JP4280264B2 - 鉄道車両 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根構体や側構体などを接合して組み立てられる鉄道車両に関し、特に側構体の側外板と台枠の側梁とを接合する場合、ステンレスで構成される側外板の当該仕上げ面の外観を損なうことがないようにした鉄道車両に関する。
新幹線車両などの高速鉄道車両ではアルミ製車両が採用され、車体全長に対応した20mもの押出型材を接合して鉄道車両が構成されている。その一方で在来線を走行する鉄道車両は、メンテナンスの省力化を主目的に無塗装車両が多く使われており、アルミ製構体は傷や汚れの点で劣ることからステンレス製構体の鉄道車両が多く採用されている。
鉄道車両は、一般に台枠、側構体、妻構体及び屋根構体が組み立てられ、六面体で構成された箱状の構造物である。そのうち床構造については、下記非特許文献1によって開示されているものを図8に示す通り、台枠100の上面に床板を張ることによって、車両構体の構造上、箱体の捩りに対抗できるようになっている。その床構造を構成する台枠100は、長手方向に側梁101が設けられ、それと直交するように床102を受けるための多数の横梁103や不図示の床受梁などが接合されて組み立てられている。
ここで図9は、図8に示す台枠100と側構体110との組み付け部分である側梁101と側外板111との接合部分について、その一従来例を示した接合構造断面図である。側外板111にはその下端部に断面がZ形の長土台112が重ねて接合され、そうした側外板111の端部が、断面コの字形をした台枠の側梁101と接合される。その際、側外板111の裾部の長土台112が例えばスポット溶接によって先組みされ、その重ね合わせ部分が側梁101に対して栓溶接等によって接合される。
伊原和夫著,「鉄道車両メカニズム図鑑」,株式会社グランプリ出版,1996年1月25日,p.103−104
しかしながら、こうした従来の鉄道車両のように、側外板111に対して側梁101を接合する場合に栓溶接が行われると、その溶接痕120が車体表面に現れてしまい見栄えが悪いため、表面側には側外板111の裾部に沿って飾り板113が貼り合わされていた。しかし、こうした飾り板113は、部品点数が多くなって製造工程も増えるためコストが上がる一方で、飾り板113自身が車体外観にとってあまり好ましいものではなかった。
よって、本発明は、かかる課題を解決すべく、余分な部品を設けることなく車体外観を良くした鉄道車両を提供することを目的とする。
本発明の鉄道車両は、ステンレスの外板からなる側構体、屋根構体及び妻構体を有し、その側構体と台枠、更に屋根構体や妻構体が接合され一体に組み立てられたものであり、前記側構体を構成する外板の裾部に長土台が接合され、その長土台を介して当該外板と前記台枠の側梁とが接合して側構体と台枠とが組み付けられたものであって、その長土台は、前記側梁との接合面と、その接合面の幅方向両端で折り曲げられた起立面と、更に起立面から外側に折り曲げられた前記側構体の外板に接合されるフランジ面とを有する形状で形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明の鉄道車両は、ステンレスの外板からなる側構体、屋根構体及び妻構体を有し、その側構体と台枠、更に屋根構体や妻構体が接合され一体に組み立てられたものであり、前記側構体を構成する外板の裾部に長土台が接合され、その長土台を介して当該外板と前記台枠の側梁とが接合して側構体と台枠とが組み付けられたものであって、その長土台は、前記側梁との接合面と、その接合面の幅方向両端で折り曲げられた起立面と、更に起立面から共に側構体の下方に向けて折り曲げられた前記側構体の外板に接合されるフランジ面とを有する形状で形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明の鉄道車両は、前記長土台は、前記接合面と上方の起立面との角部に切欠きが形成されたものであることが好ましい。
また、本発明の鉄道車両は、前記長土台が、前記側構体の外板に当てられたフランジ面に対し、外板表面の仕上げ目と同じ横方向にレーザビームを送って溶接が行われたものであることが好ましい。
また、本発明の鉄道車両は、前記台枠の側梁が、前記長土台の接合面と面接触する接合面を挟んで、上下の折れ面が反対側に折り曲げられた断面Z形をしたものであることが好ましい。
