレームの構体内側に位置する面に接合される第2接合部と、
    前記第1接合部と前記第2接合部との間に、前記外板の板厚と前記入口フレームの板厚との差分と同じ大きさで設けられた段差部とを有し、
    前記縦骨は、
    断面がコの字形に折り曲げられたチャンネル部と、前記チャンネル部の両側に連続して張り出した入口側フランジ部及び窓側フランジ部と、を備えるハット形状をしたものであり、 前記入口側フランジ部が、前記結合部材の前記段差部の段差と、前記第2接合部の板厚とを足した分だけ、前記窓側フランジ部より車体内側にずれて設けられ、
    前記結合部材は、前記第1接合部が前記外板の構体内側に位置する面に接合され、前記第2接合部が前記入口フレームの構体内側に位置する面に接合されることにより、前記外板と前記入口フレームの表面を同じ位置に揃えた状態で前記窓ブロックと前記側入口ブロックとを結合しており、前記縦骨は、前記入口側フランジ部が前記結合部材の前記第2接合部に重ねて接合され、前記窓側フランジ部が前記外板に重ねて接合されていること、
    を特徴とする鉄道車両用ブロック結合構造。
  2. 請求項に記載する鉄道車両用ブロック結合構造において、
    前記外板は、屋根構体に接合される上底部の車長方向長さが、台枠に接合される下底部
    の車長方向長さより長い台形形状に設けられていること、
    を特徴とする鉄道車両用ブロック結合構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する鉄道車両用ブロック結合構造において、

    前記入口フレームと前記外板が、ステンレス鋼により形成され、ブレージングにより接合されていること、を特徴とする鉄道車両用ブロック結合構造。
  4. 請求項1乃至請求項の何れか一つに記載する鉄道車両用ブロック結合構造において、 前記外板は、車体高さ方向に分割され、第1パネルと、前記第1パネルより板厚が厚い第2パネルとを有すること、
    前記結合部材は、前記第1パネルの板厚と前記入口フレームの板厚との差分と同じ大きさの第1段差部と、前記第2パネルの板厚と前記入口フレームの板厚との差分と同じ大きさの第2段差部とを有すること、
    を特徴とする鉄道車両用ブロック結合構造。
  5. 請求項1乃至請求項の何れか一つに記載する鉄道車両用ブロック結合構造により、複数に分割されたブロック同士が結合されていることを特徴とする鉄道車両用構体。
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