また、本発明の鉄道車両は、前記長土台が、フランジ面の端部が前記外板の下端に揃うようにして配置され、その端部が僅かに折り曲げられて形成されたものであることが好ましい。
よって、本発明によれば、例えばハット形にした長土台によって側梁を側構体の外板から離して接合するようにしたため、側梁を栓溶接などで接合してもその溶接痕が車体表面に現れなくなり、飾り板などの余分な部品を設けることなく車体外観を良くすることができる。そして、側構体の外板に対する長土台の接合をレーザ溶接によって、しかも外板の仕上げ面の仕上げ目と同方向にレーザビームを送って行うことにより、車体表面の仕上げ面に現れる溶接痕を目立たなくして、仕上げ面の外観を損なうことなく鉄道車両の見栄え良くすることができる。
また、Z形をした側梁によれば、一方の折れ面が長土台側に折り曲げられているため、台枠と側構体を組み付ける場合、その折れ面と長土台の起立面とを重ね合わすだけで簡単に位置決めができる。更に、外板の下端に揃うように配置した長土台のフランジ端部を僅かに折り曲げたことで外板裾部の剛性が高められて変形が起きにくくできる。
次に、本発明に係る鉄道車両の一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態の鉄道車両は、台枠、側構体、妻構体及び屋根構体が組み立てられ、六面体で構成された箱状の構造物であり、側構体、妻構体及び屋根構体はステンレス製の側外板に芯材を溶接して一体にした構体ブロックによって組み立てられている。図5は、そうした鉄道車両の側構体の一例を示した図である。鉄道車両を構成する一方の面の側構体1は、2組の車端窓ブロック2と2組の中間窓ブロック3、そして各窓ブロック2,3の間に位置する3組の側入口ブロック4からなっている。
車端窓ブロック2や各中間窓ブロック3は、幕板部分を含む側外板5,6に骨組みを接合して構成されたものであり、それぞれの側外板5,6は、上部側外板と下部側外板とに分けられ全体が車体内側に設けられた骨組みより大きく形成されている。また、側入口ブロック4は、幕板部分を含む枠外板7が上部枠部材、下部枠部材及び側枠部材で構成された入口用開口部にドアが取り付けられている。そして、こうした2組の車端窓ブロック2と中間窓ブロック3および3組の側入口ブロック4が図5に示すように一体になって側構体1が構成される。
図6及び図7は、こうした側構体を構成する中間窓ブロックと側入口ブロックとが分離した状態を示した斜視図であって、特に図6には車体外側から見た図を示し、図7には車体内側から見た図を示している。なお、側入口ブロック4は全体が示されているが、中間窓ブロック3はその半分が示されている。こうした中間窓ブロック3及び側入口ブロック4、或いは図示しない車端窓ブロックは、いずれも図7に示すように面外変形を防止するため側外板5,6,7に対して車体内側に骨組みが接合されている。そこで、中間窓ブロック3の骨組みについて見てみる。
骨組みは、断面がハット形状の複数の骨部材が側外板6の車体内側に縦横に組まれて接合されている。具体的には、側外板6に形成された窓開口部10の左右縦2辺に沿って2本の側柱12が設けられ、更に側外板6の左右両端部に位置した各2本ずつの側柱13が設けられている。一方、窓開口部10の上下横2辺に沿って幕帯部材15と腰帯部材16が設けられ、その窓開口部10上方に幕骨14が縦方向に設けられている。縦方向に設けられた側柱12,13及び幕骨14の間には、横向きに配置された複数の補強骨17が設けられている。そして、側外板6の下端部分には底辺に沿って太い長土台部材18が設けられており、側入口ブロック4を構成する枠外板7の下端にも同じように長土台部材19が設けられている。
長土台18は、側外板6の裾について剛性を高めるために設けられている。側外板6を構成するステンレスは一旦歪んでしまうと、歪み取りによって表面の仕上げ面を適切な状態に戻すことができないので、薄板の側外板6について、その裾部が変形して歪みを生じさせない必要があるためである。そこで、中間窓ブロック3などでは、側外板6に長土台18が接合され、その長土台18の接合された裾部の剛性が高められるとともに、側柱12,13などの縦骨同士がその長土台18を介して横方向に接合される。
こうした中間窓ブロック3や側入口ブロック4などからなる側構体は、妻構体や屋根構体、そして台枠との接合によって鉄道車両が構成される。図1は、本実施形態の特徴部分である台枠と側構体との接合部分を示した断面図であり、特に台枠の側梁と側構体の側外板との接合構造を示した断面図である。
図1に示す第1形態の接合構造では、側外板6に対して断面がハット形をした長土台20が設けられている。この長土台20は側外板6下端の裾部に位置し、図面を貫く車体長手方向に延びている。
ハット形の長土台20は、その幅方向(図面上下方向)にフランジ面21,22が張り出し、起立面23,24および接合面25が折り曲げられた立体的な形状をしたものである。側外板6は、その下端側が図示するように車体内側に傾斜しているため、長土台20は、側梁31が接合される接合面25が垂直になるようにフランジ面21,22が傾斜し、上下の起立面23,24の高さがそれぞれ異なる寸法で形成されている。そして、台枠を構成する本形態の側梁30はZ形をしており、接合面31を挟んで上下の折れ面32,33が反対側に折り曲げられ、特に下方側の折れ面33が長土台20に向かう車体外側に折り曲げられている。
長土台20は、図7に示す長土台18,19と同様に予め側外板6の下端に沿って接合されている。そして、その接合には例えばレーザ溶接が行われる。その際、長土台20はフランジ面21,22が図1に示すように側外板6の裏面に当てられ、その裏面からレーザビームが照射される。そして、接合部に照射されたレーザビームは、図面を貫く車体長手方向に沿った方向、すなわち側外板6の横方向に送られて連続的なレーザ溶接が行われる。これは側外板6の仕上げ面(図面右側の車体表面)には横方向にヘアラインなどの仕上げ目が入れられているので、レーザビームの送り方向をこの仕上げ目に沿うようにするためである。
こうしたレーザ溶接は、フランジ面21,22と側外板6との接合部にそれぞれ上下2段で行われ、フランジ面21,22には2本ずつの溶接ビードBが形成される。また、フランジ面21,22と側外板6とを接合するためのレーザ照射エネルギーは、加熱溶融による溶け込み深さが側外板6の厚み方向の途中になるような制御が行われる。
そして、側構体と台枠とが組み付けられる場合、台枠の側梁30と側構体の長土台20が接合される。その際、側梁30の折れ面33が長土台20の下方の起立面24に下から当てて位置決めされ、突き当てられて面接触した接合面25,31同士が例えば栓溶接によって接合される。
よって、図1に示した本形態によれば、ハット形にした長土台20によって側梁30を側外板6から離して接合したため、栓溶接などの溶接痕が車体表面に現れなくなり、飾り板などの余分な部品を設けることなく車体外観を良くすることができた。
特に、その側外板6に対する長土台20の接合をレーザ溶接によって、しかも側外板6の仕上げ面の仕上げ目と同方向にレーザビームを送って行うようにしたので、車体表面の仕上げ面に現れる溶接痕を目立たなくすることができた。すなわち、ステンレスの側外板6は、車体表面側が仕上げ目の入れられた仕上げ面を有するものであるが、その仕上げ面の外観を損なうことなく組み立てられ、鉄道車両の見栄え良くすることができた。
また、本形態の側梁30は、Z形をして折れ面33が外側(車体の幅方向外側)に折り曲げられているため、台枠と側構体を組み付ける場合、その折れ面33と長土台20の起立面24を重ね合わすだけで簡単に位置決めができるようになった。
更に、長土台20は、側外板6の下端に揃えるようにフランジ22端部が僅かに折り曲げられて起立面26が形成されている。側外板6の裾部は長土台20のフランジ22が重ねられているものの依然として薄肉であるが、これによって自由になっている側外板6の裾部の剛性が高められて変形が起きにくくなっている。
次に図2は、台枠の側梁と側構体の側外板との接合構造を示した第2形態の断面図である。図2に示す第2形態の接合構造では、側外板6に対して断面がハット形をした長土台20が設けられている。この長土台20は前記第1形態と同じフランジ面21,22、起立面23,24,26および接合面25が形成されたものであり、側外板6下端の裾部に位置し、図面を貫く車体長手方向に沿って設けられている。
そして、この長土台20は、フランジ面21,22が図2に示すように側外板6の裏面に当てられ、その裏面からレーザビームが照射される。接合部に照射されたレーザビームは、やはり側外板6の仕上げ目に沿うように側外板6の横方向に送られて連続的なレーザ溶接が行われる。
レーザ溶接は、フランジ面21,22と側外板6との接合部にそれぞれ上下2段で行われ、フランジ面21,22には2本ずつの溶接ビードBが形成される。また、フランジ面21,22と側外板6とを接合するためのレーザ照射エネルギーは、加熱溶融による溶け込み深さが側外板6の厚み方向の途中になるような制御が行われる。
一方、本形態の台枠を構成する側梁40はコの字形をしており、接合面41を挟んで上下の折れ面42,43が車体内側に折り曲げられている。そして、側構体と台枠とが組み付けられる場合、台枠の側梁40と側構体の長土台20が接合される。その際、側梁40の折れ面43が長土台20の下方の起立面24に下から当てて位置決めされ、突き当てられて面接触した接合面25,41同士が例えば栓溶接によって接合される。
よって、図2に示した本形態によれば、ハット形にした長土台20によって側梁40を側外板6から離して接合したため、栓溶接などの溶接痕が車体表面に現れなくなり、飾り板などの余分な部品を設けることなく車体外観を良くすることができた。特に、側外板6の仕上げ面の仕上げ目と同方向にレーザビームを送って長土台20の接合を行ったので、その仕上げ面の外観を損なうことなく鉄道車両の見栄え良くすることができた。更に、長土台20には側外板6の下端に揃えるように起立面26が形成されているので、側外板6の裾部の剛性が高められて変形が起きにくくなっている。
次に、側構体1を構成するもののうち、図7に示す入口開口部11が形成された側入口ブロック4部分と台枠との接合構造について説明する。図3は、そうした台枠の側梁と側構体の外板との接合構造を示した第3形態の断面図である。
本形態の接合構造では、枠外板7に対して図示するような断面形状の長土台50が設けられている。この長土台50は枠外板7下端の裾部に位置し、図面を貫く車体長手方向に延びている。枠外板7は、入口開口部11の底辺に位置する部分に図示するような曲げ部7aが形成され、枠外板7には曲げ部7aを覆うようにしてスペーサ61を介して靴ズリ受62が接合されている。
長土台50は、フランジ面51,52、起立面53,54および接合面55がそれぞれ折り曲げられた図示するような立体的な形状をしたものである。そして、本形態では曲げ部7aがあるため上方のフランジ面51が、起立面53,54および接合面55によって囲まれた内側に折り曲げられている。フランジ面51,52が枠外板7に接合されるが、フランジ面51は接合時に内側に隠れてしまうため、起立面53と接合面55との角部には部分的に切欠き57が形成され、そこから接合作業が行えるようになっている。そして、台枠を構成する本形態の側梁30はZ形をしており、下方側の折れ面33が長土台50の起立面54に下から当接するようになっている。
長土台50は、そのフランジ面51,52が図3に示すように枠外板7の裏面に当てられ、スポット溶接によって接合される。そして、側構体と台枠とが組み付けられる場合には、枠外板7から離れた位置にある長土台50の接合面55に側梁30の接合面31が突き当てられ、面接触した接合面31,55同士が栓溶接によって接合される。その際、側梁30の折れ面33が長土台50の下方の起立面54に下から当てられて位置決めが行われる。
よって、図3に示した本形態によれば、長土台50によって側梁30を枠外板7から離して接合したため、栓溶接などの溶接痕が車体表面に現れなくなり、飾り板などの余分な部品を設けることなく車体外観を良くすることができた。
また、長土台50に枠外板7の下端に揃えるように起立面26が形成されているので、枠外板7の裾部の剛性が高められて変形が起きにくくなっている。
続いて、図4は、前記第3形態と同じく台枠の側梁と側構体のうち側入口ブロック4部分の外板との接合構造を示した第4形態の断面図である。
本形態の接合構造でも、枠外板7に対して図示するような断面形状の長土台50が設けられている。枠外板7には曲げ部7aが形成され、その曲げ部7aを覆うようにしてスペーサ61を介して靴ズリ受62が接合されている。長土台50は、フランジ面51,52、起立面53,54,56および接合面55がそれぞれ折り曲げられた図示するような立体的な形状をしたものであり、そのフランジ面51,52が枠外板7に対してスポット溶接などによって接合される。
そして、側構体と台枠とが組み付けられる場合には、枠外板7から離れた位置にある長土台50の接合面55に側梁40の接合面41が突き当てられ、面接触した接合面41,55同士が栓溶接によって接合される。
よって、図1に示した本形態によれば、長土台50によって側梁40を枠外板7から離して接合したため、栓溶接などの溶接痕が車体表面に現れなくなり、飾り板などの余分な部品を設けることなく車体外観を良くすることができた。また、長土台50に枠外板7の下端に揃えるように起立面26が形成されているので、枠外板7の裾部の剛性が高められて変形が起きにくくなっている。
以上、本発明に係る鉄道車両について実施形態を示して説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、図1及び図2に示した第1及び第2形態では、長土台20を側外板6に接合するためにレーザ溶接を使用したがスポット溶接であってもよい。
台枠の側梁と側構体の側外板との接合構造を示した第1形態の断面図である。 台枠の側梁と側構体の側外板との接合構造を示した第2形態の断面図である。 台枠の側梁と側構体の枠外板との接合構造を示した第3形態の断面図である。 台枠の側梁と側構体の枠外板との接合構造を示した第4形態の断面図である。 鉄道車両の側構体の一例を示した図である。 側構体を構成する中間窓ブロックと側入口ブロックとが分離した状態を示した車体外側からの斜視図である。 側構体を構成する中間窓ブロックと側入口ブロックとが分離した状態を示した車体内側からの斜視図である。 台枠の側梁と車体側面の側構体を構成する側外板との接合構造を示した図である。 台枠と側構体との組み付け部分である側梁と側外板との接合部分について、その一従来例を示した接合構造断面図である。
符号の説明
1 側構体
2 車端窓ブロック
3 中間窓ブロック
4 側入口ブロック
5,6 側外板
7 枠外板
18,19,20 長土台
21,22 フランジ面
23,24 起立面
25 接合面
30 側梁
31 接合面
32,33 折れ面

Claims (6)

  1. ステンレスの外板からなる側構体、屋根構体及び妻構体を有し、その側構体と台枠、更に屋根構体や妻構体が接合され一体に組み立てられた鉄道車両において、
    前記側構体を構成する外板の裾部に長土台が接合され、その長土台を介して当該外板と前記台枠の側梁とが接合して側構体と台枠とが組み付けられたものであって、
    その長土台は、前記側梁との接合面と、その接合面の幅方向両端で折り曲げられた起立面と、更に起立面から外側に折り曲げられた前記側構体の外板に接合されるフランジ面とを有する形状で形成されたものであることを特徴とする鉄道車両。
  2. ステンレスの外板からなる側構体、屋根構体及び妻構体を有し、その側構体と台枠、更に屋根構体や妻構体が接合され一体に組み立てられた鉄道車両において、
    前記側構体を構成する外板の裾部に長土台が接合され、その長土台を介して当該外板と前記台枠の側梁とが接合して側構体と台枠とが組み付けられたものであって、
    その長土台は、前記側梁との接合面と、その接合面の幅方向両端で折り曲げられた起立面と、更に起立面から共に側構体の下方に向けて折り曲げられた前記側構体の外板に接合されるフランジ面とを有する形状で形成されたものであることを特徴とする鉄道車両。
  3. 請求項2に記載する鉄道車両において、
    前記長土台は、前記接合面と上方の起立面との角部に切欠きが形成されたものであることを特徴とする鉄道車両。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する鉄道車両において、
    前記長土台は、前記側構体の外板に当てられたフランジ面に対し、外板表面の仕上げ目と同じ横方向にレーザビームを送って溶接が行われたものであることを特徴とする鉄道車両。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する鉄道車両において、
    前記台枠の側梁は、前記長土台の接合面と面接触する接合面を挟んで、上下の折れ面が反対側に折り曲げられた断面Z形をしたものであることを特徴とする鉄道車両。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載する鉄道車両において、
    前記長土台は、フランジ面の端部が前記外板の下端に揃うようにして配置され、その端部が僅かに折り曲げられて形成されたものであることを特徴とする鉄道車両。
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